JP5619057B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5619057B2
JP5619057B2 JP2012058065A JP2012058065A JP5619057B2 JP 5619057 B2 JP5619057 B2 JP 5619057B2 JP 2012058065 A JP2012058065 A JP 2012058065A JP 2012058065 A JP2012058065 A JP 2012058065A JP 5619057 B2 JP5619057 B2 JP 5619057B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
bar
coater
coating
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012058065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013188717A (ja
Inventor
勇夫 村岸
勇夫 村岸
修三 土田
修三 土田
茂 参川
茂 参川
堀川晃宏
晃宏 堀川
山本 章博
章博 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012058065A priority Critical patent/JP5619057B2/ja
Priority to CN201310003715.8A priority patent/CN103301991B/zh
Publication of JP2013188717A publication Critical patent/JP2013188717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5619057B2 publication Critical patent/JP5619057B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/02Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface

Description

本発明は、基板上に塗布液を塗布するための塗布装置に関する。
電子機器に用いる半導体ウエハやディスプレーデバイスなど半導体ウエハやディスプレーデバイスなどの基板上や、電池極板やフィルムなどの連続体上にコート液を精度よく均一に塗布するための方法としては、従来からダイコート法やロールコート法などの方法があった。
ダイコート法は、一定量のコート液を塗出するダイノズル先端部と塗布する基板とのギャップを、所定の間隔に保つことで塗布膜厚を一定の膜厚に確保する方法である。このためダイノズル先端部と基板や連続体とのギャップ精度を確保するため、基板や連続体の裏面に剛性があり高精度で温度による変形の少ない石定盤や高精度に回転するロールなどを設置し、基板や連続体をこれに沿わせることで塗布膜厚を確保していた。この場合、精度確保のために複雑な装置構造になり、部品点数の増加、高価な部品の使用が求められ高価な装置となっていた。また凹凸のある基板に対しては、ダイノズル先端部と基板との間のギャップ精度を確保することができず、精度よく均一に塗布することが不可能であった。
また、ロールコート法を用いた場合、いったん転写ロール面に所定の厚みで転写膜を形成し、転写膜を基板や連続体に転写するが、常に回転している転写ロール面に安定して所定の膜厚で転写膜を形成することが難しく、転写ロール面上の余分な転写膜をスクラバーで掻き取り、所定の転写膜厚を確保している。この場合、スクラバーで掻き取られた余分な転写膜は廃棄されるため、塗布材料の利用効率を低下させていた。
そこで、安価な装置を用いて基板上にコート液を精度よく均一に塗布する方法として、特許文献1に示されたバーコータを備えた塗布装置や特許文献2に示すような巻線型マイヤーロッドを用いた塗布方法と装置が提案されている。
図6は特許文献1に示されたバーコータを備えた塗布装置の構成を示す斜視図である。図6において、601は両端を支持アーム602にて支持されて、被塗布物603に近づく方向と離れる方向とに移動可能となっているバーコータである。604は旋回アーム605に取り付けられアーム部材水平部606を介してアーム部材垂直部607からバーコータ601に垂直荷重をかける重りである。重り604で所定の荷重を掛けることによりバーコータ601を被塗布物603に圧接させた状態で、被塗布物603とバーコータ601との間を矢印A方向に移動させることにより、コート液608を被塗布物603の全体に塗布する。609はバーコータ601によって被塗布物603の幅方向全体に塗布されたコート液である。
図7は特許文献2に示された基板上に溶液を被覆するための塗布装置の構成を示す斜視図である。図7において、701は両端702を保持ピン703とロッド保持部704で保持されたマイヤーロッドで、ピボット軸705を支点としレバー706にてクッション707が取り付けられた重り708で基板709側に加圧できるようになっている。710はシャフト711が駆動部(図示せず)に連結され、表面が圧縮性層712で形成された駆動ローラであり、基板709を矢印A方向に搬送する。基板709の下面の圧縮性層712で基板709をマイヤーロッド701側に、マイヤーロッド701の上面に設置する重り708に取り付けられたクッション707でマイヤーロッド701を基板709側に押し付けることにより、基板709とマイヤーロッド701の隙間を一定に保つことで基板709上面に塗布された溶液713を基板表面に所定の膜厚で拡げることができる。
実開昭62−183586号公報 特開2001−157865号公報
しかしながら、特許文献1に示されるようなバーコータ601を備えた塗布装置において、反りや凹凸が大きく且つ大型の基板上にコート液を塗布する際、塗布する基板の幅方向における両端でしか保持されていないバーコータ601に垂直荷重をかけて基板に押し付けて基板を搬送した場合、バーコータ601と基板との摩擦でバーコータ601自身に振動が生じ、基板表面にコート液を精度よく均一に塗布することが技術的に困難であった。また、特許文献2に示されるような基板709上に溶液713を被覆するための塗布方法および塗布装置において、反りや凹凸が大きい基板709に対しマイヤーロッド701を全長にわたって一定荷重で基板709側に押し付けても、基板709下面を受ける駆動ローラ710の表面が圧縮性層712で形成されているため、基板709の反りや凹凸が矯正されることがなく、マイヤーロッド701を全長にわたって基板709の反りや凹凸に沿わせることができない。このためマイヤーロッド701と基板709との隙間が部分的に異なり、基板709表面に溶液713を精度よく均一に塗布することが技術的に困難であった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、反りや凹凸のある基板上に、容易にコート液を精度よく均一に塗布することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の塗布装置は、基板に塗布液を供給する塗布手段と、芯材の表面に溝が形成されてなり、前記基板の塗布表面に配置され前記塗布液を掻き拡げるコータと、前記コータの両端およびその間に長手方向に所定の間隔で設けられ前記コータを保持する複数の保持加圧手段と、前記複数の保持加圧手段と接続され、前記保持加圧手段を介して前記コータを重力方向に加圧する昇降手段と、前記昇降手段に設けられ、それぞれの前記保持加圧手段を独立して加圧する複数の加圧手段とを有することを特徴とする。
た、前記間隔をP,前記基板の幅方向の長さをL,前記基板の所定の位置での反り量をdZ,コータの断面2次モーメントをIy,前記コータのヤング率をEとした場合、前記所定の位置での前記保持加圧手段が前記コータに印加する荷重Wは、
Figure 0005619057
と定義されることが好ましい。
Figure 0005619057
と定義されることが好ましい。
また、前記コータのヤング率と前記断面2次モーメントの積を最小にしても良い。
また、前記加圧手段がバネであり、前記バネが前記保持加圧手段を加圧する荷重は前記バネのバネ定数と前記バネの変形量の積であり、前記バネ定数を最小に前記バネの変形量を最大にしても良い。
また、前記コータが、円筒状またはパイプ形状の芯材と、前記芯材の表面に巻かれたワイヤとからなるバーであっても良い。
また、前記バーによって掻き拡げられた前記塗布液の膜厚が、隣接する前記ワイヤと前記基板とでできる隙間の体積で決まっても良い。
以上のように、バーを複数のチャックで保持し、各チャックに対応して加圧手段を設けることにより、局所的に、各チャックの加圧荷重を加圧手段で調整しながら加圧することができるため、反りや凹凸のある基板上に、容易にコート液を精度よく均一に塗布することができる。
実施の形態1における塗布装置の構成を示す斜視図 実施の形態1におけるバーの構成を説明する斜視図 実施の形態1における複数のチャックの作用を説明する概略図 実施の形態1におけるチャックとチャックに対応するバーヘッド内の加圧手段の構成を説明する図 実施の形態2におけるバーの構成を説明する要部断面図 特許文献1に示されたバーコータを備えた塗布装置の構成を示す斜視図 特許文献2に示された基板上に溶液を被覆するための塗布装置の構成を示す斜視図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における塗布装置の構成を示す斜視図である。
図1において、101はコート液104等の塗布液を基板103に供給する塗布手段であり、塗布時に基板103の位置調整ができるステージ102に設置された基板103上に、コート液104を基板103の幅方向に必要な量だけ供給する手段である。本実施の形態1では塗布手段101として、シリンジ105の先端に供給針106を取付けたディスペンサーを用いている。コート液104の塗布手段101はボールネジ108に連結されている。ボールネジ108は、上下動する支持部材107に両端が保持されており、塗布手段101を基板103の幅方向に移動させることにより、コート液104を余すことなく基板の幅方向に塗布できる。109は基板103上に基板102の幅方向と平行に設置されたバーであり、塗布液を掻き拡げるコータの一例である。保持加圧手段である複数のチャック110はバー109を保持すると共にバー109を加圧することにより、バー109を基板103に圧接させる。保持加圧手段としての複数のチャック110は昇降手段としてのバーヘッド111に所定の間隔で保持されている。また、バーヘッド111は個々のチャック110を垂直方向に加圧して動作させ、個々のチャック110は独立してバー109を基板側に加圧できる構成である。図1では所定の間隔で設けられた10個のチャック110でバー109を保持,加圧する構成を例示している。また、バーヘッド111はそれぞれのチャック110に対応する加圧手段を具備しており、例えば、加圧手段は圧縮バネ等を用いることができる。なお、コータとしては、バー109のように円筒形状でも角柱形状でも良く、その他、へら状のもの等様々な形状を用いることができる。
バーヘッド111を加圧して昇降させる昇降手段として、例えば、バーヘッドの2箇所に取り付けたエアシリンダ112を用いる。昇降手段としてのバーヘッド111は基板103の上面にあるときにエアシリンダ112によって下降されて基板103を加圧し、所定の間隔で設けられたチャック110により基板103全長にわたる大きな反りやうねりに沿うように加圧される。本実施の形態1のバーヘッド111は、エアシリンダ112のダンパー効果により、下降した後も基板103の反りに沿って一定量の上下動が可能であり、基板103の全長にわたってその一定量までの基板の大きな反りに沿うことができる。さらに、各チャック110は、バーヘッド111内でそれぞれ独立した加圧手段により加圧荷重を調整される。加圧手段により加圧調整可能なチャック110によりバー109を基板103側に加圧するため、バー109は常に基板103の部分的な反りや凹凸に沿うことができる。なお、バーヘッド111は基板103の上面にないときにはエアシリンダ112で上昇して待機する。
本実施の形態1における塗布の動作手順は、まず、搬送する手段としてのステージ102にて基板103を基板の長さ方向である矢印A方向に搬送する。同時に、塗布手段101を基板103の長さ方向と直交する幅方向に搬送させながらコート液104を塗布する。その後、エアシリンダ112でバーヘッド111を下降させてバー109で基板103を加圧する。この時、それぞれ独立したチャック110で基板103に沿うようにバー109を加圧でき、コート液4を均一に基板103上に拡げることができる。なお、基板103の搬送する代わりに、塗布手段101やバー109等を移動させて塗布することも可能である。
このように、基板103上に塗布されたコート液104を、基板103の幅方向にわたって設けられるバー109で拡げる際に、バー109の長手方向に所定の間隔で当接された複数のチャック110でバー109を加圧することができるため、基板103に反りや凹凸を有していたとしても、局所的に、各チャック110の加圧荷重をバーヘッド111に内蔵される加圧手段で調整しながら加圧することができるため、バー109を基板103の反りや凹凸に追従させることができ、反りや凹凸のある基板103上に、振動を抑制しながら、容易にコート液104を精度よく均一に塗布することができる。
次に、図2を用いてバーの構成を例示する。
バーの表面には、コート液を所定の膜厚で掻き拡げるために溝が形成されている。図2では、バーの軸心に巻きつけたワイヤの隙間を溝として機能させる構成場合の例である。
図2は実施の形態1におけるバーの構成を説明する斜視図であり、基板に沿って加圧されたバーの断面の状態を示す。
図2に示すように、バー109は芯材202と、芯材202の全長にわたって隙間なく巻きつけられたワイヤ201とで構成され、ワイヤ201どうしと基板203とでできる空間204を溝として用いる。バー109で基板103を加圧しながらバー109を基板103の長手方向に移動させることにより、空間204をコート液が通過し、所定の膜厚でコート液が基板全体に拡げられる。例えば、芯材202として直径3mmのジュラルミンを用い、ワイヤ201として直径25μmのステンレスワイヤを用いたバー109によって掻き拡げることにより、膜厚5μmの塗布膜を形成することができる。
次に、図3を用いて実施の形態1におけるバーが基板の反りを吸収する様子を説明する。
図3は実施の形態1における複数のチャックの作用を説明する概略図であり、独立した加圧手段で凹凸のある基板表面に沿うように加圧されたバーの模式図を示す。ここで、図3(a)はバーに対するチャックの配置を示す図であり、図3(b)は基板の反りに応じたチャックの作用を説明する図である。
図3に示すように、バー109に接することができるように、任意の数のチャック110が所定の間隔Pで配置される。バーヘッドはエアシリンダにより加圧されるが、バーヘッドが具備する加圧手段の作用により、それぞれのチャック110に独立した荷重が印加される。そのため、チャック110は独立してバー109に荷重Wを印加することができる。チャック110がバー109に荷重Wを印加することにより、バー109は基板103に押し付けられる。このような構成において、基板103に反りやうねりを有していたとしても、加圧手段の圧縮力により荷重が加算されて、バー103にそれぞれのチャック110から反りに応じた荷重が印加され、反り量をバー109の弾性で吸収して緩衝することができるので、バー109が基板103全幅にわたって沿うことができる。
ここで、各々のチャック110からバー109へ印加する加圧荷重Wは(iはチャックに対応する変数)、基板103の幅方向の長さをL、各チャック110が当接する位置での基板103の反りをdZ、バー109の断面2次モーメントをIy、バー109のヤング率をEとした場合、以下の式(1)に基づいて算出することができる。
Figure 0005619057
例えば、バー109の芯材として直径3mmのジュラルミンを用いた場合、ヤング率Eは6.4×1010Pa、断面2次モーメントIyは3.97mmとなり、加圧荷重の間隔Pを20mmとして、基板103の幅方向の長さLが100mm、基板103の最大反りdZが100μmだとすると、バー109を基板103に沿わすためには、チャックからバー109への加圧荷重を2.14N以上とすることが必要となる。そして、それぞれのチャック110では、バーヘッドの加圧手段により、当接する基板103の反り量に応じてバー109に印加する荷重が調整される。
ここで、コータのヤング率Eと断面2次モーメントIyの積が最小となるようにしても良い。
次に、図4を用いてチャックの構成例について説明する。
図4は実施の形態1におけるチャックとチャックに対応するバーヘッド内の加圧手段の構成を説明する図であり、図4(a)は側面図、図4(b)は正面図である。
図4において、110はシャフトネジ402を介してシャフト403に連結されたチャックであり、チャック110の先端に設けられたスリット404をチャックネジ405で締め付けることで基板103に接するバー109を保持することができる。408は所定の間隔でバーヘッド111内に設けられたブッシュであり、シャフト403を上下動作可能なように支持している。加圧手段410は、シャフト403の上側端面に端面ネジ411で固定された端面板412と、バーヘッドの蓋413に設けられたズレ防止凹部414の間に設置される。加圧手段410として、例えば、圧縮バネを用いることができ、ブッシュ408の端面板412に荷重を印加することでバー109を基板103に加圧する。加圧手段410がバネである場合、バネが保持加圧手段を加圧する荷重はバネのバネ定数と前記バネの変形量の積となる。この場合、バネ定数を最小にし、バネの変形量を最大にするようにバネを設けることが好ましい。
例えば、バネ定数kを0.2N/mmで初期長さ20mmのものを端面板412とバーヘッドの蓋413に設けられたズレ防止凹部414の間で10mmに圧縮して変形量dxを10mmとし、バー109が基板103に接触し始めたときの初期加圧荷重を2Nとする。この場合、バーヘッド111を基板103側に2mm下げることによって、すべてのチャック110が2.4Nの加圧荷重Wをバーヘッド109に印加することができ、2.14N以上の加圧荷重Wをかけることとなる。そして、基板103の反りや凹凸があったとしても、バネ等の加圧手段410で、バー109が基板103に沿うようにバー109に印加される荷重が調整される。
なお、バネ定数を0.2N/mmと小さくしているためバー109の全長にわる基板103の反りや凹凸が1mmあったとしても、実際に基板103の各所に印加される加圧荷重のばらつきを0.2N以内に抑えることができる。
なお、実施の形態1においては、搬送する手段としてステージを用いて基板103を搬送したが、基板103を固定し、バー103、保持加圧手段、昇降手段を搬送しても同じ効果が得られる。
また、実施の形態1においては、バーヘッド111を加圧する手段としてエアシリンダ112を用いたが、上下機構に連接されたバネ等を用いても同じ効果が得られる。
以上のように、バーヘッド111から複数のチャック110に一括して荷重を印加し、
一定間隔に並べられたチャック110を介してバー109に荷重を印加してバー109を基板103に圧接させ、さらに、各チャック110内に加圧手段410を設けることにより、基板103に反りや凹凸があったとしても、加圧手段410で反りや凹凸に応じた荷重調整ができるため、容易かつ、精度良く均一にコート液104を塗布することができる。
(実施の形態2)
図5は実施の形態2におけるバーの構成を説明する要部断面図であり、本実施の形態2の基板に沿って加圧されたバーの拡大断面図を示す。
図5において、501は実施の形態2におけるバーの芯材であり、パイプ形状であることが特徴である。芯材501の表面には、全長にわたって隙間なくワイヤ502が巻きつけられており、ワイヤ502どうしと基板103との隙間にできる空間504でコート液を通過させて所定の膜厚の膜を基板103全体に広げる。
実施の形態2では、例えば、バーのパイプ状の芯材501として外径3mmで、内径2.2mmのジュラルミンを用いることができる。バーのパイプ状の芯材501を用いた場合のバーの断面2次モーメントIyは2.82となり、実施の形態1に示すような直径3mmのジュラルミンを用いた場合の71%となる。加圧荷重の間隔Pを20mmとして、基板103の幅方向の長さLが100mmであった場合に、100μmの反りを有する基板103にパイプ状の芯材501を用いたバーを沿わすためには、各々のチャックへの加圧荷重Wは1.51N以上とする必要がある。このため、加圧手段として圧縮バネを用いる場合、バネ定数kを0.15N/mmと小さくすることができ、部分的な凹凸が1mm程度の基板103を搬送スピードを120mm/sまで上げて搬送しても、芯材501として外径3mmで内径2.2mmのパイプ状のジュラルミンを用いたバーを基板面から跳ぶことなく基板に沿わせ加圧できる。
本発明は、太陽電池やディスプレーデバイスなどのガラス基板や半導体用Si基板にフィルム基板などコート液の塗布に適用することができる。
101 塗布手段
102 ステージ
103 基板
104 コート液
105 シリンジ
106 供給針
107 支持部材
108 ボールネジ
109 バー
110 チャック
111 バーヘッド
112 エアシリンダ
201 ワイヤ
202 芯材
204 空間
402 シャフトネジ
403 シャフト
404 スリット
405 チャックネジ
408 ブッシュ
410 加圧手段
411 端面ネジ
412 端面板
413 蓋
414 ズレ防止凹部
501 芯材
502 ワイヤ
504 空間

Claims (7)

  1. 基板に塗布液を供給する塗布手段と、
    芯材の表面に溝が形成されてなり、前記基板の塗布表面に配置され前記塗布液を掻き拡げるコータと、
    前記コータの両端およびその間に長手方向に所定の間隔で設けられ前記コータを保持する複数の保持加圧手段と、
    前記複数の保持加圧手段と接続され、前記保持加圧手段を介して前記コータを重力方向に加圧する昇降手段と
    前記昇降手段に設けられ、それぞれの前記保持加圧手段を独立して加圧する複数の加圧手段と
    を有することを特徴とする塗布装置。
  2. 前記間隔をP,前記基板の幅方向の長さをL,前記基板の所定の位置での反り量をdZ,コータの断面2次モーメントをIy,前記コータのヤング率をEとした場合、前記所定の位置での前記保持加圧手段が前記コータに印加する荷重Wは、
    Figure 0005619057
    と定義されることを特徴とする請求項1記載の塗布装置。
  3. 前記コータのヤング率と断面2次モーメントの積を最小にすることを特徴とする請求項1記載の塗布装置。
  4. 前記コータのヤング率と前記断面2次モーメントの積を最小にすることを特徴とする請求項記載の塗布装置。
  5. 前記加圧手段がバネであり、前記バネが前記保持加圧手段を加圧する荷重は前記バネのバネ定数と前記バネの変形量の積であり、前記バネ定数を最小に前記バネの変形量を最大にすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の塗布装置。
  6. 前記コータが、
    円筒状またはパイプ形状の前記芯材と、
    前記芯材の表面に巻かれたワイヤと
    からなるバーであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の塗布装置。
  7. 前記バーによって掻き拡げられた前記塗布液の膜厚が、隣接する前記ワイヤと前記基板とでできる隙間の体積で決まることを特徴とする請求項6記載の塗布装置。
JP2012058065A 2012-03-15 2012-03-15 塗布装置 Expired - Fee Related JP5619057B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012058065A JP5619057B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 塗布装置
CN201310003715.8A CN103301991B (zh) 2012-03-15 2013-01-06 涂布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012058065A JP5619057B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013188717A JP2013188717A (ja) 2013-09-26
JP5619057B2 true JP5619057B2 (ja) 2014-11-05

Family

ID=49127964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012058065A Expired - Fee Related JP5619057B2 (ja) 2012-03-15 2012-03-15 塗布装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5619057B2 (ja)
CN (1) CN103301991B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107930971A (zh) * 2017-12-16 2018-04-20 杭州健培科技有限公司 一种实验室匀速涂布装置
CN110961308B (zh) * 2019-12-09 2020-12-11 嘉兴市良友制衣有限公司 一种服装制作用布料快速涂布装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925511Y2 (ja) * 1979-03-29 1984-07-26 平野金属株式会社内 コンマ型ドクタ−ナイフ
JPS56118764A (en) * 1980-02-26 1981-09-17 Tdk Corp Doctor blade apparatus
JPS5944574U (ja) * 1982-09-13 1984-03-24 新神戸電機株式会社 樹脂ワニス含浸装置
JPS6059666A (ja) * 1983-09-12 1985-04-06 Hitachi Ltd 燃料電池用電極触媒塗布機
JPS646947Y2 (ja) * 1984-10-05 1989-02-23
JPH0414152Y2 (ja) * 1984-12-19 1992-03-31
JPH04131461U (ja) * 1991-05-15 1992-12-03 三菱重工業株式会社 幅方向塗工量制御装置
US6110320A (en) * 1998-05-08 2000-08-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for coating a solution onto a substrate
JP3740328B2 (ja) * 1999-08-30 2006-02-01 株式会社ドクター製作所 ドクター装置
JP4399308B2 (ja) * 2004-04-06 2010-01-13 ボイス ペ−パ− パテント ゲ−エムベ−ハ− ブレードコータ
KR101267858B1 (ko) * 2005-03-11 2013-05-27 도레이 카부시키가이샤 도포장치, 도포방법 및 도막을 갖는 웨브의 제조방법
JP4857813B2 (ja) * 2005-03-11 2012-01-18 東レ株式会社 塗布装置、塗布方法および塗膜形成ウェブの製造方法
CN201470568U (zh) * 2009-08-25 2010-05-19 中国科学院上海应用物理研究所 自动涂布刮膜机
JP5688566B2 (ja) * 2012-02-23 2015-03-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 塗布バーおよび塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013188717A (ja) 2013-09-26
CN103301991A (zh) 2013-09-18
CN103301991B (zh) 2016-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100449701C (zh) 片剥离装置及剥离方法
US7814954B2 (en) Sheet sticking apparatus and sticking method
JP6528829B2 (ja) 脆性材料基板のローリングブレーク装置
JP5129826B2 (ja) 脆性材料基板のブレイク方法
JP5619057B2 (ja) 塗布装置
JP6287068B2 (ja) インクジェットプリンタ用処理剤液塗布装置およびそれを備えた画像形成システム
KR101771838B1 (ko) 박리 장치
JP2008126400A (ja) 接着フィルムカッティング装置、それを有する接着フィルム付着設備、並びにそれを用いた接着フィルムカッティング及び付着方法
JP5681952B2 (ja) 塗布装置
JP5423537B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
TWI611927B (zh) 薄膜黏著裝置
JP2006319345A5 (ja)
JP2009034863A (ja) 印刷装置
JP6406942B2 (ja) 保護テープ剥離方法および保護テープ剥離装置
JP5193994B2 (ja) 光電池用の支持体を金属化する装置及び方法
CN214875853U (zh) 洗衣机观察窗自动覆膜装置
KR200448914Y1 (ko) 시트 부착 작업용 지그
JP2008282986A (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP2006237466A (ja) 表示パネルの保護樹脂液塗布装置
KR101959836B1 (ko) 시트 스트레칭 장치 및 이를 이용한 전도성 기판 제조장치
KR102170768B1 (ko) 익스팬더 롤을 이용한 정밀 인압 제어부를 갖는 롤투롤 인쇄 장치
JP2001219639A (ja) オフセット印刷方法およびオフセット印刷装置
JP6744678B1 (ja) 基材搬送装置及び基材処理装置
JP3766045B2 (ja) リード成形金型、リード成形装置及びリード成形方法
JP2008119851A (ja) スクリーン印刷機およびスクリーン印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140916

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5619057

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees