JP5648217B2 - 表面波プラズマcvd装置及びそれを用いて積層体を製造する方法 - Google Patents
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Description
光学的保護膜として応用するには、ダイヤモンド膜の高い透過率の利用の試みが行われている。ガラス面へコーティングするダイヤモンド粒子の粒径が小さくて、表面粗さが小さいほど透過率が大きくなることが知られている。しかし従来のCVD法では、形成されるMCDはその粒子サイズがおよそ0.3μm〜数μmと大きなものであるため、得られるMCD膜は表面平坦性に欠け、十分な透過率が得られなかった。その透過率を向上させるためには、研磨による平坦表面を形成する必要があり、この費用が普及を妨げる原因のひとつとなっている。
そこで、ダイヤモンド粒子の粒径を小さくし、研磨を必要としない平坦な表面を形成する手法の開発が試みられてきた。ところが、従来の手法では粒径の小さなダイヤモンドの析出と同時に、黒色を呈する非晶質炭素が混入し、表面は平坦となる一方で、逆に透過率が劣化するという問題があった。
さらに、メガネ、カメラ、映写機などのレンズへの光学的な応用については、コーティング層の屈折率が高く、かつ複屈折性を示さないことが重要である。しかし一般的なコーティング手法であるCVD法を利用する場合、熱歪や残留応力のため複屈折性を示さないダイヤモンドの合成はきわめて困難である。また密度も低下することが多く、屈折率も通常かなり低下する。したがってダイヤモンドコーティングは光学的な応用として適さないという問題があった。
すなわち、本発明の炭素膜は、Cu Kα1線によるX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.3°)の43.9°のピークフィッティング曲線Aに41.7°のピークフィッティング曲線Bおよびベースラインを重畳して得られる近似スペクトル曲線を有し、かつ膜厚2nm〜100μmからなるものであることを特徴とするものである。
なお、本明細書に言う、フィッティング曲線AはピアソンVII関数の曲線であり、フィッティング曲線Bは非対称正規分布関数の曲線である。また、ベースラインは一次関数によって表されるものである。
その炭素膜は、前記近似スペクトルにおいて、フィッティング曲線Aの強度に対するフィッティング曲線Bの強度が5〜90%であることが好ましい。
それらの炭素膜は、ラマン散乱分光スペクトルにおいて、ラマンシフトが1333±10cm-1にピークを有し、かつそのピークの半値幅が10〜40cm-1であることが好ましい。
本発明の他の炭素膜は、Cu Kα1線によるX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.3°)の43.9°のピークフィッティング曲線Aに41.7°のピークフィッティング曲線Bおよびベースラインを重畳して得られる近似スペクトル曲線を有し、フィッティング曲線Aの強度に対するフィッティング曲線Bの強度が5〜90%であり、膜厚2nm〜100μmからなり、ラマン散乱分光スペクトルにおいて、ラマンシフトが1333±10cm-1にピークを有し、かつそのピークの半値幅が10〜40cm-1のものである。
上記の炭素膜は、表面粗さ(Ra)が20nm以下の平坦な表面からなるものであることが好ましい。
それらの炭素膜は、前記炭素膜の電気抵抗率が100℃において1×107Ωcm以上であることが好ましく、また波長領域400〜800nmにおける平均透過率が60%以上であることが好ましい。
また、それらの炭素膜は、前記炭素膜の波長589nmに対する屈折率が1.7以上であることが好ましく、また波長589nmに対する複屈折性が1.0nm以下であることが好ましい。さらに、それらの炭素膜は、硬度が20GPa以上であることが好ましい。
本発明の炭素膜は、前記した特性を有することから、大面積ガラス保護膜、高屈折率光学材料、高熱伝導ヒートシンク、電極材料、機械工具保護膜、研磨用工具、電子放出材料、高周波デバイス(SAWデバイス)、ガスバリアーコーティング材料、トライボ材料、腕時計・携帯電話等のカバーガラスの保護膜、生体適応材料、バイオセンサー等の用途に用いることができる。
その炭素膜のラマン散乱分光スペクトル測定では、ラマンシフトが1333±10cm-1にピークを有し、かつそのピークの半値幅が10〜40cm-1であること、またその膜は、炭素粒子の面密度としては、好ましくは1×1010cm-2〜4×1013cm-2の範囲のもので、さらに好ましくは1×1011cm-2〜4×1012cm-2の範囲のもので構成されていることが望ましいものである。その表面粗さは、AFM測定により、Raで2〜20nmである。また、その膜は、500nmの膜厚では可視光(波長400〜800nm)に対して平均90%以上の透過率を示すものである。さらにまたその膜は、電気抵抗率が100℃において1×107Ωcm以上である。
その処理時間としては、数時間から数十時間であり、またその処理温度としては50〜600℃である。以上の処理により、基材表面に粒径2〜30nmの炭素微粒子が堆積する。表面波プラズマ処理は、時間を長くすることにより炭素粒子は隙間なく非常に緻密に堆積し、厚さ2μm以上の膜を形成することもできる。
このようにして、表面にナノクリスタルダイヤモンド粒子を付着させたガラス基板を得ることができる。ガラス基板への該ナノクリスタルダイヤモンド粒子の付着は超音波洗浄処理における物理的力により、該粒子の一部が基板表面へ埋没することによるものである。
基板表面に対するナノクリスタルダイヤモンド粒子の付着割合は、好ましくは1cm2当たり109〜1012個、さらに好ましくは1010〜1011個である。ガラス基板に付着するダイヤモンド粒子は、表面波プラズマ処理における炭素膜成長の種結晶として作用する。
このようにして、表面にクラスターダイヤモンド粒子が付着したガラス基板を得ることができる。ガラス基板への該クラスターダイヤモンド粒子の付着は超音波洗浄処理における物理的力により、該粒子の一部が基板表面へ埋没することによるものである。
基板表面に対するクラスターダイヤモンド粒子の付着割合は、1cm2当たり好ましくは109〜1012個、さらに好ましくは1010〜1011個である。ガラス基板に付着するダイヤモンド粒子は、表面波プラズマ処理におけるダイヤモンド膜成長の種結晶として作用する。
このようにして、表面にグラファイトクラスターダイヤモンド粒子が付着したガラス基板を得ることができる。ガラス基板への該グラファイトクラスターダイヤモンド粒子の付着は超音波洗浄処理における物理的力により、該粒子の一部が基板表面へ埋没することによるものである。
基板表面に対するダイヤモンド粒子の付着割合は、1cm2当たり好ましくは109〜1012個、さらに好ましくは1010〜1011個である。ガラス基板に付着するダイヤモンド粒子は、表面波プラズマ処理における炭素膜成長の種結晶として作用する。
マイクロ波プラズマCVD装置(以下、単にCVD装置とも言う)は、既に公知のものであり、例えば、アプライド・フィルムズ・コーポレーション社から入手可能なものである。このCVD装置の概観を図3に示す。また、その反応器の構成を図4に示す。
本発明で用いるCVD処理の条件としては、好ましくは50〜600℃、さらに好ましくは300〜450℃の温度、圧力は好ましくは5×101〜5×102Pa、さらに好ましくは1.0×102〜1.2×102Paが用いられる。処理時間は0.5〜20時間、通常1〜8時間程度である。この処理時間により、100nm〜2μm程度の膜厚が得られる。
含炭素ガス/水素混合ガスにおいて、その含炭素ガスの濃度は0.5〜10モル%、好ましくは1〜4モル%である。含炭素ガスが前記範囲より多くなると透過率の低下等の問題が生じるので好ましくない。
また、前記混合ガスには、添加ガスとして、CO2やCOを添加することが好ましい。これらのガスは酸素源として作用し、CVD処理においては、不純物を除去する作用を示す。
CO2及び/又はCOの添加量は、全混合ガス中、好ましくは0.5〜10モル%、さらに好ましくは1〜4モル%である。
また、ラマン散乱分光スペクトル(励起光波長244nm)において、ラマンシフト1333cm-1付近に明瞭なピークがみられ、その半値全幅(FWHM)は10〜40cm-1である。さらに該膜の場合、平坦性および密着性に優れており、その表面粗さRaは20nm以下であり、場合によっては3nm以下にも達する平坦なものである。また、透明性に優れ屈折率が2.1以上と非常に高く、複屈折も殆ど示さないなど、光学的に優れた性質を持ち、かつ100℃の温度でその抵抗率が107Ωcm以上と非常に高い電気絶縁性を示すなど、電気的にも優れた性質を持つ。
[実施例]
以下、本発明を実施例等によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例等によっては何ら限定されるものではない。
この前処理には平均粒径5nmのナノクリスタルダイヤモンド粒子を純水中に分散させたコロイド溶液(有限会社ナノ炭素研究所製 製品名ナノアマンド)または平均粒径30nmまたは40nmのナノクリスタルダイヤモンド粒子(トーメイダイヤ株式会社製 製品名各々MD30およびMD40)を純水中に分散させた溶液、あるいはクラスターダイヤモンド粒子またはグラファイトクラスターダイヤモンド粒子(東京ダイヤモンド工具製作所製 製品名各々CDおよびGCD)を分散させたエタノール、あるいはアダマンタンまたはその誘導体あるいはそれらの誘導体(各々出光興産株式会社製)溶液を用い、これに基板を浸して超音波洗浄器にかけた。
その後、基板をエタノール中に浸して超音波洗浄を行い、乾燥させるか、またはこれらの溶液をスピンコートによって基板上に均一に塗布し、乾燥させる。この前処理の均一性が成膜後の炭素膜の均一性に影響する。この場合、基板上に付着するダイヤモンド粒子は、1cm2当たり、1010〜1011個であった。
以上の成膜条件の下、6〜20時間成膜を行った。成膜後のガラス基板上には、均一かつ透明な炭素膜が形成された。この膜の膜厚は、300nm〜2μmであった。
また、図1の本発明の炭素膜のX線回折スペクトルのピークは、図2のダイヤモンドのピークと比較して、大変幅が広いことがわかる。一般に膜を構成する粒子の大きさが小さくなるとX線回折ピークの幅が広くなり、本発明の炭素膜を構成する粒子の大きさが非常に小さいといえる。本発明の炭素膜を構成する炭素粒子の大きさ(平均の直径)を、X線回折で通常用いられるシェラー(Scherrer)の式によりピークの幅から見積もってみると、およそ15nmであった。シェラーの式については、例えば「日本学術振興会・薄膜第131委員会編 薄膜ハンドブック,オーム社1983年,p.375」を参照するとよい。
次にこのピークの構成の詳細(それぞれのピークの成分の位置や強度など)を見ることにする。
ここで、粒子が隙間なく詰まって膜が構成されていると見なせる場合、平均粒径を求めるためには、以下の手順に従って求めた。
すなわち平均粒径は、炭素膜断面の透過型電子顕微鏡写真において、少なくとも100個以上の異なる粒子(結晶子)について粒径の平均をとって決定した。図7(a)において、白い閉曲線で囲んだ部分が1つの粒子であるが、その閉曲線で囲まれた面積を求め、この値をSとすると、粒径Dは
によって決定した。ここでπは円周率を表す。
また、粒子の面密度dsは、その粒子の平均粒径から
ds = 単位面積/(π×(平均粒径/2)2)
によって決定した。
このようにして、本発明の炭素膜の面密度を求めると、界面、膜中および最表面について変わりなく、8×1010cm-2から4×1012cm-2の範囲にあることが分かった。
算術平均高さRaについては、例えば「JIS B 0601-2001」または「ISO4287-1997」に詳述されている。
測定は図12に示す配置で行った。図12において、試料を回転していき、その回転角での位相差Δ=ΔS−ΔP(S偏光およびP偏光の位相差)をモニターし、最大位相差を示す角度を最大位相差方向として波長分散測定を行った。なお、測定光はダイヤモンド膜側から入射した。また、回転角依存性の測定波長は590nmとした。
基板に用いたホウケイ化ガラスについても同様の測定を行い、炭素膜が形成されているガラス基板と比較することにより、該炭素膜の複屈折を評価した。
この3試料についてフラットワイズ試験を行い、密着強度の評価を行った。測定装置にはInstron社製の万能材料試験機 Model 5565を用い、測定方法はクロスヘッド移動量法を使用した。試料のダイヤモンド膜およびガラス基板各々に冶具を接着剤で接着し、測定温度=室温(23℃)でクロスヘッド移動量法により密着強度試験(フラットワイズ試験)を行い、荷重−変位線図を取得した。得られた線図より初期破壊時の加重を読み取り、接着面積で除した値より密着強度を評価した。試験速度は0.5mm/minで行った。またデータ処理にはInstron社製データ処理システム“Merlin”を使用した。
第1工程:微小荷重で表面プロファイル
この工程により、表面形態を検出する。
第2工程:直前プロファイル→スクラッチ→直後プロファイル
この工程により、実際に荷重を負荷しながらスクラッチ試験を行う。
第3工程:再度表面プロファイル
この工程により、スクラッチ痕の表面性状を把握できる。
各測定ポイント毎にこれらの工程を行い、測定点毎にスクラッチ硬さとして密着強度を評価する。
H = P / A
ここにPは剥離位置での垂直荷重であり、Aは剥離開始点の接触面積である。Aは
A = 2.5981×ht2/3 (ht:剥離開始点の押し込み深さ)
で見積もった。
また他の試料(膜厚約280nm)においては、圧子が基板に達しても炭素膜の剥離が起こらず、この評価法では評価不可能であるほど強い密着性を示した。
電気抵抗測定はヘリウム1ミリバールの雰囲気中で行った。室温から400℃まで25℃きざみで測定を行った。
図15はこの試料の電気抵抗率の温度依存性を示すものである。100℃以下では非常に高抵抗で、測定装置の測定可能範囲の上限である1×109Ωcm以上となり、正確な測定ができなかった。100℃以上での測定データを外挿して、室温での電気抵抗率は1×1010Ωcm以上と考えられる。また400℃においても1×103Ωcm以上と高い抵抗値を示した。
ホール効果測定により電気伝導性のタイプの決定も試みたが、高抵抗のため、p形かn形かの判定はできなかった。
以上のような電気的な性質は、本発明の炭素膜が大変良い電気的絶縁膜として機能することを示している。
ガラス
・ソーダライムガラス:150×150×t5mmおよび300×300×t3mm
・石英:φ10×t2mmおよび50×26×t0.1mm
金属
・銅:20×20×t3mmおよび150mm×150mm×t2mmおよび300×300×t3mm
・鉄:20×20×t3mmおよび150mm×150mm×t2mm
・ステンレス(SUS430):20×20×t2mmおよび150mm×150mm×t2mm
・チタン:φ10×t2mm
・モリブデン:φ30×t5mm
・アルミニウム:20×20×t2mmおよび150mm×150mm×t2mm
・超硬合金:φ30×t5mm
プラスチック
・ポリエーテルサルフォン(PES):20×20×t1mm
その他
・シリコン(単結晶(001)面):φ100×t5mm
表面波プラズマCVD処理後、何れの基板についてもダイヤモンド膜が形成された。図17にこれ等の基板上に形成された該膜のラマン散乱スペクトルを示す。ラマン散乱分光測定については、前述の方法によって行った。これらのスペクトルには、何れもラマンシフト1333cm-1付近にピークが観測されている。
測定した試料は、直径10cm厚み1mmの単結晶シリコン(001)ウェハ基板上に本発明の炭素膜を形成し、基板を約10mm角に切り出したものを用いた。この場合の炭素膜の膜厚は、約2.5μmであった。この試料をクリスタルボンド(熱溶融性接着剤)を用いて、試料台に固定して測定を行った。
図19に示す炭素粒子集合体による不連続膜は、ガラス基板上に孤立した炭素粒子を多く含み、該炭素不連続膜の場合は、フッ酸処理等によって基板を除去することによって、炭素粒子粉末を得ることができる。
Claims (8)
- 炭素粒子を集合してなる炭素膜を基板上に厚さ2nm−100μm設け、前記炭素膜が、CuKα1線によるX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.3°)の43.9°のピークフィッティング曲線Aに41.7°のピークフィッティング曲線B及びベースラインを重畳して得られる近似スペクトル曲線を有し、前記ピークフィッティング曲線AはピアソンVII関数であり、前記ピークフィッティング曲線Bは非対称正規分布関数であり、前記ベースラインは一次関数であり、前記ピークフィッティング曲線Aの強度に対する前記ピークフィッティング曲線Bの強度が5〜90%であり、
ラマン散乱分光スペクトルにおいて、ラマンシフトが1333±10cm −1 にピークを有し、かつそのピークの半値幅が10〜40cm −1 であり、かつ
X線回折スペクトルの2θが43.9°にピークを形成する立方晶ダイヤモンドと、低角側の41.7°にピークを形成する結晶欠陥を備え、前記結晶欠陥が、六方晶ダイヤモンド及び積層欠陥を備える積層体を製造するための表面波プラズマCVD装置であり、
前記表面波プラズマCVD装置は、前記基板を載置した試料台と、前記試料台に密着して設けられた冷却ステージと、表面波プラズマ源とを備え、該表面波プラズマ源を制御して反応器内のガス圧力を5×10 1 から5×10 2 Paに設定し、かつ前記基板と該表面波プラズマ源との距離を調節して前記基板の温度を450℃以下に設定してなることを特徴とする表面波プラズマCVD装置。 - 前記基板は、プラスチックであることを特徴とする請求項1記載の表面波プラズマCVD装置。
- 前記基板は、銅、鉄、ステンレス、アルミニウムのいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の表面波プラズマCVD装置。
- 前記基板は、ソーダライムガラス、石英、チタン、モリブデン、超硬合金のいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の表面波プラズマCVD装置。
- 基板を載置した試料台と、冷却ステージと、表面波プラズマ源とを備える表面波プラズマCVD装置を用いて、該表面波プラズマCVD装置の前記表面波プラズマ源を制御して反応器内のガス圧力を5×10 1 から5×10 2 Paに調整し、かつ前記試料台と前記冷却ステージと密着させ、前記基板と前記表面波プラズマ源との距離を制御して前記基板の温度を450℃以下に調整して、炭素粒子を集合してなる炭素膜を前記基板上に厚さ2nm−100μm設けた積層体を形成する積層体の製造方法であり、
ここで前記炭素膜が、CuKα1線によるX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.3°)の43.9°のピークフィッティング曲線Aに41.7°のピークフィッティング曲線B及びベースラインを重畳して得られる近似スペクトル曲線を有し、前記ピークフィッティング曲線AはピアソンVII関数であり、前記ピークフィッティング曲線Bは非対称正規分布関数であり、前記ベースラインは一次関数であり、前記ピークフィッティング曲線Aの強度に対する前記ピークフィッティング曲線Bの強度が5〜90%であり、
ラマン散乱分光スペクトルにおいて、ラマンシフトが1333±10cm −1 にピークを有し、かつそのピークの半値幅が10〜40cm −1 であり、かつ
X線回折スペクトルの2θが43.9°にピークを形成する立方晶ダイヤモンドと、低角側の41.7°にピークを形成する結晶欠陥を備え、前記結晶欠陥が、六方晶ダイヤモンド及び積層欠陥を備えることを特徴とする表面波プラズマCVD装置を用いて積層体を製造する方法。 - 前記基板は、プラスチックであることを特徴とする請求項5記載の表面波プラズマCVD装置を用いて積層体を製造する方法。
- 前記基板は、銅、鉄、ステンレス、アルミニウムのいずれか1つであることを特徴とする請求項5記載の表面波プラズマCVD装置を用いて積層体を製造する方法。
- 前記基板は、ソーダライムガラス、石英、チタン、モリブデン、超硬合金のいずれか1つであることを特徴とする請求項5記載の表面波プラズマCVD装置を用いて積層体を製造する方法。
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