JP5644223B2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5644223B2 JP5644223B2 JP2010159754A JP2010159754A JP5644223B2 JP 5644223 B2 JP5644223 B2 JP 5644223B2 JP 2010159754 A JP2010159754 A JP 2010159754A JP 2010159754 A JP2010159754 A JP 2010159754A JP 5644223 B2 JP5644223 B2 JP 5644223B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus bar
- insulating plate
- relay
- press
- core wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
本態様によれば、絶縁板のリレー側の位置に回路基板が配される構成となっている。これにより、回路基板と絶縁板との間に空けられた間隔にリレーを配設することができるので、電気接続箱のスペース効率を向上させることができる。
本態様によれば、入力バスバーと、リレーの入力端子とを直接に接続する場合に比べて、回路設計の自由度が高くなる。
本態様によれば、電源からの入力電流の導電路としてバスバーのみを用いる場合に比べて、電気接続箱を小型化することができる。
本態様によれば、リフロー半田はフロー半田に比べて半田ブリッジが発生にくいので、半田ランドの間隔をより狭くすることができ、絶縁板の小型化を図ることができる。
本態様によれば、第1バスバーまたは第3バスバーを、比較的簡単に絶縁板に固定することができる。
本態様によれば、一対の挟持部の間に単芯線を配策して絶縁板に対して位置決めした後、第1バスバーまたは第3バスバーの圧接部を圧入部に圧入すると、第1バスバーまたは第3バスバーと単芯線とが電気的に接続した状態になる。したがって、第1バスバーまたは第2バスバーの絶縁板への固定と、第1バスバーまたは第2バスバーと単芯線との接続とを同時に行うことができる。
本態様によれば、リレーからの出力電流を、単芯線を用いてコネクタへと流すことができる。
本態様によれば、単芯線だけでリレーからの出力電流をコネクタへ配索する場合に比べて回路設計の自由度が向上する。
本発明を車載用の電気接続箱10に適用した実施形態1を図1ないし図11を参照しつつ説明する。この電気接続箱10は、電源(図示せず)と、ランプ、モータ等の車載電装品(図示せず)との間に配設されて、車載電装品へのスイッチングを実行する。電気接続箱10は、合成樹脂製のケース11内に、車載電装品へのスイッチングを実行するリレー12が収容されている。なお、以下の説明では、図3における下側を裏側とし、上側を表側とする。
図1に示すように、ケース11は表裏方向(図1における上下方向)について扁平な形状をなしている。ケース11の側面は開口されており、この開口内には外部機器が嵌合可能なコネクタ13が配設されている。外部機器としては、ワイヤーハーネスの端部に接続された相手側コネクタ(図示せず)を用いることができる。
図3に示すように、ケース11内には、最も裏面側(図3における下側)の位置に、長方形状をなす回路基板17が配設される。回路基板17の表面及び裏面の一方又は双方には、プリント配線技術により導電路(図示せず)が形成されている。回路基板17の表面には電子部品18が実装されており、回路基板17の導電路と電気的に接続されている。電子部品18としては、抵抗、コンデンサ、トランジスタ、マイコン等、必要に応じて任意の電子部品18を用いることができる。
図6に示すように、回路基板17の表面側には、回路基板17と間隔を空けて、合成樹脂製の絶縁板22が配設されている。図2に示すように、絶縁板22の表面には、複数の単芯線23が配索されている。詳細には図示しないが、単芯線23は、棒状をなす芯線と、この芯線の外周を被覆する絶縁被覆とを有する。絶縁板22の表面には単芯線23を挟んで保持する一対の保持部24が、表側に突出して形成されている。絶縁板22の表面には、複数組の保持部24が形成されている。一対の保持部24の内側には、後述する圧接部25が配設されている。圧接部25の先端は二股に分かれて形成されている。これにより、一対の保持部24の間に単芯線23が挟持されると、二股に分かれた圧接部25の間に単芯線23が挟まれ、圧接部25により単芯線23の絶縁被覆が破られて、圧接部25と芯線とが電気的に接続されるようになっている。
図8に示すように、絶縁板22の内部には、金属製の第1バスバー27、第2バスバー28、及び第3バスバー29がモールド成形されている。各バスバー27,28,29は、金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。
図9に示すように、第1バスバー27は、側方から見てL字状に曲げ形成されている。第1バスバー27は、絶縁板22に埋設される埋設部30Aと、埋設部30Aの端縁から直角に曲げ加工されて絶縁板22から絶縁板22の表側(図9における上方)に突出すると共に単芯線23に圧接される圧接部25Cと、を備える。
図10に示すように、第2バスバー28は、側方から見てL字状に曲げ形成されている。第2バスバー28は、絶縁板22に埋設される埋設部30Bと、埋設部30Bの端縁から直角に曲げ加工されて、絶縁板22から回路基板17側に突出する基板接続部32と、を備える。
図11に示すように、第3バスバー29は平板状をなしている。第3バスバー29の裏面には、絶縁板22から露出する領域が設けられている。第3バスバー29のうち絶縁板22から露出する領域には、リレー12の入力端子34と、入力バスバー35とが、貫通されている。絶縁板22の表面には、表面側に向かうに従って開口面積が大きくなるように形成された接続孔37Cが形成されており、接続孔37Cからは第3バスバー29の表面が露出している。リレー12の入力端子34、及び入力バスバー35は、接続孔37Cを貫通した状態で、フロー半田付け等の公知の手法により、第3バスバー29と、電気的に接続されている。本実施形態においては、リレー12には、2つの入力端子34が設けられている。この入力端子34は、1つのリレー12に1つ設けられている構成でもよい。
入力バスバー35は、詳細には図示しないが、ケース11の外部に配された電源と、電気的に接続されるようになっている。入力バスバー35は、絶縁板22の裏面側に、絶縁板22の板面に対して垂直な姿勢で配されている。
次に、本発明の実施形態2を図12及び図13を参照しつつ説明する。図12に示すように、リレー12は、絶縁基板の表面(図12における上面)にリレー12を配設されている。絶縁板22には、第4バスバー50がモールド成形されている。第4バスバー50の一方の端部は、絶縁板22から突出して、ヒューズブロック15に向けて曲げ加工されている。
ヒューズブロック15からは、ヒューズ用端子51が突出されている。ヒューズ用端子51は、回路基板17側に直角に曲げ加工されている。図12における矢線Bで示すように、ヒューズブロック15は回路基板17に組み付けられるようになっている。ヒューズ用端子51の先端は、回路基板17を貫通して、回路基板17の導電路と電気的に接続されるようになっている。
また、絶縁板22の表面には、入力バスバー35が、絶縁板22の板面に対して垂直な姿勢で配設されている。
本実施形態によれば、単芯線23だけでリレー12からの出力電流をコネクタ13へ配索する場合に比べて回路設計の自由度が向上する。
次に、本発明を具体化した実施形態3に係る電気接続箱10を図14ないし図24によって説明する。
本実施形態の電気接続箱10は、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62が、それぞれ第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63に沿うように屈曲されてリフロー半田付けにより接続されている点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62を、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63にそれぞれリフロー半田付けにより接続する。具体的には、図21に示すように、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63を所定の位置にそれぞれ位置決めした後、各バスバー27,28,63の埋設部30A,30B,64の上に半田ペースト(図示せず)を塗布し、その上に、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62をそれぞれ載せるようにしてリレー12を配置し、加熱して半田を溶かした後、冷却する。
こうして、絶縁板22と回路基板17とからなる回路ユニットの製造が完了し、この回路ユニットをケース11内に収容すると、電気接続箱10の製造が完了する。
次に、本発明を具体化した実施形態4に係る電気接続箱10を図25ないし図27によって説明する。
本実施形態の電気接続箱10は、単芯線23が絶縁板22の表裏両面に配策されている点で、実施形態3とは相違する。なお、実施形態3と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本明細書で開示の技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような形態であってもよい。
(2)上記実施形態においては、ケース11内に1つの回路基板17が収容される構成としたが、これに限られず、回路基板17は省略してもよく、また、2つ以上の複数の回路基板17が収容される構成としてもよい。
(3)上記実施形態においては、バスバーは、絶縁板22の裏面側の一層のみに配策されているが、これに限らず、バスバーが、絶縁板に積層して配策された構成としてもよい。
11…ケース
12…リレー
13…コネクタ
14A…コネクタ端子(圧接端子)
15…ヒューズブロック(コネクタ)
16…ヒューズ用端子(圧接端子)
17…回路基板
22…絶縁板
23…単芯線
25,65…圧接部
27…第1バスバー
26…配設部材
28…第2バスバー
29,63…第3バスバー
31,60…出力端子
32…基板接続部
34,62…入力端子
35…入力バスバー
36,61…制御端子
50…第4バスバー
70…圧入部
71…挟持部
Claims (8)
- ケースと、前記ケース内に収容された絶縁板と、前記絶縁板に配索された単芯線と、前記絶縁板に配設されると共に前記単芯線に圧接される圧接部を有する第1バスバーと、前記絶縁板に配設されたリレーと、前記単芯線に圧接される圧接部を有する圧接端子と、を備え、
前記リレーの出力端子は前記第1バスバーと電気的に接続され、
前記ケース内にはプリント配線技術により導電路が形成された回路基板が前記絶縁板と間隔を空けて収容されており、前記回路基板と前記絶縁板とは前記絶縁板に配設された第2バスバーから前記回路基板に向けて突出する基板接続部を介して電気的に接続されており、前記第2バスバーは前記リレーの制御端子と電気的に接続される電気接続箱。 - 前記回路基板は前記絶縁板の前記リレーが配設された側に配されている請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記絶縁板には前記絶縁板の板面に対して垂直に配されると共に電源と電気的に接続された入力バスバーが配設されており、前記入力バスバーは前記リレーの入力端子と電気的に接続される請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
- 前記入力バスバーと前記リレーの入力端子とは、前記絶縁板に配設された第3バスバーを介して電気的に接続されている請求項3に記載の電気接続箱。
- 前記絶縁板には、一端が電源側に接続された単芯線と、前記単芯線に圧接される圧接部を有する第3バスバーとが配設され、
前記リレーの入力端子は、前記第3バスバーを介して前記単芯線に電気的に接続されている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。 - 前記リレーの出力端子、前記リレーの制御端子および前記リレーの入力端子は、それぞれ前記第1バスバー、前記第2バスバーおよび前記第3バスバーにリフロー半田付けにより接続されている請求項4または請求項5に記載の電気接続箱。
- 前記絶縁板には、前記圧接部が圧入される圧入部が設けられ、前記圧接部が前記圧入部に圧入されることで、この圧接部を有する前記第1バスバーまたは前記第3バスバーが、前記絶縁板に固定される請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記圧入部は、前記絶縁板のうち前記単芯線の配策位置に設けられて前記単芯線の両側に立ち上がる一対の挟持部を有する請求項7に記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010159754A JP5644223B2 (ja) | 2009-11-09 | 2010-07-14 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009256268 | 2009-11-09 | ||
JP2009256268 | 2009-11-09 | ||
JP2010159754A JP5644223B2 (ja) | 2009-11-09 | 2010-07-14 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011120446A JP2011120446A (ja) | 2011-06-16 |
JP5644223B2 true JP5644223B2 (ja) | 2014-12-24 |
Family
ID=44285070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010159754A Expired - Fee Related JP5644223B2 (ja) | 2009-11-09 | 2010-07-14 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5644223B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5696691B2 (ja) * | 2012-06-20 | 2015-04-08 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
JP2017092090A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 回路構成体 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0514664Y2 (ja) * | 1987-09-01 | 1993-04-19 | ||
JPH0736430Y2 (ja) * | 1988-04-14 | 1995-08-16 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP3102463B2 (ja) * | 1995-02-14 | 2000-10-23 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱及びその製造方法 |
JP3785276B2 (ja) * | 1998-09-10 | 2006-06-14 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP3685038B2 (ja) * | 2000-10-30 | 2005-08-17 | 住友電装株式会社 | ジャンクションボックス |
JP2005124251A (ja) * | 2003-10-14 | 2005-05-12 | Yazaki Corp | 電気接続箱の部品取付構造及び電気接続箱の製造方法 |
JP4254494B2 (ja) * | 2003-11-11 | 2009-04-15 | 住友電装株式会社 | 回路構成体 |
JP4254600B2 (ja) * | 2004-04-01 | 2009-04-15 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
-
2010
- 2010-07-14 JP JP2010159754A patent/JP5644223B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011120446A (ja) | 2011-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2696456B1 (en) | High-voltage electrical connection box | |
JP5150291B2 (ja) | 電気接続箱 | |
WO2010110257A1 (ja) | バスバ装置及びヒュージブルリンクユニット | |
WO2015170578A1 (ja) | 回路構成体、連結バスバー、および電気接続箱 | |
CN108028520B (zh) | 电路结构体及电连接箱 | |
WO2011065461A1 (ja) | 回路構成体及び電気接続箱 | |
CN106256063B (zh) | 电路结构体及电连接箱 | |
JP5644223B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2006109587A (ja) | 電線と素子内蔵ユニットとの接続構造 | |
JP6988729B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2007228757A (ja) | 電気接続箱 | |
JP4728873B2 (ja) | 配線基板ユニット | |
JP2011125205A (ja) | ヒューズ端子金具およびこれを含んだヒューズ回路構成ユニット | |
JP5531565B2 (ja) | 電気接続箱及び電気接続箱の製造方法 | |
JP5800605B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2010199514A (ja) | 回路構成体 | |
JP4822050B2 (ja) | 回路構成体及びその製造方法 | |
JP3685046B2 (ja) | ジャンクションボックス | |
JP6570867B2 (ja) | ヒューズエレメントターミナル、及び、電気接続箱 | |
JP5049648B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP6958515B2 (ja) | 回路構造体及び電気接続箱 | |
JP2014217254A (ja) | 電気接続箱及び電気接続箱組立体 | |
JP7052601B2 (ja) | 回路構成体 | |
JP2005181119A (ja) | 電流センサ及び同センサを備えた回路構成体 | |
JP6521775B2 (ja) | ケーブル固定構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140327 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5644223 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |