JP5433354B2 - 多気筒ロータリ式圧縮機と冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮能力の切換えが可能な多気筒ロータリ式圧縮機と、この多気筒ロータリ式圧縮機を備えて冷凍サイクルを構成する冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクル装置において、圧縮機構部に複数(主として、2つ)のシリンダ室を備えた多気筒ロータリ式圧縮機が多用されている。この種の圧縮機において、2つのシリンダ室同時に圧縮作用を行う、もしくは一方のシリンダ室でのみ圧縮作用を中断して圧縮仕事を低減する、いわゆる全能力運転と能力半減運転との切換えができれば有利である。
[特許文献1]には、第2のシリンダ室に低圧ガスを導入する吸込み管が連通する一方で、第1のシリンダ室には吸込み管から低圧ガスを導入する、もしくは圧縮機から吐出される高圧ガスの一部を分岐管を介して導くように切換える、開閉弁および三方切換え弁からなる圧力切換え機構を備えた技術が開示されている。
さらに、第2のシリンダ室とブレード溝を介して連通するブレード背室に、ばね部材を収容してブレードを常に弾性的に押圧している。これに対して、第1のシリンダ室とブレード溝を介して連通するブレード背室は密閉容器内に露出し、密閉容器内の圧力がこのブレード背室に収容するブレードに背圧を与えるようになっている。
第2のシリンダ室では、回転軸が回転駆動されれば常に、吸込み管から導かれる低圧ガスを圧縮して高圧化し吐出する。これに対して第1のシリンダ室では、圧力切換え機構の切換え操作により、低圧ガスもしくは高圧ガスがシリンダ室に導かれる。
シリンダ室に低圧ガスが導かれると、ブレードの先端部が低圧で、後端部が密閉容器内の高圧となって差圧が生じ、ブレードは背圧を受けてシリンダ室で圧縮作用が行われる。高圧ガスが導かれると、ブレードの先端部と後端部とが同じ高圧となって差圧が生じない。ブレードは移動せず、シリンダ室での圧縮運転が行われない「休筒運転」となる。
特開2007−092534号公報
このような[特許文献1]の圧力切換え機構は、開閉弁と三方切換え弁等の弁類を備え、これら弁類を切換え操作して高圧ガスもしくは低圧ガスを導くようになっている。当然ながら、配管直径と比較して弁類の弁孔直径が小さく、ガスが弁類を流通する際に圧力損失が生じる。
すなわち、圧力切換え機構に弁類を用いるところから圧力損失があって、第1のシリンダ室における圧縮性能に影響を及ぼす虞れが大である。
また、密閉容器の内底部には潤滑油の油溜り部が形成され、圧縮機構部のほとんど大部分は潤滑油中に浸漬状態にある。そして、密閉容器内部には少なくとも第2のシリンダ室で圧縮された高圧ガスが充満して高圧雰囲気下にあり、油溜り部の潤滑油は常に粘性が高く、流動抵抗が大きい状態となっている。
第1のシリンダ室に連通するブレード背室には潤滑油が満たされ、ブレードの後端部は潤滑油を押し退けながら往復移動しなければならない。特に圧縮運転開始時にブレードの往復移動に円滑さを欠くとともに、運転周波数が高くなるとブレードが高速で往復移動し、潤滑油の流動抵抗がさらに大となって、圧縮性能に影響を及ぼす虞れが大である。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、2シリンダを備えて圧縮能力可変をなすことを前提として、休筒運転をなす側のシリンダ室における圧縮性能の低下を阻止するとともに、ブレードの往復移動に円滑さを確保し、高圧縮性能を得られる多気筒ロータリ式圧縮機と、この多気筒ロータリ式圧縮機を備えて冷凍サイクル効率の向上化を図れる冷凍サイクル装置を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の多気筒ロータリ式圧縮機は、密閉容器内に電動機部と圧縮機構部とを収容し、密閉容器内底部に潤滑油を集溜する油溜り部を備え、
上記圧縮機構部は、中間仕切り板を介在して設けられ、それぞれの内径部に低圧ガスが導入されるシリンダ室が形成され、このシリンダ室にブレード溝を介して連通するブレード背室が設けられる第1のシリンダおよび第2のシリンダと、それぞれのシリンダ室に収容される偏心部を有し電動機部に連結される回転軸と、回転軸の偏心部に嵌合され回転軸の回転にともなってシリンダ室内でそれぞれ偏心移動する偏心ローラと、ブレード溝に移動自在に収容され偏心ローラ周壁に先端部が当接した状態でシリンダ室を区画するブレードとを具備し、
第1のシリンダと第2のシリンダに設けられるブレード背室のいずれか一方はブレードの後端部に弾性力を付与してブレード先端部を偏心ローラ周壁に接触させ回転軸の回転にともなって常時シリンダ室で圧縮作用を行わせる弾性体を備え、
ブレード背室のいずれか他方は密閉構造となすとともに常時圧縮作用をなすシリンダ室から吐出マフラに吐出された高圧ガスの一部を導いてブレードの後端部に高圧を付与し、ブレード先端部を偏心ローラ周壁に当接させて回転軸の回転にともないシリンダ室で圧縮作用を行わせる、もしくは低圧ガスを導いてブレード先端部を偏心ローラ周壁から離間保持させる圧力切換え手段を備えた。
そして、上記圧力切換え手段が切換え動作するブレード背室と連通するブレード溝のブレード摺接面に、油溜り部の潤滑油を導く油溝を備えた。
そして、上記圧力切換え手段が切換え動作するブレード背室は、開口面が回転軸を枢支する軸受と閉塞板および中間仕切り板によって塞がれて密閉構造となし、少なくとも、軸受と閉塞板との間に、油溜り部の潤滑油を油溝に導く間隙部を備えた。
上記目的を満足するため本発明の冷凍サイクル装置は、上記記載の多気筒ロータリ式圧縮機と、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器を備えて冷凍サイクルを構成する。
本発明によれば、休筒運転をなす側のシリンダ室における圧縮性能の低下を阻止するとともに、ブレードの往復移動に円滑さを確保し、高圧縮性能を得られる多気筒ロータリ式圧縮機と、この多気筒ロータリ式圧縮機を備えて冷凍サイクル効率の向上化を得られる冷凍サイクル装置を提供できる。
本発明における第1の実施の形態に係る、多気筒ロータリ式圧縮機の概略の縦断面図と、冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図。 同第1の実施の形態に係る、多気筒ロータリ式圧縮機の能力半減運転時と、全能力運転時の圧力切換えを説明する図。 同第1の実施の形態に係る、ブレードへの給油構造を説明する図。 本発明における第2の実施の形態に係る、冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成は省略したうえで、多気筒ロータリ式圧縮機の概略の縦断面図。 同第2の実施の形態に係る、ブレードへの給油構造を説明するシリンダの上面側の図。 同第2の実施の形態に係る、ブレードへの給油構造を説明するシリンダの下面側の図。
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る多気筒ロータリ式圧縮機Rの概略の断面構造と、この多気筒ロータリ式圧縮機Rを備えた冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成を示す図である。(なお、図面上の煩雑さを避けるために、説明しても符号を付していない部品がある。以下同)
はじめに多気筒ロータリ式圧縮機Rから説明すると、1は密閉容器であって、この密閉容器1内の下部には中間仕切り板2を介して第1の圧縮機構部3Aと、第2の圧縮機構部3Bが設けられ、上部には電動機部4が設けられる。これら第1の圧縮機構部3Aおよび第2の圧縮機構部3Bは、回転軸5を介して電動機部4に連結される。
第1の圧縮機構部3Aは第1のシリンダ6Aを備え、第2の圧縮機構部3Bは第2のシリンダ6Bを備えている。第1のシリンダ6Aの上面部に主軸受7が取付け固定され、第2のシリンダ6Bの下面部に副軸受8が取付け固定される。上記回転軸5は、各シリンダ6A、6B内部を貫通するとともに、略180°の位相差をもって形成される第1の偏心部aと第2の偏心部bを一体に備えている。
各偏心部a、bは互いに同一直径をなし、各シリンダ6A、6Bの内径部に位置するように組立てられる。第1の偏心部aの周面には、第1の偏心ローラ9aが嵌合され、第2の偏心部bの周面には、第2の偏心ローラ9bが嵌合される。
上記第1のシリンダ6Aの内径部に第1のシリンダ室Saが形成され、第2のシリンダ6Bの内径部に第2のシリンダ室Sbが形成される。各シリンダ室Sa、Sbは互いに同一直径および高さ寸法に形成され、上記偏心ローラ9a、9bの周壁一部が各シリンダ室Sa、Sbの周壁一部に線接触しながら偏心回転自在に収容される。
第1のシリンダ6Aには、第1のシリンダ室Saとブレード溝を介して連通する第1のブレード背室10aが設けられ、上記ブレード溝には第1のブレード11aが移動自在に収容される。
第2のシリンダ6Bには、第2のシリンダ室Sbとブレード溝を介して連通する第2のブレード背室10bが設けられ、上記ブレード溝には第2のブレード11bが移動自在に収容される。
第1、第2のブレード11a、11bの先端部は平面視で円弧状に形成されており、対向するシリンダ室Sa、Sbに突出できる。この状態でブレード11a,11b先端部は、平面視で円形状の上記第1、第2の偏心ローラ9a、9b周壁に、回転角度にかかわらず線接触する。
上記第2のシリンダ6Bのみ、第2のブレード背室10bと、このシリンダ6Bの外周面とを連通する横孔が設けられ、弾性体であるばね部材14が収容される。ばね部材14は第2のブレード11bの後端部端面と密閉容器1内周壁との間に介在され、このブレード11bに弾性力(背圧)を付与する。
第1のシリンダ6Aにおける第1のブレード背室10aは、主軸受7のフランジ部周端から外方に突出した位置に設けられ、そのままでは上下面が密閉容器1内に開放される。ここでは、上面開口部が主軸受7のフランジ部と閉塞板12によって閉塞され、下面開口部は中間仕切り板2によって閉塞され、第1のブレード背室10aは密閉構造をなす。
第1のブレード背室10aの周端部には、薄板状の永久磁石13が取付けられていて、第1のブレード11aの後端部が当接すれば、これを磁気吸着する磁気力を有している。このとき第1のブレード11aの先端部は第1のシリンダ室Sa周壁よりも没入し、第1の偏心ローラ9aが移動してきても、このローラ周壁から離間した位置にある。
上記中間仕切り板2には、後述する圧力切換え弁(圧力切換え手段)Kが取付けられる。この圧力切換え弁Kの切換え動作に応じて、第1のブレード背室10aに高圧ガス(吐出圧)もしくは低圧ガス(吸込み圧)を選択して導くことができ、第1のブレード11aの後端部に対する背圧の切換えを行う。
上記密閉容器1の内底部には、潤滑油を集溜する油溜り部15が形成される。図1において、上記主軸受7のフランジ部を横切る実線は潤滑油の油面を示していて、第1の圧縮機構部3Aのほとんど全部と、第2の圧縮機構部3Bの全部が、上記油溜り部15の潤滑油中に浸漬される。
なお説明すると、第1のシリンダ6aの上面部に取付けられ、第1のブレード背室10a上面開口部を閉塞する上記閉塞板12も、油溜り部15の潤滑油中に浸漬される。しかしながら、後述するように第1のブレード背室10aにおいて第1のブレード11aが往復移動しても、油溜り部15の潤滑油がブレード背室10aには浸入してこない。
このようにして構成される多気筒ロータリ式圧縮機Rであり、上記密閉容器1の上端部には、吐出管Pが接続される。吐出管Pは、凝縮器17と、膨張装置18および蒸発器19を介してアキュームレータ20の上端部に接続される。上記アキュームレータ20と多気筒ロータリ式圧縮機Rとは、吸込み管Paを介して接続される。
特に図示していないが、上記吸込み管Paは、多気筒ロータリ式圧縮機Rを構成する密閉容器1を貫通して中間仕切り板2の周端面に接続される。中間仕切り板2においては、吸込み管Paが接続される周面部位から軸芯方向に向って吸込み案内路が設けられる。この吸込み案内路の先端は斜め上方と斜め下方に二股状に分岐される。
斜め上方に分岐した分岐案内路は、第1のシリンダ室Saに連通する。斜め下方に分岐した分岐案内路は、第2のシリンダ室Sbに連通する。したがって、アキュームレータ20と、多気筒ロータリ式圧縮機Rにおける第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbとは、常時、連通状態にあり、弁類が介在しないので圧力損失の発生がない。
以上説明した多気筒ロータリ式圧縮機Rと、凝縮器17と、膨張装置18と、蒸発器19およびアキュームレータ20を順次配管接続することで、冷凍サイクル装置が構成される。
つぎに、上記圧力切換え弁Kについて詳述する。
図2(A)(B)は圧力切換え弁Kと、この圧力切換え弁Kを備えた多気筒ロータリ式圧縮機R一部の模式的な縦断面図であり、図2(A)は能力半減運転時の状態を示し、図2(B)は全能力運転時の状態を示している。
中間仕切り板2の外周面から回転軸5が挿通する孔部に亘ってスライダ用孔25が設けられていて、このスライダ用孔25にスライダ26が挿入される。そして、密閉容器1に取付け用孔が設けられ、ガイドパイプの一端部が取付けられる。ガイドパイプに非磁性体からなる円筒部材が挿通され、高周波誘導加熱により接合固着される。
円筒部材の一端部は密閉容器1内部に挿入され、スライダ用孔25端部周面に圧入嵌合される。円筒部材は密閉容器1から外部に突出し、この端部に設けられる電磁コイル27により閉止される。上記スライダ用孔25から円筒部材内部に亘って、スライダ26と、磁性部材26aおよび圧縮ばね28が収容される。
上記スライダ26の先端部から所定距離だけ存した部位は、細径の段部26bが設けられる。スライダ用孔25の所定部位にストッパピン29が、スライダ用孔25を横断して設けられていて、スライダ26の先端部と衝止し、これ以上の移動を規制する。スライダ用孔25の周面部位と上記吸込み案内路は吸込み連通路30で連通される。
上記中間仕切り板2には、スライダ用孔25と、第1のブレード背室10aとを連通するブレード背室連通路31が設けられる。さらに、主軸受7のフランジ部と中間仕切り板2および第1のシリンダ6Aに亘って、スライダ用孔25と主軸受7に取付けられる第1の吐出マフラ32内部とを連通する吐出連通路33が設けられる。
第1の吐出マフラ32は主軸受7に設けられる第1の吐出弁機構を覆っていて、第1のシリンダ室Saで圧縮され第1の吐出弁機構を介して吐出される高圧ガスを一旦受け入れ、消音作用をなすものである。ここに充満する高圧ガスは密閉容器1内へ導かれるが、一部の高圧ガスは吐出連通路33を介してスライダ用孔25へ導かれるようになる。
以上述べたような圧力切換え弁Kを内蔵した多気筒ロータリ式圧縮機Rと、この圧縮機Rを備えた冷凍サイクル装置において、圧力切換え弁Kの作用により能力半減運転(休筒運転)と、全能力運転(通常運転)との切換え選択が可能である。
能力半減運転を選択すると、圧力切換え弁Kの電磁コイル27に通電され、磁性部材26aとスライダ26が一体に圧縮ばね28の弾性力に抗して磁気的に吸引される。スライダ26の移動により、図2(A)に示すように、段部26bとスライダ用孔25周面との隙間部分が吸込み連通路30とブレード背室連通路31とに連通される。
同時に、吐出連通路33はスライダ26の先端部周面で閉成される。したがって、第1のブレード背室10aは吸込み案内路を介して吸込み管Paと連通される。
同時に、電動機部4に運転信号が送られ、回転軸5が回転駆動されて、第1、第2の偏心ローラ9a、9bはそれぞれのシリンダ室Sa、Sb内で偏心回転を行う。第2のシリンダ6Bにおいてブレード11bがばね部材14に押圧付勢され、この先端縁が偏心ローラ9b周壁に摺接して第2のシリンダ室Sb内を二分する。
低圧の冷媒ガスはアキュームレータ20から吸込み管Paに導かれるとともに、吸込み案内路と、分岐案内路を介して第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbに吸込まれて充満する。
圧力切換え弁Kにより吸込み連通路30とブレード背室連通路31が連通されるので、アキュームレータ20と吸込み管Paから吸込み案内路に導かれた低圧の冷媒ガスの一部は、吸込み連通路30から、スライダ用孔25とスライダ段部26bとの隙間と、ブレード背室連通路31を介して第1のブレード背室10aに導かれ充満する。
第1のシリンダ室Saに対向する第1のブレード11aの先端部が低圧雰囲気下にあり、第1のブレード背室10aに対向する第1のブレード11aの後端部も低圧雰囲気下にあって、このブレード11aの先端部と後端部で差圧が生じない。
回転軸5の回転にともなって第1の偏心ローラ9aが偏心移動してくると、第1のブレード11aは第1の偏心ローラ9aに蹴られて後端部が永久磁石13に当接し、そのまま磁気吸着されて移動しない。したがって、第1のシリンダ室Saにおいては圧縮作用が行われない。
一方、第2のシリンダ室Sbにおいては、第2のブレード11bがばね部材14の弾性力を受けて先端部が第2の偏心ローラ9bの周面に当接し、第2のシリンダ室Sbを二分する。偏心ローラ9bの偏心移動にともなってシリンダ室Sbの区画された一方の容積が減少し、吸込まれたガスが徐々に圧縮される。
ガスが所定圧まで上昇すると吐出弁機構が開放され、一旦吐出マフラに吐出された後、密閉容器1内に導かれ充満する。そして、高圧ガスは吐出管Pから凝縮器17に導かれ、凝縮液化して液冷媒に変る。液冷媒は膨張装置18に導かれて断熱膨張し、蒸発器19において蒸発して、蒸発器19を流通する空気から蒸発潜熱を奪う。
蒸発器19で蒸発した冷媒がアキュームレータ20に導かれて気液分離され、分離された低圧のガス冷媒がアキュームレータ20から吸込み管Paを介して第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbに導かれ、上述のような冷凍サイクルを構成する。
第1のシリンダ室Saにおいて、圧縮作用が行われないことから休筒運転をなし、第2のシリンダ室Sbにおいてのみ圧縮運転をなすことで、能力半減運転が行われることとなる。
全能力運転を選択すると、圧力切換え弁Kの電磁コイル22が断電される。圧縮ばね28の弾性力が磁性部材26aとスライダ26に作用し、これらが押圧移動させられる。スライダ26の先端部がストッパピン29に衝止され、それ以上の移動が規制される。
図2(B)に示すように、段部26bとスライダ用孔25周面との隙間部分が、ブレード背室連通路31と吐出連通路33とに連通される。一方、吸込み連通路30はスライダ26の磁性部材26a周面で閉成される。したがって、第1のブレード背室10aが圧力切換え弁Kを介して第1の吐出マフラ32内部と連通されることとなる。
電動機部4に運転信号が送られ、回転軸5が回転駆動されて、第1、第2の偏心ローラ9a、9bはそれぞれのシリンダ室Sa、Sb内で偏心回転を行う。第2のシリンダ6Bにおいてブレード11bがばね部材14に押圧付勢され、この先端縁が偏心ローラ9b周壁に摺接して第2のシリンダ室Sb内を二分する。
低圧の冷媒ガスはアキュームレータ20から吸込み管Paに導かれるとともに、吸込み案内路と、分岐案内路を介して第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbに吸込まれる。第2のシリンダ室Sbにおいては、上述したように圧縮作用が行われて高圧ガスが密閉容器1内に充満する。
高圧ガスの一部は第1の吐出マフラ32内に侵入し、さらに吐出連通路33とブレード背室連通路31を介して第1のブレード背室10aに充満する。第1のブレード11a先端部が低圧雰囲気下にあるが、後端部が高圧雰囲気下にあるので、先端部と後端部で差圧が生じる。後端部が高圧雰囲気なのでブレード11aは先端部側へ押圧付勢される。
回転軸5の回転にともなって第1の偏心ローラ9aが偏心移動してくると、第1のブレード11aは第1の偏心ローラ9a周面に当接したまま、第1のブレード背室10aを往復移動する。第1のブレード11aは第1のシリンダ室Saを二分し、よって圧縮作用が行われる。
高圧化したガスは第1の吐出マフラ32内へ吐出され、一旦溜められてから密閉容器1内に導かれる。吐出マフラ32内の高圧ガスの一部は吐出連通路33に導かれ、ブレード背室連通路31を介して第1のブレード背室10aに充満する。第1のブレード11aは継続して後端部が高圧雰囲気下になり、先端部と差圧が生じて圧縮作用が行われる。
このように、第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbにおいて同時に圧縮作用をなし、全能力運転をなす。そして、以上の多筒ロータリ式圧縮機Rを備えた冷凍サイクル装置であるから、冷凍サイクル効率の向上を得られる。
能力半減運転と全能力運転のいずれにおいても、第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbには、常に低圧の冷媒ガスがアキュームレータ20から直接導かれ、この吸込み通路に弁類が全く存在しない構成である。
したがって、多気筒ロータリ式圧縮機Rに吸込みガスが導かれる途中で圧力損失の発生がなく、圧縮性能の向上化を得られる。
さらに、第1のシリンダ6Aに設けられる第1のブレード背室10aは、上面開口部が主軸受7のフランジ部と閉塞板12によって閉塞され、下面開口部は中間仕切り板2によって閉塞され密閉構造をなす。そして、圧力切換え弁Kの作用によって、第1のブレード背室10aには高圧ガスもしくは低圧ガスが導かれて充満する。
このことにより、第1のブレード11aは、先端部は勿論のこと、後端部においても、常にガス雰囲気となっている。
したがって、従来のような休筒運転をなす側のブレードの後端部が潤滑油に晒された状態で往復移動する構造のものと比較して、格段に流動抵抗が小さくなる。運転周波数が高い場合においても圧縮性能の低下を招くことなく、高性能化を得られる。
なお、上述の多気筒ロータリ式圧縮機Rにおいて、休筒運転をなす側の第1のブレード背室10aを完全密閉構造としたことで、ここで往復移動する第1のブレード11aの潤滑性を確保する必要が生じている。
図3は、第1のブレード11a側面への給油構造を説明する図である。
上述したように、第1のブレード背室10aの上面開口部は主軸受7のフランジ部と閉塞板12とで閉塞される。なお説明すると、主軸受7のフランジ部外形は円形状をなし、この形状に沿うよう閉塞板12の端縁は円弧状に形成され、互いの周縁が密接状態にあって隙間が存在しない。
ただし、第1のブレード11aへの給油のために、ブレードが第1のシリンダ室Saに最も突出した状態で、この両側面後端部と対向するブレード溝35部位に、上下方向に亘って油溝36が設けられるとともに、主軸受7フランジ部周縁に密接する閉塞板12端縁で、両方の油溝36に亘って対向するよう導油用切欠き(間隙部)37が設けられる。
再び図1に示すように、第1の圧縮機構部3Aの大部分は油溜り部15の潤滑油中に浸漬されていて、主軸受7フランジ部と閉塞板12も同様な状態となっている。そのため、再び図3に示すように、油溜り部15の潤滑油が導油用切欠き37から第1のブレード11a上面と油溝36上端部に浸入する。
潤滑油は流下して第1のブレード11aとブレード溝35の両側面を部分的に濡らす。全能力運転時に第1のブレード11aがブレード溝35に沿って往復移動すれば、油溝36に導かれた潤滑油が第1のブレード11aとブレード溝35の全面に広がり、第1のブレード11aの円滑な移動を保証する。
なお、上述の構成では主軸受7のフランジ部外形を円形状とし、この形状に沿うよう閉塞板12の端縁を円弧状に形成したが、これに限定されるものではなく、主軸受7フランジ部の外形一部を切削して平坦状とし、ここに矩形状に形成した閉塞板12を密接するようにしてもよい。
この場合は、導油用切欠きを油溝36と連通する部位の2ヶ所を半円状に切欠き加工すればよく、上述のように両方の油溝36に亘って対向するような導油用切欠き37を設けことよりも、加工工数と加工時間の低減を得られ、主軸受7に対する閉塞板12の位置決めが容易になる。
さらにまた、いずれにしても導油用切欠き37は閉塞板12に設ける代りに、主軸受7のフランジ部に設けるようにしてもよい。
図4は、第2の実施の形態における多気筒ロータリ式圧縮機Raの概略の縦断面図であり、先に図1で説明した冷凍サイクル装置の構成は省略してある。そして、図1で説明した構成部品と同一のものについては同番号を付して新たな説明を省略する。
この実施の形態では、第1のシリンダ室Saにおいて通常の圧縮運転をなし、第2のシリンダ室Sbにおいて休筒運転が可能のように構成される。具体的には、第2のシリンダ室Sbにブレード溝を介して連通する第2のブレード背室10bは、上面開口部が中間仕切り板2Aで閉塞され、下面開口部が副軸受8の周面一部に突設される閉塞用突部8aによって閉塞される。
アキュームレータ20から多気筒ロータリ式圧縮機Raに延出される吸込み管Paが密閉容器1を貫通し、中間仕切り板2Aに設けられる吸込み連通路に接続する。この吸込み連通路は中間仕切り板2A内部で二股状に分岐して第1のシリンダ室Saと第2のシリンダ室Sbとに連通することは変りがない。
圧力切換え機構(圧力切換え手段)Kaとして、上記吸込み管Paと密閉容器1とを連通するとともに、中途部に三方切換え弁40が設けられた連通管41と、一端部が上記三方切換え弁40を介して連通管41と連通する案内管42を備えている。
上記連通管41の密閉容器1接続部は、油溜り部15の潤滑油油面の上方であって、電動機部4下端との間に設けられている。したがって、密閉容器1から連通管41へ、密閉容器1内に充満する高圧ガスが導かれ、あるいは吸込み管Paから連通管41へ、アキュームレータ20で気液分離された低圧の冷媒ガスが導かれることとなる。
上記案内管42の他端部は密閉容器1を貫通して、中間仕切り板2Aに設けられるブレード背室連通路43に接続される。このブレード背室連通路43は第2のブレード背室10bに連通する。第2のブレード背室10bにおける周面には、第2のブレード11bが当接した状態でこれを磁気吸着する永久磁石13が設けられることは変りがない。
このようにして構成されていて、第2のシリンダ室Sbで休筒運転をなすには、三方切換え弁40を切換えて、吸込み管Paから連通管41を介して案内管42へ低圧の冷媒ガスが導かれるようにする。第2のブレード背室10bには低圧の冷媒ガスが充満する一方で、吸込み管Paから第2のシリンダ室Sbへ低圧の冷媒ガスが導かれる。
したがって、第2のブレード11bの先端部と後端部とが同じ低圧雰囲気となって差圧が生じない。第2のシリンダ室Sbでは圧縮運転が行われず、第1のシリンダ室Saのみで圧縮運転をなすので、能力半減運転となる。
第2のシリンダ室Sbで圧縮作用をなすには、三方切換え弁40を切換えて、連通管41から案内管42へ密閉容器1内に充満する高圧の冷媒ガスを導くようにする。第2のブレード背室10bには高圧の冷媒ガスが充満する一方で、第2のシリンダ室Sbには吸込み管Paから低圧の冷媒ガスが導かれる。
したがって、第2のブレード11bの先端部と後端部とで差圧を生じ、ブレード11bが往復移動して第2のシリンダ室Sbで圧縮運転が行われる。第1のシリンダ室Saでも圧縮運転をなすので、全能力運転となる。
上記第1の実施の形態における圧力切換え弁Kと比較して、第2の実施の形態における圧力切換え機構Kaでは三方切換え弁40を用いるところから、ある程度の圧力損失が生じることは避けられない。
ただし、極く簡素な構成であり、組立も容易であるので、廉価に提供できる利点がある。当然ながら、圧力切換え機構Kaの代用として上述の圧力切換え弁Kを備え、吐出マフラ32bから第2のブレード背室10bに高圧ガスを導くようにしてもよい。
ここでの特徴として、第2のブレード背室10bに連通するブレード溝35bに、先に図3で説明したような油溝36が設けられるとともに、第2のシリンダSbの上面と下面に、上記油溝36と連通する油案内経路44,45が設けられている。
図5は、第2の実施の形態における第2のシリンダ6Bでの上面側の油案内経路44を説明する図であり、図6は、同実施の形態における第2のシリンダ6Bでの下面側の油案内経路45を説明する図である。
たとえば図5に示すように、第2のシリンダ6Bの上面に円環状の油案内経路44が設けられる。この油案内経路44は第2のブレード背室10bの周囲を囲むように設けられていて、円環状の端部は上記油溝36に連通する。さらに、油案内経路44の一部は、破線で示す中間仕切り板2Aの端面から外方へ突出している。
実際に油案内経路44の加工にあたって、歯先が円環状に形成された加工刃具を用いることとなり、加工刃具の軸芯は動かさずに回転することだけですむ。より短時間で加工でき、コストに良影響を得る。
中間仕切り板2Aの端面から外方は油溜り部15の潤滑油が満たされていて、中間仕切り板2Aの端面から突出する油案内経路44の部分から潤滑油が導かれ、第2のシリンダ6B上面と中間仕切り板2Aとの間に浸入して油溝36に導かれる。第2のブレード11bが往復移動すれば、ブレード溝35との摺接面に給油がなされる。
また図6に示すように、第2のシリンダ6Bの下面においては、一端部が油溝36と連通するように、左右方向に直状の油案内経路45,45が設けられる。これら油案内経路45の他端部は、図に破線で示す副軸受8の周端面から外方へ突出するよう設けられる。
副軸受8の周端面から外方は油溜り部15の潤滑油に晒されていて、周端面から突出する油案内経路45,45の端部から潤滑油が導かれ、第2のシリンダ6B下面と副軸受8との間に侵入して油溝36,36に導かれる。第2のブレード11bが往復移動すれば、ブレード溝35との摺接面に給油がなされる。
なお、以上の構成とは相違し、油案内経路45,45を中間仕切り板2Aや副軸受8に設けて、第2のシリンダ6Bのブレード溝35に設けられる油溝36と連通する構成が考えられる。
しかしながら、中間仕切り板2Aと第2のシリンダ6Bおよび副軸受8を順次組立てていくと、公差分のズレが生じ易い。そのため、油案内経路45から油溝36への給油量にバラツキが生じ、極端な場合は休筒運転時にブレードとブレード溝とのクリアランスを通じて第2のブレード背室10bに潤滑油が過大にリークし、性能低下を招く虞れがある。
第2の実施の形態における構成を採用すれば、第2のシリンダ6Bに油溝36と油案内経路44、45を設けることとなり、構成部品の組立時におけるズレの発生がなく、ブレード溝35への給油量のバラツキを抑えて高い信頼性を確保でき、高圧縮性能に繋げられる。
さらに、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
1…密閉容器、4…電動機部、3A…第1の圧縮機構部、3B…第2の圧縮機構部、15…油溜り部、2…中間仕切り板、Sa…第1のシリンダ室、Sb…第2のシリンダ室、35…ブレード溝、10a…第1のブレード背室、10b…第2のブレード背室、6A…第1のシリンダ、6B…第2のシリンダ、a…第1の偏心部、b…第2の偏心部、5…回転軸、9a…第1の偏心ローラ、9b…第2の偏心ローラ、11a…第1のブレード、11b…第2のブレード、14…ばね部材(弾性体)、32…吐出マフラ、K…圧力切換え弁(圧力切換え手段)、36…油溝、7…主軸受、12…閉塞板、37…導油用切欠き(間隙部)、44,45…油案内経路、R…多気筒ロータリ式圧縮機、17…凝縮器、18…膨張装置、19…蒸発器。

Claims (3)

  1. 密閉容器内に電動機部と圧縮機構部とを収容し、密閉容器内底部に潤滑油を集溜する油溜り部を備え、
    上記圧縮機構部は、
    中間仕切り板を介在して設けられ、それぞれの内径部に低圧ガスが導入されるシリンダ室が形成されるとともに、これらシリンダ室にブレード溝を介して連通するブレード背室が設けられる第1のシリンダおよび第2のシリンダと、
    上記第1のシリンダと第2のシリンダにおけるそれぞれのシリンダ室に収容される偏心部を有し、上記電動機部に連結される回転軸と、
    上記回転軸の偏心部に嵌合され、回転軸の回転にともなって上記シリンダ室内でそれぞれ偏心移動する偏心ローラと、
    上記ブレード溝に移動自在に収容され、上記偏心ローラ周壁に先端部が当接した状態でシリンダ室を区画するブレードとを具備し、
    上記第1のシリンダと第2のシリンダに設けられるブレード背室のいずれか一方は、ブレードの後端部に弾性力を付与して、ブレード先端部を偏心ローラ周壁に接触させ、回転軸の回転にともなって常時、シリンダ室で圧縮作用を行わせる弾性体を備え、
    ブレード背室のいずれか他方は、密閉構造となすとともに、常時圧縮作用をなす上記シリンダ室から吐出マフラに吐出された高圧ガスの一部を導いてブレードの後端部に高圧を付与し、ブレード先端部を偏心ローラ周壁に当接させて回転軸の回転にともないシリンダ室で圧縮作用を行わせる、もしくは低圧ガスを導いてブレード先端部を偏心ローラ周壁から離間保持させる圧力切換え手段を備え、
    上記圧力切換え手段が切換え動作するブレード背室と連通するブレード溝のブレード摺接面に、上記油溜り部の潤滑油を導く油溝を備え
    上記圧力切換え手段が切換え動作するブレード背室は、開口面が上記回転軸を枢支する軸受と閉塞板および上記中間仕切り板によって塞がれて密閉構造となし、
    少なくとも、上記軸受と閉塞板との間に、上記油溜り部の潤滑油を上記油溝に導く間隙部を備えた
    ことを特徴とする多気筒ロータリ式圧縮機。
  2. 上記第1のシリンダと第2のシリンダのいずれかは、上記油溝と連通する油案内経路を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の多気筒ロータリ式圧縮機。
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の多気筒ロータリ式圧縮機と、凝縮器と、膨張装置と、蒸発器を備えて冷凍サイクルを構成する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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