JP5600402B2 - 媒体リーダ - Google Patents

媒体リーダ Download PDF

Info

Publication number
JP5600402B2
JP5600402B2 JP2009153589A JP2009153589A JP5600402B2 JP 5600402 B2 JP5600402 B2 JP 5600402B2 JP 2009153589 A JP2009153589 A JP 2009153589A JP 2009153589 A JP2009153589 A JP 2009153589A JP 5600402 B2 JP5600402 B2 JP 5600402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
magnetic
flexible printed
head
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009153589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011008890A (ja
Inventor
昌彦 平林
勝章 小口
重幸 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2009153589A priority Critical patent/JP5600402B2/ja
Publication of JP2011008890A publication Critical patent/JP2011008890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5600402B2 publication Critical patent/JP5600402B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、通帳等の情報記録媒体に当接して磁気情報の読取りや記録を行う磁気ヘッドを備える媒体リーダに関する。
従来、通帳に当接して磁気情報の読取りや記録を行う磁気ヘッドを備える磁気リーダライタ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の磁気リーダライタ装置では、磁気ヘッドを回動可能に保持するヘッドユニットが、2本のディスタンスロッドによって固定される2枚の側板の間をディスタンスロッドに沿って移動可能となっている。また、この磁気リーダライタ装置では、ヘッドユニットに取り付けられるネジリコイルバネによって磁気ヘッドが通帳に向かう方向へ付勢されている。また、この磁気リーダライタ装置では、ヘッドユニットが所定位置まで移動すると、2枚の側板の間に固定されたガイド板とヘッドユニットに取り付けられたローラとの作用で、ネジリコイルバネの付勢力に抗して、磁気ヘッドが通帳から離れる方向へ退避する。
また、特許文献1に記載の磁気リーダライタ装置は、装置を制御するための基板として、2枚の側板に固定されるメイン基板と、ヘッドユニットに固定されるサブ基板とを備えている。メイン基板とサブ基板との間は、フラットケーブル(フレキシブルプリント基板)によって電気的に接続されている。なお、特許文献1には、磁気ヘッドとサブ基板とを電気的に接続するための手段は明確に開示されていないが、一般的に、磁気ヘッドとサブ基板との間は、比較的柔らかな複数のリード線によって電気的に接続されている。
特開平8−235802号公報
特許文献1に記載の磁気リーダライタ装置のように、通帳に対して磁気情報の読取りや記録を行う装置では、上述のように、磁気ヘッドの端子に複数のリード線が接続されている。すなわち、この装置では、複数のリード線を1本ずつ磁気ヘッドに接続しなければならない。また、この装置では、比較的柔らかなリード線が磁気ヘッドの端子に接続されるため、複数のリード線の引き回しを規定通りの引き回し(設計通りの引き回し、目論見通りの引き回し)にするのに、作業者の熟練した技能が要求される。このように、従来の装置では、磁気ヘッドと制御用の基板とを電気的に接続する際の作業性が悪い。
そこで、本発明の課題は、磁気ヘッドと制御基板とを電気的に接続する際の作業性を向上させることが可能な媒体リーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の媒体リーダは、情報記録媒体の表面に形成される磁気記録部に当接するとともに磁気記録部に対して相対的に移動して、磁気記録部に記録された磁気情報の読取りおよび/または磁気記録部への磁気情報の記録を行う磁気ヘッドと、情報記録媒体に向かって磁気ヘッドを付勢する付勢部材を有するとともに磁気記録部に対する追従が可能となるように磁気ヘッドを回動可能に保持するヘッド保持部と、磁気記録部に沿って磁気ヘッドが移動可能になるようにヘッド保持部を支持する支持部と、ヘッド保持部を直線状に駆動する駆動機構と、情報記録媒体から離れる方向へ磁気ヘッドを退避させる退避機構と、磁気ヘッドの端子に一端が接続されるフレキシブルプリント基板と、制御基板とを備え、制御基板は、支持部に固定され、フレキシブルプリント基板の他端は、制御基板に接続され、ヘッド保持部は、磁気ヘッドの回動中心となる回動中心軸が固定されるとともにフレキシブルプリント基板の、磁気ヘッドの端子に接続される一端と制御基板に接続される他端との間の一部が固定される基板固定部材と、磁気ヘッドが固定されるとともに回動中心軸を中心に回動可能なヘッド固定部材と、本体部とを備え、基板固定部材は、本体部に対して回動可能となっており、基板固定部材が本体部に対して回動すると、磁気ヘッドが情報記録媒体に当接する位置と磁気ヘッドが情報記録媒体から離れる位置との間で磁気ヘッドが移動し、本体部には、フレキシブルプリント基板の、基板固定部材に固定される部分と制御基板に接続される他端との間の一部が固定される基板固定部が形成されていることを特徴とする。
本発明の媒体リーダでは、磁気ヘッドの端子にフレキシブルプリント基板が接続されている。そのため、1回の接続作業で磁気ヘッドの複数の端子にフレキシブルプリント基板を接続することが可能になる。また、フレキシブルプリント基板は、比較的剛性が高いため(すなわち、こしが強い(弾力性に富む)ため)、比較的容易に規定通りの引き回し(設計通りの引き回し、目論見通りの引き回し)を行うことが可能になる。したがって、本発明では、磁気ヘッドと制御基板とを電気的に接続する際の作業性を向上させることが可能になる。
また、本発明では、比較的こしの強いフレキシブルプリント基板が磁気ヘッドに接続され、かつ、上述のように、フレキシブルプリント基板を比較的容易に規定通りに引き回すことが可能になる。したがって、磁気ヘッドが情報記録媒体へ向かう動作と情報記録媒体から離れる動作とを繰り返すために、フレキシブルプリント基板が繰り返しで屈曲する場合であっても、フレキシブルプリント基板の所定箇所に屈曲時の荷重が集中するのを防止することが可能になる。したがって、本発明では、疲労に起因する磁気ヘッドと制御基板との間の断線を抑制することが可能となり、媒体リーダの耐久性を向上させることが可能になる。また、本発明では、フレキシブルプリント基板の他端が制御基板に接続されており、フレキシブルプリント基板と制御基板とが直接、接続されているため、特許文献1に記載の磁気リーダライタ装置のように、リード線、サブ基板およびフラットケーブルを使用して、磁気ヘッドと制御基板とを接続する場合と比較して、磁気ヘッドと制御基板とを電気的に接続する際の作業性を大幅に向上させることが可能になる。また、フレキシブルプリント基板と制御基板とを接続するための部材を別途、設ける必要がなくなるため、媒体リーダの構成を簡素化することができる。
本発明において、退避機構は、ヘッド保持部が所定位置まで移動すると情報記録媒体から離れる方向へ磁気ヘッドを退避させる。
本発明において、フレキシブルプリント基板は、退避機構によって退避していた磁気ヘッドが磁気記録部に当接するときに、磁気ギャップが形成される磁気ヘッドの先端部と情報記録媒体の表面とが略平行になるように引き回されていることが好ましい。たとえば、磁気ヘッドの、先端部の反対側となる基端側の端面を他端面とすると、フレキシブルプリント基板の一端は、磁気ヘッドの他端面に形成される端子に接続され、フレキシブルプリント基板は、退避機構によって退避していた磁気ヘッドが磁気記録部に当接するときに、フレキシブルプリント基板の磁気ヘッドへの接続部と情報記録媒体の表面とが略平行になるように、かつ、磁気ヘッドと基板固定部材との間でフレキシブルプリント基板の一部が弛むように、基板固定部材に固定されていることが好ましい。このように構成すると、比較的こしの強いフレキシブルプリント基板を磁気ヘッドに接続する場合であっても、磁気ヘッドを磁気記録部に適切に当接させることが可能になり、媒体リーダでの磁気情報の読取り品質や記録品質の低下を抑制することが可能になる。
本発明において、磁気ヘッドと基板固定部材との間では、フレキシブルプリント基板には折り目が形成されずに、フレキシブルプリント基板は略円弧状に撓んでいることが好ましい。このように構成すると、磁気ヘッドが情報記録媒体へ向かう動作と情報記録媒体から離れる動作とを繰り返すために、磁気ヘッドと基板固定部材との間において、フレキシブルプリント基板が繰り返しで屈曲する場合であっても、フレキシブルプリント基板の所定箇所に屈曲時の荷重が集中するのを確実に防止することが可能になる。
本発明において、たとえば、基板固定部材には、フレキシブルプリント基板が固定される固定面が形成され、固定面は、磁気ヘッドが磁気記録部に当接している状態において、情報記録媒体の表面に略直交する方向に対して傾いている。また、本発明において、基板固定部材には、フレキシブルプリント基板が固定される固定面が形成され、固定面は、磁気ヘッドが磁気記録部に当接している状態において、磁気ヘッドが情報記録媒体の表面に正対する方向に対して傾いている。
以上のように、本発明の媒体リーダでは、磁気ヘッドと制御基板とを電気的に接続する際の作業性を向上させることが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる媒体リーダの斜視図である。 図1に示す通帳を示す図であり、(A)は開いた状態の通帳の表紙側を示す図、(B)は開いた状態の通帳の内側を示す図である。 図1に示す磁気ヘッドおよびキャリッジの斜視図である。 図1に示す媒体リーダでの磁気ヘッドの動作を説明するための図であり、(A)は磁気ヘッドが通帳に当接している状態を示す図、(B)は磁気ヘッドが通帳から離れて退避している状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(媒体リーダの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる媒体リーダ1の斜視図である。図2は、図1に示す通帳2を示す図であり、(A)は開いた状態の通帳2の表紙側を示す図、(B)は開いた状態の通帳2の内側を示す図である。図3は、図1に示す磁気ヘッド3およびキャリッジ4の斜視図である。図4は、図1に示す媒体リーダ1での磁気ヘッド3の動作を説明するための図であり、(A)は磁気ヘッド3が通帳2に当接している状態を示す図、(B)は磁気ヘッド3が通帳2から離れて退避している状態を示す図である。
本形態の媒体リーダ1は、情報記録媒体である通帳2に記録された磁気情報の読取りおよび/または通帳2への磁気情報の記録を行うための装置であり、ATM(Automated Teller Machine)等の上位装置に搭載されて使用される。この媒体リーダ1は、図1に示すように、磁気情報の読取りや記録を行うための磁気ヘッド3と、磁気ヘッド3を保持するヘッド保持部としてのキャリッジ4と、キャリッジ4を移動可能に支持する支持部5とを備えている。
また、媒体リーダ1は、キャリッジ4を直線状に駆動する駆動機構7と、通帳2に当接している磁気ヘッド3を通帳2から離れる方向へ退避させる退避機構8と、媒体リーダ1を制御するための制御基板9と、磁気ヘッド3と制御基板9とを電気的に接続するフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits)10(以下、「FPC10」とする。)とを備えている。
なお、以下の説明では、図1に示すように、キャリッジ4の移動方向となるX方向を「前後方向」、X方向に直交するY方向を「左右方向」、X方向およびY方向に直交するZ方向を「上下方向」とする。また、以下の説明では、X1方向側を「前」側、X2方向側を「後(後ろ)」側、Y1方向側を「左」側、Y2方向側を「右」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。さらに、以下の説明では、X方向とY方向とによって形成される平面をXY平面、Y方向とZ方向とによって形成される平面をYZ平面、Z方向とX方向とによって形成される平面をZX平面とする。
通帳2の表紙および/または裏表紙には、図2(A)に示すように、磁気記録部としての磁気ストライプ2aが形成されている。磁気ストライプ2aは、細長い長方形状に形成されている。媒体リーダ1が搭載される上位装置内では、磁気ストライプ2aの長手方向と前後方向(X方向)とが略一致するように、通帳2が取り扱われる。また、通帳2は、表紙および裏表紙を含む複数の紙が綴り糸2bで綴られて2つ折りにされることで形成されており、通帳2の真ん中のページを開くと(すなわち、通帳2を中開きの状態にすると)、図2(B)に示すように、綴り糸2bが見える。
磁気ヘッド3は、媒体リーダ1の上方に配置される通帳2の磁気ストライプ2aに当接して、磁気ストライプ2aに記録された磁気情報の読取りや磁気ストライプ2aへの磁気情報の記録を行う。磁気ヘッド3の上端側(先端側)は、図3に示すように、凸曲面状に形成されている。また、磁気ヘッド3の先端部3aには、磁気ギャップが形成されている。磁気ヘッド3の下端面には、図4に示すように、複数の端子3bが形成されている。この磁気ヘッド3は、磁気ストライプ2aに対する追従が可能となるように、キャリッジ4に回動可能に保持されている。具体的には、磁気ヘッド3は、前後方向を軸方向とする回動が可能となるように、キャリッジ4に保持されている。
キャリッジ4は、キャリッジ本体部12と、磁気ヘッド3が固定されるヘッド固定部材13と、磁気ヘッド3の回動中心となる回動中心軸14が固定されるとともにFPC10の一部が固定される基板固定部材15と、基板固定部材15が固定されるとともにキャリッジ本体部12に対して回動可能な回動部材16と、磁気ヘッド3の回動範囲を規制するための規制溝17aが形成される回動範囲規制部材17と、通帳2に向かって磁気ヘッド3を付勢する付勢部材としてのネジリコイルバネ18とを備えている。
キャリッジ本体部12の右下端側には、FPC10の一部が固定される基板固定部12aが形成されている。また、キャリッジ本体部12の下端側には、支持部5を構成する後述の2本のガイド軸24が挿通される摺動軸受19が取り付けられている。具体的には、キャリッジ本体部12の左端側と右端側の2箇所に摺動軸受19が取り付けられている。また、キャリッジ本体部12の下端側には、駆動機構7を構成する後述のメネジ22が取り付けられている。具体的には、2箇所に取り付けられる摺動軸受19の間にメネジ22が取り付けられている。キャリッジ本体部12の右上端側には、回動部材16の回動中心となる回動中心軸20が固定されている。
ヘッド固定部材13は、図3に示すように、YZ平面に略平行な2枚の平面部13d、13eおよび2枚の平面部13d、13eを繋ぐXY平面に略平行な1枚の平面部13fによって構成される前側面部13aと、YZ平面に略平行な後側面部13bと、ZX平面に略平行な右側面部13cとを備えている。前側面部13aでは、平面部13dが上側に配置され、平面部13eは下側に配置されている。また、平面部13eは、平面部13dよりも前側に配置されている。平面部13fは、平面部13dの下端と平面部13eの上端とを繋いでいる。すなわち、前側面部13aは、その下端側が前方向に広がるように形成されている。後側面部13bは、前後方向において前側面部13aと所定の間隔をあけた状態で形成されている。上下方向における前側面部13aの高さと後面部13bの高さとはほぼ同じになっている。右側面部13cは、前側面部13aの上端側(すなわち、平面部13dの上端側)の右端と後側面部13bの上端側の右端とを繋いでいる。
磁気ヘッド3は、ヘッド固定部材13の上端側に接着で固定されている。具体的には、前側面部13aの上端側(すなわち、平面部13dの上端側)と後側面部13bの上端側と右側面部13cとによって磁気ヘッド3が囲まれるように、ヘッド固定部材13の上端側に磁気ヘッド3が固定されている。前側面部13aの下端側および後側面部13bの下端側には、回動中心軸14が挿通される貫通孔が形成されている。また、後側面部13bの上端側には、規制溝17aに係合する係合ピン21が後ろ側に向かって突出するように固定されている。
基板固定部材15は、左右方向および上方向が開口する角溝状(コの字状)に形成されるとともに、その右端には、FPC10の一部が固定される基板固定部15aが形成されている。上述のように、基板固定部材15には、回動中心軸14が固定されている。基板固定部15aの詳細な構成については後述する。
図4に示すように、基板固定部材15は、回動部材16の左端側に固定されている。回動部材16の右端側には、回動中心軸20が挿通される貫通孔が前後方向に貫通するように形成されている。また、左右方向における回動部材16の中間位置には、FPC10が通過する通過孔16aが上下方向に貫通するように形成されている(図3参照)。具体的には、基板固定部15aの右下方に通過孔16aが形成されている。
ネジリコイルバネ18には、回動中心軸20が挿通されている。また、ネジリコイルバネ18の一端側は、キャリッジ本体部12に係合し、ネジリコイルバネ18の他端側は、回動部材16に係合しており、回動部材16は、ネジリコイルバネ18の付勢力で、図4の時計方向に付勢されている。
回動範囲規制部材17は、キャリッジ本体部12の後側面に固定されている。規制溝17aは、上端が開口する略角溝状に形成されている。
支持部5は、媒体リーダ1の前後方向の側面を構成する2枚の側板23と、前後方向を軸方向として配置される2本のガイド軸24と、2枚の側板23を繋ぐ連結部材25とを備えている。2本のガイド軸24は、左右方向に所定の間隔をあけた状態で配置されている。また、ガイド軸24の両端は、側板23に取り付けられている。連結部材25は、2枚の側板23の右端を繋いでいる。
制御基板9は、長方形状に形成されている。この制御基板9は、2枚の側板23の下端に固定されており、2枚の側板23を繋ぐ機能も果たしている。
駆動機構7は、キャリッジ本体部12に取り付けられるメネジ22と、メネジ22が螺合するリードスクリュー26と、リードスクリュー26を駆動するための駆動源となるモータ27とを備えている。リードスクリュー26は、前後方向を軸方向として、2本のガイド軸24の間に配置されている。また、リードスクリュー26の両端のそれぞれは、2枚の側板23のそれぞれに回転可能に支持されている。リードスクリュー26の後端側には、プーリやベルト等の伝達機構を介してモータ27が連結されている。
退避機構8は、キャリッジ4に回転可能に取り付けられるローラ(カムフォロア)28と、支持部5に固定されるカム板29とを備えている。ローラ28は、左右方向における回動部材16の中間位置に、略左右方向を軸方向とする回転が可能となるように取り付けられている。カム板29は、前後方向に細長い長尺状に形成されており、前後方向の両端側のそれぞれが2枚の側板23のそれぞれの左上端側に固定されている。カム板29の前後方向の両端側には、ローラ28が当接するカム部29aが形成されている(図4(B)参照)。
本形態では、媒体リーダ1の前後方向の両端側にキャリッジ4が移動すると、ローラ28がカム部29aに当接して、図4(B)に示すように、磁気ヘッド3が通帳2から離れる方向(すなわち、下方向)へ退避する。一方、媒体リーダ1の前後方向の中間位置にキャリッジ4が移動すると、ローラ28がカム部29aから外れる。ローラ28がカム部29aから外れると、ネジリコイルバネ28の付勢力で磁気ヘッド3が上方向へ移動して、図4(A)に示すように、通帳2に当接する。
なお、媒体リーダ1が搭載される上位装置内には、図4に示すように、通帳2をガイドするガイド部材50が磁気ヘッド3に対向するように配置されている。また、この上位装置は、媒体リーダ1の上方まで通帳2を搬送する搬送機構を備えている。
FPC10は、たとえば、2枚のフィルム状の絶縁体と、2枚の絶縁体の間に挟まれる導体箔とを備えている。絶縁体は、たとえば、ポリイミド膜等であり、導体箔は、たとえば、銅箔である。以下、FPC10が固定される基板固定部15aの構成とFPC10の引き回しについて説明する。
(基板固定部の構成およびFPCの引き回し)
基板固定部15aは略平板状に形成されている。この基板固定部15aは、前後方向において、ヘッド固定部材13の前側面部13aの下端側と後側面部13bの下端側との間に配置されている。また、基板固定部15aは、ヘッド固定部材13の右側面部13cの右下方に配置されている。基板固定部15aの右側の側面は、FPC10の一部が固定される固定面15bとなっている。
固定面15bは、図4(A)に示すように、磁気ヘッド3が通帳2に当接している状態において、上下方向に対して(より具体的には、ZX平面に対して)、図4の時計方向へ角度θだけ傾いている。すなわち、固定面15bは、磁気ヘッド3が通帳2に当接している状態において、通帳2の表面に略直交する方向に対して傾いている。すなわち、固定面15bは、磁気ヘッド3が通帳2に当接している状態において、磁気ヘッド3が通帳2の表面に正対する方向に対して傾いている。なお、角度θは、たとえば、15°である。
FPC10の一端は、磁気ヘッド3の複数の端子3bに半田付けされて接続されている。また、FPC10の他端は、制御基板9に接続されている。
さらに、FPC10の一端側の一部は、リベットやネジ等の固定手段31によって、固定面15bに固定されている。具体的には、FPC10の一端側の一部は、退避していた磁気ヘッド3がキャリッジ4の移動に伴って通帳2に当接するときに(より具体的には、通帳2に当接する直前に)、図4(A)に示すように、FPC10の磁気ヘッド3への接続部10aと通帳2の表面とが略平行になるように(すなわち、接続部10aがXY平面と略平行になるように)、固定面15bに固定されている。より具体的には、設計上は、退避していた磁気ヘッド3がキャリッジ4の移動に伴って、中開きの状態の通帳2に当接する直前に、接続部10aと通帳2の表面とが略平行になるように、FPC10の一端側の一部が固定面15bに固定されている。また、磁気ヘッド3と基板固定部15aとの間でFPC10の一部が弛むように、FPC10の一端側の一部が固定面15bに固定されている。より具体的には、磁気ヘッド3と基板固定部15aとの間でFPC10の一部が略円弧状に撓んで、折れ曲がらないように(すなわち、FPC10に折り目が形成されないように)、FPC10の一端側の一部が固定面15bに固定されている。
このように、本形態では、退避していた磁気ヘッド3がキャリッジ4の移動に伴って通帳2に当接するときに、磁気ヘッド3の先端部3aと通帳2の表面とが略平行になるように、FPC10が引き回されている。すなわち、本形態では、退避していた磁気ヘッド3がキャリッジ4の移動に伴って通帳2に当接するときに、FPC10のこしの強さに起因した回動中心軸14を中心とする回動力が磁気ヘッド3に生じないように、FPC10が引き回されている。なお、図4(B)に示すように、磁気ヘッド3が退避すると、FPC10の撓みによって、回動中心軸14を中心とする矢印Vの方向への回動力が磁気ヘッド3に生じる。
一端側の一部が固定面15bに固定されたFPC10は、回動部材16の通過孔16aを通過するように引き回されるとともに、回動部材16の下側を引き回されている。また、回動部材16の下側を引き回されたFPC10の一部は、図3に示すように、90°に折り曲げられて、リベットやネジ等の固定手段32によって、キャリッジ本体部12の基板固定部12aに固定されている。また、図1に示すように、FPC10の他端側は、媒体リーダ1の右端側で引き回されて、制御基板9に接続されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、磁気ヘッド3の複数の端子3bにFPC10の一端が接続されている。そのため、1回の接続作業で複数の端子3bにFPC10を接続することができる。また、FPC10は、比較的こしが強いため、比較的容易に規定通りの引き回しを行うことが可能になる。したがって、本形態では、磁気ヘッド3と制御基板9とを電気的に接続する際の作業性を向上させることができる。
特に本形態では、FPC10の他端が制御基板9に直接、接続されているため、特許文献1に記載の磁気リーダライタ装置のように、リード線、サブ基板およびフラットケーブルを使用して、磁気ヘッド3と制御基板9とを接続する場合と比較して、磁気ヘッド3と制御基板9とを電気的に接続する際の作業性を大幅に向上させることができる。また、本形態では、FPC10と制御基板9とを接続するための部材を別途、設ける必要がなくなるため、媒体リーダ1の構成を簡素化することができる。
本形態では、比較的こしの強いFPC10によって、磁気ヘッド3と制御基板9とが電気的に接続されている。また、磁気ヘッド3と基板固定部15aとの間では、FPC10は略円弧状に撓んで、折れ曲がっていない。したがって、退避機構8とネジリコイルバネ18との作用で、磁気ヘッド3が通帳2へ向かう動作と通帳2から離れる動作とを繰り返すために、FPC10が繰り返しで屈曲する場合であっても、磁気ヘッド3と基板固定部15aとの間において、FPC10の所定箇所に屈曲時の荷重が集中するのを防止することができる。したがって、本形態では、疲労に起因する磁気ヘッド3と制御基板9との間の断線を抑制することが可能となり、媒体リーダ1の耐久性を向上させることが可能になる。
本形態では、退避していた磁気ヘッド3がキャリッジ4の移動に伴って通帳2に当接するときに、磁気ヘッド3の先端部3aと通帳2の表面とが略平行になるように、FPC10が引き回されている。そのため、比較的こしの強いFPC10を磁気ヘッド3に接続する場合であっても、FPC10のこしの強さの影響を抑制して、磁気ヘッド3を磁気ストライプ2aに適切に当接させることが可能になる。したがって、比較的こしの強いFPC10を磁気ヘッド3に接続する場合であっても、媒体リーダ1での磁気情報の読取り品質や記録品質の低下を抑制することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、固定面15bは、磁気ヘッド3が通帳2に当接している状態において、上下方向に対して図4の時計方向へ角度θだけ傾いている。この他にもたとえば、退避していた磁気ヘッド3がキャリッジ4の移動に伴って通帳2に当接するときに、磁気ヘッド3の先端部3aと通帳2の表面とが略平行になるように、FPC10を引き回すことができるのであれば、固定面15bは、磁気ヘッド3が通帳2に当接している状態において、上下方向と平行になっていても良い。
上述した形態では、FPC10の他端は制御基板9に直接、接続されている。この他にもたとえば、特許文献1に記載されているように、FPC10の他端がサブ基板に接続され、サブ基板と制御基板9とがFPC等によって接続されても良い。
上述した形態では、支持部5は、磁気ヘッド3が前後方向へ移動可能になるようにキャリッジ4を支持している。この他にもたとえば、磁気ヘッド3が上下動のみを行うように(すなわち、磁気ヘッド3が通帳2に当接する動作および通帳2から退避する動作のみを行うように)、磁気ヘッド3を保持するヘッド保持部およびこのヘッド保持部を支持する支持部が構成されても良い。この場合には、たとえば、ソレノイド等の駆動源とリンク機構等によって、磁気ヘッド3が略円弧状の軌跡を描きながら、上下動するようにヘッド保持部および支持部が構成される。また、この場合には、たとえば、媒体リーダ1が搭載される上位装置の搬送機構を利用して、通帳2を搬送しながら、磁気情報の再生や記録が行われる。あるいは、ユーザが手動で、通帳2を動かしながら、磁気情報の再生や記録が行われる。
上述した形態では、媒体リーダ1は、通帳2に記録された磁気情報の読取りや通帳2への磁気情報の記録を行うための装置であるが、媒体リーダ1は、磁気カードやパスポート等の通帳2以外の情報記録媒体に記録された磁気情報の読取りや通帳2以外の情報記録媒体への磁気情報の記録を行うための装置であっても良い。
1 媒体リーダ
2 通帳(情報記録媒体)
2a 磁気ストライプ(磁気記録部)
3 磁気ヘッド
3a 先端部
3b 端子
4 キャリッジ(ヘッド保持部)
5 支持部
8 退避機構
9 制御基板
10 FPC(フレキシブルプリント基板)
10a 接続部
15 基板固定部材
15b 固定面
18 ネジリコイルバネ(付勢部材)

Claims (7)

  1. 情報記録媒体の表面に形成される磁気記録部に当接するとともに前記磁気記録部に対して相対的に移動して、前記磁気記録部に記録された磁気情報の読取りおよび/または前記磁気記録部への磁気情報の記録を行う磁気ヘッドと、前記情報記録媒体に向かって前記磁気ヘッドを付勢する付勢部材を有するとともに前記磁気記録部に対する追従が可能となるように前記磁気ヘッドを回動可能に保持するヘッド保持部と、前記磁気記録部に沿って前記磁気ヘッドが移動可能になるように前記ヘッド保持部を支持する支持部と、前記ヘッド保持部を直線状に駆動する駆動機構と、前記情報記録媒体から離れる方向へ前記磁気ヘッドを退避させる退避機構と、前記磁気ヘッドの端子に一端が接続されるフレキシブルプリント基板と、制御基板とを備え、
    前記制御基板は、前記支持部に固定され、
    前記フレキシブルプリント基板の他端は、前記制御基板に接続され、
    前記ヘッド保持部は、前記磁気ヘッドの回動中心となる回動中心軸が固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板の、前記磁気ヘッドの前記端子に接続される一端と前記制御基板に接続される他端との間の一部が固定される基板固定部材と、前記磁気ヘッドが固定されるとともに前記回動中心軸を中心に回動可能なヘッド固定部材と、本体部とを備え
    前記基板固定部材は、前記本体部に対して回動可能となっており、
    前記基板固定部材が前記本体部に対して回動すると、前記磁気ヘッドが前記情報記録媒体に当接する位置と前記磁気ヘッドが前記情報記録媒体から離れる位置との間で前記磁気ヘッドが移動し、
    前記本体部には、前記フレキシブルプリント基板の、前記基板固定部材に固定される部分と前記制御基板に接続される他端との間の一部が固定される基板固定部が形成されていることを特徴とする媒体リーダ。
  2. 前記退避機構は、前記ヘッド保持部が所定位置まで移動すると前記情報記録媒体から離れる方向へ前記磁気ヘッドを退避させることを特徴とする請求項1記載の媒体リーダ。
  3. 前記フレキシブルプリント基板は、前記退避機構によって退避していた前記磁気ヘッドが前記磁気記録部に当接するときに、磁気ギャップが形成される前記磁気ヘッドの先端部と前記情報記録媒体の表面とが略平行になるように引き回されていることを特徴とする請求項1または2記載の媒体リーダ。
  4. 前記磁気ヘッドの、前記先端部の反対側となる基端側の端面を他端面とすると、
    前記フレキシブルプリント基板の一端は、前記磁気ヘッドの前記他端面に形成される前記端子に接続され、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記退避機構によって退避していた前記磁気ヘッドが前記磁気記録部に当接するときに、前記フレキシブルプリント基板の前記磁気ヘッドへの接続部と前記情報記録媒体の表面とが略平行になるように、かつ、前記磁気ヘッドと前記基板固定部材との間で前記フレキシブルプリント基板の一部が弛むように、前記基板固定部材に固定されていることを特徴とする請求項記載の媒体リーダ。
  5. 前記磁気ヘッドと前記基板固定部材との間において、前記フレキシブルプリント基板には折り目が形成されずに、前記フレキシブルプリント基板は略円弧状に撓んでいることを特徴とする請求項記載の媒体リーダ。
  6. 前記基板固定部材には、前記フレキシブルプリント基板が固定される固定面が形成され、
    前記固定面は、前記磁気ヘッドが前記磁気記録部に当接している状態において、前記情報記録媒体の表面に略直交する方向に対して傾いていることを特徴とする請求項または記載の媒体リーダ。
  7. 前記基板固定部材には、前記フレキシブルプリント基板が固定される固定面が形成され、
    前記固定面は、前記磁気ヘッドが前記磁気記録部に当接している状態において、前記磁気ヘッドが前記情報記録媒体の表面に正対する方向に対して傾いていることを特徴とする請求項または記載の媒体リーダ。
JP2009153589A 2009-06-29 2009-06-29 媒体リーダ Expired - Fee Related JP5600402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009153589A JP5600402B2 (ja) 2009-06-29 2009-06-29 媒体リーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009153589A JP5600402B2 (ja) 2009-06-29 2009-06-29 媒体リーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011008890A JP2011008890A (ja) 2011-01-13
JP5600402B2 true JP5600402B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=43565344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009153589A Expired - Fee Related JP5600402B2 (ja) 2009-06-29 2009-06-29 媒体リーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5600402B2 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3057086B2 (ja) * 1988-12-29 2000-06-26 株式会社三共 遊技用情報読取書込装置
JPH02270170A (ja) * 1989-04-12 1990-11-05 Seiko Epson Corp 磁気ディスク装置
JPH0736100A (ja) * 1992-09-28 1995-02-07 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ用磁気ヘッド
JP2661852B2 (ja) * 1992-12-10 1997-10-08 沖電気工業株式会社 磁気ストライプリードライト機構
JP2850764B2 (ja) * 1994-08-01 1999-01-27 株式会社日立製作所 位置決めアクチュエータ及びディスク装置
JP3490785B2 (ja) * 1994-11-17 2004-01-26 三洋電機株式会社 磁気ディスク装置
JPH10282567A (ja) * 1997-04-08 1998-10-23 Canon Inc 磁気ヘッド、磁気記録装置およびこれを備えた光学機器
JP2001154257A (ja) * 1999-11-26 2001-06-08 Canon Electronics Inc 磁気ヘッドユニット、この磁気ヘッドユニットを用いた圧板およびこの圧板を用いたカメラ
JP2001333298A (ja) * 2000-05-18 2001-11-30 Olympus Optical Co Ltd 電子カメラ
JP2007323692A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Hitachi-Lg Data Storage Inc 光ディスクドライブ装置
JP2008010089A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Victor Co Of Japan Ltd ディスク駆動装置
JP2008310927A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Sharp Corp 光ピックアップ装置
JP5042782B2 (ja) * 2007-11-07 2012-10-03 株式会社日立メディアエレクトロニクス 光ピックアップ装置及びこれを備えた光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011008890A (ja) 2011-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102259505A (zh) 输送装置和包括输送装置的图像记录设备
US20170129264A1 (en) Carriage assembly and head position adjustment mechanism
US5984184A (en) IC card read/writer having vertically moving reading contact pins
JP5790020B2 (ja) サーマルヘッド機構、サーマルプリンターユニット及びサーマルプリンター
JP5600402B2 (ja) 媒体リーダ
US20170251116A1 (en) Recording apparatus and reading apparatus
JP3302670B2 (ja) 印刷機器の給紙装置
WO2013088958A1 (ja) 媒体処理装置
JP5939019B2 (ja) 印刷装置
WO2016158946A1 (ja) Icカードリーダ
JP2001188882A (ja) 接触式icカードリーダの接点ブロック機構
JP6370734B2 (ja) カード処理装置
JP5022092B2 (ja) 画像形成装置
US11945241B2 (en) Printer for printing marker cards with markers for marking electrical appliances
JP5462100B2 (ja) 冊子媒体取扱装置
JP4827312B2 (ja) 媒体処理装置及び印字装置
JP6230892B2 (ja) サーマルヘッド印字機構
JP2005107959A (ja) カード処理装置
JP7164382B2 (ja) 磁気ヘッド機構およびカードリーダ
JP2018001710A (ja) 記録装置
JP6096073B2 (ja) 磁気ヘッド保持機構、カード処理装置
JP2005067794A (ja) S字型の搬送路を備えた用紙処理装置
JP3667107B2 (ja) 記録装置
JP2010067328A (ja) ディスク装置のクランプ構造
KR101330819B1 (ko) 광디스크 드라이브

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5600402

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees