JP5640113B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、始動入賞口への入賞により大当たり抽選を行い、その結果に応じた抽選結果報知演出を表示器により行い、また、所定の条件を満たしてその抽選結果報知演出の時間の短縮機能(時短機能)、又は大当たりとする確率の変動機能(確変機能)を備えたパチンコ機に関するものである。
従来からパチンコ機には、始動入賞口に遊技球が入賞すると、図柄表示装置の複数の表示領域に表示される図柄が各々変動し、停止後の図柄(停止図柄)が予め定められた図柄で揃っていると大当たりになって大入賞口が開放動作するというパチンコ機がある。
大入賞口が開放動作する遊技状態を大当たり状態というが、大当たりになるか否かは、始動入賞口に遊技球が入賞したときのカウンタのカウント値が予め設定された大当たり値に合致するか否かの大当たり抽選により行われる。
上記カウンタは、パチンコ機の電源ON時から、例えば0〜1079を繰り返しカウントするものであり、これら0〜1079までの数値中、例えば3種類の数値が大当たり値として設定されていると、360分の1の確率で大当たりになる。
近年、この種のパチンコ機は、大当たりになる確率(大当たり確率)を、予め定められた条件を満たすことによって変動させ、遊技者の興趣を高めるようにした機種が多い。この確率の変動(確率変動)は、具体的には確率変動前、つまり通常時の大当たり確率(低確率)が上記のように360分の1であれば、これを例えば60分の1にするというように高確率にすることを内容とする。
また、予め定められた条件を満たすことによって図柄の変動表示時間(抽選結果報知演出時間)を短縮させて、図柄変動表示(抽選結果報知演出)をはかどらせた機種も多い。
図柄変動表示のための始動入賞球の個数の記憶値には上限が定められている。この上限値を超え、始動入賞球が無効となる事態は、図柄の変動表示時間の短縮(以下、変動時間短縮と略称する。)、つまり図柄変動表示をはかどらせることによって避けることができる。これによれば、単位時間当たりの大当たり抽選回数が増えて、大当たりを生じさせやすくするので、遊技者にとって有利であり望むところである。
なお、上記変動時間短縮は、パチンコ機内において図柄変動表示のために選択される図柄変動パターンの種類を変動時間短縮用の図柄変動パターンに変更したり、図柄変動パターンの種類を変えずに図柄変動表示を行わせ、図柄変動表示の途中で強制的に図柄変動表示を終了させる等により行われる。
このような確率変動(確変)や変動時間短縮(時短)は、その実行開始後、予め定められた回数の図柄変動表示が行われる間、継続する。そして、図柄変動表示回数が予め定められた回数に達し、あるいは確率変動状態や変動時間短縮状態の継続中に大当たり状態になる等、遊技状態が変化すると、それまでの状態が解除され、通常の低確率状態や変動時間状態に戻るのが一般的である。
例えば変動時間短縮は、実行開始後、100回の図柄変動表示が行われるまでその状態を継続し、図柄変動表示回数が100回に達すると通常変動時間状態に戻る。
以上のように、確率変動状態や変動時間短縮状態は遊技者にとって有利な遊技状態であるので、このような遊技状態に入ったことや、このような遊技状態が続いていることが遊技者に報知されれば、遊技者にとって便利であり、遊技の興趣も一層高まる。
そこで従来、このような遊技状態において、可動物報知手段の例えばキャラククタ人形を駆動してこの人形を遊技者が目視可能に出現させ、有利な遊技状態を報知するようにしたパチンコ機が開発された(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−210693号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、可動物報知手段の駆動源(モータ等)は、同手段に専用のものであり、コストが上昇する上に占有スペースも増えることになり、従来、この点についての改善が要望されていた。
本発明は、上記のような要望に鑑みなされたもので、低コスト、省スペースにて遊技者にとって有利な遊技状態について遊技者に報知可能なパチンコ機を提供することにある。
上記課題を達成するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、遊技球が通過することに基づいて可動片が開放されて入賞が容易にされる入賞口に係る盤面構成部品を含む種々の盤面構成部品を盤面上に設け、前記入賞口に係る盤面構成部品に基づく通過を契機として抽選を行わせるようにし、この抽選結果に応じた抽選結果報知演出を表示器により行わせ、所定時間後にその抽選結果報知演出を停止させ、この停止時の前記表示器による報知表示態様に応じた遊技状態にパチンコ機各部を制御する主制御装置を備え、この主制御装置は、予め定めた報知表示態様となる条件が充足されると遊技者にとって有利な遊技状態を前記盤面構成部品に係る所定の作動に基づいて所定回数行うようにする機能を有するパチンコ機において、前記報知表示態様となる条件が充足されるに応じて前記所定の作動に基づいて入賞となった後の遊技球をそのまま排出の転動をさせるよう一方の球排出口又は他方の球排出口に振り分けて排出させる振分け体を有すると共に、前記振分け体の駆動源を有し、かつ前記振分け体の正面側を透光性窓板で覆うことで振り分ける遊技球を遊技者に見えるようにした入賞装置の盤面構成部品が設けられ、前記振分け体は、前記有利な遊技状態とする機能の作動を示す前記報知表示態様となるに応じて所定の角度で停止させる前記駆動源とのジョイントを含む駆動機構に基づいて振り分けに基づく球排出を可能とし、以後、前記有利な遊技状態の終了に係る前記所定回数行うまでの間、前記振り分けに基づく球排出を遊技者に見せ続けるよう前記駆動機構の振分け停止制御をさせることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記表示器は、第1表示器と第2表示器とからなり、前記第1表示器にて前記抽選結果に応じた抽選結果報知演出を行わせた後、前記抽選結果に応じて前記振分け体により振り分けをさせ、前記第2表示器にて前記機能の作動を示す前記報知表示態様とさせることを可能にしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は2に記載の発明において、前記振分け体は、前記抽選結果が第1結果又は第2結果のうち前記第1結果となる場合は、基本的に前記一方の球排出口へ前記入賞口に入賞した遊技球を振り分けるが、例外的に前記他方の球排出口にも振り分け可能にしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記振分け体の駆動に応じさせて目視可能に動作させる報知手段を備え、前記第1表示器にて前記抽選結果に応じた抽選結果報知演出を行わせた後、前記報知手段を動作させた場合に、前記第2表示器にて前記機能の作動を示す前記報知表示態様とさせることを可能にしたことを特徴とする。
発明によれば、上述した手段(構成)により遊技者にとって有利な遊技状態について遊技者に報知可能なパチンコ機を提供できる。
本発明によるパチンコ機の一実施形態の要部を示す正面図である。 図1中の入賞装置を取り出し、拡大して示す一部省略正面図である。 時短機能報知機構の時短機能報知前における三面図である。 図3の斜視図である。 時短機能報知機構の時短機能報知時における三面図である。 図5の斜視図である。 図2に示す入賞装置において時短機能が報知されている状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明によるパチンコ機の一実施形態の要部を示す正面図である。
この図において、1はパチンコ機遊技盤の盤面であり、この盤面1上には、ほぼ円弧状にレール2が取り付けられており、このレール2の内側には、遊技領域3が設定されている。レール2は、図示しないハンドルの操作により発射された遊技球(図示せず)を盤面1の左側上部から遊技領域3へ送り込むように案内する。
盤面1上には、レール2の他にも種々の盤面構成部品が設けられている。すなわち、盤面1のほぼ中央には入賞装置4が設けられ、その下方には大入賞口5が設けられている。その他、いくつかの入賞口6、ゲート7、風車8、ランプ9等が盤面1上に設けられている。
上記大入賞口5は、開放動作時に、他の入賞口6よりも入賞が著しく容易な形態、つまり入賞開口が著しく大きくなるように構成されている。
盤面1上のレール2の内側の最下部には、入賞しなかった遊技球が入球するアウト口10が設けられ、更に、上記各部品4〜9やアウト口10を避けた適宜箇所には、多数の遊技釘11が打ち込まれている。
盤面1は透明ガラス板(図示せず)により覆われ、遊技球の遊技領域3からの離脱が阻止される。
上記レール2により案内されて盤面1の上部に打ち込まれた遊技球(図示せず)は、盤面1上に配置された遊技釘11、風車8等によって流下の方向に変化を与えられながら入賞口6や入賞装置4に入賞し、あるいはゲート7を通過し、あるいは更に流下する。入賞しなかった遊技球はアウト口10から遊技盤外に排出される。
入賞装置4は、図2に取り出し、拡大して示すように、上部から下部に向かって、始動入賞口21、第1表示器22、振分け回転体23及び第2表示器24を備えてなる。
上記始動入賞口21は、ゲート7を遊技球が通過することによって、対向する一対の可動片21a,21aが各々外側に開いて遊技球入賞を容易にする所謂電動チューリップと称される入賞口で、入賞装置4の入賞口となっている。
第1表示器22は、始動入賞口21への遊技球の入賞(始動入賞口スイッチON)により、所定の確率で大当たりとする大当たり抽選の結果(抽選結果)に応じて第1の抽選結果報知演出を行う表示器である。
ここでは、各々発光源にLEDが用いられた☆形の3つの表示部と×形の4つの表示部を備えてなる。これらの表示部は、始動入賞口21に遊技球が入賞した時(抽選時)の、カウンタのカウント値に応じたパターン(点消灯の順序及び時間等のパターン)で点消灯する。そして、そのパターンに応じた時間の経過後、☆形表示部又は×形表示部のいずれかを点灯した状態で演出を終了する。上記カウンタは、パチンコ機を統括制御する主制御装置(図示せず)内に備えられている。
抽選結果が当たりであれば☆形表示部が点灯した状態で演出を終了する。外れであれば、基本的には×形表示部が、例外的には☆形表示部が、点灯した状態で演出を終了する。演出終了時の☆形表示部又は×形表示部の点灯は一定時間後に終了する。
第2表示器24は、上記大当たり抽選に応じて第2の抽選結果報知演出を行う表示器である。ここでは、7セグメント数字表示素子24aを2つ横並びに配設してなり、各数字表示素子24aが抽選時の上記カウント値に応じたパターン(数字変動表示及び表示時間等のパターン)で数字を変動表示し、そのパターンに応じた時間の経過後、各々0〜9までの数字のいずれかを表示した状態で演出を終了する。
抽選結果が当たりであれば3、3又は7、7の数字が表示された状態で演出を終了する。抽選結果が外れであれば3、3と7、7以外の数字が表示された状態で演出を終了する。
3、3又は7、7の数字が表示された状態で演出を終了(図柄変動表示停止)すると、つまり、抽選結果が当たりであると、この図柄変動停止後に大入賞口5が開放動作する。また、抽選結果報知演出時間短縮機能が作動を開始し、以後、抽選結果報知演出が所定回数行われるまでの間、第1表示器22による第1の抽選結果報知演出が省略され、始動入賞口21に遊技球が入賞すると、直接、この第2表示器24による第2の抽選結果報知演出が行われる。つまり、入賞装置4における全体の抽選結果報知演出時間が短縮されることになって、抽選結果報知演出がはかどり、遊技者にとって有利な遊技状態となる。
なお、上記抽選結果報知演出時間の短縮は、主制御装置において抽選結果報知演出のために選択される第1表示器22や第2表示器24による表示のパターンの種類を抽選結果報知演出時間短縮用のパターンに変更することにより行われる。また、抽選結果報知演出時間短縮用のパターンの種類を変えずに抽選結果報知演出(表示)を行わせ、抽選結果報知演出の途中で強制的に抽選結果報知演出を終了させる等によっても可能である。
振分け回転体23は、入賞装置4(始動入賞口21)に入賞した遊技球を、上記抽選結果(当たり/外れ)に応じた遊技球排出口に振り分ける回転体である。すなわち振分け回転体23は、入賞装置4に入賞した遊技球を、遊技者に見せながら、長孔からなる当たり球排出口25、又は短孔からなる外れ球排出口26のうちのどちらに排出させるかを振分ける回転体である。
振分けは、振分け回転体23の外周に間隔を置いて形成される長短2つの切欠き23a,23bと、この振分け回転体23を回転させる後述するモータとによって行われる。
またこの振分けは、第1表示器22による第1の抽選結果報知演出終了後に行われる。第1の抽選結果報知演出終了時の第1表示器22の表示結果(☆形表示部が点灯して演出終了したのか、×形表示部が点灯して演出終了したのかの別)と、振分け回転体23による遊技球の振分け結果とが一致することは勿論である。
図2においては図示を省略しているが、振分け回転体23の正面側は、この振分け回転体23からの遊技球離脱防止用兼装飾用の透光性窓板27で覆われている(図1参照)。
振分け回転体23を回転させるモータの回転制御は、上記主制御装置の統括制御に基づいて行われる。
主制御装置は、上記大当たり抽選を行い、この抽選結果に応じた抽選結果報知演出を、上述したように第1表示器22により行わせ、又は第1及び第2表示器24により順次行わせ、所定時間後にその抽選結果報知演出を停止させる。そして、その停止時の第1表示器22、第2表示器24による報知表示態様に応じた遊技状態(大当たり状態や大当たり状態以外の遊技状態)にパチンコ機各部を制御する。
この主制御装置は、所定の抽選結果報知演出時間短縮条件が充足されると上記抽選結果報知演出の時間を短縮させる抽選結果報知演出時間短縮機能(時短機能)や、所定の確率変動条件が充足されると上記大当たり抽選において大当たりとする確率を高い値に変動させる確率変動機能(確変機能)を有する。
振分け回転体23は、上記主制御装置によるモータ制御によって始動入賞口21に入賞した遊技球(入賞球)を上記抽選結果(当たり/外れ)に応じた遊技球排出口に振り分ける。
すなわち、抽選結果が外れの場合は、基本的には、遊技球を受けた短切欠き23bを上記外れ球排出口26に対向させ、外れに係る入賞球を外れ球排出口26に、自重と短切欠き23b底面に形成された傾斜によって転動させ、排出させる。例外的には、遊技球を受けた短切欠き23bを当たり球排出口25に対向させ、抽選結果が外れに係る入賞球をその当たり球排出口25から自重と短切欠き23b底面に形成された傾斜によって転動させて、排出させる。
抽選結果が当たりの場合は、遊技球を受けた短切欠き23bを例外なく当たり球排出口
25に対向させ、当たりに係る入賞球をその当たり球排出口25に、自重と短切欠き23
b底面に形成された傾斜によって転動させ、排出させる。
入賞球が当たり球排出口25から排出された場合には、第2表示器24により第2の抽選結果報知演出が行われる。
本実施形態では、大当たり抽選結果が当たりであれば、上述したように、その当たりに係る遊技球は当たり球排出口25から排出されるが、その間、目視可能の上記振分けによる演出が行われた後、大入賞口5が開いて大当たり動作する(大当たり状態となる)。この動作後は、上記時短機能が作動し、予め定められた回数の抽選結果報知演出が行われる間、この作動を継続する。この作動継続中は、振分け回転体23はその長切欠き23aと上記当たり球排出口25との対向状態を保持するように制御されていて、入賞装置4に入賞した遊技球は、振分け回転体23を経て、全て当たり球排出口25に導かれ、排出される。
本実施形態においては、上記時短機能の作動時に報知体を目視可能に出現させて、時短機能が作動中である旨を報知する時短機能報知機構を備えるが、この時短機能報知機構の駆動源は、上記振分け回転体23を回転する駆動源に兼用されている。
このような駆動源の兼用と、時短機能報知機構及び振分け回転体23の両動作の同期とを可能とする時短機能報知機構、振分け回転体駆動機構の複合機構の一例を図3及び図4、並びに図5及び図6に示す。なお、図示機構は上記入賞装置4内に設けられている(図2参照)。
図3及び図5において、各々(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。また、図4及び図6は斜視図である。図3及び図4は時短機能報知前の、図5及び図6は時短機能報知時の状態を示す。
まず、時短機能報知機構31及び振分け回転体23の両動作の概略について述べる。
図3及び図4において、振分け回転体23は、時短機能の作動時には所定の角度に回転してその角度で停止し、時短機能の作動終了時には元の位置に復帰回転するようになされている。
時短機能報知機構31は、振分け回転体23が上記所定の角度に回転した際、時短機能の報知体、ここでは旗(時短報知旗)32を起立により出現させて、入賞装置4(図2参照)を正面視したときに(つまり遊技者から)見えるようにする。また時短機能報知機構31は、時短機能の作動終了時、振分け回転体23が元の位置に復帰回転するときには時短報知旗32を横倒しにより退出して遊技者から見えないようにしている。この場合、上記のように時短機能報知機構31を駆動するモータは振分け回転体23のモータ28に兼用されている。
次に、時短機能報知機構31と振分け回転体23の駆動機構の複合機構について詳述する。
図3及び図4に示すように、時短機能報知機構31と振分け回転体23の駆動機構の複合機構は、モータ28、ジョイント33、第1〜第3歯車34〜36、振分け回転体駆動軸37及び時短報知旗起倒動機構38を備えて構成されている。
なお、振分け回転体23は振分け回転体駆動軸37の、時短報知旗は時短報知旗起倒動機構38の、各々先端部に取り付けられている。第1〜第3歯車34〜36には平歯車が用いられている。
振分け回転体23を、その駆動軸37を介してモータ28(詳しくはモータ28の回転軸)に連結するジョイント33部分には、図示するように第1歯車34がモータ28の回転軸と同軸的に連結されており、この第1歯車34には第2歯車35を介して第3歯車36が噛合している。つまり、第3歯車36は、第1歯車34の回転駆動源と同一の回転駆動源であるモータ28によって、第1歯車34と同方向に同期して回転するようになされている。
また、時短報知旗起倒動機構38は、第3歯車36の正面側の平面に同軸的に固着されたカム38aと、このカム38aの外周に後端部分が摺接する軸体38bと、この軸体38bの先端部が自由端側に連結された回動体38cと、スプリング38dを備える。
上記スプリング38dは、軸体38bを常にカム38a外周に押圧接触させ、カム38aの回転に応じ、カム38a外周形状に倣って軸体38bをカム38a半径方向に移動可能とし、回動体38cを回動させるための偏倚力を与える。
この時短報知旗起倒動機構38は、更に、回動体38cの回動支軸をなし、この回動体38cの回動に伴って軸回りに回転する時短報知旗駆動軸38eを備える。この時短報知旗駆動軸38eは、適宜箇所に固定された軸受け38fに支持されている。
時短報知旗32は、時短報知旗駆動軸38eの先端に連結され、同駆動軸38eの回転に伴い、同駆動軸38eと同方向に回動(起倒動)する。
上記カム38aの形状(外周形状)は、円弧を描く外周の一部が半径方向にほぼV字状に落ち込んだV字形状となっている。このV字形状部38gの谷底に向かう一辺は直線状であり、これに対向する他辺は緩やかな弧を描いた形状とされていて、カム38a外周に摺接する軸体38bの、V字形状部38gから外周部分への円滑な摺動を可能にしている。カム38aのV字形状部38gの位置(回転角上の位置)は、振分け回転体23の長切欠き23aの位置(回転角上の位置)に対応している。
このように構成された機構において、主制御装置(図示せず)が時短機能報知機構31を作動させるためにモータ28に通電すると、このモータ28が回転し、振分け回転体23を時計回りに回転させると共に、第1〜第3歯車34〜36を介して時短報知旗起倒動機構38のカム38aを時計回りに回転させる(矢印ア、イ参照)。
カム38aの形状は、上述したように、振分け回転体23の長切欠き23aの位置に対応する外周部分が、半径方向にほぼV字状に落ち込んだV字形状となっている。
したがって、時短機能が作動する時、つまり図7に示すように、振分け回転体23の長切欠き23aが、上部側において入賞球の入口41に対向し、下部側において当たり球排出口25に対向する際には、時短機能報知機構31の軸体38bがカムV字形状部38gの直線状部分に沿ってカム回転軸近傍に一気に落ち込み、時短報知旗32を垂直に起立させる(図5〜図7参照)。すなわち時短報知旗32を、遊技者から見えるように入賞装置4内に出現させ、時短機能の作動が開始したことを報知する。
時短報知旗32の起立は、時短機能の作動中、つまり振分け回転体23が停止している間、継続され、時短機能が作動中であることを知らせる。
時短機能の作動が終了して振分け回転体23が再び時計回りに回転を開始すると、カム38aも再び時計回りに回転して時短報知旗32を横倒しにし(図3、図4参照)、遊技者から見えなくして時短機能の作動終了を知らせる。
以上述べたように本実施形態によれば、時短機能の作動を報知するための時短機能報知機構31を駆動するモータ28を、振分け回転体23を回転するモータ28に兼用させたので、低コスト、省スペースにて時短機能報知機構31を構成できる。
また、振分け回転体23の回転角度に同期した時短機能の報知が可能であり、更に、盤面1のほぼ中央で、振分け回転体23の演出や時短報知旗32による時短機能の報知を楽しむことができる効果もある。
なお、時短機能報知機構の構成は上述実施形態のものに限定されることはない。時短報知旗を時短機能の作動時に遊技者から見えるようにしたものであって、その駆動源を振分け回転体の駆動源に兼用するものであれば、どのような構成でもよい。報知体も旗に限られることはなく、どのようなデザインであってもよい。報知体に、例えば「時短中です」等の文字を印刷や浮彫り等で記入して時短機能の作動中を知らせるようにしてもよい。報知体の位置も入賞装置以外の位置であってもよい。報知体が報知する機能も、時短機能に限らず確変機能であってもよい。駆動源として電動モータ以外のモータを用いてもよく、あるいはシリンダやクランク等の機構を組み合わせて駆動源として用いてもよい。
また、上述実施形態では、始動入賞口への遊技球の入賞を契機として大当たり抽選を行わせ、かつ、振分け回転体を、始動入賞口に入賞した遊技球を大当たり抽選の結果に応じた遊技球排出口に振り分けて排出するように構成した。しかしこれを、ゲートへの遊技球の通過を契機として大当たり抽選を行わせ、かつ、振分け回転体を、入賞装置に入賞した遊技球を大当たり抽選の結果に応じた遊技球排出口に振り分けて排出するように構成してもよい。
1:盤面、4:入賞装置、21:始動入賞口、22:第1表示器、23:振分け回転体、23a:長切欠き、23b:短切欠き、24:第2表示器、25:当たり球排出口(遊技球排出口)、26:外れ球排出口(遊技球排出口)、28:モータ(駆動源)、31:時短機能報知機構(機能報知機構)、32:時短報知旗(報知体)。

Claims (4)

  1. 遊技球が通過することに基づいて可動片開放されて入賞が容易にされ入賞口に係る盤面構成部品を含む種々の盤面構成部品を盤面上に設け、
    前記入賞口に係る盤面構成部品に基づく通過を契機として抽選を行わせるようにし、
    この抽選結果に応じた抽選結果報知演出を表示器により行わせ、
    所定時間後にその抽選結果報知演出を停止させ、
    この停止時の前記表示器による報知表示態様に応じた遊技状態にパチンコ機各部を制御する主制御装置を備え、
    この主制御装置は、予め定めた報知表示態様となる条件が充足されると遊技者にとって有利な遊技状態を前記盤面構成部品に係る所定の作動に基づいて所定回数行うようにする機能を有するパチンコ機において、
    前記報知表示態様となる条件が充足されるに応じて前記所定の作動に基づいて入賞となった後の遊技球をそのまま排出の転動をさせるよう一方の球排出口又は他方の球排出口に振り分けて排出させる振分け体を有すると共に、
    前記振分け体の駆動源を有し、かつ前記振分け体の正面側を透光性窓板で覆うことで振り分ける遊技球を遊技者に見えるようにした入賞装置盤面構成部品が設けられ
    前記振分け体は、前記有利な遊技状態とする機能の作動を示す前記報知表示態様となるに応じて所定の角度で停止させる前記駆動源とのジョイントを含む駆動機構に基づいて振り分けに基づく球排出を可能とし、
    以後、前記有利な遊技状態の終了に係る前記所定回数行うまでの間、前記振り分けに基づく球排出を遊技者に見せ続けるよう前記駆動機構の振分け停止制御をさせることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記表示器は、第1表示器と第2表示器とからなり、
    前記第1表示器にて前記抽選結果に応じた抽選結果報知演出を行わせた後、前記抽選結果に応じて前記振分け体により振り分けをさせ、前記第2表示器にて前記機能の作動を示す前記報知表示態様とさせることを可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記振分け体は、前記抽選結果が第1結果又は第2結果のうち前記第1結果となる場合は、基本的に前記一方の球排出口へ前記入賞口に入賞した遊技球を振り分けるが、例外的に前記他方の球排出口にも振り分け可能にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。
  4. 前記振分け体の駆動に応じさせて目視可能に動作させる報知手段を備え、
    前記第1表示器にて前記抽選結果に応じた抽選結果報知演出を行わせた後、前記報知手段を動作させた場合に、前記第2表示器にて前記機能の作動を示す前記報知表示態様とさせることを可能にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパチンコ機。
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