JP5589727B2 - ネットワークシステム - Google Patents
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Description
この特許文献1及び2に記載のネットワークシステムにおいては、システムを構成する各機器により形成されるリング状の伝送路にフレームを定期的に循環させ、各機器がそのフレームに対して必要な情報を読み書きすることにより、システムを構成する任意の機器から任意の機器へ、音響信号だけでなくイーサネット(登録商標)フレーム等の制御信号も、安定して伝送することができる。各機器をループ型に接続した上で適当なモードで動作させることにより、ネットワークのうちどこか一カ所で通信障害を生じても、障害発生前と実質同様に音響信号や制御信号の伝送を続けることができ、この点でも安定した情報伝送が可能である。
この特許文献3に記載のネットワークシステムは、複数の部分ネットワークを、接続ネットワークを介して接続して、ある部分ネットワークに属する機器から他の部分ネットワークに属する機器への信号のルーティングを可能としたものである。そしてこのルーティングにより、ある部分ネットワークに属する機器が、他の部分ネットワークに属する機器の機能を利用可能であり、1つの部分ネットワークに接続可能な機器の数がネットワークの規格から決まる音響信号の最大伝送ch数により制約される場合でも、各機器が、最大伝送ch数の制約を超えた数の機器の機能を利用することができる。
従って、システムに組み込むことのできる機器の数や、伝送路の物理的な長さ(主に機器間を接続するケーブルの長さに依存する)に制約があるという問題があった。
特許文献3に記載のネットワークシステムにおいては、パッチの設定に応じてネットワークのノードが自動的に必要な信号伝送chを確保してパッチに従った信号伝送経路を形成することができるが、各機器における制御のシンプルさは十分とは言えなかった。
(a)上記第1制御装置が、上記第1接続ノードが上記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから受信可能な音響信号のうち1以上の音響信号を選択し、上記第1接続ノードに対し、その選択した音響信号の各々を特定する信号名を設定する、
(b)上記(a)において上記第1接続ノードに設定された信号名に基づき、上記第1接続ノードが、上記接続ネットワークにおける上記複数の伝送チャンネルのうち1以上の伝送チャンネルを確保し、その確保した伝送チャンネルを用いて上記設定された信号名により特定される音響信号を上記接続ネットワークへ送信し、上記第2接続ノード及び上記第2制御装置に対し、上記確保した伝送チャンネルの各々と関連付けられるべき信号名を通知する、
(c)上記第2制御装置が、上記(b)において上記第1接続ノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記第2接続ノードに対し、その選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(d)上記(c)において上記第2接続ノードに設定された信号名に基づき、上記第2接続ノードが、上記接続ネットワークのその設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信して、その受信した音響信号を上記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信する。
(a)上記第1制御装置が、上記第1部分ネットワークシステムを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から1以上の音響信号を選択し、上記第1接続ノードに対し、その選択した音響信号の各々を特定する信号名を設定する、
(b)上記第1接続ノードが、上記(a)による信号名の設定に基づき、その設定された信号名に関連付けられた伝送チャンネルで伝送される音響信号を上記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから受信する、
(c)上記第1接続ノードが、上記接続ネットワークの1以上の伝送チャンネルを確保し、上記(b)において受信した音響信号を、その確保した伝送チャンネルを用いて上記接続ネットワークに送信し、上記第2接続ノード及び上記第2制御装置に対し、上記確保した伝送チャンネルの各々と関連付けられるべき、上記(a)で上記第1接続ノードに設定された信号名を通知する、
(d)上記第2制御装置が、上記(c)において上記第1接続ノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記第2接続ノードに対し、その選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(e)上記(d)において上記第2接続ノードに設定された信号名に基づき、上記第2接続ノードが、上記接続ネットワークのその設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信し、
(f)上記第2接続ノードが、上記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークの伝送チャンネルを確保し、その確保した伝送チャンネルを用いて、上記(e)において受信した音響信号を、上記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信し、上記第2部分ネットワークシステムを構成する各ノード及び上記第2制御装置に対し、上記確保した伝送チャンネルと関連付けられるべき、上記(d)で上記第2接続ノードに設定された信号名を通知する。
(g)上記第2制御装置が、上記第2部分ネットワークシステムを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記一のノードに対し、その選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(h)上記(g)において上記一のノードに設定された信号名に基づき、上記一のノードが、上記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから、上記設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信する。
(g)上記第1制御装置が、上記第1部分ネットワークシステムを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記一のノードに対し、その選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(h)上記(g)において上記一のノードに設定された信号名に基づき、上記一のノードが、上記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから、上記設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信する。
(i)上記第1制御装置が、上記一のノードに入力されるか又は上記一のノードで処理される各音響信号に信号名を付け、その信号名を上記一のノードに通知する、
(j)上記第1制御装置が、上記一のノードに入力されるか又は上記一のノードで処理される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記一のノードに対し、その選択した音響信号を送信するよう命令する、
(k)上記(j)の命令に基づき、上記一のノードが上記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークの伝送チャンネルを確保し、その確保した伝送チャンネルを用いて、上記(j)で選択された音響信号を上記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信し、上記第1部分ネットワークシステムを構成する各ノード及び上記第1制御装置に対し、上記確保した伝送チャンネルと関連付けられるべき、その選択された音響信号の信号名を通知する。
(i)上記第2制御装置が、上記一のノードに入力されるか又は上記一のノードで処理される各音響信号に信号名を付け、その信号名を上記一のノードに通知する、
(j)上記第2制御装置が、上記一のノードに入力されるか又は上記一のノードで処理される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記一のノードに対し、その選択した音響信号を送信するよう命令する、
(k)上記(j)の命令に基づき、上記一のノードが上記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークの伝送チャンネルを確保し、その確保した伝送チャンネルを用いて、上記(j)で選択された音響信号を上記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信し、上記第2部分ネットワークシステムを構成する各ノード及び上記第2制御装置に対し、上記確保した伝送チャンネルと関連付けられるべき、その選択された音響信号の信号名を通知する。
1. この発明の実施形態のオーディオネットワークシステムの概要
1.1 全体構成
まず図1に、この発明のネットワークシステムの実施形態であるオーディオネットワークシステムの概略構成を示す。
この図に示すように、オーディオネットワークシステムSは、第1部分ネットワークシステムSaと第2部分ネットワークシステムSbとを、接続ネットワークScにより接続した構成となっている。
第2部分ネットワークシステムSbは、コンソールCb1、入出力装置IOb1、ミキサエンジンEb1、入出力装置IOb3、および入出力装置IOb2を、通信ケーブルCBによりループ状に接続して構成している。
すなわち、第1部分ネットワークシステムSaにおける接続ノードである入出力装置IOa1と、第2部分ネットワークシステムSbにおける接続ノードである入出力装置IOb3とが互いに接続されて、第1部分ネットワークシステムSaと第2部分ネットワークシステムSbとを接続する接続ネットワークScが形成される。
ミキサエンジンEa1,Eb1は、各入出力装置から入力され、オーディオネットワークシステムS内を伝送される複数ch(チャンネル)の音響信号に対し、ミキシング、イコライジング、エフェクト付与等の種々の信号処理を施す機器である。また、その信号処理の結果は、オーディオネットワークシステムSを介して各入出力装置に伝送し該入出力装置から外部へ出力させることができる。
次に、図2に、部分ネットワークを形成する部分ネットワークシステムの概略構成を示す。なお、接続ネットワークについても、構成及びフレーム伝送の方式は同様である。
図2(a),(b)に示すように、この部分ネットワークシステム1は、それぞれ単方向の通信を行う受信手段である受信インタフェース(I/F)と送信手段である送信I/Fの組を2組備えたノードを、通信ケーブルCBで順次接続することにより構成したものである。これらの各ノードが、図1におけるコンソールCa1,Cb1、入出力装置IOa1,IOb1〜IOb3及びミキサエンジンEa1,Eb1に当たる。ここではA〜Cの3つのノードにより構成した例を示しているが、ノードの数は2以上の任意でよい。
従って、複数のノードの間で、TLフレームに書き込まれた音響信号を伝送する部分ネットワークを、部分ネットワークシステム内に形成することができる。以後、第1部分ネットワークシステムSaに形成される部分ネットワークを「第1部分ネットワーク」と、第2部分ネットワークシステムSbに形成される部分ネットワークを「第2部分ネットワーク」と呼ぶことにする。
また、図1における入出力装置IOa1,IOb3のように、2つ以上のネットワーク(部分ネットワークシステム及び接続ネットワーク)に接続する装置は、接続するネットワーク1つにつき、そのネットワークで用いる2組の送受信I/Fを有する。従って、入出力装置IOa1及びIOb3は、それぞれ4組の送受信I/Fを有する。
このような外部機器としては、例えば外付けのコンソールが考えられる。そして、コンソールがユーザから受け付けた操作に応じたコマンドを接続先のノードに送信し、そのノードがこれをTLフレームに書き込んで他のノードに送信したり、他のノードがTLフレームに書き込んで送信してきた応答やレベルデータ等を接続先のノードが読み出してコンソールに送信し、コンソールにおける操作子状態の表示やレベル表示に使用するといった動作を行わせることが考えられる。
次に、図3に、上述した部分ネットワーク及び接続ネットワークの伝送路で伝送されるTLフレームの構成例を示す。図4に、そのうち波形データ領域の構成をより詳細に示す。なお、これらの図に示した各領域の幅は必ずしもデータ量と対応しない。
図3に示すように、このTLフレーム100は、先頭から順に、プリアンブル101,管理データ102,波形データ(オーディオデータ)領域103,制御データ領域104,FCS(Frame Check Sequence)105の各領域からなる。各領域のサイズは、その領域に記載するデータ量に関わらずそれぞれ固定である。
管理データ102には、部分ネットワークシステム1内の各ノードがTLフレームに含まれるデータの管理に利用するデータとして、部分ネットワークシステム内のどの伝送路を循環させるフレームかを示すリングID、フレーム通し番号であるフレームID、波形データ領域103中の波形データのch数等を記載する。
このように波形データ領域103に用意する波形データ伝送用のchを、以後、「信号伝送ch」と呼ぶことにする。
また、オーディオネットワークシステムSにおいては、信号伝送chの割り当ては各部分ネットワーク及び接続ネットワークについて個別かつ独立に行うことができる。複数のネットワークに属するノードについても、ネットワーク毎に、そのネットワークで使用させる信号伝送chの割り当てを行う。
従って、各ネットワークにおいて、割り当て可能なch数が異なっていてもよい。ただし、1サンプル当たりの波形データサイズは、全てのネットワークで共通であることが好ましい。
このうちイーサネットフレーム領域106には、IP(Internet Protocol)に基づくノード間通信用のパケットであるIPパケットをさらにフレーム化したIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3形式のフレーム(イーサネットフレーム)を記載する。
また、FCS105は、IEEE802.3で規定される、フレームのエラーを検出するためのフィールドである。
次に、図5に、図3に示したTLフレーム100の伝送タイミングを示す。
この図に示すように、部分ネットワークシステム1においては、TLフレーム100を、96kHz(キロヘルツ)のサンプリング周期1周期である10.4μsec(マイクロ秒)毎に1つ、ノード間を循環させ、各ノードはTLフレームの所望のchへの音響信号の書き込みないし所望のchからの音響信号の読み出しを行うようになっている。従って、各サンプリング周期に、波形データ領域103に設けた各信号伝送chについて、それぞれ1サンプル分の波形データを、各ノード間で伝送できる。
ここでは、ノードAからノードDまでの4つのノードをカスケード接続した部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークを考える。そして、この部分ネットワーク内の各ノードにTLフレーム100を循環させる場合、いずれか1つのノードを部分マスタと定め、そのノードのみが新たなサンプリング周期のTLフレーム(通し番号の異なるTLフレーム)の生成を行い、サンプリング周期毎に生成されたTLフレームを次のノードへ送信する。部分マスタ以外のノードはスレーブノードであり、それぞれ前のノードからTLフレームを受信し、次のノードへ送信する転送処理を行う。
次に、以上説明してきたようなTLフレームの伝送を行うためのハードウェア及びその動作について説明する。
まず、図7に、上述のオーディオネットワークシステムSを構成する各ノードとなる音響信号処理装置のハードウェア構成を示す。
RAM203は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU201のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
外部機器I/F204は、カードI/O210のオーディオバス217にも接続しており、オーディオバス217を流れる波形データを外部装置に送信したり、外部装置から受信した波形データをオーディオバス217に入力したりすることができる。
操作子206は、音響信号処理装置10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ダイヤル、スライダ等によって構成することができる。
カードI/O210に装着される各種カードは、そのカードの機能に応じた波形データの処理を、それぞれ、ワードクロック(波形データのサンプリング周期)に基づくタイミングで実行する。
アナログ出力カード214は、D/A(デジタル/アナログ)変換回路を備え、オーディオバス217から取得したデジタルの波形データをアナログの音響信号に変換して、スピーカ等の音声出力装置に出力する機能を有する。
また、カードI/O210には、ネットワークI/Fカードを複数枚装着することが可能であり、図1に示した入出力装置IOa1及びIOb3のような接続ノードにおいては、ネットワークI/Fカードを複数枚装着して、各ネットワークI/Fカード毎に別々のネットワークに接続する。
また逆に、ここで挙げたもの以外でも、その他カード216として、デジタル入出力、音源、レコーダ、エフェクタ等の、種々のカードモジュールを装着可能とすることが考えられる。
図8に示すように、ネットワークI/Fカード215は、第1,第2受信I/F11,14及び第1,第2送信I/F12,13を備え、また、TLフレーム100の伝送方向を切り換えるためのセレクタ21〜24と、TLフレーム100に対するデータの読み書きを行う第1及び第2データ入出力部31,32と、オーディオバス217及び制御バス218に対してデータを入出力するためのインタフェースであり、音響信号処理装置10のうちネットワークI/Fカード215以外の部分とのインタフェースとなる上位層I/F33とを有する。
このうち、セレクタ23,24が、第1受信I/F11が受信し第1データ入出力部31を通過したTLフレームを、第2送信I/F13から送信するか、第1送信I/F12から送信するかを選択するためのセレクタである。
逆に、セレクタ23が折り返しライン26側を選択している場合は、セレクタ24も折り返しライン26側を選択し、第1受信I/F11が受信したTLフレームを、折り返しライン26及び第2データ入出力部32を通過させて、第1送信I/F12から送信する。
なお、TLフレームを折り返す場合、ネットワークI/Fカード215においてTLフレームが第1及び第2データ入出力部31,32を両方通過することになるが、TLフレームに対するデータの読み書きは、そのうち任意の一方、例えば最初に通過する方において行えばよい。
音響信号処理装置10においては、ネットワークI/Fカード215のハードウェアが上述した動作を行うことにより、図2乃至図6を用いて説明したようなTLフレームの伝送に係る機能を実現することができる。より具体的なハードウェア構成については、例えば特開2009−94589号公報に記載のものを採用することができる。
さらに、第1接続ノードである入出力装置IOa1と第2接続ノードである入出力装置IOb3とを通るリング状の伝送路が形成されて接続ネットワークScが形成される。そして、その伝送路には、複数の伝送チャンネルを有するフレームが周期的に循環する。
2.1 オーディオネットワークシステムにおける伝送路の形成手順
この実施形態の特徴的な点は、第1部分ネットワークシステムSaに形成される第1部分ネットワークと第2部分ネットワークシステムSbに形成される第2部分ネットワークとの間で接続ネットワークをまたいで波形データを伝送する場合の接続ノード(図1の例では入出力装置IOa1及びIOb3)の動作及び、関連するその他の機器の動作である。そこで、以下これらの点について説明する。
そして、いずれの場合も、接続ノードである入出力装置IOa1及びIOb3には、接続ネットワークScにおいて形成される2本の伝送路に加え、その機器が属する部分ネットワークにおいて形成される2本の伝送路が通ることになる。
図1に示したオーディオネットワークシステムSを形成する場合、ユーザはまず、第1部分ネットワークシステムSaを形成させる2以上の機器を、カスケード状又はループ状に接続する(S11)。このとき、機器の中の少なくとも1つは、接続ノードになる機器である必要がある。また、ここでいう「接続」には、既に電源が入っている機器を通信ケーブルで繋ぐことと、既に通信ケーブルで繋がれている機器の電源を入れることと、どちらもなされていない機器を通信ケーブルで繋いだ上で電源を入れることとのいずれも含む。
この際の伝送路の形成手順については、例えば特開2009−94589号公報に記載のものを採用することができる。
そして、ステップS12の指定がなされると、TTLモードで動作中の各機器は、ステップS12で指定されたノードを部分マスタとして、接続された各機器の間を循環するTLフレームの伝送路を再構築し、今度はTLフレームに対する波形データの読み書きが可能なモード(RTLモード)でTLフレームの伝送を開始する(S41)。このステップにおいて、第1部分ネットワークシステムSaにおいて第1部分ネットワークが形成される。
そして、各機器は、ステップS44での通知を受けると、信号伝送chの割り当て及びパッチの設定内容に従って、TLフレームへの波形データの書き込み及び読み出しを開始する(S45)。以上で、第1部分ネットワークにおいて、ノードとなる各機器の間で音響信号及び制御信号の送受信が可能な状態となる。
これらのパッチの内容については、ユーザが後述するルーティングテーブルの設定を通じて任意に設定することができるし、初期状態においても機器毎に何らかのデフォルトの値を用意しておく。
まず、各ミキサシステムのコンソール(CA1,Cb1)は、そのコンソールが属する部分ネットワークシステムの各機器(ミキサエンジンを含む)から、その機器が備える波形データの入力ポート及び出力ポート、及び、ミキサエンジンが備える入力チャンネル及び出力チャンネルの情報を取得する。そして、コンソールの表示器に、各機器の入力ポートからミキサエンジンの入力チャンネルへの入力パッチ設定画面、ないし、ミキサエンジンの出力チャンネルから各機器の出力ポートへの出力パッチ設定画面を表示し、ユーザによる所望の供給元から所望の供給先へのパッチ設定を受け付ける。
なお、ここでの送信設定と受信設定は、後述するルーティングテーブルの設定に該当する。
そして、この接続がなされると、接続された各機器は、第1部分ネットワークシステムSaの場合と同様に、ステップS31及びS41乃至S45の動作を行い、RTLモードで伝送するTLフレームに対する波形データの書き込み及び読み出しを開始する。その結果、第2部分ネットワークシステムSbにおいて第2部分ネットワークが形成される。
そして、この接続がなされると、各接続ノードは、自身の接続設定が完全ブリッジか一部ブリッジかを確認する(S51)。接続ノードは、設定に応じてこのいずれの接続モードでも動作可能である。
他方、一部ブリッジは、接続ネットワークをまたいで伝送する必要のある音響信号及び制御信号のみを他の部分ネットワークに伝送する接続モードであり、本明細書で詳細に説明するのは、この接続モードである。
一部ブリッジの場合には、ステップS52以下の処理に進む。
そこで、ステップS15で接続された各機器は、接続ネットワークを形成すべく、まず自動的に互いの機器の存在及びその接続のトポロジーを確認した上で、何らかのアルゴリズムでいずれかの接続ノードを接続ネットワークの仮の部分マスタに設定する(S52)。そしてその後、接続された接続ノードの間を循環するTLフレームの伝送路を形成し、その伝送路に沿ったTTLモードでのTLフレームの伝送を開始する(S53)。この際の伝送路の形成手順は、ステップS31と同様でよい。
そして、ステップS17の指定があると、指定があった部分ネットワークの各機器は、ステップS61の場合と同様に、部分ネットワークの部分マスタに指定されたことを示すコマンドを接続ノード伝達し、接続ノードに自身を部分ネットワークの部分マスタに設定させる(S71)。
そしてその後、部分ネットワークシステムを構成する各機器は、図11のステップS41乃至S45の場合と同様な手順により、接続ノードを部分マスタとして部分ネットワークを形成し、RTLモードでのTLフレームの伝送を開始すると共に、TLフレームに対する波形データの書き込み及び読み出しを開始する(S74)。
そして、手順は図13に示す部分に進み、ユーザは具体的な音響信号伝送の設定を行う。すなわち、まず部分ネットワーク毎に、接続ネットワークScに送信する音声を設定する(S18)。詳細は後述するが、この設定は、部分ネットワーク内で伝送されるどの音響信号を接続ネットワークScを跨いで伝送するかを定めるルーティングの設定である。また、この設定は、設定に係る部分ネットワークの接続ノードに対する操作の可能な任意の機器を操作して行うことができる。
また、ステップS91でNOの場合、ステップS19の設定を受け付けた機器の表示部にメッセージを表示させる等して、設定に係る音声の受信ができない旨をユーザに通知する(S95)。ただし、ここでは、設定内容自体は残しておき、接続ネットワークのTLフレームに目的の音声の波形データが書き込まれるようになった時点で、接続ノードがステップS92以降の処理を行うようにしている。
この場合において、ステップS18やS19の設定は、任意の数を任意の順番で行うことができるし、予め記憶させておいたルーティングの設定をいずれかの機器に自動で読み出させてシステムの動作に反映させることも考えられる。
次に、音響信号のブリッジのためにオーディオネットワークシステムSを構成する各機器が行う動作について、より具体的に説明する。
図14に、オーディオネットワークシステムSを構成する各機器が行うTLフレームに対する波形データの読み書きの内容を模式的に示す。
この図においては、第1部分ネットワーク、第2部分ネットワーク及び接続ネットワークにおいて、各機器がそれぞれTLフレームの波形データ領域のうちどの部分からデータを読み出し、どの部分にデータを書き込むかを、3種類の矢印により示している。
なお、図14における各帯の横方向への広がりは、対応するTLフレームの巡回範囲に相当する。
入出力装置IOa1については、第1部分ネットワーク及び接続ネットワークの双方の波形データ領域との間に矢印を記載しているが、これは双方の波形データ領域に対して波形データの読み書きを行うことを示す。ただし、上述の通り、対象のネットワーク毎に読み書きに使用するネットワークI/Fカードは異なる。入出力装置IOb3についても同様である。
なお、図に示した読み書きは一例であり、各機器になされているルーティングの設定によっては、波形データの読み出し及び書き込みの一方又は両方を行わなかったり、さらに別の読み出しや書き込みを行ったりする場合もある。
図15は、オーディオネットワークシステムSを構成する各機器の動作により実現される機能を、第1部分ネットワークシステムSaを構成する機器に注目して示す機能ブロック図(第1ミキサシステムMSa)である。図16は、同じく第2部分ネットワークシステムSbを構成する機器に注目した機能ブロック図(第2ミキサシステムMSb)である。
また、図15及び図16に示すように、各入出力装置IOa1,IOb1〜IOb3及びコンソールCa1,Cb1において、パッチ302により、それらの機器の入力部301が備える端子と対応する任意の数の入力ポートに対し、それぞれその機器が属する部分ネットワークのTLフレーム中でその機器に割り当てられている信号伝送chのいずれかを対応付けておく。ただし、ユーザはこの設定を行う際に具体的な信号伝送chのIDを把握している必要はない。この点については後に詳述する。
接続ノードは、第1又は第2部分ネットワークと接続ネットワークとの2つのネットワークに属するが、入力パッチ302の設定に従って書き込む先は、第1又は第2部分ネットワークのTLフレームである。
ここで、パッチ303は1つのボックスで示しているが、この機能は、波形データを外部から入力し送信する入出力機器内のパッチだけでなく、波形データ送出側の部分ネットワークにおける接続ノードと、波形データ受信側の部分ネットワークにおける接続ノードとの協働により実現される。
なお、図15の例では、例えば入出力装置IOb3から入力した波形データは第1部分ネットワークにブリッジしない設定となっているため、入出力装置IOb3を示すボックスを示していない。しかしもちろん、ルーティングの設定を変更してこの波形データも第1部分ネットワークにブリッジするようにすることも可能である。
なお、TLフレームのどの信号伝送chにどの機器のどの入力ポート、出力ch、あるいは(接続ネットワークからの)受信ポートからの波形データが書き込まれているかは、各部分ネットワーク毎に、TLフレームの各信号伝送chにその波形データを書き込んでいる機器が、その他の機器に、その信号伝送chの内容を示す送信情報として通知している。
そして、ミキサエンジンEa1,Eb1は、入力パッチ311の設定に従い、TLフレームから読み出した波形データや、入力部316から入力した波形データを、入力パッチ311により対応付けられている入力chに入力する。
各系統のバスにおいては、各入力chから入力した波形データを混合し、その結果を、バスの系統に対応して設けられる、出力ch部314の出力chに入力する。出力chにおいては、混合バス313から出力される波形データに対し、それぞれレベル調整、周波数特性調整等の信号処理が施される。
そして、ミキサエンジンEa1,Eb1は、出力パッチ315の設定に従い、各出力chで処理した後の波形データを、自身が属する部分ネットワークのTLフレームの、その出力chと対応付けられている信号伝送chの領域に書き込むか、出力部317から出力する。
また、異なる部分ネットワークに属する機器に伝送すべき波形データは、パッチ306に設定されている対応付けに従って、接続ネットワークScを介してその部分ネットワークに伝送される。
例えば、図15の例で言えば、入出力装置IOa1は、該入出力装置においてなされているルーティングの設定に従い、第1部分ネットワークのTLフレームから、第2部分ネットワークに送信すべき波形データ(ここではミキサエンジンEa1により第1部分ネットワークのTLフレームに書き込まれた波形データ)を読み出して、接続ネットワークのTLフレームのうち、該入出力装置IOa1に割り当てられている波形伝送chの領域に書き込む。この動作は、図16において入出力装置IOb3の枠内に示したパッチ303の動作の一部に当たる。
この場合において、ルーティングの設定も容易に行うことができるが、この点については後述する。
また、伝送路の長さの制限は、TLフレームを循環させる部分ネットワークシステム毎に適用されるため、オーディオネットワークシステムS全体に1つのTLフレームを循環させる場合にくらべ、接続ケーブルを長くして、広範囲に各機器を設置することができる。
ところで、既に述べた通り、オーディオネットワークシステムSにおいては、ルーティングの設定により、波形データをどのような経路で伝送するかを規定する。この設定は、ユーザが、上述した入力パッチ設定画面や出力パッチ設定画面を用いて、送信側の機器の設定(送信設定)と受信側の機器の設定(受信設定)とを一括で行うこともできるし、機器毎の個別パッチ設定画面を用いて、その機器の設定(送信設定、受信設定、ないし機器内の接続設定)を個別に行うこともできる。なお、入力パッチ設定画面や出力パッチ設定画面では、ミキサエンジン内の接続設定を行うことも可能である。
そして、この設定を行う際、ユーザは、オーディオネットワークシステムS内を伝送される波形データを、オーディオネットワークシステムS内で一意に付された波形データの名称により識別して行うことができる。
まず、図17に、信号名設定テーブルの例を示す。
この信号名設定テーブルは、オーディオネットワークシステムSを構成する各機器に記憶させるものであり、その機器が備える各入力ポート及び出力chについて、その入力ポートから機器に入力する波形データ又は出力chから出力される波形データに信号名を設定するためのテーブルである。
このルーティングテーブルも、オーディオネットワークシステムSを構成する各機器に記憶させるものであり、その機器が行う波形データ伝送処理の内容を規定するテーブルである。ここでいう波形データ伝送には、TLフレームに対する書き込み(送信設定)、TLフレームからの読み出し(受信設定)、および、TLフレームを介さない機器内部での伝送(接続設定:例えば図15における入力部316から入力ch部312への伝送)も含む。
供給元は、波形データをどこから供給するかを示す情報である。ここには、機器の入力ポート番号、出力ch番号及び、該当機器が属するネットワークのいずれか(部分ネットワーク又は接続ネットワークを特定する情報)を設定することができる。
信号名は、供給元から供給される波形データの信号名を示す情報である。供給元に入力ポート番号又は出力ch番号を設定する場合、信号名は信号名設定テーブルの内容に基づいて自動的に設定される。供給元にネットワークを設定する場合、そのネットワークのTLフレームから読み出し可能な波形データの信号名から1つ選択して設定する。
また、実現は、各ルーティング設定に係る信号伝送が実現できているか否かを示す情報である。ルーティングを設定しても、供給元として設定した入力ポートに対応する信号入力カードが装着されていなかったり、供給先として設定したネットワークにおいて信号伝送chが確保できなかったりした場合には、各ルーティング設定に係る信号伝送が実現できない可能性もあるためである。各機器は、定期的に各ルーティング設定に関する信号伝送の状況を確認し、「実現」の項目のデータをアップデートする。
また、以上のようなルーティングの設定として、ある機器において供給元に入力ポート又は出力chを設定し、供給先に部分ネットワークを設定すると、その入力ポートから入力する波形データ又はその出力chから出力される波形データを、その機器が属する部分ネットワークのTLフレームに書き込み、その部分ネットワークに属する他の機器が読み出し可能な状態にする信号伝送の設定をしたことになる。
接続ノードにおいては、上記と同様に部分ネットワークに代えて接続ネットワークを設定することにより、自機のポート又はchと接続ネットワークとの間で、他の部分ネットワークを介さずに信号伝送を行うこともできる。
図19に示すのは、個別パッチ設定画面において供給元の設定指示を検出した場合の処理のフローチャートである。
オーディオネットワークシステムSを構成している状態であってもそうでなくても、オーディオネットワークシステムSを構成し得る音響信号処理装置10のCPU201は、自機のID=rのルーティングについて供給元をssに設定する操作(その旨を伝達するコマンドを含む)を検出すると、図19のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、設定を指示されたssをr番目のルーティングについての供給元SS(r)として、ステップS102で取得したsnを同信号名SN(r)としてルーティングテーブルに登録し(S103)、処理を終了する。
そして、同じでない場合、ssが示すネットワークと対応するchテーブルを検索し、該ネットワークから受信可能な波形データの信号名をユーザに提示してその中から供給元とする信号名snを選択させる(S105)。そして、ステップS103でss及びsnをルーティングテーブルに設定して処理を終了する。
ステップS104で同じである場合、ルーティングの設定を拒否して(S106)処理を終了する。この場合、メッセージ等によりユーザにその旨を通知することが好ましい。他の機器からのコマンドによる設定の場合、設定を拒否した旨の応答を返せばよい。
音響信号処理装置10のCPU201は、図19の場合と同様に、自機のr番目のルーティングについて供給先をsdに設定する操作を検出すると、図20のフローチャートに示す処理を開始する。
また、ステップS111で部分ネットワークであった場合、これが同じルーティングについての供給元SS(r)と同じでないことを確認する(S113)。そして、同じでない場合、やはりsdをそのまま設定して問題ないので、ステップS112でこの設定を行って処理を終了する。
以上の図19及び図20に示した処理により、各機器は、ユーザの指示に従ってルーティングテーブルの設定を行うことができる。
音響信号処理装置10のCPU201は、該音響信号処理装置がオーディオネットワークシステムSを構成している状態では、定期的に図21のフローチャートに示す処理を実行し、自身が記憶するルーティングテーブルの内容を、ネットワークI/Fカード215における波形データの読み書きや、オーディオバス217における波形データの伝送の動作に反映させる。この場合において、入力パッチ設定画面や出力パッチ設定画面を用いて行った設定と、個別パッチ設定画面を用いて行った設定とを区別する必要はない。
これらの確認ができれば(S126のYES)、次は供給先SD(r)の確認処理に進む。
また、SD(r)がネットワークである場合には、信号出力先のネットワークに属する各機器に、ステップS131で設定した信号伝送に係る波形データの信号名と書き込み先信号伝送chを通知する(S133,S134)。
そして、以上のいずれの場合もステップS121に戻って処理を繰り返す。
従って、オーディオネットワークシステムSは、以下の(1a)から(1d)の処理を実行することにより、第1部分ネットワークシステムSaに形成される部分ネットワークにおいて伝送される音響信号を第2部分ネットワークシステムSbに形成される部分ネットワークに転送する動作を開始することができる。
(2a)コンソールCa1が、第1部分ネットワークシステムSaを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から1以上の音響信号を選択し、入出力装置IOa1に対し、その選択した音響信号の各々を特定する信号名を設定する処理を、部分ネットワークから接続ネットワークへの上述のルーティングの設定として行う(図19のステップS105及び図22のchテーブルを参照)。なお、第1部分ネットワークシステムSaを構成する各ノードは、図21のステップS134において、同じ第1部分ネットワークシステムSaを構成する各ノードに対し、自身が第1部分ネットワークに送信する音響信号の信号名を通知する。
(g)コンソールCb1が、第2部分ネットワークシステムSbを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記一のノードに対し、その選択した音響信号を特定する信号名を設定する処理を、部分ネットワークから出力ポート又は入力chへの上述のルーティングの設定として行う(図19のステップS105及び図22のchテーブルを参照)。なお、第2部分ネットワークシステムSbに属する入出力装置IOb3は、同じ第2部分ネットワークシステムSbを構成する各ノードに対し、第1部分ネットワークシステムSaから転送され、その後入出力装置IOb3によって第2部分ネットワークシステムSbへ送信される音響信号の信号名を通知する。したがって、接続ノードを介して伝送されるこれら音響信号を、同じ第2部分ネットワークシステムSb内の他のノードから転送される音声信号を選択する場合と同様に選択できる。
(j)コンソールCa1が、上記一のノードに入力されるか又は上記一のノードで処理される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、上記一のノードに対し、その選択した音響信号を送信するよう命令する処理を、入力ポート又は出力chから部分ネットワークへの上述のルーティングの設定として行う(図19のステップS102を参照)。
次に、オーディオネットワークシステムSを構成する機器を、別の機器からリモート制御する場合に各機器が行う動作について説明する。
オーディオネットワークシステムSにおいては、上述したように、各部分ネットワークシステムに対して一意なネットワークIDを付している。そして、オーディオネットワークシステムSを構成する機器をリモート制御するための制御装置であるコンソールCa1,Cb1において、その制御対象を、ネットワークIDを指定することにより1つの部分ネットワークシステムに限定し、その部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークにおける音響信号の伝送についてのみ、リモート制御ができるようにしている。
また、ここでいうリモート制御には、レベル調整量や信号オンオフなど、信号処理内容を規定するパラメータの設定の他、信号名やルーティングの設定も含まれる。
制御装置として機能する音響信号処理装置10のCPU201は、ユーザが操作子206により他の機器をリモート制御する操作を行ったことを検出すると、図23のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まず検出した操作に係る制御対象の機器を特定する(S141)。この特定は、現在どの機器に関する設定操作を受け付ける状態であるか、などに基づいて行うことができるが、多くの場合、ユーザが行った操作がリモート制御に関するものであることを認識した時点で、どの機器に対するリモート制御操作であるかも認識できるものと考えられる。
そして、ステップS143の後、送信した制御操作通知に対するレスポンスを待ち、そのレスポンスに応じて、ステップS142でのカレントメモリの内容更新を確定又は取り消しし(S144)、処理を終了する。
オーディオネットワークシステムSを構成する各機器は、受信したTLフレームのイーサネットフレーム領域106の内容は、そこに記載されているフレームの宛先に関わらず全て読み出し、読み出した後で不要であれば廃棄する。従って、制御装置が図23のステップS143で送信した制御操作通知は、少なくとも制御装置と同じ部分ネットワークに属する全ての機器が受信する。
そして、この制御操作通知を受信した機器のCPU201は、図24のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、付されていた場合、そのことをもって受信した制御操作通知は自機に対するリモート制御の内容を示すものと判断し、その通知が示す操作内容に応じて自機のカレントメモリの内容を更新する(S153)。操作内容が信号名設定テーブルやルーティングテーブルの更新を指示するものであった場合には、これらのテーブルの内容を更新する。
ステップS152でシステムIDが異なる場合には、受信した制御操作通知は自機に対するリモート制御の内容を示すものではないと判断し、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS151で自機宛でない場合、やはり受信した制御操作通知は自機に対するリモート制御の内容を示すものではないと判断し、自機が接続ノードでなければ(S155のNO)、そのまま処理を終了する。
なお、接続ノードがステップS159の処理を行った場合、制御操作通知は、送信元の制御装置が属するものとは異なる部分ネットワークにも到達し、これを受信した機器のCPU201も、図24のフローチャートに示す処理を開始することになる。
このように、オーディオネットワークシステムSを、用途の異なるミキサシステムの複合体として動作させる場合、部分ネットワークシステムのIDによる制御対象の切り分けが有効である。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成、データの構成、採用する通信規格、サンプリング周期、具体的な処理内容等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述の実施形態では、接続ノードは、複数のネットワークI/Fカードを要するため、他のノードとハードウェア上の要求が異なる旨の説明をした。しかし、電源ON中にカードの抜き差しが可能な規格であれば、システム内の適当なノードに後からネットワークI/Fカードを追加して接続ノードとして機能させられるようにすることも、考えられる。
また、オーディオネットワークシステムに接続するためのI/Fや信号処理のためのDSPなどを、カード状に形成して音響信号処理装置10の本体から着脱可能とすることも、必須ではない。
このような構成とする場合、第2制御装置は、第2接続ノードに通知されたネットワークID及び信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択する。そして、第2接続ノードに対して該選択する音響信号を特定するためのネットワークID及び信号名の設定をも行う。さらに、第2接続ノードは、接続ネットワークのその設定されたネットワークID及び信号名と関連付けられた信号伝送chの音響信号を受信する。
まず、ネットワーク内の2つの伝送路においてそれぞれTLフレームを循環させる場合、その一方を用いてTLフレーム1つ分の信号伝送chの波形データを伝送する場合と、双方を別々の信号伝送chを備えたTLフレームと見て波形データの伝送に用いる場合とがある。
ここで、後者の場合、ネットワークの1カ所で断線し、カスケード接続の動作に切換が起こった場合、使用可能な信号伝送chの数が半減するため、それまで伝送できていた波形データが伝送できなくなる事態があり得る。そしてこの場合、図21に示したルーティング更新処理により、各機器で設定されているルーティングをカスケード接続で提供される信号伝送ch数の範囲で各機器の動作に反映させるよう、信号伝送chの割り当て等を見直すことになる。
また、逆に、制御装置が部分ネットワークシステムに属するようにする場合であっても、接続ノードに、制御操作通知のブリッジをさせないようにすれば、制御操作通知にネットワークIDを付加しなくても、部分ネットワークシステム毎の制御の分離を実現することができる。
以上説明してきた変形及び実施形態の説明において述べた変形は、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて適用可能である。また逆に、ネットワークシステム及び音響信号処理装置が実施形態の説明において述べた特徴を全て有している必要もない。
従って、この発明を適用することにより、ネットワークシステムの利便性を向上させることができる。
Claims (10)
- それぞれカスケード接続又はループ接続された複数のノードからなり、該複数のノード間で複数の音響信号を伝送する部分ネットワークを形成する第1部分ネットワークシステムと第2部分ネットワークシステムとを備え、前記第1部分ネットワークシステムが備える第1接続ノードと、前記第2部分ネットワークシステムが備える第2接続ノードとが互いに接続されて、該第1接続ノードと該第2接続ノードとの間で複数の伝送チャンネルを用いて複数の音響信号を伝送する接続ネットワークを形成するネットワークシステムであって、
さらに、前記第1部分ネットワークシステムにおける音響信号の伝送を制御する第1制御装置と、前記第2部分ネットワークシステムにおける音響信号の伝送を制御する第2制御装置とを備え、
以下の(a)乃至(d)の処理を行うことにより、前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークにおいて伝送される音響信号を前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークに転送する動作を開始することを特徴とするネットワークシステム。
(a)前記第1制御装置が、前記第1接続ノードが前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから受信可能な音響信号のうち1以上の音響信号を選択し、前記第1接続ノードに対し、該選択した音響信号の各々を特定する信号名を設定する、
(b)前記(a)において前記第1接続ノードに設定された信号名に基づき、前記第1接続ノードが、前記接続ネットワークにおける前記複数の伝送チャンネルのうち1以上の伝送チャンネルを確保し、該確保した伝送チャンネルを用いて前記設定された信号名により特定される音響信号を前記接続ネットワークへ送信し、前記第2接続ノード及び前記第2制御装置に対し、前記確保した伝送チャンネルの各々と関連付けられるべき信号名を通知する、
(c)前記第2制御装置が、前記(b)において前記第1接続ノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記第2接続ノードに対し、該選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(d)前記(c)において前記第2接続ノードに設定された信号名に基づき、前記第2接続ノードが、前記接続ネットワークの該設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信して、該受信した音響信号を前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信する。 - 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
前記第1部分ネットワークシステム及び前記第2部分ネットワークシステムはそれぞれネットワークIDを有し、
前記(b)の処理において、前記第1接続ノードが、前記第2接続ノードに対し、前記確保した伝送チャンネルの各々と関連付けられるべき信号名に加えて前記第1部分ネットワークシステムのネットワークIDを通知し、
前記(c)の処理において、前記第2制御装置が、前記(b)において前記第1接続ノードから前記第2接続ノードに通知されたネットワークID及び信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記第2接続ノードに対し、該選択した音響信号を特定するネットワークID及び信号名を設定し、
前記(d)の処理において、前記(c)において前記第2接続ノードに設定されたネットワークID及び信号名に基づき、前記第2接続ノードが、前記接続ネットワークの該設定されたネットワークID及び信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1又は2に記載のネットワークシステムであって、
前記接続ネットワークにおいて、前記第1接続ノードと前記第2接続ノードを通るリング状の伝送路が形成され、前記複数の伝送チャンネルを有するフレームが前記リング状の伝送路に沿って周期的に循環し、前記第1接続ノード及び第2接続ノードの一方が前記フレームの前記伝送チャンネルに音響信号を書き込むことにより音響信号の送信を行い、前記第1接続ノード及び第2接続ノードの他方が該フレームの該伝送チャンネルから音響信号を読み出すことにより音響信号の受信を行うことを特徴とするネットワークシステム。 - それぞれカスケード接続又はループ接続された複数のノードからなり、該複数のノード間で複数の伝送チャンネルを用いて複数の音響信号を伝送する部分ネットワークを形成する第1部分ネットワークシステムと第2部分ネットワークシステムとを備え、前記第1部分ネットワークシステムが備える第1接続ノードと、前記第2部分ネットワークシステムが備える第2接続ノードとが互いに接続されて、該第1接続ノードと該第2接続ノードとの間で複数の伝送チャンネルを用いて複数の音響信号を伝送する接続ネットワークを形成するネットワークシステムであって、
さらに、前記第1部分ネットワークシステムにおける音響信号の伝送を制御する第1制御装置と、前記第2部分ネットワークシステムにおける音響信号の伝送を制御する第2制御装置とを備え、
前記第1部分ネットワークシステムの各ノードが前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークの1以上の伝送チャンネルを確保し、該確保した伝送チャンネルを用いて1以上の音響信号を前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信し、前記第1部分ネットワークシステムを構成する各ノード及び前記第1制御装置に対し、前記確保した伝送チャンネルの各々と関連付けられるべき信号名を通知し、
以下の(a)乃至(f)の処理を行うことにより、前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークにおいて伝送される音響信号を前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークに転送する動作を開始することを特徴とするネットワークシステム。
(a)前記第1制御装置が、前記第1部分ネットワークシステムを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から1以上の音響信号を選択し、前記第1接続ノードに対し、該選択した音響信号の各々を特定する信号名を設定する、
(b)前記第1接続ノードが、前記(a)による信号名の設定に基づき、該設定された信号名に関連付けられた伝送チャンネルで伝送される音響信号を前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから受信する、
(c)前記第1接続ノードが、前記接続ネットワークの1以上の伝送チャンネルを確保し、前記(b)において受信した音響信号を、該確保した伝送チャンネルを用いて前記接続ネットワークに送信し、前記第2接続ノード及び前記第2制御装置に対し、前記確保した伝送チャンネルの各々と関連付けられるべき、前記(a)で前記第1接続ノードに設定された信号名を通知する、
(d)前記第2制御装置が、前記(c)において前記第1接続ノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記第2接続ノードに対し、該選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(e)前記(d)において前記第2接続ノードに設定された信号名に基づき、前記第2接続ノードが、前記接続ネットワークの該設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信し、
(f)前記第2接続ノードが、前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークの伝送チャンネルを確保し、その確保した伝送チャンネルを用いて、前記(e)において受信した音響信号を、前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信し、前記第2部分ネットワークシステムを構成する各ノード及び前記第2制御装置に対し、前記確保した伝送チャンネルと関連付けられるべき、前記(d)で前記第2接続ノードに設定された信号名を通知する。 - 請求項4に記載のネットワークシステムであって、
前記第1部分ネットワークシステム及び前記第2部分ネットワークシステムはそれぞれネットワークIDを有し、
前記(c)の処理において、前記第1接続ノードが、前記第2接続ノード及び前記第2制御装置に対し、前記確保した伝送チャンネルの各々と関連付けられるべき信号名に加えて前記第1部分ネットワークシステムのネットワークIDを通知し、
前記(d)の処理において、前記第2制御装置が、前記(c)において前記第1接続ノードから通知されたネットワークID及び信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記第2接続ノードに対し、該選択した音響信号を特定するネットワークID及び信号名を設定し、
前記(e)の処理において、前記(d)において前記第2接続ノードに設定されたネットワークID及び信号名に基づき、前記第2接続ノードが、前記接続ネットワークの該設定されたネットワークID及び信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項4又は5に記載のネットワークシステムであって、
前記第1部分ネットワークシステム及び第2部分ネットワークシステムの各々において、該部分ネットワークシステムを構成する前記複数のノードの全てを通るリング状の伝送路が形成され、複数の伝送チャンネルを有するフレームが前記リング状の伝送路に沿って周期的に循環し、前記部分ネットワークは、一のノードが前記循環するフレームの伝送チャンネルに音響信号を書き込み、他のノードが該循環するフレームの該伝送チャンネルから音響信号を読み出すことにより、前記一のノードから前記他のノードへ音響信号を転送することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のネットワークシステムであって、
以下の(g)及び(h)の処理を行うことにより、前記第2部分ネットワークシステムを構成する一のノードが前記部分ネットワークから音響信号を受信する動作を開始することを特徴とするネットワークシステム。
(g)前記第2制御装置が、前記第2部分ネットワークシステムを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記一のノードに対し、該選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(h)前記(g)において前記一のノードに設定された信号名に基づき、前記一のノードが、前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから、前記設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信する。 - 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のネットワークシステムであって、
以下の(g)及び(h)の処理を行うことにより、前記第1部分ネットワークシステムを構成する一のノードが前記部分ネットワークから音響信号を受信する動作を開始することを特徴とするネットワークシステム。
(g)前記第1制御装置が、前記第1部分ネットワークシステムを構成するノードから通知された信号名により特定される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記一のノードに対し、該選択した音響信号を特定する信号名を設定する、
(h)前記(g)において前記一のノードに設定された信号名に基づき、前記一のノードが、前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークから、前記設定された信号名と関連付けられた伝送チャンネルの音響信号を受信する。 - 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のネットワークシステムであって、
以下の(i)乃至(k)の処理を行うことにより、前記第1部分ネットワークシステムを構成する一のノードが部分ネットワークへ音響信号を送信する動作を開始することを特徴とするネットワークシステム。
(i)前記第1制御装置が、前記一のノードに入力されるか又は前記一のノードで処理される各音響信号に信号名を付け、該信号名を前記一のノードに通知する、
(j)前記第1制御装置が、前記一のノードに入力されるか又は前記一のノードで処理される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記一のノードに対し、該選択した音響信号を送信するよう命令する、
(k)前記(j)の命令に基づき、前記一のノードが前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークの伝送チャンネルを確保し、該確保した伝送チャンネルを用いて、前記(j)で選択された音響信号を前記第1部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信し、前記第1部分ネットワークシステムを構成する各ノード及び前記第1制御装置に対し、前記確保した伝送チャンネルと関連付けられるべき、該選択された音響信号の信号名を通知する。 - 請求項4乃至6のいずれか一項に記載のネットワークシステムであって、
以下の(i)乃至(k)の処理を行うことにより、前記第2部分ネットワークシステムを構成する一のノードが部分ネットワークへ音響信号を送信する動作を開始することを特徴とするネットワークシステム。
(i)前記第2制御装置が、前記一のノードに入力されるか又は前記一のノードで処理される各音響信号に信号名を付け、該信号名を前記一のノードに通知する、
(j)前記第2制御装置が、前記一のノードに入力されるか又は前記一のノードで処理される音響信号の中から任意の音響信号を選択し、前記一のノードに対し、該選択した音響信号を送信するよう命令する、
(k)前記(j)の命令に基づき、前記一のノードが前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークの伝送チャンネルを確保し、該確保した伝送チャンネルを用いて、前記(j)で選択された音響信号を前記第2部分ネットワークシステムに形成される部分ネットワークへ送信し、前記第2部分ネットワークシステムを構成する各ノード及び前記第2制御装置に対し、前記確保した伝送チャンネルと関連付けられるべき、該選択された音響信号の信号名を通知する。
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