JP2001333298A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2001333298A
JP2001333298A JP2000146958A JP2000146958A JP2001333298A JP 2001333298 A JP2001333298 A JP 2001333298A JP 2000146958 A JP2000146958 A JP 2000146958A JP 2000146958 A JP2000146958 A JP 2000146958A JP 2001333298 A JP2001333298 A JP 2001333298A
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JP
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monitor
arm
fpc
display means
lcd monitor
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JP2000146958A
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English (en)
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Masahide Kawakubo
政英 川久保
Junji Shiono
潤二 塩野
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回動可能な表示手段に接続されるFPCを適切
に支持し、該FPCの安定した撓みが得られ、かつ、上
記表示手段の回動をスムーズ、かつ、確実に行わせるこ
とができる電子カメラを提供する。 【解決手段】この電子カメラにおける表示手段であるL
CDモニタ4は、カメラ本体1の後カバー1dに対して
軸台21に回動可能に支持されたアーム22に、さら
に、回動可能に支持された状態で組み込まれている。そ
して、上記LCDモニタ4に接続されるモニタ用FPC
59は、その撓み部59bと撓み部59aの中間の被狭
持部59cを上記アーム22とFPC押さえ47で狭持
して支持されており、LCDモニタ4の回動動作に対し
て上記モニタ用FPC59の安定した撓みが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的撮像手段に
よる画像を表示する移動可能な表示手段をカメラ本体の
背面部に配設した電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影を行う場合、カメラアングルとして
人間の目の高さでのアイレベルと、高い位置から撮影す
るハイアングルと、低い位置から撮影するローアングル
の3種類の撮影状態がある。
【0003】電子的撮像手段であるCCD等を内蔵する
電子カメラには、通常、上記CCDによる画像を表示す
る表示手段である液晶表示部(LCDモニタ部)がカメ
ラ本体の背面部に配設されている。また、LCDモニタ
自体の有効画角範囲が狭く、観察する場合、表示面の正
面方向に近い角度から観察する必要があることから、上
記3つのカメラアングルによる撮影を可能とするように
上記LCDモニタ部は、水平軸を中心にして回動可能に
支持されている。
【0004】例えば、特開平8−98065号公報に開
示のビデオカメラ装置は、カメラ本体の背面部に表示装
置(LCDモニタ装置)を配設したものであり、上記表
示装置は、ローアングル回動動作とハイアングル回動動
作可能とし、その両回動動作が同時に動作しないように
して使い勝手を改善したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平8−98
065号公報に開示のビデオカメラ装置における表示装
置のLCDモニタは、回動可能であることから当然なが
ら画像信号授受用のモニタフレキシブルプリント基板
(以下、モニタFPCと記載する)が接続されている。
しかしながら、そのモニタFPCの接続,支持構造につ
いては、記載されていない。
【0006】上記LCDモニタが回動することにより上
記モニタとのコネクタ接続部側のFPCも共に撓んだ
り、または、部分的にスライド移動する。LCDモニタ
の回動軸が2軸である場合、上記FPCの撓み量やスラ
イド移動量がより大きくなる。したがって、適切な状態
で上記FPCを保持しなければ、断線したり、あるい
は、永久変形(折れ曲がり等)が生じてLCDモニタの
回動がスムーズに行えなくなる可能性もある。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、カメラ本体の背面部に配設される表示手段
に接続されるモニタFPCの支持を適切に行い、該モニ
タFPCの安定した撓みが得られ、かつ、上記表示手段
の回動をスムーズ、かつ、確実に行わせることができる
電子カメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電子カメラは、撮影レンズを前面に有するカメラ本体
と、上記カメラ本体の背面部に設けられ、電子的撮像手
段による画像を表示する表示手段と、一端部にて上記表
示手段を回動可能に支持するとともに、他端部が上記カ
メラ本体の背面部に回動可能に軸支された腕部と、上記
腕部を介して上記カメラ本体の背面部と上記表示手段と
を接続するフレキシブルプリント基板と、上記表示手段
の回動変位、または、上記腕部の回動変位による上記フ
レキシブルプリント基板の撓みを許容して収容する収容
室とを備えており、上記フレキシブルプリント基板は、
上記腕部と上記表示手段との間で上記収容室内で撓むこ
とにより上記表示手段の回動変位、または、上記腕部の
回動変位を可能にしている。
【0009】本発明の請求項2記載の電子カメラは、請
求項1記載の電子カメラにおいて、上記収容室は、上記
腕部に対する上記表示手段の回動変位による上記フレキ
シブルプリント基板の撓みを許容して収容する第一の収
容室と、上記カメラ本体の背面部に対する上記腕部の回
動変位による上記フレキシブルプリント基板の撓みを許
容して収容する第二の収容室とを有する。
【0010】本発明の請求項3記載の電子カメラは、請
求項2記載の電子カメラにおいて、上記第一の収容室
は、上記表示手段を上記腕部に対して回動可能に支持す
る回動軸の周面部分に設けられている。
【0011】本発明の請求項4記載の電子カメラは、請
求項2記載の電子カメラにおいて、上記第一の収容室お
よび第二の収容室の間に上記フレキシブルプリント基板
の一部分を固定するための固定手段をさらに設ける。
【0012】本発明の請求項5記載の電子カメラは、請
求項4記載の電子カメラにおいて、上記第二の収容室
は、上記固定手段により形成されてなる。
【0013】本発明の請求項6記載の電子カメラは、請
求項2乃至5に記載の電子カメラにおいて、上記第一の
収容室は、上記表示手段を保持する外装部材のうち表面
の外装部材により形成されてなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の一の実施形態の電
子カメラをLCDモニタ(表示装置)側からみた斜視図
であって、アイカップ装着時でLCDモニタがアイレベ
ル撮影、かつ、格納状態にあるときを示す。図2は、上
記LCDモニタの支持機構の分解斜視図であり、図3
は、上記LCDモニタの分解斜視図である。図4は、上
記LCDモニタ付き軸台を後カバーに組み付けるときの
分解斜視図である。図5のLCDモニタの3撮影位置移
動状態を示すLCDモニタ周り部分断面図である。図
6,7,8は、上記LCDモニタの各回動移動状態にお
ける軸台,LCDモニタ内のモニタフレキシブル基板の
撓み状態を示す縦断面図であって、図6は、LCDモニ
タがアイレベル撮影、かつ、格納位置にあるとき、図7
は、LCDモニタがハイアングル撮影位置にあるとき、
図8は、LCDモニタがローアングル撮影位置にあると
きの各縦断面図である。
【0015】なお、図2,3における符号C1 〜C7 の
同一の符号で示す箇所は、同一挿通組み付け部分を示
す。また、以下の説明において、前後方向は、撮影レン
ズ鏡筒側を前方とし、ファインダの接眼レンズ側を後方
とする。また、左右方向は、ファインダ接眼レンズに向
かったときの方向で示す。また、側面から見た方向およ
び回動方向は、左側面から見た方向,回動方向で示す。
【0016】本実施形態の電子カメラは、図1に示すよ
うにカメラ本体1前面側に撮影レンズ鏡筒2が配設さ
れ、カメラ本体1に電子的撮像手段であるCCD3が内
蔵されている。カメラ本体1の背面側の後カバー1d内
には、上記CCD3により取り込まれた画像を表示する
表示手段であるLCDモニタ4を回動可能状態で格納す
る軸台21が配設されている。
【0017】上記カメラ本体1のLCDモニタ4の上部
位置には、光学ファインダ部の接眼レンズ枠5が突出し
て配設されている。上記接眼レンズ枠5には、アイカッ
プ6が着脱自在の状態で取り付けられる。
【0018】上記カメラ本体1の上方部には、撮影モー
ド設定釦8と、ストロボ発光部9と、ストロボポップア
ップ釦10と、シンクロ接点部11と、リモコン接点部
12などが配設されている。さらに、カメラ本体1の右
側にグリップ部1cが設けられ、その上部にレリーズ釦
13が配設されている。
【0019】本実施形態の電子カメラにおいては、表示
窓27を持つLCDモニタ4が、そのモニタを回動可能
に支持するアーム22とともに軸台21内に格納した状
態で一旦、カメラ本体の後カバー1dに組み込まれ、そ
の後、後カバー1dをカメラに組み付ける構造を採用し
ている(図2,4参照)。
【0020】LCDモニタを回動移動可能に支持する上
記モニタ支持機構部は、図2に示すように主に格納部材
である軸台21と、軸台21に下方のアームピン41,
42を介して回動自在に支持される腕部であるアーム2
2と、回動軸であるモニタ軸51を介してアーム22に
回動自在に支持されるモニタ後枠23と、図3に示さ
れ、モニタ後枠23に固定される表示手段である上記L
CDモニタ4とからなる。
【0021】上記軸台21には、アーム22およびモニ
タ後枠23に取り付けられたLCDモニタ4を格納する
格納室21aと、両側面下部に対向するアームピン4
1,42固定用のビス挿通穴21b,21cと、円弧状
のガイド溝21dと、該ガイド溝21dに直交する爪ガ
イド溝21eと、ロックレバー軸挿通穴21gと、該挿
通穴下部にロックレバー挿入部21fと、該開口部上方
にツマミガイド穴21hと、格納室21aの背面にモニ
タ表示制御用フレキシブルプリント基板(以下、モニタ
FPCと記載)59の挿通孔21iと、ビス119の挿
通孔21j,21k,21m,21nとが設けられてい
る。
【0022】上記ビス挿通穴21b,21cにはビス1
11,112を挿通させてアームピン41,42が固着
される。そのとき、クリック押さえ板36も共締め状態
で軸台21に取り付けられる。
【0023】上記ガイド溝21dには、アーム22の回
動位置規制用のローラ状ストッパ43が摺動自在に嵌入
し、上記爪ガイド溝21eには、クリック爪37とクリ
ックバネ38が摺動自在に嵌入する。そのクリック爪3
7とクリックバネ38は、クリック押さえ板36によっ
て押さえられた状態で保持される。上記ローラ状ストッ
パ43は、上記ガイド溝21dにより移動範囲が規制さ
れ、ガイド溝41dの右方端位置でクリック爪37によ
り右側端部にてクリック保持される。なお、上記ローラ
状ストッパ43は、上記アーム22のネジ穴22cに螺
着される固定ネジ44でアーム22に固定支持されてい
る。
【0024】上記ロックレバー挿入部21fには、ロッ
ク手段であるロックレバー33がロックレバー軸34に
回動可能に支持された状態で挿入される。該ロックレバ
ー33は、トーションバネ35により内方側に回動付勢
される。
【0025】上記ツマミガイド穴21hには、ビス11
4にて爪板32が固着されたモニタ解放釦31がスライ
ド自在に嵌入する。このモニタ解放釦31をカメラ背面
方向にスライドさせると、爪板32がロックレバー33
を解放方向に押圧するので、ロックレバー33の突起3
3aが後述するモニタ前枠28の係止溝28bから外
れ、LCDモニタ4が回動可能な状態になる。
【0026】上記アーム22には、上記軸台21の格納
室21aに収納可能であって、上下部にそれぞれ対向す
る上部,下部折り曲げ部22k,22mが設けられる。
上記上部折り曲げ部22kにはモニタ軸51を嵌入する
嵌入穴22gと、モニタ軸551の先端の小判突起51
aをカシメ付ける小判穴22fとが対向して設けられ、
さらに、ストッパピン45,46が摺動自在に嵌入する
円弧状ガイド溝22d,22eが対向して設けられる。
上記ストッパ45,46は、後述するモニタ後枠23に
固着され、該モニタ後枠の回動位置を規制する。
【0027】さらに、上部折り曲げ部22kの上方部に
は、切り欠き22i,22jが対向して設けられてい
る。この切り欠き22i,22jは、後述するモニタ前
枠28の上端部の回動時の逃げ部となる。
【0028】上記両上部折り曲げ部22kの中間位置に
折り曲げて形成されるFPC挿通部22hが設けられて
いる。このFPC挿通部22hの上部にFPC押さえ4
7をビス113によって固着し、後述するように挿通状
態のモニタFPC59の一部を挟持する。
【0029】上記下部折り曲げ部22mの下部には、上
記軸台21に固着されているアームピン41,42が対
向して回動可能に嵌入するピン穴22a,22bが設け
られている。また、片方の下部折り曲げ部22mにロー
ラ状ストッパ43がネジ穴22cで固定ネジ44により
固着されている。したがって、アーム22は、軸台21
に対してアームピン41,42を中心にして回動可能に
支持され、前述したように上記ローラ状ストッパ43に
てその回動範囲が規制される。
【0030】上記モニタ後枠23は、後述するLCDモ
ニタ4が取り付けられる収納部23aを有し、その上部
位置の対向の軸穴23b,23cにはモニタ軸51が嵌
入される。該軸穴23b,23c近傍のネジ穴23d,
23eには上記ストッパピン45,46が螺着される。
さらに、対向の軸穴23b,23cの間の位置にビス1
16によりビス穴52aと板ナット53を介してクリッ
クバネ52が固着される。
【0031】上記モニタ軸51は、アーム22の軸穴2
2gを挿通させ、さらに、上記モニタ後枠23の軸穴2
3b,23cを回動可能に挿通させた後、先端の小判突
起51aをアーム22の小判穴22fに嵌入してカシメ
により固定する。また、上記モニタ軸51の軸中間部に
四角カット面51bが設けられており、取り付け状態で
は上記クリックバネ52の幅部分に上記カット面51b
が当接可能となっている(図5参照)。なお、上記クリ
ックバネ52外側とモニタ後枠23の上部内壁面との間
に補助板バネ54が別に挿入されており、クリックバネ
52にモニタ軸51のクリック保持のための補助付勢力
を与えている(図5参照)。
【0032】上記モニタ後枠23は、アーム22に対し
て円弧状ガイド溝22d,22eによって相対的に略角
度90°の範囲で回動規制され、その両回動端位置では
クリックバネ52のクリック作用により所定のクリック
保持力によって保持されることになる。また、上記回動
端部以外の位置にあるモニタ後枠23は、クリックバネ
52を介して回動摩擦抵抗力を受け、各回動位置にて摩
擦保持が可能になっている。
【0033】上記モニタFPC59は、図6に示すよう
にカメラ本体側の接続先である図示しない制御部より軸
台21のFPC挿通穴21iを挿通して軸台21内に挿
入される。
【0034】軸台内に挿入後のFPC59には、図6に
示すように立ち上げ部59aと、軸台21側の撓み部5
9bと、モニタ軸51外周りを回るモニタ後枠側の撓み
部59cと、折り返し部59d、および、FPC接続部
59eが設けられている。上記折り返し部59dで折り
返し後に上記FPC接続部59eは、後述するLCD2
5に配設されるFPCコネクタ55(図3参照)に挿入
接続される。
【0035】FPC59の上記撓み部59bと撓み部5
9cの間の部位(被狭持部部位)59fは、アーム22
のFPC挿通部22hとFPC押さえ47の挟持部47
cとで挟持して固定される。なお、FPC押さえ47に
は、モニタ後枠側の撓み部59cの撓みを許容する第1
のFPC収容室47aと軸台21側の撓み部59bの撓
みを許容する第2のFPC収容室47bが設けられてい
る。
【0036】なお、後述するモニタ前枠28の曲面状の
上端部内壁部28eが上記第1のFPC収容室47aと
共にモニタ後枠側の撓み部59cの撓みを許容するため
の第1のFPC収容部として機能する。LCDモニタ4
の回動移動に伴うモニタFPC59の撓み状態の変化に
ついては、後で詳しく説明する。
【0037】上記LCDモニタ4は、図3の分解斜視図
に示すように開口部28aを有する外装部材であるモニ
タ前枠28と、上記開口部28aにはめ込まれる透明な
モニタ窓27と、クッション枠26と、FPCコネクタ
55を有するTFTタイプのLCD25と、LCD25
のための絶縁カバー24とからなる。
【0038】上記絶縁カバー24,モニタ窓27,クッ
ション枠26,LCD25をモニタ前枠28にはめ込
み、ビス118を絶縁カバー24のビス穴24a,24
bに挿通させてネジ部28c,28dに螺着してモニタ
前枠28に固着することにより上記LCDモニタ4とし
てユニット化される。
【0039】上記LCDモニタ4を軸台21に組み込む
には、まず、LCDモニタ4をモニタ後枠23に挿入し
て、2本のビス117をビス挿通穴23g,23hに通
してモニタ前枠28のネジ穴28f,28gに螺着して
LCDモニタ4とモニタ後枠23を一体化する。
【0040】LCDモニタ4と一体化したモニタ後枠2
3は、モニタ軸51を介してアーム22に回動可能に装
着される。さらに、モニタ後枠23が装着されたモニタ
支持機構部としてのアーム22は、アームピン41,4
2を介して軸台21に回動可能に装着される。
【0041】次に、モニタ支持機構部が組み込まれた軸
台21をカメラの後カバー1dに組み付けるには、図4
に示すように固着手段である4本のビス119を後カバ
ー1dの内側から軸台のビス挿通穴21j,21k,2
1m,21nを挿通させ、後カバー1dのネジ穴1i,
1j,1g,1hに軸台側から螺着して後カバー1d内
側に軸台21を固着する。上記軸台21のカメラ内への
組み込み状態では、上記ビス119の頭は外部に露出し
ない。なお、後カバー1dにはモニタ表示窓27のため
のモニタ開口1e、および、軸台21に装着されたスラ
イド式モニタ解放釦31のための釦穴1fが設けられて
いる。
【0042】以上のように構成されたLCDモニタ4が
組み込まれた本実施形態のカメラにおけるLCDモニタ
の移動動作について、図5のLCDモニタの3撮影位置
移動状態を示すLCDモニタ周り部分断面図を用いて説
明する。
【0043】上記LCDモニタ4がカメラの後カバー1
d内に組み付けられた軸台21内に格納され、モニタ表
示窓27が垂直であるアイレベル撮影、かつ、格納位置
P4Aにあるときは、アーム22のローラ状ストッパ43
は、軸台21のストッパガイド溝21dの左方端位置に
ある。また、ロックレバー33の係止突起33aがモニ
タ前枠28の係止溝28bに係合しており、LCDモニ
タ4を上記アイレベル撮影、かつ、格納位置P4Aに保持
している。
【0044】後カバーのツマミ開口1fから露出してい
る軸台のモニタ解放ツマミ31をカメラ背面方向にスラ
イド操作すると、ロックレバー33の係止突起33aが
モニタ前枠28の係止溝28bからはずれてアーム22
およびLCDモニタ4は、回動可能な状態になる。
【0045】そこで、モニタ前枠28を後方に引き出す
とアームピン41,42中心にアーム22が右回転方向
に所定角回動してモニタ表示窓27が下向き傾斜したハ
イアングル撮影位置P4Bに位置する。この状態では、ア
ームのローラ状ストッパ43は、軸台21のストッパガ
イド溝21dの右方側端部にあってクリック爪37が嵌
入しており、アーム22は、上記右回動位置にクリック
保持される。一方、LCDモニタ4を保持するモニタ後
枠23がモニタ軸51に対してクリックバネ52がカッ
ト面51bに当接していることから、LCDモニタ4も
上記ハイアングル撮影位置P4B位置でクリック保持され
ることになる。
【0046】さらに、モニタ前枠28をクリックバネ5
2による摩擦保持力に抗してモニタ軸51中心に左回動
操作すると、LCDモニタ4は、モニタ表示窓27が上
向きとなるローアングル撮影位置P4Cまで回動させるこ
とができる。
【0047】上記ローアングル撮影位置P4CにあるLC
Dモニタ4を右回転させて、一旦、ハイアングル撮影位
置P4Bに位置させた後、LCDモニタ4をカメラ側に押
圧操作することによりアイレベル撮影、かつ、格納位置
P4Aに戻すことが可能である。
【0048】なお、上記LCDモニタ4は、上記アイレ
ベル撮影位置P4Aからハイアングル撮影位置P4B位置の
間の各位置、また、上記ハイアングル撮影位置P4B位置
からローアングル撮影位置P4Cの間の各位置に摩擦保持
力により保持可能である。
【0049】ここで、LCDモニタ4の回動移動に伴う
モニタFPC59の撓み状態の変化について、図6〜8
を用いて詳しく説明する。LCDモニタ4がアイレベル
撮影位置P4Aにある時は、図6に示すようにモニタFP
C59の立ち上げ部59a後の軸台側の撓み部59b
は、FPC押さえ47の第2の収容部47bの壁面方向
に膨らんだ姿勢で保持される。一方、挟持部47cで固
定される被狭持部位59fよりもモニタ後枠23側の撓
み部59cは、FPC押さえ47の第1の収容部47a
とモニタ前枠28の上端部内壁部28eの内方のモニタ
軸51に軸周りに接近した姿勢で保持される。
【0050】LCDモニタ4がハイアングル撮影位置P
4Bに回動した時は、図7に示すようにモニタFPC59
の上記軸台側の撓み部59bは、LCDモニタ4のアー
ムピン41,42中心の右方回動に伴って上記第2の収
容部47b下部のアーム22の壁面に接近した位置にあ
る。しかし、上記被狭持部位59fよりもモニタ後枠2
3側の撓み部59cは、LCDモニタ4がアーム22に
対して相対的に回動していないので、上述の図6に示し
た状態と変化がない。
【0051】LCDモニタ4がアイレベル撮影位置P4C
回動した時は、図8に示すようにモニタFPC59の上
記軸台側の撓み部59bは、アーム22が軸台21に対
して相対的に回動していないので、図7に示した状態と
変わらない。しかし、上記被狭持部位59fよりもモニ
タ後枠23側の撓み部59cは、LCDモニタ4のモニ
タ軸51中心の左回動に伴って上記FPC押さえ47の
第1の収容部47aおよびモニタ前枠28の第1の収容
部である上端部内壁部28e方向に接近し、モニタ軸5
1から離間した状態に変化する。
【0052】また、上記LCDモニタ4が上記各回動位
置P4A,P4B,P4Cに移動したとしてもモニタFPC5
9の被狭持部部位59fは、FPC押さえ47で常に挟
持,固定されており、位置がずれることがない。
【0053】上述のように上記被狭持部部位59fを固
定支持したことによりアーム22およびLCDモニタ4
の回動動作によるずれが発生せず、安定した定常的なF
PC59の撓みが得られる。
【0054】さらに、上記撓み部59bを収容可能なF
PC押さえ47の第2のFPC収容室47bを設け、さ
らに、上記撓み部59cを収容可能なFPC47の第1
のFPC収容室47a、および、モニタ前枠28の第1
の収容部である上端部内壁部28eを設けることによ
り、LCDモニタ4の回動に伴うモニタFPC59が収
容室以外の部分で撓まず、所定の場所で撓み、記モニタ
FPC59の安定した撓みが得られ、その耐久性能も向
上し、かつ、上記LCDモニタ4もスムーズ、かつ、確
実に所望の角度だけ回動させることができる。
【0055】
【発明の効果】上述したように本発明の請求項1記載の
電子カメラによると、フレキシブルプリント基板の撓み
を許容して収容する収容室を設けたので、撓み状態が規
制されて他の部位で撓むことがなくなり、回動変位によ
るFPCの移動が円滑(スムーズ)になり、良好な回動
操作が可能で、所望の角度で表示手段を使用することが
でき、従来のフレキシブルプリント基板部材全体が移動
するものに比較して撓み位置を上述のように規制するの
で他の構成部材とひっかかたりするおそれが少なくな
る。
【0056】本発明の請求項2記載の電子カメラによる
と、請求項1記載の電子カメラの効果に加えてさらに収
容室が2つで構成されているので、1つに収容室しかな
いものに比較して占有スペ−スが小さくでき、また、回
動変位に応じて収容室が分かれているので、フレキシブ
ルプリント基板の移動を最小限に抑えることができる。
【0057】本発明の請求項3記載の電子カメラによる
と、請求項2記載の電子カメラの効果に加えてさらに回
動軸周りのスペ−スが有効に利用でき、実装効率が向上
する。
【0058】本発明の請求項4記載の電子カメラによる
と、請求項2記載の電子カメラの効果に加えてさらに各
収容室の間でフレキシブルプリント基板を固定するの
で、それぞれの収容室で確実にフレキシブルプリント基
板を撓ませることができる。
【0059】本発明の請求項5記載の電子カメラによる
と、請求項4記載の電子カメラの効果に加えてさらに固
定手段により収容室を形成したので、その分、部品点数
が少なくなり、低コスト化、および、小型化が図れる。
【0060】本発明の請求項6記載の電子カメラによる
と、請求項2乃至5に記載の電子カメラの効果に加えて
さらに上記外装部材により収容室を形成したので、構成
部品点数が少なくなり、低コスト化、および、小型化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子カメラをLCDモニ
タ側からみた斜視図であって、アイカップ装着時のアイ
レベル撮影、かつ、LCDモニタ格納状態を示す。
【図2】上記一実施形態の電子カメラにおけるモニタ支
持機構部の分解斜視図。
【図3】上記一実施形態の電子カメラにおけるLCDモ
ニタの分解斜視図。
【図4】上記一実施形態の電子カメラにおけるLCDモ
ニタの軸台内格納状態で後カバーに組み付けるときの分
解斜視図。
【図5】上記一実施形態の電子カメラにおけるLCDモ
ニタの3つの撮影位置移動状態を示すLCDモニタ周り
部分断面図。
【図6】上記一実施形態の電子カメラにおける軸台,L
CDモニタ内でのモニタフレキシブル基板の撓み状態を
示す縦断面図であり、LCDモニタがアイレベル撮影、
且つ、格納位置にあるときの状態を示す。
【図7】上記一実施形態の電子カメラにおける軸台,L
CDモニタ内でのモニタフレキシブル基板の撓み状態を
示す縦断面図であり、LCDモニタがハイアングル撮影
位置にあるときの状態を示す。
【図8】上記一実施形態の電子カメラにおける軸台,L
CDモニタ内でのモニタフレキシブル基板の撓み状態を
示す縦断面図であり、LCDモニタがローアングル撮影
位置にあるときの状態を示す。
【符号の説明】
1d……後カバー(カメラ本体の背面部) 2 ……撮影レンズを保持するレンズ鏡筒(撮影レン
ズ) 3 ……CCD(電子的撮像手段) 4 ……LCDモニタ(表示手段) 22 ……アーム(腕部) 28 ……モニタ前枠(外装部材) 28e……モニタ前枠の上端部内壁部(第一の収容室) 47 ……FPC押さえ(固定手段) 47a……FPC押さえの第一の収容室(第一の収容
室) 47b……FPC押さえの第二の収容室(第二の収容
室) 51 ……モニタ軸(回動軸) 59 ……モニタFPC(フレキシブルプリント基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H054 AA01 2H100 AA33 AA41 BB06 BB11 CC07 2H101 BB01 5C022 AA13 AC03 AC06 AC70 AC77 AC78

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを前面に有するカメラ本体
    と、 上記カメラ本体の背面部に設けられ、電子的撮像手段に
    よる画像を表示する表示手段と、 一端部にて上記表示手段を回動可能に支持するととも
    に、他端部が上記カメラ本体の背面部に回動可能に軸支
    された腕部と、 上記腕部を介して上記カメラ本体の背面部と上記表示手
    段とを接続するフレキシブルプリント基板と、 上記表示手段の回動変位、または、上記腕部の回動変位
    による上記フレキシブルプリント基板の撓みを許容して
    収容する収容室と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記収容室は、上記腕部に対する上記表
    示手段の回動変位による上記フレキシブルプリント基板
    の撓みを許容して収容する第一の収容室と、上記カメラ
    本体の背面部に対する上記腕部の回動変位による上記フ
    レキシブルプリント基板の撓みを許容して収容する第二
    の収容室とを有することを特徴とする請求項1記載の電
    子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記第一の収容室は、上記表示手段を上
    記腕部に対して回動可能に支持する回動軸の周面部分に
    設けられていることを特徴とする請求項2記載の電子カ
    メラ。
  4. 【請求項4】 上記第一の収容室および第二の収容室の
    間に上記フレキシブルプリント基板の一部分を固定する
    ための固定手段をさらに設けたことを特徴とする請求項
    2記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 上記第二の収容室は、上記固定手段によ
    り形成されてなることを特徴とする請求項4記載の電子
    カメラ。
  6. 【請求項6】 上記第一の収容室は、上記表示手段を保
    持する外装部材のうち表面の外装部材により形成された
    なることを特徴とする請求項2乃至5に記載する電子カ
    メラ。
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