JP5649792B2 - シースおよび内視鏡 - Google Patents
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Description
本発明は、可撓性を有し、長手方向に沿って内部に医療用デバイスを挿入可能な筒状のシース本体と、該シース本体の先端部に半径方向に出没可能に設けられた翼部と、前記シース本体の基端側において、前記翼部を出没させる操作部とを備え、前記翼部が、前記シース本体の長手方向に見たときに、該シース本体の半径方向の単一の軸に略沿って突出するシースを提供する。
この場合に、翼部を収納することにより、シース本体の先端部を体内の形状に沿わせた状態で挿入性を損なうことなく走行させてシースを容易に挿入および抜去することができる。
このようにすることで、シース本体の先端部の姿勢をより安定させることができる。
このようにすることで、翼部を簡易に構成し、棒状部材の他端を回転させるだけで容易にシース本体の半径方向へ出没させることができる。
このようにすることで、ワイヤ部材を前後方向に操作するだけで線状部材が出没または収納され、翼部を簡易に構成および操作することができる。
このようにすることで、流体を供給または排出するだけの簡易な操作でバルーンを膨張
または収縮させて、出没または収納させることができる。
本発明によれば、翼部を収納させることにより、挿入部の体内における走行性を維持し
たまま、内視鏡を容易に体内へ挿入および抜去することができる。また、体内において翼
部を出没させることにより、拍動する心臓表面であっても挿入部の先端部を、姿勢を安定
させながら所望の方向へ容易に走行させ、また、所望の位置に安定させて留置して容易に
診察や処置をすることができる。
また、上記発明においては、前記翼部が、前記挿入部の側面に沿う位置と、前記側面から半径方向外方に離間した位置との間で揺動可能に設けられた棒状部材を備えることとしてもよい。
このようにすることで、内視鏡の湾曲部より前方において姿勢がより安定させられるので、狭い視野をより安定させた状態でより詳細に診察することができる。
このようにすることで、湾曲部の後方において挿入部の先端部の姿勢を安定させつつ、翼部により湾曲部の動きが制限されることなくより広い範囲を診察することができる。
このようにすることで、内視鏡の先端面が観察部位の表面に接近し過ぎて汚染されたり、内視鏡の先端面と観察部位の表面との間に適切な距離が確保されず像が不鮮明になったりすることを防止することができる。
このようにすることで、診察や処置をしないときは突起部を収納して内視鏡の操作を容易にすることができる。
本実施形態に係るシース1は、図1(a)に示されるように、筒状のシース本体12と、該シース本体12の先端部に設けられた棒状部材(翼部)13と、先端が棒状部材13に接続されて基端側まで延びるワイヤ(操作部)14とを備えている。
また、溝12b内には、棒状部材13の基端と溝12bの基端側の内壁とに両端が固定され、棒状部材13の基端をシース本体12の半径方向外方へ付勢する弾性部材、例えば、バネ15が設けられている。
本実施形態に係るシース1を用いて他の医療用デバイスにより心臓表面を処置するには、ワイヤ14を最も後方まで操作した状態でシース1の先端を、患者の剣状突起から、心嚢膜を穿孔して心嚢内まで挿入する。そして、心嚢内においてワイヤ14を前方へ操作して棒状部材13を心臓表面に沿って広げた状態でシース1の先端をさらに前方へ所望の位置まで走行させたら、棒状部材13を広げたままシース1を留置する。
また、筒状のシース本体12に棒状部材13、バネ15およびワイヤ14の簡易な構成を設けるだけでよいのでシース1の寸法が小さく抑えられ、従来のシースを用いた手技と同様に患者へ低侵襲性で処置することができる。
形状記憶合金ワイヤ16は、先端部分がシース本体12の外周面上に配置されて先端がシース本体12の側面に固定され、他の部分は、シース本体12の側壁内に長手方向に形成された小径の孔12c内に長手方向に移動可能に挿入されている。なお、この場合、孔12cは、先端側において外周面に開口している。
バルーン17は、その横断面において、シース本体12の半径方向外方へ、該半径方向外方に直交する方向の寸法を略一定に保ちながら膨張可能である。
内視鏡の挿入部は、シース1と同様に横断面が略円形の長尺状であり、心嚢内に挿入されると拍動する心臓から周方向の回転力を受けて容易に転がされたり捩じられたりする。
翼部が、湾曲部22より前方に設けられた場合、より先端面に近い部位において回転が制限されるので、先端面の姿勢がより安定させられる。したがって、病変部位など限定された狭い視野を診察する場合、その視野の像をより安定させてより詳細に診察することができる。
なお、翼部は、内視鏡の視野に対して左右方向に突出させられることが好ましい。
また、内視鏡は、湾曲部22の前方と後方の両方に翼部を備え、目的に応じて所望の位置の翼部を出没させることとしてもよい。
なお、第1の実施形態と共通する構成については、同一の符号を付すこととする。
本実施形態に係る内視鏡2は、図5(a)に示されるように、可撓性を有する細径の挿入部21と、該挿入部21の先端部に設けられた湾曲部22と、該湾曲部22を基端側で操作する操作部23と、挿入部21の先端に設けられた突起部24とを備えている。
湾曲部22は、内視鏡2の視野に対して少なくとも上下方向に湾曲可能である。操作者が操作部23を操作することにより、湾曲部22が湾曲して挿入部21の先端面の方向が変更するようになっている。
また、内視鏡2により取得された像は、ファイババンドル等を介してモニタ25へ送られて表示され、操作者は、モニタ25の内視鏡画像を観察しながら内視鏡2を操作するようになっている。
本実施形態に係る内視鏡2を用いて心臓A表面を診察または処置するには、挿入部21の先端を患者の剣状突起から挿入し、さらに心嚢膜Bを穿孔して心嚢内Cへ挿入する。心嚢内Cにおいて、図6(a)に示されるように、視野の下方に心臓Aの表面が配置される向きで挿入部21の先端を心臓A表面に沿って這わせながら所望の位置まで走行させる。そして、操作部23により視野の下方へ湾曲部22を湾曲させると、図6(b)に示されるように、挿入部21の先端面が心臓A表面に向けられてモニタ25に所望の位置の正面方向の像が映され、心臓A表面を診察または処置することができる。
この場合、突起部24は、チャネル内に収納可能な形状と十分に高い剛性とを有し、また、チャネルから出没させられたときに、内視鏡2の視野の左右方向に離れた少なくとも2個所を先端面より前方に突出させる。
このようにすることで、挿入部21の先端部を心臓A表面に固定するとき以外は突起部24を挿入部21内に収納して、挿入部21の操作をより容易にすることができる。
2 内視鏡
12 シース本体
12a 内腔
12b 溝
12c 孔
12d 第2の内腔
12e 給排口
13 俸状部材(翼部)
14 ワイヤ(操作部)
15 バネ
16 形状記憶合金ワイヤ(線状部材、翼部)
17 バルーン(翼部)
18 給排手段(操作部)
21 挿入部
21a チャネル
22 湾曲部
23 操作部
24 突起部
24a 丸棒状部材
25 モニタ
26 処置具
A 心臓
B 心嚢膜
C 心嚢内
Claims (12)
- 可撓性を有し、長手方向に沿って内部に医療用デバイスを挿入可能な筒状のシース本体と、
該シース本体の先端部に半径方向に出没可能に設けられた翼部と、
前記シース本体の基端側において、前記翼部を出没させる操作部とを備え、
前記翼部が、前記シース本体の長手方向に見たときに、該シース本体の半径方向の単一の軸に略沿って突出するシース。 - 前記翼部が、前記シース本体を径方向に挟んで両側に出没可能に設けられている請求項1に記載のシース。
- 前記翼部が、前記シース本体の側面に沿う位置と、前記側面から半径方向外方に離間した位置との間で揺動可能に設けられた棒状部材を備える請求項1に記載のシース。
- 前記翼部は、先端が前記シース本体の側面に固定され、前記シース本体の側面に沿った略直線形状と、前記シース本体の半径方向外方に湾曲した湾曲形状との間で変形可能な線状部材を備え、
前記操作部が、前記線状部材の他端に接続されて前記シース本体の長手方向に沿って基端側まで延び、前記シース本体の長手方向に移動可能に設けられたワイヤ部材を備える請求項1に記載のシース。 - 前記翼部が、前記シース本体の外面に設けられ、前記シース本体の半径方向であって互いに垂直な第1の方向および第2の方向のうち、前記第1の方向の寸法を略一定に保ちつつ前記第2の方向に膨張可能なバルーンを備え、
前記操作部が、前記バルーン内に連通し前記シース本体の長手方向に沿って延びる流路と、該流路内へ流体を供給および前記流路内から流体を排出する給排手段とを備える請求項1に記載のシース。 - 体内に挿入される挿入部と、
該挿入部の先端部に、半径方向に出没可能に設けられた翼部と、
前記挿入部より基端側において、前記翼部を出没させる操作部とを備え、
前記翼部が、前記挿入部の長手方向に見たときに、該挿入部の半径方向の単一の軸に略沿って突出する内視鏡。 - 前記翼部が、前記挿入部を径方向に挟んで両側に出没可能に設けられている請求項6に記載の内視鏡。
- 前記翼部が、前記挿入部の側面に沿う位置と、前記側面から半径方向外方に離間した位置との間で揺動可能に設けられた棒状部材を備える請求項6に記載の内視鏡。
- 前記翼部は、先端が前記挿入部の側面に固定され、前記挿入部の側面に沿った略直線形状と、前記挿入部の半径方向外方に湾曲した湾曲形状との間で変形可能な線状部材を備え、
前記操作部が、前記線状部材の他端に接続されて前記挿入部の長手方向に沿って基端側まで延び、前記挿入部の長手方向に移動可能に設けられたワイヤ部材を備える請求項6に記載の内視鏡。 - 前記翼部が、前記挿入部の外面に設けられ、前記挿入部の半径方向であって互いに垂直な第1の方向および第2の方向のうち、前記第1の方向の寸法を略一定に保ちつつ前記第2の方向に膨張可能なバルーンを備え、
前記操作部が、前記バルーン内に連通して前記挿入部の長手方向に沿って基端側まで延びる流路と、該流路内へ流体を供給または前記流路内から流体を排出する給排手段とを備える請求項6に記載の内視鏡。 - 前記挿入部が、その先端面の方向を変更するように湾曲可能な湾曲部を有し、
前記翼部が、前記湾曲部より前方に設けられている請求項6に記載の内視鏡。 - 前記挿入部が、その先端面の方向を変更するように湾曲可能な湾曲部を有し、
前記翼部が、前記湾曲部より後方に設けられている請求項6に記載の内視鏡。
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