JP5600190B2 - 家庭用薄葉紙収納容器 - Google Patents
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Description
このような家庭用薄葉紙収納容器には、ロール状の家庭用薄葉紙(例えば、ロール状に巻回されたウェットシートやウェットティッシュ等のロールペーパー)用の家庭用薄葉紙収納容器や、交互に折り重ねられた積層状の家庭用薄葉紙用の家庭用薄葉紙収納容器等がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
すなわち、ロール状の家庭用薄葉紙用の家庭用薄葉紙収納容器は、一般的に、蓋体を閉じた状態で外形が筒型状に形成されているため、直方体形状に積層された家庭用薄葉紙を収納すると、家庭用薄葉紙が容器の底面形状に沿って屈曲することとなり、積層状の家庭用薄葉紙の収納や取り出しには適していない。一方、積層状の家庭用薄葉紙用の家庭用薄葉紙収納容器は、一般的に、蓋体を閉じた状態で外形が箱型状に形成されており、ロール状の家庭用薄葉紙を収納すると、家庭用薄葉紙が容器内部で動いて安定して保持されず、取り出しをスムーズに行うことができないという問題があった。
家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
前記載置部は、
前記載置面を有する四つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
前記四つの弾性部材は、
前記底蓋の二つの対角線上であって、中心から等距離の位置にそれぞれ一つ配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
前記載置部は、
前記載置面を有する二つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
前記二つの弾性部材は、
前記底蓋における短手方向の中心部に対して対称となる位置に前記取出口に向かってそれぞれ配置され、前記中心部から側面に向かって弾性変形し、前記ロール状の家庭用薄葉紙と前記積層状の家庭用薄葉紙との何れであっても、両側から挟み込んで前記中心部に向かって押さえつけるようにして当該家庭用薄葉紙を支持することを特徴とする。
前記取出口は、前記容器本体に収納されたロール状の家庭用薄葉紙のロール軸方向に対して平行とならない方向に切り込まれた形状をなしていることを特徴とする。
また、載置部が、載置面を有し、載置面に載置された家庭用薄葉紙の自重により弾性変形するとともに、載置面に載置された家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元する複数の弾性部材により構成されており、弾性部材は中心から等距離の位置に配置されているため、簡易な構成で、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙との両方の取出性に優れた家庭用薄葉紙収納容器とすることができる。
また、請求項1の記載の発明によれば、四つの弾性部材は、底蓋の二つの対角線上に配置され、家庭用薄葉紙と載置部との接触面積が小さくなっているため、ロール状の家庭用薄葉紙を引き出す際の回転の摩擦を小さくして、ロール状の家庭用薄葉紙の取出性を高めることができる。
また、請求項2の記載の発明によれば、二つの弾性部材が側面視にて逆ハ字状に弾性変形し、家庭用薄由を両側から挟み込んで保持されるため、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙との何れであっても、更に安定した姿勢で保持することができる。
まず、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器について、図1〜図7を参照しながら説明する。
ここで、図1は、本発明を適用した好適な実施形態1として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図2は、図1の家庭用薄葉紙収納容器に、ロール状の家庭用薄葉紙を収納した状態を示す斜視図であり、図3は、図1の家庭用薄葉紙収納容器に、積層状の家庭用薄葉紙を収納した状態を示す斜視図である。図4は、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図5は、図1の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるA−A線での側面断面図である。図6は、図1の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるA−A線での側面断面図である。図7は、図6の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図2、図3では、載置部は省略している。図5〜図7では、上蓋が省略されている。また、図3、図6、図7において、積層状の家庭用薄葉紙は模式的に図示されている。
なお、以下の説明では、家庭用薄葉紙収納容器の前後方向をX軸方向として、上蓋を回動させる回動軸が形成されている側を後側とし、その反対側を前側とする。また、左右方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
具体的には、家庭用薄葉紙収納容器100は、例えば、上面に家庭用薄葉紙Pの取出口141を有し、底面に底面開口11を有する容器本体10と、容器本体10の上部に回動自在に設けられ、取出口141が形成された取出部14を開閉する上蓋20と、容器本体10の底面開口11を塞ぐ底蓋30と、を備えて構成されている。
この容器本体10は、容器本体10の底面開口11を塞ぐように底蓋30が取り付けられることで、その底蓋30とともに家庭用薄葉紙Pを収納する収納部Sとしての空間を確保するものである。
取出部14の略中央には、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口141が、互いに交差する2本の切り込みにより形成されている。この取出口141は、ロール状に巻回された家庭用薄葉紙Pを引き出す際に、家庭用薄葉紙Pに設けられている切断用のミシン目で、家庭用薄葉紙P同士を切断する機能を果たす。また、取出口141は、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pが引き出された後に、次の家庭用薄葉紙Pを挟んで保持する機能を果たす。
そして、容器本体10の底面開口11に底蓋30を取り付けることで、底面開口11を塞ぐことができる一方で、底面開口11に取り付けられた底蓋30を取り外すことで、容器本体10の内部を開放(露出)させることが可能になっている。
そして、収納部Sに家庭用薄葉紙Pを収納する場合には、容器本体10から底蓋30を取り外して、底蓋30に設けられた載置部材41の載置面41aに家庭用薄葉紙Pを載置した後に、載置面41aに家庭用薄葉紙Pが載置された状態で、底蓋30を容器本体10に取り付けて、容器本体10の底面開口11を閉塞する。
そして、このようなロール状の家庭用薄葉紙Pを載置部材41の載置面41aに載置すると、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、図5に示すように、載置部材41が下方(Z軸方向下側)に凸となるように曲線状に弾性変形する。これにより、載置部材41の上面に載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
そして、このような積層状の家庭用薄葉紙Pを載置部材41の載置面41aに載置すると、家庭用薄葉紙Pの自重が載置面41aに略均一に作用することとなり、図6に示すように、載置部材41は平板状のまま維持される。これにより、積層状の家庭用薄葉紙Pは、その底面が平坦な状態のまま、安定した姿勢で保持され、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
この弾性部材42は、例えば、略同一のばね係数を有するコイルばね等から構成されており、載置部材41の載置面41aと上方(Z軸方向上側)との直交性を保持しつつ、取出口141の方向(Z軸方向上側)に向けて、載置部材41を押し上げるようになっている。
そのため、載置部材41に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、弾性部材42の材料は、ばねに限られることなく、例えば、スポンジにより構成されていても良い。また、弾性部材42の数や形状も任意である。さらに、弾性部材42の配置位置は、図4に例示する位置に限られず、ロール状の家庭用薄葉紙Pを載置部材41の載置面41aに載置した場合に生じる載置部材41における曲線状の弾性変形を妨げない位置であれば良い。
また、載置部材41を取出口141の方向に押し上げるように弾性的に支持する弾性部材42が設けられており、この載置部材41が、載置面41aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重によって縮退するように弾性変形するとともに、載置面41aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重が減るにつれて復元することで載置面41aの位置を取出口141の方向に移動させる。したがって、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数によらず、各家庭用薄葉紙Pを容器本体10の取出口141に近接した位置に保つことができることとなって、家庭用薄葉紙Pの取出し易さを更に高めることができる。
次に、実施形態2の家庭用薄葉紙収納容器について、図8〜図12を参照しながら説明する。
ここで、図8は、本発明を適用した好適な実施形態2として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図9は、実施形態2の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図10は、図8の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるB−B線での側面断面図であり、図11は、図8の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるB−B線での側面断面図である。図12は、図11の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図10〜図12において、上蓋の図示は省略されており、図11、図12において、積層状の家庭用薄葉紙は模式的に図示されている。
この載置部50は、上面に物体が載置されていない状態において、上下面(Z軸方向に直交する両面)が平坦な形状を呈しており、この上面が、家庭用薄葉紙Pを載置する載置面50aとなっている。そして、載置面50aと上方(Z軸方向上側)との直交性を保持しつつ、取出口141の方向に向けて、載置面50aに載置された家庭用薄葉紙Pを弾性的に支持するようになっている。
すなわち、載置部50の載置面50aに、ロール状の家庭用薄葉紙Pを、ロール軸方向が載置部50の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、図10に示すように、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、載置部50の載置面50aが下方(Z軸方向下側)に凸となるように曲線状に弾性変形する。これにより、載置部50の載置面50aに載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
そのため、載置部50に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、載置部50の材料は、スポンジに限られることなく、例えば、板ばねにより構成されていても良い。
次に、実施形態3の家庭用薄葉紙収納容器について、図13〜図17を参照しながら説明する。
ここで、図13は、本発明を適用した好適な実施形態3として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図14は、実施形態3の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図15は、図13の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるC−C線での側面断面図であり、図16は、図13の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるC−C線での側面断面図である。図17は、図16の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図15〜図17において、上蓋の図示は省略されており、図16、図17において、積層状の家庭用薄葉紙Pは模式的に図示されている。
この載置部60の上面は、家庭用薄葉紙Pを載置する載置面60aとなっている。そして、載置部60を構成するこれらの弾性部材は、同一の材料から構成され、且つ、同一の形態を有しており、載置面60aと上方(Z軸方向上側)との直交性を保持しつつ、取出口141の方向に向けて、載置面60aに載置された家庭用薄葉紙Pを弾性的に支持するようになっている。
すなわち、載置部60の載置面60aに、ロール状の家庭用薄葉紙Pを、ロール軸方向が載置部60の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、図15に示すように、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、4つの弾性部材がそれぞれ、X軸方向中心領域に近いほど収縮するように弾性変形する。これにより、4つの弾性部材から成る載置部60の載置面60aに載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
そのため、載置部60に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、載置部60を構成する弾性部材の材料は、板ばねに限られることなく、例えば、スポンジであっても良い。また、載置部60を構成する弾性部材の数や配置位置も任意である。
また、載置部60は複数の弾性部材により形成されており、家庭用薄葉紙Pと載置部材60との接触面積が小さくなっている。そのため、取出口141からロール状の家庭用薄葉紙Pを引き出す際の回転の摩擦を小さくして、ロール状の家庭用薄葉紙Pの取出性を更に高めることができる。
次に、実施形態4の家庭用薄葉紙収納容器について、図18〜図22を参照しながら説明する。
ここで、図18は、本発明を適用した好適な実施形態4として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図19は、実施形態4の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図20は、図18の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるD−D線での側面断面図であり、図21は、図18の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるD−D線での側面断面図である。図22は、図21の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図20〜図22において、上蓋の図示は省略されており、図21、図22において、積層状の家庭用薄葉紙Pは模式的に図示されている。
この載置部70の上面及びX軸中心側の側面は、家庭用薄葉紙Pを載置する載置面70aとなっている。そして、載置部70を構成するこれらの弾性部材は、同一の材料から構成され、且つ、同一の形態を有しており、載置面70aに載置された家庭用薄葉紙Pを取出口141の方向に向けて弾性的に支持するようになっている。
すなわち、載置部70の載置面70aに、ロール状の家庭用薄葉紙Pを、ロール軸方向が載置部70の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、図20に示すように、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、2つの弾性部材が側面視にて逆ハ字状に弾性変形し、ロール状の家庭用薄葉紙PをX軸方向両側から挟み込んで、X軸中心側且つX軸方向上側へ押さえつけるように付勢する。これにより、2の弾性部材から成る載置部70の載置面70aに載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
そのため、載置部70に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、載置部70を構成する弾性部材の材料は、板ばねに限られることなく、例えば、スポンジであっても良い。また、載置部70を構成する弾性部材の数や配置位置も任意である。
また、上記実施形態においては、上蓋20を容器本体10と一体成形されたものとしたが、容器本体10とは別体に形成され、回動軸により容器本体10に取り付けられるものであっても良い。
また、上記実施形態においては、家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口141が互いに交差する2本の切り込みにより形成されていることとしたが、取出口141を構成する切り込みの数は1本であっても、または、3本以上であっても良い。
10 容器本体
141 取出口
40 載置部
41 載置部材
41a 載置面
42 弾性部材
200 家庭用薄葉紙収納容器
50 載置部
50a 載置面
300 家庭用薄葉紙収納容器
60 載置部
60a 載置面
400 家庭用薄葉紙収納容器
70 載置部
70a 載置面
P 家庭用薄葉紙
Claims (3)
- 家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
前記載置部は、
前記載置面を有する四つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
前記四つの弾性部材は、
前記底蓋の二つの対角線上であって、中心から等距離の位置にそれぞれ一つ配置されていることを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。 - 家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
前記載置部は、
前記載置面を有する二つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
前記二つの弾性部材は、
前記底蓋における短手方向の中心部に対して対称となる位置に前記取出口に向かってそれぞれ配置され、前記中心部から側面に向かって弾性変形し、前記ロール状の家庭用薄葉紙と前記積層状の家庭用薄葉紙との何れであっても、両側から挟み込んで前記中心部に向かって押さえつけるようにして当該家庭用薄葉紙を支持することを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。 - 前記取出口は、前記容器本体に収納されたロール状の家庭用薄葉紙のロール軸方向に対して平行とならない方向に切り込まれた形状をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
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