JP5624442B2 - 光学電子部品、携帯用電子機器、および光学電子部品の製造方法 - Google Patents

光学電子部品、携帯用電子機器、および光学電子部品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、たとえば近接センサや光通信モジュールといった光学電子部品およびそれらを備えた携帯用電子機器に関する。
近年、携帯電話などの携帯用電子機器の多機能化が進んでおり、たとえばタッチスクリーンを用いた入力方式を採用したものも商品化されている。タッチスクリーンは、指、ペン等の入力ツールを接触させることで操作を行うものである。このようなタッチスクリーンを備えた携帯用電子機器を携帯電話として用いる場合には、タッチスクリーンが使用者の顔に触れることで誤作動を起こすのを防ぐ必要がある。このため、このような携帯用電子機器では、使用者の顔が近接していることを検出する近接センサが搭載される。使用者の顔がタッチスクリーンに近付いていることを近接センサが検出し、タッチスクリーンの機能を停止させることにより誤作動を防いでいる。
図24は、従来の光学電子部品の一例を示すものである(特許文献1)。光学電子部品Xは、たとえば携帯電話などの筐体の内部に設置されて近接センサとして用いられるものである。図24に示す光学電子部品Xは、基板91と、発光素子92と、受光素子93と、カバー94,95と、遮光壁96とを備えている。基板91は、たとえばガラスエポキシ基板911に遮光用の黒色レジスト912を設けたものである。さらに基板91には、発光素子92および受光素子93が設置されるボンディングパターン913が設けられている。カバー94,95は、発光素子92から出射される光を透過させるものである。遮光壁96は、発光素子92から出射される光を通さないように形成されている。遮光壁96は、カバー94,95の間に設けられており、発光素子92からの光が直接受光素子93へ入射するのを防いでいる。
図24では、光学電子部品Xを保護するために筐体に設けられた窓板97を示している。窓板97は、発光素子92からの光を透過させるように形成されている。発光素子92からの光は、窓板97を透過した後にたとえば皮膚である検出対象物98によって反射される。この反射された光を受光素子93が受光すると、光量に応じた電流を出力する。検出対象物98が近くにあるほど、受光素子93が受光する光量は増加するため、受光素子93の出力電流を増幅して近接の程度を示す信号としていた。
しかしながら、光学電子部品Xでは、図24に示すように発光素子92からの光の一部が窓板97によって全反射されてしまい、それによって生じたノイズ光99を受光素子93が受光してしまうことがあった。このとき、検出対象物98が実際には存在しないのに、ノイズ光99により検出対象物98が存在すると誤認し、光学電子部品Xが組み込まれた携帯電話において使用中に予期せずタッチスクリーンの機能が停止することが起こりえた。
さらにまた、光学電子部品Xに類似する構成を備えたIrDA準拠の赤外線データ通信モジュールなどにおいても、発光素子からの光が窓板で反射してノイズ光が生じ、受光素子に悪影響を及ぼす問題が生じることがあった。
特開平11−354832号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、窓板での反射により生じるノイズ光をより確実に防ぐことができる光学電子部品、携帯用電子機器および光学電子部品の製造方法を提供することを課題としている。
本発明の第1の側面によって提供される光学電子部品は、発光素子と、第1の方向において上記発光素子から離間する位置に配置された受光素子と、上記発光素子および上記受光素子を保護するための保護部材と、を備えており、上記保護部材が、上記発光素子からの光を上記第1の方向と直交する第2の方向における一方側に出射する出射面を有する出射部と、上記第2の方向における一方側から上記受光素子へ向かう光を取り込む受光面を有する受光部と、上記第1の方向において上記出射部と上記受光部との間に挟まれ、かつ上記発光素子からの光を通さない遮光部とを具備している光学電子部品であって、上記保護部材よりも軟らかであり、かつ、上記発光素子からの光を通さない軟質遮光部材を備えており、上記軟質遮光部材は、上記第2の方向視において上記遮光部と重なる領域に設けられており、上記軟質遮光部材の上記第2の方向における一方側の端部は、上記出射面および上記受光面よりも一方側に位置していることを特徴とする。
好ましい実施形態においては、上記軟質遮光部材は、上記第2の方向における一方側ほど、上記第1の方向における幅が狭くなるように形成されている。
より好ましい実施形態においては、上記遮光部には、上記第2の方向における他方側に凹む凹部が形成されており、上記軟質遮光部材は、上記凹部を充填するように形成されている。
より好ましい実施形態においては、上記出射部は、上記発光素子を覆う発光素子保護部と、上記発光素子保護部から上記第2の方向一方側に膨出し、その表面が上記出射面を構成する出射レンズ部とを備えている。
より好ましい実施形態においては、上記受光部は、上記受光素子を覆う受光素子保護部と、上記受光素子保護部から上記第2の方向一方側に膨出し、その表面が上記受光面を構成する受光レンズ部とを備えている。
より好ましい実施形態においては、上記軟質遮光部材は、上記第1および上記第2の方向と直交する第3の方向において上記受光面よりも長く形成されている。
本発明の好ましい実施形態においては、上記軟質遮光部材の、上記第1の方向および上記第2の方向と直交する第3の方向における一方の端部には、上記第3の方向における一方側ほど上記第2の方向において上記遮光部に近付く傾斜面が形成されている。
本発明の別の好ましい実施形態においては、上記軟質遮光部材は、第1層と、上記第1層上に形成される第2層とを備えており、上記第2層の上記第2の方向における一方側の端部が、上記出射面および上記受光面よりも一方側に位置している。
より好ましい実施形態においては、上記第1層は、通常厚部と、上記通常厚部の上記第1および上記第2の方向と直交する第3の方向における一方の端部に連結される折り返し部とを備えており、上記第2層は上記通常厚部上に形成されている。
より好ましくは、上記第1層は、上記第1の方向の一方の端部に、上記第1の方向における一方側ほど上記第2の方向において上記遮光部に近付くように傾斜する傾斜側面を有しており、上記第2層は上記傾斜側面の少なくとも一部を露出させるように形成されており、かつ、上記傾斜側面上に延出される終端部を有している。
より好ましくは、上記終端部は、上記第2層の上記第1の方向および上記第2の方向と直交する第3の方向における一方の端部に位置しており、上記第1方向視において、上記第3の方向における一方側ほど上記第2の方向において上記遮光部に近付くように傾斜している。
別の好ましい実施の形態においては、上記第1層は上記第2層と較べてチクソ性の高いペースト材により形成されている。なお、本発明におけるチクソ性とは、平常時において高粘度であるペースト材等が撹拌を加えることで一時的に流動性が高まる性質を意味する。チクソ性の高いペースト材は、同程度の撹拌を加えた場合において、チクソ性の低いペースト材に比べてより高い流動性を示す。
より好ましい実施形態においては、上記軟質遮光部材は、シリコーン樹脂からなる。
本発明の第2の側面によって提供される携帯用電子機器は、本発明の第1の側面によって提供される光学電子部品と、上記光学電子部品を収容する筐体と、上記筐体に固定され、上記発光素子からの光を透過させる窓板と、を備えており、上記窓板は、上記第2の方向における上記光学電子部品の一方側に配置されていることを特徴とする。
好ましい実施形態においては、上記軟質遮光部材が上記窓板に接している。
より好ましい実施形態においては、上記窓板の上記第2の方向視において上記軟質遮光部材と重なる領域には上記第2の方向一方側に向けて凹む凹溝が形成されている。
より好ましい実施形態においては、上記軟質遮光部材の上記第2の方向における一方の端部は、上記第1の方向視において上記凹溝と重なる位置にある。
好ましい別の実施形態においては、上記窓板は、上記発光素子からの光を通す発光側窓部と、上記受光素子に向かう光を通す受光側窓部と、上記第1の方向において上記発光側窓部と上記受光側窓部との間に挟まれた遮光窓部を有している。
より好ましい別の実施形態においては、上記遮光窓部と上記軟質遮光部材とが接している。
さらに好ましい実施形態においては、上記窓板には、上記発光素子からの光を通さず、かつ、上記第2の方向における他方側に向けて膨出する遮光部材が設けられている。
好ましくは、上記遮光部材は上記第2の方向における他方側ほど上記第1の方向における幅が狭くなるように形成されている。
より好ましくは、上記遮光部材は、上記第1および上記第2の方向と直交する第3の方向において上記受光面よりも長く形成されている。
より好ましくは、上記窓板には、上記第2の方向の一方側に凹む凹溝が形成されており、上記遮光部材は上記凹溝に嵌合するように設置されている。
より好ましくは、上記軟質遮光部材と上記遮光部材とが接している。
より好ましくは、上記遮光部材は、上記窓板よりも軟らかである。
より好ましくは、上記遮光部材は、シリコーン樹脂からなる。
好ましい実施形態においては、上記携帯用電子機器は、上記光学電子部品を近接センサとして具備する。
別の好ましい実施形態においては、上記携帯用電子機器は、上記光学電子部品を赤外線通信手段として具備する。
本発明の第3の側面によって提供される光学電子部品の製造方法は、発光素子と、第1の方向において上記発光素子から離間する位置に配置された受光素子と、上記発光素子および上記受光素子を保護するための保護部材と、上記保護部材よりも軟らかであり、かつ、上記発光素子からの光を通さない軟質樹脂からなる軟質遮光部材と、を備えており、上記保護部材が、上記発光素子からの光を上記第1の方向と直交する第2の方向における一方側に出射する出射面を有する出射部と、上記第2の方向における一方側から上記受光素子へ向かう光を取り込む受光面を有する受光部と、上記第1の方向において上記出射部と上記受光部との間に挟まれ、かつ上記発光素子からの光を通さない遮光部とを具備している光学電子部品の製造方法であって、移動可能なノズルから上記軟質樹脂を吐出させる吐出手段を用い、上記第2の方向視において上記遮光部と重なる領域に、上記軟質樹脂の上記第2の方向における一方側の端部が上記出射面および上記受光面よりも一方側に位置となるように、上記軟質樹脂を塗布する工程と、上記軟質樹脂を硬化させる工程と、を備えており、上記軟質樹脂を塗布する工程は終端処理工程を含んでおり、上記終端処理工程において、上記ノズルを上記第2の方向における他方側に変位させる処理を行うことを特徴とする。
好ましい実施形態においては、上記軟質樹脂を塗布する工程は、上記ノズルを上記第1の方向および上記第2の方向と直交する第3の方向に進行させる第1の塗布工程と、上記ノズルを上記第1の方向に進行させる第1の方向転換工程と、上記ノズルを上記第3の方向に沿って上記第1の塗布工程と逆向きに進行させる第2の塗布工程と、上記ノズルを上記第1の方向に沿って上記第1の方向転換工程と逆向きに、かつ、上記第1の方向転換工程よりも短い距離だけ進行させる第2の方向転換工程と、上記ノズルを上記第3の方向に沿って上記第1の塗布工程と同じ向きに進行させる第3の塗布工程と、終端処理工程と、を順次行うものである。
より好ましい実施形態においては、上記第2の方向転換工程において上記ノズルが移動する距離は上記第1の方向転換工程において上記ノズルが移動する距離の半分である。
より好ましい実施形態においては、上記終端処理工程は、上記ノズルを上記第1の方向に沿って変位させる処理を含む。
より好ましくは、上記終端処理工程は、上記ノズルが上記第1の方向転換工程が行われた領域に再到達する前に行われる。
より好ましくは、上記第3の塗布工程を行う前に、上記第1および上記第2の塗布工程において塗布された軟質樹脂を硬化させる工程を行う。
好ましくは、上記第1および上記第2の塗布工程において上記ノズルが吐出する軟質樹脂は、上記第3の塗布工程において上記ノズルが吐出する軟質樹脂よりもチクソ性の高いペースト材とされている。
好ましくは、上記軟質樹脂は、シリコーン樹脂である。
このような構成によれば、上記発光素子からの光が上記窓板で反射することによって生じるノイズ光が、上記軟質遮光部材により遮断されるため、上記受光素子に上記ノイズ光が入射しにくくなっている。さらに、上記軟質遮光部材を上記保護部材よりも軟らかなものとしているため、上記窓板に上記軟質遮光部材が接することにより上記光学電子部品の設置不具合が生じるのを防ぐことが可能である。たとえば、本発明の好ましい実施形態におけるように上記軟質遮光部材をシリコーン樹脂で形成すると、上記軟質遮光部材が上記窓板に接した場合には上記軟質遮光部材が変形する。このため、上記軟質遮光部材のせいで上記窓板が上記筐体に嵌らなくなるといった問題が生じることは無く、上記光学電子部品を円滑に上記携帯用電子機器に組み込むことが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態における携帯用電子機器を示す斜視図である。 図1に示す携帯用電子機器の要部断面図である。 図2に示す光学電子部品の平面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。 図2の光学電子部品の製造工程を示す断面図である。 図5に示す工程に続く工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 図7に示す光学電子部品の平面図である。 図7に示す光学電子部品の製造工程を示す平面図である。 図9に示す工程に続く工程を示す平面図である。 図10に示す工程に続く工程を示す平面図である。 図11に示す工程に続く工程を示す平面図である。 図12に示す工程に続く工程を示す平面図である。 図13に示す工程を説明するための要部断面図である。 本発明の第3実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第4実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第5実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第6実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第7実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第8実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第9実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第10実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 本発明の第11実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。 従来の光学電子部品の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態における携帯用電子機器を示している。図1および図2に示す携帯用電子機器A1は、たとえば携帯電話であり、筐体1と、筐体1に嵌め込まれた窓板2と、筐体1に収容された光学電子部品B1を備えている。光学電子部品B1は、たとえば人の顔の皮膚である感知対象Fがどのくらい近くにあるかを検知するための近接センサとして利用されるものである。
図1に示すように、筐体1は、本体ケース1aと、本体ケース1aに対してスライドするように構成された可動ケース1bとで構成されている。本体ケース1aには送話を行うための集音部11が設けられている。可動ケース1bは、ディスプレイ12と、受信した音声を再生するスピーカ13とを備えている。さらに、可動ケース1bのスピーカ13付近に窓板2が取り付けられている。図2に示すように、可動ケース1bの内部には、窓板2と対向する実装基板14が配置されており、この実装基板14に光学電子部品B1が搭載されている。なお、可動ケース1bは、たとえば実装基板14を支持する底側部品と、その底側部品にかぶせるように組み付けられる蓋側部品とを備えている。
可動ケース1bは、図示しないタッチスクリーン装置を内蔵している。このタッチスクリーン装置は、ディスプレイ12と重なるように配置されており、使用者がディスプレイ12に触れることで操作を行うことが可能なように構成されている。可動ケース1bは、光学電子部品B1からの信号に応じてタッチスクリーン装置の機能をオン・オフする制御手段も内蔵している。この制御手段は、光学電子部品B1が出力する信号が所定の値を超えた場合には、タッチスクリーン装置の機能をオフにする制御を行う。なお、この制御手段は、たとえば実装基板14上に搭載された図示しないICチップ群により構成されるものである。
窓板2は、黒色に染色されたエポキシ樹脂製であり、波長が770〜1000nmである赤外線をほとんど透過させる一方、波長が770nm以下である可視光をほとんど遮蔽するように形成されている。図2に示すように、窓板2は、z方向において光学電子部品B1の一方側(図中上方)に配置されている。
このような携帯用電子機器A1を製造する過程においては、予め完成された光学電子部品B1を実装基板14に搭載する工程が行なわれる。この工程は、たとえばリフロー炉を用いたハンダ付けにより行われる。なお、リフロー炉内においては230〜260℃に達する。この工程の後に可動ケース1bの底側部品に蓋側部品を組み付ける工程が行われる。この工程は、たとえば底側部品に蓋側部品を機械的に押し当てながら、ネジを締めて接合することにより行われる。
図2に示すように、光学電子部品B1は、基板3、発光素子4、受光素子5、保護部材6、および、軟質遮光部材7を備えている。基板3は、たとえばガラスエポキシからなり、発光素子4および受光素子5を搭載している。さらに、基板3上には、図示しない配線パターンが設けられている。受光素子5は、この配線パターンを通じて実装基板14上のICチップ群と導通している。
発光素子4は、たとえば、赤外線を発することができる赤外線発光ダイオードである。発光素子4は図2に示すz方向に向けて主に光を出射するように設置されている。受光素子5は、たとえば、赤外線を感知することができるPINフォトダイオードである。受光素子5は、赤外光を受光すると、その強度に応じた電気信号を上記ICチップ群へ出力する。図2に示すように、受光素子5は発光素子4に対しx方向に離間するように配置されている。
保護部材6は、発光素子4を覆う出射部61、受光素子5を覆う受光部62、および、赤外線を通さない樹脂ケース63を備えている。出射部61は、たとえば、赤外線を透過させるエポキシ樹脂により形成されており、発光素子4を覆う発光素子保護部611と、発光素子保護部611からz方向に膨出する出射レンズ部612とを備えている。出射レンズ部612は、たとえば半球状に形成されており、発光素子4からの赤外線の指向性を高めて出射するように構成されている。
受光部62は、たとえば、赤外線を透過させるエポキシ樹脂により形成されており、受光素子5を覆う受光素子保護部621と、受光素子保護部621からz方向に膨出する受光レンズ部622とを備えている。受光レンズ部622は、たとえば半球状に形成されており、感知対象Fで反射した赤外線を受光素子5へ収束させるように構成されている。なお、出射部61および受光部62は可視光が通るのを防ぐために、たとえば黒色の染料を染み込ませておくのが望ましい。このような出射部61および受光部62は、波長が770〜1000nmである赤外線をほとんど透過させる一方、波長が770nm以下である可視光をほとんど遮蔽する。
樹脂ケース63は、出射レンズ部612および受光レンズ部622のz方向における端部付近を露出させるように出射部61および受光部62を覆っている。樹脂ケース63のx方向における出射部61と受光部62との間の部分は、発光素子4から受光素子5へ向かう光を遮断するための遮光部63aを構成している。この樹脂ケース63は、赤外線を通さないエポキシ樹脂により形成されている。
本実施形態では、出射レンズ部612の表面のうち樹脂ケース63の外側に露出する部分が、発光素子4からの赤外光をz方向上方に出射するための出射面612aとして機能する。さらに、受光レンズ部622の表面のうち樹脂ケース63の外側に露出する部分がz方向上方から赤外光を取り込むための受光面622aとして機能する。
軟質遮光部材7は、たとえば赤外線を通さないシリコーン樹脂からなり、遮光部63aのz方向上側に設置されている。シリコーン樹脂からなる軟質遮光部材7は、エポキシ樹脂からなる樹脂ケース63に比べて軟らかであり、樹脂ケース63が変形しない程度の力を加えた場合にもz方向に縮むように変形する。具体的には、軟質遮光部材7の素材となるシリコーン樹脂は、いわゆるゴム硬度にして10°〜60°の硬度である。さらに、上述したように光学電子部品B1を実装基板14に搭載する際に加熱されるため、軟質遮光部材7の素材となるシリコーン樹脂の耐熱温度は300〜500℃であるものを用いる。本実施形態では、図2に示すように、軟質遮光部材7の断面形状は、z方向において基板3から遠ざかるにつれてx方向における幅が狭くなるようになっている。さらに、軟質遮光部材7のz方向における図2中上端は窓板2に接している。軟質遮光部材7はこのような断面を有しつつ、図3に示すようにx,z方向と直交するy方向において、樹脂ケース63の端から端まで延びるように形成される。図4に示すように、軟質遮光部材7の図中右端はy方向における図中右方ほどz方向において遮光部63aに近付く傾斜面7aを備えている。
図5および図6には上述したような軟質遮光部材7を形成するのに適した製造方法を示すものである。軟質遮光部材7を形成する工程は、素材となるシリコーン樹脂70をペースト状にして遮光部63a上に塗布する工程と、シリコーン樹脂70を硬化させる工程とを備えている。シリコーン樹脂70を塗布する工程は、たとえばペースト状とされたシリコーン樹脂70が充填された容器に連結された吐出手段を用いて行われる。図5に示すように、吐出手段は先端に設けられたノズル8からシリコーン樹脂70を一定の流速で吐出しながら、ノズル8をy方向に一定速度で進行させる。図5に示す例では、y方向左端からy方向右端に向けてノズル8を動かしている。さらに、図6に示すように、ノズル8がy方向右端付近に到達した後には、ノズル8をz方向に下降させつつy方向に進行させる終端処理工程を行う。この工程を行うことにより、傾斜面7aが形成される。その後にシリコーン樹脂70を硬化させる工程を行うことで、図2および図4に示す形状の軟質遮光部材7を円滑に形成することが可能である。また、軟質遮光部材7のz方向における厚さは、ノズル8がシリコーン樹脂70を吐出する速度と、ノズル8の移動速度により調整可能である。
なお、厳密には、軟質遮光部材7のz方向厚さが、図2における遮光部63aの上端と窓板2の下面との間隔と一致しているのが望ましいが、全ての製品において遮光部63aと窓板2との間隔を一定とするのは困難である。本実施形態では、軟質遮光部材7のz方向厚さが、設計時における遮光部63aと窓板2との間隔よりもわずかに長くなるように塗布するシリコーン樹脂70の量を調整しておく。なお、具体的には、遮光部63aと窓板2との間隔は0.2〜2.0mmであり、軟質遮光部材7のz方向における自然厚は0.3〜2.5mmが望ましい。
次に、本実施形態の携帯用電子機器A1および光学電子部品B1の作用について説明する。
上述した光学電子部品B1においても、出射部61から出射された赤外線の一部が窓板2で反射してノイズ光Pとなる。本実施形態では、軟質遮光部材7により遮られノイズ光Pが受光部62に入射しないようになっている。このため、受光素子5はノイズ光Pの影響を受けない。従って、受光素子5が出力する信号は、感知対象Fで反射された赤外光の量を正確に反映するものとなる。
携帯用電子機器A1においては、ディスプレイ12を見ながらタッチスクリーン装置を操作する使用形態と、スピーカ13を耳元に近づけて通話を行う使用形態とが存在する。通話を行う際にはディスプレイ12が使用者の顔に接近する状態となる。このとき、発光素子4からの赤外光は使用者の顔によって反射され、受光素子5がその一部を受光し、その受光量に応じた電気信号を制御手段に出力する。その信号に従い、制御手段はタッチスクリーン装置の機能を停止させる。本実施形態では、受光素子5がノイズ光Pの影響を受けないため、タッチスクリーン装置を操作する使用形態において、上述の誤作動防止機能が動作することがない。
さらに本実施形態の軟質遮光部材7は、樹脂ケース63が変形しない程度の力で変形するものである。携帯用電子機器A1の製造工程において可動ケース1bの底側部品と蓋側部品とを組み付ける際の圧力により、軟質遮光部材7は遮光部63aと窓板2との間に丁度挟まるように変形する。このため、軟質遮光部材7を設けることにより、光学電子部品B1を携帯用電子機器A1に組み込むことが困難となることはない。
また、本実施形態では、軟質遮光部材7のz方向における自然厚を遮光部63aと窓板2との間隔よりも長く設定しているため、軟質遮光部材7は遮光部63aと窓板2との間に隙間無く配置されることになる。このことはノイズ光Pを遮断する上でより有利に作用する。
また、上述した軟質遮光部材7の形成方法によれば、y方向図4中右端に角が生じにくくなっている。このことはy方向の図4中右端において軟質遮光部材7のz方向厚みが不当に厚くなることを防ぐ上で有利に作用する。
本実施形態では、軟質遮光部材7を樹脂ケース63のy方向全長に渡って設けているが、軟質遮光部材7のy方向における長さは適宜設定可能である。なお、出射面612aから受光面622aに向かう光を防ぐためには、軟質遮光部材7のy方向における長さは受光面622aのy方向における長さよりも長いことが望ましい。
図7〜図10は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図7は本発明の第2実施形態における携帯用電子機器の要部断面図を示しており、図8は図7に示す光学電子部品B1の平面図を示している。図7に示す携帯用電子機器A2は、光学電子部品B1のかわりに光学電子部品B2を備えており、その他の構成は携帯用電子機器A1と同様である。
光学電子部品B2における軟質遮光部材7は、後述する製造方法に従って形成されており、第1層71,72と第2層73とを備えており、第2層73が設けられている主要部7Aと、第2層73が設けられていない端部7Bとに区分されている。図8に示すように、端部7Bは、主要部7Aのy方向上方に配置されている。光学電子部品B2のその他の構成は光学電子部品B1と同様である。第1層71,72および第2層73は、たとえば赤外線を通さないシリコーン樹脂からなる。具体的には、いわゆるゴム硬度にして10°〜60°の硬度を持ち、かつ耐熱温度が300〜500℃であるシリコーン樹脂からなる。本実施形態においても、シリコーン樹脂からなる軟質遮光部材7は、エポキシ樹脂からなる樹脂ケース63に比べて軟らかであり、樹脂ケース63が変形しない程度の力を加えた場合にもz方向に縮むように変形する。
図7に示すように、第1層71は遮光部63aのx方向において図中左寄りの領域に設けられており、第1層72は遮光部63aのx方向における図中右寄りの領域に設けられている。第1層71,72は、それぞれz方向において基板3から遠ざかるにつれてx方向における幅が狭くなるようになっている。第1層71,72は、このような断面を有しつつ、図8に示すように、y方向において樹脂ケース63の端から端まで延びるように形成される。第1層71のx方向図7中左側には、x方向左方にいくほど遮光部63aに近付く傾斜側面711が形成され、第1層72のx方向図7中右側には、x方向右方にいくほど遮光部63aに近付く傾斜側面721が形成されている。さらに第1層71は通常厚部71aと、通常厚部71aのy方向における図8中上端と連結される折り返し部71bとを備えている。また、第2層72は通常厚部72aと、通常厚部72aのy方向における図8中上端と連結される折り返し部72bとを備えている。通常厚部71a,72aは主要部7Aに位置し、折り返し部71b,72bは端部7Bに位置している。折り返し部71b,72bは連結されており、通常厚部71a,72aよりもz方向における厚みが大きくなる傾向がある。
第2層73は、図7に示すように、x方向において第1層71,72の間に生じる隙間を埋めつつ、z方向における図中上端が窓板2に接している。図8に示すように、第2層73は、通常厚部71a,72a上に形成されており、主要部7Aと端部7Bとの境界の主要部7A寄りの位置に終端部731を有している。終端部731は、図7に表れているように、第2層73のその他の部分から傾斜側面721にはみだすように形成されている。
このような軟質遮光部材7の製造方法の一例について図9〜図14を参照にしつつ以下に説明する。
本実施形態においても、軟質遮光部材7の製造工程は、素材となるシリコーン樹脂をペースト状にして遮光部63a上に塗布する工程と、シリコーン樹脂を硬化させる工程とを備えている。シリコーン樹脂を塗布する工程は、たとえばペースト状とされたシリコーン樹脂が充填された容器に連結された吐出手段を用いて行われる。吐出手段は先端に設けられたノズル8からシリコーン樹脂を一定の流速で吐出しながらx方向またはy方向に移動可能なものである。
まず、図9に示すように遮光部63aの図中左寄りの領域にシリコーン樹脂710aを塗布する第1の塗布工程を行う。この工程は、シリコーン樹脂710aを一定の流速で吐出させながらノズル8をy方向に沿って一定速度で進行させ、シリコーン樹脂710aを遮光部63aのy方向における略全長に渡って塗布する。本工程によって塗布されたシリコーン樹脂710aを硬化させることにより、第1層71の通常厚部71aが形成される。
次に、図10に示すようにノズル8をx方向に進行させる第1の方向転換工程を行う。この工程によりノズル8は図11に示すように遮光部63aの図中右寄りの領域に移動する。方向転換の際にはノズル8の進行速度を減速させる。このため、本工程において塗布されるシリコーン樹脂710b,720bは先の工程において塗布されるシリコーン樹脂710aよりも厚くなる傾向がある。本工程で塗布されるシリコーン樹脂のうち、遮光部63aの図中左寄りの領域に塗布されたシリコーン樹脂710bを硬化させることにより折り返し部71bが形成される。また、遮光部63aの図中右寄りの領域に塗布されたシリコーン樹脂720bを硬化させることにより折り返し部72bとなる。
次に、遮光部63aの図中右寄りの領域にシリコーン樹脂720aを塗布する第2の塗布工程を行う。図11はこの工程の開始時の状態に相当し、図12はこの工程が終了時の状態に相当する。本工程において、ノズル8は、シリコーン樹脂710aを塗布する工程と同じ速さで逆方向に進行する。シリコーン樹脂720aを硬化させることにより通常厚部72aが形成される。ノズル8を進行させる速さとシリコーン樹脂720aの吐出速度とを一致させることにより、通常厚部71a,72aの厚みは同一のものとなる。
次に、図12に示すようにノズル8をx方向に沿って第1の方向転換工程とは逆向きに進行させる第2の方向転換工程を行う。この第2の方向転換工程においてノズル8がx方向に移動する距離は、第1の方向転換工程においてノズル8がx方向に移動する距離の半分に相当する。移動後、再度ノズル8をy方向に進行させる第3の塗布工程を行う。この際の進行方向はシリコーン樹脂710aを塗布する工程と同じである。この工程によりシリコーン樹脂710a,720aの上にシリコーン樹脂730が重ねて塗布される。シリコーン樹脂730を硬化させることにより、第2層73が形成される。ノズル8が、シリコーン樹脂710b,720bが形成されている領域に進む前に次の終端処理工程へ移行する。
図13および図14には終端処理工程を示している。この終端処理工程では、具体的には、シリコーン樹脂を吐出させつつノズル8をz方向において遮光部63aの図14中上面に近づくように降下させつつ、図14中右方へ変位させることにより行われる。この終端処理工程により塗布されるシリコーン樹脂が硬化することにより終端部731が形成される。なお、本工程において、ノズル8を図13および図14中の左方へ変位させても構わない。その場合には終端部731が傾斜側面711の方にはみだすように形成される。
シリコーン樹脂を硬化させる工程は、終端部731の形成後にたとえば紫外線照射処理によって行うことができる。なお、この硬化工程は分割して行ってもよい。たとえば、第2の方向転換工程を行う前にシリコーン樹脂710a,710b,720a,720bを硬化させる工程を行ってもよい。この場合には通常厚部71a,72a上にシリコーン樹脂730が塗布されることになり、シリコーン樹脂730をより安定した状態で塗布することが可能となる。
上述した製造方法によれば、折り返し部71b,72b上に第2層73が形成されないため、第2層73の図7中上端位置が一定に保たれやすくなる。さらに上述した終端処理工程を施すことにより、終端部731が不当に厚くなることを防ぐことができる。
本実施形態の構成および製造方法は、遮光部63aと窓板72との隙間が比較的大きくなっており、シリコーン樹脂を遮光部63aに単純に塗布しただけではその隙間を埋めにくい場合に有効である。
本実施形態の変形例として、シリコーン樹脂710a,710b,720a,720bとシリコーン樹脂730とを異なる性質のシリコーン樹脂としてもよい。たとえば、シリコーン樹脂710a,710b,720a,720bとしてシリコーン樹脂730よりもチクソ性の高いものを用いることが考えられる。このとき、シリコーン樹脂710a,710b,720a,720bとしてチクソ性が高く、かつ高粘度のシリコーン樹脂を用いる。このようなシリコーン樹脂は撹拌することで一時的に流動性が高まる性質を持つ。すなわち、撹拌して流動性を高めた状態でノズル8から吐出させて塗布作業を行うことが可能であり、なおかつ、塗布後には速やかに高粘度となることが期待できる。このことはシリコーン樹脂710a,720aが不当に変形するのを防ぎ、重ねてシリコーン樹脂730を塗布する上で有利に作用する。
図15は本発明の第3実施形態における携帯用電子機器の要部断面図を示している。図15に示す携帯用電子機器A3は、光学電子部品B1のかわりに光学電子部品B3を備えており、その他の構成は携帯用電子機器A1と同様である。
光学電子部品B3は、図15に示すように樹脂ケース63にz方向下方へ凹む凹部631が設けられている。凹部631は、z方向視において遮光部63aと重なる領域に設けられている。本実施形態における軟質遮光部材7は、凹部631を充填するように形成されている。光学電子部品B3のその他の構成は光学電子部品B1と同様である。凹部631は、x,z方向と直交するy方向における樹脂ケース63の全長に渡る溝状に形成されている。
本実施形態における軟質遮光部材7は、光学電子部品B1における軟質遮光部材7の素材と同じシリコーン樹脂をペースト状にして凹部631に塗布し、硬化させることにより形成される。軟質遮光部材7のz方向における厚さは、凹部631に流し込むシリコーン樹脂の量により定まるものである。より具体的には、シリコーン樹脂を吐出するノズル8の吐出速度と進行速度とによって定まる。
図15に示すように、軟質遮光部材71の断面形状は、z方向において基板3から遠ざかるにつれてx方向における幅が狭くなるようになっている。さらに、軟質遮光部材7のz方向における図15中上端は窓板2に接している。
本実施形態においても、軟質遮光部材7のz方向厚さが、図15における凹部631の底面と窓板2の下面との間隔と一致しているのが望ましいが、全ての製品において遮光部63aと窓板2との間隔を一定とするのは困難である。本実施形態では、軟質遮光部材7のz方向長さが、設計時における凹部631の底面と窓板2との間隔よりもわずかに長くなるように凹部631に塗布するシリコーン樹脂の量を調整しておく。本実施形態における軟質遮光部材7は、光学電子部品B1における軟質遮光部材7と同質の機能を有するものである。
このような光学電子部品B3では、シリコーン樹脂を凹部631に塗布することにより軟質遮光部材7の形成を行っている。このため、シリコーン樹脂が意図せぬ場所に、たとえば出射面612aあるいは受光面622aに付着するのを防ぎやすくなっている。
図16は本発明の第4実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図16に示す携帯用電子機器A4は、窓板2に凹溝2aが設けられており、その他の構成は携帯用電子機器A3と同様となっている。
凹溝2aは、y方向において軟質遮光部材7よりも長く延びるように形成されている。たとえば軟質遮光部材7の材料であるシリコーン樹脂を多めに塗布する場合、図16に示すように、軟質遮光部材7のz方向上端部は凹溝2a内に入り込むようになる。このようにすると、軟質遮光部材7が窓板2に加える圧力を減少させることができる。
図17は本発明の第5実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図17に示す携帯用電子機器A5は、窓板2の構成が携帯用電子機器A3と異なっており、その他の構成は携帯用電子機器A3と同様となっている。
本実施形態における窓板2は、発光側窓部21、受光側窓部22、および、遮光窓部23によって構成されている。発光側窓部21はz方向視において発光素子4と重なる領域に設置されており、受光側窓部22はz方向視において受光素子5と重なる領域に設置されている。遮光窓部23は、z方向視において遮光部63aと重なる位置に設けられており、x方向において発光側窓部21と受光側窓部22とによって挟まれている。
発光側窓部21および受光側窓部22は、黒色に染色されたエポキシ樹脂製であり、波長が770〜1000nmである赤外線をほとんど透過させる一方、波長が770nm以下である可視光をほとんど遮蔽するように形成されている。
遮光窓部23は、赤外線を通さないエポキシ樹脂により形成されている。本実施形態では、図17に示すように、遮光窓部23のz方向下面が軟質遮光部材7のz方向上端と接している。
出射部61から出射されて発光側窓部21に入射した光の一部が、外部に出射されず、発光側窓部21内で反射を繰り返してx方向に沿って進行するノイズ光Qとなることがある。このノイズ光Qが、仮に受光側窓部22から受光部62へ到達した場合にはノイズ光Pの場合と同様に、光学電子部品B3の誤作動が生じることが有り得る。本実施形態では、遮光窓部23が赤外線を通さないように形成されているため、ノイズ光Qが受光側窓部22へ侵入しないようになっている。従って、携帯用電子機器A5では、より一層正確に感知対象Fの位置を把握することが可能となる。
図18は本発明の第6実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図18に示す携帯用電子機器A6は、窓板2に遮光部材24が設けられており、その他の構成は携帯用電子機器A3と同様となっている。
遮光部材24は、たとえば軟質遮光部材7の素材と同じシリコーン樹脂製であり、z方向における下方ほどx方向における幅が狭くなるように形成されている。この遮光部材24は、z方向視において軟質遮光部材7と重なる位置にy方向において軟質遮光部材7と同じ長さとなるように形成されている。
図18に示すように、遮光部材24は軟質遮光部材7と接しており、本実施形態によれば遮光部63aと窓板2との間に隙間が生じにくく、より確実にノイズ光Pを遮断することができる。
図19は本発明の第7実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図19に示す携帯用電子機器A7は、窓板2に凹溝25が設けられており、その他の構成は携帯用電子機器A6と同様となっている。
凹溝25は、図19に示すようにz方向上方に凹むように形成されており、遮光部材24が嵌合している。凹溝25は、y方向において、遮光部材24および軟質遮光部材7と同じあるいはそれよりも長くなるように形成されている。凹溝25を設けることで、遮光部材24を形成する際に、シリコーン樹脂が意図しない場所に付着するのを防ぐ効果を得ることができる。
図20は本発明の第8実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図20に示す携帯用電子機器A8は、携帯用電子機器A5の構成に遮光部材26を加えたものである。本実施形態における遮光部材26は、遮光窓板23と一体となるように形成されている。なお、遮光窓部23および遮光部材26は、エポキシ樹脂により形成されている。
本実施形態における遮光部材26は、z方向における下方ほどx方向における幅が狭くなるように形成されている。この遮光部材26は、遮光窓部23から膨出するように形成されており、軟質遮光部材7と接している。本実施形態によれば遮光部63aと窓板2との間に隙間が生じにくく、より確実にノイズ光Pを遮断することができる。
図21は本発明の第9実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図21に示す携帯用電子機器A9は、光学電子部品B4を具備しており、その他の構成は携帯用電子機器A1と同様である。光学電子部品B4においては、受光レンズ部622が設けられておらず、受光部62が受光素子保護部621によって構成されており、樹脂ケース63には受光素子保護部621を露出させるための開口632が形成されている。光学電子部品B4のその他の構成は光学電子部品B1と同様である。
このような実施形態においても、軟質遮光部材7はノイズ光Pが受光部62に入射するのを好ましく防ぐことができる。
図22は本発明の第10実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図22に示す携帯用電子機器A10は、光学電子部品B5を具備しており、その他の構成は携帯用電子機器A1と同様である。光学電子部品B5においては、受光レンズ部622が設けられておらず、受光部62が受光素子保護部621によって構成されており、樹脂ケース63には受光素子保護部621を露出させるための開口632が形成されている。さらに、出射レンズ部612が設けられておらず、出射部61が発光素子保護部611によって構成されており、樹脂ケース63には発光素子保護部611を露出させるための開口633が形成されている。光学電子部品B5のその他の構成は光学電子部品B1と同様である。
このような実施形態においても、軟質遮光部材7はノイズ光Pが受光部62に入射するのを好ましく防ぐことができる。
図23は本発明の第11実施形態における携帯用電子機器の要部断面図である。図23に示す携帯用電子機器A11の構成は、赤外線光通信手段として光学電子部品B6を具備しており、その他の構成は携帯用電子機器A1と同様である。光学電子部品B6は、構造的には光学電子部品B1と類似しており、たとえばIrDA準拠の赤外線データ通信モジュールである。
光学電子部品B6では、発光素子4からの赤外光をz方向に出射し、別の光学電子部品B6に受光させるように使用される。すなわち、受光素子5は、別の光学電子部品B6からの赤外光を受光する。このような場合でも、発光素子4からの光が窓板2で反射しノイズ光Pとなることがあった。ノイズ光Pを受光素子5が受光した場合には自機からの信号を誤受信することとなり、携帯用電子機器A11の誤作動を招く可能性がある。光学電子部品B6では、軟質遮光部材7により、そのような問題点を解消することができる。
なお、携帯用電子機器A2〜A10の構成においても光学電子部品B2〜B5をIrDA準拠の赤外線データ通信モジュールに置き換えることが可能である。
本発明の範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る携帯用電子機器および光学電子部品の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。たとえば、上記実施形態では、軟質遮光部材7が、それ単体で、あるいは遮光部材24,26と合わせて、遮光部63aと窓板2との間を埋めるように設けられているが、軟質遮光部材7と窓板2との間に隙間があっても構わない。
軟質遮光部材7と窓板2との間に隙間を設ける場合、軟質遮光部材7のz方向における上端が、出射レンズ部612および受光レンズ部622のz方向における上端よりも上側となるようにするのが望ましい。このような構成によれば、出射レンズ部612から受光レンズ部622へ向かう光を遮断する効果をより期待しやすくなる。
また、携帯用電子機器A3〜A10における軟質遮光部材7は、携帯用電子機器A1における場合と同様に一層構造であるが、携帯用電子機器A2の場合と同様に二層構造としても構わない。
またさらに、上述した実施形態では、携帯用電子機器A6,A7における遮光部材24をシリコーン樹脂により形成しているが、これに限定されず赤外光を遮断する材質であればよい。
また、上述した実施形態では、軟質遮光部材7をシリコーン樹脂により形成しているが、赤外光を遮断可能であり、上述したゴム硬度および耐熱性能を有するものであれば、他の軟質樹脂を採用しても構わない。
A1〜A11 携帯用電子機器
B1〜B6 光学電子部品
F 感知対象
x (第1の)方向
y (第3の)方向
z (第2の)方向
1 筐体
1a 本体ケース
1b 可動ケース
11 集音部
12 ディスプレイ
13 スピーカ
14 実装基板
2 窓板
2a 凹溝
21 発光側窓部
22 受光側窓部
23 遮光窓部
24 遮光部材
25 凹溝
3 基板
4 発光素子
5 受光素子
6 保護部材
61 出射部
611 発光素子保護部
612 出射レンズ部
612a 出射面
62 受光部
621 受光素子保護部
622 受光レンズ部
622a 受光面
63 樹脂ケース
63a 遮光部
631 凹部
7 軟質遮光部材
7a 傾斜面
7A 主要部
7B 端部
70,710a,710b,720a,720b,730 シリコーン樹脂
71,72 第1層
71a,72a 通常厚部
71b,72b 折り返し部
711,721 傾斜側面
73 第2層
731 終端部
8 ノズル

Claims (29)

  1. 発光素子と、
    第1の方向において上記発光素子から離間する位置に配置された受光素子と、
    上記発光素子および上記受光素子を保護するための保護部材と、
    を備えており、
    上記保護部材が、上記発光素子からの光を上記第1の方向と直交する第2の方向における一方側に出射する出射面を有する出射部と、上記第2の方向における一方側から上記受光素子へ向かう光を取り込む受光面を有する受光部と、上記第1の方向において上記出射部と上記受光部との間に挟まれ、かつ上記発光素子からの光を通さない遮光部とを具備している光学電子部品であって、
    上記保護部材よりも軟らかであり、かつ、上記発光素子からの光を通さない軟質遮光部材を備えており、
    上記軟質遮光部材は、上記第2の方向視において上記遮光部と重なる領域に設けられており、
    上記軟質遮光部材の上記第2の方向における一方側の端部は、上記出射面および上記受光面よりも一方側に位置しているとともに、
    上記軟質遮光部材は、第1層と、上記第1層上に形成される第2層とを備えており、
    上記第2層の上記第2の方向における一方側の端部が、上記出射面および上記受光面よりも一方側に位置しており、
    上記第1層は、上記第1および上記第2の方向と直交する第3の方向に沿って延びる通常厚部と、上記通常厚部の一方の端部に連結され、かつ上記第1の方向に折り返された折り返し部とを備えており、
    上記第2層は上記通常厚部上に形成されており、
    上記第1層は、上記第1の方向の一方の端部に、上記第1の方向における一方側ほど上記第2の方向において上記遮光部に近付くように傾斜する傾斜側面を有しており、
    上記第2層は上記傾斜側面の少なくとも一部を露出させるように形成されており、かつ、上記傾斜側面上に延出される終端部を有していることを特徴とする、光学電子部品。
  2. 上記軟質遮光部材は、上記第2の方向における一方側ほど、上記第1の方向における幅が狭くなるように形成されている、請求項1に記載の光学電子部品。
  3. 上記遮光部には、上記第2の方向における他方側に凹む凹部が形成されており、
    上記軟質遮光部材は、上記凹部を充填するように形成されている、請求項1または2に記載の光学電子部品。
  4. 上記出射部は、上記発光素子を覆う発光素子保護部と、上記発光素子保護部から上記第2の方向一方側に膨出し、その表面が上記出射面を構成する出射レンズ部とを備えている、請求項1ないし3のいずれかに記載の光学電子部品。
  5. 上記受光部は、上記受光素子を覆う受光素子保護部と、上記受光素子保護部から上記第2の方向一方側に膨出し、その表面が上記受光面を構成する受光レンズ部とを備えている、請求項1ないし4のいずれかに記載の光学電子部品。
  6. 上記軟質遮光部材は、上記第3の方向において上記受光面よりも長く形成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載の光学電子部品。
  7. 上記終端部は、上記第2層の記第3の方向における一方の端部に位置しており、上記第1方向視において、上記第3の方向における一方側ほど上記第2の方向において上記遮光部に近付くように傾斜している、請求項1ないし6のいずれかに記載の光学電子部品。
  8. 上記軟質遮光部材は、シリコーン樹脂からなる、請求項1ないしのいずれかに記載の光学電子部品。
  9. 請求項1ないしのいずれかに記載の光学電子部品と、
    上記光学電子部品を収容する筐体と、
    上記筐体に固定され、上記発光素子からの光を透過させる窓板と、
    を備えており、
    上記窓板は、上記第2の方向における上記光学電子部品の一方側に配置されていることを特徴とする、携帯用電子機器。
  10. 上記軟質遮光部材が上記窓板に接している、請求項に記載の携帯用電子機器。
  11. 上記窓板の上記第2の方向視において上記軟質遮光部材と重なる領域には上記第2の方向一方側に向けて凹む凹溝が形成されている、請求項または10に記載の携帯用電子機器。
  12. 上記軟質遮光部材の上記第2の方向における一方の端部は、記凹溝内に入り込んでいる、請求項11に記載の携帯用電子機器。
  13. 上記窓板は、上記発光素子からの光を通す発光側窓部と、上記受光素子に向かう光を通す受光側窓部と、上記第1の方向において上記発光側窓部と上記受光側窓部との間に挟まれた遮光窓部を有している、請求項に記載の携帯用電子機器。
  14. 上記遮光窓部と上記軟質遮光部材とが接している、請求項13に記載の携帯用電子機器。
  15. 上記窓板には、上記発光素子からの光を通さず、かつ、上記第2の方向における他方側に向けて膨出する遮光部材が設けられている、請求項または13に記載の携帯用電子機器。
  16. 上記遮光部材は上記第2の方向における他方側ほど上記第1の方向における幅が狭くなるように形成されている、請求項15に記載の携帯用電子機器。
  17. 上記遮光部材は、上記第3の方向において上記受光面よりも長く形成されている、請求項15または16に記載の携帯用電子機器。
  18. 上記窓板には、上記第2の方向の一方側に凹む凹溝が形成されており、
    上記遮光部材は上記凹溝に嵌合するように設置されている、請求項15ないし17のいずれかに記載の携帯用電子機器。
  19. 上記軟質遮光部材と上記遮光部材とが接している、請求項15ないし18のいずれかに記載の携帯用電子機器。
  20. 上記遮光部材は、上記窓板よりも軟らかである、請求項15ないし19のいずれかに記載の携帯用電子機器。
  21. 上記遮光部材は、シリコーン樹脂からなる、請求項20に記載の携帯用電子機器。
  22. 上記光学電子部品を近接センサとして具備する、請求項ないし21のいずれかに記載の携帯用電子機器。
  23. 上記光学電子部品を赤外線通信手段として具備する、請求項ないし21のいずれかに記載の携帯用電子機器。
  24. 発光素子と、
    第1の方向において上記発光素子から離間する位置に配置された受光素子と、
    上記発光素子および上記受光素子を保護するための保護部材と、
    上記保護部材よりも軟らかであり、かつ、上記発光素子からの光を通さない軟質樹脂からなる軟質遮光部材と、を備えており、
    上記保護部材が、上記発光素子からの光を上記第1の方向と直交する第2の方向における一方側に出射する出射面を有する出射部と、上記第2の方向における一方側から上記受光素子へ向かう光を取り込む受光面を有する受光部と、上記第1の方向において上記出射部と上記受光部との間に挟まれ、かつ上記発光素子からの光を通さない遮光部とを具備している光学電子部品の製造方法であって、
    移動可能なノズルから上記軟質樹脂を吐出させる吐出手段を用い、上記第2の方向視において上記遮光部と重なる領域に、上記軟質樹脂の上記第2の方向における一方側の端部が上記出射面および上記受光面よりも一方側に位置となるように、上記軟質樹脂を塗布する工程と、
    上記軟質樹脂を硬化させる工程と、
    を備えており、
    上記軟質樹脂を塗布する工程は、上記ノズルを上記第1の方向および上記第2の方向と直交する第3の方向に進行させる第1の塗布工程と、上記ノズルを上記第1の方向に進行させる第1の方向転換工程と、上記ノズルを上記第3の方向に沿って上記第1の塗布工程と逆向きに進行させる第2の塗布工程と、上記ノズルを上記第1の方向に沿って上記第1の方向転換工程と逆向きに、かつ、上記第1の方向転換工程よりも短い距離だけ進行させる第2の方向転換工程と、上記ノズルを上記第3の方向に沿って上記第1の塗布工程と同じ向きに進行させる第3の塗布工程と、終端処理工程と、を順次行うものであり、
    上記終端処理工程において、上記ノズルを上記第2の方向における他方側に変位させつつ、上記第1の方向に沿って変位させる処理を行うことを特徴とする、光学電子部品の製造方法。
  25. 上記第2の方向転換工程において上記ノズルが移動する距離は上記第1の方向転換工程において上記ノズルが移動する距離の半分である、請求項24に記載の光学電子部品の製造方法。
  26. 上記終端処理工程は、上記ノズルが上記第1の方向転換工程が行われた領域に再到達する前に行われる、請求項24または25に記載の光学電子部品の製造方法。
  27. 上記第3の塗布工程を行う前に、上記第1および上記第2の塗布工程において塗布された軟質樹脂を硬化させる工程を行う、請求項24ないし26のいずれかに記載の光学電子部品の製造方法。
  28. 上記第1および上記第2の塗布工程において上記ノズルが吐出する軟質樹脂は、
    上記第3の塗布工程において上記ノズルが吐出する軟質樹脂よりもチクソ性の高いペースト材とされている、請求項24ないし27のいずれかに記載の光学電子部品の製造方法。
  29. 上記軟質樹脂は、シリコーン樹脂である、請求項24ないし28のいずれかに記載の光学電子部品の製造方法。
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