JP5639770B2 - 多色化粧料および多色化粧料の製造方法 - Google Patents

多色化粧料および多色化粧料の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、多色化粧料および多色化粧料の製造方法に係り、特に、多色化粧料の加飾に関する。
従来より、色調の異なる複数の固形化粧料を化粧皿内に並べた多色化粧料が知られている。このような多色化粧料では、個々の化粧料の着色を変えることにより、色の組み合わせによる面白さを演出できる。例えば、特許文献1には、型抜きされた固形化粧料が有する丸状貫通孔(充填空間)に、円柱状の固形化粧料を嵌め入れることによって、丸状模様を形成する多色化粧料の製造方法が開示されている。また、特許文献2には、ホッパーより複数色の化粧料粉体を同時に落下させることによって、ストライプ模様を形成する多色化粧料の製造方法が開示されている。この製造方法において、ホッパーは、互いに区分された複数の区画室を有し、それぞれの区画室には色の異なる化粧料粉体が収容されている。このホッパーの底部は開口しており、打型雌型に形成された充填スペースの開口部よりも大きな開口形状を有する。化粧料粉体の充填時には、打型雌型上に配置されたホッパーをスライドさせて、ホッパー内の化粧料粉体を自重によって充填スペース内に落下させる。これによって、充填スペース内にセットされた化粧皿に、複数色の化粧料粉体が一括で充填される。そして、打型雌型内の充填物を打型雄型を用いてプレスすることで、ストライプ状の多色化粧料が得られる。
特開2005−75789号公報 特開平5−320026号公報
しかしながら、上述した特許文献1の製造方法では、多色化粧料の色境界を鮮明に形成できるものの、丸状貫通孔の型抜きや円柱状の固形化粧料の嵌め入れといった作業が別途必要になる。また、特許文献2の製造方法では、ホッパーから落下する過程で拡散した化粧料粉体が混ざり合って、多色化粧料の色境界が不鮮明になり易いという問題がある他、ホッパーの構造やそのスライドに起因して、単純なストライプ模様しか形成できないという問題もある。
そこで、本発明の目的は、多色化粧料において、積層模様を縦横に組み合わせた複雑な色模様を簡単かつ見栄えよく製造することである。
かかる課題を解決すべく、発明は、色調の異なる複数の板状固形化粧料を縦横に組み合わせて積層することによって、固形化粧料の積層体を形成する第1のステップと、周囲から所定の圧力を均一に加えることによって、積層体を押し固める第2のステップと、積層模様が縦横に形成された積層体の先端面が上方を向くように回転させて、積層体を化粧皿内に収容する第のステップと、化粧皿内に収容された積層体を打型する第のステップとを有する多色化粧料の製造方法を提供する。
ここで、発明において、上記第のステップは、化粧皿の開口部より上方に突出した積層体をカットするステップを含んでいてもよい。
発明によれば、積層模様を縦横に組み合わせた先端模様を有する積層体を予め形成しておき、その先端面が上方を向いた状態で化粧皿内に収容する。積層体の先端面を上方に回転させることで、積層体に形成された鮮明な先端模様を多色化粧料の表面模様としてそのまま用いることができる。これにより、積層模様を縦横に組み合わせた複雑な色模様の多色化粧料を簡単かつ見栄えよく製造することができる。
また、発明によれば、パフや刷毛等で擦り取っていっても、積層模様を縦横に組み合わせた複雑な色模様の加飾が容易には損なわれず、色の組み合わせによる面白さの演出を長きに亘って維持することができる。

多色化粧料の外観斜視図 板状固形化粧料の形成工程の説明図 複数の板状固形化粧料よりなる積層体の形成工程の説明図 積層体の収容工程の説明図 積層体の切断工程の説明図 積層体の打型工程の説明図
図1は、本実施形態に係る多色化粧料の外観斜視図である。この多色化粧料1は、例えば、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウといった粉末固形化粧料であり、化粧料の粉体を打型・固化させた固形化粧料2,3を主体に形成されている。これらの固形化粧料2,3は、乾式化粧料および湿式化粧料のどちらであってもよい。乾式化粧料は、化粧料の粉体を打型して固化したものである。また、湿式化粧料は、スラリー(化粧料の流動体)中の揮発成分を吸収・乾燥させて固化したものである。スラリーとしては、化粧料基材と、エタノール、水、流動パラフィン、イソパラフィン、イソプロピルアルコール等の揮発性溶剤とを混合したものが用いられる。湿式化粧料は、乾式化粧料と比べて粒子密度が疎であることに起因して、しっとりサラサラにした使用感が得られるという特性がある。
固形化粧料2,3は、上方が開口した化粧皿4内に収容されており、化粧皿4の横方向に交互に配置されている。この配置によって、固形化粧料2,3のストライプが化粧料表面に施される加飾として形成される。このストライプは、表面全体が同一方向に延在する単純なストライプではなく、その延在方向が部分毎に異なっている。図示したケースでは、化粧料表面を4つに等分割し、対角線上の2つの部分が同じストライプになるように、化粧料表面を縦または横に延在する2種類のストライプが交互に形成されている。なお、固形化粧料2,3は、化粧皿4の底部に至る均一な厚みを有しているため、多色化粧料1に施された加飾は、その表面のみに留まらず、化粧皿4の底部に至るまで維持される。
色の組み合わせによる演出効果を与えるために、固形化粧料2,3の色調は互いに異なっている。本明細書では、「異なる色調」という用語を、両者の違いをユーザが視覚的に認識できれば足りる程度の意味合いで用いている。したがって、明度、彩度、色相の違いはもとより、同一色であっても、パール等を加えたものと、そうでないものといったように質感が異なるものも、ここでいう「異なる色調」の範疇に含まれる。なお、同図は、2色のストライプを例示しているが、より多くの色の固形化粧料を用いて3色以上のストライプとしてもよい。
つぎに、図2から図6を参照しつつ、上述した構成を有する多色化粧料1の製造方法について説明する。まず、図2に示すように、化粧料の粉体を所定の圧力で打型して、色調の異なる板状固形化粧料2a,3aを複数形成する。板状固形化粧料2aは多色化粧料1の固形化粧料2に対応し、板状固形化粧料3aは固形化粧料3に対応する。これらの固形化粧料2a,3aの板厚はストライプの幅に相当し、これが薄くなるほど細いストライプになる。板状固形化粧料2a,3aの形状は、ストライプの細さ、化粧皿4の開口部の大きさ、化粧料表面の分割数等に応じて適宜設定される。なお、板状固形化粧料2a,3aの板厚は同一である必要はなく、異なっていてもよい。
つぎに、図3に示すように、色調の異なる板状固形化粧料2a,3aを縦横に組み合わせながら積層することによって、固形化粧料の積層体5を形成する。積層体5の先端面5a側より見た場合、先端面5aの左下および右上の部分では、板状固形化粧料2a,3aが上下方向に交互に積層されており、先端面5aの左上および右下の部分では、板状固形化粧料2a,3aが左右方向に交互に積層されている。そして、周囲から所定の圧力を均等に加えることによって、上下左右の4つのパーツを押し固める。このようにして一体化された積層体5の先端面5aには、板状固形化粧料2a,3aよりなる縦横の積層模様が形成される。個別に打型された板状固形化粧料2a,3aを押し固めただけなので、積層体5の色境界は鮮明かつ直線状に維持される。なお、化粧皿4内に積層体5を挿入・収容できるように、押し固められた積層体5の先端面5aは、化粧皿4の開口部に対応した形状を有する。
つぎに、図3の状態の積層体5を、その先端面5aの模様が上方を向くように回転させて、図4に示すように起立させる。そして、起立した積層体5を上方から化粧皿4内に挿入・収容する。つぎに、図5に示すように、化粧皿4の開口部より上方に突出した積層体5を、カッター6で水平にカットする。このカット位置は、後の打型による積層体5の収縮分を見越して適切に設定されている。
最後に、図6に示すように、化粧皿4内に収容され、上記カットによって残存した積層体5の露出面をプレス板7を用いてプレスする。この打型によって積層体5が収縮し、露出面が化粧皿4の開口部以下の高さになり、図1に示した打型品としての多色化粧料1が完成する。板状固形化粧料2a,3aを縦横に組み合わせることによって形成された積層体5の先端模様は、積層体5を化粧皿4内に収容する際の回転によって、多色化粧料1の表面模様となって出現する。
このように、本実施形態によれば、積層模様を縦横に組み合わせた複雑な色模様の多色化粧料を簡単かつ見栄えよく製造することができる。すなわち、積層模様を縦横に組み合わせた先端模様を有する積層体5を予め形成しておき、その先端面5aが上方を向いた状態で化粧皿4内に収容される。先端面5aを上方に回転させることで、積層体5に形成された先端模様を多色化粧料1の表面模様としてそのまま用いることが可能になる。積層体5の先端模様は、板状固形化粧料2a,3aをパーツとして予め打型し、これらを押し固めることによって積層体5として一体化されるので、鮮明で不良が少なく、模様のバラツキも少ない。また、積層体5の収容またはその後の工程において、加飾のための処理をあらためて施す必要もない。さらに、板状固形化粧料2a,3aの板厚を調整することで細いストライプも簡単に形成できるので、複雑な模様にも柔軟に対応することができる。
また、本実施形態によれば、化粧皿4の収容空間よりも大きな積層体5を形成しておき、化粧皿4への収容工程で所定量をその都度切り出している。これにより、製品毎に個別に積層体5を形成する場合と比較して、製品毎の模様のバラツキを有効に抑制でき、作業性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態によれば、パフや刷毛等で擦り取っていっても、積層模様を縦横に組み合わせた複雑な色模様の加飾が容易には損なわれず、色の組み合わせによる面白さの演出を長きに亘って維持することができる。
以上のように、本発明に係る多色化粧料の製造方法は、ファンデーション、フェイスパウダー、アイシャドウといった様々な化粧料の加飾に広く適用できる。
1 多色化粧料
2,3 固形化粧料
2a,3a 板状固形化粧料
4 化粧皿
5 積層体
5a 先端面
6 カッター
7 プレス板

Claims (2)

  1. 多色化粧料の製造方法において、
    色調の異なる複数の板状固形化粧料を縦横に組み合わせて積層することによって、固形化粧料の積層体を形成する第1のステップと、
    周囲から所定の圧力を均一に加えることによって、前記積層体を押し固める第2のステップと、
    積層模様が縦横に形成された前記積層体の先端面が上方を向くように回転させて、前記積層体を化粧皿内に収容する第のステップと、
    前記化粧皿内に収容された前記積層体を打型する第のステップと
    を有することを特徴とする多色化粧料の製造方法。
  2. 前記第のステップは、前記化粧皿の開口部より上方に突出した前記積層体をカットするステップを含むことを特徴とする請求項1に記載された多色化粧料の製造方法。
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