用語「アルキル」は、鎖中の炭素原子数が1〜12の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基を指す。典型的なアルキル基にはメチル(Me、これをまた構造的に/記号で表すこともあり得る)、エチル(Et)、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル(tBu)、ペンチル、イソペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル及び当該技術分野の通常の技術及び本明細書に示す教示に照らしてこの上に示した例のいずれか1つに相当すると見なされるであろう基が含まれる。
用語「シクロアルキル」は、炭素環当たりの環原子数が3〜12の飽和若しくは部分飽和の単環式、縮合多環式又はスピロ多環式炭素環を指す。シクロアルキル基の具体例には、部分が適切に結合している形態の下記の物質が含まれる:
「ヘテロシクロアルキル」は、炭素原子から選択される環原子を環構造当たり3〜12個有し、かつ窒素、酸素及び硫黄から選択されるヘテロ原子を3個以下の数で有する、飽和若しくは部分飽和の単環式又は縮合、架橋若しくはスピロ多環式環構造を指す。かかる環構造は場合により炭素又は硫黄環員上にオキソ基を2個以下の数で含有していてもよい。部分が適切に結合している形態の例となる物質には下記が含まれる:
用語「ヘテロアリール」は、複素環当たりの環原子数が3〜12の単環式、縮合二環式又は縮合多環式芳香複素環(炭素原子から選択される環原子を有しかつ窒素、酸素及び硫黄から選択されるヘテロ原子を4個以下の数で有する環構造)を指す。ヘテロアリール基の具体例には、部分が適切に結合している形態の下記の物質が含まれる:
当業者は、上記に記載又は説明されたシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、及びヘテロアリール基の種類が包括的ではなく、これらの定義された用語の範囲内で追加的な種類も選択され得ることを認めるであろう。
用語「置換されている」は、特定の基又は部分が1個以上の置換基を持つことを意味する。用語「非置換である」は、特定の基が置換基を持たないことを意味する。用語「場合により置換されている」は、置換されていないか、あるいは特定の基が1個以上の置換基で置換されていることを意味する。構造的システムを記載するために用語「置換されている」が用いられる場合、他に指示がない限り、その置換はシステムの許容される位置で任意の価数で起きることを意味する。
本明細書に示す式はいずれもその構造式で表わされる構造を有する化合物ばかりでなく特定の変形又は形態も表わすことを意図する。特に、本明細書に示すいずれかの式で表わされる化合物は不斉中心を持つ可能性があり、したがって、いろいろな鏡像異性体形態で存在する可能性がある。一般式で表わされる化合物の光学異性体及び立体異性体並びにこれらの混合物の全てが当該式の範囲内であると見なされる。このように、本明細書に示すいかなる式も、そのラセミ体、1種以上の鏡像異性体形態、1種以上のジアステレオ異性体形態、1種以上のアトロプ異性体形態、及びこれらの混合物を表わすことを意図する。その上、特定の構造物は幾何異性体(即ちシス及びトランス異性体)、互変異性体又はアトロプ異性体として存在し得る。加うるに、本明細書に示すいかなる式にも、前記化合物の水和物、溶媒和物及び多形体、並びにこれらの混合物を包含させることを意図する。
本明細書に示す特定の化学式はメソ化合物であり、それらは不斉中心を保有する化合物(この場合、不斉炭素)であるが、光学不活性(achiral)分子である。かかる化合物は、本明細書においてはメソ化合物と命名される。いくつかの場合には、メソ化合物は本明細書においては特異的な立体化学的配置とともに表現されて命名される。しかしながら、当業者はかかる化合物のメソ特質を認めるであろう。例としては、メソ−エンド−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−アミン及びメソ−エンド−3−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミドが挙げられる。
より簡潔な記述を提供するために、本明細書に示される定量的な表現のいくつかは、用語「約」により制限されない。用語「約」が明確に使用されているか否かに関わらず、本明細書に示されたいかなる量も、かかる所与の値についての実験的及び/又は測定条件に起因する等値及び近似値を含む、実際に所与の値を言及することが意味されており、またそれは、当技術分野での通常の技能に基づき、合理的に推測されると考え得る、かかる所与の値の近似に言及することも意味していることが理解される。収率をパーセントとして示す時にはいつでも、かかる収率は、個々の化学量論的条件下で得ることが可能な当該物質の最大量を基準にした当該収率が得られた時の当該物質の質量を指す。パーセントとして示す濃度は、別途指定のない限り、質量比を指す。
本明細書で化学物質に言及する場合、これは(a)実際に示す形態の化学物質、及び(b)当該化合物を命名する時にそれが存在すると考えられる媒体中で前記化学物質が取る形態のいずれかの中のいずれか1つに言及することを表わす。例えば、本明細書でR−COOHのような化合物に言及する場合、これは、例えばR−COOH(s)、R−COOH(sol)及びR−COO- (sol)の中のいずれか1つに言及することを包含する。この例において、R−COOH(s)は固体状化合物を指し、これは例えば錠剤又は他のある種の固体状の医薬組成物又は製剤などの中に存在することができ、R−COOH(sol)は溶媒中で解離していない形態の当該化合物を指し、そしてR−COO- (sol)は溶媒中で解離している形態の当該化合物、例えばかかる解離がR−COOHに由来するか、この塩に由来するか、あるいは媒体中で解離を起こしたと思われる時にR−COO-をもたらす他のいずれかの物質に由来するかにかかわらず、水性環境中で解離した形態の当該化合物などを指す。別の例として、「ある物質を式R−COOHで表わされる化合物に接触させる」などのような表現は、かかる接触を起こさせる媒体中に存在する形態の化合物R−COOHにその物質を接触させることを指す。また別の例として、「ある物質を式R−COOHで表わされる化合物と反応させる」などのような表現は、(a)かかる反応が起こる媒体中において存在する、その化学的に該当する形態の物質が、(b)かかる反応が起こる媒体中において存在する、化合物R−COOHの化学的に該当する形態と、反応を起こすことを指す。これに関して、かかる物質が例えば水性環境中に存在する場合、化合物R−COOHも同じ媒体中に存在することでその物質がR−COOH(aq)及び/又はR−COO- (aq)(ここで、下つき文字「(aq)」は化学及び生化学における通常の意味に従って「水性」を表わす)などのような種に接触すると理解する。このような命名の一例としてカルボン酸官能基を選択したが、しかしながら、かかる選択は限定を意図するものでなく、単に例示である。同様な例を他の官能基に関しても示すことができると理解し、かかる官能基には、これらに限定されるものではないが、ヒドロキシル、塩基性窒素員、例えばアミンの中の窒素員及び当該化合物が入っている媒体中で公知様式に従って相互作用又は変換を起こす他の基のいずれも含まれる。かかる相互作用及び変換には、これらに限定されるものではないが、解離、結合、互変異性、加溶媒分解(加水分解を包含)、溶媒和(水和を包含)、プロトン化及び脱プロトンが含まれる。
別の実施形態では、明確に両性イオンの形態で命名されていなくとも、両性イオンを形成することが知られる化合物は、参照により本明細書にその両性イオン性化合物が包含される。両性イオン及びその同義語の両性イオン性化合物などの用語は、良く知られ定義された科学的な名前の標準的な集合の一部分である、IUPACにより承認された標準的な名前である。この点で、両性イオンという名称は、生物学に関連する化学物質(Chemical Entities of Biological Interest(ChEBI))の分子実体辞書(the dictionary of molecular entities)により、識別名称CHEBI:27369として指定されている。一般的に良く知られているように、両性イオン又は両性イオン性化合物は正反対の符号の形式的な単位荷電を持つ中性化合物である。ときどきこれらの化合物は、用語「内塩」(inner salts)により称される。他のソースは、これらの化合物を「双極イオン」(dipolar ions)として称しているが、この用語は更に他の情報源からは誤称とみなされている。特異的な例として、アミノエタン酸(アミノ酸であるグリシン)は、式、H2NCH2COOHを有し、いくつかの媒体(この場合には中性媒体)中では両性イオンの形態、+H3NCH2COO-で存在する。既知の確立した意味における、これらの用語、両性イオン、両性イオン性化合物、内塩、及び双極イオンは、本発明の範囲内にあり、いかなる場合においても当技術分野で通常の技能を有する当業者により理解され得る。当業者により理解され得る、それぞれ及び全ての実施形態を指定する必要性は無いため、本発明の化合物に付随する両性イオン化合物の構造は本明細書には示されない。しかしながら、それらは本発明の実施形態の一部である。所与の化合物をさまざまな形態に導く、所与の媒体中での相互作用及び変換がいかなる当業者にも周知であるため、所与のこの件についての更なる例は本明細書には提供されない。
また、本明細書に示すいかなる式も当該化合物の非標識形態ばかりでなく同位体標識付き形態も表わすことを意図する。同位体標識化合物は、1個以上の原子が、選択された原子質量又は質量数を有する原子に置き換わっていることを除き、本明細書に示す式で表わされる構造を有する。本発明の化合物に取り込ませることができる同位体の例には、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、塩素及びヨウ素の同位体、例えばそれぞれ2H、3H、11C、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、36Cl、125Iなどが含まれる。かかる同位体標識付き化合物は代謝研究(好ましくは14Cを用いた)、反応速度研究(例えば2H又は3Hを用いた)、検出若しくは造影技術(例えば陽電子放出断層撮影(PET)又は薬剤又は基質組織分布検定を含む、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT))又は患者の放射線治療において有用である。特に、18F又は11C標識付き化合物がPET又はSPECT検定に特別に好適であり得る。更に、重質同位体、例えば重水素(即ち2H)などによる置換を行うと代謝安定性がより高くなる、例えば生体内半減期が長くなるか、あるいは必要な投薬量が少なくなることから、結果として特定の治療的利点が得られる可能性もある。本発明の同位体標識化合物及びこれらのプロドラッグの調製は、一般に、容易に入手可能な同位体で標識化された試薬を、同位体標識が付いていない試薬の代わりに用いて本スキーム又は本実施例に開示する手順及び以下に記述する調製を行うことで、実施可能である。
本明細書に示すいずれかの式に言及する場合、指定変項に可能な種のリストから選択する個々の部分の選択は他のいずれかの場所に現れる変項に関して当該種を同じく選択することを定義することを意図するものではない。言い換えれば、変項が2回以上現れる場合、指定リストから選択する種の選択は、特に明記しない限り、式中の他の場所に位置する同じ変項に関して選択する種の選択から独立している。
その上、いずれかの員又は置換基に関して2つ以上の割り当てを示す場合、本発明の実施形態は、独立して解釈するその挙げる割り当て及びこれらの相当物によって生じさせることが可能ないろいろな組分けを包含する。置換基用語に関する2番目の例として、置換基SexampleがS1、S2及びS3の中の1つであると本明細書で記述する場合、このリストはSexampleがS1である;SexampleがS2である;SexampleがS3である;SexampleがS1及びS2の中の1つである;SexampleがS1及びS3の中の1つである;SexampleがS2及びS3の中の1つである;SexampleがS1、S2及びS3の中の1つである;そしてSexampleがかかる選択の中の各々に相当する選択のいずれかである、本発明の実施形態を指す。より短い用語「SexampleがS1、S2及びS3の中の1つである」を本明細書ではしたがって簡潔さの目的で用いるが、限定として用いるものではない。この上に一般的表現で記述した置換基用語に関する2番目の例は、本明細書に記述するいろいろな置換基割り当てを例示することを意味する。本明細書において示される置換基に対する前述の取り決めは、適用できる場合には、R1〜2、A、D、Q、X、Y、Z、m、n、p及びqなどの構成要素並びに本明細書において用いられる他のいかなる一般的な置換基のシンボルに拡張される。
本明細書に示すいかなる二置換も、いろいろな結合可能性の中の2つ以上が許容される時に、かかるいろいろな可能性が包含されることを意味する。例えば二置換−A−B−(ここで、A≠B)の言及は、本明細書では、Aが1番目の置換員と結合しておりかつBが2番目の置換員と結合しているような二置換を指し、かつまた、Aが2番目の置換員と結合しておりかつBが1番目の置換員と結合しているような二置換も指す。
この上で行った割り当て及び用語に関する解釈的考慮に従い、本明細書である組を明確に言及する場合、それが化学的に意味がありかつ特に明記しない限り、かかる組の実施形態を独立して言及しかつ明確に示した組のサブセットの可能な実施形態の各々及び全てに言及することを意味すると理解する。
本発明は、また、式(I)により表わされる化合物の薬剤として許容される塩、好ましくは上記の化合物及び本明細書に例示する具体的な化合物の薬剤として許容される塩並びにその塩を用いた治療方法も包含する。
「薬剤として許容される塩」は、無毒で、生物学的に許容されるかあるいは他の様式で当該患者に投与するに生物学的に適した、式(I)の化合物の遊離酸若しくは塩基の塩を意味することを意図する。一般的には、S.M.バーグ(Berge)ら著、「製薬学的塩(Pharmaceutical Salts)」、J.Pharm.Sci.,1977,66:1〜19,及び「製薬学的塩、その特性、選択、使用ハンドブック(Handbook of Pharmaceutical Salts, Properties, Selection, and Use)」、スタール(Stahl)及びワーマス(Wermuth)編、ワイリー−VCH及びVHCA、チューリッヒ、2002年を参照されたい。製薬上許容できる好ましい塩とは、薬理学的に効果があり、過度の毒性、刺激又はアレルギー反応を起こすことなく患者の組織に接触するのに適したものでなければならない。式(I)の化合物は十分に酸性の基、十分に塩基性の基又は両方の種類の官能基を持つ可能性があり、したがっていろいろな無機若しくは有機塩基及び無機及び有機酸と反応して薬剤として許容される塩を生じ得る。薬剤として許容される塩には、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、蟻酸塩、イソ酪酸塩、カプロン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオール酸塩、しゅう酸塩、マロン酸塩、こはく酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン−1,4−二酸塩、ヘキシン−1,6−二酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸、フタル酸塩、スルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、γ−ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、酒石酸塩、メタン−スルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩及びマンデル酸塩が含まれる。
式(I)の化合物が塩基性窒素を含有する場合、所望の薬剤として許容される塩は、当該技術分野で利用可能ないかなる好ましい方法(例えば、無機酸(例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、硝酸、ホウ酸、リン酸等);又は有機酸(例えば、酢酸、フェニル酢酸、プロピオン酸、ステアリン酸、乳酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、イセチオン酸、コハク酸、吉草酸、フマル酸、マロン酸、ピルビン酸、シュウ酸、グリコール酸、サルチル酸、オレイン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ピラノシジル酸(例えば、グルクロン酸若しくはガラクツロン酸)、アルファ−ヒドロキシ酸(例えば、マンデル酸、クエン酸、若しくは酒石酸);アミノ酸(例えば、アスパラギン酸若しくはグルタミン酸);芳香族酸(例えば、安息香酸、2−アセトキシ安息香酸、ナフトエ酸、若しくは桂皮酸);スルホン酸(例えば、ラウリルスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、若しくはエタンスルホン酸);又は本明細書の実施例として示されるもの等の酸の適合性のある任意の混合物による遊離塩基の処理)によっても調製され得る。
式(I)の化合物が酸、例えばカルボン酸又はスルホン酸などの場合、適切な方法のいずれか、例えば遊離酸を無機又は有機塩基、例えばアミン(第一級、第二級又は第三級)、アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土類金属の水酸化物、本明細書に例として示した塩基などのような塩基の適合し得る任意混合物及び当該技術分野の技術の通常のレベルに照らして相当物又は許容できる代替物であると見なされる他の塩基及びこれらの混合物のいずれかで処理する方法などで所望の薬剤として許容される塩を調製することができる。適切な塩の具体例には、アミノ酸(例えば、グリシン及びアルギニンなど)、アンモニア、炭酸塩、重炭酸塩、第一級、第二級及び第三級アミン及び環式アミン(例えば、ベンジルアミン)、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン及びピペラジンなどから生じさせた有機塩、並びにナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム及びリチウムから生じさせた無機塩が含まれる。
本発明は、また、式(I)の化合物の製薬上許容できるプロドラッグ及びかかる製薬上許容できるプロドラッグを用いた方法にも関する。用語「プロドラッグ」は、患者に投与した後に化学的又は生理学的プロセス、例えば生体内で起こる加溶媒分解又は酵素による開裂などであるいは生理学的条件下で当該化合物になる(例えばプロドラッグを生理学的pHにもっていくと式(I)の化合物に変化する)指定化合物の前駆体を意味する。「製薬剤として許容されるプロドラッグ」は、無毒であるか、生物学的に許容されるか或は他の様式で当該被験者に投与するに生物学的に適したプロドラッグである。適切なプロドラッグ誘導体の選択及び調製の例示的な操作手順は、例えば、「プロドラッグの設計(Design of Prodrugs)」、H.バンドガード(Bundgaard)編、エルゼビア(Elsevier)社、1985年)に述べられている。
プロドラッグの例には、式(I)の化合物の遊離アミノ、ヒドロキシ又はカルボン酸基とアミド又はエステル結合で共有結合したアミノ酸残基を有する化合物又はアミノ酸残基の数が2以上(例えば2、3又は4)のポリペプチド鎖を有する化合物が含まれる。アミノ酸残基の例には、天然に存在する20種類のアミノ酸(これらは一般に3文字記号で表わされる)ばかりでなく4−ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリシン、デモシン、イソデモシン、3−メチルヒスチジン、ノルバリン、ベータ−アラニン、ガンマ−アミノ酪酸、シトルリン、ホモシステイン、ホモセリン、オルニチン及びメチオニンスルホンが含まれる。
追加的種類のプロドラッグの製造を例えば式(I)の構造物が有する遊離カルボキシル基にアミド又はアルキルエステルとして誘導体化を受けさせることなどで実施することも可能である。典型的なアミドには、アンモニア、第一級C1〜6アルキルアミン及び第二級ジ(C1〜6アルキル)アミンから生じさせたアミドが含まれる。第二級アミンには、5員若しくは6員のヘテロシクロアルキル又はヘテロアリール環部分が含まれる。アミドの例には、アンモニア、C1〜3アルキル第一級アミン及びジ(C1-2アルキル)アミンから生じさせたアミドが含まれる。本発明のエステルの例としては、C1〜7アルキル、C5〜7シクロアルキル、フェニル及びフェニル(C1〜6アルキル)エステルが含まれる。好ましいエステルにはメチルエステルが含まれる。プロドラッグは、Adv.Drug Delivery Rev.1996,19,115などに概略が述べられている操作手順に従い、ヘミコハク酸エステル、リン酸エステル、ジメチルアミノ酢酸及びホスホリルオキシメチルオキシカルボニルを含む基を用いてフリーのヒドロキシ基の誘導化によっても調製できる。ヒドロキシ基及びアミノ基のカルバメート誘導体も、プロドラッグを産出することができる。また、ヒドロキシ基のカーボネート誘導体、スルホン酸エステル及び硫酸エステルもプロドラッグをもたらし得る。また、ヒドロキシ基に、(アシルオキシ)メチル及び(アシルオキシ)エチルエーテル(このアシル基はアルキルエステルであってもよく、場合により1個以上のエーテル、アミン又はカルボン酸官能基で置換されていてもよいか、あるいはアシル基はこの上記のようなアミノ酸エステルである)として誘導体化を受けさせることも、プロドラッグを生じさせるのに有効である。この型のプロドラッグは、J.Med.Chem.1996,39,10に記述されているように調製し得る。また、遊離アミンに誘導体化をアミド、スルホンアミド又はホスホンアミドとして受けさせることも可能である。かかるプロドラッグ部分の全部に、エーテル、アミン及びカルボン酸官能基を包含する基が組み込まれている可能性がある。
本発明は、また、式(I)の化合物の製薬学的な活性代謝産物及び前記代謝産物を本発明の方法で用いることにも関する。「製薬学的な活性代謝産物」は、式(I)の化合物又はこの塩が体内で代謝を受けることで生じた、薬理学的に有効な生成物を意味する。ある化合物のプロドラッグ及び活性代謝産物の測定は、当該技術分野で公知又は利用可能な常規技術を用いて実施可能である。例えば、バートリニ(Bertolini)ら、J.Med.Chem.1997,40,2011〜2016;J.シャン(Shan)ら、Pharm.Sci.)1997年,86巻(7号),765頁〜767頁;バグシャウ(Bagshawe)著,ドラッグ・ディベロップメント・リサーチ(Drug Dev. Res.)1995年,34巻,220頁〜230頁;ボドー(Bodo)著,アドバンス・イン・ドラッグ・リサーチ(Adv.Drug Res.1984,13,224〜331;バンドガード(Bundgaard)著、プロドラッグの設計(Design of Prodrugs)(Elsevier Press,1985);及びラーセン(Larsen)著、プロドラッグの設計及び応用、ドラッグ・デザイン及び開発(Design and Application of Prodrugs, Drug Design and Development)、クログスガード−ラーセン(Krogsgaard-Larsen)ら編、ハーウッド・アカデミック出版(Harwood Academic Publishers),1991)。
本発明の式(I)の化合物、並びにそれらの薬剤として許容される塩、薬剤として許容されるプロドラッグ、及び薬剤として活性な代謝産物(集合的に「活性薬剤」)は、本発明の方法においてLTA4Hのモジュレーターとして有用である。かかるLTA4H活性の調節方法は、LTA4Hを、式(I)の化合物、式(I)の化合物の薬剤として許容される塩、式(I)の化合物の薬剤として許容されるプロドラッグ、及び式(I)の化合物の薬剤として活性な代謝産物から選択される少なくとも1つの化学物質の有効量に曝露することを含む。本発明の実施形態はLTA4H活性を阻害する。
いくつかの実施形態では、本発明の活性薬剤を、炎症を治療する目的で投与する。炎症はいろいろな疾病、疾患又は状態、例えば炎症性疾患、アレルギー性疾患、皮膚疾患、自己免疫疾患、リンパ系疾患及び免疫不全疾患(以下により具体的に示す疾患及び病気を包含)などに関連している可能性がある。炎症の発症及び増悪に関連した炎症性疾患又は炎症が媒介する病気又は疾患には、これらに限定されるものではないが、急性炎症、アレルギー性炎症及び慢性炎症が含まれる。
他の実施形態では、本発明の活性薬剤は、アレルギー、喘息、自己免疫性疾患、掻痒症、炎症性大腸疾患、潰瘍性大腸炎、又はアテローム性動脈硬化症と心筋梗塞の予防とを含む心臓血管疾患を治療するために投与される。
本発明による治療方法では、かかる疾病、疾患又は状態に罹患しているか、あるいはそうであると診断された患者に本発明による少なくとも1種の活性薬剤の有効量を投与する。「有効量」とは、対象の疾病、障害又は状態のかかる治療を必要とする患者において、望ましい治療的又は予防的効果を一般的にもたらすのに十分な量又は十分な投与量を意味する。標的の受容体を調節することが言及されている場合、「有効量」は、かかる受容体の活性に少なくとも影響するのに十分な量を意味する。標的受容体の活性の測定は常規の分析方法を用いて実施可能である。標的受容体の調節は様々な設定(検定を包含)で用いるに有用である。
加えて、本発明の活性薬剤の有効な量又は用量は、モデリング、用量増加試験又は臨床試験などの常規の方法、及び例えば、投与の様式若しくは経路又は薬剤送達、薬剤の薬物動態、疾病、障害又は状態の重症度及び経過、被験者の過去若しくは現在進行中の治療、被験者の健康状態及び薬物への応答、並びに治療に携わる医師の判断などの所定の因子を考慮に入れることによって確定される。活性薬剤の典型的な用量は、被験者の体重1kg当たり約0.001から約200mg/日、好ましくは約0.05から100mg/kg/日、又は1回又は投薬単位を分割(例えばBID、TID、QID)して約1から35mg/kg/日又は約0.1から10mg/kg/日の範囲である。70kgの人の場合の適切な投薬量の例となる範囲は、約0.05から約7g/日又は約0.2から約2.5g/日である。
患者の疾病、障害又は状態の改善が生じたならば用量を防止又は維持治療に適した量に調整してもよい。例えば、投与の量及び頻度又は両方を症状の関数として所望の治療若しくは予防効果が維持される度合にまで少なくしてもよい。もちろん、症状が適切な度合にまで改善したならば治療を止めてもよい。しかしながら、症状がいくらか再発する時には患者に長期を基準にした断続的治療を受けさせる必要がある。
加うるに、本発明の活性薬剤を、上記状態の治療において追加的有効成分と組み合わせて用いることも可能である。かかる追加的有効成分を式(I)の活性薬剤とは個別に同時投与してよく、あるいはかかる剤を本発明による医薬組成物に含有させてもよい。例示的な実施形態では、追加的な活性成分は、既知のもの、又は別のLTA4Hモジュレーター若しくは特定の状態、障害又は疾病に伴う別の標的に対して活性である化合物などのような、LTA4H活性により媒介される状態、障害又は疾病の治療中に有効であることが発見されたものである。かかる組み合わせを用いると効力が向上する(例えば本発明による薬剤が示す効力又は効果を高める化合物を組み合わせに含めることなどで)か、1種以上の副作用を低下させるか、あるいは本発明による活性薬剤の必要量を低下させることができる。
本発明の他の実施形態は、少なくとも1つのCysLTアンタゴニスト及び/又は少なくとも1つのCysLT合成阻害剤の投与を更に含む。本発明のいくつかの実施形態では、かかるLTA4Hモジュレーター及びCysLTアンタゴニスト及び/又はCysLT合成阻害剤は同時投与される。CysLTアンタゴニストの例は、CysLT1及びCysLT2アンタゴニストである。
本発明の活性薬剤を単独で、あるいは1種以上の追加的有効成分と一緒に用いることで、本発明の医薬組成物を処方する。本発明の医薬組成物は本発明による少なくとも1種の活性薬剤を有効量で含有してなる。かかる組成物は更に、製薬上許容できる賦形剤を含み得る。
「製薬上許容できる賦形剤」は、薬理学的組成物に添加されるか、あるいは他の様式で薬剤の投与を容易にする賦形剤、担体又は希釈剤として用いられかつそれらと適合し得る、無毒であるか、生物学的に許容されるか、あるいは他の様式で、患者に投与するに生物学的に適した物質、例えば不活性な物質などを指す。賦形剤の例には、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、いろいろな糖及びいろいろな種類の澱粉、セルロース誘導体、ゼラチン、植物油及びポリエチレンポリエチレングリコールが含まれる。
1投与単位以上の活性薬剤を含有する医薬組成物の送達形態物の調製は、適切な医薬賦形剤を用いかつ当業者に公知であるか、あるいは利用可能になるであろう配合技術を用いて実施可能である。本発明の方法では、かかる組成物を適切な送達経路、例えば経口、非経口、直腸、局所又は眼経路などで、あるいは吸入によって投与してもよい。
かかる製剤の形態は錠剤、カプセル、小袋、糖衣錠、粉末、顆粒、トローチ剤、再構成用粉末、液状製剤又は座薬であってもよい。本組成物を好ましくは静脈内輸液、局所投与又は経口投与に適するように処方する。
経口投与の場合、本発明の活性薬剤を錠剤又はカプセルの形態で、あるいは溶液、乳液又は懸濁液として提供してもよい。経口組成物の調製では、本活性薬剤を投薬量が例えば1日当たり約0.05から約50mg/kg又は1日当たり約0.05から約20mg/kg又は1日当たり約0.1から約10mg/kgなどになるように構築してもよい。
経口錠剤に本有効成分1種又は2種以上を含有させてもよく、それらを適合し得る製薬上許容できる賦形剤、例えば希釈剤、崩壊剤、結合剤、滑剤、甘味剤、香味剤、着色剤及び防腐剤などと混合してもよい。適切な不活性充填剤には、炭酸ナトリウム及びカルシウム、リン酸ナトリウム及びカルシウム、ラクトース、澱粉、糖、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、マンニトール及びソルビトールなどが含まれる。例示的な経口用液状賦形剤には、エタノール、グリセロール及び水などが含まれる。澱粉、ポリビニルピロリドン(PVP)、澱粉グリコール酸ナトリウム、微結晶性セルロース及びアルギン酸が例示的な崩壊剤である。結合剤には澱粉及びゼラチンが含まれ得る。滑剤を存在させる場合、これはステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸又はタルクであってもよい。必要ならば、錠剤にモノステアリン酸グリセリル又はジステアリン酸グリセリルなどの材料を用いた被覆を受けさせることで胃腸管内で起こる吸収を遅らせてもよいか、あるいは腸溶性被膜による被覆を受けさせてもよい。
経口投与用カプセルには、硬質及び軟質ゼラチン製カプセルが含まれる。硬質ゼラチン製カプセルの調製では、有効成分1種又は2種以上を固体状、半固体状又は液状の希釈剤と混合してもよい。軟質ゼラチン製カプセルの調製は、有効成分を水、油、例えば落花生油又はオリーブ油など、液状パラフィン、短鎖脂肪酸のモノとジ−グリセリドの混合物、ポリエチレングリコール400又はプロピレングリコールと混合することで実施可能である。
経口投与用の液体は、懸濁液、溶液、乳液又はシロップの形態であってもよいか、凍結乾燥品あるいは乾燥製品として使用前に水又は他の適切な媒体で再構成して提供することも可能である。かかる液状組成物に場合により製薬上許容できる賦形剤、例えば懸濁剤(例えばソルビトール、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルなど);非水性媒体、例えば油(例えばアーモンド油又は分別ヤシ油)、プロピレングリコール、エチルアルコール又は水;防腐剤(例えばp−ヒドロキシ安息香酸メチル若しくはプロピル又はソルビン酸);湿潤剤、例えばレシチンなど;及び必要ならば香味又は着色剤を含有させてもよい。
本発明の活性薬剤はまた非経口経路で投与することも可能である。例えば、組成物を直腸投与の目的で座薬として処方してもよい。静脈内、筋肉内、腹腔内又は皮下経路を包含する非経口用途の場合、本発明の薬剤を適切なpH及び等張性になるように緩衝剤を入れておいた無菌の水溶液若しくは懸濁液又は非経口的に許容される油として提供してもよい。適切な水性媒体には、リンガー溶液及び等張性塩化ナトリウムが含まれる。かかる形態物を単位投薬形態物、例えばアンプル又は使い捨て可能注射デバイス、複数回使用形態、例えば適切な用量を取り出すことが可能な瓶など、又は注射可能製剤を生じさせる目的で使用可能な固体形態物若しくは予濃縮液の形態で提供してもよい。具体的な輸液投薬量は医薬担体と混ざり合っている薬剤が数分から数日の範囲の期間にわたって約1から1000μg/kg/分の範囲で輸液される量である。
局所投与の場合には、本薬剤を媒体に対する薬剤の濃度が約0.1%から約10%になるように医薬担体と混合してもよい。本発明の薬剤を投与する別の様式では経皮送達を行う目的でパッチ製剤を利用してもよい。
ここに、本発明の方法で用いるに有用な典型的化学物質を以下の一般的調製及び以下の具体的実施例に例示する合成スキームに言及することで記述する。本明細書に示すいろいろな化合物を得るに最終的に必要な置換基が、適宜保護の有り無しで反応スキーム全体にわたって担持されて、所望生成物がもたらされるように出発材料を適切に選択することができることを技術者は理解するであろう。別法として、最終的に必要な置換基の代わりに反応スキーム全体にわたって担持されかつ適宜必要な置換基と置き換わり得る適切な基を用いる必要があるか、あるいはその方が好ましい可能性もある。特に指定がない限り、可変部分は最も一般的な式(I)に関して上記で定義されたとおりである。
一実施形態では、DがSである式(I)の化合物はスキームBに従って調製される。DがSであり、LGが適切な脱離基(ハロ、トシル又はメシルなど)である化合物A4は、アミンB1と、適切な塩基(Et3Nなど)の存在下に、極性溶媒(アセトニトリルなど)中で反応させられDがSである式B2の化合物を与える。R10がR1又は適切な窒素保護基であるアミンB1は、商品として入手可能であるか又は当該技術分野の方法若しくはEP 0266576又はWO 01/81347に記載された方法を用いて調製される。R10がR1である場合、当業者は化合物B2が式(I)の実施形態であることを理解するであろう。
代替的に、フェノールD1(先行する反応スキームの方法に類似の方法を用いて調製される)が、塩化物D2(DがS又はOである)と反応させられてDがSである化合物B2を生成する。式D2の化合物は商品として入手可能であるか又は当該技術分野の方法若しくは国際特許出願第WO 2006/04475号及びL.Zhuら,J.Heterocyclic Chem.2005,42,727〜730に記載された方法を用いて調製される。
この上に記述したスキームに従って生じさせる化合物は、鏡像特異的、ジアステレオ特異的又は位置特異的合成で、あるいは分割で単一の鏡像異性体、ジアステレオマー又は位置異性体として得ることができる。別法として、この上に示したスキームに従って生じさせる化合物をラセミ(1:1)又は非ラセミ(1:1ではない)混合物としてか、あるいはジアステレオマー又は位置異性体の混合物として得ることも可能である。鏡像異性体のラセミ及び非ラセミ混合物が得られる場合、当業者に公知の通常の分離方法、例えばキラルクロマトグラフィー、再結晶化、ジアステレオマー塩生成、ジアステレオマー付加体を生じさせる誘導体化、生体内変換又は酵素による変換などを用いて単一の鏡像異性体を単離することができる。位置異性体又はジアステレオマー混合物が得られる場合、従来の方法、例えばクロマトグラフィー又は結晶化などを用いて単一の異性体を分離することができる。
化学的方法:
以下の実施例に記述する化合物及び相当する分析データを得ようとする時、特に明記しない限り、以下の実験及び分析プロトコルに従った。
特に明記しない限り、反応混合物を室温(rt)で磁気的に攪拌した。溶液が「乾燥される」場合、それらは一般的にNa2SO4又はMgSO4などの乾燥剤上で乾燥された。混合物、溶液及び抽出液を「濃縮」する場合、それらは典型的にはロータリーエバポレーターを用いて減圧下で濃縮した。
分析用逆相HPLCは、Agilent 1100シリーズの装置により以下の勾配の1つを用いて行われた:5.0分又は7.0分にわたる、1〜99%アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸)の勾配と流速1mL/分(Waters XTerra MS C18(5μm、4.6×100mm)カラム、若しくはPhenomenex Synergi max−RP(4μm、4.6×150mm)カラム))、あるいは5.0分又は7.0分にわたる、1〜99%アセトニトリル/水(20mm NH4OH)の勾配と流速1.5mL/分(Phenomenex Gemeni C18(5μm、3.0×150mm)カラム)。分析用逆相LC/MSは、Agilent 1100シリーズの装置により、5.0分又は7.0分かけて5〜99%アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸)勾配と流速0.6mL/分(Waters XTerra RP18(5μm、3.0×100mm)カラム)で実施されるか、又はWaters 2790装置により5分にわたる、5〜99%アセトニトリル/水(0.1%ギ酸)勾配と流速0.6mL/分(Waters XTerra RP18(5μm、3.0×100mm)カラム)により行われた。
分取逆相HPLCは、Dionex APS2000 LC/MS又はPhenomenex Gemini C18(5μm、30×100mm)カラム若しくはWaters XBridge C18(5μm、30×100mm)カラムによる流速30mL/分でのアセトニトリル/水(20mM NH4OH)の可変勾配を用いるHPLCにより行われた。代替的に、精製は、Phenomenex Gemini C18(5μm、50×100mm)カラム又はWaters XBridge C18(5μm、50×100mm)カラムによる流速80mL/分でのアセトニトリル/水(20mM NH4OH)の可変勾配により行われた。
質量スペクトル(MS)をエレクトロスプレーイオン化(ESI)が用いられているAgilentシリーズ1100 MSDを特に明記しない限り正モードで用いることで得た。計算された(calcd.)質量は、正確な質量に対応する。
核磁気共鳴(NMR)スペクトルをBrukerモデルDRX分光計を用いて得た。以下に示す1H NMRデータのフォーマットは下記である:テトラメチルシラン標準のダウンフィールドの化学シフト(ppm)(多重度、結合定数J(Hz)、積分値)。化学シフト及び多重度を解釈するためのNMRの解析はMestReC又はMestReNovaソフトウエアを用いて実行した高さが等しいか又は等しくない2つの隣接するピークが観察される場合には、これらの2つのピークは、マルチプレット(多重線)又はダブレット(二重線)のいずれかとして分類することができる。ダブレットの場合に、このソフトウエアを用いるカップリング定数が与えられた。いかなる実施例においても、水及び/又は溶媒のピークによる曖昧さに起因する1つ以上のプロトンは記載されなくてよい。
化学名は、一般的にはChemDraw Version 6.0.2(CambridgeSoft、マサチューセッツ州ケンブリッジ(Cambridge))又はACD/Name Version 9(Advanced Chemistry Development、オンタリオ州トロント(Toronto)、カナダ)により命名された。
実施例1:(S,S)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
工程A:(S,S)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル。撹拌された2−(4−クロロメチル−フェノキシ)−ベンゾチアゾール(15.3g、55.3mmol)及び(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(13.2g、66.4mmol)のCH3CN(200mL)溶液に、トリエチルアミン(Et3N)(11.5mL、82.9mmol)を加えた。生成した溶液を室温で24時間撹拌し、次いで濃縮した。次いで粗残渣をCH2Cl2(800mL)及び飽和NaHCO3水溶液(200mL)の間で分割した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(10%〜40%酢酸エチル(EtOAc)ヘキサン溶液)による精製は表題化合物を白色泡状物質として得た(17.2g、71%)。MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O3S、437.18;m/z実測値、438.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.1Hz,1H),7.66(d,J=7.1Hz,1H),7.42(d,J=8.1Hz,2H),7.38(m,1H),7.32〜7.24(br m,3H),4.40(br m,0.5H),4.26(br m,0.5H),3.76(br d,J=9.7Hz,2H),3.63(br d,J=10.5Hz,0.5H),3.50(br m,1H),3.46(m,0.5H),3.18(br m,1H),2.93(br d,J=8.8Hz,0.5H),2.88(br d,J=9.4Hz,0.5H),2.73(br d,J=9.2Hz,0.5H),2.55(br d,J=9.2Hz,0.5H),1.87(br t、J=8.8Hz,1H),1.74(br d,J=9.3Hz,0.5H),1.68(br d,J=9.3Hz,0.5H),1.47(s,9H)。
工程B:(S,S)−2−[4−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩。撹拌された(S,S)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(8.2g、18.7mmol)のCH2Cl2(200mL)溶液にHCl(4.0N 1,4−ジオキサン溶液、46mL、187mmol)を加えた。得られる白色懸濁液を室温で4時間撹拌し、次いで濃縮し、表題化合物を白色固体として得た(5.4g、70%)。MS(ESI):質量計算値、C19H19N3OS、337.12;m/z実測値、338.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):7.84(m,3H),7.64(d,J=8.3Hz,1H),7.55(m,2H),7.44(m,1H),7.34(m,1H),4.67(br m,3H),4.55(br m,1H),4.05(br m,1H),3.84(br d,J=13.2Hz,1H),3.60(dd,J=13.7,2.7Hz,3H),2.79(br m,1H),2.34(br d,J=12.7Hz,1H)。
工程C:(S,S)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。(S,S)−2−[4−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩(109mg、0.27mmol)及びEt3N(150μL、1.1mmol)のCH2Cl2溶液(4mL)に撹拌しながら無水酢酸(40μL、0.4mmol)を加え、得られた溶液を室温で18時間撹拌した。生成する白色懸濁液を、CH2Cl2(150mL)及び飽和NaHCO3水溶液(50mL)間で分配した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜5%CH3OHのCH2Cl2溶液)による精製は、表題化合物を粘性の、無色油状物質として得た(93mg、92%)。MS(ESI):質量計算値、C21H21N3O2S、379.14;m/z実測値、380.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.5Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.44〜7.36(m,3H),7.33〜7.24(m,3H),4.78(br m,0.5H),4.23(m,0.5H),3.78〜3.73(br m,2.5H),3.56(m,1.5H),3.32(dd,J=9.3,2.2Hz,0.5H),3.27(dd,J=11.4,2.3Hz,0.5H),3.01(dd,J=9.1,2.2Hz,0.5H),2.84(dd,J=9.7,2.1Hz,0.5H),2.77(br d,J=9.9Hz,0.5H),2.56(dd,J=9.9,1.2Hz,0.5H),2.08(s,1.5H),2.00(s,1.5H),1.98(br m,0.5H),1.91(br m,0.5H),1.80(br m,0.5H),1.66(br m,0.5H)。
実施例2:(S,S)−1−{5−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
この化合物は、適切なクロロメチルフェノキシ−ベンゾチアゾールで置き換えて、実施例1に概略が示された方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C21H21N3O2S、379.14;m/z実測値、380.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.67(m,1H),7.42〜7.36(m,3H),7.30〜7.23(m,3H),4.77(br m,0.5H),4.22(m,0.5H),3.80(br m,1H),3.77(s,1H),3.74(dd,J=11.5,2.2Hz,0.5H),3.56(m,1.5H),3.31(dd,J=9.4,2.1Hz,0.5H),3.26(dd,J=11.5,2.2Hz,0.5H),3.03(dd,J=9.4,2.2Hz,0.5H),2.83(dd,J=9.8,2.2Hz,0.5H),2.76(br d,J=10.3Hz,0.5H),2.55(dd,J=9.8,1.2Hz,0.5H),2.07(s,1.5H),1.98(s,1.5H),1.97(br m,0.5H),1.89(br m,0.5H),1.79(br m,0.5H),1.65(br m,0.5H)。
実施例3:(R,R)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
工程A:(4S,2R)−4−メタンスルホニルオキシ−2−メタンスルホニルオキシメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。4−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(10.85g、50.0mmol)のピリジン(50mL)溶液に、メタンスルホニルクロライド(10.8mL、140mmol)を20分にわたって加えた。16時間撹拌後、反応混合物を乾燥状態まで濃縮し、飽和Na2CO3水溶液で希釈しEtOAc(2x)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO4)させ、ろ過し及び濃縮すると、表題化合物を、ゆっくりと固体化する油状物質として得た(14.4g、84%)。1H NMR(400MHz,CDCl3):5.24〜5.20(m,1H),4.72〜4.47(m,1H),4.32〜4.17(m,2H),4.01〜3.75(m,1H),3.63〜3.48(m,1H),3.04(s,3H),3、01(s,3H),2.60〜2.25(m,2H),1.48(s,9H)。
工程B:(2R,5R)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル。(4S,2R)−4−メタンスルホニルオキシ−2−メタンスルホニルオキシメチル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1g、2.7mmol)の水酸化アンモニウム(27wt%水溶液、10mL)中の不均一な混合物を、封管中で65℃で16時間加熱すると、その間に混合物は均一となった。水溶液をCH2Cl2(2x)で抽出し、及び合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥し、ろ過し、濃縮し、表題化合物を黄色固体として与え、このものはそのまま次工程に用いられた(350mg、66%)。MS(ESI):質量計算値、C10H18N2O2、198.1;m/z実測値、199.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):4.48〜4.27(m,1H),3.70(s,1H),3.41〜3.30(m,1H),3.22〜3.11(m,1H),3.08〜2.95(m,2H),1.80〜1.65(m,2H),1.48(s,9H)。
工程C:表題化合物は、実施例1、工程B及びCに概略が述べられているものと類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C21H21N3O2S、379.14;m/z実測値、380.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.76〜7.72(m,1H),7.69〜7.66(m,1H),7.45〜7.36(m,3H),7.34〜7.25(m,3H),4.79(br s,0.5H),4.24(br s,0.5H),3.80〜3.72(m,2.5H),3.60〜3.54(m,1.5H),3.33(dd,J=9.3,2.3Hz,0.5H),3.28(dd,J=11.4,2.0Hz,0.5H),3.02(dd,J=11.4,2.0Hz,0.5H),2.87〜2.75(m,1H),2.56(dd,J=9.5,1.1Hz,0.5H),2.09(s,1.5H),2.01(s,1.5H),2.01〜1.64(m,2H)。
実施例4:(S,S)−1−[5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−エタノン。
工程A:(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−フェニル)−メタノール。(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−酢酸(2g、12mmol)に、2−アミノ−ベンゼンチオール(13.2g、12mmol)を加え、及び混合物160℃で48時間加熱した。次いで粗残渣をEtOAc(200mL)及び1N NaOH(200mL)の間で分配した。有機層を分離し、飽和NaCl水溶液(200mL)で洗浄し、乾燥(MgSO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜80%EtOAcヘキサン溶液)による精製は表題化合物を無色油状物質として得た(0.42g、14%)。MS(ESI):質量計算値、C15H13NOS、255.34;m/z実測値、456.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.00(d,J=8.1Hz,1H),7.80(d,J=8.1Hz,1H),7.48〜7.45(m,1H),7.39〜7.28(m,5H),4.71(s,2H),4.44(s,2H)。
工程B:2−(4−クロロメチル−ベンジル)−ベンゾチアゾール。(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−フェニル)−メタノール(2.1g、8.1mmol)のCH2Cl2(90mL)溶液に塩化チオニル(0.65mL、8.9mmol)を加え、混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し表題化合物を褐色固体として得た(2.6g、100%)。MS(ESI):質量計算値、C15H12ClNS、273.04;m/z実測値、274.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.34(d,J=8.2Hz,1H),7.89(d,J=8.2Hz,1H),7.71〜7.67(m,1H),7.61〜7.58(m,1H),7.50〜7.48(m,2H),7.45〜7.44(m,2H),4.84(s,2H),4.60(s,2H)。
工程C:5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル。2−(4−クロロメチル−ベンジル)−ベンゾチアゾール(1.0g、3.7mmol)及び(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.9g、4.4mmol)のCH3CN(36mL)溶液にEt3N(0.77mL、5.5mmol)を加え、得られた溶液を室温で24時間撹拌した。次いで反応混合物を濃縮し、粗残渣をCH2Cl2(200mL)及び飽和NaHCO3水溶液(200mL)の間で分割した。有機層を分離し、乾燥(MgSO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜10%CH3OH/CH2Cl2溶液)による精製は、表題化合物を透明な油状物質として得た(0.88g、55%)。MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O2S、435.59;m/z実測値、436.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):8.01(d,J=8.2Hz,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.48〜7.45(m,1H),7.37〜7.34(m,5H),4.44(s,2H),4.40(br s,0.5H),4.25(br s,0.5H),3.75〜3.75(m,2H),3.64〜3.44(m,2H),3.17(t,J=11.3Hz,1H),2.90(dd,J=25.2,9.5Hz,1H),2.74(d,J=9.6Hz,0.5H),2.55(d,J=9.4Hz,0.5H),1.88〜1.86(br m,1H),1.73〜1.65(br m,1H),1.48(s,9H)。
工程D:(S,S)−2−[4−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−ベンジル]−ベンゾチアゾール二塩酸塩。5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.82g、1.9mmol)のCH2Cl2(19mL)溶液にHCl(4.0N 1,4−ジオキサン溶液、7mL)を加え得られた白色懸濁液を室温で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し表題化合物の白色結晶として得た(0.9g、100%)。MS(ESI):質量計算値、遊離アミンC20H21N3S、335.47;m/z実測値、336.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):12.09〜11.07(br m,1H),10.16〜9.71(br m,2H),8.03(d,J=8.0Hz,1H),7.96(d,J=8.0Hz,1H),7.72〜7.70(m,2H),7.50〜7.47(m,3H),7.42〜7.39(m,1H),4.62〜4.59(br m,0.5H),4.52(br s,2H),4.48〜4.44(br m,2H),4.37〜4.34(br m,1.5H),3.95〜3.92(m,1H),3.72〜3.70(m,1H),3.34〜3.30(m,2H),2.69〜2.63(m,0.5H),2.48〜2.43(m,0.5H),2.13〜2.06(m,1H)。
工程E:(S,S)−1−[5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−エタノン。この化合物は実施例1、工程Cに概略を示した方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H23N3OS、377.51;m/z実測値、378.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):8.01(d,J=8.0Hz,1H),7.80(d,J=8.0Hz,1H),7.48〜7.45(m,1H),7.37〜7.33(m,5H),4.78(br s,0.5H),4.44(d,J=2.0Hz,2H),4.22(br s,0.5H),3.76〜3.73(m,2.5H),3.58〜3.53(m,1.5H),3.31〜3.25(m,1H),3.00(dd,J=9.8,2.3Hz,0.5H),2.84(dd,J=9.8,2.3Hz,0.5H),2.78〜2.76(br m,0.5H),2.57〜2.55(br m,0.5H),2.08(s,1.5H),2.00(s,1H),1.99〜1.97(m,1H),1.91〜1.89(br d,0.5H),1.80〜1.78(br d,0.5H),1.66〜1.64(m,0.5H)。
実施例5:メソ−エンド−N−[8−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル]−アセトアミド。
この化合物は実施例4に概略が示された方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C24H27N3OS、405.57;m/z実測値、406.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.99(d,J=7.7Hz,1H),7.79(d,J=7.7Hz,1H),7.54(dt,J=7.8,1.2Hz,1H),7.36〜7.30(m,6H),5.81(br d,J=6.8Hz,1H),4.42(s,2H),4.10(dd,J=14.2,7.0Hz,1H),3.52〜3.51(br m,2H),3.18(br s,2H),2.23〜2.12(br m,3H),1.96(s,3H),1.76〜1.70(br m,2H),1.58(br d,J=14.4Hz,2H)。
実施例6:メソ−エンド−N−[8−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル]−アセトアミド。
工程A:(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−フェニル)−メタノール。(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−酢酸(5.0g、30.1mmol)と2−アミノ−フェノール(6.6g、60.2mmol)との混合物を180℃で3時間加熱した。粗残渣を冷却し次いでTHF(50mL)に溶解した。得られた溶液をカルボニルジイミダゾール(3.7g、22.5mmol)で処理し、80℃で72時間撹拌した。次いで反応混合物をEtOAc(200mL)及び水(200mL)の間で分割した。有機層を乾燥(MgSO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜80% EtOAcヘキサン溶液)による精製、引き続き第2のシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜10%CH3OH/CH2Cl2溶液)は無色油状物質を与えた。粗油状物質をEtOAc(200mL)及び1N NaOH(200mL)の間で分割した。有機層を乾燥(MgSO4)させ、ろ過し、濃縮すると、表題化合物を無色油状物質として得た(1.5g、20%)。MS(ESI):質量計算値、C15H13NO2、239.09;m/z実測値、240.1[M+H]+。1HNMR(500MHz,CDCl3):7.70〜7.68(m,1H),7.49〜7.46(m,1H),7.40〜7.35(m,4H),7.33〜7.29(m,2H),4.69(br d,J=4.5Hz,2H),4.28(s,2H)。
工程B:2−(4−クロロメチル−ベンジル)−ベンゾオキサゾール。この化合物は(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−フェニル)−メタノールを(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−フェニル)−メタノールで置き換えて、実施例4、工程Bに概略が示された方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C15H12ClNO、257.06;m/z実測値、258.1[M+H]+。
工程C.メソ−エンド−[8−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル。この化合物は2−(4−クロロメチル−ベンジル)−ベンゾチアゾールを2−(4−クロロメチル−ベンジル)−ベンゾオキサゾールで置き換えて、実施例4、工程Cに概略が示された方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C27H33N3O、447.25;m/z実測値、448.3[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.71〜7.69(m,1H),7.49〜7.47(m,1H),7.37〜7.30(m,6H),4.85(br s,1H),4.27(s,2H),3.82(br s,1H),3.51(s,2H),3.17(br s,2H),2.20〜2.10(m,4H),1.81〜1.79(br m,2H),1.62〜1.45(br m,2H),1.45(s,9H)。
工程D:メソ−エンド−8−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルアミン二塩酸塩。この化合物は5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルをメソ−エンド−[8−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルで置き換えて、実施例4、工程Dに概略が示された方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、遊離アミンC22H25N3O、347.20;m/z実測値、348.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):11.11(br s,1H),8.36(br s,3H),7.78〜7.66(m,4H),7.46(d,J=8.0Hz,2H),7.38〜7.33(m,2H),4.39(s,2H),4.14(br d,J=6.5Hz,2H),3.75(br s,2H),3.48〜3.43(m,1H),2.75〜2.72(m,2H),2.39〜2.37(m,2H),2.23〜2.20(m,2H),2.03(br d,J=16.0Hz,2H)。
工程E:メソ−エンド−N−[8−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル]−アセトアミド。この化合物は実施例4、工程Eに概略を示した方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2、389.50;m/z実測値、390.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.70〜7.68(m,1H),7.48〜7.46(m,1H),7.36〜7.27(m,6H),5.80(br d,J=6.0Hz,1H),4.26(s,2H),4.10(dd,J=7.2,6.8Hz,1H),3.49(s,2H),3.17(br s,2H),2.22〜2.11(m,4H),1.96(s,3H),1.76〜1.71(m,2H),1.57(br d,J=14.0Hz,2H)。
実施例7:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
工程A:(S,S)−5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル。撹拌された2−[4−(2−ブロモ−エチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール(1.5g、4.5mmol)及び(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(980mg、4.9mmol)のCH3CN(20mL)溶液に室温でEt3N(900μL、6.3mmol)を加えた。得られた懸濁液を室温で24時間撹拌し、次いでCH2Cl2(200mL)及び飽和NaHCO3水溶液(80mL)の間で分割した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(EtOAc)による精製は表題化合物を白色泡状物質(1.1g、56%)として得た。MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O3S、451.19;m/z 実測値、452.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.4Hz,1H),7.66(d,J=7.5Hz,1H),7.38(m,1H),7.30〜7.24(m,5H),4.38(br m,0.5H),4.24(br m,0.5H),3.53(br m,2H),3.16(t,J=10.4Hz,1H),3.03(d,J=8.4Hz,0.5H),2.98(d,J=9.8Hz,0.5H),2.86〜2.74(br m,4H),2.69(br d,J=9.8Hz,0.5H),2.52(br d,J=9.4Hz,0.5H),1.84(br d,J=9.2Hz,1H),1.73(br d,J=10.0Hz,0.5H),1.69(br d,J=9.2Hz,0.5H),1.46(s,9H)。
工程B(実施例7B):(S,S)−2−{4−[2−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール塩酸塩。この化合物は、(S,S)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを(S,S)−5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルに置き換えて実施例1、工程Bに概略が示された方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C20H21N3OS、351.14;m/z実測値、352.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):7.80(d,J=6.5Hz,1H),7.65(d,J=7.7Hz,1H),7.52(br d,J=8.3Hz,2H),7.47〜7.37(m,3H),7.33(m,1H),4.73(br m,1H),4.65(br m,1H),3.98(dd,J=13.9,2.2Hz,1H),3.80〜3.45(br m,6H),3.23(br m,2H),2.67(br m,1H),2.33(br m,1H)。
工程C:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。この化合物は実施例1、工程Cに概略を示した方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O2S、393.15;m/z実測値、394.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.38(m,1H),7.31〜7.24(m,5H),4.76(br m,0.5H),4.22(br m,0.5H),3.69(dd,J=11.5,2.2Hz,0.5H),3.61(m,1H),3.56(dd,J=11.4,2.2Hz,0.5H),3.31(dd,J=9.4,2.2Hz,0.5H),3.26(dd,J=11.5,2.2Hz,0.5H),3.12(dd,J=9.8,2.1Hz,0.5H),2.95(dd,J=10.0,2.2Hz,0.5H),2.87〜2.75(br m,4H),2.72(d,J=9.4Hz,0.5H),2.54(dd,J=9.3,2.1Hz,0.5H),2.09(s,1.5H),1.98(s,1.5H),1.96(br m,0.5H),1.89(br m,0.5H),1.80(br m,0.5H),1.68(br m,0.5H)。
実施例8:(S,S)−1−(5−{2−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
この化合物は、適切なブロモエチルフェノキシ−ベンゾチアゾールを置き換えて、実施例7に概略が示された方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C23H23N3O3S、393.15;m/z実測値、394.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.4Hz,1H),7.67(d,J=7.1Hz,1H),7.42〜7.33(m,2H),7.30〜7.25(m,1H),7.23〜7.18(br m,2H),7.13(br d,J=7.3Hz,1H),4.75(br s,0.6H),4.20(br s,0.4H),3.66(br d,J=13.0Hz,0.4H),3.58(br s,1H),3.53(br d,J=9.4Hz,0.6H),3.29(dd,J=9.4,2.2Hz,0.6H),3.24(dd,J=11.5,2.1Hz,0.4H),3.09(dd,J=9.4,2.2Hz,0.4H),2.92(dd,J=9.6,2.2Hz,0.6H),2.88〜2.75(br m,4H),2.70(br d,J=9.9Hz,0.6H),2.53(br d,J=9.2Hz,0.4H),2.07(s,1H),1.95(s,2H),1.92(br d,J=10.6Hz,0.4H),1.85(br d,J=9.9Hz,0.6H),1.77(br d,J=9.9Hz,0.4H),1.65(br d,J=9.9Hz,0.6H)。
実施例9:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
工程A:(S,S)−5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル。撹拌された2−[4−(2−ブロモ−エトキシ)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール(1.5g、4.3mmol)及び(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.0g、5.1mmol)のCH3CN(20mL)溶液に、室温でジイソプロピルエチルアミン((i−Pr)2NEt)(900μL、5.1mmol)を加えた。得られた懸濁液を室温で4時間撹拌し、次いで60℃で65時間加熱した。溶液を室温まで冷却し、次いでCH2Cl2(200mL)及び飽和NaHCO3水溶液(80mL)の間で分割した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜5%CH3OH/CH2Cl2溶液)による精製は表題化合物を黄色油状物質として得た(1.8g、92%)。MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O4S、467.19;m/z実測値、468.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.68〜7.66(m,1H),7.42〜7.38(m,1H),7.31〜7.25(m,3H),6.99〜6.95(m,2H),4.40(br s,0.5H),4.27(br s,0.5H),4.13〜4.03(m,2H),3.66〜3.51(m,2H),3.26〜2.97(m,4H),2.78(d,J=9.5Hz,0.5H),2.63(d,J=9.7Hz,0.5H),1.92〜1.85(m,1H),1.79〜1.70(m,1H),1.49(s,9H)。
工程B:(S,S)−2−{4−[2−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾールトリフルオロアセテート。撹拌された(S,S)−5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.7g、3.6mmol)のCH2Cl2溶液(15mL)にトリフルオロ酢酸(5mL、65mmol)を加えた。得られた溶液を室温で8.5時間撹拌した。溶液を濃縮し表題化合物を油状物質として得て、粗化合物として用いた。MS(ESI):質量計算値、C20H21N3O2S、367.14;m/z実測値、368.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.9Hz,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.38(t,J=7.7Hz,1H),7.29〜7.23(m,3H),6.99〜6.91(m,2H),4.13〜4.01(m,2H),3.56〜3.39(m,2H),3.35〜3.32(m,1H),3.20(d,J=10.4Hz,0.5H),3.09(dd,J=9.7,2.4Hz,0.5H),3.06〜2.82(m,3.5H),2.76〜2.67(m,1H),2.50(dd,J=9.6,1.1Hz,0.5H),1.88〜1.57(m,2H)。
工程C:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。この化合物は実施例1、工程Cに概略を示した方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O3S、409.15;m/z実測値、410.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.40(d,J=1.2Hz,0.25H),7.38(s,0.5H),7.36(d,J=1.2Hz,0.25H),7.30〜7.24(m,3H),6.97〜6.93(m,2H),4.77(s,0.5H),4.23(s,0.5H),4.11〜4.02(m,2H),3.75〜3.68(m,1.5H),3.61(dd,J=9.5,1.2Hz,0.5H),3.32(ddd,J=13.5,10.5,2.1Hz,1H),3.21(dd,J=9.6,2.1Hz,0.5H),3.06〜2.94(m,2.75H),2.81(dd,J=9.7,0.9Hz,0.5H),2.65(dd,J=9.6,1.3Hz,0.5H),2.10(s,1.25H),2.00(s,1.75H),1.97(s,0.25H),1.90(d,J=10.0Hz,0.5H),1.81(d,J=9.7Hz,0.5H),1.70(d,J=9.9Hz,0.5H)。
実施例10:(S,S)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−ヒドロキシ−エタノン。
撹拌された(S,S)−2−[4−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩(1.6g、3.9mmol)、グリコール酸(600mg、7.8mmol)及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.5g、7.8mmol)のCH2Cl2溶液(15mL)にEt3N(2.7mL、19.5mmol)を加えた。得られた溶液を室温で16時間撹拌した。得られる白色懸濁液をCH2Cl2(600mL)及び飽和NaHCO3水溶液(100mL)の間で分割した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜5%CH3OH/CH2Cl2溶液)による精製は表題化合物白色固体として得た(853mg、55%)。MS(ESI):質量計算値、C21H21N3O3S、395.13;m/z 実測値、396.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.5Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.41(m,2H),7.38(m,1H),7.32(br m,2H),7.28(m,1H),4.83(br m,0.5H),4.21(br d,J=14.5Hz,0.5H),4.10〜3.99(br m,2H),3.80(br d,J=11.7Hz,0.5H),3.76(d,J=13.8Hz,2H),3.61(br s,1H),3.50(br s,0.5H),3.48〜3.45(m,0.5H),3.42(br s,0.5H),3.39〜3.35(m,0.5H),3.23(dd,J=9.2,2.3Hz,0.5H),3.01(dd,J=9.7,2.1Hz,0.5H),2.90(dd,J=9.8,2.2Hz,0.5H),2.81〜2.77(m,0.5H),2.58(dd,J=9.7,1.2Hz,0.5H),2.07〜2.01(m,0.5H),2.00〜1.96(m,0.5H),1.80(d,J=9.8Hz,0.5H),1.70(d,J=10.0Hz,0.5H)。
代替的調製:
工程A:5−(2−アセトキシ−アセチル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル。(S,S)−Boc−[2.2.1]ジアゾビシクロヘプタン(150.6g、0.76mol)のCH2Cl2(1.5L)溶液を5℃に冷却し、Et3N(117mL、0.84mol)を加えた。次いでアセトキシアセチルクロライド(82mL、0.76mol)を50分間にわたり加えた。氷浴を除いて、不均一な混合物を16時間撹拌した。反応混合物を9wt%NaHCO3水溶液(1.5L)に注ぎ、相を混ぜてから分離した。有機層を26wt%NaCl水溶液(1.5L)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮し表題化合物白色固体として得た(217g、96%)。1H NMR(600MHz,DMSO−d6、100℃):4.75〜4.41(m,4H),3.50〜3.46(m,4H),2.86(s,2H),2.04(s,3H),1.85〜1.72(m,2H),1.41(s,9H)。
工程B:1−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−エタノン塩酸塩。イソプロパノール(16mL)中の5−(2−アセトキシ−アセチル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.2g、4mmol)のスラリーに5M HClのイソプロパノール溶液(3.2mL、16mmol)をすばやく加えた。混合物を51℃に加熱し20時間撹拌した。次いで濃縮し表題化合物を97wt%の純度で得た(767mg、96%)。MS(ESI):質量計算値、C7H12N2O2、156.1;m/z実測値、157.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):9.9〜9.2(m,2H),4.73〜4.71(m,1H),4.42〜4.37(m,1H),4.1〜3.9(m,2H),3.79〜3.77(m,0.5H),3.55〜3.48(m,1H),3.37〜3.35(m,0.5H),3.25〜3.07(m,2H),2.00〜1.82(m,2H)。
工程C.ジクロロエタン(750mL)中の4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンズアルデヒド(67g、0.26mol)、1−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−エタノン塩酸塩(40.61g、0.26mol)、Et3N(183mL、1.31mol)及びN−メチルピロリジン(150mL)の混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、ナトリウムトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(66.63g、0.314mol)を4等分して4時間にわたり加えた。一晩撹拌後、混合物に3N HCl水溶液(250mL)、次いで6N HCl水溶液(3×50mL)を加えてpH0.54として、反応を停止した。層を分離し、再び3N HCl水溶液(250mL)により有機物を抽出した。合わせた水層にNa2CO3(50g)、次いで50%NaOH水溶液(130mL)を加えて塩基性化して最終pHを13.2とした。1時間撹拌後、酢酸イソプロピル(200mL)を加え、混合物を20分間撹拌した。層を分離後、水溶液を追加の酢酸イソプロピル(2×200mL)で抽出し、有機層を両層の間の油状物質と化合させて濃縮した。得られた褐色油状物質をフラッシュ・クロマトグラフィー(0〜5%MeOHのCH2Cl2溶液)で精製すると生成物を透明な油状物質として得た(93.84g、91%)。
実施例11〜20の化合物は、カップリング反応において適切なカルボン酸を用いて、実施例10に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。
実施例11:(S,S)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−(1−ヒドロキシ−シクロプロピル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H23N3O3S、421.15;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.9Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.45〜7.35(m,3H),7.33〜7.24(m,3H),5.09(br s,0.5H),4.72(br s,0.5H),4.09〜4.00(m,0.5H),3.76(s,2H),3.71〜3.57(m,1H),3.55(br s,1H),3.35(d,J=10.8Hz,0.5H),3.06〜2.70(m,2H),2.01〜1.86(m,1H),1.77〜1.65(m,1H),1.27(br m,1H),1.15(br m,1H),1.09〜0.81(br m,3H)。
実施例12:(S,S)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オン。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O3S、423.16;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.3Hz,1H),7.67(d,J=8.7Hz,1H),7.43〜7.36(m,3H),7.33〜7.24(m,3H),4.86(br m,0.33H),4.65(br m,0.67H),4.22(s,1H),3.84(br m,0.33H),3.79〜3.71(m,3H),3.57(br m,1H),3.48(br m,0.33H),3.37(br m,0.67H),3.02(br m,0.67H),2.90(br m,0.33H),2.73(m,0.33H),2.60(br m,0.67H),2.00(br m,0.67H),1.92(m,0.33H),1.76(br m,0.67H),1.68(br m,0.33H),1.52〜1.42(m,5.67H)。
実施例13:(S,S,S)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H25N3O3S、435.16;m/z実測値、436.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=7.7Hz,1H),7.44〜7.36(m,3H),7.34〜7.25(m,3H),4.81(br m,0.5H),4.34(br m,0.5H),4.08(br m,1H),3.93(m,1H),3.86(m,2H),3.78(s,1H),3.74(m,1.5H),3.58(br m,1.5H),3.39(dd,J=8.5,2.2Hz,0.5H),3.30(dd,J=11.5,2.2Hz,0.5H),3.13(m,0.5H),3.03(m,0.5H),2.86(dd,J=9.3,2.2Hz,0.5H),2.74(d,J=9.9Hz,0.5H),2.57(d,J=9.3Hz,0.5H),2.29(m,0.5H),2.21(m,0.5H),2.06(m,1H),2.01(d,J=9.9Hz,0.5H),1.92(d,J=9.9Hz,0.5H),1.79(d,J=9.4Hz,0.5H),1.92(d,J=9.9Hz,0.5H),1.67(d,J=9.9Hz,0.5H)。
実施例14:(S,S)−(2−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C26H30N4O4S、494.20;m/z実測値、495.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.44〜7.36(m,3H),7.35〜7.24(m,3H),5.46(br m,1H),4.79(br m,0.5H),4.23(br m,0.5H),3.99(dd,J=12.9,4.5Hz,0.5H),3.91〜3.80(m,1.5H),3.75(m,2.5H),3.58(br m,1.5H),3.30(m,1H),2.98(br d,J=9.8Hz,0.5H),2.87(dd,J=9.9,2.1Hz,0.5H),2.72(br d,J=9.4Hz,0.5H),2.58(br d,J=9.7Hz,0.5H),2.01(br d,J=9.4Hz,0.5H),1.94(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.78(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.67(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.47(s,9H)。
実施例15:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O3S、409.14;m/z実測値、410.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.3Hz,1H),7.66(d,J=8.8Hz,1H),7.38(t,J=8.2Hz,1H),7.31〜7.23(m,5H),4.81(br s,1H),4.21(br d,J=14.8Hz,0.5H),4.09〜3.96(br m,2H),3.74(br d,J=11.2Hz,0.5H),3.64(br s,1H),3.43(br d,J=9.4Hz,0.5H),3.33(br d,J=11.1Hz,0.5H),3.20(dd,J=9.3,2.2Hz,0.5H),3.08(dd,J=9.4,2.3Hz,0.5H),2.97(dd,J=9.7,2.2Hz,1H),2.89〜2.75(br m,4H),2.73(br d,J=9.8Hz,0.5H),2.54(br d,J=10.1Hz,0.5H),1.98(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.93(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.77(br d,J=9.9Hz,0.5H),1.68(br d,J=10.6Hz,0.5H)。
実施例16:(S,S)−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−(1−シクロプロピル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H25N3O3S、435.16;m/z実測値、436.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.72(d,J=8.1Hz,1H),7.65(d,J=8.1Hz,1H),7.38(t,J=7.4Hz,1H),7.30〜7.23(m,5H),5.08(br s,0.5H),4.71(br s,1.5H),4.02(br m,0.5H),3.67(br m,0.5H),3.56(br m,1.5H),3.33(br m,0.5H),2.97(br m,1H),2.86〜2.67(br m,5H),1.94〜1.81(br m,1H),1.76〜1.63(br m,1H),1.26(br s,1H),1.15−0.84(br m,3H)。
実施例17:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オン。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O3S、437.17;m/z実測値、438.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=8.3Hz,1H),7.38(t,J=8.8Hz,1H),7.30〜7.23(m,5H),4.83(br s,0.5H),4.66(br s,0.5H),4.19(br s,1H),3.81(br d,J=9.5Hz,0.5H),3.66(br d,J=11.6Hz,0.5H),3.61〜3.56(br m,1H),3.46(br d,J=9.2Hz,0.5H),3.35(br d,J=11.6Hz,0.5H),3.09(br d,J=8.7Hz,0.5H),2.99(br d,J=9.3Hz,0.5H),2.91〜2.74(br m,4H),2.67(br d,J=9.4Hz,0.5H),2.59(br d,J=10.0Hz,0.5H),1.98〜1.83(br m,1H),1.77〜1.64(br m,1H),1.47(s,6H)。
実施例18:(S,S)−(5−{2−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−(1−ヒドロキシ−シクロプロピル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H25N3O3S、435.16;m/z実測値、436.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=7.7Hz,1H),7.67(d,J=6.9Hz,1H),7.41〜7.32(m,2H),7.29〜7.26(m,1H),7.22〜7.18(br m,2H),7.13(br d,J=7.2Hz,1H),5.00(br s,0.5H),4.69(br s,0.5H),3.97(br s,0.5H),3.65〜3.54(br m,2H),3.33(br s,0.5H),3.09〜2.91(br m,1H),2.89〜2.76(br m,4H),2.69(d,J=9.2Hz,1H),1.88(br s,1H),1.69(br s,2H),1.36〜1.28(br m,1H),1.14〜0.87(br m,3H)。
実施例19:(S,S)−1−(5−{2−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オン。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O3S、437.17;m/z実測値、438.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.4Hz,1H),7.67(d,J=8.9Hz,1H),7.41〜7.33(m,2H),7.28(m,1H),7.23〜7.18(m,2H),7.13(br d,J=7.0Hz,1H),4.82(br s,0.5 H),4.61(br s,0.5H),4.12(br s,1H),3.78(br d,J=9.4Hz,0.5H),3.65(br d,J=11.7Hz,0.5H),3.57(s,1H),3.44(br d,J=9.3Hz,0.5H),3.34(br d,J=11.4Hz,0.5H),3.08(br d,J=9.1Hz,0.5H),2.97(br d,J=9.8Hz,0.5H),2.90〜2.74(br m,4H),2.65(br d,J=9.9Hz,0.5H),2.57(br d,J=9.3Hz,0.5H),1.93(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.86(br d,J=9.3Hz,0.5H),1.75〜1.69(m,1H),1.49〜1.34(m,6H)。
実施例20:(S,S)−1−(5−{2−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O3S、409.14;m/z実測値、410.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.8Hz,1H),7.67(d,J=9.1Hz,1H),7.41〜7.34(m,2H),7.28(m,1H),7.23〜7.18(m,2H),7.13(d,J=7.7Hz,1H),4.78(br s,0.5H),4.19(br d,J=14.8Hz,0.5H),4.05〜3.94(br m,2H),3.71(br d,J=11.6Hz,0.5H),3.60(br s,1H),3.39(dd,J=9.3,1.1Hz,0.5H),3.31(dd,J=11.1,2.4Hz,0.5H),3.17(dd,J=9.3,2.2Hz,0.5H),3.05(dd,J=9.7,2.2Hz,0.5H),2.94(dd,J=10.1,2.2Hz,0.5H),2.89〜2.73(br m,4H),2.70(br d,J=9.8Hz,0.5H),2.51(dd,J=9.4,1.2Hz,0.5H),1.95(br d,J=9.2Hz,0.5H),1.90(br d,J=9.9Hz,0.5H),1.74(br d,J=9.4Hz,0.5H),1.65(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.26(s,1H)。
実施例21〜28の化合物は、適切なカルボン酸を用い、Et3Nを(i-Pr)2NEtで置き換え、カップリング試薬として1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)を加えて、実施例10に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。
実施例21:(R,R)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−メトキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O3S、409.15;m/z実測値、410.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.68(d,J=8.1Hz,1H),7.45〜7.35(m,3H),7.35〜7.28(m,2.5H),7.28〜7.24(m,0.5H),4.83(s,0.5H),4.46(s,0.5H),4.10〜4.04(m,1H),4.03〜3.99(m,1H),3.76(d,J=10.5Hz,2.5H),3.65〜3.53(m,1.5H),3.44(dd,J=11.9,3.7Hz,3H),3.36〜3.31(m,1H),3.01(dd,J=9.7,2.2Hz,0.5H),2.87(dd,J=9.8,2.2Hz,0.5H),2.78(d,J=9.7Hz,0.5H),2.57(dd,J=9.8,0.9Hz,0.5H),2.00(d,J=8.0Hz,0.5H),1.94(d,J=8.0Hz,0.5H),1.77(d,J=8.0Hz,0.5H),1.67(d,J=8.0Hz,0.5H)。
実施例22:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−メトキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O4S、439.16;m/z実測値、440.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.8Hz,1H),7.66(d,J=8.5Hz,1H),7.40(d,J=1.2Hz,0.25H),7.38(s,0.5H),7.36(d,J=1.2Hz,0.25H),7.30〜7.22(m,3H),6.98〜6.91(m,2H),4.81(s,0.5H),4.45(s,0.5H),4.12〜4.02(m,3H),3.99(s,1H),3.76〜3.61(m,2H),3.44(d,J=2.9Hz,3H),3.38〜3.33(m,1H),3.19(dd,J=9.7,2.2Hz,0.5H),3.06〜2.92(m,2.5H),2.80(d,J=9.8Hz,0.5H),2.65(dd,J=9.7,1.1Hz,0.5H),1.97(d,J=9.6Hz,0.5H),1.92(d,J=10.4Hz,0.5H),1.76(d,J=9.7Hz,0.5H),1.69(d,J=10.0Hz,0.5H)。
実施例23:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O4S、425.14;m/z実測値、426.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=7.7Hz,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.41(d,J=1.2Hz,0.25H),7.39(s,0.5H),7.37(d,J=1.2Hz,0.25H),7.30〜7.25(m,3H),6.98〜6.92(m,2H),4.81(s,0.5H),4.23(d,J=14.0Hz,0.5H),4.12〜3.97(m,4H),3.82〜3.70(m,1.5H),3.55(s,0.5H),3.51〜3.43(m,1H),3.38(dd,J=11.4,1.9Hz,0.5H),3.24(dd,J=9.4,2.2Hz,0.5H),3.19(dd,J=9.8,2.1Hz,0.5H),3.09〜2.92(m,2.5H),2.82(d,J=9.8Hz,0.5H),2.64(dd,J=9.8,1.2Hz,0.5H),2.00(d,J=10.0Hz,0.5H),1.94(d,J=10.0Hz,0.5H),1.79(d,J=9.8Hz,0.5H),1.71(d,J=10.0Hz,0.5H)。
実施例24:(R,R)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オン。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O3S、423.16;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.76〜7.74(m,1H),7.69(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.46〜7.39(m,3H),7.36〜7.29(m,3H),4.89(s,0.5H),4.66(s,0.5H),4.22(s,1H),3.89〜3.72(m,3H),3.60(s,1H),3.52〜3.38(m,0.5H),3.07〜3.03(m,0.5H),2.95〜2.91(m,0.5H),2.77〜2.73(m,0.5H),2.62(d,J=9.4Hz,0.5H),2.03(d,J=10.2Hz,0.5H),1.97〜1.92(m,0.5H),1.79(d,J=10.1Hz,0.5H),1.73〜1.65(m,1H),1.54〜1.45(m,6H)。
実施例25:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オン。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O4S、453.17;m/z実測値、454.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.40(d,J=1.3Hz,0.25H),7.39〜7.38(m,0.5H),7.36(d,J=1.3Hz,0.25H),7.30〜7.23(m,3H),6.98〜6.92(m,2H),4.85(s,0.5H),4.64(s,0.5H),4.19(s,1H),4.12〜4.03(m,2H),3.88(d,J=9.9Hz,0.5H),3.75〜3.65(m,1.5H),3.50(d,J=8.9Hz,0.5H),3.40(dd,J=11.8,1.9Hz,0.5H),3.21(dd,J=9.8,2.0Hz,0.5H),3.09(d,J=8.6Hz,0.5H),3.05〜2.95(m,2H),2.74(d,J=10.0Hz,0.5H),2.68(d,J=10.0Hz,0.5H),2.03〜1.89(m,1H),1.82〜1.66(m,1H),1.48〜1.44(m,6H)。
実施例26:(R,R)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−(1−ヒドロキシ−シクロプロピル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H23N3O3S、421.15;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.75(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=8.0Hz,1H),7.46〜7.38(m,3H),7.35〜7.27(m,3H),5.08(br s,0.5H),4.75(br s,0.5H),4.13〜3.99(m,0.5H),3.80(br s,2H),3.71〜3.63(m,1H),3.57(br s,1H),3.42〜3.34(m,0.5H),3.06〜2.97(m,0.5H),2.95〜2.87(m,0.5H),2.78〜2.73(m,1H),2.03〜1.89(m,1H),1.81〜1.67(m,1H),1.42〜1.29(m,1H),1.23〜1.09(m,1H),1.08〜1.01(m,2H),1.00〜0.90(m,1H)。
実施例27:(S,S)−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−(1−ヒドロキシ−シクロプロピル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H25N3O4S、451.16;m/z実測値、452.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.6Hz,1H),7.65(d,J=7.9Hz,1H),7.40(d,J=1.3Hz,0.25H),7.38(s,0.5H),(d,J=1.3Hz,0.25H),7.29〜7.24(m,3H),6.97〜6.93(m,2H),5.06(s,0.5H),4.71(s,0.5H),4.11〜4.03(m,3H),3.67〜3.60(m,2H),3.37(d,J=11.1Hz,0.5H),3.14(d,J=8.7Hz,0.5H),3.05〜2.95(m,2H),2.86〜2.76(m,1H),1.96〜1.89(m,1H),1.73(s,2H),1.30(s,1H),1.17〜0.87(m,3H)。
実施例28:(R,R)−(2−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C26H30N4O4S、494.20;m/z実測値、495.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=7.7Hz,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.43〜7.36(m,3H),7.33〜7.25(m,3H),5.50〜5.41(m,1H),4.79(s,0.5H),4.24(s,0.5H),4.04〜3.80(m,2H),3.72〜3.78(m,2.5H),3.62〜3.54(m,1.5H),3.34〜3.26(m,1H),2.99(dd,J=9.8,2.0Hz,0.5H),2.87(dd,J=9.8,2.1Hz,0.5H),2.72(d,J=9.7Hz,0.5H),2.59(d,J=9.6Hz,0.5H),2.01(d,J=9.8Hz,0.5H),1.95(d,J=10.0Hz,0.5H),1.79(d,J=9.5Hz,0.5H),1.68(d,J=9.8Hz,0.5H),1.45(s,9H)。
実施例29:(R,R)−2−アミノ−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
(R,R)−(2−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(8.2mg、0.02mmol)とCH2Cl2(0.3mL)の混合物にHCl(4.0Nの1,4−ジオキサン溶液、0.3mL)を加えた。溶液を2時間撹拌し、乾燥窒素気流下で濃縮した。分取逆相HPLCによる精製は表題化合物を与えた(2.7mg、38%)。MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.15;m/z実測値、395.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.44〜7.36(m,3H),7.34〜7.28(m,2H),7.28〜7.23(m,1H),4.81(s,0.5H),4.21(s,0.5H),3.81〜3.72(m,2.5H),3.58(s,1H),3.54〜3.46(m,1H),3.39〜3.24(m,2.5H),3.00(dd,J=9.6,2.0Hz,0.5H),2.86(dd,J=9.7,2.1Hz,0.5H),2.76(d,J=9.8Hz,0.5H),2.67〜2.58(m,0.25H),2.54(d,J=9.6Hz,0.5H),2.00(d,J=9.6Hz,0.5H),1.93(d,J=9.9Hz,0.5H),1.86〜1.30(m,2.75H)。
実施例30:(S,S)−[2−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−オキソ−エチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル。
この化合物は実施例28に概略を示した方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C27H32N4O5S、524.21;m/z実測値、525.3[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.6Hz,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.40(d,J=1.3Hz,0.25H),7.38(s,0.5H),7.36(d,J=1.3Hz,0.25H),7.30〜7.23(m,3H),6.97〜6.91(m,2H),5.46(d,J=16.9Hz,1H),4.78(s,0.5H),4.22(s,0.5H),4.11〜4.00(m,2H),3.98(d,J=16.9Hz,0.25H),3.90(d,J=4.6Hz,0.25H),3.87〜3.79(m,1.25H),3.77〜3.71(m,1H),3.70(s,0.5H),3.59(d,J=9.5Hz,0.5H),3.49(s,0.25H),3.36〜3.28(m,1H),3.17(dd,J=9.7,1.6Hz,0.5H),3.07〜2.92(m,2.5H),2.77(d,J=9.7Hz,0.5H),2.66(dd,J=9.8,1.0Hz,0.5H),2.03〜1.97(d,J=10.1Hz,0.5H),1.93(d,J=10.0Hz,0.5H),1.79(d,J=10.0Hz,0.5H),1.69(d,J=10.0Hz,0.5H),1.45(s,9H)。
実施例31:(S,S)−2−アミノ−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
この化合物は実施例29に概略を示した方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O3S、424.16;m/z実測値、425.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.40(d,J=1.2Hz,0.25H),7.38(s,0.5H),7.36(d,J=1.2Hz,0.25H),7.30〜7.23(m,3H),6.97〜6.92(m,2H),4.79(s,0.5H),4.20(s,0.5H),4.11〜4.01(m,2H),3.80〜3.66(m,1.5H),3.56〜3.47(m,1H),3.40〜3.24(m,2.5H),3.19(dd,J=9.6,1.8Hz,0.5H),3.07〜2.90(m,2.5H),2.79(d,J=9.7Hz,0.5H),2.62(d,J=9.5Hz,0.5H),1.99(d,J=9.5Hz,0.5H),1.91(d,J=9.8Hz,0.5H),1.84〜1.43(m,3H)。
実施例32:(S,S)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
撹拌された(S,S)−2−[4−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩(2.8g、6.8mmol)及びEt3N(9.1mL、68.5mmol)のCH2Cl2(50mL)懸濁液に、トリメチルシリルイソシアネート(3.8mL、27.4mmol)を加え、生成した溶液を室温で1.5時間撹拌した。次いで、溶液をCH2Cl2(500mL)及び飽和NaHCO3水溶液(80mL)の間で分割した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(5%〜10%CH3OH/CH2Cl2溶液)による精製は表題化合物を白色固体として得た(2.2g、85%)。
代替的調製:
工程A:4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンズアルデヒド亜硫酸水素塩複合体。2−クロロベンゾチアゾール(33.7g、199mmol)のCH3CN(500mL)溶液に、4−ヒドロキシベンズアルデヒド(24.3g、199mmol)及びK2CO3(28g、199mmol)を加えた。不均一な混合物を72時間加熱還流し、次いで室温まで冷却した。固体をろ過により除去し、CH3CN(100mL)で洗浄した。ろ液にNaHSO3水溶液(26g、199mmol、水66mL)を加えた。3.5時間の撹拌後、混合物をろ過し、湿ったケーキを一晩真空下で乾燥させると亜硫酸水素塩複合体(66g、92%)を白色粉末として得た。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.93(d,J=8.0Hz,1H),7.74(d,J=8.0Hz,1H),7.60〜7.55(m,2H),7.44〜7.39(m,1H),7.35〜7.29(m,3H),6.03(d,J=5.2Hz,1H),5.04(d,J=5.2Hz,1H)。
工程B:4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンズアルデヒド。亜硫酸水素塩複合体(66g、184mmol)のCH2Cl2(600mL)溶液にNaOH(644mLの水中に9.2g、230mmol)水溶液を加えた。結果として生じた混合物室温で2時間、力強く撹拌した。生成物をCH2Cl2(200mL)で抽出し、飽和NaCl水溶液(200mL)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。ろ過及び溶媒を留去後、目的とするアルデヒドを白色固体として得た(38g、81%)。MS(ESI):質量計算値、C14H9NO2S、255.04;m/z実測値、256.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):10.05(s,1H),8.01(d,J=8.7Hz,2H),7.8(dd,J=8.7,8.6Hz,2H),7.6(d,J=8.6Hz,2H),7.4(td,J=8.6,1.2Hz,1H),7.3(td,J=8.6,1.2Hz,1H)。
工程C:(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド塩酸塩。(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(35.6g、179mmol)のCH2Cl2(600mL)溶液に、トリメチルシリルイソシアネート(82.5g、716mmol)を加えた。室温に2時間保った後、混合物を濃縮し、生じた白色固体をCH2Cl2(500mL)に溶解した。次いで溶液をHCl溶液(4.0N 1,4−ジオキサン溶液、135mL)で処理した。生じた不均一な懸濁液を室温で一晩撹拌した。溶媒を留去すると、目的とする生成物は白色固体として分離され(33g)、そのまま次工程に用いられた[注記:物質収支は104%であることが見出され、これは追加のHClが真空下での標準的なエバポレーションによって除かれなかったことから生じた]。1H NMR(500MHz,CD3OD):4.77(s,1H),4.55(s,1H),3.69(d,J=12.1Hz,1H),3.64(d,J=12.1Hz,1H),3.47(d,J=11.3Hz,1H),3.40(d,J=11.3Hz,1H),2.22(d,J=11.5Hz,1H),2.15(d,J=11.5Hz,1H)。
工程D:(S,S)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド塩酸塩(35.6g、200mmol)のTHF(250mL)溶液に、Et3N(62mL、440mmol)を加え、得られた懸濁液を室温で5時間撹拌した。4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンズアルデヒド(38g、149mmol)のTHF(320mL)溶液を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(37.9g、180mmol)を3等分して、0℃で10分間にわたり加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応物をCH2Cl2(500mL)及び1N NaOH(300mL)で希釈した。層を分離させ、水層を更にCH2Cl2(300mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl水溶液(200mL)で洗浄し、乾燥(MgSO4)させ、濃縮した。粗物質を還流するEtOAc(400mL)に5時間で溶解した。溶液を室温まで冷却すると、生成物が白色固体として沈殿した。この固体のシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(4:1 CH2Cl2/CH3OH)による精製は目的とする生成物(25g、44%)を白色粉末性固体として得た。白色固体のろ過後に回収されたEtOAc溶液を濃縮し、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(4:1CH2Cl2/CH3OH)で精製し引き続き再結晶すると、目的とする生成物の追加を白色結晶として得た(8g、14%)。MS(ESI):質量計算値、C20H20N4O2S、380.47;m/z実測値、381.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.75(d,J=8.1Hz,1H),7.69(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.44(d,J=8.6Hz,2H),7.42〜7.39(m,1H),7.35〜7.26(m,3H),4.49〜4.32(m,3H),3.79(s,2H),3.62〜3.53(m,2H),3.25(dd,J=8.8,2.2Hz,1H),2.93(d,J=9.7Hz,1H),2.77(d,J=9.7Hz,1H),1.95(d,J=9.7Hz,1H),1.77(d,J=9.7Hz,1H)。
実施例33〜40に示す化合物は、実施例32に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例33:(S,S)−5−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C20H20N4O2S、380.13;m/z実測値、381.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.73(d,J=7.9Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.42〜7.36(m,3H),7.29〜7.22(m,3H),4.57〜4.32(m,3H),3.78(s,2H),3.55(br s,1H),3.51(br s,1H),3.21(dd,J=8.8,2.2Hz,1H),2.90(d,J=8.9Hz,1H),2.73(br d,J=9.2Hz,1H),1.91(br d,J=10.0Hz,1H),1.73(br d,J=9.5Hz,1H)。
実施例34:(R,R)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C20H20N4O2S、380.13;m/z実測値、381.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.45〜7.36(m,3H),7.33〜7.25(m,3H),4.50〜4.25(m,3H),3.77(s,2H),3.52〜3.50(m,2H),3.24(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),2.91(dd,J=9.5,1.5Hz,1H),2.76(d,J=9.5Hz,1H),1.94(d,J=9.5Hz,1H),1.76(d,J=9.4Hz,1H)。
実施例35:(S,S)−5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4OS、378.50;m/z実測値、379.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.00(d,J=7.5Hz,1H),7.80(d,J=7.5Hz,1H),7.48〜7.45(m,1H),7.37〜7.33(m,5H),4.43〜438(br m,5H),3.74(br s,2H),3.53(br s,2H),3.21(dd,J=9.2,2.0Hz,1H),2.90(dd,J=9.2,2.0Hz,1H),2.74(d,J=9.2Hz,1H),1.92(br d,J=9.2Hz,1H),1.73(br d,J=9.2Hz,1H)。
実施例36:メソ−エンド−[8−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル]−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H26N4OS、406.55;m/z実測値、407.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.99(d,J=7.8Hz,1H),7.78(d,J=7.8Hz,1H),7.45(dt,J=7.8,1.2Hz,1H),7.37〜7.31(m,5H),5.28(br s,1H),4.59(br s,2H),4.42(s,2H),3.84〜3.82(m,1H),3.57〜3.55(br m,2H),3.20(br s,2H),2.26〜2.21(br m,2H),2.10〜2.05(m,2H),1.89〜1.87(m,2H),1.64(br d,J=14.0Hz,2H)。
実施例37:メソ−エンド−[8−(4−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル−ベンジル)−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル]−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H26N4O2、390.49;m/z実測値、391.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.70〜7.67(m,1H),7.48〜7.46(m,1H),7.37〜7.28(m,6H),5.06(br s,1H),4.44(br s,2H),4.26(s,2H),3.83(dd,J=6.4,5.8Hz,1H),3.51(s,2H),3.18(br s,2H),2.24〜2.18(m,2H),2.11〜2.08(m,2H),1.82(br d,J=8.4Hz,2H),1.62(br d,J=14.4Hz,2H)。
実施例38:(S,S)−5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.15;m/z実測値、395.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):7.77(d,J=8.2Hz,1H),7.65(d,J=8.3Hz,1H),7.45〜7.40(m,1H),7.40〜7.36(m,2H),7.33〜7.27(m,3H),4.38(br s,1H),3.67(br s,1H),3.60〜3.48(m,1H),3.27〜3.22(m,1H),3.00〜2.94(m,1H),2.90〜2.79(br m,4H),2.70(br d,J=9.9Hz,1H),1.91(br d,J=10.3Hz,1H),1.79(br d,J=9.3Hz,1H)。
実施例39:(S,S)−5{2−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.14;m/z実測値、395.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.8Hz,1H),7.42〜7.32(m,2H),7.29〜7.24(m,1H),7.23〜7.18(br m,2H),7.14(br d,J=7.5Hz,1H),4.41(br s,3H),3.57(br s,1H),3.46(m,1H),3.18(dd,J=8.8,2.1Hz,1H),2.98(dd,J=9.5,2.3Hz,1H),2.90〜2.74(br m,4H),2.69(br d,J=9.6Hz,1H),1.87(br d,J=9.8Hz,1H),1.72(br d,J=9.6Hz,1H)。
実施例40:(S,S)−5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O3S、410.14;m/z実測値、411.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.73(d,J=7.7Hz,1H),7.66(dd,J=7.9,0.7Hz,1H),7.40(d,J=1.2Hz,0.25H),7.38(s,0.5H),7.36(d,J=1.3Hz,0.25H),7.29〜7.23(m,3H),6.97〜6.92(m,2H),4.39(s,3H),4.12〜4.02(m,2H),3.69(s,1H),3.54(d,J=8.0Hz,1H),3.25(dd,J=8.9,2.1Hz,1H),3.11〜2.94(m,3H),2.80(d,J=9.6Hz,1H),1.92(d,J=9.6Hz,1H),1.82〜1.68(m,1H)。
実施例41:(S,S)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−メトキシ−エタノン。
撹拌された(S,S)−2−[4−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩(144mg、0.35mmol)及びEt3N(200μL、1.4mmol)のCH2Cl2(15mL)溶液に室温でメトキシアセチルクロライド(50μL、0.53mmol)を加えた。室温に18時間放置後、反応混合物を、CH2Cl2(150mL)及び飽和NaHCO3水溶液(50mL)の間で分割した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜5% CH3OH/CH2Cl2)による精製は表題化合物を粘性の無色油状物質として得た(127mg、89%)。MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O3S、409.15;m/z実測値、410.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=7.5Hz,1H),7.67(d,J=7.7Hz,1H),7.40(m,3H),7.30(m,3H),4.83(br m,0.5H),4.46(br m,0.5H),4.06(m,1H),4.01(s,1H),3.76(m,2.5H),3.63(br d,J=9.3Hz,0.5H),3.58(br s,1H),3.45(s,1.5H),3.43(s,1.5H),3.35(br d,J=2.1Hz,0.5H),3.33(m,0.5H),3.01(dd,J=9.9,2.3Hz,0.5H),2.87(dd,J=9.8,2.2Hz,0.5H),2.78(br d,J=9.9Hz,0.5H),2.58(d,J=9.5Hz,0.5H),1.99(br d,J=9.3Hz,0.5H),1.96(br d,J=9.8Hz,0.5H),1.76(br d,J=10.0Hz,0.5H),1.66(br d,J=10.0Hz,0.5H)。
実施例42〜43に示す化合物は、実施例41に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例42:(S,S)−1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−メトキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O3S、423.16;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=7.8Hz,1H),7.66(d,J=7.8Hz,1H),7.38(t,J=7.7Hz,1H),7.29〜7.23(m,5H),4.79(br m,0.5H),4.43(br m,0.5H),4.14〜4.01(br m,1H),3.97(br s,1H),3.68(br m,0.5H),3.58(br m,1.5H),3.43(br s,3H),3.31(d,J=11.5Hz,1H),3.07(d,J=9.2Hz,0.5H),2.95(d,J=8.7Hz,0.5H),2.88〜2.68(m,4H),2.55(d,J=9.6Hz,0.5H),1.93(d,J=9.1Hz,0.5H),1.33〜1.21(br m,1H),0.92−0.78(br m,1H)。
実施例43:(S,S)−1−(5−{2−[3−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−2−メトキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O3S、423.16;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.67(d,J=8.7Hz,1H),7.41〜7.33(m,2H),7.30〜7.24(m,1H),7.23〜7.18(br m,2H),7.13(br d,J=8.7Hz,1H),4.78(br s,0.5 H),4.42(br s,0.5H),4.04(dd,J=13.8、6.0Hz,1H),3.94(dd,J=14.0,1.0Hz,1H),3.66(d,J=11.5Hz,0.5H),3.60〜3.53(br m,1.5H),3.41(br s,3H),3.33〜3.27(br m,1H),3.06(dd,J=9.9,2.2Hz,0.5H),2.93(dd,J=9.8,2.2Hz,0.5H),2.88〜2.74(br m,4H),2.70(br d,J=9.3Hz,0.5H),2.54(br d,J=9.5Hz,0.5H),1.91(br d,J=9.4Hz,0.5H),1.86(br d,J=9.9Hz,0.5H),1.71(br d,J=10.0Hz,0.5H),1.64(br d,J=9.9Hz,0.5H)。
実施例44:(R,R)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−ヒドロキシ−エタノン。
工程A.酢酸(R,R)−2−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−オキソ−エチルエステル。この化合物は、メトキシアセチルクロライドをアセトキシアセチルクロライドに置き換えて、実施例41に概略が示された方法に従い調製された。MS(ESI):質量計算値、C23H23N3O4S、437.14;m/z実測値、438.1[M+H]+。
工程B.(R,R)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−ヒドロキシ−エタノン。酢酸(R,R)−2−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−オキソ−エチルエステル(161mg、0.37mmol)のメタノール(2mL)溶液に、マクロ多孔性ポリスチレンに担持された炭酸塩(592mg、3.11mmol/g)を加えた。混合物をオービタル・シェーカーに設置し60℃で14時間振とうした。混合物をろ過し、分取逆相HPLCにより精製し生成物を得た(91mg、62%)。MS(ESI):質量計算値、C21H21N3O3S、395.13;m/z実測値、396.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.47〜7.35(m,3H),7.35〜7.23(m,3H),4.82(s,0.5H),4.20(d,J=14.9Hz,0.5H),4.13〜3.96(m,2H),3.86〜3.68(m,2.5H),3.67〜3.30(m,3H),3.20(dd,J=9.2,2.2Hz,0.5H),2.98(dd,J=9.7,2.1Hz,0.5H),2.87(dd,J=9.8,2.1Hz,0.5H),2.76(d,J=9.8Hz,0.5H),2.56(d,J=9.7Hz,0.5H),2.07〜1.84(m,1H),1.77(d,J=9.3Hz,0.5H),1.67(d,J=9.2Hz,0.5H)。
実施例45:(S,S)−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−ベンジル]−ベンゾチアゾール。
1−[5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−エタノン(0.2g、0.49mmol)のCH2Cl2(5mL)溶液に、Et3N(0.41mL、3.0mmol)及びメタンスルホニルクロライド(57μL、0.74mmol)を加え、得られた溶液を室温で14時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、粗残渣をEtOAc(50mL)及び飽和食塩水(50mL)の間で分離した。有機層を分離し、乾燥(Mg2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜15%CH3OH/CH2Cl2)による精製は表題化合物を透明な油状物質として得た(0.13g、62%)。MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O2S2、413.56;m/z実測値、414.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.01(d,J=7.8Hz,1H),7.81(dd,J=7.8,0.5Hz,1H),7.49〜7.45(m,1H),7.37〜7.34(m,5H),4.44(d,J=2.0Hz,2H),4.31(br s,1H),3.80(d,J=13.8Hz,1H),3.75(d,J=13.8Hz,1H),3.62〜3.60(m,1H),3.57(br s,1H),3.24(dd,J=9.3,2.3Hz,1H),2.90〜2.89(br m,4H),2.85〜2.83(br m,1H),1.96〜1.94(m,1H),1.74〜1.72(m,1H)。
実施例46〜49に示す化合物は、実施例45に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例46:(R,R)−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C20H21N3O3S2、415.10;m/z実測値、416.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.76〜7.71(m,1H),7.69〜7.66(m,1H),7.45〜7.36(m,3H),7.34〜7.25(m,3H),4.32(br s,1H),3.86〜3.73(m,2H),3.65〜3.58(m,2H),3.25(dd,J=9.3,2.2Hz,1H),2.94〜2.81(m,5H),1.97(d,J=9.9Hz,1H),1.75(d,J=10.0Hz,1H)。
実施例47:(S,S)−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O3S2、429.11;m/z実測値、430.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.73(d,J=6.6Hz,1H),7.66(d,J=6.7Hz,1H),7.38(m,1H),7.30〜7.24(m,5H),4.31(br m,1H),3.61(br m,1H),3.56(br d,J=9.3Hz,1H),3.23(dd,J=9.4,2.2Hz,1H),2.98(dd,J=9.9,2.2Hz,1H),2.95〜2.86(br m,4H),2.85〜2.73(br m,4H),1.92(br d,J=9.9Hz,1H),1.74(br d,J=9.6Hz,1H)。
実施例48:(S,S)−2−{3−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル}フェノキシ}ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O3S2、429.11;m/z実測値、430.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.2Hz,1H),7.67(d,J=8.6Hz,1H),7.41〜7.33(m,2H),7.29〜7.26(m,1H),7.23〜7.19(m,2H),7.14(br d,J=7.6Hz,1H),4.28(br s,1H),3.58(br s,1H),3.52(br d,J=9.4Hz,1H),3.21(dd,J=9.3,2.2Hz,1H),2.97〜2.87(br m,2H),2.85(s,3H),2.83〜2.75(br m,4H),1.89(br d,J=9.9Hz,1H),1.71(br d,J=9.9Hz,1H)。
実施例49:(S,S)−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O4S2、445.11;m/z実測値、446.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.73(d,J=7.6Hz,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.40(d,J=8.0Hz,0.25H),7.38(s,0.5H),7.36(d,J=1.3Hz,0.25H),7.29〜7.24(m,3H),6.97〜6.93(m,2H),4.31(s,1H),4.11〜4.04(m,2H),3.72(s,1H),3.63(dd,J=9.4,0.9Hz,1H),3.26(dd,J=9.5,2.2Hz,1H),3.11〜2.98(m,3H),2.91〜2.88(m,4H),1.96(d,J=10.0Hz,1H),1.76(d,J=10.0Hz,1H)。
実施例50:(S,S)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−酢酸tert−ブチルエステル。
撹拌された(S,S)−2−[4−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩(257mg、0.63mmol)及びブロモ酢酸tert−ブチルエステル(110μL、0.75mmol)のCH3CN(4.0mL)溶液に、室温でEt3N(270μL、1.9mmol)を加えた。室温で18時間後、懸濁液をCH2Cl2(200mL)及び飽和NaHCO3水溶液(80mL)の間で分離した。有機層を分離し、乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(5%CH3OH/CH2Cl2溶液)による精製は表題化合物を粘性の無色油状物質として得た(218mg、77%)。MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O3S、451.19;m/z実測値、452.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.75(d,J=7.7Hz,1H),7.67(d,J=7.7Hz,1H),7.44(d,J=8.6Hz,2H),7.39(m,1H),7.34〜7.25(m,3H),3.75(m,2H),3.43(br s,1H),3.33(m,3H),2.88(m,2H),2.82(br d,J=10.0Hz,1H),2.70(dd,J=10.0,2.2Hz,1H),1.78(s,2H),1.48(s,9H)。
実施例51〜52に示す化合物は、実施例1に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例51:メソ−1−{3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O2S、393.51;m/z実測値、394.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.43〜7.35(m,3H),7.34〜7.24(m,3H),4.65(d,J=6.6Hz,1H),4.07〜4.01(m,1H),3.51(q,J=13.4Hz,1H),2.72(dd,J=10.7,2.5Hz,1H),2.4(dd,J=10.7,1.4Hz,2H),2.25(dd,J=10.5,1.5Hz,1H),2.07(s,3H),2.05〜1.76(m,5H)。
実施例52:メソ−エンド−N−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O3S、407.54;m/z実測値、408.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.76(d,J=7.6Hz,1H),7.71〜7.66(m,1H),7.47(d,J=8.5Hz,1H),7.43〜7.38(m,1H),7.35〜7.25(m,3H),5.85〜5.76(m,1H),4.20〜4.10(m,1H),3.57(s,2H),3.26〜3.20(m,2H),2.31〜2.12(m,4H),1.99(s,3H),1.83〜1.75(m,2H),1.67〜1.59(m,2H)。
実施例53〜54に示す化合物は、実施例10に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例53:メソ−1−{3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロパン−1−オン。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O3S、437.57;m/z実測値、438.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.77〜7.74(m,1H),7.72〜7.68(m,1H),7.45〜7.38(m,3H),7.36〜7.24(m,3H),4.85〜4.67(m,1H),4.55〜4.36(m,2H),3.66〜3.42(m,2H),2.78(dd,J=11.2,3.0Hz,1H),2.44〜2.27(m,3H),2.11〜1.80(m,4H),1.71〜1.37(m,5H)。
実施例54:メソ−エンド−N−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O3S、451.59;m/z実測値、452.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.72〜7.67(m,1H),7.48(d,J=8.3Hz,2H),7.43〜7.38(m,1H),7.33(d,J=8.3Hz,2H),7.31〜7.28(m,1H),7.23〜7.16(m,1H),4.18〜4.01(m,1H),3.66〜3.53(m,2H),3.33〜3.17(m,2H),2.35〜2.06(m,5H),1.92〜1.77(m,2H),1.71〜1.52(m,7H)。
実施例55〜56の化合物は、実施例10及び実施例29に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。
実施例55:メソ−2−アミノ−1−{3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.53;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.70(d,J=8.0Hz,1H),7.44〜7.37(m,3H),7.36〜7.28(m,3H),4.69(d,J=6.6Hz,1H),4.06〜4.02(m,1H),3.60〜3.36(m,4H),2.81〜2.68(m,2H),2.37(d,J=10.5Hz,1H),2.24(d,J=9.8Hz,1H),2.10〜1.76(m,4H)。
実施例56:メソ−エンド−2−アミノ−N−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26N4O2S、422.55;m/z実測値、423.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.02〜7.93(m,1H),7.76(d,J=7.7Hz,1H),7.69(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.48(d,J=8.5Hz,2H),7.43〜7.38(m,1H),7.36〜7.31(m,2H),7.31〜7.26(m,1H),4.22〜4.15(m,1H),3.59(s,2H),3.34(s,2H),3.28〜3.21(m,2H),2.30〜2.21(m,2H),2.20〜2.13(m,2H),1.94〜1.83(m,2H),1.64(d,J=14.0Hz,2H)。
実施例57〜58に示す化合物は、実施例45に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例57:メソ−2−[4−(8−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O3S2、429.56;m/z実測値、430.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.43〜7.35(m,3H),7.34〜7.24(m,3H),4.17〜4.13(m,2H),3.54(s,2H),2.92(s,3H),2.74(dd,J=10.9,2.9Hz,2H),2.39(d,J=10.2Hz,2H),2.03〜1.89(m,4H)。
実施例58:メソ−エンド−N−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H25N3O3S2、443.59;m/z実測値、444.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=7.9Hz,1H),7.49〜7.38(m,3H),7.37〜7.28(m,3H),4.48(d,J=6.7Hz,1H),3.80〜3.71(m,1H),3.55(s,2H),3.28〜3.19(m,2H),2.98(s,3H),2.40〜2.22(m,2H),2.22〜2.10(m,2H),1.93〜1.82(m,2H),1.74(d,J=14.0Hz,2H)。
実施例59〜60の化合物は、実施例32に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。
実施例59:メソ−3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.50;m/z実測値、395.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.77〜7.74(m,1H),7.71〜7.68(m,1H),7.45〜7.37(m,3H),7.37〜7.28(m,3H),4.45(s,2H),4.18〜4.06(m,2H),3.53(s,2H),2.68(dd,J=10.7,2.6Hz,2H),2.43〜2.39(m,2H),2.03〜1.87(m,4H)。
実施例60:メソ−エンド−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.53;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.79〜7.73(m,1H),7.71〜7.66(m,1H),7.46(d,J=8.6Hz,2H),7.43〜7.38(m,1H),7.34〜7.27(m,3H),4.84(d,J=7.0Hz,1H),4.36〜4.27(m,2H),3.93〜3.85(m,1H),3.56(s,2H),3.26〜3.19(m,2H),2.30〜2.20(m,2H),2.19〜2.10(m,2H),1.89〜1.79(m,2H),1.66(d,J=13.9Hz,2H)。
実施例61〜68に示す化合物は、先行する実施例に記述した方法と同様な方法を用いて調製された。
実施例61:(S,S)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−チオフェン−2−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H21N3O2S2、447.11;m/z実測値、448.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.69(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.60(s,0.5H),7.54〜7.26(m,7.5H),7.15〜7.06(m,1H),4.97(s,0.5H),4.76(s,0.5H),4.01〜3.55(m,5H),3.17〜3.07(m,0.5H),2.96(s,1H),2.86〜2.76(m,0.5H),2.01(d,J=9.8Hz,1H),1.89〜1.79(m,1H)。
実施例62:(S,S)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−(1H−ピロール−2−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H22N4O2S、430.15;m/z実測値、431.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):9.67〜9.43(m,1H),7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=8.0Hz,1H),7.48〜7.38(m,3H),7.36〜7.27(m,3H),7.01〜6.93(m,1H),6.62(s,0.75H),6.51(s,0.25H),6.35〜6.25(m,1H),5.00〜4.85(m,1H),4.01〜3.76(m,3H),3.72〜3.52(m,2H),3.21〜3.12(m,0.25H),2.98(d,J=9.5Hz,0.75H),2.90〜2.75(m,1H),2.09〜1.96(m,1H),1.91〜1.75(m,1H)。
実施例63:(S,S)−(1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル}−シクロプロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C28H32N4O4S、520.21;m/z実測値、521.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=7.9Hz,1H),7.47〜7.38(m,3H),7.35〜7.27(m,3H),5.10(br s,1H),4.74(br s,1H),4.06(br s,0.5H),3.79(s,2H),3.66(br s,0.5H),3.54(s,1.5H),3.40(br s,0.5H),3.10〜2.53(m,2H),2.05〜1.85(m,1H),1.69(br s,2H),1.52〜1.36(m,10H),1.08−0.94(m,2H)。
実施例64:(S,S)−3−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル}−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C28H32N4O4S、520.21;m/z実測値、521.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.75(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=7.9Hz,1H),7.46〜7.38(m,3H),7.36〜7.29(m,3H),4.82(s,0.5H),4.31〜3.99(m,4H),3.80〜3.76(m,1.25H),3.75(s,1.25H),3.59(d,J=13.2Hz,1H),3.47〜3.29(m,2H),3.22(dd,J=9.0,2.2Hz,0.5H),3.04〜2.96(m,0.5H),2.88(dd,J=9.8、1.7Hz,0.5H),2.78(d,J=9.8Hz,0.5H),2.51(dd,J=9.7,0.9Hz,0.5H),2.01(d,J=9.5Hz,0.5H),1.94(d,J=10.0Hz,0.5H),1.76(d,J=10.0Hz,0.5H),1.66(d,J=10.0Hz,0.5H),1.51〜1.44(m,9.5H)。
実施例65:(S,S)−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−(1H−ピロール−2−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H24N4O3S、460.16;m/z実測値、461.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):9.59〜9.38(m,1H),7.75(d,J=7.7Hz,1H),7.67(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.41(d,J=1.3Hz,0.25H),7.40〜7.39(m,0.5H),7.38(d,J=1.3Hz,0.25H),7.32〜7.25(m,3H),7.00〜6.94(m,3H),6.63〜6.50(m,1H),6.30(dd,J=6.4,2.7Hz,1H),4.99〜4.84(m,1H),4.09(s,2H),3.99(d,J=9.1Hz,0.75H),3.91〜3.72(m,1.25H),3.68(d,J=9.8Hz,0.75H),3.63〜3.55(m,0.25H),3.39〜3.30(m,0.25H),3.15(d,J=9.7Hz,0.75H),3.11〜2.98(m,2H),2.88(d,J=9.6Hz,1H),2.08〜1.93(m,1H),1.93〜1.76(m,1H)。
実施例66:(S,S)−[1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−シクロプロピル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C29H34N4O5S、550.22;m/z実測値、551.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.75(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.95Hz,1H),7.41(d,J=1.0Hz,0.25H),7.41〜7.39(m,0.5H),7.38(d,J=1.0Hz,0.25H),7.32〜7.25(m,3H),6.99〜6.94(m,2H),5.27〜4.95(m,1H),4.71(br s,1H),4.12〜4.03(m,2H),3.67(s,1.25H),3.64〜3.34(m,1.25H),3.30〜2.94(m,3H),2.84〜2.60(m,1H),1.91(br s,1H),1.78〜1.62(m,2H),1.46(s,9H),1.39−0.85(m,3.5H)。
実施例67:(S,S)−3−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C29H34N4O5S、550.22;m/z実測値、551.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=7.8Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.41(d,J=1.1Hz,0.25H),7.40(s,0.5H),7.38(d,J=1.1Hz,0.25H),7.32〜7.25(m,3H),6.99〜6.93(m,2H),4.80(s,0.5H),4.31〜4.13(m,2H),4.13〜4.00(m,4H),3.76〜3.69(m,1.5H),3.50〜3.28(m,2H),3.24(dd,J=9.2,2.2Hz,0.5H),3.19(dd,J=9.7,2.2Hz,0.5H),3.08〜2.92(m,3H),2.80(d,J=9.6Hz,0.5H),2.59(dd,J=9.6,0.8Hz,0.5H),1.98(d,J=9.5Hz,0.5H),1.93(d,J=0.5Hz,0.5H),1.77(d,J=9.5Hz,0.5H),1.68(d,J=10.0Hz,0.5H),1.46(d,J=1.5Hz,9H)。
実施例68:メソ−エンド−N−{8−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H24FN3O2S、425.5;m/z実測値、426.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.50〜7.42(m,3H),7.36〜7.32(m,2H),7.26〜7.21(m,1H),7.17〜7.10(m,1H),5.85〜5.77(m,1H),4.19〜4.10(m,1H),3.57(s,2H),3.23(s,2H),2.30〜2.11(m,4H),1.99(s,3H),1.83〜1.75(m,2H),1.66〜1.54(m,2H)。
実施例69:(S,S)−2−[3−(2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩。
この化合物は、適切なクロロメチルフェノキシ−ベンゾチアゾールで置き換えて、実施例1、工程A及びBに概略が示された方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C19H19N3OS、337.12;m/z実測値、338.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):7.86〜7.78(m,2H),7.74〜7.63(m,3H),7.58(m,1H),7.45(m,1H),7.35(m,1H),4.71(br m,1H),4.65(br m,1H),4.56(br m,1H),4.04(br m,1H),3.86(br d,J=13.2Hz,1H),3.67(m,3H),3.60(br m,1H),2.77(br m,1H),2.33(br d,J=13.0Hz,1H)。
実施例70:メソ−エンド−N−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−N−メチル−アセトアミド。
撹拌されたNaH(60%鉱油懸濁物、14mg、0.34mmol)の無水DMF(600μL)懸濁液にメソ−エンド−N−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド(100mg、0.24mmol)のDMF(600μL)溶液を加えた。気体の発生の停止後、ヨウ化メチル(16μL、0.26mmol)をシリンジにより加えた。反応物を50℃に加熱し一晩撹拌した。反応物を乾燥窒素気流下で濃縮し、得られた残渣をCH3OH(1.5mL)に溶解し、ろ過し、逆相HPLCで精製し、表題化合物を白色粉末として得た(10mg、10%)。MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.6;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.78(d,J=8.1Hz,1H),7.65(d,J=7.7Hz,1H),7.54(d,J=8.6Hz,2H),7.45〜7.38(m,1H),7.37〜7.25(m,3H),3.95〜3.80(m,1H),3.61(s,2H),3.27〜3.22(m,4H),3.22〜3.13(m,2H),2.25〜2.04(m,4H),2.01〜1.86(m,4H),1.69〜1.65(m,2H)。
実施例71〜80に示す化合物は、先行する実施例に記述した方法と同様な方法を用いて調製された。
実施例71:メソ−エンド−N−{8−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H24ClN3O2S、441.98;m/z実測値、442.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.57〜7.51(m,1H),7.49〜7.39(m,3H),7.37〜7.30(m,2H),7.24〜7.16(m,1H),5.85〜5.79(m,1H),4.17〜4.08(m,1H),3.55(s,2H),3.25〜3.16(m,2H),2.28〜2.09(m,4H),1.97(s,3H),1.84〜1.73(m,2H),1.65〜1.57(m,2H)。
実施例72:メソ−エンド−N−{8−[4−(4−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.57;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.52〜7.39(m,3H),7.35〜7.30(m,2H),7.25〜7.13(m,2H),5.86〜5.78(m,1H),4.19〜4.06(m,1H),3.55(s,2H),3.27〜3.17(m,2H),2.61(s,3H),2.31〜2.10(m,3H),1.97(s,2H),1.81〜1.73(m,2H),1.61〜1.57(m,4H)。
実施例73:メソ−エンド−N−{8−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.57;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.64〜7.59(m,1H),7.49〜7.39(m,3H),7.34〜7.24(m,2H),7.23〜7.15(m,1H),5.87〜5.72(m,1H),4.16〜4.08(m,1H),3.58〜3.50(m,2H),3.24〜3.18(m,2H),2.48〜2.40(m,3H),2.28〜2.08(m,4H),1.97(s,3H),1.80〜1.69(m,2H),1.60〜1.54(m,2H)。
実施例74:メソ−エンド−1−(3−{[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−メチル−アミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.57;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.75〜7.72(m,1H),7.69〜7.64(m,1H),7.43〜7.18(m,5H),4.72〜4.64(m,1H),4.14〜4.07(m,1H),3.60〜3.50(m,2H),2.60〜2.48(m,1H),2.26〜1.75(m,15H)。
実施例75:メソ−エンド−3−{[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−メチル−アミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26N4O2S、422.55;m/z実測値、423.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.77〜7.71(m,1H),7.69〜7.64(m,1H),7.42〜7.22(m,5H),4.56〜4.49(m,1H),4.22〜4.07(m,1H),3.58〜3.53(m,2H),2.63〜2.54(m,1H),2.28〜1.72(m,12H)。
実施例76:メソ−8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸アミド。
工程A:4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−安息香酸。2−フルオロ−4−ヒドロキシ−安息香酸(4.0g、25.6mmol)のDMF(250mL)溶液にCs2CO3(9.2g、28.2mmol)を加え、2−クロロ−ベンゾチアゾール(3.3mL、25.6mmol)の添加に先立って反応混合物を80℃で1時間撹拌した。反応混合物を100℃で50時間撹拌し、次いで室温まで冷却し、固体をろ過した。ろ液をEtOAc(200mL)及び水(100mL)で希釈し、1M HClで中和し、有機層を分離した。水層をEtOAc(2×200mL)で抽出した。有機層を合わせて乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮し、表題化合物を無色油状物質として得た(4.7g、63%)。MS(ESI):質量計算値、C14H8FNO3S、289.0;m/z実測値、290.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.21(t,J=8.5Hz,1H),7.99(d,J=8.5Hz,1H),7.87(d,J=8.11Hz,1H),7.63〜7.45(m,4H)。
工程B:[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−メタノール。4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−安息香酸(4.7g、16.1mmol)のTHF(100mL)溶液にEt3N(2.5mL、17.7mmol)を加えた。混合物を0℃に冷却し、クロロギ酸イソブチル(2.1mL、16.1mmol)を加えた。反応混合物2時間撹拌し、ろ過し、濃縮した。残渣をTHF(50mL)に溶解し0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(1.2g、32.2mmol)を加え、次いで直ちに水(10mL)を加えた。反応混合物をEtOAc(50mL)及び飽和食塩水(20mL)の間で分配した。有機層を分離し、乾燥(Mg2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(0%〜60%EtOAcヘキサン溶液)による精製は、表題化合物を無色油状物質として得た(3.3g、75%)。MS(ESI):質量計算値、C14H10FNO2S、275.0;m/z実測値、276.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.77(d,J=8.1Hz,1H),7.72(dd,J=5.3,2.7Hz,1H),7.54(t,J=8.4Hz,1H),7.43(td,J=7.6,1.3Hz,1H),7.32(td,J=7.5,1.2Hz,1H),7.24〜7.16(m,2H),4.81(d,J=5.8Hz,2H),1.79(t,J=6.1Hz,1H)。
工程C:2−(4−クロロメチル−3−フルオロ−フェノキシ)−ベンゾチアゾール。この化合物は、実施例4、工程Bに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C14H9ClFNOS、293.0;m/z実測値、294.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.75(d,J=7.6Hz,1H),7.70(d,J=8.0Hz,1H),7.49(t,J=8.2Hz,1H),7.41(t,J=7.6Hz,1H),7.30(t,J=7.3Hz,1H),7.24〜7.18(m,2H),4.65(s,2H)。
工程D:3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸アミド塩酸塩。3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.5g、11.7mmol)のCH2Cl2(50mL)溶液をトリメチルシリルイソシアネート(14mL、117mmol)で処理した。得られた混合物を室温で4時間撹拌し、濃縮し、CH2Cl2(50mL)に再溶解した。この溶液にHCl(4.0N 1,4−ジオキサン溶液、12mL)を加え、得られた混合物を室温で3時間撹拌した。濃縮は表題化合物を白色粉末として得た(2.4g、99%)。MS(ESI):質量計算値、C7H13N3O、155.1;m/z実測値、156.2[M+H]+。
工程E:メソ−8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸アミド。この化合物は、2−(4−クロロメチル−フェノキシ)−ベンゾチアゾール及び(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸アミド塩酸塩及び2−(4−クロロメチル−3−フルオロ−フェノキシ)−ベンゾチアゾールで置き換えて、実施例1、工程Aに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C21H21N4O2S、412.1;m/z実測値、413.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.70(d,J=8.0Hz,1H),7.63(t,J=8.3Hz,1H),7.41(t,J=7.2Hz,1H),7.30(t,J=7.2Hz,1H),7.22〜7.09(m,2H),4.51(s,2H),3.58(s,2H),3.56〜3.46(m,1H),3.23(s,2H),3.17(d,J=11.3Hz,2H),2.08〜2.00(m,2H),1.83(s,1H),1.74(d,J=7.8Hz,2H)。
実施例77:メソ−1−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−エタノン。
工程A:1−(3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−エタノン塩酸塩。この化合物は、トリメチルシリルイソシアネートを無水酢酸で置き換えて、実施例76、工程Dに記載の方法に類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):MS(ESI):質量計算値C8H14N2O、154.1;m/z実測値、155.1[M+H]+。
工程B:メソ−1−{8−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−エタノン。この化合物は、実施例76、工程Eに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C23H24N3O2S、425.1;m/z実測値、426.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.8Hz,1H),7.69(d,J=7.4Hz,1H),7.64(t,J=8.4,1H),7.4(t,J=7.9Hz,1H),7.29(t,J=6.9Hz,1H),7.14(m,2H),5.96〜5.71(m,1H),4.11(m,1H),3.56(s,2H),3.23(s,2H),2.21(m,4H),1.97(s,3H),1.86〜1.71(m,2H),1.63(d,J=14.3Hz,2H)。
実施例78:(S,S)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−2−ヒドロキシ−エタノン。
この化合物は、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸アミドを(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルに置き換えて、実施例76、工程Eに記載の方法と類似の方法を用い、次いで実施例10に記載の方法に類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C21H20FN3O3S、413.1;m/z実測値、414.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3、回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.0Hz,1H),7.70(d,J=8.0Hz,1H),7.50(td,J=8.5,2.2Hz,1H),7.41(t,J=7.7Hz,1H),7.30(t,J=7.7Hz,1H),7.20〜7.12(m,2H),4.83(s,0.5H),4.22(d,J=14.9Hz,0.5H),4.08(d,J=15.1Hz,1H),4.01(d,J=15.4Hz,1H),3.86〜3.69(m,2.5H),3.61(s,1H),3.50〜3.44(m,1.5H),3.38(dd,J=11.3、1.7Hz,0.5H),3.23(dd,J=9.3,2.2Hz,0.5H),3.00(dd,J=9.7,2.0Hz,0.5H),2.91(dd,J=9.8,2.1Hz,0.5H),2.81(d,J=9.8Hz,0.5H),2.64(d,J=9.7Hz,0.5H),2.04〜1.94(m,1.5H),1.78(d,J=9.8Hz,0.5H),1.69(d,J=10.1Hz,0.5H)。
実施例79:(S,S)−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
この化合物は、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸アミドを(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルで置き換えて、実施例76、工程Eに記載の方法と類似の方法を用いて、次いで実施例1、工程B及びCに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C21H20FN3O2S、397.1;m/z実測値、398.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3、回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=8.1Hz,1H),7.58〜7.47(m,1H),7.40(t,J=7.7Hz,1H),7.33〜7.24(m,1H),7.22〜7.07(m,2H),4.79(s,0.5H),4.25(s,0.5H),3.86〜3.67(m,2.5H),3.65〜3.52(m,1.5H),3.37〜3.27(m,1H),3.02(dd,J=9.6,2.1Hz,0.5H),2.89(dd,J=9.7,2.2Hz,1H),2.81(d,J=9.8Hz,1H),2.65(d,J=9.6Hz,0.5H),2.09(s,1.0H),2.01(s,1.5H),1.92(d,J=10.0Hz,0.5H),1.81(d,J=9.8Hz,0.5H),1.69(d,J=10.0Hz,0.5H)。
実施例80:(S,S)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
この化合物は、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸アミドを(S,S)−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルで置き換えて、実施例76、工程Eに記載の方法と類似の方法を用いて、次いで実施例32に記載の方法に類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C20H19FN4O2S、398.1;m/z実測値、399.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.9Hz,1H),7.69(d,J=7.9Hz,1H),7.52(t,J=8.3Hz,1H),7.39(t,J=7.6Hz,1H),7.29(t,J=7.7Hz,1H),7.20〜7.08(m,2H),4.66(s,2H),4.44(s,1H),3.79(m,2H),3.63〜3.49(m,2H),3.25(d,J=7.0Hz,1H),2.94(d,J=8.0Hz,1H),2.80(d,J=9.5Hz,1H),1.93(d,J=9.4Hz,1H),1.76(d,J=9.4Hz,1H)。
実施例81〜85の化合物は、実施例1、工程A及びBに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。
実施例81:2−[4−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩。
MS(ESI):質量計算値、C20H21N3OS、351.4;m/z実測値、352.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.88〜7.74(m,3H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.55(d,J=8.4Hz,2H),7.45(dt,J=8.2、7.8,1.3Hz,1H),7.38〜7.34(m,1H),4.75〜4.42(m,3H),4.13〜3.99(m,1H),3.83〜3.48(m,7H),2.35〜2.00(m,1H)。
実施例82:2−[4−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−1−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩。
MS(ESI):質量計算値、C20H21N3OS、351.4;m/z実測値、352.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3)7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),7.42〜7.34(m,3H),7.33〜7.21(m,3H),3.87(d,J=13.1Hz,1H),3.70(s,1H),3.46(d,J=13.1Hz,1H),3.06〜2.98(m,1H),2.93〜2.62(m,4H),2.50〜2.44(m,1H),2.19〜2.01(m,2H),1.46〜1.29(m,1H)。
実施例83:2−[4−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩。
MS(ESI):質量計算値、C20H21N3O2S、351.5;m/z実測値、352.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CD3OD):7.87〜7.79(m,2H),7.74(d,J=8.2Hz,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.57〜7.50(m,2H),7.48〜7.42(m,1H),7.39〜7.32(m,1H),4.61〜4.44(m,2H),3.92〜3.82(m,1H),3.72〜3.35(m,9H)。
実施例84:2−[3−(オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3OS、365.20;m/z実測値、366.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.86〜7.74(m,3H),7.61(d,J=7.6Hz,1H),7.48(dd,J=8.6Hz、3.0,2H),7.44〜7.37(m,1H),7.34〜7.26(m,1H),4.64〜4.48(m,2H),3.88〜3.64(m,1H),3.61〜3.50(m,2H),3.45〜3.31(m,4H),3.26〜3.07(m,2H),3.04〜2.64(m,2H),2.23〜1.81(m,2H)。
実施例85:2−[4−(オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3OS、365.16;m/z実測値、366.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):11.66(s,1H),9.81(s,1H),9.55(s,1H),7.97(d,J=7.3Hz,1H),7.82(d,J=8.6Hz,2H),7.71(d,J=8.1Hz,1H),7.55(d,J=8.6Hz,2H),7.45(dt,J=7.8,1.3Hz,1H),7.35(dt,J=7.5,1.2Hz,1H),4.51〜4.25(m,2H),3.59〜3.31(m,4H),3.12〜2.93(m,2H),2.87〜2.62(m,2H),2.39〜2.16(m,1H),2.14〜2.01(m,1H),1.99〜1.72(m,2H)。
実施例86〜90に示す化合物は、実施例1に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例86:1−{1−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O2S、393.5;m/z実測値、394.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.78〜7.71(m,1H),7.71〜7.65(m,1H),7.45〜7.30(m,6H),3.98(d,J=13.1Hz,0.5H),3.88〜3.77(m,1H),3.75〜3.62(m,1H),3.55(d,J=13.3Hz,0.5H),3.52〜3.44(m,1H),3.43〜3.29(m,2H),3.22〜3.15(m,0.5H),3.15〜3.08(m,1H),3.07〜3.01(m,0.5H),2.92〜2.76(m,1H),2.42〜2.28(m,1H),2.03(s,3H),1.70〜1.62(m,2H)。
実施例87:1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−1−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O2S、393.5;m/z実測値、394.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.71〜7.66(m,1H),7.46〜7.35(m,3H),7.36〜7.28(m,3H),4.49〜4.44(m,1H),4.34〜4.27(m,0.5H),3.99〜3.90(m,0.5H),3.68(d,J=13.1Hz,1H),3.63〜3.52(m,2H),3.48(d,J=13.2Hz,1H),3.45〜3.35(m,0.5H),3.07〜2.93(m,0.5H),2.92〜2.79(m,1H),2.72〜2.63(m,1H),2.63〜2.52(m,1H),2.51〜2.41(m,1H),2.08(s,3H),1.95〜1.83(m,1H)。
実施例88:1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O2S、393.5;m/z実測値、394.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.67(d,J=7.3Hz,1H),7.43〜7.35(m,3H),7.34〜7.23(m,3H),3.76〜3.59(m,4H),3.47〜3.41(m,1H),3.37〜3.28(m,1H),2.98〜2.77(m,2H),2.69〜2.58(m,2H),2.55〜2.44(m,2H),2.06(s,3H)。
実施例89:1−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値C23H25N3O2 S、407.2;m/z実測値、408.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.43〜7.20(m,6H),3.89(dd,J=13.4,5.4Hz,0.5H),3.71〜3.46(m,3.5H),3.41〜3.20(m,2H),2.80〜2.70(m,2H),2.53〜2.22(m,4H),2.07(s,3H),1.94〜1.61(m,2H)。
実施例90:1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O2S、407.17;m/z実測値、408.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.42〜7.35(m,3H),7.35〜7.24(m,3H),3.68〜3.37(m,5.5H),3.35〜3.24(m,0.5H),2.70〜2.14(m,6H),2.05(s,1.5H),2.04(s,1.5H),1.83〜1.67(m,1H),1.67〜1.51(m,1H)。
実施例91:シス−1−{7−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−[1,7]ナフチリジン−1−イル}−エタノン。
工程A:シス−6−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−デカヒドロ−[1,6]ナフチリジン。この化合物は実施例81に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。トランス異性体からの分離は、フラッシュ・カラム・クロマトグラフィーを用いて実施された。MS(ESI):質量計算値C22H25N3OS、379.2;m/z実測値、380.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.82(d,J=8.0Hz,1H),7.76(d,J=8.5Hz,1H),7.64(d,J=8.1Hz,1H),7.57〜7.49(m,2H),7.46〜7.38(m,1H),7.38〜7.29(m,1H),4.50(s,2H),3.92〜2.99(m,7H),2.69〜2.29(m,2H),2.27〜2.01(m,2H),2.06〜1.65(m,2H),1.28(s,1H),1.00−0.75(m,1H)。
工程B:シス−1−{7−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−[1,7]ナフチリジン−1−イル}−エタノン。この化合物は実施例1、工程Cに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.18;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.44〜7.35(m,3H),7.34〜7.23(m,3H),4.77〜4.60(m,0.6H),4.56〜4.47(m,0.4H),3.81〜3.69(m,0.4H),3.64〜3.55(m,0.61H),3.53〜3.36(m,2H),3.20〜3.05(m,0.6H),3.03〜2.84(m,1H),2.80〜2.55(m,1.4H),2.32〜1.98(m,7H),1.88〜1.66(m,2H),1.55〜1.35(m,3H)。
実施例92:トランス−1−{7−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−[1,7]ナフチリジン−1−イル}−エタノン。
工程A:トランス−6−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−デカヒドロ−[1,6]ナフチリジン。この化合物は実施例81に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。シス−異性体からの分離は、フラッシュ・カラム・クロマトグラフィーを用いて実施された。MS(ESI):質量計算値C22H25N3OS、379.2;m/z実測値、380.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.83(d,J=7.9Hz,1H),7.74(d,J=8.6Hz,2H),7.64(d,J=8.1Hz,1H),7.54(d,J=8.6Hz,1H),7.43(dt,J=8.2、7.8,1.3Hz,1H),7.37〜7.31(m,1H),4.42(s,2H),3.81〜3.59(m,2H),3.61〜3.36(m,2H),3.29〜2.96(m,4H),2.37〜1.93(m,4H),1.94〜1.72(m,2H),1.53〜1.27(m,1H)。
工程B:トランス−1−{7−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−[1,7]ナフチリジン−1−イル}−エタノン。この化合物は実施例1、工程Cに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.18;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.44〜7.35(m,3H),7.34〜7.24(m,3H),3.66〜3.41(m,2H),3.40〜3.23(m,2H),3.09〜2.77(m,2H),2.30〜2.14(m,2H),2.08(s,3H),2.02〜1.87(m,1H),1.87〜1.52(m,6H),1.22〜1.04(m,1H)。
実施例93:(R,S)−N−{3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−アセトアミド。
工程A:3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イルアミン。この化合物は実施例81に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値C19H19N3OS、338.1;m/z実測値、380.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.93(d,J=7.2Hz,1H),7.69(d,J=7.5Hz,1H),7.54〜7.25(m,6H),3.56(s,2H),3.35〜3.04(m,3H),2.88(d,J=8.7Hz,2H),2.34(d,J=8.4Hz,2H),1.32〜1.30(m,2H)。
工程B:(R,S)−N−{3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−アセトアミド。この化合物は実施例1、工程Cに記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値C21H21N3O2 S、379.1;m/z実測値、380.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.77(d,J=7.8Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.46〜7.37(m,3H),7.36〜7.25(m,3H),3.62(s,2H),3.09(d,J=8.9Hz,2H),2.98(s,1H),2.45(d,J=8.6,2H),1.88(s,3H),1.53(s,2H)。
実施例94:1−(5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル)−エタノン。
これらの化合物は実施例9に記載の方法と類似の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値C23H25N3O3S、423.5;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.65(d,J=8.1Hz,1H),7.44〜7.39(m,1H),7.35〜7.21(m,3H),7.09〜6.96(m,2H),4.15(t,J=5.5Hz,2H),3.72(dd,J=11.1、8.5Hz,1H),3.61(dd,J=12.4、7.9Hz,1H),3.48〜3.38(m,2H),3.03〜2.91(m,1H),2.91〜2.81(m,5H),2.63〜2.46(m,2H),2.05(s,3H)。
実施例95:2−アミノ−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−1−イル}−エタノン。
撹拌された2−[4−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩(100mg、0.26mmol)及びEt3N(215μL、1.6mmol)のCH2Cl2(2mL)溶液にN−Boc−グリシン(95mg、0.5mmol)、及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(104mg、0.5mmol)を加えた。得られた溶液を室温で16時間撹拌した。結果として生じた混合物をトリフルオロ酢酸(1mL)で室温で3時間処理した。粗固体をCH3OH/DMSO(2:1)に溶解し、逆相分取HPLCで精製し、表題化合物をふわふわした白色固体として得た(37mg、35%)。MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.5;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.43〜7.33(m,3H),7.33〜7.26(m,3H),4.51〜4.42(m,1H),4.27〜4.19(m,0.5H),4.02〜3.92(m,0.5H),3.66(d,J=13.2Hz,1H),3.58(d,J=5.0Hz,0.5H),3.51〜3.37(m,3H),3.28(d,J=16.7Hz,0.5H),2.91〜2.76(m,2H),2.70〜2.60(m,1H),2.58〜2.50(m,1H),2.50〜2.37(m,1H),2.14〜1.96(m,1H),1.97〜1.80(m,1H)。
実施例96〜97に示す化合物は、実施例95に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例96:2−アミノ−1−{1−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.5;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.71(d,J=8.1Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.40〜7.33(m,3H),7.32〜7.22(m,3H),4.07〜3.93(m,0.5H),3.93〜3.70(m,2.5H),3.67〜3.58(m,1H),3.54〜3.32(m,4H),3.31〜3.15(m,1H),3.13〜3.01(m,1H),2.96〜2.84(m,0.5H),2.81〜2.71(m,0.5H),2.46〜2.27(m,1H),2.12〜1.95(m,1H),1.72〜1.53(m,1H)。
実施例97:2−アミノ−1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.5;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.79〜7.73(m,1H),7.71〜7.67(m,1H),7.43〜7.36(m,3H),7.35〜7.27(m,3H),3.83〜3.73(m,1H),3.67〜3.57(m,3H),3.53〜3.37(m,3H),3.31〜3.23(m,1H),3.00〜2.80(m,2H),2.70〜2.61(m,2H),2.59〜2.48(m,2H)。
実施例98:N−(2−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−1−イル}−2−オキソ−エチル)−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド。
撹拌された2−[4−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール塩酸塩(100mg、0.26mmol)及びEt3N(215μL、1.6mmol)のCH2Cl2(2mL)溶液にN−Boc−グリシン(95mg、0.5mmol)、及び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(104mg、0.5mmol)を加えた。得られた溶液を室温で16時間撹拌した。結果として生じた混合物をトリフルオロ酢酸(1mL)で室温で3時間処理した。粗固体をCH3OH/DMSO(2:1)に溶解し、逆相分取HPLCで精製し表題化合物をふわふわした白色固体として得た(26mg、20%)。MS(ESI):質量計算値、C24H23F3N4O3S、504.5;m/z実測値、505.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.7Hz,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.56〜7.49(m,1H),7.42〜7.26(m,6H),4.55〜4.45(m,1H),4.17〜3.87(m,2H),3.67(d,J=13.1Hz,1H),3.60〜3.38(m,3H),3.09〜2.81(m,2H),2.78〜2.54(m,2H),2.52〜2.35(m,1H),2.20〜2.06(m,1H),2.02〜1.87(m,1H)。
実施例99:アゼチジン−3−イル−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−メタノン。
この化合物は、トリフルオロ酢酸をHCl(4.0Nジオキサン溶液)に置き換えて実施例95に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値C24H26N4O2S、434.6;m/z実測値、435.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.80〜7.72(m,1H),7.68〜7.57(m,1H),7.53〜7.36(m,2H),7.36〜7.21(m,2H),7.15〜7.03(m,2H),6.77〜6.64(m,1H),4.39〜4.23(m,2H),4.11〜3.94(m,0.5H),3.94〜3.82(m,1.5H),3.81〜3.66(m,1.5H),3.66〜3.38(m,4.5H),3.00〜2.73(m,2H),2.73〜2.55(m,2H),2.53〜2.42(m,1H),2.42〜2.26(m,1H)。
実施例100〜103に示す化合物は、実施例10に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例100:(R)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H27N3O3S、449.6;m/z実測値、450.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.1Hz,1H),7.38〜7.26(m,3H),7.25〜7.16(m,3H),4.53〜4.43(m,1H),3.90〜3.80(m,1H),3.77〜3.71(m,1H),3.67(dd,J=11.3、8.4Hz,1H),3.59〜3.49(m,3H),3.49〜3.38(m,2H),3.38〜3.29(m,1H),2.89〜2.79(m,1H),2.79〜2.68(m,1H),2.67〜2.48(m,2H),2.40〜2.30(m,2H),2.17〜1.95(m,1H),1.96〜1.68(m,3H)。
実施例101:(S)−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−(テトラヒドロ−フラン−2−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H27N3O3S、449.6;m/z実測値、450.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.66(d,J=7.7Hz,1H),7.54(d,J=8.1Hz,1H),7.39〜7.26(m,3H),7.25〜7.15(m,3H),4.52〜4.43(m,1H),3.90〜3.78(m,1H),3.78〜3.70(m,1H),3.66(dd,J=11.3、8.4Hz,1H),3.58〜3.50(m,3H),3.49〜3.40(m,1H),2.90〜2.77(m,1H),2.78〜2.68(m,1H),2.66〜2.47(m,2H),2.45〜2.28(m,2H),2.18〜1.96(m,1H),1.95〜1.72(m,3H)。
実施例102:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H27N3O3S、449.6;m/z実測値、450.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.1Hz,1H),7.39〜7.26(m,3H),7.25〜7.14(m,3H),3.85(td,J=11.8,8.2Hz,1H),3.80〜3.56(m,4H),3.53(s,1H),3.52〜3.45(m,1H),3.45〜3.29(m,2H),3.20〜3.13(m,1H),2.93〜2.68(m,2H),2.65〜2.48(m,2H),2.45〜2.32(m,2H),2.11〜1.88(m,2H)。
実施例103:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値C26H29N3O3S、463.6;m/z実測値、464.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.78(d,J=7.9Hz,1H),7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.49(d,J=8.5Hz,2H),7.45〜7.38(m,1H),7.36(d,J=8.6Hz,2H),7.34〜7.26(m,1H),3.85〜3.70(m,3H),3.64〜3.51(m,2H),3.09〜2.95(m,1H),2.96〜2.83(m,3H),2.83〜2.70(m,1H),2.70〜2.55(m,2H),2.55〜2.43(m,1H),1.87〜1.53(m,8H)。
実施例104〜115に示す化合物は、実施例41に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例104:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−シクロブチル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H27N3O2S、433.6;m/z実測値、434.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.55(d,J=8.1Hz,1H),7.38〜7.26(m,3H),7.25〜7.16(m,3H),3.52(s,2H),3.50〜3.40(m,2H),3.35(dd,J=12.4、3.9Hz,1H),3.26〜3.22(m,1H),2.86〜2.65(m,2H),2.60(ddd,J=9.9、7.2,3.1Hz,2H),2.36〜2.30(m,2H),2.23〜1.97(m,4H),1.96〜1.79(m,1H),1.77〜1.67(m,1H)。
実施例105:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−ピラジン−2−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H23N5O2S、457.6;m/z実測値、458.2[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):8.97(d,J=1.4Hz,1H),8.69(d,J=2.6Hz,1H),8.66(dd,J=2.5,1.5Hz,1H),7.79(d,J=8.5Hz,1H),7.67(d,J=7.7Hz,1H),7.48(d,J=8.4Hz,2H),7.45〜7.41(m,1H),7.37〜7.28(m,3H),3.97〜3.85(m,2H),3.79〜3.70(m,2H),3.71〜3.62(m,2H),3.02〜2.89(m,2H),2.76(dd,J=9.3、6.6Hz,1H),2.67(dd,J=9.3,6.7Hz,1H),2.62(dd,J=9.5,2.8Hz,1H),2.51(dd,J=9.5,2.8Hz,1H)。
実施例106:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−フラン−2−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H23N3O3S、445.5;m/z実測値、446.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD)7.65(d,J=8.0Hz,1H),7.59(d,J=1.0Hz,1H),7.53(d,J=8.1Hz,1H),7.37〜7.24(m,3H),7.22〜7.14(m,3H),6.99(d,J=3.5Hz,1H),6.47(dd,J=3.5,1.8Hz,1H),4.03〜3.82(m,1H),3.80〜3.63(m,2H),3.62〜3.54(m,1H),3.52(s,2H),2.97〜2.68(m,2H),2.66〜2.33(m,4H)。
実施例107:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−チオフェン−2−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H23N3O2S2、461.6;m/z実測値、462.1[M+H]+;1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.97〜7.88(m,1H),7.76(d,J=5.0Hz,1H),7.69(d,J=7.5Hz,1H),7.56(dd,J=3.8,1.0Hz,1H),7.47〜7.28(m,6H),7.14(dd,J=5.0,3.7Hz,1H),4.09〜3.68(m,2H),3.69〜3.42(m,4H),3.07〜2.67(m,2H),2.61〜2.40(m,4H)。
実施例108:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−(1−メチル−1H−ピロール−3−イル)−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C26H26N4O2S、458.6;m/z実測値、459.2[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.80〜7.74(m,1H),7.70〜7.61(m,1H),7.50〜7.38(m,3H),7.37〜7.26(m,3H),6.84〜6.76(m,1H),6.54〜6.45(m,1H),6.12〜6.02(m,1H),3.88〜3.79(m,2H),3.79(s,3H),3.74〜3.67(m,2H),3.65(d,J=7.6Hz,2H),2.95〜2.85(m,2H),2.75〜2.68(m,2H),2.54〜2.42(m,2H)。
実施例109:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−チオフェン−3−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H23N3O2S2、461.6;m/z実測値、462.1[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.81(dd,J=2.9,1.3Hz,1H),7.79(dd,J=8.0,0.5Hz,1H),7.67(dd,J=8.1,0.5Hz,1H),7.51〜7.45(m,3H),7.45〜7.40(m,1H),7.36〜7.28(m,4H),3.92〜3.77(m,2H),3.76〜3.69(m,1H),3.69〜3.61(m,2H),3.61〜3.50(m,1H),2.99〜2.84(m,2H),2.80〜2.62(m,2H),2.62〜2.37(m,2H)。
実施例110:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−フラン−3−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H23N3O3S、445.5;m/z実測値、446.2[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.99(d,J=0.8Hz,1H),7.79(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=8.2Hz,1H),7.59〜7.54(m,1H),7.49〜7.46(m,2H),7.46〜7.40(m,1H),7.36〜7.30(m,3H),6.77〜6.75(m,1H),4.00〜3.73(m,2H),3.74〜3.59(m,4H),3.55〜3.41(m,1H),3.06〜2.83(m,2H),2.79〜2.65(m,2H),2.63〜2.46(m,2H)。
実施例111:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−シクロプロピル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H25N3O2S、419.6;m/z実測値、420.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.65(d,J=7.3Hz,1H),7.54(d,J=8.1Hz,1H),7.40〜7.25(m,3H),7.24〜7.14(m,3H),3.76(dd,J=11.0,8.6Hz,1H),3.60〜3.41(m,4H),3.33(dd,J=12.5,4.2Hz,1H),2.92〜2.79(m,1H),2.79〜2.67(m,1H),2.58〜2.55(m,2H),2.38(ddd,J=19.2、9.4、4.1Hz,2H),1.72〜1.62(m,1H),0.83−0.63(m,4H)。
実施例112:1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−2−フルオロ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22N3O2SF、411.5;m/z実測値、412.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.76(d,J=7.9Hz,1H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.46〜7.37(m,3H),7.34〜7.25(m,3H),5.08〜4.99(m,1H),4.97〜4.87(m,1H),4.79(s,2H),3.71〜3.55(m,3H),3.54〜3.41(m,1H),3.03〜2.78(m,2H),2.72〜2.62(m,2H),2.55〜2.46(m,2H)。
実施例113:1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−3,3,3,−トリフルオロ−プロパン−1−オン。
MS(ESI):質量計算値、C23H22N3O2SF3、461.5;m/z実測値、462.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.76(d,J=8.0Hz,1H),7.68〜7.60(m,1H),7.48〜7.35(m,3H),7.35〜7.23(m,3H),3.80〜3.66(m,2H),3.64(s,2H),3.51〜3.41(m,2H),3.38(dd,J=10.2,2.2Hz,2H),3.01〜2.83(m,2H),2.74〜2.62(m,2H),2.59〜2.45(m,2H)。
実施例114:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−イソオキサゾール−5−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H22N4O3S、446.5;m/z実測値、447.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.80(d,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.56〜7.47(m,2H),7.46〜7.40(m,1H),7.39〜7.34(m,2H),7.34〜7.26(m,1H),4.78(s,2H),3.84〜3.70(m,3H),3.70〜3.58(m,2H),3.57〜3.52(m,1H),3.06〜2.80(m,4H),2.61〜2.36(m,2H)。
実施例115:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−モルホリン−4−イル−メタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H28H4O3S、464.6;m/z実測値、465.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.72(d,J=8.0Hz,1H),7.61(d,J=7.6Hz,1H),7.45〜7.32(m,3H),7.32〜7.20(m,3H),3.64〜3.58(m,4H),3.56(s,2H),3.46(dd,J=11.3、7.5Hz,2H),3.33〜3.26(m,2H),3.26〜3.19(m,4H),2.79〜2.68(m,2H),2.65(dd,J=9.3,7.0Hz,2H),2.36(dd,J=9.4,3.5Hz,2H)。
実施例116〜117に示す化合物は、実施例21に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例116:1−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−イル}−2−ヒドロキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値C23H25N3O3 S 423.2;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3、回転異性体の混合物):7.75(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.40〜7.38(m,3.H),7.35〜7.25(m,3H),4.13〜4.12(m,2H),3.91(dd,J=13.4,5.4Hz,0.5H),3.77〜3.59(m,3.5H),3.48〜3.33(m,1.5H),3.28(dd,J=13.3,5.3Hz,0.5H),3.21〜3.13(m,1H),2.82〜2.64(m,2H),2.54〜2.30(m,4H),1.94〜1.82(m,1H),1.76〜1.66(m,1H)。
実施例117:1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−イル}−2−ヒドロキシ−エタノン。
MS(ESI):質量計算値C23H25N3O3S、423.16;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.7Hz,1H),7.43〜7.34(m,3H),7.35〜7.24(m,3H),4.21〜3.93(m,2H),3.82〜3.27(m,6.5H),3.20〜3.06(m,0.5H),2.71〜2.12(m,6H),1.88〜1.67(m,1H),1.57(m,J=3.9Hz,1H)。
実施例118:1−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−2−ヒドロキシ−エタノン。
この化合物は、メタノール中のマクロ多孔性ポリスチレンに担持された炭酸エステルをTHF/水/CH3OH/CH2Cl2中の水酸化リチウムに置き換えて実施例44に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O3S、409.51;m/z実測値、410.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.49(d,J=7.6Hz,1H),7.47(d,J=8.0Hz,1H),7.40〜7.33(m,3H),7.32〜7.27(m,3H),4.10(s,2H),3.83〜3.82(m,1H),3.63〜3.62(m,2H),3.56〜3.51(m,2H),3.20〜3.17(m,1H),2.64〜2.60(m,2H),2.59〜2.53(m,4H)。
実施例119:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−スルホン酸アミド。
工程A:tert−ブトキシカルボニル−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−スルホン酸アミド。撹拌されたtert−ブタノール(72μL、0.75mmol)のCH2Cl2(3mL)溶液を0℃に冷却し、クロロスルホニルイソシアネート(65μL、0.75mmol)をシリンジから滴下して加えた。得られた溶液を0℃で30分間撹拌した後、これを2−[4−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール二塩酸塩(317mg、0.75mmol)及びEt3N(520μL、3.75mmol)のCH2Cl2(2mL)溶液に滴下して加えた。生成した溶液を室温で2時間撹拌した。粗反応混合物を、乾燥N2気流下で乾燥状態まで濃縮した。粗固体をCH3OH/DMSO(2:1)に溶解し、逆相分取HPLCで精製し表題化合物をふわふわした白色固体として得た(114mg、29%)。MS(ESI):質量計算値、C25H30N4O5S2、530.7;m/z実測値、531.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.69(d,J=8.0Hz,1H),7.56(d,J=7.6Hz,1H),7.40(d,J=8.7Hz,2H),7.35〜7.29(m,1H),7.27〜7.17(m,3H),3.65(s,2H),3.39(dd,J=10.3、7.2Hz,2H),3.15(dd,J=10.3,2.9Hz,2H),2.87〜2.77(m,2H),2.78〜2.67(m,2H),2.42(dd,J=9.3,3.5Hz,2H),1.38(s,9H)。
工程B:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−スルホン酸アミド。撹拌されたtert−ブトキシカルボニル−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−スルホン酸アミド(108mg、0.20mmol)のCH2Cl2(5mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。均一な反応混合物を室温で一晩撹拌した。粗反応混合物を風乾により乾燥させ、CH3OH/DMSO(2:1)に溶解し、逆相分取HPLCで精製し表題化合物をふわふわした白色粉末として得た(60mg、70%)。MS(ESI):質量計算値、C20H22N4O3S2、430.6;m/z実測値、431.1[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.1Hz,1H),7.52〜7.46(m,2H),7.46〜7.39(m,1H),7.37〜7.27(m,3H),3.68(s,2H),3.24(dd,J=9.5,7.0Hz,2H),3.06(dd,J=9.4,2.6Hz,2H),2.93〜2.87(m,2H),2.87〜2.78(m,2H),2.40(dd,J=8.5,3.6Hz,2H)。
実施例120〜130に示す化合物は、実施例45に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例120:2−{4−[5−(ピリジン−3−スルホニル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C25H24N4O3S2、492.6;m/z実測値、493.1[M+H]+;1H NMR(500MHz,DMSO−d6)8.96(dd,J=2.3,0.6Hz,1H),8.94(dd,J=4.8,1.6Hz,1H),8.21(ddd,J=8.0,2.3,1.7Hz,1H),7.94(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.74(ddd,J=8.0、4.8,0.7Hz,1H),7.70(dd,J=8.1,0.6Hz,1H),7.46〜7.41(m,1H),7.38〜7.31(m,3H),7.25〜7.21(m,2H),3.51(s,2H),2.81(dd,J=9.9,4.3Hz,2H),2.74〜2.65(m,2H),2.43(dd,J=9.2,6.4Hz,2H),2.30(dd,J=9.3,2.4Hz,2H)。
実施例121:2−{4−[5−(フラン−2−スルホニル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C24H23N3O4S2、481.6;m/z実測値、482.1[M+H]+;1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.13〜8.08(m,1H),7.98〜7.90(m,1H),7.70(d,J=8.1Hz,1H),7.49〜7.37(m,3H),7.36〜7.28(m,3H),7.25(d,J=2.7Hz,1H),6.81(dd,J=3.5,1.8Hz,1H),3.55(s,2H),3.48〜3.36(m,2H),2.90(dd,J=10.1,4.6Hz,2H),2.79〜2.66(m,2H),2.42(dd,J=9.2,6.2Hz,2H),2.35(dd,J=9.2,2.2Hz,2H)。
実施例122:2−{4−[5−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホニル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C24H25N5O3S2、495.6;m/z実測値、496.1[M+H]+;1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.94(d,J=8.0Hz,1H),7.89〜7.81(m,2H),7.70(d,J=7.5Hz,1H),7.46〜7.30(m,6H),3.73(s,3H),3.59〜3.51(m,2H),2.91(dd,J=9.8,4.2Hz,2H),2.73〜2.63(m,2H),2.56〜2.40(m,4H),2.37〜2.28(m,3H)。
実施例123:2−{4−[5−(1−メチル−1H−ピロール−3−スルホニル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C25H26N4O3S2、494.9;m/z実測値496.1[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.85〜7.76(m,2H),7.76〜7.72(m,1H),7.68(d,J=8.2Hz,1H),7.48〜7.39(m,3H),7.38〜7.27(m,3H),3.82(s,3H),3.64(s,2H),3.10(dd,J=9.9,3.3Hz,2H),2.82〜2.70(m,4H),2.38(dd,J=9.1,3.7Hz,2H)。
実施例124:2−{4−[5−(チオフェン−2−スルホニル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C24H23N3O3S3、497.6;m/z実測値、498.1[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.91(dd,J=5.0,1.3Hz,1H),7.80(d,J=7.6Hz,1H),7.68(d,J=7.7Hz,1H),7.65(dd,J=3.8,1.3Hz,1H),7.47〜7.40(m,1H),7.40〜7.35(m,2H),7.35〜7.30(m,3H),7.29(dd,J=5.0,3.8Hz,1H),3.62(s,2H),3.03(dd,J=9.9,3.8Hz,2H),2.87〜2.77(m,2H),2.70(dd,J=9.6,6.9Hz,2H),2.38(dd,J=9.3,3.5Hz,2H)。
実施例125:2−{4−[5−(チオフェン−3−スルホニル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C24H23N3O3S3、497.6;m/z実測値、498.1[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):8.15(dd,J=3.0,1.3Hz,1H),7.80(d,J=7.6Hz,1H),7.71(dd,J=5.1,3.1Hz,1H),7.68(d,J=8.1Hz,1H),7.46〜7.41(m,1H),7.41〜7.35(m,3H),7.35〜7.30(m,3H),3.62(s,2H),3.26(dd,J=9.8、7.5Hz,2H),3.00(dd,J=9.8,3.6Hz,2H),2.83〜2.74(m,2H),2.69(dd,J=9.4,6.8Hz,2H),2.37(dd,J=9.2,3.5Hz,2H)。
実施例126:2−[4−(5−シクロプロパンスルホニル−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O3S2、455.6;m/z実測値、456.1[M+H]+;1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.93(d,J=8.0Hz,1H),7.69(d,J=7.6Hz,1H),7.48〜7.36(m,5H),7.36〜7.29(m,1H),3.61(s,1H),3.46(dd,J=9.9,7.6Hz,2H),3.02(dd,J=10.0,4.0Hz,2H),2.91〜2.75(m,2H),2.70〜2.61(m,1H),2.57(dd,J=9.1,6.6Hz,2H),2.38(dd,J=9.2,2.9Hz,2H),1.02−0.88(m,4H)。
実施例127:2−[4−(1−メタンスルホニル−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O3S2、429.5;m/z実測値、430.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.71〜7.68(m,1H),7.44〜7.37(m,3H),7.35〜7.26(m,3H),4.23〜4.16(m,1H),3.69〜3.63(m,1H),3.59〜3.49(m,2H),3.47〜3.38(m,1H),3.03〜2.98(m,1H),2.95〜2.88(m,1H),2.84(s,3H),2.63〜2.53(m,2H),2.49〜2.43(m,1H),2.11〜2.02(m,1H),1.92〜1.84(m,1H)。
実施例128:2−[4−(5−メタンスルホニル−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−1−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O3S2、429.5;m/z実測値、430.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.75(d,J=8.0Hz,1H),7.69(d,J=7.9Hz,1H),7.44〜7.24(m,6H),3.90〜3.82(m,1H),3.51(d,J=13.1Hz,1H),3.48〜3.42(m,1H),3.37〜3.30(m,1H),3.27〜3.18(m,3H),3.10〜3.03(m,1H),2.88(s,3H),2.41〜2.32(m,1H),2.13〜2.05(m,1H),1.76〜1.57(m,2H)。
実施例129:2−[4−(5−メタンスルホニル−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O3S2、429.5;m/z実測値、430.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.5Hz,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.43〜7.35(m,3H),7.34〜7.27(m,3H),3.62(s,2H),3.50〜3.44(m,2H),3.16〜3.07(m,2H),2.96〜2.81(m,5H),2.71〜2.60(m,2H),2.51〜2.41(m,2H)。
実施例130:2−[4−(5−メタンスルホニル−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値C22H25N3O3 S2 443.1;m/z実測値、444.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.66(d,J=7.3Hz,1H),7.42〜7.34(m,3H),7.33〜7.22(m,3H),3.70(s,2H),3.35〜3.32(m,2H),3.25〜3.07(m,2H),2.82〜2.68(m,5H),2.67〜2.50(m,2H),2.49〜2.42(m,1H),2.36〜2.26(m,1H),1.95〜1.73(m,2H)。
実施例131〜143に示す化合物は、実施例32に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例131:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸(フラン−2−イルメチル)−アミド。
MS(ESI):質量計算値、C26H26N4O3S、474.6;m/z実測値、475.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD)7.70〜7.64(m,1H),7.55(d,J=8.1Hz,1H),7.39〜7.29(m,3H),7.28(d,J=1.0Hz,1H),7.25〜7.17(m,3H),6.21(dd,J=3.2,1.9Hz,1H),6.10(d,J=2.4Hz,1H),4.22(s,2H),3.54(s,2H),3.40(dd,J=10.6,8.0Hz,2H),2.85〜2.72(m,2H),2.67(dd,J=9.4,7.1Hz,2H),2.33(dd,J=9.5,3.8Hz,2H)。
実施例132:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸ピリジン−4−イルアミド。
MS(ESI):質量計算値、C26H25N5O2S、471.6;m/z実測値、472.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):8.18(dd,J=5.0,1.6Hz,2H),7.68(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.55(dd,J=8.1,0.5Hz,1H),7.47(dd,J=5.0,1.6Hz,2H),7.37(d,J=8.6Hz,2H),7.34〜7.29(m,1H),7.25〜7.17(m,3H),3.66〜3.47(m,4H),3.40(dd,J=11.0,3.1Hz,2H),2.93〜2.77(m,2H),2.65(dd,J=9.5,6.9Hz,2H),2.44(dd,J=9.5,3.3Hz,2H)。
実施例133:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イル)−アミド。
MS(ESI):質量計算値、C26H27N5O3S、489.6;m/z実測値、490.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.68(d,J=8.1Hz,1H),7.55(d,J=8.1Hz,1H),7.40(d,J=8.7Hz,2H),7.36〜7.28(m,1H),7.28〜7.17(m,3H),3.59(s,2H),3.55(dd,J=10.8,8.2Hz,2H),3.31(dd,J=10.8,3.2Hz,2H),2.92〜2.78(m,2H),2.68(dd,J=9.5,7.0Hz,2H),2.44(dd,J=9.6,3.4Hz,2H),2.19(s,3H),2.06(s,3H)。
実施例134:5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O3S、424.5;m/z実測値、425.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.76(d,J=8.0Hz,1H),7.66(d,J=8.1Hz,1H),7.44〜7.39(m,1H),7.35〜7.32(m,3H),7.08〜7.03(m,2H),4.20〜4.06(m,2H),3.51(dd,J=10.8,7.8Hz,2H),3.36〜3.33(m,2H),3.03〜2.84(m,6H),2.49(dd,J=9.1,3.8Hz,2H)。
実施例135:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−1−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.5;m/z実測値、395.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.76(d,J=7.6Hz,1H),7.71〜7.67(m,1H),7.43〜7.36(m,3H),7.34〜7.27(m,3H),4.37(s,2H),4.33〜4.26(m,1H),3.68(d,J=13.2Hz,1H),3.56〜3.44(m,3H),2.96〜2.84(m,2H),2.69〜2.62(m,1H),2.57〜2.47(m,2H),2.16〜2.00(m,1H),1.91〜1.83(m,1H)。
実施例136:1−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.5;m/z実測値、395.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.68(d,J=8.1Hz,1H),7.43〜7.38(m,3H),7.35〜7.24(m,3H),4.33(s,2H),3.89(d,J=13.1Hz,1H),3.65〜3.55(m,1H),3.51〜3.40(m,2H),3.40〜3.25(m,2H),3.22〜3.14(m,1H),3.13〜3.05(m,1H),2.94〜2.80(m,1H),2.42〜2.33(m,1H),2.12〜2.01(m,1H),1.74〜1.62(m,1H)。
実施例137:(S,S)−1−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.5;m/z実測値、395.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=8.1Hz,1H),7.42〜7.35(m,3H),7.35〜7.23(m,3H),4.33(s,2H),3.91(d,J=13.1Hz,1H),3.63〜3.55(m,1H),3.51〜3.40(m,2H),3.40〜3.26(m,2H),3.22〜3.12(m,1H),3.13〜3.06(m,1H),2.94〜2.80(m,1H),2.42〜2.33(m,1H),2.12〜2.01(m,1H),1.72〜1.61(m,1H)。
実施例138:(R,R)−1−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−b]ピロール−5−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.5;m/z実測値、395.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=8.1Hz,1H),7.43〜7.38(m,3H),7.34〜7.24(m,3H),4.33(s,2H),3.89(d,J=13.1Hz,1H),3.65〜3.55(m,1H),3.51〜3.40(m,2H),3.40〜3.25(m,2H),3.22〜3.14(m,1H),3.14〜3.05(m,1H),2.94〜2.80(m,1H),2.39〜2.33(m,1H),2.14〜2.0(m,1H),1.76〜1.60(m,1H)。
実施例139:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.5;m/z実測値、395.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.5Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.43〜7.35(m,3H),7.34〜7.23(m,3H),4.42〜4.32(m,2H),3.65〜3.55(m,4H),3.33〜3.23(m,2H),2.96〜2.82(m,2H),2.70〜2.63(m,2H),2.55〜2.46(m,2H)。
実施例140:(R,S)−{3−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−尿素。
MS(ESI):質量計算値C20H20N4O2 S2 380.1;m/z実測値、381.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.74(d,J=7.6Hz,1H),7.67(d,J=7.3Hz,1H),7.39(t,J=7.5Hz,1H),7.36〜7.25(m,5H),4.74(s,2H),4.70(s,1H),3.59(s,2H),3.09(d,J=9.0Hz,1H),2.88(s,1H),2.45(d,J=8.8Hz,2H),1.63(s,2H)。
実施例141:(±)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.16;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.74(d,J=8.1Hz,1H),7.67(d,J=7.9Hz,1H),7.41〜7.35(m,3H),7.34〜7.22(m,3H),4.38(s,2H),3.65〜3.26(m,5.5H),2.73〜2.29(m,4H),2.24(s,2H),1.82〜1.52(m,2.5H)。
実施例142A及び実施例142B:(+)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−カルボン酸アミド及び(−)−5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−2−カルボン酸アミド。
個々の鏡像異性体は、アイソクラティック条件を用いる分取キラル超臨界液体クロマトグラフィー(SFC):Chiralpak AD−H(5μm、21×250mm)カラムを用い、背圧レギュレーターを150barに設定し、60:40二酸化炭素(流速:12g/分)/(0.1%トリエチルアミンを含む1:1 CH3CN/イソプロパノール;流速:8mL/分)により分離された。鏡像異性体1(実施例142A):保持時間=84分。MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.16;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,1%CD3OD/CDCl3):7.70(d,J=8.1Hz,1H),7.65(d,J=7.4Hz,1H),7.46〜7.35(m,3H),7.46〜7.35(m,2H),7.28〜7.22(m,1H),3.79〜3.54(m,3H),3.23〜3.03(m,2H),2.99〜2.83(m,2H),2.24〜1.79(m,4H),1.56(s,2H),1.32〜1.18(m,2H),0.92〜0.78(m,1H)。鏡像異性体2(実施例142B):保持時間=125分。MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.16;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,1%CD3OD/CDCl3):7.72(d,J=7.7Hz,1H),7.66(d,J=7.3Hz,1H),7.42〜7.36(m,3H),7.33〜7.28(m,2H),7.28〜7.25(m,1H),3.73〜3.51(m,2H),3.16〜2.97(m,2H),2.97〜2.83(m,2H),2.09(t,J=10.6Hz,1H),1.96〜1.82(m,3H),1.60〜1.44(m,2H),1.34〜1.25(m,1H),1.24(br s,2H),0.94〜0.78(m,1H)。
実施例143:2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−オクタヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピリジン−5−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、408.16;m/z実測値、409.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CD3OD):8.09〜7.01(m,8H),4.59〜4.06(m,8H),3.80〜2.94(m,4H),2.96〜2.31(m,2H),2.12〜1.36(m,2H)。
実施例144:5−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
工程A:[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−メタノール。2−クロロ−5−フルオロベンゾチアゾール(2.2g、12.0mmol)、4−ヒドロキシルベンジルアルコール(1.48g、12.0mmol)及びCs2CO3(8.6g、26.4mmol)のDMF(30mL)中混合物を室温で一晩撹拌した。反応物をろ過し、CH2Cl2(200mL)で希釈し、濃縮した。粗混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%〜15%CH3OH/CH2Cl2溶液)で精製し表題化合物を得た(1.1g、34%)。MS(ESI):質量計算値、C14H10NO2SF、275.0;m/z実測値、276.1[M+H]+
工程B:2−(4−クロロメチル−フェノキシ)−6−フルオロ−ベンゾチアゾール。[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−メタノール(1.1g、4.0mmol)のCH2Cl2(80mL)溶液に、室温でN2気流下で、SOCl2(320μL、4.4mmol)を加えた。生成した混合物を4時間室温で撹拌後、濃縮し表題クロライドを得た(1.1g、92%)。MS(ESI):質量計算値、C14H9NOSFCl、293.0.1;m/z実測値、294.1[M+H]+。
工程C:ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド塩酸塩。この化合物は実施例76、工程Dに記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C7H13N3O(遊離塩基)、155.11;m/z実測値、156.2[M+H]+。
工程D:5−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。2−(4−クロロメチル−フェノキシ)−6−フルオロ−ベンゾチアゾール(152mg、0.52mmol)、ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド塩酸塩(110mg、0.57mmol)及びCs2CO3(676mg、2.08mmol)のDMF(1mL)中懸濁物を、室温で一晩撹拌した。生成した混合物をろ過し、残渣を分取逆相HPLCで精製し表題化合物を得た(15mg、7%)。MS(ESI):質量計算値、C21H21N4O2SF、412.1;m/z実測値、413.1[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.64(dd,J=8.9,4.7Hz,1H),7.58(dd,J=8.4,2.6Hz,1H),7.47(d,J=8.5Hz,2H),7.33(d,J=8.5Hz,2H),7.19(dt,J=9.0、8.9,2.6Hz,1H),3.66(s,2H),3.59〜3.40(m,2H),3.29〜3.27(m,2H),2.97〜2.83(m,2H),2.77(d,J=9.3,6.8Hz,2H),2.46(d,J=9.3,3.6Hz,2H)。
実施例145:5−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
この化合物は実施例144に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H24N4O2S、408.5;m/z実測値、409.1[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.47(d,J=8.6Hz,1H),7.34〜7.28(m,2H),7.17〜7.10(m,2H),6.77〜6.65(m,2H),5.05(s,2H),3.58〜3.41(m,2H),2.96〜2.84(m,2H),2.82〜2.69(m,2H),2.50〜2.38(m,4H),2.34(s,3H)。
実施例146:5−{2−[4−(4−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
工程A:2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エタノール。フェネチルアルコール(3.15g、22.86mmol)及びK2CO3(5.26g、38.1mmol)のCH3CN(35mL)溶液に、2−クロロ−6−メチルベンゾチアゾール(3.5g、19.1mmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物に、1N NaOH(30mL)及び酢酸イソプロピル(40mL)を加えた。層を分離し、水層を酢酸イソプロピル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮した。結果として生じた残渣をシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(20%〜90%EtOAcヘキサン溶液)で精製し表題化合物を得た(3.4g、63%)。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.61(d,J=8.3Hz,1H),7.47(s,1H),7.33〜7.28(m,4H),7.20(d,J=8.3Hz,1H),3.87(br s,2H),2.90(t,J=6.6Hz,2H),2.44(s,3H)。
工程B:2−[4−(2−メタンスルホニル−エチル)−フェノキシ]−6−メチル−ベンゾチアゾール。2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エタノール(6.8g、23.8mmol)及びジメチルアミノピリジン(290mg、2.4mmol)のCH2Cl2(80mL)溶液に、0℃で(i−Pr)2NEt(4.9g、28.6mmol)、ついでメタンスルホニルクロライド(2.2mL、28.6mmol)を加えた。反応物を室温まで暖め15分間撹拌した。反応物を飽和Na2CO3水溶液(75mL)、5%H2SO4水溶液(75mL)及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥(Na2SO4)させ、ろ過し、濃縮し表題化合物を得た(7.3g、85%)。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.61(d,J=8.3Hz,1H),7.47(s,1H),7.36〜7.29(m,4H),7.20(dd,J=8.3,1.2Hz,1H),4.45(t,J=6.8Hz,2H),3.10(t,J=6.8Hz,2H),2.91(s,3H),2.44(s,3H)。
工程C:5−{2−[4−(4−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド塩酸塩の50%CH2Cl2/CH3OH溶液を、DOWEX Monosphere 550A(OH)陰イオン交換樹脂で処理し遊離塩基を得た。DOWEX樹脂をろ別し、得られた溶液を濃縮し、更に精製することなく用いた。このヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド(85mg、0.54mmol)及びK2CO3(116mg、0.84mmol)のtert−アミルアルコール(2.6mL)溶液に2−[4−(2−メタンスルホニル−エチル)−フェノキシ]−6−メチル−ベンゾチアゾール(120mg、0.34mmol)を加えた。反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物をろ過しCH3OHで洗浄した。得られた液体を分取逆相HPLCで精製し表題化合物を得た(11mg、5%)。
MS(ESI):質量計算値、C23H26N4O2S、422.55;m/z実測値、423.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.62(d,J=8.3Hz,1H),7.48(s,1H),7.28(s,4H),7.20(dd,J=8.3,1.1Hz,1H),4.39(s,2H),3.60(dd,J=10.2,8.2Hz,2H),3.30(dd,J=10.0,1.9Hz,2H),2.98〜2.87(m,2H),2.86〜2.80(m,2H),2.76(dd,J=9.3,6.9Hz,2H),2.74〜2.67(m,2H),2.53(dd,J=9.3,3.4Hz,2H),2.45(s,3H)。
実施例147:5−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
この化合物は実施例146に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H23FN4O2S、426.52;m/z実測値、427.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.46(dd,J=7.9,1.0Hz,1H),7.30(s,4H),7.26〜7.21(m,1H),7.16〜7.11(m,1H),4.37(s,2H),3.61(dd,J=10.1,8.2Hz,2H),3.29(d,J=8.5Hz,2H),2.95〜2.88(m,2H),2.86〜2.81(m,2H),2.79〜2.67(m,4H),2.55(dd,J=9.2,3.1Hz,2H)。
実施例148:1−(5−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル)−エタノン。
この化合物は実施例146に記載の方法と同様の方法を用いて、適切なアミンで置き換えて調製された。MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.57;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.63(d,J=8.3Hz,1H),7.48(s,1H),7.28(s,4H),7.21(dd,J=8.3,1.5Hz,1H),3.70(ddd,J=16.1,11.6,8.6Hz,2H),3.48(dd,J=12.5,4.2Hz,1H),3.35(dd,J=10.8,4.5Hz,1H),2.99〜2.91(m,1H),2.90〜2.80(m,3H),2.79〜2.68(m,4H),2.57〜2.50(m,2H),2.45(s,3H),2.06(s,3H)。
実施例149:1−[5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル]−エタノン。
この化合物は実施例4に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C23H25N3OS、391.54;m/z実測値、392.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.01(d,J=8.0Hz,1H),7.81(d,J=8.0Hz,1H),7.48〜7.45(m,1H),7.37〜7.28(m,5H),4.44(br s,2H),3.73〜3.62(m,2H),3.59(dd,J=16.0,3.0Hz,2H),3.43(dd,J=16.0,3.0Hz,1H),3.32(dd,J=16.0,4.5Hz,1H),2.91〜2.87(m,1H),2.84〜2.80(m,1H),2.65〜2.61(m,2H),2.50〜2.44(m,2H),2.05(s,3H)。
実施例150:2−[4−(5−メタンスルホニル−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−ベンジル]−ベンゾチアゾール。
この化合物は実施例4及び実施例45に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H25N3OS2、427.59;m/z実測値、428.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.01(d,J=8.0Hz,1H),7.82(d,J=8.0Hz,1H),7.48〜7.45(m,1H),7.37〜7.28(m,5H),4.44(s,2H),3.59(s,2H),3.49〜3.45(m,2H),3.09(dd,J=9.5,4.3Hz,2H),2.90〜2.86(m,2H),2.85(s,3H),2.63(dd,J=9.5,6.5Hz,2H),2.44(dd,J=9.5,3.5Hz,2H)。
実施例151:1−[5−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−ベンジル)−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル]−エタノン。
この化合物は実施例4及び実施例32に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C22H24N4OS、392.53;m/z実測値、393.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.01(d,J=8.3Hz,1H),7.81(d,J=8.3Hz,1H),7.48〜7.45(m,1H),7.37〜7.29(m,5H),4.44(s,2H),4.34(s,2H),3.61〜3.58(m,4H),3.27(dd,J=10.5,3.5Hz,2H),2.90〜2.87(m,2H),2.65(dd,J=9.5,6.8Hz,2H),2.48(dd,J=9.5,3.0Hz,2H)。
実施例152:N−{8−[2−(4−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−フェノキシ)−エチル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
この化合物は実施例9、工程Aに記載の方法と同様の方法を用いて調製された。MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O2S、435.20;m/z実測値、436.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.98(d,J=8.0Hz,1H),7.77(d,J=8.0Hz,1H),7.47〜7.40(m,1H),7.35〜7.23(m,3H),6.92〜6.83(m,2H),5.88(d,J=6.2Hz,1H),4.36(s,2H),4.11〜4.01(m,3H),3.35〜3.23(m,2H),2.75(t,J=6.2Hz,2H),2.25〜2.17(m,2H),2.16〜2.03(m,2H),1.95(s,3H),1.79〜1.71(m,2H),1.62〜1.54(m,2H)
実施例153:4−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル。
2−[4−(ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール(200mg、0.56mmol)のCH2Cl2(22mL)溶液に、4−ホルミル−安息香酸メチルエステル(103mg、0.62mmol)、次いで酢酸(28μL、0.48mmol)、次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(144mg、0.68mmol)を加えた。反応物を室温で16時間撹拌した。次いで反応物を飽和NaHCO3水溶液(2×20mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ、ろ過し、濃縮した。生じた油状物質をカラムクロマトグラフィー(20%〜60%EtOAcヘキサン溶液)で精製し表題化合物を得た(55mg、19%)。MS(ESI):質量計算値、C29H29N3O3S、499.64;m/z実測値、500.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.01(d,J=8.3Hz,2H),7.76(d,J=8.1Hz,1H),7.47〜7.38(m,1H),7.35〜7.26(m,4H),7.68(d,J=7.9Hz,4H),3.92(s,4H),3.65(d,J=12.2Hz,4H),2.71〜2.60(m,3H),2.38(d,J=7.2Hz,4H),1.27(s,2H)。
実施例154:4−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−安息香酸。
4−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(58.5mg、0.12mmol、1当量)のイソプロパノール(2.5mL)溶液に水(1.1mL)、次いでKOH(2.5mLの水中に13mg)水溶液を加えた。反応物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を6N HClでpH6に酸性化し、CH2Cl2を加えた。層を分離し、水層を25%イソプロパノール/CH2Cl2(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、ろ過し、濃縮し表題化合物を得た(32mg、56%)。MS(ESI):質量計算値、C28H27N3O3S、485.61;m/z実測値、486.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):8.01(d,J=8.2Hz,2H),7.71(m,2H),7.52〜7.44(m,4H),7.43〜7.34(m,4H),3.95(m,4H),3.13(s,3H),2.81(m,5H),2.03(s,1H),1.27(s,2H)。
実施例155〜157に示す化合物は、実施例50に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例155:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−酢酸エチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O3S、437.6;m/z実測値、438.2[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.1Hz,1H),7.52〜7.46(m,2H),7.46〜7.39(m,1H),7.37〜7.29(m,3H),4.19(q、J=7.1Hz,2H),3.67(s,2H),3.32(s,2H),2.88〜2.81(m,2H),2.81〜2.71(m,2H),2.71〜2.63(m,2H),2.53〜2.40(m,4H),1.28(t,J=7.1Hz,3H)。
実施例156:4−{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−酪酸メチルエステル。
MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O3S、451.6;m/z実測値、452.2[M+H]+;1H NMR(500MHz,CD3OD):7.79(d,J=8.0Hz,1H),7.67(d,J=8.2Hz,1H),7.51〜7.46(m,2H),7.45〜7.39(m,1H),7.37〜7.28(m,3H),3.69〜3.63(m,5H),2.78〜2.70(m,4H),2.69〜2.59(m,2H),2.52〜2.41(m,4H),2.43〜2.30(m,4H),1.90〜1.72(m,2H)。
実施例157:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−酢酸メチルエステル。
MS(ESI):質量計算値C23H25N3O3S、423.5;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(CD3OD):7.81〜7.76(m,1H),7.66〜7.60(m,2H),7.56〜7.49(m,2H),7.45〜7.40(m,1H),7.38〜7.33(m,2H),4.92(s,2H),4.57(s,2H),4.48〜4.36(m,2H),3.77(s,3H),3.57〜3.47(m,2H),3.25〜3.17(m,2H),2.95〜2.86(m,2H),2.47〜2.35(m,2H)。
実施例158:{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−酢酸。
{5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−イル}−酢酸メチルエステル(233mg、0.55mmol)の1:1イソプロパノール/水(2mL)溶液をKOH(62mg、1.1mmol)で処理した。反応物を室温で一晩撹拌した。反応物をpH6.5に酸性化し、25%イソプロパノール/CHCl3で抽出すると純粋な酸を白色粉末として得た(67mg、30%)。MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O3S、409.5;m/z実測値、410.2[M+H]+;1H NMR(400MHz,CD3OD):7.78(d,J=8.0Hz,1H),7.65(d,J=8.1Hz,1H),7.57(d,J=8.6Hz,2H),7.45〜7.35(m,3H),7.34〜7.28(m,1H),3.76(s,2H),3.64(s,2H),3.55〜3.35(m,4H),3.12〜2.97(m,2H),2.94(d,J=9.9Hz,2H),2.52〜2.34(m,2H)。
実施例159〜161に示す化合物は、実施例76に記載した方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例159:5−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−2−フルオロ−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H21FN4O2S、412.1;m/z実測値、413.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.75(dd,J=8.1,0.6Hz,1H),7.70(dd,J=8.0,0.7Hz,1H),7.42(m,2H),7.33〜7.27(m,1H),7.18〜7.10(m,2H),4.31(s,2H),3.68(s,2H),3.65〜3.54(m,2H),3.27(dd,J=10.3,3.6Hz,2H),2.92〜2.85(m,2H),2.77〜2.65(m,2H),2.53(dd,J=9.3,3.2Hz,2H)。
実施例160:メソ−エンド−N−{8−[2−フルオロ−4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C20H23F2N3O2S、443.1;m/z実測値、444.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.64(t,J=8.4Hz,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.29〜7.09(m,4H),5.81〜5.73(m,1H),4.17〜4.06(m,1H),3.56(s,2H),3.22(s,2H),2.40〜2.02(m,4H),1.97(s,3H),1.88〜1.70(m,2H),1.62(d,J=14.8Hz,2H)。
実施例161:5−[2−フルオロ−4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−ヘキサヒドロ−ピロロ[3,4−c]ピロール−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H20F2N4O2S、430.1;m/z実測値、431.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.46(t,J=8.6Hz,1H),7.21〜7.08(m,2H),7.30〜7.21(m,3H),4.33(s,2H),3.86(d,J=6.6Hz,1H),3.66〜3.55(m,2H),3.32〜3.22(m,2H),3.06〜2.84(m,2H),2.78〜2.65(m,1H),2.62〜2.45(m,1H),0.94(d,J=6.7Hz,3H)。
実施例162〜284の化合物は、適切に置換された2−[4−(2−ブロモ−エチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール中間体を、Aがエチレン基である、その2−[4−(2−ヨード−エチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール類似体により置き換えて、前述の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて調製された。
実施例162:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26ClN3O3S2、491.11;m/z実測値、492.15[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.57〜7.53(m,1H),7.44〜7.41(m,1H),7.33〜7.26(m,4H),7.23〜7.17(m,1H),3.60〜3.80(m,3H),3.00〜3.15(m,2H),3.04(s,3H),2.80〜2.94(m,2H),1.96〜2.25(m,6H),1.78〜1.90(m,2H)。
実施例163:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O2S、455.14;m/z実測値、456.15[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):8.14〜8.07(m,0.8H),8.00〜7.94(m,0.6H),7.70〜7.65(m,1H),7.51〜7.31(m,4.6H),4.15〜3.90(m,2.4H),3.23〜3.05(m,3H),2.32〜2.19(m,1.6H),2.04〜1.86(m,4.6H),1.85〜1.71(m,3.3H),1.64〜1.42(m,0.6H)。
実施例164:(R,R)−1−{5−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C21H20ClN3O2S、413.10;m/z実測値、414.15[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.52〜7.61(m,1H),7.30〜7.60(m,5H),7.18〜7.30(m,1H),4.79(s,0.5H),4.25(s,0.5H),3.74〜3.82(m,2.5H),3.55〜3.63(m,1.5H),3.24〜3.40(m,1H),3.01〜3.05(m,0.5H),2.76〜2.87(m,1H),2.55〜2.58(m,0.5H),1.98〜2.05(m,3.5H),1.64〜1.97(m,1.5H)。
実施例165:メソ−エキソ−1−{3−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジルアミノ]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H24FN3O2S、425.16;m/z実測値、426.15[M+H]+。1H NMR(500MHz,1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.03〜7.97(m,1H),7.60〜7.53(m,3H),7.50〜7.44(m,2H),7.28〜7.21(m,1H),4.53〜4.43(m,1H),4.30〜4.24(m,1H),4.06〜3.90(m,2H),2.10〜2.02(m,1H),2.01〜1.89(m,6H),1.88〜1.75(m,1H),1.74〜1.66(m,1H),1.66〜1.46(m,3H)。
実施例166:メソ−エキソ−1−{3−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジルアミノ]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H24ClN3O2S、441.13;m/z実測値、442.05[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.74〜7.66(m,1H),7.52〜7.45(m,4H),7.44〜7.39(m,2H),4.45〜4.41(m,1H),4.21〜4.15(m,1H),3.76(s,2H),3.06〜2.94(m,1H),2.01〜1.88(m,5H),1.88〜1.81(m,1H),1.80〜1.71(m,1H),1.70〜1.62(m,1H),1.62〜1.54(m,1H),1.38〜1.28(m,2H)。
実施例167:メソ−エンド−N−{8−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H24ClN3O3S2、477.09;m/z実測値、478.05[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.91(d,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=7.8Hz,1H),7.50(d,J=8.3Hz,2H),7.43(d,J=8.3Hz,2H),7.33(t,J=8.0Hz,1H),6.71〜6.67(m,1H),3.57〜3.45(m,3H),3.12〜3.00(m,2H),2.91〜2.83(m,3H),2.08〜1.87(m,6H),1.78〜1.70(m,2H)
実施例168:(R,R)−5−フルオロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22FN3O4S2、463.10;m/z実測値、464.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.98〜7.93(m,1H),7.60〜7.54(m,1H),7.42〜7.36(m,2H),7.24〜7.18(m,1H),7.09〜7.04(m,2H),4.19〜4.14(m,1H),4.10〜4.04(m,2H),3.68〜3.62(m,1H),3.23〜3.16(m,1H),3.00〜2.88(m,6H),2.74〜2.66(m,1H),1.81〜1.74(m,1H),1.70〜1.63(m,1H)。
実施例169:メソ−6−クロロ−2−{4−[2−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H24ClN3O4S2、493.09;m/z実測値、494.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.09〜8.06(m,1H),7.70〜7.66(m,1H),7.48〜7.43(m,1H),7.41〜7.36(m,2H),7.10〜7.04(m,2H),4.14〜4.03(m,2H),3.46〜3.40(m,2H),3.19〜3.11(m,2H),2.99〜2.90(m,2H),2.84(s,3H),2.75〜2.70(m,2H),1.99〜1.81(m,2H),1.67〜1.59(m,2H)。
実施例170:(S,S)−1−{5−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C21H20FN3O2S、397.13;m/z実測値、398.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3,回転異性体の混合物):7.62〜7.55(m,1H),7.55〜7.35(m,3H),7.35〜7.22(m,2H),7.05〜6.96(m,1H),4.81〜4.75(m,0.5H),4.20〜4.25(m,0.5H),3.82〜3.70(m,2H),3.64〜3.50(m,1.5H),3.38〜3.21(m,1H),3.03〜2.98(m,0.5H),2.85〜2.75(m,1.5H),2.80〜2.52(m,0.5H),2.06〜1.96(m,3H),2.00〜1.63(m,2H)。
実施例171:メソ−エンド−3−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジルアミノ]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H23FN4O2S、426.15;m/z実測値、427.05[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.72〜7.61(m,2H),7.60〜7.55(m,2H),7.53〜7.47(m,1H),7.33〜7.26(m,1H),6.11(s,1H),4.28〜4.12(m,4H),3.71〜3.54(m,1H),2.02〜1.82(m,4H),1.79〜1.68(m,2H),1.66〜1.59(m,2H)。
実施例172:メソ−エキソ−1−(3−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O3S、451.19;m/z実測値、452.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.71〜7.69(m,1H),7.55(d,J=8.2Hz,1H),7.36(d,J=8.9Hz,2H),7.25〜7.21(m,1H),7.06(d,J=9.0Hz,2H),4.42〜4.32(m,1H),4.14〜4.00(m,3H),3.02〜2.80(m,3H),2.38(s,3H),2.20〜2.03(m,2H),1.94(s,3H),1.91〜1.59(m,7H)。
実施例173:メソ−エキソ−3−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H28N4O2S、436.19;m/z実測値、437.25[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.76〜7.70(m,1H),7.58〜7.53(m,1H),7.42〜7.36(m,4H),7.27〜7.22(m,1H),6.03(br s,2H),4.17(br s,2H),3.14〜2.96(m,2H),2.93〜2.84(m,2H),2.39(s,3H),1.91〜1.79(m,4H),1.66〜1.50(m,4H)。
実施例174:メソ−7−クロロ−2−[4−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22ClN3O3S2、463.08;m/z実測値、464.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.73〜7.68(m,1H),7.56〜7.42(m,6H),3.57(s,2H),3.28〜3.23(m,2H),3.22〜3.18(m,2H),2.99〜2.93(m,2H),2.87〜2.85(m,3H),2.03〜1.95(m,2H),1.70〜1.62(m,2H)。
実施例175:メソ−エンド−1−{3−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジルアミノ]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H24FN3O2S、425.16;m/z実測値、426.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.86(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),7.70(dd,J=8.9,4.9Hz,1H),7.48〜7.45(m,2H),7.40〜7.37(m,2H),7.31〜7.26(m,1H),4.40〜4.34(m,1H),4.15〜4.07(m,1H),3.77〜3.72(m,2H),2.94〜2.86(m,1H),2.31〜2.13(m,3H),1.94(s,3H),1.86〜1.67(m,5H)。
実施例176:(R,R)−5−{2−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H21ClN4O3S、444.10;m/z実測値、445.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.95(d,J=8.6Hz,1H),7.77(d,J=2.1Hz,1H),7.40〜7.35(m,3H),7.09〜7.03(m,2H),5.80〜5.70(m,2H),4.27〜4.20(m,1H),4.10〜4.00(m,2H),3.60〜3.52(m,1H),3.30〜3.24(m,1H),3.10〜3.03(m,1H),2.94〜2.85(m,3H),2.57〜2.52(m,1H),1.77〜1.57(m,2H)。
実施例177:(R,R)−1−(5−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22ClN3O3S、443.11;m/z実測値、444.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):8.32〜8.30(m,1H),8.07(d,J=2.2Hz,1H),7.70〜7.65(m,1H),7.47〜7.43(m,1H),7.39〜7.36(m,1.5H),7.07〜7.04(m,1.5H),4.53〜4.31(m,1H),4.13〜3.99(m,2H),3.71〜3.55(m,1H),3.55〜3.39(m,1H),3.15〜2.84(m,3H),2.52〜2.50(m,3H),1.97(s,1H),1.86(s,1H),1.83〜1.55(m,2H)。
実施例178:メソ−エキソ−1−(3−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O3S、471.14;m/z実測値、472.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):8.09〜8.05(m,1H),7.68(d,J=8.7Hz,1H),7.45(dd,J=8.7,2.3Hz,1H),7.40〜7.35(m,2H),7.07〜7.03(m,2H),5.75(s,1H),4.46〜4.40(m,1H),4.22〜4.15(m,1H),4.07〜3.98(m,2H),3.09〜2.97(m,1H),2.94〜2.87(m,2H),1.98〜1.93(m,4H),1.89〜1.61(m,5H),1.33〜1.22(m,2H)。
実施例179:メソ−エキソ−(8−{2−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25FN4O2S、440.17;m/z実測値、441.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.86(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),7.70(dd,J=8.9,4.8Hz,1H),7.40〜7.36(m,2H),7.36〜7.32(m,2H),7.31〜7.26(m,1H),5.80〜5.71(m,1H),5.27(s,2H),3.72〜3.60(m,1H),3.29〜3.18(m,2H),2.79〜2.70(m,2H),2.61〜2.53(m,2H),1.93〜1.82(m,2H),1.63〜1.49(m,4H),1.44〜1.33(m,2H)。
実施例180:(R,R)−1−(5−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N3O3S、423.16;m/z実測値、424.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.72〜7.68(m,1H),7.55(d,J=8.3Hz,1H),7.37〜7.34(m,2H),7.26〜7.21(m,1H),7.06〜7.02(m,2H),4.54〜4.31(m,1H),4.12〜4.00(m,2H),3.71〜3.40(m,3H),3.12〜2.85(m,3H),2.66〜2.53(m,1H),2.38(s,3H),2.00〜1.85(m,3H),1.84〜1.57(m,2H)。
実施例181:(R,R)−5−クロロ−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C20H20ClN3O3S2、449.06;m/z実測値、450.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.97(d,J=8.6Hz,1H),7.80〜7.78(m,1H),7.50〜7.47(m,2H),7.42〜7.37(m,3H),4.21〜4.16(m,1H),3.83〜3.74(m,2H),3.57〜3.50(m,1H),3.45〜3.41(m,1H),3.24〜3.19(m,1H),2.95(s,3H),2.82〜2.77(m,1H),2.65〜2.60(m,1H),2.55〜2.51(m,2H)。
実施例182:(S,S)−7−クロロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22ClN3O4S2、479.07;m/z実測値、480.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.69(dd,J=7.8,1.2Hz,1H),7.51〜7.43(m,2H),7.43〜7.39(m,2H),7.10〜7.05(m,2H),4.17〜4.15(m,1H),4.09〜4.05(m,2H),3.66〜3.63(m,1H),3.21〜3.16(m,1H),2.94〜2.91(m,4H),2.73〜2.68(m,1H),2.51〜2.50(m,3H),1.81〜1.73(m,1H),1.69〜1.62(m,1H)。
実施例183:(R,R)−1−{5−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C21H20FN3O2S、397.13;m/z実測値、398.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.97(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.59〜7.55(m,1H),7.50〜7.45(m,2H),7.41〜7.37(m,2H),7.25〜7.19(m,1H),4.57〜4.33(m,1H),3.82〜3.73(m,2H),3.63〜3.43(m,3H),3.18〜3.07(m,1H),2.87〜2.76(m,1H),1.97(s,1H),1.92〜1.86(m,2H),1.86〜1.59(m,2H)。
実施例184:メソ−エキソ−1−{3−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジルアミノ]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H27N3O2S、421.18;m/z実測値、422.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.73〜7.70(m,1H),7.56(d,J=8.2Hz,1H),7.47〜7.43(m,2H),7.38〜7.34(m,2H),7.26〜7.22(m,1H),4.46〜4.39(m,1H),4.21〜4.17(m,1H),3.80〜3.71(m,2H),3.09〜2.97(m,1H),2.39(s,3H),1.98〜1.94(m,4H),1.93〜1.71(m,3H),1.70〜1.54(m,2H),1.37〜1.28(m,2H)。
実施例185:メソ−エキソ−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C22H24ClN3O3S2、477.09;m/z実測値、478.0[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.97(d,J=8.6Hz,1H),7.79〜7.77(m,1H),7.50〜7.45(m,2H),7.41〜7.37(m,3H),4.17〜4.07(m,2H),3.80〜3.73(m,2H),2.99〜2.87(m,4H),2.00〜1.93(m,4H),1.68〜1.61(m,2H),1.49〜1.39(m,2H)。
実施例186:(R,R)−5−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C20H19FN4O2S、398.12;m/z実測値、399.1[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.79〜7.75(m,1H),7.51〜7.46(m,2H),7.44〜7.39(m,2H),7.37〜7.28(m,2H),5.77(s,2H),4.30〜4.23(m,1H),3.77〜3.70(m,2H),3.49〜3.45(m,1H),3.13〜3.06(m,1H),2.82〜2.73(m,1H),1.95〜1.89(m,1H),1.84〜1.76(m,1H),1.66〜1.59(m,1H),1.29〜1.19(m,1H)。
実施例187:メソ−エンド−N−(8−{2−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O2S、456.01;m/z実測値、457.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.69(d,J=7.7Hz,1H),7.49〜7.39(m,6H),4.28(br s,1H),4.10(br s,1H),2.90〜2.78(m,5H),2.07〜1.92(m,6H),1.85〜1.78(br m,3H),1.68〜1.55(m,3H)。
実施例188:メソ−エキソ−N−{8−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H24FN3O3S2、461.58;m/z実測値、462.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.80(d,J=7.8Hz,1H),7.50〜7.26(m,5H),7.00(br s,1H),3.59(br s,2H),3.17(br s,2H),2.91(br s,3H),2.00(br s,3H),1.73〜1.62(br m,5H)。
実施例189:(R,R)−7−フルオロ−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C20H20FN3O3S2、433.53;m/z実測値、434.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.59(d,J=8.1Hz,1H),7.51〜7.47(m,3H),7.44〜7.43(m,2H),7.29〜7.25(m,1H),4.19(br s,1H),3.82〜3.76(m,2H),3.55(br s,1H),3.43(d,J=9.1Hz,1H),3.23〜3.21(m,1H),2.95(s,3H),2.82〜2.80(m,1H),2.65〜2.62(m,1H),1.86〜1.84(m,1H),1.70〜1.68(m,1H)。
実施例190:メソ−エンド−(8−{2−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25FN4O2S、440.54;m/z実測値、441.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.59(d,J=8.1Hz,1H),7.50〜7.46(m,1H),7.39〜7.36(m,4H),7.28〜7.24(m,1H),5.90(d,J=6.6Hz,1H),5.40(s,2H),3.68〜3.66(m,1H),3.18(br s,2H),2.76〜2.73(m,2H),2.00〜1.82(m,6H),1.48〜1.44(m,2H)。
実施例191:(S,S)−4−フルオロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22FN3O4S2、463.55;m/z実測値、464.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.75(d,J=7.7Hz,1H),7.42〜7.38(m,2H),7.34〜7.29(m,2H),7.09〜7.05(m,2H),4.16(br s,1H),4.08〜4.06(m,2H),3.65(br s,1H),3.20〜3.18(m,1H),2.95〜2.90(m,6H),2.72〜2.70(m,1H),1.78〜1.76(m,1H),1.67〜1.65(m,1H)。
実施例192:(R,R)−7−クロロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22ClN3O3S2、464.01;m/z実測値、465.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.71〜7.69(m,1H),7.50〜7.45(m,2H),7.42〜7.38(m,4H),4.16(br s,1H),3.58(br s,1H),3.18〜3.15(m,1H),2.92(s,3H),2.86〜2.80(m,3H),2.78〜2.70(m,3H),2.67〜2.65(m,1H),2.76〜2.74(m,1H),1.65〜1.63(m,1H)。
実施例193:(R,R)−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル]−フェノキシ}−6−メチル−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H25N3O3S2、443.59;m/z実測値、444.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.71(br s,1H),7.56(d,J=8.1Hz,1H),7.38〜7.32(m,4H),7.25〜7.23(m,1H),4.16(br s,1H),3.58(br s,1H),3.17〜3.15(m,1H),2.92(s,3H),2.92〜2.65(m,6H),2.39(s,3H),1.76〜1.74(m,1H),1.65〜1.63(m,1H)。
実施例194:メソ−エンド−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C23H26ClN3O4S2、508.06;m/z実測値、509.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.89(d,J=7.7Hz,1H),7.53(d,J=7.7Hz,1H),7.42(d,J=8.2Hz,2H),7.34〜7.28(m,1H),7.08(d,J=8.2Hz,2H),4.07(br s,4H),2.91(br s,6H),2.15(br s,2H),1.90〜1.76(br m,7H)。
実施例195:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O3S、472.01;m/z実測値、473.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.70〜7.65(m,2H),7.50〜7.46(m,2H),7.44〜7.41(m,2H),7.09〜7.07(m,2H),4.10〜4.08(m,2H),3.92〜3.88(m,1H),2.78〜2.75(m,2H),1.91〜1.88(m,2H),1.75(s,3H),1.56〜1.50(m,6H)。
実施例196:(R,R)−5−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C20H19ClN4O2S、414.92;m/z実測値、415.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.70(d,J=7.2Hz,1H),7.50〜7.44(m,6H),5.80(br s,2H),4.28(br s,1H),3.75(br s,2H),3.11(br s,1H),2.79 br s,1H),1.82(br s,1H),1.65(br s,1H)。
実施例197:メソ−エンド−1−(3−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H26FN3O2S、439.56;m/z実測値、440.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.98〜7.94(m,1H),7.58〜7.55(m,1H),7.43〜7.35(m,4H),7.24〜7.21(m,1H),4.32(br s,1H),4.07(br s,1H),2.89(br s,1H),2.79(br s,3H),2.00〜1.84(m,7H),1.68〜1.57(m,3H)。
実施例198:メソ−エンド−3−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジルアミノ]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H23FN4O2S、426.52;m/z実測値、427.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.77(d,J=7.8Hz,1H),7.50〜7.29(m,6H),5.85(br s,2H),4.08(br s,2H),3.77(br s,1H),2.90(br s,1H),2.20〜1.79(br m,7H),1.62〜1.59(m,2H)。
実施例199:メソ−1−(8−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H24FN3O3S、441.53;m/z実測値、442.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.95(dd,J=8.9,5.5Hz,1H),7.56(dd,J=9.9,2.5Hz,1H),7.39〜7.36(m,2H),7.23〜7.19(m,1H),7.08〜7.06(m,2H),4.13〜4.11(m,2H),3.97〜3.94(m,1H),3.46〜3.43(m,1H),3.24〜3.22(m,1H),2.72〜2.70(m,3H),1.96(s,3H),1.88〜1.83(m,2H),1.58〜1.54(m,1H),1.41〜1.37(m,1H)。
実施例200:メソ−エキソ−N−{8−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H27N3O3S2、457.15;m/z実測値、458.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.61(d,J=8.3Hz,1H),7.52(d,J=8.5Hz,2H),7.47(s,1H),7.33(d,J=8.6Hz,2H),7.20(dd,J=8.3,1.1Hz,1H),3.66(s,3H),3.37(s,2H),2.97(s,3H),2.43(s,3H),2.17〜2.06(m,2H),2.03〜1.84(m,4H),1.82〜1.68(m,2H)。
実施例201:(R,R)−6−フルオロ−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C20H20FN3O3S2、433.09;m/z実測値、434.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.87(d,J=8.7Hz,1H),7.74〜7.65(m,1H),7.48(d,J=7.9Hz,2H),7.39(d,J=7.3Hz,2H),7.29(t,J=9.1Hz,1H),4.18(s,1H),3.85〜3.69(m,2H),3.54(s,1H),3.43(d,J=9.4,1H),3.27〜3.17(m,1H),2.95(s,3H),2.80(d,J=9.5Hz,1H),2.62(d,J=9.5Hz,1H),1.84(d,J=9.7Hz,1H),1.68(d,J=9.9Hz,1H)。
実施例202:メソ−エキソ−(8−{2−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25ClN4O2S、456.14;m/z実測値、457.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.98(d,J=8.6Hz,1H),7.78(d,J=2.0Hz,1H),7.49〜7.18(m,5H),5.97(s,1H),5.37(s,2H),3.66(s,1H),3.24(s,2H),2.82〜2.69(m,2H),2.60〜2.53(m,2H),1.87(s,2H),1.64〜1.47(m,4H),1.48〜1.29(m,2H)。
実施例203:(R,R)−4−クロロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22ClN3O4S2、479.07;m/z実測値、480.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.89(dd,J=8.0,1.1Hz,1H),7.53(dd,J=7.9,1.1Hz,1H),7.46〜7.39(m,2H),7.31(t,J=8.0Hz,1H),7.12〜7.04(m,2H),4.16(s,1H),4.11〜4.04(m,2H),3.64(s,1H),3.36(d,J=9.3Hz,1H),3.19(dd,J=9.4,2.1Hz,1H),3.02〜2.86(m,6H),2.71(d,J=9.8Hz,1H),1.77(d,J=9.9Hz,1H),1.66(d,J=9.9Hz,1H)。
実施例204:メソ−エキソ−(8−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25FN4O3S、456.16;m/z実測値、457.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.79〜7.71(m,1H),7.45〜7.36(m,2H),7.36〜7.25(m,2H),7.10〜7.02(m,2H),5.90(d,J=6.8Hz,1H),5.39(s,2H),4.07(t,J=6.1Hz,2H),3.65(d,J=7.0Hz,1H),3.21(s,2H),2.68(t,J=6.2Hz,2H),2.05〜1.73(m,6H),1.46(d,J=13.8Hz,2H)。
実施例205:メソ−エキソ−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C22H24FN3O3S2、461.12;m/z実測値、462.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.87(dd,J=8.7、2.7Hz,1H),7.70(dd,J=8.9,4.9Hz,1H),7.46(d,J=8.5Hz,2H),7.37(d,J=8.6Hz,2H),7.29(td,J=9.1、2.8Hz,1H),4.13(s,2H),3.74(s,2H),3.41〜3.21(m,1H),2.93(s,3H),2.03〜1.86(m,5H),1.64(d,J=7.8Hz,2H),1.41(s,2H)。
実施例206:(S,S)−5−クロロ−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C20H20ClN3O3S2、449.06;m/z実測値、450.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.97(d,J=8.5Hz,1H),7.79(s,1H),7.48(d,J=8.2Hz,2H),7.44〜7.32(m,3H),4.18(s,1H),3.87〜3.71(m,2H),3.54(s,1H),3.41(t,J=17.4Hz,1H),3.22(d,J=8.8Hz,1H),2.94(s,3H),2.80(d,J=8.6Hz,1H),2.62(d,J=9.5Hz,1H),1.84(d,J=9.9Hz,1H),1.68(d,J=9.7Hz,1H)。
実施例207:(S,S)−1−{5−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C21H20FN3O2S、397.13;m/z実測値、398.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.77(dd,J=7.8、1.2Hz,1H),7.53〜7.45(m,2H),7.44〜7.39(m,2H),7.40〜7.23(m,2H),4.52(s,0.5H),4.37(s,0.5H),4.09(s,0.5H),3.78(d,J=4.4Hz,1H),3.62〜3.42(m,2H),3.17(s,1H),3.12(d,J=9.0Hz,0.5H),2.90〜2.73(m,1H),2.52(d,J=14.2Hz,0.5H),2.46(d,J=9.5Hz,0.5H),1.97(s,1.5H),1.87(d,J=18.5Hz,2H),1.82(d,J=9.7Hz,0.5H),1.72(d,J=9.6Hz,0.5H),1.62(d,J=9.6Hz,0.5H)。
実施例208:メソ−エンド−N−{8−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H24FN3O3S2、461.12;m/z実測値、462.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3):7.61(d,J=8.3Hz,1H),7.52(d,J=8.5Hz,2H),7.47(s,1H),7.33(d,J=8.6Hz,2H),7.20(dd,J=8.3,1.1Hz,1H),3.66(s,3H),2.97(s,3H),2.43(s,3H),2.16〜2.06(m,2H),1.91(dd,J=14.4,8.1Hz,4H),1.76(d,J=8.4Hz,2H)。
実施例209:メソ−エキソ−1−(3−{2−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H26FN3O2S、439.17;m/z実測値、440.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.88(d,J=6.0Hz,1H),7.70(dd,J=8.9,4.9Hz,1H),7.38(s,4H),7.29(s,1H),4.43(s,1H),4.20(s,1H),2.94(s,2H),2.83(s,2H),1.96(s,3H),1.93〜1.52(m,6H),1.40(s,2H)。
実施例210:メソ−5−フルオロ−2−{4−[2−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H24FN3O3S2、461.12;m/z実測値、462.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.32(s,1H),7.96(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.56(dd,J=9.9、2.6Hz,1H),7.43〜7.32(m,3H),7.22(td,J=9.1、2.6Hz,1H),3.38(s,2H),3.16(s,2H),3.01〜2.68(m,7H),2.62〜2.50(m,2H),1.91〜1.86(m,2H),1.68〜1.56(m,2H)。
実施例211:メソ−7−フルオロ−2−{4−[2−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H24FN3O4S2、477.12;m/z実測値、478.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.58(d,J=8.1Hz,1H),7.52〜7.46(m,1H),7.46〜7.38(m,2H),7.29〜7.21(m,1H),7.08(d,J=9.0Hz,2H),4.11(t,J=5.8Hz,2H),3.43(s,2H),3.16(d,J=8.5Hz,2H),2.94(d,J=11.2Hz、3H),2.84(s,2H),2.73(t,J=5.8Hz,2H),1.89(s,2H),1.63(d,J=7.4Hz,2H)。
実施例212:メソ−エキソ−3−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N4O2SF、440.2;m/z実測値、441.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.59(d,J=8.1Hz,1H),7.52〜7.45(m,3H),7.45〜7.40(m,2H),7.29〜7.23(m,1H),4.07(s,2H),3.76〜3.70(m,2H),2.91(s,3H),2.26〜2.21(m,2H),2.21〜2.14(m,1H),1.95〜1.88(m,2H),1.88〜1.80(m,4H)。
実施例213:メソ−エキソ−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C23H26N3O4S2F、491.1;m/z実測値、492.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.75(d,J=7.3Hz,1H),7.45〜7.36(m,2H),7.36〜7.26(m,2H),7.13〜7.01(m,2H),4.43〜4.26(m,1H),4.11〜4.04(m,3H),2.96〜2.83(m,3H),2.22〜2.02(m,2H),1.94(s,3H),1.90〜1.77(m,4H),1.75〜1.59(m,3H)。
実施例214:メソ−2−{4−[2−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エチル]−フェノキシ}−6−メチル−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C23H27N3O3S2、457.2;m/z実測値、458.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.71(s,1H),7.60〜7.50(m,1H),7.41〜7.35(m,2H),7.35〜7.30(m,2H),7.26〜7.21(m,1H),3.41〜3.33(m,2H),3.19〜3.11(m,2H),2.98〜2.89(m,2H),2.88〜2.81(m,2H),2.81〜2.70(m,2H),2.60〜2.51(m,2H),2.38(s,3H),1.96〜1.77(m,2H),1.67〜1.55(m,2H)。
実施例215:メソ−エキソ−N−{8−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H24N3O3S2Cl、477.1;m/z実測値、478.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.74〜7.67(m,1H),7.53〜7.37(m,5H),7.01〜6.92(m,1H),3.60〜3.50(m,2H),3.20〜3.08(m,2H),2.89(s,3H),2.02〜1.90(m,2H),1.75〜1.66(m,2H),1.65〜1.50(m,2H)。
実施例216:メソ−エンド−N−(8−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26N3O3SF、455.2;m/z実測値、456.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.85(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),7.70(dd,J=8.9,4.9Hz,1H),7.40〜7.34(m,2H),7.28(dt,J=9.1,2.8Hz,1H),7.11〜7.01(m,2H),4.39〜4.30(m,1H),4.13〜4.04(m,3H),2.94〜2.86(m,3H),2.21〜2.08(m,2H),1.94(s,3H),1.92〜1.78(m,3H),1.76〜1.60(m,3H)。
実施例217:メソ−エキソ−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値C23H26N3O4S2F、491.1;m/z実測値、492.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.75(dd,J=7.6,1.4Hz,1H),7.43〜7.36(m,2H),7.38〜7.25(m,2H),7.10〜7.02(m,2H),4.19〜4.08(m,2H),4.02(t,J=5.7Hz,2H),2.93(s,3H),2.91〜2.86(m,3H),2.00〜1.87(m,4H),1.74〜1.64(m,3H),1.40〜1.29(m,2H)。
実施例218:(R,R)−1−(5−{2−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22N3O3SF、427.1;m/z実測値、428.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.58(d,J=8.1Hz,1H),7.48(dt,J=8.2,5.6Hz,1H),7.44〜7.37(m,2H),7.28〜7.22(m,2H),7.10〜7.02(m,2H),4.50〜4.48(m,0.5H),4.37〜4.32(m,0.5H),4.09〜4.01(m,2H),3.66〜3.63(m,0.5H),3.60〜3.57(m,0.5H),3.55〜3.50(m,0.5H),3.42〜3.37(m,0.5H),3.11〜3.05(m,0.5H),3.00〜2.86(m,3H),3.64〜2.59(m,0.5H),2.57〜2.52(m,0.5H),2.49〜2.42(m,0.5H),1.97(s,1.5H),1.86(s,1.5H),1.84〜1.79(m,0.5H),1.77〜1.72(m,0.5H),1.72〜1.66(m,0.5H),1.62〜1.57(m,0.5H)。
実施例219:メソ−エンド−(8−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N4O3SF、456.2;m/z実測値、457.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.45(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.56(dd,J=9.9,2.6Hz,1H),7.40〜7.32(m,2H),7.21(dt,J=9.1,2.6Hz,1H),7.09〜7.02(m,2H),5.90(d,J=6.0Hz,1H),5.43〜5.35(m,2H),4.12〜4.01(m,2H),3.70〜3.59(m,1H),3.25〜3.14(m,2H),2.72〜2.63(m,2H),3.02〜1.94(m,2H),1.95〜1.87(m,2H),1.87〜1.81(m,2H),1.51〜1.38(m,2H)。
実施例220:メソ−エンド−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C24H29N3O4S2、487.2;m/z実測値、488.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.72(s,1H),7.58〜7.49(m,1H),7.43〜7.36(m,2H),7.26〜7.19(m,1H),7.12〜7.02(m,2H),4.28〜4.10(m,4H),3.29〜3.12(m,2H),2.97(s,3H),2.66〜2.53(m,2H),2.38(s,3H),2.11〜1.92(m,4H),1.75〜1.68(m,2H),1.67〜1.53(m,2H)。
実施例221:メソ−エンド−3−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H25N4O3SCl、472.1;m/z実測値、473.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.95〜7.88(m,1H),7.56〜7.53(m,1H),7.52〜7.38(m,4H),7.37〜7.29(m,1H),6.08〜6.01(m,1H),4.28〜4.14(m,1H),3.28〜3.18(m,2H),3.06〜2.87(m,2H),2.01〜1.42(m,6H)。
実施例222:メソ−エンド−N−(8−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26N3O4S2Cl、507.1;m/z実測値、508.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.07(d,J=1.7Hz,1H),7.68(d,J=8.6Hz,1H),7.46(dd,J=8.6,2.2Hz,1H),7.42〜7.32(m,2H),7.10〜6.99(m,2H),4.14〜3.95(m,2H),3.50〜3.39(m,1H),3.24〜3.12(m,2H),3.03〜2.79(m,3H),2.71〜2.58(m,2H),2.07〜1.75(m,6H),1.76〜1.64(m,2H)。
実施例223:(R,R)−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H23N3O4S2、445.12;m/z実測値、446.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.90(dd,J=8.0,0.8Hz,1H),7.67(d,J=7.4Hz,1H),7.45〜7.39(m,1H),7.39〜7.34(m,2H),7.34〜7.28(m,1H),7.08〜7.02(m,2H),4.16(s,1H),4.06(t,J=5.8Hz,2H),3.64(s,1H),3.35(dd,J=10.0,8.6Hz,1H),3.22〜3.15(m,1H),2.99〜2.89(m,6H),2.71(d,J=9.6Hz,1H),1.77(d,J=9.8Hz,1H),1.66(d,J=10.0Hz,1H)。
実施例224:メソ−エンド−1−(3−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O2S、455.14;m/z実測値、456.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.96(d,J=8.6Hz,1H),7.77(d,J=2.0Hz,1H),7.36〜7.42(m,5H),4.70〜4.61(m,0.5H),4.50〜4.43(m,0.5H),4.33〜4.38(m,1H),4.05〜4.10(m,1H),2.91(s,1H),2.82(s,3H),2.24〜2.28(m,1H),1.90〜1.96(m,7H),1.60〜1.64(m,3H)。
実施例225:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26ClN3O4S2、507.11;m/z実測値、508.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.59(dd,J=8.1,0.8Hz,1H),7.48(td,J=8.2,5.8Hz,1H),7.43〜7.36(m,4H),7.29〜7.22(m,1H),4.16(m,1H),3.59(m,1H),3.17(d,J=7.4Hz,1H),2.92(s,3H),2.88〜2.63(m,6H),1.67〜1.73(m,2H)。
実施例226:メソ−エンド−3−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジルアミノ]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C22H23FN4O2S、426.15;m/z実測値、427.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.61〜7.57(m,1H),7.52〜7.44(m,3H),7.43〜7.39(m,2H),7.29〜7.23(m,1H),5.78(s,2H),4.06(m,2H),3.74(s,2H),2.85〜2.90(m,1H),2.67(s,0.5H),2.33(s,0.5H),2.15(d,J=7.0Hz,2H),1.88〜1.83(m,2H),1.78〜1.73(m,2H),1.61(d,J=13.8Hz,2H)。
実施例227:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26FN3O3S、455.17;m/z実測値、456.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.95(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.55(dd,J=9.9,2.6Hz,1H),7.38(d,J=8.9Hz,2H),7.21(td,J=9.1,2.6Hz,1H),7.07(d,J=8.9Hz,2H),4.23〜4.02(m,2H),3.98〜3.83(m,1H),2.90〜2.67(m,2H),2.01〜1.85(m,2H),1.76(s,3H),1.56(m,5H)。
実施例228:メソ−エンド−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C22H24ClN3O3S2、477.09;m/z実測値、478.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.07(d,J=2.2Hz,1H),7.68(d,J=8.6Hz,1H),7.45(dd,J=8.7,2.2Hz,1H),7.40〜7.33(m,2H),7.09〜7.03(m,2H),5.76(d,J=8.3Hz,1H),5.28(br s,2H),4.07(t,J=6.1Hz,2H),3.70〜3.65(m,1H),3.30〜3.23(m,2H),2.74(t,J=6.1Hz,2H),1.93〜1.82(m,2H),1.58〜1.53(m,3H),1.45〜1.35(m,2H)。
実施例229:メソ−エキソ−{8−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C22H23ClN4O2S、442.17;m/z実測値、443.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.98〜7.93(m,3H),7.60(d,J=8.1Hz,2H),7.55(m,1H),7.35(t,J=8.0Hz,1H),6.05〜6.00(m,1H),5.51(br s,2H),4.19(m,2H),3.77(m,3H),2.33(m,2H),2.13〜1.83(m,6H)。
実施例230:(S,S)−6−フルオロ−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C20H20FN3O3S2、433.09;m/z実測値、434.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.86(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),7.71(dd,J=8.9,4.9Hz,1H),7.50〜7.45(m,2H),7.41〜7.36(m,2H),7.28(td,J=9.1,2.8Hz,1H),4.19(s,1H),3.85〜3.72(m,2H),3.54(s,1H),3.43(dd,J=9.5,2.3Hz,1H),3.22(dd,J=9.4,2.2Hz,1H),2.94(s,3H),2.79(dd,J=9.6,2.3Hz,1H),2.63(d,J=9.6Hz,1H),1.85(d,J=9.9Hz,1H),1.68(d,J=9.9Hz,1H)。
実施例231:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26FN3O3S2、475.14;m/z実測値、476.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.96(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.55(dd,J=9.9,2.6Hz,1H),7.43〜7.35(m,4H),7.22(td,J=9.1,2.6Hz,1H),3.50〜3.35(m,3H),2.95〜2.80(m,6H),2.05〜1.60(m,8H)。
実施例232:(S,S)−7−フルオロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22FN3O3S2、447.11;m/z実測値、448.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.59(dd,J=8.1,0.8Hz,1H),7.48(td,J=8.2,5.8Hz,1H),7.43〜7.35(m,4H),7.29〜7.22(m,1H),4.16(br s,1H),3.59(br s,1H),3.20〜3.15(m,1H),2.92(s,3H),2.89〜2.63(m,6H),1.76(d,J=9.7Hz,1H),1.65(d,J=9.8Hz,1H)。
実施例233:メソ−エンド−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C23H26FN3O4S2、491.13;m/z実測値、492.0[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.94(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.55(dd,J=10.0,2.5Hz,1H),7.38(d,J=9.0Hz,2H),7.21(td,J=9.1,2.6Hz,1H),7.07(d,J=9.0Hz,2H),4.07(br s,4H),3.00〜2.90(m,6H),2.14(br s,2H),1.95〜1.85(m,4H),1.76(d,J=13.9Hz,2H)。
実施例234:メソ−エキソ−(8−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25ClN4O3S、472.13;m/z実測値、473.1[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):8.08(d,J=2.2Hz,1H),7.68(d,J=8.6Hz,1H),7.48〜7.43(m,3H),7.42〜7.37(m,2H),4.07(br s,2H),3.73(br s,2H),2.91(s,5H),2.25〜2.20(m,2H),2.16(br s,1H),1.95〜1.81(m,6H)。
実施例235:(R,R)−1−(5−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22FN3O2S、411.14;m/z実測値、412.2[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.86(dd,J=8.7,2.2Hz,1H),7.70(dd,J=8.9,4.8Hz,1H),7.42〜7.32(m,4H),7.28(td,J=9.1,2.8Hz,1H),4.51、(m,0.5H),4.37(m,0.5H),3.70〜3.50(m,2H),3.14〜3.04(m,1H),2.95〜2.70(m,5H),1.97(s,2H),1.86(s,2H),1.84〜1.56(m,2H)。
実施例236:(R,R)−6−クロロ−2−[4−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C20H20ClN3O3S2、449.06;m/z実測値、450.00[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.13〜8.06(m,1H),7.69(d,J=8.6Hz,1H),7.52〜7.44(m,3H),7.43〜7.37(m,2H),4.19(s,1H),3.83〜3.74(m,2H),3.54(s,1H),3.46〜3.40(m,1H),3.25〜3.19(m,1H),2.95(s,3H),2.83〜2.78(m,1H),2.66〜2.60(m,1H),1.85(d,J=9.9Hz,1H),1.69(d,J=10.0Hz,1H)。
実施例237:メソ−エキソ−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C23H26ClN3O3S2、491.11;m/z実測値、492.15[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.91(d,J=8.0Hz,1H),7.54(d,J=7.9Hz,1H),7.44〜7.36(m,4H),7.35〜7.29(m,1H),4.13(s,2H),3.05〜2.95(m,1H),2.93(s,3H),2.90〜2.83(m,2H),2.81〜2.73(m,2H),2.00〜1.89(m,4H),1.72〜1.64(m,2H),1.46〜1.36(m,2H)。
実施例238:(S,S)−6−クロロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22ClN3O3S2、463.08;m/z実測値、464.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.09(d,J=2.2Hz,1H),7.69(d,J=8.7Hz,1H),7.46(dd,J=8.7,2.2Hz,1H),7.42〜7.32(m,4H),4.16(s,1H),3.58(s,1H),3.30〜3.13(m,2H),2.92(s,3H),2.88〜2.79(m,2H),2.78〜2.62(m,4H),1.79〜1.61(m,2H)。
実施例239:メソ−エンド−(8−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25ClN4O2S、456.14;m/z実測値、457.05[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.08(s,1H),7.69(d,J=8.7Hz,1H),7.51〜7.42(m,1H),7.40〜7.26(m,4H),5.96〜5.81(m,1H),5.39(s,2H),3.72〜3.57(m,1H),3.17(s,2H),2.82〜2.67(m,2H),2.06〜1.73(m,6H),1.46(d,J=13.8,2H)。
実施例240:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O3S、471.14;m/z実測値、472.05[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.89(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=7.9Hz,1H),7.47〜7.38(m,2H),7.31(t,J=8.0Hz,1H),7.15〜7.01(m,2H),4.41〜4.29(m,1H),4.16〜4.02(m,3H),2.98〜2.81(m,3H),2.23〜2.03(m,2H),1.94(m,3H),1.91〜1.78(m,4H),1.78〜1.58(m,3H)。
実施例241(R,R)−4−フルオロ−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22FN3O3S2、447.11;m/z実測値、448.05[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.79〜7.74(m,1H),7.43〜7.27(m,6H),4.15(s,1H),3.58(s,1H),3.20〜3.12(m,1H),2.92(d,J=2.7Hz、3H),2.87〜2.62(m,7H),1.75(d,J=9.8Hz,1H),1.63(d,J=9.8Hz,1H)。
実施例242:メソ−エキソ−(8−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25FN4O2S、440.17;m/z実測値、441.15[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.79(d,J=7.7Hz,1H),7.56〜7.24(m,6H),4.20〜3.92(m,3H),3.25〜3.05(m,4H),2.33〜2.14(m,2H),1.87(d,9H)。
実施例243:メソ−6−フルオロ−2−{4−[2−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H24FN3O4S2、477.12;m/z実測値、478.05[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.89〜7.83(m,1H),7.69(dd,J=8.8,4.8Hz,1H),7.41〜7.35(m,2H),7.32〜7.24(m,1H),7.10〜7.03(m,2H),4.16〜4.03(m,2H),3.43(s,2H),3.16(d,J=10.5Hz,2H),2.99〜2.90(m,3H),2.84(s,2H),2.78〜2.68(m,2H),1.94〜1.86(m,2H),1.66〜1.60(m,2H)。
実施例244:(R,R)−5−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H21FN4O2S、412.14;;m/z実測値、413.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.96(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.64〜7.52(m,1H),7.44〜7.28(m,4H),7.28〜7.16(m,1H),5.75(s,2H),4.24(s,1H),3.59〜3.46(m,1H),3.05(s,1H),2.92〜2.62(m,5H),1.77〜1.66(m,1H),1.66〜1.55(m,1H)。
実施例245:(R,R)−5−{2−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H21FN4O2S、412.14;m/z実測値、413.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.60(d,J=8.1Hz,1H),7.55〜7.44(m,1H),7.39(s,4H),7.32〜7.21(m,1H),5.75(s,2H),4.24(s,1H),3.52(s,1H),3.12〜2.99(m,1H),2.91〜2.80(m,1H),2.73(s,4H),1.78〜1.66(m,1H),1.65〜1.52(m,1H)。
実施例246:(R,R)−5−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H21ClN4O2S、428.11;m/z実測値、429.15[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.10〜8.06(m,1H),7.72〜7.65(m,1H),7.47〜7.43(m,1H),7.40〜7.31(m,4H),5.75(s,2H),4.23(s,1H),3.51(s,1H),3.29〜3.20(m,1H),3.04(d,J=9.3Hz,1H),2.84(d,J=9.1Hz,1H),2.72(s,4H),1.73〜1.67(m,1H),1.62〜1.55(m,1H)。
実施例247:メソ−5−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H24ClN3O3S、457.12;m/z実測値、458.10[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.89(d,J=8.0Hz,1H),7.53(d,J=7.9Hz,1H),7.42(d,J=9.0Hz,2H),7.31(t,J=8.0Hz,1H),7.09(d,J=9.1Hz,2H),4.12(t,J=5.9Hz,2H),3.94(d,J=11.9Hz,1H),3.45(d,J=11.7Hz,1H),3.23(d,J=12.1Hz,1H),2.80〜2.61(m,3H),1.96(s,3H),1.92〜1.75(m,2H),1.64〜1.49(m,1H),1.45〜1.31(m,1H)。
実施例248:メソ−エンド−{2−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C23H26ClN3O4S2、507.11;m/z実測値、508.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.71〜7.67(m,1H),7.51〜7.39(m,4H),7.10〜7.06(m,2H),4.11〜4.01(m,4H),2.96〜2.84(m,6H),2.20〜2.10(m,2H),1.94〜1.84(m,4H),1.81〜1.74(m,2H)。
実施例249:(R,R)−1−(5−{2−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22FN3O3S、427.14;m/z実測値、428.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6、回転異性体の混合物):7.75(d,J=7.8Hz,1H),7.41〜7.39(m,2H),7.35〜7.27(m,2H),7.09〜7.04(m,2H),4.49(s,0.5H),4.34(s,0.5H),4.08〜4.04(m,2H),3.65(s,0.5H),3.59(s,0.5H),3.53(d,J=7.8Hz,0.5H),3.40(d,J=7.8Hz,0.5H),3.09(d,J=7.8Hz,0.5H),2.99〜2.86(m,3.5H),2.62(d,J=7.8Hz,0.5H),2.53(d,J=7.8Hz,0.5H),1.97(s,1.5H),1.87(s,1.5H),1.83〜1.79(m,0.5H),1.77〜1.72(m,0.5H),1.72〜1.67(m,0.5H),1.62〜1.57(m,0.5H)。
実施例250:メソ−1−(8−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H24ClN3O2S、441.13;m/z実測値、442.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):8.09(d,J=7.8Hz,1H),7.68(d,J=7.8Hz,1H),7.48〜7.33(m,5H),4.07〜3.87(m,1H),3.59〜3.42(m,1H),3.41〜3.19(m,2H),2.94〜2.45(m,6H),1.98(s,3H),1.95〜1.77(m,2H),1.65〜1.30(m,2H)。
実施例251:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26FN3O4S2、491.13;m/z実測値、492.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.60〜7.56(m,1H),7.52〜7.45(m,1H),7.44〜7.40(m,1H),7.28〜7.22(m,1H),7.13〜7.05(m,2H),4.26〜3.98(m,2H),3.56〜3.44(m,1H),3.38〜3.11(m,4H),2.89(s,3H),2.80〜2.57(m,1H),2.25〜1.61(m,7H)。
実施例252:(R,R)−5−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H21ClN4O2S、428.11;m/z実測値、429.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.97〜7.81(m,2H),7.54〜7.52(m,2H),7.41〜7.38(m,1H),7.32(d,J=7.8Hz,2H),4.23(s,1H),3.54〜3.48(m,2H),3.08〜3.00(m,2H),2.89〜2.81(m,2H),1.77〜1.65(m,2H),1.63〜1.53(m,2H)。
実施例253:(S,S)−1−(5−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22ClN3O2S、427.11;m/z実測値、428.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.92〜7.88(m,2H),7.55〜7.52(m,2H),7.44〜7.37(m,1H),7.32〜7.29(m,2H),3.78〜3.47(m,3H),3.15〜3.01(m,1H),3.00〜2.63(m,3H),1.86(s,3H),1.79〜1.53(m,3H)。
実施例254:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26FN3O2S、439.17;m/z実測値、440.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.60〜7.56(m,1H),7.53〜7.42(m,5H),7.31〜7.24(m,1H),4.14〜3.93(m,3H),3.21〜3.06(m,3H),2.54〜2.47(m,3H),2.34〜2.18(m,1H),2.06〜1.87(m,4H),1.86〜1.76(m,4H)。
実施例255:(S,S)−2−{4−[2−(5−メタンスルホニル−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−5−メチル−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H25N3O4S2、459.13;m/z実測値、460.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.69(s,1H),7.55(d,J=7.8Hz,1H),7.40〜7.30(m,2H),7.26〜7.20(m,1H),7.09〜7.01(m,2H),4.18〜4.03(m,3H),3.69〜3.61(m,1H),3.41〜3.29(m,1H),3.24〜3.13(m,1H),3.02〜2.86(m,3H),2.75〜2.68(m,1H),2.38(s,3H),1.81〜1.62(m,2H)。
実施例256:メソ−5−クロロ−2−{4−[2−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エトキシ]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H24ClN3O4S2、493.09;m/z実測値、494.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.95(d,J=7.8Hz,1H),7.77(d,J=7.8Hz,1H),7.41〜7.34(m,3H),7.09〜7.04(m,2H),4.14〜4.09(m,2H),3.44〜3.39(m,2H),3.21〜3.12(m,2H),2.97〜2.92(m,2H),2.84(s,3H),2.76〜2.69(m,2H),1.93〜1.87(m,2H),1.66〜1.60(m,2H)。
実施例257:メソ−エンド−3−{2−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H25ClN4O3S、472.13;m/z実測値、473.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.95(d,J=7.8Hz,1H),7.77(d,J=7.8Hz,1H),7.40〜7.35(m,3H),7.08〜7.04(m,2H),4.11〜4.01(m,4H),2.94〜2.85(m,3H),2.10〜2.03(m,2H),1.96〜1.87(m,2H),1.77〜1.70(m,2H),1.56〜1.49(m,2H)。
実施例258:メソ−4−フルオロ−2−[4−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イルメチル)−フェノキシ]−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C21H22FN3O3S2、447.11;m/z実測値、448.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):7.78(d,J=7.8Hz,1H),7.54(d,J=7.8Hz,2H),7.46〜7.42(m,2H),7.37〜7.27(m,2H),3.57(s,1H),3.29〜3.24(m,2H),3.23〜3.17(m,2H),3.00〜2.92(m,2H),2.90〜2.80(m,3H),2.05〜1.93(m,2H),1.70〜1.62(m,2H)。
実施例259:メソ−エンド−{8−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C22H23ClN4O2S、442.12;m/z実測値、443.2[M+H]+。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):8.00〜7.95(m,1H),7.79(d,J=7.8Hz,1H),7.53〜7.35(m,5H),5.44〜5.36(m,2H),3.74〜3.67(m,1H),3.57〜3.48(m,2H),3.10〜3.02(m,2H),2.08〜1.82(m,4H),1.54〜1.45(m,2H)。
実施例260:メソ−エキソ−{8−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C22H23FN4OS、426.51;m/z実測値、427.3[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):10.26〜10.10(m,1H),8.06〜7.92(m,1H),7.81(s,1H),7.58(s,4H),7.31〜7.14(m,1H),6.00〜5.88(m,1H),5.51(s,1H),4.20(s,1H),3.83(s,3H),3.61〜3.50(m,1H),2.44〜2.27(m,1H),2.05〜1.79(m,5H)。
実施例261:メソ−エンド−(8−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素
MS(ESI):質量計算値、C24H28N4O2S、436.57;m/z実測値、437.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.72(s,1H),7.56(d,J=8.2Hz,1H),7.39(s,4H),7.24(d,J=8.2Hz,1H),6.16〜5.66(m,2H),5.66〜5.08(m,2H),4.16〜3.44(m,2H),2.87〜2.53(m,2H),2.39(s,4H),2.07〜1.74(m,4H),1.73〜1.20(m,5H)。
実施例262:メソ−エンド−(8−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25FN4O3S、456.53;m/z実測値、457.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.32(s,1H),7.76(d,J=7.7Hz,1H),7.43(s,2H),7.38〜7.26(m,2H),7.11(s,2H),6.15〜5.14(m,4H),4.65〜3.53(m,3H),2.37〜1.12(m,10H)。
実施例263:メソ−エキソ−1−(3−{2[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H26FN3O3S、455.55;m/z実測値、456.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.32(s,1H),7.58(d,J=7.4Hz,1H),7.50〜7.46(m,1H),7.44〜7.37(m,2H),7.30〜7.20(m,1H),7.09〜7.03(m,2H),4.43(s,1H),4.18(s,1H),4.03(t,J=5.7Hz,2H),3.04(s,1H),2.91(t,J=5.6Hz,2H),1.95(s,6H),1.87〜1.57(m,5H)。
実施例264:(S,S)−1−(5−{2−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22ClN3O3S、443.95;m/z実測値、444.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):8.32(s,1H),7.95(d,J=8.6Hz,1H),7.77(d,J=1.9Hz,1H),7.42〜7.34(m,3H),7.09〜7.02(m,2H),4.49(s,0.5H),4.34(s,0.5H),4.05(t,J=5.8Hz,2H),3.64(s,0.5H),3.58(s,0.5H),3.52(d,J=9.5Hz,0.5H),3.39(d,J=12.2Hz,0.5H),3.08(d,J=9.1Hz,0.5H),3.01〜2.83(m,3H),2.62(d,J=9.6Hz,0.5H),1.97(s,1.5H),1.86(s,1.5H),1.84〜1.71(m,1H),1.71〜1.57(m,1H)。
実施例265:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26ClN3O4S2、508.06;m/z実測値、509.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.96(d,J=8.5Hz,1H),7.77(d,J=2.0Hz,1H),7.38(d,J=8.5Hz,3H),7.07(s,2H),4.52〜4.32(m,1H),4.16〜3.93(m,2H),3.54〜3.35(m,2H),3.29〜3.10(m,2H),2.87(s,3H),2.74〜2.55(m,2H),2.18〜1.59(m,7H)。
実施例266:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(5−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26FN3O2S、439.55;m/z実測値、440.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.32(s,1H),7.97(dd,J=8.8,5.5Hz,1H),7.56(dd,J=9.9,2.6Hz,1H),7.44〜7.32(m,4H),7.24〜7.20(m,1H),4.34(s,1H),4.08(s,1H),2.93〜2.72(m,5H),2.08(s,1H),1.93(s,8H),1.70〜1.51(m,3H)。
実施例267:メソ−エキソ−3−{2−[4.(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H25FN4O3S、456.53;m/z実測値、457.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.39(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),7.24(dd,J=8.9,4.9Hz,1H),6.92(d,J=9.0Hz,2H),6.82(dd,J=10.4,7.7Hz,1H),6.61(d,J=9.1Hz,2H),5.38(s,2H),3.67〜3.50(m,4H),2.04(s,4H),1.68〜1.20(m,6H),1.07(d,J=14.1Hz,2H)。
実施例268:メソ−エキソ−1−(3−{2−[4−(6−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O2S、472.0;m/z実測値、473.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):8.07(d,J=2.2Hz,1H),7.68(d,J=8.6Hz,1H),7.45(dd,J=8.7,2.2Hz,1H),7.38(d,J=9.0Hz,2H),7.07(d,J=9.0Hz,2H),4.35(s,1H),4.07(t,J=5.6Hz,3H),2.89(t,J=5.7Hz,3H),2.27〜2.04(m,3H),1.94(s,3H),1.90〜1.80(m,3H),1.77〜1.56(m,3H)。
実施例269:メソ−エキソ−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール(benxothiazol)−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C24H29N3O3S2、471.64;m/z実測値、472.0[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.71(s,1H),7.56(d,J=8.2Hz,1H),7.39〜7.30(m,4H),7.23(d,J=8.0Hz,1H),4.02(s,2H),2.88(s,4H),2.76(s,4H),2.38(s,3H),1.99(br s,2H),1.83(br s,4H),1.77〜1.66(m,3H)。
実施例270:(S,S)−1−{5−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル}−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H23N3O2S、393.50;m/z実測値、394.2[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.72(s,1H),7.57(d,J=8.2Hz,1H),7.46(s,2H),7.37(d,J=6.9Hz,2H),7.24(d,J=8.3Hz,1H),4.53(s,0.5H),4.37(s,0.5H),3.75(s,2H),3.63〜3.43(s,2H),3.33(s,3H),2.83(s,1H),2.61〜2.43(m,2H),1.97(s,1H),1.89(s,3H),1.73(s,1H)。
実施例271:メソ−エンド−N−(8−{2−[4−(6−メチル−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C25H29N3O3S、451.58;m/z実測値、452.1[M+H]+。1H NMR(500MHz,DMSO−d6):7.98〜7.87(m,1H),7.71(s,1H),7.55(d,J=8.2Hz,1H),7.41(s,2H),7.24(d,J=8.4Hz,1H),7.12(s,2H),4.46(s,2H),4.16〜3.92(m,3H),3.46〜3.34(m,2H),2.39(s,3H),2.26(br s,1H),1.96(br s,6H),1.81(s,4H)。
実施例272:メソ−エキソ−N−{8−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H24FN3O2S、425.16;m/z実測値、426.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.67(dd,J=8.9,4.8Hz,1H),7.60(d,J=8.4Hz,2H),7.41〜7.34(m,3H),7.12(td,J=9.0,2.7Hz,1H),5.68〜5.53(m,1H),4.31〜4.15(m,1H),3.73(s,2H),3.43(s,2H),2.25〜1.70(m,11H)。
実施例273:メソ−エンド−N−(8−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C24H26FN3O3S、455.17;m/z実測値、456.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.76(dd,J=7.5,1.6Hz,1H),7.44〜7.37(m,2H),7.37〜7.26(m,2H),7.11〜7.05(m,2H),4.39〜4.30(m,1H),4.13〜4.03(m,3H),2.94〜2.86(m,3H),2.21〜2.06(m,2H),1.94(s,3H),1.91〜1.77(m,4H),1.77〜1.60(m,3H)。
実施例274:(R,R)−1−(5−{2−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C22H22ClN3O2S、427.11;m/z実測値、428.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6,回転異性体の混合物):7.97(d,J=8.6Hz,1H),7.80〜7.78(m,1H),7.42〜7.33(m,5H),4.49(s,0.5H),4.34(s,0.5H),3.63〜3.46(m,1.5H),3.29(dd,J=9.5,2.2Hz,1H),3.06(dd,J=11.0,1.9Hz,0.5H),2.88(ddd,J=14.9、9.4,2.1Hz,1H),2.82〜2.66(m,4H),2.56(d,J=9.5Hz,0.5H),2.45(d,J=9.2Hz,0.5H),1.96(s,1.5H),1.85(s,1.5H),1.79(d,J=9.8Hz,0.5H),1.72(d,J=9.7Hz,0.5H),1.67(d,J=9.3Hz,0.5H),1.58(d,J=9.6Hz,0.5H)。
実施例275:メソ−エキソ−1−(3−{2−[4−(4−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチルアミノ}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C24H26ClN3O2S、455.14;m/z実測値、456.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.92(dd,J=8.0,1.1Hz,1H),7.54(dd,J=7.9,1.1Hz,1H),7.46〜7.37(m,4H),7.33(t,J=8.0Hz,1H),4.47〜4.40(m,1H),4.23〜4.17(m,1H),3.29〜3.07(m,2H),2.98〜2.87(m,2H),2.85〜2.77(m,2H),2.01〜1.89(m,5H),1.89〜1.57(m,4H),1.43〜1.30(m,2H)。
実施例276:メソ−エキソ−N−{8−[4−(5−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−ベンジル]−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−アセトアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H24ClN3O2S、441.13;m/z実測値、442.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.76〜7.70(m,3H),7.60(d,J=8.4Hz,1H),7.41(d,J=8.6Hz,2H),7.29(d,J=2.0Hz,0.5H),7.27〜7.26(m,0.5H),5.95〜5.82(m,1H),4.40〜4.22(m,1H),3.88(s,2H),3.58(s,2H),2.35〜1.83(m,11H)。
実施例277:メソ−エンド−N−(8−{2−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26FN3O3S2、475.14;m/z実測値、476.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.66(dd,J=8.9,4.8Hz,1H),7.37(dd,J=8.0,2.6Hz,1H),7.32〜7.24(m,4H),7.11(dd,J=10.3,7.7Hz,1H),4.51(d,J=6.3Hz,1H),3.77〜3.68(m,1H),3.48〜3.26(m,2H),2.97(s,3H),2.93〜2.76(m,2H),2.75〜2.56(m,2H),2.54〜2.20(m,2H),2.18〜2.00(m,2H),2.00〜1.72(m,4H)。
実施例278:メソ−エンド−(8−{2−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25ClN4O3S、472.13;m/z実測値、473.10[M+H]+。1H NMR(300MHz,CDCl3):7.60〜7.50(m,1H),7.30〜7.10(m,4H),6.90〜7.00(m,2H),5.80〜5.60(m,1H),4.60〜4.40(m,2H),4.20〜4.00(m,2H),3.90〜3.80(m,1H),3.50〜3.30(m,2H),2.90〜2.40(m,4H),2.40〜2.20(m,2H),2.20〜2.00(m,2H),1.90〜1.60(m,2H)。
実施例279:メソ−エンド−{2−[4−(4−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−(8−メタンスルホニル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−アミン。
MS(ESI):質量計算値、C23H26FN3O3S2、475.14;m/z実測値、476.10+。1H NMR(400MHz,CDCl3):7.44(dd,J=8.0,0.9Hz,1H),7.34〜7.29(m,4H),7.25〜7.19(m,1H),7.15〜7.08(m,1H),4.20(s,2H),3.20〜2.89(m,5H),2.87(s,3H),2.47〜2.08(m,2H),2.02(s,4H),1.90〜1.68(m,3H)。
実施例280:(R,R)−5−{2−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェニル]−エチル}−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸アミド。
MS(ESI):質量計算値、C21H22N4O2S、394.15;m/z実測値、395.10[M+H]+。1H NMR(300MHz,CDCl3):7.80〜7.60(m,2H),7.40〜7.10(m,6H),4.90〜4.20(m,3H),3.70〜3.40(m,2H),3.30〜3.10(m,1H),3.10〜2.90(m,1H),2.90〜2.60(m,5H),2.00〜1.60(m,2H)。
実施例281:メソ−4−クロロ−2−{4−[2−(3−メタンスルホニル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−エチル]−フェノキシ}−ベンゾチアゾール。
MS(ESI):質量計算値、C22H24ClN3O3S2、477.09;m/z実測値、478.00[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.91(dd,J=8.0,1.1Hz,1H),7.54(dd,J=8.0,1.1Hz,1H),7.44〜7.38(m,4H),7.32(t,J=8.0Hz,1H),3.41〜3.34(m,2H),3.18〜3.13(m,2H),2.96〜2.89(m,2H),2.85(s,3H),2.82〜2.74(m,2H),2.60〜2.53(m,2H),1.94〜1.83(m,2H),1.65〜1.56(m,2H)。
実施例282:メソ−エキソ−(8−{2−[4−(7−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−尿素。
MS(ESI):質量計算値、C23H25FN4O3S、456.16;m/z実測値、457.20[M+H]+。1H NMR(600MHz,CDCl3):7.53(d,J=8.1Hz,1H),7.36〜7.31(m,1H),7.31〜7.28(m,2H),7.03〜6.95(m,3H),5.22(s,1H),4.59(s,2H),4.40(t,J=4.7Hz,2H),4.13〜3.98(m,1H),3.78(s,2H),3.21〜3.03(m,2H),2.24〜2.12(m,2H),2.12〜2.02(m,2H),2.01〜1.93(m,4H)。
実施例283:メソ−1−(8−{2−[4−(7−クロロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−エタノン。
MS(ESI):質量計算値、C23H24ClN3O3S、457.12;m/z実測値、458.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.70(dd,J=7.5,1.5Hz,1H),7.52〜7.39(m,4H),7.13〜7.06(m,2H),4.13(t,J=6.0Hz,2H),3.95(d,J=11.3Hz,1H),3.49〜3.41(m,1H),3.39〜3.31(m,2H),3.23(d,J=11.1Hz,1H),2.76〜2.67(m,3H),1.96(s,3H),1.91〜1.79(m,2H),1.60〜1.50(m,1H),1.45〜1.34(m,1H)。
実施例284:メソ−エキソ−N−(8−{2−[4−(6−フルオロ−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ)−フェノキシ]−エチル}−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−メタンスルホンアミド。
MS(ESI):質量計算値、C23H26FN3O4S2、491.13;m/z実測値、492.10[M+H]+。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):7.86(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),7.70(dd,J=8.9,4.9Hz,1H),7.42〜7.35(m,2H),7.29(td,J=9.2,2.8Hz,1H),7.10〜7.04(m,2H),6.97(d,J=8.3Hz,1H),4.07(t,J=6.0Hz,2H),3.33〜3.27(m,3H),2.90(s,3H),2.80〜2.71(m,2H),1.96〜1.83(m,2H),1.72〜1.52(m,6H)。
生物学的方法:LTA4ヒドロラーゼ阻害剤活性のための遺伝子組み換えヒトLTA4ヒドロラーゼの検定
本発明の化合物の、遺伝子組み換えヒトLTA4ヒドロラーゼ(rhLTA4H)に対するLTA4ヒドロラーゼ阻害剤活性が試験された。rhLTA4Hを発現するベクターは本質的に以下のように調製して用いた:LTA4ヒドロラーゼをコードするDNAを、ヒト胎盤cDNAライブラリーをテンプレートとして用いるポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により増幅した。PCR反応のためのオリゴヌクレオチドプライマーは、5’−末端に基づき、公開されたヒトLTA4ヒドロラーゼ遺伝子をコードする領域の3’−末端側の相補体である(C.D.Funk et al,Proc.USA 1987,84:6677〜6681)。LTA4ヒドロラーゼをコードする増幅された1.9kbのDNA断片を単離し、pFastBaC1ベクター(Invitrogen)にクローン化した。遺伝子組み換えバキュロウイルスは、製造業者により記載された通りに生成し、Spodoptera frugiperda(Sf−9)細胞に感染させるために用いた。遺伝子組み換えLTA4ヒドロラーゼ酵素は、感染させたSf−9細胞から本質的にJ.K.Gierse et al.により記載された通りに精製した(Protein Expression and Purification 1993,4:358〜366)。精製された酵素溶液を、0.29mg/mL LTA4ヒドロラーゼ、50mMTris(pH8.0)、150mM NaCl、5mMジチオスレイトール、50%グリセリンを含有し、EDTAは含まないコンプリート・プロテアーゼ阻害剤カクテル(Roche)に含まれるように調整した。酵素の特異的活性は約3.8μmol/分/mgであった。
LTA4基質は、LTA4のメチルエステル(Cayman Chemical)を、窒素下、室温で67当量のNaOHにより40分間処理して調製した。遊離酸の形態のLTA4基質は使用時まで−80℃で冷凍保存した。それぞれの化合物は、10%DMSOを含有する検定用緩衝液(0.1Mリン酸カリウム(pH7.4)、脂肪酸を含まない5mg/mLBSA)により異なる濃度に希釈した。それぞれの化合物の希釈物の25μLのアリコートを、等しい容積の36ngの遺伝子組み換えヒトLTA4Hを含有する検定用緩衝液と室温で10分間インキュベートした。次いで溶液の容積を検定用緩衝液で200μLに調整した。LTA4(遊離酸)を解凍し、検定用緩衝液で357ng/mLの濃度に希釈し、LTA4基質の25μL(9ng)を、ゼロ時間で反応混合物(合計容積=225μL)に加えた。それぞれの反応は室温で10分間行った。10μLの反応混合物を200μLの検定用緩衝液で希釈することにより反応を停止した。希釈されたサンプル中のLTB4は、製造業者により推奨される、市販の酵素結合免疫測定(Cayman Chemical Co.)により定量した。本質的に同一の条件であるが、阻害剤化合物を添加しない陽性対照、及び酵素を除く全ての検定成分を含有する陰性対照をそれぞれの実験で使用した。IC50値は、異なる化合物濃度での活性データを、グラフト(Grafit)プログラム(Erithacus software)を用いた4パラメーターの方程式に適合させて決定した。
この検定試験で試験された化合物が示した結果を、得られた結果の平均値として表1に示す。
実施例に言及することで本発明を例証してきたが、本発明を前述された詳細な説明に限定することを意図するものではないことが理解される。