JP5624432B2 - 塗色評価パネル - Google Patents
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Description
この場合、観察角度による色の変化を観察、評価するには、照明、試験板、観察者の目の相対位置を変えて評価を行う。
なお、塗色評価に関する技術を開示する公知文献としては後述の特許文献1、2を挙げることが出来る。
なお、本発明においては、以下に述べる凸曲面における仮想頂線の延在する方向を「横方向」、これに垂直の方向を「縦方向」と称する。
第1の発明は、塗料が塗装される被塗面を有するパネルに凸曲面と凹曲面とが隣接されてなる凸凹曲面同時観察部を1以上有し、前記凸曲面はパネルの横方向の断面においてアーチ形をなすと共に、該凸曲面はアーチ形のパネル縦断面におけるパネル前面側への突出高さが最大となる部位が該凸曲面横方向に連続した仮想頂線をなし、該仮想頂線の横方向中央から前記凹曲面寄りに、該凸曲面のパネル前面側への突出高さが最大となる頂点を有し、前記仮想頂線は、前記凸曲面と前記凹曲面との境界線から前記凹曲面とは反対の側に延在し、前記頂点から前記凸曲面横方向に離隔するほど突出高さが低くなっていることを特徴とする塗色評価パネルを提供する。
第2の発明は、前記凹曲面は、前記凸曲面との境界線と前記仮想頂線との交点からパネル横方向において前記頂点とは反対の側へ向かってパネル裏面側へ傾斜して延在する谷底線を有する断面円弧状に形成され、しかも前記交点から前記仮想頂線とは反対の側へ行くに従ってパネル縦方向の寸法が増大する末広がり形状に形成されている第1の発明の塗色評価パネルを提供する。
第3の発明は、前記被塗面は、前記凸曲面のその横方向に延在する端縁に沿って該凸曲面と並列に横方向に延在し、横方向中央部に頂点を有する細長形状の長凸曲面をさらに有する第1又は2の発明の塗色評価パネルを提供する。
第4の発明は、凸曲面と凹曲面との境界線は、前記仮想頂線との交点を有し、前記交点から両側の部分がパネル横方向において前記交点から前記仮想頂線とは反対の側に位置する円弧状である第1〜3のいずれか1つの発明の塗色評価パネルを提供する。
第5の発明は、前記被塗面を形成するパネル本体の外周に、係合孔が形成された突片が突設されている第1〜4のいずれか1つの発明の塗色評価パネルを提供する。
第6の発明は、板状材を部分的成形して前記凸曲面及び前記凹曲面を形成したパネル本体であって、前記板状材同士を、前記凸曲面の形成箇所同士、及び前記凹曲面の形成箇所同士の重ね合わせによって積層状態として、複数をスタッキング可能とされている第1〜5のいずれか1つの発明の塗色評価パネルを提供する。
第7の発明は、前記被塗面を形成するパネル本体がアルミニウム板からなる一体成形品である第1〜6のいずれか1つの発明の塗色評価パネルを提供する。
第8の発明は、前記被塗面に塗料を塗装して形成した塗膜を有する第1〜7のいずれか1つの発明の塗色評価パネルを提供する。
図1、図2(a)〜(c)に示すように、ここで説明する塗色評価パネル10は、四角板状の面板部22を有するパネル本体20と、このパネル本体20の外周の互いに並行に延在する2組の辺のうちの1組から突設された吊支用係合部30とを有している。
図示例の塗色評価パネル10は、その片面が塗料が塗装される被塗面21とされた概略四角板状に形成されている。
また、塗色評価パネル10について、塗色評価パネル10を前面側から見たときの奥行き方向(図2(a)、(c)における左右方向、図3〜図7における上下方向)を、前後方向(あるいはパネル前後方向)として説明する。
塗色評価パネル10を形成する金属薄板としては、軽量化及び耐食性の点でアルミニウム板を好適に用いることができる。図示例の塗色評価パネル10は、具体的には、金属薄板としてアルミニウム板を採用している。軽量の塗色評価パネル10は、可搬性の確保に有利である他、傾動させることで照明、試験板、観察者の目の相対位置を変えることも楽に行えるといった利点がある。
但し、塗色評価パネル10は可搬性を確保できる重量であれば良く、金属薄板の材質に限定は無い。
また、塗色評価パネル10は、全体が一体成形された構成に限定されず、例えばパネル本体20に該パネル本体20とは別体の吊支用係合部を取り付けた構成であっても良い。塗色評価パネル10は、複数部材によって組み立てられた構成であっても良い。
但し、塗色評価パネル10のパネル本体20は、凸曲面及び凹曲面を有する所望形状の被塗面21を精度良く得るとともに、その形状安定性を保つ点で、金属薄板を採用することが好ましい。
前記曲げ片部23は、面板部22の縦方向両側の2辺に沿って各辺の全長にわたって延在形成された板状片である。前記吊支用係合部30は、面板部22から突出する前記曲げ片部23の突端から、パネル縦方向において対向する相手側の曲げ片部23とは反対側へ突出されている。
前記吊支用係合部30は、具体的には、塗色評価パネル10を形成する金属薄板を、曲げ片部23の突端から、パネル縦方向において対向する相手側の曲げ片部23とは反対側へ折り曲げた板状突片である。以下、この吊支用係合部30を板状突片とも言う。この吊支用係合部30は、パネル縦方向両側の2辺24a、24bに沿って延在する細長板状の曲げ片部23の延在方向全長にわたって形成されている。
吊支具41としては、塗色評価パネル10の吊支用係合部30を係合させることで塗色評価パネル10を吊支できるものであれば良く、鉤状の係止片41aを有するものに限定されない。吊支具41としては、例えばパネル支持部材40から水平あるいは斜め上方へ向かって突出するピン状の係止片を有するもの等も採用可能である。
前記塗色評価パネル10は、例えばパネル縦方向両側の板状突片30の当接面30aを建物の壁面、床面といった平坦面に当接させると、前記平坦面に対してぐらつくことなく、パネル本体20の面板部22が前記平坦面に沿う姿勢を安定に維持できる。
前記塗色評価パネル10は、図8に示すように、例えば建物の壁(パネル支持部材40)に取り付けられた吊支具41にパネル縦方向片側の吊支用係合部30を係合させて吊支したときに、パネル縦方向両側あるいは下側の吊支用係合部30の当接面30aを前記壁の壁面42に当接させることも可能である。
図示例の塗色評価パネル10は、該塗色評価パネル10を構成する金属薄板の片面(前面側の面。第1〜3凸曲面211、212、213が形成されている側の面)全体が、塗料を塗装可能な被塗面21となっている。
但し、この塗色評価パネル10を塗料の塗色評価に用いる場合、必ずしもパネル本体20以外に塗料を塗装する必要は無い。
また、この塗色評価パネル10は、面板部22の縦方向両端の横辺24a、24bからパネル裏面側に突出する一対の曲げ片部23の互いに対向する内面とは反対の外面にも塗料が塗装されていれば、これも塗料の塗色評価に用いることができる。この点、塗色評価パネル10は、該パネル10を構成する板状材(具体的には金属薄板)の第1〜3凸曲面211、212、213が形成されている側の面のうち、少なくともパネル本体20に位置する部分全体が被塗面である構成とすることもできる。
なお、図2(a)、(c)に示すように、パネル本体20の面板部22は、全体がパネル裏面側の当接基準面Sからパネル前面側に離隔しており、前記当接基準面Sと重なる箇所が存在しない。
図1、図6に示すように、第1凸曲面211は、塗色評価パネル10のパネル横方向に垂直の断面における形状がパネル前面側に凸で緩やかに湾曲するアーチ形で、パネル横方向に延在する湾曲面である凸曲主面211aと、この凸曲主面211aのパネル横方向片端から延出された延長部211d、211e(後述)とを有する。
前記凹曲面214は、前記凸曲主面211aのパネル縦方向中央部に隣接し、パネル横方向において前記凸曲主面211aから離隔するにしたがってパネル縦方向寸法が増大する末広がり形状に形成されている。また、凹曲面214の凸曲主面211aとは反対側の端部は、面板部22のパネル横方向両端のパネル縦方向に延在する縦辺(第1縦辺27a、第2縦辺27b)の片方である第1縦辺27aに達している。
前記第1凸曲面211は、前記凸曲主面211aから凹曲面214のパネル縦方向両側に延出する延長部211d、211eを有している。前記延長部211d、211eは、その内側に位置する凹曲面214の外周のうち第1縦辺27aを除く部分と隣接している。
第1凸曲面211は、そのパネル横方向の片端が、パネル横方向において前記凸曲主面211aから離隔するにしたがってパネル縦方向寸法が増大する末広がり形状の凹曲面214の外周(第1縦辺27aを除く)に隣接して形成されている。凹曲面214は、第1縦辺27aを除く外周全体が第1凸曲面211に隣接して形成されている。この塗色評価パネル10において、第1凸曲面211と凹曲面214とはパネル横方向に互いに隣接して形成された状態となっている。
第1凸曲面211の凸曲主面211aは、面板部22のパネル横方向において第1縦片27aとは反対側に位置する第2縦辺27bに達している。仮想頂線211bは、前記交点26からパネル横方向に延在して面板部22の第2縦辺27bに達している。
なお、図示例の塗色評価パネル10において、第1凸曲面211の頂点211cは、パネル本体20の被塗主面21aの中央部に位置する。
図1、図2(a)、(b)に示すように、凹曲面214は、パネル横方向に延在する谷底部(谷底線214a(仮想線)及びその近傍)を有する断面円弧状の溝状に形成されている。この凹曲面214は、その谷底線214aに垂直の断面において、谷底線214aから離隔するにしたがって湾曲半径が次第に縮小あるいは増大する円弧状の湾曲面、湾曲半径が互いに異なる複数の湾曲面が連続してなる湾曲面、のいずれであっても良い。また、この凹曲面214は、全体が一定半径で湾曲する湾曲面であっても良い。
この凹曲面214の谷底線214aは、前記交点26で前記境界線25と交差する。この谷底線214aは、パネル横方向において前記交点26から第1凸曲面211の頂線211bとは反対の側(第1縦辺27a側)へ向かって、パネル裏面側へ傾斜して延在し、第1縦辺27aに達している。
但し、この凹曲面214としては、前記谷底線214aが直線になっているものに限定されない。凹曲面214としては、前記谷底線214aが、前記26から第1縦辺27a側へ行くにしたがって、パネル前後方向に対する傾斜角度が次第に大きくなる曲線となっている構成も採用可能である。
第1凸曲面211と凹曲面214との境界線25は、前記交点26を頂点とする円弧状の曲線となっている。また、境界線25は、前記交点26から、パネル本体20の面板部22の第1縦辺27a側に向かってパネル裏面側へ傾斜して延在し、第1縦辺27aに達している。
第1凸曲面211の延長部211d、211eは、前記交点26から、末広がり形状の凹曲面214の外周に沿って延在して、凹曲面214のパネル縦方向両側に形成され、前記第1縦辺27aに達している。
なお、第2凸曲面212及び第3凸曲面213の具体的構成は後で説明する。
第2凸曲面212の延在方向両端部は、パネル本体20の面板部22のパネル横方向両端の縦辺24a、24bに達しており、第3凸曲面213を介することなく、第1凸曲面211のパネル横方向両端部と連続している。
また、この第2凸曲面212は、その長手方向両端から長手方向中央部に接近するにしたがって、パネル縦方向の寸法が次第に大きくなる帯状に形成されている。
この第2凸曲面212の頂点212aは、パネル前面側に向かって凸形に湾曲する曲線である第2境界線28の頂点に位置する。
第3凸曲面213は、前記第2境界線28から第3境界線29に向かってパネル裏面側に傾斜して延在している。しかも、この第3凸曲面213は、パネル縦方向において、第2境界線28から第3境界線29に接近するにしたがって、パネル前後方向に対する傾斜角度が次第に小さく(当接基準面Sに対する傾斜角度が次第に大きく)なるように湾曲している。
また、パネル前面側に向かって凸形に湾曲する曲線である第2境界線28の頂点、すなわち、第2凸曲面212の頂点212aは、第3凸曲面213の頂点を兼ねる。
被塗面21への塗料の塗装によって形成される塗膜構造は特に限定は無く、周知のものを採用できる。被塗面21に形成される塗膜構造は、塗色が適用される製品の素材や使用環境に応じて決定される。この塗膜構造は、実際の製品に適用される塗膜構造と同じものを適用できる。
但し、金属薄板としてアルミニウム板を用いて形成した塗色評価パネル10は耐食性に優れるため、例えば鋼板への塗膜形成にて必要となる防錆用の化成処理層(例えば防錆塗料や亜鉛めっきといった耐食性素材からなる層)の形成を省略できる。したがって、アルミニウム板を用いて形成した塗色評価パネル10は、塗料の塗装の手間及びコストの軽減、軽量化の点で有利である。
中塗り層は、下塗り層を隠蔽し、塗膜表面(上塗り層表面)の平滑性を確保する塗膜であり、ビヒクル形成成分と着色顔料とを含むものである。
なお、塗色評価パネル10の被塗面21に形成する塗膜構造は、適宜設計変更可能である。
図9(a)は、いわゆるメタリック塗色を得る塗膜構造の例を示す。この塗膜構造は、塗料を被塗面21に直接塗布して形成した中塗り層50に、例えばアルミフレーク、マイカフレークといった微細な鱗片状の光輝材を顔料とともにバインダ中に分散してなる塗料を塗布し乾燥及び/又は硬化させて形成したメタリックベース層51を積層し、該メタリックベース層51を覆う透明なトップクリアー層52を積層した構成となっている。
この塗膜構造は、塗料を被塗面21に直接塗布して形成した中塗り層60に、バインダ中に着色顔料を分散した塗料を塗布して乾燥及び/又は硬化させたカラーベース層61を積層し、例えば半透明な鱗片状基材を該鱗片状基材とは屈折率が異なる酸化チタン等の金属酸化物で被覆した干渉性の光輝性顔料、又は前記鱗片状基材を酸化鉄で被覆した着色性の光輝性顔料をバインダ中に分散してなる塗料をカラーベース層61に塗布し乾燥及び/又は硬化させて形成したパールベース層62を積層し、さらに該パールベース層62を覆う透明なトップクリアー層63を積層した構成となっている。
但し、この塗色評価パネル10は、凸曲面及び凹曲面がそれぞれ1以上形成されている被塗面を有する構成であるため、照明、塗膜付き塗色評価パネル、観察者の目の相対位置を変えなくても、この塗色評価パネル10の被塗面21に塗料を塗装して形成した塗膜の観察角度による色の見え方の違いを効率良く把握できる。
また、塗膜付き塗色評価パネルは、図8に示すように、塗色評価パネル10の吊支用係合部30を、パネル支持部材40に取り付けた吊支具41に係合させて吊支できるから、パネル縦方向が上下方向に延在する向きで塗色評価を行うことが可能である。
また、照明装置43としては、例えばメタルハライドランプや、太陽光と輝度分布が近い人工太陽灯等を好適に用いることができる。
第1凸曲面211はハイライトの塗色評価に好適に利用でき、凹形面214はシェードの塗色評価に好適に利用できる。
また、第1凸曲面211と凹曲面214とが互いに隣接する構成は、照明、試験板、観察者の目の相対位置を変えて、観察角度による色の変化を観察、評価する場合に、ハイライト及びシェードの色のバランス、分布等の把握を効率良く行えるといった利点がある。
そして、図示例の塗色評価パネル10、及び該塗色評価パネル10に塗料を塗装した塗膜付き塗色評価パネル10A(図10参照)は、図10に示すように、一対の曲げ片部23の間に、他のパネル(塗色評価パネル10又は塗膜付き塗色評価パネル10A)のパネル本体20を収納することで、複数を重ね合わせてスタッキングすることができる。図10は、塗膜付き塗色評価パネル10Aのみを複数スタッキングした状態を例示するが、塗色評価パネル10についても塗膜付き塗色評価パネル10Aと同様にスタッキングできる。また、塗色評価パネル10と塗膜付き塗色評価パネル10Aとを混在させて複数のパネルをスタッキングすることも可能である。
また、図10において、スタッキングによって互いに隣り合う塗膜付き塗色評価パネル10Aは、パネル本体の面板部の前記凸曲面の形成箇所同士、及び前記凹曲面の形成箇所同士の重ね合わせによって積層状態とされる。これにより、塗色評価パネル10及び/又は塗膜付き塗色評価パネル10Aを複数スタッキングした積層体のコンパクト化を図ることができる。
被塗面の凸曲面、凹曲面の数は、それぞれ1以上であれば良く、特に限定は無い。また、被塗面における凸曲面、凹曲面のサイズ及び配置は、適宜、設定可能である。
図11(a)に示す吊支用係合部は、既述の板状突片30に前記係合孔31を利用して係合して取り付けたS字金具32等の鉤状係合片、図11(b)に示す吊支用係合部はパネル本体20の曲げ片部23に直接取り付けて突設した鉤状係合片33である。なお、図11(b)のように、吊支用係合部をパネル本体20の曲げ片部23に直接取り付けた場合は、係合孔31を省略した板状突片30を採用できる。
境界線)、30…吊支用係合部、31…係合孔、32…吊支用係合部(鉤状係合片)、33…吊支用係合部(鉤状係合片)、
40…パネル支持部材、41…吊支具。
Claims (8)
- 塗料が塗装される被塗面(21)を有するパネルに凸曲面(211)と凹曲面(214)とが隣接されてなる凸凹曲面同時観察部を1以上有し、
前記凸曲面(211)はパネルの横方向の断面においてアーチ形をなすと共に、該凸曲面はアーチ形のパネル縦断面におけるパネル前面側への突出高さが最大となる部位が該凸曲面横方向に連続した仮想頂線(211b)をなし、該仮想頂線の横方向中央から前記凹曲面(214)寄りに、該凸曲面(211)のパネル前面側への突出高さが最大となる頂点(211c)を有し、
前記仮想頂線(211b)は、前記凸曲面と前記凹曲面との境界線(25)から前記凹曲面とは反対の側に延在し、前記頂点(211c)から前記凸曲面横方向に離隔するほど突出高さが低くなっていることを特徴とする塗色評価パネル。 - 前記凹曲面(214)は、前記凸曲面(211)との境界線(25)と前記仮想頂線(211b)との交点(26)からパネル横方向において前記頂点(211c)とは反対の側へ向かってパネル裏面側へ傾斜して延在する谷底線(214a)を有する断面円弧状に形成され、しかも前記交点(26)から前記仮想頂線(211b)とは反対の側へ行くに従ってパネル縦方向の寸法が増大する末広がり形状に形成されている請求項1に記載の塗色評価パネル。
- 前記被塗面(21)は、前記凸曲面(211)のその横方向に延在する端縁に沿って該凸曲面と並列に横方向に延在し、横方向中央部に頂点(212a)を有する細長形状の長凸曲面(212)をさらに有する請求項1又は2に記載の塗色評価パネル。
- 凸曲面と凹曲面との境界線は、前記仮想頂線(211b)との交点(26)を有し、前記交点(26)から両側の部分がパネル横方向において前記交点(26)から前記仮想頂線(211b)とは反対の側に位置する円弧状である請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗色評価パネル。
- 前記被塗面を形成するパネル本体の外周に、係合孔が形成された突片が突設されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗色評価パネル。
- 板状材を部分的成形して前記凸曲面及び前記凹曲面を形成したパネル本体であって、前記板状材同士を、前記凸曲面の形成箇所同士、及び前記凹曲面の形成箇所同士の重ね合わせによって積層状態として、複数をスタッキング可能とされている請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗色評価パネル。
- 前記被塗面を形成するパネル本体がアルミニウム板からなる一体成形品である請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗色評価パネル。
- 前記被塗面に塗料を塗装して形成した塗膜を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の塗色評価パネル。
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