JP2010244150A - 図面管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】図面の変更に際して影響範囲を特定し、また影響範囲に対して試験テーブルを作成することを支援する図面管理装置を提供する。
【解決手段】本願に係る図面管理装置31では、ロジック比較手段7は、ロジック抽出手段3が抽出したロジックとロジックデータベース6に登録済みのロジックとを比較して、変更箇所を得る。ロジック選別手段8は、変更箇所から有向グラフの枝をたどることにより、変更箇所に影響されるロジックを選別する。強調表示手段9,10,105は、前記で選別したロジックを、視覚的に強調して図面を目視可能に表示する。また、試験テーブル作成手段11は、変更箇所と前記選別したロジックとに対する、試験テーブルデータを作成する。
【選択図】図13
【解決手段】本願に係る図面管理装置31では、ロジック比較手段7は、ロジック抽出手段3が抽出したロジックとロジックデータベース6に登録済みのロジックとを比較して、変更箇所を得る。ロジック選別手段8は、変更箇所から有向グラフの枝をたどることにより、変更箇所に影響されるロジックを選別する。強調表示手段9,10,105は、前記で選別したロジックを、視覚的に強調して図面を目視可能に表示する。また、試験テーブル作成手段11は、変更箇所と前記選別したロジックとに対する、試験テーブルデータを作成する。
【選択図】図13
Description
この発明は、CAD等により作成された図面を管理する装置に関するものである。
計装システムは、CADを用いて、ラダー図などの図的言語により設計されることが多い。大規模なシステムになるとその図面は数千枚にもなり、図面の管理が煩雑で、設計者の負担が大きいことが問題であった。
そこで、特許文献1に係る設計支援システムでは、設計対象のロジックを有向グラフの形で記憶し、図面を自動的かつ統合的に管理することができる。
大規模な計装システムになると、複数の部署により設計が行われる。このような場合には、計算機ネットワークが部署間で接続されていないなどの理由で、統合的な図面管理装置で図面を管理することが困難となる。したがって、設計者の手作業により、CADにより作成した図面を管理していることが現状である。
ところで、大規模な計装システムになるとその制御ロジックは複雑なため、ある図面のあるロジックの変更が別の図面の別のロジックに影響を及ぼす。したがって、設計者は、その影響範囲を特定し、問題がないかどうか確認する必要がある。さらには、その影響範囲に対して試験テーブルを作成し、ロジックの動作試験を行うことが必要な場合も多々ある。
しかしながら、上記のように設計者の手作業により図面は管理されており、当該図面は数千枚にもなり、設計過程において度々図面は変更される。したがって、従来の図面管理装置にあっては、影響範囲の特定を支援したり、試験テーブルの作成を支援したりすることができないという問題点があった。
そこで、本発明は、図面の変更に際して影響範囲を特定し、また影響範囲に対して試験テーブルを作成することを支援する図面管理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の図面管理装置は、複数の図面に分割された各図面の図面データから、前記各図面ごとに、有向グラフの形でロジックを抽出するロジック抽出手段と、前記ロジック抽出手段により抽出された前記各図面の前記ロジックを連結するロジック連結手段と、前記ロジック連結手段により連結された前記ロジックを、ロジックデータベースに登録するロジック登録手段と、前記ロジック抽出手段が抽出した前記ロジックと前記ロジックデータベースに登録済みの前記ロジックとを比較して、変更箇所を得るロジック比較手段と、前記ロジック比較手段が得た前記変更箇所から、前記有向グラフの枝をたどることにより、前記変更箇所に影響される前記ロジックを選別するロジック選別手段と、前記ロジック選別手段が選別した前記ロジックを、視覚的に強調して前記図面を目視可能に表示する強調表示手段とを、備えることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2に記載の図面管理装置は、複数の図面に分割された各図面の図面データから、前記各図面ごとに、有向グラフの形でロジックを抽出するロジック抽出手段と、前記ロジック抽出手段により抽出された前記各図面の前記ロジックを連結するロジック連結手段と、前記ロジック連結手段により連結された前記ロジックを、ロジックデータベースに登録するロジック登録手段と、前記ロジック抽出手段が抽出した前記ロジックと前記ロジックデータベースに登録済みの前記ロジックとを比較して、変更箇所を得るロジック比較手段と、前記ロジック比較手段が得た前記変更箇所から、前記有向グラフの枝をたどることにより、前記変更箇所に影響される前記ロジックを選別するロジック選別手段と、前記変更箇所と前記ロジック選別手段が選別した前記ロジックとに対する、試験テーブルデータを作成する試験テーブル作成手段とを、備えることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の図面管理装置では、ロジック比較手段は、ロジック抽出手段が抽出したロジックとロジックデータベースに登録済みのロジックとを比較して、変更箇所を得る。さらに、ロジック選別手段は、ロジック比較手段が得た変更箇所から、有向グラフの枝をたどることにより、変更箇所に影響されるロジックを選別する。さらに、強調表示手段は、ロジック選別手段が選別したロジックを、視覚的に強調して図面を目視可能に表示する。
したがって、図面のロジックが変更されたときには、当該変更の影響範囲の特定を支援することができる。
また、請求項2に記載の図面管理装置では、ロジック比較手段は、ロジック抽出手段が抽出したロジックとロジックデータベースに登録済みのロジックとを比較して、変更箇所を得る。さらに、ロジック選別手段は、ロジック比較手段が得た変更箇所から、有向グラフの枝をたどることにより、変更箇所に影響されるロジックを選別する。さらに、試験テーブル作成手段は、変更箇所とロジック選別手段が選別したロジックとに対する、試験テーブルデータを作成する。
したがって、図面のロジックが変更されたときには、当該変更の影響範囲に対する試験テーブルデータの作成を支援することができる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本願発明に係る図面管理装置が実装される計算機100の構成図である。
図1は、本願発明に係る図面管理装置が実装される計算機100の構成図である。
計算機100は、CPU101、メモリ102、キーボード103、マウス104およびモニタ105により構成されており、各ブロック101〜105はバス106を介して接続されている。
図2は、本発明の実施の形態1による図面管理装置1の構成図である。
図面管理装置1(より具体的には、ロジック抽出手段3)には、図面データ2が入力される。当該図面データ2は、複数の図面に分割された各図面のデータからなり、図的言語(CADを用いたラダー図など)により設計されている。
また、図面管理装置1は、図1のメモリ102上に実装される。当該図面管理装置1は、ロジック抽出手段3、ロジック連結手段4、ロジック登録手段5、ロジックデータベース6、ロジック比較手段7、ロジック選別手段8、図面強調手段9、図面表示手段10およびモニタ105を備えている。
ロジック抽出手段3は、複数の図面に分割された各図面の図面データ2から、各図面ごとに、有向グラフの形でロジックを抽出する。ロジック連結手段4は、ロジック抽出手段3により抽出された各図面のロジックを連結する。ロジック登録手段5は、ロジック連結手段4により連結されたロジックを、ロジックデータベース6に登録する。
ロジック比較手段7は、ロジック抽出手段3が抽出したロジックと、ロジックデータベース6に登録済みのロジックとを比較する。そして、ロジック比較手段7は、当該比較処理により、ロジックの変更箇所を得る。ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7が得た前記変更箇所から、有向グラフの枝をたどることにより、前記変更箇所に影響されるロジックを選別する。
図面強調手段9、図面表示手段10およびモニタ105により、強調表示手段を構成している。図面強調手段9は、ロジック選別手段8が選別したロジックを図面上で強調する。図面表示手段10は、図面強調手段9が強調した図面を、視覚的に強調させて目視可能に、モニタ105に表示させる。
以下、各ブロック3〜10の動作を、図面を用いて具体的に説明する。
図3は、ロジック抽出手段3の動作を模式的に示した図である。
図3の左側に図示する図面Aは、下記のロジックを所定の図的言語により表すものである。前記ロジックとは、3つのIN1,IN2,IN3に入力としてそれぞれ真または偽の値が入り、否定のNOT1、論理積のAND1、論理和のOR1の演算を経て、OUT1から出力として真または偽の値が出るものである。
ロジック抽出手段3は、図面Aのロジックから、IN1〜IN3、NOT1、AND1、OR1、OUT1の各シンボルを抽出するとともに、シンボル間の接続関係も抽出する。さらに、ロジック抽出手段3は、抽出した各シンボルを節点とし、シンボル間の接続関係を枝とする有向グラフを構成する。さらに、ロジック抽出手段3は、図面Aのロジックから、抽出元の図面データ2の識別子(図面A)と図面内におけるシンボルの識別子(IN1〜IN3、NOT1、AND1、OR1、OUT1)を抽出し、各節点に属性として与える。図3の右側の図が、ロジック抽出手段3が上記図面Aのロジックから作成した有向グラフの構成を示す図である。
図4は、ロジック連結手段4の動作を模式的に示した図である。
大規模な計装システムの複雑なロジックは、1つの図面では表しきれないため、図面Aと図面Bのように複数に分割して表される。図面A中の図面Bというシンボルおよび図面B中の図面Aというシンボルは、当該図面Bというシンボルに入力される値は、図面Aというシンボルから伝達されることを表す。
なお、当該図面Bというシンボルおよび伝達の識別子および抽出元の図面データ2の識別子(図面A)は、ロジック抽出手段3により図面Aのロジックから抽出される。そして、当該ロジック抽出手段3により、作成された有向グラフにおける図面Bのシンボルに、抽出した識別子に対応する属性が与えられる。同様に、当該図面Aというシンボルおよび伝達の識別子および抽出元の図面データ2の識別子(図面B)は、ロジック抽出手段3により図面Bのロジックから抽出される。そして、当該ロジック抽出手段3により、作成された有向グラフにおける図面Aのシンボルに、抽出した識別子に対応する属性が与えられる。
ロジック連結手段4は、ロジック抽出手段3が図面Aと図面Bから抽出したそれぞれの有向グラフにおいて、図面Aというシンボルおよび図面Bというシンボルおよび属性から、伝達の関係を認識する。そして、図4に示すように、ロジック連結手段4は、図面Aから抽出した有向グラフと、図面Bから抽出した有向グラフとを、1つの有向グラフに連結する。
ロジック登録手段5は、ロジック抽出手段3で抽出され、ロジック連結手段4で連結された有向グラフを、ロジックデータベース6に登録する。
図5は、ロジック比較手段7の動作を模式的に示した図である。
たとえば図5に示すように、図面データ2である図面Aにおいて、IN1のシンボルがIN4に変更されたとする。このように、図面データ2が変更されると、ロジック比較手段7は、変更後の図面データ2に基づいて抽出・作成された有向グラフを、ロジック抽出手段3から得る。さらに、ロジック比較手段7は、変更後の有向グラフの節点が属性として持つ抽出元の図面データ2の識別子を節点の属性として持つ部分グラフ、すなわち変更前の有向グラフをロジックデータベース6から得る。そして、ロジック比較手段7は、変更前の有向グラフの構成と変更後の有向グラフの構成とを比較する。当該比較により、ロジック比較手段7は、有向グラフにおける変更箇所を得る。
図5の例では、変更後の有向グラフの節点は、抽出元として図面Aの属性を有する。したがって、ロジック比較手段7は、図面Aを節点の属性として持つ変更前の有向グラフを、ロジックデータベース6から取得する。また図5の例では、ロジック比較手段7は、IN4を変更箇所として取得する。
図6は、ロジック選別手段8の動作を模式的に示した図である。
ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7から有向グラフの変更箇所を取得する。図5の例では、ロジック選別手段8は、変更箇所としてIN4を得る。また、ロジック選別手段8は、ロジックデータベース6から、登録されているロジック全体の有向グラフ(有向グラフが連結されていれば、当該連結状態全体の有向グラフ)を得る。そして、ロジック選別手段8は、ロジック全体の有向グラフにおいて、変更箇所から枝を順方向にたどることにより、変更の影響範囲を得る。図6では、ロジック全体の有向グラフにおいて、変更箇所としてIN4が取得されている。当該図6では、IN4からAND1、AND1からOR1、OR1からOUT1と順にたどることにより、ロジック選別手段8は、太線で示した部分グラフを変更の影響範囲として得る。ここで、当該部分グラフには、変更箇所となるIN4は含まれていない。
図7は、図面強調手段9の動作を模式的に示した図である。
図面強調手段9は、ロジック選別手段8から変更の影響範囲として上記部分グラフを得る。図面強調手段9は、図面データ2において、変更の影響範囲の部分グラフに対応するシンボルを、雲囲いして強調する。もちろん雲囲い以外に線の太さや色などにより、当該対応するシンボルを視覚的に強調するのでもかまわない。なお、図面強調手段9により強調された図面は、図面表示手段10によって、モニタ105上において目視可能に表示される。
以上のように、本実施の形態に係る図面管理装置1では、ロジック比較手段7は、ロジック抽出手段3が抽出したロジックとロジックデータベース6に登録済みのロジックとを比較して、変更箇所を得る。さらに、ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7が得た変更箇所から、有向グラフの枝をたどることにより、変更箇所に影響されるロジックを選別する。さらに、強調表示手段9,10,105は、ロジック選別手段8が選別したロジックを、視覚的に強調して図面を目視可能に表示する。
したがって、図面のロジックが変更されたときには、当該変更の影響範囲の特定を支援することができる。
<実施の形態2>
図8は、本発明の実施の形態2による図面管理装置21の構成図である。
図8は、本発明の実施の形態2による図面管理装置21の構成図である。
図面管理装置21においても、図1のメモリ102上に実装される。当該図面管理装置21は、ロジック抽出手段3、ロジック連結手段4、ロジック登録手段5、ロジックデータベース6、ロジック比較手段7、ロジック選別手段8および試験テーブル生成手段11を備えている。
試験テーブル生成手段11は、ロジック選別手段8が選別したロジックに対する、試験テーブルデータ12を作成する。なお、各手段3〜7の動作は、実施の形態1と同様である。ロジック選別手段8において、ロジック比較手段7が得た変更箇所から有向グラフの枝をたどることにより変更箇所に影響されるロジックを選別するという概略動作は、実施の形態1と本実施の形態2とは共通するが、具体的な枝のたどり方は、両実施の形態で異なる。
本実施の形態に係るロジック選別手段8および試験テーブル生成手段11の具体的な動作は、以下の通りである。
図9は、本実施の形態に係るロジック選別手段8の動作を模式的に示した図である。
実施の形態1と同様に、ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7から有向グラフの変更箇所(図9では、変更箇所としてIN4)を取得する。また、実施の形態1と同様に、ロジック選別手段8は、登録されているロジック全体の有向グラフを、ロジックデータベース6から取得する。本実施の形態では、ロジック選別手段8は、ロジック全体の有向グラフにおいて、変更箇所から枝を順方向または逆方向にたどることにより、変更の影響範囲を得る。ここで、当該枝をたどる際に、論理積にたどり着く前にたどり着いた論理和からは、枝を逆方向にたどらず、それ以外の場合(それ以外の論理演算のシンボルから)は、枝を逆方向にもたどる。
図9の場合には、まず、ロジック選別手段8は、変更箇所であるIN4から、順方向にOR1をたどる。この時点で論理積にはたどり着いていないので、ロジック選別手段8は、OR1からは枝を逆方向にはたどらない。次に、ロジック選別手段8は、OR1から順方向にAND1をたどる。ここで、論理積にたどりついたので、この時点からは、上記「それ以外の場合」に該当する。したがって、ロジック選別手段8は、AND1からは枝を逆方向にもたどり、NOT1にたどり着く。さらに、ロジック選別手段8は、NOT1から逆方向にIN3をたどる。他方で、ロジック選別手段8は、AND1から順方向にOUT1にもたどる。ロジック選別手段8は、上記で説明した手順でたどった、図9の太線で示した部分グラフを変更の影響範囲として得る。ここで、当該部分グラフには、変更箇所となるIN4は含まれていない。
図10は、試験テーブル生成手段11の動作を模式的に示した図である。
試験テーブル生成手段11は、ロジック選別手段8から図面データ2の変更の影響範囲として部分グラフを得る。試験テーブル生成手段11は、変更の影響範囲の部分グラフに含まれる入力(IN)と出力(OUT)の節点を全て抽出する。さらに、試験テーブル生成手段11は、自身で取得した入力および出力と、ロジック比較手段7から取得した変更箇所とを、各列とする試験テーブルデータ12を生成する。
たとえば、図9に示した部分グラフ(太線部分)が取得された場合には、図10に示すように、試験テーブル生成手段11は、入力としてIN3を抽出し、出力としてOUT1を抽出する。さらに、試験テーブル生成手段11は、ロジック比較手段7で取得された変更箇所であるIN4を得る。そして、試験テーブル生成手段11は、図10に示すように、IN4(変更箇所)、IN3(部分グラフに含まれる入力)およびOUT1(部分グラフに含まれる出力)を、各列とする試験テーブルデータ12を生成する。
なお、ロジック選別手段8が本実施の形態に記載したグラフのたどり方(図9参照)を採用したときには、上記生成された試験テーブルデータ12を用いて、変更箇所であるIN4から「真」を出力させ(図10参照)、影響範囲に対する試験を実施する。
以上のように、本実施の形態では、ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7が得た変更箇所から、有向グラフの枝をたどることにより、変更箇所に影響されるロジックを選別する。試験テーブル作成手段11は、変更箇所とロジック選別手段8が選別したロジックとに対する、試験テーブルデータを作成する。ここで、本実施の形態に係るロジック選別手段8は、変更箇所から有向グラフの枝を順方向にたどる際に、論理積にたどり着く前にたどり着いた論理和からは、枝を逆方向にたどらず、それ以外の場合は、枝を逆方向にもたどる。
したがって、変更されたロジック(図10の場合IN4)からの出力が「真」である場合に、当該変更の影響範囲に対する試験テーブルデータの作成を支援することができる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3に係る図面管理装置の構成は、図8で示した図面管理装置21の構成と同じである。
本発明の実施の形態3に係る図面管理装置の構成は、図8で示した図面管理装置21の構成と同じである。
本実施の形態においても、試験テーブル生成手段11は、ロジック選別手段8が選別したロジックに対する、試験テーブルデータ12を作成する。ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7が得た変更箇所から有向グラフの枝をたどることにより変更箇所に影響されるロジックを選別するという概略動作は、実施の形態1,2,3において共通する。しかしながら、具体的な枝のたどり方は、各実施の形態間で異なる。
本実施の形態に係るロジック選別手段8および試験テーブル生成手段11の具体的な動作は、以下の通りである。
図11は、本実施の形態に係るロジック選別手段8の動作を模式的に示した図である。
実施の形態1と同様に、ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7から有向グラフの変更箇所(図11では、変更箇所としてIN4)を取得する。また、実施の形態1と同様に、ロジック選別手段8は、登録されているロジック全体の有向グラフを、ロジックデータベース6から取得する。本実施の形態では、ロジック選別手段8は、ロジック全体の有向グラフにおいて、変更箇所から枝を順方向または逆方向にたどることにより、変更の影響範囲を得る。ここで、当該枝をたどる際に、論理和にたどり着く前にたどり着いた論理積からは、枝を逆方向にたどらず、それ以外の場合(それ以外の論理演算のシンボルから)は、枝を逆方向にもたどる。
図11の場合には、まず、ロジック選別手段8は、変更箇所であるIN4から、順方向にAND1をたどる。この時点で論理和にはたどり着いていないので、ロジック選別手段8は、AND1からは枝を逆方向にはたどらない。次に、ロジック選別手段8は、AND1から順方向にOR1をたどる。ここで、論理和にたどりついたので、この時点からは、上記「それ以外の場合」に該当する。したがって、ロジック選別手段8は、OR1からは枝を逆方向にもたどり、NOT1にたどり着く。さらに、ロジック選別手段8は、NOT1から逆方向にIN3をたどる。他方で、ロジック選別手段8は、OR1から順方向にOUT1にもたどる。ロジック選別手段8は、上記で説明した手順でたどった、図9の太線で示した部分グラフを変更の影響範囲として得る。ここで、当該部分グラフには、変更箇所となるIN4は含まれていない。
図12は、試験テーブル生成手段11の動作を模式的に示した図である。
試験テーブル生成手段11は、ロジック選別手段8から図面データ2の変更の影響範囲として部分グラフを得る。試験テーブル生成手段11は、変更の影響範囲の部分グラフに含まれる入力(IN)と出力(OUT)の節点を全て抽出する。さらに、試験テーブル生成手段11は、自身で取得した入力および出力と、ロジック比較手段7から取得した変更箇所とを、各列とする試験テーブルデータ12を生成する。
たとえば、図11に示した部分グラフ(太線部分)が取得された場合には、図12に示すように、試験テーブル生成手段11は、入力としてIN3を抽出し、出力としてOUT1を抽出する。さらに、試験テーブル生成手段11は、ロジック比較手段7で取得された変更箇所であるIN4を得る。そして、試験テーブル生成手段11は、図12に示すように、IN4(変更箇所)、IN3(部分グラフに含まれる入力)およびOUT1(部分グラフに含まれる出力)を、各列とする試験テーブルデータ12を生成する。
なお、ロジック選別手段8が本実施の形態に記載したグラフのたどり方(図11参照)を採用したときには、上記生成された試験テーブルデータ12を用いて、変更箇所であるIN4から「偽」を出力させ(図10参照)、影響範囲に対する試験を実施する。
以上のように、本実施の形態では、ロジック選別手段8は、ロジック比較手段7が得た変更箇所から、有向グラフの枝をたどることにより、変更箇所に影響されるロジックを選別する。試験テーブル作成手段11は、変更箇所とロジック選別手段8が選別したロジックとに対する、試験テーブルデータを作成する。ここで、本実施の形態に係るロジック選別手段8は、変更箇所から有向グラフの枝を順方向にたどる際に、論理和にたどり着く前にたどり着いた論理積からは、枝を逆方向にたどらず、それ以外の場合は、枝を逆方向にもたどる。
したがって、変更されたロジック(図12の場合IN4)からの出力が「偽」である場合に、当該変更の影響範囲に対する試験テーブルデータの作成を支援することができる。
なお、図2の構成と図8の構成とを組み合わせて成る、図13に示す構成を有する図面管理装置31を提供することもできる。当該図面管理装置31は、実施の形態1および実施の形態2に記載した動作、または、実施の形態1および実施の形態3に記載した動作を、行うことができる。
1,21,31 図面管理装置、2 図面データ、3 ロジック抽出手段、4 ロジック連結手段、5 ロジック登録手段、6 ロジックデータベース、7 ロジック比較手段、8 ロジック選別手段、9 図面強調手段、10 図面表示手段、11 試験テーブル生成手段、12 試験テーブルデータ、105 モニタ。
Claims (6)
- 複数の図面に分割された各図面の図面データから、前記各図面ごとに、有向グラフの形でロジックを抽出するロジック抽出手段と、
前記ロジック抽出手段により抽出された前記各図面の前記ロジックを連結するロジック連結手段と、
前記ロジック連結手段により連結された前記ロジックを、ロジックデータベースに登録するロジック登録手段と、
前記ロジック抽出手段が抽出した前記ロジックと前記ロジックデータベースに登録済みの前記ロジックとを比較して、変更箇所を得るロジック比較手段と、
前記ロジック比較手段が得た前記変更箇所から、前記有向グラフの枝をたどることにより、前記変更箇所に影響される前記ロジックを選別するロジック選別手段と、
前記ロジック選別手段が選別した前記ロジックを、視覚的に強調して前記図面を目視可能に表示する強調表示手段とを、備える、
ことを特徴とする図面管理装置。 - 複数の図面に分割された各図面の図面データから、前記各図面ごとに、有向グラフの形でロジックを抽出するロジック抽出手段と、
前記ロジック抽出手段により抽出された前記各図面の前記ロジックを連結するロジック連結手段と、
前記ロジック連結手段により連結された前記ロジックを、ロジックデータベースに登録するロジック登録手段と、
前記ロジック抽出手段が抽出した前記ロジックと前記ロジックデータベースに登録済みの前記ロジックとを比較して、変更箇所を得るロジック比較手段と、
前記ロジック比較手段が得た前記変更箇所から、前記有向グラフの枝をたどることにより、前記変更箇所に影響される前記ロジックを選別するロジック選別手段と、
前記変更箇所と前記ロジック選別手段が選別した前記ロジックとに対する、試験テーブルデータを作成する試験テーブル作成手段とを、備える、
ことを特徴とする図面管理装置。 - 前記ロジック選別手段は、
前記ロジック比較手段が得た前記変更箇所から前記有向グラフの前記枝を順方向にたどる際に、論理積にたどり着く前にたどり着いた論理和からは、前記枝を逆方向にたどらず、それ以外の場合は、前記枝を逆方向にもたどる、
ことを特徴とする請求項2に記載の図面管理装置。 - 前記ロジック選別手段は、
前記ロジック比較手段が得た前記変更箇所から前記有向グラフの前記枝を順方向にたどる際に、論理和にたどり着く前にたどり着いた論理積からは、前記枝を逆方向にたどらず、それ以外の場合は、前記枝を逆方向にもたどる、
ことを特徴とする請求項2に記載の図面管理装置。 - 前記ロジック抽出手段は、
前記図面データにおいて所定言語で記述されているロジックから、入力、出力、論理演算、図面伝達の各シンボルを抽出し、当該各シンボルを節点とし、当該シンボル間の接続関係を枝として、前記有効グラフを構成する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の図面管理装置。 - 前記ロジック抽出手段は、
前記各シンボルに対して、入力、出力、論理演算、図面伝達の属性を与える、
ことを特徴とする請求項5に記載の図面管理装置。
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2009
- 2009-04-02 JP JP2009089675A patent/JP2010244150A/ja active Pending
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