JP5590273B1 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

機能部材を内蔵する本体(100)と、操作部(200)と、便座(300)と、便蓋(400)とを有し、本体ケースは後本体ケース(510)と前本体ケースとを備える。そして、後本体ケース(510)は操作部(200)と便座(300)と便蓋(400)と本体(100)に内蔵される機能部材が設置される構成を有する。これにより、全ての機能部材を後本体ケースに取り付けて、衛生洗浄装置の全機能の検査を実施することができる。さらに、検査で不都合が発見された場合、その状態で補修が可能である。その結果、組立における余分な時間を削減して、高い生産性とメンテナンス性に優れた衛生洗浄装置を実現できる。

Description

本発明は、人体局部を洗浄する衛生洗浄装置の本体の構造に関する。
従来の衛生洗浄装置の本体は、便器の上面後部に固定されたベース部材と、ベース部材全体を覆って設置されるケーシングとを備える。ベース部材は、人体局部を洗浄するノズルと温水タンクを主な構成部材する局部洗浄機構と、衛生洗浄装置の機能を制御する制御部と、電源部などが設置されている。ケーシングは、便座と、便蓋と、便座と便蓋の開閉を駆動する開閉駆動装置と、人感センサと、空気清浄装置などの機能部材が設置されている。そして、ベース部材に設置された制御部と、ケーシングに設置された機能部材とを、リード線とコネクタを介して接続することにより衛生洗浄装置が構成されている(例えば、特許文献1参照)。
以下に、特許文献1に記載された従来の衛生洗浄装置の構成について、図10を用いて説明する。
図10は、従来の衛生洗浄装置の分解斜視図である。
図10に示すように、従来の衛生洗浄装置は、主に、便器1の上面後部に固定されたベース部材2と、ベース部材2を上方から覆うケーシング3とから構成されている。
ベース部材2の前部中央にはノズル4と温水タンク5からなる局部洗浄機構6が設置され、ベース部材2の後部には制御部7が設置されている。さらに、ベース部材2の中央側部には、制御部7と電気的に接続されるコネクタ受部8が設置されている。
一方、ケーシング3の前部には回動自在な便蓋9と便座(図示せず)が設置され、ケーシング3の後部前面には人感センサ10が設置されている。また、ケーシング3の後方側部には作業孔11が開口して設けられ、作業孔11は別部材の作業蓋12で閉塞される構成を有する。
さらに、ケーシング3の内部には、図示しない開閉機構および空気清浄装置などの機能部材が設置されている。各機能部材の端部は、コネクタ13を備えたリード線と接続されている。
また、コネクタ13は、作業孔11の近傍に配置されている。そして、ベース部材2にケーシング3をかぶせて結合した状態で、作業孔11を介してコネクタ13とコネクタ受部8が接続される。これにより、ベース部材2の制御部7と、ケーシング3の機能部材が電気的に接続される。そして、制御部7と機能部材との接続部は、作業孔11を作業蓋12で塞ぐことにより閉塞される構成となっている。
また、ケーシング3の後部は、別部材のカバー14で覆うことにより作業孔11および作業蓋12を外部から隠す構成となっている。
しかしながら、従来の衛生洗浄装置は、ベース部材2とケーシング3とを結合し、コネクタ13とコネクタ受部8を接合した状態で、全ての機能部材の動作状態を確認する。すなわち、衛生洗浄装置の組立作業がほぼ完了した段階で、機能部材の動作状態の確認を実施する。そのため、衛生洗浄装置の組立が完了した段階で機能部材に不都合が見つかった場合、補修作業を行うには、コネクタ13とコネクタ受部8を分離し、さらにベース部材2とケーシング3を分離して、補修作業を行わなければならない。その結果、補修作業に要する手間と時間が多くかかり、生産性が低下していた。
また、従来の衛生洗浄装置は、ベース部材2とケーシング3とからなる本体を上下に分離して構成している。そして、本体の下端部に、ベース部材2とケーシング3の接合部が配置される。そのため、接合部に隙間が形成される。このとき、接合部の隙間は、汚れが付着しやすい部分となる。さらに、本体の下端部は、清掃がし難い部分でもある。つまり、本体の前面下端部は、用便による汚れが発生しやすく、清掃性の面において、未だ改良が必要であった。
特開2009−287230号公報
上記課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、便器上に設置され、機能部材を内蔵する本体と、本体の側部に設けられた操作部と、本体に回動自在に設けられた便座と、本体に回動自在に設けられた便蓋とを有し、本体は、外装を構成する本体ケースを備える。そして、本体ケースは、本体ケースの背面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する後本体ケースと、本体ケースの前面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する前本体ケースとを有し、後本体ケースには、操作部と、便座と、便蓋と、本体に内蔵される機能部材が設置される構成を有する。
これにより、全ての機能部材を後本体ケースに取り付けた状態で衛生洗浄装置の全機能の検査を実施することができる。さらに、検査で不都合が発見された場合、その状態のままで補修が可能になる。これにより、組立ステップにおける余分な時間や手間を削減することができる。その結果、高い生産性とメンテナンス性に優れた衛生洗浄装置を実現できる。
図1は、本発明の実施の形態における衛生洗浄装置を便器に設置した状態の斜視図である。 図2は、同衛生洗浄装置の前本体ケースを取り外した状態の斜視図である。 図3は、同衛生洗浄装置の洗浄部の構成を示す模式図である。 図4は、同衛生洗浄装置のケースの分解状態を示す斜視図である。 図5は、同衛生洗浄装置の後本体ケースを示す斜視図である。 図6は、同衛生洗浄装置のケースの組立状態における横方向の断面図である。 図7は、図6に示すA部の拡大断面図である。 図8は、同衛生洗浄装置のケースの組立状態における前後方向の断面図である。 図9は、図8に示すB部の拡大断面図である。 図10は、従来の衛生洗浄装置の分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
<1>衛生洗浄装置の構成
以下、本発明の実施の形態の衛生洗浄装置について、図1および図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における衛生洗浄装置を便器上に設置した状態の外観の斜視図である。図2は、同衛生洗浄装置の前本体ケースを取り外した状態の斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の衛生洗浄装置は、少なくとも本体100と、本体100の側部に一体に設けられた操作部200と、本体100に回動自在に枢支された便座300と、便蓋400などにより構成され、便器700の上面に設置される。
なお、以降では、衛生洗浄装置の本体100の設置側を後方、便座300の設置側を前方とし、後方より前方に向かって右側を右方、左側を左方として各構成要素の配置を説明する。
図1および図2に示すように、便座300および便蓋400は、ダンパ140を備えた回動機構を介して、開閉可能に本体100に取り付けられている。
また、便蓋400を開放した状態において、便蓋400は、衛生洗浄装置の最後部に位置するように起立する。一方、便蓋400を閉蓋した状態においては、便蓋400は、便座300の着座面である上面300aと本体100の一部を隠す。そして、便座300は、図1に示す便器700の上面300aに倒置された状態から、図2に示す本体100の上部に起立する状態まで回動する。
便座ヒータ(図示せず)は、便座300の内部に設置され、便座300の着座面を保温する。また、着座センサ(図示せず)は、便座300の回動軸を支持する本体100内の軸受け部分に設けられ、人が便座300に着座したことを検知する。なお、着座センサは、例えば重量式の着座センサなどで構成され、便座300に使用者が着座することによる重量変化でスイッチを開閉させる。これにより、使用者が、便座300上に着座していることを検知する。
また、図2に示すように、以下に示す、衛生洗浄装置の電気的機能および機械的機能を構成する機能部材が、本体100の内部に設置されている。つまり、本体100の中央部には、洗浄部110の主な構成部材であるノズル装置117が設置されている。ノズル装置117の左側には、脱臭装置120が設置されている。本体100の左上部には制御部130が設置され、本体100の左側側部には、ダンパ140が設置されている。ダンパ140は、便座300と便蓋400が開閉するときの回動速度をコントロールする。
さらに、ノズル装置117の右側には、洗浄部110の主な構成部材である温水タンク115が設置されている。温水タンク115は、例えばPP(ポリプロピレン)などの樹脂材料で成型されたタンク本体などから構成される。そして、タンク本体の内部の下部には洗浄水を加熱するシーズヒータ(図示せず)を備え、シーズヒータの近くには湯温を検知する温度検知部としてサーミスタ(図示せず)が設置されている。タンク本体の上面には、温水タンク115内の圧力が負圧になった場合、外部から空気を導入するバキュームブレーカが設置されている。
また、図1および図2に示すように、本体100の右側側部には前方に突出するように操作部200が設けられている。操作部200は、衛生洗浄装置の各機能を操作する複数のスイッチと表示灯230が設置されている。そして、操作部200の内部には操作基板(図示せず)が設置され、操作基板には複数のタクトスイッチと複数のLEDが設置されている。これにより、操作部200の上面に貼付されたスイッチ銘板を介して、使用者にタクトスイッチの押圧操作とLEDによる視認を可能としている。
さらに、操作部200に設置されたスイッチは、洗浄動作を操作する複数の操作スイッチ210と各種機能を設定する複数の設定スイッチ220などから構成されている。また、表示灯230は、操作状態および設定状態を表示する複数のLEDから構成されている。このとき、操作スイッチ210は操作部200の前方に配置し、設定スイッチ220は後方に配置されている。これにより、使用者が、操作スイッチ210を操作しやすくしている。
なお、操作スイッチ210は、例えばお尻洗浄を開始するお尻洗浄スイッチ211、ビデ洗浄を開始するビデ洗浄スイッチ212、お尻洗浄とビデ洗浄を停止する停止スイッチ213、および洗浄水の強さを変更する2個の強度スイッチ214などから構成されている。設定スイッチ220は、例えば洗浄水の温度を設定する温水温度スイッチ、便座の温度を設定する便座温度スイッチ、節電を設定する節電スイッチなどから構成されている。
以上により、本実施の形態の衛生洗浄装置が構成される。
<2>洗浄部の構成
以下に、本実施の形態の衛生洗浄装置の洗浄部の構成について、図1および図2を参照しながら、図3を用いて説明する。
図3は、同衛生洗浄装置の洗浄部の構成を示す模式図である。
図3に示すように、本体100の内部には、ノズル装置117に洗浄水を供給する流路150が形成されている。そして、流路150に沿って、給水栓111、定流量弁112、止水電磁弁113、リリーフ弁114、温水タンク115、流調弁116、ノズル装置117などが順次、設置されている。
給水栓111は、図2に示すように、本体100の右側下方に設けられ、外部の水道配管などに接続される。そして、給水栓111の内部には、水道水などの洗浄水に含まれるごみや不純物などを除去する、ストレーナ(図示せず)が組み込まれている。
また、給水栓111と温水タンク115との間の流路150には、定流量弁112、止水電磁弁113と、リリーフ弁114が順に接続されている。さらに、温水タンク115とノズル装置117のノズル部118との間の流路150には、流調弁116が接続されている。そして、流調弁116のそれぞれのポートには、ノズル部118のお尻洗浄部118a、ビデ洗浄部118b、ノズル洗浄部118cが接続されている。これにより、給水栓111から供給された洗浄水などが、ノズル装置117に供給される。
また、ノズル装置117は、例えばPOM(ポリオキシメチレン(ポリアセタールまたはアセタール樹脂))などの樹脂材料で成型した略三角形(三角形を含む)の枠状の支持部と、支持部に沿って進退移動するノズル部118と、ノズル部118の進退移動を駆動する駆動部119で構成されている。ノズル部118は、お尻洗浄を行うお尻洗浄部118aと、ビデ洗浄を行うビデ洗浄部118bと、ノズル洗浄を行うノズル洗浄部118cを備えている。
また、ノズル部118の後端には、流調弁116が取り付けられている。流調弁116は、ノズル部118への洗浄水の供給を切り替える。
以下に、本体100における洗浄水の流れおよび制御部130による本体100の各構成部の制御について、具体的に説明する。
まず、水道配管を流れる水道水が、洗浄水として給水栓111に供給される。供給された洗浄水は、定流量弁112により流路150内を流れる流量が一定に維持される。
そして、止水電磁弁113は、温水タンク115への洗浄水の供給状態を切り替える。止水電磁弁113の動作は、操作部200の操作に基づいて、制御部130により制御される。
つぎに、温水タンク115は、流路150を通して供給される洗浄水を所定の温度に加熱する。温水タンク115の動作は、操作部200の操作とサーミスタの検知データに基づいて、制御部130により制御される。
つぎに、温水タンク115で加熱された洗浄水は、流調弁116に供給される。流調弁116は、例えばステッピングモータを動作させることにより、洗浄水を、お尻洗浄部118a、ビデ洗浄部118b、ノズル洗浄部118cのいずれかに供給する。これにより、お尻洗浄部118a、ビデ洗浄部118b、ノズル洗浄部118cのいずれかの噴出口から洗浄水が噴出する。流調弁116の駆動は、操作部200の操作に基づいて、制御部130により制御される。
以上により、本体100の洗浄水の流れと制御部130による本体100の各構成部が制御される。
<3>衛生洗浄装置の外装の構成
以下に、本実施の形態の衛生洗浄装置の外装の構成について、図4、図5および図8を用いて説明する。
図4は、同衛生洗浄装置の外装を構成するケースの分解状態を示す斜視図である。図5は、同衛生洗浄装置の後本体ケースの詳細を示す斜視図である。図8は、同衛生洗浄装置のケースの組立状態における前後方向の断面図である。
図4に示すように、本実施の形態の衛生洗浄装置の外装を構成するケースは、本体100の外装である本体ケース500と、操作部200の外装である操作部ケース600から構成される。本体ケース500は、後本体ケース510と前本体ケース550とから構成される。操作部ケース600は、下操作部ケース610と上操作部ケース620とから構成される。
なお、本体ケース500を構成する後本体ケース510と前本体ケース550は、いずれも、例えばPP(ポリプロピレン)などからなる樹脂材料で成型される。そして、後本体ケース510と前本体ケース550は、後述するように、前後方向において全周を接合できる構成を有している。
また、図5に示すように、後本体ケース510は、本体ケース500の背面の全体と、両側面と上面と底面との一部を構成するように形成されている。
そして、後本体ケース510は、本体100のメインの躯体となる部材である。つまり、後本体ケース510は、少なくとも操作部設置部511、温水タンク設置部512、ノズル装置設置部513、脱臭装置設置部514、脱臭排気口515、制御設置部516、ダンパ設置部517、便座支持部518、便蓋支持部519などが形成されている。操作部設置部511は、後本体ケース510の右側側部に設けられ、操作部ケース600を設置する。温水タンク設置部512は、後本体ケース510の右底部に設けられ、温水タンク115を設置する。ノズル装置設置部513は、後本体ケース510の中央底部に設けられ、ノズル装置117を設置する。脱臭装置設置部514は、後本体ケース510の左底部に設けられ、脱臭装置120を設置する。脱臭排気口515は、後本体ケース510の左背面に設けられ、脱臭装置120の排気を行う。制御設置部516は、後本体ケース510の左上部に設けられ、制御部を設置する。ダンパ設置部517は、後本体ケース510の左側側部に設けられ、便座300と便蓋400の回動速度をコントロールするダンパ140を設置する。便座支持部518は、後本体ケース510の左右両側部に設けられ、便座300を枢支する。そして、便蓋支持部519は、便座支持部518の後方に設けられ、便蓋400を枢支する。
以上で説明したように、後本体ケース510は、上記記載の主な構成部材の設置場所を含め、衛生洗浄装置の全ての機能部材を設置できるように形成されている。
また、図4に示すように、本体ケース500の一方を構成する前本体ケース550は、本体ケース500の前面の全体と、両側面と上面と底面との一部を構成する。これにより、後本体ケース510の前面開口部の略全面(前面を含む)を閉塞する。
また、図8に示すように、前本体ケース550の前面558から底面556にかかるコーナ部551を曲面に形成している。通常、コーナ部551の部分は、用便により汚染されやすい部分である。そこで、コーナ部551を曲面に形成することにより、汚染物が堆積し難くするとともに、清掃しやすい構成としている。
また、図4に示すように、前本体ケース550のコーナ部551の中央には、ノズル装置117が進退するノズル開口552が形成されている。
以下に、本実施の形態の衛生洗浄装置のケースの組立について、図6から図9を用いて説明する。
図6は、同衛生洗浄装置のケースの組立状態における横方向の断面を示す断面図である。なお、図6は、ケースを構成する後本体ケース510、前本体ケース550、下操作部ケース610、上操作部ケース620の全てを組み合わせた状態で、便座300の回動軸(便座支持部518)の中心位置で、鉛直方向に切断した断面図を示している。
まず、図6に示すように、下操作部ケース610と上操作部ケース620を組み合わせた状態の操作部ケース600を、後本体ケース510の右側側部で結合する。そして、操作部ケース600が結合された状態において、後本体ケース510の前面から前本体ケース550を結合する。
このとき、図7に示すように、後本体ケース510と前本体ケース550との側面の接合部は、後本体ケース510と前本体ケース550のそれぞれの接合部に形成された接合溝と接合リブとにより嵌合される。これにより、後本体ケース510と前本体ケース550とを強固に接合するとともに、高い防水機能が付与される。
そこで、図7を用いて、後本体ケース510と前本体ケース550との便座300の枢支部における接合部の構成について、詳細に説明する。
図7は、図6に示すA部の拡大断面図である。なお、図7は、便座300の枢支部における後本体ケース510と前本体ケース550とからなる本体ケース500の接合部の構成を示している。
図7に示すように、後本体ケース510の接合部には、2つの接合リブ520、521が形成され、2つの接合リブ520、521の間には接合溝522が形成されている。一方、前本体ケース550の接合部には、2つの接合リブ553、554が形成され、2つの接合リブ553、554の間には接合溝555が形成されている。
そして、後本体ケース510の接合溝522に、前本体ケース550の内側の接合リブ554を嵌入する。同時に、前本体ケース550の接合溝555に、後本体ケース510の外側の接合リブ520を嵌入する。これにより、後本体ケース510と前本体ケース550とが、接合溝と接合リブの嵌入した状態で接合される。その結果、後本体ケース510と前本体ケース550との確実な防水機能を実現している。
つぎに、図8と図9を用いて、後本体ケース510と前本体ケース550との略中央部(中央部を含む)における接合部の構成について、詳細に説明する。
図8は、同衛生洗浄装置のケースの組立状態における前後方向の断面図である。図9は、図8に示すB部の拡大断面図である。なお、図8は、後本体ケース510と前本体ケース550を接合した状態で、略中央部で前後方向に切断した断面図を示している。
まず、図8に示すように、後本体ケース510の底面523と前本体ケース550の底面556との接合部559は、後本体ケース510の底面523が前本体ケース550底面556の上側に積層された状態で接合されて形成される。
また、図9に示すように、後本体ケース510と前本体ケース550との上面側の接合部は、前本体ケース550の上面端部550aに形成された接合溝557に後本体ケース510の上面端部524を嵌入した状態で接合される。これにより、本体ケース500の上面からの浸水を防止する防水機能を実現している。
以上により、本実施の形態のケースの外装が構成される。
<4>衛生洗浄装置の組立ステップ
以下に、本実施の形態の衛生洗浄装置の組立ステップについて、説明する。
まず、操作部200の組立を行う。具体的には、図4に示すように、上面にスイッチ銘板が貼付された上操作部ケース620の下面に操作基板を取り付ける。そして、下操作部ケース610を上操作部ケース620と結合する。これにより、操作部200の組立ステップが完了する。
つぎに、後本体ケース510に衛生洗浄装置の全ての機能部品を設置する。具体的には、まず、図5に示す後本体ケース510の操作部設置部511に操作部200を取り付ける。そして、後本体ケース510の底面523に、例えば温水タンク115、ノズル装置117、制御部130などの直接設置される機能部材から、順次、取り付ける。その後、後本体ケース510の内部に設置される全ての機能部材の取り付けが完了した時点で、便座300を取り付け、便蓋400の取り付けを行う。
これにより、図2に示すように、前本体ケース550を除いて、衛生洗浄装置の全ての機能部材が後本体ケース510に取り付けられた状態となる。
そして、上記の状態において、衛生洗浄装置の全ての機能を駆動させることが可能な状態となる。
そこで、この段階において、衛生洗浄装置の組立ステップにおける重要なステップである各機能の検査を実施する。このとき、全ての検査が終了して、上記状態の衛生洗浄装置に不都合が発見されない場合、前本体ケース550を後本体ケース510に取り付ける。これにより、衛生洗浄装置は完成する。
一方、上記状態の衛生洗浄装置において、検査により不都合が発見された場合、補修作業を実施する必要がある。この場合、検査の段階において、後本体ケース510には前本体ケース550が取り付けられていない。つまり、機能部品が取り付けられた後本体ケース510の前面側は、大きく開放された状態である。そのため、従来のように前本体ケース550を分離せずに、そのままの状態で、ほとんどの補修作業を実施することができる。そして、補修作業終了後、再度検査を実施して、検査終了後、前本体ケース550を取り付け、全ての組立ステップは終了する。
以上により、最終的に、本実施の形態の衛生洗浄装置が完成する。
上記のように、本実施の形態の衛生洗浄装置は、後本体ケースを本体ケースの背面の全体と、両側面と上面と底面との一部を構成するように形成する。これにより、前本体ケースを設置しない状態で、全ての機能部材を後本体ケースに取り付けることが可能となる。そして、その状態で衛生洗浄装置の全機能の検査を実施できる。さらに、検査で不都合が発見された場合、その状態のまま補修が可能となる。これにより、組立ステップにおける余分な時間や手間を削減することができる。その結果、高い生産性とメンテナンス性に優れた衛生洗浄装置を実現できる。
また、本実施の形態の衛生洗浄装置の本体ケースは、後本体ケースと前本体ケースとにより、前後に分離して構成される。これにより、本体ケースの前面と底面とのコーナ部を曲面で形成することが可能となる。そのため、コーナ部に汚物が堆積することを抑制できるとともに、コーナ部の清掃を容易に実施できる。その結果、衛生的で使い勝手の良い衛生洗浄装置を実現できる。
以上で説明したように、本発明の衛生洗浄装置は、便器上に設置され、機能部材を内蔵する本体と、本体の側部に設けられた操作部と、本体に回動自在に設けられた便座と、本体に回動自在に設けられた便蓋とを有し、本体は、外装を構成する本体ケースを備える。そして、本体ケースは、本体ケースの背面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する後本体ケースと、本体ケースの前面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する前本体ケースとを有し、後本体ケースには、操作部と、便座と、便蓋と、本体に内蔵される機能部材が設置される構成を有してもよい。
これにより、全ての機能部材を後本体ケースに取り付けた状態で衛生洗浄装置の全機能の検査を実施することができる。さらに、検査で不都合が発見された場合、その状態のままで補修が可能になる。これにより、組立ステップにおける余分な時間や手間を削減することができる。その結果、高い生産性とメンテナンス性に優れた衛生洗浄装置を実現できる。
また、本発明の衛生洗浄装置は、後本体ケースと前本体ケースが、接合部に設けた接合溝と接合リブとを嵌合させて接合してもよい。
これにより、接合部を密閉した状態で接合することが可能となる。その結果、本体ケースの、高い防水性能を確保できる。
また、本発明の衛生洗浄装置は、前本体ケースの前面と底面とのコーナ部が、曲面を有してもよい。
これにより、用便により汚染される可能性が高い本体ケースの前面下端のコーナ部に汚物が堆積することを抑制することができる。さらに、コーナ部の清掃を容易に実施できる。その結果、衛生的で使い勝手の良い衛生洗浄装置を実現できる。
また、本発明の衛生洗浄装置は、後本体ケースに前本体ケースを設置しない状態で、機能部材を稼動してもよい。
これにより、前本体ケースを設置しない状態で、機能部材の全機能の検査を実施できる。その結果、高い生産性とメンテナンス性に優れた衛生洗浄装置を実現できる。
本発明の衛生洗浄装置の本体ケースの構成は、生産性とメンテナンス性を向上することが可能となるので、他の家電機器などにおける外装ケースなどの用途にも適用できる。
1,700 便器
2 ベース部材
3 ケーシング
4 ノズル
5,115 温水タンク
6 局部洗浄機構
7 制御部
8 コネクタ受部
9,400 便蓋
10 人感センサ
11 作業孔
12 作業蓋
13 コネクタ
14 カバー
100 本体
110 洗浄部
111 給水栓
112 定流量弁
113 止水電磁弁
114 リリーフ弁
116 流調弁
117 ノズル装置
118 ノズル部
118a 尻洗浄部
118b ビデ洗浄部
118c ノズル洗浄部
119 駆動部
120 脱臭装置
130 制御部
140 ダンパ
150 流路
200 操作部
210 操作スイッチ
211 尻洗浄スイッチ
212 ビデ洗浄スイッチ
213 停止スイッチ
214 強度スイッチ
220 設定スイッチ
230 表示灯
300 便座
300a 上面
500 本体ケース
510 後本体ケース
511 操作部設置部
512 温水タンク設置部
513 ノズル装置設置部
515 脱臭排気口
516 制御設置部
517 ダンパ設置部
518 便座支持部
519 便蓋支持部
520,521,553,554 接合リブ
522,555,557 接合溝
523,556 底面
524,550a 上面端部
550 前本体ケース
551 コーナ部
552 ノズル開口
558 前面
559 接合部
600 操作部ケース
610 下操作部ケース
620 上操作部ケース

Claims (4)

  1. 便器上に設置され、機能部材を内蔵する本体と、
    前記本体の側部に設けられた操作部と、
    前記本体に回動自在に設けられた便座と、
    前記本体に回動自在に設けられた便蓋と、を有し、
    前記本体は、外装を構成する本体ケースを、備え、
    前記本体ケースは、前記本体ケースの背面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する後本体ケースと、前記本体ケースの前面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する前本体ケースと、を有し、
    前記後本体ケースは、前記操作部と、前記便座と、前記便蓋と、前記本体に内蔵される前記機能部材が設置される、
    衛生洗浄装置。
  2. 前記後本体ケースと前記前本体ケースは、接合部に設けた接合溝と接合リブとを嵌合させて接合した請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記前本体ケースの前面と底面とのコーナ部は、曲面を有する請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記後本体ケースに前記前本体ケースを設置しない状態で、前記機能部材を稼動できる請求項1に記載の衛生洗浄装置。
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