WO2017090201A1 - 作業装置 - Google Patents
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Abstract
部品実装機(1)は、エア圧により所定の作業を行う種類の異なる作業ヘッド(33A,33B)の交換が可能な作業装置であって、装置本体には、種類の異なる作業ヘッド(33A,33B)に対し接続が可能な第1エア経路(p1,321,41,51)及び第2エア経路(p2、pv2,53)が設けられる。
Description
本発明は、作業装置に関する。
例えば、特許文献1には、供給される部品をエア圧(バキューム圧)で吸着し、吸着した部品を基板に移送して装着する作業ヘッドを備える作業装置として部品実装機が記載されている。この作業ヘッドは、種類の異なる部品に対応するために交換可能に構成される。
近年の部品実装機においては、生産効率を向上させるため、部品移送の高速化を図れる小型の作業ヘッドが搭載される傾向にある。ところが、小型の作業ヘッドでは、ヘッド内部の狭い空間にエア経路を網の目のように張り巡らせる必要があるため、1本当たりのエア経路の径を極力小さい径にせざるを得ない。このような作業ヘッドでは、エア流量が大きく絞られることになるので、部品の表面に凹凸がある等して部品吸着ノズルと吸着部品との間からエアがリークする場合、ノズル先端でのバキューム圧が低下して吸着ノズルにおける部品の吸着力が低下する。このような場合、吸着した部品が重いときは移送中に部品落下しないように部品移送速度を落とす必要がある。そして、部品の重量によっては、当該部品を吸着できない事態が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エア流量が異なる小型の作業ヘッドの搭載が可能な作業装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の作業装置は、エア圧により所定の作業を行う種類の異なる作業ヘッドの交換が可能な作業装置であって、装置本体には、前記種類の異なる作業ヘッドに対し接続が可能な第1エア経路及び第2エア経路が設けられる。
これによれば、例えば通常の流量の第1エア経路よりも大流量の第2エア経路とすることにより、作業装置においては、通常のエア流量が得られる小型の作業ヘッドと通常よりも大きなエア流量が得られる小型の作業ヘッドの双方が使用可能となる。
(1.作業装置の構成)
以下、本発明に係る作業装置の一実施の形態として部品実装機の概略構成について図1を参照して説明する。なお、図1においては2台の部品実装機1を1つの架台2に並べて搭載した状態を示しているが、部品実装ラインにおいては1台の部品実装機1のみで構成され、もしくは複数台の部品実装機1が横並びに配置されて構成されている場合もある。以下の説明において、2台の部品実装機1が並ぶ方向、すなわち基板Bの搬送方向をX軸方向と称し、水平面内においてX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向とに直角な方向をZ軸方向と称する。
以下、本発明に係る作業装置の一実施の形態として部品実装機の概略構成について図1を参照して説明する。なお、図1においては2台の部品実装機1を1つの架台2に並べて搭載した状態を示しているが、部品実装ラインにおいては1台の部品実装機1のみで構成され、もしくは複数台の部品実装機1が横並びに配置されて構成されている場合もある。以下の説明において、2台の部品実装機1が並ぶ方向、すなわち基板Bの搬送方向をX軸方向と称し、水平面内においてX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向とに直角な方向をZ軸方向と称する。
図1に示すように、部品実装機1は、実装機本体3の奥側(図1の右側)に設けられ、基板Bを搬送する基板搬送装置10と、実装機本体3の前面側(図1の左側)に設けられ、基板Bに装着する部品を供給する部品供給装置20と、両装置10,20の上方に設けられ、部品供給装置20で供給された部品を吸着して移送し、基板搬送装置10で搬送された基板Bに装着する部品移載装置30等とを備える。
基板搬送装置10においては、基板Bが一対のガイドレール11a,11bによりY方向に案内されつつ図略の一対のコンベアベルトにより部品実装位置まで搬送され、クランプ装置12によりコンベアベルトから押し上げられてクランプされ位置決め固定される。
部品供給装置20においては、テープフィーダ21に設けられる図略のスプロケットが回転することで、供給リール22から部品包装テープが所定ピッチで引き出される。そして、テープ剥離部23で部品包装テープのトップテープが引き剥がされ、封入状態を解除された部品が部品供給部24に順次送り込まれる。
部品供給装置20においては、テープフィーダ21に設けられる図略のスプロケットが回転することで、供給リール22から部品包装テープが所定ピッチで引き出される。そして、テープ剥離部23で部品包装テープのトップテープが引き剥がされ、封入状態を解除された部品が部品供給部24に順次送り込まれる。
部品移載装置30は、実装機本体3上部に装架されて基板搬送装置10及び部品供給装置20の上方に配設されるXYロボットである。部品移載装置30は、ボールネジ31Bを介してY軸サーボモータ31Yによりレール31Rに沿ってY軸方向に移動されるY軸スライダ32Yと、図略のボールネジを介してX軸サーボモータ31XによりX軸方向に移動されるX軸スライダ32X(本発明の「ヘッド取付ベース」に相当)等とを備える。X軸スライダ32Xは、Y軸スライダ32YにX軸方向に移動可能に配置される。X軸スライダ32Xには、部品を基板Bに装着する作業ヘッド33が搭載される。
作業ヘッド33には、下方に突出して設けられ部品を吸着保持する部品吸着ノズル36を下端部に有するノズルホルダ部34と、部品実装位置に位置決め固定される基板Bを撮像する基板撮像カメラ35とが取り付けられる。ノズルホルダ部34は、作業ヘッド33に図略のサーボモータによりZ軸方向に昇降可能に且つZ軸周りで回転可能に支持される。部品吸着ノズル36は、ノズル先端で部品を吸引可能なようにエア源として真空ポンプP(図2B参照)に接続される。また、部品吸着ノズル36に吸着保持される部品を撮像する部品撮像カメラ37が、基板搬送装置10と部品供給装置20の間に設けられる。
部品移載装置30においては、部品供給部24に供給される部品は、部品吸着ノズル36に吸着保持される。そして、部品撮像カメラ37の上方に移動されて撮像され、画像認識されて部品姿勢が補正される。そして、部品実装位置に搬送位置決めされる基板Bの上方に移動され、基板B上の所定の装着位置に装着される。
ここで、背景技術で説明したように、作業ヘッド33は、部品を高速に移送して生産効率を向上させるために小型化されている。しかし、ヘッド内部の狭い空間にエア経路を網の目のように張り巡らせる必要があるため、1本当たりのエア経路の径は小径となり、重い部品の吸着及び搬送が困難となる。そこで、部品移載装置30においては、2種類の作業ヘッド33(以下、第1作業ヘッド33A、第2作業ヘッド33Bという)の交換が可能に構成されており、以下詳述する。
(2.作業ヘッドの構成)
第1作業ヘッド33Aは、比較的軽量の部品の吸着が可能な既存の一般的なヘッドであり、第2作業ヘッド33Bは、比較的重量の部品の吸着が可能な新規のヘッドである。以下、第1作業ヘッド33A及び第2作業ヘッド33Bの各構成について、図2A、図2B及び図3A、図3Bを参照して説明する。なお、各図においては、エア関係のみの構成を示しており、部品撮像カメラ37等のその他の構成については省略している。
第1作業ヘッド33Aは、比較的軽量の部品の吸着が可能な既存の一般的なヘッドであり、第2作業ヘッド33Bは、比較的重量の部品の吸着が可能な新規のヘッドである。以下、第1作業ヘッド33A及び第2作業ヘッド33Bの各構成について、図2A、図2B及び図3A、図3Bを参照して説明する。なお、各図においては、エア関係のみの構成を示しており、部品撮像カメラ37等のその他の構成については省略している。
図2B及び図3Bに示すように、第1、第2作業ヘッド33A,33Bは、X軸スライダ32Xに対し図略の位置決め固定装置によりそれぞれ着脱可能(交換可能)に構成される。X軸スライダ32Xには、第1作業ヘッド33A又は第2作業ヘッド33Bを位置決め固定装置で位置決め固定したとき、第1作業ヘッド33A内部のノズル用エア経路41(本発明の「第1エア経路」に相当)又は第2作業ヘッド33B内部のノズル用エア経路51(本発明の「第1エア経路」に相当)に接続される中継エア経路321(本発明の「第1エア経路」に相当)が設けられる。
この中継エア経路321は、真空ポンプPから延びる第1エア配管p1(本発明の「第1エア経路」に相当)が固定的に接続される。この第1エア配管p1は、真空ポンプPの近傍で分岐される一方の配管であり、真空ポンプPの近傍で分岐される他方の配管は、第2エア配管p2(本発明の「第2エア経路」に相当)としてX軸スライダ32X近傍まで延びてカップリングCのソケットCsに接続される。第2エア配管p2の管径は、第1エア配管p1の管径よりも大径に形成される。
図2A及び図2Bに示すように、第1作業ヘッド33Aの内部には、X軸スライダ32Xの中継エア経路321と接続可能なノズル用エア経路41が設けられる。このノズル用エア経路41は、ノズルホルダ部34A(部品吸着ノズル36Aを含む)を第1作業ヘッド33Aに吸引して保持するために、ホルダ用ソレノイドバルブ42を介してノズルホルダ部34Aに接続される。なお、図2Bにおいては、ホルダ用ソレノイドバルブ42からノズルホルダ部34Aまでのノズル用エア経路41及びノズル用エア経路41内のエア圧を検出する装置は図示省略する。
また、ノズル用エア経路41は、途中で分岐されて軽量部品用エア経路43とされている。この軽量部品用エア経路43は、部品吸着ノズル36Aで軽量の部品を吸着するために、ノズル用ソレノイドバルブ44を介して部品吸着ノズル36Aに接続される。なお、図2Bにおいては、ノズル用ソレノイドバルブ44から部品吸着ノズル36Aまでの間に設けられる軽量部品用エア経路43内のエア圧を検出する装置は図示省略する。
上述のように、真空ポンプPから延びる第1エア配管p1の管径は、第2エア配管p2の管径よりも小径であり、第1エア配管p1に接続される中継エア経路321、軽量部品用エア経路43及び部品吸着ノズル36Aの径も第1エア配管p1の管径と同様に小径である。よって、部品吸着ノズル36Aで吸着される部品は、比較的軽量の部品に限定される。
図3A及び図3Bに示すように、第2作業ヘッド33Bの内部には、X軸スライダ32Xの中継エア経路321と接続可能なノズル用エア経路51が設けられる。このノズル用エア経路51は、ノズルホルダ部34B(部品吸着ノズル36Bを含む)を第2作業ヘッド33Bに吸引して保持するために、ホルダ用ソレノイドバルブ52を介してノズルホルダ部34Bに接続される。
このノズル用エア経路51は、ノズルホルダ部34Bの吸引保持専用であり、途中で分岐されていない点で第1作業ヘッド33Aのノズル用エア経路41と異なる。なお、図3Bにおいては、ホルダ用ソレノイドバルブ52からノズルホルダ部34Bまでのノズル用エア経路51及びノズル用エア経路51内のエア圧を検出する装置は図示省略する。また、第2作業ヘッド33Bの外装には、第1作業ヘッド33Aのノズル用ソレノイドバルブ44よりも大容量のノズル用ソレノイドバルブ54が設けられる。
このノズル用ソレノイドバルブ54の外部ポートには、第2エア配管p2のカップリングCのソケットCsと接続可能なプラグCpを備えるバルブ側第2エア配管pv2(本発明の「第2エア経路」に相当)が接続される。ノズル用ソレノイドバルブ54の内部ポートには、重量部品用エア経路53が接続される。この重量部品用エア経路53は、部品吸着ノズル36Bで重量部品を吸着するために、第1作業ヘッド33Aのノズル用ソレノイドバルブ44よりも大容量のノズル用ソレノイドバルブ54を介して部品吸着ノズル36Bに接続される。
上述のように、真空ポンプPから延びる第2エア配管p2の管径は、第1エア配管p1の管径よりも大径であり、第2エア配管p2に接続されるバルブ側第2エア配管pv2、重量部品用エア経路53及び部品吸着ノズル36Bの径も第2エア配管p2の管径と同様に大径である。すなわち、第2作業ヘッド33Bは、末端の重量部品用エア経路53のみを拡大することでヘッドの大型化を抑制し、大幅なエア流量の向上を図れる。よって、部品吸着ノズル36Bで吸着される部品は、比較的重量の部品の吸着が可能となる。
さらに、重量部品用エア経路53には、経路内のエア圧を検出するエア状態検出装置55が接続される。バルブ側第2エア配管pv2は、カップリングCを介して第2エア配管p2と接続する必要があるため、部品実装機1は、エア状態検出装置55のエア圧検出値に基づいて、カップリングCの接続状態やバルブ側第2エア配管pv2等の損傷、すなわち部品吸着ノズル36Bと真空ポンプPとの接続状態を判断できる。これにより、生産の時間的ロスや部品の吸着不良を事前に防止できる。
(3.ヘッド交換時の部品実装機の動作)
次に、作業者が、部品実装機1のX軸スライダ32Xに現在取り付けられている第1作業ヘッド33Aを第2作業ヘッド33Bに交換したときの部品実装機1の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。先ず、作業者は、X軸スライダ32Xから第1作業ヘッド33Aを取り外し、X軸スライダ32Xに位置決め固定装置で第2作業ヘッド33Bを位置決め固定する。これにより、第2作業ヘッド33B内部のノズル用エア経路51は、中継エア経路321を介して第1エア配管p1と連通する。次に、作業者は、第2エア配管p2のカップリングCのソケットCsとバルブ側第2エア配管pv2のカップリングCのプラグCpとを接続する。これにより、第2作業ヘッド33B内部の重量部品用エア経路53は、カップリングCを介して第2エア配管p2と連通する。
次に、作業者が、部品実装機1のX軸スライダ32Xに現在取り付けられている第1作業ヘッド33Aを第2作業ヘッド33Bに交換したときの部品実装機1の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。先ず、作業者は、X軸スライダ32Xから第1作業ヘッド33Aを取り外し、X軸スライダ32Xに位置決め固定装置で第2作業ヘッド33Bを位置決め固定する。これにより、第2作業ヘッド33B内部のノズル用エア経路51は、中継エア経路321を介して第1エア配管p1と連通する。次に、作業者は、第2エア配管p2のカップリングCのソケットCsとバルブ側第2エア配管pv2のカップリングCのプラグCpとを接続する。これにより、第2作業ヘッド33B内部の重量部品用エア経路53は、カップリングCを介して第2エア配管p2と連通する。
部品実装機1は、X軸スライダ32Xに装填された第2作業ヘッド33Bからヘッド識別信号を読み取り(図4のステップS1)、読み取ったヘッド識別信号に基づいて、第1作業ヘッド33Aから第2作業ヘッド33Bに交換されたか否かを判断する(図4のステップS2)。
部品実装機1は、第1作業ヘッド33Aから第2作業ヘッド33Bに交換されたと判断したら(図4のステップS2のYes)、ノズル用ソレノイドバルブ54を駆動して部品吸着ノズル36Bにバキュームエアを供給する(図4のステップS3)。そして、部品実装機1は、エア状態検出装置55からエア圧検出値を読み取り(図4のステップS4)、読み取ったエア圧検出値が所定のエア圧の閾値(部品吸着可能な限界バキューム圧)以下であるか否かを判断する(図4のステップS5)。
部品実装機1は、第1作業ヘッド33Aから第2作業ヘッド33Bに交換されたと判断したら(図4のステップS2のYes)、ノズル用ソレノイドバルブ54を駆動して部品吸着ノズル36Bにバキュームエアを供給する(図4のステップS3)。そして、部品実装機1は、エア状態検出装置55からエア圧検出値を読み取り(図4のステップS4)、読み取ったエア圧検出値が所定のエア圧の閾値(部品吸着可能な限界バキューム圧)以下であるか否かを判断する(図4のステップS5)。
部品実装機1は、エア圧検出値が所定のエア圧の閾値以下でないと判断したら(図4のステップS5のNo)、第2作業ヘッド33Bのバルブ側第2エア配管pv2と真空ポンプPとの接続が不良と判断し、スピーカから接続不良の警告音を発するとともに表示装置に接続不良の旨を表示する(図4のステップS6)。一方、部品実装機1は、エア圧検出値が所定のエア圧の閾値以下であると判断したら(図4のステップS5のYes)、表示装置に接続良好の旨を表示する(図4のステップS7)。以降、部品実装機1は、基板に対する部品の実装動作を開始する。なお、部品実装機1は、エア状態検出装置55から読み取ったエア圧検出値に基づいて、部品吸着の有無の検出や、部品の立ち吸着等の吸着状態異常の検出するようにしてもよい。
(4.効果)
本実施形態の部品実装機1は、エア圧により所定の作業を行う種類の異なる作業ヘッド33A,33Bの交換が可能な作業装置であって、装置本体には、種類の異なる作業ヘッド33A,33Bに対し接続が可能な第1エア経路p1,321,41、51及び第2エア経路p2,pv2,53が設けられる。これにより、例えば通常の流量の第1エア経路p1,321,41、51よりも大流量の第2エア経路p2,pv2,53とすることにより、部品実装機1においては、通常のエア流量が得られる小型な作業ヘッド33Aと通常よりも大きなエア流量が得られる小型な作業ヘッド33Bの双方が使用可能となる。
本実施形態の部品実装機1は、エア圧により所定の作業を行う種類の異なる作業ヘッド33A,33Bの交換が可能な作業装置であって、装置本体には、種類の異なる作業ヘッド33A,33Bに対し接続が可能な第1エア経路p1,321,41、51及び第2エア経路p2,pv2,53が設けられる。これにより、例えば通常の流量の第1エア経路p1,321,41、51よりも大流量の第2エア経路p2,pv2,53とすることにより、部品実装機1においては、通常のエア流量が得られる小型な作業ヘッド33Aと通常よりも大きなエア流量が得られる小型な作業ヘッド33Bの双方が使用可能となる。
また、第1エア経路p1,321,41、51は、作業ヘッド33A,33Bが取り付けられるヘッド取付ベース(X軸スライダ)32Xを経由するように設けられ、第2エア経路p2,pv2,53は、ヘッド取付ベース32Xを経由しないように設けられるので、例えば第2エア経路p2,pv2,53の経路径を第1エア経路p1,321,41、51の経路径よりも大径となるようにした場合、第2エア経路p2,pv2,53に接続される作業ヘッド33Bは小型のままで大きなエア流量が得られる。
また、第2エア経路p2,pv2,53には、第2エア経路p2,pv2,53のエア状態を検出するエア状態検出装置55が設けられ、エア状態検出装置55の検出値で作業ヘッド33Bと第2エア経路p2,pv2,53との接続状態を判断するので、第2エア経路p2,pv2,53がヘッド取付ベース32Xを経由しないように設けられていても、第2エア経路p2,pv2,53に接続される作業ヘッド33Bを確実に作動できる。
また、エア状態検出装置55の検出値で作業ヘッド33Bの作業状態を判断するので、作業ヘッド33Bの作業精度を向上できる。
また、種類の異なる作業ヘッド33A,33Bは、第1作業ヘッド33A及び第2作業ヘッド33Bであり、第1作業ヘッド33Aは、第1エア経路p1,321,41に接続され、第2作業ヘッド33Bは、第1及び第2エア経路p1,321,51及びp2,pv2,53にそれぞれ接続されるので、例えば第2エア経路p2,pv2,53の経路径を第1エア経路p1,321,51の経路径よりも大径となるようにした場合、第2作業ヘッド33Bにおいては大小のエア流量の使用が可能となる。
また、種類の異なる作業ヘッド33A,33Bは、第1作業ヘッド33A及び第2作業ヘッド33Bであり、第1作業ヘッド33Aは、第1エア経路p1,321,41に接続され、第2作業ヘッド33Bは、第1及び第2エア経路p1,321,51及びp2,pv2,53にそれぞれ接続されるので、例えば第2エア経路p2,pv2,53の経路径を第1エア経路p1,321,51の経路径よりも大径となるようにした場合、第2作業ヘッド33Bにおいては大小のエア流量の使用が可能となる。
また、第1及び第2作業ヘッド33A,33Bは、それぞれノズル(部品吸着ノズル)36A,36Bで部品を吸着して移送するヘッドであり、作業装置は、ノズル36A,36Bで吸着した部品を基板Bに装着する部品実装機1であり、第2エア経路p2,pv2,53は、第1エア経路p1,321,41、51よりも大容量のエア圧が得られるように設けられ、第1作業ヘッド33Aは、第1エア経路p1,321,41のエア圧で部品を吸着するとともにノズル36Aを保持し、第2作業ヘッド33Bは、第2エア経路p2,pv2,53のエア圧で部品を吸着し、第1エア経路p1,321,51のエア圧でノズル36Bを保持する。これにより、部品実装機1は、第2作業ヘッド33Bで吸着した部品が重くても、当該部品を確実に吸着でき、部品移送速度を速くできるので、生産効率を大幅に向上できる。
また、第1及び第2エア経路p1,321,41、51及びp2,pv2,53は、1つのエア源Pに接続され、エア源Pの近傍で分岐されるので、第1及び第2エア経路p1,321,41、51及びp2,pv2,53内のエア圧を一定に保つことができる。
(5.その他)
上述の実施形態では、作業装置として部品実装機1を例に説明したが、本発明は、エア圧により所定の作業行う種類の異なる作業ヘッドの交換が可能な作業装置であれば適用可能である。
また、第2作業ヘッド33Bは、エア圧を検出するエア状態検出装置55を備える構成としたが、重量部品用エア経路53のエア状態を確認できればエア圧を検出する装置に限定されるものではなく、例えばエア流量を検出する装置を重量部品用エア経路53に接続するようにしてもよい。
また、第2作業ヘッド33Bは、第1エア経路p1,321,51を使用せずに第2エア経路p2、pv2,53のみを使用するものであってもよい。また、第1及び第2作業ヘッド33A,33Bは、部品吸着ノズル41,51の保持をエア圧によって行うものに限定されるものではなく、例えばピンを介して保持するものであってもよい。
上述の実施形態では、作業装置として部品実装機1を例に説明したが、本発明は、エア圧により所定の作業行う種類の異なる作業ヘッドの交換が可能な作業装置であれば適用可能である。
また、第2作業ヘッド33Bは、エア圧を検出するエア状態検出装置55を備える構成としたが、重量部品用エア経路53のエア状態を確認できればエア圧を検出する装置に限定されるものではなく、例えばエア流量を検出する装置を重量部品用エア経路53に接続するようにしてもよい。
また、第2作業ヘッド33Bは、第1エア経路p1,321,51を使用せずに第2エア経路p2、pv2,53のみを使用するものであってもよい。また、第1及び第2作業ヘッド33A,33Bは、部品吸着ノズル41,51の保持をエア圧によって行うものに限定されるものではなく、例えばピンを介して保持するものであってもよい。
1:部品実装機、10:基板搬送装置、20:部品供給装置、30:部品移載装置、32X:X軸スライダ、321:中継エア経路、33A:第1作業ヘッド、33B:第2作業ヘッド、34A,34B:ノズルホルダ部、36A,36B:部品吸着ノズル、41,51:ノズル用エア経路、42,52:ホルダ用ソレノイドバルブ、43:軽量部品用エア経路、53:重量部品用エア経路、44,54:ノズル用ソレノイドバルブ、55:エア状態検出装置、p1:第1エア配管、p2:第2エア配管、pv2:バルブ側第2エア配管、C:カップリング、Cs:ソケット、Cp:プラグ
Claims (7)
- エア圧により所定の作業を行う種類の異なる作業ヘッドの交換が可能な作業装置であって、
装置本体には、前記種類の異なる作業ヘッドに対し接続が可能な第1エア経路及び第2エア経路が設けられた、作業装置。 - 前記第1エア経路は、前記作業ヘッドが取り付けられるヘッド取付ベースを経由するように設けられ、
前記第2エア経路は、前記ヘッド取付ベースを経由しないように設けられる、請求項1に記載の作業装置。 - 前記第2エア経路には、前記第2エア経路のエア状態を検出するエア状態検出装置が設けられ、
前記エア状態検出装置の検出値で前記作業ヘッドと前記第2エア経路との接続状態を判断する、請求項2に記載の作業装置。 - 前記エア状態検出装置の検出値で前記作業ヘッドの作業状態を判断する、請求項3に記載の作業装置。
- 前記種類の異なる作業ヘッドは、第1作業ヘッド及び第2作業ヘッドであり、
前記第1作業ヘッドは、前記第1エア経路に接続され、
前記第2作業ヘッドは、前記第1及び第2エア経路にそれぞれ接続される、請求項1-4の何れか一項に記載の作業装置。 - 前記第1及び第2作業ヘッドは、それぞれノズルで部品を吸着して移送するヘッドであり、
前記作業装置は、前記ノズルで吸着した前記部品を基板に装着する部品実装機であり、
前記第2エア経路は、前記第1エア経路よりも大容量のエア圧が得られるように設けられ、
前記第1作業ヘッドは、前記第1エア経路のエア圧で前記部品を吸着するとともに前記ノズルを保持し、
前記第2作業ヘッドは、前記第2エア経路のエア圧で前記部品を吸着し、前記第1エア経路のエア圧で前記ノズルを保持する、請求項5に記載の作業装置。 - 前記第1及び第2エア経路は、1つのエア源に接続され、前記エア源の近傍で分岐される、請求項1-6の何れか一項の作業装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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