JP5621328B2 - 擬似太陽光照射装置 - Google Patents
擬似太陽光照射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5621328B2 JP5621328B2 JP2010127518A JP2010127518A JP5621328B2 JP 5621328 B2 JP5621328 B2 JP 5621328B2 JP 2010127518 A JP2010127518 A JP 2010127518A JP 2010127518 A JP2010127518 A JP 2010127518A JP 5621328 B2 JP5621328 B2 JP 5621328B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- sunlight irradiation
- pseudo
- simulated
- simulated sunlight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 11
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 26
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 description 22
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 17
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 15
- 239000010408 film Substances 0.000 description 10
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 9
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 8
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 8
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000000295 emission spectrum Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 2
- 229910052724 xenon Inorganic materials 0.000 description 2
- FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N xenon atom Chemical compound [Xe] FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000031700 light absorption Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N17/00—Investigating resistance of materials to the weather, to corrosion, or to light
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S8/00—Lighting devices intended for fixed installation
- F21S8/006—Solar simulators, e.g. for testing photovoltaic panels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
- F21Y2103/00—Elongate light sources, e.g. fluorescent tubes
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
- G01J1/00—Photometry, e.g. photographic exposure meter
- G01J1/42—Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
- G01J2001/4266—Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors for measuring solar light
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Ecology (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Description
この種の擬似太陽光照射装置においては、キセノンランプ等の光源を箱体の中に設置し、箱体の放射面に光学フィルターを設けて擬似太陽光を放射する照射ボックスと、この照射ボックスから放射される擬似太陽光を反射する反射面とを備え、光源から直接放射される直接光及び反射面で反射された反射光の両方で被照射面を照射する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
また、光源及び反射面を有する光学系を一の擬似太陽光照射ユニットとし、複数の擬似太陽光照射ユニットを並べて、照射範囲を拡大することが考えられる。しかしながら、単に複数の擬似太陽光照射ユニットを並べただけでは、隣り合う擬似太陽光照射ユニットからの光が合成され、擬似太陽光照射ユニットの境界付近に位置する被照射面の箇所において照度が高くなってしまう。特に、光源から被照射面までの距離が数十cm程度となる比較的小型の擬似太陽光照射ユニットを用いる場合には、被照射面に入射する光の入射角が広くなるため、隣り合う擬似太陽光照射ユニットからの光がより多く合成されることとなり、被照射面の照度むらを調整することが困難になるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、光学設計を再度行うことなく照射範囲を拡大できる擬似太陽光照射装置を提供することを目的とする。
また、遮光板の上端部と被照射面との間に隙間部を形成し、各擬似太陽光照射ユニット同士の境界部分に位置する被照射面の箇所に、隙間部を通じて各擬似太陽光照射ユニットの照射光を重ねて照射するため、各擬似太陽光照射ユニット同士の境界部分に位置する被照射面の箇所において、遮光板を設けることによる照度の低下を抑制できる。これにより、擬似太陽光照射ユニットの光学設計を再度行うことなく照射範囲を拡大できる。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る擬似太陽光照射装置100の構成を模式的に示す縦断面図である。なお、図1においてWは幅方向を、Hは高さ方向を示している。
擬似太陽光照射装置100は、複数(本実施形態では、2つ)の擬似太陽光照射ユニット1A,1Bを備え、各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bは、複数の角材2を格子状に組んだ枠体4を有し、この枠体4は、例えば長さが略1.6m(メートル)、幅が略0.9m、及び高さが略0.8m程度の寸法に構成されている。枠体4の長さ方向の一側面(側方)を除く三方の各側面(側方)は、外部光の進入を防止するために遮蔽板5で覆われている。
擬似太陽光照射ボックス6には、図2及び図3に示すように、1本の直管型のランプ(光源)22が擬似太陽光照射ボックス6に沿って配置されて線状光源を構成している。これらのランプ22には、紫外領域〜可視領域〜赤外領域の広い波長領域に亘り、強い連続したスペクトルを有する、例えばキセノンフラッシュランプ等が用いられている。ランプ22の両端部には端子台40が配設されている。
擬似太陽光照射ボックス6は、該擬似太陽光照射ボックス6が放射する擬似太陽光のスペクトルを変調しない材質で形成されたランプハウス7に収納されている。
被照射体10は、被照射面10Aが擬似太陽光照射ボックス6から所定の距離Lだけ離間するように、枠体4の上に取り付けられた試料支持枠12に載置され、被照射面10Aに対して、擬似太陽光照射ボックス6の上面6Bからの直接光と、反射面8で反射された反射光が照射される。反射光の配光は、被照射面10Aでの直接光の照度むらを補償するように制御されている。
保持具31は、反射板30の傾斜角度を調節するための角度調整機構を有し、これにより、反射板30のそれぞれを、互いに独立して光の反射角度を調整することができるようになっている。このとき、図1に示すように、枠体4の幅方向における両側面に近い幾つかの保持具31の高さが順次高くなされており、両側面側の反射板30の反射光が内側の反射板30に遮蔽されるのを防止している。
このように、擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの側面に補助反射面150A,150Bを配置したため、擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの側面に向かう光を有効利用して、被照射面10Aでの直接光の照度低下を補うことができるとともに、補助反射面を擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの下部に水平に設ける場合に比べ、擬似太陽光照射ユニット1A,1Bを小型化できる。
図1に示すように、擬似太陽光照射ボックス6と被照射面10Aの間には、該被照射面10Aの全面を覆い該被照射面10Aでの照度分布を均一化するように透過光量を調整する透過光量調整ユニット60が設けられている。
すなわち、各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bでは、反射面8の反射光による直接光の照度むら補償に加え、透過光量調整ユニット60によっても被照射面10Aの照度むらの低減が図られている。
透過光量調整ユニット60は、図4に示すように、ベース板62と、透過光量調整用の透光板積層体64と、表面フィルム(押さえ部材)66とを備え、被照射面10Aの照度が高い箇所に向かう光の光量を透光板積層体64が減じることで、被照射面10Aで照度分布を低い照度に合せて均一化する。
これらベース板62、透光板積層体64、及び、表面フィルム66には、擬似太陽光照射ボックス6が放射する擬似太陽光のスペクトルを変調しないように、それぞれ擬似太陽光のスペクトル範囲において透過率が一定(フラット)であり、さらに、好ましくは高い透過率を有する材質が用いられている。この材質として、本実施形態では、アクリル樹脂が用いられている。なお、この材質にはガラスを用いてもよい。
ベース板62の上面には、図5に示すように、被照射面10Aを照明する光が通過する照明光通過範囲Rに、透過光量を減じるべき位置のそれぞれに透光板積層体64が配置され、また照明光通過範囲Rの残余の箇所には、透光板積層体64や、この透光板積層体64を構成する透光板65、ベース板62と同一の素材であるアクリル樹脂から成る1枚の透光板68(以下、「スペーサ透光板68」と言う)が配置されている。これにより、照明光通過範囲Rには透光板積層体64及びスペーサ透光板68が隙間無く敷き詰められることとなる。このスペーサ透光板68は、透光板積層体64と同一寸法に形成されており、スペーサ透光板68と透光板積層体64との入れ替えが容易となっている。
透光板積層体64は、複数枚の透光板65(図6)を積層して構成されており、図5において符号64に添えて記載した括弧書きは、各透光板積層体64の透光板65の積層枚数を示している。なお、この透光板積層体64の具体的な構成、及び、光量調整の作用については後に詳述する。
なお、スペーサ板70の素材には、透光板積層体64と同一の素材(本実施形態ではアクリル樹脂)を用いることが好ましい。こうすることで、スペーサ板70の光学特性が、照明光通過範囲Rに設けたスペーサ透光板68と同等になるため、被照射面10Aの面積が広がり照明光通過範囲Rが多少周囲に拡張された場合でも、被照射面10Aの全域を照明することができる。
図4に示すように、各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bには、擬似太陽光照射ボックス6と平行に延びるズレ落ち防止ブラケット80が、該擬似太陽光照射ボックス6を挟んだ両側の側面にそれぞれ設けられている。また、各ズレ落ち防止ブラケット80には、断面L字状の固定用Lアングル82が固定されており、各固定用Lアングル82に、透過光量調整ユニット60のベース板62の両縁部62Aを載せることで該ベース板62が設置される。
ベース板62の両縁部62Aの上面には、スペーサ板70と擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの側面の隙間を埋めてスペーサ板70の横ずれを防止する横ずれ防止用Lアングル84が設けられている。
次いで、ベース板62の上に、スペーサ板70、透光板積層体64及びスペーサ透光板68を敷き詰める。そして、これらスペーサ板70、透光板積層体64及びスペーサ透光板68を横ずれ防止用Lアングル84とともに表面フィルム66で覆う。最後に、表面フィルム66の縁部を押さえバー86で押さえ、この押さえバー86を横ずれ防止用Lアングル84にボルト89で固定する。以上の作業により、透過光量調整ユニット60の取付けが完了する。
図6は、図5に示したI−I’線の断面を模式的に示す図である。
この図に示すように、透光板積層体64は、それぞれ矩形状の透光面が同一寸法のアクリル樹脂から成る透光板65を複数枚重ねて構成されている。この透光板積層体64に擬似太陽光Fを入射した場合、各透光板65の表裏の各界面で擬似太陽光Fの裏面反射が生じ、この裏面反射の分だけ透光板積層体64の透過光量が減じられる。また、この透光板積層体64の透過率は、透光板65の厚みには依らず、該透光板65を重ねた枚数で決定されている。
この理由としては、透光板65の材質であるアクリル樹脂が擬似太陽光Fに対して高い透過率を有するため、擬似太陽光Fが透光板65を透過する際に透光板65への吸収は、ほぼ生じないものの、透光板65の表裏の各界面で裏面反射が発生することから各裏面反射により透過光量が減じられるためと考えられる。
このように、接着剤等のバインダーを用いずに透光板65同士を単純に重ね合せ、これら透光板65の間に空気層90のみを形成することで、透光板積層体64の透過率が透光板65の積層枚数に比例して減少させることができ、透光量の調整が容易な透光板積層体64が得られることとなる。
なお、透過光量調整ユニット60では、透光板積層体64の下にベース板62を、上に表面フィルム66をそれぞれ備え、また、透光板積層体64が無い場所には、スペーサ透光板68が配置されるため、これらベース板62、表面フィルム66及びスペーサ透光板68の各界面でも同様に裏面反射が生じる。したがって、これらの裏面反射を加味して、透光板積層体64の透光板65の枚数が決定される。
このように構成された透過光量調整ユニット60を有する各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bは、当該各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの正面に位置する被照射面10Aの所定面積(600mm×1200mm程度)において、照度むらを良好に低減することができる。
そこで、擬似太陽光照射ユニット1A,1B間に、擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの側方に漏れる光を遮光する遮光板130が配置されている。遮光板130は、ランプ22の長手方向に延在し、平面が鉛直に配置された板材であり、その表面が光を吸収する性質を有するように、例えば、板材に黒色の遮光シートを被せる等の光吸収処理を施したものを用いて形成されている。また、遮光板130は、一方の擬似太陽光照射ユニット1A,1Bから放射され、他方の擬似太陽光照射ユニット1B,1Aに向かう光を十分に遮蔽可能にするために、ランプ22の長さ方向において対面する遮蔽板5間に渡って設けられている。
そこで、遮光板130は、その上端部131と被照射面10Aとの間に隙間部δを形成するように、被照射面10Aから所定の距離M1だけ離して配置されている。これにより、隣り合う擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの境界部分に位置する被照射面10Aの箇所に、隙間部δを通じて各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの照射光を重ねて照射することができるので、隣り合う擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの境界部分に位置する被照射面10Aの箇所において、遮光板130を設けることによる照度低下を抑制できる。距離M1は、2つの擬似太陽光照射ユニット1A,1Bによる照度の境界が目立たなくなる距離に設定され、本実施形態では、例えば200mmに設定されている。
この図に示すように、被照射面10Aにおいては、遮光板130を配置した幅方向中央部を除く大部分で、照度が0.0048−0.0055W/mm2の範囲にあり、遮光板130を配置した幅方向中央部では、照度が若干低下しているものの、最低照度は0.0035−0.0042W/mm2の範囲にあり、照度の低下度合いは小さい。したがって、本実施形態の擬似太陽光照射装置100によれば、各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの擬似太陽光照射ボックス6、反射面8、補助反射面150A,150B、及び透過光量調整ユニット60等の光学設計を変更することなく、有効照射面積を1100mm×1400mm程度まで拡大できる。
また、遮光板130の上端部131と被照射面10Aとの間に隙間部δを形成し、各擬似太陽光照射ユニット1A,1B同士の境界部分に位置する被照射面10Aの箇所に、隙間部δを通じて各擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの照射光を重ねて照射するため、各擬似太陽光照射ユニット1A,1B同士の境界部分に位置する被照射面10Aの箇所において、遮光板130を設けることによる照度の低下を抑制できる。これにより、擬似太陽光照射ユニット1A,1Bの光学設計を再度行うことなく照射範囲を拡大できる。
第1実施形態では、2つの擬似太陽光照射ユニット1A,1Bを並設していたが、第2実施形態では、3つの擬似太陽光照射ユニット1A〜1Cを並設している。また、第1実施形態では、被照射面10Aの照度むらを低減するために、透過光量を調整する透過光量調整ユニット60を設けていたが、第2実施形態では、透過光量調整ユニット60に代えて、光を拡散する光拡散ユニット101を設けている。
図8は、第2実施形態に係る擬似太陽光照射装置200の構成を模式的に示す縦断面図である。また、図9は擬似太陽光照射装置200を示す平面図であり、図10は擬似太陽光照射装置200の構成を示す横断面図である。なお、これら図8〜図10では、図1〜3に示す擬似太陽光照射装置100と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、各擬似太陽光照射ユニット1A〜1Cでは、反射面8の反射光による直接光の照度むら補償に加え、光拡散ユニット101によっても被照射面10Aの照度むらの低減が図られている。
光拡散ユニット101は、図11及び図12(A)に示すように、ベース板102と、光拡散効果を有する二層の光拡散部材110,120とを備え、被照射面10Aの照度が高い箇所に向かう光を光拡散部材110,120が拡散することで、被照射面10Aで照度分布を均一化する。
これらベース板102、及び光拡散部材110,120には、擬似太陽光照射ボックス6が放射する擬似太陽光のスペクトルを変調しないように、それぞれ擬似太陽光のスペクトル範囲において透過率が一定(フラット)であり、さらに、好ましくは高い透過率を有する材質が用いられている。
二層の光拡散部材110,120は、それぞれ複数枚の拡散板を積層して構成されており、被照射面10Aとランプ22との間に、距離Dだけ離して配置されている。光拡散ユニット101の光拡散効果、すなわち、被照射面10Aの照度むらの低減の効果は、この距離Dに依存している。本実施形態では、二層の光拡散部材110,120間の距離Dが、複数の反射板30による照度の境界が目立たなくなる距離(例えば、100mm<D≦200mm)に設定されている。
図11及び図12に示すように、各擬似太陽光照射ユニット1A〜1Bには、被照射面10A側及び擬似太陽光照射ボックス6の上方に、擬似太陽光照射ボックス6と平行に延びる断面L字状の光拡散部材受け103が、該擬似太陽光照射ボックス6を挟んだ両側の側面にそれぞれ設けられている。また、被照射面10A側及び擬似太陽光照射ボックス6の上方に、擬似太陽光照射ボックス6と直交して延びる板状の光拡散部材受け104が、該擬似太陽光照射ボックス6の長さ方向において対面する側面にそれぞれ設けられている。
ベース板102及び光拡散部材110は被照射面10A側に設けられた光拡散部材受け103,104に載置され、図示しない抑え金具によって固定され、光拡散部材120は擬似太陽光照射ボックス6の上方に設けられた光拡散部材受け103,104に載置され、図示しない抑え金具によって固定される。
被照射面10A側の光拡散部材110は、ベース板102の上面に配置され、複数枚(本実施形態では、2枚)の光拡散板111,112を積層して構成されている。被照射面10A側の光拡散板111は、被照射面10Aを照明する光が通過する照明光通過範囲全体を覆う大きさに形成された板状部材であり、両面に艶消し加工を施したマット状の拡散面を有している。本実施形態の光拡散板111は、厚みが約3mmであり、ベース板102とほぼ同じ光学的特徴を有する素材(本実施形態では、アクリル樹脂)を用いて形成されている。
このように構成された光拡散ユニット101を有する各擬似太陽光照射ユニット1A〜1Cは、当該各擬似太陽光照射ユニット1A〜1Cの正面に位置する被照射面10Aの所定面積(600mm×1200mm程度)において、照度むらを良好に低減することができる。
すなわち、遮光板130は光拡散部材110,120の下方に配置されているため、各光拡散部材110,120は、上述のように擬似太陽光照射ユニット1A〜1C毎に形成されてもよいが、擬似太陽光照射ユニット1A〜1Cに渡って延在する大きさに形成されるのがより望ましい。これにより、擬似太陽光照射ユニット1A〜1Cの境界部分に光拡散部材110,120が配置されることとなるので、各擬似太陽光照射ユニット1A,1B同士の境界部分に位置する被照射面10Aの箇所において照度むらをより低減できる。
この図に示すように、照度は1.11−1.12SUN(1SUN=1000W/m2)の範囲から1.15−1.16SUNの範囲にあるとともに、この図に示す照度分布から照度むらを計算すると約1.82%という値が得られており、擬似太陽光照射装置200では、被照射面10Aの照度むらを良好に抑制できることが実証された。したがって、本実施形態の擬似太陽光照射装置200によれば、各擬似太陽光照射ユニット1A〜1Cの擬似太陽光照射ボックス6、反射面8、補助反射面150A,150B、及び光拡散ユニット101等の光学設計を変更することなく、有効照射面積を1100mm×2100mm程度まで拡大できる。
したがって、2つの擬似太陽光照射ユニット1A,1B間に、複数の擬似太陽光照射ユニット1Cを並設することで、照射範囲をさらに拡大することができる。
例えば、上記実施形態では、擬似太陽光照射ユニット毎に枠体を形成したが、複数の擬似太陽光照射ユニットを並設した全体の大きさに合わせて枠体を形成してもよい。
また、上記実施形態では、複数の擬似太陽光照射ユニットをそれぞれ隣接して並設していたが、擬似太陽光照射ユニットを、若干(例えば、数cm)の間隔をあけて並設してもよい。
6 擬似太陽光照射ボックス
6A 下面
6B 上面
8 反射面
10 被照射体
10A 被照射面
22 ランプ(光源)
150A,150B 補助反射面
100,200 擬似太陽光照射装置
130 遮光板
131 上端部
M 距離
δ 隙間部
Claims (3)
- 上面及び下面から擬似太陽光を放射する長尺の擬似太陽光照射ボックスを納めた直方体状ユニットであって、前記擬似太陽光照射ボックスの下面の対向位置に反射面を設け、この反射面で上方に反射した反射光、及び前記擬似太陽光照射ボックスの上面から放射する直接光を、前記擬似太陽光照射ボックスの上面の対向位置に設けた被照射面に照射する擬似太陽光照射ユニットを複数備え、
擬似太陽光を放射する各擬似太陽光照射ユニットを前記擬似太陽光照射ボックスが互いに並列に並ぶように並設するとともに、
外側の2つの擬似太陽光照射ユニットは、前記直方体の上面及び下面を除く四方の側面のうち、前記擬似太陽光照射ボックスの長さ方向に沿って延在し互いに対向させて配置される一側面を除く三方の各側面が外部光の進入を防止する遮蔽板で覆われており、
外側の2つの擬似太陽光照射ユニット間に内側の擬似太陽光照射ユニットが配置される場合には、当該内側の擬似太陽光照射ユニットは、前記四方の側面のうち、前記擬似太陽光照射ボックスの長さ方向において対面する二方の各側面が外部光の進入を防止する遮蔽板で覆われており、
擬似太陽光照射ユニット同士の間に、各擬似太陽光照射ユニットの側方に漏れる光を遮光する遮光板を配置しつつ、
前記遮光板の上端部と前記被照射面との間に隙間部を形成し、各擬似太陽光照射ユニット同士の境界部分に位置する前記被照射面の箇所に、前記隙間部を通じて各擬似太陽光照射ユニットの照射光を重ねて照射し、
前記遮光板は、前記擬似太陽光照射ボックスの長さ方向において対面する前記遮蔽板間全体に、当該遮光板を設けることによる照度低下を抑制する分の前記隙間部を除いて設けられる
ことを特徴とする擬似太陽光照射装置。 - 前記擬似太陽光照射ボックスは線状の光源を有し、
前記擬似太陽光照射ユニットのそれぞれを、前記光源が並列に並ぶように配設したことを特徴とする請求項1に記載の擬似太陽光照射装置。 - 前記擬似太陽光照射ユニットの側方には、前記擬似太陽光照射ボックスの高さ位置から前記被照射面までの間に、入射する光を前記被照射面に向けて反射する補助反射面を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の擬似太陽光照射装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010127518A JP5621328B2 (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | 擬似太陽光照射装置 |
PCT/JP2011/002590 WO2011151974A1 (ja) | 2010-06-03 | 2011-05-10 | 擬似太陽光照射装置 |
TW100118638A TW201213787A (en) | 2010-06-03 | 2011-05-27 | Pseudo sunlight irradiation apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010127518A JP5621328B2 (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | 擬似太陽光照射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011252814A JP2011252814A (ja) | 2011-12-15 |
JP5621328B2 true JP5621328B2 (ja) | 2014-11-12 |
Family
ID=45066367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010127518A Expired - Fee Related JP5621328B2 (ja) | 2010-06-03 | 2010-06-03 | 擬似太陽光照射装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5621328B2 (ja) |
TW (1) | TW201213787A (ja) |
WO (1) | WO2011151974A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5630457B2 (ja) * | 2012-04-19 | 2014-11-26 | ウシオ電機株式会社 | 太陽電池試験用光照射装置 |
JP6035998B2 (ja) * | 2012-08-20 | 2016-11-30 | 岩崎電気株式会社 | 擬似太陽光照射装置 |
JP5692193B2 (ja) * | 2012-09-27 | 2015-04-01 | ダイキン工業株式会社 | 擬似太陽光照射装置 |
TWI501411B (zh) * | 2012-10-04 | 2015-09-21 | Motech Ind Inc | 太陽能電池及其模組 |
KR102284260B1 (ko) * | 2019-11-19 | 2021-08-04 | 성균관대학교산학협력단 | 솔라패널 특성 평가용 분광 측정장치 |
CN111237681B (zh) * | 2020-02-25 | 2022-03-29 | 飞率有限公司 | 昼间型混合超精密人造太阳光模拟装置及模拟方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58132212A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Hakko:Kk | 擬似太陽光照射装置 |
JPS62218841A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-26 | Suga Shikenki Kk | 集光式促進耐光試験機 |
US5136886A (en) * | 1990-11-06 | 1992-08-11 | Atlas Electric Devices Co. | Accelerated weathering and lightfastness testing chamber |
US6548819B1 (en) * | 2000-03-30 | 2003-04-15 | Hughes Electronics Corporation | Infrared enhanced pulsed solar simulator |
JP3460149B2 (ja) * | 2001-04-02 | 2003-10-27 | 日清紡績株式会社 | 擬似太陽光照射装置 |
JP2002329403A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Advanced Display Inc | 表示装置用の照明装置及びこれを備えた表示装置 |
JP2003028785A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Nisshinbo Ind Inc | 擬似太陽光照射装置 |
JP3983099B2 (ja) * | 2002-05-10 | 2007-09-26 | 日清紡績株式会社 | 擬似太陽光照射装置 |
JP4454361B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2010-04-21 | Nec液晶テクノロジー株式会社 | 面発光装置 |
JP4671977B2 (ja) * | 2007-01-30 | 2011-04-20 | 京セラ株式会社 | 照明装置および自動販売機 |
JP2009266298A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 紫外線照射装置 |
JP5092875B2 (ja) * | 2008-04-28 | 2012-12-05 | 岩崎電気株式会社 | 擬似太陽光照射装置 |
JP2010027826A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Nisshinbo Holdings Inc | ソーラシミュレータ及び多接合型太陽電池の測定方法 |
-
2010
- 2010-06-03 JP JP2010127518A patent/JP5621328B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-05-10 WO PCT/JP2011/002590 patent/WO2011151974A1/ja active Application Filing
- 2011-05-27 TW TW100118638A patent/TW201213787A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201213787A (en) | 2012-04-01 |
JP2011252814A (ja) | 2011-12-15 |
WO2011151974A1 (ja) | 2011-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5621328B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP5928510B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
WO2007049584A1 (ja) | 反射型スクリーンおよび前方投影システム | |
US20120275132A1 (en) | Pseudo-Sunlight Irradiating Apparatus | |
WO2015071130A1 (en) | Acoustic lighting tile | |
US20140092622A1 (en) | Lighting strip | |
JP6990279B2 (ja) | 光源装置、照明装置、及び表示装置 | |
WO2014082325A1 (zh) | 一种背光模组及其显示装置 | |
JP4973479B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP6035998B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP2015184270A (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP5355525B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置および太陽電池パネル用検査装置 | |
JP5092875B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP2015190905A (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP3460149B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP2006269190A (ja) | 直下型バックライト | |
JP2010171132A (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JP5251714B2 (ja) | 擬似太陽光照射装置 | |
JPS61219980A (ja) | 透過型表示パネルのバツクライト | |
CN103062710A (zh) | 一种用于灯箱的模组型光源盒装置 | |
KR20100117017A (ko) | 광조사 장치 | |
EP1167875B1 (en) | Method and device for modifying the irradiance distribution of a radiation source | |
JP6270579B2 (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
KR20160138624A (ko) | 도광판 및 이를 포함하는 백라이트 유닛 | |
CN117559903A (zh) | 太阳能光伏系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140520 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140826 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5621328 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |