JP5622364B2 - 画像形成装置用中間転写ベルト - Google Patents
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Description
項1.以下の少なくとも3層を含む画像形成装置用中間転写ベルト:
(a)樹脂製の基材層;
(b)ゴム弾性樹脂を含む弾性層、及び
(c)フッ素樹脂及び層状粘土鉱物を含む表面層であって、層状粘土鉱物の配合割合が0.1〜5重量%であり、該表面層の厚みが0.5〜4μmである。
項2.前記表面層のフッ素樹脂が、ポリビニリデンフロライド(PVdF)、ビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体樹脂、又はこれらの混合物である上記項1に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項3.前記層状粘土鉱物が有機変性された層状粘土鉱物である上記項1又は2に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項4.前記粘土鉱物が合成モンモリロナイトである上記項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項5.前記ゴム弾性層のタイプA硬度が30〜80°であり、その厚みが100〜300μmである上記項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項6.前記表面層が、フッ素樹脂と層状粘土鉱物を有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られる混合溶液を、塗布乾燥して得られる、上記項1〜5いずれかに記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項7.前記有機溶媒が、非プロトン性極性溶媒、又は非プロトン性有機溶媒と他の有機溶媒との混合有機溶媒である、上記項6に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項8.前記非プロトン性極性溶媒が、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォキシド及びN−メチル−2−ピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種である、上記項7に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項9.前記表面層が遠心成型法によって製膜されてなる上記項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
項10.以下の工程を含む画像形成装置用中間転写ベルトの製造方法:
(1)樹脂を遠心成型又は溶融押出成形して基材層を製膜する工程、
(2)フッ素樹脂と層状粘土鉱物を有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られた混合溶液を、表面粗さ(Rz)0.1〜1.5μmの円筒状金型を用いて遠心成型を行い、厚みが0.5〜4μmの表面層を製膜する工程、
(3)上記(2)で得られた表面層の内面に、弾性層材料を、遠心成型によって厚みが50μm以上の弾性層を製膜して2層膜とする工程、及び
(4)上記(1)で得られた基材層の外面と、上記(3)で得られた2層膜の弾性層の内面とを重ね合わせて、加熱処理する工程。
項11.以下の工程を含む画像形成装置用中間転写ベルトの製造方法:
(1)樹脂を遠心成型又は溶融押出成形して基材層を製膜する工程、
(2)フッ素樹脂と層状粘土鉱物を有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られた混合溶液を、表面粗さ(Rz)0.1〜1.5μmの円筒状金型を用いて遠心成型を行い、厚みが0.5〜4μmの表面層を製膜する工程、
(3’)上記(1)で製膜した基材層と上記(2)で製膜した表面層とを、該表面層の内面と該基材層の外面とが接触するように重ね合わせて、両層の間に弾性層材料を注入して、加熱処理する工程。
項12.以下の工程を含む画像形成装置用中間転写ベルトの製造方法:
(1)樹脂を遠心成型又は溶融押出成形して基材層を製膜する工程、
(2)フッ素樹脂と層状粘土鉱物を有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られた混合溶液を、表面粗さ(Rz)0.1〜1.5μmの円筒状金型を用いて遠心成型を行い、厚みが0.5〜4μmの表面層を製膜する工程、
(3’)上記(1)で製膜した基材層と上記(2)で製膜した表面層とを、該表面層の内面と該基材層の外面とが接触するように重ね合わせて、両層の間に弾性層材料を注入した後、基材層内面の片側端部からもう片側端部へしごきを行い、加熱処理する工程。
本発明の画像形成装置用中間転写ベルト(以下、本発明の中間転写ベルトということもある)は、(a)樹脂製の基材層、(b)ゴム弾性樹脂を含む弾性層及び(c)フッ素樹脂と層状粘土鉱物を含む表面層を有する少なくとも3層からなり(例えば、図1を参照)、該表面層の厚みが0.5〜4μmであって、0.1〜5重量%の層状粘土鉱物を含有することを特徴とする。以下にそれぞれの層について、詳述する。
本発明の中間転写ベルトにおける基材層は、駆動時にかかる応力でベルトの変形を回避するために、機械物性に優れた材料で構成される。基材層は、樹脂に導電剤が分散された基材層材料によって形成される。
ジン、3,3′−ジメチルベンジジン、3,3′−ジメトキシベンジジン、3,4′−ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)、4,4′−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3′−ジアミノベンゾフェノン、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノアゾベンゼン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、β,β−ビス(4−アミノフェニル)プロパン等が挙げられる。
本発明の中間転写ベルトにおける弾性層は、主に、紙の凹凸への追従性向上と転写時のトナーへの応力集中によるライン中抜けを回避する目的で設けられる。弾性層は、下記のゴム弾性樹脂(液状)中に導電剤が分散された弾性層材料によって形成される。
本発明の中間転写ベルトにおける表面層は、直接トナーを乗せ、トナーを紙へ転写、離型するための層であり、表面精度に優れていることが求められる。表面層は、フッ素樹脂と層状粘土鉱物が有機溶媒中に溶解又は膨潤された表面層材料によって形成される。すなわち、本発明において表面層材料は、有機溶媒にフッ素樹脂が溶解され、有機溶媒によって層状粘土鉱物が溶解又は膨潤されている。
以上のような構成を有する画像形成装置用中間転写ベルトの各層の製造方法を、以下に詳述する。
(1)樹脂を遠心成型又は溶融押出成形して基材層を製膜する工程、
(2)フッ素樹脂と層状粘土鉱物を有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られた混合溶液を、表面粗さ(Rz)0.1〜1.5μmの円筒状金型を用いて遠心成型を行い、厚みが0.5〜4μmの表面層を製膜する工程、
(3)上記(2)で得られた表面層の内面に、弾性層材料を、遠心成型によって厚みが50μm以上の弾性層を製膜して2層膜とする工程、及び
(4)上記(1)で得られた基材層の外面と、上記(3)で得られた2層膜の弾性層の内面とを重ね合わせて、加熱処理する工程。
基材層は次のようにして製膜することができる。
ここで、rは円筒金型の半径(m)、ωは角速度(rad/s)、nは1秒間での回転数(60秒間の回転数がrpm)を示す。前記式(I)より、円筒状金型の回転条件を適宜設定することができる。
表面層は、例えば、次のようにして製膜することができる。
上記工程(2)で得られた表面層の内面に、弾性層材料を遠心成型して得られる弾性層を製膜して2層膜とする。
上記工程(1)で得られた基材層の外面と、上記(3)で得られた2層膜(表面層と弾性層)の弾性層の内面とを重ね合わせて、加熱処理する。
表面層の内面と基材層の外面とが、弾性層を介して同時に接着された中間転写ベルトを得ることもできる。具体的な製造方法は以下のとおりである。
試料を金属カップ等の耐熱性容器で精秤し、この時の試料の重量をAgとする。試料を入れた耐熱性容器を電気オーブンに入れて、120℃×12分、180℃×12分、260℃×30分、及び300℃×30分で順次昇温しながら加熱、乾燥し、得られる固形分の重量(固形分重量)をBgとする。同一試料について5個のサンプルのA及びBの値を測定し(n=5)、次式(II)にあてはめて固形分濃度を求めた。その5個のサンプルの平均値を、固形分濃度として採用した。
基材層固形分濃度(%)=B/A×100 (II)
試料を金属カップ等の耐熱性容器で精秤し、この時の試料の重量をA’gとする。試料を入れた耐熱性容器を電気オーブンに入れて、60℃×12分、90℃×12分、120℃×30分、及び150℃×30分で順次昇温しながら加熱、乾燥し、得られる固形分の重量(固形分重量)をB’gとする。同一試料について5個のサンプルのA’及びB’の値を測定し(n=5)、次式(III)にあてはめて固形分濃度を求めた。その5個のサンプルの平均値を、固形分濃度として採用した。
弾性層固形分濃度(%)=B’/A’×100 (III)
各層の厚みおよび総厚みは、(株)ミツヨト製デジマチックインジケータの平面型測定子を用いて幅方向3点、周方向8点の合計24点測定し、その平均値として示した。
表面粗さ(μm)は、JIS B0601−1982に準拠して測定した。測定機は、東京精密(株)製のサーフコム575Aを用いた。測定条件は、CUT OFF:0.25、測定長:2.5mm、T−SPEED:0.06mm/sで行った。同一ベルト内で異なる表面部位を5箇所測定し、その十点平均粗さ(Rz)の平均値を表面粗さとした。
静摩擦係数は、新東科学(株)製のHeidon 94iを用いて、同一ベルト内で異なる表面部位を10箇所測定し、その平均値を静摩擦係数とした。
表面抵抗率(Ω/□)及び体積抵抗率(Ω・cm)は、三菱化学(株)製の抵抗測定器“ハイレスタIP・HRブロ−ブ”を用いて測定した。幅方向の長さ360mmにカットしたベルトをサンプルとし、該サンプルの幅方向に等ピッチで3ヶ所、縦(周)方向に4カ所の合計12ヶ所について、印加電圧100V、10秒後に表面抵抗率及び体積抵抗率をそれぞれ測定し、その平均値で示した。
(一次転写効率)
○:97%より高い
△:95〜97%
×:95%未満
(二次転写効率)
○:97%より高い
△:95〜97%
×:95%未満
ライン中抜け(一次転写効率)は、ライン画像のみの画像にて転写前及び転写後の感光体上のトナー重量を測定し上記の転写効率の式から求めた。ライン中抜けは次の基準で評価した。
○:90%より高い
△:85〜90%
×:85%未満
凹凸が50μm程度のストラスモア社製 ストラスモアライティングレイドを用い、マゼンタでベタ印刷を行って、最深部(凹部)のトナーの乗りを目視で判断した。評価基準は以下の通りである。
◎:完全にムラなく転写できている
○:やや色が薄い
△:僅かに白抜けしている
×:トナーの乗りがなく白抜けしている
フィルミングは、1000枚プリント後の中間転写ベルトへのトナーの固着の程度を目視にて評価した。評価基準は以下の通りである。
○:固着なし
△:僅かに固着が認められる
×:明らかに固着がある
テーバー磨耗量は、JIS K−7204に従って評価した。テーバー磨耗試験機の磨耗輪はCS−17、荷重250gにて100回行った(サンプル数=各5)。テーバー磨耗量の値が小さいほど、中間転写ベルトの耐久性(耐摩耗性)が高いことが示される。
複写機の二次転写ロール外面にコピー用紙を巻きつけ、擬似的に連続通紙した状態とし、A4用紙10万枚相当の駆動試験を行った後、転写ベルト表面層の剥離の有無を目視で確認した。
JIS K6253に従い、デュロメーターAを用いて、弾性層を構成する材料で厚み10mmのバルク(塊)を作製して評価した。
装置:Rigaku製RINT2500VHF(Cu、200mA、45KV)を用いて、下記条件で測定した。
サンプリングステップ:0.02°
スキャン速度:1°/4.0s
装置は、(株)島津製作所製 SPM−9600を用い、測定モードはダイナミックモードAFMで観察を行った。
(1)基材層の製膜
窒素流通下、N−メチル−2−ピロリドン488gに、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)47.6gを加え、50℃に保温、撹拌して完全に溶解させた。この溶液に、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)70gを除々に添加し、ポリアミック酸溶液605.6gを得た。このポリアミック酸溶液の数平均分子量は18,000、粘度は37ポイズ、固形分濃度は18.2重量%であった。
PVdF樹脂(カイナー301F、体積抵抗率:2×1014Ω・cm、アルケマ製)100gを、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)900gに溶解させ、固形分濃度10重量%の溶液Aを調製した。
トルエン1300gにポリウレタンエラストマー(ウレハイパーRUP1627、大日本インキ(株)製)1000gを溶解させた溶液に、酸性カーボンブラック(pH3.5)300gを加え、ボールミルにて均一分散を行った。このようにして得られたマスターバッチ溶液の固形分濃度は50重量%、該固形分中のカーボンブラック(CB)濃度は23重量%であった。このマスターバッチ204gに硬化剤CLH−1を2.41gとCLH−5を3.26g(大日本インキ(株)製)添加し撹拌を行った。
上記(3)で製膜したゴム弾性層内面にプライマーDY39−067(東レダウコーニング製)を塗布、風乾した後に、ドライラミ接着剤を薄く外面に塗布した(1)のポリイミドベルトを挿入し重ね合わせた。基材層内面から圧着し、加熱(80〜100℃)を行い、張り合わせを完了させた。張り合わせた多層ベルトを金型から剥離し両端部をカットし幅360mmの多層ベルトを採取した。
層状粘土鉱物の配合割合を1重量%とし、表面層の厚みを2μmとした以外は、実施例1と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を5重量%とし、表面層の厚みを0.5μmとした以外は、実施例1と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を3重量%とし、表面層の厚みを2μmとした以外は、実施例1と同様に多層ベルトを作製した。
表面層としてビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体であるVdF−HFP共重合樹脂(カイナー#2851、アルケマ製:HFP 5モル%)100gをN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)900gに溶解させた固形分濃度10重量%の溶液Cを作製した。この溶液Cと溶液BをC:B=99:1で調合し有機変性モンモリロナイト濃度1重量%の溶液を得た以外は実施例1の記載に従って表面層を形成した。ただし、本実施例において、表面層の厚さは、2μmとした。
層状粘土鉱物の配合割合を3重量%とし、表面層の厚みを4μmとした以外は、実施例5と同様に多層ベルトを作製した。
有機変性モンモリロナイト(ルーセンタイトSEN、コープケミカル(株)製:表1、2中SENと表記する)100gを、ジメチルアセトアミド900gに加え、ボールミルにて均一分散を行って固形分濃度10重量%の溶液Dを調製した。この溶液Dと実施例5の溶液CをC:D=98:2で調合し有機変性モンモリロナイト濃度2重量%の溶液を得た以外は実施例1の記載に従って表面層を形成した。ただし、本実施例において、表面層の厚さは、2μmとした。
層状粘土鉱物の配合割合を0.2重量%とし、表面層の厚みを1μmとした以外は、実施例7と同様に多層ベルトを作製した。
表面層としてビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体であるVdF−HFP共重合樹脂(カイナー#2801、アルケマ製:HFP 11モル%)100gをN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)900gに溶解させた固形分濃度10重量%の溶液Eを作製した。この溶液Eと実施例7の溶液DをE:D=99.9:0.1で調合し有機変性モンモリロナイト濃度0.1重量%の溶液を得た以外は実施例1の記載に従って表面層を形成した。ただし、本実施例において、表面層の厚さは、2μmとした。
層状粘土鉱物の配合割合を1重量%とし、表面層の厚みを4μmとした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
表面層としてビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体であるVdF−HFP共重合樹脂(カイナー#2750、アルケマ製:HFP 15モル%)100gをN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)900gに溶解させた固形分濃度10重量%の溶液Fを作製した。この溶液Fと実施例7の溶液DをF:D=99.5:0.5で調合し有機変性モンモリロナイト濃度0.5重量%の溶液を得た以外は実施例1の記載に従って表面層を形成した。ただし、本実施例において、表面層の厚さは、4μmとした。
層状粘土鉱物の配合割合を0.5重量%とした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を1重量%とした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を3重量%とした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を5重量%とした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を0.5重量%とし、表面層の厚みを0.5μmとした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
表面層の厚みを1μmとした以外は、実施例16と同様に多層ベルトを作製した。
表面層の厚みを4μmとした以外は、実施例16と同様に多層ベルトを作製した。
表面層に層状粘土鉱物を配合せずに、実施例1と同様の方法に従って多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を10重量%とし、表面層の厚みを4μmとした以外は、実施例1と同様に多層ベルトを作製した。
表面層に層状粘土鉱物を配合せず、表面層の厚みを4μmとした以外は、実施例5と同様の方法に従って多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を10重量%とし、表面層の厚みを2μmとした以外は、実施例5と同様に多層ベルトを作製した。
表面層に層状粘土鉱物を配合せず、表面層の厚みを0.5μmとした以外は、実施例1と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を3重量%とし、表面層の厚みを5μmとした以外は、実施例1と同様に多層ベルトを作製した。
表面層に層状粘土鉱物を配合しなかった以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を10重量%とした以外は、実施例10と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を10重量%とした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を0.5重量%とし、表面層の厚みを0.3μmとした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
層状粘土鉱物の配合割合を0.5重量%とし、表面層の厚みを5μmとした以外は、実施例9と同様に多層ベルトを作製した。
Claims (9)
- 以下の少なくとも3層を含む画像形成装置用中間転写ベルト:
(a)樹脂製の基材層;
(b)ゴム弾性樹脂を含む弾性層;及び
(c)フッ素樹脂及び有機変性モンモリロナイトからなる表面層であって、
有機変性モンモリロナイトの配合割合が0.1〜1重量%であり、該表面層の厚みが0.5〜4μmであり、該フッ素樹脂がポリビニリデンフロライド(PVdF)、ビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体樹脂、又はこれらの混合物である。 - 前記ゴム弾性層のタイプA硬度が30〜80°であり、その厚みが100〜300μmである請求項1に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
- 前記表面層が、フッ素樹脂と有機変性モンモリロナイトを有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られる混合溶液を、塗布乾燥して得られる、請求項1又は2に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
- 前記有機溶媒が、非プロトン性極性溶媒、又は非プロトン性有機溶媒と他の有機溶媒との混合有機溶媒である、請求項3に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
- 前記非プロトン性極性溶媒が、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォキシド及びN−メチル−2−ピロリドンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項4に記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
- 前記表面層が遠心成型法によって製膜されてなる請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置用中間転写ベルト。
- 以下の工程を含む画像形成装置用中間転写ベルトの製造方法:
(1)樹脂を遠心成型又は溶融押出成形して基材層を製膜する工程、
(2)ポリビニリデンフロライド(PVdF)、ビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体樹脂、又はこれらの混合物からなるフッ素樹脂と表面層の総重量に対して0.1〜1重量%の有機変性モンモリロナイトとを有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られた混合溶液を、表面粗さ(Rz)0.1〜1.5μmの円筒状金型を用いて遠心成型を行い、厚みが0.5〜4μmの表面層を製膜する工程、
(3)上記(2)で得られた表面層の内面に、ゴム弾性樹脂を含む弾性層材料を、遠心成型によって厚みが50μm以上の弾性層を製膜して2層膜とする工程、及び
(4)上記(1)で得られた基材層の外面と、上記(3)で得られた2層膜の弾性層の内面とを重ね合わせて、加熱処理する工程。 - 以下の工程を含む画像形成装置用中間転写ベルトの製造方法:
(1)樹脂を遠心成型又は溶融押出成形して基材層を製膜する工程、
(2)ポリビニリデンフロライド(PVdF)、ビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体樹脂、又はこれらの混合物からなるフッ素樹脂と表面層の総重量に対して0.1〜1重量%の有機変性モンモリロナイトとを有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られた混合溶液を、表面粗さ(Rz)0.1〜1.5μmの円筒状金型を用いて遠心成型を行い、厚みが0.5〜4μmの表面層を製膜する工程、
(3’)上記(1)で製膜した基材層と上記(2)で製膜した表面層とを、該表面層の内面と該基材層の外面とが接触するように重ね合わせて、両層の間にゴム弾性樹脂を含む弾性層材料を注入して、加熱処理する工程。 - 以下の工程を含む画像形成装置用中間転写ベルトの製造方法:
(1)樹脂を遠心成型又は溶融押出成形して基材層を製膜する工程、
(2)ポリビニリデンフロライド(PVdF)、ビニリデンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン(HFP)の共重合体樹脂、又はこれらの混合物からなるフッ素樹脂と表面層の総重量に対して0.1〜1重量%の有機変性モンモリロナイトとを有機溶媒中に溶解又は膨潤させて得られた混合溶液を、表面粗さ(Rz)0.1〜1.5μmの円筒状金型を用いて遠心成型を行い、厚みが0.5〜4μmの表面層を製膜する工程、
(3’)上記(1)で製膜した基材層と上記(2)で製膜した表面層とを、該表面層の内面と該基材層の外面とが接触するように重ね合わせて、両層の間にゴム弾性樹脂を含む弾性層材料を注入した後、基材層内面の片側端部からもう片側端部へしごきを行い、加熱処理する工程。
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