JP5631772B2 - 光送信モジュール - Google Patents

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本発明はTO-CANパッケージとFPC基板を用いた光送信モジュールに関する。
近年のインターネットによる情報通信量の増大に伴い、それを支えるフォトニックネットワークシステムの大容量化が要求されている。データセンターでは、基幹系から伝送されてくる40Gb/s信号を、そのままの速度で処理する需要が今後増大すると考えられている。この需要を満たすために、電界吸収型変調器集積DFBレーザ(Electroabsorption Modulator Integrated DFB Laser, EA-DFBレーザ)、直接変調レーザ(DML: directly modulated laser)が、LiNbO3(LN)変調器に比べ小型であることから、40Gb/s光半導体光源として期待されている。
実際、波長1.55μm帯のEA-DFBレーザはルータ間のインターコネクトとして、伝送距離2km(VSR: very-short-reach)の用途でXLMD-MSA(非特許文献1)に実装した形態で実用化されている(非特許文献2,3)。しかし、この形態においては、光トランシーバから送られてくる電気信号を、高価な高周波コネクタやケーブルを用いて光送信モジュールまで伝送しており、小型化・低コスト化に課題があった。急速に高まるデータセンターでの需要を考えると、より小型・低コストの40Gb/sEADFBレーザやDMLの光送信モジュールの実現が求められている。
そこで我々は、Transistor-Outline(TO)-CANパッケージとフレキシブル電気回路(FPC: Flexible printed circuit)基板を用いてEA-DFBレーザ、DMLの40Gb/s動作の実現を目指した。
図面に基づき、40Gb/s動作可能な光送信モジュールについて更に説明する。図36(a)に示すように、従来は、高周波電気信号である40Gb/sの電気信号が、光トランシーバの電気回路(PCB: Printed circuit board)1などから、高価かつ寸法の固定された高周波ケーブル2及び高周波コネクタ3を介して、積層セラミックのパッケージ5を用いて作製された光送信モジュール6まで伝送される構成となっていた。このような構成の光送信モジュール6では主に次の2つの問題があった。
(1) 高周波電気信号の伝送に高周波コネクタ3及び高周波ケーブル2を用いているため、光送信モジュール6の小型化・低コスト化が難しい(高周波コネクタ3の大きさで小型化が制限される)。
(2) 積層セラミックパッケージ5が高コストであり、このことからも光送信モジュール6の低コスト化が難しい。
従来技術では、40Gb/sという高速な電気信号に対して低透過損失・低反射損失を実現するためのこれ以外の小型で低コストな光送信モジュールを提案することができなかったことが課題であった。
従って、本発明においては、従来の40Gb/s光送信モジュール6からの大幅な小型化・低コスト化を実現することを目的とした。その基本構成を図36(b)に示す。
図36(b)に示すように、本発明の光送信モジュール11は、上記従来技術の(1)の問題に対してはFPC基板12を用いており、このFPC基板12を介してPCB1などから光送信モジュール11まで電気信号を伝送する構成とした。一般に高周波コネクタ3を用いる場合には、商用化されたGPPO(登録商標)やK connector(登録商標)を用いることになる。これらは大きさが固定されていて、コストも高い。それに対しFPC基板12を用いた場合には、自由に設計することができるために大幅に光送信モジュール11の小型化が可能である。そして、FPC基板12の材料費と加工費のみでFPC基板12のコストが決まるため、高周波コネクタ3を用いる場合に比べて、光送信モジュール11の大幅なコスト削減が可能である。
また、本発明の光送信モジュール11は、上記従来技術の(2)の問題に対してはTO-CANパッケージ13を用いた。TO-CANパッケージ13が積層セラミックパッケージ5に比べてコストを大幅に抑えられる理由は、TO-CANパッケージ13はプレス加工のみで作製することが可能であるため作製費を大幅に抑えられるからである(なお、TO-CANパッケージとFPC基板を用いた光送信モジュールの従来例については後述する(図6(a),図6(b)参照))。
XLMD MSA, web site, http://www.xlmdmsa.org/ K. Naoe, N. Sasada, Y. Sakuma, K. Motoda, T. Kato, M. Akashi, J. Shimizu, T. Kitatani, M. Aoki, M. Okayasu, and K. Uomi, "43-Gbit/s operation of 1.55-μm electro-absorption modulator integrated DFB laser modules for 2-km transmission," in Proc. ECOC, Glasgow, Scotland, 2005, Paper Th 2.6.4 N. Okada, T. Miyahara, T. Shinada, T. Saito, A. Sugitatsu and T. Hatta, "43 Gbit/s EAM-LD module with built-in driver IC employing novel cathode-froating bias circuit," in Proc. ECOC, Brussels, Belgium, 2008, Paper We. 1.C.3
しかしながら、TO-CANパッケージ13を用いる場合、TO-CANパッケージ13のサイズ(一般にΦ5.6mm)内に光半導体素子及びその他の構成部品を配さなければならないという制約が生じる。そのため光半導体素子(LD)に導通する高周波電気信号に対して、光半導体素子(LD)に供給する直流電流による発熱が影響を与えていた。従来の積層セラミックパッケージ5を用いた光送信モジュール6においては、積層セラミックパッケージが12mm×18mmとサイズが大きかったため上述のような問題は生じなかった。
従って、本発明はTO-CANパッケージとFPC基板を用いた光送信モジュールにおける上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、TO-CANパッケージ内部の光半導体素子に供給する直流電流による発熱が光半導体素子に導通する高周波電気信号に影響を与えることを防止することなどが可能な構成の光送信モジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明の光送信モジュールは、
TO-CANパッケージと、FPC基板とを有し、
前記TO-CANパッケージの背面と、前記FPC基板の先端面とは、空気ギャップを介して配置され、前記TO-CANパッケージに配された同軸ピンと、前記FPC基板とは、平行になるように配置されており、
記同軸ピンが、前記FPC基板の表面に配された高周波信号線路に接続され、
前記高周波信号線路から、前記同軸ピンを介して、前記TO-CANパッケージの内部に配された光半導体素子に高周波電気信号を導通し、
前記TO-CANパッケージに配された複数のDCピンが屈曲し、前記FPC基板の裏面に配された直流信号線路に接続され、
前記直流信号線路から、前記複数のDCピンのうちの前記同軸ピンから3mm以上7.4mm以下離れた発熱源となるDCピンを介して、前記光半導体素子に直流電流を導通する構成とし、
前記同軸ピンと前記FPC基板との接続部における空気ギャップが、0より大きく0.1mm以下であること
を特徴とする。
また、第2発明の光送信モジュールは、第1発明の光送信モジュールにおいて、
前記FPC基板はLCP材料を用いて作成したものであることを特徴とする。
また、第3発明の光送信モジュールは、第1又は第2発明の光送信モジュールにおいて、前記光半導体素子がEA-DFBレーザであり、
前記同軸ピンからの電気配線が前記EA-DFBレーザにおけるEA変調器部に接続され、
前記同軸ピンから3mm以上7.4mm以下離れた前記DCピンからの電気配線が、前記EA-DFBレーザにおけるDFBレーザ部に接続されていること
を特徴とする。
また、第4発明の光送信モジュールは、第1〜第3発明の何れか1つの光送信モジュールにおいて、
前記光半導体素子が直接変調レーザであり、
前記直接変調レーザに、前記同軸ピンから高周波電気信号を導通し、前記同軸ピンから3mm以上7.4mm以下離れた前記DCピンから直流電流を導通する構成としたことを特徴とする。
また、第5発明の光送信モジュールは、第1〜第4発明の何れか1つの光送信モジュールにおいて、
前記FPC基板の表面に接地電極が配され、
前記同軸ピンと前記接地電極との間の距離が、0.1mm以上0.3mm以下であること
を特徴とする。
また、第6発明の光送信モジュールは、第1〜第5発明の何れか1つの光送信モジュールにおいて、
前記同軸ピンとFPC基板との接続部における空気ギャップが、0より大きく0.1mm以下であることを特徴とする。
また、第発明の光送信モジュールは、第1〜第発明の何れか1つの光送信モジュールにおいて、
前記同軸ピンと前記FPC基板の接続部における高さ方向のずれが、0より大きく0.2mm以下であることを特徴とする。
本発明によれば、直流信号線路から、複数のDCピンのうちの同軸ピンから3mm以上7.4mm以下離れたDCピンを介して、光半導体素子に直流電流を導通する構成としたことにより、光半導体素子に供給する直流電流による発熱が光半導体素子に導通する高周波電気信号に影響を与えることを防止することができ、25Gb/s〜100Gb/s(例えば40Gb/s)の高周波帯で動作可能な小型・低コストの光送信モジュールを実現することができる。
本発明の実施の形態例に係る光送信モジュールを構成するTO-CANパッケージとFPC基板の固定(接続)方法の説明図であり、(a)には前記光送信モジュールの背面側の斜視図を示し、(b)には前記光送信モジュールの断面図を示し、(c)にはTO-CANパッケージの背面写真を示し、(d)にはTO-CANパッケージの背面写真にFPC基板を図示している。 (a)はDCピンが3本であるTO-CANパッケージの背面写真、(b)はDCピンが4本であるTO-CANパッケージの背面写真である。 TO-CANパッケージ内部の配置を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態例に係る光送信モジュール(TO-CANパッケージ)の背面写真、(b)はFPC基板を同軸ピン側からみた図((a)のA方向矢視図)、(c)は前記光送信モジュール(TO-CANパッケージ)の背面写真((a)を180度回転させた状態)、(d)はFPC基板をDCピン側からみた図((c)のB方向矢視図)である。 DCピン接触位置からの温度勾配を示す図である。 (a)はTO-CANパッケージとFPC基板を用いた従来の光送信モジュールの断面図、(b)はTO-CANパッケージとFPC基板を用いた他の従来の光送信モジュールの断面図である。 空気ギャップの影響の説明図である。 (a)は本発明の実施の形態例に係る光送信モジュール(空気ギャップがある場合)の断面図、(b)は本発明の実施の形態例に係る光送信モジュール(空気ギャップが無い場合)の断面図である。 (a)はセラミック材料を用いたFPC基板の断面の模式図、(b)はLCP材料を用いたFPC基板の断面の模式図である。 (a)は試作したFPC基板の写真、(b)は試作したFPC基板の電気特性(計算及び測定結果)を示す図である。 (a)はセラミック材料を基板材料として用いたFPC基板の斜視図、(b)はLCP材料を基板材料として用いたFPC基板の斜視図、(c)はセラミック材料を基板材料として用いたFPC基板とLCP材料を基板材料として用いたFPC基板の電気特性(計算結果)を示す図である。 (a)は本発明の実施の形態例に係る光送信モジュール(HFSS計算モデル)の断面図、(b)は前記光送信モジュール(HFSS計算モデル)の斜視図((a)のC方向矢視図)である。 TO-CANパッケージの同軸ピンとFPC基板の高周波信号線路の接続部の模式図である。 FPC基板の電気特性(接地電極と高周波信号線路の間隔ΔWに対する依存性:S21/S11特性)の計算結果を示す図であり、(a)にはΔWが0.4mmの場合の電気特性を示し、(b)にはΔWが0.3mmの場合の電気特性を示し、(c)にはΔWが0.2mmの場合の電気特性を示す。 ΔWとS11特性の関係(計算結果)を示す図である。 (a)は本発明の実施の形態例に係る光送信モジュールの斜視図、(b)は前記光送信モジュールの断面図である。 (a)は同軸ピンとFPC基板との接続部における空気ギャップZの説明図、(b)は空気ギャップZの電気特性への影響を示す図である。 (a)は同軸ピンとFPC基板の接続部における高さ方向のずれΔhの説明図、(b)は高さ方向のずれΔhの電気特性への影響を示す図である。 (a)は高周波信号線路と接地電極の間隔ΔWの説明図、(b)は高周波信号線路と接地電極の間隔ΔWに対する依存性を示す図である。 (a)は接地電極を設けないFPC基板の斜視図、(b)は接地電極を設けたFPC基板の斜視図、(c)は接地電極を設けないFPC基板と接地電極を設けたFPC基板の電気特性を示す図である。 本発明の実施例1に係る光送信モジュールの断面図である。 本発明の実施例1に係る光送信モジュールの寸法を示す図である。 本発明の実施例1に係る光送信モジュールの構成を示す図である。 (a)はTO-CANパッケージ内部の実装例を示す断面図、(b)はTO-CANパッケージ内部の実装例を示す写真である。 本発明の実施例1に係る光送信モジュールのTDR測定結果を示す図である。 本発明の実施例1に係る光送信モジュール及びバタフライモジュールの小信号応答特性を示す図である。 (a)は光送信モジュールに入力した40Gb/s電気信号波形を示す図、(b)及び(c)は1.3μm帯及び1.55μm帯のEA-DFBレーザ搭載光送信モジュールの40Gb/s BTB変調波形及び変調光出力(Pave)、消光比(ER)、レーザ注入電流(ILD)、EA印加電圧(Vb)を示す図である。 本発明の実施例2に係る光送信モジュールに光ファイバを接続した状態を示す図である。 本発明の実施例2に係る光送信モジュールの断面図である。 作製したFPC基板の寸法図であり、(a)にはFPC基板の表面を示し、(b)にはFPC基板の裏面を示す。 本発明の実施例3に係る光送信モジュールにおけるTO-CANパッケージ内部の実装例を示す断面図である。 本発明の実施例3に係る光送信モジュールの小信号特性を示す図である。 本発明の実施例3に係る光送信モジュールの40Gb/s変調特性(40Gb/s動作時のアイ波形)を示す図である。 本発明の実施例4に係る光送信モジュールにおけるTO-CANパッケージ内部の実装例を示す断面図である。 直接変調レーザに給電される電気信号の模式図である。 (a)は従来の積層セラミックパッケージと高周波コネクタと高周波ケーブルを用いた光送信モジュールの構成図、(b)は本発明のTO-CANパッケージとFPC基板を用いた光送信モジュールの基本構成図である。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の光送信モジュールは、大きく3つの要素からなる。これら3つの要素に関して以下に詳細に説明する。
(1) FPC基板のTO-CANパッケージへの固定方法。
(2) (1)の固定方法を用いたFPC基板とTO-CANパッケージの高周波信号線路部の接続方法。
(3) 低い伝送損失・低い反射損失を実現するためのFPC基板の構造(材料選択・信号線設計)。
まず、本実施の形態例の光送信モジュールの構成要素であるFPC基板とTO-CANパッケージを固定(接続)する方法について説明する。
図1に接続方法の説明図を示している。図1(a)には光送信モジュールのFPC基板12とTO-CANパッケージ13の接続部の背面側の斜視図を示しており、図1(b)にはその断面図を示している。これらの図において21はFPC基板12とTO-CANパッケージ13を半田付けする箇所である。
図1(c)及び図1(d)はTO-CANパッケージ13の背面写真であり、高周波同軸ピン22及び複数の直流(DC)ピン23の配置を示している。複数のDCピン23を、以後、図1(c)及び図1(d)において左から右へ順に第1のDCピン23、第2のDCピン23、第3のDCピン23とも称する。同軸ピン21は円柱状の導体であり、TO-CANパッケージ13の底部13aに設けられた絶縁体で円柱状のガラス24の中心部を貫通してガラス24と同軸になっており(即ち周囲をガラス24で埋められており)、両側部分が、TO-CANパッケージ13の外側(図1(b)における右側)と内側(図1(b)における左側)とに突出している。各DCピン23も底部13aを貫通して両側部分が、TO-CANパッケージ13の外側と内側とに突出している。
図1(a)〜図1(d)に示すように、TO-CANパッケージ13には、TO-CANパッケージ13の内部に実装されている光半導体素子へ高周波電気信号を導通するための同軸ピン22と、複数のDCピン23が並列に配置されている。これらのピン22,23を用いてFPC基板12を固定する方法について述べる。
十分な強度でFPC基板12とTO-CANパッケージ13を固定するため、図1(a)及び図1(b)に示す半田付け箇所21においてFPC基板12とTO−CANパッケージ13とを、半田を用いて固定する。即ち、FPC基板12の先端面全体(即ち図1(a)に矢印Dで示すFPC基板12の幅方向の全体に亘って)を、TO-CANパッケージ13の背面13bに半田付けによって接続している。更に、同軸ピン22(TO-CANパッケージ13の外側に突出している部分)と、FPC基板12の表面に配されている高周波信号線路(RF信号線路)26も、半田付けによって接続している。
その後、各DCピン23とFPC基板12を、半田を用いて図1(b)に示すように固定する。即ち、FPC基板12の下にある各DCピン23(TO-CANパッケージ13の外側に突出している部分)を、図1(b)に一点鎖線で示すようにFPC基板12と平行に真直ぐに延びた状態から、矢印Eの如く上に(FPC基板12の方向に)曲げて図1(b)に実線で示す状態とし、FPC基板12の裏面の3箇所(前記裏面に配された直流信号線路)に半田付けによって(半田付け箇所25)、固定する。
なお、この図ではDCピン23を3本としたために3箇所の固定になっているが、TO-CANパッケージにスペースがある限り、DCピン23は増やすことが可能である。
次に、DCピン23の配線方法について述べる。図2(a)及び図2(b)にTO-CANパッケージ13を背面側から見た写真を示す。図2(a)においては3本のDCピン23が設けられているが、先にも述べたとおり、DCピン23の数はTO-CANパッケージ13の大きさに応じて増やすことができる。図2(b)には4本のDCピン23を設けた場合を示している。4本のDCピン23を、以後、図2(d)において左から右へ順に第1のDCピン23、第2のDCピン23、第3のDCピン23、第4のDCピン23とも称する。
図3にTO-CANパッケージ13の内部の配置を示す。図示例では、TO-CANパッケージ13の内部にEA-DFBレーザ31、高周波回路基板32、モニタPD33、バイパスコンデンサ34、50Ωのチップ抵抗35、サーミスタ36などが配置されている。DCピン23を使用する用途としては、TO-CANパッケージ13内部にEA-DFBレーザ31を実装する場合には、LD注入電流用、モニタPD33用、サーミスタ36用である。TO-CANパッケージ13の内部の各素子(EA-DFBレーザ31、モニタPD33、サーミスタ36)は、金線ワイヤを用いて各DCピン23に結線する。高周波同軸ピン22のみは、半田を用いてTO-CANパッケージ13内部の高周波回路基板32(高周波信号線路32a)と接続する。
各ピン22,23の配置について説明する。図4にFPC基板12をTO-CANパッケージ13に接続する際の各ピン22,23の配置を示している。第1〜第4のDCピン23がFPC基板12の下側にくる場合が図4(a)及び図4(b)であり、第1〜第4のDCピン23がFPC基板12の上側に来る場合が図4(c)及び図4(d)である。同軸ピン22の位置に一番近いのが第2のDCピン23である。同軸ピン22から一番遠い位置にあるのは第4のDCピン23である。DCピン23は、EA-DFBレーザを実装する場合には前述のとおり、LD注入電流用、モニタPD23用、サーミスタ36用として用いるが、必要に応じて温度調節素子を駆動するためにも利用する。図4(b)及び図4(d)の例では、FPC基板12の裏面に設けられた2つ短い直流信号線路27aのうちの外側の直流信号線路27aに同軸ピン22から最も離れている第4のDCピン23が半田付けで接続され、内側の直流信号線路27aに第3のDCピン23が半田付けで接続されている。FPC基板12の表面には2本の直流信号線路27が設けられており、これら2本の直流信号線路27のうちの外側の直流信号線路27には外側の直流信号線路27aがFPC基板12の貫通穴(図示省略)を介して電気的に導通され、内側の直流信号線路27には内側の直流信号線路27aがFPC基板12の貫通穴(図示省略)を介して電気的に導通されている。
LD注入電流用、モニタPD23用、サーミスタ36用としてのみDCピン23を利用する場合について説明する。この場合、DCピン23に流れる電流が最も大きいのはLD注入電流用のDCピン23であり、一般に80〜120mAの電流が流れる。DCピン23をFPC基板12の裏面に接続する場合、このDCピン23とFPC基板12の接続部で電流が流れることにより熱が発生する(図4(d)の発熱部41を参照)。そして、前記接続部からRF信号線路26へ熱伝導することにより、RF信号線路26の温度を上昇させる。この温度上昇によってRF信号線路26の一部で熱勾配が生じると、RF信号線路26の特性インピーダンスが変化し、その結果、RF信号線路26の電気特性を劣化させる。特にFPC基板12は0.05mmと薄いためにこの効果が顕著に現れる。よって、LD用のDCライン及び接続部は、可能な限りRF信号線路26から離すことが望ましい。そのため、同軸ピン22(RF信号線路26)から一番遠い位置にある第4のDCピン23を、LD注入電流用に割り当てる。
図5にRF信号線路26と、各DCピン23とFPC基板12の各直流信号線路の接続部との間の距離(図1(a)に矢印Dで示すFPC基板12の幅方向の幅方向の距離)と、RF信号線路26の温度Tとの関係を示す。図5において、横軸はRF信号線路と、発熱源となる各DCピン23と各直流信号線路の接続部との距離を示し、縦軸はRF信号線路26に伝達する温度をTとし、各DCピン23と各直流信号線路の接続部の温度をT0として規格化した値T/T0を示す。FPC基板12の材料として用いたLCP(液晶ポリマー)の熱伝導率は約0.5[W/mk]である。図5に示されているように、第2のDCピン23と第3のDCピン23と第4のDCピン23を1.7mm間隔で配置した場合、RF信号線路26が各DCピン23と各直流信号線路の接続部から離れるにつれて熱の影響は減少する。温度T/T0が0.5になるときが、熱がRF信号線路26に影響を与える限界であるとすると、RF信号線路26と、DCピン23と直流信号線路の接続部との間の距離が3mm以上になると熱の影響を抑制できる。TO-CANパッケージ13の大きさを考慮すると、図5の横軸は7.4mm以下である。図5に示されているように、RF信号線路26から距離1.7mmの位置に第3のDCピン23を配置した場合、RF信号線路26は、第3のDCピン23とFPC基板12の直流信号線路(DCライン)との接続部における発熱の影響を受ける。一方、RF信号線路26から距離3.4mmの位置に第4のDCピン23を配置すると、RF信号線路26への第4のDCピン23とFPC基板12の直流信号線路との接続部における発熱の影響を抑制することができる。このように第4のDCピン23の位置にLD注入電流用の直流信号線路を配置した方がよいことが分かる。即ち、複数のDCピン23のうちの同軸ピン22から3mm以上7.4mm以下離れたDCピン32を介して、EA-DFBレーザなどの光半導体素子に直流電流を導通する構成とすればよい。
次に、TO-CANパッケージ13とFPC基板12を用いた構成に着目して説明する。今までにこの構成で40Gb/s動作を実現する従来技術は無い。図6に10Gb/sや25Gb/s動作を実現した報告における光送信モジュールの構成を示す。図6(a)は従来の10Gb/s動作までの報告であり、図6(b)は従来の25Gb/s動作までの報告である。
図6(a)に示すように、10Gb/s動作の光送信モジュールでは、FPC基板12を90度曲げてTO-CANパッケージ13の同軸ピン22とつないでいる。この構成では高周波の電気信号(RF信号)は同軸ピン22とFPC基板12の接続部で90度回転され、同軸ピン22に伝送される。そのため、この接続部分でのRF信号の曲げ損失が問題になる。
更に、同軸ピン22の空気にむき出しになっている部分(空気ギャップの部分)に起因して、同軸ピン22の特性インピーダンスが設計値からずれ、伝送損失・反射損失を誘発する。図7に示す同軸ピン22は、その周囲をガラス24や空気など絶縁体で埋められている。図7に示されているように、同軸ピン22のガラス24で埋められている部分の特性インピーダンスは、同軸ピン22の周囲を埋めているガラス24の比誘電率εrとその直径及び中心導体(同軸ピン22)の直径で決定される。この同軸ピン22のガラス24で埋められている部分を特性インピーダンスが50Ωになるように設定すると、同軸ピン22の空気にむき出しになっている部分(空気ギャップの部分)での特性インピーダンスは50Ωからずれる。なぜなら、中心導体(同軸ピン22)の空気にむきだしになっている部分の特性インピーダンスは中心導体(同軸ピン22)の直径と空気の比誘電率εrで決まり、中心導体(同軸ピン22)の空気にむきだしになっている部分の直径は中心導体(同軸ピン22)のガラス24で埋められている部分の直径と同じであるが、空気の比誘電率εrはガラス24の比誘電率εrと異なるためである。
一方、図6(b)に示したように、25Gb/s動作の光送信モジュールは、RF信号がFPC基板12と同軸ピン22の接続部で90度曲げられることは無く、真直ぐに伝送されるため、10Gb/sの場合に比べ、RF信号の曲げ損失が抑制できる構成ではある。しかし、空気ギャップの部分での電気特性の劣化は10Gb/sの場合と同様に誘発される。従って、40Gb/s動作可能な光送信モジュールを実現するためには、10Gb/s動作や25Gb/s動作の光送信モジュールに比べ、更に厳しい特性インピーダンスの設計が求められる。
このため、本発明においては、図8(b)に示すような構成の光送信モジュールとすることで、FPC基板12とTO-CANパッケージ13の接続部の空気ギャップをゼロとした。図8(a)に空気ギャップの定義を示した。図8(a)に示すように、空気ギャップはTO-CANパッケージ12の背面とFPC基板12の先端との間の距離である。図8(b)に実際の接続方法の模式図を示した。この接続方法を用いて、40Gb/sのRF信号を低伝送損失・低反射損失でFPC基板12からTO-CANパッケージ13の内部まで伝送することを目的とした。
FPC基板12は、光送信モジュールを駆動するための電気信号を、PCB(図36(b)参照)から、光送信モジュールまで伝送するための信号線路である。内部にEA-DFBレーザが搭載された光送信モジュールを駆動する場合には、主にEA-DFBレーザのDFBレーザ部に電流を注入するための直流信号線路(DC用線路)と、EA-DFBレーザのEA変調器部を駆動するためのRF信号線路がFPC基板12には作製されている。もっとも難しいのは低伝送損失・低反射損失のRF信号線路をFPC基板12に実現することである。そのため、FPC基板12を作製する際の材料の選択についてまず説明する。
図9(a)には従来のセラミック材料を用いて作製したFPC基板51のRF信号線路52の断面模式図を表し、図9(b)にはLCP材料を用いて作製したFPC基板12のRF信号線路路26の断面模式図を表している。LCP材料(比誘電率εr:4)は、セラミック材料に比べ比誘電率εrが小さい。そのため、FPC基板12とFPC基板51が同じ基板厚で、RF信号線路26,52の幅WLCP,Wceramicを、特性インピーダンスが50Ωになるように設計すると、セラミック材料を用いた場合のRF信号線路52の幅Wceramicに比べて、LCP材料のほうがRF信号線路26の幅WLCPを広く設計することができる。RF信号線路26の幅WLCPを広く設計することのメリットは、電界がGNDと強く結合し、RF信号線路26の曲げ損失や伝送損失を小さくすることができることである。
初めに今回の検討に用いる計算手法の正当性について説明する。計算は全て、Ansoft社製HFSS(高周波回路シミュレーター)を用いて行った。
図10(a)に計算・測定に用いたFPC基板12の写真を示す。このFPC基板12の基板材料はLCPである。HFSSで検討を行ったRF信号線路26、及び、従来の直流信号線路(DC用線路)27が形成されている。図10(b)は作製したFPC基板12の特性評価の結果に関して、測定結果と計算結果を示している。周波数が上昇していくに従い、伝送損失を表すS21は次第に減少していく。30GHz付近でのS21は計算結果・測定結果共に−0.5dBの値を得た。一方、周波数が上昇していくに従い、反射損失を表すS11は次第に上昇していく。30GHz付近でのS11は計算結果・測定結果共に−16dBの値を得た。このように計算と良く一致した結果を示すことがわかる。35GHz以上で計算と測定がずれているのは、測定ジグの帯域が十分でなかったという結果を反映している。このように計算が良く実験結果を再現でき、計算手法が正当であることが分かった。以下、いろいろなパラメータが電気特性に与える影響について、計算を用いて検討する。
次に、セラミックとLCPをFPC基板の基板材料として用いて、それぞれの場合のRF信号線路を検討した。図11(a)はセラミック材料の場合のFPC51とTO-CANパッケージ13の同軸ピン22の接続部の図であり、図11(b)はLCP材料の場合のFPC基板12とTO-CANパッケージ13の同軸ピン22の接続部の図である。図11(c)は図11(a)と図11(b)のそれぞれの場合について、電気特性を計算した結果を示している。
通常用いられる値としてFPC基板12,51の厚さは0.21mmとした。特性インピーダンスを50ΩにするためのRF信号線路26,52の幅WLCP,Wceramicは、FPC基板12,51の厚さと、FPC基板12,51の材料(比誘電率)が決まると一意に決定される。RF信号線路26,52の幅WLCP,Wceramicの設計値はセラミック、LCPをFPC基板12,51の基板材料としたそれぞれ場合で、0.4mm及び0.18mmとなる。この両者に対して空気ギャップが0mmになるように接続した場合の電気特性の比較を述べる。
図11(c)に示すように、周波数が上昇していくに従い、伝送損失を表すS21は次第に減少していく。セラミック材料の方が激しく減少しているのに対して、LCP材料の方は40GHzでも−0.3dB以下であった。一方、周波数が上昇していくに従い、反射損失を表すS11は次第に上昇していく。40GHzでのS11は、セラミック材料では40GHzで−13dBと劣化しているのに対して、LCP材料では−17dBと良好な値を確保できている。一般に良好な特性を得るためには電気反射は−15dB以下に抑える必要が有る。この結果はFPC基板12の基板材料にLCPを用いることにより、40GHz動作に必要な特性が確保できることを示している。
LCPをFPC基板の基板材料として用いたRF信号線路の構造を検討した。目的は低伝送損失・低反射損失なRF信号線路の実現である。図12(a)及び図12(b)それぞれにFPC基板12とTO-CANパッケージ13の同軸ピン22との接続部の断面図と上面図を示す。FPC基板12の厚さとしては10Gb/sの技術で使われている一般的な値である0.05mmを採用した。FPC基板12の長さも一般的な値である10mmとした。TO-CANパッケージ13の同軸ピン22の導体の直径は10Gb/sの技術で使われている一般的な値の0.3mmとした。この同軸ピン13との接続を考え、FPC基板12のRF信号線路26における接続部26aの幅を0.3mmとした。図12(b)に示したとおり、FPC基板12の上面にRF信号線路26と間隔ΔW[mm]をおいて、接地電極(GND)28を配置することを検討した。
図13(a)及び図13(b)はTO-CANパッケージ13の同軸ピン22とFPC基板12のRF信号線路26における接続部26aの模式図を示している。図13(a)に示したとおり同軸ピン22だけ考えた場合、同軸ピン22のガラス24で埋められている部分(図中のL1の範囲の部分)の特性インピーダンスが50Ωに整合させると、同軸ピン22の空気にむき出しになっている部分(図中のL1の範囲の部分)の特性インピーダンスが50Ωより大きくなる。一方、FPC基板12に着目すると、RF信号線路26(図中のL3の範囲の部分)の特性インピーダンスを50Ωに整合させたとき、FPC12の上面(表面)に配した接地電極28とRF信号線路26の間隔ΔWを小さくしていくと、接地電極28が配されている部分(図中のL4の範囲の部分)におけるRF信号線路26の特性インピーダンスは50Ωより小さくなっていく。両者を接続することで、接続部の特性インピーダンスが50Ωに整合するようにΔWの値を検討する。実際ΔWを0.1〜0.5mmまで増加させて計算を行った。
図14(a),図14(b)及び図14(c)はΔW=0.4mm、ΔW=0.3mm、ΔW=0.2mmの場合のS21/S11特性の計算結果を示している。ΔWが小さいほどFPC基板12のRF信号線路26は、接地電極28がRF信号線路26に近づくために低インピーダンスになる。同軸ピン22のみを考えると、同軸ピン22の空気にむき出しになっている部分で、高インピーダンスになる。高インピーダンスの同軸ピン22を低インピーダンスのFPC基板12のRF信号線路26(接続部26a)に接続することで、この接続点でのインピーダンスを全体として50Ωに近づけるように検討する。そのためΔWが小さいほどS11特性の劣化が小さい良好な結果が得られることを計算は示している。
図15には横軸にΔWをとり、縦軸に40GHzにおけるS11の値の計算結果をプロットしたグラフを示す。ΔWが小さくなるにつれ、前記接続点におけるS11特性は良好な値を示す。S11特性が−15dB以下になるにはΔWが0.3mm以下であることが望ましい。計算結果によるとΔW=0.1以上0.3mm以下で良好な特性を示すことが分かる。
なお、この計算はFPC基板12の厚さ0.05mm、同軸ピン22の直径0.3mm、FPC基板12上のRF信号線路26の接続部26aの幅0.3mmとした場合の結果であるが、例えばFPC基板12の厚さ0.05mm、同軸ピン22の直径0.4mm、FPC基板12上のRF信号線路26の接続部26aの幅0.4mmとした場合においても、ΔWは0.1〜0.3mmの間で良好な計算結果が得られることを確認した。
一方、ΔWを小さくするのには製造上は限界がある。なぜなら半田を用いて接続する際、半田が染み出すので、ΔWの大きさは0.1mm以上取ることが望ましい。
TO-CANパッケージ13を用いる場合、同軸ピン22を用いてRF信号を伝送する。同軸ピン22とFPC基板12を接続する場合、このようにFPC基板12におけるRF信号線路26の接続部26aの周囲に接地電極28を配し、接続部26aのインピーダンスを50Ωに整合させることが必要となる。特に40Gb/s動作実現のためにはインピーダンス不整合を抑制する必要が有り、そのためにΔWの値を検討し決定する必要が有る。
図16は光送信モジュールを構成するTO-CANパッケージ13とFPC基板12の接続部(空気ギャップ無し)の概念図を示している。図16(a)は光送信モジュールを背面から見た図、図16(b)は光送信モジュールの断面図である。図16のように接続することで、空気ギャップによる特性インピーダンスのずれを抑制する。そのために以下に接続方法(接続作業の手順)を述べる。
(1) まず、FPC基板12と同軸ピン22が平行になるようにする。
(2) 次に、FPC基板12の先端面を、TO-CANパッケージ13の背面(壁)13(即ち底部13bの背面及びガラス24の背面)に押し当てて、空気ギャップを無くす。
(3) 次に、同軸ピン22とRF信号線路26の位置を上から確認して、両者の位置を合わせる。
(4) 次に、FPC基板12の先端面と、この先端面が押し当てられているTO-CANパッケージ13の背面13の部分とを、半田付けによって固定する。
(5) 更にRF信号線路26と同軸ピン22も、半田付けによって固定する。
仮に、図17(a)に示すように空気ギャップZが存在した場合の電気特性に与える影響について計算を用いて検討した。図17(b)のように空気ギャップZが0mmから0.5mmに増加した場合にS11は40GHzにおいて−18dB → −9dBと増加する。高周波のデバイス特性をとして良好な特性を得るために−15dBをきるためには、空気ギャップZが0.1mm以下である必要がある。従来の接続方法、例えば10Gb/s及び25Gb/sで紹介した接続方法では構造上このように接続部の空気ギャップを0.1mm以下とすることは不可能である。本発明の構成であれば、空気ギャップを事実上ゼロとすることができるので、良好なS11を確保することが可能である。
次に、図18に同軸ピン22とFPC基板12の接続部における高さ方向のずれ(高さずれ)Δhの電気特性への影響を示す。図18(a)に示すように、高さずれとΔhとは、同軸ピン22の下側とFPC基板12の表面(上面)の間の距離である。図18(b)に示すように、空気ギャップZを0mmに固定して、高さズレΔhを0.1 mm → 0.3mmと変化させた。計算によると、Δhが0.1mmのときはS11は40GHzにおいて−20dBであるのに対して、Δhが0.3mmのときは−14dBと−15dBより劣化する。このことから高さズレΔhを0.2mm以下にすることが望ましい。25Gb/s動作を報告した従来方法では、高さずれを0.2mm以下とすることは不可能である。本発明の構成であれば、高さずれを事実上ゼロとすることができるので、良好なS11を確保することが可能である。
次に、FPCの厚さを0.21mmとしてその他の効果に対しても計算をした。例えば、図19(a)に示すRF信号線路26と接地電極28の間隔ΔWに対する依存性を、図19(b)に示した。なお、空気ギャップZ=0mm、高さずれΔh=0.2mm、RF信号線路2の幅W=0.32mmとした。FPC基板12が0.05mm厚のときに比べ、0.21mm厚の場合には、特性を大きく劣化させる要因にはならないことが分かった。また、図20(a)及び図20(b)のようにFPC基板12の接続部に接地電極28を入れるか入れないかについても計算をしたが(両方とも空気ギャップZは0mm)、図20(c)に示すように大きな特性の差は見えなかった。
これらの計算結果は、FPC基板12が0.21mm厚のときは電気特性に大きな影響を与えるのは空気ギャップZと高さずれΔhであることを示しており、これらを抑制するための本発明の接続方法は非常に有用だということが示された。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
[実施例1]
(構造)
図21には本発明の実施例1の光送信モジュールの構成図を示す。本実施例1の光送信モジュールは、硬い金属の台61の表面(上面)と裏面(下面)にそれぞれFPC基板12とDC配線基板62とを半田付けし、その一体化した台61とFPC基板12とDC配線基板62を、空気ギャップ及び高さずれが無いように、TO-CANパッケージ13の同軸ピン22とDCピン23で挟み込む構造としている。TO-CANパッケージ13内部にEA-DFBレーザを実装する場合は、EA-DFBレーザのEA変調器部を駆動するためのRF信号は硬い金属の台61の上に置いたFPC基板12のRF信号線路を通して伝送する。EA-DFBレーザのDFBレーザ部に注入する電流は下側のDC配線基板から行った。EA変調器部とDFBレーザ部の給電線路は極力距離が取れるような位置関係においた。こうすることでLD注入電流による発熱の影響を抑えることができるためである。
(寸法)
FPC基板12はLCP材料で作製した。FPC基板12の厚さは0.2mmで長さは10mmとした。TO-CANパッケージ13とFPC基板21の接続部の寸法は図22のようである。即ち、同軸ピン22の直径は0.3mm、RF信号線路26の接続部26aにおける幅は0.3mm、そして接続部26aから離れたところのRF信号線路26の幅は0.32mmとした。実施の形態例で述べたとおり、空気ギャップと高さずれが特性に大きな影響を与えるため、図21のように空気ギャップがゼロになるようにFPC基板22とTO-CANパッケージ13を接続した。
(実装の手順)
図23に実施例1の光送信モジュールの構成を示す。TO-CANパッケージ13の直径は7.4mmを用いた。実装の流れとしては、TO-CANパッケージ13の内部に必要な素子類を実装し、レンズキャップ63、フェルールホルダー65、フェルール66、光ファイバ64などを接続してから、FPC基板12を接続する。最初に、TO-CANパッケージ13の内部素子を実装する手順について述べる。TO-CANパッケージ13内部の簡単な接続図を図24(a)に示し、写真を図24(b)に示す。図24に示すように、TO-CANパッケージ13内部に実装する光半導体素子としてはEA-DFBレーザ31を用いる。EA-DFBレーザ31はEA変調器部31aとDFBレーザ部31bを有している。
TO-CANパッケージ13内部への素子の実装及びTO-CANパッケージ13とFPC基板12の接続は以下の手順で行った。
(1) EA-DFBレーザ31をヒートシンク37 (主にAlNが用いられる)にダイボンディングを用いて半田付けする。
(2) 次に、ヒートシンク37をTO-CANパッケージ13内部の中心にダイボンディングを用いて半田付けする。
(3) 高周波回路基板32、50Ωチップ抵抗35、バイパスコンデンサ34、モニタPD33、サーミスタ36を、銀ペーストもしくは半田を用いてTO-CANパッケージ13内部に図23,図24のように搭載する。
(4) 高周波回路基板32と同軸ピン22を半田付けする。
(5) 高周波回路基板32、EA-DFBレーザ31(EA変調器部31a,DFBレーザ部31b)、50Ωチップ抵抗35、モニタPD33などを、ワイヤ67を用いて配線する。
(6) シーム溶接でTO-CANパッケージ13にレンズキャップ63を付ける。
(7) レンズキャップ63を溶接後のTO-CANパッケージ13に光ファイバ64を、YAG溶接する。
(8) (7)まで終了して素子が実装されたTO-CANパッケージ13に対して、前述のようにFPC基板12を接続する。
(実験結果)
図25は作製した本実施例1のTO-CANモジュール(光送信モジュール)のTDR(Time domain reflectometry)測定の結果を示す。TDRはDUTの特性インピーダンスを測定する手法である。TO-CANパッケージ13とFPC基板12の接続部における空気ギャップ及び高さずれに起因するインピーダンス不整合を抑制したことで、FPC基板12からEA-DFBレーザ31までの高周波信号線路の特性インピーダンスがほぼ50Ωに整合している結果が得られた。従来の方法では、接続部に空気ギャップが存在していたため、特性インピーダンスの不整合を抑制することができなった。
図26は作製した本実施例1のTO-CANモジュール(光送信モジュール)の小信号応答特性を示す。このTO-CANモジュール(光送信モジュール)には実施の形態例で述べたとおり、EA-DFBレーザ31が内部に搭載されている。図26にはEA-DFBレーザ31と同特性を有するEADFBレーザ素子をバタフライモジュール(光送信モジュール)に搭載した結果も示す。TO-CANモジュール(光送信モジュール)のE/O 3dB帯域は33GHzで、バタフライモジュール(光送信モジュール)の39GHzに比べ遜色の無い値を示している。このように高価なコネクタと高価な積層セラミックのパッケージを用いずに、TO-CANパッケージ13とFPC基板12の構成で、40Gb/s動作可能な良好な特性を確保することができた。
図27に作製したTO-CANモジュール(光送信モジュール)の40Gb/s変調特性を示す。図27(a)にはTO-CANモジュール(光送信モジュール)に入力した40Gb/s電気信号波形を示し、図27(b)及び図27(c)にはそれぞれ1.3μm帯/1.55μm帯のEADFBレーザ搭載のTO-CANモジュール(光送信モジュール)の40Gb/sBTB変調波形及び変調光出力(Pave)、消光比(ER)、レーザ注入電流(ILD)、EA印加電圧(Vb)を示す。
図27(a)及び図27(b)に示すように1.3μm帯及び1.55μm帯のEADFBレーザ搭載の両TO-CANモジュールに対し、明瞭な40Gb/s変調波形を確認した。光出力及び消光比も十分な値を確認した。
[実施例2]
(構造)
図28には本発明の実施例2の光送信モジュールの構成図を示す。実施例1(図23)では硬い金属の台61の上にFPC基板12を置く構成にしたが、図28に示すように本実施例2ではFPC基板12のみとした。FPC基板12を実施の形態例で述べたようにTO−CANパッケージ13に接続した構造図を図29に示す。電気の配線は、TO-CANパッケージ13の内部にEA-DFBレーザを実装する場合はEA-DFBレーザのEA変調器部を駆動するためのRF信号を、FPC基板12に形成されたRF信号線路に導通するようにした。EA-DFBレーザのDFBレーザ部に注入する電流は、FPC基板12の下側のDC配線基板から行った。DCピン23の配置に関しては実施の形態例で述べたようにした。
(寸法)
FPC基板12はLCP材料で作製した。FPC基板12の厚さは0.05mmで長さは10mmとした。FPC基板12の接続部の寸法は図30に示した。即ち、RF信号線路26における同軸ピン22との接続部26aの幅は0.3mm、そして接続部26aから離れたところのRF信号線路26の幅は0.1mmとした。実施の形態例で述べたとおり、空気ギャップが特性に大きな影響を与えるため、図29の構造図のように空気ギャップがゼロになるようにFPC基板12とTO-CANパッケージ13を接続した。
LCP材料のセラミック材料に対する優位性は実施の形態例で述べた通りである。
本実施例2の実施例1に対する優位性は部品点数を減らしコストを削減したことと、10Gb/s技術のとの互換性を生むことである。実施例1に比べると、電気的GND強度(実施例1では厚みの有る硬い金属の台61全体がGNDに落ちているが、本実施例2では裏面のメタライズした部分しかGNDとして働かないため)が弱いために電気特性が下がる。しかしながら、特性劣化の最大要因である空気ギャップを抑制しているため、40Gb/s動作においても明瞭な光のアイ波形を得ることができた。
[実施例3]
(構造)
図31に示す本発明の実施例3の光送信モジュール(TO-CANモジュール)は、TO-CANパッケージ13の内部に搭載する光半導体素子を、EA-DFBレーザの代わりに直接変調レーザ(DFBレーザ)71とした例である。直接変調レーザ71はEA-DFBレーザと異なり、駆動に必要な電気のラインはRF信号線路のみとなる。直流信号線路による注入電流の端子は不要となる。また構成として変化するのは、TO-CANパッケージ13の内部にある高周波回路基板32と直接変調レーザ71(LD部71a)の間に40Ω〜45Ωのチップ抵抗72を挟む点である。この抵抗72の抵抗値は光直接変調レーザ71の抵抗と合わせて50Ωになるように設定する。一般に直接変調レーザ71の抵抗は5〜10Ωであるために40Ω〜45Ωの抵抗72とした。
(実験結果)
図32は作製した本実施例3の光送信モジュール(TO-CANモジュール)の小信号応答特性を示す。実施の形態例で述べたとおり、直接変調レーザ71がTO-CANパッケージ13の内部に搭載されている。同特性を有する素子(直接変調レーザ)のみの結果も示す。本実施例3の光送信モジュール(TO-CANモジュール)のE/O 3dB帯域は29GHzで、素子(直接変調レーザ)のみの35GHzに比べ遜色の無い値を示している。このように高価なコネクタと高価な積層セラミックのパッケージを用いずに、TO-CANパッケージ13とFPC基板12の構成で、40Gb/s動作可能な良好な特性を確保することができた。
図33に作製した本実施例3の光送信モジュール(TO-CANモジュール)の40Gb/s変調特性を示す。1.3μm直接変調レーザ71を搭載の光送信モジュール(TO-CANモジュール)に対し、明瞭な40Gb/s変調波形(40Gb/s動作時のアイ波形)を確認した。光出力及び消光比も十分な値を確認した。
[実施例4]
(構造)
図34には本発明の実施例4の光送信モジュールの構造図を示す。本実施例4は、TO-CANパッケージ13の内部に搭載する光半導体素子をEA-DFBレーザの変わりに直接変調レーザ71とした例である。実施例3とは異なり、本実施例4では直接変調レーザ71を駆動するための電気信号をRF信号成分(Vpp)とDC信号成分(ILD)に分けて入力する。図34のようにRF信号成分(Vpp)は、実施例1及び実施例2のRF信号成分と同様に、FPC基板12から同軸ピン22を通り、TO-CANパッケージ13の内部の光半導体素子(直接変調レーザ71)に給電される。DC信号成分(ILD)は、実施例1及び実施例2のDFBレーザ部31bに注入した電流と同様にTO-CANパッケージ13のDCピン23を通して導通し、その後ワイヤ67を用いて光半導体素子(直接変調レーザ71)まで給電される。DCピン32は実施の形態例で述べたのと同様に配置する。図35にはRF信号Vppで変動させる電流ILDを示す。
本実施例4は実施例3と比べ、RF信号成分(Vpp)とDC信号成分(ILD)を分けて入力するために、40Ω〜45Ωの抵抗72を通過する電流量を低減でき、抵抗72部で発生する熱量を大幅に削減できる。40〜45Ωの抵抗72で発生する熱を抑えることで、熱伝導して光半導体素子(直接変調レーザ71)の温度が上昇することを抑え、結果として動作時の光半導体素子(直接変調レーザ71)の温度を下げることができる。動作時の光半導体素子(直接変調レーザ71)の温度が下がると、光半導体素子(直接変調レーザ71)の閾値電流を下げることができ、出力も向上するため優位な特性が得られる。
なお、光送信モジュール(TO-CANモジュール)における部品などの寸法は、部品がTO-CANパッケージ13内に収まれば実施例に示した以外の寸法であっても良い。
また、上記の実施の形態例や各実施例ではFPC基板12の基板材料としてLCPを用いたが、それ以外の材料をFPC基板12の基板材料として用いても良い。
また、上記の実施の形態例及び各実施例では40Gb/s動作を目的にしたが、本発明は25Gb/s〜100Gb/sの高周波帯での適用も可能である。
本発明はTO-CANパッケージとFPC基板を用いた光送信モジュールに関するものであり、25Gb/s〜100Gb/s(例えば40Gb/s)の高周波帯で動作可能な小型・低コストの光送信モジュールを実現する場合に適用して有用なものである。
1 光トランシーバの電気回路(PCB)
2 高周波ケーブル
3 高周波コネクタ
5 積層セラミックパッケージ
6 光送信モジュール
11 光送信モジュール
12 FPC基板
13 TO-CANパッケージ
13a TO-CANパッケージの底部
13b TO-CANパッケージの背面
21 半田付けする箇所
22 同軸ピン
23 DCピン
24 ガラス
25 半田付けする箇所
26 高周波信号線路(RF信号線路)
26a RF信号線路の接続部
27 直流信号線路
28 接地電極
31 EA-DFBレーザ
31a EA変調器部
31b DFBレーザ部
32 高周波回路基板
32a 高周波信号線路
33 モニタPD
34 バイパスコンデンサ
35 50Ωのチップ抵抗
36 サーミスタ
37 ヒートシンク
41 発熱部
51 FPC基板
52 RF信号線路
61 金属の台
62 DC配線基板
63 レンズキャップ
64 光ファイバ
65 フェルールホルダー
66 フェルール
67 ワイヤ
71 直接変調レーザ
71a LD部
72 40Ω〜45Ωのチップ抵抗

Claims (6)

  1. TO-CANパッケージと、FPC基板とを有し、
    前記TO-CANパッケージの背面と、前記FPC基板の先端面とは、空気ギャップを介して配置され、前記TO-CANパッケージに配された同軸ピンと、前記FPC基板とは、平行になるように配置されており、
    記同軸ピンが、前記FPC基板の表面に配された高周波信号線路に接続され、
    前記高周波信号線路から、前記同軸ピンを介して、前記TO-CANパッケージの内部に配された光半導体素子に高周波電気信号を導通し、
    前記TO-CANパッケージに配された複数のDCピンが屈曲し、前記FPC基板の裏面に配された直流信号線路に接続され、
    前記直流信号線路から、前記複数のDCピンのうちの前記同軸ピンから3mm以上7.4mm以下離れた発熱源となるDCピンを介して、前記光半導体素子に直流電流を導通する構成とし、
    前記同軸ピンと前記FPC基板との接続部における空気ギャップが、0より大きく0.1mm以下であること
    を特徴とする光送信モジュール。
  2. 請求項1に記載の光送信モジュールにおいて、
    前記FPC基板はLCP材料を用いて作成したものであることを特徴とする光送信モジュール。
  3. 請求項1又は2に記載の光送信モジュールにおいて、
    前記光半導体素子がEA-DFBレーザであり、
    前記同軸ピンからの電気配線が前記EA-DFBレーザにおけるEA変調器部に接続され、
    前記同軸ピンから3mm以上7.4mm以下離れた前記DCピンからの電気配線が、前記EA-DFBレーザにおけるDFBレーザ部に接続されていること
    を特徴とする光送信モジュール。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の光送信モジュールにおいて、
    前記光半導体素子が直接変調レーザであり、
    前記直接変調レーザに、前記同軸ピンから高周波電気信号を導通し、前記同軸ピンから3mm以上7.4mm以下離れた前記DCピンから直流電流を導通する構成としたことを特徴とする光送信モジュール。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の光送信モジュールにおいて、
    前記FPC基板の表面に接地電極が配され、
    前記同軸ピンと前記接地電極との間の距離が、0.1mm以上0.3mm以下であること
    を特徴とする光送信モジュール。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の光送信モジュールにおいて、
    前記同軸ピンと前記FPC基板の接続部における高さ方向のずれが、0より大きく0.2mm以下であることを特徴とする光送信モジュール。
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