JP5647593B2 - キャリアフィルム付き保護フィルム - Google Patents
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Description
このような用途に使用する保護フィルムの基材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)などが用いられている。例えば、特許文献1には、特定のアクリル系粘着剤層をPET基材上に設けた粘着テープが開示されている。
上記事情に鑑み、本発明は、手扱いに優れ、かつ、被着体に粘着させた際のシワの発生を防止することのできる保護フィルムを提供することを目的とする。
[1]
第1の面と第2の面とを有する保護フィルム基材層と、粘着剤層(a)と、キャリアフィルム基材層と、粘着剤層(b)と、セパレートフィルム層と、を含むキャリアフィルム付き保護フィルムであって、
前記保護フィルム基材層の第1の面に前記粘着剤層(a)が積層され、前記粘着剤層(a)において前記保護フィルム基材層が積層された面とは反対側の面に前記キャリアフィルム基材層が積層され、
前記保護フィルム基材層の第2の面に前記粘着剤層(b)が積層され、前記粘着剤層(b)において前記保護フィルム基材層が積層された面とは反対側の面に前記セパレートフィルム層が積層されている、キャリアフィルム付き保護フィルム。
[2]
前記保護フィルム基材層と前記キャリアフィルム基材層との間の粘着力が、前記保護フィルム基材層と前記セパレートフィルム層との間の粘着力よりも大きい、上記[1]記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[3]
前記セパレートフィルム層を前記保護フィルム基材層から剥離した後、前記保護フィルム基材層を被着体に貼り合わせたときの、前記保護フィルム基材層と前記キャリアフィルム基材層との間の粘着力が、前記保護フィルム基材層と前記被着体との間の粘着力よりも小さい、上記[1]又は[2]記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[4]
前記保護フィルム基材層はポリイミド樹脂を含む、上記[1]〜[3]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[5]
前記キャリアフィルム基材層は、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、及びポリイミド樹脂からなる群から選択されるいずれか1種以上の樹脂を含む、上記[1]〜[4]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[6]
前記セパレートフィルム層は、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、及びポリブチレンテレフタレート樹脂からなる群から選択される1種以上の樹脂を含む、上記[1]〜[5]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[7]
前記粘着剤層(a)及び/又は粘着剤層(b)は、アクリル系樹脂及びエポキシ樹脂からなる群から選択される1種以上の樹脂を含む、上記[1]〜[6]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[8]
前記保護フィルム基材層の厚さが8〜50μmである、上記[1]〜[7]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[9]
前記キャリアフィルム基材層の厚さが10〜100μmである、上記[1]〜[8]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[10]
前記キャリアフィルム基材層の厚さが前記保護フィルム基材層の厚さよりも大きい、上記[1]〜[9]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[11]
前記セパレートフィルム層の厚さが12〜150μmである、上記[1]〜[10]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[12]
前記粘着剤層(a)の厚さが2〜50μmである、上記[1]〜[11]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[13]
前記粘着剤層(b)の厚さが2〜50μmである、上記[1]〜[12]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[14]
前記粘着剤層(a)及び/又は前記キャリアフィルム基材層が着色剤を含む、上記[1]〜[13]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
[15]
前記セパレートフィルム層において前記粘着剤層(b)が積層された面に離型処理が施されている、上記[1]〜[14]のいずれか記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
第1の面と第2の面とを有する保護フィルム基材層と、粘着剤層(a)と、キャリアフィルム基材層と、粘着剤層(b)と、セパレートフィルム層と、を含むキャリアフィルム付き保護フィルムであって、
前記保護フィルム基材層の第1の面に前記粘着剤層(a)が積層され、前記粘着剤層(a)において前記保護フィルム基材層が積層された面とは反対側の面に前記キャリアフィルム基材層が積層され、
前記保護フィルム基材層の第2の面に前記粘着剤層(b)が積層され、前記粘着剤層(b)において前記保護フィルム基材層が積層された面とは反対側の面に前記セパレートフィルム層が積層されている。
なお、本明細書においては、キャリアフィルム基材層と粘着剤層(a)とが積層されたものをキャリアフィルムといい、保護フィルム基材層と粘着剤層(b)とが積層されたものを保護フィルムという場合がある。
以下、各層について説明する。
保護フィルム基材層は、配線板上に形成された回路等を保護するための層である。保護フィルム基材層を構成する樹脂としては、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系樹脂;ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニルなどから選択される1種以上の樹脂等を挙げることができる。上記の中でも、高温下における寸法変化率を低くする観点から、ポリイミド樹脂が好ましい。
粘着剤層(a)は、保護フィルム基材層とキャリアフィルム基材層とを粘着させるための層であり、粘着剤層(b)は、保護フィルム基材層とセパレートフィルム層とを粘着させるための層である。粘着剤層(a)及び粘着剤層(b)を構成する樹脂としては、特に限定されず、例えば、アクリル系樹脂等が挙げられる。
キャリアフィルム基材層は、保護フィルムに適度なコシを付与するための層であり、この層が存在することにより、保護フィルムの手扱い性や、フィルムを被着体に貼付した際のシワの発生を顕著に改善することができる。キャリアフィルム基材層を構成する樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系樹脂;ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニルなどから選択される1種以上の樹脂等を挙げることができる。
セパレートフィルム層は、保護フィルムの片面に設けられており、保護フィルムを使用する際には、このセパレートフィルム層を剥離した後、保護フィルムを被着体に貼付する。セパレートフィルム層を構成する樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、及びポリブチレンテレフタレート樹脂からなる群から選択される1種以上の樹脂が挙げられ、中でも、製造コストを低減する観点から、ポリエチレンテレフタレート樹脂が好ましい。
ここで、粘着力は、後述する実施例に記載された方法により測定することができる。
本実施形態におけるキャリアフィル付き保護フィルムの製造方法としては、特に限定されず、例えば以下の(a)〜(d)の工程を有する方法により製造することができる。
(a)保護フィルム基材層を構成するフィルムの片面に粘着剤を含有するワニスを塗布し、乾燥することにより保護フィルムを得る工程、
(b)上記(a)工程で得られた保護フィルムの粘着剤が塗布された面に、セパレートフィルムを対向させて貼り合わせることによりセパレートフィルム付き保護フィルムを得る工程、
(c)キャリアフィルム基材層を構成するフィルムの片面に粘着剤を含有するワニスを塗布し、乾燥することによりキャリアフィルムを得る工程、
(d)上記(b)工程で得られたセパレートフィルム付き保護フィルムのセパレートフィルムが積層された面とは反対側の面と、上記(b)工程で得られたキャリアフィルムの粘着剤が塗布された面とを対向させて貼り合わせる工程。
の実施例のみに限定されるものではない。
実施例及び比較例において、各物性の測定及び評価は以下の方法により行った。
JIS B 7502に規定されたマイクロメータにより測定した。
10センチ角のサンプルを切り出し、当該サンプルにおいて、セパレーターフィルムを剥離後、被着体であるポリイミドに載せるまでにシワが発生したものや粘着面同士が張り付いたものをNGとした。この評価を10回行い、NG回数が0〜2回以下のものを○、それ以外を×とした。
セパレーターフィルムを剥離後、被着体であるポリイミドに保護フィルムを載せ、高速プレスにて180℃×5min×3MPaの条件にて貼り合せることにより、評価サンプルを作製した。その後、評価サンプルのシワの有無を目視で確認した。シワの発生が見られなかった場合を○、シワが発生した場合を×と評価した。
キャリアフィルム及びセパレートフィルムの剥がれ易さは、各フィルムを剥がした際、特に良好に剥がれた場合を◎、良好に剥がれた場合を○、剥がれない又は剥がれにくい場合を×と評価した。
また、保護フィルムの被着体からの剥がれ易さは、上記評価サンプルを用いて保護フィルムを剥がした際、特に良好に剥がれた場合を◎、良好に剥がれた場合を○、剥がれない又は剥がれにくい場合を×と評価した。
(5−1)キャリアフィルム−保護フィルム間の粘着力A
キャリアフィルム付き保護フィルムを25±1mm(TD方向)×150±1mm(MD方向)にカットし、その後、下記の引き剥がし強さ測定方法に沿ってキャリアフィルム引きで粘着力測定を行った。このときの粘着力を粘着力Aとした。
キャリアフィルム付き保護フィルムを25±1mm(TD方向)×150±1mm(MD方向)にカットし、その後、下記の引き剥がし強さ測定方法に沿ってセパレートフィルム引きで粘着力測定を行った。このときの粘着力を粘着力Bとした。
キャリアフィルム付き保護フィルムからセパレートフィルムを剥がし、被着体であるポリイミド(PI)に積層した。下記プレス条件にてキャリアフィルム/保護フィルム/PIのサンプルを作製した。プレス後、キャリアフィルムを剥がし、25±1mm(TD方向)×150±1mm(MD方向)にカットした。その後、下記引き剥がし測定方法に沿って保護フィルム引きで粘着力測定を行った。このときの粘着力を粘着力Cとした。
プレス条件
加熱方法 Cold−Hot(180℃)−Cold
加熱時間 45分(熱盤温度が180℃に達してから45分)
圧力 2.94Mpa
図2は粘着力測定のサンプル作製の際のプレス構成の概略図を示す。
図3に示すように、ロードセル型抗張力試験機(島津製作所製、卓上型精密万能試験機オートグラフAGS−500)を用いて、引き剥がし角度は180°、引張速度を200mm/分とし、対象となるフィルムをMD方向に引き剥がすことにより粘着力を測定した。各試料の荷重はチャートの平均値とした。
アクリル系共重合体1
酢酸エチル100質量部を加えた反応容器の中に、ブチルアクリレートを85質量部、N−メチルメタクリレートを5質量部、アクリル酸を10質量部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.2質量部加えた後、窒素ガスを吹き込みながら、70℃にて8時間撹拌しながら重合した。その後、室温まで冷却し、所定の粘度となるまでメチルエチルケトン及びトルエンの希釈溶液を加えてアクリル系共重合体1を得た。得られたアクリル系共重合体1の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)分析によるポリスチレン換算で約70万であった。
アクリル系共重合体2
酢酸エチル100質量部を加えた反応容器の中に、ブチルアクリレートを61質量部、n−メチルメタクリレートを34質量部、アクリル酸を5質量部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.2質量部加えた後、窒素ガスを吹き込みながら、70℃にて8時間撹拌しながら重合した。その後、室温まで冷却し、所定の粘度となるまでメチルエチルケトン等の希釈溶液を加えてアクリル系共重合体2を得た。得られたアクリル系共重合体2の重量平均分子量は、GPC分析によるポリスチレン換算で約30万であった。
アクリル系共重合体3
酢酸エチル100質量部を加えた反応容器の中に、ブチルアクリレートを40質量部、n−メチルメタクリレートを50質量部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレートを10質量部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.2質量部加えた後、窒素ガスを吹き込みながら、70℃にて8時間撹拌しながら重合した。その後、室温まで冷却し、所定の粘度となるまでメチルエチルケトン等の希釈溶液を加えてアクリル系共重合体3を得た。得られたアクリル系共重合体3の重量平均分子量は、GPC分析によるポリスチレン換算で約20万であった。
保護フィルム用粘着剤ワニスAの調製
アクリル系共重合体1を100質量部、アクリル系共重合体2を30質量部に、硬化剤としてイミダゾール(四国化成社製、商品名C11Z)を0.2質量部、エポキシ樹脂(旭化成ケミカルズ社製、商品名AER260)を7質量部添加し、さらにメチルエチルケトンを添加してよく攪拌することによりワニスAを調製した。
アクリル系共重合体3を100質量部に硬化剤としてイソシアネート(綜研化学社製、商品名TD−75)を12質量部、着色剤として酸化チタン(堺化学社製、商品名SR−1)を3質量部添加し、さらにメチルエチルケトンを添加してよく攪拌することによりワニスBを調製した。
保護フィルム基材層を形成するポリイミドフィルム(デュポン社製、商品名カプトン50EN、厚さ12.5μm)の片面に、ワニスAを乾燥後の厚さが15μmとなるようにメイヤーバーを用いて塗布後、乾燥することにより、ポリイミドフィルム上に粘着剤層を設けた。この粘着剤塗布面に、シリコーン離型剤で表面処理した離型性ポリエチレンテレフタレートフィルム(リンテック社製、商品名PET7511、厚さ75μm)をラミネートにより貼り合わせた。
キャリアフィルム基材層を形成するポリエステルフィルム(東レ社製、商品名ルミラーS10、厚さ38μm)の片面に、ワニスBを乾燥後の厚さが10μmとなるようにメイヤーバーを用いて塗布後、乾燥することにより、ポリエステルフィルム上に粘着剤層を設けた。この粘着剤塗布面に、上記で得られたセパレートフィルム付き保護フィルムのポリイミドフィルム面をラミネートにより貼り合せた。
得られたキャリアフィルム付き保護フィルムの各評価を行い、結果を表1に示した。
実施例1で得られた、キャリアフィルムを貼り合わせる前のセパレート付き保護フィルムを用いて各評価を行い、結果を表1に示した。
ワニスBのイソシアネートの量を12質量部から6質量部に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりキャリアフィルム付き保護フィルムを作製した。
得られたキャリアフィルム付き保護フィルムの各評価を行い、結果を表1に示した。
ワニスAのアクリル系共重合体2の量を30質量部から0質量部に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法によりキャリアフィルム付き保護フィルムを作製した。
得られたキャリアフィルム付き保護フィルムの各評価を行い、結果を表1に示した。
ワニスBの酸化チタンの量を3質量部から0質量部に変更したこと以外は実施例1と同様の方法によりキャリアフィルム付き保護フィルムを作製した。
得られたキャリアフィルム付き保護フィルムの各評価を行い、結果を表1に示した。
キャリアフィルム基材層を形成するポリエステルフィルムを着色ポリエステル(京阪セロハン社製、品番PET1225ブルー、厚さ40μm)に変更したこと以外は実施例4と同様の方法によりキャリアフィルム付き保護フィルムを作製した。
得られたキャリアフィルム付き保護フィルムの各評価を行い、結果を表1に示した。
これに対して、比較例1のキャリアフィルムを有していない保護フィルムは、フィルムが薄いため手扱いが悪く、また、被着体に貼付した際にシワが発生した。
参考実施例2のキャリアフィルム付き保護フィルムは、キャリアフィルムと保護フィルムの間の粘着力が大きすぎるため、キャリアフィルムが剥がれ難かった。また、保護フィルムを被着体に貼付した後、キャリアフィルムを剥がそうとしたところ剥がれ難かった。
参考実施例3のキャリアフィルム付き保護フィルムは、保護フィルムと被着体との粘着力が大きすぎるため、被着体から保護フィルムを剥がす際に剥がれ難い又は糊残りが発生する場合があった。
実施例4と実施例5のキャリアフィルム付き保護フィルムを比較した場合、実施例4においてはキャリアフィルム又は粘着剤層(a)が着色されていないため、保護フィルムを被着体に貼付した後、キャリアフィルムを剥がし忘れる場合があったが、実施例5においてはキャリアフィルムの着色により剥がし忘れを有効に防止することができた。
2 粘着剤層(a)
3 キャリアフィルム基材層
4 粘着剤層(b)
5 セパレートフィルム層
6 保護フィルム
7 キャリアフィルム
10 キャリアフィルム付き保護フィルム
Claims (14)
- 第1の面と第2の面とを有する保護フィルム基材層と、粘着剤層(a)と、キャリアフィルム基材層と、粘着剤層(b)と、セパレートフィルム層と、を含むキャリアフィルム付き保護フィルムであって、
前記保護フィルム基材層の第1の面に前記粘着剤層(a)が積層され、前記粘着剤層(a)において前記保護フィルム基材層が積層された面とは反対側の面に前記キャリアフィルム基材層が積層され、
前記保護フィルム基材層の第2の面に前記粘着剤層(b)が積層され、前記粘着剤層(b)において前記保護フィルム基材層が積層された面とは反対側の面に前記セパレートフィルム層が積層され、
前記保護フィルム基材層と前記キャリアフィルム基材層との間の粘着力が、50〜500mN/25mmであり、前記保護フィルム基材層と前記セパレートフィルム層との間の粘着力が、1〜50mN/25mmであり、
前記セパレートフィルム層を前記保護フィルム基材層から剥離した後、前記保護フィルム基材層を被着体に貼り合わせたときの、前記保護フィルム基材層と前記被着体との間の粘着力が、100〜2000mN/25mmである、キャリアフィルム付き保護フィルム。 - 前記セパレートフィルム層を前記保護フィルム基材層から剥離した後、前記保護フィルム基材層を被着体に貼り合わせたときの、前記保護フィルム基材層と前記キャリアフィルム基材層との間の粘着力が、前記保護フィルム基材層と前記被着体との間の粘着力よりも小さい、請求項1記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記保護フィルム基材層はポリイミド樹脂を含む、請求項1又は2項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記キャリアフィルム基材層は、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、及びポリイミド樹脂からなる群から選択されるいずれか1種以上の樹脂を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記セパレートフィルム層は、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、及びポリブチレンテレフタレート樹脂からなる群から選択される1種以上の樹脂を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記粘着剤層(a)及び/又は粘着剤層(b)は、アクリル系樹脂及びエポキシ樹脂からなる群から選択される1種以上の樹脂を含む、請求項1〜5のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記保護フィルム基材層の厚さが8〜50μmである、請求項1〜6のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記キャリアフィルム基材層の厚さが10〜100μmである、請求項1〜7のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記キャリアフィルム基材層の厚さが前記保護フィルム基材層の厚さよりも大きい、請求項1〜8のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記セパレートフィルム層の厚さが12〜150μmである、請求項1〜9のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記粘着剤層(a)の厚さが2〜50μmである、請求項1〜10のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記粘着剤層(b)の厚さが2〜50μmである、請求項1〜11のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記粘着剤層(a)及び/又は前記キャリアフィルム基材層が着色剤を含む、請求項1〜12のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
- 前記セパレートフィルム層において前記粘着剤層(b)が積層された面に離型処理が施されている、請求項1〜13のいずれか1項記載のキャリアフィルム付き保護フィルム。
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