JP5649001B2 - 支持ピン碍子の地絡防止カバー - Google Patents

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本発明は、配電線の支持ピン碍子の地絡を防止するカバーに係り、より詳しくは、海岸部の塩雪害による地絡を防止するための支持ピン碍子の地絡防止カバーに関する。
日本海側の海岸部においては、冬季の強い季節風により発生する塩雪が、配電線路に使用されている支持ピン碍子に付着し地絡を生じるという、冬季特有の地絡事故の原因となっている。図4は、従来の支持ピン碍子の地絡を説明するための着雪説明図である。図4a、bにおいて、支持ピン碍子60の腕金取付部64が、腕金取付けナット80により、腕金70に固定されている。配電線90は、固定バンド(図示せず)により、支持ピン碍子60の碍子部62の上部に取付けられている。
塩雪吹き付け方向矢印Aの方向から、季節風によって塩分を含んだ雪が吹き付けられると、その塩雪40は、斜線で示すように、取付けられた配電線90を含め支持ピン碍子60を覆うように着雪する。腕金取付部64と腕金70とは共に金属であるため、導電性を有する塩雪40を介して、地絡方向矢印Bで示されるように、配電線90から腕金取付部64へと地絡電流が流れ、さらに、腕金70を介し、地面へと流れ、地絡事故を生じる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、海岸部の配電線の塩雪害による地絡を防止するための支持ピン碍子の地絡防止カバーを提供する。
本発明の支持ピン碍子の地絡防止カバーは、配電線の支持ピン碍子に取付けられる支持ピン碍子の地絡防止カバーであって、円筒状に湾曲した塩雪防止カバーとL形支持部とを有し、L形支持部のL形の長手側の端部には、円形の支持ピン碍子取付部を有し、L形の短手側の端部には、塩雪防止カバーと同様に湾曲したカバー取付部を有し、支持ピン碍子取付部は、支持ピン碍子に取付けられるための取付溝を有し、カバー取付部には、湾曲に合わせて塩雪防止カバーが取付けられて構成されることを特徴とする。
本発明の支持ピン碍子の地絡防止カバーの支持ピン碍子取付部の円形の直径は、支持ピン碍子の最大直径以下であり、L形支持部のL形の長手側の長さは、支持ピン碍子の頭部からの落雪が塩雪防止カバーと支持ピン碍子との間隔に着雪しない長さであることを特徴とする。
本発明によれば、海岸部の配電線の塩雪害による地絡を防止するための支持ピン碍子の地絡防止カバーを提供することができる。
本発明による支持ピン碍子の地絡防止カバーの構成図。 本発明の支持ピン碍子の地絡防止カバーの取付け説明図。 本発明による支持ピン碍子の着雪説明図。 従来の支持ピン碍子の着雪説明図。
本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明による支持ピン碍子の地絡防止カバーの構成図である。図1において、本発明の支持ピン碍子の地絡防止カバー100は、半円筒状に湾曲した塩雪防止カバー50とL形支持部10とを有している。L形支持部10のL形の長手側の端部には、円形の支持ピン碍子取付部20を有している。また、L形の短手側の端部には、塩雪防止カバー50と同様に湾曲したカバー取付部30を有している。支持ピン碍子取付部20は、支持ピン碍子60に取付けられるための取付溝25を有している。カバー取付部30には、湾曲に合わせて塩雪防止カバー50が取付けられている。
支持ピン碍子取付部20の円形の直径rは、支持ピン碍子60の最大直径R(図2a−1参照)以下となっている。L形支持部10のL形の長手側の長さlは、支持ピン碍子60の頭部からの落雪が、塩雪防止カバー50と支持ピン碍子60との間隔に着雪しない長さとなっている。これにより、支持ピン碍子60の頭部からの落雪が、支持ピン碍子取付部20に着雪すること、および塩雪防止カバー50と支持ピン碍子60との間隔に着雪することを防止することができる。
塩雪防止カバー50の材質は、難燃性のシリコーンゴム又は磁器などの絶縁材であることが望ましい。また、L形支持部10、支持ピン碍子取付部20、及びカバー取付部30の材質は、絶縁材であることが望ましいが、季節風に耐える強度を有することが必要であり、金属であることも可能である。また、半円筒状に湾曲した塩雪防止カバー50の円弧を半円以下とすることにより、カバーが支持ピン碍子60を必要以上に覆い隠すことが無いため、支持ピン碍子と地絡防止カバー100との着雪状態を外部から容易に点検することが可能となる。
図2は、本発明の支持ピン碍子の地絡防止カバーの取付け説明図である。図2a−1、a−2において、支持ピン碍子60は、図4において説明したとおり、腕金取付けナット80により、腕金70に固定されている。図2b−1、b−2において、始めに、腕金取付ナット80を緩め、支持ピン碍子60を持ち上げる。つぎに、支持ピン碍子取付部20の取付溝25を、支持ピン碍子60と腕金70との間に挟みこむ。つぎに、塩雪防止カバー50を塩雪が吹き付ける風向に向ける。その後、腕金取付ナット80を締め付けて、取付作業を完了する。
図3は、本発明による支持ピン碍子の着雪説明図である。図4の場合と同様に、塩雪吹き付け方向矢印Aの方向から、季節風によって塩分を含んだ雪が吹き付けられると、その塩雪40は、斜線で示すように、取付けられた配電線90を含め支持ピン碍子60の頭部と、塩雪防止カバー50とに分かれて着雪する。このため、腕金取付部64と腕金70とを短絡させる導電性を有する塩雪40のブリッジが形成されることはない。また、図1において説明したとおり、支持ピン碍子60の頭部からの落雪が支持ピン碍子取付部20に着雪すること、および塩雪防止カバー50と支持ピン碍子60との間隔に着雪することが防止される。これらのことから、塩雪の着雪による短絡事故を確実に防止することができる。
以上説明したように本発明によれば、海岸部の配電線の塩雪害による地絡を防止するための支持ピン碍子の地絡防止カバーを提供することができる。
10 L形支持部
20 支持ピン碍子取付部
25 取付溝
30 カバー取付部
40 塩雪
50 塩雪防止カバー
60 支持ピン碍子
62 碍子部
64 腕金取付部
70 腕金
80 腕金取付ナット
90 配電線
100 支持ピン碍子の地絡防止カバー
A 塩雪吹き付け方向矢印
B 地絡方向矢印
R 支持ピン碍子の最大直径
r 支持ピン碍子取付部の円形の直径
l L形支持部のL形の長手側の長さ

Claims (2)

  1. 配電線の支持ピン碍子に取付けられる支持ピン碍子の地絡防止カバーであって、
    円筒状に湾曲した塩雪防止カバーとL形支持部とを有し、
    前記L形支持部のL形の長手側の端部には、円形の支持ピン碍子取付部を有し、L形の短手側の端部には、前記塩雪防止カバーと同様に湾曲したカバー取付部を有し、
    前記支持ピン碍子取付部は、前記支持ピン碍子に取付けられるための取付溝を有し、
    前記カバー取付け部には、前記湾曲に合わせて前記塩雪防止カバーが取付けられて構成されることを特徴とする支持ピン碍子の地絡防止カバー。
  2. 前記支持ピン碍子取付部の円形の直径は、前記支持ピン碍子の最大直径以下であり、前記L形支持部のL形の長手側の長さは、前記支持ピン碍子の頭部からの落雪が前記塩雪防止カバーと前記支持ピン碍子との間隔に着雪しない長さであることを特徴とする請求項1に記載の支持ピン碍子の地絡防止カバー。
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