JPH104292A - 容器蓋開閉装置 - Google Patents

容器蓋開閉装置

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Publication number
JPH104292A
JPH104292A JP8156767A JP15676796A JPH104292A JP H104292 A JPH104292 A JP H104292A JP 8156767 A JP8156767 A JP 8156767A JP 15676796 A JP15676796 A JP 15676796A JP H104292 A JPH104292 A JP H104292A
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JP
Japan
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container
lid
work
closing
opening
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Application number
JP8156767A
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English (en)
Inventor
Kazuo Oide
和男 生出
Rikizo Isozaki
力三 磯崎
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率を低下させることなく、正確な容器
蓋の開閉作業を行うこと。 【解決手段】 鉛直軸回りに回転可能に支持された回転
フレームFと、前記回転フレームFの下端部において前
記鉛直軸回りに180°離れた位置にそれぞれ上下に回
動可能に支持された容器蓋開閉アーム28,29と、前
記各容器蓋開閉アーム28,29にそれぞれ設けられ、
容器Vの蓋Tを吸着可能なバキュームパッド33,36
と、前記容器蓋開閉アーム28,29を回動させるアー
ム回動手段37〜46と、前記アーム回動手段37〜4
6による容器蓋開閉アーム28,29の回動速度を変更
する回動速度制御手段C1+D4+37を有する容器蓋開
閉装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置のワ
ーク(プリント板基材等)を組立、加工するために前記
ワークを収容する容器の蓋を開閉する容器蓋開閉装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の容器蓋開閉装置において、従
来、下記(J01)、(J02)の技術が知られている。 (J01)特開平3−112198号公報記載の技術 この公報には、アーム先端部に設けられた吸着機構によ
り容器蓋を容器上方から吸着保持し、アーム他端部の支
持軸を中心にアームを一定速度で回動させて前記容器蓋
の開閉作業を行う技術が記載されている。このような技
術においては、蓋開閉動作の作業速度が速いほど作業効
率が向上する。 (J02)図11に示す技術 図11は従来技術の説明図で、図11Aは従来技術の斜
視図、図11Bは前記図11Aの正面図である。なお、
以後の説明の理解を容易にするために、図面において互
いに直交する矢印X,Y,Zの方向に直交座標軸X軸、
Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を前方、矢印Y方向を
左方、 矢印Z方向を上方とする。この場合、X方向
(前方)と逆向き(−X方向)は後方、Y方向(左方)
と逆向き(−Y方向)は右方、Z方向(上方)と逆向き
(−Z方向)は下方となる。また、前方(X方向)及び
後方(−X方向)を含めて前後方向又はX軸方向とい
い、左方(Y方向)及び右方(−Y方向)を含めて左右
方向又はY軸方向といい、上方(Z方向)及び下方(−
Z方向)を含めて上下方向又はZ軸方向ということにす
る。さらに図中、「○」の中に「・」が記載されたもの
は紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に
「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印
を意味するものとする。
【0003】図11において、コンベア01上方に配置
された容器蓋開閉装置02は、アーム03およびアーム
03を左右方向(Y軸方向)および上下方向(Z軸方
向)に移動させるアーム移動装置04を有している。ア
ーム03は蓋開位置06に搬送されたワーク未収容の容
器08の蓋09を上方から吸着保持するバキュームパッ
ド011,011を有している。前記蓋開位置06の容
器搬送方向下流側には蓋閉位置012が設けられてお
り、蓋閉位置012上方にはシリンダ013,013に
より前後方向(X軸方向)にスライド可能に支持された
蓋保持爪014,014が設けられている。
【0004】このような装置においては、まず蓋開位置
06に搬送されてきた容器08の蓋09をバキュームパ
ッド011,011により吸着保持したまま上方に移動
させることにより蓋開動作を行う。その後、蓋09はバ
キュームパッド011,011に吸着保持されたまま蓋
閉位置012上方に移動されて下降され、前記蓋保持爪
014,014上に支持(仮置き)される。蓋開動作
後、容器08内には図示しないロボットハンドによりワ
ーク016が搬入される。ワーク016搬入後、容器0
8を前記蓋閉位置012に搬送し、前記蓋保持爪01
4,014をスライドさせ蓋09を容器08に嵌合する
ように落下させ蓋閉動作を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
((J01)の問題点)前記(J01)の技術においては、
アーム回動速度を一定にしている。このため前記作業効
率を向上させるためにアーム回動速度を速くすると、蓋
と容器の密閉性が高い場合は蓋開け時に容器内の負圧が
高まり容器が蓋と共に上方に持ち上げられてしまう恐れ
がある。このような場合、容器は一旦上方に持ち上げら
れた後に下方に落下するが、その際に容器の位置ずれが
生じてしまい蓋閉め時に蓋が容器に嵌合しなくなる問題
が生じる。このような問題を防ぐために容器に対して2
方向の位置決めを行うことが考えられるが、位置決めの
ための構造が複雑化してしまいコスト高になってしま
う。また、蓋開動作時のアーム回動速度を低速に設定す
ることにより蓋開け時の容器位置ずれを防ぐことが考え
られるが、蓋開動作に時間がかかり作業効率が低下して
しまう。
【0006】((J02)の問題点)また、前記(J02)
の技術においては、容器08上方から蓋09を落下させ
ることにより蓋閉動作を行っているため、蓋09の仮置
き時および蓋閉動作時に容器08と蓋09間に位置ずれ
が生じ正確に蓋09が嵌合しない恐れがある。
【0007】本発明は、前述の事情に鑑み、下記(O0
1)の記載内容を課題とする。 (O01)作業効率を低下させることなく、正確な容器蓋
の開閉作業を行うこと。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るための本発明を説明するが、本発明の要素には、後述
する実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の
要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。本発明を
後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発
明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施
例に限定するためではない。
【0009】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の容器蓋開閉装置(B)は、下記の要
件を備えたことを特徴とする、(A01)鉛直軸回りに回
転可能に支持された回転フレーム(F)、(A02)前記
回転フレーム(F)の下端部において前記鉛直軸回りに
180°離れた位置にそれぞれ上下に回動可能に支持さ
れた容器蓋開閉アーム(28,29)、(A03)前記各
容器蓋開閉アーム(28,29)にそれぞれ設けられ、
容器(V)の蓋(T)を吸着可能なバキュームパッド
(33,36)、(A04)前記容器蓋開閉アーム(2
8,29)を回動させるアーム回動手段(37〜4
6)、(A05)前記アーム回動手段(37〜46)によ
る容器蓋開閉アーム(28,29)の回動速度を変更す
る回動速度制御手段(C1+D4+37)。
【0010】(第2発明)本出願の第2発明の容器蓋開
閉装置(B)は、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(B01)鉛直軸回りに回転可能に支持された回転フ
レーム(F)、(B02)前記回転フレーム(F)の下端
部の180°離れた位置にそれぞれ上下に回動可能に支
持された容器蓋開閉アーム(28,29)、(B03)前
記各容器蓋開閉アーム(28,29)にそれぞれ設けら
れ、容器(V)の蓋(T)を吸着可能なバキュームパッ
ド(33,36)。(B04)前記容器蓋開閉アーム(2
8,29)を回動させるアーム回動手段(37〜4
6)、(B05)前記回転フレーム(F)を前記鉛直軸周
りに回転させるフレーム回転手段(22)。
【0011】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明の容器蓋開閉装置(B)では、回転フレーム(F)は
下端部の180°離れた位置にそれぞれ容器蓋開閉アー
ム(28,29)を上下に回動可能に支持する。前記各
容器蓋開閉アーム(28,29)にそれぞれ設けられた
バキュームパッド(33,36)は、容器(V)の蓋
(T)を吸着する。アーム回動手段(37〜46)は、
前記容器蓋開閉アーム(28,29)を上下に回動させ
る。したがって、アーム回動手段(37〜46)により
前記各容器蓋開閉アーム(28,29)を上方に回動さ
せると、各容器蓋開閉アーム(28,29)の回動に伴
い前記バキュームパッド(33,36)に吸着された容
器(V)の蓋(T)が上方に移動され蓋開けを行うこと
ができる。また、その状態で各容器蓋開閉アーム(2
8,29)を下方に回動させると、前記バキュームパッ
ド(33,36)に吸着されている容器(V)の蓋
(T)が下方に移動し蓋閉めを行うことができる。この
とき、回動速度制御手段(C1+D4+37)は、前記ア
ーム回動手段(37〜46)による容器蓋開閉アーム
(28,29)の回動速度を変更する。したがって、例
えば蓋開動作時の初期に容器蓋開閉アーム(28,2
9)の回動速度を遅く設定すれば、蓋(T)が容器
(V)から離れるとき生じる容器(V)内の負圧の影響
を和らげることができる。そして、蓋(T)が容器
(V)から離れた後の蓋開動作および蓋閉動作時の容器
蓋開閉アーム(28,29)の回動速度を速く設定する
ことにより前記蓋開動作時に容器蓋開閉アーム(28,
29)の回動速度を遅く設定した分の作業時間の遅れを
補うことができる。このため、作業効率を低下させるこ
となく正確な容器蓋開閉作業を行うことができる。
【0012】(第2発明の作用)前述の特徴を備えた本
出願の第2発明の容器蓋開閉装置(B)では、回転フレ
ーム(F)は下端部の180°離れた位置にそれぞれ容
器蓋開閉アーム(28,29)を上下に回動可能に支持
する。前記各容器蓋開閉アーム(28,29)にそれぞ
れ設けられたバキュームパッド(33,36)は、容器
(V)の蓋(T)を吸着する。アーム回動手段(37〜
46)は、前記容器蓋開閉アーム(28,29)を上下
に回動させる。したがって、容器(V)の直線状搬送経
路の上方位置、またはU字状搬送経路の往路および復路
の間の位置等に回転フレーム(F)を配置し、回転フレ
ーム(F)の上流側の蓋開位置で蓋(T)を開け、下流
側の蓋閉位置で蓋(T)を閉じることができる。すなわ
ち、前記回転フレーム(F)のアーム回動手段(37〜
46)により前記蓋開位置で蓋(T)を吸着した前記各
容器蓋開閉アーム(28,29)を上方に回動させる
と、各容器蓋開閉アーム(28,29)の回動に伴い前
記バキュームパッド(33,36)に吸着された容器
(V)の蓋(T)が上方に移動され蓋開けを行うことが
できる。前記蓋開位置で蓋(T)が開けられた容器
(V)に対しては、容器(V)内に対するワークの詰込
みまたは取出し等の作業を行なうことができる。フレー
ム回転手段(22)は、前記回転フレーム(F)を前記
鉛直軸周りに回転させる。したがって、前記蓋開動作後
にフレーム回転手段(22)により前記回転フレーム
(F)を180°回転させると、回転フレーム(F)の
回転に伴い前記バキュームパッド(33,36)に吸着
された容器(V)の蓋(T)が180°回転して前記蓋
閉位置に移動する。
【0013】このとき、蓋(T)が180°回転して移
動される蓋閉位置に前記蓋開けされた容器(V)を移動
させると共に次の容器(V)を前記蓋開位置に移動させ
る。この状態で、前記各容器蓋開閉アーム(28,2
9)を下方に回動させると、前記蓋開動作を行う位置に
ある容器蓋開閉アーム(28,29)のバキュームパッ
ド(33,36)は、容器(V)の蓋(T)を吸着し、
蓋閉動作を行う位置にある容器蓋開閉アーム(28,2
9)のバキュームパッド(33,36)に吸着されてい
る容器(V)の蓋(T)は下方に移動され蓋閉めを行う
ことができる。そして、再び前記各容器蓋開閉アーム
(28,29)を上方に移動させると、前記蓋開動作を
行う位置にある容器(V)の蓋(T)が容器蓋開閉アー
ム(28,29)のバキュームパッド(33,36)に
吸着保持され上方に移動され蓋開動作が行われる。この
ように、1回の工程で蓋開動作および蓋閉動作を行うこ
とができるため、作業効率を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。 (本発明の実施の形態1)本発明の容器蓋開閉装置
(B)の実施の形態1は、前記第1発明の容器蓋開閉装
置(B)において下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(A06)前記バキュームパッド(33,36)によ
り前記容器(V)の蓋(T)を吸着した容器開閉アーム
(28,29)を下端位置から一定角度上昇させるまで
は低い回動速度で、前記容器蓋開閉アーム(28,2
9)を回動させる前記回動速度制御手段。
【0015】(本発明の実施の形態1の作用)本発明の
容器蓋開閉装置(B)の実施の形態1では、前記回動速
度制御手段は、前記バキュームパッド(33,36)に
より前記容器(V)の蓋(T)を吸着した容器開閉アー
ム(28,29)を、下端位置から一定角度上昇させる
までの間(蓋開作業時の初期)は低い回動速度で回動さ
せる。このため、前記蓋開作業時の初期に容器開閉アー
ム(28,29)を高い回動速度で回動させた場合に生
じる負圧により持ち上がる前記容器(V)の位置ずれの
発生を防止できる。また、前記蓋開作業時の初期以外の
期間は、容器開閉アーム(28,29)を高い回動速度
で回動させることにより容器蓋開閉作業の作業効率の低
下を防止することができる。
【0016】(本発明の実施の形態2)本発明の容器蓋
開閉装置(B)の実施の形態2は、前記第2発明の容器
蓋開閉装置(B)において下記の要件を備えたことを特
徴とする、(B06) 容器(V)搬送用のコンベア
(4)上方に配置された前記回転フレーム(F)。
【0017】(本発明の実施の形態2の作用)前述の構
成を備えた本発明の容器蓋開閉装置(B)の実施の形態
2では、前記回転フレーム(F)が容器搬送用のコンベ
ア(4)上方に配置されているために、前記フレーム回
転手段(22)により回転フレーム(F)を回転させる
際に回転フレーム(F)が前記容器(V)搬送用のコン
ベア(4)に回転を妨げられることがない。
【0018】(実施例)次に図面を参照しながら、本発
明の実施の形態の例(実施例)を説明するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。
【0019】図1は、本発明の実施例の容器蓋開閉装置
を備えた容器供給装置の全体説明図である。図2は、前
記図1の平面図である。図3は、同実施例の容器蓋開閉
装置の説明図で、図3Aは容器蓋開閉装置の正面図、図
3Bは容器蓋開閉装置の平面図、図3Cは容器蓋開閉装
置の切替弁49の説明図である。図4は、同実施例の制
御部分の説明図である。図1および図2において、容器
供給装置Aは、第1コンベア1を有している。第1コン
ベア1は、多段に積まれたワーク未収用容器Vi(i=
1,2,…)(以下、単にVと記載する場合もある)を
図1において左方(Y方向)から前工程位置Q0に搬送
する機能を有している。この第1コンベアおよび後述の
コンベアはいずれも下面がモータM1(図4参照)によ
り駆動される駆動ベルト(図示せず)に摩擦接触して回
転するローラを有しており、その回転するローラ上面に
より容器Vを搬送するように構成されている。各容器V
i(i=1,2,…)は図2に示すようにそれぞれ蓋Ti
(i=1,2,…)(以下、単にTと記載する場合もあ
る)を有している。また、前工程位置Q0には、リミッ
トスイッチにより構成された前工程容器在席センサS0
(図1参照)および図示しないストッパが配置されてい
る。前工程容器在席センサS0により検出された容器V
は図示しないストッパにより前工程位置Q0で停止され
るようになっている。
【0020】前記前工程位置Q0には段ばらし機2が配
置されている。段ばらし機2は、前後方向(X軸方向)
から1番下の容器Vを残してその上方の容器Vを支持し
上方に移動させる一対の容器支持爪3,3(図2参照)
を備えており、前工程位置Q0に搬送される多段の容器
Vを1つずつに分離する機能を有している。このような
段ばらし機2は従来公知である。前工程位置Q0の容器
搬送方向下流側には第2コンベア4が設けられている。
第2コンベア4はモータM2(図4参照)により前記第
1コンベア1同様に作動し、前工程位置Q0で段ばらし
機2により1つずつに分離された容器Vを蓋開位置Q1
および蓋閉位置Q2に順次搬送する機能を有している。
蓋開位置Q1および蓋閉位置Q2には前記前工程容器在席
センサS0と同様に構成された第1容器在席センサS1、
第2容器在席センサS2および図示しないストッパがそ
れぞれ配置されている。そして、前記各センサS1,S2
により検出された容器Vは図示しないストッパにより各
位置Q1,Q2で停止されるようになっている。前記各位
置Q1,Q2の間には本発明の容器蓋開閉装置Bが配置さ
れている。容器蓋開閉装置Bは、蓋開位置Q1で容器V
に対して蓋開けを行うと同時に蓋閉位置Q2で蓋閉めを
行う機能を有している。容器蓋開閉装置Bについては後
に詳述する。
【0021】図2において、前記容器供給装置Aの前方
(X方向)には、ワーク搬送用コンベア5が配置されて
いる。ワーク搬送用コンベア5はモータM0(図4参
照)により前記第1コンベア1と同様に作動する。この
ワーク搬送用コンベア5上には複数のワーク収容箱Si
(i=1,2,…)(以下、単にSと記載する場合もあ
る)が載置されている。ワーク収容箱S内には前記容器
V内に搬入するための複数のワークWi(i=1,2,
…)(以下、単にWと記載する場合もある)が収容され
ている。ワーク搬送用コンベア5の左方(Y方向)には
ワーク取出ロボット6が配置されている。ワーク取出ロ
ボット6は、ワークWを把持するワークチャック7を有
している。ワークチャック7は、ワーク収容箱S内のワ
ークWを1つずつ取り出し第2コンベア4の前記蓋開位
置Q1上流側に配置されたワーク仮置台8上に移動させ
る機能を有している。ワークチャック7にはチャックセ
ンサSt1が設けられている。チャックセンサSt1はワー
クチャック7に把持されたワークWを検出する機能を有
している。このようなワーク取出ロボット6は従来公知
である。前記ワーク搬送用コンベア5において、ワーク
取出ロボット6がワーク収容箱Sからワークを取り出す
ワーク取出位置Q4には、収容箱検出センサSIが配置さ
れており、この収容箱検出センサSIにより検出された
ワーク収容箱Sはワーク取出位置Q4で位置決めのため
停止されるようになっている。
【0022】前記ワーク仮置台8はワークWを一時的に
仮置きする機能を有している。ワーク仮置台8にはワー
ク仮置台8上のワークWを検出する仮置台ワーク在席セ
ンサSwが配置されている。ワーク仮置台8および蓋開
位置Q1上方にはワーク搬入ロボット9が配置されてい
る。ワーク搬入ロボット9は左右方向(Y軸方向)に移
動可能なワーク把持用アーム11を有しており、ワーク
把持用アーム11にはワークWを把持するワーク把持部
材12(図1参照)が設けられている。ワーク把持用ア
ーム11は通常は待機位置13に移動されており、ワー
ク仮置台8上にワークWが仮置きされるとワーク仮置台
8上方に移動されるようになっている。また、ワーク搬
入ロボット9はワーク把持部材12に把持されたワーク
Wを検出するチャックセンサSt2を有している。ワーク
搬入ロボット9は、ワーク把持用アーム11およびワー
ク把持部材12によりワーク仮置台8上に仮置きされた
ワークWを把持し、蓋開位置Q1において蓋開けされた
容器V内にワークWを搬入する機能を有している。この
ようなワーク搬入ロボット9は従来公知である。
【0023】前記蓋開位置Q1において、内部にワーク
Wが搬入された容器Vは第1コンベア1により前記蓋閉
位置Q2に搬送され蓋閉作業が行われる。蓋閉位置Q2の
容器搬送方向下流側には、モータM3(図4参照)によ
り前記第1コンベア1と同様に作動する第3コンベア1
4が配置されている。第3コンベア14には反転位置Q
3が設定されている。反転位置Q3には前記前工程容器在
席センサS0と同様に構成された第3容器在席センサS3
および図示しないストッパが配置されている。そして、
第3容器在席センサS3により検出された容器Vは図示
しないストッパにより反転位置Q3で停止されるように
なっている。第3コンベア14はリフター16により上
下方向(Z軸方向)に移動可能に構成されている。ま
た、第3コンベア14は蓋閉位置Q2から搬送され反転
位置Q3で一旦停止された容器Vの搬送方向を反転させ
る機能を有している。反転位置Q3で一旦停止された容
器Vは、リフター16により下方(−Z方向)に移動さ
れ第4コンベア17に搬送されるようになっている。前
記第4コンベア17はモータM4(第4図参)により前
記第1コンベア1と同様に作動する。第4コンベア17
には搬送されてきた容器Vを段積みする段積機18が配
置されている。段積機18は搬送されてくる容器Vの下
端面を支持して上方に移動させ、次に搬送されてくる容
器Vの上端面に載置することにより容器Vを段積みする
ように構成されている。このような段積機18は従来公
知である。段積機18により段積みされた多段の容器V
は前記第4コンベア17により図1において左方(Y方
向)に搬送される。
【0024】次に、本発明の容器蓋開閉装置Bについて
説明する。図3Aにおいて、前記蓋開位置Q1と蓋閉位
置Q2の間には開閉装置支持部材21が配置されてい
る。開閉装置支持部材21は前後方向端部(X軸方向端
部分)に脚部21a,21aおよび前記両脚部21a,2
1aの上面に支持された上面プレート21bを有してい
る。前記両脚部21a,21aは前記第1コンベア1の図
示しないフレームに固定支持されている。開閉装置支持
部材21上面にはフレーム回転手段としてのモータユニ
ット22が固定支持されている。モータユニット22
は、駆動軸23、この駆動軸23を回転させるモータお
よび減速機等から構成されている。駆動軸23上端部
(Z方端部)には回転板24が固定されている。したが
って、駆動軸23の回転に伴い回転板24が駆動軸23
周りに回転するようになっている。図3Bにおいて、回
転板24の左右端部(Y軸方向端部分)には下方(−Z
方向)に延びる一対のアーム支持部材26,26および
27,27がそれぞれ固着されている。前記符号24〜
27により示される要素から本発明b構成要素であるの
回転フレームFが構成されている。各アーム支持軸2
6,26および27,27の下端部(−Z方端部分)に
は、容器蓋開閉アーム28,28および29,29がそ
れぞれ水平な軸31,32周りに回動可能に支持されて
いる。容器蓋開閉アーム28,28間にはそれぞれ吸引
管33a,33aを有するバキュームパッド33,33が
固定されている。同様に容器蓋開閉アーム29,29間
には吸引管36a,36aを有するバキュームパッド3
6,36が固定されている。
【0025】図3Aにおいて、前記回転板24上端面
(Z側方端面)にはモータユニット37が固定されてい
る。モータユニット37は、モータおよび減速機等から
構成されている。モータユニット37上端部には板状の
シャフト下端支持部材38が固定されている。シャフト
下端支持部材38には、上方(Z方向)に延びる断面U
字状(図3B参照)のシャフトガイド39が固定支持さ
れている。シャフトガイド39上端部(Z方端部分)に
は板状のシャフト上端支持部材41が固着されている。
そして、シャフト下端支持部材38およびシャフト上端
支持部材41には、スクリューシャフト42が回転自在
に支持されている。スクリューシャフト42は前記モー
タユニット37により回転駆動されるようになってい
る。
【0026】スクリューシャフト42にはナットブロッ
ク43が螺合している。ナットブロック43は外側面が
前記シャフトガイド39に上下にスライド可能にガイド
されており、スクリューシャフト42が回転するとナッ
トブロック43がシャフトガイド39にガイドされて上
下方向(Z軸方向)に移動するようになっている。ナッ
トブロック43には連結部材44,46の上端が軸44
a,46a周りに回転可能に連結されている。一方、連結
部材44,46下端部は前記容器蓋開閉アーム28,2
8および29,29とそれぞれ軸44b,および46b周
りに回転可能に連結されている。したがって、スクリュ
ーシャフト42の回転に伴いナットブロック43が上下
方向(Z軸方向)に移動すると、ナットブロック43の
移動に伴い容器蓋回動アーム28,28および29,2
9が前記軸31および軸32周りに上下に回動する。ナ
ットブロック43を前記シャフト下端支持部材38に当
接する位置(図3Aにおいて実線で示す位置)に移動さ
せると、容器蓋回動アーム28,28および29,29
は下方(−Z方向)に回動される。また、ナットブロッ
ク43を前記シャフト上端支持部材41に当接する位置
(図3Aにおいて2点鎖線で示す位置)に移動させる
と、容器蓋回動アーム28,28および29,29は上
方(Z方向)に回動される。
【0027】前記シャフトガイド39には上端部(Z方
端部)および下端部(−Z方端部)にリミットスイッチ
により構成されたブロック検出センサSB1、SB2がそれ
ぞれ配置されている。また、前記各センサSB1,SB2の
間にはブロック検出センサSB3が配置されている。ブロ
ック検出センサSB3をナットブロック43が通過すると
きは、前記容器蓋回動アーム28,28および29,2
9は水平位置から30°上方に回動した位置を通過する
ようになっている。前記符号21〜46により示される
要素から本発明の容器蓋開閉装置Bが構成されている。
【0028】前記各吸引管33a,33aおよび36a,
36aには吸引チューブ47,48がそれぞれ接続され
ている。各吸引チューブ47,48には真空センサによ
り構成された吸着センサSK1,SK2が配置されている。
また、各吸引チューブ47,48は、切替弁49を介し
て負圧源51に接続されている。図3Cにおいて、切替
弁49は固定部49aおよび回転部49bを有し、回転部
49bの回転位置を2個の引張バネSP,SPおよび電
磁ソレノイドSL,SL(図4参照)により作動する3
位置切替弁により構成されている。このような切替弁4
9は、第1切替位置では吸引チューブ47を負圧源51
に接続すると同時に吸引チューブ48を大気に接続して
前記バキュームパッド33,33を吸引し、第2切替位
置では吸引チューブ47を大気に接続すると同時に吸引
チューブ48を負圧源51に接続して前記バキュームパ
ッド36,36を吸引する機能を有している。そして、
前に第1切替位置および第2切替位置の中間位置である
第3切替位置では各吸引チューブ47,48を負圧源5
1および大気から遮断するようになっている。したがっ
て、第1切替位置においてバキュームパッド33,33
を吸引した後に切替弁49を第3切替位置に切り替える
ことによりバキュームパッド33,33を吸引状態に保
つことができる。同様に、第2切替位置においてバキュ
ームパッド36,36を吸引した後に切替弁49を第3
切替位置に切り替えることにより、バキュームパッド3
6,36を吸引状態に保つことができる。なお切替弁4
9としては、従来公知の種々の3位置切替弁を使用する
ことが可能である。
【0029】前記各バキュームパッド33,33または
36,36のうち前記蓋開位置Q1に移動された方を吸
引状態にすることにより蓋開位置Q1(図1参照)に搬
送されてくる容器Vの蓋Tを吸着することができる。こ
のとき、前記蓋閉位置Q2に移動したバキュームパッド
は大気に接続されるため蓋閉動作を行うことが可能とな
る。そして前記蓋開位置Q1で蓋Tを吸着した後、スク
リューシャフト42を回転させてナットブロック43を
上方に移動させると、容器蓋回動アーム28,28およ
び29,29は上方(Z方向)に回動される。このと
き、前記蓋開位置Q1でバキュームパッド33,33お
よび36,36のいずれかに吸着された蓋Tも上方に回
動され容器Vの蓋開動作が行われる。前記符号37〜4
6によって示される要素から本発明のアーム回動手段
(37〜46)が構成される。
【0030】次に、容器供給装置Aの制御部について説
明する。図4において、容器供給装置Aのメインコント
ローラC1、前記各ロボット6,9のロボットコントロ
ーラC2,C3は、それぞれCPU(中央処理装置)、R
AM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオン
リーメモリ)、I/O(入出力インターフェース)等を
備えたマイコンによって構成されている。図4におい
て、容器供給装置AのメインコントローラC1には、前
記各種センサS0〜SIからの各種検出信号が入力される
ようになっている。
【0031】メインコントローラC1は各ロボット6,
9をコントロールするロボットコントローラC2,C3に
接続されている。ロボットコントローラC2は、前記メ
インコントローラC1からの入力信号に応じてワーク取
出ロボット6が前記ワーク収容箱Sから取り出したワー
クWの数をカウントするワーク取出数カウンタC21を有
している。また、ロボットコントローラC3は、前記メ
インコントローラC1からの入力信号に応じてワーク搬
入ロボット9が容器V内へ搬入したワークWの数をカウ
ントする搬入回数カウンタC31を有している。これらの
各ロボットコントローラC2,C3の機能はロボットコン
トローラC2,C3のROMに記憶されたプログラムおよ
びCPU等により実現されている。前記各ロボットコン
トローラC2,C3は、前記メインコントローラC1から
の入力信号に応じて所定のタイミングで、ロボット駆動
回路D1,D2にそれらの作動信号を出力している。ロボ
ット駆動回路D1,D2は、前記ロボットコントローラC
2,C3からの作動信号に応じて各ロボット6,9を駆動
する信号を出力するように構成されている。
【0032】前記メインコントローラC1は、前記各種
センサS0〜SIからの入力信号に応じて所定のタイミ
ングで、次に説明する各種駆動回路D3〜D6等にそれら
の作動信号を出力している。コンベアモータ駆動回路D
3は、前記メインコントローラC1からの作動信号に応じ
てモータM0〜M4の駆動電流を出力するように構成され
ている。モータM0〜M4は前記各コンベア5,1,4,
14,17を駆動する機能を有している。アーム回動手
動駆動回路D4は、前記メインコントロールC1からの作
動信号に応じてモータユニット37の駆動電流を出力す
るように構成されている。前記モータユニット37が駆
動されると、前記アーム回動手段(37〜46)が駆動
されるようになっている。また、前記符号C1,D4,3
7により示される要素から本発明の回動速度制御手段
(C1+D4+37)が構成されている。切替弁駆動回路
D5は、前記メインコントローラC1からの作動信号に応
じて切替弁49の駆動用の電磁ソレノイドSL,SLの
駆動電流を出力するように構成されている。そして、電
磁ソレノイドSL,SLが駆動され切替弁49が切り替
えられると前記バキュームパッド33,33および3
6,36の内蓋開位置Q1に移動されているバキューム
パッドが負圧源51に接続されるようになっている。フ
レーム回転手段駆動回路D6は、前記メインコントロー
ラC1からの作動信号に応じて前記モータユニット22
の駆動電流を出力するように構成されている。モータユ
ニット22が駆動されると前記回転板24が駆動軸23
周りに回転されるようになっている。
【0033】(実施例の作用)次に前述の構成を備えた
本発明の容器蓋開閉装置Bの実施例の作用を説明する。
図5は、第2コンベア4の制御フローチャートである。
図6は、前記図5の動作の続きの制御フローチャートで
ある。図7は、容器蓋開閉装置Bの制御フローチャート
である。図8は、前記図7の動作の続きの制御フローチ
ャートである。図9は、ワーク取出ロボット6の制御フ
ローチャートである。図10は、ワーク搬入ロボット9
の制御フローチャートである。前記容器供給装置Aの作
動と同時に前記図5〜図10に示される処理が開始され
る。
【0034】図5のステップST1において、前工程位
置Q0(図1参照)に容器Vi(i=1)が有るか否かを
判断する。この判断は、前工程容器在席センサS0が容
器Vi(i=1)を検出したか否かにより行われる。ノ
ー(N)の場合はステップST1を繰り返し、イエス
(Y)の場合は、次のステップST2に移る。ステップ
ST2において、第2コンベア4を駆動させて容器Vi
(i=1)を下流側に搬送する。次のステップST3に
おいて、蓋開位置Q1に容器Vi(i=1)が到達したか
否かを判断する。この判断は、第1容器在席センサS1
が容器Vi(i=1)を検出したか否かにより行われ
る。ノー(N)の場合はステップST2に戻り、イエス
(Y)の場合はステップST4に移る。ステップST4に
おいて、第2コンベア4を停止させる。このとき、容器
Vi(i=1)は蓋開位置Q1に停止される。次のステッ
プST5において、フレームFが180°回転されたか
否かを判断する。この判断は、後述の図7のステップS
T38の処理が終了した後にステップST39で送信される
信号をメインコントローラC1が受信したか否かによっ
て行われる。ステップST38については後に詳述する。
ステップST5において、ノー(N)の場合はステップ
ST5を繰り返し、イエス(Y)の場合は次のステップ
ST6に移る。ステップST6において、蓋開位置Q1に
停止された容器Vi(i=1)へのワーク搬入が完了し
たか否かを判断する。この判断は後述のステップST95
で送信される信号をメインコントローラC1が受信した
か否かにより行われる。ノー(N)の場合はステップS
T6を繰り返し、イエス(Y)の場合は次のステップS
T7(図6参照)に移る。
【0035】図6のステップST7において、前記前工
程位置Q0に次の容器Vi(i=2)が有るか否かを判断
する。イエス(Y)の場合はステップST8に移る。ス
テップST8において、第2コンベア4を駆動させる。
このとき、前記前工程位置Q0に停止されていた容器Vi
(i=2)とともに、前記蓋開位置Q1に停止されてい
た容器Vi(i=1)も下流側に搬送される。次のステ
ップST9において、蓋開位置Q1および蓋閉位置Q2に
容器Vi(i=2,1)が到達したか否かを判断する。
この判断は、前記第1容器在席センサS1および第2容
器在席センサS2の両方が容器Vを検出したか否かによ
って行われる。図1に示すように容器Vの搬送距離は前
記各位置Q1およびQ2間の方が前記各位置Q0およびQ1
間よりも短く設定されている。このため、前記ステップ
ST8において第2コンベア4により移動される容器Vi
(i=1,2)は前記蓋開位置Q1から下流側に搬送さ
れる容器Vi(i=1)の方が先に蓋閉位置Q2に到達
し、前記図示しないストッパにより停止される。このと
き、停止されている容器Vの下端面およびこれを支持す
る第2コンベア4のローラ上面の間には滑りが発生し、
前記ローラの下面およびこれに接する駆動ベルト(図示
せず)の間にも滑りが発生している。ステップST9に
おいて、ノー(N)の場合はステップST8に戻り、イ
エス(Y)の場合はステップST10に移る。ステップS
T10において、第2コンベア4を停止させる。このと
き、容器Vi(i=1,2)はそれぞれ蓋閉位置Q2、蓋
開位置Q1に停止されている。
【0036】次にステップST11において、フレームF
が180°回転されたか否かを判断する。この判断は、
前記ステップST5と同様に行う。ステップST11にお
いてノー(N)の場合はステップST11を繰り返し、イ
エス(Y)の場合はステップST12に移る。ステップS
T12において、蓋開位置Q1に停止されている容器Vi
(i=2)へのワークWの搬入が完了したか否かを判断
する。この判断は前記ステップST6と同様に行う。ス
テップST12において、ノー(N)の場合はステップS
T12を繰り返し、イエス(Y)の場合はステップST13
に移る。
【0037】ステップST13において、前記前工程位置
Q0に次の容器Vi(i=3)が有るか否かを判断する。
イエス(Y)の場合はステップST14に移る。ステップ
ST14において、第2コンベア4を駆動させる。このと
き、前記前工程位置Q0に停止されていた容器Vi(i=
3)とともに、前記各位置Q1,Q2に停止されていた容
器Vi(i=2,1)も下流側に搬送される。次のステ
ップST15において、蓋開位置Q1、蓋閉位置Q2および
反転位置Q3に容器Vi(i=3,2,1)がそれぞれ到
達したか否かを判断する。この判断は、前記第1容器在
席センサS1、第2容器在席センサS2および第3容器在
席センサS3がいずれも容器Vを検出したか否かによっ
て行われる。このステップST15においても前記ステッ
プST9と同様に先に到達した容器Vは前記図示しない
ストッパにより停止されるが、前記反転位置Q3に容器
Vi(i=1)が到達した際は第3コンベア14の駆動
は停止されるようになっている。ステップST15におい
て、ノー(N)の場合はステップST14に戻り、イエス
(Y)の場合はステップST16に移る。ステップST16
において、第2コンベア4を停止させる。このとき、容
器Vi(i=1,2,3)はそれぞれ反転位置Q3、蓋閉
位置Q2、蓋開位置Q1に停止されている。そして、前記
第3コンベア14の反転位置Q3に停止された容器Vi
(i=1)はリフター16により下方(−Z方向)に移
動され第4コンベア17により段積機18に搬送され
る。ステップST16の処理が終了したら前記ステップS
T11に戻る。
【0038】前記ステップST13において、ノー(N)
の場合は前工程位置Q0には容器Vが無くなったが、蓋
開位置Q1および蓋閉位置Q2には容器Vが有ることを意
味する。この場合はステップST17に移る。ステップS
T17において、第2コンベア4を駆動させる。このと
き、前記前工程位置Q0には次の容器Vi(i=3)はな
いので、前記蓋開位置Q1および蓋閉位置Q2に停止され
ていた容器Vi(i=2,1)のみが下流側に搬送され
る。次のステップST18において、蓋閉位置Q2および
反転位置Q3に容器Vi(i=2,1)がそれぞれ到達し
たか否かを判断する。この判断は、前記第2容器在席セ
ンサS2および第3容器在席センサS3がいずれも容器V
を検出したか否かによって行われる。ステップST18に
おいて、ノー(N)の場合はステップST17に戻り、イ
エス(Y)の場合はステップST19に移る。ステップS
T19において、第2コンベア4を停止させる。このと
き、容器Vi(i=1,2)はそれぞれ反転位置Q3、蓋
閉位置Q2に停止されている。ステップST19の処理が
終了したら後述のステップST23に移る。
【0039】前記ステップST7において、ノー(N)
の場合は前工程位置Q0には2個目以降の容器(V)は
無いということである。この場合はステップST20に移
る。ステップST20において、第2コンベア4を駆動さ
せる。このとき、前記前工程位置Q0には次の容器Vi
(i=2)はないので、前記蓋開位置Q1に停止されて
いた容器Vi(i=1)のみが下流側に搬送される。次
のステップST21において、蓋閉位置Q2に容器Vi(i
=1)が到達したか否かを判断する。この判断は、前記
第2容器在席センサS2が容器Vi(i=1)を検出した
か否かによって行われる。ステップST21において、ノ
ー(N)の場合はステップST20に戻り、イエス(Y)
の場合はステップST22に移る。ステップST22におい
て、第2コンベア4を停止させる。このとき、容器Vi
(i=1)は蓋閉位置Q2に停止されている。
【0040】次にステップST23において、蓋閉位置Q
2において蓋閉動作が完了したか否かを判断する。この
判断は図8に示す後述のステップST47またはステップ
ST54で送信される信号をメインコントローラC1が受
信したか否かにより判断する。ノー(N)の場合はステ
ップST23を繰り返し、イエス(Y)の場合はステップ
ST24に移る。ステップST24において、第2コンベア
4を駆動させる。このとき、前記蓋閉位置Q2に停止さ
れていた容器Vi(i=1)のみが下流側に搬送され
る。次のステップST25において、反転位置Q3に容器
Vi(i=1)が到達したか否かを判断する。この判断
は、前記第3容器在席センサS3が容器Vi(i=1)を
検出したか否かによって行われる。ステップST25にお
いて、ノー(N)の場合はステップST24に戻り、イエ
ス(Y)の場合はステップST26に移る。ステップST
26において、第2コンベア4を停止させる。このとき、
容器Vi(i=1)は反転位置Q3に停止されている。そ
して、反転位置Q3に停止された容器Vi(i=1)はリ
フター16により下方(−Z方向)に移動され第4コン
ベア17により段積機18に搬送される。ステップST
26の処理が終了すると前記ステップST1に戻る。
【0041】次に、容器蓋開閉装置Bの動作を説明す
る。図7において、前記容器蓋開閉アーム28,28お
よび29,29は初期状態では水平位置から約90°上
方に回動されている。このとき、前記スクリューシャフ
ト42により上下動するナットブロック43は上端位置
(Z方向端部)に移動されている(図3の2点鎖線参
照)。以後、容器蓋開閉アーム28,28および29,
29が下方に回動する場合は負方向とし、上方に回動す
る場合は正方向とする。
【0042】図7のステップST31において、前工程位
置Q0に容器Vi(i=1)が有るか否かを判断する。ノ
ー(N)の場合はステップST31を繰り返し、イエス
(Y)の場合はステップST32に移る。ステップST32
において、容器蓋開閉アーム28,28および29,2
9を初期状態から高速で60°下方に回動させる。この
処理は、前記ブロック検出センサSB3がナットブロック
43を検出するまで行われる。次にステップST33にお
いて、蓋開位置Q1に容器Vi(i=1)が到達したか否
かを判断する。この判断は、前記第1容器在席センサS
1が容器Vi(i=1)を検出したか否かによって行われ
る。ノー(N)の場合はステップST33を繰り返し待ち
状態となる。ステップST33において、イエス(Y)の
場合、ステップST34において、容器蓋開閉アーム2
8,28および29,29を高速で30°下方に回動さ
せる。この処理は、前記ブロック検出センサSB1がナッ
トブロック43を検出するまで行われる。
【0043】次にステップST35において、蓋開位置Q
1において容器Vi(i=1)の蓋Ti(i=1)をバキ
ュームパッド33,33または36,36のうち蓋開位
置Q1に移動されている方で吸着する。この処理は、前
記切替弁49を第1または第2切替位置のいずれかに切
り替えることにより行われ、吸着は吸着センサSK1,S
K2のいずれかにより検出される。蓋Ti(i=1)を吸
着した後は切替弁51を前記第3切替位置に切り替える
ことにより吸着状態を保持する。次にステップST36に
おいて、容器蓋開閉アーム28,28および29,29
を低速で30°上方に回動する。このとき、蓋開位置Q
1に有る容器Vi(i=1)の蓋Ti(i=1)は前記バ
キュームパッド33,33または36,36のうち蓋開
位置Q1に移動されている方に吸着保持され容器蓋開閉
アーム28,28および29,29の回動に伴い上方に
回動する。この処理は、前記ブロック検出センサSB3が
ナットブロック43を検出するまで行われる。このステ
ップST36の処理では、低速で蓋Ti(i=1)を上方
に移動させているため、容器Vi(i=1)内の負圧が
高まることがない。したがって、容器Vi(i=1)の
位置ずれが生じる恐れがない。
【0044】次にステップST37において、容器蓋開閉
アーム28,28および29,29を高速で60°上方
に回動する。この処理は、前記ブロック検出センサSB1
がナットブロック43を検出するまで行われる。この処
理により、前記ステップST36で容器蓋開閉アーム2
8,28および29,29を低速で回動した際の作業時
間の遅れを補うことができる。ステップST37の処理に
より、容器蓋開閉アーム28,28および29,29は
初期状態の位置(上方位置)に戻る。次にステップST
38において、フレームFを180°回転させる。この処
理は、前記モータユニット22(図4参照)を駆動させ
ることにより行われる。このとき、前記蓋開け位置Q1
でバキュームパッド33,33または36,36のいず
れかに吸着保持された容器Vi(i=1)の蓋Ti(i=
1)も180°回転し蓋閉位置Q2に移動する。次にス
テップST39において、フレーム180°回転完了信号
を第2コンベア制御部(メインコントローラC1)に送
信する。ステップST39が終了した後は次のステップS
T41(図8参照)に移る。
【0045】図8のステップST41において、蓋開位置
Q1に停止されている容器Vi(i=1)へのワークWの
搬入が完了したか否かを判断する。この判断は図10に示
す後述のステップST95で送信される信号をメインコン
トローラC1が受信したか否かにより行う。ステップS
T41において、ノー(N)の場合はステップST41を繰
り返し、イエス(Y)の場合はステップST42に移る。
ステップST42において、前工程位置Q0に次の容器Vi
(i=2)が有るか否かを判断する。イエス(Y)の場
合はステップST43に移る。ステップST43において、
容器蓋開閉アーム28,28および29,29を初期状
態の位置から高速で60°下方に回動させる。次にステ
ップST44において、蓋開位置Q1および蓋閉位置Q2に
容器Vi(i=2,1)がそれぞれ到達したか否かを判
断する。この判断は、前記第1容器在席センサS1およ
び第2容器在席センサS2の両方が容器Vi(i=1,
2)を検出したか否かによって行われる。ノー(N)の
場合はステップST44を繰り返し待ち状態となる。ステ
ップST44において、イエス(Y)の場合はステップS
T45に移る。ステップST45において、容器蓋開閉アー
ム28,28および29,29を高速で30°下方に回
動させる。このとき、前記ステップST38の処理により
蓋閉位置Q2に移動している蓋Ti(i=1)は容器Vi
(i=1)に嵌合する。次にステップST46において、
蓋開位置Q1において容器Vi(i=2)の蓋Ti(i=
2)をバキュームパッド33,33または36,36の
いずれか一方で吸着する。また、同時に蓋閉位置Q2に
おいて、バキュームパッド33,33または36,36
のうち蓋閉位置Q2に移動している方を大気に接続し蓋
Ti(i=1)の吸着を解除する。このとき、大気に接
続されている吸引チューブは吸着センサSK1またはSK2
のいずれかがOFFになる。このステップST46の処理
により、蓋開位置Q1および蓋閉位置Q2において蓋Tの
開閉動作を同時に行うことができる。次にステップST
47において、蓋閉動作完了信号を第2コンベア制御部
(メインコントローラC1)に送信する。
【0046】次にステップST48において、容器蓋開閉
アーム28,28および29,29を低速で30°上方
に回動する。このとき、蓋開位置Q1に有る容器Vi(i
=2)の蓋Ti(i=2)は前記バキュームパッド3
3,33または36,36のうち蓋開位置Q1に移動さ
れている方に吸着保持され容器蓋開閉アーム28,28
および29,29の回動に伴い上方に回動する。このス
テップST48の処理でも、低速で蓋Ti(i=2)を上
方に移動させているため、容器Vi(i=2)内の負圧
が高まることがない。したがって、容器Vの位置ずれが
生じる恐れがない。次にステップST49において、容器
蓋開閉アーム28,28および29,29を高速で60
°上方に回動する。この処理により、前記ステップST
48で容器蓋開閉アーム28,28および29,29を低
速で回動した際の作業時間の遅れを補うことができる。
ステップST49が終了した後は前記ステップST38に戻
る。
【0047】前記ステップST42において、ノー(N)
の場合は前工程位置Q0に容器Vは無いが蓋開位置Q1に
容器が有ることを意味する。この場合ステップST50に
移る。ステップST50において、容器蓋開閉アーム2
8,28および29,29を初期状態から高速で60°
下方に回動させる。次にステップST51において、蓋閉
位置Q2に容器Vi(i=1)が到達したか否かを判断す
る。この判断は、前記第2容器在席センサS2が容器Vi
(i=1)を検出したか否かによって行われる。すなわ
ち、この処理においては前工程位置Q0に次の容器Vi
(i=2)が無いため、蓋開位置Q1に有る容器Vi(i
=1)のみ下流側に搬送される。ノー(N)の場合はス
テップST51を繰り返し待ち状態となる。ステップST
51において、イエス(Y)の場合はステップST52に移
る。ステップST52において、容器蓋開閉アーム28,
28および29,29を高速で30°下方に回動させ
る。このとき、前記ステップST38の処理により蓋閉位
置Q2に移動している蓋Ti(i=1)は容器Vi(i=
1)に嵌合する。次にステップST53において、蓋閉位
置Q2において、バキュームパッド33,33または3
6,36のうち蓋閉位置Q2に移動している方を大気に
接続し蓋Ti(i=1)の吸着を解除する。このステッ
プST53の処理により、蓋閉位置Q2において蓋Ti(i
=1)の蓋閉動作が行われる。次にステップST54にお
いて、蓋閉動作完了信号を第2コンベア制御部(メイン
コントローラC1)に送信する。
【0048】次にステップST55において、容器蓋開閉
アーム28,28および29,29を高速で90°上方
に回動する。このとき、前記蓋開位置Q1には容器Vi
(i=2)は無いため、容器蓋開閉アーム28,28お
よび29,29を高速で上方に回動させてもよい。ステ
ップST55が終了した後は前記ステップST31に戻る。
【0049】次に、ワーク取出ロボット6の動作を説明
する。図9において、本実施例では、ワーク取出ロボッ
ト6のワークチャック7は初期状態としてワーク収容箱
Sの左後方部のワークWi(i=1)上方を原点位置と
している。図9のステップST61において、ワーク収容
箱Sが前記ワーク取出位置Q4にに位置決めされたか否
かを判断する。この判断は、前記収容箱検出センサSI
がワーク収容箱Sを検出したか否かによって行われる。
なお、本実施例のワーク収容箱Sは30個のワークWを
収容する箱である。ステップST61においてノー(N)
の場合はステップST61を繰り返し、イエス(Y)の場
合はステップST62に移る。ステップST62において、
ワーク取出数カウンタC21のカウント値nを0に初期化
する。次にステップST63において、ワーク収容箱Sか
ら30個のワークWを取り出したか否かを判断する。こ
の判断は、ワーク取出数カウンタC21のカウント値nが
30になったか否かにより行われる。ステップST63に
おいて、ノー(N)の場合はステップST64に移る。
【0050】ステップST64において、位置決めされた
ワーク収容箱Sのn番目のワーク上方へワークチャック
7を移動させる。なお最初はn=0である。また、ワー
クチャック7の移動は図2の左後端位置から前方(X方
向)に1つずつ順にワークWを取り出すように制御され
る。そして、前方(X方向)に6個のワークWを取り出
した後は、再び残っているワークWの左後方のワークW
から同様に取り出す様に制御される。次にステップST
65において、ワークチャック7をn番目のワークWi
(i=n)上に下降させる。次にステップST66におい
て、ワークチャック7によりn番目のワークWi(i=
n)を把持する。このとき、前記チャックセンサSt1が
ONになる。次にステップST67において、n番目のワ
ークWi(i=n)を把持したままワークチャック7を
上方に移動させる。次にステップST68において、ワー
クチャック7を移動させワークWをワーク仮置台8の上
方位置に移動させる。次にステップST69において、ワ
ーク仮置台8上にワークWが有るか否かを判断する。こ
の判断は、前記仮置台ワーク在席センサSwがワークW
を検出したか否かによって行われる。イエス(Y)の場
合はステップST69を繰り返し、ノー(N)の場合はス
テップST70に移る。
【0051】ステップST70において、ワークチャック
7を移動させワークWをワーク仮置台8上に載置する。
このとき、前記仮置台ワーク座席センサはSwはONと
なる。次にステップST71において、ワーク仮置台上に
ワークWを載置した状態でワークチャック7によるワー
クWの把持を解除する。次にステップST72において、
ワークチャック7を上方に移動させる。次にステップS
T73において、ワーク取出数カウンタC21のカウント値
nを1つアップさせる。ステップST73が終了した後は
前記ステップST63に戻る。
【0052】次にステップST63においてイエス(Y)
の場合、すなわち、ワーク収容箱Sが空になった場合は
ステップST74に移る。ステップST74において、ワー
ク収容箱Sの位置決めを解除し、次のワーク収容箱Sを
前記ワーク取出位置Q4へ搬送する。次にステップST7
5において、ワークチャック7を前記原点位置上方へ移
動させる。ステップST75が終了した後は前記ステップ
ST61に戻る。
【0053】次に、ワーク搬入ロボット9の動作を説明
する。図10において、本実施例では、ワーク搬入ロボ
ット9のワーク把持部材12は初期状態として前記待機
位置13(図1参照)に移動されている。図10のステ
ップST81において、容器蓋開閉アーム28,28およ
び29,29が上方に90°回動されたか否かを判断す
る。この判断は、前記ブロック検出センサSB1がナット
ブロック43を検出したか否かによって行われる。ステ
ップST81においてノー(N)の場合はステップST81
を繰り返し、イエス(Y)の場合はステップST82に移
る。ステップST82において、ワーク搬入数カウンタC
31のカウント値mを0に初期化する。次のステップST
83において、容器V内に搬入したワークWの数が4個に
なったか否かを判断する。この判断は、ワーク搬入数カ
ウンタC31のカウント値mが4になったか否かにより行
われる。ステップST83において、ノー(N)の場合は
ステップST84に移る。
【0054】ステップST84において、前記ワーク取出
ロボット6によってワークWが1つワーク仮置台8上に
載置され、前記ワークチャック7の上方への移動が完了
したか否かを判断する。この判断は、前記ワークチャッ
ク7の上方への移動が完了したという信号をロボットコ
ントローラC2から出力し、ロボットコントローラC3
で受信したか否かによって行われる。ノー(N)の場合
はステップST84を繰り返す。ステップST84において
イエス(Y)の場合はステップST85に移る。このと
き、前記ワーク取出ロボット6のワークチャック7はワ
ーク搬入ロボット9のワーク把持部材12の移動を干渉
しない位置へ移動している。ステップST85において、
ワーク搬入ロボット9のワーク把持部材12をワーク仮
置台8上方へ移動させる。
【0055】次にステップST86において、ワーク把持
部材12を下降させる。次にステップST87において、
ワーク把持部材12によりワーク仮置台8上のワークW
を把持する。このとき、チャックセンサSt2はONとな
る。次にステップST88において、ワークWを把持した
ままワーク把持部材12を上方へ移動させる。次にステ
ップST89において、ワーク把持部材12を蓋開位置Q
1の容器V内のm番目のワーク搬入位置上方に移動させ
る。本実施例では、容器V内へのワークWの搬入位置は
容器V内の左方部(Y方部分)から順にm=0,1,
2,3に設定されている。次にステップST90におい
て、ワーク把持部材12を下降させる。次にステップS
T91において、ワーク把持部材12によるワークWの把
持を解除し、容器V内へワークWを搬入する。このとき
前記チャックセンサSt2はOFFとなる。次にステップ
ST92において、ワーク把持部材12を上方に移動させ
る。次にステップST93において、ワーク搬入数カウン
タC31のカウント値mを1つアップさせる。ステップS
T93が終了した後は前記ステップST83に戻る。
【0056】ステップST83においてイエス(Y)の場
合、すなわち、容器V内にワークWを4個搬入した場合
はステップST94に移る。ステップST94において、ワ
ーク搬入ロボット9のワーク把持部材12を前記待機位
置13(図1参照)へ移動させる。次にステップST95
において、ワーク搬入完了信号を第2コンベア制御部
(メインコントローラC1)に送信する。前記ステップ
ST95が終了した後は前記ステップST81に移る。
【0057】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)本実施例において、前記段ばらし機2および段
積機18を省略することが可能である。この場合、容器
Vi(i=1,2,…)は多段に積み上げられておらず
1つずつ搬送されてくるようにする。
【0058】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01)蓋開動作時の容器の位置ずれを防止できる。 (E02)蓋開けと同時に蓋閉めを行うため、作業効率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施例の容器蓋開閉装置を
備えた容器供給装置の全体説明図である。
【図2】 図2は、前記図1の平面図である。
【図3】 図3は、同実施例の容器蓋開閉装置の説明図
で、図3Aは容器蓋開閉装置の正面図、図3Bは容器蓋
開閉装置の平面図、図3Cは容器蓋開閉装置の切替弁4
9の説明図である。
【図4】 図4は、同実施例の制御部分の説明図であ
る。
【図5】 図5は、第2コンベア4の制御フローチャー
トである。
【図6】 図6は、前記図5の動作の続きの制御フロー
チャートである。
【図7】 図7は、容器蓋開閉装置Bの制御フローチャ
ートである。
【図8】 図8は、前記図7の動作の続きの制御フロー
チャートである。
【図9】 図9は、ワーク取出ロボット6の制御フロー
チャートである。
【図10】 図10は、ワーク搬入ロボット9の制御フ
ローチャートである。
【図11】 図11は従来技術の説明図で、図11Aは
従来技術の斜視図、図11Bは前記図11Aの正面図で
ある。
【符号の説明】
(C1+D4+37)…回動速度制御手段、F…フレー
ム、T…蓋、V…容器、B…容器蓋開閉装置。4…コン
ベア、22…フレーム回転手段、(28,29)…容器
蓋開閉アーム、(33,36)…バキュームパッド、
(37〜46)…アーム回動手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする容
    器蓋開閉装置 (A01)鉛直軸回りに回転可能に支持された回転フレー
    ム、(A02)前記回転フレームの下端部において前記鉛
    直軸回りに180°離れた位置にそれぞれ上下に回動可
    能に支持された容器蓋開閉アーム、(A03)前記各容器
    蓋開閉アームにそれぞれ設けられ、容器の蓋を吸着可能
    なバキュームパッド、(A04)前記容器蓋開閉アームを
    回動させるアーム回動手段、(A05)前記アーム回動手
    段による容器蓋開閉アームの回動速度を変更する回動速
    度制御手段。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする容
    器蓋開閉装置 (B01)鉛直軸回りに回転可能に支持された回転フレー
    ム、(B02)前記回転フレームの下端部の180°離れ
    た位置にそれぞれ上下に回動可能に支持された容器蓋開
    閉アーム、(B03)前記各容器蓋開閉アームにそれぞれ
    設けられ、容器の蓋を吸着可能なバキュームパッド。
    (B04)前記容器蓋開閉アームを回動させるアーム回動
    手段、(B05)前記回転フレームを前記鉛直軸周りに回
    転させるフレーム回転手段。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項2記載の容器蓋開閉装置 (B06)容器搬送用のコンベア上方に配置された前記回
    転フレーム。
JP8156767A 1996-06-18 1996-06-18 容器蓋開閉装置 Pending JPH104292A (ja)

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JP8156767A JPH104292A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 容器蓋開閉装置

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JP8156767A JPH104292A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 容器蓋開閉装置

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JPH104292A true JPH104292A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15634874

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JP8156767A Pending JPH104292A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 容器蓋開閉装置

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JP (1) JPH104292A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188052A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Yamaha Motor Co Ltd 電子部品移載装置
JP2012156570A (ja) * 2012-05-25 2012-08-16 Yamaha Motor Co Ltd 電子部品移載装置

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JP2009188052A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Yamaha Motor Co Ltd 電子部品移載装置
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