JP6326625B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6326625B2
JP6326625B2 JP2014079107A JP2014079107A JP6326625B2 JP 6326625 B2 JP6326625 B2 JP 6326625B2 JP 2014079107 A JP2014079107 A JP 2014079107A JP 2014079107 A JP2014079107 A JP 2014079107A JP 6326625 B2 JP6326625 B2 JP 6326625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
body case
sanitary washing
washing device
toilet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014079107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015200099A (ja
Inventor
岩永 昌純
昌純 岩永
宏尚 大西
宏尚 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014079107A priority Critical patent/JP6326625B2/ja
Publication of JP2015200099A publication Critical patent/JP2015200099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6326625B2 publication Critical patent/JP6326625B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、人体局部を洗浄する衛生洗浄装置の本体の外装を中心とする構造に関するものである。
従来、この種の衛生洗浄装置の本体は、便器の上面後部に固定されたベース部材と、ベース部材全体を覆って設置されるケーシングとを備え、ベース部材には人体局部を洗浄するノズルと温水タンクを主構成部材する局部洗浄機構と、衛生洗浄装置の機能を制御する制御部と、電源部等が設置され、ケーシングには便座と、便蓋と、便座と便蓋の開閉を駆動する開閉駆動装置と、人感センサと、空気清浄装置等の機能部材が設置され、ベース部材に設置された制御部とケーシングに設置された機能部材とは、リード線とコネクタを介して接続される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の衛生洗浄装置を示すものである。図10に示すように、便器1の上面後部に固定されたベース部材2とベース部材2を上方から覆うケーシング3を主構成部材として構成されている。
ベース部材2の前部中央にはノズル4と温水タンク5からなる局部洗浄機構6が設置されており、ベース部材2の後部には制御部7が設置されている。ベース部材2の中央側部には制御部7に電気的に接続されたコネクタ受部8が設置されている。
一方、ケーシング3の前部には回動自在な便蓋9と便座(図示せず)が設置されており、ケーシング3の後部前面には人感センサ10が設置されている。また、ケーシング3の後方側部には作業孔11が開口しており、作業孔11は別部材の作業蓋12で閉塞される構成となっている。
また、ケーシング3の内部には図示しない開閉機構および空気清浄装置等の機能部材が設置されている。機能部材には端部にコネクタ13を備えたリード線が接続されており、コネクタ13は作業孔11の近傍に配置されている。
ベース部材2にケーシング3をかぶせて結合した状態で、作業孔11を介してコネクタ13をコネクタ受部8に接続することにより制御部7と機能部材が電気的に接続され、接続部を作業蓋12で閉塞できる構成となっている。
また、ケーシング3の後部は別部材のカバー14で覆うことにより作業孔11および作業蓋12を隠蔽できる構成となっている。
特開2009−287230号公報
しかしながら、前記従来の構成では、衛生洗浄装置の全ての機能部材の動作状態を確認できるのは、ベース部材とケーシングとを結合し、コネクタとコネクタ受部を接合した状態、すなわち衛生洗浄装置の組立作業がほぼ完了した段階で実施することが可能となるものである。この段階で不具合が見つかった場合、補修作業を行うためには、コネクタとコ
ネクタ受部を分離し、ベース部材とケーシングを分離することが必須であり、補修作業に要する手間と時間が多くかかり、生産性の観点から未だ改良の余地があった。
また、従来の上下に分離した本体構成では、本体の下端部に接合部が配置されることになり、隙間が発生する接合部には汚れが付着しやすい部分であり、また、本体の下端部は清掃がし難い部分である。特に、本体の前面下端部は用便による汚れが発生しやすい部分であり、清掃性の面で未だ改良の余地があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、組立作業の早い段階で動作状態を確認する検査作業を実施することが可能とするとともに、不具合が発見された場合の補修作業を容易に実施することが可能とすることにより、生産性とメンテナンス性を向上することができる。また、本体下端部の接合部を廃止することにより、汚染の抑制と清掃性を向上することができ、衛生的で使い勝手の良い衛生洗浄装置を安価で提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、便器上に設置され、機能部材を内蔵する本体と、本体の側部に設けられた操作部と、本体に回動自在に設けられた便座と、本体に回動自在に設けられた便蓋とを含み、本体は、外装を構成する本体ケースを備え、本体ケースは、本体ケースの前面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する前本体ケースと、本体ケースの背面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する後本体ケースと、を備え、前本体ケースには、操作部と、便座と、便蓋と、本体に内蔵される全ての機能部材と、が設置される構成としたものである。
これにより、後本体ケースを設置しない状態で、全ての機能部材を前本体ケースに取り付けることが可能となり、その状態で衛生洗浄装置の確認検査を実施することができ、しかも、検査で不都合が発見された場合はその状態のまま補修が可能であるため、組立工程における余分な時間を削減することができるので、生産性とメンテナンス性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
また、前本体ケースの前面と底面とのコーナ部が曲面で形成することが可能となり用便により汚染される可能性が高い本体ケースの前面下端のコーナ部に汚物が堆積することを抑制することができるとともに、コーナ部の清掃を容易に実施することができ、衛生的で使い勝手の良い衛生洗浄装置を提供することができる。
本発明の衛生洗浄装置は、生産性およびメンテナンス性の向上と、汚染の抑制と清掃性を向上することができる。
本発明の実施の形態1における衛生洗浄装置を便器に設置した状態の斜視図 同衛生洗浄装置の後本体ケースを取り外した状態の斜視図 同衛生洗浄装置の洗浄手段の構成を示す模式図 同衛生洗浄装置のケースの分解状態を示す斜視図 同衛生洗浄装置の前本体ケースを示す斜視図 同衛生洗浄装置のケースの組立状態における前後方向の断面図 図6に示すA部の詳細断面図 従来の衛生洗浄装置の斜視図
第1の発明は、便器上に設置され、機能部材を内蔵する本体と、前記本体の側部に設けられた操作部と、前記本体に回動自在に設けられた便座と、前記本体に回動自在に設けられた便蓋とを含み、前記本体は、外装を構成する本体ケースを備え、前記本体ケースは、前記本体ケースの前面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する前本体ケースと、前記本体ケースの背面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する後本体ケースと、を備え、前記前本体ケースには、前記操作部と、前記便座と、前記便蓋と、前記本体に内蔵される全ての機能部材が設置される構成の、衛生洗浄装置である。
これにより、後本体ケースを設置しない状態で、全ての機能部材を前本体ケースに取り付けることが可能となり、その状態で衛生洗浄装置の主要部分の確認検査を実施することができ、しかも、検査で不都合が発見された場合はその状態のまま補修が可能であるため、組立工程における余分な時間を削減することができるので、生産性とメンテナンス性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記後本体ケースと前記前本体ケースは、接合部に設けた接合溝と接合リブとを嵌合させて接合したことを特徴とするものである。
これにより、接合部を密閉した状態で接合することが可能となり、本体ケースの防水性能を確保することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記前本体ケースの前面と底面とのコーナ部が曲面で形成されていることを特徴とするものである。
これにより、用便により汚染される可能性が高い本体ケースの前面下端のコーナ部に汚物が堆積することを抑制することができるとともに、コーナ部の清掃を容易に実施することができ、衛生的で使い勝手の良い衛生洗浄装置を提供することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記前本体ケースに前記後本体ケースを設置しない状態で、前記機能部材を稼動させることが可能としたものである。
これにより、稼動検査を実施することが可能となり、後本体ケースを設置しない状態で、衛生洗浄装置のほぼ全ての検査を実施することが可能となり、しかも、検査で不都合が発見された場合はその状態のまま補修が可能であるため、組立工程における余分な時間を削減することができるので、生産性とメンテナンス性をより向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
<1>衛生洗浄装置の構成
図1は本実施の形態における衛生洗浄装置を便器上に設置した状態の外観の斜視図を示し、図2は衛生洗浄装置の本体の後カバーを取り外した状態の斜視図を示し、図3は洗浄手段の構成を示す模式図である。
図1に示すように、衛生洗浄装置は、本体100と、本体100の側部に一体に設けられた操作部200と、本体100に回動自在に枢支された便座300と便蓋400により構成され、便器700の上面に設置される。
なお、本実施の形態においては衛生洗浄装置の本体100の設置側を後方、便座300
の設置側を前方とし、後方より前方に向かって右側を右方、左側を左方として各構成要素の配置を説明する。
本体100には、便座300および便蓋400がダンパ140を備えた回動機構を介して開閉可能に取り付けられている。図1および図2に示すように便蓋400を開放した状態においては、便蓋400は衛生洗浄装置の最後部に位置するように起立し、便蓋400を閉蓋した状態では便座300の上面と本体100の一部を隠蔽する。便座300は図1に示すように便器700の上面に倒置された状態から、図2に示すように本体の上部に起立する。
便座300の内部には便座300の着座面を保温する便座ヒータ(図示せず)が設置されている。また、便座300の回動軸を支持する本体100内の軸受け部分には便座300に着座した人体を検知する着座センサ(図示せず)が設置されている。この着座センサは重量式の着座センサであり、便座300に使用者が着座することによる重量変化でスイッチを開閉させることにより、便座300上に使用者が着座していることを検知するものである。
図2に示すように、本体100の内部には衛生洗浄装置の電気的機能および機械的機能を構成する機能部材が設置されている。中央部には洗浄手段110の主構成部材であるノズル装置117が設置されており、ノズル装置117の左側には、脱臭装置120が設置されている。本体上部には制御部130が、また左側部には便座300と便蓋400の回動速度をコントロールするダンパ140が設置されている。
ノズル装置117の右側には、洗浄手段110の主構成部材である温水タンク115が設置されている。温水タンク115は樹脂材料で整形されたタンク本体の内部には、下部に洗浄水を加熱するシーズヒータ(図示せず)と、シーズヒータの近くには湯温を検知する温度検知手段としてサーミスタ(図示せず)が設置されている。またタンク本体の上面にはタンク内の圧力が負圧になった場合外部から空気を導入するバキュームブレーカが設置されている。
本体100の右側部には前方に突出するように操作部200が設けられており、衛生洗浄装置の各機能を操作する複数のスイッチと表示灯230が設置されている。操作部200の内部には操作基板(図示せず)が設置されており、操作基板に複数のタクトスイッチと複数のLEDが設置されており、操作部200の上面に貼付されたスイッチ銘板を介してタクトスイッチの押圧操作とLEDの視認が可能となっている。
操作部200に設置されたスイッチは、洗浄動作を操作する複数の操作スイッチ210と各種機能を設定する複数の設定スイッチ220設置されている。また、表示灯230としては操作状態および設定状態を表示する複数のLEDが設置されている。操作スイッチ210は操作をしやすくするため操作部200の前方に配置されており、設定スイッチは後方に配置されている。
操作スイッチ210としては、お尻洗浄を開始するお尻洗浄スイッチ211、ビデ洗浄を開始するビデ洗浄スイッチ212、お尻洗浄とビデ洗浄を停止する停止スイッチ213、洗浄水の強さを変更する2個の強度スイッチ214が設けられている。
設定スイッチとしては、洗浄水の温度を設定する温水温度スイッチ、便座の温度を設定する便座温度スイッチ、節電を設定する節電スイッチ等が設置されている。
<2>洗浄手段の構成
図3は洗浄手段の構成を示す模式図である。
本体100の内部にはノズル装置117に洗浄水を供給する流路が形成されており、図3に示すように、給水栓111、定流量弁112、止水電磁弁113、リリーフ弁114、温水タンク115、流調弁116、ノズル装置117が順次設置されている。
本体100の右側下方に水道管が接続される給水栓111が配置されており、給水栓111の内部にはストレーナ(図示せず)が組み込まれている。
給水栓111と温水タンク115との間の流路には、定流量弁112、止水電磁弁113と、リリーフ弁114が順に接続されている。温水タンク115とノズル装置117のノズル部118との間の流路には、流調弁116が接続されており、流調弁116のそれぞれのポートにはノズル装置117のお尻洗浄部118a、ビデ洗浄部118b、ノズル洗浄部118cが接続されている。
ノズル装置117は、樹脂材料で成型した略三角形の枠状の支持部と、支持部に沿って進退移動するノズル部118と、ノズル部118の進退移動を駆動する駆動部119で構成されており、ノズル部118はお尻洗浄を行うお尻洗浄部118aとビデ洗浄を行うビデ洗浄部118bとノズル洗浄を行うノズル洗浄部118cを備えている。
また、ノズル部118の後端にはノズル部118への洗浄水の供給を切り替える流調弁116が取り付けられている。
次に、本体100における洗浄水の流れおよび制御部130による本体100の各構成部の制御について説明する。
水道配管を流れる水道水が、洗浄水として給水栓111に供給される。次に、定流量弁112により流路内を流れる洗浄水の流量が一定に維持される。そして、止水電磁弁113により温水タンク115への洗浄水の供給状態を切り替えられる。止水電磁弁113の動作は、操作部200の操作に基づき制御部130により制御される。
温水タンク115は、流路を通して供給される洗浄水を所定の温度に加熱する。温水タンク115の動作は、操作部200の操作とサーミスタの検出データに基づいて制御部130により制御される。
続いて、温水タンク115で加熱された洗浄水が流調弁116に供給される。流調弁116はステッピングモータが動作することにより、洗浄水は、お尻洗浄部118a、ビデ洗浄部118b、ノズル洗浄部118cのいずれかに供給される。これにより、お尻洗浄部118a、ビデ洗浄部118b、ノズル洗浄部118cのいずれかの噴出口から洗浄水が噴出する。流調弁116の駆動は、操作部200の操作に基づき制御部130により制御される。
<3>衛生洗浄装置の外装の構成
図4は衛生洗浄装置の外装を構成するケースの分解状態を示す斜視図であり、図5は前本体ケースの詳細を示す斜視図であり、図6はケースの前後方向の断面図であり、図7は図6に示すA部の詳細断面図である。
図4に示すように衛生洗浄装置の外装は、本体100の外装である本体ケース500を構成する前本体ケース510と後本体ケース550と、操作部200の外装である操作部ケース600を構成する下操作部ケース610と上操作部ケース620で構成されている
本体ケース500を構成する前本体ケース510と後本体ケース550はいずれも樹脂材料で成型されたものであり、前本体ケース510と後本体ケース550は前後方向において全周を接合できる構成となっている。
図5に示すように、前本体ケース510は本体ケース500の前面の全体と、両側面と上面と底面との一部を構成するように形成されている。
前本体ケース510は本体100のメインの躯体となる部材であり、その右側部には操作部ケース600を設置する操作部設置部511、右底部には温水タンク115を設置する温水タンク設置部512、中央底部にはノズル装置117を設置するノズル装置設置部513が形成されている。
また、前本体ケース510の左底部には脱臭装置120を設置する脱臭装置設置部514、上部には制御部130を設置する制御設置部516が形成されている。
また、前本体ケース510の左側部には便座300と便蓋400の回動速度をコントロールするダンパ140を設置するダンパ設置部517、左右両側部には便座300を枢支する便座支持部518が、便座支持部518の後方には便蓋支持部519が形成されている。
前本体ケース510の前面と底面のコーナ部520の外面は曲面に形成されており、この部分は用便により汚染されやすい部分であり、コーナ部520を曲面に形成することにより、汚染物が堆積し難くするとともに清掃しやすい構成となっている。
コーナ部520の中央にはノズル装置117が進退するノズル開口521が形成されている。
上記のように、前本体ケース510には上記記載の主構成部材の設置場所を含め、衛生洗浄装置の全ての機能部材を設置できるように形成されている。
後本体ケース550は前本体ケース510の背面側の開口部の略全面を閉塞するものであり、本体ケース500の背面の全体と、両側面と上面と底面との一部を構成するように形成されている。
図6に示すように、前本体ケース510と後本体ケース550との底面の接合部は、後本体ケース550の底面551が前本体ケース510底面515の上側に積層された状態で接合されている。
また、図7に示すように、前本体ケース510と後本体ケース550との上面の接合部は、前本体ケース510の上面端部に形成された接合溝522に後本体ケース550の上面端部に形成された接合リブ552が嵌入した状態で接合されており、上面からの浸水を防止する防水機能を備えた構成となっている。
なお、図示しないが、前本体ケース510と後本体ケース550の両側面の端部にも接合溝522と接合リブ552が形成されており、上面と同様の状態で接合されている。
また、上記のように本実施の形態においては、前本体ケース510に接合溝522を形成し、後本体ケース550に接合リブ552を形成したが、これに限るものではなく、前
本体ケース510に接合リブを形成し、後本体ケース550に接合溝を形成した構成としてもよい。
<4>衛生洗浄装置の組立工程
衛生洗浄装置の組立工程としては、まず、操作部200の組立であり、上面にスイッチ銘板が貼付された上操作部ケース620の下面に操作基板を取り付け、次に上操作部ケース620と下操作部ケース610を結合することにより、操作部200の組立工程は完了する。
次に、前本体ケース510に衛生洗浄装置の全ての機能部品を設置する工程となるが、まず前本体ケース510の操作部設置部511に操作部200取り付け、その後、前本体ケース510の底面515に直接設置される機能部材から順次取り付けを行う。機能部材の取り付け作業に並行して、各機能部材相互および機能部材と操作部200および制御部130との配線の接続も実施する。前本体ケース510の内部に設置される全ての機能部材の取り付けおよび配線を完了した時点で、便座300の取り付けと、便蓋400の取り付けを行う。
この状態は、図2に示す状態であり、後本体ケース550を除いて衛生洗浄装置の全ての部材が前本体ケース510に取り付けられた状態となり、この時点で、衛生洗浄装置の全ての機能を稼働させることが可能な状態となっている。
この段階で、衛生洗浄装置の組立工程における重要な工程である各部材の取り付け状態を目視で確認する確認検査と、各機能の稼動状態を確認する稼働検査を実施する。全ての検査が終了し不都合が発見されない場合は、後本体ケース550を取り付けることにより衛生洗浄装置は完成する。
一方、検査により不都合が発見された場合は、補修作業を実施する必要があるが、検査の段階では、後本体ケース550を取り付けておらず、背面が大きく開放された状態であるので、そのままでほとんどの補修作業を実施することができ、補修作業終了後、再度検査を実施し、検査終了後、後本体ケース550を取り付け、全ての組立工程は終了する。
上記のように、本実施の形態における衛生洗浄装置は、前本体ケース510を本体ケース500の前面の全体と、両側面と上面と底面との一部を構成するように形成したことにより、後本体ケース550を設置しない状態において、全ての機能部材を前本体ケース510に取り付けることが可能となり、その状態で衛生洗浄装置の機能部材の取り付け状態の確認検査と、全機能の稼動検査を実施することができ、しかも、検査で不都合が発見された場合はその状態のまま補修が可能であるため、組立工程における余分な時間を削減することができるので、生産性とメンテナンス性の高い衛生洗浄装置を提供することができる。
また、本実施の形態における本体ケース500は、前本体ケース510と後本体ケース550を前後に分離した構成としたことにより、本体ケース500の前面と底面とのコーナ部を連続した曲面で一体形成することが可能となり、コーナ部に汚物が堆積することを抑制することとができるとともに、コーナ部の清掃を容易に実施することができ、衛生的で使い勝手の良い衛生洗浄装置を提供することができる。
なお、本実施の形態においては、前本体ケース510に接合溝522を形成し、後本体ケース550に接合リブ552を形成したが、これに限るものではなく、前本体ケース510に接合リブを形成し、後本体ケース550に接合溝を形成した構成としてもよい。
以上のように、本発明にかかる衛生洗浄装置の本体ケースは生産性とメンテナンス性を向上することが可能となるので、他の家電機器等における外装ケース等の用途にも適用できる。
100 本体
200 操作部
300 便座
400 便蓋
500 本体ケース
510 前本体ケース
520 コーナ部
522 接合溝
550 後本体ケース
552 接合リブ
700 便器

Claims (4)

  1. 便器上に設置され、機能部材を内蔵する本体と、
    前記本体の側部に設けられた操作部と、
    前記本体に回動自在に設けられた便座と、
    前記本体に回動自在に設けられた便蓋と、を含み、
    前記本体は、外装を構成する本体ケースを備え、
    前記本体ケースは、前記本体ケースの前面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する前本体ケースと、前記本体ケースの背面の全体と、両側面と上面と底面の一部を形成する後本体ケースと、を備え、
    前記前本体ケースには、前記操作部と、前記便座と、前記便蓋と、前記本体に内蔵される全ての機能部材が設置される構成の、
    衛生洗浄装置。
  2. 前記前本体ケースと前記後本体ケースは、接合部に設けた接合溝と接合リブとを嵌合させて接合したことを特徴とする、
    請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記前本体ケースの前面と底面とのコーナ部が曲面で形成されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記前本体ケースに前記後本体ケースを設置しない状態で、前記機能部材を稼動させることが可能な、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
JP2014079107A 2014-04-08 2014-04-08 衛生洗浄装置 Active JP6326625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014079107A JP6326625B2 (ja) 2014-04-08 2014-04-08 衛生洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014079107A JP6326625B2 (ja) 2014-04-08 2014-04-08 衛生洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015200099A JP2015200099A (ja) 2015-11-12
JP6326625B2 true JP6326625B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=54551622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014079107A Active JP6326625B2 (ja) 2014-04-08 2014-04-08 衛生洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6326625B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI796482B (zh) * 2018-07-12 2023-03-21 日商松下知識產權經營股份有限公司 衛生洗淨裝置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW202132663A (zh) * 2020-02-21 2021-09-01 日商松下知識產權經營股份有限公司 衛生洗淨裝置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338300Y2 (ja) * 1985-05-17 1991-08-13
JPH0329427Y2 (ja) * 1986-03-31 1991-06-24
JP2002285611A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Toto Ltd 局部洗浄装置
JP5197160B2 (ja) * 2008-05-28 2013-05-15 株式会社Lixil 便座装置
JP5590273B1 (ja) * 2013-02-27 2014-09-17 パナソニック株式会社 衛生洗浄装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI796482B (zh) * 2018-07-12 2023-03-21 日商松下知識產權經營股份有限公司 衛生洗淨裝置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015200099A (ja) 2015-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5590273B1 (ja) 衛生洗浄装置
US20150184368A1 (en) Plumbing fixture having modular control housing
EP2966230B1 (en) Nozzle device and sanitary washing device using same
JP5229699B1 (ja) トイレ装置
JP2008095396A (ja) トイレ装置
JP6326625B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP5197160B2 (ja) 便座装置
TW201833414A (zh) 便器裝置
JP5983329B2 (ja) 水洗大便器
JP5253231B2 (ja) 温水洗浄式便座装置
JP7113173B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP5857185B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2008063894A (ja) 洗浄水タンクとそれを使用した衛生洗浄装置
JP3124193U (ja) 収納式衛生器具
JP6711194B2 (ja) トイレ装置
JP6635401B2 (ja) 暖房便座装置
WO2022050192A1 (ja) 便器装置及び便座装置
JP2022039681A (ja) トイレ装置
JP6832508B2 (ja) トイレ用手洗い器システム
JP2010053636A (ja) 洗浄便座装置
JP2009161924A (ja) 局部洗浄装置
JP4207506B2 (ja) 便器設備
JP2010196264A (ja) 温水洗浄式便座装置
JP2021141962A (ja) 便器装置
JP6497607B2 (ja) 水洗便器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6326625

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151