JP5601379B2 - 空調制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、空調制御システムに関する。
近年、高度情報化社会の到来にともなって計算機で多量のデータが扱われるようになり、多数の計算機を同一室内に設置して一括管理することが多くなっている。例えばデータセンターでは、計算機室内に多数のラック(サーバーラック)を設置し、それぞれのラックに複数の計算機(サーバ)を収納している。そして、それらの計算機にジョブを有機的に配分し、大量のジョブを効率的に処理している。
ところで、ラックマウント型(ラックに収納するタイプ)の計算機では、一般的に室内のエアーをラックの一方の面側から取り込んでCPU(Central Processing Unit)等を冷却し、それにより高温になったエアーをラックの他方の面側から排出している。計算機を設置した部屋の温度が高くなると計算機の故障や誤動作の原因になるため、データセンターでは計算機の温度が許容温度を超えないように、空調機により計算機室の温度を管理している。
データセンターにおいて空調に要する電力消費量は、各計算機で消費される電力の合計に匹敵するほど大きいといわれている。このため、空調に要する電力の削減が要望されている。
一方、CPUの性能向上、OS(Operating System)の64ビット化、及びハードディスクドライブの大容量化などにともない、1台の計算機(物理サーバ)に複数の仮想マシン(Virtual Machine:VM)を搭載して運用することが可能になってきた。そこで、CPU使用率が低い複数の計算機(物理サーバ)の仮想マシンを1台の計算機に集約し、それによりアイドル状態になった計算機の電源を一時的にオフにするいわゆるVM集約/配置技術が開発され、徐々に実用化されつつある。
ラックマウント型計算機では、アイドル状態でも100W程度の電力を消費するので、VM集約/配置技術を使用してアイドル状態になった計算機の電源をオフにすることにより、データセンターで消費する電力を大幅に削減することができる。
特開2009−299919号公報 特開2010−32174号公報 特開2006−64283号公報
しかしながら、省エネルギー及び地球温暖化防止の観点から、データセンターで消費する電力のより一層の削減が望まれる。
以上から、データセンター等の施設で消費する電力をより一層削減できる空調制御システムを提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、複数の計算機が収納されたラックと、前記ラックが配置される機器設置エリアと、前記機器設置エリアの床下に設けられたフリーアクセスフロアと、前記機器設置エリアからエアーを取り込み、前記フリーアクセスフロアに温度調整されたエアーを供給する空調機と、前記機器設置エリアと前記フリーアクセスフロアとを連絡する通風口と、前記通風口に配置されて前記フリーアクセスフロアから前記機器設置エリアに流れるエアーの量を調整する風量調整装置と、前記風量調整装置を駆動する駆動部と、前記ラックの温度を測定する温度測定部と、前記温度測定部による温度測定結果に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを有し、前記風量調整装置は、エアーが通る開口部が設けられた風量調整シートと、前記風量調整シートの一方の端部に接続されて前記風量調整シートを巻き取り可能な第1のロールと、前記第1のロールと離隔して配置され、前記風量調整シートの他方の端部に接続されて前記風量調整シートを巻き取り可能な第2のロールとを有する空調システムが提供される。
上記一観点による空調制御システムでは、フリーアクセスフロアと機器設置エリアとを連絡する通風口に、風量調整装置を配置する。この風量調整装置は、第1のロール、第2のロール及び風量調整シートを有する。そして、風量調整シートのうち第1のロールと第2のロールとの間に配置する部分を変更することにより、フリーアクセスフロアから通風口を介して機器設置エリアに流れるエアーの量を調整することができる。これにより、計算機の発熱量に応じて通風口から機器設置エリアに供給されるエアーの量を調整することができ、計算機を効率よく冷却できる。その結果、データセンター等の施設で消費する電力が削減される。
図1は、計算機室の一例を説明する平面図である。 図2は、計算機室の模式的な斜視図である。 図3は、計算機がラック内に収納された状態の模式図である。 図4は、実施形態に係る風量調整装置を例示した斜視図(その1)である。 図5は、実施形態に係る風量調整装置を例示した斜視図(その2)である。 図6は、複数の開口パターン(開口部)が設けられた風量調整シート(その1)を例示する展開図である。 図7は、複数の開口パターン(開口部)が設けられた風量調整シート(その2)を例示する展開図である。 図8は、第1の空調制御システムを例示する模式図である。 図9は、第1の空調制御システムの動作を例示するフローチャートである。 図10は、第1の空調制御システムの動作を例示する模式図である。 図11は、グリルからラックへのエアーの流れを表した模式図である。 図12は、グリルの開口率と各グリルから吹き出すエアーの風量との関係をシミュレーションした結果を表した図である。 図13は、シミュレーション計算時の計算機室内のレイアウトを表した模式図である。 図14(a)は風量調整シートに設けられた開口パターンの他の例を説明する斜視図、図14(b)はその風量調整シートがグリルに配置されている状態を示す模式図である。 図15は、第2の空調制御システムを例示する模式図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
図1は、計算機室の一例を説明する平面図、図2は同じくその計算機室の模式的な斜視図、図3は計算機がラック内に収納された状態の模式図である。
計算機室10は、図2のように、ラック(サーバラック)11が設置される機器設置エリア10aと、機器設置エリア10aの床下に設けられて電力ケーブル及び通信ケーブル等が配置されるフリーアクセスフロア(床下空間)10bとを有する。
機器設置エリア10aには、図1のように、多数のラック11が列毎に並んで配置されている。また、図3のように、各ラック11にはそれぞれ複数の計算機(物理サーバ)16が高さ方向に並んで収納されている。
各計算機16にはそれぞれ冷却ファン17が設けられている。この冷却ファン17は例えばCPUの温度に応じた回転数で回転してラック11の前面(以下、「吸気面」という)側からエアーを取り込み、CPUを冷却して高温になったエアーを背面(以下、「排気面」という)側から排出する。
隣り合う列のラック11は、吸気面と吸気面又は排気面と排気面とが向き合うように配置されている。吸気面側の通路の床には、1又は複数のラック11毎に、フリーアクセスフロア10bと機器設置エリア10aとを連絡するグリル(通風口)13が設けられている。
また、計算機室10には、1又は複数の空調機15が設置されている。空調機15は機器設置エリア10aからエアーを取り込み、フリーアクセスフロア10bに温度調整された低温のエアーを供給する。この低温のエアーは、グリル13を介して機器設置エリア10aに送り出され、ラック11に吸気面側から取り込まれる。そして、ラック11内の計算機16を冷却して温度が上昇したエアー(排気)は、ラック11の排気面側から機器設置エリア10aに排出される。
図1,図2に記載の計算機室10では、隣り合うラック列を、ラック11の吸気面と吸気面又は排気面と排気面とが向き合うように配置している。これにより、グリル13を介して低温のエアーが供給されるエリアとラック11から高温のエアーが排出されるエリアとが空間的に分離され、ラック11の効率的な冷却が可能になる。以下、低温のエアーが供給されるラック吸気面側のエリアをコールドアイルと呼び、高温のエアーが排出されるラック排気面側のエリアをホットアイルと呼ぶ。
計算機室10内のエアーは、空調機15、フリーアクセスフロア10b、機器設置エリア10a(コールドアイル)、ラック11、機器設置エリア10a(ホットアイル)、空調機15という順番で循環する。
ところで、計算機16は、投入されたジョブによりCPU使用率が変化し、多量のジョブが投入された計算機16や負荷が大きいジョブが投入された計算機16ではジョブの処理にともなって多量の熱が発生する。一方、空調機15から送り出される低温のエアーは、グリル13を介して各ラック11にほぼ均一に供給される。そのため、単に計算機室10内の温度を空調機15により調整するだけでは、局所的に冷却不足が発生するおそれがある。
例えば冷却能力が大きい空調機を使用し、その空調機を常に最大能力で運転することにより、局所的な冷却不足を解消することは可能である。しかし、その場合は空調に要する電力が増大するという問題が発生する。このため、計算機室10の効率的な空調が要望される。
計算機室10内の効率的な空調を実現するために、空調機15とは別に局所冷却装置を使用して、発熱量(収納された計算機の発熱量の総和)が多いラック11を局所的に冷却することが提案されている。しかし、その場合は、局所冷却装置の設置にともなうコストが必要になるだけでなく、局所冷却装置の電力消費量が比較的多いので、空調に要する電力を削減する効果を十分に得ることができない。
一方、フリーアクセスフロア10bから機器設置エリア10aに供給される低温のエアーの量をグリル13毎に調整することが考えられる。すなわち、グリル13から供給されるエアーの量を動的に変化させ、発熱量が多いラック11にはグリル13から供給されるエアーの量を多くし、発熱量が少ないラック11にはグリル13から供給されるエアーの量を少なくする。これにより、局所冷却装置を使用したのと同様の効果を得ることができる。
グリル13から供給されるエアーの量を動的に変化させるために、各グリル13に電動ファンを配置することが考えられる。以下、電動ファンが配置されたグリル13を、電動ファン式グリルと呼ぶ。電動ファン式グリルを採用した空調制御システムでは、例えば各ラック11の発熱量に応じて各グリル13の電動ファンの回転数を制御するとともに、全ラック11の発熱量の平均値に応じて空調機15の設定温度及びエアー吹き出し量を調整する。これにより、空調に要する電力を削減しつつ、局所的な冷却不足を回避できる。
しかし、このような空調制御システムでは、計算機室10内に多数の電動ファンが必要になり、初期コストやメンテナンスコストが高くなる。また、電動ファンを停止してもフリーアクセスフロア10bと機器設置エリア10aとの間の圧力差により低温のエアーがグリル13を通過する。このため、停止中のラック11にも低温のエアーが供給され、その分稼動中のラック11に供給される低温のエアーの量が少なくなる。その結果、冷却効率が低下する。更に、各グリル13にそれぞれ電動ファンを設置すると重量が大幅に増加するため、床の補強や耐震工事が必要になることもある。
各グリル13にルーバーを配置し、ルーバーの羽板の角度を調整してグリル13の開口率を変化させて、グリル13からラック11に供給されるエアーの量を調整することも考えられる。以下、ルーバーが配置されたグリルをルーバー式グリルと呼ぶ。ルーバー式グリルの場合、電動ファン式グリルよりも軽量にできるので、床の補強や耐震工事は不要であり、比較的安価に実現できる。
しかし、ルーバー式グリルの場合、羽板の角度により開口率を調整するため、開口率に応じてグリル13から吹き出すエアーの角度が変化してしまう。つまり、グリル13の開口率が低いときにはラック11の低い位置に配置された計算機16に低温のエアーが優先的に供給され、高い位置に配置された計算機16に供給される低温のエアーの量が少なくなってしまう。
以下、実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(風量調整装置)
図4,図5は、実施形態に係る風量調整装置を例示した斜視図(模式図)である。なお、以下の説明においても、計算機室10内のレイアウトを例示した図1,図2、及びラック11内に収納された計算機16を例示した図3を参照する。
本実施形態に係る風量調整装置20は、図5のようにグリル板31の下に配置される。また、本実施形態に係る風量調整装置20は、送り出しロール21aと、巻き取りロール21bと、風量調整シート22とを有している。
グリル板31は機器設置エリア10aの床に設けられた通風口(グリル13)の上に配置され、フリーアクセスフロア10bからラック設置エリア10aに供給されるエアーが通る通気穴31aが複数設けられている。このグリル板31は、メンテナンス時に人が乗っても破損しない程度の耐荷重を有している。
送り出しロール21aは例えば通風口(グリル13)のラック11側の辺に沿って配置され、巻き取りロール21bは送り出しロール21aが配置された側の辺に対向する辺に沿って配置される。送り出しロール21aはその両端を軸受けガイド23aに支持され、モータ24aにより回転する。また、巻き取りロール21bはその両端を軸受けガイド23bに支持され、モータ24bにより回転する。
風量調整シート22は厚手の樹脂フィルム又は布等により形成されており、送り出しロール21aから巻き取りロール21bに架け渡されている。この風量調整シート22には、エアーが通流する開口部27が設けられている。本実施形態では、図6の展開図に例示するように、風量調整シート22の長手方向に沿ってそれぞれ異なる形状の複数の開口パターン(開口部)27a,27b,27c,…が設けられている。風量調整シート22は、モータ24bの回転により送り出しロール21aから送り出されて巻き取りロール21bに巻き取られ、モータ24aの回転により巻き取りロール21bから巻き解かれて送り出しロール21aに巻き取られる。
なお、図7は、図6に示す開口パターン27a,27b,27cとは異なる形状の開口パターン27d,27e,27fを有する風量調整シート22を例示する図である。風量量調整シート22の開口パターンの形状は、計算機の稼動状態に応じて適宜設定すればよい。また、エアーの流れによる風量調整シート22のうねりを防止して風量調整シート22の移動をスムーズにするために、例えば風量調整シート22の幅方向の両側を押えるシートガイドを設けてもよい。
図4のように、風量調整シート22の幅方向の一方の縁部には位置制御用マーカー25が設けられており、軸受けガイド23aの近傍にはマーカー読み取り用センサ26が配置されている。本実施形態では、マーカー25として、風量調整シート22の縁部に複数の穴が設けられている。マーカー読み取り用センサ26は、後述する駆動部44に接続され、マーカー25を検出すると所定の信号を駆動部44に出力する。この信号に基づいて駆動部44がモータ24a,24bを駆動制御することにより、送りロール21aと巻き取りロール21bとの間に風量調整シート22の所望の部分を配置することができる。なお、マーカー25として、バーコードやQRコードなどを使用してもよい。
(第1の空調制御システム)
図8は上述の風量調整装置を用いた第1の空調制御システムを例示する模式図である。この図8のように、第1の空調制御システムは、空調機15と、風量調整装置20と、温度センサとなる光ファイバ41が接続される温度分布測定部42と、制御部43と、駆動部44とを有する。
光ファイバ41は各ラック11の吸気面及び排気面を通るように、かつラック11とラック11との間はフリーアクセスフロアを通るように敷設される。温度分布測定部42は、光ファイバ41内を光(レーザ光)が通るときに発生するラマン散乱光を検出して、光ファイバ41が敷設されたラック11の吸気面及び排気面の温度分布を測定する。
なお、ここでは温度センサとして光ファイバ41を使用しているが、温度センサとして、各ラック11に熱電対、サーミスタ又はIC型温度センサ等を配置してもよい。また、計算機16内のCPU又はその他の半導体チップに内蔵された温度センサを使用してもよい。
制御部43は、温度分布測定部42から入力される温度分布のデータに基づき、駆動部44及び空調機15にそれぞれ制御信号を出力する。
空調機15は、制御部43から出力される制御信号に応じて、エアーの吹き出し量や設定温度を調整する。また、駆動部44は、制御部43から出力される制御信号とマーカー読み取り用センサ26(図4参照)の出力とに応じて風量調整装置20(モータ24a,24b)を制御し、各グリル13の開口率を調整する。
以下、上述の空調制御システムの動作例について、図8のシステム構成図及び図9のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは説明を簡単にするために、計算機室10内には図10のように4台のラック11a〜11dが配置され、ラック11a〜11dの吸気面側の床にはグリル13a〜13dが設けられているものとする。
また、ここでは、説明の便宜上、グリル板31と風量調整シート22の開口部27との重なり部分の面積によりグリル13a〜13dの開口率が定義されるものとする。すなわち、グリル板31と風量調整シート22の開口部27とが完全に重なった場合を開口率100%、グリル板31と風量調整シート22の開口部27とが全く重ならない場合を開口率0%とする。
更に、風量調整シート22には、図6のような形状の開口パターン27a,27b,27c,…が設けられているものとする。更にまた、制御部43は各グリル13a〜13dの平均開口率に応じて空調機15の吹き出し風量を制御するものとする。例えば、制御部43は、グリル13a〜13dの平均開口率が0%〜10%のときは空調機15の吹き出し風量を1(最弱)、平均開口率が10%〜20%のときは空調機15の吹き出し風量を2、…、平均開口率が90%〜100%のときは空調機15の吹き出し風量を10(最強)というように設定する。
まず、ステップS11において、制御部43は、温度分布測定部42から各ラック11a〜11dの温度分布測定結果を取得する。その後、ステップS12に移行し、制御部43は、各ラック11a〜11dの温度分布測定結果に基づいて、各グリル13a〜13dの開口率と、風量調整シート22の開口パターンとを決定する。
次に、ステップS13に移行し、制御部43はステップS12で決定した各グリル13a〜13dの開口率及び風量調整シート22の開口部のパターンに応じて駆動部44を制御し、風量調整装置20を駆動させて各グリル13a〜13dの開口率を調整する。また、制御部43は、各グリル13a〜13dの平均開口率に応じて空調機15の吹き出し風量を決定し、その吹き出し風量となるように空調機15を制御する。
次に、ステップS14に移行し、制御部43は温度分布測定部42から各ラック11a〜11dの温度分布測定結果を取得する。そして、ステップS15に移行し、各ラック11a〜11dの温度(例えば最高温度)が適正範囲内か否かを判定する。ここで、各ラック11a〜11dの温度が適正範囲内であると判定した場合は、ステップS11に戻って処理を続行する。
一方、ステップS15において各ラック11a〜11dの温度が適正範囲から外れている場合は、ステップS16に移行して、空調機15の設定温度を変更する。その後、ステップS11に戻って処理を続行する。
図10(a)では、左側2台のラック11a,11b内の計算機16が比較的負荷が軽いジョブを処理しており、右側2台のラック11c,11d内の計算機16は停止状態であるとする。そして、制御部43は、ラック11a〜11dの温度分布により、ラック11a,11bの前のグリル13a,13bの開口率を20%、ラック11c,11dの前のグリル13c,13dの開口率を0%に決定したものとする。また、これらのグリル13a〜13dの開口率に応じて、風量調整シート22の開口パターンを開口パターン27b、空調機15の吹き出し風量を2に決定したものとする。
制御部43は、この決定した開口率、開口パターン及び吹き出し風量に応じて風量調整装置20及び空調機15を制御する。
図10(b)では、左側2台のラック11a,11b内の計算機16は負荷が重いジョブを処理しており、右側2台のラック11c,11d内の計算機16は比較的負荷が軽いジョブを処理しているものとする。そして、制御部43は、ラック11a〜11dの温度分布により、ラック11a,11bの前のグリル13a,13bの開口率を100%、ラック11c,11dの前のグリル13c,13dの開口率を20%に決定したものとする。また、これらのグリル13a〜13dの開口率に応じて風量調整シート22の開口パターンを開口パターン27b、空調機15の吹き出し風量を6に決定したものとする。
制御部43は、この決定した開口率、開口パターン及び吹き出し風量に応じて風量調整装置20及び空調機15を制御する。
図10(c)では、ラック11a、ラック11b、ラック11c、ラック11dの順に計算機16が負荷の重いジョブを処理しているものとする。そして、制御部43は、ラック11a〜11dの温度分布により、グリル13aの開口率を88%、グリル13bの開口率を63%、グリル13cの開口率を38%、グリル13dの開口率を13%に決定したものとする。また、これらのグリル13a〜13cの開口率に応じて、風量調整シート22の開口パターンを開口パターン27c、空調機15の吹き出し風量を6に決定したものとする。
制御部43は、この決定した開口率、開口部パターン及び吹き出し風量に応じて風量制御装置20及び空調機15を制御する。
なお、上記の例ではラック11の温度分布の測定結果に応じてグリル13の開口率、風量調整シート22の開口パターン及び空調機15の吹き出し風量を設定している。しかし、予め計算機16に投入するジョブ(又は、そのジョブを処理することによるCPUの発熱量)とグリル開口率、風量調整シート22の開口パターン及び空調機15の吹き出し風量とを関連付け(パターン化)しておいてもよい。この場合、計算機16に投入するジョブが決定すれば、グリル開口率、風量調整シート22の開口パターン及び空調機15の吹き出し風量が一義的に決定され、制御が容易になるという利点がある。
図11は、グリル13からラック11へのエアーの流れを表した模式図である。本実施形態の風量調整装置20では、図11のように風量調整シート22の開口部27介してフリーアクセスフロア10bからラック11の吸気面側(コールドアイル)に低温のエアーが供給される。
この場合、前述のルーバー式グリルと異なり、本実施形態に係る風量調整装置20では、グリル13の開口率に拘わらず、グリル13から低温のエアーがほぼ垂直方向に送り出される。このため、グリル13の開口率に拘らず、ラック11の吸気面全体にほぼ均一に低温のエアーが供給される。
また、本実施形態に係る風量調整装置20は、比較的簡単な構造であり、前述の電動ファン式グリルよりも軽量にできるので、床の補強や耐震工事が不要である。更に、本実施形態に係る風量調整装置20は、比較的簡単な構造であるため製造コストが低く、メンテナンスも容易である。更にまた、本実施形態に係る風量調整装置20は、電動ファン式グリルと異なり、グリル開口率を0%(全閉)にすることができる。
更に、本実施形態に係る風量調整装置20は、例えばグリル開口率が0%の状態でモータ24a,24bが故障するなどの非常時において、風量調整シート22をナイフ等で切断することにより、ラック11内の計算機16に低温のエアーを供給することができる。これにより、計算機16の冷却不足による故障を回避できる。
なお、本実施形態では送り出しロール21aをモータ24aにより駆動しているが、モータ24aに替えてばねを使用し、このばねの力により送り出しロール21aに回転力を与えるようにしてもよい。この場合、巻き取りロール21bをラッチする機構を設け、ラッチを外すと風量調整シート22が送り出しロール21aに巻き取られてグリル13の開口率が100%になるようにしておくことが好ましい。これにより、例えばモータ24bが故障するなどの非常時において、ラッチを外すことによりラック11内の計算機16に低温のエアーを供給することができ、計算機16の冷却不足による故障を回避できる。
ところで、グリル13の開口率の変化にともなってグリル13から吹き出すエアーの流速が変化すると、ラック11内の各計算機16の冷却効率が変化してしまう。例えば空調機15の吹き出し風量が一定であるとすると、グリル13の開口率が小さいときにはグリル13から吹き出すエアーの流速が速くなり、ラック11の下側に配置された計算機16よりも上側に配置された計算機16のほうが冷却効率が高くなる。また、グリル13の開口率が大きいときにはグリル13から吹き出すエアーの流速が遅くなり、ラック11の下側に配置された計算機16よりも上側に配置された計算機16のほうが冷却効率が低くなる。
従って、グリル13の開口率が変化してもグリル13から吹き出すエアーの流速が変化しないように空調機15の吹き出し風量を調整することが好ましい。以下、そのような制御について説明する。
図12は、グリルの開口率と各グリルから吹き出すエアーの風量との関係をシミュレーションした結果を表した図である。但し、ここでは、図13のように、計算機室内にはラック11が4列に並んで配置されており、それらのラック列の吸気面側の床にはそれぞれグリル番号(1)からグリル番号(14)までの14個のグリル13がラック列に沿って設けられているものとする。1つのグリル13の大きさは50cm×50cmであるとする。シミュレーション対象となる列(図13では右から2番目の列)の空調機15側の7つのグリル13(グリル番号(1)〜(7))の開口率を0%(開口幅0cm)、30%(開口幅15cm)、70%(開口幅35cm)又は100%(開口幅50cm)とし、他のグリル13の開口率を常時100%としている。
図12から、開口率が100%のグリル13から吹き出すエアーの量が一定となるように空調機15の吹き出し風量を調整すれば、開口率にほぼ比例して風量が変化することがわかる。すなわち、開口率が100%のグリル13から吹き出すエアーの量が一定となるように空調機15の吹き出し風量を調整すれば、グリル13の開口率に拘らずグリル13から吹き出すエアーの風速はほぼ一定となる。
なお、各グリル13の開口率が同じならば各グリル13から吹き出すエアーの量が同じになることが好ましい。しかし、実際には図12のように、空調機15に近い側のグリル13と空調機15から遠い側のグリル13では吹き出すエアーの風量にばらつきが生じる。このため、空調機15からの距離に応じてグリル13の開口率を補正するようにしてもよい。
(風量調整シートの開口パターンの他の例)
図14(a)は風量調整シート22に設けられた開口パターンの他の例を説明する斜視図、図14(b)はその風量調整シート22がグリル13に配置されている状態を示す模式図である。
この開口パターン27xでは、風量調整シート22に四角形の一辺のみが残るように切れ込みを設けてフィン22aを形成し、そのようにして形成したフィン22aを風量調整シート22の長さ方向(風量調整シート22の移動方向)に沿って複数(図14では3つ)配置している。それらのフィン22aは、グリル13を通るエアーの圧力により、風量調整シート22との接続部を支点としてチルト(傾斜)する。図14(a),(b)の例では、フィン22aと風量調整シート22との接続部に剛性を有する棒状の部材22bを配置して、風量調整シート22の浮き上がりを防止している。
このような開口パターン27xが配置されたグリル13において、エアーはフリーアクセスフロアからフィン22aに沿って斜め方向に流れる。そのため、ラック11の下側に収納された計算機に低温のエアーが優先的に供給される。そこで、仮想マシンの配置ポリシーをこれに合わせ、仮想マシンをラック11の下側に収納された計算機16に優先的に搭載してそれらの仮想マシンにジョブを投入するようにすれば、計算機16及び空調機15を効率的に運用できる。
なお、この開口パターン27xは、他の開口パターンとともに風量調整シート22に設けることができる。また、グリル13からエアーが所定の角度で吹き出すように、フィン22aの傾斜角度を規制する傾斜角規制部材を設けてもよい。
(第2の空調制御システム)
図15は、第2の空調制御システムを例示する模式図である。
ここでは、VM集約/配置技術を使用したデータセンターの空調に適用した例について説明する。図15において、図8と同一物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、図15中の網掛けした部分は各ラック11内の計算機16のCPU使用率を模式的に表したものであり、網掛けした部分の高さが高いほどラック11内の計算機16のCPU使用率が高いことを意味している。
図15のように、本実施形態に係る空調制御システムは、空調機15と、風量調整装置20a〜20cと、温度分布測定部42と、制御部43と、駆動部44と、VM管理サーバ45とを有する。温度分布測定部42には、温度センサとなる光ファイバ(図示せず)が接続され、その光ファイバは各ラック11の吸気面及び排気面を通るように敷設される。各ラック11には、図3のように、それぞれ複数の計算機16(物理サーバ)が収納されている。
VM管理サーバ45は、各ラック11内の計算機16から稼動状態を表すデータ、例えばCPU使用率、CPU温度及びメモリ温度等のデータを取得する。そして、それらのデータに基づいて、各ラック11内の各計算機16に仮想マシンを配置し、それらの仮想マシンに投入するジョブを決定する。
この場合、VM管理サーバ45は、予め設定されたポリシーに基づいて仮想マシンを配置する。例えば、同一ラック11内に収納された各計算機16のCPU使用率が50%〜80%となるように仮想マシンを特定のラック11内の計算機16に集約し、それによりアイドル状態になった計算機16の電源をオフにする。図15の例では、ラック番号(1),(2)のラック11内の計算機16の電源をオフとし、ラック番号(3)〜(8)のラック11内の計算機16に仮想マシンを集約してジョブを投入している。
また、VM管理サーバ45は、仮想マシンの配置とジョブを投入する計算機16とが決定すると、それらのデータを制御部43に出力する。このとき同時に、VM管理サーバ45は、ジョブを投入した後の各計算機16のCPU利用率、CPU温度及びメモリ温度を予測し、その予測結果も制御部43に出力する。
制御部43は、VM管理サーバ45から取得したデータと予測結果とに基づいて、駆動部44及び空調機15を制御する。駆動部44は、制御部43から出力された信号に基づいて風量調整装置20a〜20cを制御し、各グリルの開口率を調整する。また、空調機15は、制御部43から出力された信号に基づいて吹き出し風量や設定温度を調整する。
このようにしてVM管理サーバ45から取得したデータに基づいて風量調整装置20a〜20c及び空調機15を制御した後、制御部43は温度分布測定部42から各ラック11の温度分布のデータを取得する。そして、各計算機16の温度(例えば最高温度)が適正範囲内か否かを判定する。その結果、適正範囲から外れる計算機がある場合は、駆動部44を介してグリル開口率を調整したり、又は空調機15の吹き出し風量又は設定温度を調整する。
第1の空調制御システム(図8参照)では、温度分布測定部42により計算機16の温度変化を検出してから、制御部43によりグリル開口率、空調機15の吹き出し風量及び設定温度が変更される。これに対し、第2の空調制御システムでは、VM管理サーバ45から計算機16にジョブが投入される前、又はジョブの投入とほぼ同時に、制御部43によりグリル開口率、空調機15の吹き出し風量及び設定温度が変更される。これにより、計算機16の過度の加熱をより確実に防止することができ、効率的な空調制御が可能になる。
なお、制御部43に、過去のグリル開口率、空調機15の吹き出し風量及び設定温度並びに各ラック11の温度分布のデータを蓄積しておいてもよい。この場合、例えば制御部43は、VM管理サーバ45から送られてくるデータと蓄積したデータとに基づいてグリル開口率及び空調機15を制御することとする。これにより、より一層効率的な空調制御が可能となる。
ところで、図15では、一列に並んだ8台のラック11(ラック番号(1)〜(8))に対し3台の風量調整装置20a〜20cが配置されているが、ラック11の境界と風量調整装置20a〜20cの境界とがずれている。すなわち、風量調整装置20aと風量調整装置20bとの境界はラック番号(3)のラック11の前にあり、風量調整装置20bと風量調整装置20cとの境界はラック番号(6)のラック11の前にある。これは、フリーアクセスフロアに設けられた柱等により風量調整装置20a〜20cの配置位置が制約されることを想定しているためである。そのような制約がないのであれば、ラック11の境界と風量調整装置20a〜20cの境界とを一致させてよいことは勿論である。
図15の例では、ラック番号(3)のラック11の前には風量調整装置20a,20bの両方が配置されている。しかし、風量調整装置20bがラック番号(3)のラック11の冷却に寄与する割合は少なく(例えば30%未満)、無視することができる。そのため、ここでは、ラック番号(3)の温度分布測定結果は風量調整装置20aの制御のみに使用するものとする。
また、ラック番号(6)のラック11の前には風量調整装置20b,20cの両方が配置されており、それらの風量調整装置20b,20cがラック番号(6)のラック11の冷却に寄与する割合は比較的多く(例えば30%以上)、無視することはできない。そのため、ここでは、ラック番号(6)の温度分布測定結果は風量調整装置20b,20cの制御に使用するものとする。
VM管理サーバ45が各計算機16の稼動状態(CPU利用率等)のみで仮想マシンの配置を決定するものとすると、風量調整シート22に付与できる開口パターンの数には限りがあるため、各ラック11を常に最適な状態で冷却することは困難である。従って、予めVM管理サーバ45による仮想マシンの配置に制約を設けておくことが好ましい。例えば、同一の風量調整装置で冷却される2以上のラック11には計算機16の稼動状態がほぼ同一となるように仮想マシンを配置することとする。これにより、風量調整シート22の開口パターン数を削減することができる。
また、図15の例では、ラック番号(6)のラック11の前に風量調整装置20b,20cの境界が位置している。このため、グリル13を介してラック番号(6)のラック11に供給される低温のエアーの量が、他のラック11よりも少なくなることが考えられる。このような場合も、VM管理サーバ45による仮想マシンの配置に制約を設けて、ラック番号(6)のラック11には他のラックよりも搭載可能な仮想マシンの数を少なくしておくことが考えられる。
仮想マシンの配置ポリシーはソフトウェアで変更可能であり、仮想マシンの配置ポリシーを風量調整シート22の開口パターンに応じて作成しておくことにより更に効率的な空調が可能となり、データセンターで消費する電力をより一層削減することができる。
なお、VM管理サーバ45がラック毎の消費電力の情報を取得し、その情報を基に制御部43が相互に隣接する複数のラック11の消費電力の比をラック11毎に計算して、各ラック11の前に配置された風量調整装置20a,20b,20cを制御するようにしてもよい。この場合も、効率的な冷却が可能になる。
また、上述の実施形態では空調機が制御部により制御される場合について説明したが、空調機は制御部から独立して稼動するようにしてもよい。例えば、空調機は予め設定された条件で自律的に稼動し、制御部は温度分布測定又はVM管理サーバ等からの信号に応じて風量調整装置を制御するようにしてもよい。

Claims (9)

  1. 複数の計算機が収納されたラックと、
    前記ラックが配置される機器設置エリアと、
    前記機器設置エリアの床下に設けられたフリーアクセスフロアと、
    前記機器設置エリアからエアーを取り込み、前記フリーアクセスフロアに温度調整されたエアーを供給する空調機と、
    前記機器設置エリアと前記フリーアクセスフロアとを連絡する通風口と、
    前記通風口に配置されて前記フリーアクセスフロアから前記機器設置エリアに流れるエアーの量を調整する風量調整装置と、
    前記風量調整装置を駆動する駆動部と、
    前記ラックの温度を測定する温度測定部と、
    前記温度測定部による温度測定結果に基づいて前記駆動部を制御する制御部とを有し、
    前記風量調整装置は、
    エアーが通る開口部が設けられた風量調整シートと、
    前記風量調整シートの一方の端部に接続されて前記風量調整シートを巻き取り可能な第1のロールと、
    前記第1のロールと離隔して配置され、前記風量調整シートの他方の端部に接続されて前記風量調整シートを巻き取り可能な第2のロールとを有することを特徴とする空調制御システム。
  2. 前記温度測定部は、光ファイバを温度センサとして前記ラックの温度を測定することを特徴とする請求項1に記載の空調制御システム。
  3. 前記風量調整シートには、その長さ方向に沿って形状が異なる複数の開口部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空調制御システム。
  4. 更に、前記ラック内に収納された計算機の稼動状態を管理する管理計算機を有し、前記制御部は前記管理計算機から計算機の稼動状態の情報を取得して該計算機の稼動状態の情報に基づいて前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空調制御システム。
  5. 前記管理計算機は、前記風量調整シートの開口部の形状に応じてジョブを投入する計算機を決定することを特徴とする請求項4に記載の空調制御システム。
  6. 前記制御部は、前記管理計算機から複数のラックの消費電力の情報を取得し、各ラックの消費電力の比に基づいて前記駆動部を制御し、各ラックの前に配置された前記風量調整装置の開口率を調整することを特徴とする請求項4に記載の空調制御システム。
  7. 前記風量調整シートには位置制御用マーカーが付与され、前記駆動部は前記位置制御用マーカーの検出結果に基づいて前記風量調整装置を制御し、前記第1のロールと前記第2のロールとの間に前記風量調整シートの所定の部分を配置することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の空調制御システム。
  8. 前記制御部は、前記第1のロールと前記第2のロールとの間の前記開口部の大きさにより決まる開口率に応じて前記空調機のエアー吹き出し風量を制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の空調制御システム。
  9. 前記風量調整装置は、複数のラックに対し1台が配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の空調制御システム。
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