JP6521775B2 - ケーブル固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フラットケーブルを筐体に固定すると共に、フラットケーブルの導体を電気機器の接続端子に接続するケーブル固定構造に関する。
下記特許文献1には、フラットケーブルの導体を圧接接続する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、フラットケーブルの導体を圧接接続した圧接コネクタと、電気機器(バルブ)が実装されたソケットコネクタとを嵌合接続することで、電気機器をフラットケーブルに接続する技術が開示されている。
特開2005−332714号公報 特開2003−132983号公報
ところで、自動車内に敷設されるワイヤハーネスでは、車体上に配索するワイヤハーネスを筐体に固定したり、ワイヤハーネスに車載用の電気機器を接続したりすることが多い。
このようなワイヤハーネスの筐体への固定や、ワイヤハーネスへの電気機器の接続を、前述した特許文献1や特許文献2に技術で行うと、構成が複雑なコネクタのハウジングが必要になる。その結果、コストが増大したり、コネクタの組み立て作業や、多数の電線の圧接作業や、コネクタの筐体への固定作業によって、多くの作業工程が必要となり、作業時間が長大化するという問題が生じた。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、構成が複雑な部品を使わずに、しかも、少ない操作で、フラットケーブルの筐体への固定と、電気機器の接続端子へのフラットケーブルの導体の電気的な接続とを、実現することができ、コストの低減と作業時間の短縮とを図ることのできるケーブル固定構造を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 同一平面上に並列に配列される複数の導体の表面が絶縁体層で覆われると共に、片面の絶縁体層には、前記複数の導体を露出させる導体露出開口が形成されたフラットケーブルと、
前記フラットケーブルを配設する筐体上に立設されて前記フラットケーブルの配索方向と直交する方向に延在するリブと、
前記リブを、該リブに被せられた前記フラットケーブルの上から挟持することで前記フラットケーブルを前記リブに固定するクリップと、
を備えると共に、
前記クリップは、導電材料で形成されて前記リブに組み付けられた状態では前記導体露出開口に露出する前記導体に接触する複数の導体接触部と、当該クリップ上に実装される電気機器と、この電気機器の複数の接続端子を前記複数の導体接触部に導通させる内部配線と、を備えたことを特徴とするケーブル固定構造。
(2) 前記電気機器がLEDであり、前記LEDに接続される前記フラットケーブルの導体は、前記LEDへの給電用の導体であることを特徴とする上記(1)に記載のケーブル固定構造。
(3) 前記リブは、前記フラットケーブルの配索方向に間隔を開けて一対設けられ、
前記フラットケーブルは、一対の前記リブに被せられ、
前記クリップは、一対の前記リブの互いに外側となる面を挟持することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のケーブル固定構造。
(4) 前記クリップは、前記リブを挟む一対の挟持片の内面に、前記フラットケーブルを前記リブに押圧する専用の押え部を備えたことを特徴とする上記(1)〜(3)の何れかに記載のケーブル固定構造。
上記(1)の構成によれば、リブに被せたフラットケーブルをクリップによってリブに固定すると、クリップに装備された複数の導体接触部がフラットケーブル上の導体露出開口からフラットケーブル上の各導体に接触し、フラットケーブルの導体と導体接触部とが導通接続された状態になる。そして、複数の導体接触部には、クリップに装備された内部配線によってクリップ上の電気機器の複数の接続端子が導通しているため、電気機器の複数の接続端子がフラットケーブルの複数の導体に導通接続された状態になり、クリップ上の電気機器が動作可能になる。
即ち、上記(1)の構成によれば、コネクタハウジングのような構成が複雑な部品を使わずに、しかも、クリップをリブに組み付けるという少ない操作だけで、フラットケーブルの筐体への固定と、電気機器の接続端子へのフラットケーブルの導体の電気的な接続とを、実現することができる。従って、フラットケーブルの筐体への固定と、電気機器の接続端子へのフラットケーブルの導体の電気的な接続において、コストの低減と作業時間の短縮とを図ることができる。
上記(2)の構成によれば、フラットケーブルをクリップにより筐体上のリブに固定するだけで、フラットケーブルの筐体への固定を実現すると同時に、クリップ上のLEDへ給電用の導体を接続することができ、LEDによる照明機能を得ることができる。
従って、照明器機用のソケット等の大きな部品を配置することができない狭い配索位置でも、照明機能を確保することができる。
上記(3)の構成によれば、クリップは、フラットケーブルの配索方向に離間した一対のリブを挟持する構成で、クリップで挟む寸法が大きくなるため、挟持対象が薄すぎるために安定した挟持ができなくなることがない。従って、フラットケーブル4の固定部におけるクリップの導体接触部とフラットケーブルの導体との接触圧を安定させ、安定した導通接続状態を得ることができ、導通接続に対する信頼性を向上させることができる。
上記(4)の構成によれば、リブを挟むクリップの一対の挟持片は、フラットケーブルをリブに押圧してリブに固定する専用の押え部を備えており、導体接触部と押え部とはそれぞれ独立に押圧力を設定することができる。
換言すると、導体接触部には電気的な導通接続に適した押圧力を設定し、押え部には固定に適した押圧力を設定することができ、安定した電気的な接続を実現する一方、フラットケーブルをしっかりと筐体に固定することができる。
本発明によるケーブル固定構造によれば、構成が複雑な部品を使わずに、しかも、簡単で少ない操作で、フラットケーブルの筐体への固定と、電気機器の接続端子へのフラットケーブルの導体の電気的な接続とを、実現することができ、コストの低減と作業時間の短縮とを図ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るケーブル固定構造の一実施形態の斜視図である。 図2は図1に示したフラットケーブルの平面図である。 図3は図1に示したクリップの斜視図である。 図4は図1に示したケーブル固定構造を得るまでの作業工程の説明図である。
以下、本発明に係るケーブル固定構造の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4は本発明に係るケーブル固定構造の一実施形態の説明図で、図1は本発明に係るケーブル固定構造の一実施形態の斜視図、図2は図1に示したフラットケーブルの平面図、図3は図1に示したクリップの斜視図、図4は図1に示したケーブル固定構造を得るまでの作業工程の説明図である。
この一実施形態のケーブル固定構造は、図1に示すように、車両の車体パネル等の筐体3上に配索されるフラットケーブル4と、フラットケーブル4の配索先の筐体3に立設された一対のリブ31と、一対のリブ31を挟持可能なクリップ5と、を備えている。
筐体3及び一対のリブ31は、絶縁性を有する合成樹脂製である。
一対のリブ31は、筐体3の表面から突出する高さがh1の平板状で、フラットケーブル4の配索方向(図1の矢印X1方向)と直交する方向(図1の矢印Y1方向で、フラットケーブル4の幅方向である)に沿って延設されている。
また、図1に示すように、フラットケーブル4の配索方向と直交する方向に延在する一対のリブ31の長さL1は、フラットケーブル4の幅寸法W1よりも大きく設定されている。また、一対のリブ31は、筐体3と同一の材質で、筐体3に一体形成されている。更に、一対のリブ31は、図1に示すように、フラットケーブル4の配索方向に間隔L3を開けて、設けられている。
フラットケーブル4は、同一平面上に並列に配列される二つの帯状の導体41a,41bと、これらの導体41a,41bの表面(両面)を覆う薄膜状の絶縁体層42と、を備えている。フラットケーブル4は、当該4の配索方向に離間している一対のリブ31に被せられる。並列に配列される導体41a,41b相互は、図2に示すように、間隔を空けてピッチP1で配列されている。
本実施形態の場合、フラットケーブル4に装備された二つの導体41a,41bは、電気機器に給電する電流が流れる導体である。更に詳しく説明すると、導体41aは電気機器の+極の接続端子に接続される導体であり、導体41bは電気機器の−極の接続端子に接続される導体である。
そして、図2に示すように、片面の絶縁体層42には、導体41a,41bを露出させる導体露出開口43が装備されている。導体露出開口43は、後述するクリップ5の導体接触部53a,53bを導体41a,41bに接触させるための開口であり、後述する導体接触部53a,53bの位置に対応して設けられる。
また、本実施形態のフラットケーブル4は、フラットケーブル4の長手方向に沿って導体露出開口43から距離L2だけ離れた位置に、リブ露出開口45が備えられている。このリブ露出開口45は、導体41a,41bの上に重ならない絶縁体層42のみの位置に形成されている。リブ露出開口45は、フラットケーブル4の両面の絶縁体層42を貫通していて、フラットケーブル4が重なるリブ31の表面を露出させる。このリブ露出開口45は、後述するクリップ5のリブ接触部54をリブ31の表面に接触させるための開口である。
また、本実施形態のフラットケーブル4は、導体露出開口43とリブ露出開口45との間の離間距離がL2に設定されていることで、図4(a)に示すように、当該フラットケーブル4を一対のリブ31の上に被せて導体露出開口43を一方のリブ31の外側の面31aの上に位置させたときに、リブ露出開口45が他方のリブ31の外側の面31bの上に位置する。
言い換えると、本実施形態のフラットケーブル4は、クリップ5が挟むリブ31の二つの面31a,31bの内の一方の面31aの上に導体露出開口43が位置するときに、リブ露出開口45は他方の面31bの上に位置する。
フラットケーブル4に形成する導体露出開口43及びリブ露出開口45は、図2に示したように、矩形の開口である。
クリップ5は、図3に示すように、一対のリブ31の外側の表面31a,31bに当接させる一対の挟持片51と、この一対の挟持片51の一側縁(図3では、上端縁)同士を連結した連結部52と、連結部52に実装される照明用電気機器としてのLED(発光ダイオード)57と、LED57の一対の給電用接続端子に接続される内部配線58a,58bと、を備えている。
クリップ5の一対の挟持片51や連結部52は、絶縁性の樹脂材料で一体形成されている。
このクリップ5は、一対のリブ31に被せたフラットケーブル4の上から一対のリブ31の互いに外側となる面を挟持することで、フラットケーブル4をリブ31に固定する。
連結部52は、一対の挟持片51が一対のリブ31の外側の表面31aを,31b挟むように、一対の挟持片51の一側縁同士を結合している。即ち、クリップ5は、一対の挟持片51によって、一対のリブ31の互いに外側となる表面31a,31bを挟持する。
一対の挟持片51の内、一方の挟持片51の内面には二つの導体接触部53a,53bを備え、他方の挟持片51の内面には、3つのリブ接触部54と、押え部55と、を備えている。
二つの導体接触部53a,53bは、フラットケーブル4における二つの導体41a,41bの配列ピッチと同じ間隔で、フラットケーブル4の幅方向に沿って装備されている。これらの二つの導体接触部53a,53bは、フラットケーブル4を被せた一対のリブ31にクリップ5を組み付けた状態で、導体露出開口43に露出する導体41a,41bに接触する突起状の部位である。この導体接触部53a,53bは、挟持片51に一体形成した突起部の表面に、メッキ処理によって導電体層を形成したもので、接触した導体41a,41bに導通接続される。
導体接触部53aはフラットケーブル4の導体41aに導通接続され、導体接触部53bはフラットケーブル4の導体41bに導通接続される。
3つのリブ接触部54は、フラットケーブル4の3つのリブ露出開口45の配列ピッチと同じ間隔で、フラットケーブル4の幅方向に沿って装備されている。これらの3つのリブ接触部54は、フラットケーブル4を被せた一対のリブ31にクリップ5を組み付けた状態で、リブ露出開口45に露出するリブ31の表面に接触する突起状の部位である。
リブ接触部54は、挟持片51と一体の樹脂製で、絶縁性を有している。
押え部55は、導体接触部53a,53bやリブ接触部54とは別に、各挟持片51の内面の先端側に装備されている。この押え部55は、リブ31に被せられたフラットケーブル4をリブ31に押圧する断面三角形状の突起で、フラットケーブル4の幅方向に延在して設けられている。押え部55は、フラットケーブル4をリブ31に押圧する専用の突起である。
クリップ5に装備されるLED57は、フラットケーブル4の固定部における照明用として、クリップ5の連結部52に実装されている。
クリップ5に装備される内部配線58a,58bは、LED57の給電用の二つの接続端子(リード)を、挟持片51上の2つの導体接触部53a,53bに導通させる配線である。この内部配線58a,58bは、例えばインサート成形等によって、挟持片51及び連結部52の内部に布線される。
本実施形態のケーブル固定構造では、図4に示す手順で、フラットケーブル4を筐体3に固定する。
まず、図4(a)に示すように、フラットケーブル4を一対のリブ31上に被せる。このとき、フラットケーブル4上の各導体露出開口43が一方のリブ31の外側の表面31a上に位置するように、フラットケーブル4の位置を調整する。これにより、フラットケーブル4のリブ露出開口45は、他方のリブ31の外側の表面31b上に位置する。
次いで、図4(b)に矢印Y1で示すように、一対のリブ31に被せたフラットケーブル4の上から、クリップ5を一対のリブ31に組み付ける。
次いで、図4(c)に示すように、クリップ5を一対のリブ31の根元側に押し込んで、導体接触部53a,53bの位置をフラットケーブル4の導体露出開口43の位置に合わせると、導体接触部53a,53bがフラットケーブル4の導体41a,41bと接触して、導体接触部53aと導体41aとが導通状態になり、また、導体接触部53bと導体41bとが導通状態になる。そして、クリップ5の各導体接触部53a,53bが、内部配線58a,58bによってLED57の給電用の接続端子に導通接続されていることから、フラットケーブル4の給電用の導体41a,41bがLED57の給電用の接続端子に導通接続され、LED57による照明が可能になる。
また、図4(c)に示したように一対のリブ31へのクリップ5の組付けが完了した状態では、クリップ5の一対の挟持片51の押え部55がフラットケーブル4をリブ31に押圧する力で、フラットケーブル4が一対のリブ31にしっかりと固定される。また、クリップ5の一方の挟持片51に装備された導体接触部53a,53bが、しっかりとフラットケーブル4の一対の導体41a,41bに接触して、フラットケーブル4の導体41a,41bとクリップ5の導体接触部53a,53bとの安定した電気的接続が得られる。
以上に説明した一実施形態のケーブル固定構造の構成によれば、一対のリブ31に被せたフラットケーブル4をクリップ5によって一対のリブ31に固定すると、クリップ5に装備された二つの導体接触部53a,53bがフラットケーブル4上の導体露出開口43からフラットケーブル4上の各導体41a,41bに接触し、フラットケーブル4の導体41a,41bと導体接触部53a,53bとが導通接続された状態になる。そして、二つの導体接触部53a,53bには、クリップ5に装備された内部配線58a,58bによってクリップ5上のLED57の二つの接続端子が導通しているため、電気機器57の二つの接続端子がフラットケーブル4の二つの導体に導通接続された状態になり、クリップ5上のLED57が動作可能になる。
即ち、一実施形態のケーブル固定構造の構成によれば、コネクタハウジングのような構成が複雑な部品を使わずに、しかも、クリップ5を一対のリブ31に組み付けるという少ない操作だけで、フラットケーブル4の筐体への固定と、LED57の接続端子へのフラットケーブル4の導体41a,41bの電気的な接続とを、実現することができる。従って、フラットケーブル4の筐体への固定と、LED57の接続端子へのフラットケーブル4の導体41a,41bの電気的な接続において、コストの低減と作業時間の短縮とを図ることができる。
また、一実施形態のケーブル固定構造の構成によれば、フラットケーブル4をクリップ5により筐体3上のリブ31に固定するだけで、フラットケーブル4の筐体3への固定を実現すると同時に、クリップ5上のLED57へ給電用の導体41a,41bを接続することができ、LED57による照明機能を得ることができる。
従って、照明器機用のソケット等の大きな部品を配置することができない狭い配索位置でも、照明機能を確保することができる。
また、一実施形態のケーブル固定構造の構成によれば、クリップ5は、フラットケーブル4の配索方向に離間した一対のリブ31を挟持する構成で、クリップ5で挟む寸法が大きくなるため、挟持対象が薄すぎるために安定した挟持ができなくなることがなく、ケーブル固定部におけるクリップ5の導体接触部53a,53bとフラットケーブル4の導体41a,41bとの接触圧を安定させ、安定した導通接続状態を得ることができ、導通接続に対する信頼性を向上させることができる。
また、一実施形態のケーブル固定構造の構成によれば、リブ31を挟むクリップ5の一対の挟持片51は、フラットケーブル4をリブ31に押圧してリブ31に固定する専用の押え部55を備えており、導体接触部53a,53bと押え部55とはそれぞれ独立に押圧力を設定することができる。
換言すると、導体接触部53a,53bには電気的な導通接続に適した押圧力を設定し、押え部55には固定に適した押圧力を設定することができ、安定した電気的な接続を実現する一方、フラットケーブル4をしっかりと筐体に固定することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、クリップに装備する電気機器は、LEDに限るものではなく、他の照明機器でも良い。また、クリップに装備する電気機器は、照明機器に限るものではなく、例えば、ブザーなどの鳴動装置や、液晶ディスプレイなどの各種の電気機器を対象とすることができる。
また、フラットケーブルに装備される導体は、給電用に限らない。例えば、クリップに実装される電気機器が、給電の他に、制御信号の入出力が必要な場合には、フラットケーブルは制御信号用の導体も含むものとなる。また、クリップに装備する導体接触部の数量は、前述の実施形態に限定されず、クリップに実装される電気機器の入出力端子の数量に相応したものとすることができる。
また、前述の一実施形態では、クリップ5は一対のリブ31を挟持する構成であった。しかし、クリップ5は、単一のリブ31を挟持する構成としても良い。このようにすることで、ジョイント接続部をコンパクトにすることができる。
ここで、上述した本発明に係るケーブル固定構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 同一平面上に並列に配列される複数の導体(41a,41b)の表面が絶縁体層(42)で覆われると共に、片面の絶縁体層(42)には、前記複数の導体(41a,41b)を露出させる導体露出開口(43)が形成されたフラットケーブル(4)と、
前記フラットケーブル(4)を配設する筐体(3)上に立設されて前記フラットケーブル(4)の配索方向と直交する方向に延在するリブ(31)と、
前記リブ(31)を、該リブ(31)に被せられた前記フラットケーブル(4)の上から挟持することで前記フラットケーブル(4)を前記リブ(31)に固定するクリップ(5)と、
を備えると共に、
前記クリップ(5)は、導電材料で形成されて前記リブ(31)に組み付けられた状態では前記導体露出開口(43)に露出する前記導体(41a,41b)に接触する複数の導体接触部(53a,53b)と、当該クリップ(5)上に実装される電気機器(57)と、この電気機器(57)の複数の接続端子を前記複数の導体接触部(53a,53b)に導通させる内部配線(58a,58b)と、を備えたことを特徴とするケーブル固定構造。
[2] 前記電気機器(57)がLEDであり、前記LEDに接続される前記フラットケーブル(4)の導体(41a,41b)は、前記LEDへの給電用の導体であることを特徴とする上記[1]に記載のケーブル固定構造。
[3] 前記リブ(31)は、前記フラットケーブル(4)の配索方向に間隔を開けて一対設けられ、
前記フラットケーブル(4)は、一対の前記リブ(31)に被せられ、
前記クリップ(5)は、一対の前記リブ(31)の互いに外側となる面(31a,31b)を挟持することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のケーブル固定構造。
[4] 前記クリップ(5)は、前記リブ(31)を挟む一対の挟持片(51)の内面に、前記フラットケーブル(4)を前記リブ(31)に押圧する専用の押え部(55)を備えたことを特徴とする上記[1]〜[3]の何れかに記載のケーブル固定構造。
3 筐体
4 フラットケーブル
5 クリップ
31 リブ
31a,31b 外側の面
41a,41b 導体
42 絶縁体層
43 導体露出開口
53a,53b 導体接触部
55 押え部
57 LED(電気機器)
58a,58b 内部配線

Claims (4)

  1. 同一平面上に並列に配列される複数の導体の表面が絶縁体層で覆われると共に、片面の絶縁体層には、前記複数の導体を露出させる導体露出開口が形成されたフラットケーブルと、
    前記フラットケーブルを配設する筐体上に立設されて前記フラットケーブルの配索方向と直交する方向に延在するリブと、
    前記リブを、該リブに被せられた前記フラットケーブルの上から挟持することで前記フラットケーブルを前記リブに固定するクリップと、
    を備えると共に、
    前記クリップは、導電材料で形成されて前記リブに組み付けられた状態では前記導体露出開口に露出する前記導体に接触する複数の導体接触部と、当該クリップ上に実装される電気機器と、この電気機器の複数の接続端子を前記複数の導体接触部に導通させる内部配線と、を備えたことを特徴とするケーブル固定構造。
  2. 前記電気機器がLEDであり、前記LEDに接続される前記フラットケーブルの導体は、前記LEDへの給電用の導体であることを特徴とする請求項1に記載のケーブル固定構造。
  3. 前記リブは、前記フラットケーブルの配索方向に間隔を開けて一対設けられ、
    前記フラットケーブルは、一対の前記リブに被せられ、
    前記クリップは、一対の前記リブの互いに外側となる面を挟持することを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル固定構造。
  4. 前記クリップは、前記リブを挟む一対の挟持片の内面に、前記フラットケーブルを前記リブに押圧する専用の押え部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーブル固定構造。
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