JP5599072B2 - 濾材 - Google Patents
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Description
合成樹脂繊維とフィブリル化したリヨセル繊維とを必須成分として含有した湿式法で製造された不織布からなり、フィブリル化したリヨセル繊維の繊維長分布ヒストグラムにおいて、0.00〜1.00mmの間に最大頻度ピークを有し、1.00mm以上の繊維長を有する繊維の割合が50%以上であり、最大頻度ピーク以外に1.50〜3.50mmの間にピークを有することを特徴とする濾材、
を見出した。
下記の例に用いたフィブリル化したリヨセル繊維について、
(1)1.00mm以上の繊維長を有する繊維の割合:「1.00mm以上の繊維割合」
(2)繊維長分布ヒストグラムにおける最大頻度ピークの繊維長:「最大頻度ピークの繊維長」
(3)最大頻度ピーク以外のピークの繊維長:「第2ピークの繊維長」
(4)長さ加重平均繊維長:「平均繊維長」
(5)ふるい板として線径0.14mm、目開き0.18mmの80メッシュ金網を用い、試料濃度0.1%にした以外はJIS P8121に準拠して測定した濾水度:「濾水度」
として、表1に示す。
繊度0.3dtex、繊維長3mmの配向結晶化させたポリエチレンテレフタレート(PET)系短繊維45部、繊度2.2dtex、繊維長5mmの熱融着性バインダー繊維(芯鞘タイプ、ポリエステル系繊維)30部、フィブリル化していないリヨセル単繊維(繊維径12μm、繊維長6mm、コートルズ社製)を、ダブルディスクリファイナーを用いて処理して得られたフィブリル化したリヨセル繊維A25部を一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、130℃のシリンダードライヤーによって、熱融着性バインダー繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量20g/m2の濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Bを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Cを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Dを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Eを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Fを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Gを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Hを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Iを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
繊度0.1dtex、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維60部、繊度2.2dtex、繊維長5mmの熱融着性バインダー繊維(芯鞘タイプ、ポリエステル系繊維)30部、フィブリル化していないリヨセル単繊維(繊維径12μm、繊維長6mm、コートルズ社製)を、ダブルディスクリファイナーを用いて処理して得られたフィブリル化したリヨセル繊維B10部を一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、130℃のシリンダードライヤーによって、熱融着性バインダー繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量30g/m2の濾材を作製した。
繊度0.3dtex、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維10部、繊度2.2dtex、繊維長5mmの熱融着性バインダー繊維(芯鞘タイプ、ポリエステル系繊維)30部、フィブリル化していないリヨセル単繊維(繊維径12μm、繊維長6mm、コートルズ社製)を、ダブルディスクリファイナーを用いて処理して得られたフィブリル化したリヨセル繊維I60部を一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製した。この抄造用スラリーを円網抄紙機による湿式法を用いて抄き上げ、130℃のシリンダードライヤーによって、熱融着性バインダー繊維を接着させて不織布強度を発現させ、坪量10g/m2の濾材を作製した。
濾材層を形成するために、繊度0.3dtex、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維45部、繊度2.2dtex、繊維長5mmの熱融着性バインダー繊維(芯鞘タイプ、ポリエステル系繊維)30部、フィブリル化していないリヨセル単繊維(繊維径12μm、繊維長6mm、コートルズ社製)を、ダブルディスクリファイナーを用いて処理して得られたフィブリル化したリヨセル繊維A25部を一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製し、撹拌装置を有するストックタンクに貯蔵した。
濾材層を形成するために、繊度0.3dtex、繊維長3mmの配向結晶化させたPET系短繊維45部、繊度2.2dtex、繊維長5mmの熱融着性バインダー繊維(芯鞘タイプ、ポリエステル繊維)30部、フィブリル化していないリヨセル単繊維(繊維径12μm、繊維長6mm、コートルズ社製)を、ダブルディスクリファイナーを用いて処理して得られたフィブリル化したリヨセル繊維B25部を一緒に混合し、パルパーの水中で離解させ、アジテーターによる撹拌のもと、均一な抄造用スラリー(1%濃度)を調製し、撹拌装置を有するストックタンクに貯蔵した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Jを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Kを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例1のリヨセル繊維Aの代わりにリヨセル繊維Lを配合した以外は実施例1と同様の方法で濾材を作製した。
実施例及び比較例で得られた濾材及び複合濾材について、下記の評価を行い、圧力損失、粒子捕集効率、強度の評価結果を表2に示した。
JIS B9908に準じて、面風速5.3cm/秒の条件で測定した。圧力損失は低いほど好ましく、150Pa未満であれば「◎」、150Pa以上200Pa未満であれば「○」、200Pa以上250Pa未満であれば「△」、250Pa以上を「×」とした。
JIS B9908に準じて、面風速5.3cm/秒の条件で測定した。測定対象粒子は、大気塵を使用して、粒子径0.25〜0.35μmの粒子についての捕集効率をパーティクルカウンター(商品名「KC−11」、リオン社製)を使用して測定した。捕集効率は高いほど好ましく、50%以上であれば「◎」、40%以上50%未満であれば「○」、30%以上40%未満であれば「△」、30%未満であれば「×」とした。
実施例及び比較例の濾材及び複合濾材を、50mm幅の短冊状に切り揃えた。試験片を卓上型材料試験機(商品名:STA−1150、(株)オリエンテック製)に据え付けた40mmφの固定枠に装着し、先端に丸み(曲率1.6)をつけた直径1.0mmの金属針((株)オリエンテック製)を試料面に対して直角に50mm/分の一定速度で貫通するまで降ろした。この時の最大荷重(g)を計測し、これを突刺強度とした。1試料について5ヶ所以上突刺強度を測定し、全測定値の中で最も小さい突刺強度について、100g以上であれば「◎◎」、50g以上100g未満であれば「◎」、40g以上50g未満であれば「○」、30g以上40g未満であれば「△」、30g未満であれば「×」で表した。
濾材及び複合濾材をマシンの流れ方向(MD)30cm、横方向20cmに裁断し、流れ方向を横切るように5cm毎に山折、谷折を繰り返し、畳んだ濾材の上に、直径5cm、長さ30cm、重さ3kgの円柱状金属ロールをゆっくり転がして折り目をつけ蛇腹状とする。折り目が明確で歪みがなく、折り目を押しても変形しなければ良好とする。プリーツ加工適性は、実施例1、3、12及び13で得られた濾材及び複合濾材について、評価した。
Claims (2)
- 合成樹脂繊維とフィブリル化したリヨセル繊維とを必須成分として含有した湿式法で製造された不織布からなり、フィブリル化したリヨセル繊維の繊維長分布ヒストグラムにおいて、0.00〜1.00mmの間に最大頻度ピークを有し、1.00mm以上の繊維長を有する繊維の割合が50%以上であり、最大頻度ピーク以外に1.50〜3.50mmの間にピークを有することを特徴とする濾材。
- フィブリル化したリヨセル繊維の繊維長分布ヒストグラムにおいて、0.30〜0.70mmの間に最大頻度ピークを有し、1.00mm以上の繊維長を有する繊維の割合が55%以上である請求項1記載の濾材。
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