JP5594467B2 - 囲いパネル付き荷台 - Google Patents

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Description

本発明は、荷台上の荷積載空間を囲む囲いパネルを備えた荷台に関するものである。
この種の囲いパネル付き荷台として、特許文献1に記載されるように、矩形の荷台の四側辺から立ち上がる4つの囲いパネルの全てを荷台から取り外せるように構成したものが知られている。このように4つの囲いパネルの全てを荷台から取り外せることにより、荷台の全周囲から荷の積み下ろし作業が行えるので、その実用面での効果は甚大であるが、特許文献1に記載された着脱自在な囲いパネルを備えた荷台は、4つのパネルを完全に独立させ、各パネルの下側辺を個々に荷台の側辺に係合させた状態で、隣接するパネルの側辺どうしを、操作の必要な係止手段で連結する構成であったため、次のような問題点があった。
特開2001−48169号公報
即ち、上記のような従来周知の囲いパネル付き荷台では、荷台の一側辺に係合させて立てた最初の1枚のパネルを作業者が保持している状態で、このパネルに隣接する荷台側辺に次のパネルを立てて、このL字形に配置された2枚のパネルを係止手段により互いに連結しなければ、当該2枚のパネルを自立安定させることが出来ない。即ち、パネルを荷台側辺に取り付ける作業が一人の作業者だけでは容易く出来ないものであった。又、全てのパネルに、操作の必要な係止手段と、荷台の側辺に真上に引き上げできない特殊形状の係止片が必要であることと、荷台の全ての側辺に各パネルの下側辺の係止片と係合できる構造を備えさせる必要があることによって、全体がコスト高になる問題点もあった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる囲いパネル付き荷台を提案するものであって、請求項1に記載の本発明に係る囲いパネル付き荷台は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、矩形の荷台(1)の四側辺から立ち上がる4つの囲いパネル(3〜6)を備え、前記荷台(1)は、前後両側辺に平行な間口方向鋼材(10a,11a)と左右両側辺に平行な奥行き方向鋼材(9)とを有するフレーム構造体(7)の上側に、前記奥行き方向鋼材(9)に平行な多数の縦線材(13)と間口方向鋼材(10a,11a)に平行な多数の横線材(14)とを組み合わせたメッシュ構造体(8)を張設したものであって、メッシュ構造体(8)の前後両端に位置する横線材(14a)は、フレーム構造体(7)の前後両端に位置する間口方向鋼材(10a,11a)から外側に離れて位置し、フレーム構造体(7)の左右両端に位置する奥行き方向鋼材(9)は上側開放の凹溝部(9a)を有する鋼材から成り、4つの囲いパネル(3〜6)の内、左右両側辺に位置する側面パネル(5,6)は、後側辺に位置する背面パネル(4)にこの両側面パネル(5,6)を重ねるように折り畳み自在に背面パネル(4)の両側辺にヒンジ部材(22,23)を介して連結し、前記背面パネル(4)の下側辺と残りの正面パネル(3)の下側辺には、メッシュ構造体(8)の前後両端に位置する横線材(14a)とフレーム構造体(7)の前後両端に位置する間口方向鋼材(10a,11a)との間を通ってメッシュ構造体(8)の前後両端に位置する横線材(14a)の下側に係合し得る側面形状が略L字形の係止片(20,21)が、各パネル(3,4)下側辺の長さ方向適当間隔おきに複数突設され、両側面パネル(5,6)の下側辺には、メッシュ構造体(8)の横線材(14)間を通ってフレーム構造体(7)の左右両端に位置する奥行き方向鋼材(9)の凹溝部(9a)内に嵌合する突起片(24)が突設され、両側面パネル(5,6)の前側辺と正面パネル(3)の左右両側辺とが、正面パネル(3)が両側面パネルから前方に離れるのを阻止する係止手段(17a〜18b)により連結離脱自在に連結されている囲いパネル付き荷台において、次のような特徴を有する。
前記荷台(1)には、この荷台(1)に取り付けられた4つの囲いパネル(3〜6)の内、少なくとも3つのパネルの内側に沿って高さの低い荷積載エリアガイド(33)が取り付けられている。そして、その荷積載エリアガイド(33)は、荷台(1)のメッシュ構造体(8)を構成する横線材(14)と縦線材(13)の内、上側になる線材(14)と平行な両側辺と、当該上側になる線材(14)の長さ方向の一端側の側辺とに沿ってコの字形に配設された構成になっている。又、前記荷積載エリアガイド(35)は、請求項2に記載のように、前記荷台(1)から4つの囲いパネル(3〜6)が取り外されている状態において、少なくとも3つのパネルの取付け位置より外側に出ない位置で、着脱自在に設けることも出来る。
更に、荷台(1)のフレーム構造体(7)の前後両端に位置する間口方向鋼材(10a,11a)及び左右両端に位置する奥行き方向鋼材(9)を、何れも上側開放の凹溝部(9a,39)を有する鋼材とするときは、請求項3に記載のように、着脱自在な前記荷積載エリアガイド(35)は、荷台(1)のメッシュ構造体(8)を貫通してフレーム構造体(7)の前記鋼材の凹溝部(9a,39)内に嵌合してこの荷積載エリアガイド(35)を位置決めする位置決め片(37,38)を備えた構造とすることが出来る。
請求項1に記載の本発明の構成によれば、荷台の周囲を囲む4つのパネルは、折り畳み自在に連結された3枚のパネル群と1枚の正面パネルに分けられており、4枚のパネルが全て独立している場合と比較して、取り外したパネルの取り扱いにかかる手間が少なくて済む。そしてこのパネルを荷台の側辺に取り付けるときは、3枚のパネル群の中央に位置する背面パネルの下側辺に設けられている側面形状が略L字形の係止片を荷台の所定側辺に斜めに差し込んで当該背面パネルを垂直姿勢に起こすことにより、当該背面パネルの両側辺に連結されている両側面パネルの下側辺の突起片を、荷台の両側辺の奥行き方向鋼材の凹溝部に嵌合させるだけで、これら3枚のパネル群を荷台の三側辺上に垂直姿勢に自立安定させることができる。従って、従来のように、荷台の一側辺上に立てた1枚のパネルを垂直姿勢に保持している状態で、隣接する2番目のパネルを立て、両パネルを係止手段により連結させることにより、始めて2枚のパネルを自立させることが出来るという場合と比較して、パネル取付け時の最初の作業が一人でも非常に容易且つ安全に行うことが出来る。そして最後に立てた正面パネルの両側辺と両側面パネルとを当該正面パネルに設けられた係止手段により連結すれば、矩形状に連結され且つ荷台から引き上げ不能に取り付けられた囲いパネルを完成させることが出来るので、囲いパネルの取付け作業、延いては逆の手順で行える囲いパネルの取り外し作業を、従来のものより簡単容易に行うことが出来る。
しかも、側面形状が略L字形の係止片は、背面パネルと正面パネルの2枚のパネルにのみ設ければ良く、残りの2枚の側面パネルには、荷台側のフレーム構造体を構成する奥行き方向鋼材の凹溝部内に単に嵌合できる突起片で良いので、そして操作の必要な係止手段は正面パネルにのみ設ければ良いので、パネル側のコストを従来のものより低減できる。更に、荷台側では、背面パネルと正面パネルが立つ二側辺にのみ、前記側面形状が略L字形の係止片を係合させることが出来る構造を設ければ良いので、四側辺の全てに前記側面形状が略L字形の係止片を係合させることが出来る構造を設けなければならない場合と比較して、荷台側が受ける構成上の制約も少なくなり、荷台側も安価に構成することが出来る。
又、荷台の周囲から全ての囲いパネルを取り外した状態で荷の積み込み作業を行う場合、荷台側辺のパネル取付け位置に荷がかからないように注意しなければならない。特に重量物である荷を荷台上に段積みするような場合、荷の積み込み作業後にパネルとの干渉が判ったとしても、荷台上の荷の全体を滑らせて移動させることは困難である。然るに、本発明の構成によれば、荷台の周囲から全ての囲いパネルを取り外した状態でも、荷台上に設けられている荷積載エリアガイドの内側に荷を積み込みさえすれば、後から取り付けられるパネルと荷とが干渉して、パネルの正常な取付けが出来なくなるような事態は完全に回避できる。従って、荷の積み込み作業を容易且つ能率的に行える。
更に本発明の構成によれば、荷台の四側辺の内、荷積載エリアガイドが設けられていない一側辺上に載置した荷を、当該荷台のメッシュ構造体を構成する横線材と縦線材の内、上側になる線材と平行な方向に滑らせて、荷台の反対側の側辺まで移動させるような方法で、重量物の荷であっても容易に且つ所定の荷積載エリア内に確実に積み込むことが出来る。
又、請求項2に記載の構成によれば、荷積載エリアガイドの位置をパネル取付け位置に重なる位まで外側に広げても、パネルを取り付けるときは当該荷積載エリアガイドを取り外せばパネルの取付けに邪魔になることは無いので、荷台上を効率良く活用できる。
更に、請求項3に記載の構成によれば、荷積載エリアガイドを着脱自在に構成するとき、荷台側に特別な部材を追加することなく、荷台のフレーム構造体を構成している間口方向鋼材及び奥行き方向鋼材に溝形鋼を利用するだけで、簡単に荷台上に置いた荷積載エリアガイドを所定位置に位置決めして所期の目的を容易且つ安価に達成することが出来る。
組み立てられた囲いパネル付き荷台の斜視図である。 同上荷台の正面図である。 同上荷台の右側面図である。 同上荷台の背面図である。 A図は荷台のみの一部切欠き平面図、B図は取り外した囲いパネルの斜視図である。 A図は正面パネル又は背面パネルの要部の横断平面図、B図は同正面図である。 A図は荷台の要部の平面図、B図は同正面図である。 荷台に正面パネル又は背面パネルを取り付けるときの様子を示す要部の縦断側面図である。 A図は荷台に正面パネル又は背面パネルが取り付けられた状態での要部の縦断側面図、B図は同正面図である。 荷台に側面パネルを取り付けた状態の要部の縦断正面図である。 同上一部切欠き側面図である。 荷台上に積載エリアガイドを取り付けた状態での平面図である。 同上要部の拡大平面図である。 荷積載エリアガイドの変形例を示す平面図である。 同上要部の拡大平面図である。 同上要部の縦断側面図である。 同上要部の縦断正面図である。
図1〜図4において、1は矩形の荷台であって、底部の四隅近傍位置に脚体2が取り付けられ、その上側の荷積載空間を取り囲むように、正面パネル3、背面パネル4、及び両側面パネル5,6が配設されている。荷台1は、図5に示すように、フレーム構造体7の上にメッシュ構造体8を張設したものである。
フレーム構造体7は、左右間口方向両端の2本の奥行き方向鋼材9を、前側2本の間口方向鋼材10a,10b、後側2本の間口方向鋼材11a,11b、及び中央1本の間口方向鋼材12によって連結一体化したものであって、全ての鋼材9〜12には、凹溝部が上側に開放する向きで溝形材を使用している。メッシュ構造体8は、間口方向適当間隔おきに並列させた奥行き方向の下側縦線材13と、これら下側縦線材13の上側で奥行き方向適当間隔おきに並列させた間口方向の上側横線材14とを互いに交差部で溶接一体化して成るものであって、図7〜図11にも示すように、上側横線材14の両端部がフレーム構造体7の各奥行き方向鋼材9の上に直角に交差すると共に、下側縦線材13がフレーム構造体7の各間口方向鋼材10a〜12上に直角向きに交差する状態で、各交差部においてフレーム構造体7に溶接されている。
尚、全ての鋼材9〜12の底面は同一水平面上にあるが、間口方向鋼材10a〜12の上端高さは、奥行き方向鋼材9の上端に両端部が固着される直線状の各上側横線材14と各間口方向鋼材10a〜12との間で各下側縦線材13を挟むように、奥行き方向鋼材9の上端高さより一段低くなっている。又、前後両端位置の間口方向の上側横線材14aは、フレーム構造体7の前後両端位置の間口方向鋼材10a,11aとの間に係止片挿通空間15を確保するように、当該間口方向鋼材10a,11aより前後外側に突出するように配置され、左右両端位置の奥行き方向の下側縦線材13aは、フレーム構造体7の左右両端位置の奥行き方向鋼材9の外側面上端に隣接するように配置されている。
各脚体2は、上端の内側部分が前側2本の間口方向鋼材10a,10b間の両端と後側2本の間口方向鋼材11a,11b間の両端とに嵌合すると共に、上端の外側部分が奥行き方向鋼材9の底面に当接する状態で溶接により取り付けられたもので、図10に示すように外側の段積み用の溝部2aと内側の接地部2bとを備えた従来周知のものである。
正面パネル3は、図1、図2、及び図5に示すように、下半パネル部3aに対して上半パネル部3bをコイル状ヒンジ部材16により前後に開閉自在に連結したものであって、上下各パネル部3a,3bは、上下方向適当間隔おきに並列する水平線材と水平方向適当間隔おきに並列する垂直線材とを交差部で溶接して成るメッシュ構造のものであり、これら上下各パネル部3a,3bの上側左右両端角部近くに係止手段17a,17b及び18a,18bを取り付けたものである。これら各係止手段17a〜18bは、左右横方向に横動自在な係止杆19aと、この係止杆19aを操作するレバー19bとを備えている。又、この正面パネル3の下側辺(下半パネル部3aの下側辺)には、当該下側辺の長さ方向適当間隔おきに係止片20が付設されている。
背面パネル4は、図4及び図5に示すように、上下方向適当間隔おきに並列する水平線材と水平方向適当間隔おきに並列する垂直線材とを交差部で溶接して成るメッシュ構造のものであって、この背面パネル4の下側辺には、当該下側辺の長さ方向適当間隔おきに係止片21が付設されている。
両側面パネル5,6は、図3及び図5に示すように、対称構造のものであって、上下方向適当間隔おきに並列する水平線材と水平方向適当間隔おきに並列する垂直線材とを交差部で溶接して成るメッシュ構造のものであって、背面パネル4の左右両側辺にコイル状ヒンジ部材22,23により前後揺動自在に連結されている。これら各側面パネル5,6の下側辺には、前後2箇所に突起片24が付設されると共に、各側面パネル5,6の前側辺には、正面パネル3の上下2段の係止手段17a,18a、及び17b,18bに対応して被係止片25が突設されている。これら被係止片25は、線材をU字形に曲げ加工したもので、各側面パネル5,6の前側辺から水平前方に突出する先端U字形部を、正面パネル3の各係止手段17a〜18bにおける係止杆19aの横外側位置で当該正面パネル3の網目を前方に貫通突出させることができる。この状態で、各係止手段17a〜18bの係止杆19aを外向きにスライドさせて、正面パネル3の外側で各被係止片25の先端U字形部に水平横向きに挿通させることにより、各側面パネル5,6の前側辺と正面パネル3の左右両側辺とを連結することができる。尚、係止手段17a〜18bとこれに組み合わせられる被係止片25とは、従来周知のものである。
正面パネル3と背面パネル4とに設けられた係止片20,21は、図6、図8、及び図9に示すように、線材をU字形に曲げ加工すると共に、その下端U字形部を直角より少し斜め上向きになるように折曲させて、垂直取付け部26aと折曲先端部26bとを形成して成る同一構造のものであって、折曲先端部26bが正面パネル3及び背面パネル4に対して外側に突出する向きで垂直取付け部26aの2本の線材を、正面パネル3及び背面パネル4の最下端水平線材27aとその直上水平線材27bの外側に、当該垂直取付け部26aの2本の線材間に正面パネル3及び背面パネル4の1本の外側垂直線材28が位置するように、溶接により固着されている。
又、両側面パネル5,6に設けられた突起片24は、図10及び図11に示すように、線材をU字形に曲げ加工して上半取付け部29aと下半突起部29bとを形成して成る同一構造のものであって、上半取付け部29aの2本の線材を、各側面パネル5,6の最下端水平線材30aとその直上水平線材30bの外側に、当該上半取付け部29aが各側面パネル5,6の隣り合う2本の外側垂直線材31a,31b間に位置するように、溶接により固着されている。
上記構成の正面パネル3、背面パネル4、及び両側面パネル5,6から成る囲いパネルは、荷台1に対する荷の積み下ろし作業時には荷台1から取り外されている。この取り外されている囲いパネルは、両側面パネル5,6を背面パネル4に対してコイル状ヒンジ部材22,23を中心に回転させて、背面パネル4の正面側又は背面側の何れか一方に重ねるように折り畳むか、若しくは背面パネル4の正面側と背面側とに分けて重ねるように折り畳んだ状態で、正面パネル3と積み重ねておくことが出来る。而して、荷の積み込み作業の後、囲いパネルを荷台1に取り付けるときは、背面パネル4の下側辺を荷台1の後側辺に対応させ、図8に示すように、背面パネル4を斜め後ろに傾くように傾斜させた状態で、各係止片21を、荷台1の後側辺に位置するメッシュ構造体8の上側横線材14aとその内側に位置するフレーム構造体7の間口方向鋼材11aとの間の各係止片挿通空間15内に下向きに挿通させながら、背面パネル4を垂直に起立させる。この結果、図9に示すように、背面パネル4の最下端水平線材27aが荷台1のメッシュ構造体8における各下側縦線材13の上に支持される。このときの背面パネル4の前後奥行き方向の位置と左右間口方向の位置は、各係止片21の垂直取付け部26aの下端部が荷台1側の各係止片挿通空間15内に嵌合していることによって決まり、この背面パネル4が荷台1から上方に垂直に引き上げられることは、各係止片21の折曲先端部26bが荷台1側のメッシュ構造体8の後端に位置する上側横線材14aに当接して阻止される。
両側面パネル5,6は、上記のように荷台1の後側辺に取り付けられるときの背面パネル4に対して直角前方向きに展開させておくことにより、背面パネル4を上記のように荷台1に対して垂直向きに立てたとき、両側面パネル5,6の下側辺から突出している各突起片24の下半突起部29bを、図10及び図11に示すように、荷台1側のメッシュ構造体8における前後2本の上側横線材14間でフレーム構造体7の左右両端の奥行き方向鋼材9の上側開放の凹溝部9a内に嵌入させると共に、両側面パネル5,6の最下端水平線材30aを荷台1側のメッシュ構造体8における各上側横線材14上で支持させることが出来る。このときの両側面パネル5,6の背面パネル4に対する左右水平方向の揺動は、各突起片24の下半突起部29bがフレーム構造体7の奥行き方向鋼材9の凹溝部9a内に嵌合していることにより阻止される。
以上のようにして背面パネル4と両側面パネル5,6を荷台1の後側辺と左右両側辺に沿ってコの字形に設置したならば、最後に正面パネル3を荷台1の前側辺に設置する。このときの設置方法は、背面パネル4と全く同一であって、正面パネル3の各係止片20は、荷台1の前側辺に位置するメッシュ構造体8の上側横線材14aとその内側に位置するフレーム構造体7の間口方向鋼材10aとの間の各係止片挿通空間15内に下向きに挿通させられ、正面パネル3の最下端水平線材27aが荷台1のメッシュ構造体8における各下側縦線材13の上に支持される。このときの正面パネル3の前後奥行き方向の位置と左右間口方向の位置は、各係止片20の垂直取付け部26aの下端部が荷台1側の各係止片挿通空間15内に嵌合していることによって決まり、この正面パネル3が荷台1から上方に垂直に引き上げられることは、各係止片20の折曲先端部26bが荷台1側のメッシュ構造体8の前端に位置する上側横線材14aに当接して阻止される。
上記のようにして荷台1の前側辺に垂直に設置した正面パネル3は、その左右両側辺が両側面パネル5,6の前側辺の前側に重なる状態にあって、両側面パネル5,6の各被係止片25が正面パネル3の左右両側辺の網目から前方に突出しているので、この状態で正面パネル3側の各係止手段17a〜18bの係止杆19aを外向きにスライドさせて、当該係止杆19aを両側面パネル5,6の各被係止片25に係合させることにより、正面パネル3の左右両側辺と両側面パネル5,6の前側辺とを連結することが出来る。この結果、正面パネル3が前方に倒れることも阻止される。
以上のように荷台1上に積載された荷の周囲を、正面パネル3、背面パネル4、及び両側面パネル5,6から成る囲いパネルで囲うことにより、荷崩れや荷の落下を囲いパネルで防止しながら荷台1を搬送することが出来る。搬送先で荷を荷台1上から搬出するときには、正面パネル1の各係止手段17a〜18bの係止杆19aを両側面パネル5,6の各被係止片25から離脱させて、この正面パネル3を取り外すか又は、正面パネル1の上半パネル部3bのみを外側に開いて、荷台1の正面側から荷の搬出作業を行うことも出来るが、上記の囲いパネルの取付け作業時とは逆の手順で囲いパネル全体を荷台1から取り外して、荷台1の全周囲から荷の搬出作業を行うことも出来る。
先に説明したように、囲いパネルを取り外した状態で荷を荷台1上に積み込むとき、特にその荷が重量物であって、荷台1上で段積みされた後に荷全体を荷台1上で移動させることが困難な場合には、荷台1上の周囲の囲いパネル設置エリアを除いた荷積載エリア内に荷を積み込む必要がある。この場合、荷台1のメッシュ構造体8を通して下側のフレーム構造体7を視認できるので、当該フレーム構造体7の左右両端の奥行き方向鋼材9や前後両端の間口方向鋼材10a,11aの位置から凡その荷積載エリアは認識できるが、荷台1上に荷積載エリアガイドを設けておくことが望ましい。
図12及び図13に示す荷積載エリアガイド33は、適当な太さの線材、帯状材などの棒状鋼材34を、荷台1上の荷積載エリアの外周に沿って、換言すれば、荷台1の周辺に取り付けられた各パネル3〜6の内側に沿って、矩形状に配置した状態で溶接により荷台1のメッシュ構造体8に固着したものである。この場合の荷積載エリアガイド33を構成する棒状鋼材34の荷台1の表面からの突出高さは、荷台1上で滑らせた荷を確実に受け止められる高さの範囲内で出来る限り低い(5mm〜数Cm程度)方が望ましい。
尚、荷積載エリアガイド33は、荷台1の周辺全周にわたって連続するものである必要は無い。例えば、荷台1の上で荷を滑らせる場合、荷台1の表面を構成するメッシュ構造体8の荷と直接接する上側横線材14の方向に滑らせることになるので、図14に示すように、この上側横線材14の方向の一端、即ち、荷台1上の左右間口方向の一端の側辺は、荷積載エリアガイド33を設けないで開放させ、この荷積載エリアガイド33の無い側辺側から荷台1上に荷を載置して反対側へ滑らせるようにして積み込めるように構成することもできる。
上記のように矩形枠状又はコの字形の荷積載エリアガイドの何れを採用する場合でも、その荷積載エリアガイドは荷台1に対して着脱自在に構成することができる。図15〜図17は、着脱自在な荷積載エリアガイドの一例を示している。この図示の荷積載エリアガイド35は、帯状鋼材36を矩形枠状又はコの字形に曲げ加工したものに、位置決め片37,38を取り付けたものである。これら位置決め片37,38は、帯状鋼材36の外側面に溶接されて、荷台1のフレーム構造体7における前後両端の間口方向鋼材10a,11aの凹溝部39内及び左右両端の奥行き方向鋼材9の凹溝部9a内に、メッシュ構造体8の網目を通して嵌合するものであり、当該間口方向鋼材10a,11aの凹溝部39の外側面及び奥行き方向鋼材9の凹溝部9aの外側面に当接して、帯状鋼材36が荷積載エリアから外側へ移動するのを阻止するものである。図示の構造では、間口方向鋼材10a,11aの凹溝部39内に嵌合する位置決め片37は、当該間口方向鋼材10a,11aと平行な向きの帯状鋼材36の位置が凹溝部39の外側面に近いので、垂直な板材から構成されているが、奥行き方向鋼材9の凹溝部9a内に嵌合する位置決め片38は、当該奥行き方向鋼材9と平行な向きの帯状鋼材36の位置が凹溝部9aの外側面から内側に離れているので、下端に外側へ折曲形成されて凹溝部9aの外側面に当接する折曲下端部38aを備えている。
上記構成の荷積載エリアガイド35は、荷台1上に荷を積載する前に荷台1上の周辺に沿った所定位置に位置決め片37,38を利用して設置し、荷の積載終了時に取り外すか又は荷を荷台1上から降ろした後に取り外すことになるが、この荷積載エリアガイド35の取り外しは、荷台1上から真上に荷積載エリアガイド35を引き上げれば良い。この場合、先に説明したように、矩形枠状のガイド35よりもコの字形のガイド35の方が取り外し易いことは勿論である。又、ガイド35の各辺を分割し、各ガイド片をヒンジで折曲自在に連結したり、各ガイド片どうしを、例えば一方のガイド片の端部に取り付けたパイプ材に他方のガイド片の端部に取り付けた垂直ピンを上下方向に抜き差し自在に構成するなどして、連結離脱自在に構成することにより、荷台1に対する取付け取り外しを一層容易にすることも可能である。
尚、別部材の荷積載エリアガイド33,35を使用する実施例について説明したが、荷台1のメッシュ構造体8を構成する下側縦線材13及び上側横線材14の内、荷積載エリアの周囲に隣接する位置にある下側縦線材13及び上側横線材14、又は該当する下側縦線材13及び上側横線材14が無い場合には荷積載エリアの周囲に隣接する位置に追加敷設した下側縦線材及び上側横線材を、他の線材13,14と視覚で容易に識別できる特別色、例えば赤色などに着色することにより、これら特別色に着色された横線材と縦線材とで荷積載エリアを視覚により容易に確認できるように構成することも可能である。
本発明の囲いパネル付き荷台は、荷台周囲の4つ全てのパネルを荷の積み下ろし時に簡単容易に取り外すことが出来る荷搬送用荷台として活用できる。
1 荷台
2 脚体
3 正面パネル
4 背面パネル
5,6 側面パネル
7 フレーム構造体
8 メッシュ構造体
9 奥行き方向鋼材
9a,39 鋼材の凹溝部
10a〜12 間口方向鋼材
13,13a 下側縦線材
14,14a 上側横線材
15 係止片挿通空間
16,22,23 コイル状ヒンジ部材
17a〜18b 係止手段
19a 係止杆
20,21 係止片
24 突起片
25 被係止片
27a,27b,28,30a〜31b 各パネルの線材
33,35 荷積載エリアガイド
34 棒状鋼材
36 帯状鋼材
37,38 位置決め片

Claims (3)

  1. 矩形の荷台の四側辺から立ち上がる4つの囲いパネルを備え、前記荷台は、前後両側辺に平行な間口方向鋼材と左右両側辺に平行な奥行き方向鋼材とを有するフレーム構造体の上側に、前記間口方向鋼材に平行な多数の横線材と奥行き方向鋼材に平行な多数の縦線材を組み合わせたメッシュ構造体を張設したものであって、メッシュ構造体の前後両端に位置する横線材は、フレーム構造体の前後両端に位置する間口方向鋼材から外側に離れて位置し、フレーム構造体の左右両端に位置する奥行き方向鋼材は上側開放の凹溝部を有する鋼材から成り、4つの囲いパネルの内、左右両側辺に位置する側面パネルは、後側辺に位置する背面パネルにこの両側面パネルを重ねるように折り畳み自在に背面パネルの両側辺にヒンジ部材を介して連結し、前記背面パネルの下側辺と残りの正面パネルの下側辺には、メッシュ構造体の前後両端に位置する横線材とフレーム構造体の前後両端に位置する間口方向鋼材との間を通ってメッシュ構造体の前後両端に位置する横線材の下側に係合し得る側面形状が略L字形の係止片が、各パネル下側辺の長さ方向適当間隔おきに複数突設され、両側面パネルの下側辺には、メッシュ構造体の横線材間を通ってフレーム構造体の左右両端に位置する奥行き方向鋼材の凹溝部内に嵌合する突起片が突設され、両側面パネルの前側辺と正面パネルの左右両側辺とが、正面パネルが両側面パネルから前方に離れるのを阻止する係止手段により連結離脱自在に連結されている囲いパネル付き荷台において、
    前記荷台には、この荷台に取り付けられた4つの囲いパネルの内、少なくとも3つのパネルの内側に沿って取り付けられた、高さの低い荷積載エリアガイドが設けられ、この荷積載エリアガイドは、荷台のメッシュ構造体を構成する横線材と縦線材の内、上側になる線材と平行な両側辺と、当該線材の長さ方向の一端側の側辺とに沿ってコの字形に配設されている、囲いパネル付き荷台。
  2. 前記荷積載エリアガイドは、前記荷台から4つの囲いパネルが取り外されている状態において、少なくとも3つのパネルの取付け位置より外側に出ない位置で、着脱自在に設けられている、請求項1に記載の囲いパネル付き荷台。
  3. 前記荷台のフレーム構造体の前後両端に位置する間口方向鋼材及び左右両端に位置する奥行き方向鋼材は、何れも上側開放の凹溝部を有する鋼材から成り、着脱自在な前記荷積載エリアガイドは、荷台のメッシュ構造体を貫通してフレーム構造体の前記鋼材の凹溝部内に嵌合してこの荷積載エリアガイドを位置決めする位置決め片を備えている、請求項2に記載の囲いパネル付き荷台。
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