JP5642496B2 - 柔軟剤組成物 - Google Patents
柔軟剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5642496B2 JP5642496B2 JP2010237640A JP2010237640A JP5642496B2 JP 5642496 B2 JP5642496 B2 JP 5642496B2 JP 2010237640 A JP2010237640 A JP 2010237640A JP 2010237640 A JP2010237640 A JP 2010237640A JP 5642496 B2 JP5642496 B2 JP 5642496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- group
- meth
- carbon atoms
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
(a)成分:下記一般式(1)で示されるモノマー単位(a1)及び下記一般式(2)で示されるモノマー単位(a2)を(a1)/{(a1)+(a2)}=0.52〜1.0のモル比で含有するポリマー又はその酸塩
(b)成分:重量平均分子量が10万〜2000万であり、且つN質量%が0.40〜5.0であるカチオン化多糖
(c)成分:分子内に炭素数15〜21の炭化水素基を1〜3個含有する3級アミン、その酸塩又は4級化物から選ばれる1種以上の化合物
(a)成分は、下記一般式(1)で示されるモノマー単位(a1)及び下記一般式(2)で示されるモノマー単位(a2)を(a1)/{(a1)+(a2)}=0.52〜1.0のモル比で含有するポリマー又はその酸塩である。
本発明の(b)成分はカチオン化多糖であり、その主骨格を形成する多糖類としては、塊茎類、豆科植物類、穀物及び穀粒類を含む様々な供給源から選択することができる。カチオン化多糖の主骨格を形成する多糖類としては、特に制限されるものではないが、セルロース、澱粉、デキストラン、ローカストビーンガム、グアーガム、プルラン、キチン、キトサン、アガロース、カラギーナン、又はカードラン等が挙げられ、セルロース、澱粉が挙げられる。澱粉として好ましくはコーンスターチ、小麦スターチ、ライススターチ、ワクシーコーンスターチ、オート麦スターチ、キャッサバスターチ、ワクシー大麦スターチ、ワクシーライススターチ、グルテン状ライススターチ、スイートライススターチ、ポテトスターチ、タピオカスターチ、オート麦スターチ、サゴスターチ、又はこれらの混合物が挙げられる。好ましくはセルロース及び澱粉から選ばれる多糖類である。
カチオン化多糖0.1gを精秤し、0.1質量%水溶液になる様にイオン交換水に溶解させる。このカチオン化多糖水溶液10.0gを精秤し(ag)、5倍に希釈した後にトルイジンブルーを3滴加えて、1/400Nポリビニル硫酸カリウム(PVSK)水溶液で滴定する。滴定の終点は、青色が紫色ないし赤色に変わることで確認できる。滴定に要したPVSK量から、次式によりN質量(%)を求める。
ゲル濾過クロマトグラフィー(GPC)を用いて、下記の測定条件で測定した。
装置;東ソー(株)製HLC−8120
GPCカラム;東ソー(株)製TSKgelα−M(1本)
溶離液;ジメチルスルホキシド(50mM臭化カリウム)
流速;0.5mL/min
カラム温度;50℃
検出器;RI
試料濃度;5mg/mL
注入量;100μL
分子量換算用検量線;昭和電工製単分散プルランを使用。
試料の分子量:標準プルラン基準の相対値
(c)成分は分子内に炭素数15〜21の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基を1〜3個含有する3級アミン、その酸塩又は4級化物から選ばれる1種以上の化合物であり、衣料等に対する柔軟基剤として機能し得る。好ましくは、下記一般式(4)で表される3級アミン、その酸塩又は4級化物から選ばれる1種以上の化合物である。洗濯工程のすすぎ段階で処理を行う場合に、すすぎ水中の洗剤成分(特に陰イオン界面活性剤)の量が異なる多様な洗濯条件下で使用しても、衣料に対する優れた柔軟性付与効果の変動が少ない点から、4級化物が好ましい。
本発明の柔軟剤組成物は、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分/(b)成分=0.1〜20であり、洗濯工程のすすぎ段階で処理を行う場合に、すすぎ水中の洗剤成分(特に陰イオン界面活性剤)の量が異なる多様な洗濯条件下で使用しても、衣料に対する優れた柔軟性付与効果の変動が少ない点から、0.1〜15が好ましく、より好ましくは0.1〜10であり、さらに好ましくは0.1〜7である。
〔(a)成分〕
a−1:下記合成例1で得られたポリマー、DMAEMA/LMA=9/1(モル比)〔(a1)/{(a1)+(a2)}のモル比が0.90〕、重量平均分子量11000
a−2:下記合成例2で得られたポリマー、DMAEMA/LMA=7/3(モル比)〔(a1)/{(a1)+(a2)}のモル比が0.70〕、重量平均分子量7800
a―3:下記合成例3で得られたポリマー、DMAEMA100モル%〔(a1)/{(a1)+(a2)}のモル比が1.0〕、重量平均分子量11200
a’−1:下記合成例4で得られたポリマー、DMAEMA/LMA=5/5(モル比)〔(a1)/{(a1)+(a2)}のモル比が0.50〕、重量平均分子量9500
a’−2:和光純薬工業株式会社 ポリエチレンイミン(重量平均分子量10000:カタログ値)
a’−3:ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロライド)、Nalco社製 マーコート100(重量平均分子量100000:カタログ値)
a’−4:下記合成例5で得られたポリマー、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドのホモポリマー、重量平均分子量153000
b−1:カチオン化セルロース(N質量%は1.0質量%、重量平均分子量40万、ダウケミカル社製LR−400)
b−2:カチオン化セルロース(N質量%は2.2質量%、重量平均分子量60万、花王(株)製ポイズC−60H)
b−3:下記合成例6で得られたカチオン化澱粉(N質量%は0.67質量%、重量平均分子量97.2万)
b−4:カチオン化セルロース(N質量%は1.2質量%、重量平均分子量150万、花王(株)製ポイズC−150L)
b−5:カチオン化グアーガム(N質量%は1.4質量%、重量平均分子量901万、大日本製薬(株)製ラボールガムCG−M7L)
b−6:カチオン化澱粉(N質量%は1.3質量%、重量平均分子量20万、ナルコ製)
b−7:下記合成例7で得られたカチオン化セルロース(N質量%は3.7質量%、重量平均分子量50万)
b’−1:カチオン化澱粉(N質量%0.34質量%、重量平均分子量135万、日本食品化工)
b’−2:下記合成例8で得られたカチオン化澱粉(N質量%1.1質量%、重量平均分子量9.1万)
c−2:下記合成例10で得られた第4級アンモニウム塩混合物
(d−1)ラウリルアルコール1モルあたりエチレンオキシドを平均20モル付加させた非イオン界面活性剤。
(e−1) 塩化カルシウム
〔(a)成分〕
合成例1(a−1の合成)
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート(分子量:157.21)42.37g、ラウリルメタクリレート(分子量:254.41)7.62g、エタノール180.0gを均一に混合し、内容量300mLのガラス製セパラブルフラスコに入れ、窒素雰囲気下で一定時間攪拌した。そこに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(V−65;和光純薬工業(株)製)1.41gをエタノール20.0gに溶解した溶液を添加し、60℃付近まで昇温した。60〜70℃付近で合計8時間保持することで重合・熟成した。そこにエタノール100.0gを加えて希釈した後、室温まで降温した。この反応溶液をイオン交換水4000.0g中に滴下して再沈殿精製し、沈殿物を乾燥してa−1を得た。a−1の重量平均分子量は11000であった(前記測定法A、水/エタノール=7/3系、ポリエチレングリコール換算)。また1H−NMRにより分析したa−1の組成は仕込みモノマー組成どおり(DMAEMA/LMA=9/1(モル比))であった。
合成例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートを33.00gに、ラウリルメタクリレート量を22.9gに、はじめに添加するエタノール量を160g、その後添加する2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)量及びエタノール量をそれぞれ2.49g、40gに変更する以外は合成例1と同様にしてa−2を得た。a−2の重量平均分子量は7800であった(前記測定法A、水/エタノール=7/3系、ポリエチレングリコール換算)。また1H−NMRにより分析したa−2の組成は仕込みモノマー組成どおり(DMAEMA/LMA=7/3(モル比))であった。
内容量1Lのガラス製セパラブルフラスコを一定時間窒素置換した。そこにエタノール46.8gを添加し、撹拌しながら内温が78〜80℃になるまで加熱し、保持した。N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート300.00g、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(V−65B;和光純薬工業(株)製)7.11g、エタノール114.3gを予め均一に混合し、この溶液を上記フラスコ中に3時間かけて一定速度で滴下した。次に、V−65B 11.85gをエタノール47.4gに溶解した溶液を上記フラスコ中に4時間かけて一定速度で滴下した。滴下終了後、80℃付近で2時間保持することでa−3(ポリジメチルアミノエチルメタクリレート)のエタノール溶液を得た。a−3の重量平均分子量(前記測定法A、水/エタノール=7/3系、ポリエチレングリコール換算)は11200であった。また1H−NMRにより分析したa−3の組成は仕込みモノマー組成どおりであった。
合成例1において、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートを23.54gに、ラウリルメタクリレート量を38.1gに、はじめに添加するエタノール量を200g、その後添加する2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)量及びエタノール量をそれぞれ2.2g、60gに変更する以外は合成例1と同様にしてa’−1(比較化合物)を得た。a’−1の重量平均分子量(前記測定法B、ポリスチレン換算)は9500であった。また1H−NMRにより分析したa’−1の組成は仕込みモノマー組成どおり(DMAEMA/LMA=5/5(モル比))であった。
還流冷却器、温度計、攪拌翼、窒素吹き込み口を備えたガラス製重合容器にイオン交換水(100質量部)、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(40質量部)を仕込み、30分間窒素置換を行った。200rpmで攪拌しながら、2,2−アゾビス(2−アミノプロパン)ジヒドロクロライド(V−50)(0.2質量部)を加え、70℃に昇温し、8時間重合を行った。重合終了後、反応液をイソプロパノール(1000質量部)に徐々に滴下して得られた沈澱物を、更にイソプロパノール(1000質量部)で2回洗浄し、60℃で減圧乾燥してイソプロパノールを除去することにより重合体(a’−4)を得た。得られたa’−4はメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドのホモポリマーであり、重量平均分子量(前記測定法A、水/エタノール=7/3系、ポリエチレングリコール換算)は153000であった。
合成例6(b−3の合成)
プロペラ型攪拌羽根、冷却管、温度計がついた500mL容量の4つ口フラスコに苛性ソーダ0.9g、イオン交換水45g、イソプロピルアルコール100gを入れ、25℃に調温した。以下の操作は攪拌条件下で行った。コーンスターチ(三和澱粉工業(株)製)100gを30分かけて投入した。更に苛性ソーダの20%水溶液9.7gと3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド150gとの混合物を4つ口フラスコ内に投入した。投入後50℃まで昇温し、10時間攪拌した。次に36%塩酸水溶液で反応液のpHを7に調製した後、25℃まで冷却した。更に36%塩酸水溶液2.3gを加えたその後40℃まで昇温し、反応液の粘度が50〜100mPa.sになるまで攪拌した。次に5%苛性ソーダ水溶液で反応液のpHを5.0に調製した。この反応物をイソプロピルアルコール/水(質量比50/50)で2回洗浄し、乾燥させた。GPC法にて分子量を測定したところ、重量平均分子量は97.2万であった。また、N質量%は0.67質量%であった。
木材パルプシート(ボレガード社製パルプシート、結晶化度74%)をシュレッダー(株式会社明光商会製、「MSX2000−IVP440F」)にかけてチップ状にした。次に、得られたチップ状パルプを二軸押出機(株式会社スエヒロEPM製、「EA−20」)に2kg/hrで投入し、せん断速度660sec-1、スクリュー回転数300rpm、外部から冷却水を流しながら、1パス処理して粉末状にした。次に、得られた粉末セルロースを、バッチ式媒体攪拌ミル(五十嵐機械社製「サンドグラインダー」:容器容積800mL、5mmφジルコニアビーズを720g充填、充填率25%、攪拌翼径70mm)に投入した。容器ジャケットに冷却水を通しながら、攪拌回転数2000rpm、温度30〜70℃の範囲で、2.5時間粉砕処理を行い、非晶化セルロース(結晶化度0%、重合度600、平均粒径40μm)を得た。この粉末セルロースの反応には更に32μm目開きの篩をかけた篩下品(投入量の90%)を使用した。
1Lニーダー(株式会社入江商会製、PNV―1型)に、粉末セルロース(結晶化度70%、重量平均分子量91000)100gを仕込み、48%水酸化ナトリウム水溶液5gを加え、窒素雰囲気下3時間攪拌した。その後、ニーダーを温水により50℃に加温し、カチオン化剤としてグリシジルトリメチルアンモニウムクロリド(坂本薬品工業株式会社製、含水量20重量%、純度90%以上)95gを2時間で滴下した。その後、更に50℃で3時間攪拌したところ、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析によりカチオン化剤は全て消費されていた。その後、酢酸で中和し、生成物をニーダーから取り出し、含水イソプロパノール(含水量15%)及びアセトンで洗浄後、減圧下乾燥して、カチオン化セルロース(b’−2)を140gの白色固体として得た。N質量%は1.1質量%であった。また、重量平均分子量は9.1万であった。
合成例9(c−1の合成)
ステアリン酸とパルミチン酸を6/4のモル比で混合した脂肪酸とN−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンを1.8/1(前記混合脂肪酸/前記アミン)のモル比で混合し、定法に従って脱水縮合を行った。酸価が9になった時点で反応を止め、縮合物を得た。この縮合物の全アミン価を測定した。この縮合物を70℃に加温し、溶融させた。この縮合物に対して質量で9倍量のイオン交換水(65℃)を加え、攪拌しながら、全アミン価を元に算出した、中和に必要な35%塩酸水溶液を滴下しながら、水中で中和し、10分攪拌した後、30℃に冷却した。次に、この化合物を凍結乾燥し(c)成分に相当する化合物(アミン塩)を95質量%含有する混合物を得た。
ヨウ素価90gI2/100g、酸価201mgKOH/gのナタネ油由来の原料脂肪酸とトリエタノールアミンとを反応モル比1.85/1(脂肪酸/トリエタノールアミン)で脱水縮合反応を行い、縮合物を得た。次に、溶媒不在下で、この縮合物に対してジメチル硫酸を0.95当量用い、4級化を行った後、エタノールで90%に希釈することにより、(c)成分に相当する化合物(第4級アンモニウム塩)を75質量%含有する混合物を得た。
300mLビーカーに、柔軟剤組成物の出来あがり質量が200gになるのに必要な量の95%相当量のイオン交換水と(d)成分を入れ、ウォーターバスで60℃に昇温した。一つの羽根の長さが2cmの攪拌羽根が3枚ついたタービン型の攪拌羽根で攪拌しながら(300r/m)、所要量の(c)成分を添加し、5分攪拌後、35.5%塩酸水溶液を用いてpHを2〜4に調整し、必要に応じて(e)成分を添加した後、出来あがり質量にするのに必要な量の60℃のイオン交換水を添加した。その後10分間攪拌し、5℃の水を入れたウォーターバスにビーカーを移し、攪拌しながら20℃に冷却した。冷却後、(a)成分又は(a’)成分、(b)成分又は(b’)成分を添加し、35.5%塩酸水溶液を用いてpHを2.3に調整しながら、10分間撹拌した。
(1)評価用処理布の前処理方法
日立全自動洗濯機NW-6CYを用いて、水量45Lに対し、ラウリルアルコール1モルあたりエチレンオキシドを平均8モル付加させた非イオン界面活性剤を4.5g添加し、よく撹拌した後、市販の木綿タオル24枚を入れ、標準コースで5回洗浄した後、20℃、43%RHの室内で乾燥した(洗剤濃度0.01質量%、水道水45L使用、水温20℃、洗浄10分、ため濯ぎ2回)。これを評価用処理布の前処理木綿タオルとした。
20℃水道水に、洗剤成分の代表的な化合物であるドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ネオペレックスG−25、花王(株)製、以下、LASと表記する)を、水道水中の濃度が12ppm又は18ppmになるように添加し、繊維処理用水道水とした。
前処理木綿タオル2枚の重量を測定し、表中の柔軟剤組成物を前記前処理木綿タオル1.5kg当たり7gになるように秤量しておく。秤量後、National製 MiniMini(型番:NA−35)に、前述の繊維処理用水道水を4.5L注水し、前処理木綿タオル2枚を投入し、1分間攪拌する。攪拌後、秤量した柔軟組成物を投入し、攪拌しながら5分間処理した。処理後、脱水槽で2分間脱水した。脱水した木綿タオルを25℃、40%RHで12時間乾燥させた。LAS濃度が12ppmの繊維処理用水道水を用いた場合を評価1、18ppmの繊維処理用水道水を用いた場合を評価2とした。
10人のパネラーに上記処理したタオルの柔軟性を、下記の処理方法で処理した評価基準タオルと触り比べ、同等の柔軟性と判断した評価基準タオルの点数を平均した。つまり、同じ柔軟剤組成物について、上記(3)の繊維処理を、LASを添加しない水道水により行った場合の柔軟性と対比して評価するものであり、基準となるサンプルとして、同じ柔軟剤組成物について、前処理木綿タオル1.5kg当たりの柔軟剤組成物の使用量を0.7gから7gまで0.7gきざみで上記(3)と同様に処理したタオル(合計10枚)を用意し、その柔軟性と、上記(3)の処理を行った2枚のタオルの柔軟性とを対比した。
10点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり7gの使用量で処理したタオル。
9点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり6.3gの使用量で処理したタオル。
8点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり5.6gの使用量で処理したタオル。
7点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり4.9gの使用量で処理したタオル。
6点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり4.2gの使用量で処理したタオル。
5点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり3.5gの使用量で処理したタオル。
4点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり2.8gの使用量で処理したタオル。
3点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり2.1gの使用量で処理したタオル。
2点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり1.4gの使用量で処理したタオル。
1点・・・20℃水道水(LASの添加なし)を用いて、柔軟剤組成物を前処理木綿タオル1.5kg当たり0.7gの使用量で処理したタオル。
評価1又は評価2において平均点6.0以上が満足できる柔軟性である。また、評価1と評価2の差が3.0以下であれば、すすぎ水中の陰イオン界面活性剤の量が異なる条件で処理しても、衣料に対する柔軟性付与効果の変動が少ないと判断できる。この観点から、評価1と評価2の差は、好ましくは2.0以下であり、より好ましくは1.6以下であり、さらに好ましくは1.2以下であり、特に好ましくは0.8以下であり、最も好ましくは0.6以下である。
Claims (1)
- 下記(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含有し、(a)成分と(b)成分の質量比が(a)成分/(b)成分=0.1〜20であり、且つ(c)成分と、(a)成分及び(b)成分の合計の質量比が(c)成分/[(a)成分+(b)成分]=5〜30である柔軟剤組成物。
(a)成分:下記一般式(1)で示されるモノマー単位(a1)及び下記一般式(2)で示されるモノマー単位(a2)を(a1)/{(a1)+(a2)}=0.52〜1.0のモル比で含有するポリマー又はその酸塩
〔一般式(1)中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に水素原子、又は炭素数1〜3の炭化水素基を示し、Xは−COO−R6−、−CONR7−R8−を示す。R4、R5はそれぞれ独立にヒドロキシ基を含んでいても良い炭素数1〜3の炭化水素基、又は水素原子を示す。R6、R8は、それぞれ独立にヒドロキシ基を含んでいても良い炭素数1〜4のアルキレン基、R7は水素原子、又は炭素数1〜3の炭化水素基を示す。〕
〔一般式(2)中、R11、R12は、それぞれ独立に水素原子、又は炭素数1〜3の炭化水素基を示し、Yはアリール基、−O−CO−R13、−COO−R14、又は−CONR15−R16を示す。R13、R14、R16は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜22の炭化水素基基を示し、R15は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基を示す。〕
(b)成分:重量平均分子量が10万〜2000万であり、且つN質量%が0.40〜5.0であるカチオン化多糖
(c)成分:分子内に炭素数15〜21の炭化水素基を1〜3個含有する3級アミン、その酸塩又は4級化物から選ばれる1種以上の化合物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010237640A JP5642496B2 (ja) | 2010-10-22 | 2010-10-22 | 柔軟剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010237640A JP5642496B2 (ja) | 2010-10-22 | 2010-10-22 | 柔軟剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012087440A JP2012087440A (ja) | 2012-05-10 |
JP5642496B2 true JP5642496B2 (ja) | 2014-12-17 |
Family
ID=46259366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010237640A Active JP5642496B2 (ja) | 2010-10-22 | 2010-10-22 | 柔軟剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5642496B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54142209A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-06 | Lion Corp | Additive for detergent |
JPS6131499A (ja) * | 1984-07-23 | 1986-02-13 | ライオン株式会社 | 洗濯用助剤組成物 |
JP3207005B2 (ja) * | 1993-02-02 | 2001-09-10 | 花王株式会社 | 柔軟剤組成物 |
JP3208209B2 (ja) * | 1993-02-02 | 2001-09-10 | 花王株式会社 | 洗濯用助剤組成物 |
JP2001181354A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Lion Corp | カチオン性ポリマー |
JP4926681B2 (ja) * | 2006-12-12 | 2012-05-09 | 花王株式会社 | 透明又は半透明の液体柔軟剤組成物 |
-
2010
- 2010-10-22 JP JP2010237640A patent/JP5642496B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012087440A (ja) | 2012-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6751087B2 (ja) | 織物ケア用カチオン性炭水化物ポリマー | |
US3703480A (en) | Fabric-softener compositions | |
CN107001991A (zh) | 织物处理组合物 | |
AU2012301742C1 (en) | Method for providing fast dry to fabric | |
MX2007012949A (es) | Composiciones diluidas para el cuidado de telas, que comprenden espesantes, y composiciones para el cuidado de telas que se utilizan en presencia de remanentes anionicos. | |
RU2578597C2 (ru) | Чистящие композиции и агент, связывающий загрязнитель, для очистки объектов | |
AU2018299877A1 (en) | Fabric care composition | |
CN106835698B (zh) | 柔顺剂组合物 | |
WO2021225837A1 (en) | Compositions comprising cationic poly alpha-1,3-glucan ethers | |
JP2017504729A (ja) | 布帛柔軟剤組成物 | |
JP5642496B2 (ja) | 柔軟剤組成物 | |
CA2590707A1 (en) | Fabric enhancing composition | |
CN111971377A (zh) | 洗衣方法 | |
EP2751246B1 (en) | Method for ease of ironing | |
JP4368760B2 (ja) | 繊維製品処理剤組成物 | |
JP4275236B2 (ja) | 繊維製品処理剤 | |
CN1255446C (zh) | 去污聚合物以及包含它们的洗衣洗涤剂组合物 | |
JP6154134B2 (ja) | 衣料用仕上げ剤組成物 | |
JP7432436B2 (ja) | 繊維処理剤 | |
JP6725103B2 (ja) | 衣料用仕上げ剤組成物 | |
JP6204802B2 (ja) | 衣料用仕上げ剤組成物 | |
JP2020059816A (ja) | 繊維製品用洗浄剤組成物 | |
JPS607070B2 (ja) | 糊料組成物 | |
US20220403293A1 (en) | Polymer dispersion and a fabric conditioning composition comprising the same | |
WO2021063779A1 (en) | Fabric conditioning composition comprising polymer dispersion |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141022 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141028 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141029 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5642496 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |