JP5652215B2 - 給油口外蓋施錠装置、給油口外蓋施錠方法、プログラム及び媒体 - Google Patents

給油口外蓋施錠装置、給油口外蓋施錠方法、プログラム及び媒体 Download PDF

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本発明は、車両に搭載される給油口外蓋の施錠及び解錠を、ドアロック、ドアアンロックに対して適宜連動させてより高い操作性と保安性を実現することができる給油口外蓋施錠装置、給油口外蓋施錠方法、プログラム及び媒体に関する。
車両においては一般に、燃料を給油する給油口の部分を覆う外蓋として、所謂フューエルリッドが車両外板の輪郭に沿う形態で設置されている。このフューエルリッドは車両に対して給油が必要な場合等に適宜開扉されるとともに、この適宜の開扉に都合がよいタイミングで施錠及び解錠が行われる。給油作業前後には通常、ドアアンロック、ドアロックを伴うため、フューエルリッドの施錠及び解錠を行うタイミングを、車両のドアアンロック、ドアロックを連動させて行うことは、例えば特許文献1に提案されている。
実開昭62−103955号公報
しかしながら、この従来技術においては、車両のドアがスライドドアであって、スライドドアのドアロック機構に連動させてフューエルリッドの施錠及び解錠を行う機械的なロッド部材を用いる構成であるため、車両の各ドアの特には運転席側のフロントドアと連動させることが困難である。
また、ドアアンロックやドアロックに伴うカーテシランプの信号を検出して、フューエルリッドの施錠や解錠を行うことも考えられるが、ドアのインサイドハンドルロックノブをロックとして、アウトサイドハンドルを引きながらドアを閉とする所謂キーレスロックでは、ドアロック信号を検出することができず、やはりドアに連動させて動作させることが困難であり、よりユーザフレンドリーな操作を実現できないという課題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、よりユーザフレンドリーな操作を実現できる給油口外蓋施錠装置、給油口外蓋施錠方法、プログラム及び媒体を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明による給油口外蓋施錠装置は、
ドアの開閉を検出する開閉検出手段と、ドアロックの状態を検出する状態検出手段と、前記状態がアンロックからロックとなった後に、前記開閉が開から閉となった場合に、給油口外蓋を施錠する施錠手段を含む、ことを特徴とする。
上記の問題を解決するため、本発明による給油口外蓋施錠方法は、
ドアロックの状態がロックとなった後、ドアが閉となる場合に給油口外蓋を施錠する施錠ステップを含む、ことを特徴とする。
本発明によるプログラムは前記給油口外蓋施錠方法を実行するものであり、本発明による媒体は前記プログラムを記憶したものである。
本発明によれば、よりユーザフレンドリーな操作を実現できる給油口外蓋施錠装置、給油口外蓋施錠方法、プログラム及び媒体を提供することができる。
本発明に係る実施例のフューエルリッドロック装置1(給油口外蓋施錠装置)の一実施形態を示す模式図である。 実施例のフューエルリッドロック装置1におけるキーレスロックの検出態様を示す模式図である。 実施例のフューエルリッドロック装置1の制御内容を示すフローチャートである。 実施例のフューエルリッドロック装置1においてフューエルリッドロックを単独で行う場合の動作態様を示す模式図である。 実施例のフューエルリッドロック装置1においてフューエルリッドロックを全席ドアロックに併せて行う場合の動作態様を示す模式図である。 実施例のフューエルリッドロック装置1においてフューエルリッドアンロックをD席ドアアンロックと併せて行う場合の動作態様を示す模式図である。 実施例のフューエルリッドロック装置1においてフューエルリッドアンロックを全席ドアアンロックと併せて行う場合の動作態様を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。
本実施例の給油口外蓋施錠装置1は、図1に示すように、メインボデーECU2(Electronic Control Unit)と、フューエルリッドモータ3(給油口側駆動手段)と、フューエルリッドロックリレー4(遮断手段)と、D席ドアアンロックリレー5と、D席ドアモータ6(ドア側駆動手段)と、全席ドアロックリレー7と、全席ドアアンロックリレー8と、P席ドアモータ9と、RL席ドアモータ10と、RR席ドアモータ11と、これらを適宜接続する配線と、フューエルリッドモータ3により動作される図示しないフューエルリッド施解錠機構と、図示しないフューエルリッド(給油口外蓋)と、各ドアモータに対応する図示しないドア施解錠機構と、を含んで構成される。
メインボデーECU2は、例えばCPU、ROM、RAMおよびそれらを相互に接続するデータバス、及び入出力インターフェースを含んで構成され、ROMに格納されたプログラムに従い、以下に述べるそれぞれの制御を行う、開閉検出手段2a、状態検出手段2b、施錠手段2cを構成する。
メインボデーECU2は、例えばCAN(Controller Area Network)を介して車両内のスマートエントリーシステムを構成する図示しないスマートECUを始めとした他のECUに接続されるとともにECU相互間の送受信と通信を可能なものとしている。また、メインボデーECU2には、図示しないドアカーテシスイッチ、ロックポジションスイッチ、メカキースイッチが接続されており、これらの出力を検出することにより、ドアの開閉を検出する開閉検出手段2aと、ドアロックの状態を検出する状態検出手段2bを構成する。
メインボデーECU2の施錠手段2cは、図2に示すように、ドアカーテシスイッチの出力がオフからいずれかのドアの開に伴いオンとなり、ロックポジションスイッチの出力がオフからオンとなった後、ドアカーテシスイッチの出力がドアの閉に伴いオフとなった場合、つまり、車両が含む複数のドアのうち全ドアの状態がアンロックからロックとなった後に、いずれかのドアの開閉が開から閉となった場合に、図示しないフューエルリッド(給油口外蓋)を施錠するものとする。
フューエルリッドロックリレー4は、図1中左方に位置する第一可動接点と第一固定接点はメーク接点(Normally‐Opened Contact)を構成し、右方に位置する第二可動接点と第二固定接点はブレーク接点(Normally‐Closed Contact)を構成し、第一可動接点と第二可動接点を一の可動バネの表裏面に有する所謂トランスファー構造である。なお、メーク接点は常開接点又はa接点とも表現される。いずれの表現も、非励磁時に接点が開とされるものを指す。また、ブレーク接点は常閉接点又はb接点とも表現される。いずれの表現も、非励磁時に接点が閉とされるものを指す。
D席ドアアンロックリレー5と、全席ドアロックリレー7と、全席ドアアンロックリレー8についても、フューエルリッドロックリレー4と同様にトランスファー構造を有している。
フューエルリッドロックリレー4の具備するコイルは、メインボデーECU2から引き出される図1中最下方の指令線L1に接続され、全席ドアアンロックリレー8、D席ドアアンロックリレー5と、全席ドアロックリレー7についても、メインボデーECU2から引き出される図1中下から二段目から四段目の指令線L2〜L4にそれぞれ接続される。
フューエルリッドリレー4の図1中左方の第一固定接点側は、図1中左方に示す車両の電源線+Bに逆流防止用のダイオードを介して接続されており、右方の第二固定接点側は接地されている。フューエルリッドロックリレー4の図1中下方の可動バネ側は、フューエルリッドモータ3の図1中上側の施錠側端子3aに接続されている。
フューエルリッドロックリレー4以外の三つのリレー8、5、7の図1中左方の第一固定接点側も、図1中に示す車両の電源線+Bにダイオードを介して接続され、右方の第二固定接点側は接地されている。全席ドアアンロックリレー8の可動バネ側は、P席ドアモータ9、RL席ドアモータ10、RR席ドアモータ11の図1中下側の解錠側端子に接続されている。なお、施錠側端子とは施錠時に加圧される側の端子を示し、解錠側端子とは解錠に加圧される側の端子を示すものであり、説明の便宜上名称を区別しているものである。
D席ドアアンロックリレー5の可動バネ側は、分岐点Pを介して図1中左右に分岐される配線が接続されており、左方に延びる配線はD席ドアモータ6の図中下側の解錠側端子6aに接続され、右方に延びる配線はフューエルリッドモータ3の解錠側端子3bに接続されている。
全席ドアロックリレー7の可動バネ側はD席ドアモータ6の図1中上側の施錠側端子と、P席ドアモータ9、RL席ドアモータ10、RR席ドアモータ11の図1中下側の施錠側端子に並列に接続されている。
なお、フューエルリッドモータ3により動作されるフューエルリッド施解錠機構は、例えば、フューエルリッドモータ3のロータシャフトに駆動結合されるウォームギヤ、セクタギヤ、施解錠用のシャフトを組み合わせた周知の構成である。ドア施解錠機構についてもこれと同様の又はこれに準じた構成を含んでいる。
施錠手段2cが指令線L1を介してフューエルリッドロックリレー4のコイルに出力する指令が「給油口施錠指令」であり、指令線L4を介して全席ドアロックリレー7のコイルに出力する指令が「ドア施錠指令」であり、施錠手段2cが指令線L3を介してD席ドアアンロックリレー5のコイルに出力する指令が「解錠指令」である。なお、施錠手段2cが指令線L2を介して出力する指令は、D席以外のドアを解錠するための指令であるが本発明の「解錠指令」には該当しない。
すなわち、本実施例においては、施錠手段2cの「給油口施錠指令」と「解錠指令」に基づいて駆動するフューエルリッドモータ3(給油口側駆動手段)と、施錠手段2cの「ドア施錠指令」と「解錠指令」に基づいて駆動するD席ドアモータ6(ドア側駆動手段)とを含み、車両の電源線+Bから引き出されて枝線分岐されてフューエルリッドモータ3の解錠側端子3bとD席ドアモータ6の解錠側端子6aに接続される「解錠電力供給線」を含んでいる。
また、本実施例においては、電源線+Bから引き出されてフューエルリッドモータ3の施錠側端子3aに接続される「施錠電力供給線」を含み、この「施錠電力供給線」を「給油口施錠指令」がない場合に遮断するフューエルリッドロックリレー4(遮断手段)を含んでいる。
以下に本実施例のフューエルリッドロック装置1の本発明に係る部分の制御内容について図3を用いて説明する。図3中ステップS1に示すように、上述した各スイッチの出力をボデーECU2の開閉検出手段2a又は状態検出手段2bが検出し、ステップS2においてボデーECU2はスマートECUから又は自身あるいは他のECUから車室外からの施錠操作要求(スマートエントリー又はワイヤレスによるドアロック、キー連動ロック、30sオートロック、セキュリティ強制ドアロック、リモートサービスによるドアロック、プレ空調によるドアロックetc)を検出する。
ステップS3において、ボデーECU2の施錠手段2cは、イグニッションキーがオフであるか否か、つまり、車両が駐車状態であるか否かを判定し、肯定である場合にはステップS4にすすみ、否定である場合にはステップS1の手前に戻る。このステップS3における否定処理により、本実施例のフューエルリッドロック装置1においては、車両が駐車中でない場合、つまり、車両のイグニッションキーがオフでない場合に、ユーザの選択、シフト位置又は車速に基づいては、施錠手段2cは「給油口施錠指令」を出力しないこととする。このことは、ユーザが車両から離れている場合はロックとし、一旦乗り込んだ後走行中を含め再度車両を駐車させてユーザが車両から再度離れるまでは、フューエルリッドのアンロックを継続、保持することを意味する。
つづいて、ステップS4において、ボデーECU2の施錠手段2cは、車室外からの施錠操作要求があったか否かを判定し、肯定である場合には、ステップS8にすすみ、否定である場合には、ステップS5にすすむ。
ステップS5において、ボデーECU2の施錠手段2cは、各スイッチの検出結果からいずれかのドアの開閉が開であるか否かを判定し、肯定であれば、ステップS6にすすみ、否定であればステップS1の手前に戻る。
ステップS6において、ボデーECU2の施錠手段2cは、各スイッチの検出結果から全ドアの状態がロックであるか否かを判定し、肯定であればステップS7にすすみ、否定であれば、ステップS1の手前に戻る。
ステップS7において、ボデーECU2の施錠手段2cは、各スイッチの検出結果から全ドアの開閉が閉となったか否か、つまり、いずれかのドアが開から閉に遷移したか否かを判定し、肯定であればステップS8にすすみ、否定であれば、ステップS1の手前に戻る。
ステップS7の肯定後のステップS8においては、ボデーECU2の施錠手段2cは、図1に示した指令線L1に「給油口施錠指令C4」を出力する。以下、この態様を図4〜4を用いて示す。図4に示すように、「給油口施錠指令C4」により、フューエルリッドロックリレー4のコイルを励磁して、メーク接点を閉として、フューエルリッドモータ3の施錠側端子3aに電源線+Bからの電圧を加圧し、フューエルリッドモータ3に図4中上から下に指向する電流を通電して施錠側に駆動させる。なお、フューエルリッドモータ3の解錠側端子3bは分岐点Pを介してD席ドアアンロックリレー5の可動バネ側から第二固定端子側に流れて接地されている。これにより、図示しないフューエルリッド施解錠機構が動作されて、図示しないフューエルリッドのみが施錠される。
ステップS4の肯定後のステップS8においては、ボデーECU2の施錠手段2cは、図5に示す指令線L1に「給油口施錠指令C4」を出力する。これにより、図5に示すように、フューエルリッドロックリレー4のコイルを励磁して、メーク接点を閉として、フューエルリッドモータ3の施錠側端子3aに電源線+Bからの電圧を加圧し、フューエルリッドモータ3を施錠側に駆動させる。これにより、図示しないフューエルリッド施解錠機構が動作されて、図示しないフューエルリッドが施錠される。
これとともに、図5に示すように、施錠手段2cは指令線L4に「ドア施錠指令C7」を出力して、全席ドアロックリレー7のコイルを励磁して、メーク接点を閉として、D席ドアモータ6、P席ドアモータ9、RL席ドアモータ10、RR席ドアモータ11の施錠側端子に電源線+Bからの電圧を加圧し、各ドアに対応するドア施錠機構を動作させてロックを行う。この場合において図5に示すように、D席ドアモータ6の解錠側端子6aと、P席ドアモータ9、RL席ドアモータ10、RR席ドアモータ11の解錠側端子は分岐点P、D席ドアアンロックリレー5の可動バネと第二固定接点を介して接地される。
以上述べた制御により、本実施例のフューエルリッドロック装置1においては、本発明の給油口外蓋施錠方法が実行される。本発明に係るプログラムは本実施例1ではボデーECU2内のROM又はRAM等が保持している。なお、図3に示すフローチャートにおいては、フューエルリッドのアンロックつまり解錠についての制御内容は省略しているが、解錠における図1に示した回路図の動作態様は以下の通りである。まず、D席ドアのアンロックとのみ伴わせて行う場合について示す。
図6に示すように、ボデーECU2の施錠手段2cが指令線L3を介して「解錠指令C5」を出力すると、D席ドアアンロックリレー5のコイルが励磁され、メーク接点を閉として、D席ドアモータ6の解錠側端子6aに分岐点Pを含む解錠側電源供給線を介して電源線+Bからの電圧が図6中下側から上側に向けて加圧され、D席ドアモータ6を解錠側に駆動させる。これにより、図示しないドア施解錠機構が動作されて、図示しないD席のドアが解錠つまりアンロックされる。
これとともに、図6に示すように、フューエルリッドモータ3の解錠側端子3bにも分岐点Pを含む解錠側電源供給線を介して電源線+Bからの電圧が加圧され、フューエルリッドモータ3は解錠側に駆動され、図示しないフューエルリッド施解錠機構が動作されて、フューエルリッドは解錠される。この場合において図6に示すように、フューエルリッドモータ3の施錠側端子3aはフューエルリッドロックリレー4の可動バネと第二固定接点を介して接地される。
次に全席ドアのアンロックと伴わせてフューエルリッドのアンロックを行う場合について示す。図7に示すように、ボデーECU2の施錠手段2cが指令線L3を介して「解錠指令C5」を出力し、指令線LWを介して「全席解錠指令C8」を出力する。まず、D席ドアアンロックリレー5のコイルと全席ドアアンロックリレー8のコイルが励磁され、メーク接点を閉として、D席ドアモータ6の解錠側端子6a及びP席ドアモータ9、RL席ドアモータ10、RR席ドアモータ11の解錠側端子に電源線+Bからの電圧が加圧され、D席ドアモータ6及びその他のドアモータ9〜11を解錠側に駆動させ、ドア施解錠機構が動作されて、D席のドアとその他のドアが解錠つまりアンロックされる。この場合の接地経路は全席ドアロックリレー7の可動バネと第二固定接点が用いられる。
これとともに、図7に示すように、フューエルリッドモータ3の解錠側端子3bにも電源線+Bからの電圧が加圧され、フューエルリッドモータ3は解錠側に駆動され、フューエルリッド施解錠機構が動作されて、フューエルリッドは解錠される。ここでも、フューエルリッドモータ3の施錠側端子3aはフューエルリッドロックリレー4の可動バネと第二固定接点を介して接地される。
上述したような本実施例の給油口外蓋施錠装置1によれば、以下のような有利な作用効果を得ることができる。すなわち、まず、車両のいずれかのドアのインサイドハンドルロックノブをロックとして、アウトサイドハンドルを引きながらドアを閉とする上述したキーレスロックがユーザにより行われた場合、従来技術ではキーレスロックをドアロック信号として検出できなかった所を、本実施例では比較的簡易なロジックにより正確に検出することができる。この正確な検出に基づいて、キーレスロックが行われた場合には、ユーザに給油の意思がないとみなして、フューエルリッドのロックを速やかに行うことを実現することができる。
また、図1に示した回路構成を採用して、フューエルリッドモータ3の給電態様を着目した場合に、施錠側の給電についてはフューエルリッドロックリレー4(遮断手段)を介して行い、メインボデーECU2の監視に基づいて適宜遮断可能なものとすることができる。
この施錠側の給電態様に伴わせて、図3のステップS3の否定処理を実行することにより、車両が駐車中でない場合には、ユーザの例えば「集中スイッチ」による選択、「シフト連動」によるシフト位置の変更に対しての連動、又は「車速連動」による車速に対しての連動に基づいては、施錠手段2cは「給油口施錠指令」を出力しないことすることができる。つまり、車両にユーザが乗り込む場合には、全ドア又はD席ドアのアンロックが行われてフューエルリッドのアンロックも連動して実行されて、かつ、車両にユーザが一旦乗り込んでイグニッションキーをオンとした後は、車両からユーザが完全に離れるまでは、フューエルリッドの「給油口施錠指令」は出力されずアンロックを保持することができる。
すなわち、ユーザが給油の意思を持って車両を停止させた直後においては、フューエルリッドのアンロックが保持された状態とすることができる。上述した選択や連動によって、車両を降車した時点でフューエルリッドがロックされている状態とする従来技術においては、一旦降車したユーザが再度車両のドアのアンロックを行う必要があり、この場合、特に海外等の治安の悪い場所における保安性の低下を招くが、本実施例では、このような保安性の低下を防止することができる。
さらに、図1に示した回路構成を採用した場合には、以下の側面においてもメリットを有する。つまり、フューエルリッドモータ3の給電態様を着目した場合に、解錠側の給電については、D席ドアアンロックリレー5の下流側から分岐点Pを経由してフューエルリッドモータ3に至るまでの「解錠側電源供給線」については、リレーを介在させない配線とし、同じく下流側に並列して位置するD席ドアモータ6の解錠側の動作と連動させることとしている。
すなわち、走行中に「D席ドアアンロック」がユーザにより「集中スイッチ」により選択され、あるいはシフト連動や車速連動が行われたとしても、アンロックについては単なる保持となるため、ボデーECU2による監視に基づいた選択、遮断は必要がないため、リレーを介さない直結回路とし、部品点数の削減によるコスト削減を図ることができる。
上述したように本実施例のフューエルリッドロック装置1及び実行される給油口施錠方法によれば、フューエルリッドのロックをドアに必要な場合にのみ連動させて動作させることが可能であり、よりユーザフレンドリーな操作を実現することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
例えば、図3に示したフローチャートにおいて、ステップS5の「いずれかのドアが開」となる事象が発生してから、ステップS7の「閉」が発生するまでの時間については、例えば数秒以内のみ有効とする、適宜の時間制限を設けることも可能である。
本発明は、よりユーザフレンドリーな操作を実現できる給油口外蓋施錠装置、給油口外蓋施錠方法を提供することができるので、乗用車、トラック、バス等の様々な車両に適用して有益なものである。
1 フューエルリッドロック装置(給油口外蓋施錠装置)
2 メインボデーECU
2a 開閉検出手段
2b 状態検出手段
2c 施錠手段
3 フューエルリッドモータ(給油口側駆動手段)
3a 施錠側端子
3b 解錠側端子
4 フューエルリッドロックリレー(遮断手段)
5 D席ドアアンロックリレー
6 D席ドアモータ(ドア側駆動手段)
6a 解錠側端子
7 全席ドアロックリレー
8 全席ドアアンロックリレー
9 P席ドアモータ
10 RL席ドアモータ
11 RR席ドアモータ
P 分岐点

Claims (8)

  1. ドアの開閉を検出する開閉検出手段と、ドアロックの状態を検出する状態検出手段と、前記状態がアンロックからロックとなった後に、前記開閉が開から閉となった場合に、給油口外蓋を施錠する施錠手段を含む、ことを特徴とする給油口外蓋施錠装置。
  2. 前記ドアを複数含み、前記状態は全ドアの状態であることを特徴とする請求項1に記載の給油口外蓋施錠装置。
  3. 前記施錠手段の給油口施錠指令と解錠指令に基づいて駆動する給油口側駆動手段と、前記施錠手段の前記ドアのドア施錠指令と前記解錠指令に基づいて駆動するドア側駆動手段とを含み、車両の電源線から引き出されて枝線分岐されて前記給油口側駆動手段と前記ドア側駆動手段の解錠側端子に接続される解錠電力供給線を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の給油口外蓋施錠装置。
  4. 前記電源線から引き出されて前記給油側駆動手段の施錠側端子に接続される施錠電力供給線を含み、前記施錠電力供給線を前記給油口施錠指令がない場合に遮断する遮断手段を含むことを特徴とする請求項3に記載の給油口外蓋施錠装置。
  5. 前記車両が駐車中でない場合に、ユーザの選択、シフト位置又は車速に基づいては、前記施錠手段は前記給油口施錠指令を出力しないことを特徴とする請求項4に記載の給油口外蓋施錠装置。
  6. ドアロックの状態がロックとなった後、ドアが閉となる場合に給油口外蓋を施錠する施錠ステップを含む、ことを特徴とする給油口外蓋施錠方法。
  7. 請求項6の給油口外蓋施錠方法を実行するプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記憶した媒体。
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