JP5590432B2 - 燃料電池用シート状部材の製造方法、及び、メンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法 - Google Patents

燃料電池用シート状部材の製造方法、及び、メンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有する孔形成済金属製シート状部材、および、孔形成済金属製シート状部材を製造する孔形成済金属製シート状部材の製造方法に係り、とりわけ、小径の孔が高開孔率で形成されたシート状部材を有する孔形成済金属製シート状部材、および、このような孔形成済金属製シート状部材を製造することができる孔形成済金属製シート状部材の製造方法に関する。
また、本発明は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有する燃料電池用シート状部材、および、このような燃料電池用シート状部材の製造方法に関する。
さらに、本発明は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有するメンブレンフィルタ用シート状部材、および、このようなメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法に関する。
従来、多数の孔が形成された金属製のシート状部材を有する孔形成済金属製シート状部材が、種々の工業製品に組み込まれて使用されてきた。このような孔形成済金属製シート状部材は、通常、まず帯状に延びる金属製シートを供給するとともに、供給される金属製シートに孔を順次形成していき、その後、孔が形成された金属製シートを使用目的に応じた大きさに切断することにより、製造される。このような製造方法によれば、孔形成済金属製シート状部材を高い生産効率で安価に製造することができる。また、一般的に、金属製シートに孔を形成する場合、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチングや、機械加工等といった加工方法が用いられている。
近年においては、孔形成済金属製シート状部材の使用範囲がさらに広がり、多孔質性材料を用いることに代え、孔形成済金属製シート状部材を、燃料電池用の部材(例えば、セパレータ)や、メンブレンリアクター用の部材(例えば、水素透過膜)として用いることも試みられつつある(例えば、特許文献1および特許文献2)。なお、メンブレンリアクターには、燃料電池に対して良質の水素を供給するための改質器が含まれる。
また、このような孔形成済金属製シート状部材の使用範囲の拡大にともない、多数の微小孔を厚みの薄い金属製シートに高い開孔率で形成することが強く要望されるようになってきた。とりわけ、孔形成済金属製シート状部材を燃料電池用の部材として用いる場合には、開孔径を60μm以下にするとともに、開孔率を40%以上にすることが要望されている。
なお、ここでいう開孔率とは、シート状部材の任意領域についての孔が形成されていなかったとした場合での表面面積に対する、当該任意領域中に存在する各孔のシート状部材のシート面に沿った最小断面積の和の比を意味する。したがって、孔の内径がシート状部材の厚さ方向(シート面に直交する方向)に沿って一定であれば、シート状部材の任意領域についての孔が形成されていなかったとした場合での表面面積に対する、シート状部材の一つの表面における孔が占める領域の表面面積の比が、当該シート状部材の開孔率となる。
特開2005−126286号公報 特開2005−222877号公報
ところで、機械加工により小径の孔を厚みの薄い金属製シートに形成するのは困難である。一方、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチングによれば、厚さが数十μmである金属製シートに、直径が数十μmである孔を形成することができる。
しかしながら、上述したように、厚さが数十μmであって帯状に延びる金属製シートに直径が数十μmである孔を形成した場合、開孔率が高くなると(一例として、開孔率略20%で)、金属製シートに作用するテンションによって孔と孔の間が切断されてしまう、さらには、金属製シートが送り込み方向に略直交する方向に沿って切断されてしまうといった不具合が生じる。このため、現状の技術水準によれば、エッチングを用いて孔を形成する場合、製造可能な孔形成済金属製シート状部材の孔径および開孔率は、図9に点線で示す範囲内となってしまう。つまり、近年における小孔径かつ高開孔率の要望を十分に満たす製造方法は未だ存在しない。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、小径の孔が高開孔率で形成され厚みが薄い金属製のシート状部材を含む孔形成済金属製シート状部材、および、このような孔形成済金属製シート状部材を安価かつ効率的に製造することができる孔形成済金属製シート状部材の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有する燃料電池用シート状部材、および、このような燃料電池用シート状部材を安価かつ効率的に製造することができる燃料電池用シート状部材の製造方法に関する。
さらに、本発明は、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有するメンブレンフィルタ用シート状部材、および、このようなメンブレンフィルタ用シート状部材を安価かつ効率的に製造することができるメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法に関する。
本発明による燃料電池用シート状部材の製造方法は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有する燃料電池用シート状部材を製造する燃料電池用シート状部材の製造方法であって、樹脂製シートと、前記樹脂製シート上に積層された金属製シートと、を有する積層体を供給する工程と、供給される積層体をエッチングして、金属製シートに多数の孔を形成する工程と、前記樹脂製シートを除去する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明による燃料電池用シート状部材の製造方法の前記積層体を供給する工程において、前記積層体を巻き取った巻体を巻き戻して、帯状に延びる積層体を供給するようにしてもよい。
また、本発明による燃料電池用シート状部材の製造方法の前記積層体をエッチングする工程において、個々のシート状部材に対応した大きさに金属製シートを分割するようにしてもよい。
さらに、本発明による燃料電池用シート状部材の製造方法の前記樹脂製シートを除去する工程において、樹脂製シートを燃焼させて積層体から除去するようにしてもよい。
あるいは、本発明による燃料電池用シート状部材の製造方法の前記積層体を供給する工程において、樹脂製シートと金属製シートとを接着する接着層であってUV光を照射されると接着力が低下する接着層をさらに有した積層体が供給され、前記樹脂製シートを除去する工程において、接着層にUV光を照射して、金属製シートと樹脂製シートとを分離させるようにしてもよい。
本発明による第1の燃料電池用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた燃料電池用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は40μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上20μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上58%以下であることを特徴とする。
本発明による第2の燃料電池用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた燃料電池用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上20μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上63%以下であることを特徴とする。
本発明による第3の燃料電池用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた燃料電池用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は40μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上25μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上48%以下であることを特徴とする。
本発明による第4の燃料電池用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた燃料電池用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上25μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上54%以下であることを特徴とする。
本発明による第5の燃料電池用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた燃料電池用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上30μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上44%以下であることを特徴とする。
本発明による第1乃至第5の燃料電池用シート状部材において、前記シート状部材の一方の面から他方の面に向け、前記孔の内径がしだい小さくなっていくようにしてもよい。この場合、前記一つの面とは、前記他方の面であるようにしてもよい。
さらに、本発明による第1乃至第5の燃料電池用シート状部材が、上述したいずれかの燃料電池用シート状部材の製造方法を用いて製造されるようにしてもよい。
本発明によるメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有するメンブレンフィルタ用シート状部材を製造するメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法であって、樹脂製シートと、前記樹脂製シート上に積層された金属製シートと、を有する積層体を供給する工程と、供給される積層体をエッチングして、金属製シートに多数の孔を形成する工程と、前記樹脂製シートを除去する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によるメンブレンフィルタ用シート状部材の前記積層体を供給する工程において、前記積層体を巻き取った巻体を巻き戻して、帯状に延びる積層体を供給するようにしてもよい。
また、メンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法の前記積層体をエッチングする工程において、個々のシート状部材に対応した大きさに金属製シートを分割するようにしてもよい。
さらに、メンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法の前記樹脂製シートを除去する工程において、樹脂製シートを燃焼させて積層体から除去するようにしてもよい。
あるいは、メンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法の前記積層体を供給する工程において、樹脂製シートと金属製シートとを接着する接着層であってUV光を照射されると接着力が低下する接着層をさらに有した積層体が供給され、前記樹脂製シートを除去する工程において、接着層にUV光を照射して、金属製シートと樹脂製シートとを分離させるようにしてもよい。
本発明による第1のメンブレンフィルタ用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えたメンブレンフィルタ用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は40μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上20μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上58%以下であることを特徴とする。
本発明による第2のメンブレンフィルタ用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えたメンブレンフィルタ用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上20μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上63%以下であることを特徴とする。
本発明による第3のメンブレンフィルタ用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えたメンブレンフィルタ用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は40μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上25μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上48%以下であることを特徴とする。
本発明による第4のメンブレンフィルタ用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えたメンブレンフィルタ用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上25μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上54%以下であることを特徴とする。
本発明による第5のメンブレンフィルタ用シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えたメンブレンフィルタ用シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上30μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上44%以下であることを特徴とする。
本発明による第1乃至第5のメンブレンフィルタ用シート状部材において、前記シート状部材の一方の面から他方の面に向け、前記孔の内径がしだい小さくなっていくようにしてもよい。この場合、前記一つの面とは、前記他方の面であるようにしてもよい。
さらに、本発明による第1乃至第5のメンブレンフィルタ用シート状部材が、上述したいずれかのメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法を用いて製造されるようにしてもよい。
本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有する孔形成済金属製シート状部材を製造する孔形成済金属製シート状部材の製造方法において、樹脂製シートと、前記樹脂製シート上に積層された金属製シートと、を有する積層体を供給する工程と、供給される積層体をエッチングして、金属製シートに多数の孔を形成する工程と、前記樹脂製シートを除去する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法の前記積層体を供給する工程において、前記積層体を巻き取った巻体を巻き戻して、帯状に延びる積層体を供給するようにしてもよい。
また、本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法の前記積層体をエッチングする工程において、個々のシート状部材に対応した大きさに金属製シートを分割するようにしてもよい。
さらに、本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法の前記樹脂製シートを除去する工程において、樹脂製シートを燃焼させて積層体から除去するようにしてもよい。
あるいは、本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法の前記積層体を供給する工程において、樹脂製シートと金属製シートとを接着する接着層であってUV光を照射されると接着力が低下する接着層をさらに有した積層体が供給され、前記樹脂製シートを除去する工程において、接着層にUV光を照射して、金属製シートと樹脂製シートとを分離させるようにしてもよい。
本発明による第1の孔形成済金属製シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた孔形成済金属製シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は40μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上20μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上58%以下であることを特徴とする。
本発明による第2の孔形成済金属製シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた孔形成済金属製シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上20μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上63%以下であることを特徴とする。
本発明による第3の孔形成済金属製シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた孔形成済金属製シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は40μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上25μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上48%以下であることを特徴とする。
本発明による第4の孔形成済金属製シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた孔形成済金属製シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上25μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上54%以下であることを特徴とする。
本発明による第5の孔形成済金属製シート状部材は、多数の孔を形成された金属製のシート状部材を備えた孔形成済金属製シート状部材であって、前記シート状部材の一つの面における前記多数の孔の平均径は50μm以上60μm以下であり、前記シート状部材の厚みは10μm以上30μm以下であり、前記シート状部材の開孔率は40%以上44%以下であることを特徴とする。
本発明による第1乃至第5の孔形成済金属製シート状部材において、前記シート状部材の一方の面から他方の面に向け、前記孔の内径がしだい小さくなっていくようにしてもよい。この場合、前記一つの面とは、前記他方の面であるようにしてもよい。
さらに、本発明による第1乃至第5の孔形成済金属製シート状部材が、上述したいずれかの孔形成済金属製シート状部材の製造方法を用いて製造されるようにしてもよい。
本発明によれば、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有する燃料電池用シート状部材が得られる。また、本発明による燃料電池用シート状部材の製造方法によれば、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有する燃料電池用シート状部材を安価かつ効率的に製造することができる。
さらに、本発明によれば、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有するメンブレンフィルタ用シート状部材が得られる。また、本発明によるメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法によれば、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有するメンブレンフィルタ用シート状部材を安価かつ効率的に製造することができる。
さらに、本発明によれば、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有する孔形成済金属製シート状部材が得られる。また、本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法によれば、小径の孔が高開孔率で形成された厚みの薄い金属製のシート状部材を有する孔形成済金属製シート状部材を安価かつ効率的に製造することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1乃至図6は本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法および孔形成済金属製シート状部材、燃料電池用シート状部材の製造方法および燃料電池用シート状部材、並びに、メンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法およびメンブレンフィルタ用シート状部材の一実施の形態を示す図である。
まず、最初に本発明による孔形成済金属製シート状部材の製造方法の実施の形態により製造され得る孔形成済金属製シート状部材の一例について、主に図1乃至図3を用いて説明する。ここで図1は孔形成済金属製シート状部材の一例を示す上面図であり、図2は図1の孔形成済金属製シート状部材の孔が形成された部分(有孔部分)を示す拡大上面図であり、図3は図2のIII−III線に沿った断面図である。
図1に示すように、本実施の形態における孔形成済金属製シート状部材10は、略同一の径(±5μm以下)を有する多数の孔16を形成された金属製のシート状部材11からなっている。本実施の形態における孔形成済金属製シート状部材10(シート状部材11)は、孔16が形成された有孔部分12と、孔16が形成されておらず、有孔部分12の周囲を取り囲む領域を占める無孔部分14と、を有している。
このような孔形成済金属製シート状部材10は、例えば固体分子形燃料電池(PEFC)のガス拡散層、固体分子形燃料電池(PEFC)のセパレータ、メンブレンフィルタの酸素透過膜等として用いられ得る。すなわち、本実施の形態で説明する孔形成済金属製シート状部材10は、燃料電池用シート状部材およびメンブレンフィルタ用シート状部材にも該当する。したがって、孔形成済金属製シート状部材10およびその製造方法を説明することによって、燃料電池用シート状部材および燃料電池用シート状部材の製造方法、並びに、メンブレンフィルタ用シート状部材およびメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法についても説明したこととする。
なお、燃料電池用の部材であるガス拡散層は、例えば「株式会社工業調査会」発行の「図解燃料電池のすべて」(監修本間琢也氏)に記載されているように、燃料や電極で生成されたもの(例えば酸素)を拡散させるためのものであり、例えばカーボン繊維から形成される空隙を含んだ層である。そして、孔形成済金属製シート状部材10がガス拡散層として用いられる場合には、拡散効率を向上させるため、小径(例えば直径60μm以下)の孔16が高い開孔率(例えば40%以上)で形成されていることが好ましい。
同様に、良質な水素を生成するための改質器として機能するメンブレンフィルタの酸素透過膜は、水素改質時に発生する酸素を透過させるためのフィルタである。このような酸素透過膜は、例えば、多孔質性材料等から構成される。そして、孔形成済金属製シート状部材10が酸素透過膜として用いられる場合には、透過効率を向上させるため、小径(例えば直径60μm以下)の孔16が高い開孔率(例えば40%以上)で形成されていることが好ましい。
また、燃料電池用の部材であるセパレータは、例えば「株式会社工業調査会」発行の「図解燃料電池のすべて」(監修本間琢也氏)や特開2003−203647号公報等に記載されているように、隣接する膜電極複合体(MEA)に燃料等を均一の供給するためのものである。したがって、図示する孔形成済金属製シート状部材10がセパレータとして用いられる場合には、拡散効率を向上させるため、小径の孔16が高い開孔率で形成されていることが好ましい。
ところで、孔形成済金属製シート状部材10が、ガス拡散層やセパレータ等の燃料電池用の部材として用いられる場合、使用時の強度(耐久性)を確保することができる限りにおいて、小型化および単位体積あたりの起電力を高めるため、孔形成済金属製シート状部材10の厚みを薄くすることが好ましい。同様に、孔形成済金属製シート状部材10が、酸素透過膜等のメンブレンフィルタ用の部材として用いられる場合も、使用時の強度(耐久性)を確保することができる限りにおいて、省スペース化等の種々の観点から、孔形成済金属製シート状部材10の厚みを薄くすることが好ましい。
図2に示すように、本実施の形態において、孔形成済金属製シート状部材10(シート状部材11)の各孔16は、その配置中心が、周囲に配置された隣接する孔16の配置中心から等距離Pだけ離間するよう、それぞれ配設されている。このため、孔16の径が同一であれば、隣接する孔16との離間間隔(図3のW1,W2に相当)も同一となる。また、図3に示すように、本実施の形態において、孔16のシート面に平行な面における径(内径)は、孔形成済金属製シート状部材10の一方の面10a(シート状部材11の一方の面11a)上において最も大きく、他方の面10b,11b上において最も小さくなっている。さらに厳密には、孔形成済金属製シート状部材10のシート面と平行な面における孔16の径(内径)は、一方の面10a,11aから他方の面10b,11bに向けて徐々に小さくなっていっている。
次に、このような孔形成済金属製シート状部材10の製造方法について、主に図4乃至図6を用いて説明する。このうち図4は、孔形成済金属製シート状部材10の製造方法を説明するための概略図である。
図4に示すように、本実施の形態における孔形成済金属製シート状部材10の製造方法は、樹脂製シート22と樹脂製シート22上に積層された金属製シート24とを有する積層体20(図5参照)を供給する工程と、供給される積層体20をエッチングして金属製シート24に多数の孔16を形成する工程と、積層体20から樹脂製シート22を除去する工程と、を備えている。
本実施の形態においては、積層体20を供給コア21に巻き取った積層体の巻体21が準備される。そして、この供給コア21が回転して巻体21が巻き戻されることにより、図4に示すように帯状に延びる積層体20が供給される。なお、積層体20の金属製シート24は、例えば、ステンレス、銅、鉄、アルミニウムからなるシートを用いることができる。一方、樹脂製シート22としては、例えば、50〜150μm程度の厚さを有するポリエチレンテレフタレートやポリプロピレンからなるシートを用いることができる。
供給された積層体20はエッチング装置33によってエッチング処理を施される。具体的には、まず、積層体20の金属製シート24の面上(図5の紙面における上側の面上)に感光性レジスト材料を塗布し、金属製シート24上にレジスト塗布膜を形成する。次に、除去したい部分を覆うように形成されたフォトマスクを準備し、フォトマスクをレジスト塗布膜上に配置する。その後、レジスト塗布膜をフォトマスク越しに露光し、さらにレジスト塗布膜を現像する。以上のようにして、積層体20の金属製シート24上にレジストパターンが形成される。次に、金属製シート24上のレジストパターンをマスクとして、積層体20を例えば塩化第二鉄溶液でエッチングする。その後、積層体20上のレジストパターンを除去し、さらに積層体20を水洗いした。これにより、樹脂製シート22上の金属製シート24のうち所望部分が除去された積層体20が得られ得る。
図6には、このようにして得られた積層体20が示されている。この積層体20は、樹脂製シート22と、樹脂製シート22上に整列された状態で支持された多数のシート状部材11と、を有している。すなわち、本実施の形態におけるエッチング工程では、シート状部材11の有孔部分12を形成するだけでなく、個々のシート状部材11に対応した大きさに金属製シート24を分割する、言い換えると、シート状部材11毎に縁切りしている。
ところで、従来のように樹脂製シート22が設けられていなかったとすると、金属製シート24が貫通されて孔16が形成されると同時に、当該孔16を介して金属製シート24の一方の面側から他方の面側へ向けてエッチング液が流れ始める。このような方法においては、最後にフレッシュなエッチング液が孔16を内方から浸食してしまうことと、エッチング液が流れ始めることによって孔16に大きな圧力がかかってしまうことと、により、エッチング工程の最終段階において、孔16の径が急激に大きくなってしまう、とりわけ、他方の面側において局所的に孔16の内径が大きくなってしまう。このため、孔径を所望の大きさに制御すること、および、所望の形状を有した孔を形成することが、非常に困難となる。
しかしながら、本実施の形態によれば、金属製シート24は、樹脂製シート22上に積層されていることから、金属製シート24が貫通されて孔16が形成されたとしても、エッチング液が金属製シート24の一方の面側から他方の面側に向けて突然流れ始めることはない。すなわち、金属シート24は一方の面側のみから浸食され、金属製シート24に形成された孔16の直径は、一方の面10a,11aから他方の面10b,11bに向けて徐々に小さくなっていくようになる。また、突発的に、金属製シート24が浸食されて孔16の径が大きくなってしまうことを防止して、孔16の内径を所望の大きさに正確に制御することが可能となる。
その後、このようにエッチングされた積層体20は、当該積層体20を狭持した状態で回転する一対の搬送ローラー40,40により、除去手段35内に搬送される。なお、この搬送ローラー40,40の回転によって積層体20に作用するテンション(引っ張り力)を介し、上述した供給コア31が回転させられ、巻体21から積層体20が供給されるようになっている。
また、本実施の形態において、搬送ローラー40,40は間欠的に回転するようになっている。これにより、積層体20は間欠的に搬送される。したがって、上述したエッチング工程、および、以下に説明する除去工程は、積層体20が停止した状態で精度良く行われるようになっている。
また、積層体20の間欠的な搬送にともない、積層体に20に対して間欠的にテンションが加えられる。その一方で、本実施の形態において、金属製シート24は樹脂製シート22によって支持及び補強されている。したがって、積層体20の搬送時に、孔16と孔16との間に作用する応力によって、金属製シート24の孔16と孔16との間が切断されてしまうことを抑制することができる。この結果、エッチング工程において、金属製シート24に微細な孔16を高い開孔率で形成しても上述した不具合を回避し得る。
本実施の形態における除去手段35は、加熱炉36と、加熱炉36内に配置された回収かご37と、を有している。積層体20は加熱炉36内に送り込まれ、例えば400℃から600℃の雰囲気中に曝される。この結果、樹脂製シート22を燃焼させることができ、積層体20から樹脂製シート22が除去されることになる。これにより、加熱炉36内に配置された回収かご37に孔形成済金属製シート10が順次回収されていく。
以上のように本実施の形態によれば、樹脂製シート22上に積層された金属製シート24に対して処理がなされていく。したがって、孔16形成後の搬送時に、積層体20のうちの金属製シート24に作用するテンション(引っ張り力)を著しく低下させ、金属製シート24の孔16と孔16との間を切断するように作用する応力の発生を著しく低減させることができる。したがって、搬送されてくる積層体20の厚みの薄い金属製シート22に小径の孔16を高い開孔率で順次形成していき、孔形成済金属製シート状部材10を高い生産効率で安価に製造することができる。そして、このようにして得られた孔形成済金属製シート状部材10は、小径の孔16が高い開孔率で形成された有孔部分12を含んでおり、上述した燃料電池用部材に非常に適している。
また、本実施の形態によれば、積層体20を供給する工程において、積層体20を巻き取った巻体21を巻き戻して、帯状に延びる積層体20を供給する。このような巻体21は安価に入手可能であり、しかも取り扱い上の都合が非常に良い。
さらに、本実施の形態によれば、積層体20をエッチングする工程において、個々のシート状部材11に対応した大きさに金属製シート24を縁切りしている。したがって、金属製シート24を孔形成済金属製シート状部材10毎に切断する手間を省くことができ、孔形成済金属製シート状部材10を高い生産効率で安価に製造する上で、非常に都合が良い。
さらに、本実施の形態によれば、樹脂製シート22を燃焼させて積層体20から除去するようになっている。この場合、簡易な装置を用いた簡易な方法により、個々の孔形成済金属製シート状部材10を樹脂製シート22から分離させることができる。
なお、上述した実施の形態に関し、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。以下、変形例の一例について説明する。
上述した実施の形態において、燃焼させることによって積層体20から樹脂製シート22を除去する例を示したが、これに限られない。積層された樹脂と金属とを分離させる種々の公知の方法を採用することができる。また、樹脂と金属との接合方法に対応して、積層体20から樹脂製シート22を除去することも好ましい。このような例を図7に示す。なお、図7は樹脂製シート22を除去する工程を説明するための概略図である。図7中において、上述した実施の形態と同一部分には同一符号を付し、重複する詳細な説明は省略する。また、図7に示されていない他の工程等は、上述した実施の形態と同一とすることができる。
図7に示す例において、供給される積層体20は、樹脂製シート22と金属製シート24とを接着する接着層をさらに有している。この接着層においては、UV光を照射されると接着層のその部分から気体が発生して接着層上に気泡層が形成され、樹脂製シート22と金属製シート24とを接着する接着力が除去または大幅に低下するようになっている。このような接着層は、例えば、UV光型の再剥離シート、あるいはUV光発泡剥離シート等の名称で流通されるとともに入手可能である。
また、図7に示すように、本例における除去手段35は、搬送ローラー40の下流側に設けられたUV光照射手段43と、搬送される積層体20を折り返す折り返しローラー41と、樹脂製シート22を巻き取るための巻取コア32と、を有している。本例においては、一対の搬送ローラー40に代え、巻取コア32の回転により積層体20に作用するテンションを介し、上述した供給コア31が回転させられ、巻体21から積層体20が供給されるようになっている。
UV光照射手段43は、積層体20の移動経路に沿って設けられ、積層体20を樹脂製シート22側から覆うシェード45と、シェード45内に配置されたUV光源44と、を有している。したがって、搬送される積層体20は樹脂製シート22側からUV光を照射され、樹脂製シート22を透過するUV光によって、樹脂製シート22と孔形成済金属製シート状部材10との接着力が大幅に弱められる。その後、樹脂製シート22は折り返しローラー41によって折り返される。このとき、孔形成済金属製シート状部材10は、孔形成済金属製シート状部材10自体が有する剛性(さらに厳密には、曲げに対する抵抗力)により、樹脂製シート22から剥離する。剥離した孔形成済金属製シート状部材10は、折り返しローラー41の下方に配置された回収かご37に順次回収されていく。その一方で、樹脂製シート22は巻取コア32に巻き取られていく。
また、上述した実施の形態において、孔形成済金属製シート状部材10が、積層体20を供給する工程と、金属製シート24をエッチングする工程と、樹脂製シート22を除去する工程と、からなる例を示したが、これに限られない。作製される孔形成済金属製シート状部材10の最終的な用途に応じて、その他の工程をさらに含ませるようにしてもよい。以下、図8を用い、孔形成済金属製シート状部材10を水素透過膜として用いる場合について説明する。なお、図8は、孔形成済金属製シート状部材10の変形例を示す図であって、図3に対応する部分断面図である。図8において、上述した実施の形態と同一部分には同一符号を付し、重複する詳細な説明は省略する。
ここで、水素透過膜とは、例えば「株式会社工業調査会」発行の「図解燃料電池のすべて」(監修本間琢也氏)や特開2005−126286号公報等に記載されているように、燃料電池本体と組み合わされて用いられるメンブレンフィルタ(水素改質器)に用いられるフィルタであり、純粋な水素を燃料電池本体へ供給するためのものである。このような水素透過膜は、例えば、触媒を担持した多孔質性材料等から構成される。すなわち、孔形成済金属製シート状部材10が水素透過膜として用いられる場合には、小径(例えば直径60μm以下)の孔16が高い開孔率(例えば40%以上)で形成されていることが好ましい。また、孔形成済金属製シート状部材10が水素透過膜として用いられる場合、使用時の強度(耐久性)を確保することができる限りにおいて、省スペース化等の観点から、孔形成済金属製シート状部材10の厚みを薄くすることが好ましい。
図8に示す孔形成済金属製シート状部材10は、多数の孔16を形成された金属製のシート状部材11と、シート状部材11の一方の面11a上に積層されたパラジウム等からなる触媒19と、を有している。このような孔形成済金属製シート状部材10は、上述した製造方法のエッチング工程と除去工程との間に、積層体20の金属製シート24をめっきする工程をさらに設けることによって得られ得る。具体的には、まず、孔16内に導電性材料を充填し、その後、シート状部材11の一方の面11a上に電解めっき法や無電解めっき法等によりパラジウム合金膜(触媒層)19を形成することにより、触媒担持工程が行われ得る。ところで、孔16内に埋め込まれた導電性材料は、例えば、除去工程の後に取り除かれるようにしてもよい。
なお、孔形成済金属製シート状部材の製造方法において、他の目的、例えばシート状部材11の耐食性を増す目的でめっきする工程を加えることも当然に可能である。また、種々の目的に応じ、孔16内へ導電性材料を充填することなく、めっきする工程を行うようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態において、孔形成済金属製シート状部材10を燃料電池用の部材として用いる例を説明してきたが、これに限られない。孔形成済金属製シート状部材10を、燃料電池用部材以外の種々の用途、例えばシャドーマスクとして用いるようにしてもよい。上述してきた製造方法で得られた孔形成済金属製シート状部材10をシャドーマスクとして用いた場合、孔形成済金属製シート状部材10の高い開孔率に起因して、シャドーマスクが適用された表示装置の輝度を効率的に向上させることができる。
以下、上述した本発明の実施の形態の具体的な実施例について述べる。
図4乃至図6を参照しながら説明した製造方法により、図1乃至図3に示す孔形成済金属製シート状部材を作製した。この際、有孔部分における隣接する二つの孔の中心間距離Pおよびエッチング条件を適宜変更して、直径D2(すなわち、シート状部材の他方の面における孔の内径)が40μm、45μm、50μm、55μmおよび60μmとなるようにした。また、隣接する二つの孔の中心間距離Pおよびエッチング条件を適宜変更して、離間間隔W1(すなわち、シート状部材の一方の面における隣接する孔間での離間間隔)が5μmおよび10μmとなるようにした。
積層体の樹脂製シートとして、幅が700mmであり厚みが100μmであるポリエチレンテレフタレートを用いた。金属製シートとしては、幅が700mmであり、アルミニウムを5%含んだ耐熱用SUS(例えば、JFE製のJFE20−5USR)を用いた。金属製シートの厚みは10μm、15μm、20μm、25μmおよび30μmとした。有孔部分は一辺が20mmである正方形とした。
各サンプルの製造中、積層体にテンションが加えられたが、得られた孔形成済金属製シート状部材の有孔部分に異常は発見されなかった。
表1乃至表5並びに図9乃至図13に各サンプルの開孔率を示す。なお、各開孔率は、平均孔径D2および孔の中心間距離Pに基づいて算出した。なお、各サンプルの平均孔径D2は、各サンプル中から100の孔をランダムに選択して当該孔の直径を実測し、所望の平均孔径となっていることを確認した。また、各サンプル内において、孔は略同一の内径を有していた(±5μm以下)。
図9には、従来作製可能とされていた孔形成済金属製シート状部材の範囲を点線で示している。
Figure 0005590432
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図9に示すように、上述した本実施の形態による製造方法を用いて作製されたサンプルは、従来の孔形成済金属製シート状部材に比べ、格段に小さな孔径を有するとともに、格段に高い開孔率を有していた。
各サンプルにおいて、各サンプルのシート面と平行な面における孔の径(内径)は、一方の面から他方の面に向けて徐々に小さくなるよう、変化していた。一方の面における孔の径と、他方の面における孔の径と、の差は、金属製シートに厚みが厚くなるほど、大きくなった。
ところで、表1乃至表5からも理解できるように、一方の面における孔の径と、他方の面における孔の径と、の差が大きくなると、一方の面における隣接する孔間での離間間隔(W1)が小さくなる。つまり、一方の面における孔の径と、他方の面における孔の径と、の差が大きくなると、孔形成済金属製シート状部材の製造中に金属製シートが破損してしまう虞を高めることになる。逆に言えば、一方の面における孔の径と、他方の面における孔の径と、の差が大きくなると、隣接する孔の中心間距離Pを狭くとることができない。
したがって、孔径D2および孔の中心間距離Pが同一である場合、金属製シートの厚みが薄いほど、安定して孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することが可能である。
また、金属製シートの厚みが一定である場合、孔の径を同一にすると、当然に、中心間距離Pが広いほど、開孔率は低くなるものの、安定して孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することが可能である。逆に言えば、所定の厚さを有する金属製シートを用いて孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製する場合、中心間距離Pが狭いほど開孔率が上昇させることができるが、中心間距離Pが狭過ぎると、離間間隔W1が小さくなり過ぎる。この場合、孔間にき裂が生じる等の不具合が生じ、孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することができなくなってしまう。
また、表1乃至表5並びに図9乃至図13に示されているように、離間間隔W1が一定の場合には、孔径が大きいほど、開孔率は大きくなる。すなわち、離間間隔W1を一定の値以上にしなければならないとすると、平均孔径D2が大きいほど、開孔率を上昇させることができる。
以上のことから、シート状部材(金属製シート)の厚みが厚いほど、開孔率が低くなってしまう。また、平均孔径D2が小さいほど、開孔率が低くなってしまう。これらのことを考慮すると、表1乃至表5並びに図9乃至図13に開示された結果からして、有孔部分における隣接する孔の中心間距離Pおよびエッチング条件の過酷度(例えば、エッチング時間やエッチング濃度)を適宜変更することによって、金属製シートの厚みが10μm以上20μm以下である場合に、少なくとも、孔の平均孔径が40μm以上60μm以下の範囲内であり、開孔率が40%以上58%以下の範囲内である孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することが可能である、ことが理解される。
また、金属製シートの厚みが10μm以上20μm以下である場合に、少なくとも、孔の平均孔径が50μm以上60μm以下の範囲内であり、開孔率が40%以上63%以下の範囲内である孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することが可能である、ことが理解される。
さらに、金属製シートの厚みが10μm以上25μm以下である場合に、少なくとも、孔の平均孔径が40μm以上60μm以下の範囲内であり、開孔率が40%以上48%以下の範囲内である孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することが可能である、ことが理解される。
さらに、金属製シートの厚みが10μm以上25μm以下である場合に、少なくとも、孔の平均孔径が50μm以上60μm以下の範囲内であり、開孔率が40%以上54%以下の範囲内である孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することが可能である、ことが理解される。
さらに、金属製シートの厚みが10μm以上30μm以下である場合に、少なくとも、孔の平均孔径が50μm以上60μm以下の範囲内であり、開孔率が40%以上44%以下の範囲内である孔形成済金属製シート状部材(シート状部材)を作製することが可能である、ことが理解される。
図1は、本発明による孔形成済金属製シート状部材(燃料電池用シート状部材)の一実施の形態を示す上面図である。 図2は、図1の孔形成済金属製シート状部材(燃料電池用シート状部材)の孔が形成された部分を示す拡大上面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、本発明による孔形成済金属製シート状部材(燃料電池用シート状部材)の製造方法の一実施の形態を説明するための概略図である。 図5は、図4のV−V線に沿った積層体を示す断面図である。 図6は、エッチング工程後の積層体を示す斜視図である。 図7は、孔形成済金属製シート状部材(燃料電池用シート状部材)の製造方法の他の例を説明するための概略図である。 図8は、孔形成済金属製シート状部材(燃料電池用シート状部材)の他の例を示す図であって、図3に対応する断面図である。 図9は、平均開孔径と開孔率との関係を示す図である。 図10は、平均開孔径と開孔率との関係を示す図である。 図11は、平均開孔径と開孔率との関係を示す図である。 図12は、平均開孔径と開孔率との関係を示す図である。 図13は、平均開孔径と開孔率との関係を示す図である。
符号の説明
10 孔形成済シート状部材(燃料電池用シート状部材、メンブレンフィルタ用シート状部材)
10a 一方の面
10b 他方の面
11 シート状部材
11a 一方の面
11b 他方の面
12 有孔部分
14 無効部分
16 孔
17 触媒
19 触媒層(触媒)

Claims (14)

  1. 多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有する燃料電池用シート状部材を製造する燃料電池用シート状部材の製造方法において、
    樹脂製シートと、前記樹脂製シート上に積層された金属製シートと、を有する積層体を供給する工程と、
    供給される積層体をエッチングして、前記金属製シートの前記樹脂製シートとは反対側の面から当該金属製シートに多数の孔を形成する工程と、
    前記樹脂製シートを除去する工程と、を備えた
    ことを特徴とする燃料電池用シート状部材の製造方法。
  2. 前記積層体を供給する工程において、前記積層体を巻き取った巻体を巻き戻して、帯状に延びる積層体を供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用シート状部材の製造方法。
  3. 前記積層体をエッチングする工程において、個々のシート状部材に対応した大きさに金属製シートを分割する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池用シート状部材の製造方法。
  4. 前記樹脂製シートを除去する工程において、樹脂製シートを燃焼させて積層体から除去する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池用シート状部材の製造方法。
  5. 前記積層体を供給する工程において、樹脂製シートと金属製シートとを接着する接着層であってUV光を照射されると接着力が低下する接着層をさらに有した積層体が供給され、
    前記樹脂製シートを除去する工程において、接着層にUV光を照射して、金属製シートと樹脂製シートとを分離させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池用シート状部材の製造方法。
  6. 前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上20μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は40μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上58%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上20μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は50μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上63%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上25μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は40μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上48%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上25μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は50μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上54%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上30μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は50μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上44%以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の燃料電池用シート状部材の製造方法。
  7. 前記金属製シートの前記樹脂製シートとは反対側の面から前記樹脂製シート側の面に向け、前記孔の内径がしだい小さくなっていく
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の燃料電池用シート状部材の製造方法。
  8. 多数の孔を形成された金属製のシート状部材を有するメンブレンフィルタ用シート状部材を製造するメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法において、
    樹脂製シートと、前記樹脂製シート上に積層された金属製シートと、を有する積層体を供給する工程と、
    供給される積層体をエッチングして、前記金属製シートの前記樹脂製シートとは反対側の面から当該金属製シートに多数の孔を形成する工程と、
    前記樹脂製シートを除去する工程と、を備えた
    ことを特徴とするメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法。
  9. 前記積層体を供給する工程において、前記積層体を巻き取った巻体を巻き戻して、帯状に延びる積層体を供給する
    ことを特徴とする請求項8に記載のメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法。
  10. 前記積層体をエッチングする工程において、個々のシート状部材に対応した大きさに金属製シートを分割する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載のメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法。
  11. 前記樹脂製シートを除去する工程において、樹脂製シートを燃焼させて積層体から除去する
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載のメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法。
  12. 前記積層体を供給する工程において、樹脂製シートと金属製シートとを接着する接着層であってUV光を照射されると接着力が低下する接着層をさらに有した積層体が供給され、
    前記樹脂製シートを除去する工程において、接着層にUV光を照射して、金属製シートと樹脂製シートとを分離させる
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載のメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法。
  13. 前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上20μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は40μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上58%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上20μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は50μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上63%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上25μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は40μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上48%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上25μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は50μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上54%以下である、或いは、
    前記金属製シートは、ステンレス、銅、鉄またはアルミニウムからなる10μm以上30μm以下の厚みのシートであり、前記金属製シートに形成された孔の前記樹脂製シートとは反対側の面における平均径は50μm以上60μm以下であり、前記多数の孔を形成された前記金属製シートの開孔率は40%以上44%以下である
    ことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一項に記載のメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法。
  14. 前記金属製シートの前記樹脂製シートとは反対側の面から前記樹脂製シート側の面に向け、前記孔の内径がしだい小さくなっていく
    ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一項に記載のメンブレンフィルタ用シート状部材の製造方法。
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