JP5218279B2 - パネル開口率算出装置、パネル開口率算出方法およびパネル開口率算出プログラム - Google Patents

パネル開口率算出装置、パネル開口率算出方法およびパネル開口率算出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、パネルの開口率を算出するパネル開口率算出装置、パネル開口率算出方法およびパネル開口率算出プログラムに関する。
従来より、床下フロアからパネルを通過してIT機器搭載のサーバラックに冷気供給するデータセンタが利用されている。このようなデータセンタにおいて、ラックに搭載されているIT機器の高発熱密度化に伴い、サーバラックあたりの発熱量は増加する傾向にあり、IT機器の排気回り込みによるホットスポットの発生等が問題となっている。
ここで、データセンタにおける風の流れについて図17を用いて説明する。同図に示すように、データセンタにおける風の流れとして、空調機から吹き出してラックに吸い込まれる流れ(図17の(1)参照)と、空調機から吹き出して空調機が吸い込む流れ(図17の(2)参照)と、ラックから排気されて空調機が吸い込む流れ(図17の(3)参照)と、ラックから排気されてラックが吸い込む流れ(図17の(4)参照)がある。
ラックから排気されてラックが吸い込む流路の風量が多い場合に、IT機器の排気回り込みによるホットスポットが発生する。このようなホットスポットを防止する方法として、空調機から送風される風の温度を低下する方法、または設備を追加する方法が知られている(特許文献1〜3参照)。例えば、空調機から送風される風の温度を低下させるために空調システムを追加して部屋全体の温度を低下させる方法、またはラック列横部やラック上部にパーティションを追加することで、排気回り込みによるホットスポットを防止している。
特開2008−185271号公報 特開2006−046671号公報 特開2002−6992号公報
ところで、上記した空調機から送風される風の温度を下げる方法、または設備を追加する方法では、風の温度を下げるので電力の消費が大きく、また設備を追加するので設備費がかかる結果、効率的にラックを冷却することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、電力の消費を大きくすることなく、また設備を追加することなく、ラックの冷却に必要な風量を適切に供給し、効率的にラックを冷却することを目的とする。
本願の開示するパネル開口率算出装置は、一つの態様において、パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する。また、所定のパネル開口率を設定し、所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを行い、シミュレーションの結果として、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出する。そして、目標パネル風量情報と、シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出する。
開示の装置は、最適なグリル開口率を算出し、グリル配置、グリル開口率等のレイアウトを最適化することで、ラックに対して適切に冷却風を分配する結果、ラックの冷却に必要な風量を適切に供給し、効率的にラックを冷却することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るパネル開口率算出装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施例2に係るパネル開口率算出装置の構成を示すブロック図である。 図3は、ラックおよびグリルの配置例を示す図である。 図4は、ラックとグリルの位置関係を説明するための図である。 図5は、ラックとグリルの位置関係を説明するための図である。 図6は、ラックとグリルの位置関係を説明するための図である。 図7は、グリル風量の算出例を説明するための図である。 図8は、各グリルの目標風量の例を示す図である。 図9は、グリル開口率を変更してシミュレーションを繰り返し行い、シミュレーション風量を目標グリル風量に近づける様子を示す図である。 図10は、実施例2に係るパネル開口率算出装置の全体の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図11は、実施例2に係るパネル開口率算出装置の目標グリル算出処理の手順を説明するためのフローチャートである。 図12、実施例2に係るパネル開口率算出装置の目標グリル風量達成判定処理の手順を説明するためのフローチャートである。 図13は、グリル開口率の改善を行っていない場合のラックの温度を示す図である。 図14は、グリル開口率の改善を行っている場合のラックの温度を示す図である。 図15は、グリル開口率の改善を行っている場合とグリル開口率の改善を行っていない場合とのラック吸気温度の比較を示す図である。 図16は、パネル開口率算出プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 図17は、空調システムにおける風の流れを説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るパネル開口率算出装置、パネル開口率算出方法およびパネル開口率算出プログラムの実施例を詳細に説明する。
以下の実施例では、実施例1に係るパネル開口率算出装置の構成および処理を説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るパネル開口率算出装置の構成を説明する。図1は、実施例1に係るパネル開口率算出装置の構成を示すブロック図である。
実施例1のパネル開口率算出装置1は、ラックを冷却するための冷却風を供給するためのパネルの開口率を算出するが、特に、目標パネル風量算出部2、シミュレーション部3、パネル開口率算出部4を有する。
目標パネル風量算出部2は、パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する。
シミュレーション部3は、所定のパネル開口率を設定し、所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを行い、シミュレーションの結果として、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出する。
パネル開口率算出部4は、目標パネル風量算出部2によって算出された目標パネル風量情報と、シミュレーション部3によって算出されたシミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出する。
このように、パネル開口率算出装置1は、パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する。また、パネル開口率算出装置1は、所定のパネル開口率を設定し、所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを行い、シミュレーションの結果として、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出する。そして、パネル開口率算出装置1は、目標パネル風量情報と、シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出する。
このため、パネル開口率算出装置1は、最適なパネル開口率を算出し、パネル配置やパネル開口率等のレイアウトを最適化することで、ラックに対して適切に冷却風を供給する結果、効率的にラックを冷却することが可能である。
以下の実施例では、実施例2に係るパネル開口率算出装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例2による効果を説明する。なお、以下の実施例2では、空調機からラックへ冷却風を供給するための床下フロアを有するデータセンタにおいて、ラック冷却に必要な風量である目標グリル風量をグリルごとに算出する例について説明する。
[パネル開口率算出装置の構成]
まず最初に、図2を用いて、パネル開口率算出装置10の構成を説明する。図2は、実施例2に係るパネル開口率算出装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このパネル開口率算出装置10は、入力部11、出力部12、制御部13、記憶部14を有する。以下にこれらの各部の処理を説明する。
入力部11は、ラックの配置情報、グリルの配置情報、ラック毎の風量情報、ラック毎の発熱量情報、ラックの総風量情報、ラックの総発熱量情報、空調機の総風量情報などを入力するものであり、キーボードやマウス、マイクなどを有する。また、出力部12は、グリル開口率を出力する。
記憶部14は、制御部13による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に、初期グリル開口率記憶部14aを有する。初期グリル開口率記憶部14aは、一回目のシミュレーションに用いられる所定のグリル開口率を初期値として記憶する。
制御部13は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に、目標パネル風量算出部13a、シミュレーション部13b、風量判定部13c、設定パネル開口率算出部13d、パネル開口率算出部13eを有する。
目標パネル風量算出部13aは、グリルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、ラックの冷却に必要な風量である目標グリル風量を算出する。具体的には、目標パネル風量算出部13aは、ラックの配置情報、グリルの配置情報、ラック毎の風量情報、ラック毎の発熱量情報、ラックの総風量情報、ラックの総発熱量情報(または空調機の総風量情報)などが入力部11から入力される。そして、目標パネル風量算出部13aは、入力された情報を用いて、目標グリル風量を算出する。
ここで、目標グリル風量の算出処理について、図3〜図8を用いて具体的に説明する。まず、目標パネル風量算出部13aは、各グリルについて、何個のラックに対応するかをそれぞれ計算する。例えば、目標パネル風量算出部13aは、ラックの座標を示すラック座標a[j,l]と、グリルの座標を示すグリル座標b[i,l]と、各ラックの風量を示すラック風量x[i,l]とを設定する。
例えば、図3に例示するデータセンタの例では、l列のラックの座標を示すラック座標として、a[1,l]、a[2,l]、a[3,l]・・・が設定され、l列のグリルの座標を示すグリル座標として、b[1,l]、b[2,l]、b[3,l]・・・b[6,l]が設定されている。図3は、ラックおよびグリルの配置例を示す図である。なお、図3は、空調機から送られた風が床下フロアからグリルを通過してラックに冷気供給するデータセンタの上面図である。
そして、目標パネル風量算出部13aは、iに対してグリル座標b[i,l]とb[i+1,l]の間にあるラック座標a[j,l]の個数「k」を全てのグリルについて求める。
ここで、図4〜6を用いて、ラックとグリルの位置関係について説明する。図4〜図6は、ラックとグリルの位置関係を説明するための図である。図4に示すように、「k」=「0」の場合には、グリル座標b[i,l]とb[i+1,l]の間にあるラック座標が存在しないことを示している。また、「k」=「1」の場合には、グリル座標b[i,l]とb[i+1,l]の間にあるラック座標の数が一つであることを示している。
図5に示す例では、グリルB[0,1]について、両端のグリル座標の間にあるラック座標の数が二つ以上あるので、「k」≧「2」となる。また、グリルB[1,1]については、両端のグリル座標の間にあるラック座標の数が一つあるので、「k」=「1」となる。また、グリルB[2,1]について、両端のグリル座標の間にあるラック座標の数が二つ以上あるので、「k」≧「2」となる。
また、同様に、図6に示す例では、グリルB[0,1]、グリルB[1,1]、グリルB[3,1]、グリルB[4,1]、グリルB[6,1]について、両端のグリル座標の間にあるラック座標の数が一つであるので、「k」=「1」となる。また、グリルB[2,1]、グリルB[5,1]について、両端のグリル座標の間にあるラック座標が存在しないので、「k」=「0」となる。
ここで、目標パネル風量算出部13aは、「k」の値に応じて、目標グリルを算出するための計算式を選択し、目標グリル算出処理を行う。例えば、目標パネル風量算出部13aは、「k」の値が「0」である場合には、下記(1)式を用いて、目標グリル風量y[j,l]を算出する。
Figure 0005218279
つまり、目標パネル風量算出部13aは、両端のラック座標(図4の例では、a[INF,l]とa[SUP,l])間のラック幅に対するグリル座標(図4の例では、b[i,l]とb[i+1,l])間のグリル幅の割合に応じて、目標グリル風量y[j,l]を算出する。なお、ここで、Tcとは、空調機の総風量情報であり、Trとは、ラックの総風量情報である。
ここで、図7の例を用いて具体的に説明する。両端のグリル座標がb[6,0]とb[5,0]のグリルの目標グリル風量であって、「k」の値が「0」である場合の目標グリル風量算出方法について説明する。図7は、グリル風量の算出例を説明するための図である。同図に示すように、目標パネル風量算出部13aは、ラック座標a[4,0]とa[3,0]間のラック幅「0.6m」に対するグリル座標b[6,0]とb[5,0]間のグリル幅「0.4m」の割合を計算する。
また、総ラック風量130.32m3/minに対する総空調機風量200mm3/minの割合を計算する。これらの割合をラック風量「10.86m3/min」に乗算して目標グリル風量「10.60m3/min」を算出する。
また、目標パネル風量算出部13aは、「k」の値が「1」である場合には、下記(2)式を用いて、目標グリル風量y[j,l]を算出する。ここで、目標パネル風量算出部13aは、両端のグリル座標の間にあるラック座標の条件である「b[i,l]<a[t,l]<b[i+1,l]」に適合するラック座標を検索する。ここで、「k」の値が「1」である場合には、tの値が一つであり、このtについてMID=tとする。
Figure 0005218279
つまり、目標パネル風量算出部13aは、両端のグリル座標(図4の例では、b[i,l]とb[i+1,l])の間にあるラック座標(図4の例では、a[MID,l])に対応する二つのラックについて、ラック幅とグリル幅の割合をそれぞれ計算し、その割合の合計に応じて、目標グリル風量y[j,l]を算出する。
ここで、図7の例を用いて具体的に説明する。両端のグリル座標がb[4,0]とb[5,0]のグリルの目標グリル風量であって、「k」の値が「1」である場合の目標グリル風量算出方法について説明する。同図に示すように、目標パネル風量算出部13aは、両端のグリル座標b[4,0]とb[5,0])の間にあるラック座標a[3,0]に対応する二つのラックについて、ラック幅とグリル幅の割合がそれぞれ「0.2m/0.6m」、「0.2/0.6m」となる。
そして、目標パネル風量算出部13aは、「0.2m/0.6m」、総ラック風量130.32m3/minに対する総空調機風量200m3/minの割合と、ラック風量「10.86m3/min」を乗算する。そして、目標パネル風量算出部13aは、「0.2m/0.6m」、総ラック風量130.32m3/minに対する総空調機風量200m3/minの割合と、ラック風量「21.72m3/min」を乗算する。そして、これら乗算された値を合計して、目標グリル風量「16.39m3/min」を算出する。
また、目標パネル風量算出部13aは、「k」の値が「2」以上である場合には、下記(3)式を用いて、目標グリル風量y[j,l]を算出する。ここで、目標パネル風量算出部13aは、両端のグリル座標の間にあるラック座標の条件である「b[i,l]<a[t,l]<b[i+1,l]」に適合するラック座標を検索する。ここで、「k」の値が「2」以上である場合には、tの値が二つ以上ある。このような場合には、tについて最大のものをMAX、最小のものをMINとする。
Figure 0005218279
つまり、目標パネル風量算出部13aは、図4の例を用いて説明すると、両端のグリル座標b[i,l]とb[i+1,l])の間にある最小のラック座標a[MIN,l]と最大のラック座標[MAX,l]を決定する。そして、目標パネル風量算出部13aは、最小のラック座標a[MIN,l]と隣接する座標a[MIN−1,l]に対応するラック幅と、グリル座標b[i,l]とラック座標a[MIN,l]との間にある幅との割合をラック風量x[MIN―1,l]に乗算する。
また、目標パネル風量算出部13aは、最大のラック座標a[MAX,l]と隣接する座標a[MAX+1,l]に対応するラック幅と、グリル座標b[i+1,l]とラック座標a[MAX,l]との間にある幅との割合をラック風量x[MAX,l]に乗算する。そして、目標パネル風量算出部13aは、乗算された二つの値とラック風量x[MAX,l]〜ラック風量x[MAX−1,l]とを合計してTc/Trを乗算した目標グリル風量y[j,l]を算出する。
このように、目標パネル風量算出部13aは、図8に例示するように、グリルごとに目標グリル風量を算出し、各グリルに対して設定する。図8は、各グリルの目標風量の例を示す図である。なお、図8は、空調機から送られた風が床下フロアからグリルを通過してラックに冷気供給するデータセンタの上面図である。
シミュレーション部13bは、所定のグリル開口率を設定し、所定のグリル開口率情報を用いてシミュレーションを行う。そして、シミュレーション部13bは、シミュレーションの結果でグリルからラックに送風される風量であるシミュレーション風量を算出する。また、シミュレーション部13bは、後述する設定パネル開口率算出部13dによって算出されたグリル開口率を用いてシミュレーションを改めて行い、シミュレーションの結果でグリルを通過する風量であるシミュレーション風量を算出する。
具体的には、シミュレーション部13bは、初期グリル開口率記憶部14aに記憶されたグリル開口率を初期値として設定し、シミュレーションを実施して、シミュレーション結果であるグリル風量を算出する。そして、シミュレーション部13bは、下記(4)式に示すように、シミュレーション結果であるグリル風量を用いて、圧力損失ΔPを計算する。
Figure 0005218279
ここで、「O[j,l]」は、グリルB[j,l]で風量y[j,l]が出ているときのグリル開口率であり、「r」は、空気密度であり、「S」は、グリル面積であり、K(O)は、抵抗係数であってグリル開口率Oに依存して決まる関数である。なお、多孔板の場合には、抵抗係数は、下記(5)式によってもとめられる。
Figure 0005218279
また、シミュレーション部13bは、次回のシミュレーションに使用するグリル開口率Oを設定パネル開口率算出部13dから受信した場合には、受信したグリル開口率を用いてシミュレーションを改めて行う。
風量判定部13cは、目標グリル風量と、算出されたシミュレーション風量との差分が所定の閾値以上であるか判定する。具体的には、風量判定部13cは、目標パネル風量算出部13aによって算出された目標グリル風量と、シミュレーション部13bによって算出されたシミュレーション風量とを比較し、シミュレーション風量と目標グリル風量との差分が所定の閾値以上であるか判定する。
例えば、風量判定部13cは、シミュレーション風量と目標グリル風量との差分が所定の閾値以上であるか判定する処理として、下記(6)式を用いて、目標グリル風量とシミュレーション風量の誤差平均を計算し、計算された値が所定の閾値以上であるか判定する。
Figure 0005218279
その結果、風量判定部13cは、目標グリル風量とシミュレーション風量との差分が所定の閾値以上である場合には、改めてシミュレーションする旨を設定パネル開口率算出部13dに通知する。また、風量判定部13cは、目標グリル風量とシミュレーション風量との差分が閾値未満であると判定された場合には、グリル開口率情報を算出する旨の指示をパネル開口率算出部13eに通知する。
設定パネル開口率算出部13dは、目標グリル風量とシミュレーション風量との差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、目標グリル風量情報とシミュレーション風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定するグリル開口率情報を算出する。つまり、設定パネル開口率算出部13dは、風量判定部13cから改めてシミュレーションする旨の通知を受信した場合には、下記(7)式を用いて、次回のシミュレーションに使用するグリル開口率Oを算出し、シミュレーション部13bに通知する。具体的には、(7)式にシミュレーションで設定したグリル開口率情報とシミュレーション結果のシミュレーション風量情報、目標グリル風量を代入して次のシミュレーションに設定するグリル開口率情報を算出する。ここで、「O[j,l]」は、グリルB[j,l]で風量y[j,l]が出ているときのグリル開口率であり、風量y~[j,l]は目標グリル風量、「O~[j,l]」が次のシミュレーションで設定するグリル開口率である。
Figure 0005218279
つまり、設定パネル開口率算出部13dは、シミュレーション風量と目標グリル風量、現状のグリル開口率を変数とした計算式を用いて、目標グリル風量を達成するためのグリル開口率を算出する。
ここで、図9を用いて、シミュレーションを繰り返し行い、シミュレーション風量を目標グリル風量に近づける処理を説明する。図9は、グリル開口率を変更してシミュレーションを繰り返し行い、シミュレーション風量を目標グリル風量に近づける様子を示す図である。同図に示すように、図9では、シミュレーション部13bは、初期グリル開口率記憶部14aに記憶されたグリル開口率の初期値(図9の例では、グリル開口率55.3%)を設定し、1回目のシミュレーションを実施する。
そして、シミュレーション部13bは、シミュレーションの結果、シミュレーション風量(図9の例では、シミュレーション値と記載)を算出する。例えば、シミュレーション部13bは、グリルE7のシミュレーション風量として、「8.76m3/min」を算出する。
続いて、設定パネル開口率算出部13dは、シミュレーション風量と目標グリル風量、現状のグリル開口率を上記(7)式に代入して、次のシミュレーションに用いられるグリル開口率を算出する。例えば、設定パネル開口率算出部13dは、グリルE7の次シミュレーションに用いられるグリル開口率として、「0.65」を算出する。
パネル開口率算出部13eは、目標グリル風量情報とシミュレーション風量情報との差分を用いて、目標グリル開口率を算出する。具体的には、パネル開口率算出部13eは、風量判定部13cからグリル開口率情報を算出する旨の指示を受け付けると、シミュレーション用に設定されたグリル開口率情報を目標開口率情報として出力する。
その後、シミュレーション部13bは、シミュレーションを繰り返し行い、グリル開口率を最適化して、シミュレーション風量を目標グリル風量に近づける。図9における下段グラフが示すように、シミュレーションを繰り返すごとに、シミュレーション風量を目標グリル風量に近づけることができる。
そして、パネル開口率算出部13eは、4回目のシミュレーションにおいて、目標グリル風量とシミュレーション風量との差分が閾値未満になった場合には、シミュレーション4回目に使用されたグリル開口率を目標開口率として出力する。例えば、パネル開口率算出部13eは、E7の目標開口率として、「0.74」を出力する。
[パネル開口率算出装置による処理]
次に、図10〜図12を用いて、実施例1に係るパネル開口率算出装置10による処理を説明する。図10は、実施例2に係るパネル開口率算出装置の全体の処理手順を説明するためのフローチャートである。図11は、実施例2に係るパネル開口率算出装置の目標グリル算出処理の手順を説明するためのフローチャートである。図12は、実施例2に係るパネル開口率算出装置の目標グリル風量達成判定処理の手順を説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、パネル開口率算出装置10は、ラックの熱量情報などを入力し(ステップS101)、グリルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、ラックの冷却に必要な風量である目標グリル風量を算出する処理(後に図11を用いて詳述)を行う(ステップS102)。
そして、パネル開口率算出装置10は、初期グリル開口率記憶部14aに記憶されたグリル開口率を初期値として設定し(ステップS103)、シミュレーションを実施する(ステップS104)。そして、パネル開口率算出装置10は、シミュレーション結果であるシミュレーション風量と目標グリル風量との差分が所定の閾値以上であるか判定する目標グリル風量達成の判定処理(後に図12を用いて詳述)を行い(ステップS105)、シミュレーション処理を終了するか判断する(ステップS106)。
この結果、パネル開口率算出装置10は、シミュレーション風量と目標グリル風量との差分が所定の閾値未満であり、シミュレーション処理を続行すると判断した場合には(ステップS106否定)、シミュレーション風量、目標グリル風量、現状のグリル開口率を変数とした計算式を用いて、目標グリル風量を達成するためのグリル開口率を算出する(ステップS107)。そして、パネル開口率算出装置10は、算出したグリル開口率を用いてシミュレーションを改めて行う(ステップS104)。
また、パネル開口率算出装置10は、シミュレーション結果であるシミュレーション風量と目標グリル風量との差分が所定の閾値以上であり、シミュレーション処理を終了すると判定した場合には(ステップS106肯定)、シミュレーション用に使用されたグリル開口率情報を目標開口率情報として出力する(ステップS108)。
続いて、図11を用いて、パネル開口率算出装置10の目標グリル算出処理を説明する。同図に示すように、パネル開口率算出装置10の目標パネル風量算出部13aは、ラック座標、グリル座標、ラック風量を入力し(ステップS201)、初期化処理として、i=0、k=0と設定する(ステップS202)。
そして、目標パネル風量算出部13aは、「i」の値が全ラック数「m」から「2」を減算した値「m−2」以下であるか判定する(ステップS203)。つまり、目標パネル風量算出部13aは、「i」が「m−2」を超えている場合には(ステップS203否定)、全てのグリルについて「k」を求める処理を行ったとして処理を終了する。
また、目標パネル風量算出部13aは、「i」が「m−2」以下である場合には、LOW=b[i,l]、HIGH=b[i+1,l]と設定し(ステップS204)、j=0と設定する(ステップS205)。そして、目標パネル風量算出部13aは、「j」の値が全グリル数「n」から「2」を減算した値「n−2」以下であるか判定する(ステップS206)。
この結果、目標パネル風量算出部13aは、「j」が「n−2」以下である場合には(ステップS206肯定)、LOW≦a[j,l]≦HIGHであるか判定する(ステップS207)。つまり、目標パネル風量算出部13aは、ラック座標a[j,l]がLOW=b[i,l]とHIGH=b[i+1,l]の間にあるか判断する。
この結果、目標パネル風量算出部13aは、LOW≦a[j,l]≦HIGHである場合には(ステップS207肯定)、「k」の値を加算し(ステップS208)、「j」の値を加算して(ステップS209)、LOW≦a[j,l]≦HIGHであるか判定する処理を繰り返す(ステップS206〜ステップS209)。
また、目標パネル風量算出部13aは、「j」が「n−2」を超えた場合には(ステップS206否定)、一つのグリルについて、対応するラックの個数「k」を求める処理を行ったとして、目標グリル算出処理を行う。
目標パネル風量算出部13aは、「k」=「0」であるか判定し(ステップS210)、「k」=「0」であると判定された場合には(ステップS210肯定)、a[t,l]<b[i,l]となるtについての最大の数であるINFおよびa[t,l]>b[i,l]となるtについての最小の数であるSUPを設定する(ステップS211)。そして、目標パネル風量算出部13aは、上記した(1)式を用いて、両端のラック座標間のラック幅に対するグリル座標間のグリル幅の割合に応じた目標グリル風量y[j,l]を算出する(ステップS212)。
また、目標パネル風量算出部13aは、「k」=「0」でないと判定された場合には(ステップS210否定)、「k」=「1」であるか判定する(ステップS213)。そして、目標パネル風量算出部13aは、両端のグリル座標の間にあるラック座標の条件である「b[i,l]<a[t,l]<b[i+1,l]」に適合するラック座標a[t,l]を検索し、tの値をMIDとして設定する(ステップS214)。その後、目標パネル風量算出部13aは、上記した(2)式を用いて、目標グリル風量y[j,l]を算出する(ステップS215)。
また、目標パネル風量算出部13aは、「k」=「1」でないと判定された場合には(ステップS213否定)、「k」≧「2」であると判定する(ステップS216)。そして、目標パネル風量算出部13aは、tについて最大のものをMAX、最小のものをMINと設定する(ステップS217)。その後、目標パネル風量算出部13aは、上記した(3)式を用いて、目標グリル風量y[j,l]を算出する(ステップS218)。
その後、目標パネル風量算出部13aは、目標グリル風量y[j,l]を出力し(ステップS219)、iの値を加算して、ステップS203に戻る。ここで、ステップS203において、目標パネル風量算出部13aは、「i」が「m−2」を超えている場合には(ステップS203否定)、全てのグリルについて「k」を求める処理を行ったとして処理を終了する。以上の操作を全ての列l(0≦l≦L−1)について繰り返し行う。ここでLはラック列の総数である。
続いて、図12を用いて、目標グリル風量達成判定処理を説明する。同図に示すように、パネル開口率算出装置10のシミュレーション部13bは、N回目のシミュレーションを実施した後(ステップS301)、シミュレーション結果のグリルからラックに送風される風量であるシミュレーション風量を出力する(ステップS302)。
そして、風量判定部13cは、目標パネル風量と、シミュレーション風量とを比較し、シミュレーション風量と目標グリル風量との差分が所定の閾値以上であるか判定する(ステップS303)。
この結果、目標グリル風量とシミュレーションパネル風量との差分が所定の閾値以上である場合には(ステップS303肯定)、シミュレーション部13bは、次回のシミュレーションに使用するグリル開口率を設定し、Nの値に「1」加算して(ステップS304)、S301に戻る。また、目標グリル風量とシミュレーションパネル風量との差分が閾値未満であると判定された場合には、目標グリル風量達成判定処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、パネル開口率算出装置10は、パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する。また、パネル開口率算出装置10は、所定のパネル開口率を設定し、所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを行い、シミュレーションの結果として、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出する。そして、パネル開口率算出装置10は、目標パネル風量情報と、シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出する。
このため、パネル開口率算出装置10は、最適なグリル開口率を算出し、グリル配置やグリル開口率等のレイアウトを最適化することで、ラックに対して適切に冷却風を分配する結果、効率的にラックを冷却することが可能である。
ここで、図13および図14を用いて、グリル配置やグリル開口率等のレイアウトを最適化した場合におけるラックの温度について説明する。図13は、グリル開口率の改善を行っていない場合の空調システムにおけるラックの温度を示す図であり、また、図14は、グリル開口率の改善を行っている場合の空調システムにおけるラックの温度を示す図である。図13および図14において例示する空調システムでは、吹き出し温度および風量が同じであるが、図13のラックよりも図14のラックの方が温度が低く、効率的にラックが冷却されている。具体的には、図15に例示するように、改善前のラックよりも目標値グリル風量達成時のラックの方が温度が低く、効率的にラックが冷却されている。
また、実施例1によれば、パネル開口率算出装置10は、目標パネル風量情報と、シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値以上であるか判定する。そして、パネル開口率算出装置10は、目標パネル風量情報とシミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、目標パネル風量情報とシミュレーションパネル風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定されるパネル開口率情報を算出する。その後、パネル開口率算出装置10は、算出された前記パネル開口率を用いてシミュレーションを改めて行い、シミュレーションの結果でパネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出し、算出された目標パネル風量情報とシミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値未満であると判定された場合には、設定されたパネル開口率情報を目標開口率情報として算出する。
このため、パネル開口率算出装置10は、シミュレーションパネル風量が目標パネル風量に近づくまでシミュレーションを繰り返し行い、より適切なグリル開口率を算出する。この結果、グリル配置やグリル開口率等のレイアウトを最適化することで、ラックに対して適切に冷却風を分配する結果、効率的にラックを冷却することが可能である。
また、実施例1によれば、パネル開口率算出装置10は、ラックの配置に関する情報、パネルの配置に関する情報、ラックごとの風量に関する情報、ラックごとの発熱量に関する情報、ラックの総風量に関する情報、ラックの総発熱量に関する情報、ラックの総発熱量に関する情報(または空調機の総風量情報)などを用いて、目標パネル風量を算出する。このため、適切な目標パネル風量を算出することが可能である。
また、実施例1によれば、パネル開口率算出装置10は、ラック幅に対するグリル幅の割合に応じて、目標グリル風量を算出するので、ラックの配置、ラックの大きさ、グリルの配置およびグリルの大きさに応じて、適切な目標パネル風量を算出することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例3として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)シミュレーション処理終了条件
上記の実施例2では、目標パネル風量と、シミュレーション風量とを比較し、シミュレーション風量と目標グリル風量との差分が所定の閾値以内である場合にシミュレーション処理終了する場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではない。
例えば、パネル開口率算出装置10は、シミュレーション結果であるグリル風量を用いて算出される圧力損失と、前回のシミュレーションであるグリル風量を用いて算出された圧力損失との差分が所定の閾値以内である場合にシミュレーション処理終了するようにしてもよい。
また、パネル開口率算出装置10は、シミュレーションに使用されたグリル開口率と、前回のシミュレーションに使用されたグリル開口率との差分が所定の閾値以内である場合にシミュレーション処理終了するようにしてもよい。
このように、パネル開口率算出装置10は、目標パネル風量情報を用いて算出される圧力損失とシミュレーションパネル風量情報を用いて算出される圧力損失との差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、目標パネル風量情報とシミュレーションパネル風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定されるパネル開口率情報を算出する。このため、圧力損失が適切な値になるまでシミュレーションを繰り返し行い、より適切なグリル開口率を算出することが可能である。
このように、パネル開口率算出装置10は、シミュレーションに使用されたパネル開口率と、前回のシミュレーションに使用されたパネル開口率との差分が所定の閾値以内である場合には、目標パネル風量情報とシミュレーションパネル風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定されるパネル開口率情報を算出する。このため、パネル開口率の変化が少なくなるまでシミュレーションを繰り返し、より適切なグリル開口率を算出することが可能である。
(2)目標グリル風量算出
また、目標グリル風量を算出する場合に、グリルの位置やラックの位置を考慮して算出するようにしてもよい。例えば、ラック列の四隅にあるラックについては、排気回り込みが起きやすいので、目標グリル風量が多くなるにしてもよい。
このように、グリルの位置やラックの位置を考慮して目標グリル風量を算出するので、適切な目標グリル風量を算出することが可能である。
(3)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、目標パネル風量算出部13aとシミュレーション部13bを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
(4)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図16を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図16は、パネル開口率算出プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、パネル開口率算出装置としてのコンピュータ600は、HDD610、RAM620、ROM630およびCPU640をバス650で接続して構成される。
そして、ROM630には、上記の実施例と同様の機能を発揮するパネル開口率算出プログラム、つまり、図16に示すように、目標パネル風量算出プログラム631、シミュレーションプログラム632、風量判定プログラム633、設定パネル開口率算出プログラム634およびパネル開口率算出プログラム635が予め記憶されている。なお、プログラム631〜635については、図2に示したパネル開口率算出装置10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU640が、これらのプログラム631〜635をROM630から読み出して実行することで、図16に示すように、各プログラム631〜635は、目標パネル風量算出プロセス641、シミュレーションプロセス642、風量判定プロセス643、設定パネル開口率算出プロセス644およびパネル開口率算出プロセス645として機能するようになる。各プロセス641〜645は、図2に示した目標パネル風量算出部13a、シミュレーション部13b、風量判定部13c、設定パネル開口率算出部13d、パネル開口率算出部13eにそれぞれ対応する。
また、HDD610には、図16に示すように、初期グリル開口率データ611が設けられる。なお、初期グリル開口率データ611は、図2に示した初期グリル開口率記憶部14aに対応する。
以上の実施例1〜3を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、当該ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する目標パネル風量算出部と、
所定のパネル開口率を設定し、当該所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを実行することにより、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出するシミュレーション部と、
前記目標パネル風量算出部によって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーション部によって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出するパネル開口率算出部と、
を備えることを特徴とするパネル開口率算出装置。
(付記2)前記目標パネル風量算出部によって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーション部によって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値以上であるか判定する風量判定部と、
前記風量判定部によって算出された前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定されるパネル開口率情報を算出する設定パネル開口率算出部とをさらに備え、
前記シミュレーション部は、前記設定パネル開口率算出部によって算出された前記パネル開口率を用いてシミュレーションを改めて行い、当該シミュレーションの結果でパネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出し、
前記パネル開口率算出部は、前記風量判定部によって算出された前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値未満であると判定された場合には、前記シミュレーション部によって設定されたパネル開口率情報を目標開口率情報として算出することを特徴とする付記1に記載のパネル開口率算出装置。
(付記3)前記目標パネル風量情報を用いて算出される圧力損失と、前記シミュレーションパネル風量情報を用いて算出される圧力損失との差分が所定の閾値以上であるか判定する風量判定部と、
前記目標パネル風量情報を用いて算出される圧力損失と、前記シミュレーションパネル風量情報を用いて算出される圧力損失との差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定されるパネル開口率情報を算出する設定パネル開口率算出部とをさらに備え、
前記シミュレーション部は、前記設定パネル開口率算出部によって算出された前記パネル開口率を用いてシミュレーションを改めて行い、当該シミュレーションの結果でパネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出し、
前記パネル開口率算出部は、前記風量判定部によって算出された前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値未満であると判定された場合には、前記シミュレーション部によって設定されたパネル開口率情報を目標開口率情報として算出することを特徴とする付記1に記載のパネル開口率算出装置。
(付記4)前記シミュレーションに使用されたパネル開口率と、前回のシミュレーションに使用されたパネル開口率との差分が所定の閾値以内であるか判定する風量判定部と、
前記シミュレーションに使用されたパネル開口率と、前回のシミュレーションに使用されたパネル開口率との差分が所定の閾値以内である場合には、前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定されるパネル開口率情報を算出する設定パネル開口率算出部とをさらに備え、
前記シミュレーション部は、前記設定パネル開口率算出部によって算出された前記パネル開口率を用いてシミュレーションを改めて行い、当該シミュレーションの結果でパネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出し、
前記パネル開口率算出部は、前記風量判定部によって算出された前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値未満であると判定された場合には、前記シミュレーション部によって設定されたパネル開口率情報を目標開口率情報として算出することを特徴とする付記1に記載のパネル開口率算出装置。
(付記5)前記目標パネル風量算出部は、ラックの配置に関する情報、パネルの配置に関する情報、ラックごとの風量に関する情報、ラックごとの発熱量に関する情報、ラックの総風量に関する情報、ラックの総発熱量に関する情報、または空調機の総風量に関する情報を用いて目標パネル風量を算出することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のパネル開口率算出装置。
(付記6)前記目標パネル風量算出部は、ラック幅に対するパネル幅の割合に応じて、前記目標パネル風量を算出することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のパネル開口率算出装置。
(付記7)前記設定パネル開口率算出部は、前記パネルの圧力損失を用いて、次回のシミュレーションに設定されるパネル開口率を算出することを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載のパネル開口率算出装置。
(付記8)パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、当該ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する目標パネル風量算出ステップと、
所定のパネル開口率を設定し、当該所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを実行することにより、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出するシミュレーションステップと、
前記目標パネル風量算出ステップによって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーションステップによって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出するパネル開口率算出ステップと、
を含んだことを特徴とするパネル開口率算出方法。
(付記9)パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、当該ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する目標パネル風量算出手順と、
所定のパネル開口率を設定し、当該所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを実行することにより、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出するシミュレーション手順と、
前記目標パネル風量算出手順によって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーション手順によって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出するパネル開口率算出手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするパネル開口率算出プログラム。
10 パネル開口率算出装置
11 入力部
12 出力部
13 制御部
13a 目標パネル風量算出部
13b シミュレーション部
13c 風量判定部
13d 設定パネル開口率算出部
13e パネル開口率算出部
14 記憶部
14a 初期グリル開口率記憶部

Claims (7)

  1. パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、当該ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する目標パネル風量算出部と、
    所定のパネル開口率を設定し、当該所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを実行することにより、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出するシミュレーション部と、
    前記目標パネル風量算出部によって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーション部によって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出するパネル開口率算出部と、
    を備えることを特徴とするパネル開口率算出装置。
  2. 前記目標パネル風量算出部によって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーション部によって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値以上であるか判定する風量判定部と、
    前記風量判定部によって算出された前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値以上であると判定された場合には、前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報とを用いて、次のシミュレーションに設定されるパネル開口率情報を算出する設定パネル開口率算出部とをさらに備え、
    前記シミュレーション部は、前記設定パネル開口率算出部によって算出された前記パネル開口率を用いてシミュレーションを改めて行い、当該シミュレーションの結果でパネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出し、
    前記パネル開口率算出部は、前記風量判定部によって算出された前記目標パネル風量情報と前記シミュレーションパネル風量情報との差分が所定の閾値未満であると判定された場合には、前記シミュレーション部によって設定されたパネル開口率情報を目標開口率情報として算出することを特徴とする請求項1に記載のパネル開口率算出装置。
  3. 前記目標パネル風量算出部は、ラックの配置に関する情報、パネルの配置に関する情報、ラックごとの風量に関する情報、ラックごとの発熱量に関する情報、ラックの総風量に関する情報、ラックの総発熱量に関する情報、または空調機の総風量に関する情報を用いて、目標パネル風量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のパネル開口率算出装置。
  4. 前記目標パネル風量算出部は、ラック幅に対するパネル幅の割合に応じて、前記目標パネル風量を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のパネル開口率算出装置。
  5. 前記設定パネル開口率算出部は、前記パネルの圧力損失を用いて、次回のシミュレーションに設定されるパネル開口率を算出することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載のパネル開口率算出装置。
  6. パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、当該ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する目標パネル風量算出ステップと、
    所定のパネル開口率を設定し、当該所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを実行することにより、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出するシミュレーションステップと、
    前記目標パネル風量算出ステップによって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーションステップによって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出するパネル開口率算出ステップと、
    を含んだことを特徴とするパネル開口率算出方法。
  7. パネルを通って送風されるラックを冷却するための冷却風について、当該ラックの冷却に必要な風量である目標パネル風量情報を算出する目標パネル風量算出手順と、
    所定のパネル開口率を設定し、当該所定のパネル開口率情報を用いてシミュレーションを実行することにより、パネルからラックに送風される風量であるシミュレーションパネル風量情報を算出するシミュレーション手順と、
    前記目標パネル風量算出手順によって算出された前記目標パネル風量情報と、前記シミュレーション手順によって算出された前記シミュレーションパネル風量情報との差分を用いて、目標パネル開口率を算出するパネル開口率算出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするパネル開口率算出プログラム。
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