JP5635547B2 - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像読取方法に関し、原稿の画像を読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関する。
原稿の画像を読み取る画像読取装置として、原稿ガラス上に設定した原稿に対して主走査方向を読み取るラインセンサを主走査方向に直交する副走査方向に移動させて原稿の画像を読み取るフラットベッドタイプの画像読取装置が知られている。
このような画像読取装置では、原稿の読み取り動作の開始前に、ラインセンサを所定の画像の読み取り開始位置に移動させる必要がある。
特許文献1に、ラインセンサを所定の読み取り開始位置に移動させる技術が開示されている。特許文献1に開示の技術は、ラインセンサの移動範囲内に特定のマーク(原点識別マーク)を配置し、電源をオンにした時等ラインセンサの位置が不明の場合、この原点識別マークを読み取り、この原点識別マークの位置を基準位置にする。そして、この位置を基準にして読み取り開始位置を検出する。原点識別マークとして、白色の領域と黒色の領域とを副走査方向に隣接して配置したパターンが使用されている。
特許文献1に開示の画像読取装置の原稿読取部は、図3に示すように長方形を成し、ラインセンサ5、基準部材6を備える。図3は、画像読取装置の原稿読取部を上方から見た図である。
ラインセンサ5は、複数のセンサにより構成し上流側から下流側へ走査して原稿ガラスに載置した原稿の画像を読み取る。
基準部材6は、筐体の内面(筐体の下面)にあって、白色の領域(白基準部)と黒色の領域(黒領域)とを副走査方向に隣接して配置した原点識別マークを有している。基準部材6は、ラインセンサ5の可動範囲の上流側の端部に位置する。基準部材6は、副走査方向に二分されており、上流側が白基準部、下流側が解像度測定基準部となっている。白基準部は、全域が均一な濃度の白色になっている。一方、解像度測定基準部は、主走査方向の一方の端部が黒領域、残りの部分が白領域とされ、黒領域と白領域とが主走査方向に隣接している。さらに、黒領域は、白基準部とも副走査方向に隣接している。白基準部と黒領域とが「原点識別マーク」となる。読み取り開始位置は、原点識別マークと原稿ガラスとの間にある。したがって、原点識別マークは読み取り開始位置の近くに設定されている。
ここで、図4を使用してラインセンサ5の読み取り開始位置を検出する動作を説明する。図4は、関連技術に係るラインセンサの読み取り開始位置を検出する動作を説明するためのフローチャートである。
図4のステップS1では、電源をオンした時等ラインセンサ5の位置が不明の場合、ラインセンサ5を移動させずに、すなわち現在の位置で、ラインセンサ5に読み取りをさせる。
図4のステップS2では、ラインセンサ5内の原点識別マークをカバーする位置のセンサの読み取り結果に基づいて、ラインセンサ5の現在の位置が白基準部にあるのか否かを調べる。調べた結果が、ラインセンサ5の現在の位置が白基準部にあることを示す場合には、図4のステップS4へ進む。調べた結果が、ラインセンサ5の現在の位置が白基準部以外にあることを示す場合には、図4のステップS3へ進む。
図4のステップS3では、ラインセンサ5に読み取りをさせながら、副走査方向の上流側に向かって比較的高速で移動する概略移動をさせて、白基準部が検出されたときにラインセンサ5を停止させる。そして、図4のステップS4へ進む。ここで、概略移動の速度は、ラインセンサ5に読み取りをさせながら移動させたときに白基準部が検出できる程度の速度である。
図4のステップS4では、ラインセンサ5に読み取りをさせながら、副走査方向の下流側に向かって移動速度の遅い詳細移動をさせて、ラインセンサ5内の原点識別マークをカバーする位置のセンサの読み取り結果に基づいて、黒領域の検出を行う。そして、黒領域が検出されたときに停止させ、この停止した位置が白基準部と黒領域との境界であると判断し、その境界の位置を基準位置とする。そして、図4のステップS5へ進む。
図4のステップS5では、基準位置を基準してラインセンサを予め定めた距離移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置とする。
このように、特許文献1に開示の技術は、ラインセンサ5の現在の位置が白基準部以外の場合、ラインセンサ5に読み取りをさせながら、副走査方向の上流側に向かって白基準部が検出できる程度の比較的高速の移動速度で概略移動をさせる。そして、ラインセンサ5内の原点識別マークをカバーする位置のセンサの読み取り結果に基づいて白基準部の検出を行う。そして、白基準部の検出後、白基準部と黒領域との境界を低速の移動速度で移動する詳細移動により検出し、この境界の位置を基準位置とし、この基準位置を基準してラインセンサを読み取り開始位置に移動させる。
特開2009−135730号公報
上述した特許文献1に記載の画像読取装置は、読み取り開始位置を検出する際に、ラインセンサの現在位置がラインセンサの可動範囲の下流端であった場合、ラインセンサを、この下流端から上流端にある白基準部まで概略移動をさせる必要がある。すなわち、ラインセンサを、ラインセンサの可動範囲の下流端からラインセンサの可動範囲の上流端にある原点識別マークの白基準部まで、白基準部を検出できる程度の速度で移動をさせる必要がある。したがって、ラインセンサがラインセンサの可動範囲の下流端に位置した場合、白基準部を検出するために、ラインセンサを白基準部を検出できる程度の速度で移動させる必要があるので、読み取り開始位置の検出に時間が掛かるという問題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決して、読み取り開始位置の検出に時間が掛からない画像読取装置及び画像読取方法を提供することである。
本発明の画像読取装置は、読み取り対象の原稿が戴置される原稿ガラスの外側に所定の方向に沿って配置され、前記所定の方向の走査範囲をカバーする長さを有し、中央付近の所定の色境界を境に互いに異なる色で彩色されたマークと、前記所定の方向に上流側から下流側へ走査され、所定の指示に基づいて移動し前記マークを読み取るラインセンサと、 所定の条件が充足されたときに前記ラインセンサに読み取らせた前記マークの第1の色に基づき前記色境界に向かって所定の第1の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記マークの第2の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、前記色境界に向かって、前記第1の速度よりも小さい第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記第1の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、この停止した位置を基準として前記ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも大きい第3の速度で予め定めた距離移動させた位置から読み取りを開始させる制御部と、を備えている。
本発明の画像読取方法は、読み取り対象の原稿が戴置される原稿ガラスの外側に所定の方向に沿って配置され、前記所定の方向の走査範囲をカバーする長さを有し、中央付近の所定の色境界を境に互いに異なる色で彩色されたマークを、所定の条件が充足されたときに前記ラインセンサに前記マークを読み取らせ、この読み取らせた前記マークの第1の色に基づき前記色境界に向かって所定の第1の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記ラインセンサが前記マークの第2の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、前記色境界に向かって、前記第1の速度よりも小さい第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記第1の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、この停止した位置を基準として前記ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも大きい第3の速度で予め定めた距離移動させた位置から読み取りを開始させる、ようにしている。
本発明によれば、読み取り開始位置の検出に時間が掛からない画像読取装置及び画像読取方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の動作の一例を示すフローチャートである。 関連技術に係る画像読取装置の原稿読取部を示す図である。 関連技術に係るラインセンサの読み取り開始位置を検出する動作を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の一例を示す図である。図1の上の図は、本実施の形態の画像読取装置を上方から見た図であり、下の図は、側面図である。
本実施の形態に係る画像読取装置1は、マーク2と、ラインセンサ3と、制御部4とにより構成される。
図1には、筐体、原稿を戴置する原稿ガラスも記載してある。
画像読取装置1は、主走査方向を読み取るラインセンサ3を、主走査方向と直交する副走査方向に上流側から下流側へ走査して原稿の画像を読み取る。
マーク2は、筐体の内面(筐体の下面)にあって、原稿ガラスの一方の外側に副走査方向に沿って配置され、ラインセンサ3の副走査方向の走査範囲をカバーする長さの矩形を有し、中央付近を境に互いに異なる第1の色及び第2の色で彩色されている。したがって、マーク2の配色の境界は、ラインセンサ3の可動範囲の上流端と下流端との中央付近である。
ラインセンサ3は、制御部4の指示に基づいて移動しマーク2を読み取る。
制御部4は、電源がオンになった時等ラインセンサ3の位置が不明の場合、又は電源オン後の操作者の操作に基づいて、ラインセンサ3に現在の位置でマーク2を読み取らせ、マーク2の読み取り結果(マーク2の第1の色、又は第2の色)に基づいてラインセンサ3の概略位置を把握する。
そして、マーク2の現在の位置の色と異なる配色の境界に向かって予め定めた比較的高速の第1の速度でラインセンサ3を移動させ、ラインセンサ3が移動を開始した位置の色と異なる色を検出したときに、ラインセンサ3を停止させる。ここで、第1の速度とは、マーク2の配色の境界の近傍が検出できる程度の、例えば60mm/sec等の速度であり、マーク2の配色の境界の近傍が検出できれば良くシステムにより適宜変更して良い。
そして、マーク2の現在の位置の色(ラインセンサ3の停止位置に対応するマーク2の色)と異なる配色の境界に向かって、この境界が予め定めた精度で検出できるような第1の速度よりも低速の第2の速度でラインセンサ3を移動させる。ここで、第2の速度とは、例えば30mm/sec等の速度であり、マーク2の配色の境界が予め定めた精度(例えば、副走査方向の±3ドット(±0.126mm)程度)で検出できれば良くこの精度はシステムにより適宜変更して良い。ここで、マーク2の配色の境界の精度は、例えば、副走査方向のラインセンサの読み取り解像度が600dpi(ドット/インチ)の場合±3ライン程度の精度であり、すなわち、副走査方向の±3ドット(±(25.4mm/600d)×3d=±0.126mm)の精度である。
そして、ラインセンサ3が移動を開始した位置の色と異なる色を検出したときに、ラインセンサ3を停止させ、この停止した位置をラインセンサ3の基準位置とする。
そして、制御部4は、この基準位置を基準にして、ラインセンサ3を第1の速度よりも高速の第3の速度(例えば120mm/sec等であり、システムにより適宜変更して良い)で予め定めた距離上流側に移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する。
このように、本発明の実施の形態によれば、読み取り開始位置を検出する場合、ラインセンサの現在位置から、マークの配色の境界、すなわちラインセンサの可動範囲の上流端と下流端との中央付近に、所定の第1の速度で移動する。その後、第1の速度よりも低速の第2の速度で移動しこの境界を検出しこの境界をラインセンサの基準位置とする。そして、この基準位置を基準にして、ラインセンサを第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離上流側に移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する。
このため、本発明の実施の形態によれば、ラインセンサがラインセンサの可動範囲の下流端に位置した場合であっても、所定の第1の速度による移動を、上流端まで行う必要がない。すなわち、第1の速度による移動を、マークの配色の境界、すなわちラインセンサの可動範囲の上流端と下流端との中央付近まで行えば良い。また、基準位置を検出後、この位置を基準にして、ラインセンサを第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離上流側に移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する。このため、読み取り開始位置の検出に時間が掛からない。
ここで、本発明の実施の形態に係る画像読取装置1の一例を詳細に説明する。
マーク2は、副走査方向に直交した自身のマーク2の中心線を境にして上流側と下流側とで異なる色に配色してある。本実施の形態では、マーク2の中心線を境にして、例えば上流側を白色、下流側を黒色とする。
ラインセンサ3は、例えば複数のセンサをライン状に配置し、センサに入力される例えば光量に応じた電圧を出力する。
制御部4は、移動の指示やマーク2を読み取る指示をラインセンサ3に出し、ラインセンサ3を移動させたりマーク2を読み取らせたりする。制御部4は、ラインセンサ3を構成する複数のセンサのうちのマーク2を読み取る部分のセンサの出力した電圧に応じて、このセンサが読み取ったマーク2が黒色か白色かを判定する。
制御部4は、電源がオンになった時等ラインセンサ3の位置が不明の場合、又は電源オン後の操作者の操作に基づいて、ラインセンサ3を移動させずに、現在の位置でラインセンサ3にマーク2を読み取らせる。そして、制御部4は、ラインセンサ3の読み取り結果に基づいて、ラインセンサ3の現在位置がマーク2の上流側にあるのか下流側にあるのかを判定する。そして、制御部4は、ラインセンサ3をマーク2を読み取らせながらマーク2の中心線の方向に移動させて、中心線の位置を検出し、この位置をラインセンサ3の基準位置と決定する。そして、制御部4は、この基準位置を基準にして、ラインセンサ3を予め定めた距離上流側に移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する。
次に、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の動作を図2を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態の動作の一例を示すフローチャートである。
制御部4は、画像読取装置1の電源をオンにした時、あるいは、図示しない操作部へのユーザの操作に基づいて、以下のように読み取り開始位置を検出する。
図2のステップS1では、制御部4は、ラインセンサ3にマーク2を読み取る指示を出す。すなわち、ラインセンサ3を移動させずに、現在の位置で、ラインセンサ3にマーク2を読み取らせる。ラインセンサ3は、マーク2の読み取りの指示を受けて、主走査方向にライン状に走査する。マーク2に対応している部分のセンサは、マーク2の色に対応した電圧を出力する。
図2のステップS2では、制御部4は、マーク2に対応している部分のセンサが出力した電圧に基づいて、ラインセンサ3の現在の位置のマーク2の色が白色であるか否か、すなわち、ラインセンサ3がマーク2の上流側にあるのか否かを調べる。制御部4は、調べた結果が、ラインセンサ3がマーク2の上流側にあることを示す場合には、図2のステップS3へ進む。制御部4は、調べた結果が、ラインセンサ3がマーク2の上流側にあることを示さない場合には、図2のステップS5へ進む。
図2のステップS3では、制御部4は、ラインセンサ3をマーク2の下流側の方向に、マーク2を読み取らせながら第1の速度で移動させる。そして、制御部4は、ラインセンサ3がマーク2の下流側に対応する色(本実施の形態では黒色)を検出したときに、ラインセンサ3を停止させる。
図2のステップS4では、制御部4は、ラインセンサ3をマーク2の上流側の方向に、マーク2を読み取らせながら第2の速度で移動させる。そして、制御部4は、ラインセンサ3がマーク2の上流側に対応する色(本実施の形態では白色)を検出したときに、ラインセンサ3を停止させ、この停止した位置をラインセンサ3の基準位置と決定する。そして、図2のステップS7へ進む。
図2のステップS5では、制御部4は、ラインセンサ3をマーク2の上流側の方向に、マーク2を読み取らせながら第1の速度で移動させる。そして、制御部4は、ラインセンサ3がマーク2の上流側に対応する色(本実施の形態では白色)を検出したときに、ラインセンサ3を停止させる。
図2のステップS6では、制御部4は、ラインセンサ3をマーク2の下流側の方向に、マーク2を読み取らせながら第2の速度で移動させる。そして、制御部4は、ラインセンサ3がマーク2の下流側に対応する色(本実施の形態では黒色)を検出したときに、ラインセンサ3を停止させ、この停止した位置をラインセンサ3の基準位置と決定する。そして、図2のステップS7へ進む。
図2のステップS7では、制御部4は、この基準位置を基準にして、ラインセンサ3を第1の速度よりも高速の第1の速度で移動上流側に予め定めた距離移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する。
以上の説明では、上流側を白色、下流側を黒色としたが、上流側を黒色、下流側を白色としても良い。このときには、制御部4は、黒色を検出したときにはラインセンサ3の位置を上流側と判定し、白色を検出したときにはラインセンサ3の位置を下流側と判定すれば良い。また、図1では、マーク2を副走査方向の原稿ガラスの外側の筐体の上部に設定したが、原稿ガラスの外側の筐体の下部に設定しても良い。
このように、本実施形態によれば、読み取り開始位置を検出する場合、ラインセンサの現在位置から、マークの配色の境界、すなわちラインセンサの可動範囲の上流端と下流端との中央付近に、マークの配色の境界の近傍が検出できる程度の予め定めた比較的高速の第1の速度で移動する。その後、マークの配色の境界が予め定めた精度で検出できるような第1の速度よりも低速の第2の速度で移動しこの境界を検出しこの境界をラインセンサの基準位置とする。そして、この基準位置を基準にして、ラインセンサを第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離上流側に移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する。
このため、本実施形態によれば、ラインセンサがラインセンサの可動範囲の下流端に位置した場合であっても、マークの配色の境界の近傍が検出できる程度の第1の速度による移動を、上流端まで行う必要がない。すなわち、第1の速度による移動を、マークの配色の境界、すなわちラインセンサの可動範囲の上流端と下流端との中央付近まで行えば良い。また、基準位置を検出後、この位置を基準にして、ラインセンサを第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離上流側に移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する。このため、読み取り開始位置の検出に時間が掛からない。
1 画像読取装置
2 マーク
3 ラインセンサ
4 制御部
5 ラインセンサ
6 基準部材

Claims (8)

  1. 読み取り対象の原稿が戴置される原稿ガラスの外側に所定の方向に沿って配置され、前記所定の方向の走査範囲をカバーする長さを有し、中央付近の所定の色境界を境に互いに異なる色で彩色されたマークと、
    前記所定の方向に上流側から下流側へ走査され、所定の指示に基づいて移動し前記マークを読み取るラインセンサと、
    所定の条件が充足されたときに前記ラインセンサに読み取らせた前記マークの第1の色に基づき前記色境界に向かって所定の第1の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記マークの第2の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、前記色境界に向かって、前記第1の速度よりも小さい第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記第1の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、この停止した位置を基準として前記ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも大きい第3の速度で予め定めた距離移動させた位置から読み取りを開始させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記マークは、このマークの配設方向に直交した自身のマークの中心線を境にして上流側と下流側とで異なる色に彩色され、
    前記制御部は、電源がオンになった時、又は操作者の操作に基づいて、前記ラインセンサを移動させずに前記ラインセンサに現在の位置で前記マークを読み取らせ、前記ラインセンサの前記マークの読み取り結果に基づいて、前記ラインセンサの現在の位置が前記マークの上流側にあるか否かを判断し、前記ラインセンサが前記マークの上流側にある場合には前記マークの下流側に、前記ラインセンサを前記マークを読み取らせながら、前記第1の速度で移動させ、前記ラインセンサが前記マークの下流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、前記マークの上流側に、前記第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記ラインセンサが前記マークの上流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、この停止した位置を前記ラインセンサの基準位置とし、この基準位置を基準にして、ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記マークは、このマークの配設方向に直交した自身のマークの中心線を境にして上流側と下流側とで異なる色に彩色され、
    前記制御部は、電源がオンになった時、又は操作者の操作に基づいて、前記ラインセンサを移動させずに前記ラインセンサに現在の位置で前記マークを読み取らせ、前記ラインセンサの前記マークの読み取り結果に基づいて、前記ラインセンサの現在の位置が前記マークの下流側にあるか否かを判断し、前記ラインセンサが前記マークの下流側にある場合には前記マークの上流側に、前記ラインセンサを前記マークを読み取らせながら、前記第1の速度で移動させ、前記ラインセンサが前記マークの上流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、前記マークの下流側に、前記第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、前記ラインセンサが前記マークの下流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、この停止した位置を前記ラインセンサの基準位置とし、この基準位置を基準にして、ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記マークに彩色された異なる色は白色と黒色である、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像読取装置。
  5. 読み取り対象の原稿が戴置される原稿ガラスの外側に所定の方向に沿って配置され、前記所定の方向の走査範囲をカバーする長さを有し、中央付近の所定の色境界を境に互いに異なる色で彩色されたマークを、所定の条件が充足されたときに前記ラインセンサに前記マークを読み取らせ、
    この読み取らせた前記マークの第1の色に基づき前記色境界に向かって所定の第1の速度で前記ラインセンサを移動させ、
    前記ラインセンサが前記マークの第2の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、
    前記色境界に向かって、前記第1の速度よりも小さい第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、
    前記第1の色を検出したときに前記ラインセンサを停止させ、
    この停止した位置を基準として前記ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも大きい第3の速度で予め定めた距離移動させた位置から読み取りを開始させる、
    ことを特徴とする画像読取方法。
  6. 前記マークは、このマークの配設方向に直交した自身のマークの中心線を境にして上流側と下流側とで異なる色に彩色され、
    電源がオンになった時、又は操作者の操作に基づいて、前記ラインセンサを移動させずに前記ラインセンサに現在の位置で前記マークを読み取らせ、前記ラインセンサの前記マークの読み取り結果に基づいて、前記ラインセンサの現在の位置が前記マークの上流側にあるか否かを判断し、
    前記ラインセンサが前記マークの上流側にある場合には前記マークの下流側に、前記ラインセンサを前記マークを読み取らせながら前記第1の速度で移動させ、
    前記ラインセンサが前記マークの下流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、前記マークの上流側に前記第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、
    前記ラインセンサが前記マークの上流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、この停止した位置を前記ラインセンサの基準位置とし、
    この基準位置を基準にして、ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像読取方法。
  7. 前記マークは、このマークの配設方向に直交した自身のマークの中心線を境にして上流側と下流側とで異なる色に彩色され、
    電源がオンになった時、又は操作者の操作に基づいて、前記ラインセンサを移動させずに前記ラインセンサに現在の位置で前記マークを読み取らせ、前記ラインセンサの前記マークの読み取り結果に基づいて、前記ラインセンサの現在の位置が前記マークの下流側にあるか否かを判断し、
    前記ラインセンサが前記マークの下流側にある場合には前記マークの上流側に、前記ラインセンサを前記マークを読み取らせながら、前記第1の速度で移動させ、
    前記ラインセンサが前記マークの上流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、前記マークの下流側に前記第2の速度で前記ラインセンサを移動させ、
    前記ラインセンサが前記マークの下流側に対応する色を検出したときに、前記ラインセンサを停止させ、この停止した位置を前記ラインセンサの基準位置とし、
    この基準位置を基準にして、ラインセンサを上流側に前記第1の速度よりも高速の第3の速度で予め定めた距離移動させ、移動後の位置を読み取り開始位置と決定する、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像読取方法。
  8. 前記マークに彩色された異なる色は白色と黒色である、ことを特徴とする請求項5、6又は7記載の画像読取方法。
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