JP5637734B2 - 電子部品実装装置および電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装装置および電子部品実装方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置および方法に関し、より詳細には、電子部品の供給にトレイを用いる電子部品実装装置および方法に関する。
多数の電子部品が実装された基板を生産する設備として、スクリーン印刷装置、電子部品実装装置、リフロー装置などがあり、これらを搬送装置で連結して基板生産ラインを構築する場合が多い。このうち電子部品実装装置は、電子部品を供給する部品供給装置と、供給された電子部品を基板上の所定位置に移載する部品移載装置と、を主にして構成されている。部品供給装置には大別してリール方式とトレイ方式があり、電子部品の形態に応じて使い分けられている。リール方式部品供給装置は、チップ部品と呼ばれる比較的小さな抵抗やコンデンサに適しており、チップ部品を保持するリール状のテープをフィーダで引き出す構造が採用されている。トレイ方式部品供給装置は、IC部品など比較的大きな電子部品に適しており、電子部品を収容した複数のトレイをストッカに収納し、順次引き出す構造が採用されている。
トレイ方式部品供給装置で用いるトレイは、一般的に樹脂製とされ、多数のポケットが仕切りによって格子状に規則的に区画形成されている。トレイは、各ポケットにそれぞれ電子部品が収容された状態で部品採取領域に搬入される。そして、部品移載装置の吸着ノズルが負圧を利用して電子部品を吸着採取する。このとき、電子部品の位置および高さを予め検出しておくことが吸着動作を安定させる上で重要である。この種の検出技術の一例が特許文献1のトレイフィーダの位置補正用ティーチング方法に開示されている。特許文献1の請求項1の技術では、トレイおよびパレットを容器から引き出す引き出し部に2つの特徴点を設け、この特徴点を画像認識手段によって認識することにより、水平方向の相対位置を検出している。また、請求項2の技術では、引き出し部の3点の高さ位置を移載ヘッドが備えた高さ検出手段によって検出することにより、高さ方向の相対位置を検出している。
特許第3518410号公報
ところで、電子部品を吸着する際に、吸着ノズルが下降してその先端の吸引部が電子部品に当接すると、吸引部はわずかに吸着ノズルに押し込まれながら電子部品を吸着する。このため、電子部品の上面高さを実際よりも高く誤って認識していると、吸引部が電子部品まで到達せず吸着できなくなる。このような吸着エラーが発生した場合、電子部品実装装置は実装動作を中断してオペレータに通報するのが一般的であった。オペレータは、実装動作が中断された原因を調査し、電子部品の高さデータを設定変更するなどの対策を施して装置を再起動する必要があり、生産中断時間が増加していた。逆に、電子部品の上面高さを実際よりも低く誤って認識していると、吸引部が電子部品に当接するときの下降速度が大きくなって電子部品に加わる衝撃力が大きくなる問題点が生じる。衝撃力を小さくするために吸着ノズルの下降速度を小さくすれば、その分だけ所要時間が増加して生産効率が低下する。したがって、電子部品の上面高さを高精度に検出することが、生産効率上きわめて重要である。
特許文献1の請求項2の技術は、引き出し部の3点の高さ位置を検出しており、単に引き出し部の高さを検出するだけでなく、傾きをも検出できる。しかしながら、現実に吸着エラーは発生しており、トレイの反りに一因があることが判明している。前述したようにトレイは樹脂製であり、金属製の引き出し部やパレットと異なって、ある程度の変形が生じ得る。また、トレイはパレットに載置され、パレットは引き出し部に載置されている。特許文献1の引き出し部の高さ位置を検出する技術は、或る意味で間接的な手法であり、トレイの変形は検出できない。さらに、3点の検出では二次元に拡がる板状体の傾きは検出できても、板状体の反りは検出できない。
したがって、電子部品そのものの上面高さ、あるいはトレイの上面高さを直接的にかつ傾きや反りを考慮して検出する手法が高精度化の面で優れている。一方、高精度な高さ検出には時間がかかるため、実施する頻度を少なくして、生産効率の低下を抑制することが好ましい。
また、特許文献1には、移載ヘッドが備えた高さ検出手段としてタッチセンサが開示されているが、その具体的な構成は示されていない。電子部品の上面高さを直接検出する場合には、電子部品に大きな衝撃力を与えない高さ測定装置が好ましい。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたもので、吸着ノズルがトレイに収容された電子部品を吸着できなかったときに、自動で電子部品の上面高さを補正し、実装動作を継続して生産効率の低下を抑制し、かつ電子部品に加わる衝撃力を抑制した電子部品実装装置および電子部品実装方法を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する請求項1に係る電子部品実装装置の発明は、電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着され、かつ、内周側に外部に開口するエア流路を有する筒状の測定ノズルと、該測定ノズルに対して上下動可能に設けられかつ前記トレイの上面あるいは前記電子部品の上面に当接すると前記測定ノズルに対し相対的に上昇して前記エア流路の外部への開口面積を変更する検出体と、前記測定ノズルに対して前記検出体を相対的に上下動可能にするばね部材とで構成される測定ヘッドを有する高さ測定装置と、前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着手段と、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定手段と、前記高さ測定手段による前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着手段と、測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正手段と、前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着される測定ヘッドを有する高さ測定装置と、最初に前記トレイを前記部品採取領域に搬入したときに、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の基準高さを1箇所で測定し、前記基準高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する通常時実装手段と、前記通常時実装手段の途中で、前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着手段と、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定手段と、前記高さ測定手段による前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着手段と、測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正手段と、前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2において、前記電子部品を収容した複数の前記トレイを前記部品採取領域に選択的にかつ交換可能に搬入および搬出する搬送手段を備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記高さ測定手段で前記上面高さを測定する複数所定箇所を前記トレイの長手方向に3箇所以上幅方向に2箇所以上とし、前記補正手段で前記トレイの変形として少なくとも長手方向の反りを推定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記高さ測定装置の前記測定ヘッドは、内周側に外部に開口するエア流路を有する筒状の測定ノズルと、該測定ノズルに対して上下動可能に設けられかつ前記トレイの上面あるいは前記電子部品の上面に当接すると前記測定ノズルに対し相対的に上昇して前記エア流路の外部への開口面積を変更する検出体とで構成され、前記高さ測定装置は、前記測定ヘッドと、前記エア流路に固定絞りを介して一定圧力のエアを流す圧力源と、前記固定絞りと前記エア流路との間の圧力変化または流量変化を検出する検出部とを有し、前記圧力源および前記検出部の少なくとも一部が前記部品移載装置と共用にされていることを特徴とする。
上記課題を解決する請求項6に係る電子部品実装方法の発明は、電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着され、かつ、内周側に外部に開口するエア流路を有する筒状の測定ノズルと、該測定ノズルに対して上下動可能に設けられかつ前記トレイの上面あるいは前記電子部品の上面に当接すると前記測定ノズルに対し相対的に上昇して前記エア流路の外部への開口面積を変更する検出体と、前記測定ノズルに対して前記検出体を相対的に上下動可能にするばね部材とで構成される測定ヘッドを有する高さ測定装置を備え、前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着工程と、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定工程と、前記高さ測定工程での前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着工程と、測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正工程と、前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装工程と、を備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着される測定ヘッドを有する高さ測定装置を備え、最初に前記トレイを前記部品採取領域に搬入したときに、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の基準高さを1箇所で測定し、前記基準高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する通常時実装工程と、前記通常時実装工程の途中で、前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着工程と、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定工程と、前記高さ測定工程での前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着工程と、測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正工程と、前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装工程と、を備えることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6または7において、前記高さ測定工程で前記上面高さを測定する複数所定箇所を前記トレイの長手方向に3箇所以上幅方向に2箇所以上とし、前記補正工程で前記トレイの変形として少なくとも長手方向の反りを推定することを特徴とする。
請求項1に係る電子部品実装装置の発明では、吸着ノズルが部品採取領域でトレイに収容された電子部品を吸着できなかったとき、吸着ノズルに代えて測定ヘッドを装着し、トレイの上面高さあるいはポケットに収容された電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する。そして、測定した複数所定箇所の上面高さに基づいてトレイの変形を推定し、各ポケットに収容された電子部品の上面高さを補正し、再度吸着ノズルを装着して実装動作を継続する。この一連の動作は、人手を要さず、自動で行うことができる。したがって、仮にトレイに傾きや反りなどの変形が生じていても実装動作は中断されず、生産効率の低下を抑制できる。また、吸着ノズルに代えて測定ヘッドを装着するので、吸着ノズルの位置制御機構を利用して上面高さを測定でき、測定時と吸着時の位置の誤差を小さくできる。加えて、複数所定箇所の上面高さに基づいてトレイの変形を推定するので、電子部品の上面高さを高精度に補正できる。したがって、吸着時の吸着ノズルの下降速度を適正化し、電子部品に加わる衝撃力を抑制できる。さらには、測定ヘッドを構成するばね部材の作用により、高さ測定時に電子部品に加わる衝撃力が緩和される。
請求項2に係る発明では、通常時に、1箇所で測定した基準高さに基づく従来と同様の通常時実装手段を行い、通常時実装手段の途中で、吸着ノズルがトレイに収容された電子部品を吸着できなかったとき(吸着エラー発生時)にのみ、測定装置装着工程、高さ測定工程、吸着ノズル装着工程、補正工程、および補正後実装工程を自動で実施する。したがって、吸着エラー発生時以外は複数測定箇所の高さ測定は行わず、生産効率は従来と同等になる
請求項3に係る発明では、電子部品を収容した複数のトレイを部品採取領域に選択的にかつ交換可能に搬入および搬出する搬送手段を備えている。本発明は、搬送手段として複数のトレイを用いるトレイ方式部品供給装置を備えることで、実装動作を継続し生産効率の低下を抑制する効果が顕著となる。
請求項4に係る発明では、高さ測定手段でトレイの長手方向に3箇所以上幅方向に2箇所以上の測定を行い、補正手段で少なくとも長手方向の反りを推定する。したがって、トレイの長手方向および幅方向の傾きに加えて長手方向の反りを推定でき、各ポケットに収容された電子部品の上面高さを高精度に補正できる。
請求項5に係る発明では、測定ヘッドは、エア流路を有する筒状の測定ノズルと、測定ノズルに対して上下動可能な検出体とで構成されている。このため、トレイのポケットを区画形成する外枠や仕切りよりも高い電子部品がポケットに収容された場合でも、測定ヘッドを下降させていく途中で検出体が電子部品に当接すると、検出体は容易に測定ノズルに対して相対的に上昇する。したがって、高さ測定時に電子部品に加わる衝撃力を抑制できる。さらに、高さ測定装置の圧力源および検出部の少なくとも一部が部品移載装置と共用にされており、高さ測定に関する制御が容易となりかつ高さ測定装置のコストが低廉となる。
請求項6に係る電子部品実装方法の発明では、トレイと部品移載装置とを備えた電子部品実装装置において、部品移載装置の装着部に着脱可能に装着され、かつ、測定ノズルと検出体とばね部材とで構成される測定ヘッドを有する高さ測定装置を備え、測定装置装着工程と、高さ測定工程と、吸着ノズル装着工程と、補正工程と、補正後実装工程とを備える。本発明は電子部品実装方法としても実現でき、請求項1の電子部品実装装置と同様の効果が生じる。
請求項7に係る電子部品実装方法の発明では、トレイと部品移載装置とを備えた電子部品実装装置において、通常時実装工程と、測定装置装着工程と、高さ測定工程と、吸着ノズル装着工程と、補正工程と、補正後実装工程とを備える。本発明は電子部品実装方法としても実現でき、請求項2の電子部品実装装置と同様の効果が生じる。
請求項8に係る発明では、高さ測定工程でトレイの長手方向に3箇所以上幅方向に2箇所以上の測定を行い、補正工程で少なくとも長手方向の反りを推定する。したがって、電子部品実装方法の発明においても、請求項4の電子部品実装装置の発明と同様に、各ポケットに収容された電子部品の上面高さを高精度に推定できる。
実施形態の電子部品実装装置の全体構成を説明する図である。 トレイおよびパレットの形状例を説明する図である。 部品移載装置のヘッドホルダ装置、吸着ノズル、および圧力源を模式的に説明する図である。 高さ測定装置を模式的に説明する図である。 実施形態の電子部品実装方法を説明するフローチャートの図である。 トレイあるいは電子部品の上面高さを測定する複数所定箇所を例示説明する平面図である。 トレイの変形を推定し、電子部品の上面高さを補正する方法を模式的に説明する図であり、(1)は良好な状態、(2)は傾きを有する状態、(3)は反りを有する状態、を示している。
本発明の実施形態の電子部品実装装置1の構成について、図1〜図4を参考にして説明する。図1は、実施形態の電子部品実装装置1の全体構成を説明する図である。電子部品実装装置1は、基板Kを搬入して部品実装位置に位置決め支持する基板搬送装置2、トレイ5に収容された電子部品を供給する部品供給装置3、部品供給装置3から供給された電子部品を基板K上に実装する部品移載装置4、図1には示されていない高さ測定装置7および制御コンピュータ、などで構成されている。
基板搬送装置2は、基板搬送方向となるX軸方向(図では紙面表裏方向に)に延在する一対の横架フレーム21を有している。横架フレーム21、21の間には、基板Kを載置して搬送するコンベヤベルト22が設けられている。図示されていないが、基板搬送装置2は、基板Kを支持して図示された部品実装位置まで上昇させる昇降装置と、部品実装位置に基板Kを位置決め支持するクランプ装置とを備えている。
部品供給装置3は、本発明の搬送手段に相当する装置である。部品供給装置3は、キャスタ311及び車輪312を有する支持部31と、支持部31の上方に支持されたハウジング32とを有している。ハウジング32内には、複数段(図の例では5段)の棚331〜335が形成された箱形のトレイストッカ33が設けられている。トレイストッカ33は、ハウジング32内を昇降するように構成されている。トレイストッカ33の各棚331〜335は、パレット37を収納保持できるようになっている。パレット37上には、トレイ5を載置できるようになっている。ハウジング32内の上部には、電子部品Qが収容されたトレイ5をトレイストッカ33に搬入するために、トレイ搬入部34が設けられている。また、ハウジング32内の下部には、空になったトレイ5を排出するために、トレイ排出部35が設けられている。さらに、ハウジング32の前側(図中左側)には、搬送部36が設けられている。搬送部36は、トレイストッカ33からパレット37および載置されたトレイ5を引き出して、前方の部品吸着領域Bに搬入および搬出する。部品供給装置3は、支持部31により床面上を移動可能であり、図1に示されるように、部品移載装置4の図中右側の所定位置に設置されて使用される。
所望するトレイ5を部品吸着領域Bに搬入するためには、まず、トレイストッカ33を昇降させて、所望するトレイ5を載置したパレット37を搬送部36の上面手前の取出し位置に位置決めする。次に、搬送部36を動作させて、トレイストッカ33からパレット37を引き出し、部品吸着領域Bに搬入する。図1には、トレイストッカ33の3番目および4番目の棚333、334にパレット37およびトレイ5を収納保持し、5番目の棚335から部品吸着領域Bにパレット37およびトレイ5を搬入した状態が例示されている。
図2は、トレイ5およびパレット37の形状例を説明する図である。トレイ5は、樹脂を用いて略矩形に形成されている。トレイ5の上面外周には広幅の外枠Twが突設され、さらに格子状に狭幅の仕切りTsが突設されて、電子部品Qを収容する多数の矩形のポケットTpが区画形成されている。トレイ5は、長手方向に延びる両辺の2箇所、合計4箇所が押え金具38に押えられ、パレット37に載置固定される。トレイ5には個別の識別番号が付与されており、制御コンピュータで管理できるようになっている。図示されたトレイ5は、全体で54個のポケットTp1〜Tp54を有している。そのうち最初のポケットTp1 から32番目のポケットTp32までは電子部品Qがすでに取り出されて空になり、33番目のポケットTp33から最後のポケットTp54までは電子部品Qが残されている状態が例示されている。なお、電子部品の種類により、その高さが外枠Twや仕切りTsよりも高くなる場合と、低くなる場合の両方が生じ得る。
パレット37は、トレイ5よりもひと回り大きい略矩形で金属製とされている。パレット37の前側には、搬送部36に係止されて引き出されるT形の係止部39が設けられている。図の例では、パレット37上に1枚のトレイ5を載置しているが、複数枚のトレイを積み重ねて載置することもできる。
図1に戻り、部品移載装置4は、図略の移動台、支持ベース41、ヘッドホルダ装置42、吸着ノズル45などで構成されている。移動台は、基台に水平な2方向、すなわち図中の紙面表裏方向のX軸方向および図中の左右方向のY軸方向、に移動可能に支持されている。支持ベース41は、移動台に取り付けられて、X軸方向およびY軸方向に移動する。ヘッドホルダ装置42は、支持ベース41に支持されており、支持ベース41とともにX軸方向およびY軸方向に移動する。また、ヘッドホルダ装置42は、図略のサーボモータに駆動されて、上下方向すなわちZ軸方向に昇降するようになっている。ヘッドホルダ装置42には装着部425が設けられ、装着部425に吸着ノズル45が着脱可能に装着される。
図3は、部品移載装置4のヘッドホルダ装置42、吸着ノズル45、および圧力源6を模式的に説明する図である。ヘッドホルダ装置42は、図示されるように、二重管状の支持本体部421と、支持本体部421の下側に結合されて下面が平面状の装着部425とから形成されている。支持本体部421は、同軸内外に管路を有する二重管状であり、外側の筒状の管部は負圧エアが供給される負圧エア流路422、内側の管部は正圧エアまたは負圧エアが供給されるエア流路423となっている。外側の負圧エア流路422は、装着部425の下面周辺から下向きに開口するノズル吸着穴426と連通している。また、内側のエア流路423は、装着部425の下面中央から下向きに開口する供給穴427と連通している。
吸着ノズル45は、図示されるように、円盤状の装着台451と、筒状の連結部454と、連結部454に対し相対的に上下動する吸引部457とから構成されている。装着台451の中央には、上下方向に貫通する供給穴452が穿設されている。装着台451は、ヘッドホルダ装置42の装着部425と対向配置される。そして、装着台451の上面が装着部425のノズル吸着穴426に吸着され、装着台451の供給穴452が装着部425の供給穴427と連通するようになっている。
連結部454は、装着台451の下方に結合され、下向きに延在している。連結部454の内周側には、装着台451の供給穴452と連通するエア流路455が形成されている。連結部454の下側に吸引部457が配設されている。吸引部457の中央には上下方向に貫通する供給穴458が穿設されており、供給穴458は連結部454のエア流路455と連通している。また、連結部454の内周側には、螺旋状のばね部材459が保持されている。ばね部材459は、装着台451に対して吸引部457を下方に離間するように付勢している。ばね部材459の作用により、吸引部457が電子部品に当接しながら吸着する際に連結部454に対して相対的に上昇し、電子部品Qに加わる衝撃力が緩和されるようになっている。
圧力源6は、部品移載装置4が電子部品を吸着および実装するときの駆動源であり、後述する高さ測定装置7の駆動源と共用になっている。図3に例示される圧力源6は、真空ポンプ61、エアポンプ64、定圧バルブ65、および3個の電磁弁62、63、66から構成されている。
真空ポンプ61の吸入側は負圧となり、この負圧は連通状態の電磁弁62を介して、ヘッドホルダ装置42の支持本体部421の負圧エア流路422に供給され、さらに、装着部425のノズル吸着穴426まで供給される。これにより、ヘッドホルダ装置42は、装着部425に吸着ヘッド45を吸着して装着することができる。また、電磁弁62により負圧が閉止されると、負圧エア流路422およびノズル吸着穴42は大気に開放される。これにより、ヘッドホルダ装置42は、装着部425から吸着ヘッド45を外すことができる。
さらに、負圧は、連通状態の電磁弁63を介し、固定絞り67および圧力センサ68を経由して、ヘッドホルダ装置42の支持本体部421のエア流路423に供給される。この負圧は、装着部425の供給穴427から吸着ヘッド45の装着台451の供給穴452および連結部454のエア流路455を介して、吸引部457の供給穴458まで供給される。これにより、吸着ヘッド45は、吸引部457で電子部品Qを吸着することができる。なお、圧力センサ68で検出されるエア流路423内の圧力は、電子部品Qの吸着状態を示す指標として参照される。
次に、高さ測定装置7について、図4を参考にして説明する。図4は、高さ測定装置7を模式的に説明する図である。高さ測定装置7は、検出体72の下降の停止をエア流路715の開口面積の変化に変換し、エア流路715を流れるエアの圧力変化または流量変化を検出する検出方式を採用している。図示されるように、高さ測定装置7は、部品移載装置4のヘッドホルダ装置42および圧力源6を共用し、測定ヘッド71を吸着ノズル45と交換して装着するように構成されている。
測定ヘッド71は、図示されるように、円盤状の装着台711と、筒状の測定ノズル714と、測定ノズル714に対し相対的に上下動する検出体72とから構成されている。装着台711の中央には上下方向に貫通する供給穴712が穿設されている。装着台711は、ヘッドホルダ装置42の装着部425と対向配置される。そして、装着台711の上面が装着部425のノズル吸着穴426に吸着され、装着台711の供給穴712が装着部425の供給穴427と連通するようになっている。測定ノズル714は、装着台711の下方に結合され、下向きに延在している。測定ノズル714の内周側には、装着台711の供給穴712と連通するエア流路715が形成されている。エア流路715は、測定ノズル714の下端開口部716で下方に向けて開口している。測定ノズル714の下側に検出体72が配設されている。
検出体72の上側には、測定ノズル714の下端開口部716を塞ぎつつエア流路715に入り込んで連通する筒部721が立設されている。筒部721の途中高さには、複数の開口穴722が穿設されている。検出体72の下側は平面状とされ、トレイ5の上面あるいはポケットTpに収容された電子部品Qの上面に当接する当接面723になっている。さらに、検出体72と装着台711との間に、測定ノズル714の外側を周回するらせん状のばね部材73が介挿されている。ばね部材73の作用により、測定ヘッド71が下降して検出体72がトレイ5あるいは電子部品Qに当接すると測定ノズル714に対して相対的に上昇し、電子部品Qに加わる衝撃力が緩和されるようになっている。
検出体72の当接面723がトレイ5あるいは電子部品Qに当接していない自由な状態で、図示されるように、検出体72の筒部721の開口穴722は測定ノズル714にオーバーラップせず開いている。このとき、測定ノズル714のエア流路715は、この開口穴722で外部と連通している。つまり、開口穴722の面積がエア流路715の開口面積となっている。一方、測定時に測定ヘッド71を下降させていくと、検出体72の当接面723がトレイ5の上面あるいは電子部品Qの上面に当接する。すると、検出体72は、ばね部材73に抗しつつ、測定ノズル714に対し相対的に上昇する。これにより、検出体72の筒部721の開口穴722が測定ノズル714にオーバーラップして閉じる。すなわち、エア流路715の開口面積が減少する。
なお、検出体72の筒部721の開口穴722をなくし、代わりに測定ノズル714に開口穴を設けるようにしてもよい。この態様では、検出体72の当接面723が自由な状態で筒部721は測定ノズル714の開口穴722にオーバーラップせず、検出体72が相対的に上昇すると筒部721の上端が開口穴722にオーバーラップして閉じる。
高さ測定装置7において、負圧を利用してヘッドホルダ装置42の装着部425に測定ヘッド71を着脱する作用は、吸着ノズル42の場合と同様である。一方、高さ測定のために正圧を使用する。
詳述すると、図4に示されるように、圧力源6のエアポンプ64の吐出側は正圧となり、この正圧は定圧バルブ65で一定圧力に整えられる。一定圧力の正圧は、連通状態の電磁弁66を介し、固定絞り67および圧力センサ68を経由して、ヘッドホルダ装置42の支持本体部421のエア流路423に供給される。さらに、この正圧は、装着部425の供給穴427から測定ヘッド71の測定ノズル714内のエア流路715を介して、検出体72の筒部721の開口穴722まで到達する。これにより、上記の経路でエアが流れ、開口穴722は開口面積が変化する可変絞りとして作用し、エアの流量に依存して圧力センサ68で検出される圧力が変化する。したがって、検出体72がトレイ5あるいは電子部品の上面に当接すると、開口穴722が閉止されてエア流路715の開口面積が減少し流れるエアが減少し、これを圧力変化により検出できて、上面高さを検出できる。
電子部品Qの吸着時と異なり高さ測定に正圧を採用した理由は、測定の安定化、高精度化を確保するためである。仮に、エア流路715に負圧を供給して開口穴722から大気エアを吸い込むように構成すると、常時検出体72を吸い上げる力が作用する。したがって、トレイ5に当接する以前に下降速度が変化したりすると、検出体72が測定ノズル714に対して相対的に上昇し、開口穴722が閉じて高さ測定を誤るおそれがある。一方、正圧を用いれば、常時検出体72を押し下げる作用があるので下降途中における誤動作のおそれがなく、トレイ5に当接したときの相対的な上昇を確実に検出できる。なお、電磁弁66が固定絞りの機能を有する場合、固定絞り67を省略することができる。また、圧力センサ68に代えて、エアの流量を検出する流量センサを用いるようにしてもよい。
吸着ノズル45および測定ヘッド71は、使用されていないときには部品供給装置3の搬送部36の脇に配設された図略の載置台に載置されている。そして、使用時には、制御コンピュータがヘッドホルダ装置42を載置台まで移動制御し、圧力源6および開閉制御弁64を制御して、吸着ノズル45および測定ヘッド71を選択的に装着するようになっている。
本発明の測定装置装着手段、高さ測定手段、吸着ノズル装着手段、補正手段、および補正後実装手段は、制御コンピュータの内部演算処理、および制御コンピュータが部品供給装置3、部品移載装置4、および高さ測定装置7を制御して動作させることにより実現される。各手段の機能については、同じ名称を付した各工程で説明する。
次に、上述のように構成された電子部品実装装置1を用いる実施形態の電子部品実装方法について、図5〜図7を参考にして説明する。実施形態の電子部品実装方法では、従来と同様にして実装動作を行い、吸着ノズル45がトレイ5に収容された電子部品Qを吸着できなかったとき、すなわち吸着エラー発生時にのみ従来と異なる処理を自動で実施する。
まず、通常時に行う従来の実装動作(通常時実装工程、通常時実装手段)の概要を説明する。段取り工程で、基板Kに実装する電子部品Qを準備し、トレイ5の全部または多数のポケットTpにそれぞれ収容する。このトレイ5をパレット37上に載置して、部品供給装置3のトレイストッカ33の棚331〜335に収納する。電子部品Qおよびトレイ5の準備は、人手または自動で行う。次に、基板搬送装置2が、スクリーン印刷を終えた基板Kを搬入して、所定位置に位置決め支持する。段取りが終わると、制御コンピュータは、部品移載装置4および部品供給装置3を関連付けて協調制御し、実装動作を進める。
実装動作では、部品供給装置3のトレイストッカ33のいずれかの棚331〜335からパレット37を引き出して、部品吸着領域Bまで搬入する。これにより、電子部品Qを収容したトレイ5を選択的に搬入し、電子部品Qを吸着できる状態になる。ここで、最初にトレイ5を搬入して電子部品Qを吸着する前に、基準高さH0を測定する。この測定は、部品移載装置4のヘッドホルダ装置42に高さ測定装置7の測定ヘッド71を装着して行う。測定点数は所定箇所1箇所とし、トレイ5の上方から測定ヘッド71を下降させ、検出体72をトレイ5あるいは電子部品Qに当接させて測定する。したがって、測定された基準高さH0は、トレイ5あるいは電子部品Qのうち高い側の上面高さとなる。測定が終わると、測定ヘッド71を外し、再度吸着ノズル45を装着する。そして、基準高さH0に基づいて電子部品Qを吸着し、基板K上に実装する。
異なる電子部品を吸着するために異なるトレイを部品吸着領域Bに搬入したとき、当該トレイの基準高さH0が未測定であれば、同様にして測定する。当初トレイストッカ33の各棚331〜335に収納した5枚のトレイ5については、実装動作を開始する前にまとめて測定するようにしてもよい。また、電子部品の実装動作が進んで、いずれかのトレイの電子部品がなくなり、新しいトレイを搬入したときにも基準高さH0を測定する。パレット37に複数のトレイが積み重ねて載置される場合には、上側のトレイが排出される都度、下側のトレイの基準高さH0を測定する。基準高さH0のデータは、トレイ5に付与された識別番号によって管理され、再測定などの無駄な動作は生じない。つまり、基準高さH0の測定は、トレイ5の個体ごとに最初に電子部品を吸着する前に1回実施する。
各トレイ5の基準高さH0を測定しながら、電子部品Qを実装すると最初の基板Kへの実装動作が終了する。すると、基板搬送装置2は実装済の基板Kを搬出し、制御コンピュータは生産実績枚数をカウントアップする。
次に、基板搬送装置2は新しい基板を搬入し、部品移載装置4および部品供給装置3は新しい基板に対して実装動作する。ここで、2回目以降の部品吸着では、高さの測定は行わず、測定済みの基準高さH0に基づいた制御を行う。つまり、基準高さH0は、トレイ5内の各ポケットTp1〜Tp54に収容された電子部品Qに共通な値となっている。
実装動作が順調に進んで基板Kの生産実績枚数が所望する数量に達した場合、実施形態の電子部品実装方法は実施されない。実装動作の途中で、吸着ノズル45がトレイ5に収容された電子部品Qを吸着できなかったときにのみ、図5に示される各工程S1〜S5を自動で実施する。図5は、実施形態の電子部品実装方法を説明するフローチャートの図である。図示されるように、実施形態の電子部品実装方法は、測定装置装着工程S1、高さ測定工程S2、吸着ノズル装着工程S3、補正工程S4、および補正後実装工程S5を備えている。
測定装置装着工程S1では、部品移載装置4の装着部425から吸着ノズル45を外し、高さ測定装置7の測定ヘッド71を吸着して装着する、高さ測定工程S2では、高さ測定装置7により部品採取領域Bでトレイ5の上面高さあるいはポケットTpに収容された電子部品Qの上面高さを複数所定箇所にわたり測定する。
本実施形態において、具体的な複数所定箇所は、図6に例示されるようにトレイ5の長手方向に3箇所、幅方向に2箇所の合計6箇所とする。図6は、トレイ5あるいは電子部品Qの上面高さを測定する複数所定箇所を例示説明する平面図である。図中に白丸で示された第1〜第6測定箇所P1〜P6は、高さ測定装置7の測定ヘッド71の検出体72が当接するトレイ5上の測定箇所を示している。例えば、第1測定箇所P1は、4つのポケットTp1、Tp2、Tp10、Tp11、およびこれらを区画形成する仕切りTsの一部を測定対象としている。したがって、この4ポケットTp1、Tp2、Tp10、Tp11に収容された電子部品Qおよび仕切りTsの一部のうち最も高い位置で、上面高さH1が測定される。同様に、他の第2〜第6測定箇所P2〜P6でも、それぞれ上面高さH2〜H6が測定される。
次の吸着ノズル装着工程S3では、高さ測定工程S2での上面高さの測定が終了すると、部品移載装置4の装着部425から高さ測定装置7の測定ヘッド71を外して吸着ノズル45を装着する。補正工程S4では、複数所定箇所(具体的には第1〜第6測定箇所)P1〜P6の上面高さH1〜H6に基づいてトレイ5の変形を推定し、トレイ5の各ポケットTpに収容された電子部品Qの上面高さを補正する。図7は、トレイ5の変形を推定し、電子部品Qの上面高さを補正する方法を模式的に説明する図である。図中で、横軸はトレイ5の長手方向に並ぶ第1〜第3測定箇所P1〜P3を示し、縦軸は測定された上面高さH1〜H3の違いを拡大して見易く示している。また図7で、(1)は良好な状態、(2)は傾きを有する状態、(3)は反りを有する状態、を示している。
図7の(1)において、第1〜第3測定箇所P1〜P3で測定された各上面高さH11〜H31は概ね等しい(H11≒H21≒H31)。したがって、トレイ5が長手方向に水平な良好な状態と推定できる。このとき、各電子部品Qの上面高さは、水平な推定線m1に平行して並ぶので、補正する必要はない。図7の(2)において、各上面高さH12〜H32は長手方向に順次増加している(H12<H22<H32)。したがって、トレイ5が長手方向に傾きを有する状態と推定できる。このとき、各電子部品Qの上面高さは、傾いた直線状の推定線m2に平行すると考えて補正する。また、図7の(3)において、各上面高さH13〜H33のうちで中央が最も高くなっている(H13<H23>H33)。したがって、トレイ5の中央が上方に突出した反りを有する状態と推定できる。このとき、各電子部品Qの上面高さは、折れ線状に線形補間した推定線m3に平行すると考えて補正する。(2)および(3)の場合、トレイの長手方向に依存して、各ポケットTpに収容された電子部品Qの上面高さが変化する。
本実施形態では、トレイ5の幅方向の測定箇所は2箇所であるため、幅方向の反りの推定は難しく、傾きのみを推定する。実際には、長手方向と幅方向の変形は関連し合っているので、6測定箇所P1〜P6で測定した上面高さH1〜H6を関連付け総合的に線形補間して、各電子部品Qの上面高さを補正する。
次の補正後実装工程S5では、補正された上面高さに基づいて部品移載装置4の吸着ノズル45がトレイ5の各ポケットTpに収容された電子部品Qを吸着し、基板K上に実装する。つまり、最初に測定された基準高さH0に代えて補正された上面高さを用いることにより、当該トレイ5の電子部品Qがなくなるまで実装動作を継続できる。
実施形態の電子部品実装装置1および電子部品実装方法によれば、制御コンピュータからの制御により、図5で説明した各工程S1〜S5を自動で行うことができる。このため、仮にトレイ5に傾きや反りなどの変形が生じていても、部品供給装置3および部品移載装置4による実装動作は中断されず、生産効率の低下を抑制できる。また、吸着ノズル45に代えて測定ヘッド71を装着するので、吸着ノズル45の位置制御機構を利用して上面高さを測定でき、測定時と吸着時の位置の誤差を小さくできる。加えて、複数所定箇所P1〜P6の上面高さに基づいてトレイ5の変形を推定するので、電子部品Qの上面高さを高精度に補正できる。したがって、吸着時の吸着ノズル45の下降速度を適正化し、電子部品Qに加わる衝撃力を抑制できる。また、吸着エラー発生時以外は複数測定箇所P1〜P6の高さ測定は行わず、従来と同様の実装動作を行うので、常時の生産効率は従来と同等になる。
さらに、高さ測定手段または高さ測定工程S2で、トレイ5の長手方向に3箇所幅方向に2箇所の測定を行い、補正手段または補正工程S4でトレイ5の変形を長手方向の反りを含んで推定する。したがって、トレイ5の長手方向および幅方向の傾きに加えて長手方向の反りを推定でき、各ポケットTpに収容された電子部品Qの上面高さを高精度に推定できる。
また、測定ヘッド71は、エア流路715を有する筒状の測定ノズル714と、測定ノズル714に対して上下動可能な検出体72とで構成されている。このため、トレイ5の外枠Twや仕切りTsよりも高い電子部品Qが収容された場合でも、測定ヘッド71を下降させていく途中で検出体72が電子部品Qに当接すると、検出体72は容易に測定ノズル714に対して相対的に上昇する。したがって、高さ測定時に電子部品Qに加わる衝撃力を抑制できる。さらに、高さ測定装置7は、圧力源6や圧力センサ68などが部品移載装置4と共用にされており、高さ測定に関する制御が容易となりかつ高さ測定装置7のコストが低廉となる。
なお、実施形態では、高さ測定装置7は測定ヘッド71や圧力源6などにより構成されているがこれに限定されない。つまり、部品移載装置4から独立した別の測定方式の高さ測定装置を用いてもよく、あるいは、測定ヘッドだけでなく高さ測定装置全体がヘッドホルダ装置42に装着される構成であってもよい。
また、実施形態における6測定箇所は、さらに増やすこともできる。トレイ5の変形の推定方法も線形補間に限定されない。例えば。トレイ5の長手方向の座標位置を用いた二次関数以上の高次補間式を用いることができ、あるいは、反りの形状を近似する任意の関数を利用することができる。その他、本発明は様々な応用、変形が可能である。
1:電子部品実装装置
2:基板搬送装置
3:部品供給装置
31:支持部 32:ハウジング 33:トレイストッカ
331〜335:棚 34:トレイ搬入部 35:トレイ排出部
36:搬送部 37:パレット
4:部品移載装置
41:支持ベース 42:ヘッドホルダ装置 421:支持本体部
425:装着部 45:吸着ノズル 451:装着台 454:連結部
457:吸引部 459:ばね部材
5:トレイ
6:圧力源
61:真空ポンプ 62、63、66:電磁弁 64:エアポンプ
65:定圧バルブ 67:固定絞り 68:圧力センサ
7:高さ測定装置
71:測定ヘッド 711:装着台 714:測定ノズル
715:エア流路 72:検出体 721:筒部 722:開口穴
73:ばね部材
K:基板 Tp:ポケット Tw:外枠 Ts:仕切り

Claims (8)

  1. 電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、
    基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、
    前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着され、かつ、内周側に外部に開口するエア流路を有する筒状の測定ノズルと、該測定ノズルに対して上下動可能に設けられかつ前記トレイの上面あるいは前記電子部品の上面に当接すると前記測定ノズルに対し相対的に上昇して前記エア流路の外部への開口面積を変更する検出体と、前記測定ノズルに対して前記検出体を相対的に上下動可能にするばね部材とで構成される測定ヘッドを有する高さ測定装置と、
    前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着手段と、
    前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定手段と、
    前記高さ測定手段による前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着手段と、
    測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正手段と、
    前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装手段と、
    を備えることを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、
    基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、
    前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着される測定ヘッドを有する高さ測定装置と、
    最初に前記トレイを前記部品採取領域に搬入したときに、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の基準高さを1箇所で測定し、前記基準高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する通常時実装手段と、
    前記通常時実装手段の途中で、前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着手段と、
    前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定手段と、
    前記高さ測定手段による前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着手段と、
    測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正手段と、
    前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装手段と、
    を備えることを特徴とする電子部品実装装置。
  3. 請求項1または2において、前記電子部品を収容した複数の前記トレイを前記部品採取領域に選択的にかつ交換可能に搬入および搬出する搬送手段を備えることを特徴とする電子部品実装装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記高さ測定手段で前記上面高さを測定する複数所定箇所を前記トレイの長手方向に3箇所以上幅方向に2箇所以上とし、前記補正手段で前記トレイの変形として少なくとも長手方向の反りを推定することを特徴とする電子部品実装装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、
    前記高さ測定装置の前記測定ヘッドは、内周側に外部に開口するエア流路を有する筒状の測定ノズルと、該測定ノズルに対して上下動可能に設けられかつ前記トレイの上面あるいは前記電子部品の上面に当接すると前記測定ノズルに対し相対的に上昇して前記エア流路の外部への開口面積を変更する検出体とで構成され、
    前記高さ測定装置は、前記測定ヘッドと、前記エア流路に固定絞りを介して一定圧力のエアを流す圧力源と、前記固定絞りと前記エア流路との間の圧力変化または流量変化を検出する検出部とを有し、
    前記圧力源および前記検出部の少なくとも一部が前記部品移載装置と共用にされていることを特徴とする電子部品実装装置。
  6. 電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、
    基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、
    前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着され、かつ、内周側に外部に開口するエア流路を有する筒状の測定ノズルと、該測定ノズルに対して上下動可能に設けられかつ前記トレイの上面あるいは前記電子部品の上面に当接すると前記測定ノズルに対し相対的に上昇して前記エア流路の外部への開口面積を変更する検出体と、前記測定ノズルに対して前記検出体を相対的に上下動可能にするばね部材とで構成される測定ヘッドを有する高さ測定装置を備え、
    前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着工程と、
    前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定工程と、
    前記高さ測定工程での前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着工程と、
    測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正工程と、
    前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装工程と、
    を備えることを特徴とする電子部品実装方法。
  7. 電子部品を収容する多数のポケットが区画形成されたトレイと、
    基台に水平な2方向に移動可能に支持された移動台に取り付けられるとともに、部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着して位置決め支持された基板上に実装する吸着ノズルを装着部に着脱可能に装着した部品移載装置と、を備えた電子部品実装装置において、
    前記部品移載装置の前記装着部に着脱可能に装着される測定ヘッドを有する高さ測定装置を備え、
    最初に前記トレイを前記部品採取領域に搬入したときに、前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の基準高さを1箇所で測定し、前記基準高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する通常時実装工程と、
    前記通常時実装工程の途中で、前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記部品採取領域で前記トレイに収容された前記電子部品を吸着できなかったとき、前記部品移載装置の前記装着部から前記吸着ノズルを外して前記測定ヘッドを装着する測定装置装着工程と、
    前記高さ測定装置を用い前記部品採取領域において前記トレイの上面高さあるいは前記ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを複数所定箇所で測定する高さ測定工程と、
    前記高さ測定工程での前記上面高さの測定が終了すると、前記部品移載装置の前記装着部から前記測定ヘッドを外して前記吸着ノズルを装着する吸着ノズル装着工程と、
    測定した前記複数所定箇所の上面高さに基づいて前記トレイの変形を推定し、前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品の上面高さを補正する補正工程と、
    前記補正された上面高さに基づいて前記部品移載装置の前記吸着ノズルが前記トレイの各ポケットに収容された前記電子部品を吸着し、前記基板上に実装する補正後実装工程と、
    を備えることを特徴とする電子部品実装方法。
  8. 請求項6または7において、前記高さ測定工程で前記上面高さを測定する複数所定箇所を前記トレイの長手方向に3箇所以上幅方向に2箇所以上とし、前記補正工程で前記トレイの変形として少なくとも長手方向の反りを推定することを特徴とする電子部品実装方法。
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