JP5600190B2 - 家庭用薄葉紙収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用薄葉紙収納容器に関する。
従来、家屋の床やトイレ、或いは人体などを拭くための家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器が知られている。
このような家庭用薄葉紙収納容器には、ロール状の家庭用薄葉紙(例えば、ロール状に巻回されたウェットシートやウェットティッシュ等のロールペーパー)用の家庭用薄葉紙収納容器や、交互に折り重ねられた積層状の家庭用薄葉紙用の家庭用薄葉紙収納容器等がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2005−271980号公報 実開平5−3171号公報
しかしながら、上述の家庭用薄葉紙収納容器は、ロール状の家庭用薄葉紙又は積層状の家庭用薄葉紙の何れか一方を収納するための容器であり、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙とに兼用して、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙との両方の収納や取り出しを好適に行うものではなかった。
すなわち、ロール状の家庭用薄葉紙用の家庭用薄葉紙収納容器は、一般的に、蓋体を閉じた状態で外形が筒型状に形成されているため、直方体形状に積層された家庭用薄葉紙を収納すると、家庭用薄葉紙が容器の底面形状に沿って屈曲することとなり、積層状の家庭用薄葉紙の収納や取り出しには適していない。一方、積層状の家庭用薄葉紙用の家庭用薄葉紙収納容器は、一般的に、蓋体を閉じた状態で外形が箱型状に形成されており、ロール状の家庭用薄葉紙を収納すると、家庭用薄葉紙が容器内部で動いて安定して保持されず、取り出しをスムーズに行うことができないという問題があった。
本発明の課題は、ロール状の家庭用薄葉紙及び積層状の家庭用薄葉紙の両方の収納を好適に行うことができる家庭用薄葉紙収納容器を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
前記載置部は、
前記載置面を有する四つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
前記四つの弾性部材は、
前記底蓋の二つの対角線上であって、中心から等距離の位置にそれぞれ一つ配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
前記載置部は、
前記載置面を有する二つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
前記二つの弾性部材は、
前記底蓋における短手方向の中心部に対して対称となる位置に前記取出口に向かってそれぞれ配置され、前記中心部から側面に向かって弾性変形し、前記ロール状の家庭用薄葉紙と前記積層状の家庭用薄葉紙との何れであっても、両側から挟み込んで前記中心部に向かって押さえつけるようにして当該家庭用薄葉紙を支持することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記取出口は、前記容器本体に収納されたロール状の家庭用薄葉紙のロール軸方向に対して平行とならない方向に切り込まれた形状をなしていることを特徴とする。
請求項1又は2に記載の発明によれば、載置部は、載置面に載置された家庭用薄葉紙の自重により弾性変形するように構成されているため、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙との何れも安定的に保持することができる。また、載置部は、載置面に載置された家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて、載置面の位置が取出口の方向に移動するように復元するため、家庭用薄葉紙を常に取出口に近接した位置に保つことができる。これにより、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙との取り出しの何れも、スムーズに行うことができることとなり、ロール状の家庭用薄葉紙及び積層状の家庭用薄葉紙の両方を好適に収納することが可能となる。
また、載置部が、載置面を有し、載置面に載置された家庭用薄葉紙の自重により弾性変形するとともに、載置面に載置された家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元する複数の弾性部材により構成されており、弾性部材は中心から等距離の位置に配置されているため、簡易な構成で、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙との両方の取出性に優れた家庭用薄葉紙収納容器とすることができる。
また、請求項1の記載の発明によれば、四つの弾性部材は、底蓋の二つの対角線上に配置され、家庭用薄葉紙と載置部との接触面積が小さくなっているため、ロール状の家庭用薄葉紙を引き出す際の回転の摩擦を小さくして、ロール状の家庭用薄葉紙の取出性を高めることができる。
また、請求項2の記載の発明によれば、二つの弾性部材が側面視にて逆ハ字状に弾性変形し、家庭用薄由を両側から挟み込んで保持されるため、ロール状の家庭用薄葉紙と積層状の家庭用薄葉紙との何れであっても、更に安定した姿勢で保持することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、取出口は、容器本体に収納されたロール状の家庭用薄葉紙のロール軸方向に対して平行とならない方向に切り込まれた形状をなしているため、ロール状の家庭用薄葉紙の取り出しに際して、取出口に摩擦力が作用することとなる。これにより、ロール状の家庭用薄葉紙の切断を好適に行うことができ、ロール状の家庭用薄葉紙の取り出しを更にスムーズに行うことができる。
本発明を適用した好適な実施形態1として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。 図1の家庭用薄葉紙収納容器に、ロール状の家庭用薄葉紙を収納した状態を示す斜視図であり、 図1の家庭用薄葉紙収納容器に、積層状の家庭用薄葉紙を収納した状態を示す斜視図である。 実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。 図1の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるA−A線での側面断面図である。 図1の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるA−A線での側面断面図である。 図6の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。 本発明を適用した好適な実施形態2として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。 実施形態2の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。 図8の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるB−B線での側面断面図である。 図8の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるB−B線での側面断面図である。 図11の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。 本発明を適用した好適な実施形態3として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。 実施形態3の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。 図13の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるC−C線での側面断面図である。 図13の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるC−C線での側面断面図である。 図16の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。 本発明を適用した好適な実施形態4として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。 実施形態4の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。 図18の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるD−D線での側面断面図である。 図18の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるD−D線での側面断面図である。 図21の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。
以下、図を参照して、本発明に係る家庭用薄葉紙収納容器の具体的な態様を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
まず、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器について、図1〜図7を参照しながら説明する。
ここで、図1は、本発明を適用した好適な実施形態1として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図2は、図1の家庭用薄葉紙収納容器に、ロール状の家庭用薄葉紙を収納した状態を示す斜視図であり、図3は、図1の家庭用薄葉紙収納容器に、積層状の家庭用薄葉紙を収納した状態を示す斜視図である。図4は、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図5は、図1の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるA−A線での側面断面図である。図6は、図1の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるA−A線での側面断面図である。図7は、図6の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図2、図3では、載置部は省略している。図5〜図7では、上蓋が省略されている。また、図3、図6、図7において、積層状の家庭用薄葉紙は模式的に図示されている。
なお、以下の説明では、家庭用薄葉紙収納容器の前後方向をX軸方向として、上蓋を回動させる回動軸が形成されている側を後側とし、その反対側を前側とする。また、左右方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
第1の実施形態の家庭用薄葉紙収納容器100は、図1〜図7に示すように、上蓋20を閉じた状態で角のとれた略直方体形状に形成されており、内部にウェットシートやウェットティシュ−等のウェットタイプの家庭用薄葉紙Pや、ティシューペーパー、キッチンペーパー、ペーパータオル等の乾式の家庭用薄葉紙Pを収納する。
具体的には、家庭用薄葉紙収納容器100は、例えば、上面に家庭用薄葉紙Pの取出口141を有し、底面に底面開口11を有する容器本体10と、容器本体10の上部に回動自在に設けられ、取出口141が形成された取出部14を開閉する上蓋20と、容器本体10の底面開口11を塞ぐ底蓋30と、を備えて構成されている。
容器本体10は、例えば、PP(ポリプロピレン)等の熱可塑性樹脂を射出成形することにより製造され、下端部に平面視にて角のとれた略長方形状を呈する底面開口11と、周面部12と、この周面部12の上端に連続して形成された上面部13と、この上面部13に設けられ、家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出部14等を備えている。
この容器本体10は、容器本体10の底面開口11を塞ぐように底蓋30が取り付けられることで、その底蓋30とともに家庭用薄葉紙Pを収納する収納部Sとしての空間を確保するものである。
容器本体10の上面部13の略中央には、容器本体10の長手方向(Y軸方向)の寸法が短手方向(X軸方向)よりも長くなるように形成された略長方形状の取出部14が設けられている。
取出部14の略中央には、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口141が、互いに交差する2本の切り込みにより形成されている。この取出口141は、ロール状に巻回された家庭用薄葉紙Pを引き出す際に、家庭用薄葉紙Pに設けられている切断用のミシン目で、家庭用薄葉紙P同士を切断する機能を果たす。また、取出口141は、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pが引き出された後に、次の家庭用薄葉紙Pを挟んで保持する機能を果たす。
取出口141は、収納部Sにロール状の家庭用薄葉紙Pを収納した場合に、ロール状の家庭用薄葉紙Pのロール軸方向に対して平行とならない方向に切り込まれた形状をなしている。ここで、取出口141が、ロール状の家庭用薄葉紙Pのロール軸方向と平行となっている場合には、取出口141から家庭用薄葉紙Pを容器本体10の外側に引き出す際に、取出口141の内周面141aに作用する摩擦が不足することとなり、ミシン目で家庭用薄葉紙Pを好適に切断できないという不具合が生じる場合がある。また、切断が不要な積層状の家庭用薄葉紙Pを使用する場合であっても、取出口141が、シート折方向と平行となっている場合には、取出口141から家庭用薄葉紙Pを引き出す際に、取出口141に作用する摩擦が不足して、後続の家庭用薄葉紙が取出口141に保持されず、収納部S内に落ち込んでしまうという不具合が生じる場合がある。これに対し、本実施形態の家庭用薄葉紙収納容器100では、取出口141がロール状の家庭用薄葉紙Pのロール軸方向に対して平行とならない方向に設けられているため、取出口141から家庭用薄葉紙Pを容器本体10の外側に引き出す際に、取出口141の内周面141aに十分な摩擦力が作用して、家庭用薄葉紙Pの切断や保持を確実に行うことができる。
容器本体10の上面には、取出部14を開閉するための上蓋20が設けられている。この上蓋20は、例えば、PP(ポリプロピレン)等の熱可塑性樹脂を射出成形することにより、容器本体10と一体に成形されたものである。上蓋20と容器本体10との境界には、肉薄部21が直線状に形成されており、この肉薄部21を回動軸として上蓋20が回動することにより、容器本体10の取出口141が開閉するようになっている。また、取出口141の周囲には、上方(Z軸方向上側)に延出する密閉環部142が形成されている。
上蓋20の容器本体10側の面には、取出部14を閉蓋した状態にて下方(Z軸方向下側)に延出する密閉環部22が形成されており、上蓋20を回動して容器本体10の取出口141を閉蓋した場合に、上蓋20に形成された密閉環部22の内周面22aが、容器本体10の取出口141の周囲に形成された密閉環部142の外周面142aと嵌合するようになっている。これにより、収納部Sの気密性を高め、収納部Sに収納したウェットタイプの家庭用薄葉紙Pの乾燥を防止することができる。また、家庭用薄葉紙収納容器100内に異物などが混入してしまうことを防ぎ、収納部Sに収納されている家庭用薄葉紙Pの汚染を防止することができる。
底蓋30は、例えば、PP(ポリプロピレン)等の熱可塑性樹脂を射出成形することにより製造され、全体として平板状に形成されている。この底蓋30は、平面視にて容器本体10と同様の角のとれた略長方形状をなしており、容器本体10の底面開口11に取り付けられるように、容器本体10の底面開口11よりも一回り大きく形成されている。
そして、容器本体10の底面開口11に底蓋30を取り付けることで、底面開口11を塞ぐことができる一方で、底面開口11に取り付けられた底蓋30を取り外すことで、容器本体10の内部を開放(露出)させることが可能になっている。
底蓋30の上面部31には、図4に示すように、家庭用薄葉紙Pが載置される載置部材41と、載置部材41を上方(Z軸方向上側)に押し上げるように弾性的に支持する弾性部材42と、が設けられている。これら載置部材41及び弾性部材42により、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pの何れも載置可能な載置部40が構成される。
載置部材41は、板ばね等の平板状の弾性材料により形成され、弾性部材42を介して底蓋30の上面部31に取り付けられている。この載置部材41は、上面に物体が載置されていない状態において上下面(Z軸方向に直交する両面)が平坦な平板状に形成されており、この上面が、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pとの何れも載置可能な載置面41aとなっている。
そして、収納部Sに家庭用薄葉紙Pを収納する場合には、容器本体10から底蓋30を取り外して、底蓋30に設けられた載置部材41の載置面41aに家庭用薄葉紙Pを載置した後に、載置面41aに家庭用薄葉紙Pが載置された状態で、底蓋30を容器本体10に取り付けて、容器本体10の底面開口11を閉塞する。
ここで、ロール状の家庭用薄葉紙Pは、所定の間隔で切断用のミシン目が形成されたシート状の家庭用薄葉紙Pを、シート長辺方向に巻回したものである。ロール状の家庭用薄葉紙Pは、図2に示すように、ロール軸方向が、容器本体10の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで収納部Sに収納される。
そして、このようなロール状の家庭用薄葉紙Pを載置部材41の載置面41aに載置すると、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、図5に示すように、載置部材41が下方(Z軸方向下側)に凸となるように曲線状に弾性変形する。これにより、載置部材41の上面に載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
また、積層状の家庭用薄葉紙Pは、略方形状をなす複数の家庭用薄葉紙Pを、取出口141から継続して取り出せるように、使用単位毎に交互に折り重ねた状態で積層したものである。積層状の家庭用薄葉紙Pは、図3に示すように、シート折方向である積層体の長辺方向が、容器本体10の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで収納部Sに収納される。そして、積層状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から容器本体10の外側へ引き出すと、収納部Sから次の家庭用薄葉紙Pの上端が取出口141よりも突出する位置まで引き出されるようになっている。なお、積層状の家庭用薄葉紙Pとして、防湿性のシートを略直方体形状に形成した包装体本体に家庭用薄葉紙Pの積層体を内包してなる薄葉紙包装体を用いても良い。
そして、このような積層状の家庭用薄葉紙Pを載置部材41の載置面41aに載置すると、家庭用薄葉紙Pの自重が載置面41aに略均一に作用することとなり、図6に示すように、載置部材41は平板状のまま維持される。これにより、積層状の家庭用薄葉紙Pは、その底面が平坦な状態のまま、安定した姿勢で保持され、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
弾性部材42は、載置部材41の下面(裏面)と底蓋30の上面部31との間に取り付けられ、例えば、図4に示すように、載置部材41の下面(裏面)の二つの対角線上であって中心から等距離の位置に計4つ配置されている。
この弾性部材42は、例えば、略同一のばね係数を有するコイルばね等から構成されており、載置部材41の載置面41aと上方(Z軸方向上側)との直交性を保持しつつ、取出口141の方向(Z軸方向上側)に向けて、載置部材41を押し上げるようになっている。
これらの弾性部材42は、載置部材41の載置面41aに家庭用薄葉紙Pが載置されている場合に、家庭用薄葉紙Pの自重により弾性変形し、下方(Z軸方向下側)に縮退する。そして、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pが取出口141から容器本体10の外側へ引き出されると、載置部材41に載置された残りの家庭用薄葉紙Pの重量は家庭用薄葉紙Pが引き出された分だけ減少するため、図7に示すように、弾性部材42が、復元力により上方(Z軸方向上側)に延伸して、載置部材41の載置面41aの位置を取出口141の方向(Z軸方向上側)に移動させ、載置面41aに載置された家庭用薄葉紙Pを取出口141の方向(Z軸方向上側)に持ち上げるようになっている。
そのため、載置部材41に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、弾性部材42の材料は、ばねに限られることなく、例えば、スポンジにより構成されていても良い。また、弾性部材42の数や形状も任意である。さらに、弾性部材42の配置位置は、図4に例示する位置に限られず、ロール状の家庭用薄葉紙Pを載置部材41の載置面41aに載置した場合に生じる載置部材41における曲線状の弾性変形を妨げない位置であれば良い。
以上に説明した実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器100によれば、家庭用薄葉紙Pを載置する載置面41aを有する載置部材41が、平板状の弾性材料から構成されるため、載置部材41が載置面41aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重によって弾性変形する。すなわち、載置部材41の載置面41aにロール状の家庭用薄葉紙Pが載置された場合には、載置部材41が下方(Z軸方向下側)に凸となるように曲線状に弾性変形し、ロール状の家庭用薄葉紙Pにおける回転軸のぶれを制限して、ロール状の家庭用薄葉紙Pを安定した姿勢で保持する。また、載置部材41の載置面41aに積層状の家庭用薄葉紙Pが載置された場合には、載置部材41が平板状のまま維持され、積層状の家庭用薄葉紙Pを、その底面が平坦となる状態で安定した姿勢で保持する。これにより、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pの何れであっても、好適に収納することができ、スムーズな取り出しを行うことができる。
また、載置部材41を取出口141の方向に押し上げるように弾性的に支持する弾性部材42が設けられており、この載置部材41が、載置面41aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重によって縮退するように弾性変形するとともに、載置面41aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重が減るにつれて復元することで載置面41aの位置を取出口141の方向に移動させる。したがって、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数によらず、各家庭用薄葉紙Pを容器本体10の取出口141に近接した位置に保つことができることとなって、家庭用薄葉紙Pの取出し易さを更に高めることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2の家庭用薄葉紙収納容器について、図8〜図12を参照しながら説明する。
ここで、図8は、本発明を適用した好適な実施形態2として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図9は、実施形態2の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図10は、図8の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるB−B線での側面断面図であり、図11は、図8の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるB−B線での側面断面図である。図12は、図11の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図10〜図12において、上蓋の図示は省略されており、図11、図12において、積層状の家庭用薄葉紙は模式的に図示されている。
実施形態2の家庭用薄葉紙収納容器200は、載置部50の構成が、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器100と異なっており、その他の構成は実施形態1と略同様である。そのため、以下の説明では、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器100と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略し、載置部50についてのみ説明する。
底蓋30の上面部31の略中央には、図9に示すように、家庭用薄葉紙Pが載置される載置部50が設けられている。この載置部50は、スポンジ等の一つの弾性部材により構成されており、例えば、容器本体10と同様に角のとれた略直方体形状に形成され、その外周が容器本体10の外周よりも一回り小さく形成されている。
この載置部50は、上面に物体が載置されていない状態において、上下面(Z軸方向に直交する両面)が平坦な形状を呈しており、この上面が、家庭用薄葉紙Pを載置する載置面50aとなっている。そして、載置面50aと上方(Z軸方向上側)との直交性を保持しつつ、取出口141の方向に向けて、載置面50aに載置された家庭用薄葉紙Pを弾性的に支持するようになっている。
この載置部50には、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pとの何れも載置することができる。
すなわち、載置部50の載置面50aに、ロール状の家庭用薄葉紙Pを、ロール軸方向が載置部50の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、図10に示すように、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、載置部50の載置面50aが下方(Z軸方向下側)に凸となるように曲線状に弾性変形する。これにより、載置部50の載置面50aに載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
また、載置部50の載置面50aに、積層状の家庭用薄葉紙Pを、シート折方向である積層体の長辺方向が容器本体10の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、家庭用薄葉紙Pの自重が載置面50aに略均一に作用することとなり、図11に示すように、載置部50の載置面50aは平坦な状態で維持される。これにより、積層状の家庭用薄葉紙Pは、その底面が平坦な状態のまま、安定した姿勢で保持され、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
また、この載置部50は、載置面50aに家庭用薄葉紙Pが載置されると、家庭用薄葉紙Pの自重により弾性変形し、下方(Z軸方向下側)に収縮する。そして、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pが取出部14から容器本体10の外側へ引き出されると、載置部50に載置された残りの家庭用薄葉紙Pの重量は家庭用薄葉紙Pが引き出された分だけ減少するため、図12に示すように、載置部50が、復元力により上方(Z軸方向上側)に延伸して、載置面50aの位置を取出口141の方向(Z軸方向)に移動させ、載置面50aに載置された家庭用薄葉紙Pを取出口141の方向(Z軸方向)に持ち上げる。
そのため、載置部50に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、載置部50の材料は、スポンジに限られることなく、例えば、板ばねにより構成されていても良い。
以上に説明した実施形態2の家庭用薄葉紙収納容器200によれば、載置部50が、載置面50aを有し、載置面50aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重により弾性変形するとともに、載置面50aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重が減るにつれて復元する一つの弾性部材により構成されているため、簡易な構成で、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pとの両方の取出性に優れた家庭用薄葉紙収納容器200とすることができる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3の家庭用薄葉紙収納容器について、図13〜図17を参照しながら説明する。
ここで、図13は、本発明を適用した好適な実施形態3として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図14は、実施形態3の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図15は、図13の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるC−C線での側面断面図であり、図16は、図13の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるC−C線での側面断面図である。図17は、図16の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図15〜図17において、上蓋の図示は省略されており、図16、図17において、積層状の家庭用薄葉紙Pは模式的に図示されている。
実施形態3の家庭用薄葉紙収納容器300は、載置部60の構成が、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器100と異なっており、その他の構成は実施形態1と略同様である。そのため、以下の説明では、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器100と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略し、載置部60についてのみ説明する。
底蓋30の上面部31の略中央には、図14に示すように、家庭用薄葉紙Pが載置される載置部60が設けられている。この載置部60は、板ばね等の複数の弾性部材により構成されており、例えば、底蓋30の上面部31における二つの対角線上であって中心から等距離の位置に、計4つの板ばねが、上方(Z軸方向上側)に凸となるように湾曲して設けられている。
この載置部60の上面は、家庭用薄葉紙Pを載置する載置面60aとなっている。そして、載置部60を構成するこれらの弾性部材は、同一の材料から構成され、且つ、同一の形態を有しており、載置面60aと上方(Z軸方向上側)との直交性を保持しつつ、取出口141の方向に向けて、載置面60aに載置された家庭用薄葉紙Pを弾性的に支持するようになっている。
この載置部60には、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pの何れも載置することができる。
すなわち、載置部60の載置面60aに、ロール状の家庭用薄葉紙Pを、ロール軸方向が載置部60の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、図15に示すように、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、4つの弾性部材がそれぞれ、X軸方向中心領域に近いほど収縮するように弾性変形する。これにより、4つの弾性部材から成る載置部60の載置面60aに載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
また、載置部60の載置面60aに、積層状の家庭用薄葉紙Pを、シート折方向である積層体の長辺方向が容器本体10の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、家庭用薄葉紙Pの自重が4つの弾性部材における載置面60aに略均一に作用することとなり、図16に示すように、載置部60の載置面60aは平坦な状態で維持される。これにより、積層状の家庭用薄葉紙Pは、その底面が平坦な状態のまま、安定した姿勢で保持され、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
また、この載置部60は、載置面60aに家庭用薄葉紙Pが載置されると、家庭用薄葉紙Pの自重により弾性変形し、下方(Z軸方向下側)に収縮する。そして、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pが取出部14から容器本体10の外側へ引き出されると、載置部60に載置された残りの家庭用薄葉紙Pの重量は家庭用薄葉紙Pが引き出された分だけ減少するため、図17に示すように、載置部60が、復元力により上方(Z軸方向上側)に延伸して、載置面60aの位置を取出口141の方向(Z軸方向上側)に移動させ、載置面60aに載置された家庭用薄葉紙Pを取出口141の方向(Z軸方向上側)に持ち上げる。
そのため、載置部60に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、載置部60を構成する弾性部材の材料は、板ばねに限られることなく、例えば、スポンジであっても良い。また、載置部60を構成する弾性部材の数や配置位置も任意である。
以上に説明した実施形態3の家庭用薄葉紙収納容器300によれば、載置部60が、載置面60aを有し、載置面60aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重により弾性変形するとともに、載置面60aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重が減るにつれて復元する複数の弾性部材により構成されているため、簡易な構成で、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pとの両方の取出性に優れた家庭用薄葉紙収納容器300とすることができる。
また、載置部60は複数の弾性部材により形成されており、家庭用薄葉紙Pと載置部材60との接触面積が小さくなっている。そのため、取出口141からロール状の家庭用薄葉紙Pを引き出す際の回転の摩擦を小さくして、ロール状の家庭用薄葉紙Pの取出性を更に高めることができる。
〔実施形態4〕
次に、実施形態4の家庭用薄葉紙収納容器について、図18〜図22を参照しながら説明する。
ここで、図18は、本発明を適用した好適な実施形態4として例示する家庭用薄葉紙収納容器を示す斜視図である。図19は、実施形態4の家庭用薄葉紙収納容器に備わる底蓋の平面図である。図20は、図18の家庭用薄葉紙収納容器にロール状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるD−D線での側面断面図であり、図21は、図18の家庭用薄葉紙収納容器に積層状の家庭用薄葉紙を収納した場合におけるD−D線での側面断面図である。図22は、図21の家庭用薄葉紙収納容器から家庭用薄葉紙収納容器が取り出された後における載置面の位置を説明するための図である。なお、図20〜図22において、上蓋の図示は省略されており、図21、図22において、積層状の家庭用薄葉紙Pは模式的に図示されている。
実施形態4の家庭用薄葉紙収納容器400は、載置部70の構成が、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器100と異なっており、その他の構成は実施形態1と略同様である。そのため、以下の説明では、実施形態1の家庭用薄葉紙収納容器100と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略し、載置部70についてのみ説明する。
底蓋30の上面部31の略中央には、図19に示すように、家庭用薄葉紙Pが載置される載置部70が設けられている。この載置部70は、板ばね等の弾性部材により構成されており、例えば、2つの板ばねが、底蓋30の上面部31におけるX軸方向中心線から等距離の位置に設けられている。
この載置部70の上面及びX軸中心側の側面は、家庭用薄葉紙Pを載置する載置面70aとなっている。そして、載置部70を構成するこれらの弾性部材は、同一の材料から構成され、且つ、同一の形態を有しており、載置面70aに載置された家庭用薄葉紙Pを取出口141の方向に向けて弾性的に支持するようになっている。
この載置部70には、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pの何れも載置することができる。
すなわち、載置部70の載置面70aに、ロール状の家庭用薄葉紙Pを、ロール軸方向が載置部70の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、図20に示すように、ロール状の家庭用薄葉紙Pの自重がX軸方向中央領域に集中して作用することとなり、2つの弾性部材が側面視にて逆ハ字状に弾性変形し、ロール状の家庭用薄葉紙PをX軸方向両側から挟み込んで、X軸中心側且つX軸方向上側へ押さえつけるように付勢する。これにより、2の弾性部材から成る載置部70の載置面70aに載置されたロール状の家庭用薄葉紙PのX軸方向への移動が制限され、ロール状の家庭用薄葉紙Pが安定した姿勢で保持される。したがって、ロール状の家庭用薄葉紙Pを取出口141から引き出す際に、ロール状の家庭用薄葉紙Pの回転軸がぶれず、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
また、載置部70の載置面70aに、積層状の家庭用薄葉紙Pを、シート折方向である積層体の長辺方向が容器本体10の長手方向(Y軸方向)と一致する向きで載置すると、家庭用薄葉紙Pの自重が2つの弾性部材における載置面70aに略均一に作用することとなり、図21に示すように、載置部70の載置面70aは平坦な状態で維持される。これにより、積層状の家庭用薄葉紙Pは、その底面が平坦な状態のまま、安定した姿勢で保持され、取出口141からの取り出しをスムーズに行うことができる。
また、この載置部70は、載置面70aに家庭用薄葉紙Pが載置されると、家庭用薄葉紙Pの自重により弾性変形し、下方(Z軸方向下側)に収縮する。そして、収納部Sに収納された家庭用薄葉紙Pが取出部14から容器本体10の外側へ引き出されると、載置部70に載置された残りの家庭用薄葉紙Pの重量は家庭用薄葉紙Pが引き出された分だけ減少するため、図22に示すように、載置部70が、復元力により上方(Z軸方向上側)に延伸して、載置面70aの位置を取出口141の方向(Z軸方向上側)に移動させ、載置面70aに載置された家庭用薄葉紙Pを取出口141の方向(Z軸方向上側)に持ち上げる。
そのため、載置部70に載置された家庭用薄葉紙Pはそれぞれ均等に持ち上げられ、その複数枚のうち最上方に位置する家庭用薄葉紙Pと、取出口141とのZ軸方向の距離は、家庭用薄葉紙Pが引き出された枚数に関係なく、ほぼ一定に保たれることとなる。したがって、ユーザは常に家庭用薄葉紙Pを容易に取り出すことが可能となる。
なお、載置部70を構成する弾性部材の材料は、板ばねに限られることなく、例えば、スポンジであっても良い。また、載置部70を構成する弾性部材の数や配置位置も任意である。
以上に説明した実施形態4の家庭用薄葉紙収納容器400によれば、載置部70が、載置面70aを有し、載置面70aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重により弾性変形するとともに、載置面70aに載置された家庭用薄葉紙Pの自重が減るにつれて復元する複数の弾性部材により構成されているため、簡易な構成で、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pとの両方の取出性に優れた家庭用薄葉紙収納容器400とすることができる。
なお、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、収納容器の形状を略直方体形状としているが、収納容器の形状はこれに限られず、ロール状の家庭用薄葉紙Pと積層状の家庭用薄葉紙Pとを収納可能な形状であれば如何なる形状でも良い。
また、上記実施形態においては、上蓋20を容器本体10と一体成形されたものとしたが、容器本体10とは別体に形成され、回動軸により容器本体10に取り付けられるものであっても良い。
また、上記実施形態においては、家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口141が互いに交差する2本の切り込みにより形成されていることとしたが、取出口141を構成する切り込みの数は1本であっても、または、3本以上であっても良い。
100 家庭用薄葉紙収納容器
10 容器本体
141 取出口
40 載置部
41 載置部材
41a 載置面
42 弾性部材
200 家庭用薄葉紙収納容器
50 載置部
50a 載置面
300 家庭用薄葉紙収納容器
60 載置部
60a 載置面
400 家庭用薄葉紙収納容器
70 載置部
70a 載置面
P 家庭用薄葉紙

Claims (3)

  1. 家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
    前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
    前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
    前記載置部は、
    前記載置面を有する四つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
    前記四つの弾性部材は、
    前記底蓋の二つの対角線上であって、中心から等距離の位置にそれぞれ一つ配置されていることを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。
  2. 家庭用薄葉紙を内側に収納するとともに、上面に前記家庭用薄葉紙の取出口を有する容器本体を備える家庭用薄葉紙収納容器であって、
    前記容器本体の底面開口を塞ぐように底蓋が取り付けられ、
    前記底蓋に、前記容器本体の内側に収納された前記家庭用薄葉紙を載置する載置面を有し、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により弾性変形することで、ロール状の家庭用薄葉紙と交互に折り畳まれた積層状の家庭用薄葉紙との何れも載置可能に構成された載置部が設けられ、
    前記載置部は、
    前記載置面を有する二つの弾性部材により構成され、前記載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重により前記弾性部材が弾性変形するとともに、当該載置面に載置された前記家庭用薄葉紙の自重が減るにつれて復元することで、当該載置面の位置が前記取出口の方向に移動するように構成されており、
    前記二つの弾性部材は、
    前記底蓋における短手方向の中心部に対して対称となる位置に前記取出口に向かってそれぞれ配置され、前記中心部から側面に向かって弾性変形し、前記ロール状の家庭用薄葉紙と前記積層状の家庭用薄葉紙との何れであっても、両側から挟み込んで前記中心部に向かって押さえつけるようにして当該家庭用薄葉紙を支持することを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。
  3. 前記取出口は、前記容器本体に収納されたロール状の家庭用薄葉紙のロール軸方向に対して平行とならない方向に切り込まれた形状をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。
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