JP5591271B2 - ロジック図面処理装置及びその処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理装置、及び、その方法に関するものである。
監視制御システムは、温度、圧力、位置、その他各種センサーなど、監視の対象となる装置からの情報を運転員・監視員に指示するとともに、運転員・監視員の操作によりモーター、弁、開閉器、油圧装置など各種装置を制御するシステムであり、発電プラント、化学プラント、受配電設備、上下水道など、幅広い分野で用いられている。
典型的な監視制御システムにおいては、監視制御の対象となる機器と信号の送受信を行うなど、処理ごとに分割されたモジュールを複数備え、これらが通信経路によって結合されることにより、多様な処理が実現されている。
監視制御システムの各モジュールの処理内容は、回路図のように、信号の入出力方向を矢印で示す有向グラフで表されることが多くなっている。具体的には、各モジュールの処理内容は、信号の処理を示すノード(以下「演算素子」と呼ぶこともある)と、ノード間を繋ぎ、信号の流れを示すリンク(以下「信号線」と呼ぶこともある)とを組合せて表現される。モジュールの処理内容は、古くはハードウェア回路で固定的に実現されていたが、柔軟性やコストパフォーマンスの観点から、近年はデジタル計算機上で動作を模擬して処理を実現できるように、デジタル計算機上のプログラムとして実装されることが多くなっている。
処理内容を演算素子と信号線で表現するプログラミング言語の規格としては、例えば、国際規格IEC61131−3が挙げられる。演算素子は前記国際規格のFBD(Function Block Diagram)で記述され、演算素子と信号線とを組合せて表現される処理内容(制御ロジック)は、ロジック図面と呼ばれる図面によって表わされる。
さて、近年、プログラムの大規模化に伴い、既存プログラムの分析や追加・編集などの保守作業が困難になりつつある。この現象は、監視制御システムの監視制御を表すロジック図面の作成においても同様となりつつある。具体的には、制御ロジック図面では、様々なモードに対応した挙動が記述されるため、制御ロジックが複雑になりがちであり、また、制御する対象機器の数が多いため、当該機器を制御するロジック図面の数も膨大になっている。
一方で、ロジック図面では、特に多重系の機器などの類似の特性を持つ機器を制御する制御ロジックは類似しており、少しの制御ロジックや信号名だけの違いしか差分がない場合が多い。そのため、このような複数の類似したロジック図面を比較照合しながら、対象のロジック図面の分析や編集などの作業を行う場合も多い。
従来、複数の図面を比較照合する場合には、紙に印刷するか、または、表示装置に表示した状態で、目視により両者を比較していた。しかしながら、ロジック図面のような図的記述言語では、複製せずに一から作成した場合や、複製していても複製元が異なる場合には、図的配置が通常異なるため、一見しただけでは差分が分かり難い。また、二枚だけでなく三枚、四枚、…と多数のロジック図面を比較照合する場合には尚更困難であった。
そのため、従来の方法では、ロジック図面の比較に多大な作業時間を要するばかりか、確認の誤りや抜けが発生する可能性があり、作成する制御ロジックの品質が低くなるという問題点があった。このように、ロジック図面などの図的記述言語では、類似した図面間の差分照合を効率的に行うことが課題となっていた。
それを解決する技術の一例として、回路図の変更箇所を図示する技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の回路図入力装置は、部品や信号の変更前のデータが格納された旧版回路図データと、変更後のデータが格納された新版回路図データと、記号設定手段と、変更箇所抽出手段と、変更箇所出力手段とを備える。
特開平5−189508号公報
特許文献1に記載の回路図入力装置においては、変更箇所抽出手段は、旧版回路図データと新版回路図データとを比較照合し、変更した部品や信号の情報を変更箇所データとして抽出する。変更箇所出力手段は、当該抽出された部品の外形と信号線とが太線や点線で強調表示された、旧版回路図及び新版回路図のそれぞれに対して印刷あるいは表示を行う。
しかしながら、この技術で、強調表示した箇所を確認するためには、複数の図面を表示及び印刷する必要があるため、複数の図面分の表示領域、または、印刷が必要となる。その結果、比較するロジック図面の数が多い場合には、効率的に比較照合することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、複数のロジック図面を効率的に比較照合することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係るロジック図面処理装置は、監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理装置であって、表示対象とすべき前記ロジック図面を指定するロジック図面指定部と、前記ロジック図面指定部で表示対象として指定された複数の前記ロジック図面たる複数の指定ロジック図面を解析するロジック図面解析部とを備える。そして、前記ロジック図面処理装置は、前記ロジック図面解析部の解析結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較し、当該制御ロジック同士において異なる部分を、制御ロジックの比較情報として抽出する制御ロジック比較部と、前記制御ロジック比較部で抽出された前記制御ロジックの比較情報に基づいて、前記複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較し、当該配置同士において異なる部分を、配置の比較情報として抽出する演算素子配置比較部と、前記制御ロジック比較部で抽出された前記制御ロジックの比較情報と、前記演算素子配置比較部で抽出された前記配置の比較情報とに基づいて、前記複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された前記演算素子の外形同士が重なるように、前記制御ロジックを等価に維持したまま前記演算素子を再配置するロジック図面再配置部とを備える。そして、前記ロジック図面処理装置は、前記ロジック図面再配置部で前記演算素子が再配置された前記複数の指定ロジック図面を重ね合わせるロジック図面重ね合わせ部と、前記ロジック図面重ね合わせ部で重ね合わせた前記複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示する表示部と、前記表示部に表示する所定の表示方式を、外部からの指示に従って切り替える表示制御部とを備える。
本発明によれば、制御ロジックを等価に維持したまま演算素子を再配置して重ね合わせた複数のロジック図面を、演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示し、その所定の表示方式を外部からの指示に従って切り替えることにより、複数の図面を効率的に比較照合することができる。したがって、比較照合する時間を低減できるととともに、人手による比較作業の誤りの発生を防ぐことができることから、監視制御処理の品質も向上させることができる。
実施の形態1に係るロジック図面表示装置の構成を示すブロック図である。 監視制御システムの構成を示すブロック図である。 ロジック図面LG1の一例を示す図である。 ロジック図面LG2の一例を示す図である。 実施の形態1に係るロジック図面表示装置の動作を示すフローチャートである。 ロジック図面LG1、LG2を重ね合わせた図である。 再配置前後のロジック図面LG1を示す図である。 実施の形態1に係る重ね合わせ表示の一例を示す図である。 実施の形態1に係る重ね合わせ表示の一例を示す図である。 実施の形態2に係るロジック図面編集装置の構成を示すブロック図である。 系統図面を示す図である。 機器仕様リストを示す図である。 実施の形態2に係るロジック図面編集装置の動作を示すフローチャートである。 ロジック図面LG3の一例を示す図である。 ロジック図面LG4の一例を示す図である。 実施の形態2に係るロジック図面編集装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る重ね合わせ表示の一例を示す図である。 実施の形態2に係る重ね合わせ表示の一例を示す図である。 実施の形態2に係るロジック図面の編集の一例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るロジック図面表示装置(ロジック図面処理装置)の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容(制御ロジック)がロジック図面により表されており、本実施の形態に係るロジック図面表示装置は、複数のロジック図面を表示する装置である。なお、ロジック図面については後で詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係るロジック図面表示装置は、ロジック図面指定部1と、複数の機器のロジック図面が格納されたロジック図面格納装置2と、ロジック図面解析部3と、制御ロジック比較部4と、演算素子配置比較部5と、ロジック図面再配置部6と、ロジック図面重ね合わせ部7と、表示部8と、操作入力部9と、表示制御部10とを備えている。
ロジック図面指定部1は、ロジック図面閲覧者から、表示対象とすべきロジック図面を指定する操作を受け付け、当該操作に従ってロジック図面を指定する。ここでは、ロジック図面指定部1は、複数のロジック図面を指定する操作を受け付け、当該操作に基づいて、表示対象とすべき複数のロジック図面の集合を指定する。以下、ロジック図面指定部1で表示対象として指定された複数のロジック図面を、「複数の指定ロジック図面」と呼ぶこともある。ロジック図面指定部1は、複数の指定ロジック図面を示す情報を、ロジック図面解析部3に出力する。
ロジック図面解析部3は、ロジック図面格納装置2に格納されているロジック図面の中から、ロジック図面指定部1から入力された複数の指定ロジック図面を取得し、これら指定ロジック図面を解析する。制御ロジック比較部4は、ロジック図面解析部3の解析結果に基づいて複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較し、それらにおいて異なる部分(制御ロジックの差分)を、制御ロジックの比較情報として抽出する。
演算素子配置比較部5は、制御ロジック比較部4の比較結果(制御ロジックの比較情報)に基づいて、複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較し、それらにおいて異なる部分(配置の差分)を、配置の比較情報として抽出する。ロジック図面再配置部6は、制御ロジック比較部4の比較結果(制御ロジックの比較情報)と、演算素子配置比較部5の比較結果(配置の比較情報)とに基づいて、複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された演算素子同士が重なるように、制御ロジックを等価に維持したまま演算素子を再配置する。
ロジック図面重ね合わせ部7は、ロジック図面再配置部6により演算素子が再配置された複数の指定ロジック図面を重ね合わせる。表示部8は、ロジック図面重ね合わせ部7で重ね合わせた複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部(以下「演算素子共通部」)または差分(以下「演算素子差分」)を識別可能な所定の表示方式で表示する。操作入力部9は、表示部8の所定の表示方式についての指示などを、外部(例えばロジック図面閲覧者)から受け付ける。表示制御部10は、ロジック図面重ね合わせ部7を制御することにより、表示部8に表示する所定の表示方式を、操作入力部9で受け付けた外部からの指示に従って切り替える。
図2は、ロジック図面に従って機器51a、51bを制御監視する、典型的な監視制御システム54の構成を示すブロック図である。監視制御システム54は、通信経路53によって結合された4つのモジュール50を有する。これら4つのモジュール50は、通信経路53を介して相互に信号の送受信を行う。
4つのモジュール50は、演算モジュール50aと、インタフェースモジュール50bと、制御モジュール50c、50dとから構成されている。制御モジュール50c、50dは、それぞれ監視制御の対象とすべき機器51a、51b(以下、機器51a、51bを区別しない場合には「機器51」と呼ぶこともある)を制御する。インタフェースモジュール50bは、運転員・監視員52との情報のやり取りを行う。演算モジュール50aは、他の3つのモジュール50からの情報をもとに計算などを行う。
図3は、ロジック図面格納装置2に格納されているロジック図面LG1の一例を示す図である。このロジック図面LG1は、制御モジュール50c(図2)が、インタフェースモジュール50b及び制御モジュール50dからの入力信号に基づいて、機器51aを監視制御する制御ロジックを表している。
演算素子60aは、機器51a以外の他の機器51b(図2)を制御する制御モジュール50dからの信号が入力される、制御モジュール50cでの入力点を表す。各演算素子60b、60c、60dは、インタフェースモジュール50b(図2)からの信号が入力される、制御モジュール50cでの入力点を表す。ここでは、インタフェースモジュール50bは操作器60qに対応しており、インタフェースモジュール50bから制御モジュール50cに入力される入力信号は、操作器60qにおける運転員・監視員52の操作に応じて変化する。
操作器60qには、「開」の操作に対応する入力信号を演算素子60bに出力する開操作ボタン60nと、「閉」の操作に対応する入力信号を演算素子60cに出力する閉操作ボタン60oと、「ロック」の操作に対応する入力信号を演算素子60dに出力するロック操作ボタン60pとが設けられている。
各演算素子60j、60k、60l、60mは、機器51a(図2)を制御する機器制御回路60uと、表示回路60vとに対して信号を出力する、制御モジュール50cでの出力点を表す。なお、実際には、機器制御回路60uが備える機器制御部60r、60s、60tにはそれぞれ、機器51aなどの機器を操作(OPEN、CLOSE、LOCK、表示)するための回路が割り当てられるが、本図では、それら回路の詳細な構成は省略している。
以下、説明の理解を容易にするため、上述の演算素子60a〜60dを「入力点60a〜60d」と呼び、上述の演算素子60j〜60mを「出力点60j〜60m」と呼ぶこともある。なお、ここでは、図3に示されるように、入力点60a〜60d及び出力点60j〜60mのそれぞれの右横には、属性情報として対応する信号の名称が「51A01」、「51A02」などのように付記されている。
各演算素子60e、60f、60gは、入力が全て「1」の場合にのみ「1」を出力し、その他の場合には「0」を出力する素子、つまり、信号に論理積の演算を行う素子である。演算素子60h、60wは、入力が「0」の場合には「1」を出力し、入力が「1」には「0」を出力する素子、つまり、信号に否定の演算を行う素子である。演算素子60iは、入力が「0」から「1」に変化するごとに出力の状態を「0」から「1」に、または、「1」から「0」に反転して出力する素子、つまり、1入力フリップフロップの機能を有する素子である。以下の説明においては、演算素子60e〜60gを「論理積素子60e〜60g」と呼び、演算素子60h、60wを「否定素子60h、60w」と呼び、演算素子60iを「1入力フリップフロップ素子60i」と呼ぶこともある。
入力点60dからの信号は、1入力フリップフロップ素子60iを経た後、二つに分岐される。当該分岐後の一方の信号は出力点60mに出力され、他方の信号は否定素子60hを経た後、さらに二つに分岐され、二つの論理積素子60e、60gにそれぞれ出力される。入力点60cからの信号は、論理積素子60gに出力される。論理積素子60gは、入力点60cからの信号と、否定素子60hらの信号との論理積をとって得られる信号を出力点60lに出力する。入力点60bからの信号は、論理積素子60eに出力される。論理積素子60eは、入力点60bからの信号と、否定素子60hからの信号との論理積をとって得られる信号を論理積素子60fに出力する。入力点60aからの信号は、否定素子60wを経た後、論理積素子60fに出力される。論理積素子60fは、否定素子60wからの信号と、論理積素子60eからの信号との論理積をとって得られる信号を出力する。論理積素子60fからの信号は、二つに分岐され、二つの出力点60j、60kにそれぞれ出力される。図3に示される例では、以上のような信号の入出力が行われるように、複数の演算素子60a〜60mが、信号線を介して接続されている。
図4は、ロジック図面格納装置2に格納されている、ロジック図面LG1と類似するロジック図面LG2の一例を示す図である。このロジック図面LG2は、制御モジュール50d(図2)が、インタフェースモジュール50b及び制御モジュール50dからの入力信号に基づいて、機器51bを監視制御する制御ロジックを表している。
図3に示すロジック図面LG1と、図4に示すロジック図面LG2とを比較して分かるように、ロジック図面LG2の演算素子70a〜70mは、ロジック図面LG1の演算素子60a〜60mにそれぞれ対応し、操作器70q、機器制御回路70u及び表示回路70vは、操作器60q、機器制御回路60u及び表示回路60vにそれぞれ対応している。一方、ロジック図面LG1、LG2の間には、大きな差異点と、小さな差異点とが存在している。
大きな差異点は、ロジック図面LG2の入力点70yに対応する演算素子がロジック図面LG1には存在しない点と、ロジック図面LG1の否定素子60wの位置とほぼ同じ位置にそれと機能が異なる演算素子70xが存在する点である。なお、演算素子70xは、入力が全て「0」の場合にのみ「0」を出力し、その他の場合には「1」を出力する素子、つまり、信号に論理和の演算を行う素子である。以下の説明においては、この演算素子70xを「論理和素子70x」と呼ぶこともある。
以上の差異点により、ロジック図面LG1(図3)では、入力点60aからの信号が、否定素子60wを経た後、論理積素子60fに出力されていたが、ロジック図面LG2(図4)では、入力点70a及び入力点70yからの信号が論理和素子70xに出力され、論理和素子70xにて入力点70a及び入力点70yからの信号との論理和をとって得られる信号が論理積素子70fに出力するものとなっている。
小さな差異点は、対応する否定素子60h、70hの配置がずれている点などであり、詳しくは後で説明する。
図5は、本実施の形態に係るロジック図面表示装置が、複数の指定ロジック図面を重ね合わせて表示する動作を示すフローチャートである。以下、ロジック図面閲覧者が、ロジック図面LG1とロジック図面LG2との表示を指示した場合に、ロジック図面表示装置がロジック図面LG1、LG2を重ね合わせて表示する動作について、図3〜図9を用いながら詳細に説明する。
ステップS101において、ロジック図面解析部3は、ロジック図面指定部1で指定されたロジック図面LG1及びロジック図面LG2(複数の指定ロジック図面)を、ロジック図面格納装置2から取得する。
ステップS102において、ロジック図面解析部3は、二つのロジック図面LG1、LG2の解析を行い、それらの入出力点(入力点及び出力点の演算素子)の対応付けを行う。
ここでは、入力点側の対応付けとして、ロジック図面解析部3は、操作器60q、70qと入力点60b〜60d、70b〜70dとの接続関係に基づいて、ロジック図面LG1の入力点60b(「51A02」)、入力点60c(「51A03」)及び入力点60d(「51A04」)と、ロジック図面LG2の入力点70b(「51B02」)入力点70c(「51B03」)及び入力点70d(「51B04」)とをそれぞれ対応付ける。更に、ロジック図面解析部3は、ロジック図面LG1、LG2での座標位置(配置位置)を考慮して、ロジック図面LG1の残りの入力点60a(「51A01」)と、ロジック図面LG2の残りの入力点70a(「51B01」)とを対応付ける。
また、出力点側の対応付けとして、ロジック図面解析部3は、機器制御回路60u、70u及び表示回路60v、70vと出力点60j〜60m、70j〜70mとの接続関係に基づいて、ロジック図面LG1の出力点60j(「51A10」)、出力点60k(「51A11」)、出力点60l(「51A12」)及び出力点60m(「51A13」)と、ロジック図面LG2の出力点70j(「51B10」)、出力点70k(「51B11」)、出力点70l(「51B12」)及び出力点70m(「51B13」)とをそれぞれ対応付ける。
次に、ステップS103において、制御ロジック比較部4は、対応付けられた入出力点の入力点60a〜60d、70a〜70dから、出力点60j〜60m、70j〜70mに向かって信号線を辿りながら演算素子を比較していく。
ステップS104において、制御ロジック比較部4は、ステップS103の演算素子の比較結果から、二つのロジック図面LG1、LG2の制御ロジックの比較情報を抽出(検出)する。
このステップS104において、制御ロジック比較部4は、信号線を辿りながらロジック図面LG1、LG2を比較し、機能が異なる演算素子を、制御ロジックの比較情報として抽出する。例えば、制御ロジック比較部4は、ロジック図面LG1、LG2の入力点60a、70aとからそれぞれ信号線を辿って比較することにより、ロジック図面LG1には否定素子60wが存在することと、ロジック図面LG2には当該否定素子60wと機能が異なる論理和素子70xが存在することとを、制御ロジックの比較情報として抽出する。
また、同ステップS104において、制御ロジック比較部4は、ステップS102、S103で対応付けた演算素子以外の演算素子を、制御ロジックの比較情報として抽出する。例えば、制御ロジック比較部4が、二つのロジック図面LG1、LG2に対してこの抽出を行うことにより、ロジック図面LG1(図3)には存在せず、ロジック図面LG2(図4)に存在する入力点70y(「51B00」)を、制御ロジックの比較情報として抽出する。
また、同ステップS104において、制御ロジック比較部4は、ステップS102で対応付けられた入出力点の演算素子同士の信号名称を、比較情報として抽出する。ここでは、制御ロジック比較部4が、ロジック図面LG1(図3)とロジック図面LG2(図4)とに対してこの抽出を行うことにより、ロジック図面LG1での信号名称「51A01」、「51A02」、「51A03」、「51A04」、「51A10」、「51A11」、「51A12」及び「51A13」と、ロジック図面LG2での信号名称「51B00」、「51B01」、「51B02」、「51B03」、「51B04」、「51B10」、「51B11」、「51B12」及び「51B13」とを、比較情報として抽出する。
次に、ステップS105において、演算素子配置比較部5は、ステップS104で抽出した制御ロジックの比較情報を基に、二つのロジック図面LG1、LG2の演算素子の配置(座標位置)の比較を行い、それにより得られる配置の差分を、配置の比較情報として抽出(検出)する。ここでは、演算素子配置比較部5は、ステップS104において比較された演算素子同士の配置を比較し、配置の比較情報を抽出する。
図6は、ロジック図面LG1(実線)の上にロジック図面LG2(点線)を何も変更せずに単純に重ね合わせた図である。なお、本実施の形態における重ね合わせは、空白部分を塗りつぶすことなく、ロジック図面LG1、LG2を重ね合わせることを意味するものとする。この例では、演算素子配置比較部5は、制御ロジックの比較情報の抽出において比較された入力点60a及び入力点70aの配置の差分、論理積素子60f及び論理積素子70fの配置の差分、否定素子60h及び否定素子70hの配置の差分を、配置の比較情報として抽出する。
ステップS106において、ロジック図面再配置部6は、ステップS104及びステップS105でそれぞれ抽出した制御ロジック及び配置の比較情報を基に、複数のロジック図面LG1、LG2が重ね合わされた場合に、上記のように比較された演算素子の外形同士が重なるように、制御ロジックを等価に維持したまま演算素子を再配置する。
図7(a)は、配置変更前のロジック図面LG1(図3に示したロジック図面LG1と同じ)を示す図であり、図7(b)は、配置変更後のロジック図面LG1を示す図である。なお、図7(b)において点線で示される枠は、配置変更前の演算素子の位置を示している。ここでは、ロジック図面LG2の演算素子の配置と相違がある、ロジック図面LG1の演算素子(入力点60a、論理積素子60f及び否定素子60h)を、ロジック図面LG2の演算素子(入力点70a、論理積素子70f及び否定素子70h)と同様な配置に移動させる。そして、移動させた入力点60aに合わせて、それに接続する信号線と、当該信号線に接続する否定素子60wを移動させる。
ステップS107において、ロジック図面重ね合わせ部7は、ステップS106で演算素子が再配置されたロジック図面LG1、LG2を重ね合わせる。ただし、比較情報として抽出された演算素子の信号名称は重ね合わないように上下二列に配置する。そして、表示部8は、ロジック図面重ね合わせ部7で重ね合わせたロジック図面LG1、LG2を、演算素子共通部または演算素子差分を識別可能に表示する。
図8及び図9は、表示部8における、ロジック図面LG1、LG2の重ね合わせ表示の一例を示す図である。本実施の形態では、表示部8に演算素子共通部または演算素子差分を識別可能に表示する所定の表示方式として、図8に示される「共通部表示」、図9(a)に示される「LG1の差分表示」、図9(b)に示される「LG2の差分表示」という三種類の所定の表示方式が用意されている。
ステップS108において、表示制御部10は、操作入力部9で受け付けた指定に従って、表示部8に表示する所定の表示方式を切り替える。このように、本実施の形態に係るロジック図面表示装置及びその方法においては、操作入力部9での操作入力に応じて、表示部8に表示する所定の表示方式を変更する制御が行われる。
ここでは、操作入力部9において「共通部表示」が指定されると図8に示す表示に切り替え、「LG1の差分表示」が指定されると図9(a)に示す表示に切り替え、「LG2の差分表示」が指定されると図9(b)に示す表示に切り替える。次に、各所定の表示方式について詳細に説明する。
図8に示す「共通部表示」では、ロジック図面LG1とロジック図面LG2との共通ロジックの演算素子(つまり演算素子共通部)の外形を実線で強調表示し、その一方で、ロジック図面LG1ロジック図面LG2との差分に相当する演算素子(いずれか一方の図面にしかない演算素子)の外形を点線で表示する。
図9(a)に示す「LG1の差分表示」では、ロジック図面LG2と共通ロジックとの差分に相当する演算素子の外形を実線で強調表示し、その一方で、ロジック図面LG2と共通ロジックとの共通部分に相当する演算素子の外形を点線で表示する。また、ロジック図面LG1における、入出力点名称、及び、演算素子の属性(機能)を示す属性情報(例えばANDなど)に下線を付して、それらを強調表示する。これにより、表示部8で表示している差分表示が、LG1の差分表示であることが明示される。
図9(b)に示す「LG2の差分表示」では、ロジック図面LG1と共通ロジックとの差分に相当する演算素子の外形を実線で強調表示し、その一方で、ロジック図面LG1と共通ロジックとの共通部分に相当する演算素子の外形を点線で表示する。また、ロジック図面LG2における、入出力点名称、及び、演算素子の属性(機能)を示す属性情報に下線を付して、それらを強調表示する。これにより、表示部8で表示している差分表示が、LG2の差分表示であることが明示される。
以上のような本実施の形態に係るロジック図面表示装置及びその方法によれば、制御ロジックを等価に維持したまま演算素子を再配置して重ね合わせた複数のロジック図面を、演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示し、その所定の表示方式を外部からの指示に従って切り替えることにより、複数の図面を効率的に比較照合することができる。したがって、比較照合する時間を低減できるととともに、人手による比較作業の誤りの発生を防ぐことができることから、監視制御処理の品質も向上させることができる。
なお、以上の説明では、制御ロジック比較部4は、入力点から出力点に向かって信号線を辿りながら比較情報を抽出したが、これに限ったものではなく、出力点から入力点に向かって信号線を辿りながら比較情報を抽出するものであってもよい。
また、入出力点の対応付けは、操作器などの接続関係に加え、座標位置も考慮して行った。しかし、座標位置だけでなく、信号の番号や信号の名称なども考慮することにより、より汎用的な入出力点の対応付けも可能である。また、ロジック図面内の情報に限らず、ロジック図面外の情報、例えば入出力点名称のリストなどを用いて対応付けするものであってもよい。
なお、以上の説明においては、図3、図4のようなごく簡単なロジック図面に係る再配置による重ね合わせ表示について説明を行ったが、このような単純なケースに限定されるものではない。例えば、モジュール50内での動作が大規模になると、一枚のロジック図面に挙動を記述することが困難になり、複数の図面によって表現されることが多い。このような場合には、各図面中においては、一の図面から他の図面への信号をシンボルで表すなどして接続関係を格納しておき、複数の図面にまたがってロジック図面間の比較を行えばよい。
また、以上では、二枚のロジック図面の重ね合わせ表示を例に説明したが、三枚以上のロジック図面である場合でも同様である。また、信号名称を二列に並べて表示したが、入出力点以外の演算素子について名称がある場合は、演算素子の名称も二列に並べて表示する。また、演算素子の名称に限らず、演算素子の表示すべき属性情報がある場合は、重ね合わないように並べて表示すればよい。
<実施の形態2>
図10は本発明の実施の形態2に係るロジック図面編集装置(ロジック図面処理装置)の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態に係るロジック図面編集装置において、実施の形態1で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ符号を付し、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
実施の形態1では、ロジック図面を表示部8に表示することについて説明したが、本実施の形態に係るロジック図面編集装置は、外部からの指示に応じて表示部8に表示されているロジック図面を編集することが可能となっている。
また、実施の形態1では、ロジック図面閲覧者自身が、表示対象とすべき複数のロジック図面をロジック図面指定部1において指定し、それらを重ね合わせて表示した。しかし、実際にはロジック図面の数は膨大であることから、多くの図面の中から比較照合したい図面を指定する作業自体の手間及び時間がかかることもある。
そこで、本実施の形態では、ロジック図面を編集することができるだけでなく、ロジック図面編集者自身が、例えば、編集したい一枚のロジック図面を指定することより、当該一枚のロジック図面に類似するロジック図面を自動で特定し、それらを重ね合わせて表示することが可能となっている。以下、このような本実施の形態に係るロジック図面編集装置について詳細に説明する。
図10に示されるように、本実施の形態に係るロジック図面編集装置は、実施の形態1に係るロジック図面表示装置の構成要素に、複数の機器に関する情報たる上流図書が格納された上流図書格納装置11と、上流図書解析部12と、類似機器検索部13と、ロジック図面編集部14と、ロジック図面保存部15とが追加されている。
ロジック図面指定部1は、ロジック図面編集者から、編集(表示)したいロジック図面を指定する操作を受け付け、当該操作に従ってロジック図面を指定する。ロジック図面指定部1は、指定したロジック図面を示す情報を、上流図書解析部12に出力する。
上流図書解析部12は、上流図書格納装置11に格納された上流図書の中から、ロジック図面指定部1で指定されたロジック図面の制御対象である機器(以下、「対象機器」と呼ぶこともある)に関する上流図書を取得し、取得した上流図書の解析を行う。上流図書は、監視制御システムの設計段階で作成される情報であり、本実施の形態では、後述する図11及び図12に示される情報を含んでいる。類似機器検索部13は、上流図書解析部12の解析結果に基づいて、対象機器と類似する類似機器を特定(検索)し、対象機器及び類似機器のロジック図面をロジック図面解析部3に出力する。
そして、本実施の形態において、ロジック図面編集装置は、類似機器のロジック図面を、実施の形態1で説明した指定ロジック図面として用いる。
更に、本実施の形態では、操作入力部9は、ロジック図面編集者から入力されたロジック図面の編集内容を受け付ける。ロジック図面編集部14は、操作入力部9に入力された編集内容を基に、表示部8に表示されている複数のロジック図面の少なくともいずれか一つを編集する。ロジック図面保存部15は、ロジック図面編集部14で編集されたロジック図面をロジック図面格納装置2に保存する。これにより、ロジック図面格納装置2には、ロジック図面編集部14で編集されたロジック図面が格納される。
図11は、上流図書として上流図書格納装置11に格納される系統図面DC1を示す図である。つまり、本実施の形態に係る上流図書は、監視制御システム54の監視制御対象となる機器51(図2)同士の間の相互接続関係を図示した系統図面DC1を含んでいる。
図11に示される例では、監視制御システム54は、それぞれが機器51に相当する、タンク30、3つの電動ポンプ31、32、33、3つの空気操作弁34、35、36、2つの電動弁37、38及び3つの逆止弁39、40、41と、これらを繋ぐ配管とから構成されている。具体的には、タンク30は、電動ポンプ32、33を介して電動弁37、38と繋がれているとともに、電動ポンプ31とも繋がれている。電動ポンプ31は、空気操作弁34、35、36を介して逆止弁39、40、41と繋がれている。各機器51には「T−001」や「P−001」などの各機器51に固有の機器名称が付記されている。
図12は、上流図書として上流図書格納装置11に格納される機器仕様リストDC2を示す図である。つまり、本実施の形態に係る上流図書は、上述の系統図面DC1だけでなく、系統図面DC1に記述された複数の機器51の機器仕様が記述された機器仕様リストDC2をさらに含んでいる。
図12に示す例では、複数の機器51の機器仕様として、「機器名称」と、機器51の種類を示す「機器種類」と、機器51における制御(操作)の種類を示す「制御種類」と、機器51の製造元などを示す「メーカー」と、機器51の「形式」とが、機器仕様リストDC2に記述されている。「制御種類」は、例えば、「入」ボタンと「切」ボタンとだけで電動ポンプを制御する場合や、これらに「ロック」ボタンを加えて電動ポンプを制御する場合などがあり、例えば「タイプA」や「タイプB」などと対応付けられている。なお、機器仕様リストDC2の「制御種類」において記述されている「−」は、制御されないことを意味している。
さて、一般に、監視制御システム54において制御処理が行われる機器の機器特性は類似することが多く、その監視制御処理も類似することが多い。そして、監視制御処理が類似する場合には、ロジック図面も類似する。
そこで、本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法においては、上流図書を解析して機器特性のマッチングを行い、複数の機器の中から対象機器と類似する類似機器を特定することにより、対象機器のロジック図面に類似したロジック図面の自動検索が可能となる。
したがって、所望のロジック図面に類似したロジック図面を検索する作業を省くことができることから、設計者などの作業負担を軽減することが可能となっている。次に、このような本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法の動作について説明する。
以下、図11に示される「V−51B」という機器51(電動弁38)のロジック図面がロジック図面指定部1により指定された際の、本実施の形態に係るロジック図面編集装置の動作について、図を用いながら詳細に説明する。
図13は、類似機器検索部13(図10)が、ロジック図面指定部1で指定されたロジック図面の対象機器に類似する類似機器を特定する動作を示すフローチャートである。まず、この図13などを用いて、類似機器検索部13が対象機器「V−51B」に類似する類似機器を特定する動作について説明する。
ステップS201において、上流図書解析部12は、ロジック図面指定部1において指定されたロジック図面の対象機器である「V−51B」に関連する上流図書を、上流図書格納装置11から取得する。具体的には、上流図書解析部12は、この上流図書として、図11に示した系統図面DC1と、図12に示した機器仕様リストDC2とを取得する。
ステップS202において、上流図書解析部12が機器仕様リストDC2(機器種類及び制御種類)を解析することにより、対象機器「V−51B」の(機器種類及び制御種類)を取得する。図12に示される例では、対象機器「V−51B」の機器種類及び制御種類として、「電動弁A」及び「タイプC」がそれぞれ取得されることになる。
ステップS203において、上流図書解析部12が系統図面DC1を解析して、対象機器「V−51B」と比較される機器51(以下「比較機器」と呼ぶ)があるかを検索する。図13のフローチャートから分かるように、本ステップS203は、後述するステップS207及びS209の後に行われる場合があり、この場合には本ステップS203が複数回行われることになる。ここで、ステップS203での検索対象となる比較機器は、ステップS203が行われるごとに変更されていく。本実施の形態では、ステップS203の検索対象となる比較機器は、「T−001」、「P−001」、「P−002」、「P−003」、「V−001」、「V−002」、「V−003」、「V−51A」、「V−006」、「V−007」、「V−008」の順に一つずつ変更されていく。
ステップS204において、上流図書解析部12は、ステップS203での比較機器の検索ができたかを判定する。検索できた場合にはステップS205に進み、検索できなかった場合(本実施の形態では、すでに「T−001」から「V−008」まで一通り検索していたとき)には動作を終了する。
ステップS205においては、ステップS202と同様に、上流図書解析部12が機器仕様リストDC2(機器種類及び制御種類)を解析することにより、比較機器の機器特性(機器種類及び制御種類)を取得する。例えば、本実施の形態において最初に本ステップS205が行われた場合には、「T−001」の機器種類及び制御種類(つまり、「タンク」及び「−」)を取得する。
ステップS206において、類似機器検索部13は、比較機器の機器種類及び制御種類と、対象機器「V−51B」の機器種類及び制御種類とを比較して、これらが一致するかを判定するマッチングを行う。ステップS207において、類似機器検索部13は、当該マッチングにおいて一致すると判定した場合にはステップS208に進み、一致しないと判定した場合にはステップS203に戻る。
例えば、本実施の形態において最初にステップS206及びS207が行われた場合には、類似機器検索部13は、比較機器「T−001」の機器種類及び制御種類と、対象機器「V−51B」の機器種類及び制御種類とのマッチングを行う。比較機器「T−001」の機器種類及び制御種類は「タンク」及び「−」であり、対象機器「V−51B」の機器種類及び制御種類は「電動弁A」及び「タイプC」であることから、これらは互いに一致しないと判定され、その結果、ステップS203に戻ることになる。その後、以上のステップS203〜S207が複数回行われ、機器「V−51A」(機器種類「電動弁」及び制御種類「タイプC」)が比較機器となった場合に、ステップS208に進むことになる。
ステップS208において、ステップS207でマッチングされていると判定された比較機器と、対象機器とのそれぞれについて、上流図書解析部12が系統図面DC1のトポロジーを解析し、それら機器の機器特性(接続関係)を取得する。
ステップS209において、類似機器検索部13は、比較機器の接続関係と、対象機器「V−51B」の接続関係とが類似するかを判定する。そして、同ステップS209において比較機器と対象機器とが類似接続関係にあると判定された場合には、当該比較機器を類似機器とするとともに図13に示される動作を終了し、そうでない場合にはステップS203に戻る。これにより、ステップS209において類似接続関係にあると判定されるまで、以上の動作が繰り返されることになる。
具体例を挙げて説明すると、比較機器が「V−51A」である場合には、対象機器「V−51B」と同様なトポロジーとなるため、類似機器検索部13はこれらが類似接続関係にあると判定する。したがって、図13に示される動作により、類似機器検索部13において、機器「V−51A」が対象機器「V−51B」の類似機器として特定されることになる。
以上の動作のように、対象機器「V−51B」の類似機器として「V−51A」が検出された場合には、対象機器「V−51B」のロジック図面と類似機器「V−51A」のロジック図面とが、ロジック図面解析部3に出力されることとなる。
図14は、ロジック図面格納装置2に格納されている類似機器「V−51A」のロジック図面LG3の一例を示す図、図15は、ロジック図面格納装置2に格納されている対象機器「V−51B」のロジック図面LG4の一例を示す図である。
対象機器及び類似機器のロジック図面がロジック図面解析部3に出力された場合には、これらロジック図面が、実施の形態1で説明した指定ロジック図面と同様に用いられる。したがって、対象機器及び類似機器のロジック図面が、ロジック図面解析部3に出力されてから、表示部8において重ね合わせて表示されるまでの動作は、実施の形態1と同様であるため、詳細な動作の説明は省略する。
ただし、類似機器「V−51A」及び対象機器「V−51B」のロジック図面が、ロジック図面LG3、LG4である場合の制御ロジック比較部4の動作についてだけ簡単に説明しておく。この場合には、ロジック図面LG3だけに論理積素子80o、入力点80p、及び、論理積素子80qが存在し、ロジック図面LG4だけに否定素子90p、及び、論理和素子90oが存在する。したがって、制御ロジック比較部4は、この差分を制御ロジックの比較情報として抽出することになる。
さて、本実施の形態では、実施の形態1と同様の動作により表示部8においてロジック図面LG3、LG4が表示されると、当該ロジック図面LG3、LG4の少なくともいずれか一方を編集することが可能となる。
図16は、本実施の形態に係るロジック図面編集装置が、ロジック図面LG3、LG4を編集する動作を示すフローチャートである。以下、ロジック図面編集装置がロジック図面LG3、LG4を編集する動作について、図16〜図19を用いながら詳細に説明する。
ステップS301において、表示制御部10は、操作入力部9で受け付けた指定に従って、表示部8に表示する所定の表示方式を切り替える。つまり、本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法においても、実施の形態1と同様に、操作入力部9での操作入力に応じて、表示部8に表示する所定の表示方式を変更する制御が行われる。また、本実施の形態においても、図17に示される「共通部表示」、図18(a)に示される「V−51Aの差分表示」、図18(b)に示される「V−51Bの差分表示」という三種類の所定の表示方式が用意されている。
図17に示す「共通部表示」では、ロジック図面LG3とロジック図面LG4の共通ロジックの演算素子(つまり演算素子共通部)の外形を実線で強調表示し、その一方で、ロジック図面LG3ロジック図面LG4との差分に相当する演算素子(いずれか一方の図面にしかない演算素子)の外形を点線で表示する。
図18(a)に示す「V−51Aの差分表示」では、機器「V−51B」のロジック図面LG4と共通ロジックとの差分に相当する演算素子の外形を実線で強調表示し、その一方で、ロジック図面LG4と共通ロジックとの共通部分に相当する演算素子の外形を点線で表示する。また、ロジック図面LG3における、入出力点名称等に下線を付して、入出力点名称等を強調表示する。これにより、表示部8で表示している差分表示が、LG3の差分表示であることが明示される。
図18(b)に示す「V−51Bの差分表示」では、機器「V−51A」のロジック図面LG3と共通ロジックとの差分に相当する演算素子の外形を実線で強調表示し、その一方で、ロジック図面LG3と共通ロジックとの共通部分に相当する演算素子の外形を点線で表示する。また、ロジック図面LG4における、入出力点名称等に下線を付して、入出力点名称等を強調表示する。これにより、表示部8で表示している差分表示が、LG4の差分表示であることが明示される。
さて、上述のステップS301において、「共通部表示」が指定されると、図17のような表示を行うように表示部8は制御される。
ステップS302において、ロジック図面編集部14は、ステップS301で指示された所定の表示方式に応じて、編集するロジック図面LG3、LG4を決定する。ここでは、「共通部表示」が指示されていた場合には、機器「V−51A」のロジック図面LG3、及び、機器「V−51B」のロジック図面LG4の両方を、編集すべきロジック図面として決定する。「V−51Aの差分表示」が指示されていた場合には、「V−51A」のロジック図面LG3のみを、編集すべきロジック図面として決定する。「V−51Bの差分表示」が指示されていた場合には、「V−51B」のロジック図面LG4のみを、編集すべきロジック図面として決定する。
ステップS303において、ステップS302で決定したロジック図面(表示部8に表示されているロジック図面)に対する編集する内容を、操作入力部9においてロジック図面編集者から受け付ける。
そして、ステップS304において、受け付けた編集内容を基に、ステップSS302で決定したロジック図面を編集する。例えば、「共通部表示」状態において、新しい出力点100aを一個追加するように指示した場合の図を図19に示す。この場合には、機器「V−51A」のロジック図面LG3、及び、機器「V−51B」のロジック図面LG4の両方において、出力点100aを追加する編集が行われる。なお、ここでは、出力点100aを追加するとともに、これと既存の接続線とを繋ぐ接続線も追加される。
ステップS305において、ロジック図面保存部15は、ロジック図面編集部14により編集されたロジック図面をロジック図面格納装置2に保存する。
以上のような本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法によれば、制御ロジックを等価に維持したまま演算素子を再配置した複数のロジック図面を重ね合わせた状態で図面を編集することから、図面を効率的に比較編集することができる。したがって、比較編集する時間を低減できるとともに、人手による誤りの発生を防ぐことにより監視制御処理の品質も向上する。
また、本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法によれば、外部から指示された所定の表示方式に応じて編集する指定ロジック図面を決定する。したがって、一括編集、及び、個別編集を適宜行うことが可能となることから、図面をより効率的に比較編集することができる。
また、本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法によれば、対象機器と同じ機器特性を有する類似機器を特定し、対象機器及び類似機器のロジック図面を重ね合わせて表示する。したがって、多くの図面の中から比較照合(比較編集)したいロジック図面を検索及び指定する作業の手間及び時間を低減することができる。
また、本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法によれば、上流図書解析部12が、監視制御システム54の機器51同士の間の相互接続関係を図示した系統図面DC1を解析し、その解析結果に基づいて対象機器の機器特性を取得する。したがって、精度の高い類似機器の特定が可能となり、より適切な類似のロジック図面の検索が可能となる。
また、本実施の形態に係るロジック図面編集装置及びその方法によれば、上流図書解析部12が、機器種類及び制御種類を解析し、その解析結果に基づいて対象機器の特性を取得する。したがって、精度の高い類似機器の特定が可能となり、類似のロジック図面の検索が可能となる。
なお、以上の説明においては、本実施の形態に係るロジック図面編集装置が機器「V−51B」のロジック図面を編集する動作について説明したが、それ以外の機器51についても機器「V−51B」と同様に動作することにより、当該機器51のロジック図面についても編集することができる。
また、本実施の形態においては、機器特性は、機器仕様リストDC2(機器種類及び制御種類)及び系統図面DC1であるものとして説明した。しかし、機器特性は、機器種類及び制御種類のみであってもよく、あるいは、機器特性は、系統図面DC1のみであってもよい。この場合、本実施の形態に説明した場合よりも類似機器の類似精度は低くなるが、類似のロジック図面を検索する可能性を高めることができる。
また、機器特性は、機器種類、制御種類及び系統図面DC1の3種類に限ったものではない。また、機器特性が系統図面DC1や機器仕様リストDC2以外の図書から取得される必要がある場合には、該当する図書に対して上流図書解析部12を用いて解析すれば、上述と同様に機器特性を取得することができる。
また、本実施の形態では類似機器のロジック図面を自動で検索及び指定したが、実施の形態1と同様に、自動で検索及び指定せずに、外部から指定した複数のロジック図面を編集するものであってもよい。また、更に、既に作成済みの二個の図面を表示した後に編集作業を行ったが、一個の作成済みのロジック図面と、作成済みのロジック図面を複製した図面を、上記と同様に重ね合わせながら編集して、新規に類似のロジック図面を作成することに用いることも可能である。
本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ロジック図面指定部、2 ロジック図面格納装置、3 ロジック図面解析部、4 制御ロジック比較部、5 演算素子配置比較部、6 ロジック図面再配置部、7 ロジック図面重ね合わせ部、8 表示部、10 表示制御部、12 上流図書解析部、13 類似機器検索部、14 ロジック図面編集部、51,51a,51b 機器、54 監視制御システム。

Claims (8)

  1. 監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理装置であって、
    表示対象とすべき前記ロジック図面を指定するロジック図面指定部と、
    前記ロジック図面指定部で表示対象として指定された複数の前記ロジック図面たる複数の指定ロジック図面を解析するロジック図面解析部と、
    前記ロジック図面解析部の解析結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較し、当該制御ロジック同士において異なる部分を、制御ロジックの比較情報として抽出する制御ロジック比較部と、
    前記制御ロジック比較部で抽出された前記制御ロジックの比較情報に基づいて、前記複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較し、当該配置同士において異なる部分を、配置の比較情報として抽出する演算素子配置比較部と、
    前記制御ロジック比較部で抽出された前記制御ロジックの比較情報と、前記演算素子配置比較部で抽出された前記配置の比較情報とに基づいて、前記複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された前記演算素子の外形同士が重なるように、前記制御ロジックを等価に維持したまま前記演算素子を再配置するロジック図面再配置部と、
    前記ロジック図面再配置部で前記演算素子が再配置された前記複数の指定ロジック図面を重ね合わせるロジック図面重ね合わせ部と、
    前記ロジック図面重ね合わせ部で重ね合わせた前記複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示する表示部と、
    前記表示部に表示する所定の表示方式を、外部からの指示に従って切り替える表示制御部と
    を備える、ロジック図面処理装置。
  2. 監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理装置であって、
    表示対象とすべき前記ロジック図面を指定するロジック図面指定部と、
    前記ロジック図面指定部で表示対象として指定された複数の前記ロジック図面たる複数の指定ロジック図面を解析するロジック図面解析部と、
    前記ロジック図面解析部の解析結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較する制御ロジック比較部と、
    前記制御ロジック比較部の比較結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較する演算素子配置比較部と、
    前記制御ロジック比較部の比較結果と、前記演算素子配置比較部の比較結果とに基づいて、前記複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された前記演算素子同士が重なるように、前記制御ロジックを等価に維持したまま前記演算素子を再配置するロジック図面再配置部と、
    前記ロジック図面再配置部で前記演算素子が再配置された前記複数の指定ロジック図面を重ね合わせるロジック図面重ね合わせ部と、
    前記ロジック図面重ね合わせ部で重ね合わせた前記複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示する表示部と、
    前記表示部に表示する所定の表示方式を、外部からの指示に従って切り替える表示制御部と、
    前記表示部に表示されている前記複数の指定ロジック図面の少なくともいずれか一つを、外部からの指示に応じて編集するロジック図面編集部と、
    前記ロジック図面編集部で編集された前記指定ロジック図面を格納するロジック図面格納装置と
    を備え、
    前記ロジック図面編集部は、
    前記外部から指示された前記所定の表示方式に応じて、編集する前記指定ロジック図面を決定する、ロジック図面処理装置。
  3. 監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理装置であって、
    表示対象とすべき前記ロジック図面を指定するロジック図面指定部と、
    前記ロジック図面指定部で表示対象として指定された複数の前記ロジック図面たる複数の指定ロジック図面を解析するロジック図面解析部と、
    前記ロジック図面解析部の解析結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較する制御ロジック比較部と、
    前記制御ロジック比較部の比較結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較する演算素子配置比較部と、
    前記制御ロジック比較部の比較結果と、前記演算素子配置比較部の比較結果とに基づいて、前記複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された前記演算素子同士が重なるように、前記制御ロジックを等価に維持したまま前記演算素子を再配置するロジック図面再配置部と、
    前記ロジック図面再配置部で前記演算素子が再配置された前記複数の指定ロジック図面を重ね合わせるロジック図面重ね合わせ部と、
    前記ロジック図面重ね合わせ部で重ね合わせた前記複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示する表示部と、
    前記表示部に表示する所定の表示方式を、外部からの指示に従って切り替える表示制御部と、
    前記機器に関する情報たる上流図書の中から、前記ロジック図面指定部で指定された前記ロジック図面の制御対象である対象機器の上流図書を取得し、当該上流図書を解析する上流図書解析部と、
    前記上流図書解析部の解析結果に基づいて、前記対象機器と類似する類似機器を特定する類似機器検索部と
    を備え、
    前記類似機器の前記ロジック図面を、前記指定ロジック図面として用いる、ロジック図面処理装置。
  4. 求項3に記載のロジック図面処理装置であって、
    前記上流図書は、
    前記機器同士の間の相互接続関係を図示した系統図面を含み、
    前記上流図書解析部は前記系統図面を解析する、ロジック図面処理装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のロジック図面処理装置であって、
    前記上流図書は、
    前記機器の種類を示す機器種類と、前記機器を制御する方法を示す制御種類とを含み、
    前記上流図書解析部は前記機器種類及び前記制御種類を解析する、ロジック図面処理装置。
  6. 監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理方法であって、
    (a)表示対象とすべき前記ロジック図面を指定する工程と、
    (b)前記工程(a)で表示対象として指定された複数の前記ロジック図面たる複数の指定ロジック図面を解析する工程と、
    (c)前記工程(b)の解析結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較し、当該制御ロジック同士において異なる部分を、制御ロジックの比較情報として抽出する工程と、
    (d)前記工程(c)で抽出された前記制御ロジックの比較情報に基づいて、前記複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較し、当該配置同士において異なる部分を、配置の比較情報として抽出する工程と、
    (e)前記工程(c)で抽出された前記制御ロジックの比較情報と、前記工程(d)で抽出された前記配置の比較情報とに基づいて、前記複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された前記演算素子の外形同士が重なるように、前記制御ロジックを等価に維持したまま前記演算素子を再配置する工程と、
    (f)前記工程(e)で前記演算素子が再配置された前記複数の指定ロジック図面を重ね合わせる工程と、
    (g)前記工程(f)で重ね合わせた前記複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示する工程と、
    (h)前記工程(g)において表示する所定の表示方式を、外部からの指示に従って切り替える工程と
    を備える、ロジック図面処理方法
  7. 監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理方法であって、
    (a)表示対象とすべき前記ロジック図面を指定する工程と、
    (b)前記工程(a)で表示対象として指定された複数の前記ロジック図面たる複数の指定ロジック図面を解析する工程と、
    (c)前記工程(b)の解析結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較する工程と、
    (d)前記工程(c)の比較結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較する工程と、
    (e)前記工程(c)の比較結果と、前記工程(d)の比較結果とに基づいて、前記複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された前記演算素子同士が重なるように、前記制御ロジックを等価に維持したまま前記演算素子を再配置する工程と、
    )前記工程()で前記演算素子が再配置された前記複数の指定ロジック図面を重ね合わせる工程と、
    )前記工程()で重ね合わせた前記複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示する工程と
    (h)前記工程()において表示する所定の表示方式を、外部からの指示に従って切り替える工程と、
    (i)前記工程(g)において表示されている前記複数の指定ロジック図面の少なくともいずれか一つを、外部からの指示に応じて編集する工程と、
    (j)前記工程(i)で編集された前記指定ロジック図面を格納する工程と
    を備え、
    前記工程(i)において、前記外部から指示された前記所定の表示方式に応じて、編集する前記指定ロジック図面を決定する、ロジック図面処理方法。
  8. 監視制御システムが機器に対して行う監視制御の内容を表すロジック図面を処理するロジック図面処理方法であって、
    (a)表示対象とすべき前記ロジック図面を指定する工程と、
    (b)前記工程(a)で表示対象として指定された複数の前記ロジック図面たる複数の指定ロジック図面を解析する工程と、
    (c)前記工程(b)の解析結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面の制御ロジック同士を比較する工程と、
    (d)前記工程(c)の比較結果に基づいて、前記複数の指定ロジック図面上に配置されている演算素子の配置同士を比較する工程と、
    (e)前記工程(c)の比較結果と、前記工程(d)の比較結果とに基づいて、前記複数の指定ロジック図面が重ね合わされた場合に比較された前記演算素子同士が重なるように、前記制御ロジックを等価に維持したまま前記演算素子を再配置する工程と、
    (f)前記工程(e)で前記演算素子が再配置された前記複数の指定ロジック図面を重ね合わせる工程と、
    (g)前記工程(f)で重ね合わせた前記複数の指定ロジック図面を、それらの演算素子の共通部または差分を識別可能な所定の表示方式で表示する工程と、
    (h)前記工程(g)において表示する所定の表示方式を、外部からの指示に従って切り替える工程と、
    (i)前記機器に関する情報たる上流図書の中から、前記ロジック図面指定部で指定された前記ロジック図面の制御対象である対象機器の上流図書を取得し、当該上流図書を解析する工程と、
    (j)前記工程(i)の解析結果に基づいて、前記対象機器と類似する類似機器を特定する工程と
    を備え、
    前記前記類似機器の前記ロジック図面を、前記指定ロジック図面として用いる、ロジック図面処理方法。
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