JP6270579B2 - 反射型液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、反射型液晶表示装置に関するものである。
図5は、従来技術による反射型液晶表示装置の第1の例を模式的に示す縦断面図である。反射型液晶表示装置1は、回路基板2、画像表示領域3Aを有する反射型液晶表示パネル3、LED光源4、反射板5、拡散板6、吸収型偏光板7、反射型偏光板8、これらを位置決めして収納する筐体(不図示)を備えている。LED光源4から出射された光は反射板5で反射され、反射板5で反射された光は拡散板6を透過することで拡散され、拡散板6を透過した光は吸収型偏光板7を透過することで一方向の偏光軸の光だけが抽出され、吸収型偏光板7を透過した光は吸収型偏光板7の偏光軸と直交する偏光軸を持つ反射型偏光板8で反射されて反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aに入射する。
反射型液晶表示パネル3とLED光源4は回路基板2の同一面上に互いに隣接して実装され、反射型液晶表示パネル3の光軸とLED光源4の光軸は互いに平行で同一方向(上方)を向いている。LED光源4の上部には平面状の反射板5が傾斜して配置され、反射型液晶表示パネル3の上部には放物面状の反射型偏光板8が配置されている。ここで、LED光源4から出射された光は、反射板5により屈曲されて反射型偏光板8へ導かれるが、その光路(図中矢印で示す)上の反射板5と反射型偏光板8の間には拡散板6と吸収型偏光板7が配置されているため、反射板5で反射された光は拡散板6で拡散された後、吸収型偏光板7の偏光軸と平行な偏光軸を持った光のみが吸収型偏光板7を透過して反射型偏光板8に入射する。
反射型偏光板8に入射した光のうち反射型偏光板8により反射されて反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aに入射した光は、反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aにより反射され、反射型偏光板8へ戻される。
ここで、反射型液晶表示パネル3の液晶分子の向きにより、反射型液晶表示パネル3により反射される光の偏光軸の向きが変わり、その偏光軸の向きにより、反射型偏光板8を透過する光と、反射(遮断)される光に分けられる。反射型偏光板8を透過する光と遮断される光によって画像が形成され、その画像を観察者が観察することになる。
尚、図5に示す反射型液晶表示装置1では、反射型偏光板8が放物面状で、反射板5が平面状の構造であるため、反射型偏光板8から反射板5までの距離と反射板5からLED光源4までの距離の和は、反射型偏光板8から反射型偏光板8の放物面の焦点までの距離と等しくなる。即ち、反射型偏光板8から見れば、LED光源4の位置は、反射型偏光板8の焦点位置となる。
図6は、従来技術による反射型液晶表示装置の第2の例を模式的に示す縦断面図である。反射型液晶表示装置20が図5に示す反射型液晶表示装置1と異なるのは、反射型偏光板10が平面状で、反射板9が放物面状である点である。反射板9が放物面であることから、LED光源4は、反射板9の放物面の中心に配置されている。その他の構成は図5に示す構成と同様である。
図7は、従来技術による反射型液晶表示装置の第3の例を模式的に示す縦断面図である。反射型液晶表示装置30において、反射型液晶表示パネル3は回路基板2上に実装され、LED光源4は回路基板2とは別のFPC12上に実装され、LED光源4は、LED光源4からの出射光が反射型液晶表示パネル3の上部に配置された放物面状の反射型偏光板11に直接向かうように、反射型液晶表示装置30の側面部(背面部)に発光面を横方向に向けて配置されている。この構成では反射板は省かれており、LED光源4から出射した光は、LED光源4と反射型偏光板11の間に配置された拡散板6と吸収型偏光板7を通過し、吸収型偏光板7の偏光軸と平行な偏光軸を持った光のみが反射型偏光板11に入射する。その他の構成は図5に示す構成と同様である。尚、以上説明したような従来技術による反射型液晶表示装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特表2003−523529号公報
反射型偏光板を利用して画像を表示する従来技術による反射型液晶表示装置では、光源からの光を十分に拡散して反射型液晶表示パネルの画像表示領域に効率よく照射するために、反射型液晶表示パネルと光源の上部に十分なスペースを確保する必要があり、反射型液晶表示装置の高さ方向の小型化(低背化)に限界があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みたもので、光源からの光を十分に拡散して反射型液晶表示パネルの画像表示領域に効率よく照射することが可能な小型の反射型液晶表示装置を提供することを目的とする。
反射型液晶表示パネルと、前記反射型液晶表示パネルに光を供給する光源と、前記反射型液晶表示パネルと前記光源を支持する基板と、前記光源から出射された光のうち、特定の偏光軸を持つ光のみを透過させる第一の偏光板と、前記光源から出射された光のうち、前記特定の偏光軸を持つ光を反射し、前記特定の偏光軸とは直交する偏光軸を持つ光のみを透過させる第二の偏光板と、を備えた反射型液晶表示装置において、前記基板上に画像表示領域を上方に向けて前記反射型液晶表示パネルを配置し、前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された面と同一面上に前記光源を配置し、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域を覆うように導光板を配置し、前記光源と前記導光板との間の光路上に前記第一の偏光板を配置し、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と前記導光板を挟んで対向する位置に前記第二の偏光板を配置し、前記光源の光出射面から出射された光が、前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面の一部に設けられた光導入面から前記導光板の内部に入射し、この前記導光板の内部に入射した光が、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と対向する前記導光板の表面に設けられた光放出面から前記画像表示領域に向けて出射し、この前記画像表示領域に向けて出射した光が、前記画像表示領域で反射されて前記第二の偏光板に入射するように構成し、前記光源の前記光出射面から出射された光の光軸が前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された側の表面と平行となるように前記光源を配置し、前記導光板の前記光導入面と対向する位置に、前記光源の前記光出射面から出射された光を前記導光板の前記光導入面に向けて反射させる反射部材を配置した反射型液晶表示装置とする。
前記反射部材と前記反射型液晶表示パネルとの間に、前記光源を配置した反射型液晶表示装置とすることができる。
前記反射部材を挟んで前記反射型液晶表示パネルと対向する位置に、前記光源を配置した反射型液晶表示装置とすることができる。
前記反射部材の光反射面と対向する前記導光板の一部に、前記導光板の内部に入射した光を前記導光板の前記光放出面側へ反射する反射面を設け、当該反射面を、前記導光板の前記光導入面が設けられた側の表面を底面とする円錐の側面を構成するような湾曲面とした反射型液晶表示装置とすることができる。
前記反射部材の光反射面と対向する前記導光板の一部と前記導光板の前記光放出面を跨いで反対側に位置する前記導光板の一部に、前記導光板の内部を伝播する光を前記導光板の前記光放出面側に反射する反射面を設け、当該反射面を、前記導光板の前記光導入面が設けられた側の表面を底面とする円錐の側面を構成するような湾曲面とした反射型液晶表示装置とすることができる。
反射型液晶表示パネルと、前記反射型液晶表示パネルに光を供給する光源と、前記反射型液晶表示パネルと前記光源を支持する基板と、前記光源から出射された光のうち、特定の偏光軸を持つ光のみを透過させる第一の偏光板と、前記光源から出射された光のうち、前記特定の偏光軸を持つ光を反射し、前記特定の偏光軸とは直交する偏光軸を持つ光のみを透過させる第二の偏光板と、を備えた反射型液晶表示装置において、前記基板上に画像表示領域を上方に向けて前記反射型液晶表示パネルを配置し、前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された面と同一面上に前記光源を配置し、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域を覆うように導光板を配置し、前記光源と前記導光板との間の光路上に前記第一の偏光板を配置し、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と前記導光板を挟んで対向する位置に前記第二の偏光板を配置し、前記光源の光出射面から出射された光が、前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面の一部に設けられた光導入面から前記導光板の内部に入射し、この前記導光板の内部に入射した光が、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と対向する前記導光板の表面に設けられた光放出面から前記画像表示領域に向けて出射し、この前記画像表示領域に向けて出射した光が、前記画像表示領域で反射されて前記第二の偏光板に入射するように構成し、前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面のうち、前記導光板の前記光導入面と前記光放出面とを除く領域に、遮光板を配置した反射型液晶表示装置とす
反射型液晶表示パネルと、前記反射型液晶表示パネルに光を供給する光源と、前記反射型液晶表示パネルと前記光源を支持する基板と、前記光源から出射された光のうち、特定の偏光軸を持つ光のみを透過させる第一の偏光板と、前記光源から出射された光のうち、前記特定の偏光軸を持つ光を反射し、前記特定の偏光軸とは直交する偏光軸を持つ光のみを透過させる第二の偏光板と、を備えた反射型液晶表示装置において、前記基板上に画像表示領域を上方に向けて前記反射型液晶表示パネルを配置し、前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された面と同一面上に前記光源を配置し、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域を覆うように導光板を配置し、前記光源と前記導光板との間の光路上に前記第一の偏光板を配置し、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と前記導光板を挟んで対向する位置に前記第二の偏光板を配置し、前記光源の光出射面から出射された光が、前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面の一部に設けられた光導入面から前記導光板の内部に入射し、この前記導光板の内部に入射した光が、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と対向する前記導光板の表面に設けられた光放出面から前記画像表示領域に向けて出射し、この前記画像表示領域に向けて出射した光が、前記画像表示領域で反射されて前記第二の偏光板に入射するように構成し、前記導光板を第一の導光板と第二の導光板とで構成し、前記第一の導光板を前記光源の前記光出射面に対向させて配置し、前記第二の導光板を前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域に対向させて配置し、前記第一の導光板の側面と前記第二の導光板の側面との間に前記第一の偏光板を配置した反射型液晶表示装置とす
本発明によれば、光源からの光を十分に拡散して反射型液晶表示パネルの画像表示領域に効率よく照射することが可能な小型の反射型液晶表示装置を提供することができる。
本発明による反射型液晶表示装置の第1の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図 本発明による反射型液晶表示装置の第2の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図 本発明による反射型液晶表示装置の第3の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図 本発明による反射型液晶表示装置の第4の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図 従来技術による反射型液晶表示装置の第1の例を模式的に示す縦断面図 従来技術による反射型液晶表示装置の第2の例を模式的に示す縦断面図 従来技術による反射型液晶表示装置の第3の例を模式的に示す縦断面図
図1は、本発明による反射型液晶表示装置の第1の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図である。第1の実施例による反射型液晶表示装置40は、主として、回路基板2、画像表示領域3Aを有する反射型液晶表示パネル3、LED光源4、吸収型偏光板7、反射面43、44を有する導光板41、反射型偏光板10、開口部42aを有するマスク42、これらを収納する筐体(不図示)から構成されている。
反射型液晶表示パネル3とLED光源4は、回路基板2の同一面上に互いに隣接して実装され、反射型液晶表示パネル3の光軸とLED光源4の光軸は、互いに平行で同一方向(上方)を向いている。LED光源4の上部には、平面状の吸収型偏光板7がLED光源4の光出射面に対して水平となるように配置されている。反射型液晶表示パネル3の上部には、光吸収性を有する平面状のマスク(遮光板)42が画像表示領域3Aに対して水平となるように配置され、開口部42aから画像表示領域3Aが露呈されている。吸収型偏光板7とマスク42の上部には、平面状の導光板41が、それらの上面に対して水平となるように且つそれらを覆うように配置され、その一端側に設けられた反射面43が、LED光源4の光出射面と斜めに対向している。導光板41の上部には、平面状の反射型偏光板10が、導光板41の上面に対して水平となるように且つ偏光軸が吸収型偏光板7の偏光軸と直交するように配置されている。
LED光源4から出射した光は、吸収型偏光板7の偏光軸と平行な偏光軸を持った光のみが吸収型偏光板7を透過し、それと対向する導光板41の下面(光導入面)から導光板41の内部に入射する。導光板41の内部に入射した光は、導光板41の反射面43に入射し、反射面43により導光板41の中心側に向けて反射される。尚、反射面43は、立体的に見て導光板41の下面を底面とする円錐の側面を構成するような湾曲面であり、入射した光を導光板41の中心側へ効率よく反射するように角度や曲率が設定されている。また、反射面43は、導光板41の表面に反射板を貼付する、あるいは反射膜や反射構造体(微細な凹凸等)を形成することなどにより、反射面として構成されている。
反射面43により反射された光は、導光板41と吸収型偏光板7、反射型偏光板10、マスク42、反射面44、空気層などとの界面で反射を繰り返しながら導光板41の内部を伝播し、その一部が導光板41の下面(光放出面)からマスク42の開口部42aを通って反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aに入射する。尚、反射面44は、反射面43と同様の湾曲した反射面として構成され、画像表示領域3Aに光が効率よく入射するように角度や曲率が設定されている。
画像表示領域3Aに入射した光は、反射型液晶表示パネル3の液晶分子の向きにより、反射型液晶表示パネル3により反射される光の偏光軸の向きが変わり、その偏光軸の向きにより、反射型偏光板10を透過する光と、反射(遮断)される光に分けられる。反射型偏光板8を透過する光と遮断される光によって画像が形成され、その画像を観察者が観察することになる。
この実施例では、従来技術のように反射型液晶表示パネル3やLED光源4の上部に大きなスペースを設ける必要が無いため、その分、反射型液晶表示装置の高さ方向を小型化(低背化)することができる。また、反射型液晶表示パネル3とLED光源4の回路基板2上でのレイアウトは、ある程度自由に変更することができるため、横方向についても従来技術と同等のサイズ以下に収めることができる。その一方では、LED光源4から出射された光を、主として導光板41を用いた照明光学系により、十分に拡散した上で反射型液晶表示装置3の画像表示領域3Aに効率的に照射することができる。即ち、小型化と光学的性能の確保を両立させた反射型液晶表示装置を提供することができる。
図2は、本発明による反射型液晶表示装置の第2の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図である。第2の実施例による反射型液晶表示装置50は、図1に示した第1の実施例と同様の基本構成を備え、主な相違点として、導光板41が光源側導光板41aとパネル側導光板41bの2つで構成され、それらの間に吸収型偏光板7が配置されると共に、光源側導光板41aとLED光源4との間に拡散板6が配置されている。
LED光源4から出射した光は、拡散板6により拡散され、それと対向する光源側導光板41aの下面(光導入面)から光源側導光板41aの内部に入射する。光源側導光板41aの内部に入射した光は、反射面43により反射されて光源側導光板41aの側面から出射し、吸収型偏光板7に入射する。吸収型偏光板7に入射した光は、吸収型偏光板7の偏光軸と平行な偏光軸を持った光のみが吸収型偏光板7を透過する。吸収型偏光板7を透過した光は、パネル側導光板41bの側面からパネル側導光板41bの内部に入射し、パネル側導光板41bと反射型偏光板10、マスク42、反射面44、空気層などとの界面で反射を繰り返しながらパネル側導光板41bの内部を伝播し、その一部がパネル側導光板41bの下面(光放出面)からマスク42の開口部42aを通って反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aに入射する。画像表示領域3Aに入射した光は、反射型液晶表示パネル3の液晶分子の向きにより、反射型液晶表示パネル3により反射される光の偏光軸の向きが変わり、その偏光軸の向きにより、反射型偏光板10を透過する光と、反射(遮断)される光に分けられる。反射型偏光板8を透過する光と遮断される光によって画像が形成され、その画像を観察者が観察することになる。
この実施例では、LED光源4から出射された光を拡散板6により拡散しているため、照明光の輝度ムラを抑えることができる。また、吸収型偏光板7が光源側導光板41aとパネル側導光板41bとの間に配置されているため、光源側導光板41aとパネル側導光板41bの内部で発生した迷光(乱反射光)を効率的に除去することができる。
図3は、本発明による反射型液晶表示装置の第3の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図である。第3の実施例による反射型液晶表示装置60は、図1に示した第1の実施例と同様の基本構成を備え、主な相違点として、LED光源4が光出射面を反射型液晶表示パネル3の側面に向けて回路基板3上に配置されると共に、LED光源4の光出射面と反射型液晶表示パネル3の側面との間に、三角柱状の反射部材45が配置されている。反射部材45の表面のうちLED光源4の光出射面と対向する面は、LED光源4の光出射面に対して傾斜した反射面45aとされ、その上方に位置する導光板41の反射面43と吸収型偏光板7を挟んで対向している。尚、反射部材45の形状は、例えば、その他の多角柱、蒲鉾状、平板状のものであっても良い。
LED光源4から出射した光は、反射部材45の反射面45aにより上方に向けて反射され、吸収型偏光板7に入射する。吸収型偏光板7に入射した光は、吸収型偏光板7の偏光軸と平行な偏光軸を持った光のみが吸収型偏光板7を透過し、それと対向する導光板41の下面(光導入面)から導光板41の内部に入射し、以降、図1に示した第1の実施例と同様の経路を辿って、最終的に反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aに照射される。
この実施例では、LED光源4から出射された光を、反射部材45を経由して導光板41に入射させているため、その分、LED光源4から出射された光の光路が長くなり、光の拡散性を高めることができる。また、LED光源4の回路基板2上におけるレイアウトの自由度を高めることができる。
図4は、本発明による反射型液晶表示装置の第4の実施例を模式的に示す上面図及びA−A断面図である。第4の実施例による反射型液晶表示装置70は、図3に示した第3の実施例の変形例であり、主な相違点として、反射部材45の反射面45aは、反射型液晶表示パネル3の側面と対向し、反射部材45の反射面45aと反射型液晶表示パネル3の側面との間に、光出射面が反射部材45の反射面45aと対向するように、LED光源4が配置されている。
LED光源4から出射した光は、そのまま反射型液晶表示パネル3から離反する方向へ進んだ後、反射部材45の反射面45aにより上方に向けて反射され、以降、図3に示した第3の実施例と同様の経路を辿って、最終的に反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aに照射される。
この実施例では、LED光源4が反射部材45と反射型液晶表示パネル3との間に配置されているため、図3に示した第3の実施例と比較して、横方向を小型化することができる。
以上の実施例において、導光板41の形状は、その他の多角形や円形などであっても良い。この点に関し、導光板41の形状は、少なくともその一部が反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aに表示された画像を拡大するレンズ形状であっても良い。また、導光板41の反射面43、44と反射部材45の反射面45aは、光を拡散して反射する拡散反射面であっても良い。また、導光板41の反射面43、44は、省略されていても良い。また、導光板41の表面のうち、LED光源4の光出射面と対向する領域(光導入面)と反射型液晶表示パネル3の画像表示領域3Aと対向する領域(光出射面)とを除く領域は、光吸収性又は光反射性を有する遮光板で覆われていても良い。この点に関し、導光板41の下面は、マスク42でその全体が覆われていても良く、このことは、部品点数の削減や装置全体の構造的安定性の向上(導光板41の湾曲防止等)に寄与する。また、吸収型偏光板7は、反射型偏光板に置き換えても良く、反射型偏光板10は、吸収型偏光板に置き換えても良い。但し、迷光の抑制や光の利用効率向上の観点からは、吸収型偏光板7と反射型偏光板10は、上述の実施例に示した通りの構成が好ましい。また、LED光源4は、LED以外の光源であっても良い。また、回路基板2は、回路機能の無い基板であっても良い。また、本発明の第1、第3、及び第4の実施例において、LED光源4の光出射面と吸収型偏光板7との間には、第2の実施例で示したような拡散板7が配置されていても良い。
1 反射型液晶表示装置
2 回路基板
3 反射型液晶表示パネル
3A 画像表示領域
4 LED光源
5 反射板
6 拡散板
7 吸収型偏光板(第一の偏光板)
8 反射型偏光板
9 反射板
10 反射型偏光板(第二の偏光板)
11 反射型偏光板
12 FPC
20 反射型液晶表示装置
30 反射型液晶表示装置
40 反射型液晶表示装置
41 導光板
41a 光源側導光板
41b パネル側導光板
42 マスク(遮光板)
42a 開口部
43 反射面
44 反射面
45 反射部材
45a 反射面
50 反射型液晶表示装置
60 反射型液晶表示装置
70 反射型液晶表示装置

Claims (7)

  1. 反射型液晶表示パネルと、
    前記反射型液晶表示パネルに光を供給する光源と、
    前記反射型液晶表示パネルと前記光源を支持する基板と、
    前記光源から出射された光のうち、特定の偏光軸を持つ光のみを透過させる第一の偏光板と、
    前記光源から出射された光のうち、前記特定の偏光軸を持つ光を反射し、前記特定の偏光軸とは直交する偏光軸を持つ光のみを透過させる第二の偏光板と、を備えた反射型液晶表示装置において、
    前記基板上に画像表示領域を上方に向けて前記反射型液晶表示パネルを配置し、
    前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された面と同一面上に前記光源を配置し、
    前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域を覆うように導光板を配置し、
    前記光源と前記導光板との間の光路上に前記第一の偏光板を配置し、
    前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と前記導光板を挟んで対向する位置に前記第二の偏光板を配置し、
    前記光源の光出射面から出射された光が、前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面の一部に設けられた光導入面から前記導光板の内部に入射し、この前記導光板の内部に入射した光が、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と対向する前記導光板の表面に設けられた光放出面から前記画像表示領域に向けて出射し、この前記画像表示領域に向けて出射した光が、前記画像表示領域で反射されて前記第二の偏光板に入射するように構成し
    前記光源の前記光出射面から出射された光の光軸が前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された側の表面と平行となるように前記光源を配置し、
    前記導光板の前記光導入面と対向する位置に、前記光源の前記光出射面から出射された光を前記導光板の前記光導入面に向けて反射させる反射部材を配置したことを特徴とする反射型液晶表示装置。
  2. 前記反射部材と前記反射型液晶表示パネルとの間に、前記光源を配置したことを特徴とする請求項に記載の反射型液晶表示装置。
  3. 前記反射部材を挟んで前記反射型液晶表示パネルと対向する位置に、前記光源を配置したことを特徴とする請求項に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 前記反射部材の光反射面と対向する前記導光板の一部に、前記導光板の内部に入射した光を前記導光板の前記光放出面側へ反射する反射面を設け、当該反射面を、前記導光板の前記光導入面が設けられた側の表面を底面とする円錐の側面を構成するような湾曲面としたことを特徴とする請求項1〜の何れか一つに記載の反射型液晶表示装置。
  5. 前記反射部材の光反射面と対向する前記導光板の一部と前記導光板の前記光放出面を跨いで反対側に位置する前記導光板の一部に、前記導光板の内部を伝播する光を前記導光板の前記光放出面側に反射する反射面を設け、当該反射面を、前記導光板の前記光導入面が設けられた側の表面を底面とする円錐の側面を構成するような湾曲面としたことを特徴とする請求項1〜の何れか一つに記載の反射型液晶表示装置。
  6. 反射型液晶表示パネルと、
    前記反射型液晶表示パネルに光を供給する光源と、
    前記反射型液晶表示パネルと前記光源を支持する基板と、
    前記光源から出射された光のうち、特定の偏光軸を持つ光のみを透過させる第一の偏光板と、
    前記光源から出射された光のうち、前記特定の偏光軸を持つ光を反射し、前記特定の偏光軸とは直交する偏光軸を持つ光のみを透過させる第二の偏光板と、を備えた反射型液晶表示装置において、
    前記基板上に画像表示領域を上方に向けて前記反射型液晶表示パネルを配置し、
    前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された面と同一面上に前記光源を配置し、
    前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域を覆うように導光板を配置し、
    前記光源と前記導光板との間の光路上に前記第一の偏光板を配置し、
    前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と前記導光板を挟んで対向する位置に前記第二の偏光板を配置し、
    前記光源の光出射面から出射された光が、前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面の一部に設けられた光導入面から前記導光板の内部に入射し、この前記導光板の内部に入射した光が、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と対向する前記導光板の表面に設けられた光放出面から前記画像表示領域に向けて出射し、この前記画像表示領域に向けて出射した光が、前記画像表示領域で反射されて前記第二の偏光板に入射するように構成し、
    前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面のうち、前記導光板の前記光導入面と前記光放出面とを除く領域に、遮光板を配置したことを特徴とする反射型液晶表示装置。
  7. 反射型液晶表示パネルと、
    前記反射型液晶表示パネルに光を供給する光源と、
    前記反射型液晶表示パネルと前記光源を支持する基板と、
    前記光源から出射された光のうち、特定の偏光軸を持つ光のみを透過させる第一の偏光板と、
    前記光源から出射された光のうち、前記特定の偏光軸を持つ光を反射し、前記特定の偏光軸とは直交する偏光軸を持つ光のみを透過させる第二の偏光板と、を備えた反射型液晶表示装置において、
    前記基板上に画像表示領域を上方に向けて前記反射型液晶表示パネルを配置し、
    前記基板の前記反射型液晶表示パネルが配置された面と同一面上に前記光源を配置し、
    前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域を覆うように導光板を配置し、
    前記光源と前記導光板との間の光路上に前記第一の偏光板を配置し、
    前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と前記導光板を挟んで対向する位置に前記第二の偏光板を配置し、
    前記光源の光出射面から出射された光が、前記導光板の前記反射型液晶表示パネルと対向する側の表面の一部に設けられた光導入面から前記導光板の内部に入射し、この前記導光板の内部に入射した光が、前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域と対向する前記導光板の表面に設けられた光放出面から前記画像表示領域に向けて出射し、この前記画像表示領域に向けて出射した光が、前記画像表示領域で反射されて前記第二の偏光板に入射するように構成し、
    前記導光板を第一の導光板と第二の導光板とで構成し、前記第一の導光板を前記光源の前記光出射面に対向させて配置し、前記第二の導光板を前記反射型液晶表示パネルの前記画像表示領域に対向させて配置し、前記第一の導光板の側面と前記第二の導光板の側面との間に前記第一の偏光板を配置したことを特徴とする反射型液晶表示装置。

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