JP5595462B2 - 多方活栓および液体投与回路 - Google Patents

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Description

本発明は、多方活栓および液体投与回路に関するものである。
冠動脈狭窄の治療に際して、カテーテルを用いた低侵襲の治療が普及している。この手術の際には、カテーテルの位置や狭窄部の状態を確認するために、造影剤の注入を行う。また、画像のコントラストを確保するために生理食塩水でのフラッシュを適宜行う。さらに、この回路には常に、動脈圧を測定(検出)してそれを表示する圧カモニタが接続されていて、動脈圧の確認が行われているが、造影剤や生理食塩水を注入する際には、圧カモニタの接続を遮断する。
これらの操作を行うには、回路における流路を切り替える必要があり、その流路を切り替える手段として、従来は、3連の三方活栓が用いられている。
しかしながら、3連の三方活栓では、コックが3つあり、その3つのコックを操作しなければならないため、作業が煩雑であり、迅速な流路の切り替えが不可能であった。
また、これらの操作を簡便にするため、例えば、特許文献1に記載された装置が知られているが、この装置では、造影剤のルート(流路)と圧カモニタのルートとの切り替えしかできず、生理食塩水のルートへの切り替えはできない。また、生理食塩水のルートを追加しようとしても、機構が複雑になり、実現は、困難である。
特開平9−108360号公報
本発明の目的は、複雑な流路の切り替え操作を容易かつ迅速に行うことができる多方活栓および液体投与回路を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1) 軸線に沿って並設された第1の部分と第2の部分とを有する筒状部と、前記第1の部分の外周にその周方向に沿って並設された第1ポートおよび第2ポートと、前記第2の部分の外周にその周方向に沿って、順次、並設された第3ポート、第4ポートおよび第5ポートとを備える活栓本体と、
前記筒状部内に回動自在に挿入され、前記第1ポートおよび前記第2ポートを所定の組み合わせで開通させる第1の流路と、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを所定の組み合わせで開通させる第2の流路とが形成された胴部を有するコックとを備え、
前記第1ポートは、被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第2ポートは、圧力センサに連通する流路に接続され、前記第3ポートは、造影剤が収納された容器に連通する流路に接続され、前記第4ポートは、前記被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第5ポートは、生理食塩水が収納された容器に連通する流路に接続されるものであり、
前記コックを回動操作することにより、前記第1の部分および前記第2の部分に設けられた各ポートの開閉を選択するよう構成されており、
前記第1の流路は、前記第1ポートおよび前記第2ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにできるように形成され、
前記第2の流路は、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにでき、かつ、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが閉鎖状態となる前記コックの回動角度範囲が、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態となる前記コックの回動角度範囲よりも広くなるように形成されており、
前記コックが第1の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第3ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第4ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ開通状態となり、
前記コックが第2の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第3ポートおよび前記第4ポートが、それぞれ開通状態となり、
前記コックを回動操作したとき、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングと、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが同じになるよう構成されており、
生理食塩水を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第1の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となり、
造影剤を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第2の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となることを特徴とする多方活栓。
(2) 軸線に沿って並設された第1の部分と第2の部分とを有する筒状部と、前記第1の部分の外周にその周方向に沿って並設された第1ポートおよび第2ポートと、前記第2の部分の外周にその周方向に沿って、順次、並設された第3ポート、第4ポートおよび第5ポートとを備える活栓本体と、
前記筒状部内に回動自在に挿入され、前記第1ポートおよび前記第2ポートを所定の組み合わせで開通させる第1の流路と、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを所定の組み合わせで開通させる第2の流路とが形成された胴部を有するコックとを備え、
前記第1ポートは、被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第2ポートは、圧力センサに連通する流路に接続され、前記第3ポートは、造影剤が収納された容器に連通する流路に接続され、前記第4ポートは、前記被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第5ポートは、生理食塩水が収納された容器に連通する流路に接続されるものであり、
前記コックを回動操作することにより、前記第1の部分および前記第2の部分に設けられた各ポートの開閉を選択するよう構成されており、
前記第1の流路は、前記第1ポートおよび前記第2ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにできるように形成され、
前記第2の流路は、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにでき、かつ、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが閉鎖状態となる前記コックの回動角度範囲が、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態となる前記コックの回動角度範囲よりも広くなるように形成されており、
前記コックが第1の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第3ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第4ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ開通状態となり、
前記コックが第2の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第3ポートおよび前記第4ポートが、それぞれ開通状態となり、
前記コックを回動操作したとき、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングと、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが接近し、かつ、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態から閉鎖状態に移行した後に、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態から開通状態に移行するよう構成されており、
生理食塩水を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第1の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となり、
造影剤を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第2の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となることを特徴とする多方活栓。
) 前記第1の流路は、前記胴部の外周面に設けられ、前記胴部の周方向に延びる第1部位と、前記胴部の中心軸を介して前記第1部位の反対側に位置し、前記胴部の周方向に延びる第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを連通し、前記胴部を貫通する第3部位とを有する上記(1)または(2)に記載の多方活栓。
) 前記第1の流路は、前記第1ポートおよび前記第2ポートが開通状態となる前記コックの回動角度範囲が、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態となる前記コックの回動角度範囲よりも広くなるように形成されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の多方活栓。
(5) 前記活栓本体は、前記第2の部分の外周にさらに第6ポートを有し、
前記第6ポートは、送液手段に直接またはチューブを介して接続され、
前記第2の流路は、前記第3ポート、前記第4ポート、前記第5ポートおよび前記第6ポートを所定の組み合わせで開通させる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の多方活栓。
(6) 前記コックが前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する間の中間にある第3の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポート、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ開通状態、前記第6ポートが閉鎖状態となる上記(5)に記載の多方活栓。
(7) 前記コックが、前記第1の位置から前記第3の位置へ移動する間にある第4の位置に位置するときと、前記第3の位置から前記第2の位置へ移動する間にある第5の位置に位置するときは、それぞれ、前記第1ポートおよび前記第2ポートが、それぞれ開通状態、前記第3ポート、前記第4ポート、前記第5ポートおよび前記第6ポートが、それぞれ閉鎖状態となる上記(6)に記載の多方活栓。
(8) 上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の多方活栓と、
前記第3ポートに連通する流路に設けられた逆止弁と、
前記第4ポートに連通する流路に設けられた逆止弁と、
前記第5ポートに連通する流路に設けられた逆止弁とを備えることを特徴とする液体投与回路。
本発明の多方活栓では、前記コックが前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する間の中間にある第3の位置に位置するときは、前記第1ポートと前記第2ポートとが開通状態、前記第3ポートと前記第4ポートと前記第5ポートとが開通状態、前記第6ポートが閉鎖状態となるのが好ましい。
本発明の多方活栓では、前記コックが、前記第1の位置から前記第3の位置へ移動する間にある第4の位置に位置するときと、前記第3の位置から前記第2の位置へ移動する間にある第5の位置に位置するときは、それぞれ、前記第1ポートと前記第2ポートとが開通状態、前記第3ポート、前記第4ポート、前記第5ポートおよび前記第6ポートが、それぞれ閉鎖状態となるのが好ましい。
本発明の多方活栓では、前記第1ポートと前記第3ポートとが同方向に突出し、前記第2ポートと前記第5ポートとが同方向に突出しているのが好ましい。
本発明の多方活栓では、前記第1ポートは、被使用者の血管に連通する流路に接続され、
前記第2ポートは、圧力検出手段に連通する流路に接続され、
前記第3ポートは、造影剤が収納された容器に連通する流路に接続され、
前記第4ポートは、被使用者の血管に連通する流路に接続され、
前記第5ポートは、生理食塩水が収納された容器に連通する流路に接続され、
前記第6ポートは、送液手段に直接またはチューブを介して接続されるのが好ましい。
本発明の多方活栓では、前記第1の流路と前記第2の流路とは、連通していないのが好ましい。
本発明の多方活栓では、前記コックは、該コックを回動操作する操作部を有するのが好ましい。
本発明によれば、活栓本体の筒状部は、ポート群が設けられた第1の部分と第2の部分とを有しており、これらの各ポートの開閉を選択するコックが共通(単一)であるので、複雑な流路の切り替え操作を容易かつ迅速に行うことができる。
また、第1の部分と第2の部分とが筒状部の軸線に沿って並設されているので、小型化を図ることができる。
本発明の液体投与回路の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す液体投与回路において、ケーシングを取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示す液体投与回路の多方活栓(本発明の多方活栓の実施形態)を示す斜視図である。 図3に示す多方活栓のコックを示す斜視図である。 図3に示す多方活栓のレバーの回動中心部を示す背面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図である。 コックの操作部の他の構成例を示す斜視図である。
以下、本発明の多方活栓および液体投与回路を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の液体投与回路の実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す液体投与回路において、ケーシングを取り外した状態を示す斜視図、図3は、図1に示す液体投与回路の多方活栓(本発明の多方活栓の実施形態)を示す斜視図、図4は、図3に示す多方活栓のコックを示す斜視図、図5は、図3に示す多方活栓のレバーの回動中心部を示す背面図である。また、図6〜図13は、それぞれ、図3に示す多方活栓における流路切り替えパターンを模式的に示す横断面図であって、図6(a)〜図13(a)は、それぞれ、図3中のA−A線での断面図、図6(b)〜図13(b)は、それぞれ、図3中のB−B線での断面図である。また、図14は、コックの操作部の他の構成例を示す斜視図である。
なお、説明の都合上、図3および図4中の上側を「上」または「上端」、下側を「下」または「下端」と言う。
これらの図に示す液体投与回路10は、例えば、冠動脈狭窄の治療の際に用いられ、患者(被使用者)に対して、生理食塩水および造影剤をそれぞれ投与(注入)する回路(装置)である。
図1および図2に示すように、液体投与回路10は、多方活栓(流路切替具)1、チューブ61〜68、逆止弁71〜73、三方活栓(薬剤投与用活栓)74、エアベント一体型のビン針75、76および三方分岐管(T字管、Y字管、ト字管等)で構成される分岐コネクタ77と、これらのうちの一部(大部分)を収納するケーシング(筐体)81とを備えている。
まずは、多方活栓1について説明する。
図3〜図6に示すように、多方活栓(流路切替具)1は、2段式の多方活栓であり、活栓本体2と、コック3と、蓋体4とを備えている。
活栓本体2は、壁厚の円筒部(筒状部)20を有し、円筒部20は、その軸線(中心軸)101に沿って並設された第1の部分21と、第2の部分22とを有している。図示の構成では、第1の部分21は、上側(上段)に配置され、第2の部分22は、下側(下段)に配置されている。なお、これとは逆に、第1の部分21が、下側に配置され、第2の部分22が、上側に配置されていてもよい。
第1の部分21の外周には、180°の角度を隔てて径方向(軸線101に対して垂直な方向)外方に向けて突出する管体(分岐管)で構成された第1ポートP1および第2ポートP2が、それぞれ、その周方向に沿って並設(形成)されている。また、第1ポートP1および第2ポートP2の内部に形成された流路201および202は、それぞれが等しい高さ位置で円筒部20の内腔200に連通している。
また、第2の部分22の外周には、90°の角度を隔てて径方向(軸線101に対して垂直な方向)外方に向けて突出する管体(分岐管)で構成された第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ、その周方向に沿って、順次、並設(形成)されている。すなわち、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6は、この順序で、かつ、第3ポートP3と前記第1ポートP1とが同方向に突出し、第5ポートP5と前記第2ポートP2とが同方向に突出するように配置されている。なお、平面視で(図3中上側から見たとき)、第3ポートP3と前記第1ポートP1とが一致し(重なり)、第5ポートP5と前記第2ポートP2とが一致している。また、第3ポートP3〜第6ポートP6の内部に形成された流路203、204、205および206は、それぞれが等しい高さ位置で円筒部20の内腔200に連通している。
また、第1ポートP1〜第3ポートP3および第5ポートP5の先端部の外径は、先端側に向かって漸減している。すなわち、先端部が、外径漸減部(テーパ状)になっている。これにより、第1ポートP1〜第3ポートP3および第5ポートP5の先端部に、チューブ等を容易に接続(連結)することができる。
また、第4ポートP4の先端部には、オス型ルアーテーパが形成されている。これにより、第4ポートP4の先端部に、メス型ルアーテーパ等を容易に接続することができる。
また、第6ポートP6の先端部には、メス型ルアーテーパが形成されている。これにより、第6ポートP6の先端部に、シリンジ等を容易に接続することができる。
コック3は、胴部(挿入部)30と、レバー取付部31と、レバー(操作部)32とを有している。このコック3を回動操作、すなわち、活栓本体2に対して回動(正方向または逆方向に回転)させることにより、第1の部分21および第2の部分22に設けられた第1ポートP1〜第6ポートP6の開閉が選択されるように構成されている。
胴部30は、円柱形状をなし、円筒部20の内腔200内に気密性または液密性をもって回動自在に挿入(嵌入)されるものである。従って、コック3を円筒部20から抜き取った状態における胴部30の外径は、前記円筒部20の内径より、僅かに大きいもの、例えば1〜6%程度大きいものとするのが好ましい。
胴部30の前記第1の部分21に対応する部分には、その第1の部分21に形成された第1ポートP1と第2ポートP2と開通させる(ポート数が3以上の場合には、各ポートを所定の組み合わせで開通させる)第1の流路33が形成されている。
この第1の流路33は、第1ポートP1および第2ポートP2を同時に開通状態と、閉鎖状態とにすることができ(ポート数が3以上の場合には、各ポートのうちの所定の2つのポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにすることができ)、第1ポートP1および第2ポートP2が開通状態となるコック3の回動角度範囲が、第1ポートP1および第2ポートP2が閉鎖状態となるコック3の回動角度範囲よりも広くなるように形成されている。
具体的には、第1の流路33は、胴部30の外周面に形成され(設けられ)、胴部30の周方向に延びる(延在する)第1部位331と、胴部30の中心軸102を介して第1部位331の反対側に位置し、胴部30の周方向に延びる第2部位332と、第1部位331と第2部位332とを連通し、胴部30を貫通する第3部位333とで構成されている。すなわち、第1部位331と、第2部位332とは、円弧状をなしており、中心軸102を介して対称に設けられている。また、第3部位333は、直線状(棒状)をなしており、中心軸102を通り、第1部位331の中央部と、第2部位332の中央部とを連通している。
これら第1部位331〜第3部位333は、コック3を活栓本体2に嵌入した状態(以下、単に「コック嵌入状態」という)で、各ポートP1およびP2の流路201および201と一致する高さ位置に形成されている。
この胴部30の外周部(外周面)における第1部位331の図6中右側の端部と、第2部位332の図6中右側の端部との間の部分は、第1ポートP1および第2ポートP2をそれぞれ封止(閉鎖)する封止部361を構成し、第1部位331の図6中左側の端部と、第2部位332の図6中左側の端部との間の部分は、第1ポートP1および第2ポートP2をそれぞれ封止(閉鎖)する封止部362を構成している。
また、胴部30の前記第2の部分22に対応する部分には、その第2の部分22に形成された第3ポートP3〜第6ポートP6を所定の組み合わせで開通させる第2の流路34が形成されている。
この第2の流路34は、第3ポートP3〜第6ポートP6のうちの所定の3つのポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにすることができ、前記所定の3つのポートが閉鎖状態となるコック3の回動角度範囲が、前記所定の3つのポートが開通状態となるコック3の回動角度範囲よりも広くなるように形成されている。
具体的には、第2の流路34は、T字状に形成されている。すなわち、第2の流路34は、90°の角度を隔てて胴部30の径方向に延在し、胴部30の中心部付近にて互いに連通する第1部位341、第2部位342および第3部位343で構成されている。この場合、第1部位341、第2部位342および第3部位343は、この順序で、かつ、平面視で、第1部位341および第3部位343が、前記第1の流路33の第3部位333と一致するように配置されている。また、第1部位341〜第3部位343は、胴部30の外周面に開口し、それぞれ円形の開口(先端開口)を形成している。
これら第1部位341〜第3部位343は、コック嵌入状態で、各ポートP3〜P6の流路203〜206と一致する高さ位置に形成されている。
また、この第2の流路34と前記第1の流路33とは、連通していない。これにより、第1の部分21に形成された第1ポートP1および第2ポートP2の開閉と、第2の部分22に形成された第3ポートP3〜第6ポートP6の開閉とを、独立させて制御することができる。
この胴部30の外周部(外周面)における第1部位341および第3部位343よりも図6中右側の部分は、第3ポートP3、第5ポートP5および第6ポートP6をそれぞれ封止(閉鎖)する封止部363を構成し、第1部位341の図6中上側の端部と、第2部位342の図6中左側の端部との間の部分は、第3ポートP3および第4ポートP4をそれぞれ封止(閉鎖)する封止部364を構成し、第2部位342の図6中左側の端部と、第3部位343の図6中下側の端部との間の部分は、第4ポートP4および第5ポートP5をそれぞれ封止(閉鎖)する封止部365を構成している。
なお、図示の構成では、前記各流路201〜206、第1の流路33の第1部位331〜第3部位333、第2の流路34の第1部位341〜第3部位343の幅w(内径)は、すべて等しくなるように設定されているが、異なっていてもよいことは、言うまでもない。
図4に示すように、胴部30の上部には、胴部30の外径より大きく、レバー32が取り付けられる(嵌合する)レバー取付部(操作部取付部)31が設けられている。胴部30とレバー取付部31とは、一体的に形成されているのが好ましい。このレバー取付部31は、コック嵌入状態で円筒部20の上方に露出した状態となる。
図3に示すように、レバー取付部31には、1方向に延出(突出)した棒状のレバー32が、径方向外側に向かって突出するように取り付けられている。このレバー32をレバー取付部31に取り付けた状態では、レバー32の回動中心部322とレバー取付部31とが嵌合している。後述するように、レバー32は、レバー取付部31に対して回動しないようになっており、このレバー32を手指で把持し、トルクを加えてコック3の回動操作を行う。従って、レバー32の両側面には、滑り止めのための凹凸321が形成されている。
図4に示すように、前記レバー取付部31は、円筒形状をなし、その外周には、90°の角度を隔てて中心軸102の方向に延在する3つのリブ312が形成されている。
一方、図3および図5に示すように、前記レバー32の回動中心部322は、有底の円筒形状をなし、その中心部には、レバー取付部31の内腔313に挿入(嵌入)される円柱形状の突出部323が形成されている。また、回動中心部322の内周には、90°の角度を隔てて中心軸102の方向に延在し、前記レバー取付部31の3つのリブ312が挿入される3つの溝324が形成されている。
各リブ312および各溝324は、それぞれ、レバー32をレバー取付部31に取り付けた状態で、レバー32の突出方向が、中心軸102からの第2の流路34の第2部位342の突出方向と一致するように配置されている。
各リブ312および各溝324により、レバー32をレバー取付部31に取り付ける際のレバー32(レバー32の突出方向)と、レバー取付部31および胴部30との位置関係が、前記の1通りに規制される。
また、レバー32を活栓本体2に対して回動させたとき(回動操作したとき)、各リブ312と各溝324の内面(側面)とが当接(係合)することにより、レバー32がレバー取付部31および胴部30に対して回動してしまうのを防止することができ、活栓本体2に対してコック3全体が一体的に回動する。
図3に示すように、円筒部20の上部の外周には、帯状の突起23が上方に向かって突出形成されている。この突起23は、中心角で90°の範囲に渡って形成されている。
一方、図4に示すように、レバー取付部31の下部の外周には、コック嵌入状態で前記突起23に当接(係合)し得る帯状の突起311が下方に向かって突出形成されている。
この突起311は、中心角で90°の範囲に渡って形成されている。
図3に示すように、コック3を活栓本体2に対して図3中時計周りに回転(回動)させると、突起311が突起23の図3中右側の端部に当接(係合)し、コック3は、図3中時計周りに、これ以上回転することができなくなる。このときのコック3の位置が第2の位置であり、活栓本体2の第1ポートP1〜第6ポートP6と、コック3の胴部30(第1の流路33および第2の流路34)との位置関係は、図13に示すようになる。
また、前記第2の位置から、コック3を活栓本体2に対して図3中反時計周りに180°回転させると、突起311が突起23の図3中左側の端部に当接し、コック3は、図3中反時計周りに、これ以上回転することができなくなる。このときのコック3の位置が第1の位置であり、活栓本体2の第1ポートP1〜第6ポートP6と、コック3の胴部30(第1の流路33および第2の流路34)との位置関係は、図6に示すようになる。
このように、突起23および311により、コック3が第1の位置および第2の位置のそれぞれに位置決めされるとともに、活栓本体2に対するコック3の回動角度範囲が180°に規制され、第3ポートP3と第5ポートP5と第6ポートP6とが開通状態となるのが防止される。従って、突起23および311により、回動角度規制手段および位置決め手段が構成される。
また、レバー32は、活栓本体2の第1ポートP1〜第6ポートP6と、コック3の胴部30(第1の流路33および第2の流路34)との位置関係、特に、第3ポートP3〜第6ポートP6のうちの開通しているポートを指し示す指標を兼ねている。例えば、後述するように、第3ポートP3〜第6ポートP6のうち、レバー32の突出方向と同一方向に突出しているポートと、そのポートの両側の2つのポートとが、開通状態になるので、これをレバー32の位置(突出方向)によって把握することができる。
なお、コック3を回動操作する操作部としては、図示のレバー32に限らず、例えば、2以上の方向に延出したもの、ハンドルやダイヤルのようなもの等であってもよい。
図14に示すように、操作部として円板状のダイヤル35を用いる場合は、そのダイヤル35の外周面(側面)には、滑り止めのための凹凸351が形成されている。
また、ダイヤル35の上面(図14中上側の表面)には、活栓本体2の第1ポートP1〜第6ポートP6と、コック3の胴部30(第1の流路33および第2の流路34)との位置関係、特に、第3ポートP3〜第6ポートP6のうちの開通しているポートを指し示す指標352が設けられている。この指標352の形状は、図示の構成では、第2の流路34の平面視での形状と同一であり、T字状をなしており、平面視でその両方のT字が一致する(重なる)ように取り付けられる。これにより、第3ポートP3〜第6ポートP6のうち、指標352の3つの突出方向と同一方向に突出している3つのポートが、開通状態になり、これを指標352によって把握することができる。
図3に示すように、蓋体(封止部材)4は、その中心部に突出部(図示せず)を有する部材であって、活栓本体2の円筒部20の下端に、内腔200の下端を封止するよう装着される。
この場合、蓋体4の突出部は、コック嵌入状態で、胴部30の下端部に形成された孔部(図示せず)に嵌入(固着)される。これにより、コック3の胴部30が活栓本体2の円筒部20に対して、軸線101の方向にずれたり、また、離脱したりするのを防止することができる。
なお、蓋体4は、胴部30ではなく、円筒部20に固着されるようになっていてもよい。
前記活栓本体2、コック3および蓋体4の構成材料としては、特に限定されず、それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン等のポリオレフィン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアセタール、ABS樹脂、AS樹脂、アイオノマー等のフッ素系樹脂等の各種樹脂材料、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン等の各種金属材料、各種ガラス材等が挙げられ、これらを単独であるいは任意に組み合わせて(例えば複合材料として)用いることができる。
なお、多方活栓1の内部の視認性を確保するために、例えば、活栓本体2には、光透過性を有する材料(透明または半透明な材料)を用いることもできる。
ここで、図6に示すように、コック3が第1の位置に位置しているとき、平面視で(図3中上側から見たとき)、胴部30の中心軸(中心)102を通り、かつ、第2ポートP2の流路202の基端であって図6中の下端を通る直線301と、中心軸102を通り、かつ、第1の流路33の第2部位332の図6中の左端を通る直線302とのなす角をa、中心軸102を通り、かつ、第2の流路34の第1部位341の先端開口の図6中の左端を通る直線304と、中心軸102を通り、かつ、第2の流路34の第1部位341の先端開口の図6中の右端を通る直線305とのなす角をbとしたとき(これに対応する他の箇所についても同様)、第1の流路33および第2の流路34は、a≧b(a>bまたはa=b)の条件を満たすように構成されている(設定されている)。a>bとする場合は、aの方をbよりも僅かに(少し)大きくするのが好ましい。
図示の構成では、aの方がbよりも僅かに(少し)大きくなるように構成されている。これにより、後述するように、コック3を図3中時計周りに回転させたとき(回動操作したとき)、第1ポートP1および第2ポートP2が閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングと、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが接近し、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が開通状態から閉鎖状態に移行した後に、第1ポートP1および第2ポートP2が閉鎖状態から開通状態に移行する。
また、図示の構成と異なり、a=bとなるように構成することにより、コック3を図3中時計周りに回転させたとき(回動操作したとき)、第1ポートP1および第2ポートP2が閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングと、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが同じになる。
次に、多方活栓1の作用について説明する。
[1] コック3のレバー32の位置を第2ポートP2および第5ポートP5と同方向とした場合には、図6に示すように、コック3が第1の位置に位置し、第1ポートP1の流路201、第2ポートP2の流路202および第3ポートP3の流路203は、それぞれ胴部30の外周面によって封止され、第4ポートP4の流路204と第5ポートP5の流路205と第6ポートP6の流路206とは、コック3の胴部30に形成された第2の流路34を介して連通している。これにより、第1ポートP1、第2ポートP2および第3ポートP3が、それぞれ閉鎖状態、第4ポートP4と第5ポートP5と第6ポートP6とが開通状態となっている。また、このとき、コック3の突起311が活栓本体2の突起23の図3中左側の端部に当接しており、コック3は、図3中反時計周りに、これ以上回転することができなくなっている。
[2] レバー32を手指で把持し、トルクを加えて、コック3を図3中時計周りに回転させ(回動操作し)、そのコック3が図7に示す位置に位置すると、第1ポートP1の流路201、第2ポートP2の流路202および第3ポートP3の流路203は、それぞれ胴部30の外周面によって封止された状態が継続され、第4ポートP4の流路204、第5ポートP5の流路205および第6ポートP6の流路206は、それぞれ胴部30の外周面によって封止された状態に切り替わる。これにより、第1ポートP1、第2ポートP2および第3ポートP3が、それぞれ閉鎖状態を維持し、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ開通状態から閉鎖状態に移行する。
このように、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が開通状態のときは、第1ポートP1および第2ポートP2が閉鎖状態となるようになっている。
[3] さらにコック3を図3中時計周りに僅かに回転させ、そのコック3が図8に示す位置に位置したときが、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とが、コック3の胴部30に形成された第1の流路33を介して連通する直前の状態である。この直後に、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とが、第1の流路33を介して連通した状態に切り替わり、これにより、第1ポートP1および第2ポートP2が、それぞれ閉鎖状態から開通状態に移行する。
このようにコック3を図3中時計周りに回転させたとき(回動操作したとき)、第1ポートP1および第2ポートP2が閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングと、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが接近し、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が開通状態から閉鎖状態に移行した後に、第1ポートP1および第2ポートP2が閉鎖状態から開通状態に移行するようになっている。
そして、コック3が図9に示す位置に位置しているときは、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とは、第1の流路33を介して連通し、第3ポートP3の流路203、第4ポートP4の流路204、第5ポートP5の流路205および第6ポートP6の流路206は、それぞれ胴部30の外周面によって封止されている。これにより、第1ポートP1と第2ポートP2とが、開通状態、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態となっている。
[4] さらにコック3を図3中時計周りに回転させ、そのコック3が図10に示す第4の位置に位置しているときは、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とは、第1の流路33を介して連通し、第3ポートP3の流路203、第4ポートP4の流路204、第5ポートP5の流路205および第6ポートP6の流路206は、それぞれ胴部30の外周面によって封止されている。これにより、第1ポートP1と第2ポートP2とが、開通状態、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態となっている。
この第4の位置は、コック3が図6に示す第1の位置から図11に示す第3の位置へ移動する間(図示の例は、第1の位置から第3の位置へ移動する間の中間)にある。
[5] さらにコック3を図3中時計周りに回転させ、そのコック3が図11に示す第3の位置に位置しているときは、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とは、第1の流路33を介して連通し、第3ポートP3の流路203と第4ポートP4の流路204と第5ポートP5の流路205とは、第1の流路33を介して連通し、第6ポートP6の流路206は、胴部30の外周面によって封止されている。これにより、第1ポートP1と第2ポートP2とが、開通状態、第3ポートP3と第4ポートP4と第5ポートP5とが、開通状態、第6ポートP6が、閉鎖状態となっている。
この第3の位置は、コック3が図6に示す第1の位置から図13に示す第2の位置へ移動する間の中間にある。
[6] さらにコック3を図3中時計周りに回転させ、そのコック3が図12に示す第5の位置に位置しているときは、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とは、第1の流路33を介して連通し、第3ポートP3の流路203、第4ポートP4の流路204、第5ポートP5の流路205および第6ポートP6の流路206は、それぞれ胴部30の外周面によって封止されている。これにより、第1ポートP1と第2ポートP2とが、開通状態、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態となっている。
この第5の位置は、コック3が図11に示す第3の位置から図13に示す第2の位置へ移動する間(図示の例は、第3の位置から第2の位置へ移動する間の中間)にある。
なお、コック3が第5の位置から第2の位置に移動する間の動作については、その説明を省略する。
[7] さらにコック3を図3中時計周りに回転させ、図3に示すように、コック3のレバー32の位置が第1ポートP1および第3ポートP3と同方向になると、コック3の突起311が活栓本体2の突起23の図3中右側の端部に当接し、コック3は、図3中時計周りに、これ以上回転することができなくなる。このとき、図13に示すように、コック3が第2の位置に位置し、第1ポートP1の流路201、第2ポートP2の流路202および第5ポートP5の流路205は、それぞれ胴部30の外周面によって封止され、第3ポートP3の流路203と第4ポートP4の流路204と第6ポートP6の流路206とは、第2の流路34を介して連通している。これにより、第1ポートP1、第2ポートP2および第5ポートP5が、それぞれ閉鎖状態、第3ポートP3と第4ポートP4と第6ポートP6とが開通状態となっている。
また、前記とは逆に、コック3を第2の位置から図3中反時計周りに回転させると、前記とは逆の動作がなされる。以下、その一部を説明する。
[8] 例えば、コック3を図3中反時計周りに回転させ、そのコック3が図9に示す位置に位置しているときは、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とは、第1の流路33を介して連通し、第3ポートP3の流路203、第4ポートP4の流路204、第5ポートP5の流路205および第6ポートP6の流路206は、それぞれ胴部30の外周面によって封止されている。これにより、第1ポートP1と第2ポートP2とが、開通状態、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態となっている。
[9] さらに、コック3を図3中反時計周りに回転させ、そのコック3が図8に示す位置に位置すると、第1ポートP1の流路201と第2ポートP2の流路202とは、第1の流路33を介して連通した状態に切り替わり、第3ポートP3の流路203、第4ポートP4の流路204、第5ポートP5の流路205および第6ポートP6の流路206は、それぞれ胴部30の外周面によって封止された状態が継続される。これにより、第1ポートP1および第2ポートP2が、それぞれ開通状態から閉鎖状態に移行し、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態を維持する。
[10] さらに、コック3を図3中反時計周りに僅かに回転させ、そのコック3が図7に示す位置に位置したときが、第4ポートP4の流路204と第5ポートP5の流路205と第6ポートP6の流路206とが、第2の流路34を介して連通する直前の状態である。この直後に、第4ポートP4の流路204と第5ポートP5の流路205と第6ポートP6の流路206とが、第2の流路34を介して連通した状態に切り替わり、これにより、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態から開通状態に移行する。
このようにコック3を図3中反時計周りに回転させたとき(回動操作したとき)、第1ポートP1および第2ポートP2が開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングと、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングとが接近し、第1ポートP1および第2ポートP2が開通状態から閉鎖状態に移行した後に、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が閉鎖状態から開通状態に移行するようになっている。
なお、以上はa>bの場合であるが、a=bの場合は、コック3を図3中反時計周りに回転させたとき(回動操作したとき)、第1ポートP1および第2ポートP2が開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングと、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが同じになる。
次に、液体投与回路10について説明する。
図1および図2に示すように、液体投与回路10は、前述した多方活栓1、チューブ61〜68、逆止弁71〜73、三方活栓(薬剤投与用活栓)74、エアベント一体型のビン針75、76および三方分岐管(T字管、Y字管、ト字管等)で構成される分岐コネクタ77と、これらのうちの一部(大部分)を収納するケーシング(筐体)81とを備えている。各チューブ61〜68の内腔等は、流路を構成している。
また、図示の構成では、逆止弁71および73として、それぞれ、両端部にチューブを接続(連結)し得るものを用い、また、逆止弁72として、一端部にメス型ルアーテーパが設けられ、他端部にオス型ルアーテーパが設けられているものを用いている。また、分岐コネクタ77の逆止弁72に接続される側のポートには、メス型ルアーテーパが形成されており、残りの2つのポートの形状は、チューブを接続し得るように、先細りの形状をなしている。また、ケーシング81は、扁平で、角部が丸みを帯びた箱状をなしている。
多方活栓1は、そのレバー32がケーシング81の図1中上側の壁部811の外側に位置するように、ケーシング81内に固定的に設置されている。
多方活栓1の第1ポートP1は、患者(被使用者)の血管に連通する流路に接続される。
具体的には、第1ポートP1には、チューブ61の基端側(一端側)が接続(連結)されており、チューブ61の先端側(他端側)は、分岐コネクタ77の1つのポートに接続されている。
また、第2ポートP2は、図示しない圧力センサ(圧力検出手段)に連通する流路に接続される。
具体的には、第2ポートP2には、チューブ62の基端側が接続されている。このチューブ62は、途中からケーシング81の外側に配置(導出)されており、チューブ62の先端側は、圧力センサに接続される。この圧力センサにより、例えば、動脈圧(冠動脈の血圧)等が測定(検出)され、その測定結果(検出結果)は、図示しないモニタ(表示手段)に表示されるようになっている。
また、第3ポートP3は、図示しない造影剤が収納された容器(バイアル等)に連通する流路に接続される。
具体的には、第3ポートP3には、チューブ63の基端側が接続されており、チューブ63の先端側は、逆止弁71の一端側に接続され、逆止弁71の他端側には、チューブ64の基端側が接続されている。このチューブ64は、途中からケーシング81の外側に配置されており、チューブ64の先端側には、エアベント一体型のビン針75が接続されている。このビン針75は、図示しない造影剤が収納された容器に接続される。
また、逆止弁71は、ビン針75(造影剤)側から第3ポートP3(多方活栓1)側への液体(流体)の流れを可能にし、その逆方向への液体の流れを阻止するように設けられている。なお、図2中の逆止弁71〜73のそれぞれの近傍に括弧書きで記載されている矢印の方向は、液体の流れが可能な方向を示している。
また、第4ポートP4は、患者の血管に連通する流路に接続される。
具体的には、第4ポートP4には、逆止弁72の一端側のメス型ルアーテーパが接続されており、逆止弁72の他端側のオス型ルアーテーパは、分岐コネクタ77の他の2つのポートのうちの一方のポートに形成されているメス型ルアーテーパに接続されており、分岐コネクタ77の他方のポートには、チューブ65の基端側が接続されている。このチューブ65は、途中からケーシング81の外側に配置されており、チューブ65の先端側は、三方活栓(薬剤投与用活栓)74の1つのポートに接続されている。三方活栓74の他の1つのポートには、チューブ66の基端側が接続されており、チューブ66の先端側は、図示しないカテーテル(チューブ)の基端側に接続される。このカテーテルの先端側は、患者の血管に挿入され、その血管を介して冠動脈の狭窄部(目的部位)の近傍に到達している。
また、逆止弁72は、第4ポートP4(多方活栓1)側から分岐コネクタ77(患者)側への液体(流体)の流れを可能にし、その逆方向への液体の流れを阻止するように設けられている。
また、三方活栓77の3つのポートのうちのいずれにも接続されていないポート(残りのポート)は、例えば、ニトログリセリン等の薬剤を投与する場合や、血液(動脈血)を採取する場合等に使用される。
また、第5ポートP5は、図示しない生理食塩水が収納された容器(バッグ、ボトル等)に連通する流路に接続される。
具体的には、第5ポートP5には、チューブ67の基端側が接続されており、チューブ67の先端側は、逆止弁73の一端側に接続され、逆止弁73の他端側には、チューブ68の基端側が接続されている。このチューブ68は、途中からケーシング81の外側に配置されており、チューブ68の先端側には、エアベント一体型のビン針76が接続されている。このビン針76は、図示しない生理食塩水が収納された容器に接続される。
また、逆止弁73は、ビン針76(生理食塩水)側から第5ポートP5(多方活栓1)側への液体の流れを可能にし、その逆方向への液体の流れを阻止するように設けられている。
ここで、前記ビン針75と前記ビン針76、または前記チューブ64と前記チューブ68は、色分けされているのが好ましい。これにより、ビン針75、76の誤接続を防止することができる。すなわち、確実に、ビン針75を造影剤が収納された容器に接続し、ビン針76を生理食塩水が収納された容器に接続することができる。
また、第6ポートP6は、シリンジ(送液手段)11に直接またはチューブ(流路)等を介して接続される。
具体的には、第6ポートP6には、直接、シリンジ11が接続される。この場合、ケーシング81の第6ポートP6に対応する部分、すなわち、第6ポートP6の先端部の周囲(近傍)には、開口が形成されており、シリンジ11を、この開口からケーシング81内に挿入して、第6ポートP6に接続し得るようになっている。
また、ケーシング81の第6ポートP6の近傍には、板状のガイド部82が形成されている。このガイド部82は、ケーシング81の図1中下側の壁部(レバー32が配置されている側の壁部と反対側の壁部)812の端部から第6ポートP6の先端方向に向かって突出し、第6ポートP6の軸線や、壁部811および812と平行になるように形成されている。このガイド部82により、第6ポートP6にシリンジ11を接続した際、シリンジ11のグラツキが防止され、シリンジ11の操作を確実に行うことができる。
次に、液体投与回路10の作用(使用方法)について、図2、図6、図10、図12および図13を参照しつつ説明する。
生理食塩水を患者に投与する場合は、まず、コック3のレバー32の位置を第2ポートP2および第5ポートP5と同方向とし、そのコック3を第1の位置に位置させる。これにより、図6に示すように、第1ポートP1、第2ポートP2および第3ポートP3が、それぞれ閉鎖状態、第4ポートP4と第5ポートP5と第6ポートP6とが開通状態となる。これによって、患者の動脈と図示しない圧力センサとの接続が遮断された状態となる。
次に、シリンジ11の押し子111を基端方向に移動させる。これにより、図示しない容器内の生理食塩水が、ビン針76、チューブ68、逆止弁73、チューブ67および多方活栓1を経て、シリンジ11内に導入される。この際、逆止弁72の作用により、患者の血液がシリンジ11側に流れるのが阻止される。
次に、シリンジ11の押し子111を先端方向に移動させる。これにより、シリンジ11内の生理食塩水は、多方活栓1、逆止弁72、分岐コネクタ77、チューブ65、三方活栓74、チューブ66および図示しないカテーテルを経て、患者の冠動脈の狭窄部の近傍に流出する。
このようにコック3を第1の位置に位置させた後は、レバー32を操作することなく、シリンジ11を操作するだけで、生理食塩水を連続して吸引、排出することができる。
また、造影剤を患者に投与する場合は、まず、コック3のレバー32の位置を第1ポートP1および第3ポートP3と同方向とし、そのコック3を第2の位置に位置させる。これにより、図13に示すように、第1ポートP1、第2ポートP2および第ポートPが、それぞれ閉鎖状態、第3ポートP3と第4ポートP4と第6ポートP6とが開通状態となる。これによって、患者の動脈と圧力センサとの接続が遮断された状態となる。
次に、シリンジ11の押し子111を基端方向に移動させる。これにより、図示しない容器内の造影剤が、ビン針75、チューブ64、逆止弁71、チューブ63および多方活栓1を経て、シリンジ11内に導入される。この際、逆止弁72の作用により、患者の血液がシリンジ11側に流れるのが阻止される。
次に、シリンジ11の押し子111を先端方向に移動させる。これにより、シリンジ11内の造影剤は、多方活栓1、逆止弁72、分岐コネクタ77、チューブ65、三方活栓74、チューブ66およびカテーテルを経て、患者の冠動脈の狭窄部の近傍に流出する。
このようにコック3を第2の位置に位置させた後は、レバー32を操作することなく、シリンジ11を操作するだけで、造影剤を連続して吸引、排出することができる。
また、患者の動脈圧(冠動脈の血圧)を測定し、その測定結果を図示しないモニタに表示する場合は、コック3が第1の位置に位置しているときは、コック3を図10に示す第4の位置に位置させる。これにより、第1ポートP1と第2ポートP2とが、開通状態、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態となる。これによって、患者の動脈と圧力センサとが接続された状態となり、患者の動脈圧は、カテーテル、チューブ66、三方活栓74、チューブ65、分岐コネクタ77、チューブ61、多方活栓1およびチューブ62を介して、圧力センサで測定され、その測定結果は、モニタに表示される。
また、コック3が第2の位置に位置しているときは、コック3を図12に示す第5の位置に位置させる。これにより、第1ポートP1と第2ポートP2とが、開通状態、第3ポートP3、第4ポートP4、第5ポートP5および第6ポートP6が、それぞれ閉鎖状態となり、前記と同様に、患者の動脈圧は、モニタに表示される。
以上説明したように、この多方活栓1および液体投与回路10によれば、単一のレバー32(コック3)を回動操作するだけで、第1ポートP1〜第6ポートP6の開閉を自在に選択することができ、複雑な流路の切り替え操作を容易かつ迅速に行うことができる。
すなわち、コック3を第1の位置に位置させると、レバー32を操作することなく、シリンジ11を操作するだけで、生理食塩水を連続して吸引、排出することができ、また、コック3を第2の位置に位置させると、レバー32を操作することなく、シリンジ11を操作するだけで、造影剤を連続して吸引、排出することができ、また、コック3を第4の位置や第5の位置に位置させると、患者の動脈圧を測定してモニタに表示することができる。
また、多方活栓1では、第1の部分21と第2の部分22とが円筒部20の軸線101に沿って並設されているので、小型化を図ることができる。
以上、本発明の多方活栓および液体投与回路を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、本発明では、活栓本体の筒状部の第1の部分の外周に設けられたポートの数は、2つに限らず、3つ以上でもよい。
また、本発明では、活栓本体の筒状部の第2の部分の外周に設けられたポートの数は、4つに限らず、3つでもよく、また、5つ以上でもよい。
また、本発明では、活栓本体の筒状部におけるポートが設けられている部分は、2つ(第1の部分および第2の部分)に限らず、3つ以上でもよく、同様に、コックの胴部に形成されている流路の数は、2つ(第1の流路および第2の流路)に限らず、3つ以上でもよい。
すなわち、本発明では、例えば、活栓本体の筒状部は、さらに、少なくとも2つのポートが外周に設けられた第3の部分を有し、コックの胴部には、さらに、前記第3の部分に設けられた各ポートを所定の組み合わせで開通させる第3の流路が形成されており、コックを回動操作することにより、第1の部分、第2の部分および第3の部分に設けられた各ポートの開閉を選択するよう構成されていてもよい。この場合、第3の部分は、筒状部の軸線(中心軸)に沿って、第1の部分や第2の部分と並設されているのが好ましい。また、第3の流路は、第1の流路と第2の流路とのいずれにも連通していないのが好ましい。
また、本発明の多方活栓および液体投与回路の用途は、特に限定されず、前記実施形態の他、例えば、麻酔科等、多数のチューブを使用する場合に応用することができる。
1 多方活栓
2 活栓本体
20 円筒部
200 内腔
201〜206 流路
21 第1の部分
22 第2の部分
23 突起
3 コック
30 胴部
31 レバー取付部
311 突起
312 リブ
313 内腔
32 レバー
321 凹凸
322 回動中心部
323 突出部
324 溝
33 第1の流路
331 第1部位
332 第2部位
333 第3部位
34 第2の流路
341 第1部位
342 第2部位
343 第3部位
35 ダイヤル
351 凹凸
352 指標
361〜365 封止部
4 蓋体
61〜68 チューブ
71〜73 逆止弁
74 三方活栓
75、76 ビン針
77 分岐コネクタ
81 ケーシング
811、812 壁部
82 ガイド部
10 液体投与回路
11 シリンジ
111 押し子
101 軸線
102 中心軸
301、302、304、305 直線
P1 第1ポート
P2 第2ポート
P3 第3ポート
P4 第4ポート
P5 第5ポート
P6 第6ポート

Claims (8)

  1. 軸線に沿って並設された第1の部分と第2の部分とを有する筒状部と、前記第1の部分の外周にその周方向に沿って並設された第1ポートおよび第2ポートと、前記第2の部分の外周にその周方向に沿って、順次、並設された第3ポート、第4ポートおよび第5ポートとを備える活栓本体と、
    前記筒状部内に回動自在に挿入され、前記第1ポートおよび前記第2ポートを所定の組み合わせで開通させる第1の流路と、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを所定の組み合わせで開通させる第2の流路とが形成された胴部を有するコックとを備え、
    前記第1ポートは、被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第2ポートは、圧力センサに連通する流路に接続され、前記第3ポートは、造影剤が収納された容器に連通する流路に接続され、前記第4ポートは、前記被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第5ポートは、生理食塩水が収納された容器に連通する流路に接続されるものであり、
    前記コックを回動操作することにより、前記第1の部分および前記第2の部分に設けられた各ポートの開閉を選択するよう構成されており、
    前記第1の流路は、前記第1ポートおよび前記第2ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにできるように形成され、
    前記第2の流路は、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにでき、かつ、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが閉鎖状態となる前記コックの回動角度範囲が、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態となる前記コックの回動角度範囲よりも広くなるように形成されており、
    前記コックが第1の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第3ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第4ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ開通状態となり、
    前記コックが第2の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第3ポートおよび前記第4ポートが、それぞれ開通状態となり、
    前記コックを回動操作したとき、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングと、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが同じになるよう構成されており、
    生理食塩水を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第1の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となり、
    造影剤を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第2の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となることを特徴とする多方活栓。
  2. 軸線に沿って並設された第1の部分と第2の部分とを有する筒状部と、前記第1の部分の外周にその周方向に沿って並設された第1ポートおよび第2ポートと、前記第2の部分の外周にその周方向に沿って、順次、並設された第3ポート、第4ポートおよび第5ポートとを備える活栓本体と、
    前記筒状部内に回動自在に挿入され、前記第1ポートおよび前記第2ポートを所定の組み合わせで開通させる第1の流路と、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを所定の組み合わせで開通させる第2の流路とが形成された胴部を有するコックとを備え、
    前記第1ポートは、被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第2ポートは、圧力センサに連通する流路に接続され、前記第3ポートは、造影剤が収納された容器に連通する流路に接続され、前記第4ポートは、前記被使用者の血管に連通する流路に接続され、前記第5ポートは、生理食塩水が収納された容器に連通する流路に接続されるものであり、
    前記コックを回動操作することにより、前記第1の部分および前記第2の部分に設けられた各ポートの開閉を選択するよう構成されており、
    前記第1の流路は、前記第1ポートおよび前記第2ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにできるように形成され、
    前記第2の流路は、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートを同時に開通状態と、閉鎖状態とにでき、かつ、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが閉鎖状態となる前記コックの回動角度範囲が、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態となる前記コックの回動角度範囲よりも広くなるように形成されており、
    前記コックが第1の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第3ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第4ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ開通状態となり、
    前記コックが第2の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ閉鎖状態、前記第3ポートおよび前記第4ポートが、それぞれ開通状態となり、
    前記コックを回動操作したとき、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態から開通状態に移行するタイミングと、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態から閉鎖状態に移行するタイミングとが接近し、かつ、前記第4ポートおよび前記第5ポートが開通状態から閉鎖状態に移行した後に、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態から開通状態に移行するよう構成されており、
    生理食塩水を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第1の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となり、
    造影剤を前記被使用者に投与する場合は、前記コックを前記第2の位置に位置させることで、前記圧力センサとの接続が遮断された状態となることを特徴とする多方活栓。
  3. 前記第1の流路は、前記胴部の外周面に設けられ、前記胴部の周方向に延びる第1部位と、前記胴部の中心軸を介して前記第1部位の反対側に位置し、前記胴部の周方向に延びる第2部位と、前記第1部位と前記第2部位とを連通し、前記胴部を貫通する第3部位とを有する請求項1または2に記載の多方活栓。
  4. 前記第1の流路は、前記第1ポートおよび前記第2ポートが開通状態となる前記コックの回動角度範囲が、前記第1ポートおよび前記第2ポートが閉鎖状態となる前記コックの回動角度範囲よりも広くなるように形成されている請求項1ないしのいずれかに記載の多方活栓。
  5. 前記活栓本体は、前記第2の部分の外周にさらに第6ポートを有し、
    前記第6ポートは、送液手段に直接またはチューブを介して接続され、
    前記第2の流路は、前記第3ポート、前記第4ポート、前記第5ポートおよび前記第6ポートを所定の組み合わせで開通させる請求項1ないし4のいずれかに記載の多方活栓。
  6. 前記コックが前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する間の中間にある第3の位置に位置するときは、前記第1ポート、前記第2ポート、前記第3ポート、前記第4ポートおよび前記第5ポートが、それぞれ開通状態、前記第6ポートが閉鎖状態となる請求項に記載の多方活栓。
  7. 前記コックが、前記第1の位置から前記第3の位置へ移動する間にある第4の位置に位置するときと、前記第3の位置から前記第2の位置へ移動する間にある第5の位置に位置するときは、それぞれ、前記第1ポートおよび前記第2ポートが、それぞれ開通状態、前記第3ポート、前記第4ポート、前記第5ポートおよび前記第6ポートが、それぞれ閉鎖状態となる請求項に記載の多方活栓。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の多方活栓と、
    前記第3ポートに連通する流路に設けられた逆止弁と、
    前記第4ポートに連通する流路に設けられた逆止弁と、
    前記第5ポートに連通する流路に設けられた逆止弁とを備えることを特徴とする液体投与回路。
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