JP5626251B2 - 濃淡燃焼バーナ - Google Patents

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本発明は、濃炎孔や淡炎孔を備えた濃淡燃焼バーナに関し、特に、混合気の供給構造として、導入口の開口から内部に向けて燃料ガスを噴出させる一方、その噴出流の外周囲から空気を導入口の内部に対し供給することで、燃料ガスと空気とを混合させる構成を採用した場合において、燃料ガスと空気との混合促進を図るための技術に係る。
従来、低NOx化を図るために空気比が1よりも大の淡混合気を淡炎孔にて燃焼させる一方、燃焼火炎の安定化を図るために空気比が1よりも小の濃混合気を燃焼させる濃炎孔を淡炎孔に隣接させるようにするという濃淡燃焼バーナが種々提案されている(例えば特許文献1参照)。このような濃淡燃焼バーナとして、燃料ガスと空気とを混合させて淡混合気や濃混合気を生成させるために、種々の混合気の供給構造が採用されている。前記の特許文献1では、高濃度の燃料ガスを濃ガス導入路に導入する一方、別個に空気を空気導入路に導入し、内部で両導入路を多数の小径連通孔で互いに連通させて混合させるという供給構造が採用されている。
特開2002−115816号公報
ところで、前記の特許文献1で提案のものの如く、一列の淡炎孔の両側に濃炎孔をそれぞれ配置して、淡炎孔を単に両側から挟んだだけの濃淡燃焼バーナではなくて、さらに淡炎孔の中心線上に延びるように一列の濃炎孔を追加することで短手方向(幅方向)において例えば濃−淡−濃−淡−濃というような配列で濃炎孔と淡炎孔とが交互に並ぶ構成の濃淡燃焼バーナの開発を本出願人において進めている。この場合には、短手方向の中央位置及び両外側位置の3列の濃炎孔に対しそれぞれ濃混合気を適正に供給する必要がある。本出願人においては、かかる濃混合気の供給構造として、1つの導入口に対し燃料ガスと、空気とを別々に導入し、内部で混合させて濃混合気とし、これを中央位置の濃炎孔と、両外側の濃炎孔とに対し分流させるという濃混合気の供給構造を基本にして開発を進めている。
ところが、十分に混合された状態の濃混合気を中央位置の濃炎孔や両外側位置の濃炎孔に対し分流させる必要があるところ、1つの導入口から導入された燃料ガスと空気との混合が十分に進んでいない段階で、前記各濃炎孔への分流位置まで到達してしまうと、各位置の濃炎孔において空気比の互いに異なる火炎が形成されたり、混合度合いの不均一化により安定した火炎の形成が図られなかったりという不都合発生の原因ともなる。これらに起因して、濃淡燃焼に基づく保炎性が実現し得ないばかりでなく、燃焼異音(燃焼騒音)発生の原因を招くことにもなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、1つの導入通路内に別個に供給された燃料ガスと空気とを内部で混合した上で複数部位に対し混合気を分流供給するという混合気の供給構造を採用するにあたり、導入通路内において燃料ガスと空気との混合促進を十分に図り、均一濃度の混合気にした上で分流させ得る濃淡燃焼バーナを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、長手方向に延びるように配列された淡炎孔と、この淡炎孔に隣接して長手方向に延びるように配列された2以上の濃炎孔とを備え、前記2以上の濃炎孔に対し共通の濃混合気導入通路から濃混合気が分流供給されるように構成されてなる濃淡燃焼バーナを対象にして、次の特定事項を備えることとした。すなわち、前記混合気導入通路として、その上流端で開口する供給口において、ガスノズルが燃料ガスを下流側に向けて噴出可能に配設される一方、このガスノズルからの噴出流の外周側領域に空気が下流側に向けて供給可能に構成され、下流側において、前記2以上の濃炎孔に対する濃混合気の分流部位が前記濃混合気導入通路内に臨んで配設され、前記供給口と前記分流部位との中間位置において、前記燃料ガスと空気との混合を促進させるための混合促進部が配設されたものとする。そして、前記混合促進部として、前記濃混合気導入通路内の幅方向寸法を狭めるための狭窄部を備えたものとし、この狭窄部の幅方向の内幅を、前記ガスノズルの先端ノズル口の投影面積部分を少なくとも含む寸法に設定することとした(請求項1)。
本発明の場合、ガスノズルから供給口に対し噴出された燃料ガスの噴出流は前記狭窄部が存在しても、衝突することなく下流側に進行する一方、その噴出流の外周側領域の空気流が前記狭窄部に衝突し、この衝突により、狭窄部を通過する燃料ガスに向けて強制的に流れの向きが変えられる。このため、燃料ガスと空気とが互いに交差して混合されることになり、混合促進が図られる。一方、燃料ガスの噴出流は狭窄部に衝突することなく下流側に進行するため、狭窄部の存在による通路抵抗の急増大を回避して抑制させることが可能となる。
本発明の濃淡燃焼バーナにおいて、前記混合促進部として、前記狭窄部の通路部分内の下端側又は上端側を部分的に閉塞させた閉塞部をさらに備えて構成することができる(請求項2)。このようにすることにより、燃料ガスの噴出流の外周側領域の空気流の内、特に、下側又は上側の外周側領域に流れる空気を閉塞部に衝突させて流れの向きを燃料ガスの噴出流の側に強制的に変化させることが可能となる。このように燃料ガスと交差・衝突させることで、混合の促進がより図られる。
この場合、前記閉塞部の供給口側に臨む前面壁を、下流側に対し斜め勾配となるように傾斜させることができる(請求項3)。このようにすることにより、前記の外周側の空気流の流れの向きを燃料ガスの噴出流の側に確実に曲げさせることが可能となり、混合の促進をより確実に図ることが可能となる。
又、前記狭窄部が、通路部分の前記供給口側において幅方向両側を覆う前面壁を備えるものであれば、この幅方向両側の前面壁も、前記閉塞部の前面壁と同じ向きの斜め勾配となるように傾斜させることができる(請求項4)。このようにすることにより、狭窄部の前面壁に衝突する空気流を閉塞部に衝突する空気流と同じ向きに曲げることが可能となり、燃料ガスの噴出流に対し、空気流をより集中させて交差・衝突させて、混合の促進がより一層図られることになる。
さらに、前記閉塞部の前面壁を、前記狭窄部の前面壁よりも下流側にオフセットされた位置に配置することができる(請求項5)。このようにすることにより、閉塞部の前面壁も狭窄部の前面壁と上下流方向に同じ位置に設定されている場合に比べ、通路抵抗の増大をより抑制することが可能となる。
加えて、前記閉塞部の前面壁を、前記狭窄部の前面壁よりも小さい傾斜角の勾配を有するように設定することができる(請求項6)。このようにすることにより、前記の通路抵抗の増大抑制をより一層効果的に図ることができるようになる。
以上の濃淡燃焼バーナの混合促進部において、前記狭窄部の内幅を、前記分流部位の幅方向の厚みよりも大きい寸法に設定することができる(請求項7)。このようにすることにより、分流部位に対する分流供給がスムースに行われるようになる。
以上、説明したように、本発明の濃淡燃焼バーナによれば、燃料ガスの噴出流の外周側領域の空気流を狭窄部に衝突させて、狭窄部を通過する燃料ガスに向けて強制的に流れの向きを変えることができる。これにより、燃料ガスと空気とを互いに交差させて混合させることができ、混合促進を図ることができる。一方、燃料ガスの噴出流は狭窄部において衝突することなく下流側に進行するため、狭窄部の存在による通路抵抗の急増大を回避して抑制させることができる。
特に、請求項2によれば、混合促進部に、狭窄部の通路部分内の下端側又は上端側を部分的に閉塞させた閉塞部をさらに備えることで、燃料ガスの噴出流の外周側領域の空気流の内、特に、下側又は上側の外周側領域に流れる空気を閉塞部に衝突させて流れの向きを燃料ガスの噴出流の側に強制的に変化させることができ、燃料ガスと交差・衝突させることによる混合の促進をより図ることができるようになる。
請求項3によれば、閉塞部の供給口側に臨む前面壁を、下流側に対し斜め勾配となるように傾斜させることで、前記の外周側の空気流の流れの向きを燃料ガスの噴出流の側に確実に曲げさせることができるようになり、混合の促進をより確実に図ることができるようになる。
請求項4によれば、狭窄部が、通路部分の前記供給口側において幅方向両側を覆う前面壁を備えるものであれば、幅方向両側の前面壁も、前記閉塞部の前面壁と同じ向きの斜め勾配となるように傾斜させることで、狭窄部の前面壁に衝突する空気流を閉塞部に衝突する空気流と同じ向きに曲げることができ、燃料ガスの噴出流に対し、空気流をより集中させて交差・衝突させることができ、これにより、燃料ガスと空気との混合の促進をより一層図ることができるようになる。
請求項5によれば、閉塞部の前面壁を、狭窄部の前面壁よりも下流側にオフセットされた位置に配置することで、閉塞部の前面壁も狭窄部の前面壁と上下流方向に同じ位置に設定されている場合に比べ、通路抵抗の増大をより抑制することができるようになる。
請求項6によれば、閉塞部の前面壁を、狭窄部の前面壁よりも小さい傾斜角の勾配を有するように設定することで、前記の通路抵抗の増大抑制をより一層効果的に図ることができるようになる。
請求項7によれば、狭窄部の内幅を、前記分流部位の幅方向の厚みよりも大きい寸法に設定することで、分流部位に対する分流供給がスムースに行われるようになる。
本発明の濃淡燃焼バーナを組み込んだ燃焼装置の例を示し、図1(a)は斜視図状態で示す説明図であり、図1(b)は断面図状態で示す説明図である。 本発明の実施形態の濃淡燃焼バーナの斜視図である。 図3(a)は図2のバーナの平面図であり、図3(b)は図3(a)のF−F部拡大図である。 淡バーナ部を構成する第1プレート部材、外側濃バーナ部を構成する第2プレート部材、中央濃バーナ部を構成する第3プレート部材、及び、この中央濃バーナ部の両側に配設される淡炎孔列を構成する炎孔形成部材を、分解した状態で示す分解斜視図である。 図4の分解した状態を長手方向一側からみた状態で示す分解側面図である。 図4又は図5の第3プレート部材を展開した状態で示す斜視図である。 炎孔形成部材が第3プレート部材に組み付けられた状態で第2プレート部材間の開口に装入する手順を分解状態で示す参考図である。 図2のA−A線で切断した状態の斜視図である。 図2のA−A線で切断した状態の正面図である。 図9のB−B線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの部分斜視図である。 図9のC−C線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの部分斜視図である。 図9のD−D線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの部分斜視図である。 図9のE−E線で切断した状態の部分拡大断面説明図である。 図9のB−B線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの拡大断面説明図である。 図2のG−G線からみた部分拡大矢視図である。 図9のH−H線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの部分斜視図である。 図17(a)は図13のJ−J線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの部分斜視図であり、図17(b)は図13のK−K線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの部分斜視図であり、図17(c)は図13のL−L線に対応する位置で切断したときの濃淡燃焼バーナの部分斜視図である。 図18(a)は混合促進部の断面を模式的に表した説明図であり、図18(b)は混合促進部の他の形態を示す図18(a)対応図である。 図19(a)は混合促進部の図18(b)以外の他の形態を示す図18(a)対応図であり、図19(b)は混合促進部の図18(b)や図19(a)以外の他の形態を示す混合促進部の図18(a)対応図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る濃淡燃焼バーナを適用した燃焼装置2を示す。この燃焼装置2は、缶体21内において、所定数の濃淡燃焼バーナ3,3,…を横に隣接させて並べた状態のバーナセットが固定されたものである。缶体21の上部空間は燃焼空間22とされ、下部空間23に送風ファン24からの燃焼用空気が供給される一方、各濃淡燃焼バーナ3の一側にガスマニホールド25(図1(b)にのみ示す)が配設され、このガスマニホールド25から濃淡燃焼バーナ3毎に2つのガスノズル26,27が突出されている。一方(下段)のガスノズル26は濃淡燃焼バーナ3の第1供給口31に向けて、他方(上段)のガスノズル27は濃淡燃焼バーナ3の第2供給口32に向けて、それぞれ燃料ガスを噴出させ得るようになっている。そして、下部空間23からの空気を各ガスノズル26,27の周囲から送風ファン24の吐出圧により押し込んで、燃料ガス及び空気の双方を第1及び第2供給口31,32に供給し得るようになっている。この際、第1供給口31は第2供給口32よりもかなり大径に設定されて、より多くの空気を押し込むようにされる一方、第2供給口32は比較的小径に設定されて、押し込む空気の量が絞られるようにされている。要するに、例えば第2供給口32では、この第2供給口32の開口の中心位置においてガスノズル27が正対し、ガスノズル27の先端口から第2供給口32の内部奥方に向けて燃料ガスが噴出されることになる一方、ガスノズル27の外周側の第2供給口32の開口から空気が前記燃料ガスの噴出流の外周側領域に対し供給されるようになっており、前記の外周側領域が第2供給口32に比して第1供給口31の方が大きく設定されている。このようにして、第1供給口31からは供給される燃料ガスに加え、その燃料ガス量に比して1.0倍よりも大きい所定の空気比となる量の空気が内部に供給される一方、第2供給口32からは同様に供給される燃料ガスに加え、その燃料ガス量に比して1.0倍よりも小さい所定の空気比となる量の空気が内部に供給されるようになっている。なお、下部空間23と濃淡燃焼バーナ3,3,…とを仕切るように配設された整流板28(図1(b)参照)には多数の小孔が開けられ、この小孔を通して相隣接する濃淡燃焼バーナ3,3間に二次空気が供給されるようになっている。
濃淡燃焼バーナ3は、図2に示すように、金属板素材を用いてプレス加工及び折り曲げ加工を経て所定形状に加工されたものである。すなわち、濃淡燃焼バーナ3は、1列の濃炎孔列33からなる中央濃バーナ部3aと、2列の淡炎孔列34,34からなる淡バーナ部3bと、2列の濃炎孔列35,35からなる外側濃バーナ部3cとを備えて全体として扁平形状に形成されたものであり、これらが3種類のプレート部材4,4、5,5、6と、炎孔形成部材7とを用いて形成されたものである。図3の上下方向を長手方向(前後方向)、図3の左右方向を短手方向(幅方向)というとすれば、長手方向一側(図2の左側)において下側位置に第1供給口31が開口し、上側位置に第1供給口31よりも小径の第2供給口32(本発明における「供給口」)が開口され、上端面に燃焼火炎が形成される複数の炎孔列が図3に示すように長手方向に延びるように形成されている。炎孔列としては、図3(a),(b)に示すように、短手方向中央位置において狭幅の1列の濃炎孔列33が長手方向全長に延び、この濃炎孔列33の短手方向両側位置のそれぞれにおいて比較的広幅の淡炎孔列34が長手方向全長に延び、両側の淡炎孔列34,34のさらに外側位置においてそれぞれ狭幅の濃炎孔列35が長手方向全長に延びている。そして、淡炎孔列34,34の各淡炎孔341には第1供給口31(図2参照)から供給されて混合された淡混合気が導かれ、この淡混合気によりそれぞれ淡火炎が形成され、中心位置の濃炎孔列33の各濃炎孔331と、両外側位置の2列の濃炎孔列35,35の各濃炎孔351とには第2供給口32(図2参照)から供給されて混合された濃混合気が導かれ、この濃混合気によりそれぞれ濃火炎が形成されるようになっている。
このような濃淡燃焼バーナ3は、例えば次のようにして形成することができる。すなわち、図4及び図5に示すように、3種類のプレート部材4,4、5,5、6と、一対の炎孔形成部71,71が少なくとも1つ(図例では2つ)の架橋部72,72により一体に連結された炎孔形成部材7とを用いて構成する。第3プレート部材6(図6参照)は、金属板素材に対し相対向する一側面になるプレート部65と、他側面になるプレート部65とが、折り曲げ線Tを挟んで線対称配置に配置された状態になるように一枚物のプレート素材6aとしてプレス成形され、成形後に、折り曲げ線Tを中心にして両側のプレート部65,65を共に内向き(一点鎖線の矢印の向き)に相対向させるように折り曲げて、後端縁651,651同士や前端縁652,652同士を互いに密着させることで形成されている。折り曲げ後の状態では、折り曲げ線Tに沿った折り曲げ部位が下端部60a,60b(図4も併せて参照)となり、この下端部60a,60bから上方に延びる両側のプレート部65,65が所定の狭い間隔で相対向し、その内面間に濃混合気の供給通路が形成されて上端面の濃炎孔列33に連通されるようになっている。又、前記の折り曲げ線Tに沿って前端側位置の下端部60aにおいて両側のプレート部65,65に第1連通孔61がそれぞれ貫通形成されるとともに、前記の展開状態のプレート素材6a(図6参照)において略菱形の切欠開口601が第1連通孔61,61の後側位置において折り曲げ線Tを挟んで予め形成され、折り曲げられた状態で切欠凹部60c(図4も併せて参照)が形成されるようになっている。このようにして第3プレート部材6により中央濃バーナ部3aが形成されることになる。
そして、この中央濃バーナ部3aに対し炎孔形成部材7を上から嵌め込んで一体に組み付けた後(図7参照)、一体に組み付けた状態の中央濃バーナ部3a及び炎孔形成部材7を一対の第1プレート部材4,4間の上端開口から内部に下方に差し込んで固定する。これにより、一対の第1プレート部材4,4の短手方向の相対向間の中央位置に中央濃バーナ部3aが配置され(図2又は図3参照)、前記炎孔形成部材7を構成する一対の炎孔形成部71,71が中央濃バーナ部3aの濃炎孔列33を短手方向両側から囲んだ状態に組み付けられることになる。前記の各炎孔形成部71が淡炎孔列34を形成することになり、2列の淡炎孔列34,34により淡バーナ部3bが形成される。かかる第1プレート部材4により、淡炎孔列34と、外側濃炎孔列35とが互いに区画されることになる。第1プレート部材4,4に対する中央濃バーナ部3a及びこれに組み付けられた炎孔形成部材7の固定は次のようにして実現される。すなわち、淡バーナ部3bを構成する両第1プレート部材4,4の長手方向の両側縁42,42、43,43(図3(a),(b)参照)の間に所定間隔のスリット部が形成されるようになっており、このスリット部に対し中央濃バーナ部3aの後端縁651,651や前端縁652,652を上から押し入れることで、後端縁651,651や前端縁652,652が両側縁42,42、43,43間に挟み付けられた状態になって、中央濃バーナ部3aを構成する第3プレート部材6が第1プレート部材4,4に対し固定されるようになっている。なお、前記の側縁42,42間に挟み付けられた状態の後端縁651,651と側縁42,42とを溶着(例えば点溶接)したり、同様に前端縁652,652と側縁43,43とを溶着したりして補強するようにしてもよい。このように、第3プレート部材6が第1プレート部材4,4に固定され、その第3プレート部材6に対し炎孔形成部材7が一体に組み付けられているため、炎孔形成部材7も第3プレート部材6及び第1プレート部材4,4と共に互いに一体に組み付けられることになる。
そして、第2プレート部材5,5が淡バーナ部3bの第1プレート部材4,4の外側に被せられて(例えば図4又は図5参照)、上端側に外側の濃炎孔列35,35(図3参照)が形成されるとともに、各第2プレート部材5の内面と相対向する第1プレート部材4の外面との間に濃混合気が各濃炎孔列35まで供給される供給通路が区画形成され、これにより、外側濃バーナ部3c(図2,図3参照)が形成されることになる。
次に、図8,図9を参照しつつ淡混合気及び濃混合気の供給構造部分について説明する。なお、図8,図9において、メッシュ状のハッチングを付した部分は接合面であり、密接又は圧接により互いに密着され、加えて線状の溶着又は点付け溶接等も付加されて、密着状態が維持されている。前記の淡バーナ部3bにおいて、一側に開口する第1供給口31から供給された燃料ガスと空気とが筒部36内で混合されて淡混合気となり、この淡混合気が筒部36(図10,図11の点線の矢印を参照)を通して他側に送られ、他側から上側に向きを変え(図12の点線の矢印を参照)、一対の第1プレート部材4,4間の空間が第3プレート部材6の下端部60bによって2つに区画形成(分割)されてなる内部空間37,37を通して、上端の各淡炎孔列34まで供給されるようになっている。前記の筒部36と内部空間37,37とにより淡混合気を2列の淡炎孔列34,34まで供給する淡混合気供給通路が構成される他、筒部36は第1供給口31から供給される燃料ガスと空気との混合室及び導入通路(淡混合気導入通路)の役割をも果たすようになっている。前記の第3プレート部材6が後述の第1濃混合気供給通路を区画形成するための形成部材を構成し、この第3プレート部材6によって、前記の淡混合気導入通路の下流側が二分(2つに分断)されて2つの淡混合気供給通路(内部空間37,37)が区画形成されるようになっている。
又、濃混合気については、上流端側である第2供給口32に供給される燃料ガスと空気とが筒部38内で混合されて濃混合気となり、この濃混合気が筒部38(図13も併せて参照)を通して下流端側である奥方(後方)の閉塞端381側まで導かれる。前記筒部38内では混合促進部39を通過する間に燃料ガスと空気との混合が促進され、混合促進部39の下流側には十分に混合された状態の濃混合気が供給されることになる。なお、前記混合促進部39の詳細については後述する。この濃混合気が中央濃バーナ部3a及び左右両側の外側濃バーナ部3c(図10又は図11参照)のそれぞれに供給されるようになっている。中央濃バーナ部3aの前端側の下端部60aが上から差し込まれて筒部38内で宙に浮いた状態(図10又は図14も併せて参照)に突出した突出部として配設され、この突出部(下端部60a)において第1連通孔61,61が筒部38の内部空間である混合室の上方寄り位置(上側位置)で開口して、混合室と中央濃バーナ部3aの内部空間62とが連通されるようになっている。これにより、筒部38内の濃混合気は、両第1連通孔61,61及び内部空間62を通して濃炎孔列33に分流供給されることになる。
加えて、前記の両第1連通孔61,61の開口位置よりも下流側(閉塞端381側)位置において、筒部38を構成する一対の第1プレート部材4,4に第2,第3連通孔41,41(図11又は図13も参照)が貫通形成されており、一側(図11の右側,図13の上側)の第2連通孔41により、筒部38内の前記混合室が一側の第1プレート部材4と同じ側の第2プレート部材5との間の内部空間51と連通され、他側(図11の左側,図13の下側)の第3連通孔41により、筒部38内の前記混合室が他側の第1プレート部材4と同じ側の第2プレート部材5との間の内部空間52と連通されている。これにより、筒部38内の濃混合気が第2連通孔41及び内部空間51を通して一側の濃炎孔列35に分流供給される一方、同様に筒部38内の濃混合気が他側の第3連通孔41及び内部空間52を通して他側の濃炎孔列35に分流供給されるようになっている。加えて、第2連通孔41及び第3連通孔41は第3プレート部材6の切欠凹部60c(図9参照)に臨む位置において短手方向に相対向して開口するように設定され、これにより、一対の第2,第3連通孔41,41が短手方向(幅方向)において何も遮ることのない筒部38内の空間を介して相対向して開口するようになっている(図11又は図13参照)。
なお、前記の筒部38は第2供給口32から供給される燃料ガスと空気とを混合するための混合室、及び、混合された濃混合気を導入するための濃混合気導入通路を構成する一方、前記の内部空間51,62,52は濃混合気を対応する濃炎孔列35,33,35に供給するための濃混合気供給通路を構成する役割をも果たすようになっている。つまり第2連通孔41に連通する内部空間51が第2濃混合気供給通路を構成し、第3連通孔41に連通する内部空間52が第3濃混合気供給通路を構成し、第1連通孔61,61に連通する内部空間62が第1濃混合気供給通路を構成する。又、第1連通孔61,61、第2連通孔41、第3連通孔41が、本発明における「2以上の濃炎孔に対する濃混合気の分流部位」を構成する。なお、本発明の請求項7における「分流部位の厚み」とは、第1連通孔61,61が形成された第3プレート部材6の下端部60aの厚みのことである。
次に、筒部38内に設けられた混合促進部39について、前述の図8,図9,図13に加えて図15〜図17を参照しつつ詳細に説明する。混合促進部39は、筒部38を構成する筒壁が短手方向(幅方向)両側から内方に向けて所定の形状に凹まされて形成された狭窄部391と、狭窄部391の下側の所定範囲を閉塞させる閉塞部392とから構成されている。
狭窄部391(図13参照)は、幅方向両側(燃焼バーナの短手方向両側)から相対向するように凹まされた前面壁393,393、通路壁394,394及び後面壁395,395からなり、相対向する両通路壁394,394間に幅方向の内幅W(図15参照)が筒部38の通路内径Tよりも狭く狭窄されて上下方向に広がる通路部分が形成されたものである。前記内幅Wは、第2供給口32に正対したガスノズル27(図1参照)の先端ノズル口の投影面積部分271(図15参照)を少なくとも含むように設定され、ガスノズル27から噴出される燃料ガスの噴出流の実質的な通過を許容して前面壁393,393に衝突しないように設定されている。なお、噴出流の実質的な通過を許容するとは、少なくとも噴出流の中心軸に沿った燃料ガスの主要な流れ部分の通過を許容する趣旨であり、さらに詳しくは、燃料ガスの噴出流は衝突させることなく通過させる一方、その噴出流の外周側領域に供給される空気を衝突させて後述の如く流れの向きを変えたり乱流状態にしたりする趣旨である。さらに、前記の内幅Wは、後述の急拡大された空間に設置される第3プレート部材6の下端部6aの幅方向の厚みよりも大きくなるように設定されている(図15参照)。この下端部6aの幅方向両側位置には第1連通孔61がそれぞれ開口しているため、各第1連通孔61への分流がスムースに行われるように寸法設定されている。
そして、前記の幅方向両側の前面壁393,393(図13参照)は、第2供給口32に対し長手方向に正対するのではなく、前記の内幅Wを有する通路部分に向けて幅方向内側に斜めに傾斜し(図13又は図16参照)、かつ、通路38の下から上に向けて斜めに上り勾配の傾斜面(図9又は図16参照)になるように形成されている。これにより、空気流の流れの向きを幅方向中央位置の通路部分に向けて斜めに曲げ、かつ、斜め上向きに曲げる役割を果たすようにしている。そして、通路壁394,394間の通路部分を通過した後の下流側においては後面壁395,395(図13及び図17参照)により急激に拡大されて、筒部38内が元の通路断面積に復元されるようになっている。この通路断面が急拡大された空間には、前述の第3プレート部材6の下端部60aが配置され、第1連通孔61,61が開口するようになっている。
又、閉塞部392は、前記の通路壁394,394間の通路部分の下側(底側)において、筒部38を構成する両側の筒壁を短手方向(幅方向)両側から内方に向けて凹ませて互いに接合させることで、所定の高さ分だけ前記通路部分を閉塞させたものである(図8,図9,図15,図17(b)参照)。加えて、閉塞部392の一部を構成する前面壁396,396が、前記の筒壁が接合されて完全閉塞状態の下端部から幅方向両側の前記通路壁394,394に向けて両外方に対し斜め上向きに延びるように傾斜し(図15,図17(a),(b)参照)、かつ、長手方向に対し通路の奥方に向けて下から上に向けて斜めに上り勾配の傾斜面(図8,図9,図16参照)になるように形成されている。加えて、閉塞部392の前面壁396,396は狭窄部391の前面壁393,393よりも下流側(長手方向に対し奥側)にオフセットされた位置に形成されている(図9,図16参照)。つまり、閉塞部392の前面壁396,396の傾斜面の始まりが、狭窄部391の前面壁393,393の傾斜面の始まりよりも下流側にずれるように位置設定されている。これにより、燃料ガスの噴出流の外周側領域の空気流の内、特に、第2供給口32から通路38内の下側の外周側領域に流れる空気を前記閉塞部392の完全閉塞部位に衝突させて流れの向きを強制的に変化させ、次いで、その空気流を前面壁396,396により斜め上向きにスムースに進行させるようにしている。又、狭窄部391の前面壁393,393よりも閉塞部392の前面壁396,396を下流側にオフセットすることで、筒部38内の通路抵抗の急増大を回避して通路抵抗の増大を少しでも抑制するようにしている。さらに、下流側位置の閉塞部392の前面壁396の傾斜角を狭窄部391の前面壁393の傾斜角よりも緩くなるように設定しているため、閉塞部392を下流側位置にオフセットしたことに加えて、通路抵抗の急増大の回避及び緩和をより一層効果的に図ることができる。
以上の狭窄部391及び閉塞部392に基づく、燃料ガスの噴出流と空気流との混合促進の原理を、図18(a)を参照しつつ説明する。ガスノズル27(図1参照)から噴出された燃料ガスの噴出流(図18(a)の波線の矢印参照)は、筒部38のほぼ中心軸上に沿って狭窄部391の通路壁394,394間の通路部分に向けて下流側(長手方向奥方;図面の右方)に進行する。一方、その噴出流の外周側領域において噴出流とほぼ平行に空気流(図18(a)の点線の矢印参照)が下流側に向けて進行する。そして、この空気流は狭窄部391の前面壁393,393に衝突し、これにより、幅方向内側の通路部分に向けて、かつ、全体として斜め上向きに偏向される、つまり流れの進行方向が変えられる。燃料ガスの噴出流の外周側領域のなかでも主として幅方向両側の領域の空気流が強制的に流れの向きが変えられて、前記噴出流に対し斜めに交差するように衝突し、これにより、燃料ガスと空気との混合が促進される。僅かに遅れて前記燃料ガスの噴出流の外周側領域のなかでも下側の領域の空気流が閉塞部392に衝突して上向きに流れの向きを変えられつつ、前面壁396,396に案内され斜め上向きに進み、通路部分内で燃料ガスの噴出流に対し斜めに衝突して燃料ガスとの混合が促進されると共に、その衝突に伴い燃料ガスの流れも斜め上向きに変えられることになる。そして、通路部分を通過して後面壁395,395から急拡大した筒部38内の空間に入ると、流速の急緩和により混合の均一化が進み、十分に混合されて均一な濃混合気の状態になった段階で第3プレート部材6の第1連通孔61に流入することになる。図示を省略しているが、この後に、さらに下流側において第2連通孔41(図13参照)にも前記の濃混合気が分流供給されることになる。以上より、中央濃炎孔列33の各濃炎孔331(図2又は図3参照)や、両外側の濃炎孔列35,35の各濃炎孔351まで、十分に混合されて安定的かつ均一な濃度の濃混合気を供給することができるようになる。
以上の濃淡燃焼バーナ3の場合、前記の如き混合促進部39による濃混合気の混合促進という特徴的な作用効果に加えて、次のような基本的な効果を得ることができる。すなわち、2列の淡炎孔列34,34のそれぞれを濃炎孔列35,33、又は、濃炎孔列33,35によって両側から挟み込んでいるため、両淡炎孔列34,34に形成される各淡火炎を両側から濃火炎により囲むことができるようになる。つまり、短手方向における火炎の構成を、濃火炎−淡火炎−濃火炎−淡火炎−濃火炎の配列順にすることができる。これにより、淡炎孔列34を2列にして淡炎孔列の面積を増大させるようにしても、淡火炎の火炎長が長くなることを回避して燃焼室22(図1参照)の燃焼室高さを低く抑えることができ、燃焼室高さを低く抑えつつも、淡炎孔の面積(比率)を増大させることによりさらなる低NOx化を図ることができ、又、燃焼のより安定化を図ることができるようになる。又、1つの淡炎孔列を両側から濃炎孔列により挟み込んで1つのバーナを構成した場合と比べ、同じ淡炎孔面積を実現する上で効率よくバーナの軽量化を図ることができるようになる。さらに、1つの燃料ガス及び空気の供給口(第2供給口32)から筒部38内に導入されて混合された濃混合気を、筒部38の閉塞端側の領域とそれぞれ連通して開口された中央濃バーナ部3aの第1連通孔61,61、一側の外側濃バーナ部35の第2連通孔41、又は、他側の外側濃バーナ35の第3連通孔41を通して対応する内部空間62,51,52に対し分流(分岐供給)させることができる。これにより、中央及び両外側に3つの濃炎孔列35,33,35を形成する場合であっても、濃混合気を簡単な構造でスムースかつ確実に分流させてそれぞれの濃炎孔列35,33,35に供給させることができる。以上より、中央濃バーナ部3aとして短手方向の厚みを比較的薄いもので実現して、濃火炎−淡火炎−濃火炎−淡火炎−濃火炎の配列を実現する濃淡燃焼バーナとしてコンパクトなもので実現することができるようになる。
<他の実施形態>
前記実施形態では、中央濃炎孔331からなる中央濃炎孔列33と、これを短手方向両側から挟むそれぞれ淡炎孔341からなる一対の淡炎孔列34,34と、さらに、各淡炎孔列34を外側から挟むように配列された外側濃炎孔351からなる外側濃炎孔列35とを備えた濃淡燃焼バーナを対象にして混合促進を図る例を示したが、これに限らず、1つの供給口から導入した燃料ガスと空気とを混合した上で、2種類又は互いに異なる2位置への濃炎孔に対し分流供給するものであれば、前記実施形態で示した混合促進部39に基づく混合促進を適用することができる。
前記実施形態では、下流側位置の閉塞部392の前面壁396の傾斜角を狭窄部391の前面壁393の傾斜角よりも緩くしているが、これに限らず、下流側の閉塞部392bの前面壁396の傾斜角を狭窄部391の前面壁393の傾斜角と互いに同じ角度に設定するようにしてもよい。さらに、狭窄部391の通路部分に対し下端側の閉塞部392と同様構成の閉塞部を上端側にも追加して設けるようにしてもよい。この場合には燃料ガスの噴出流に対し空気流が下側からも上側からも斜め衝突して混合促進が図られることになる。
図18(b)に示す混合促進部39aの如く、前記実施形態の混合促進部39を上下逆に配置したもので混合促進部を構成することもできる。つまり、閉塞部392aを狭窄部391aの上側に形成し、狭窄部391aの前面壁393aや閉塞部392aの前面壁396aの傾斜を前記実施形態とは上下逆にするのである。この場合には、空気流の流れの向きが下向きに変えられるのに伴い燃料ガスの噴出流が下向きに流れの向きも変わるため、それに対応して分流供給される第1連通孔61の上下位置も調整すればよい。
図19(a)に示す混合促進部39bの如く、閉塞部392bを狭窄部391と同じ上下流方向位置に配置するようにしてもよい。つまり、双方の前面壁393,396の傾斜の始まりを同じ上下流位置から始まるように配置するのである。この際、双方の前面壁393,396の傾斜角の設定を前記実施形態のように下流側の閉塞部392bの前面壁396の傾斜角を狭窄部391の前面壁393のそれよりも緩くしてもよいし、互いに同じ傾斜角にしてもよい。又、図19(b)に示す混合促進部39cの如く、閉塞部392cを狭窄部391の通路部分の全長に形成するようにしてもよい。
27 ガスノズル
32 第2供給口(供給口)
33 中央の濃炎孔列(中央濃炎孔)
34 淡炎孔列(淡炎孔)
35 外側の濃炎孔列(外側濃炎孔)
38 筒部(濃混合気導入通路)
39,39a,39b,39c 混合促進部
41 第2連通孔(分流部位),第3連通孔(分流部位)
60a 下端部(分流部位)
61 第1連通孔(分流部位)
271 先端ノズル口の投影面積部分
391,391a 狭窄部
392,392a,392b,392c 閉塞部
393,393a 狭窄部の前面壁
396,396a 閉塞部の前面壁

Claims (7)

  1. 長手方向に延びるように配列された淡炎孔と、この淡炎孔に隣接して長手方向に延びるように配列された2以上の濃炎孔とを備え、前記2以上の濃炎孔に対し共通の濃混合気導入通路から濃混合気が分流供給されるように構成されてなる濃淡燃焼バーナであって、
    前記混合気導入通路は、その上流端で開口する供給口において、ガスノズルが燃料ガスを下流側に向けて噴出可能に配設される一方、このガスノズルからの噴出流の外周側領域に空気が下流側に向けて供給可能に構成され、下流側において、前記2以上の濃炎孔に対する濃混合気の分流部位が前記濃混合気導入通路内に臨んで配設され、前記供給口と前記分流部位との中間位置において、前記燃料ガスと空気との混合を促進させるための混合促進部が配設され、
    前記混合促進部は前記濃混合気導入通路内の幅方向寸法を狭めるための狭窄部を備え、この狭窄部の幅方向の内幅が前記ガスノズルの先端ノズル口の投影面積部分を少なくとも含む寸法に設定されている、
    ことを特徴とする濃淡燃焼バーナ。
  2. 請求項1に記載の濃淡燃焼バーナであって、
    前記混合促進部は、前記狭窄部の通路部分内の下端側又は上端側を部分的に閉塞させた閉塞部をさらに備えている、濃淡燃焼バーナ。
  3. 請求項2に記載の濃淡燃焼バーナであって、
    前記閉塞部は、前記供給口側に臨む前面壁を備え、
    この前面壁は、下流側に対し斜め勾配となるように傾斜されている、濃淡燃焼バーナ。
  4. 請求項3に記載の濃淡燃焼バーナであって、
    前記狭窄部は、通路部分の前記供給口側において幅方向両側を覆う前面壁を備え、
    この幅方向両側の前面壁は、前記閉塞部の前面壁と同じ向きの斜め勾配となるように傾斜されている、濃淡燃焼バーナ。
  5. 請求項4に記載の濃淡燃焼バーナであって、
    前記閉塞部は、その前面壁が、前記狭窄部の前面壁よりも下流側にオフセットされた位置に配置されている、濃淡燃焼バーナ。
  6. 請求項5に記載の濃淡燃焼バーナであって、
    前記閉塞部の前面壁は、前記狭窄部の前面壁よりも小さい傾斜角の勾配を有するように設定されている、濃淡燃焼バーナ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の濃淡燃焼バーナであって、
    前記狭窄部の内幅は、前記分流部位の幅方向の厚みよりも大きい寸法に設定されている、濃淡燃焼バーナ。
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