JP5609595B2 - レーザ溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、重ね合わせた複数の金属板にレーザを照射して、各金属板を接合するレーザ溶接方法に関する。
従来から、重ね合わせた複数の金属板にレーザを照射して、各金属板を接合するレーザ溶接が行われている。このようなレーザ溶接を、表面処理が行われた金属板、例えば、亜鉛めっき鋼板に対して行った場合には、鋼板の溶融時にめっき層が気化する。そして、溶融部内に亜鉛蒸気が残ったままの状態で溶融部が凝固し、溶接部内にブローホールが形成される可能性がある。
このような問題を解消するための技術として、特許文献1から特許文献3に開示される技術がある。
特許文献1に開示される技術では、レーザ溶接を行う前に、一つのめっき板材にレーザを照射して、めっきを気化させるとともにめっき板材に凸部を形成する。そして、めっき板材を重ね合わせることでめっき板材間に隙間を形成し、各めっき板材を加圧しながらレーザ溶接を行う。これにより、レーザ溶接中に前記隙間から亜鉛蒸気を除去する。
この場合、レーザ溶接を行う前に、凸部を形成する工程やめっき板材を重ね合わせる作業等を別途行う必要がある。
特許文献2に開示される技術では、めっき鋼板を重ねた状態でレーザを照射して、鋼板を溶融させるとともに亜鉛めっきを気化させ、凝固させて第一溶接部を形成する。そして、前記レーザよりも焦点を後退させたレーザを、第一溶接部に照射して、第一溶接部を再溶融させ、凝固させて第二溶接部を形成する。これにより、第一溶接部にて発生する溶接欠陥(ブローホール等)を除去する。
この場合、一回のレーザ溶接で、実質的に二回のレーザ溶接を行う必要がある。
特許文献3に開示される技術では、めっき鋼板を重ねた状態でレーザを照射し、当該レーザを溶接方向に対して振動させることで、レーザ照射を重複させて、めっき鋼板の凝固を遅らせる。めっき蒸気は、その遅らせた間に溶融部から出て行く。
この場合、図11に示すように、溶融部W103で気化しためっき層W102・W102(めっき蒸気W121)を除去しても、熱影響部W105で気化しためっき層W102・W102(めっき蒸気W122)が溶融部W103内に残ってしまう。つまり、熱影響部W105で遅れて気化しためっき蒸気W122を溶融部W103にトラップしてしまう可能性がある。
また、溶接方向に一直線状に走査した場合の走査距離と比較して、その走査距離が大きく伸びてしまう。
特許文献1から特許文献3に開示される技術では、亜鉛蒸気(めっき蒸気)を除去するための工程に時間がかかってしまう。これは、亜鉛蒸気の挙動を制御できないことに起因する。従って、レーザ溶接の時間が長くなってしまい、その結果、生産性が低下していた。
特表2005−537937号公報 特開2001−162389号公報 特開平10−71480号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、生産性を向上できるレーザ溶接方法を提供するものである。
請求項1においては、表面処理が行われて表面処理層が形成される金属板を少なくとも一つ含む複数の金属板を重ね合わせ、所定の走査軌跡に沿って走査するレーザを前記各金属板に照射することで、前記各金属板を溶融させるとともに前記表面処理層を気化させて、前記各金属板を接合するレーザ溶接方法であって、前記所定の走査軌跡に沿った、前記各金属板を溶融させるレーザ照射後に、前記各金属板の溶融部の範囲内を走査する第一レーザを前記各金属板に照射して、前記表面処理層が気化することにより前記溶融部内に飛散した蒸気を、前記溶融部の内側へ集める第一レーザを前記各金属板に照射する第一工程と、前記第一レーザ照射後に、前記第一レーザの走査軌跡の範囲内を走査する第二レーザを前記各金属板に照射して、前記溶融部にキーホールを生成する第二工程と、を行うものである。
請求項2においては、前記第一レーザは、照射前に照射条件が設定されて少なくとも一回前記各金属板に照射され、または、走査中に前記第一レーザの照射条件が設定されて前記各金属板に照射され、前記第一レーザの照射条件は、前記第一レーザの走査速度、走査軌跡、および出力のうち、少なくともいずれか一つである。
請求項3においては、前記第一レーザは、
前記所定の走査軌跡に沿った、前記各金属板を溶融させるレーザの走査速度よりも速い走査速度が設定され、前記第二レーザは、前記第一レーザの走査速度よりも遅く、かつ、前記所定の走査軌跡に沿った前記各金属板を溶融させるレーザの走査速度よりも速い走査速度が設定されるとともに、前記第一レーザの走査軌跡よりも内側を走査するような走査軌跡が設定される、ものである。
本発明は、気化させた表面処理層の挙動を制御して攪拌除去することで、短時間で溶接欠陥の発生を低減できるとともに各金属板を接合できるため、生産性を向上できる、という効果を奏する。
本実施形態のレーザ溶接方法を用いたレーザ溶接を示す斜視図。 照射条件を示す図。 図2の照射条件に基づいてレーザ溶接を行う状態を示す説明図。 亜鉛蒸気を示すワークの断面図。 亜鉛蒸気を集めた状態を示すワークの断面図。 亜鉛蒸気を攪拌除去した状態を示すワークの断面図。 レーザ溶接方法の別実施形態を示すワークの平面図。(a)略楕円状の走査軌跡を示す図。(b)略多角形状の走査軌跡を示す図。 略半円状の走査軌跡を示すワークの平面図。(a)ワークを溶融させる状態を示す図。(b)亜鉛蒸気を集める状態を示す図。(c)亜鉛蒸気を攪拌除去する状態を示す図。 略渦巻状の走査軌跡を示すワークの平面図。(a)ワークを溶融させる状態を示す図。(b)亜鉛蒸気を集める状態を示す図。(c)亜鉛蒸気を攪拌除去する状態を示す図。 走査軌跡の中心位置をずらしながらレーザ溶接する状態を示すワークの平面図。(a)中心位置をずらして亜鉛蒸気を集める状態を示す図。(b)中心位置をさらにずらして亜鉛蒸気を集める状態を示す図。(c)亜鉛蒸気を攪拌除去する状態を示す図。 従来レーザ溶接方法において亜鉛蒸気が溶接部内に残る状態を示すワークの断面図。
以下では、本実施形態のレーザ溶接方法について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、レーザ溶接方法では、隙間なく重ね合わせた複数のワークW(図1では二つのワークW)に向けてレーザ10を照射して、各ワークW・Wを接合する。
本実施形態の各ワークW・Wの両面には、それぞれ表面処理(めっきや塗装等)が行われ、表面処理層が形成されている。本実施形態の各ワークW・Wは、それぞれ鋼板W1に亜鉛が施された亜鉛めっき鋼板とする。この場合、めっき層W2・W2が表面処理層となる(図4および図5参照)。
なお、ワークWは、金属板であればよく、鋼板に限定されるものでない。
また、表面処理層は、ワークW(鋼板W1)溶融時に気化するものであればよく、例えば、アルミのめっき層等であっても構わない。
そして、重ね合わせた各ワークW全てに表面処理が行われている必要はなく、例えば、重ね合わせた三枚のワークW・W・Wのうち、一つのワークWの片面のみに表面処理が行われていればよい。つまり、複数のワークW・W・・・のうち少なくとも一つに表面処理が行われていればよい。
レーザ溶接方法にてワークWに照射されるレーザ10は、レーザ10を高速で走査可能な一般的なレーザ溶接装置から照射される。
このようなレーザ溶接装置では、例えば、レーザ発信器から発振されるレーザを、ロボットによる溶接トーチ動作やガルバノスキャナミラー等を制御して、レーザ10を高速で走査する。
なお、本実施形態において、「走査」とは、レーザ10を照射しながら、その照射位置を変更することを指す。
レーザ10は、前記レーザ溶接装置の制御によって、所望の走査速度、走査軌跡、および出力に変更可能である。また、当該変更は、任意のタイミングで(つまり、レーザ照射前やレーザ走査中に)行うことが可能である。
次に、レーザ溶接方法を用いたレーザ溶接について説明する。
図2および図3に示すように、レーザ溶接方法では、ワーク状態(ワークWの材質や板厚、およびワークWを重ねる数等)および溶接形状等に応じて、レーザ10の照射条件が予め設定されている。
本実施形態では、レーザ10を照射する前に、前記照射条件を設定し(つまり、前記レーザ溶接装置を制御し)、前記照射条件に対応するレーザ10を合計五回照射する。以下では、説明の便宜上、一回目に照射されるレーザから順に、レーザ11〜15と表記する。
ここで、本実施形態において、「照射条件」とは、レーザ11〜15の走査速度、走査軌跡、および出力を指す。
なお、以下では、説明の便宜上、レーザ11〜15は、それぞれ中心位置Cを中心として平面視略円状の走査軌跡11L〜15Lを描くものとする。従って、図2における溶接半径R1〜R3が、照射条件である走査軌跡に対応する。
まず、レーザ溶接方法では、照射条件を、走査速度V1(mm/sec)、溶接半径R1(mm)、および出力N1(kW)に設定して、一回目のレーザ11を照射する。
この場合、一回目のレーザ11は、中心位置Cを中心とした溶接半径R1の平面視略円状の走査軌跡11Lを描くように、各ワークにW・Wに照射される(図1に示す中心位置Cを通る中心線L参照)。
一回目の照射条件には、各ワークW・Wを溶融可能な照射条件(より詳細には、照射速度および出力)が設定されている。また、一回目の走査軌跡11Lには、各ワークW・Wの溶接形状が設定されている。
従って、一回目のレーザ11は、各ワークW・Wの溶接形状に沿って走査するレーザとなる。
このため、一回目のレーザ11の照射条件は、同じワーク状態および溶接形状で、単にレーザ溶接を行う場合(溶接形状に沿ってレーザを走査して各ワークW・Wを接合するだけの場合)に設定されるレーザの照射条件と略同一となる。
つまり、一回目のレーザ照射に要する時間(以下、「照射時間」と表記する)T1は、単にレーザ溶接を行う場合の照射時間と略同程度の長さとなる。
図4に示すように、一回目のレーザ11により、鋼板W1を溶融させるとともにめっき層W2・W2を気化させ、溶融部W3内に亜鉛蒸気W21・W21・・・が飛散する。
図2および図3に示すように、一回目のレーザ照射後に、照射条件を、走査速度V2(mm/sec)、溶接半径R1(mm)、および出力N1(kW)に設定して、二回目のレーザ12を照射する。
この場合、二回目のレーザ12は、一回目の走査軌跡11Lと略同一の走査軌跡12Lを描くように、各ワークW・Wに照射される。
走査速度V2は、一回目の走査速度V1よりも充分速い速度である。従って、二回目の照射時間T2は、一回目の照射時間T1よりも充分短い時間となる。
二回目のレーザ照射後に、二回目の照射条件と同じ照射条件で三回目のレーザ13を照射する。
この場合、三回目のレーザ13は、一回目および二回目の走査軌跡11L・12Lと略同一の走査軌跡13Lを描くように、各ワークW・Wに照射される。また、三回目の照射時間T3は、二回目の照射時間T2と略同一の長さとなる。
二回目および三回目のレーザ照射により、図5に示すように、溶融部W3内に飛散していた亜鉛蒸気W21・W21・・・は、それぞれ溶融部W3の中心部W4に集められる(図5に示す中心位置Cを通る中心線L参照)。
より詳細には、亜鉛蒸気W21は、二回目および三回目の走査軌跡12L・13Lの中心位置Cに対応する、溶融部W3の内側の部分に集められる。
つまり、二回目および三回目の走査速度V2は、溶融部W3が飛び散らない程度に走査速度V1よりも速く、かつ、前記中心位置Cに対応する溶融部W3の内側の部分に、亜鉛蒸気W21を集められる程度の速度が設定される。
また、二回目および三回目のレーザ12・13は、その走査軌跡12L・13Lを、走査軌跡11Lの範囲内(つまり、走査軌跡11Lと略同一または走査軌跡11Lよりも内側)に設定することで、溶融部W3の中心部W4に亜鉛蒸気W21を確実に集められる。
このように、レーザ溶接方法では、各ワークW・W(各金属板)の溶融部W3の範囲内を走査する二回目および三回目のレーザ12・13(第一レーザ)を照射する第一工程を行う。
また、二回目および三回目のレーザ12・13は、一回目の走査速度V1よりも速い走査速度V2が設定される。
なお、二回目および三回目の照射条件は、それぞれ溶融部W3の中心部W4(前記中心位置Cに対応する溶融部W3の内側の部分)に亜鉛蒸気W21を集めることができればよく、二回目と三回目とで必ずしも互いに同一である必要はない。
また、二回目および三回目の走査速度V2は、それぞれ溶融部W3の中心部W4に亜鉛蒸気W21を集めることができれば、必ずしも一回目の走査速度V1よりも速い速度である必要はない。ただし、レーザ溶接を短時間で行う、および溶融部W3が飛び散ることを防止するという観点から、走査速度V1よりも速い速度であることが好ましい。
図2および図3に示すように、三回目のレーザ照射後に、照射条件を、走査速度V3(mm/sec)、溶接半径R2(mm)、および出力N1(kW)に設定して、四回目のレーザ14を照射する。
溶接半径R2は、溶接半径R1よりも小さい値である。従って、四回目のレーザ14は、一回目から三回目の走査軌跡11L〜13Lよりも内側に位置する平面視略円状の走査軌跡14Lを描くように、各ワークW・Wに照射される。
また、走査速度V3は、一回目の走査速度V1よりも充分速い速度であり、かつ二回目および三回目の走査速度V2よりもやや遅い速度である。
つまり、四回目のレーザ14は、二回目および三回目のレーザ12・13よりも、遅い速度で短い距離を走査することとなる。
従って、四回目の照射時間T4は、二回目および三回目の照射時間T2・T3に近い時間となる。このため、一回目の照射時間T1よりも充分短い時間となる。
四回目のレーザ照射後に、照射条件を、走査速度V3(mm/sec)、溶接半径R3(mm)、および出力N1(kW)変更して、五回目のレーザ15を照射する。
溶接半径R3は、溶接半径R2よりも小さい値である。従って、五回目のレーザ15は、四回目の走査軌跡14Lの内側に位置する平面視略円状の走査軌跡15Lを描くように、各ワークW・Wに照射される。
つまり、五回目のレーザ15は、四回目のレーザ14よりも短い距離を走査することとなる。従って、五回目の照射時間T5は、四回目の照射時間T4よりも短い時間となるため、一回目の照射時間T1よりも充分短い時間となる。
四回目および五回目のレーザ14・15は、それぞれ走査中に、集めた亜鉛蒸気W21が排出可能なキーホールを溶融池(溶融部W3)に生成する。
これにより、集めた亜鉛蒸気W21は、前記キーホールよりまとめて排出される。従って、各レーザ14・15によって亜鉛蒸気W21が攪拌除去されて、五回目のレーザ照射後の溶融部W3には、亜鉛蒸気W21が存在しない状態となる(図6参照)。
つまり、四回目および五回目の走査速度V3は、亜鉛蒸気W21を攪拌除去できる程度の速度が設定される。
また、走査軌跡14L・15Lは、走査軌跡12L・13Lの範囲内(つまり、走査軌跡12L・13Lと略同一または走査軌跡12L・13Lよりも内側)に設定することで、亜鉛蒸気W21を排出可能なキーホールを確実に生成できる。つまり、確実に亜鉛蒸気W21を攪拌除去できる。
このように、レーザ溶接方法では、二回目および三回目の走査軌跡12L・13Lの範囲内を走査する四回目および五回目のレーザ14・15(第二レーザ)を照射する第二工程を行う。
また、四回目および五回目のレーザ14・15は、二回目および三回目のレーザ12・13の走査速度V2よりも遅い走査速度V3が設定されるとともに、二回目および三回目の走査軌跡12L・13Lよりも内側を走査するような走査軌跡14L・15Lが設定される。
なお、四回目および五回目の走査速度V3および出力N1は、亜鉛蒸気W21を攪拌除去できればよく、四回目と五回目とで必ずしも互いに同一である必要はない。
また、四回目および五回目の走査速度V3は、それぞれ亜鉛蒸気W21を攪拌除去できれば、必ずしも二回目および三回目の走査速度V2よりも遅い速度である必要はない。ただし、確実に亜鉛蒸気W21を攪拌除去するという観点から、走査速度V2よりも遅い速度であることが好ましい。
このようなレーザ溶接方法によれば、溶融部W3の中心部W4に集めるように、亜鉛蒸気W21の挙動を制御して、集めた亜鉛蒸気W21をまとめて攪拌除去できる。
従って、レーザ溶接時に、溶融部W3内に亜鉛蒸気W21が滞留することによる溶接欠陥(例えば、ブローホール等)の発生を低減できる。このため、レーザ溶接で接合した各ワークW・Wの強度(例えば、引っ張り強度等)を向上できる。
レーザ溶接方法では、単にレーザ溶接を行う場合と比較して、二回目から五回目までの照射時間T2〜T5の和だけ長い時間を要するが、当該照射時間T2〜T5は、それぞれ照射時間T1よりも充分短く、レーザ溶接時間に与える影響度合いは小さいものである。
従って、短時間で亜鉛蒸気W21による溶接欠陥の発生を低減できるとともに各ワークW・Wを接合できるため、生産性を向上できる。
レーザ溶接方法では、二回目から五回目までのレーザ照射で、亜鉛蒸気W21をまとめて攪拌除去する。従って、亜鉛蒸気W21を除去するために別途装置を用いる必要がなくなり、低コストなレーザ溶接を行うことができる。
また、二回目から五回目までの照射条件(特に、走査軌跡12L〜15L)を変更した場合、各ワークW・Wの溶接部に走査軌跡12L〜15Lが残る(図3の五回目の照射参照)。
従って、溶接部の外観状態を確認するだけで、どのような走査軌跡にて溶接を行ったかを把握することができ、第三者による不正行為(第三者が本実施例と同様の溶接方法にて溶接を行ったこと)を認識できる。つまり、第三者による不正行為の事実を容易に立証できる。
なお、ワーク状態および溶接形状等に応じて、照射条件に、集光径(ワークW表面に当たった部分のレーザ10の半径)を加えても構わない。
また、レーザ10は、本実施形態のような平面視略円状を描くような走査軌跡に限定されるものでない。以下では、走査軌跡の具体的な形状について説明する。
図7(a)に示すように、レーザ10は、中心位置Cを中心とした平面視楕円状の走査軌跡21L〜23Lを描いても構わない。
この場合の走査軌跡21L〜23Lを設定するための具体的な設定値としては、例えば、楕円の長軸および短軸の長さ等を設定すればよい。
図7(b)に示すように、レーザ10は、中心位置Cを中心とした平面視略多角形状の走査軌跡31L〜33Lを描いても構わない。
この場合の走査軌跡31L〜33Lを設定するための具体的な設定値としては、例えば、各辺の長さおよび各内角(隣り合う二辺間の角度)等を設定すればよい。
図7(a)および図7(b)においては、一回目から三回目までの照射条件には、それぞれ適宜の走査速度および出力が設定されている。
従って、一回目のレーザ照射にて各ワークW・Wを溶融させ、二回目のレーザ照射にて溶融部W3の中心部W4に亜鉛蒸気W21を集め、三回目のレーザ照射にて集めた亜鉛蒸気W21を攪拌除去する。
図8(a)から図8(c)に示すように、レーザ10は、中心位置Cを中心とした平面視略半円状の走査軌跡41L〜46Lを描いても構わない。
この場合の走査軌跡41L〜46Lを設定するための具体的な設定値としては、例えば、始端位置および終端位置や溶接半径R11〜R16等を設定すればよい。また、中心角をさらに設定して、平面視略円弧状の走査軌跡を描いても構わない。
図8においては、一回目および二回目のレーザ10が、中心位置Cを基準として互いに位相が反対の走査軌跡41L・42Lを描き、各ワークW・Wを溶融させる。
また、三回目および四回目のレーザ10が、前記走査軌跡41L・42Lよりも内側に、中心位置Cを基準として互いに位相が反対の走査軌跡43L・44Lを描き、溶融部W3の中心部W4に亜鉛蒸気W21を集める。
そして、五回目および六回目のレーザ10が、前記走査軌跡43L・44Lよりも内側に、中心位置Cを基準として互いに位相が反対の走査軌跡45L・46Lを描き、集めた亜鉛蒸気W21を攪拌除去する。
なお、亜鉛蒸気W21を集めるために照射するレーザ10の走査軌跡の形状は、それぞれ異なっていても構わない。つまり、一回目の走査軌跡が平面視略円状であり、二回目の走査軌跡が平面視略楕円状であっても構わない。
これは、亜鉛蒸気W21を攪拌除去するために照射するレーザ10も同様である。
このように、亜鉛蒸気W21を集めるためのレーザ10(第一レーザ)は、照射前に照射条件が設定されて少なくとも一回各ワークW・Wに照射される。
また、二回以上照射する場合には各レーザ10の照射条件が同じもしくは異なる照射条件に設定される。
図9(a)から図9(c)に示すように、レーザ10は、中心位置Cを中心とした平面視略渦巻状の走査軌跡51Lを描いても構わない。つまり、一回のレーザ照射でレーザ溶接を行っても構わない。この場合、レーザ10を走査中にレーザ10の照射条件を設定することとなる。
図9(a)に示すように、各ワークW・Wを溶融できるような走査速度V11に設定したレーザ10で、一周目(図9(a)の位置P1から位置P2まで)を走査する。このとき、徐々に溶接半径が小さくなるように、常に溶接半径(照射条件)が設定される。
図9(b)に示すように、溶融部W3の中心部W4に亜鉛蒸気W21を集められるような走査速度V12に設定したレーザ10で、二周目(図9(b)の位置P2から位置P3まで)を走査する。
つまり、位置P2までレーザ10を走査した時点で、走査速度V11を走査速度V12に変更し、当該変更したレーザ10により位置P3まで走査を継続する。このとき、徐々に溶接半径が小さくなるように、常に溶接半径(照射条件)が設定される。
このように、二周目を走査するレーザ10は、走査中にレーザ10の照射条件が設定されて各ワークW・Wに照射される第一レーザとして機能する。
図9(c)に示すように、亜鉛蒸気W21を攪拌除去できるような走査速度V13に設定したレーザ10で、三周目(図9(c)の位置P3から位置P4)を走査する。
つまり、位置P3までレーザ10を走査した時点で、走査速度V12を走査速度V13に変更し、当該変更したレーザ10により位置P4まで走査を継続する。このとき、徐々に溶接半径が小さくなるように、常に溶接半径(照射条件)が変更される。
なお、亜鉛蒸気W21を集めるために、照射前に照射条件が設定されるレーザ10と、走査中に照射条件が設定されるレーザ10とを両方とも用いても構わない。
例えば、図3にあるような平面視略円状の走査軌跡を描くようなレーザ10を照射した後で、図9にあるような平面視略渦巻状の走査軌跡を描くようなレーザ10を照射しても構わない。
これは、亜鉛蒸気W21を攪拌除去する場合も同様である。
ただし、レーザ照射を容易に行うという観点から、本実施形態のように、照射前(一回のレーザ照射毎)に、照射条件を設定することが好ましい。
図10(a)から図10(c)に示すように、走査軌跡の中心位置をずらしながらレーザ溶接を行っても構わない。
本実施形態の一回目のレーザ11と略同一の照射条件で一回目のレーザ照射後に、図10(a)に示すように、一回目の走査軌跡61Lの中心位置Cよりも右側の中心位置C1を中心とする平面視略円状の走査軌跡62Lを描くように、二回目のレーザ10を照射する。
二回目のレーザ10は、走査軌跡61Lよりも内側を描く走査軌跡62Lとなるように、中心位置Cから中心位置C1への移動量を考慮して、その溶接半径が設定される。
二回目のレーザ10により、亜鉛蒸気W21は、中心位置C1に対応する溶融部W3の内側の部分に集められる。
図10(b)に示すように、二回目の走査軌跡62Lの中心位置C1よりも右側の中心位置C2を中心とする平面視略円状の走査軌跡63Lを描くように、三回目のレーザ10を照射する。
三回目のレーザ10は、走査軌跡62Lよりも内側を描く走査軌跡63Lとなるように、中心位置C1から中心位置C2への移動量を考慮して、その溶接半径が設定される。
三回目のレーザ10により、亜鉛蒸気W21は、中心位置C2に対応する溶融部W3の内側の部分に集められる。
図10(c)に示すように、中心位置C2を中心とした平面視略円状の走査軌跡64Lを描くように、四回目のレーザ10を照射する。
四回目のレーザ10により、亜鉛蒸気W21は攪拌除去される。
このように、各走査軌跡61L〜64Lの中心位置C・C1・C2は、必ずしも同じ位置である必要はない。つまり、必ずしも溶融部W3の中心部W4に亜鉛蒸気W21を集める必要はない。
また、集めた亜鉛蒸気W21を攪拌除去できる範囲であれば、四回目の走査軌跡64Lの中心位置C2を、三回目の走査軌跡63Lの中心位置C2からずらしても構わない。
つまり、各ワークW・Wを溶融させるために照射するレーザ10の中心位置と、亜鉛蒸気W21を集めるために照射するレーザ10の中心位置と、亜鉛蒸気W21を攪拌除去するための照射するレーザ10との中心位置とは、互いに異なる位置であっても構わない。
本実施形態のレーザ溶接方法で、一直線上に各ワークW・Wを溶接する場合には、例えば、図7(a)にあるような平面視略楕円状の走査軌跡を描くように複数回レーザ10を照射する。そして、同様の複数回のレーザ照射を、平面視略楕円状の走査軌跡が隣接するように繰り返し行う。つまり、平面視略楕円状となる溶接部を一直線状に繋げていけばよい。
この場合、繋げられた一直線状の溶接部の全ての部分(溶接部の始端から終端まで)において、溶接欠陥の発生を低減できる。
10 レーザ
11 レーザ(溶接形状に沿ったレーザ)
11L 走査軌跡(溶接形状)
12・13 レーザ(第一レーザ)
12L・13L 走査軌跡(第一レーザの走査軌跡)
14・15 レーザ(第二レーザ)
14L・15L 走査軌跡(第二レーザの走査軌跡)
W ワーク(金属板)
W2 めっき層(表面処理層)
W3 溶融部
W21 亜鉛蒸気(気化させた表面処理層)

Claims (3)

  1. 表面処理が行われて表面処理層が形成される金属板を少なくとも一つ含む複数の金属板を重ね合わせ、所定の走査軌跡に沿って走査するレーザを前記各金属板に照射することで、前記各金属板を溶融させるとともに前記表面処理層を気化させて、前記各金属板を接合するレーザ溶接方法であって、
    前記所定の走査軌跡に沿った、前記各金属板を溶融させるレーザ照射後に、前記各金属板の溶融部の範囲内を走査する第一レーザを前記各金属板に照射して、前記表面処理層が気化することにより前記溶融部内に飛散した蒸気を、前記溶融部の内側へ集める第一レーザを前記各金属板に照射する第一工程と、
    前記第一レーザ照射後に、前記第一レーザの走査軌跡の範囲内を走査する第二レーザを前記各金属板に照射して、前記溶融部にキーホールを生成する第二工程と、
    を行う、
    レーザ溶接方法。
  2. 前記第一レーザは、
    照射前に照射条件が設定されて少なくとも一回前記各金属板に照射され、
    または、
    走査中に前記第一レーザの照射条件が設定されて前記各金属板に照射され、
    前記第一レーザの照射条件は、
    前記第一レーザの走査速度、走査軌跡、および出力のうち、少なくともいずれか一つである、
    請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記第一レーザは、
    前記所定の走査軌跡に沿った、前記各金属板を溶融させるレーザの走査速度よりも速い走査速度が設定され、
    前記第二レーザは、
    前記第一レーザの走査速度よりも遅く、かつ、前記所定の走査軌跡に沿った前記各金属板を溶融させるレーザの走査速度よりも速い走査速度が設定されるとともに、前記第一レーザの走査軌跡よりも内側を走査するような走査軌跡が設定される、
    請求項2に記載のレーザ溶接方法。
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