JP5621705B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、電源スイッチの開閉信号により機器の動作モードを切り替える手段を備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、電源スイッチの開閉から出力される信号を動作モード切替手段で検知し、検知した閉信号の時間長さに応じて電源オンの有効および無効を判断するというものである(例えば、特許文献1参照)。
以下、その従来例について図2を用いて説明する。
図2は、従来の誘導加熱調理器のブロック図である。動作モードを電源オンモードと電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する電源スイッチ101と、加熱コイル102と、スイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、加熱コイル102に高周波電流を供給するインバータ制御部103と、インバータ制御部103の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する操作表示部と、電源スイッチ101の開閉信号に基づき動作モードを切り替える動作モード切替手段104から構成されている。
上記構成において、動作モード切替手段104は、動作モードが電源オフモードの場合は、電源スイッチ101から出力される開閉信号のうち、閉信号が所定時間以上継続されて出力された場合に動作モードを電源オンモードに切り替え、動作モードが電源オフモードの場合は、電源スイッチ101から閉信号が出力されると、所定時間無しで動作モードを電源オフモードに切り替えることにより、使用者が無意識で電源スイッチに触れて動作モードが切り替わる可能性を軽減することが可能となる。
特開2011−014266号公報
しかしながら、前記従来の構成では、動作モードを電源オンモードと電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する1つの電源スイッチに対し、その電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを切り替える動作モード切替手段を2つ有する構成において、構成する回路のバラツキにより動作モード切替手段に検知時間ズレが発生するため、電源スイッチから出力された閉信号の時間長さが同一であったとしても、1つの動作モード切替手段の動作モードが切り替わっても、他の動作モード切替手段の動作モードが切り替わらず、2つの動作モード切替手段の動作モードが一致しない場合があるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、1つの電源スイッチに対して、その開閉信号から動作モードを切り替える動作モード切替手段を複数備える場合、検知時間ズレ等発生した場合においても、複数の動作モード切替手段の動作モードを同一状態に保つことができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、動作モードを電源オン
モード及び電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する電源スイッチと、第1の加熱コイル、第1のスイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータ制御部、第1のインバータ制御部の動作を制御する第1の制御部、第1のインバータ制御部の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する第1の操作表示部、及び電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを切り替える第1の動作モード切替手段を有する第1の誘導加熱部と、第2の加熱コイル、第2のスイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバータ制御部、第2のインバータ制御部の動作を制御する第2の制御部、第2のインバータ制御部の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する第2の操作表示部、及び電源スイッチの開閉信号に基づき前記動作モードを切り替える第2の動作モード切替手段を有する第2の誘導加熱部と、を備え、第1及び第2の誘導加熱部は、他の誘導加熱部の動作モードについての情報を入力し、電源スイッチの開閉信号に基づき前記動作モードを電源オンモードに切り替えた場合でも、他の誘導加熱部の動作モードが電源オフモードであれば、自らの動作モードを電源オフモードとするようにしたものである。
これによって、動作モードを電源オンモードと電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する1つの電源スイッチに対し、その電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを切り替える動作モード切替手段を2つ有する構成において、構成する回路のバラツキにより動作モード切替手段に検知時間ズレが発生するため、電源スイッチから出力された閉信号の時間長さが同一であっても、1つの動作モード切替手段の動作モードが切り替わるものの、他の動作モード切替手段の動作モードが切り替わらなかった場合が発生したとしても、2つの動作モード切替手段の動作モードを統一させることができる。
本発明の誘導加熱調理器は、動作モードを電源オンモードと電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する1つの電源スイッチに対し、その電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを切り替える動作モード切替手段を2つ有する構成において、構成する回路のバラツキにより動作モード切替手段に検知時間ズレが発生するために、電源スイッチから出力された閉信号の時間長さが同一であったとしても、1つの動作モード切替手段の動作モードが切り替わっても、他の動作モード切替手段の動作モードが切り替わらない場合においても、2つの動作モード切替手段の動作モードを統一させることができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器のブロック図 従来の誘導加熱調理器のブロック図
第1の発明は、動作モードを電源オンモード及び電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する電源スイッチと、第1の加熱コイル、第1のスイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータ制御部、第1のインバータ制御部の動作を制御する第1の制御部、第1のインバータ制御部の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する第1の操作表示部、及び電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを切り替える第1の動作モード切替手段を有する第1の誘導加熱部と、第2の加熱コイル、第2のスイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバータ制御部、第2のインバータ制御部の動作を制御する第2の制御部、第2のインバータ制御部の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する第2の操作表示部、及び電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを切り替える第2の動作モード切替手段を有する第2の誘導加熱部と、を備え、第1及び第2の誘導加熱部は、他の誘導加熱部の動作モードについての情報を入力し、電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを電源オンモードに切り替えた場合でも、他の
誘導加熱部の動作モードが電源オフモードであれば、自らの動作モードを電源オフモードとするとすることにより、構成する回路のバラツキにより動作モード切替手段に検知時間ズレが発生するために、電源スイッチから出力された閉信号の時間長さが同一であったとしても、1つの動作モード切替手段の動作モードが切り替わっても、他の動作モード切替手段の動作モードが切り替わらない場合においても、2つの動作モード切替手段の動作モードを統一させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、第1及び第2の動作モード切替手段は、電源スイッチから出力される開閉信号のうち、閉信号の出力が所定時間以上継続した場合に、動作モードを電源オンモードから電源オフモード或いは、電源オフモードから電源オンモードへ切り替えるとすることにより、電源スイッチから出力される閉信号に一定の所定時間を設け、使用者が無意識で電源スイッチに触れて動作モードが切り替わる事態の発生を低減し、安全性を向上させることができる。さらに、動作モード切替手段をマイクロコンピュータにて構成することにより、設定した所定時間のバラツキを少なくすることができ、精度を向上できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、第1及び第2の誘導加熱部は、電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを電源オフモードから電源オンモードへ切り替え後、所定時間経過後に他の誘導加熱部の動作モードについての情報を有効とするとすることにより、他の誘導加熱部の動作モードについての情報を参照する際に、構成する回路のバラツキにより他の誘導加熱部の動作モードが切り替わったという情報の伝達にディレイ時間が発生した場合でも、不用意に自らの動作モードを切り替える事態を避けることができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、第1及び第2の動作モード切替手段は、電源オフモードから電源オンモードへ切り替える場合に必要とする電源スイッチから出力される閉信号の時間より、動作モードを電源オンモードから電源オフモードに切り替える場合に必要とする電源スイッチから出力される時間を短く設定するとすることにより、使用者が緊急停時など、第1及び第2の誘導加熱部の動作モードを電源オフモードに切り替えたい場合においても、即座に電源オフモードに切り替えることができ、安全性を向上することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、第1及び第2の誘導加熱部は、動作モードが電源オンモードの場合に、対応する第1及び第2の操作表示部にその表示を行うとすることにより、使用者に第1および第2の誘導加熱部の動作モードが電源オンモードであるのか、電源オフモードであるのかを視覚的に分かりやすく伝達することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器は、動作モードを電源オンモードと電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する電源スイッチ1と、第1の加熱コイル2、第1のスイッチング手段3を含み直流を高周波交流に変換し、第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータ制御部4、第1のインバータ制御部4の動作を制御する第1の制御部5、第1のインバータ制御部4の動作を設定すると
共に、その設定内容を表示する第1の操作表示部6及び、電源スイッチ1の開閉信号に基づき動作モードを切り替える第1の動作モード切替手段7を有する第1の誘導加熱部8と、第2の加熱コイル9、第2のスイッチング手段10を含み直流を高周波交流に変換し、第2の加熱コイル9に高周波電流を供給する第2のインバータ制御部11、第2のインバータ制御部11の動作を制御する第2の制御部12、第2のインバータ制御部11の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する第2の操作表示部13及び、電源スイッチ1の開閉信号に基づき動作モードを切り替える第2の動作モード切替手段14を有する第2の誘導加熱部15とで構成されている。
第1の誘導加熱部8は、第1の動作モード切替手段7の動作モードが電源オンモードである時、第1の操作表示部6に設けられたスイッチ等の入力を有効とし、使用者が第1の操作表示部6のスイッチ等を操作することにより第1の操作表示部6は、第1の制御部5に動作開始信号を出力し、それを受けた第1の制御部5は第1のインバータ制御部4に搭載されたIGBT等で構成される第1のスイッチング手段3に駆動信号を出力する。これを受けた第1のインバータ制御部4は搭載された第1のスイッチング手段3を駆動することにより、高周波電流を第1の加熱コイル2に供給する。逆に、第1の動作モード切替手段7の動作モードが電源オフモードである時、第1の操作表示部6に設けられたスイッチ等の入力は無効とし、使用者が第1の操作表示部6のスイッチ等を操作しても第1の操作表示部6は、第1の制御部5に動作開始信号の出力を停止するため、第1の加熱コイル2には高周波電流が供給されない。
また、第2の誘導加熱部15は、第2の動作モード切替手段14の動作モードが電源オンモードである時、第2の操作表示部13に設けられたスイッチ等の入力を有効とし、使用者が第2の操作表示部13のスイッチ等を操作することにより第2の操作表示部13は、第2の制御部12に動作開始信号を出力し、それを受けた第2の制御部12は、第2のインバータ制御部11に搭載されたIGBT等で構成される第2のスイッチング手段10の駆動信号を出力する。それを受けた第2のインバータ制御部11は搭載された第2のスイッチング手段10を駆動することにより、高周波電流を第2の加熱コイル9に供給する。逆に、第2の動作モード切替手段14の動作モードが電源オフモードである時、第2の操作表示部13に設けられたスイッチ等の入力は無効とし、使用者が第2の操作表示部13のスイッチ等を操作しても第2の操作表示部13は、第2の制御部12に動作開始信号の出力を停止するため、第2の加熱コイル9には高周波電流が供給されない。
以上のように構成された誘導加熱調理器において、以下、図2を用いて、その動作、作用を説明する。
使用者が通常開の状態である電源スイッチ1を閉の状態にすると、電源スイッチ1は閉信号を第1及び第2の動作モード切替手段7、14に出力する。電源スイッチ1より閉信号を入力した第1及び第2の動作モード切替手段7、14は、それぞれ、その閉信号の入力が有効であると判断すると、現在の動作モードが電源オフモードであれば電源オンモードに、電源オフモードであれば、電源オンモードに動作モードを切り替える。
さらに、第1の動作モード切替手段7は、動作モードを第1の制御部5に出力すると共に、第1の制御部5は、第2の制御部12に第1の誘導加熱部8の動作モードを出力する。同様に、第2の動作モード切替手段14は、動作モードを第2の制御部12に出力すると共に、第2の制御部12は、第1の制御部5に第2の誘導加熱部15の動作モードを出力する。
このとき、第1の制御部5は、電源スイッチ1より入力した閉信号により、動作モードを切り替えた場合、第2の制御部12を介して、第2の誘導加熱部15の動作モードを確
認する。このとき、第1の誘導加熱部8の動作モードが電源オンモードで、第2の誘導加熱部15の動作モードが電源オフモードであった場合には、第1の誘導加熱部8は動作モードを電源オフモードに切り替える。同様に、第2の制御部12は、電源スイッチ1より入力した閉信号により、動作モードを切り替えた場合、第1の制御部5を介して、第1の誘導加熱部8の動作モードを確認する。このとき、第2の誘導加熱部15の動作モードが電源オンモードで、第1の誘導加熱部8の動作モードが電源オフモードであった場合には、第2の誘導加熱部15は動作モードを電源オフモードに切り替える。
これによって、第1及び第2の動作モード切替手段7、14を構成する回路のバラツキにより、電源スイッチ1より出力された閉信号が短時間であるとき、第1の動作モード切替手段7と第2の動作モード切替手段14の動作モードが一致せず、第1あるいは第2の操作表示部6、13のいずれか片方のみ設けられたスイッチ等の入力を受け付ける事態の発生を防止する。すなわち、第1の動作モード切替手段7が、電源オフモードから電源オンモードあるいは、電源オンモードから電源オフモードに切り替わったとしても、第2の動作モード切替手段14が、電源オフモードから電源オンモードあるいは、電源オンモードから電源オフモードに切り替わらない事態を防止することができる。
また、使用者が通常開の状態である電源スイッチ1を閉の状態にすると、第1及び第2の動作モード切替手段7、14は、電源スイッチ1から出力された閉信号により、動作モードの切り替えを行うが、その閉信号が一定時間(例えば、0.2秒)以上継続しなければ、動作モードの切り替えを行わず、動作モードを保持する。すなわち、使用者が通常開の状態である電源スイッチ1を一定時間(例えば0.2秒)以上閉の状態を維持しなければ、第1及び第2の動作モード切替手段7、14は、動作モードの切り替えを行わず、動作モードを保持する。これによって、使用者が無意識で電源スイッチ1に触れて動作モードが切り替わる事態の発生を低減し、安全性を向上させることができる。さらに、動作モード切替手段をマイクロコンピュータにて構成することにより、設定した所定時間のバラツキを少なくすることができ、精度を向上できる。
さらに、第1の制御部5は、電源スイッチ1より入力した閉信号により、動作モードを切り替えた場合、第2の制御部12を介して、第2の誘導加熱部15の動作モードを確認するが、このとき、第1の制御部5は、動作モードを切り替えてから所定時間(例えば1秒)経過後に第2の誘導加熱部15の動作モードの情報を有効とする。同様に、第2の制御部12は、電源スイッチ1より入力した閉信号により、動作モードを切り替えた場合、第1の制御部5を介して、第1の誘導加熱部8の動作モードを確認するが、このとき、第2の制御部12は、動作モードを切り替えてから所定時間(例えば1秒)経過後に第1の誘導加熱部8の動作モードの情報を有効とする。これによって、他の誘導加熱部の動作モードについての情報を参照する際に、構成する回路のバラツキにより他の誘導加熱部の動作モードが切り替わったという情報の伝達にディレイ時間が発生した場合でも、不用意に自らの動作モードを切り替える事態を避けることができる。
また、第1及び第2の動作モード切替手段7、14は、電源スイッチ1から出力された閉信号により、動作モードの切り替えを行うが、動作モードが電源オンモードから電源オフモードに切り替えるために必要とする、電源スイッチ1から出力された閉信号の時間より、動作モードが電源オフモードから電源オンモードに切り替えるために必要とする、電源スイッチ1から出力された閉信号の時間を短く設定する。すなわち、第1及び第2の動作モード切替手段7、14が、動作モードを電源オンモードから電源オフモードに切り替えるためには、使用者がT1時間以上電源スイッチ1を閉状態にする必要があり、動作モードを電源オフモードから電源オンモードに切り替えるためには、使用者がT2時間以上電源スイッチ1を閉状態にする必要がある場合において、T1(例えば0.2秒)>T2(例えば0.1秒)と設定する。これによって、使用者が緊急停止時など、第1及び第2
の誘導加熱部8、15の動作モードを電源オフモードに切り替えたい場合においても、即座に電源オフモードに切り替えることができ、安全性を向上することができる。
さらに、第1及び第2の操作表示部6、13は、LED等で構成された表示素子を点灯あるいは消灯することにより、第1及び第2の誘導加熱部8、15の動作モードの表示を行う。すなわち、第1及び第2の誘導加熱部8、15の動作モードが電源オフモードであれば、対応する第1及び第2の操作表示部6、13の表示素子を消灯し、電源オンモードであれば、対応する第1及び第2の操作表示部6、13の表示素子を点灯する。これによって、使用者に第1および第2の誘導加熱部8、15の動作モードが電源オンモードであるのか、電源オフモードであるのかを視覚的に分かりやすく伝達することができる。
なお、電源スイッチ1の開閉信号に基づき動作モードを切り替える第1及び第2の動作モード切替手段7、14を有する第1及び第2の誘導加熱部8、15は、2つ以上あればよく、2つに限定するものではない。
なお、本発明における誘導加熱調理器は、負荷を加熱する装置(調理器)であればよく、特に限定するものではない。
以上のように、動作モードを電源オンモードと電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する電源スイッチ1を1つ有し、電源スイッチ1の開閉信号に基づき動作モードを切り替える動作モード切替手段を2つ以上有する構成において、他の動作モード切替手段の動作モードについての情報を入力することにより、電源スイッチ1の開閉信号に基づき動作モードを電源オンモードに切り替えた場合でも、他の動作モード切替手段の動作モードが電源オフモードであれば、自らの動作モードを電源オフモードとすることが可能となり、複数ある動作モード切替手段の動作モードを同一状態に保持することができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、機器の動作モードを電源オンモードか電源オフモードのいずれかに統一することができるため、1つの電源スイッチに対し、その開閉信号に基づき動作モードを切り替える複数の動作モード切替手段から構成される誘導加熱調理器に適用できる。
1 電源スイッチ
2 第1の加熱コイル
3 第1のスイッチング手段
4 第1のインバータ制御部
5 第1の制御部
6 第1の操作表示部
7 第1の動作モード切替手段
8 第1の誘導加熱部
9 第2の加熱コイル
10 第2のスイッチング手段
11 第2のインバータ制御部
12 第2の制御部
13 第2の操作表示部
14 第2の動作モード切替手段
15 第2の誘導加熱部

Claims (5)

  1. 動作モードを電源オンモード及び電源オフモードに切り替えるための開閉信号を出力する電源スイッチと、第1の加熱コイル、第1のスイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、前記第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータ制御部、前記第1のインバータ制御部の動作を制御する第1の制御部、前記第1のインバータ制御部の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する第1の操作表示部、及び前記電源スイッチの開閉信号に基づき前記動作モードを切り替える第1の動作モード切替手段とを有する第1の誘導加熱部と、第2の加熱コイル、第2のスイッチング手段を含み直流を高周波交流に変換し、前記第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバータ制御部、前記第2のインバータ制御部の動作を制御する第2の制御部、前記第2のインバータ制御部の動作を設定すると共に、その設定内容を表示する第2の操作表示部、及び前記電源スイッチの開閉信号に基づき前記動作モードを切り替える第2の動作モード切替手段を有する第2の誘導加熱部とを備え、前記第1及び第2の誘導加熱部は、他の誘導加熱部の動作モードについての情報を入力し、前記電源スイッチの開閉信号に基づき前記動作モードを電源オンモードに切り替えた場合でも、前記他の誘導加熱部の動作モードが電源オフモードであれば、自らの動作モードを電源オフモードとする誘導加熱調理器。
  2. 第1及び第2の動作モード切替手段は、電源スイッチから出力される開閉信号のうち、閉信号の出力が所定時間以上継続した場合に、動作モードを電源オンモードから電源オフモード或いは、電源オフモードから電源オンモードへ切り替える請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 第1及び第2の誘導加熱部は、電源スイッチの開閉信号に基づき動作モードを電源オフモードから電源オンモードへ切り替え後、所定時間経過後に他の誘導加熱部の動作モードについての情報を有効とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 第1及び第2の動作モード切替手段は、電源オフモードから電源オンモードへ切り替える場合に必要とする電源スイッチから出力される閉信号の時間より、動作モードを電源オンモードから電源オフモードに切り替える場合に必要とする前記電源スイッチから出力される時間を短く設定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 第1及び第2の誘導加熱部は、動作モードが電源オンモードの場合に、対応する第1及び第2の操作表示部にその表示を行う請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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