JP5054245B2 - 電子部品移載装置 - Google Patents
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Description
前記吸着ノズルには、たとえば特許文献1に記載されているような空気吸引装置が接続されている。
なお、真空ポンプを負圧源とする空気吸引装置を備えたICハンドラーにおいても、上述した表面実装機と同様の問題があった。
したがって、本発明によれば、真空ポンプが故障したり真空ポンプのメンテナンスを行う場合であっても、長時間にわたって装置を停止させることなく電子部品の吸着動作を再開することが可能な電子部品移載装置を提供することができる。
また、本発明においては、切換弁を切換えることにより1台の真空ポンプに接続される吸引用空気通路の数を減らしているため、この真空ポンプに接続された吸着ノズルに作用する真空圧を上昇させることができる。
したがって、本発明によれば、重量が嵩む電子部品を大量にかつ確実に吸着できる電子部品移載装置を提供することができる。
したがって、この発明によれば、重量が嵩む電子部品を吸着するときに自動的に真空圧が上昇するから、重量が嵩む電子部品を確実に吸着することが可能な電子部品移載装置を提供することができる。
以下、本発明に係る電子部品移載装置の一実施例を図1〜図8によって詳細に説明する。ここでは、本発明に係る電子部品移載装置を表面実装機に適用する場合の例について説明する。
第1の実装ユニット4と第3の実装ユニット6とは、図1に示すように、装置前側で互いに隣接するように位置付けられ、第2の実装ユニット5と第4の実装ユニット7とは、装置後側で互いに隣接するように位置付けられている。
第2、第4の実装ユニット5,7は、第1、第3の実装ユニット4,6に対してプリント配線板3の搬送方向の下流側にずれた位置に配設されている。
また、この実施例においては、第1〜第4の実装ユニット4〜7にそれぞれ設けられているヘッドユニット19によって、本発明でいう複数のヘッドユニットが構成されている。すなわち、この実施例による表面実装機には、4台のヘッドユニット19が装備されている。以下においては、第1の実装ユニット4に設けられているヘッドユニットを第1のヘッドユニット19aといい、以下同様に、第2の実装ユニット5のヘッドユニットを第2のヘッドユニット19bといい、第3の実装ユニット6のヘッドユニットを第3のヘッドユニット19cといい、第4の実装ユニット7のヘッドユニットを第4のヘッドユニット19dという。
前記電子部品供給装置17は、基台11上または基台11に着脱可能に接続された台車(図示せず)に設けられている。
前記吸着ノズル18は、各吸着ヘッド31の図示していないヘッドシャフトに着脱可能に取付けられており、図3に示すように、本発明に係る空気吸引装置2に接続されている。
この実施例による第1、第2の真空ポンプ38,39は、基台11の内部であってX方向の一端部(図1においては左側の端部)に取付けられている。
この流量センサ59は、各吸着ノズル18の下流側近傍において空気の流量を検出し、制御装置45に流量データとして送る。制御装置45は、吸着ノズル18内を空気が流れることがない状態であるときに流量センサ64によって空気の流通を検出した場合、真空切換バルブユニット44に異常が生じるていると判定する。
真空ポンプが故障しているか否か、または真空ポンプのベーンを交換する時期であるか否かの判定は、第1、第2の真空圧計51,52によって検出された真空圧に基づいて制御装置45が行う。真空ポンプに故障が発生した場合(ステップS1)は、制御装置45がディスプレイ装置に真空ポンプの異常を示す情報を表示させる。この表示は、異常が発生している真空ポンプを特定できる内容になっている。なお、ベーンの摩耗により真空圧が低下した場合にも同様の表示が行われる。
このように1台の真空ポンプ(第1の真空ポンプ38)のみが全ての吸着ノズル18に接続されるようになると、各吸着ノズル18に作用する真空圧が低下する。このため、重量が相対的に重い電子部品は、他の表面実装機によって実装する。これを実施するためには、先ず、ステップS4に示すように、重量が嵩む電子部品を吸着するために装着されていた吸着ノズル18を軽量部品用の吸着ノズル18に交換する。
したがって、この構成を採ることにより、第1、第2の真空ポンプ38,39に異常が発生したとしても吸着動作を停止させることなく、電子部品の実装動作を継続することができる。
したがって、この構成を採ることにより、重量が嵩む電子部品を吸着するときに自動的に真空圧が上昇するから、大重量の電子部品を確実に吸着することが可能な表面実装機を提供することができる。
空気吸引装置は図9〜図12に示すように構成することができる。
図9〜図12は空気吸引装置の構成を示す空気圧回路図で、図9は通常時の状態を示し、図10は第1の真空ポンプが故障したときの状態を示し、図11は重量が嵩む電子部品を吸着するときの状態を示し、図12は真空切換バルブユニットにおいて吸引用空気通路での漏洩が生じたときの状態を示す。これらの図において、前記図1〜図8によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
第1、第2の真空ポンプ38,39のうち一方の真空ポンプが故障したり、一方の真空ポンプをメンテナンスのために停止させる場合は、図10に示すように、運転を継続できる真空ポンプ(図10においては第2の真空ポンプ39)に第1〜第4の吸引用空気通路34〜37が接続されるように第1〜第4の切換弁40〜43を切換える。
このため、第1のヘッドユニット19aの真空切換バルブユニット44で漏洩が発生したとしても、第2〜第4のヘッドユニット19b〜19dによって電子部品の実装動作を継続することができる。
Claims (1)
- 複数の電子部品用吸着ノズルを有する複数のヘッドユニットと、
これらのヘッドユニットをそれぞれ電子部品供給部と電子部品載置部との間で移動させる移動装置と、
各ヘッドユニットの全ての吸着ノズルが接続されたヘッドユニット毎の吸引用空気通路から真空ポンプによって空気を吸引する空気吸引装置とを備えた電子部品移載装置において、
前記空気吸引装置は、複数の真空ポンプと、これらの真空ポンプと前記吸引用空気通路との間に設けられた切換弁とを備え、
前記切換弁は、前記複数の真空ポンプのうちいずれか一つを選択して前記吸引用空気通路に接続するものであり、吸引用空気通路毎に設けられ、
前記各切換弁を遠隔操作により動作させるアクチュエータと、
重量が相対的に重い電子部品を実装するヘッドユニットの吸引用空気通路に少なくとも1台の真空ポンプが接続され、かつ他のヘッドユニットの吸引用空気通路には他の真空ポンプが接続されるように前記アクチュエータを動作させる制御装置とを備えていることを特徴とする電子部品移載装置。
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