JP5617696B2 - 燃料電池システム及び燃料電池の触媒性能回復方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池の触媒性能回復方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池に関する。
固体高分子型燃料電池に用いられるカソード側の白金触媒に生じた酸化皮膜を除去するために、燃料ガスの供給圧力を高くすることで、燃料ガスを還元剤としてアノードからカソードにリークさせる技術が知られている(特許文献1)。
特開2007−157604号公報
上記従来技術には、酸化皮膜の除去が不十分という課題があった。本発明は、その課題を解決するために、カソードの触媒に生成された酸化皮膜を効率的に除去できる燃料電池システム、及び触媒の性能を回復させる方法の提供を目的とする。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためにされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
触媒を用いる燃料電池によって発電を行う燃料電池システムであって、
前記燃料電池のアノードに水素の供給をする一方でカソードへの空気の供給を停止しつつ前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に生じた酸化皮膜を除去する酸化皮膜除去部
を備える燃料電池システム。
この適用例によれば、カソードの触媒に生成された酸化皮膜を効率的に除去できる。この適用例においては、アノードに水素が供給されつつ、発電が行われることで、カソードの酸素が消費されていく。この結果、アノードにおいては水素リッチとなり、カソードにおいては窒素リッチとなる。この雰囲気は、強い還元力を持ち、加えて燃料電池の電圧を調節することによって、効率的に酸化皮膜を除去できる。なお「燃料電池の電圧」とは、カソードとアノードとの電位差のことである。
[適用例2]
適用例1に記載の燃料電池システムであって、
前記酸化皮膜除去部の動作前に、前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に吸着したアニオンを酸化させる酸化電圧調節部
を備える燃料電池システム。
この適用例によれば、酸化皮膜を除去しつつ、アニオンの除去を容易にすることができる。酸化電圧調節部が燃料電池の電圧を上げることでカソードの触媒に吸着したアニオンを酸化させた後、酸化皮膜除去部が酸化皮膜を還元可能な程度に低くすると、その酸化されたアニオンの吸着が弱くなる。よって、アニオンの除去を容易にすることができる。
[適用例3]
適用例2に記載の燃料電池システムであって、
前記酸化皮膜除去部の動作後に、カソードに空気を供給する動作後空気供給部
を備える燃料電池システム。
この適用例によれば、酸化皮膜に加えて、アニオンも除去できる。動作後空気供給部によって空気が供給されると、酸化皮膜除去部の動作時に生成された水分が吹き飛ばされるようにして除去される。それと同時に、その除去される水分が、除去の容易になった酸化アニオンを洗い流して触媒から除去する。このように、酸化皮膜とアニオンとの両方を効率的に除去することが実現できる。
[適用例4]
適用例2又は3に記載の燃料電池システムであって、
前記酸化電圧調節部の動作中において、アノードへの水素の供給とカソードへの空気の供給とを停止する供給停止部
を備える燃料電池システム。
この適用例によれば、不要なガス供給を避けることができる。なお、供給停止部は、酸化電圧調節部の動作中の全期間において動作してもよいし、一部の期間において動作してもよい。
[適用例5]
適用例4に記載の燃料電池システムであって、
前記供給停止部による供給停止の終了後、前記酸化皮膜除去部の動作前に、カソードに空気を供給する動作前空気供給部
を備える燃料電池システム。
この適用例によれば、更にアニオンを除去できる。供給停止部によって空気の供給が停止している間、アノードへのリークなどによってカソードの酸素が減少する。そこで、動作前供給部が空気を供給することによりカソードに酸素を補充すると、その補充された酸素によって、酸化皮膜除去部の動作時において生成される水分量が増えることで、アニオンを洗い流す効果が更に向上する。また、酸化皮膜除去部の動作時における発電量も増える。
[適用例6]
適用例3〜5の何れか一つに記載の燃料電池システムであって、
前記動作後空気供給部によってカソードに空気が供給されている際に、前記燃料電池の電圧を調節することによって、前記燃料電池から過電流が発生するのを防止する発電電圧調節部
を備える燃料電池システム。
この適用例によれば、アニオンを除去する際に、過電流が発生するのを防止できる。
[適用例7]
適用例1〜6の何れか一つに記載の燃料電池システムであって、
前記酸化皮膜除去部が動作すべき所定タイミングか否かを判定する判定部を備え、
前記酸化皮膜除去部は、前記所定タイミングであると前記判定部によって判定された場合に動作する
燃料電池システム。
この適用例によれば、酸化皮膜除去部が動作すべきタイミングで動作できる。
[適用例8]
適用例7に記載の燃料電池システムであって、
前記所定タイミングは、当該燃料電池システムの起動直後、及び終了直前の少なくとも一方である
燃料電池システム。
[適用例9]
適用例7又は8に記載の燃料電池システムであって、
前記所定タイミングは、前記燃料電池の出力特性が閾値以下となった場合である
燃料電池システム。
[適用例10]
適用例7〜9の何れか一つに記載の燃料電池システムであって、
前記所定タイミングは、前記酸化皮膜除去部が前回動作してから所定時間経過した場合である
燃料電池システム。
[適用例11]
適用例7〜10の何れか一つに記載の燃料電池システムであって、
前記所定タイミングは、前記燃料電池による発電が要求されていない場合である
燃料電池システム。
[適用例12]
触媒を用いる燃料電池によって発電を行う燃料電池システムであって、
前記燃料電池のアノードに水素の供給をする一方でカソードへの空気の供給を停止しつつ、要求に応じて行う発電時よりも前記燃料電池の電圧を低くする
燃料電池システム。
この適用例によれば、適用例1と同等の効果を得ることができる。なお、発電時の電圧が変動する場合、「発電時よりも低い電圧」とは、例えば、「発電時の電圧の平均値よりも低い電圧」や、「発電時の電圧の最低値よりも低い電圧」などが考えられる。
[適用例13]
燃料電池に用いられる触媒の性能を回復させる触媒性能回復方法であって、
前記燃料電池のアノードに水素の供給をする一方でカソードへの空気の供給を停止しつつ前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に生じた酸化皮膜を除去する
燃料電池の触媒性能回復方法。
本発明が適用された燃料電池自動車20の概略図。 触媒性能回復処理を示すフローチャート。 触媒性能回復処理の実行による各パラメーターの経時変化を示す図(フラグOFFの場合)。 触媒性能回復処理の実行による各パラメーターの経時変化を示す図(フラグONの場合)。
本発明の実施形態を図面と共に説明する。図1は本発明が適用された燃料電池自動車20の概略図である。
[1.ハードウェア構成]
図示するように、この燃料電池自動車20は、車体22に燃料電池システム30及び燃料電池自動車20の前輪駆動用のモーター170を搭載する。この燃料電池システム30は、前輪駆動用のモーター170等に電力を供給するためのものであり、燃料電池100、水素ガス供給系120、空気供給系140、冷却系160、二次電池172及びDC−DCコンバーター174を備える。
燃料電池100は、電解質膜の両側に白金触媒を用いた両電極(アノード及びカソード)を接合させた膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly/MEA)を備えるセルを積層して構成され、前輪FWと後輪RWとの間において車体22の床下に配置される。この燃料電池100は、水素ガス供給系120から供給される水素と、空気供給系140から供給される空気中の酸素との電気化学反応によって発電し、その発電電力によってモーター170を駆動する。燃料電池100の発電による電流は電流センサー102によって計測され、その計測結果は電流センサー102から後述する制御装置200へ出力される。
水素ガス供給系120は、水素ガスタンク110、水素供給経路121、供給用開閉バルブ124、減圧バルブ125及び水素供給機器126を備える。水素ガスタンク110は内部に水素ガスを貯蔵しており、水素供給経路121は水素ガスタンク110と燃料電池100とをつなぐガス経路である。一方、水素供給機器126は、水素ガスタンク110内の水素ガスを水素供給経路121経由で燃料電池100に供給する。また、供給用開閉バルブ124は、水素供給経路121を開閉する機能を持ち、減圧バルブ125は、水素供給経路121内を減圧する機能を持つ。
水素ガス供給系120は更に、水素ガス循環経路122、放出経路123、水素ガス循環ポンプ127及び水素ガス流量センサー128を備える。放出経路123は、燃料電池100によって消費されなかった水素ガス(アノードオフガス)を、大気放出するための経路である。一方、水素ガス循環経路122は、アノードオフガスを水素供給経路121に戻して循環させるための経路であり、この循環は、水素ガス循環ポンプ127が実行する。水素ガス流量センサー128は、循環する水素ガスの流量を測定するセンサーであり、放出用開閉バルブ129は、水素ガス循環経路122と放出経路123との間の経路を開閉するバルブである。なお、放出経路123は、後述する空気供給系140においても、空気を放出する経路として用いられる。
水素ガス供給系120には更に、上記の水素ガスの経路に圧損センサー190が設けられている。圧損センサー190は、水素ガスについて、燃料電池100に供給直前・直後の圧力差を、つまり燃料電池100を通過することによって生じる圧力損失(アノード圧損)を測定するものである。
一方、空気供給系140は、コンプレッサー130、空気供給経路141、排出流量調整バルブ143、加湿装置145及び空気流量センサー147を備える。空気供給系140は、大気と燃料電池100のカソードとをつなぐ経路であり、この経路は、コンプレッサー130が大気から取り込んだ空気を、空気供給経路141を通じて燃料電池100に供給する。加湿装置145は、空気供給経路141上においてコンプレッサー130と燃料電池100との間に配置されており、燃料電池100に供給される空気を加湿する。一方、排出流量調整バルブ143は、水素ガス供給系120と放出経路123との間をつなぐ経路上に配置され、燃料電池100によって消費されなかった空気(カソードオフガス)の排出圧力(カソード背圧)及び排出量を調整するバルブである。
上記の排出流量調整バルブ143から排出された空気は、加湿装置145を経て、先述した放出経路123に流入する。この加湿装置145は、気液分離機器として構成されている。つまり、加湿装置145は、カソードオフガスから水分を分離し、その分離した水分を空気供給経路141内の空気に混合するように、なおかつ、カソード背圧が高いほど分離・混合する水分量が多くなるように構成されている。よって、燃料電池100に供給される空気の湿度調整は、排出流量調整バルブ143によるカソード背圧調整によって実現できる。
一方、冷却系160は、ラジエーター150、冷却水循環経路161、バイパス162、三方流量調整弁163、冷却水循環ポンプ164及び温度センサー166を備える。冷却水循環経路161は、燃料電池100とラジエーター150との間で冷却水を循環させるための経路であり、この循環は冷却水循環ポンプ164が行う。このようにして循環する冷却水は、燃料電池100内において吸熱し、ラジエーター150において放熱することで、燃料電池100を冷却する(セル温度を低下させる)。また、バイパス162は、燃料電池100から流出した冷却水を、ラジエーター150を通過させずに再度、燃料電池100に流入させるための経路である。一方、三方流量調整弁163は、バイパス162を通過する冷却水の流量を調整する弁である。
次に、電気系統について説明する。電気系統としては、燃料電池100の他、先述した二次電池172及びDC−DCコンバーター174が備えられている。二次電池172は、DC−DCコンバーター174を介して燃料電池100に接続されており、燃料電池100による発電電力を充電することや、充電電力を他の機器へ供給することができる。二次電池172には残容量検出センサー176が接続されている。DC−DCコンバーター174は、燃料電池100の電圧制御を含む発電制御、二次電池172の充放電の制御、モーター170への電圧印加を行う。
制御装置200は、CPUやROM、RAM等を備えたいわゆるマイクロコンピューターで構成される。この制御装置200は、アクセル180や先述した種々のセンサーからの信号入力を取得し、その取得した信号に基づいてDC−DCコンバーター174やその他種々のバルブや機器等を先述したように制御することにより、燃料電池システム30を運転する。
[2.触媒性能回復処理]
制御装置200による上記種々の制御は、対応する処理(プログラム)を実行することによって実現されるが、既知の処理についての説明は省略し、以下、触媒性能回復処理を説明する。触媒性能回復処理は、燃料電池100のカソードの白金触媒から酸化皮膜や硫黄を除去することによる触媒性能の回復を目的とし、燃料電池システム30が負荷運転(燃料電池自動車20の走行などのために必要な発電電力を得るためにする運転)から間欠運転(発電が要求されていない際にするアイドリング運転)に移行したことをトリガーとして、制御装置200が主体となって実行する処理である。なお、触媒性能回復処理は、アクセル180が踏まれるなどして発電が要求された場合、実行途中であっても強制終了される。
以下、図2及び図3を参照しながら触媒性能回復処理を説明する。図2は触媒性能回復処理を示すフローチャート、図3(A)は燃料電池100の電圧及び電流、並びに両極ガスの供給の有無について経時変化を示す図、図3(B)はカソードの白金触媒に付着した硫黄(図3(B)には「Pt-S」と表記)及び硫酸イオン(図3(B)には「Pt-SO4 2-」と表記)、並びに白金触媒に生成された酸化皮膜(図3(B)には「PtO」と表記)の量の経時変化を模式的に例示したグラフである。図3(B)の時刻ゼロ〜時刻t1には、燃料電池100のこれまでの運転によって、硫黄及び酸化皮膜がカソードの触媒に存在していることが示されている。
触媒性能回復処理(図2)を開始すると、まずフラグがONかを判定する(ステップS210)。この判定は、燃料電池システム30の始動後から初めての間欠運転の際、つまり、燃料電池自動車20の走行開始後まもなく、触媒の性能を回復させるためのステップ群(ステップS220〜ステップS270、以下「性能回復用ステップ群」と言う。)を実行するためのものである。
上記フラグは、燃料電池システム30の始動時にOFFにされ、後述するステップS280においてONにされる。よって、燃料電池システム30の始動後から初めての間欠運転であれば、フラグはOFFであるので、これを検出すると(ステップS210,NO)、DC−DCコンバーター174を制御して燃料電池100の電圧を電圧V4(本実施形態では1.2V)に設定しつつ(ステップS220)、これと同時に、水素ガス供給系120及び空気供給系140を制御することで両極ガスの供給を停止して(ステップS230)、発電を停止して間欠運転に移行する。この際の間欠運転を、本実施形態では「高電位間欠運転」と呼ぶ。
電圧V4は、開回路電圧(OCV)であり、カソードの白金触媒に存在する硫黄を硫酸イオンへと酸化させ、さらに白金触媒上の酸化皮膜の生成を促進する作用を持つ。この期間の様子を、図3の時刻t1〜時刻t2(本実施形態では10秒間)に示す。
高電位間欠運転を開始してから所定時間後において(図3の時刻t2)、高電位間欠運転のために電圧V4を維持しながら、空気供給系140の稼働を開始して(ステップS240)、燃料電池100のカソードに空気を供給する(図3の時刻t2〜時刻t3、本実施形態では5秒間)。このようにしてカソードに空気を供給するのは、リーク等によって失われた酸素をカソードに補充することで、後述するステップS250における水分の生成量を増やすため、ひいてはステップS270において硫酸イオンを除去する効果を向上させるためである。
高電位間欠運転を終えると、燃料電池100の電圧を電圧V1(本実施形態では0.1V)に設定しつつ、空気供給系140の稼働を停止する一方で水素ガス供給系120を稼働する(ステップS250)(図3の時刻t3)。電圧V1は、従来のリフレッシュ運転(後述する第二リフレッシュ運転)による電圧である電圧V2よりも更に低い電圧であり、負荷運転時の電圧の最低値よりも低い電圧である。
上記の通り電圧V1に設定することにより、発電電流が生じると共に水分が生成される。その結果、空気の供給が停止しているカソードでは酸素が消費され窒素リッチとなる一方、水素の供給を受けているアノードでは水素リッチが保たれる(以下、この雰囲気を「H2/N2」と言う。)。さらに、カソードは、上記生成水により水分リッチとなる。
電圧V1及びH2/N2は、何れもカソードに対する強い還元作用を持つ。よって、酸化皮膜(PtO)が分解され、その量が減少していき、触媒として機能する白金が増えていく(PtO→Pt)。さらに電圧V1とすることにより、硫酸イオンの白金触媒に対する吸着が弱められる。この期間の様子を、図3の時刻t3〜時刻t4(本実施形態では10秒間)に示す。図3(B)に示すように、酸化皮膜がほぼ消滅するように電圧V1と、時刻t3から時刻t4までの時間とが設定されている。
続いて、燃料電池の電圧を電圧V3(本実施形態では0.8V)に設定しつつ(ステップS260)、これと同時に、水素ガス供給系120の稼働を停止する一方で、空気供給系140を稼働する(ステップS270)。電圧V3は、高電位回避の電圧であり、電圧V4(OCV)よりも低く、間欠運転と白金触媒の保護とのために設定される電圧である。
上記のようにカソードに空気が供給されると、先述したステップS250において水素ガスが供給されたことにより生成された水分が、吹き飛ばされるようにして除去される。それと同時に、その除去される水分が、吸着が弱くなった硫酸イオン(SO4 2-)を洗い流して白金触媒から除去する(Pt-SO4 2-→Pt)。このようにして、酸化皮膜に続いて、硫黄も白金触媒から除去される。さらには、カソードに空気が供給されて酸素が補充されることにより発電電流が生じる。この期間の様子を、図3の時刻t4〜時刻t5(本実施形態では10秒間)に示す。
なお、既に説明したステップS250〜ステップS270(時刻t3〜時刻t5)による運転を、本実施形態では「第一リフレッシュ運転」と呼ぶ。このように、高電位間欠運転と第一リフレッシュ運転とが、性能回復用ステップ群による運転を構成する。
以上、性能回復用ステップ群の実行を完了したので、その実行完了の旨を記憶するために、フラグをONにする(ステップS280)。先述したように、このフラグは、一旦ONにされると、燃料電池システム30が終了されて次に運転が開始されるまでONに保たれるので、性能回復用ステップ群は、一回実行されると燃料電池システム30が終了して再度起動するまで実行されない。
上記のようにフラグをONにした後、空気供給系140の稼働を停止することで、両極ガスの供給を停止し(ステップS290)、高電位回避による間欠運転に移行して触媒性能回復処理を終える。
以上、性能回復用ステップ群を含むステップS220〜ステップS290を説明した。一方、先述したようにフラグがONであれば、これらの処理に代えて、次に説明する間欠運転・第二リフレッシュ運転を実行するための処理が行われる。
以下、図4を参照する。図4は、ステップS310〜ステップS340の実行による燃料電池100の電圧及び電流、並びに両極ガスの供給の有無について経時変化を示す図である。
間欠運転への移行時において、既にステップS220〜ステップS290が実行済みでフラグがONである場合は、これを検出し(ステップS210,YES)、燃料電池の電圧をV3に設定し(ステップS310)、これと同時に、水素ガス供給系120及び空気供給系140を制御して両極ガスの供給を停止し(ステップS320)、高電位回避による間欠運転を行う(図4の時刻t6)。
続いて所定時間後(図4の時刻t7)、両極ガスの供給を停止したまま、燃料電池100の電圧を電圧V2(本実施形態では0.3V)に設定し(ステップS330)、第二リフレッシュ運転を行う。電圧V2は、従来のリフレッシュ運転のための電圧と同程度であり、電圧V1より高い電圧である。続いて所定時間後に(図4の時刻t8)、両極ガスの供給を停止したまま、再び燃料電池100の電圧を電圧V3に戻し(ステップS340)、高電位回避による間欠運転に移行して触媒性能回復処理を終える。
以上に説明したように、触媒性能回復処理の実行により、カソードの白金触媒上に存在する酸化皮膜をほぼ完全に除去することができ、それに加えて、硫黄も除去することができる。この結果、白金触媒の性能を回復させることができる。また、酸化皮膜の除去をしつつ、これと同時に硫酸イオン除去の準備をするという二つの目的を持ったステップS250により、酸化皮膜と硫黄との除去に要する時間を短縮しており、燃料電池自動車20の一時停止中という短時間において処理を終了することが容易となっている。
また、性能回復用ステップ群は、燃料電池自動車20の走行開始まもなくに一回だけ実行するようにしているので、適切な頻度で行うことができる。この他、ステップS250〜ステップS270において電力を得ることができ、水素ガス供給系120及び空気供給系140の動作によって消費された二次電池の残容量を回復させることができる。
[3.実施形態と適用例との対応関係]
ステップS210が判定部を、ステップS220が酸化電圧調節部を、ステップS230が供給停止部を、ステップS240が動作前空気供給部を、ステップS250が酸化皮膜除去部を、ステップS260が発電電圧調節部を、ステップS270が動作後空気供給部を各々実現するためのソフトウェアに対応する。
[4.他の実施形態]
本発明は、先述した実施形態になんら限定されるものではなく、発明の技術的範囲内における種々の形態により実施できる。例えば、実施形態の構成要素の中で付加的なものは、実施形態から省略できる。ここで言う付加的な構成要素とは、実質的に独立している適用例においては特定されていない事項に対応する要素のことである。また、例えば、以下のような実施形態が考えられる。
・用途は、自動車搭載用でなくとも、二輪車などの輸送用機器搭載用や家庭用発電機等どのようなものでもよい。
・高電位間欠運転中の空気供給系の稼働(触媒性能回復処理の場合、ステップS240)は、省いてもよい。高電位間欠運転中に空気を供給しなくとも、カソードには酸素が存在するので、第一リフレッシュ運転において水分が生成されるからである。
・高電位間欠運転中の空気供給系の稼働(触媒性能回復処理の場合、ステップS240)は、第一リフレッシュ運転時の水素ガス供給系の稼働(触媒性能回復処理の場合、ステップS250)と同時に開始してもよい。この場合、カソードの酸素が消費され、カソードが窒素リッチになるように、空気および水素の供給量を設定するのが好ましい。このようにすれば、空気供給系の稼働時に電力が得られ、その電力によって空気供給系の稼働に必要な電力の少なくとも一部を賄うことができるので、二次電池の残容量が少ない場合でも実行できる。
・ステップS270の実行時に、加湿装置によって加湿をしてもよい。カソードに水分を供給することにより、硫酸イオンを除去する効果がより高まる。
・加湿装置を省いてもよい。加湿装置が無くても、ステップS250においてカソードに水分を溜めることができ、触媒性能回復処理の実行には支障がないからである。
・性能回復用ステップ群を実行するタイミングは種々考えられ、例えば、以下のものが挙げられる。
・燃料電池自動車20の駐車直前に実行するようにしてもよい。このようにすれば、ステップS270の実行が、駐車直前の水分除去を兼ねることができる。
・燃料電池の触媒劣化が推定されたら実行するようにしてもよい。劣化を判断する方法は、例えば、電流−電圧特性の変化から推定する方法が考えられる。
・前回の性能回復用ステップ群の実行から、所定時間が経過したら再び実行するようにしてもよい。
・実施形態では、燃料電池が間欠運転に移行したことをトリガーとして、触媒性能回復処理を実行するものとしたが、逆に、触媒性能回復処理を優先して、燃料電池自動車の走行中であったとしても、燃料電池の運転を停止する構成としてもよい。この場合、燃料電池による定常運転は行えないので、モーターが必要とする電力は二次電池から供給すればよい。あるいは燃料電池システムを複数搭載し、一つずつ触媒性能回復処理を行い、残りの燃料電池システムから供給される電力を用いるものとしてもよい。この他、燃料電池システムと大規模二次電池を搭載したハイブリッド車両、燃料電池と原動機(内燃機関)を搭載したハイブリッド車両など、他に電力の供給源を有する車両であれば、他方の電力供給源からの電力を利用している間に、燃料電池の触媒性能回復処理を行えばよい。こうしたシステムでは、触媒性能回復処理の実施時期の自由度は高い。
・除去するアニオンとしては、硫黄の他には、例えば塩素が考えられる。
・実施形態中に記載した電圧値や時間の数値は、一例であり、他の数値でもよい。
・H2/N2を作り出すために、窒素ボンベを搭載して、この窒素ボンベからカソードに窒素を供給してもよい。
・水素を供給したまま空気供給を停止すると、カソードの酸素が消費されることによって、燃料電池の電圧が降下する。この電圧降下を利用して酸化皮膜を除去し、コンバーターによる酸化皮膜を除去するための電圧調節を、カソードの酸素が消費されきった後に開始する構成としてもよい。
20…燃料電池自動車
22…車体
30…燃料電池システム
100…燃料電池
102…電流センサー
110…水素ガスタンク
120…水素ガス供給系
121…水素供給経路
122…水素ガス循環経路
123…放出経路
124…供給用開閉バルブ
125…減圧バルブ
126…水素供給機器
127…水素ガス循環ポンプ
128…水素ガス流量センサー
129…放出用開閉バルブ
130…コンプレッサー
140…空気供給系
141…空気供給経路
143…排出流量調整バルブ
145…加湿装置
147…空気流量センサー
150…ラジエーター
160…冷却系
161…冷却水循環経路
162…バイパス
163…三方流量調整弁
164…冷却水循環ポンプ
166…温度センサー
170…モーター
172…二次電池
174…DC−DCコンバーター
176…残容量検出センサー
180…アクセル
190…圧損センサー
200…制御装置

Claims (11)

  1. 触媒を用いる燃料電池によって発電を行う燃料電池システムであって、
    前記燃料電池のアノードに水素の供給をする一方でカソードへの空気の供給を停止しつつ前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に生じた酸化皮膜を除去する酸化皮膜除去部と、
    前記酸化皮膜除去部の動作前に、前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に吸着したアニオンを酸化させる酸化電圧調節部と、
    前記酸化電圧調節部の動作中において、アノードへの水素の供給とカソードへの空気の供給とを停止する供給停止部と、
    前記供給停止部による供給停止の終了後、前記酸化皮膜除去部の動作前に、カソードに空気を供給する動作前空気供給部と、
    を備える燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記酸化皮膜除去部が動作すべき所定タイミングか否かを判定する判定部を備え、
    前記酸化皮膜除去部は、前記所定タイミングであると前記判定部によって判定された場合に動作する
    燃料電池システム。
  3. 請求項2に記載の燃料電池システムであって、
    前記所定タイミングは、当該燃料電池システムの起動直後、及び終了直前の少なくとも一方である
    燃料電池システム。
  4. 請求項2又は3に記載の燃料電池システムであって、
    前記所定タイミングは、前記燃料電池の出力特性が閾値以下となった場合である
    燃料電池システム。
  5. 請求項2〜4の何れか一つに記載の燃料電池システムであって、
    前記所定タイミングは、前記酸化皮膜除去部が前回動作してから所定時間経過した場合である
    燃料電池システム。
  6. 請求項2〜5の何れか一つに記載の燃料電池システムであって、
    前記所定タイミングは、前記燃料電池による発電が要求されていない場合である
    燃料電池システム。
  7. 触媒を用いる燃料電池によって発電を行う燃料電池システムであって、
    当該燃料電池システムの起動直後、終了直前および間欠運転時の少なくとも何れかにおいて、前記燃料電池のアノードに水素の供給をする一方でカソードへの空気の供給を停止しつつ前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に生じた酸化皮膜を除去する酸化皮膜除去部と、
    前記酸化皮膜除去部の動作前に、前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に吸着したアニオンを酸化させる酸化電圧調節部と、
    前記酸化電圧調節部の動作中において、アノードへの水素の供給とカソードへの空気の供給とを停止する供給停止部と、
    前記供給停止部による供給停止の終了後、前記酸化皮膜除去部の動作前に、カソードに空気を供給する動作前空気供給部
    を備える燃料電池システム。
  8. 請求項1〜の何れか一つに記載の燃料電池システムであって、
    前記酸化皮膜除去部の動作後に、カソードに空気を供給する動作後空気供給部
    を備える燃料電池システム。
  9. 請求項に記載の燃料電池システムであって、
    前記動作後空気供給部によってカソードに空気が供給されている際に、前記燃料電池の電圧を調節することによって、前記燃料電池から過電流が発生するのを防止する発電電圧調節部
    を備える燃料電池システム。
  10. 触媒を用いる燃料電池によって発電を行う燃料電池システムであって、
    前記燃料電池のアノードに水素の供給をする一方でカソードへの空気の供給を停止しつつ、要求に応じて行う発電時よりも前記燃料電池の電圧を低くする電圧低下部と、
    前記電圧低下部の動作前に、前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に吸着したアニオンを酸化させる酸化電圧調節部と、
    前記酸化電圧調節部の動作中において、アノードへの水素の供給とカソードへの空気の供給とを停止する供給停止部と、
    前記供給停止部による供給停止の終了後、前記電圧低下部の動作前に、カソードに空気を供給する動作前空気供給部と
    を備える燃料電池システム。
  11. 燃料電池に用いられる触媒の性能を回復させる触媒性能回復方法であって、
    アノードへの水素の供給とカソードへの空気の供給とを停止しつつ、前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に吸着したアニオンを酸化させ、
    その後、カソードに空気を供給し、
    その後、前記燃料電池のアノードに水素の供給をする一方でカソードへの空気の供給を停止しつつ前記燃料電池の電圧を調節することによって、カソードの触媒に生じた酸化皮膜を除去する
    燃料電池の触媒性能回復方法。
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