JP6073674B2 - 画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像形成装置に関するものである。
ある画像形成装置では、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサーにより読み取られた画像の解像度を変換した後に、トラッピング、スムージングなどの各種画像処理を行い、画像処理後の画像の印刷、送信などを行う。
多階調の画像を高解像度化する場合、文字、線画などのエッジを滑らかにしつつ、エッジのボケを抑制することが要求される。
多階調の画像を高解像度化する際、一般的に、ニアレストネイバー法、バイリニア法、バイキュービック法などの方法で、高解像度での階調値が決定される。
ニアレストネイバー法では、原解像度での最近傍の1画素の階調値が、そのまま、高解像度での階調値とされるため、ボケが生じないが、滑らかさが得られない。バイリニア法およびバイキュービック法では、原解像度での周辺の複数画素の階調値から補間により高解像度での階調値を決定するため、ニアレストネイバー法に比べ、滑らかさは増すが、ボケが発生してしまう。
また、ある画像処理装置では、多階調の画像を高解像度化する際に、濃度が均一な箇所については、多階調の画像を二値化し、二値化後の画像に対してパターンマッチングでスムージングを行い、スムージング後の画像を高解像度化する(例えば特許文献1参照)。
さらに、別の画像処理装置では、高解像度での画素の属性(文字、写真または網点)に応じて、補間式のパラメータ値を変更させており、画素の属性が文字に近いほど補間式がニアレストネイバー法に近くなり、画素の属性が写真または網点に近いほど補間式が1次補間法に近くなる(例えば特許文献2参照)。
特開平11−331603号公報 特開平09−200504号公報
特許文献1に記載の技術では、画像をRGBなどのカラープレーンごとに処理する必要がり、上述の色ずれが発生してしまう。
また、特許文献2に記載の技術では、文字部分では、ニアレストネイバー法となるため、上述のように、エッジでのボケの抑制および滑らかさを両立しない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、多階調画像を高解像度化する際に、画像内の文字、線画などのエッジでのボケの抑制および滑らかさを両立する画像処理装置および画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像処理装置は、第1解像度の原画像の階調値を画素ごとに示す画像データを第2解像度へ高解像度化する際に、前記原画像内のオブジェクトの種別を画素ごとに示す属性データを前記第2解像度へ高解像度化する属性解像度変換部と、前記原画像の画像データを前記第2解像度へ高解像度化する際に、前記第2解像度の画素の前記属性データの値に応じて、その第2解像度の画素の周辺に存在する前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する画像解像度変換部とを備える。そして、前記画像解像度変換部は、選択した前記第1解像度の画素が複数存在する場合、前記第2解像度の画素と選択した前記第1解像度の画素との間の、特定の方向における距離、および選択した複数の前記第1解像度の画素の階調値から、補間によって前記第2解像度の画素の階調値を決定する。
これにより、高解像度での画素の属性に応じて、その画素の階調値の決定において階調値が使用される原解像度での画素を選択するため、画像内の文字、線画などのエッジでのボケの抑制および滑らかさが両立される。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、前記画像解像度変換部は、前記第2解像度の画素の周辺に存在しかつその第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、前記画像解像度変換部は、前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうち、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、前記画像解像度変換部は、前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうち、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の画素が1画素以上かつ3画素以下である場合、その1画素以上かつ3画素以下である前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。(a)前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうちの2つが、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有し、前記第1解像度の4画素のうちの残りの2つが、異なる前記属性データの値を有する場合、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の2つの画素の配列方向における、前記第1解像度の2つの画素間の距離、前記第1解像度の2つの画素の一方とその第2解像度の画素との距離、および前記第1解像度の2つの画素の階調値から、一次補間により、その第2解像度の画素の階調値を決定する。また、(b)前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうちの3つが、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有し、前記第1解像度の4画素のうちの残りの1つが、異なる前記属性データの値を有する場合、(b1)その第2解像度の画素が、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の3つの画素のうちの2つの間の対角線から、同一の前記属性データの値を有する残りの前記第1解像度の1つの画素とは反対側に位置するときには、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の前記2つの画素間の距離、前記第1解像度の2つの画素の一方とその第2解像度の画素との距離、および前記第1解像度の2つの画素の階調値から、補間により、その第2解像度の画素の階調値を決定し、(b2)その第2解像度の画素が、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の3つの画素のうちの2つの間の対角線から、同一の前記属性データの値を有する残りの前記第1解像度の1つの画素側に位置するときには、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の3つの画素から、バイリニア法により、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、前記属性解像度変換部は、パターンマッチングで、前記属性データにおいて文字および/または線画のエッジおよびそのエッジの向きを特定し、前記エッジの向きに応じて、前記エッジに属する画素の前記属性データを高解像度化する。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、前記第1解像度の原画像は、カラー画像であって、前記画像データは、前記カラー画像の複数の色成分のそれぞれの階調値を画素ごとに示し、前記属性データは、前記複数の色成分に対して共通であって、前記原画像内のオブジェクトの種別を画素ごとに示す。
本発明に係る画像形成装置は、上記の画像処理装置のいずれかと、原画像を読み取り前記画像データを生成する画像読取装置とを備える。
本発明によれば、多階調画像を高解像度化する際に、画像内の文字、線画などのエッジでのボケの抑制および滑らかさが両立される。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図2は、画像データと属性データとの関係を説明する図である。 図3は、本発明の実施の形態における1つの段差方向についての属性値パターンの例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態における8つの方向#1〜#8についての属性値パターンの例を示す図である。 図5は、図1における属性解像度変換部による属性データの高解像度化の一例を説明する図である。 図6は、第2解像度の注目画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうちの2つが、その注目画素と同一の属性値を有し、その2つの画素が主走査方向または副走査方向に沿って配列されている場合の、図1における画像解像度変換部により得られる注目画素の階調値について説明する図である。 図7は、第2解像度の注目画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうちの3つまたは1つが、その注目画素と同一の属性値を有する場合の、図1における画像解像度変換部により得られる注目画素の階調値について説明する図である。 図8は、第2解像度の注目画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうちの2つが、その注目画素と同一の属性値を有し、その2つの画素が対角線方向に沿って配列されている場合の、図1における画像解像度変換部により得られる注目画素の階調値について説明する図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置1は、複合機である。ただし、画像形成装置1は、コピー機などでもよい。
この画像形成装置1は、印刷装置11と、画像読取装置12と、ファクシミリ装置13と、画像処理装置14とを備える。
印刷装置11は、ラスター画像データに基づいて原稿画像を印刷する内部装置である。印刷装置11は、例えば、画像処理装置14により拡大処理された画像データに基づいて原稿画像を印刷する。
画像読取装置12は、イメージセンサーで原稿から原稿画像を光学的に読み取り、原稿画像の画像データを生成する内部装置である。
ファクシミリ装置13は、送信すべき原稿画像の画像データからファクシミリ信号を生成し所定の通信路を介して送信するとともに、ファクシミリ信号を所定の通信路を介して受信し画像データに変換する内部装置である。
画像処理装置14は、画像読取装置12、ファクシミリ装置13などで生成された画像データに対して拡大処理などの画像処理を行う。なお、画像の拡大は、画像の解像度の増加と同義である。
画像処理装置14は、演算処理装置21と記憶装置22とを有する。演算処理装置21は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やマイクロコンピューターで実現され、各種処理部を実現する。記憶装置22は、フラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶装置である。
演算処理装置21は、処理部として、制御部31、画素属性判定部32、エッジ方向判定部33、属性解像度変換部34、および画像解像度変換部35を実現する。演算処理装置21は、図示せぬメモリーを有し、そのメモリーに、解像度変換前の画像データおよび属性データ、解像度変換後の画像データおよび属性データなどを記憶する。また、記憶装置22は、パターンデータ41を予め記憶している。
制御部31は、印刷装置11、画像読取装置12、およびファクシミリ装置13を制御するとともに、画素属性判定部32、エッジ方向判定部33、属性解像度変換部34、および画像解像度変換部35を制御する。
制御部31は、画像読取装置12により得られた原稿画像のラスター画像データである画像データを取得する。
画素属性判定部32は、その画像データの画像内のオブジェクト(文字および線画部、階調部、および背景)の種別を画素ごとに示す属性データを生成する。なお、画像内のオブジェクトの抽出は、公知の技術によって行われる。
図2は、画像データと属性データとの関係を説明する図である。画素属性判定部32により生成される属性データは、画像データの解像度と同一の解像度で各画素について、その画素の属性を示す値(以下、属性値という)を有する。例えば、図2に示すように、文字および線画部分61に属する画素の属性値は1とされ、階調部分62に属する画素の属性値は2とされ、背景部分に属する画素の属性値は0とされる。
なお、この実施の形態では、この画像データは、カラー画像の画像データであって、そのカラー画像の複数の色成分のそれぞれの階調値を画素ごとに示し、また、属性データは、その複数の色成分に対して共通である。
また、エッジ方向判定部33は、属性データにおいて、第1画素値(文字および線画部分を示す1)についての段差を形成する第1段差画素および第2画素値(背景部分を示す0)についての段差を形成する第2段差画素を検出するとともに、検出した第1段差画素および第2段差画素についての段差の向きを検出する。
ここでは、段差は、値1または値0の2つのエッジが横(主走査方向)または縦(副走査方向)に1画素だけずれて接している箇所のことである。
エッジ方向判定部33は、パターンデータ41における1つの属性値パターンを、第1段差画素および第2段差画素の一方の検出に使用し、その属性値パターンの画素値を反転させたパターンを第1段差画素および第2段差画素の他方の検出に使用する。
パターンデータ41は、属性データにおいて第1段差画素および第2段差画素から直線的に連続し同一の画素値を有する画素の数(以下、段差長という)および段差の向きのそれぞれに対応する複数の属性値パターンを有する。なお、第1段差画素は、第1画素値の段差であり、第2段差画素は、第2画素値の段差である。
図3は、本発明の実施の形態における1つの段差方向についての属性値パターンの例を示す図である。
図3に示す属性値パターンは、拡大倍率(つまり、解像度の倍率)が3倍であるときに使用されるものであって、図3(A)に示す属性値パターンは、段差長が1である属性値パターンであり、図3(B)に示す属性値パターンは、段差長が2である属性値パターンであり、図3(C)に示す属性値パターンは、段差長が3である属性値パターンである。
注目画素から所定の範囲内でこのような属性値パターンが検索され、段差画素の位置および段差長が特定される。
図3において、黒い星のマークを付した画素101が注目画素とされ、黒い星のマークを付した画素101と黒い四角のマークを付した画素102とが同一の画素値を有し、白い星のマークを付した画素103と白い四角のマークを付した画素104とが同一の画素値を有し、黒い星および黒い四角のマークを付した画素101,102と、白い星および白い四角のマークを付した画素103,104とが互いに異なる画素値を有する。
注目画素の属性値が1である場合、図3に示す属性値パターンは、図3における黒色のマークの画素101,102,105の属性値が1であり、白色のマークの画素103,104,106の属性値が0である属性値パターンとして使用される。一方、注目画素の属性値が0である場合、図3に示す属性値パターンは、図3における黒色のマークの画素101,102,105の属性値が0であり、白色のマークの画素103,104,106の属性値が1である属性値パターンとして使用される。
図4は、本発明の実施の形態における8つの方向#1〜#8についての属性値パターンの例を示す図である。図4における方向#1の属性値パターンは、図3に示す属性値パターンである。パターンマッチングでは、注目画素周辺の画素の属性値パターンが、これらの属性値パターンのそれぞれに一致するか否かが判定される。
方向#1,#3,#5,#7の属性値パターンは、段差長が主走査方向に延びている。方向#1の属性値パターンと方向#3の属性値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。方向#5の属性値パターンと方向#7の属性値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。
方向#2,#4,#6,#8の属性値パターンは、段差長が副走査方向に延びている。方向#2の属性値パターンと方向#6の属性値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。方向#4の属性値パターンと方向#8の属性値パターンでは、段差長が延びる方向が異なる。
また、属性解像度変換部34は、属性データを、元の解像度(第1解像度)より高い解像度(第2解像度)へ高解像度化する。このとき、高解像度化後の解像度は、画像データの高解像度化後の解像度と同一とされる。
この実施の形態では、属性解像度変換部34は、パターンマッチングで、属性データにおいて文字および/または線画のエッジおよびそのエッジの向きを特定し、そのエッジの向きに応じて、エッジに属する画素の属性データを高解像度化する。具体的には、属性解像度変換部34は、エッジに属する画素の属性データを、第1段差画素および第2段差画素からの距離(つまり段差からの距離)と、段差長と、拡大倍率とに基づいて高解像度の属性値パターンを特定し、その画素の属性データをその属性値パターンに変換する。これにより、属性データの高解像度化とスムージングが行われる。
図5は、図1における属性解像度変換部34による属性データの高解像度化の一例を説明する図である。例えば図5(A)に示す属性データを2倍に高解像度化する場合、図5(B)に示すように、第1段差画素121および第2段差画素122は、エッジの向きに応じた2×2の属性値パターンに変換される。
画像解像度変換部35は、原画像の画像データの解像度を、元の解像度(第1解像度)より高い解像度(第2解像度)へ高解像度化する。このとき、画像解像度変換部35は、第2解像度の画素の属性値に応じて、その第2解像度の画素の周辺に存在する第1解像度の画素を選択し、選択した第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
この実施の形態では、画像解像度変換部35は、その第2解像度の画素の周辺に存在しかつその第2解像度の画素と同一の属性値を有する第1解像度の画素を選択し、選択した第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。具体的には、画像解像度変換部35は、その第2解像度の画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうち、その第2解像度の画素と同一の属性値を有する第1解像度の画素を選択し、選択した第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
したがって、画像解像度変換部35は、その第2解像度の画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうち、その第2解像度の画素と同一の属性値を有する第1解像度の画素が1画素以上かつ3画素以下である場合、その1画素以上かつ3画素以下である第1解像度の画素を選択し、選択した第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
また、この実施の形態では、画像解像度変換部35は、選択した第1解像度の画素が複数存在する場合、選択した複数の第1解像度の画素の階調値からの補間で第2解像度の画素の階調値を決定する。
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
例えば、制御部31は、画像読取装置12により得られた原稿画像のラスター画像データである画像データを取得する。そして、画素属性判定部32は、その画像データに値会おうする属性データを生成する。
次に、エッジ方向判定部33は、その属性データにおいて、エッジにおける段差およびその向きを検出し、属性解像度変換部34は、パターンマッチングで、属性データにおいて文字および/または線画のエッジおよびそのエッジの向きを特定し、そのエッジの向きに応じて、エッジに属する画素の属性データを高解像度化する。
そして、画像解像度変換部35は、高解像度化後の属性データを使用して、原画像の画像データの解像度を、元の解像度(第1解像度)より高い解像度(第2解像度)へ高解像度化する。
このとき、画像解像度変換部35は、第2解像度の画素の属性値に応じて、その第2解像度の画素の周辺に存在する第1解像度の画素を選択し、選択した第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
図6は、第2解像度の注目画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうちの2つが、その注目画素と同一の属性値を有し、その2つの画素が主走査方向または副走査方向に沿って配列されている場合の、図1における画像解像度変換部35により得られる注目画素の階調値について説明する図である。
図6(A)に示すように、第2解像度の注目画素201に対して最近傍の、第1解像度の4画素211〜214のうちの2つの画素211,212が、その注目画素と同一の属性値(例えば1)を有し、残りの2つの画素213,214が、互いに同一の属性値を有し、かつ画素211,212とは異なる属性値(例えば0)を有し、その2つの画素211,212が主走査方向または副走査方向に沿って配列されている場合、配列方向における、その2つの画素211,212間の距離L、その2つの画素211,212の一方と注目画素201との距離Lh、およびその2つの画素211,212の階調値から、一次補間により、注目画素201の階調値が決定される。
また、図6(B)に示すように、第2解像度の注目画素201に対して最近傍の、第1解像度の4画素211〜214のうちの2つの画素213,214が、その注目画素と同一の属性値(例えば0)を有し、残りの2つの画素211,212が、互いに同一の属性値を有し、かつ画素213,214とは異なる属性値(例えば1)を有し、その2つの画素213,214が主走査方向または副走査方向に沿って配列されている場合、配列方向における、その2つの画素213,214間の距離L、その2つの画素213,214の一方と注目画素201との距離Lh、およびその2つの画素213,214の階調値から、一次補間により、注目画素201の階調値が決定される。
図7は、第2解像度の注目画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうちの3つまたは1つが、その注目画素と同一の属性値を有する場合の、図1における画像解像度変換部35により得られる注目画素の階調値について説明する図である。
図7(A)に示すように、第2解像度の注目画素201に対して最近傍の、第1解像度の4画素211〜214のうちの3つの画素211,212,213が、その注目画素と同一の属性値(例えば1)を有し、残りの1つの画素214が、画素211,212,213とは異なる属性値(例えば0)を有している場合において、注目画素201が、対角線上に位置する2つの画素211,213の対角線より残りの画素212とは反対側に位置するときには、その2つの画素211,213間の距離L、その2つの画素211,213の一方と注目画素201との距離Lh、およびその2つの画素211,213の階調値から、一次補間により、注目画素201の階調値が決定される。
また、図7(B)に示すように、第2解像度の注目画素201に対して最近傍の、第1解像度の4画素211〜214のうちの3つの画素211,212,213が、その注目画素と同一の属性値(例えば1)を有し、残りの1つの画素214が、画素211,212,213とは異なる属性値(例えば0)を有している場合において、注目画素201が、対角線上に位置する2つの画素211,213の対角線より残りの画素212側に位置するときには、バイリニア法により、その3つの画素211,212,213の階調値から、注目画素201の階調値が決定される。
また、図7(C)に示すように、第2解像度の注目画素201に対して最近傍の、第1解像度の4画素211〜214のうちの1つの画素214が、その注目画素と同一の属性値(例えば0)を有し、残りの3つの画素211,212,213が、互いに同一の属性値を有し、かつ画素214とは異なる属性値(例えば1)を有している場合、その1つの画素214の階調値が、そのまま、注目画素201の階調値とされる。
図8は、第2解像度の注目画素に対して最近傍の、第1解像度の4画素のうちの2つが、その注目画素と同一の属性値を有し、その2つの画素が対角線方向に沿って配列されている場合の、図1における画像解像度変換部35により得られる注目画素の階調値について説明する図である。
図8(A)に示すように、第2解像度の注目画素201に対して最近傍の、第1解像度の4画素211〜214のうちの2つの画素211,213が、その注目画素と同一の属性値(例えば1)を有し、残りの2つの画素212,214が、互いに同一の属性値を有し、かつ画素211,213とは異なる属性値(例えば0)を有し、その2つの画素211,213が対角線上に配列されている場合、配列方向における、その2つの画素211,213間の距離L、その2つの画素211,213の一方と注目画素201との距離Lh、およびその2つの画素211,213の階調値から、一次補間により、注目画素201の階調値が決定される。
また、図8(B)に示すように、第2解像度の注目画素201に対して最近傍の、第1解像度の4画素211〜214のうちの2つの画素212,214が、その注目画素と同一の属性値(例えば0)を有し、残りの2つの画素211,213が、互いに同一の属性値を有し、かつ画素212,214とは異なる属性値(例えば1)を有し、その2つの画素212,214が対角線上に配列されている場合、配列方向における、その2つの画素212,214間の距離L、その2つの画素212,214の一方と注目画素201との距離Lh、およびその2つの画素212,214の階調値から、一次補間により、注目画素201の階調値が決定される。
つまり、図6〜図8に示すいずれの場合においても、注目画素201の階調値を求める際に、注目画素201とは異なる属性値を有する第1解像度の画素の階調値は使用されず、注目画素201の階調値は、注目画素201と同一の属性値を有する第1解像度の画素の階調値に基づいて決定される。
以上のように、上記実施の形態によれば、属性解像度変換部34は、第1解像度の原画像の階調値を画素ごとに示す画像データを第2解像度へ高解像度化する際に、属性データを第2解像度へ高解像度化し、画像解像度変換部35は、第2解像度の画素の属性値に応じて、その第2解像度の画素の周辺に存在する第1解像度の画素を選択し、選択した第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する。
これにより、高解像度での画素の属性に応じて、その画素の階調値の決定において階調値が使用される原解像度での画素を選択するため、画像内の文字、線画などのエッジでのボケの抑制および滑らかさが両立される。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、画像内のオブジェクトの属性は、文字および線画部、階調部、および背景の3つを有するが、文字および線画部、階調部、網点部、および背景の4つを有するようにしてもよい。
本発明は、例えば、複合機などの画像形成装置に適用可能である。
1 画像形成装置
12 画像読取装置
14 画像処理装置
34 属性解像度変換部
35 画像解像度変換部

Claims (4)

  1. 第1解像度の原画像の階調値を画素ごとに示す画像データを第2解像度へ高解像度化する際に、前記原画像内のオブジェクトの種別を画素ごとに示す属性データを前記第2解像度へ高解像度化する属性解像度変換部と、
    前記原画像の画像データを前記第2解像度へ高解像度化する際に、前記第2解像度の画素の前記属性データの値に応じて、その第2解像度の画素の周辺に存在する前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定する画像解像度変換部と、
    を備え、
    前記画像解像度変換部は、選択した前記第1解像度の画素が複数存在する場合、前記第2解像度の画素と選択した前記第1解像度の画素との間の、特定の方向における距離、および選択した複数の前記第1解像度の画素の階調値から、補間によって前記第2解像度の画素の階調値を決定し、
    前記第2解像度の画素の周辺に存在しかつその第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定し、
    前記画像解像度変換部は、前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうち、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定し、
    前記画像解像度変換部は、前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうち、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の画素が1画素以上かつ3画素以下である場合、その1画素以上かつ3画素以下である前記第1解像度の画素を選択し、選択した前記第1解像度の画素の階調値から、その第2解像度の画素の階調値を決定し、
    (a)前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうちの2つが、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有し、前記第1解像度の4画素のうちの残りの2つが、異なる前記属性データの値を有する場合、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の2つの画素の配列方向における、前記第1解像度の2つの画素間の距離、前記第1解像度の2つの画素の一方とその第2解像度の画素との距離、および前記第1解像度の2つの画素の階調値から、一次補間により、その第2解像度の画素の階調値を決定し、
    (b)前記第2解像度の画素に対して最近傍の、前記第1解像度の4画素のうちの3つが、その第2解像度の画素と同一の前記属性データの値を有し、前記第1解像度の4画素のうちの残りの1つが、異なる前記属性データの値を有する場合、(b1)その第2解像度の画素が、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の3つの画素のうちの2つの間の対角線から、同一の前記属性データの値を有する残りの前記第1解像度の1つの画素とは反対側に位置するときには、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の前記2つの画素間の距離、前記第1解像度の2つの画素の一方とその第2解像度の画素との距離、および前記第1解像度の2つの画素の階調値から、補間により、その第2解像度の画素の階調値を決定し、(b2)その第2解像度の画素が、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の3つの画素のうちの2つの間の対角線から、同一の前記属性データの値を有する残りの前記第1解像度の1つの画素側に位置するときには、同一の前記属性データの値を有する前記第1解像度の3つの画素から、バイリニア法により、その第2解像度の画素の階調値を決定すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記属性解像度変換部は、パターンマッチングで、前記属性データにおいて文字および/または線画のエッジおよびそのエッジの向きを特定し、前記エッジの向きに応じて、前記エッジに属する画素の前記属性データを高解像度化することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第1解像度の原画像は、カラー画像であって、
    前記画像データは、前記カラー画像の複数の色成分のそれぞれの階調値を画素ごとに示し、
    前記属性データは、前記複数の色成分に対して共通であって、前記原画像内のオブジェクトの種別を画素ごとに示すこと、
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の画像処理装置と、
    前記原画像を読み取り前記画像データを生成する画像読取装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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