JP5588903B2 - 多気筒回転圧縮機と冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
逆止弁機構は、ブレード背室に高圧が導入され、第2のブレードがブレード背室の容積を拡大する方向に移動するときに連通路を閉じ、第2のブレードがブレード背室の容積を縮小する方向に移動したときは連通路を開放するように構成する。
本実施形態の冷凍サイクル装置は、上記記載の多気筒回転圧縮機と、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器を備えて冷凍サイクルを構成する。
図1は、第1の実施形態に係る、多気筒回転圧縮機Mの概略の縦断面図である。
図中1は密閉ケースであって、この密閉ケース1内の下部には圧縮機構部3が設けられ、上部には電動機部4が設けられる。上記電動機部4と圧縮機構部3は、回転軸5を介して一体に連結される。
第1のシリンダ6Aには、内径部である第1のシリンダ室Saにブレード溝10aが連設され、さらにブレード溝10aから第1のブレード背室11aが設けられる。上記ブレード溝10aには第1のブレード12aが移動自在に収容され、その先端部は第1のシリンダ室Saに、後端部は第1のブレード背室11aに突没自在である。
以上の構成から、閉塞部材18において、連通路22は背圧導入通路Hの下部に設けられ、弁孔23は連通路22の最も下部に設けられることになる。
図4は、リード弁25が、最大限湾曲して弁孔23を開放した状態を示している。図にハッチングで示すリード弁25と弁座24との間の流路面積A1は、 π・弁座24の内径φDv・弁座24とリード弁25との間の平均距離L との積で表される。
これに対して弁座24の内周面積A2は、 π・(Dv/2)2 で表される。
リード弁25と弁座24との間の流路面積A1が、弁座24の内周面積A2より小(A1<A2)であるので、 π・φDv・L < π・(Dv/2)2 となる。
上記圧力切換え弁33は、通常のヒートポンプ式空気調和機を構成する冷凍サイクルに用いられる標準品である四方切換え弁を流用したが、この四方切換え弁に代って三方弁を使用し、もしくは複数の開閉弁を組合せても同様の作用効果を得られる。
多気筒回転圧縮機Mに接続される冷媒管Pに四方切換え弁50が接続され、四方切換え弁50から室外熱交換器51と、膨張装置52と、室内熱交換器53に接続される。室内熱交換器53から四方切換え弁50を介してアキュームレータ32に接続され、さらに多気筒回転圧縮機Mと吸込み用冷媒管Paで接続しているが、ここでは図示しない。
室内熱交換器53から導出される蒸発冷媒は、四方切換え弁50を介して多気筒回転圧縮機Mに吸込まれ、上述したように圧縮されて冷凍サイクルを循環する。
たとえば冷房運転時に能力半減運転を選択すると、上述した冷房運転時の冷凍サイクルが構成されるとともに、ブレード背圧制御機構Kの圧力切換え弁33に収容される逆U字型弁38が切換えられる。圧力切換え弁33は、図1に二点鎖線で示すように、第2のポートpbと第3のポートpcが連通するように制御される。
結局、第2のシリンダ室Sbにおいて圧縮作用が行われない休筒運転状態を支持し、第1のシリンダ室Saにおいてのみ圧縮運転をなす、能力半減運転となる。
したがって、第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbにおいて同時に圧縮作用をなし、全能力運転が行われることとなる。
そのため、油溜り部14の潤滑油が、連通路22から第2のブレード背室11bや背圧導入通路Hに潤滑油が浸入するのを阻止する。
リード弁25の構造上、最大開放時に、リード弁25と弁座24との間の流路面積を小さくすると流路抵抗が大きくなり、弁孔23を通過する流量を抑制することができる。その一方で、弁座24の内周面積が大きい方が、リード弁25は小さい圧力差で開く。
先に第1の実施形態で説明した多気筒回転圧縮機Mと同一の構成部品については、同番号を付して新たな説明は省略する。
ここでは、第1の分岐管35Aにおいて、冷媒管Pから分岐する部位から所定長さの分の配管直径を、圧力切換え弁33の第1のポートpaに接続する部位の配管直径よりも小さく形成した、流路抵抗部40を設けたことが相違する。
圧縮機Mの運転周波数は低く抑えられるので、第1の分岐管35Aに導かれる高圧ガスの流速は遅い。したがって、高圧ガスが第1の分岐管35Aの流路抵抗部40を導かれる際の流路抵抗は極く小さく、円滑に高圧ガスが流れる。
同図から、 1/50 ≦ E1/E2 ≦ 1/10 の範囲が最も良いことが分る。
また、 E1/E2>1/10 であると、第2のブレード12bの往復動と逆止弁機構Gによるポンプ作用で密閉ケース1内に再戻入するガスの流量が多くなり、損失が発生して、効率の低下を招いてしまう。
Claims (6)
- 密閉ケース内に、電動機部と、この電動機部と回転軸を介して連結される圧縮機構部を収容する多気筒回転圧縮機において、
上記圧縮機構部は、
それぞれにシリンダ室を有する第1のシリンダおよび第2のシリンダと、上記各シリンダ室内でそれぞれ偏心回転する第1のローラおよび第2のローラと、上記第1のローラおよび第2のローラに当接して上記各シリンダ内を区画する第1のブレードおよび第2のブレードと、
上記第2のブレードの後端側に形成されたブレード背室と、
上記ブレード背室に連通され、ブレード背室に高圧もしくは低圧を切換えて供給し、第2のブレードに背圧を付与する背圧導入通路と、
上記ブレード背室と上記密閉ケースの内部空間とを連通する連通路と、
上記連通路を開閉する逆止弁機構と、を具備し、
上記逆止弁機構は、ブレード背室に高圧が導入され、第2のブレードがブレード背室の容積を拡大する方向に移動するときに上記連通路を閉じ、第2のブレードがブレード背室の容積を縮小する方向に移動したときは連通路を開放するように構成される
ことを特徴とする多気筒回転圧縮機。 - 上記背圧導入通路に導かれる高圧は、上記圧縮機構部で圧縮され密閉ケース内から吐出される高圧ガスである
ことを特徴とする請求項1記載の多気筒回転圧縮機。 - 上記逆止弁機構は、上記連通路に対して開口する弁孔と、この弁孔の一端部に形成される弁座と、この弁座に接離し弁孔を開閉する弁体と、を備えていて、
上記連通路は、上記背圧導入路の最も下部に設けられ、
上記弁孔は、上記連通路の最も下部に設けられる
ことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の多気筒回転圧縮機。 - 上記逆止弁機構は、上記連通路に対して開口する弁孔と、この弁孔の一端部に形成される弁座と、この弁座に接離し弁孔を開閉する弁体と、を備えていて、
上記弁体は、弁押えによって最大開放量が規制されるリード弁タイプであり、
上記リード弁の最大開放時に、上記弁体と上記弁座との間の流路面積が、弁座周面積よりも小さくなるよう構成される
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多気筒回転圧縮機。 - 上記背圧導入通路のうちの、上記ブレード背室に高圧を供給して上記第2のブレードに高圧を付与する高圧側導入路の一部に、流路抵抗部を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の多気筒回転圧縮機。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の多気筒回転圧縮機と、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器を備えて冷凍サイクルを構成する
ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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