JP5620949B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータを有する自動変速機の制御装置に関し、特に、ロックアップクラッチの締結容量の制御を行う制御装置に関する。
車両用の自動変速機では、例えば特許文献1,2に示すように、トルクコンバータ内にエンジンの出力軸と自動変速機の入力軸とを機械的に連結可能なロックアップクラッチを設けている。そして、一定の条件下でロックアップクラッチを締結することにより、エンジン回転数を低く抑えて燃費の改善を図ることが行われている。
通常、ロックアップクラッチは、自動変速機で設定される変速段が所定の変速段のときに係合される。しかしながら、ロックアップクラッチが完全係合されると上記入力軸と出力軸との間で伝達されるショックやトルク変動を吸収できない。そのため、運転状態に応じてロックアップクラッチを完全係合させずに滑らせるスリップ制御が行われている。このようなスリップ制御では、例えば、変速段に対応して運転状態に応じた目標スリップ率を記憶しておき、実スリップ率が目標スリップ率となるようにロックアップクラッチの締結容量を制御(フィードバック制御)する。
そして、上記のようなロックアップクラッチを備えた自動変速機の制御では、自動変速機による変速の際に行われるロックアップクラッチの制御において、変速信号(変速指令)のオンにより、油圧回路から変速用のクラッチに締結用の油圧(準備圧)が供給される。これにより、油圧回路からロックアップクラッチに供給される油圧が一時的に不足し、ロックアップクラッチに滑り(スリップ)が発生するという問題がある。この滑りを抑制するために、従来制御では、制御手段に変速指令(変速信号)が入力されると、ロックアップクラッチの制御油圧(LC制御油圧)に対して所定の補正油圧を加算する制御を行っている。すなわち、変速準備圧による元圧の低下によりロックアップクラッチの締結容量が低下する分を補正油圧で補うようにしている。
特開2012−62998号公報 特開平01−098759号公報
上記の補正油圧を加算する制御では、ロックアップクラッチの制御油圧に対する補正油圧は、制御手段に変速信号が入力されてから変速機構で実際に変速が開始されるまで加算し続けていた。しかしながら、上記の変速準備圧によるロックアップクラッチの油圧低下は一時的なものであり、変速機構で実際に変速が開始されるよりも前の時点で低下していた油圧は回復する。そのため、上記の補正油圧の加算では、ロックアップクラッチに供給する油圧を本来的には補正する必要がない領域(時期)まで補正することになっていた。これにより、ロックアップクラッチの締結容量(スリップ率)を目標スリップ率に制御する場合と比較して供給する油圧が過多となり、ロックアップクラッチがより完全締結に近い状態(いわゆる張り付き状態)となることで、変速機構に異音(ガラ音)が発生するという問題があった。その一方で、当該異音の発生を防止するためにロックアップクラッチに上記の補正油圧を加えないか又は加える補正油圧を小さくすると、変速時にロックアップクラッチに生じる滑りを抑制することが困難であった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、変速時のロックアップクラッチの油圧制御において、ロックアップクラッチに供給する油圧を変速準備圧による油圧低下の抑制に必要な領域のみで適切に補正することができ、変速時のロックアップクラッチの滑り抑制と異音発生の防止との両立を図ることができる自動変速機の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、エンジン(1)と有段式の変速機構(2a)を有する自動変速機(2)との間に設けたロックアップクラッチ(40)付きのトルクコンバータ(3)と、作動油を調圧して変速機構(2a)及びトルクコンバータ(3)に供給する油圧制御装置(6)と、油圧制御装置(6)の供給油圧を制御することで、変速機構(2a)による変速段の設定及びロックアップクラッチ(40)の締結状態を制御する制御手段(5)と、を備える自動変速機の制御装置であって、制御手段(5)は、ロックアップクラッチ(40)の油圧指令時に変速機構(2a)に対する変速の指令が出されたか否かを判定する判定手段(5)と、判定手段(5)で変速の指令が出されたと判定した場合に、ロックアップクラッチ(40)の制御油圧(P)に対して補正油圧(PA)を加算する補正油圧加算手段(5)と、補正油圧加算手段(5)による補正油圧(PA)の加算開始から終了までのタイマー(TM)を設定するタイマー手段(5)と、を含み、タイマー手段(5)は、変速機構(2a)で変速指令に基づく変速が開始されるよりも前に補正油圧(PA)の加算が終了するようにタイマー(TM)を設定することを特徴とする。
本発明にかかる自動変速機の制御装置によれば、補正油圧加算手段による補正油圧の加算開始から終了までのタイマーを設定するタイマー手段を備え、このタイマー手段は、変速信号に基づく変速機構での変速が開始されるよりも前に補正油圧の加算が終了するようにタイマーを設定するので、ロックアップクラッチの制御油圧を変速準備圧による油圧低下の抑制に必要な領域のみ適切に補正することができる。したがって、変速時にロックアップクラッチの制御油圧が一時的に低下することを防止できると共に、制御油圧の一時的な低下が解消した後にロックアップクラッチの締結量が過多となることを防止できるので、変速時のロックアップクラッチの滑り抑制と異音発生の防止との両立を図ることができる。
また、上記自動変速機の制御装置では、タイマー手段(5)は、トルクコンバータ(3)を流通する作動油の油温(TA)と作動油の油圧(P)とエンジン(1)の回転数(Ne)とに基づいてタイマー(TM)を設定するとよい。この構成によれば、変速時の作動油の油温、作動油の油圧、エンジン回転数に基づいて補正油圧を加算する時間を適切な時間に設定することができる。
また、上記自動変速機の制御装置では、油圧制御装置(6)は、作動油の油圧をライン圧に調圧する調圧手段(21)と、ライン圧を複数に切り替え可能なライン圧切替手段(29)と、を備え、タイマー手段(5)は、ライン圧切替手段(29)で切り替えられたライン圧に応じてタイマー(TM)を設定するとよい。
また、上記自動変速機の制御装置では、タイマー手段(5)は、ライン圧が低い程、タイマー(TM)を短い時間に設定し、エンジン(1)の回転数が高い程、タイマー(TM)を短い時間に設定し、作動油の油温(TA)が低い程、タイマー(TM)を短い時間に設定するとよい。
変速時のロックアップクラッチの油圧制御では、ライン圧が低い程、また、エンジンの回転数が高い程、また、作動油の油温が低い程、補正油圧の加算によってロックアップクラッチの締結容量が過多となる傾向が顕著になる。そのため、上記構成のように、ライン圧が低い程、タイマーを短い時間に設定し、エンジンの回転数が高い程、タイマーを短い時間に設定し、作動油の油温が低い程、タイマーを短い時間に設定することで、補正油圧の加算をより短時間で終了させるようにすれば、ロックアップクラッチの締結容量が過多となることを効果的に防止でき、異音(ガラ音)が発生することを防止できる。
また、上記自動変速機の制御装置では、制御手段(5)は、エンジン(1)の休止気筒数を判断する気筒休止判断手段(5)を備え、補正油圧指令手段(5)は、気筒休止判断手段(5)による休止気筒数の判断に基づいて補正油圧(PA)の値を変更する制御を行うとよい。また、補正油圧指令手段(5)は、気筒休止判断手段(5)で判断したエンジン(1)の休止気筒数が多い程、補正油圧(PA)の値が低くなるように制御するとよい。
エンジンの気筒休止運転状態の場合には、全筒運転状態と比較して目標スリップ率が低くなるため、ロックアップクラッチを介してエンジンから変速機構に伝達されるトルクが低くなり、ロックアップクラッチに供給する油圧を多くする必要がない。また、気筒休止運転状態では、休筒数が多い場合には、少ない場合と比較して目標スリップ率が低くなるため、ロックアップクラッチに供給する油圧を多くする必要がない。そのため、上記構成のように、エンジンの気筒休止数が多い程、補正油圧の値が低くなるように制御することで、気筒休止数に応じてロックアップクラッチに供給する油圧を適切に制御することが可能となる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる自動変速機の制御装置によれば、変速時のロックアップクラッチの油圧制御において、ロックアップクラッチの制御油圧を変速準備圧による油圧低下の抑制に必要な領域のみ適切に補正することができ、ロックアップクラッチの滑り抑制と異音発生の防止との両立を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかる自動変速機の制御装置を備える車両の駆動系の概略図である。 トルクコンバータ及び変速機構の制御を行うための油圧制御装置(油圧回路)を示す図である。 変速段決定シーケンスの全体フローを示すフローチャートである。 ロックアップクラッチの制御油圧に補正油圧を加算する制御に伴う各値の変化を示すタイミングチャートである。 補正油圧の加算によるロックアップクラッチのスリップ率の変化を示すタイミングチャートである。 ロックアップクラッチの制御油圧に補正油圧を加算する制御の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる自動変速機の制御装置を備える車両の駆動系の概略図である。また、図2は、後述するトルクコンバータ3及び油圧制御装置(油圧回路)6を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車両は、エンジン1と、流体式のトルクコンバータ3を介してエンジン1と連結される自動変速機2を備える。自動変速機2は、複数段(例えば、前進6速段・後進1速段)の有段式の変速機構2aを備えている。また、この車両は、エンジン1を制御するFI−ECU4と、トルクコンバータ3を含む自動変速機2を制御するAT−ECU(制御手段)5と、トルクコンバータ3の回転駆動や後述するロックアップクラッチ40の締結制御、および自動変速機2の変速機構2aが備える複数の摩擦係合要素の締結(係合)・解放を制御するための油圧制御装置6とを備えている。
エンジン1の回転出力は、クランクシャフト(エンジン1の出力軸)26に出力される。クランクシャフト26の回転は、トルクコンバータ3を介して自動変速機2のメインシャフト27に伝達される。
自動変速機2の変速機構2aは、メインシャフト27とカウンタシャフト28との間に設けた複数の変速段に対応する複数の歯車列(ギヤトレーン)と、複数のクラッチ(摩擦係合要素)とを備える。各歯車列は、一対の駆動歯車と従動歯車とから構成される。なお、変速機構2aの詳細な構成は、本発明の特徴部分ではないため、スケルトン図等を用いた詳細な説明を省略するが、当業者は、公知の変速機構の構成を適宜採用することができる。
自動変速機2のクランクシャフト26の近傍には、クランクシャフト26(エンジン1)の回転数Neを検出するクランクシャフト回転数センサ201が設けられる。メインシャフト27の近傍には、メインシャフト27の回転数(自動変速機2の入力軸回転数)Niを検出するメインシャフト回転数センサ202が設けられる。カウンタシャフト28の近傍には、カウンタシャフト28の回転数(自動変速機2の出力軸回転数)Noを検出するカウンタシャフト回転数センサ203が設けられる。各回転数センサ201〜203により検出された回転数データは、AT−ECU5に出力される。また、車速Nvを検出するための車速センサ204が設けられる。車速センサ204により検出された車速データは、AT−ECU5に出力される。さらに、エンジン1のスロットル開度THを検出するスロットル開度センサ206が設けられる。スロットル開度センサ206により検出されたスロットル開度データは、FI−ECU4に出力される。なお、図示は省略するが、エンジン1に供給される空気の温度(吸気温度)を検出する吸気温度センサや空気流量を検出する流量センサ等も設けられている。
アクセルペダル8の近傍には、アクセルペダル8の開度(アクセルペダル開度)APを検出するアクセルペダル開度センサ207が設けられる。アクセルペダル開度センサ207により検出されたアクセルペダル開度データは、FI−ECU4に出力される。また、油圧制御装置6内の図示しないオイルタンクの近傍には、自動変速機2(油圧制御装置6)の作動油(ATF)の油温TAを検出する油温センサ208が設けられる。油温センサ208により検出されたATFの温度(油温)データは、AT−ECU5に出力される。
また、本実施形態の車両は、運転者によりシフトレバーを介して操作されるシフト装置60を備える。シフト装置60におけるシフトレバー(図示せず)のポジションには、図1に示すように、例えば、P(パーキング)、R(後進走行)、N(ニュートラル)、D(自動変速モード(ノーマルモード)での前進走行)、S(スポーツモードでの前進走行)などがある。シフト装置60の近傍には、シフトレバーポジションセンサ205が設けられる。シフトレバーポジションセンサ205は、運転者によって操作されるシフトレバーのポジションを検出する。
FI−ECU4は、上記の各センサ202〜208から入力された検出データやAT−ECU5から入力される各種データに基づいて、エンジン1の出力、すなわちエンジン1の回転数Neを制御する。また、エンジン1は、例えば6気筒あるいは4気筒など複数の気筒数を有している。そして、エンジン1は、FT−ECU4の指令に応じて全筒運転と気筒休止運転とを切り替えることが可能である。また、気筒休止運転では、休止気筒数を可変する制御が可能である。
メインシャフト27の回転トルクは、図1では図示しないクラッチおよび歯車列、セカンダリシャフトやアイドルシャフトの歯車列等を介してカウンタシャフト28に伝達される。また、カウンタシャフト28の回転トルクは、図1では図示しない歯車列およびディファレンシャル機構を介して車両の駆動輪に伝達される。
トルクコンバータ3は、流体(作動油)を介してトルクの伝達を行うものである。トルクコンバータ3は、図1及び図2に示すように、フロントカバー35と、フロントカバー35と一体に形成されたポンプ翼車(ポンプインペラ)31と、フロントカバー35とポンプ翼車31との間でポンプ翼車31に対向配置されたタービン翼車(タービンランナ)32と、ポンプ翼車31とタービン翼車32との間に介設され、かつ一方向クラッチ33を介してステータ軸(固定軸)38上に回転自在に支持されたステータ翼車34とを有する。図1に示すように、クランクシャフト26は、フロントカバー35を介してトルクコンバータ3のポンプ翼車31に接続され、タービン翼車32はメインシャフト(自動変速機2の入力軸)27に接続される。
タービン翼車32とフロントカバー35との間には、ロックアップクラッチ40が設けられている。ロックアップクラッチ40は、油圧制御装置6の制御でフロントカバー35の内面に向かって押圧されることによりフロントカバー35に係合(締結)し、押圧が解除されることによりフロントカバー35との係合が解除されるロックアップ制御を行う。フロントカバー35およびポンプ翼車31により形成される容器内には、作動油(ATF:Automatic Transmission Fluid)が封入されている。
油圧制御装置(油圧回路)6は、オイルタンク(図示せず)の作動油を供給するオイルポンプOP、オイルポンプOPからの供給圧をライン圧に調圧するレギュレータバルブ(調圧手段)21、レギュレータバルブ21で調圧された作動油を更に調圧してトルクコンバータ3に供給するトルコン調圧バルブ22、トルコン調圧バルブ22で調圧された作動油の第1油室37及び第2油室38への供給制御を行うLCシフトバルブ23、第2油室38に供給される作動油の油圧を制御するLCコントロールバルブ24、LCコントロールバルブ24に信号圧を供給するためのリニアソレノイド25などを備える。
また、油圧回路20は、ライン圧切替手段であるソレノイドバルブ(以下、「ライン圧切替バルブ」と記す。)29を備える。ライン圧切替バルブ29は、レギュレータバルブ21で調圧されるライン圧を複数段階(本実施形態では高ライン圧と低ライン圧との2段階)に切り替えるために、レギュレータバルブ21に補助圧を供給するものである。
レギュレータバルブ21で調圧されるライン圧の切り替えについて説明する。車両の走行状態において、変速機構2a(摩擦係合要素)に高い係合作動油圧が必要でない状況では、AT−ECU5の制御によりライン圧切替バルブ29が開放(ON)される。このライン圧切替バルブ29の開放により、レギュレータバルブ21の受圧面積が大きくなることで、レギュレータバルブ21にて調圧されるライン圧が高ライン圧から低ライン圧に切り替わる。
一方、変速機構2aの摩擦係合要素に高い係合作動油圧が必要な状況では、AT−ECU5の制御によりライン圧切替バルブ29が閉止(OFF)される。このライン圧切替バルブ29の閉止により、レギュレータバルブ21の受圧面積が小さくなることで、ライン圧が低ライン圧から高ライン圧に切り替わる。以上のように、ライン圧切替バルブ29でレギュレータバルブ21の受圧面積を変えることで、ライン圧を高ライン圧と低ライン圧の2段階に切り替えることができる。
AT−ECU5は、各センサ202〜208から入力された検出データやFI−ECU4から入力された各種データに基づいて、油圧制御装置6を制御する。したがって、油圧制御装置6は、自動変速機2の変速機構2aが有する図示しない複数の摩擦係合要素(クラッチ)それぞれにライン圧PL(作動油圧)の作動油を供給する。これにより、複数の摩擦係合要素の締結・解放(係合作動)を選択的に行わせて、複数の変速段のいずれかの変速段に設定することができる。
また、油圧制御装置6は、トルクコンバータ3のポンプ翼車31に作動油圧の作動油を供給することにより、クランクシャフト26の回転駆動をメインシャフト27にどの程度伝達させるかを示すスリップ率を制御するとともに、ロックアップクラッチ40の油室37,38に作動油圧の作動油を供給することにより、車両の巡航走行時など所定の条件下、ロックアップクラッチ40を係合(締結)させるように制御する。
すなわち、ロックアップクラッチ40では、第1油室37と第2油室38の差圧によってロックアップ容量(ロックアップクラッチ40の締結力)が生じる。すなわち、オイルポンプOPから吐出された作動油の吐出圧(ライン圧)は、トルコン調圧バルブ22で調圧され、この調圧された作動油が図2の内圧P1で示すように、トルクコンバータ3の内部を経由してロックアップクラッチ40の第1油室37に流れ込む。一方、トルコン調圧バルブ22で調圧された作動油は、LCコントロールバルブ24で必要圧に調圧され、図2のピストン圧P2に示すように、LCシフトバルブ23を介してロックアップクラッチ40の第2油室38に流れ込む。
LCシフトバルブ23は、第2油室38への油圧をオンオフ制御することで、ロックアップクラッチ40のオンオフ(締結/解除)を切り替える。一方、LCコントロールバルブ24には、パイロット圧としてのリニアソレノイド圧P3がかかるようになっている。このリニアソレノイド圧P3でLCコントロールバルブ24の調圧ポイントを変えることで、第2油室38の内圧がコントロールされる。これにより、ロックアップクラッチ40の締結力が調節されてスリップ制御が行われる。
また、油圧制御装置6は、変速機構2aのメインシャフト27やカウンタシャフト28、図示しないセカンダリシャフトやアイドルシャフトを潤滑するために潤滑圧の潤滑油をメインシャフト27およびカウンタシャフト28などに供給する。
次に、AT−ECU5による自動変速機2の変速段決定の制御手順について説明する。図3は、AT−ECU5による変速段決定シーケンスの全体フローを示すフローチャートである。この全体フローは、車両の走行中に所定の時間毎に行われる。
変速段決定の制御では、まず、AT−ECU5は、登降坂判定処理を実行する(ST1−1)。すなわち、AT−ECU5は、車速Nvとエンジン負荷(スロットル開度センサ206により検出されたスロットル開度TH)とに基づいてAT−ECU5が有するメモリ(図示せず)に記憶されたマップ上の規範加速度(予想加速度)を特定し、特定した規範加速度と実加速度との差に応じて、登降坂度合い(勾配)を推定する。
次いで、AT−ECU5は、路面μ判定処理を実行する(ST1−2)。すなわち、AT−ECU5は、車速センサ204により検出された車速Nv、図示しない車輪速センサにより検出された各車輪の車輪速度Nw、アクセルペダル開度センサ207により検出されたアクセルペダル開度AP、シフトレバーポジションセンサ205により検出されたシフトレバーポジション、ST1−1において推定された登降坂度合い(推定勾配)などに基づいて、路面μ(路面摩擦係数)を判断する。
次いで、AT−ECU5は、シフトマップ選択処理を実行する(ST1−3)。すなわち、AT−ECU5は、自動変速機2において現在設定されている変速段、上記登降坂度合い、アクセル操作、図示しないブレーキセンサにより検出されたブレーキ操作等に基づいて、AT−ECU5のメモリ内に記憶されている複数のシフトマップ群から走行路に適した一のシフトマップを選択する。
次いで、AT−ECU5は、変速段決定処理を実行する(ST1−4)。すなわち、AT−ECU5は、ST1−3において選択されたシフトマップを基準にして、シフトレバーの操作や変速禁止条件などを加味して、最終の変速段を決定する。
次いで、AT−ECU5は、クラッチ圧制御処理を実行する(ST1−5)。すなわち、AT−ECU5は、油圧制御装置6を制御することにより、ST1−4において決定された変速段に基づいて、当該変速段のクラッチ圧を制御して、最終の変速段を締結させるように油圧制御装置6を制御する。
次いで、AT−ECU5は、Fi協調制御処理を実行する(ST1−6)。すなわち、AT−ECU5は、最終の変速段の設定時に、エンジン1の制御と協調して、入力トルクを制御する。
次いで、AT−ECU5は、LC領域判断処理を実行する(ST1−7)。すなわち、AT−ECU5は、ST1−1において推定された登降坂度合い、ST1−4において決定された最終変速段、アクセル操作、ブレーキ操作等に基づいて、トルクコンバータ3のロックアップクラッチ40のLC(ロックアップ)制御を決定する。このLC制御の決定としては、アクセルペダル開度センサ207により検出されたアクセルペダル開度AP(もしくは、スロットル開度センサ206により検出されたスロットル開度TH)と、車速センサ204により検出された車速Nvとに基づいて、ロックアップ可能領域であるかを判断し、その判断結果に応じて、ロックアップクラッチ40をオフにするか、スリップ制御(加速または減速)にするか、タイト制御(ロックアップクラッチ40のオン制御(完全締結制御))にするかなどが決定される。
最後に、AT−ECU5は、ロックアップクラッチ40に供給する油圧の制御処理(LC圧制御処理)を実行する(ST1−8)。すなわち、AT−ECU5は、ST1−7において判断されたLC制御に基づいて、油圧制御装置6で設定されるロックアップクラッチ40への供給油圧を制御する。このLC圧制御処理を終えると、AT−ECU5は、変速段決定シーケンスの全体フローを終了し、次の処理を実行するタイミングまで待機する。
そして、本実施形態の制御装置では、上記のLC領域判断処理(ST1−7)及びLC圧制御処理(ST1−8)において、変速時の補正油圧の加算制御を行う。図4は、変速段がN速段からN+1速段にアップシフト変速する場合の補正油圧の加算制御に伴う各値の変化を示すタイミングチャートである。同図のタイミングチャートでは、変速機構2aによって設定されるシフト段(変速段)、ロックアップクラッチ40のスリップ率(目標スリップ率S1、実スリップ率S2)、変速元のN速段の締結圧(クラッチ圧)及び変速先のN+1速段の締結圧(クラッチ圧)、ロックアップクラッチ40に供給する制御油圧(以下、「LC制御油圧」と記す。)P、LC制御油圧Pを補正するための補正油圧PA、及び補正油圧PAの終了タイマーTMそれぞれの変化を示している。
図4のタイミングチャートに示すように、N速段からN+1速段へのアップシフト変速信号がオンになった時点(時刻t1)で変速機構2aに油圧(変速準備圧)が供給されて、N+1速段の締結圧(変速準備圧)が増加し始める。そして、この時刻t1でLC制御油圧Pに対して補正油圧PAの加算が開始される。また、その時点で補正油圧PAの終了時点を決める終了タイマーTMのカウント(減算)が開始される。終了タイマーTMは、変速機構2aによる変速が開始される時刻t3よりも前の時刻t2で0(カウントアップ)となるように設定されている。したがって、終了タイマーTMが0になる時刻t2でLC補正油圧PAの加算が終了する。その後の時刻t3で変速機構2aによるN速段からN+1速段への変速が開始される。
上記のように、LC制御油圧Pに補正油圧PAを加算することで、変速信号がオンになった直後におけるLC制御油圧Pの一時的な低下を抑制することができる。そのうえ、補正油圧PAの加算を変速の開始よりも前の時点で終了させる終了タイマーTMを設定したことで、変速準備圧によるLC制御油圧Pの一時的な低下が解消した後にも補正油圧を加算し続けることを防止できる。
図5は、補正油圧PAの加算によるロックアップクラッチ40のスリップ率(実スリップ率S2)の変化を示す図で、(a)は、本実施形態の終了タイマーTMを有する補正油圧PAを加算した場合の実スリップ率S2、(b)は、従来の終了タイマーTMを有しない補正油圧(補正油圧PB)を加算した場合の実スリップ率S2、(c)は、補正油圧PAを加算しない場合の実スリップ率S2の変化を示すタイミングチャートである。なお、各図には、実スリップ率S2に加えて、目標スリップ率S1のライン(一点鎖線)とスリップ率100%のラインを併記している。図5(a)と図5(c)の比較からわかるように、補正油圧PAを加算することによって、補正油圧PAを加算しない場合と比較して変速信号がオンになった直後のロックアップクラッチ40の一時的な締結容量の低下を少なく抑えることができる。すなわち、補正油圧PAを加算した場合のスリップ率の低下量DAは、補正油圧PAを加算しない場合のスリップ率の低下量DBよりも低い値(DA<DB)となっている。
その一方で、本実施形態の終了タイマーTMを設定した補正油圧PAを加算する場合(図5(a))には、従来の終了タイマーTMを設定していない補正油圧PBを加算する場合(図5(b))と比較して、補正油圧PAの加算がより早期に終了する。そのため、ロックアップクラッチ40の締結容量の一時的な低下が解消した後の領域で実スリップ率S2が目標スリップ率S1から大きく離れた値となることを防止できる。すなわち、本実施形態のタイマーTMを有する補正油圧PAを加算する場合の実スリップ率S2と完全締結時のスリップ率(100%)との差分DXは、従来のタイマーTMを有しない補正油圧PBを加算する場合の実スリップ率S2と完全締結時のスリップ率(100%)との差分DYよりも大きな値(DX>DY)となる。これにより、ロックアップクラッチ40の締結容量が過多となることを防止でき、異音(ガラ音)が発生することを効果的に防止できる。
そして、上記の補正油圧PAの算出用のマップとして、スロットル開度センサ206で検出したエンジン1のスロットル開度THとクランクシャフト回転数センサ201で検出したエンジン1の回転数Neとの2次元マップを用いることができる。さらに、この補正油圧PA用の2次元マップは、変速機構2aによる変速モード(1−2アップシフト、2−3アップシフトなど)ごとに異なるマップを用意しておき、変速モードに応じてそれらのマップを持ち替えるようにすることができる。
さらに、エンジン1の運転状態が気筒休止運転である場合には、上記補正油圧PA用の2次元マップから算出した補正油圧PAを当該気筒休止運転の状態に応じて補正することができる。具体的には、気筒休止運転の場合には、補正油圧PA用の2次元マップから算出した補正油圧PAに対して休止気筒数に応じた補正係数K(K=0〜1)を乗じて算出した値を用いることができる。ここでの補正係数Kは、休止気筒数が多い場合には少ない場合と比較してより小さな値となる傾向を有するように設定する。
また、補正油圧PAの終了タイマーTMのマップとして、クランクシャフト回転数センサ201で検出したエンジン1の回転数Neと油温センサ208で検出した作動油の油温TAとの2次元マップを用いることができる。さらに、この終了タイマーTM用の2次元マップは、ライン圧切替バルブ29で設定されるライン圧のモードが高ライン圧モードの場合と低ライン圧モードの場合とで異なるマップを用意しておき、ライン圧のモードに応じてそれらのマップを持ち替えることができる。
上記の終了タイマーTMの2次元マップは、エンジン回転数Neが高い場合には低い場合と比較して終了タイマーTMがより短い時間となるように設定し、作動油の油温TAが低い場合には高い場合と比較して終了タイマーTMがより短い時間となるように設定されている。また、ライン圧モードによって持ち替える2次元マップでは、低ライン圧モードの場合は高ライン圧モードの場合と比較して、終了タイマーTMがより短い時間となるように設定されている。
ここで、上記の変速時に補正油圧PAを加算する制御の手順を図6に示すフローチャートに沿って説明する。同図のフローチャートでは、まず、変速信号がオンであるか否か、すなわち、車両の運転者によるシフト装置60の操作などによって変速機構2aに対する変速の指令が出されたか否かを判断する(ST2−1)。その結果、変速信号がオンでない場合(NO)には、補正油圧PAの終了タイマーTMをセット状態とし(ST2−2)、補正油圧PA=0とする(ST2−3)。補正油圧PAの終了タイマーTMは、既述のように、予め定めた終了タイマーTM用のマップ(エンジン回転数Neと作動油(ATF)の油温TAの2次元マップ)に基づいて設定することができる。そして、この2次元マップは、高ライン圧の場合(高ライン圧モード)と低ライン圧の場合(低ライン圧モード)とで持ち替えることができる。
一方、ST2−1で変速信号がオンの場合(YES)には、変速機構2aによる変速を開始したか否かを判断する(ST2−4)。変速機構2aによる変速の開始は、ギアレシオの変化で判断することができる。その結果、変速を開始していれば(YES)、補正油圧PAの終了タイマーTMをセット状態とし(ST2−5)、補正油圧PA=0とする(ST2−6)。一方、変速を開始していなければ(NO)、終了タイマーTM=0(カウントアップ)であるか否かを判断する(ST2−7)。その結果、終了タイマーTM=0であれば(YES)、補正油圧PA=0とする(ST2−6)。終了タイマーTM=0でなければ(NO)、補正油圧PA用のマップを参照して補正油圧PAを算出する(ST2−8)。補正油圧PA用のマップは、既述のように、スロットル開度THとエンジン回転数Neの二次元マップとすることができる。さらに、この二次元マップは、変速モード(1−2アップシフト、2−3アップシフト・・・)に応じて持ち替えることができる。
その後、エンジン1の休筒制御中か否かを判断する(ST2−9)。その結果、休筒制御中であれば(YES)、先のST2−8で算出した補正油圧PAに休筒補正係数K(K=0〜1)を乗じることで、エンジン1の休筒制御を加味した補正油圧PAを算出し(ST2−10)、この補正油圧PAをセットする(ST2−11)。ここでの休筒補正係数Kは、既述のように、エンジンの1の休筒数に応じて設定される値である。一方、ST2−9で休筒制御中でなければ(NO)、すなわち全筒運転中であれば、先のST2−8で算出した補正油圧PAをそのままセットする(ST2−11)。
以上説明したように、本実施形態の自動変速機の制御装置によれば、変速時にLC制御油圧Pを補正するための補正油圧PAに対して、加算開始から終了までの時間を設定する終了タイマーTMを設けている。そしてこの終了タイマーTMは、変速機構2aでの変速が開始されるよりも前に補正油圧PAの加算が終了するように設定している。これにより、ロックアップクラッチ40の制御油圧を変速準備圧による油圧低下の抑制に必要な領域のみ適切に補正することができる。したがって、変速時にロックアップクラッチ40の制御油圧が一時的に低下することを防止できると共に、制御油圧の一時的な低下が解消した後にロックアップクラッチ40の締結量が過多となることを防止できるので、変速時のロックアップクラッチ40の滑り抑制と異音発生の防止との両立を図ることができる。
そして、上記補正油圧PAの終了タイマーTMは、作動油の油温TAと作動油の油圧PAとエンジン1の回転数Neとに基づいて設定されている。具体的には、ライン圧が低い程、終了タイマーTMを短い時間に設定し、エンジン1の回転数が高い程、終了タイマーTMを短い時間に設定し、作動油の油温TAが低い程、終了タイマーTMを短い時間に設定している。
変速時のロックアップクラッチ40の油圧制御では、ライン圧が低い程、またエンジン1の回転数が高い程、また、作動油の油温TAが低い程、補正油圧PAの加算によってロックアップクラッチ40に供給される油圧が過多となる傾向が顕著になる。そのため、上記構成のように、ライン圧が低い程、タイマーTMを短い時間に設定し、エンジン1の回転数が高い程、タイマーTMを短い時間に設定し、作動油の油温TAが低い程、タイマーTMを短い時間に設定することで、補正油圧PAの加算をより短時間で終了させるようにすれば、ロックアップクラッチ40に供給される油圧が過多となることを効果的に防止でき、異音(ガラ音)が発生することを防止できる。
また、本実施形態の制御では、エンジン1の気筒休止状態の判定に基づいて補正油圧PAの値を変更する制御を行う。さらに、エンジン1の気筒休止数が多い程、補正油圧PAの値が低くなるように制御している。
エンジン1の気筒休止運転状態の場合には、全筒運転状態と比較して目標スリップ率が低くなるため、ロックアップクラッチ40を介してエンジン1から変速機構2aに伝達されるトルクが低くなり、全筒運転状態と比較してロックアップクラッチ40に供給する油圧を多くする必要がない。また、気筒休止運転状態では、休筒数が多い場合には、少ない場合と比較して目標スリップ率が低くなるため、ロックアップクラッチ40に供給する油圧を多くする必要がない。そのため、上記構成のように、エンジン1の気筒休止数が多い程、補正油圧PAの値が低くなるように制御することで、気筒休止数に応じてロックアップクラッチ40に供給する油圧を適切に制御することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明にかかる補正油圧の加算制御をN速段からN+1速段へのアップシフト変速の際に行う場合を示したが、本発明にかかる補正油圧の加算制御は、これ以外にも、N+1速段からN速段へのダウシフト変速の際にも行うようにしてよい。
1 エンジン
2 自動変速機
2a 変速機構
3 トルクコンバータ
6 油圧制御装置
8 アクセルペダル
21 レギュレータバルブ(調圧手段)
22 トルコン調圧バルブ
23 シフトバルブ
24 コントロールバルブ
25 リニアソレノイド
26 クランクシャフト
27 メインシャフト
28 カウンタシャフト
29 ライン圧切替バルブ
40 ロックアップクラッチ
60 シフト装置
201 クランクシャフト回転数センサ
202 メインシャフト回転数センサ
203 カウンタシャフト回転数センサ
206 スロットル開度センサ
208 油温センサ
K 補正係数(休筒補正係数)
Ne エンジン回転数
Nv 車速
P LC制御油圧
PA 補正油圧
PL ライン圧
S1 目標スリップ率
S2 実スリップ率
TA 油温
TH スロットル開度
TM タイマー(終了タイマー)

Claims (6)

  1. エンジンと有段式の変速機構を有する自動変速機との間に設けたロックアップクラッチ付きのトルクコンバータと、
    作動油を調圧して前記変速機構及び前記トルクコンバータに供給する油圧制御装置と、
    前記油圧制御装置の供給油圧を制御することで、前記変速機構による変速段の設定及び前記ロックアップクラッチの締結状態を制御する制御手段と、を備える自動変速機の制御装置であって、
    前記制御手段は、
    前記ロックアップクラッチの油圧指令時に前記変速機構に対する変速の指令が出されたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で変速の指令が出されたと判定した場合に、前記ロックアップクラッチの制御油圧に対して補正油圧を加算する補正油圧加算手段と、
    前記補正油圧加算手段による補正油圧の加算開始から終了までのタイマーを設定するタイマー手段と、を含み、
    前記タイマー手段は、前記変速機構で前記変速指令に基づく変速の動作が開始されるよりも前に前記補正油圧の加算が終了するように前記タイマーを設定する
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記タイマー手段は、前記トルクコンバータを流通する作動油の油温と作動油の油圧と前記エンジンの回転数とに基づいて前記タイマーを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記油圧制御装置は、
    作動油の油圧をライン圧に調圧する調圧手段と、
    前記ライン圧を複数に切り替え可能なライン圧切替手段と、を備え、
    前記タイマー手段は、前記ライン圧切替手段で切り替えられたライン圧に応じて前記タイマーを設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記タイマー手段は、前記ライン圧が低い程、前記タイマーを短い時間に設定し、前記エンジンの回転数が高い程、前記タイマーを短い時間に設定し、前記作動油の油温が低い程、前記タイマーを短い時間に設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記エンジンの休止気筒数を判断する気筒休止判断手段を備え、
    前記補正油圧指令手段は、前記気筒休止判断手段による休止気筒数の判断に基づいて前記補正油圧の値を変更する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記補正油圧指令手段は、前記気筒休止判断手段で判断した前記エンジンの休止気筒数が多い程、前記補正油圧の値が低くなるように制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の制御装置。
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