JP5628512B2 - コンバイン - Google Patents
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特許文献1に記載されたコンバインは、刈取部の刈取部主フレームを原動軸に沿って横スライド可能に支持させ、刈取部主フレームに係合した横送り部材と、この横送り部材に螺合したネジ軸と、このネジ軸を駆動回動するギヤードモータを有した横送り機構を備え、刈取部を横送り機構によって機体に対して最大限左方にスライド変位させて回り刈り作業を行い、刈取部を横送り機構によって機体に対して最大限右方にスライド変位させて中割り刈り作業を行なうものである。
そして、中割り刈り作業の場合に、両横側の未刈り地における植立穀稈のクローラベルトによる踏み付けを回避できるように、左右一対のクローラ走行装置のクローラベルトにおける外側端どうしの間隔を狭くしてある。
つまり、コンバインが横向きに傾くときは、左右一対のクローラ走行装置のいずれかにおいて、接地しているクローラベルト部分が支点になって傾くが、クローラベルトは、ベルト幅方向で、芯金及び接地転輪が存在しない部分は曲げ変形しやすく、芯金及び接地転輪が存在する部分は曲げ変形しにくい。
したがって、コンバインが横向きに傾くときは、クローラベルトのうちの、芯金及び接地転輪が存在しない部分が曲げ変形し、芯金及び接地転輪が存在していて曲げ変形しにくい部分が支点になって傾く。そして、従来のコンバインの走行機体が有するクローラ走行装置は、前述のように、芯金及び接地転輪がベルト幅方向の中心位置に備えられている。
このため、左右一対のクローラ走行装置のクローラベルトにおける外側端どうしの間隔を狭くするほど、傾きの支点になるべき芯金及び接地転輪の位置が走行機体内方側に設定され、コンバインの横向き転倒角度が小さくなることがある。
前記四つの分草具のうちの走行機体横方向での一方の最も端に位置する第一外分草具とこの第一外分草具に隣り合って位置する第一中分草具との先端どうしの間隔を、前記四つの分草具のうちの走行機体横方向での他方の最も端に位置する第二外分草具とこの第二外分草具に隣り合って位置する第二中分草具との先端どうしの間隔、及び前記第一中分草具と前記第二中分草具との先端どうしの間隔よりも大に設定して、前記第一外分草具と前記第一中分草具との間には二条の植立穀稈の導入が可能で、かつ、前記第二外分草具と前記第二中分草具との間、及び、前記第一中分草具と前記第二中分草具との間には一条の植立穀稈を導入するように構成し、
前記第一外分草具の先端の位置と、前記左右一対のクローラ走行装置のうちの前記第一外分草具が位置する側の走行機体横端側に位置するクローラ走行装置におけるクローラベルトの走行機体横方向での外側端の位置とが、走行機体横方向で一致又はほぼ一致し、
前記第二外分草具の先端の位置と、前記左右一対のクローラ走行装置のうちの前記第二外分草具が位置する側の走行機体横端側に位置するクローラ走行装置におけるクローラベルトの走行機体横方向での外側端の位置とが、走行機体横方向で一致又はほぼ一致し、
前記クローラ走行装置の夫々が、ベルト内周側に突出する突起を有する芯金をベルト長手方向に沿って所定間隔で埋設してある前記クローラベルトと、前記突起に係合するように前記クローラベルトが巻回された接地転輪とを備え、
前記接地転輪は、走行機体横外方側の外輪と走行機体横内方側の内輪とを回転軸を介して同芯状に連結して構成され、かつ、前記回転軸がトラックフレームのボスに回転自在に支持され、
前記芯金及び前記接地転輪が、前記クローラベルトのベルト幅方向の中心位置よりも走行機体外方側に片寄った位置に備えられ、
前記芯金の走行機体横方向での外端が、前記外輪の走行機体横方向での外端よりも走行機体横方向での外側に位置するように、前記芯金の走行機体横外方側への突出長さを設定した状態で、前記芯金を前記クローラベルトに埋設し、
前記外輪は、前記クローラベルトの内周面に対向する対向面を形成する円筒状部材を円盤状部材の外周部に一体に設けて構成され、
前記円盤状部材は、その中心部を前記回転軸に連結する締付部材を外囲する円筒状の凸部が、前記円盤状部材の中心側において前記円盤状部材の外面側から外向きに突出する状態で一体形成され、
前記凸部の内周面は、走行機体横方向での外側ほど内径が大きくなる外拡がり形状に形成され、
前記円筒状部材は、その走行機体横方向での外端が前記締付部材の走行機体横方向での外端よりも走行機体横方向での外側に位置するように構成している点にある。
すると、第一外分草具22と第一中分草具23の先端22a,23aどうしの間、第一中分草具23と第二中分草具24の先端23a,24aどうしの間、第二外分草具25と第二中分草具24の先端25a,24aどうしの間それぞれに一条の植立穀稈を導入することができる。第二外分草具25と第二中分草具24の間に導入する植立穀稈と、この植立穀稈に隣り合った状態で未刈り地Aに位置する植立穀稈との間に第二外分草具25を位置させて、第二外分草具25によって植立穀稈を刈取対象の植立穀稈と非刈取対象の植立穀稈とに分草することができ、三条の植立穀稈の刈り取りを行いながら回り刈り作業の形態で刈取り走行を行うことができる。
すると、第一外分草具22と第一中分草具23の先端22a,23aどうしの間を、第二外分草具25と第二中分草具24の先端25a,24aどうしの間、及び第一中分草具23と第二中分草具24の先端23a,24aどうしの間よりも大に設定してあるものだから、第一外分草具22と第一中分草具23の先端22a,23aどうしの間に二条の植立穀稈を導入することができ、第一中分草具23と第二中分草具24の先端23a,24aどうしの間、及び第二外分草具25と第二中分草具24の先端25a,24aどうしの間に一条の植立穀稈を導入することができる。第一外分草具22と第一中分草具23の間に導入する植立穀稈と、この植立穀稈に隣り合った状態で未刈り地Bに位置する植立穀稈との間に第一外分草具22を位置させて、第一外分草具22によって植立穀稈を刈取対象の植立穀稈と非刈取対象の植立穀稈とに分草することができる。第二外分草具25と第二中分草具24の間に導入する植立穀稈と、この植立穀稈に隣り合った状態で未刈り地Aに位置する植立穀稈との間に第二外分草具25を位置させ、第二外分草具25によって植立穀稈を刈取対象の植立穀稈と非刈取対象の植立穀稈とに分草することができ、四条の植立穀稈の刈り取りを行いながら中割り刈り作業形態で刈取り走行を行なうことができる。
このため、中割り刈り作業の場合に、両横側の未刈り地における植立穀稈のクローラベルトによる踏み付けを回避できるように、左右一対のクローラ走行装置のクローラベルトにおける外側端どうしの間隔を狭くしても、傾きの支点になるべき芯金及び接地転輪の位置が走行機体内方側に設定されることを回避して、コンバインの横向き転倒角度を大きく確保しやすくなる。
また、外輪の対向面を、円盤状部材の外周部に一体に設けてある円筒状部材の外周面で形成してあるので、接地転輪の軽量化を図りながら、外輪における対向面のベルト幅方向に沿う幅を確保しやすい。
本発明の第3特徴構成は、前記芯金を左右対称形状に形成している点にある。
本発明の第4特徴構成は、前記外輪及び前記内輪は、それらの前記ボスに対向する内周側が凹入方向に傾斜して前記回転軸を支持する前記ボスの左右長さを長く確保するように構成している点にある。
前記外輪における前記対向面のベルト幅方向に沿う幅が、前記内輪における前記対向面のベルト幅方向に沿う幅よりも幅広に形成されている点にある。
本構成であれば、コンバインが横向きに傾いて接地転輪が傾動するに伴って、外輪におけるクローラベルトの内周面に対向する対向面を芯金が埋設されている部分で受け止めて、接地転輪の傾動を規制することができる。
また、外輪における対向面を芯金が埋設されている部分で受け止めることができるようにするにあたって、外輪における対向面のベルト幅方向に沿う幅が、内輪における対向面のベルト幅方向に沿う幅よりも幅広に形成されているので、接地転輪の傾動を早期に規制して、一層安定的に走行させることができる。
前記外輪における前記円盤状部材の肉厚を前記内輪における前記円盤状部材の肉厚よりも厚くしている点にある。
また、外輪における円盤状部材の肉厚を内輪における円盤状部材の肉厚よりも厚くしてあるので、コンバインの重心位置を低くすることができると共に、外輪の強度を確保しやすくなり、接地転輪の傾動を確実に規制することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施の形態に係るコンバインの全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施の形態に係るコンバインの要部を示す正面図である。
本発明の実施の形態に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置10a,10bが装備された走行機体を備え、この走行機体の機体フレーム1の前部に前処理部フレーム21が連結されている刈取前処理部20を備え、走行機体の機体フレーム1の後部側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置2と穀粒タンク3及び穀粒搬送用のオーガ装置9を備えている。
図1,図2,図3に示すように、刈取前処理部20の前処理部フレーム21は、走行機体の機体フレーム1から走行機体前方向きに軸芯Pまわりに上下揺動自在に延出したメインフレーム21a、及びこのメインフレーム21aの延出端側に走行機体横方向に所定間隔を隔てて並ぶ配置で連結された四本の走行機体前後向きの分草具支持杆21b,21cを備えて構成してある。刈取前処理部20の左右両側は、左右の刈り取りカバー8a,8bで覆ってある。
分草具支持杆21b,21cのうちの最も機体右側の右側分草具支持杆21cには、くの字状に屈曲された分草杆17が固定され、右側分草具支持杆21cの下面側を支持する支持ブラケット18が前処理部フレーム21に固定されている。右側分草具支持杆21cは、右側の刈り取りカバー8bよりも機体外側方に配設してある。
図2,図3に示すように、四つの分草具22〜25の配置は、四つの分草具22〜25のうち、運転部5が位置する側の横端に位置する第一外分草具22とこの第一外分草具22に隣り合って位置する第一中分草具23の先端22a,23aどうしの間隔D1を、運転部5が位置する側とは反対側の横端に位置する第二外分草具25とこの第二外分草具25に隣り合って位置する第二中分草具24の先端25a,24aどうしの間隔D3、及び第一中分草具23と第二中分草具24の先端23a,24aどうしの間隔D2よりも大に設定した配置になっている。第一中分草具23と第二中分草具24の先端23a,24aどうしの間隔D2は、第二外分草具25と第二中分草具24の先端25a,24aどうしの間隔D3よりも少しだけ狭い。
図5(a)、図5(b)に記載の○は、植立穀稈を示し、図5(a)に記載の×は、切り株を示す。
すなわち、三つの引起し装置26,27,28のうちの第一外分草具22が位置する側の端に位置する第一外引起し装置26は、第一外引起し装置26の引起しケース26aの走行機体横方向での中心26bと第一外分草具22の先端22aとの走行機体横方向での間隔D4と、第一外引起し装置26の引起しケース26aの走行機体横方向での中心26bと第一中分草具23の先端23aとの走行機体横方向での間隔D5とが同一になる配置になっている。
したがって、回り刈り作業及び中割り刈り作業のいずれの形態で刈取り走行を行なう場合でも、走行機体横方向での広い範囲に亘ってクローラ走行装置10a,10bを走行地に接地させて、安定的に走行させながら刈り取り作業を行うことができる。
すなわち、第一外分草具22が既刈り地Cに位置する状態で、第一外分草具22と第二外分草具25の先端22a,25aどうしの間の前方に三条の植立穀稈が位置するように刈取前処理部20を植立穀稈に位置合わせしながら走行機体を走行させる。
すると、第一外分草具22と第一中分草具23の先端22a,23aどうしの間、第一中分草具23と第二中分草具24の先端23a,24aどうしの間、第二外分草具25と第二中分草具24の先端25a,24aどうしの間それぞれに一条の植立穀稈を導入することができる。
第二外分草具25と第二中分草具24の間に導入する植立穀稈と、この植立穀稈に隣り合った状態で未刈り地Aに位置する植立穀稈との間に第二外分草具25を位置させて、第二外分草具25によって植立穀稈を刈取対象の植立穀稈と非刈取対象の植立穀稈とに分草できて、三条の植立穀稈の刈り取りを行いながら回り刈り作業の形態で刈取り走行を行うことができる。
すなわち、第一外分草具22の横外側に未刈り地Bが位置し、第二外分草具25の横外側に未刈り地Aが位置する状態で、第一外分草具22と第二外分草具25の先端22a,25aどうしの間の前方に四条の植立穀稈が位置するように刈取前処理部20を植立穀稈に位置合わせしながら走行機体を走行させる。
すると、第一外分草具22と第一中分草具23の先端22a,23aどうしの間に二条の植立穀稈を導入することができ、第一中分草具23と第二中分草具24の先端23a,24aどうしの間、及び第二外分草具25と第二中分草具24の先端25a,24aどうしの間に一条の植立穀稈を導入することができる。
第一外分草具22と第一中分草具23の間に導入する植立穀稈と、この植立穀稈に隣り合った状態で未刈り地Bに位置する植立穀稈との間に第一外分草具22を位置させて、第一外分草具22によって植立穀稈を刈取対象の植立穀稈と非刈取対象の植立穀稈とに分草することができる。第二外分草具25と第二中分草具24の間に導入する植立穀稈と、この植立穀稈に隣り合った状態で未刈り地Aに位置する植立穀稈との間に第二外分草具25を位置させ、第二外分草具25によって植立穀稈を刈取対象の植立穀稈と非刈取対象の植立穀稈とに分草することができて、四条の植立穀稈の刈り取りを行いながら中割り刈り形態で刈取り走行を行うことができる。
図6は、運転部5がキャビン(図示せず)を備えているコンバインに好適の接地転輪14を示す。この接地転輪14は、第1実施形態と同様に、走行機体外方側の外輪41と走行機体内方側の内輪42とを回転軸43で同芯状に連結して構成されている。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図7は、接地転輪14の支持構造の別実施形態を示し、六つの接地転輪14のうちの、機体前方側の四つの接地転輪14aは、隣り合う二個の接地転輪14aを一組にして、トラックフレーム12に揺動自在に設けてある揺動ブラケット19に回転自在に支持してあり、機体後方側の二つの接地転輪14bは、トラックフレーム12に設けてある固定軸芯周りで回転自在に支持してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
図8は、接地転輪14の支持構造の別実施形態を示し、六つの接地転輪14のうちの、機体前方側の二つの接地転輪14aは、トラックフレーム12に揺動自在に設けてある揺動ブラケット19に回転自在に支持してあり、機体前方側から四つ目の接地転輪14は、トラックフレーム12に揺動自在に設けてある揺動アーム19a(バネ(図示せず)により下方側に付勢されている。)に回転自在に支持してあり、残りの三つの接地転輪14は、トラックフレーム12に設けてある固定軸芯周りで回転自在に支持してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
四つの分草具のうちの運転部側の端に位置する分草具とこれに隣り合って位置する分草具の先端どうしの間隔を、運転部側とは反対側の端に位置する分草具とこれに隣り合って位置する分草具の先端どうしの間隔よりも大に設定するに替え、四つの分草具のうちの運転部側とは反対側の端に位置する分草具とこれに隣り合って位置する分草具の先端どうしの間隔を、運転部側の端に位置する分草具とこれに隣り合って位置する分草具の先端どうしの間隔よりも大に設定し、中割り刈り作業の場合に四条の植立茎稈の刈り取りを可能にする構成を採用して実施してもよい。この場合も、本発明の目的を達成することができる。
12 トラックフレーム
14 接地転輪
16 クローラベルト
16a クローラベルトの外側端
20 刈取前処理部
22 第一外分草具
22a 第一外分草具の先端
23 第一中分草具
23a 第一中分草具の先端
24 第二中分草具
24a 第二中分草具の先端
25 第二外分草具
25a 第二外分草具の先端
41 外輪
41a 外輪の走行機体横方向での外端
42 内輪
42a 内輪の走行機体横方向での内端
43 回転軸
44 ボス
46 突起
47 芯金
47a 芯金の走行機体横方向での外端
47b 芯金の走行機体横方向での内端
48a 外輪の円筒状部材
48b 内輪の円筒状部材
49a 外輪の円盤状部材
49b 内輪の円盤状部材
49b 外輪の凸部
50a 対向面
50b 対向面
C2 ベルト幅方向の中心位置
D1 第一外分草具と第一中分草具の先端どうしの間隔
D2 第一中分草具と第二中分草具の先端どうしの間隔
D3 第二外分草具と第二中分草具の先端どうしの間隔
E1 対向面の幅
E2 対向面の幅
Claims (7)
- 左右一対のクローラ走行装置を有した走行機体を備え、走行機体横方向に並ぶ四つの分草具を備えた刈取前処理部が前記走行機体の前部に連結されたコンバインであって、
前記四つの分草具のうちの走行機体横方向での一方の最も端に位置する第一外分草具とこの第一外分草具に隣り合って位置する第一中分草具との先端どうしの間隔を、前記四つの分草具のうちの走行機体横方向での他方の最も端に位置する第二外分草具とこの第二外分草具に隣り合って位置する第二中分草具との先端どうしの間隔、及び前記第一中分草具と前記第二中分草具との先端どうしの間隔よりも大に設定して、前記第一外分草具と前記第一中分草具との間には二条の植立穀稈の導入が可能で、かつ、前記第二外分草具と前記第二中分草具との間、及び、前記第一中分草具と前記第二中分草具との間には一条の植立穀稈を導入するように構成し、
前記第一外分草具の先端の位置と、前記左右一対のクローラ走行装置のうちの前記第一外分草具が位置する側の走行機体横端側に位置するクローラ走行装置におけるクローラベルトの走行機体横方向での外側端の位置とが、走行機体横方向で一致又はほぼ一致し、
前記第二外分草具の先端の位置と、前記左右一対のクローラ走行装置のうちの前記第二外分草具が位置する側の走行機体横端側に位置するクローラ走行装置におけるクローラベルトの走行機体横方向での外側端の位置とが、走行機体横方向で一致又はほぼ一致し、
前記クローラ走行装置の夫々が、ベルト内周側に突出する突起を有する芯金をベルト長手方向に沿って所定間隔で埋設してある前記クローラベルトと、前記突起に係合するように前記クローラベルトが巻回された接地転輪とを備え、
前記接地転輪は、走行機体横外方側の外輪と走行機体横内方側の内輪とを回転軸を介して同芯状に連結して構成され、かつ、前記回転軸がトラックフレームのボスに回転自在に支持され、
前記芯金及び前記接地転輪が、前記クローラベルトのベルト幅方向の中心位置よりも走行機体外方側に片寄った位置に備えられ、
前記芯金の走行機体横方向での外端が、前記外輪の走行機体横方向での外端よりも走行機体横方向での外側に位置するように、前記芯金の走行機体横外方側への突出長さを設定した状態で、前記芯金を前記クローラベルトに埋設し、
前記外輪は、前記クローラベルトの内周面に対向する対向面を形成する円筒状部材を円盤状部材の外周部に一体に設けて構成され、
前記円盤状部材は、その中心部を前記回転軸に連結する締付部材を外囲する円筒状の凸部が、前記円盤状部材の中心側において前記円盤状部材の外面側から外向きに突出する状態で一体形成され、
前記凸部の内周面は、走行機体横方向での外側ほど内径が大きくなる外拡がり形状に形成され、
前記円筒状部材は、その走行機体横方向での外端が前記締付部材の走行機体横方向での外端よりも走行機体横方向での外側に位置するように構成しているコンバイン。 - 前記芯金の走行機体横方向での内端が、前記内輪の走行機体横方向での内端よりも走行機体横方向での内側に位置するように、前記芯金の走行機体横内方側への突出長さを設定し、かつ、前記芯金の外端と前記外輪の外端との走行機体横方向での間隔が、前記芯金の内端と前記内輪の内端との走行機体横方向での間隔よりも小になるように設定している請求項1に記載のコンバイン。
- 前記芯金を左右対称形状に形成している請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 前記外輪及び前記内輪は、それらの前記ボスに対向する内周側が凹入方向に傾斜して前記回転軸を支持する前記ボスの左右長さを長く確保するように構成している請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンバイン。
- 前記外輪と前記内輪との間に前記突起が係合され、
前記外輪における前記対向面のベルト幅方向に沿う幅が、前記内輪における前記対向面のベルト幅方向に沿う幅よりも幅広に形成されている請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンバイン。 - 前記内輪が、前記対向面を形成する円筒状部材を円盤状部材の外周部に一体に設けて構成され、
前記外輪における前記円盤状部材の肉厚を前記内輪における前記円盤状部材の肉厚よりも厚くしている請求項5に記載のコンバイン。 - 前記内輪が、前記外輪における前記円盤状部材の肉厚よりも厚い円盤状に形成されている請求項5に記載のコンバイン。
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