JP5644223B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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本発明は、電気接続箱に関する。
従来、車載電源と車載電装品との間に配されて、車載電装品へのスイッチングを実行する電気接続箱として、特許文献1に記載のものが知られている。
この電気接続箱は、ケース内に回路構成体を収容してなる。回路構成体は、回路基板の一方の面にプリント配線技術により導電路が形成されている。回路基板の他方の面には、絶縁層を介してバスバーが配設されている。回路基板の一方の面には半導体リレーが実装されている。
回路基板には開口部が設けられており、この開口部にはバスバーが露出している。リレーの出力端子は、開口部から露出したバスバーに電気的に接続されている。
特開2003−164039号公報
半導体リレーからの出力電流値は比較的に大きい。このため、出力電流が流される導電路からの発熱を抑制するためには、導電路の断面積を大きくする必要がある。従来技術のように導電路としてバスバーを用いる場合、バスバーを比較的に幅広に形成する必要がある。すると、電気接続箱が大型化することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化された電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明は、電気接続箱であって、ケースと、前記ケース内に収容された絶縁板と、前記絶縁板に配索された単芯線と、前記絶縁板に配設されると共に前記単芯線に圧接される圧接部を有する第1バスバーと、前記絶縁板に配設されたリレーと、前記単芯線に圧接される圧接部を有する圧接端子と、を備え、前記リレーの出力端子は前記第1バスバーと電気的に接続され、前記ケース内にはプリント配線技術により導電路が形成された回路基板が前記絶縁板と間隔を空けて収容されており、前記回路基板と前記絶縁板とは前記絶縁板に配設された第2バスバーから前記回路基板に向けて突出する基板接続部を介して電気的に接続されており、前記第2バスバーは前記リレーの制御端子と電気的に接続される。
本発明によれば、第1バスバーと圧接端子との間は単芯線で接続される。この結果、リレーからの出力電流は、単芯線を通って、第1バスバーから圧接端子へと流される。単芯線は、同程度の電気抵抗値を有するバスバーと比べて、幅狭に形成することができる。この結果、リレーからの出力電流の導電路としてバスバーのみを用いる場合に比べて、電気接続箱を小型化することができる。
発明によれば、リレーの制御信号は、第2バスバーと電気的に接続された回路基板の導電路を流れるようになっている。リレーの制御信号の電流値は比較的に小さいので、回路基板の導電路の幅寸法を比較的に狭く形成できる。このように、比較的に電流値の大きな出力電流については単芯線を流れるようにすると共に、比較的に電流値の小さな制御信号については回路基板の導電路を流れるようにすることにより、電気接続箱の配線密度を向上させることができる。
前記回路基板は前記絶縁板の前記リレーが配設された側に配されていることが好ましい。
本態様によれば、絶縁板のリレー側の位置に回路基板が配される構成となっている。これにより、回路基板と絶縁板との間に空けられた間隔にリレーを配設することができるので、電気接続箱のスペース効率を向上させることができる。
前記絶縁板には前記絶縁板の板面に対して垂直に配されると共に電源と電気的に接続された入力バスバーが配設されており、前記入力バスバーは前記リレーの入力端子と電気的に接続されることが好ましい。
電源からの入力電流値は比較的に大きいので、入力バスバーは比較的に幅広に形成される。この入力バスバーを絶縁板の板面に対して垂直に配したので、絶縁板に対する入力バスバーの投影面積を小さくすることができる。これにより、電気接続箱の小型化を図ることができる。
前記入力バスバーと前記リレーの入力端子とは、前記絶縁板に配設された第3バスバーを介して電気的に接続されていることが好ましい。
本態様によれば、入力バスバーと、リレーの入力端子とを直接に接続する場合に比べて、回路設計の自由度が高くなる。
前記絶縁板には、一端が電源側に接続された単芯線と、前記単芯線に圧接される圧接部を有する第3バスバーとが配設され、前記リレーの入力端子は、前記第3バスバーを介して前記単芯線に電気的に接続されていることが好ましい。
本態様によれば、電源からの入力電流の導電路としてバスバーのみを用いる場合に比べて、電気接続箱を小型化することができる。
前記リレーの出力端子、前記リレーの制御端子および前記リレーの入力端子は、それぞれ前記第1バスバー、前記第2バスバーおよび前記第3バスバーにリフロー半田付けにより接続されていることが好ましい。
本態様によれば、リフロー半田はフロー半田に比べて半田ブリッジが発生にくいので、半田ランドの間隔をより狭くすることができ、絶縁板の小型化を図ることができる。
前記絶縁板には、前記圧接部が圧入される圧入部が設けられ、前記圧接部が前記圧入部に圧入されることで、この圧接部を有する前記第1バスバーまたは前記第3バスバーが、前記絶縁板に固定されることが好ましい。
本態様によれば、第1バスバーまたは第3バスバーを、比較的簡単に絶縁板に固定することができる。
前記圧入部は、前記絶縁板のうち前記単芯線の配策位置に設けられて前記単芯線の両側に立ち上がる一対の挟持部を有することが好ましい。
本態様によれば、一対の挟持部の間に単芯線を配策して絶縁板に対して位置決めした後、第1バスバーまたは第3バスバーの圧接部を圧入部に圧入すると、第1バスバーまたは第3バスバーと単芯線とが電気的に接続した状態になる。したがって、第1バスバーまたは第2バスバーの絶縁板への固定と、第1バスバーまたは第2バスバーと単芯線との接続とを同時に行うことができる。
前記ケースには、外部機器が嵌合可能なコネクタが配設されており、前記コネクタ内には前記圧接端子のうち前記圧接部が設けられた端部とは異なる端部が配設されていることが好ましい。
本態様によれば、リレーからの出力電流を、単芯線を用いてコネクタへと流すことができる。
前記圧接端子のうち前記圧接部が設けられた側の端部は前記コネクタから突出しており、前記ケース内には、前記絶縁板と別体であって、且つ前記圧接端子の前記圧接部が配設される配設部材が収容されていることが好ましい。
本態様によれば、ケース内における絶縁板の位置決めと、コネクタの位置決めとを、独立して行うことができる。これにより、ケース内における絶縁板の位置精度、及びコネクタの位置精度を向上させることができる。
前記絶縁板には第4バスバーが配設されており、前記第4バスバーの一方の端部は前記コネクタ内に配設されており、前記第4バスバーは前記リレーの出力端子と電気的に接続されていることが好ましい。
本態様によれば、単芯線だけでリレーからの出力電流をコネクタへ配索する場合に比べて回路設計の自由度が向上する。
本発明によれば、電気接続箱を小型化できる。
図1は、本発明の実施形態1に係る電気接続箱を示す斜視図である。 図2は、ケースを外した状態の電気接続箱を示す平面図である。 図3は、ケースを外した状態の電気接続箱を示す、コネクタ側から見た側面図である。 図4は、ケースを外した状態の電気接続箱を示す、ヒューズブロック側から見た側面図である。 図5は、ケースを外した状態の電気接続箱を示す底面図である。 図6は、ケースを外した状態の電気接続箱を示す、ヒューズブロックと反対側から見た側面図である。 図7は、ケースを外した状態の電気接続箱を示す斜視図である。 図8は、絶縁板を示す要部拡大平面図である。 図9は、図8におけるIX−IX線断面図である。 図10は、図8におけるX−X線断面図である。 図11は、図8におけるXI−XI線断面図である。 図12は、本発明の実施形態2に係る電気接続箱を示す要部拡大分解側面図である。 図13は、電気接続箱を示す要部拡大側面図である。 図14は、本発明の実施形態3に係る絶縁板、リレーおよび回路基板の接続構造を示す部分拡大斜視図である。 図15は、第1バスバー、第2バスバーおよび第3バスバーが接続されたリレーを示す斜視図である。 図16は、第1バスバー、第2バスバーおよび第3バスバーが接続されたリレーを示す、第2バスバーの接続側から見た側面図である。 図17は、第1バスバー、第2バスバーおよび第3バスバーが接続されたリレーを示す、第1バスバーの接続側から見た側面図である。 図18は、絶縁板、リレーおよび回路基板の接続構造を示す、図14のA−A位置における断面に相当する断面図である。 図19は、絶縁板、リレーおよび回路基板の接続構造を示す、図14のB−B位置における断面に相当する断面図である。 図20は、絶縁板および回路基板を示す部分拡大平面図である。 図21は、第1バスバー、第2バスバー、第3バスバーおよびリレーであって、接続前の状態を示す側面図である。 図22は、第1バスバー、第2バスバー、第3バスバーが接続されたリレーおよび絶縁板であって、リレーを絶縁板に実装する前の状態を示す部分拡大側断面図である。 図23は、リレーおよび絶縁板であって、リレーを絶縁板に実装した状態を示す部分拡大側断面図である。 図24は、リレーが実装された絶縁板および回路基板であって、接続前の状態を示す部分拡大側断面図である。 図25は、本発明の実施形態4に係る絶縁板、リレーおよび回路基板の接続構造を示す部分拡大断面である。 図26は、第1バスバー、第2バスバー、第3バスバーが接続されたリレーおよび絶縁板であって、リレーを絶縁板に実装する前の状態を示す部分拡大側断面図である。 図27は、リレーが実装された絶縁板および回路基板であって、接続前の状態を示す部分拡大側断面図である。
<実施形態1>
本発明を車載用の電気接続箱10に適用した実施形態1を図1ないし図11を参照しつつ説明する。この電気接続箱10は、電源(図示せず)と、ランプ、モータ等の車載電装品(図示せず)との間に配設されて、車載電装品へのスイッチングを実行する。電気接続箱10は、合成樹脂製のケース11内に、車載電装品へのスイッチングを実行するリレー12が収容されている。なお、以下の説明では、図3における下側を裏側とし、上側を表側とする。
(ケース11)
図1に示すように、ケース11は表裏方向(図1における上下方向)について扁平な形状をなしている。ケース11の側面は開口されており、この開口内には外部機器が嵌合可能なコネクタ13が配設されている。外部機器としては、ワイヤーハーネスの端部に接続された相手側コネクタ(図示せず)を用いることができる。
コネクタ13は合成樹脂製であって、ケース11の外方に開口しており、この開口内に相手側コネクタが嵌合可能になっている。コネクタ13内には棒状をなすコネクタ端子14の一方の端部が配設されており、相手側コネクタが嵌合した状態で、このコネクタ端子14と相手側コネクタとが電気的に接続されるようになっている。コネクタ端子14の他方の端部はコネクタ13からケース11の内方に突出している。
図1に示すように、ケース11の一端縁(図1における左奥側に端縁)は表側に膨出しており、ヒューズブロック15(特許請求の範囲に記載のコネクタに相当)が収容される。図4に示すように、ヒューズブロック15は合成樹脂製であって、ケース11の外方に開口しており、この開口内に、特許請求の範囲に記載の外部機器に相当するヒューズ(図示せず)が収容されるようになっている。ヒューズは、表裏方向について複数段(本実施形態では3段)に積層されると共に並列して収容されるようになっている。ヒューズブロック15内にはヒューズ用端子16の一方の端部が収容されている。ヒューズブロック15にヒューズが嵌合した状態で、ヒューズとヒューズ用端子16とが電気的に接続されるようになっている。ヒューズ用端子16の他方の端部はヒューズブロック15からケース11の内方に突出している。
(回路基板17)
図3に示すように、ケース11内には、最も裏面側(図3における下側)の位置に、長方形状をなす回路基板17が配設される。回路基板17の表面及び裏面の一方又は双方には、プリント配線技術により導電路(図示せず)が形成されている。回路基板17の表面には電子部品18が実装されており、回路基板17の導電路と電気的に接続されている。電子部品18としては、抵抗、コンデンサ、トランジスタ、マイコン等、必要に応じて任意の電子部品18を用いることができる。
図6に示すように、コネクタ13から突出するコネクタ端子14の他方の端部、及び、ヒューズブロック15から突出するヒューズ用端子16の他方の端部は、その一部が裏面側に直角に曲げ加工されて回路基板17のスルーホール19を貫通した状態で、回路基板17の導電路と電気的に接続されるようになっている。
また、図2及び図5に記載されているように、コネクタ13及びヒューズブロック15には回路基板17への取り付け部20が膨出して形成されており、取り付け部20には貫通孔21Aが形成されている。また、回路基板17の周縁部寄りの位置には、取り付け部20の貫通孔21に対応する位置に貫通孔21Bが形成されている。詳細には図示しないが、コネクタ13及びヒューズブロック15は、回路基板17の貫通孔21B、及び、取り付け部20の貫通孔21Aに図示しないボルトを挿通して螺合することにより、回路基板17に取り付けられている。
(絶縁板22)
図6に示すように、回路基板17の表面側には、回路基板17と間隔を空けて、合成樹脂製の絶縁板22が配設されている。図2に示すように、絶縁板22の表面には、複数の単芯線23が配索されている。詳細には図示しないが、単芯線23は、棒状をなす芯線と、この芯線の外周を被覆する絶縁被覆とを有する。絶縁板22の表面には単芯線23を挟んで保持する一対の保持部24が、表側に突出して形成されている。絶縁板22の表面には、複数組の保持部24が形成されている。一対の保持部24の内側には、後述する圧接部25が配設されている。圧接部25の先端は二股に分かれて形成されている。これにより、一対の保持部24の間に単芯線23が挟持されると、二股に分かれた圧接部25の間に単芯線23が挟まれ、圧接部25により単芯線23の絶縁被覆が破られて、圧接部25と芯線とが電気的に接続されるようになっている。
絶縁板22の裏面には、回路基板17との間に形成された空間に、リレー12が配設されている。
図6及び図7に示すように、コネクタ13と絶縁板22との間の位置には、絶縁板22と略同じ高さ位置に、それぞれ、合成樹脂製の配設部材26が配設されている。配設部材26は、細長い板状をなしている。配設部材26の長手方向の長さ寸法は、コネクタ13が配置された領域の長さ寸法と略同じに設定されている。コネクタ13からケース11の内方に突出するコネクタ端子14のうち、回路基板17側に曲げ加工されたものと異なるコネクタ端子14Aは、表側(図6における上方)に曲げ加工されて、配設部材26を貫通するようになっている。配設部材26を貫通したコネクタ端子14Aの端部は、配設部材26の表面から表側に突出して設けられた一対の保持部24の間に配設されている。この保持部24内に配設されたコネクタ端子14Aの端部には、圧接部25Aが形成されている。絶縁板22の表面に配索された単芯線23は、絶縁板22から配設部材26の表面にまで配索されている。配設部材26に配索された単芯線23が、一対の保持部24の間に挟持されると、単芯線23の芯線と、圧接部25Aとが電気的に接続されるようになっている。上記の圧接部25Aが形成されたコネクタ端子14Aは、特許請求の範囲に記載の圧接端子に相当する。
また、図6に示すように、絶縁板22の表面に配索された単芯線23の一部は、ヒューズブロック15のうち、表側(図6における上側)の端縁付近にまで配索される。ヒューズブロック15のうちケース11の内側面(図6における紙面を貫通する方向手前側の面)には、単芯線23を挟持する一対の保持部24が突出して設けられている。一対の保持部24の間には、ヒューズ用端子16の端部が収容されている。ヒューズ用端子16のうち保持部24に対応する位置には、単芯線23に圧接される圧接部25Bが形成されている。これにより、単芯線23が保持部24に挟持されると、単芯線23に対して圧接部25Bが圧接されて、単芯線23とヒューズ用端子16とが電気的に接続されるようになっている。上記の圧接部25Bが形成されたヒューズ用端子16は、特許請求の範囲に記載の圧接端子に相当する。
(バスバー)
図8に示すように、絶縁板22の内部には、金属製の第1バスバー27、第2バスバー28、及び第3バスバー29がモールド成形されている。各バスバー27,28,29は、金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。
(第1バスバー27)
図9に示すように、第1バスバー27は、側方から見てL字状に曲げ形成されている。第1バスバー27は、絶縁板22に埋設される埋設部30Aと、埋設部30Aの端縁から直角に曲げ加工されて絶縁板22から絶縁板22の表側(図9における上方)に突出すると共に単芯線23に圧接される圧接部25Cと、を備える。
埋設部30Aの裏面には、絶縁板22から露出する領域が設けられている。埋設部30Aのうち絶縁板22から露出する領域にはリレー12の出力端子31が貫通されている。絶縁板22の表面には、表面側に向かうに従って開口面積が大きくなるように形成された接続孔37Aが形成されており、接続孔37Aからは埋設部30Aの表面が露出している。リレー12の出力端子31は、接続孔37Aを貫通した状態で、フロー半田付け等の公知の手法により、第1バスバー27の埋設部30Aと電気的に接続されている。
第1バスバー27の圧接部25Cは、絶縁板22の保持部24内に配設されている。保持部24によって単芯線23が挟持された状態で、第1バスバー27の圧接部25Cは単芯線23に圧接される。これにより、第1バスバー27と単芯線23とが電気的に接続されるようになっている。
(第2バスバー28)
図10に示すように、第2バスバー28は、側方から見てL字状に曲げ形成されている。第2バスバー28は、絶縁板22に埋設される埋設部30Bと、埋設部30Bの端縁から直角に曲げ加工されて、絶縁板22から回路基板17側に突出する基板接続部32と、を備える。
埋設部30Bの裏面には、絶縁板22から露出する領域が設けられている。第2バスバー28のうち絶縁板22から露出する領域にはリレー12の制御端子36が貫通されている。絶縁板22の表面には、表面側に向かうに従って開口面積が大きくなるように形成された接続孔37Bが形成されており、接続孔37Bからは埋設部30Bの表面が露出している。リレー12の制御端子36は、接続孔37Bを貫通した状態で、フロー半田付け等の公知の手法により、第2バスバー28の埋設部30Bと電気的に接続されている。なお、リレー12の制御端子36とは、リレー12のオン・オフを制御する信号が入力される端子をいう。
絶縁板22の裏面には、回路基板17側に突出すると共に、第2バスバー28の基板接続部32の外周を包囲するガイド部33が形成されている。ガイド部33の先端からは、基板接続部32の先端が露出している。このガイド部33は、回路基板17に形成されたスルーホール19と対応する位置に形成されており、基板接続部32の先端を回路基板17のスルーホール19に案内するようになっている。基板接続部32の先端は、回路基板17のスルーホール19内に挿通されて、フロー半田付け等の公知の手法により、回路基板17に形成された導電路と電気的に接続されるようになっている。
(第3バスバー29)
図11に示すように、第3バスバー29は平板状をなしている。第3バスバー29の裏面には、絶縁板22から露出する領域が設けられている。第3バスバー29のうち絶縁板22から露出する領域には、リレー12の入力端子34と、入力バスバー35とが、貫通されている。絶縁板22の表面には、表面側に向かうに従って開口面積が大きくなるように形成された接続孔37Cが形成されており、接続孔37Cからは第3バスバー29の表面が露出している。リレー12の入力端子34、及び入力バスバー35は、接続孔37Cを貫通した状態で、フロー半田付け等の公知の手法により、第3バスバー29と、電気的に接続されている。本実施形態においては、リレー12には、2つの入力端子34が設けられている。この入力端子34は、1つのリレー12に1つ設けられている構成でもよい。
(入力バスバー35)
入力バスバー35は、詳細には図示しないが、ケース11の外部に配された電源と、電気的に接続されるようになっている。入力バスバー35は、絶縁板22の裏面側に、絶縁板22の板面に対して垂直な姿勢で配されている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、第1バスバー27と、圧接部25Aを有するコネクタ端子14Aとの間、及び、第1バスバー27とヒューズ用端子16との間は、単芯線23で接続される。この結果、リレー12からの出力電流は、単芯線23を通って、第1バスバー27から圧接部25Aを有するコネクタ端子14A及びヒューズ用端子16へと流される。単芯線23は、同程度の電気抵抗値を有するバスバーと比べて、幅狭に形成することができる。この結果、リレー12からの出力電流の導電路としてバスバーのみを用いる場合に比べて、電気接続箱10を小型化することができる。また、単芯線23はバスバーに比べてコストが安いので電気接続箱10のコストダウンを図ることができる。
また、本実施形態によれば、第2バスバー28はリレー12の制御端子36と電気的に接続されている。これにより、リレー12の制御信号は、第2バスバー28と電気的に接続された回路基板17の導電路を流れるようになっている。リレー12の制御信号の電流値は比較的に小さいので、回路基板17の導電路の幅寸法を比較的に狭く形成できる。このように、比較的に電流値の大きな出力電流については単芯線23を流れるようにすると共に、比較的に電流値の小さな制御信号については回路基板17の導電路を流れるようにすることにより、電気接続箱10の配線密度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、絶縁板22の裏面にはリレー12が接続されており、このリレー12側の位置に回路基板17が配される構成となっている。これにより、回路基板17と絶縁板22との間に空けられた間隔にリレー12を配設することができるので、電気接続箱10のスペース効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、絶縁板22には、絶縁板22の板面に対して垂直に配されると共に電源と電気的に接続された入力バスバー35が配設されており、入力バスバー35はリレー12の入力端子34と電気的に接続されている。電源からの入力電流値は比較的に大きいので、入力バスバー35は比較的に幅広に形成される。この入力バスバー35を絶縁板22の板面に対して垂直に配したので、絶縁板22に対する入力バスバー35の投影面積を小さくすることができる。これにより、電気接続箱10の小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、ケース11には、相手側コネクタが嵌合可能なコネクタ13が配設されており、コネクタ13内には、コネクタ端子14Aのうち圧接部25Aが設けられた端部とは異なる端部が配設されている。これにより、リレー12からの出力電流を、単芯線23を用いてコネクタ13へと流すことができる。
また、本実施形態によれば、ケース11には、ヒューズが嵌合可能なヒューズブロック15が配設されており、ヒューズブロック15内には、ヒューズ用端子16が配設されている。これにより、リレー12からの出力電流を、単芯線23を用いてヒューズブロック15へと流すことができる。
本実施形態によれば、コネクタ端子14Aのうち圧接部25Aが設けられた側の端部はコネクタ13から突出しており、ケース11内には、絶縁板22と別体であって、且つコネクタ端子14Aの圧接部25Aが配設される配設部材26が収容されている。これにより、ケース11内における絶縁板22の位置決めと、コネクタ13の位置決めとを、独立して行うことができる。これにより、ケース11内における絶縁板22の位置精度、及びコネクタ13の位置精度を向上させることができる。以下に詳細に説明する。本実施形態においては、絶縁板22の裏面からは、第2バスバー28の基板接続部32が回路基板17に向けて突出している。この基板接続部32は回路基板17のスルーホール19内に挿通されるようになっている。一方、コネクタ13に配設されたコネクタ端子14の一部は、回路基板17側に曲げ加工されて、回路基板17を貫通して接続されるようになっている。本実施形態においては、絶縁板22から突出する第2バスバー28の基板接続部32の、回路基板17のスルーホール19に対するアライメント調整と、コネクタ13から突出するコネクタ端子14の、回路基板17のスルーホール19に対するアライメント調整とを、独立して行うことができる。これにより、第2バスバー28の基板接続部32の位置精度と、コネクタ端子14の位置精度とを向上させることができる。この結果、回路基板17のスルーホール19内への基板接続部32、及びコネクタ端子14の挿通作業の効率を向上させることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図12及び図13を参照しつつ説明する。図12に示すように、リレー12は、絶縁基板の表面(図12における上面)にリレー12を配設されている。絶縁板22には、第4バスバー50がモールド成形されている。第4バスバー50の一方の端部は、絶縁板22から突出して、ヒューズブロック15に向けて曲げ加工されている。
図12における矢線Aで示すように、第4バスバー50の一方の端部は、ヒューズブロック15に組み付けられるようになっている。
ヒューズブロック15からは、ヒューズ用端子51が突出されている。ヒューズ用端子51は、回路基板17側に直角に曲げ加工されている。図12における矢線Bで示すように、ヒューズブロック15は回路基板17に組み付けられるようになっている。ヒューズ用端子51の先端は、回路基板17を貫通して、回路基板17の導電路と電気的に接続されるようになっている。
なお、第4バスバー50のうち絶縁板22に埋設された部分においては、上述した第1バスバー27と同様の手法により、第4バスバー50と、リレー12の出力端子31とが電気的に接続されている。これにより、リレー12の出力端子31は、第4バスバー50を介してヒューズと電気的に接続されるようになっている(図13参照)。
また、絶縁板22の表面には、入力バスバー35が、絶縁板22の板面に対して垂直な姿勢で配設されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、単芯線23だけでリレー12からの出力電流をコネクタ13へ配索する場合に比べて回路設計の自由度が向上する。
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3に係る電気接続箱10を図14ないし図24によって説明する。
本実施形態の電気接続箱10は、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62が、それぞれ第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63に沿うように屈曲されてリフロー半田付けにより接続されている点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る電気接続箱10は、実施形態1と同様に、ケース11と、ケース11内に収容された絶縁板22および回路基板17とを備え、絶縁板22には、単芯線23、リレー12、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63が配設されている。第1バスバー27は、実施形態1と同様に、埋設部30Aと圧接部25Cとを有し、第2バスバー28は、埋設部30Bと基板接続部32とを有している。
そして、第3バスバー63は、絶縁板22に埋設される埋設部64と、一端が電源側に接続された単芯線23に圧接される圧接部65とを有している(図15参照)。埋設部64は、全体として一方向に細長い略矩形の平板状をなし、圧接部65は、埋設部64の長手方向の両端に設けられている。
リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62は、それぞれ第1バスバー27の埋設部30A、第2バスバー28の埋設部30Bおよび第3バスバー63の埋設部64に沿うように屈曲され、リフロー半田付けにより、電気的に接続されている(図16および図17を参照)。
第1バスバー27の圧接部25Cと第3バスバー63の圧接部65とは、ほぼ同じ大きさおよび同じ形状をなしている(図17参照)。両バスバー27,63の圧接部25C,65は、各バスバー27,63の埋設部30A,64の端縁から直角に曲げ加工されてなる。両バスバー27,63の圧接部25C,65は、基部65Aと、基部65Aから立ち上がる一対の圧接刃65Bとを有している。一対の圧接刃65Bは所定の間隔をあけて対向し、両圧接刃65Bの間には基部65Aとは反対側に開口した溝66が形成されている。溝66の幅寸法は、単芯線23の芯線の直径よりも小さい寸法に設定されている。
両圧接刃65Bの先端には、尖った形状をなして圧入部70に食い込む食い込み部67が設けられている。また、圧接刃65Bの外側(溝66とは反対側)の縁には、食い込み部67よりも基部65A側の位置に、外側に突出して圧入部70に係止する係止部68が設けられている。
絶縁板22には、圧接部25C,65を圧入可能な圧入部70が設けられている。圧入部70は、絶縁板22と一体に設けられ、絶縁板22の板面から表側(単芯線23の配策される側)に突出して形成されている(図18参照)。圧入部70は、単芯線23の配策位置に設けられ、単芯線23の両側に立ち上がる一対の挟持部71を有している(図19参照)。一対の挟持部71の対向面にはスリット72が形成されており(図20参照)、圧接部25C,65が圧入部70に圧入されると、圧接刃65Bがスリット72から突出して配置され、単芯線23に直接に接することが可能とされている。
次に、実施形態3にかかる電気接続箱10の製造方法について説明する。
まず、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62を、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63にそれぞれリフロー半田付けにより接続する。具体的には、図21に示すように、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63を所定の位置にそれぞれ位置決めした後、各バスバー27,28,63の埋設部30A,30B,64の上に半田ペースト(図示せず)を塗布し、その上に、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62をそれぞれ載せるようにしてリレー12を配置し、加熱して半田を溶かした後、冷却する。
また、単芯線23を絶縁板22の所定の位置に配策する。このとき、単芯線23を、圧入部70の挟持部71の間、および保持部24の間に差し入れて、絶縁板22に対して位置決めする。
次いで、リレー12を絶縁板22に実装する(図22および図23参照)。第1バスバー27および第3バスバー63の圧接部25C,65を、それぞれ対応する圧入部70に対して、絶縁板22の裏側(リレー12が配設される側)から圧入する。すると、圧接部25C,65が絶縁板22の表側に突出し、圧接刃65Bが単芯線23の絶縁被覆を破って芯線に接触する。また、圧接部25C,65の食い込み部67が圧入部70に食い込み、かつ係止部68が圧入部70に係止して、圧接部25C,65が圧入部70に対して固定される。こうして、第1バスバー27および第3バスバー63は、それぞれの圧接部25C,65が圧入部70に圧入されたことで、絶縁板22に対して固定され、これにより、リレー12が絶縁板22に実装される。
次に、絶縁板22と回路基板17とを電気的に接続する(図24参照)。実施形態1と同様、第2バスバー28の基板接続部32を回路基板17のスルーホール19に挿入し、フロー半田付け等の公知の手法により、回路基板17の導電路と接続する。
こうして、絶縁板22と回路基板17とからなる回路ユニットの製造が完了し、この回路ユニットをケース11内に収容すると、電気接続箱10の製造が完了する。
以上のように本実施形態においては、リレー12の出力端子60、リレー12の制御端子61およびリレー12の入力端子62が、それぞれ第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63に沿うように屈曲されてリフロー半田付けにより接続されている。リフロー半田はフロー半田に比べて半田ブリッジが発生しにくく、その分半田ランドの間隔を狭くすることができるから、絶縁板22の小型化を図ることができる。
また、絶縁板22には、一端が電源側に接続された単芯線23と、単芯線23に圧接される圧接部65を有する第3バスバー63とが配設され、リレー12の入力端子62は、第3バスバー63を介して単芯線23に電気的に接続されている。したがって、電源からの入力電流の導電路としてバスバーのみを用いる場合に比べて、電気接続箱10を小型化することができる。
また、絶縁板22には、圧接部25C,65を圧入可能な圧入部70が設けられ、圧接部25C,65を圧入部70に圧入することで、第1バスバー27または第3バスバー63が絶縁板22に固定される。したがって、第1バスバー27および第3バスバー63を、比較的容易に絶縁板22に固定することができる。
また、圧入部70は、絶縁板22のうち単芯線23の配策位置に設けられて単芯線23の両側に立ち上がる一対の挟持部71を有している。これにより、予め単芯線23を絶縁板22に配策し、一対の挟持部71の間に差し入れて位置決めした状態で、第1バスバー27または第3バスバー63の圧接部25C,65を圧入部70に圧入すると、第1バスバー27または第3バスバー63と単芯線23とが電気的に接続すると同時に、第1バスバー27および第3バスバー63が絶縁板22に固定される。したがって、リレー12の絶縁板22への固定と、リレー12と単芯線23との電気的な接続とを、同時に行うことができる。
また、絶縁板22に単芯線23を配策した後に、リレー12を絶縁板22に固定するようにしたから、リレー12を絶縁板22に固定した後に、バスバー27,63の圧接部25C,65に単芯線23を圧接させながら配策する場合に比べて、回路ユニットの製造が容易である。
また、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62を、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63にそれぞれリフロー半田付けにより接続した後、リレー12を絶縁板22に固定している。したがって、絶縁板22をリフロー炉に通さなくて済むから、絶縁板22の材料として、耐熱性が高い高価な合成樹脂(例えばポリフェニレンサルファイド(PPS))を使用しなくてよい。そして、絶縁板22を、比較的安価な合成樹脂(例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロン(Ny)等)により形成することで、電気接続箱10のコストダウンを図ることができる。
<実施形態4>
次に、本発明を具体化した実施形態4に係る電気接続箱10を図25ないし図27によって説明する。
本実施形態の電気接続箱10は、単芯線23が絶縁板22の表裏両面に配策されている点で、実施形態3とは相違する。なお、実施形態3と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る電気接続箱10は、実施形態3と同様に、ケース11と、ケース11内に収容された絶縁板22および回路基板17とを備え、絶縁板22には、単芯線23、リレー12、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63が配設されている。そして、実施形態3と同様、第1バスバー27は、埋設部30Aと圧接部25Cとを有し、第2バスバー28は、埋設部30Bと基板接続部32とを有し、第3バスバー63は、埋設部64と圧接部65とを有している。また、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62は、実施形態3と同様、それぞれ第1バスバー27の埋設部30A、第2バスバー28の埋設部30Bおよび第3バスバー63の埋設部64に沿うように屈曲され、リフロー半田付けにより、電気的に接続されている。
絶縁板22には、実施形態3と同様、圧接部25C,65を圧入可能な圧入部70が設けられている。圧入部70は、実施形態3と同様に、単芯線23の配策位置に設けられ、単芯線23の両側に立ち上がる一対の挟持部71を有し、一対の挟持部71の対向面にはスリット72が形成されている。圧入部70は、絶縁板22の板面から表側に突出するものと、裏側に突出するものとが設けられている。なお、図25ないし図27においては、絶縁板22の表側に突出する圧入部70を省略している。絶縁板22の表側に突出する圧入部70に圧入された圧接部25C,65は、絶縁板22の表側に配策された単芯線23に接続し、絶縁板22の裏側に突出する圧入部70に圧入された圧接部25C,65は、絶縁板22の裏側に配策された単芯線23に接続する。
そして、リレー12を絶縁板22に固定する際には、実施形態3と同様、第1バスバー27および第3バスバー63の圧接部25C,65を、それぞれ対応する圧入部70に、裏側(リレー12が配設される側)から圧入する(図26参照)。ここで、圧接部25C,65を、絶縁板22の裏側に突出して設けられた圧入部70に圧入した場合には、表側に突出して設けられた圧入部70に圧入した場合と同様に、圧接刃65Bが単芯線23の絶縁被覆を破って芯線に接触し、また圧接部25C,65の食い込み部67が圧入部70に食い込み、かつ係止部68が圧入部70に係止して、圧入部70に対して圧接部25C,65が固定され(図27参照)、リレー12が絶縁板22に実装される。このとき、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63は、それぞれの埋設部30A,30B,64が絶縁板22から離間した状態となっている。
以上のように本実施形態においては、単芯線23が絶縁板22の表裏両面に配策されているから、一方の面のみに単芯線23を配策する場合に比べて、絶縁板22の配線密度を向上させることができ、もって電気接続箱10の小型化を図ることができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示の技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような形態であってもよい。
(1)上記実施形態においては、リレー12として機械式リレーを用いたが、これに限られず、半導体リレーを用いてもよい。
(2)上記実施形態においては、ケース11内に1つの回路基板17が収容される構成としたが、これに限られず、回路基板17は省略してもよく、また、2つ以上の複数の回路基板17が収容される構成としてもよい。
(3)上記実施形態においては、バスバーは、絶縁板22の裏面側の一層のみに配策されているが、これに限らず、バスバーが、絶縁板に積層して配策された構成としてもよい。
(4)実施形態3および実施形態4では、リレー12の出力端子60、制御端子61および入力端子62を、第1バスバー27、第2バスバー28および第3バスバー63にそれぞれリフロー半田付けにより接続した後に、第1バスバー27および第3バスバー63の圧接部25C,65を圧入部70に圧入して、リレー12を絶縁板22に固定しているが、これに限らず、例えば、第1バスバー、第2バスバーおよび第3バスバーを絶縁板に先に固定した後、第1バスバー、第2バスバーおよび第3バスバーに、リレーの出力端子、制御端子および入力端子をリフロー半田付けにより接続するようにしてもよい。
10…電気接続箱
11…ケース
12…リレー
13…コネクタ
14A…コネクタ端子(圧接端子)
15…ヒューズブロック(コネクタ)
16…ヒューズ用端子(圧接端子)
17…回路基板
22…絶縁板
23…単芯線
25,65…圧接部
27…第1バスバー
26…配設部材
28…第2バスバー
29,63…第3バスバー
31,60…出力端子
32…基板接続部
34,62…入力端子
35…入力バスバー
36,61…制御端子
50…第4バスバー
70…圧入部
71…挟持部

Claims (8)

  1. ケースと、前記ケース内に収容された絶縁板と、前記絶縁板に配索された単芯線と、前記絶縁板に配設されると共に前記単芯線に圧接される圧接部を有する第1バスバーと、前記絶縁板に配設されたリレーと、前記単芯線に圧接される圧接部を有する圧接端子と、を備え、
    前記リレーの出力端子は前記第1バスバーと電気的に接続され
    前記ケース内にはプリント配線技術により導電路が形成された回路基板が前記絶縁板と間隔を空けて収容されており、前記回路基板と前記絶縁板とは前記絶縁板に配設された第2バスバーから前記回路基板に向けて突出する基板接続部を介して電気的に接続されており、前記第2バスバーは前記リレーの制御端子と電気的に接続される電気接続箱。
  2. 前記回路基板は前記絶縁板の前記リレーが配設された側に配されている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記絶縁板には前記絶縁板の板面に対して垂直に配されると共に電源と電気的に接続された入力バスバーが配設されており、前記入力バスバーは前記リレーの入力端子と電気的に接続される請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記入力バスバーと前記リレーの入力端子とは、前記絶縁板に配設された第3バスバーを介して電気的に接続されている請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記絶縁板には、一端が電源側に接続された単芯線と、前記単芯線に圧接される圧接部を有する第3バスバーとが配設され、
    前記リレーの入力端子は、前記第3バスバーを介して前記単芯線に電気的に接続されている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  6. 前記リレーの出力端子、前記リレーの制御端子および前記リレーの入力端子は、それぞれ前記第1バスバー、前記第2バスバーおよび前記第3バスバーにリフロー半田付けにより接続されている請求項4または請求項5に記載の電気接続箱。
  7. 前記絶縁板には、前記圧接部が圧入される圧入部が設けられ、前記圧接部が前記圧入部に圧入されることで、この圧接部を有する前記第1バスバーまたは前記第3バスバーが、前記絶縁板に固定される請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  8. 前記圧入部は、前記絶縁板のうち前記単芯線の配策位置に設けられて前記単芯線の両側に立ち上がる一対の挟持部を有する請求項7に記載の電気接続箱。
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