JP5360708B2 - 多気筒回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 - Google Patents

多気筒回転式圧縮機および冷凍サイクル装置 Download PDF

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Description

本発明は、密閉ケース内に回転軸を介して連結される電動機部および複数の圧縮機構部を収容してなり、少なくとも1つの圧縮機構部は条件に応じて圧縮運転の休止を可能とする休筒機構を備えた多気筒回転式圧縮機と、この多気筒回転式圧縮機を用いて冷凍サイクルを構成する冷凍サイクル装置に関する。
近年、シリンダを上下に2セット備えた、2シリンダタイプの多気筒回転式圧縮機が標準化されつつある。そして、このような多気筒回転式圧縮機において、常時圧縮作用をなすシリンダと、条件に応じて圧縮運転−圧縮停止運転の切換えを可能としたシリンダを備えることができれば、負荷に応じた運転ができ、仕様が拡大されて有利となる。
[特許文献1]においては、上記した多気筒回転式圧縮機が開示されている。この技術は、第1のシリンダ室が形成される第1のシリンダに、圧縮ばねの背圧を受けるブレードを備え、このブレードの先端部端縁を回転軸偏心部に嵌め込んだローラの周面に、常に、弾性的に当接させる。
したがって、第1のシリンダ室においては、回転軸が回転駆動されローラが偏心回転する限り、常にガスを圧縮して吐出する。また、第2のシリンダに設けられるブレードは、その後端部がブレード背室に往復動自在に収容されているが、ここに低圧ガスと高圧ガスを条件に応じて切換え案内する手段を備えている。
第2のシリンダ側のブレード背室に高圧ガスを導き、ブレードに高圧の背圧を与えると、ブレードの先端部が低圧、後端部が高圧となり、先後端部で差圧が生じる。ブレード先端部端縁がローラ周面に摺接するよう押圧付勢されて、第2のシリンダ室で圧縮作用が行われる。両シリンダ室で、同時に圧縮作用をなす、通常運転(全能力運転)となる。
条件に応じて、第2のシリンダ側のブレード背室に低圧ガスを導くよう切換える。ブレードの先後端部が同じ低圧雰囲気となり差圧が生じない。ブレードはローラにより押し退けられ、ローラは空回りして圧縮作用は行われない。第1のシリンダ室のみで圧縮作用をなす、休筒運転(能力半減運転)となる。
特開2006−300048号公報
[特許文献1]のように通常運転と休筒運転の切換えが可能な構成を採用することで、極めて高効率であり、しかも能力可変範囲の大きな多気筒回転式圧縮機を得られることになる。
しかしながら、具体的な上記圧力切換えの手段として、圧縮機に接続される吐出冷媒管から吐出圧導入管を分岐して設けている。この吐出圧導入管は、冷凍サイクルを構成する凝縮器、膨張弁、蒸発器およびアキュームレータの全てをバイパスして、上記圧縮機の第2のシリンダに設けられるブレード背室に接続される。
そして、吐出圧導入管の中途部から分岐して、アキュームレータと第2のシリンダ室吸込み部とを連通する吸込み冷媒管の中途部に連通する吸込み圧導入管を備えている。これら吸込み圧導入管と吐出圧導入管との合流部から、それぞれの導入管の上流部位に開閉弁(二方弁)が設けられる。
したがって、圧力切換えの手段を構成する配管は、その配管長が極めて長いものとなり、しかも2個の開閉弁を備えることから部品費の増大を招く。これら開閉弁に代えて、1つの三方弁を用いて構成することも可能であるが、コストへの影響があることは避けられない。
さらに、休筒運転時に第2のシリンダにおいては、ローラにより押し退けられたブレードを、強制的にローラから引き離す方向に付勢し保持する手段を備えてはいない。そのため、休筒運転時にブレードの位置が固定保持されない。ブレードは微動が発生し易く、ローラと小接触を繰り返して騒音の増大化があり、信頼性の悪化を招く虞れがある。
なお、同一目的を備えるために、第2のシリンダ側のブレード背室を密閉ケース内の高圧雰囲気に晒すようにし、かつ密閉ケースに接続される吐出冷媒管から高圧導入管を分岐し、この高圧導入管の他端部をアキュームレータと第2のシリンダ室とを連通する吸込み冷媒管の中途部に接続する技術がある。
そして、高圧導入管と吸込み冷媒管との合流点の上流側における、高圧導入管と吸込み冷媒管のそれぞれに開閉弁が備える。あるいは、これらの合流点に三方弁を備える構成が周知である。
この場合は、ブレード背室であるブレード後端部が常に高圧雰囲気にある。開閉弁(もしくは三方弁)の切換えにより、第2のシリンダ室にアキュームレータから第2のシリンダ室に低圧ガスを導入すると、ブレード先端部が低圧雰囲気になり、先後端部で差圧が生じて圧縮運転が行われる。
開閉弁(もしくは三方弁)の切換えにより、第2のシリンダ室に吐出冷媒管から高圧導入管と吸込み冷媒管を介して高圧ガスを第2のシリンダ室に導入すると、ブレードの先後端部が高圧雰囲気となって差圧が生じないから、休筒運転となる。
上述の[特許文献1]の技術と比較すると、配管構成は簡素化され有利であるが、2個の開閉弁もしくは1つの三方弁を備えることには変りが無く、部品費の低減効果はごく少ないものと考えられる。
何よりも開閉弁もしくは三方弁が設けられる吸込み冷媒管は、第2のシリンダ室の冷媒吸込み部に接続されている。したがって、冷媒ガスが開閉弁もしくは三方弁を流通する際に流通路直径が絞られる。上記弁の存在が、シリンダ室に吸込まれる冷媒ガスの流通抵抗となり、冷媒ガスの吸込み量が抑制されて圧縮効率の低下が避けられない。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、1つの開閉弁を備えるとともに配管構成の簡素化を図ったうえで、通常運転と休筒運転の切換えを可能とし、特に休筒運転の騒音低減化と信頼性の向上を得られる多気筒回転式圧縮機および、この多気筒回転式圧縮機を備えて冷凍サイクル効率の向上を得る冷凍サイクル装置を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明は、密閉ケース内に回転軸を介して連結される電動機部と複数の圧縮機構部を収容してなる多気筒回転式圧縮機において、少なくとも1つの圧縮機構部は、ローラが偏心回転自在に収容されるシリンダ室を備えたシリンダと、このシリンダに設けられ先端部端縁がローラの周面に当接しローラの回転方向に沿ってシリンダ室を二分するブレードおよび、シリンダ室で圧縮されたガスを密閉ケース内に案内する吐出弁機構とを具備するとともに、ブレードの先端部端縁をローラ周面から離間させてシリンダ室における圧縮運転の休止を可能とする休筒機構を備え、この休筒機構は、ブレードの後端部を往復動自在に収容し閉空間を形成するブレード背室と、このブレード背室に吐出圧力を導入する吐出圧力導入通路と、この吐出圧力導入通路を開閉する開閉弁と、ブレード先端部端縁をローラ周面から引き離す方向に付勢し保持する付勢保持体とからなり、上記ブレードの後端部を収容するとともに閉空間を形成する上記ブレード背室は、ブレード背室の圧力が吐出圧力以上に上昇した際に開放する逃し弁を備えた。
上記目的を満足するため、本発明の冷凍サイクル装置は、上述の多気筒回転式圧縮機と、凝縮器、膨張機構および蒸発器で冷凍サイクルを構成する。
本発明によれば、1つの開閉弁を備えるとともに配管構成の簡素化を図り、特に休筒運転時の騒音低減化と、信頼性の向上を得られる多気筒回転式圧縮機および、この多気筒回転式圧縮機を備えて冷凍サイクル効率の向上を得られる冷凍サイクル装置を提供できる。
本発明における一実施の形態に係る、多気筒回転式圧縮機の縦断面図および冷凍サイクル構成図であって、特に通常運転時の状態を示している。 同実施の形態に係る、冷凍サイクル構成を省略した多気筒回転式圧縮機の縦断面図であって、特に休筒運転時の状態を示している。 本発明における他の実施の形態に係る、冷凍サイクル構成を省略した多気筒回転式圧縮機の縦断面図であって、通常運転時の状態と、休筒運転時の状態を示している。
以下、本発明の一実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、多気筒回転式圧縮機Aの断面構造および、この多気筒回転式圧縮機Aを備えた冷凍サイクル装置Rの概略の構成図である。(なお、図面上の煩雑さを避けるために、説明をしても符号を付していない構成部品は図示していない。もしくは、図示しているが図面上に符号を付していない。以下、同じ)
はじめに、冷凍サイクル装置Rの構成から説明すると、多気筒回転式圧縮機Aと、凝縮器Bと、膨張機構Cと、蒸発器DおよびアキュームレータEを備えていて、これら構成部品は順次、冷媒管Pを介して連通される。
後述するように多気筒回転式圧縮機Aで圧縮された冷媒ガスは冷媒管Pに吐出され、以上の構成部品である凝縮器Bと、膨張弁Cと、蒸発器DおよびアキュームレータEの順に循環して冷凍サイクル作用をなす。冷媒は、アキュームレータEから吸込み冷媒管Pa、Pbを介して多気筒回転式圧縮機Aに吸込まれるようになっている。
つぎに、上記多気筒回転式圧縮機Aについて詳述する。
図中1は密閉ケースであり、この密閉ケース1内の下部には複数の圧縮機構部である、第1の圧縮機構部2Aと第2の圧縮機構部2Bが上下に重ねられた状態で設けられ、上部には電動機部3が設けられる。これら第1、第2の圧縮機構部2A,2Bと電動機部3は、回転軸4を介して連結される。
上記電動機部3は、たとえばブラシレスDC同期モータ(ACモータもしくは商用モータでもよい)が用いられていて、密閉ケース1内面に圧入固定されるステータ5と、このステータ5の内側に所定の間隙を存して配置され、上記回転軸4に嵌着されるロータ6を備えている。
上記第1の圧縮機構部2Aと第2の圧縮機構部2Bは、これらの間に中間仕切り板7を介在させている。第1の圧縮機構部2Aは中間仕切り板7の上面側に形成され、第1のシリンダ8Aを備えている。第2の圧縮機構部2Bは中間仕切り板7の下面側に形成され、第2のシリンダ8Bを備えている。
上記第1のシリンダ8Aは、外周面が密閉ケース1内周面に圧入され、溶接手段等により固定されている。この上面部には主軸受11とバルブカバーが重ね合わされ、取付けボルトを介して第1のシリンダ8Aに固定される。
上記第2のシリンダ8Bは、一部外周面が密閉ケース1内周面に密接しているが、他の部分の外周面は密閉ケース1内周面と間隙を存している。第2のシリンダ8Bの下面部には、副軸受12とバルブカバーが重ね合わされ、取付けボルトにより中間仕切り板7を介して第1のシリンダ8Aに取付け固定される。
上記回転軸4には、第1のシリンダ8Aと第2のシリンダ8Bのそれぞれ内部を貫通する部位に、偏心軸部c,dが一体に設けられる。これら偏心軸部c,d相互間の連設部は中間仕切り板7に対向する。
各偏心軸部c,dは略180°の位相差をもって、回転軸4の主軸部と副軸部の中心軸から互いに同一量ずつ偏心して形成され、かつ互いに同一直径をなす。偏心軸部cには第1のローラ13aが嵌合され、偏心軸部dには第2のローラ13bが嵌合される。これら第1、第2のローラ13a,13bは、互いに同一外径に形成される。
第1のシリンダ8Aと第2のシリンダ8Bにおけるそれぞれの内径部は、上記主軸受11と中間仕切り板7および、中間仕切り板7と副軸受12で上下面が区画される。第1のシリンダ8Aの内径部に第1のシリンダ室14aが形成され、第2のシリンダ8Bの内径部に第2のシリンダ室14bが形成される。
上記第1のローラ13aは、上記第1のシリンダ室14aに偏心回転自在に収容され、第2のローラ13bは、上記第2のシリンダ室14bに偏心回転自在に収容される。第1、第2のローラ13a,13bは互いに180°の位相差があり、それぞれの軸方向に沿う周面一部がシリンダ室14a,14b周壁に線接触しながら偏心回転できる。
上記第1のシリンダ8Aには、第1のブレード15aが摺動しながら移動可能なブレード収納溝が設けられるとともに、このブレード収納溝端部に一体に第1のブレード15aの後端部が往復動自在に収容される第1のブレード背室16aが連設される。
さらに、上記第1のシリンダ8Aには、この外周面と第1のブレード背室16aとを連通する横孔が設けられ、ばね部材17が収容される。上記ばね部材17は第1のブレード15aの後端部端面と密閉ケース1内周面との間に介在され、ブレード15aに弾性力(背圧)を付与して、この先端部端縁をローラ13aに接触させる圧縮ばねである。
一方、上記第2のシリンダ8Bには、第2のブレード15bが摺動しながら移動可能なブレード収納溝が設けられるとともに、このブレード収納溝端部に第2のブレード15bの後端部が収容される第2のブレード背室16bが一体に連設される。
各ブレード15a,15bの先端部端縁は平面視で半円状に形成されている。第1のシリンダ室14aに対する第1のブレード15aの先端部端縁は、ばね部材17の作用により常時、円筒状のローラ13a周面に、ローラの回転角度にかかわらず線接触する。
第2のシリンダ室14bに対する第2のブレード15bの先端部端縁は、後述するように条件を満たせば、円筒状のローラ13b周面に、ローラの回転角度にかかわらず線接触できる。
第2のブレード背室16bの上面は中間仕切り板7によって塞がれ、下面は副軸受12のフランジ部によって塞がれている。さらに、第2のブレード背室16bと第2のシリンダ8B周面との間には後述する横孔が設けられているが、この横孔が開口する第2のシリンダ8Bの周面部位は密閉ケース1内周面と密着状態にある。
そして、上述したように第2のブレード背室16bには第2のブレード15bの後端部が、往復動自在に嵌り込んでいる。第2のブレード背室16bは、以上の構成部品によって囲まれるところから、閉空間となっている。
第2のブレード背室16bと第2のシリンダ8B外周面とに亘って設けられる横孔の第2のブレード背室16b側端部に、永久磁石と、電磁石と、弾性体(引張りばね等)のいずれかである付勢保持体18が嵌め込まれている。
付勢保持体18が永久磁石または電磁石の場合、後述するように、第2のブレード15bに高圧の背圧がかけられていない状態で、第2のブレード15bが付勢保持体18に接近すると、付勢保持体18はブレード15b後端部を磁気吸着できる。このときは、偏心回転する第2のローラ13b周面から第2のブレード15b先端部が離間した状態に保持され、第2のローラ13bは空回りする。
上記付勢保持体18の磁気力は、第2のブレード背室16bに高圧が導かれ第2のブレード15b後端部に高圧の背圧がかけられている状態では、第2のブレード背室16bの高圧と第2のシリンダ室14bの圧力との圧力差により、第2のブレード15bが第2のローラ13b側に付勢される力よりも十分に小さい。
また、上記付勢保持体18が弾性体、例えば引張りばねの場合は、引張りばねの一端部がブレード15bに固定され、常時はブレード15bを第2のローラ13b周面から引き離す方向に付勢する。
ただし、引張りばねの弾性力は、第2のブレード背室16bの高圧と第2のシリンダ室14bの圧力との圧力差により、第2のブレード15bが第2のローラ13b側に付勢される力よりも十分に小さい。
上記付勢保持体18の両側面に亘り、横孔の軸芯に沿ってガイド用孔eが設けられる。このガイド用孔eの一端部には、密閉ケース1外部から密閉ケース1を貫通してブレード背室16bの横孔に挿入される、パイプからなる吐出圧力導入通路20の一端部が接続される。
上記吐出圧力導入通路20は、密閉ケース1外部において略U字状に曲成され、この曲成部に制御部によって制御される1個の開閉弁21が設けられる。吐出圧力導入通路20の略U字状他端部は、密閉ケース1の周壁で、この底部とはある程度間隔を存した部位に貫通し、密閉ケース1内部に突出して開口している。
当然ながら、吐出圧力導入通路20の密閉ケース1貫通部はシール構造となっていて、密閉ケース1内部に収容される流体の外部漏洩は無く、密閉ケース1外部空気の密閉ケース1内部への侵入もない。
このように、第2のブレード背室16bと、吐出圧力導入通路20と、開閉弁21と、付勢保持体18とで休筒機構Kが構成され、後述するように第2のシリンダ室14bにおいて圧縮作用と非圧縮作用との切換えを可能とする。
一方、密閉ケース1の内底部には、潤滑油を集溜する油溜り部Jが形成される。ここでは油溜り部Jの潤滑油液面は第1の圧縮機構部2Aを構成する主軸受11のフランジ部付近位置にあり、ここから第1のシリンダ室14aが形成される第1のシリンダ8Aと中間仕切り板7および第2の圧縮機構部2Bの全てが潤滑油中に浸漬される。
当然ながら、第2の圧縮機構部2Bに設けられる休筒機構Kも、密閉ケース1外部にある吐出圧力導入通路20一部と開閉弁21を除いて油溜り部Jの潤滑油中に浸漬している。すなわち、休筒機構Kを構成する吐出圧力導入通路20の他端部は油溜り部Jの潤滑油液面よりも下位にあって、潤滑油中に浸漬している。
さらに、第2のブレード背室16bの下面側開口部を閉塞する副軸受12のフランジ部に、逃し弁22が設けられる。
この逃し弁22は、常時は、第2のブレード背室16bを閉塞状態に保持するが、第2のブレード背室16bの圧力が第1、第2の圧縮機構部2A,2Bで圧縮される冷媒ガスの吐出圧力以上の状態になったところで開放して、第2のブレード背室16bから圧力を逃す作用をなす。
第1の圧縮機構部2Aを構成する上記主軸受11と、第2の圧縮機構部2Bを構成する副軸受12には、吐出弁機構23a、23bが設けられていて、それぞれが各シリンダ室14a,14bに連通し、バルブカバーで覆われる。
後述するように、各シリンダ室14a,14bにおいて圧縮された冷媒ガスが所定圧に上昇した状態で、吐出弁機構23a,23bは開放される。圧縮された冷媒ガスは、吐出弁機構23a,23bからバルブカバー内へ吐出され、さらに密閉ケース1内に導かれるようになっている。
つぎに、このようにして構成される多気筒回転式圧縮機Aの作用について説明する。
制御部は、空調運転の始動時や高負荷時には、通常運転(全能力運転)を選択する。
すなわち、制御部は、休筒機構Kを構成する開閉弁21を開放に切換え制御する。そして、インバータを介して電動機部3に運転信号を送る。回転軸4が高回転で駆動され、各ローラ13a,13bは各シリンダ室14a,14b内で偏心回転を行う。
第1のシリンダ8Aにおいては、第1のブレード15aがばね部材17によって常に弾性的に押圧付勢されるところから、このブレード15aの先端部が第1のローラ13a周面に摺接して、第1のシリンダ室14a内を吸込み室と圧縮室に二分する。第1のブレード15aが最も後退した状態で、第1のシリンダ室14aの空間容量が最大となる。
低圧の冷媒ガスがアキュームレータ17から吸込み冷媒管Paを介して、2気筒回転式圧縮機Aを構成する第1のシリンダ室14aに吸込まれる。同時に、低圧の冷媒ガスがアキュームレータ17から吸込み冷媒管Pbを介して、第2のシリンダ室14bに吸込まれる。
第1のシリンダ室14aにおいて、第1のローラ13aの偏心回転にともなって、ローラ13aの第1のシリンダ室14a内周面に対する転接位置が移動し、シリンダ室14aの区画された圧縮室の容積が減少する。したがって、先に第1のシリンダ室14aに導かれたガスが徐々に圧縮される。
回転軸4が継続して回転され、第1のシリンダ室14aにおける圧縮室の容量がさらに減少してガスが圧縮され、所定圧まで上昇したところで、吐出弁機構23aが開放する。高圧化した冷媒ガスは、吐出弁機構23aからバルブカバーを介して密閉ケース1内に吐出され、充満する。
少なくとも、第1のシリンダ室14aでの圧縮作用により、密閉ケース1内は高圧雰囲気となる。一方、回転軸4の回転にともなって油溜り部Jの潤滑油は各圧縮機構部2A,2Bの各摺接部に導かれ、潤滑性を保持する。
そして、油溜り部Jの潤滑油は密閉ケース1内に充満する高圧ガスの圧力影響を受けて高圧化し、休筒機構Kを構成する吐出圧力導入通路20の開口端から内部に侵入する。開放している開閉弁21を通過して第2のシリンダ8Bに設けられる横孔に押上げられ、付勢保持体18のガイド用孔eから第2のブレード背室16bに充満する。
第2のブレード背室16bは閉空間に形成されるから、充満する潤滑油により高圧化し、ここに収容される第2のブレード15b後端部に高圧の背圧をかける。先に述べたように、第2のシリンダ室14bにアキュームレータEから吸込み冷媒管Pbを介して低圧(吸込み圧)の冷媒が導かれている。
第2のシリンダ室14bに組み込まれる第2のブレード15bは、ブレード背室16bに収容される後端部が高圧雰囲気にある一方で、第2のシリンダ室14bに突出する先端部は低圧雰囲気にある。したがって、第2のブレード15bの先端部と後端部とで差圧が生じる。
第2のブレード15b後端部は高圧に押され、先端部端縁がローラ13b周面に当接する。第1のシリンダ室14aにおけるローラ13aの偏心回転とは180°の位相差をもって、第2のシリンダ室14bにおけるローラ13bが偏心回転している。
上記第1のシリンダ室14a側のブレード15aがばね部材26により押圧付勢され圧縮作用が行われるのと全く同様の圧縮作用が、上記第2のシリンダ室14bにおいても行われる。
結局、2気筒回転式圧縮機Aにおいては、第1のシリンダ室14aで圧縮作用が行われるとともに、第2のシリンダ室14bでも圧縮作用が行われ、両方のシリンダ室14a,14bで圧縮作用をなす通常運転が行われる。
密閉ケース1から冷媒管Pに吐出される高圧の冷媒ガスは、凝縮器Bで凝縮液化し、膨張機構Cで断熱膨張し、蒸発器Dで熱交換空気から蒸発潜熱を奪って冷房作用をなす。そして、アキュームレータEで気液分離され、再び吸込み冷媒管Pa,Pbから2気筒回転式圧縮機Aに吸込まれて圧縮され、上述の経路を循環する。
始動時には空調負荷が大となっているが、ある程度空調運転を継続すれば、空調負荷が小さくなる。このときには、自動的に通常運転から休筒運転(圧縮能力を半減する運転)に切換えられる。
図2に休筒運転の状態を示す。(なお、図2は主要部のみ符号を付す)
制御部は、吐出圧力導入通路20に設けられる開閉弁21を閉成する制御をなす。そして、インバータを介して電動機部3に運転信号を送る。回転軸4が低回転で駆動され、各ローラ13a,13bは各シリンダ室14a,14b内で偏心回転を行う。
第1のシリンダ8Aにおいては、第1のブレード15aがばね部材26によって常に弾性的に押圧付勢されている。したがって、上述したようにアキュームレータEから吸込み冷媒管Paを介して第1のシリンダ室14aに導かれた冷媒ガスの圧縮作用がなされる。圧縮され高圧化したガスは吐出弁機構23aを介して密閉ケース1内に放出される。
密閉ケース1内に高圧ガスが充満し、密閉ケース1内底部の油溜り部Jに集溜する潤滑油が圧力上昇する。潤滑油は、油溜り部Jに浸漬している吐出圧力導入通路20開口端部から内部に侵入するが、ここに設けられる開閉弁21が閉成しているので、侵入を止められる。
第2のブレード15bの後端部が収容されるブレード背室16bには、それまでの通常運転時に潤滑油が充満しているが、開閉弁21が閉成され吐出圧力導入通路20を介してブレード背室16bに新たな潤滑油の供給が無い。
ブレード背室16b内の高圧の潤滑油は、第2のブレード15bの側面と第2のシリンダ8Bのブレード収納溝間の隙間から第2のシリンダ室14bへリークし、ブレード背室16b内の圧力が低下していく。その結果、ブレード背室16b内の圧力と第2のシリンダ室14b内の圧力が略同等になる。
第2のシリンダ室14bにアキュームレータEから吸込み冷媒管Pbを介して低圧の冷媒ガスが導かれ、第2のブレード15bの先端部は低圧雰囲気となっているが、後端部も略同一圧力であるので、第2のブレード15bは第2のローラ13bの偏心回転に追従しない。
第2のブレード15bはローラ13bに押し退けられ、ローラ13b周面から離間した位置で停止する。この状態で第2のブレード15b後端部は付勢保持体18に近接し、磁気吸着される。第2のブレード15b先端部は第2のローラ13bの周面から離間し、ローラ13bは空回りして第2のシリンダ室14bでの圧縮作用は行われない。
結局、開閉弁21を閉成すれば、第1のシリンダ室14aでの圧縮作用のみが有効となり、小さい空調負荷に適応して能力を半減した休筒運転がなされることになる。
このように、通常運転(全能力運転)と、休筒運転(能力半減運転)との切換えが、1つの開閉弁21の開閉作用にともなって可能であり、配管構成の簡略化と、制御の簡略化および部品費の低減によるコストの大幅低減が可能となる。
休筒機構Kを構成する付勢保持体18として、永久磁石を用いることにより、可動部が無いから取り扱いが容易にすむ。電磁石を用いることにより、第2のブレード15bの状態保持を確実に選択でき、信頼性の向上を図れる。弾性体を用いる場合、コイルばねとすると安価に得られる。
休筒機構Kを構成する吐出圧力導入通路20の他端部を、密閉ケース1内底部に形成される潤滑油の油溜り部液面よりも下位に設けたから、通常運転(全能力運転)時にブレード背室16bに圧力上昇した潤滑油を導入でき、第2のブレード15bの摺動部に潤滑油を効率よく供給して、摺動部の摩耗や焼付けを確実に防ぐことができる。
休筒機構Kを構成するブレード背室16bに逃し弁22を設けたから、ブレード背室16bが第1、第2の圧縮機構部2A,2Bにおける冷媒ガスの圧縮圧力である吐出圧力以上の状態になったとき、逃し弁22が開放してブレード背室16bから潤滑油を逃す。
すなわち、通常運転時には第2のブレード15bはローラ13bの偏心回転にともなって往復移動する。第2のブレード15bが第2のシリンダ室14bへ最も突出した状態で、ブレード背室16bの空間容量が最も大になり、逆に第2のブレード15bが最も後退した状態でブレード背室16bの空間容量が最も小になる。
開閉弁21が開放していれば、第2のブレード15bが最も後退した状態でブレード15bに押付けられた潤滑油は、ブレード背室16bから吐出圧力導入通路20に導出され、開閉弁21を流通して油溜り部Jに戻る。
しかしながら、通常運転から休筒運転に切換り、開閉弁21が開放から閉成状態になる瞬間にも、第2のローラ13bの偏心回転にともない第2のブレード15bが往復移動している。
第2のブレード15bが第2のシリンダ室14bへ最も突出した状態で開閉弁21が閉成すると、第2のブレード15bが後退したときブレード背室16bに充満する潤滑油は逃げ場が無くなって過圧縮状態となり、いずれかの部品の破損を招く。
しかるに、ブレード背室16bには逃し弁22が設けられていて、過圧縮状態になれば直ちに開放し、高圧の潤滑油をブレード背室16bから逃して安全性を確保する。
このような多気筒回転式圧縮機Aを備えて冷凍サイクルを構成することで、冷凍サイクル効率の向上化が得られる。
なお、上記実施の形態においては、休筒機構Kは、ブレード背室16bと、このブレード背室16bに吐出圧力を導入する吐出圧力導入通路20と、この吐出圧力導入通路20の連通を開閉する開閉弁21とを備えて構成されると説明したが、これに限定されるものではなく、図3(A),(B)に示すような構造の休筒機構Kaであってもよい。
すなわち、付勢保持体18が取付けられ、第2のブレード15bの後端部を往復動自在に収容するとともに、閉空間を構成するブレード背室16bの構成は変更ない。上記付勢保持体18が嵌め込まれる横孔に密閉ケース1外部から挿入され、付勢保持体18に設けられるガイド用孔eに、パイプからなる第1の圧力導入通路20aが接続される。
上記第1の圧力導入通路20aは、密閉ケース1外部において略U字状に曲成され、この曲成部に1個の三方弁21aが設けられ、制御部によって制御される。第1の圧力導入通路20aの略U字状他端部は、密閉ケース1の周壁で底部とはある程度間隔を存した部位に貫通し、密閉ケース1内部に突出して開口している。
なお、第1の圧力導入通路20aの密閉ケース1貫通部はシール構造となっていて、密閉ケース1内部に収容される流体の外部漏洩は無く、密閉ケース1外部空気の密閉ケース1内部への侵入もない。
三方弁21aの残りのポートには第2の圧力導入通路20bの一端部が接続されていて、この他端部は、アキュームレータEと第2のシリンダ8Bとを連通する吸込み冷媒管Pbの中途部に接続される。
このような休筒機構Kaを備えることにより、通常運転時は、図3(A)に示すように、休筒機構Kaの三方弁21aを第1の圧力導入通路20aの上下両端部が連通するように切換え制御する。
第1のシリンダ室14aで通常の圧縮作用が行われ、ここから吐出弁機構23aを介して吐出される高圧ガスが密閉ケース1内に充満する。油溜り部Jの潤滑油も圧力上昇して、第1の圧力導入通路20aの下端開口部から内部に侵入し、三方弁21aを介して上端開口部から導出される。
潤滑油は付勢保持体18のガイド用孔eからブレード背室16bに充満し、第2のブレード15bに高圧の背圧を付与する。一方、第2のシリンダ室14bにはアキュームレータEと吸込み冷媒管Pbを介して低圧のガスが導かれていて、第2のブレード15b先後端部で差圧が生じる。
したがって、第2のブレード15bの先端部端縁は第2のローラ13bの周面に当接し、かつローラ13bの偏心回転にともない第2のシリンダ室14bを常に二分する。第1のシリンダ室14aとともに第2のシリンダ室14bにおいても圧縮作用が行われる、通常運転となる。
図3(B)に示すように、三方弁21aを切換えて、アキュームレータEから吸込み冷媒管Pbに導かれる低圧の冷媒ガスの一部を第2の圧力導入通路20bに分流させる。この冷媒ガスは三方弁21aを介して第1の圧力導入通路20aに導かれ、そしてガイド用孔eを挿通してブレード背室16bに充満する。
第2のシリンダ室14bに低圧ガスが導かれ、第2のブレード15bの先後端部は低圧雰囲気となり差圧が生じない。ローラ13bの偏心回転によりブレード15bは押し退けられ、付勢保持体18に磁気吸着される。ローラ13bは空回りし、第2のシリンダ室14bでの圧縮作用はなく、第1のシリンダ室14aのみ圧縮作用をなす休筒運転となる。
このような休筒機構Kaでは、先に説明した休筒機構Kにおいて1個の開閉弁21を用いたのと比較して、三方弁21aを備える不利な点がある反面、通常運転と休筒運転との切換えを可能とし、付勢保持体18をそのまま用いることができるから、休筒運転時の騒音低減化と信頼性の向上を得られる。
上記休筒機構Kaは、先に説明したものに三方弁21aと吸込み冷媒管Paとを連通する第2の圧力導入通路20bをプラスすればよく、上述した従来例よりも配管構成の簡素化を図れる。第2のシリンダ室14bの冷媒導入側である吸込み冷媒管Paに休筒機構Kaの三方弁21aを備えていないから、冷媒ガスの吸込み量抑制に繋がることは無い。
ここに用いられる逃し弁22は、三方弁21aを通常運転から休筒運転に切換え直後に第2のブレード15b後端部を収容するブレード背室16bが吐出圧力以上に圧力上昇したときに開放し、ブレード背室16bの過圧縮状態を防止することは変りがない。他の作用効果も全て、上述の構成の休筒機構Kを備えたものと同一である。
さらに、いずれの構成の多気筒回転式圧縮機Aにおいても、休筒機構K,Kaを備えた第2の圧縮機構部2Bにおける排除容積を、他の圧縮機構部の排除容積と異ならせることにより、上述したような全能力運転と能力半減(半分)運転との切換えばかりでなく、任意の能力での切換え運転が可能となる。
さらに、いずれの構成の多気筒回転式圧縮機Aにおいても、第1の圧縮機構部2Aと第2の圧縮機構部2Bを備えた、2気筒回転式圧縮機について説明したが、これに限定されるものではなく、3気筒以上の圧縮機に適用しても同様の効果が得られる。
また、休筒機構K,Kaを備えていない(第1の)圧縮機構部2Aにおいては、ブレードとローラが一体化した、いわゆるスイングタイプのものを採用しても同様の効果が得られる。
以上説明した2気筒回転式圧縮機Aと、この圧縮機Aを備えた冷凍サイクル装置は以上説明した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を越えない範囲内で種々変形実施可能であることは勿論である。
1…密閉ケース、4…回転軸、3…電動機部、2A…第1の圧縮機構部、2B…第2の圧縮機構部、13a,13b…ローラ、14a…第1のシリンダ室、14b…第2のシリンダ室、8A…第1のシリンダ、8B…第2のシリンダ、15a…第1のブレード、15b…第2のブレード、23a,23b…吐出弁機構、K…休筒機構、16b…ブレード背室、20…吐出圧力導入通路、21…開閉弁、18…付勢保持体、J…油溜り部、22…逃し弁、A…多気筒回転式圧縮機、B…凝縮器、C…膨張機構、D…蒸発器。

Claims (4)

  1. 密閉ケース内に、回転軸を介して連結される電動機部と複数の圧縮機構部を収容してなる多気筒回転式圧縮機において、
    少なくとも1つの圧縮機構部は、
    ローラが偏心回転自在に収容されるシリンダ室を備えたシリンダと、
    このシリンダに設けられ、先端部端縁が上記ローラの周面に当接し、かつローラの回転方向に沿ってシリンダ室を二分するブレードおよび、上記シリンダ室で圧縮されたガスを密閉ケース内に案内する吐出弁機構とを具備するとともに、上記ブレードの先端部端縁をローラ周面から離間させてシリンダ室における圧縮運転の休止を可能とする休筒機構を備え、
    この休筒機構は、
    上記ブレードの後端部を往復動自在に収容するとともに閉空間を形成するブレード背室と、
    このブレード背室に吐出圧力を導入する吐出圧力導入通路と、
    この吐出圧力導入通路を開閉する開閉弁と、
    ブレード先端部端縁をローラ周面から引き離す方向に付勢し保持する付勢保持体と、
    からなり、
    上記ブレードの後端部を収容するとともに閉空間を形成する上記ブレード背室は、ブレード背室の圧力が吐出圧力以上に上昇した際に開放する逃し弁を備えた
    ことを特徴とする多気筒回転式圧縮機。
  2. 上記休筒機構において、
    上記ブレード先端部端縁をローラ周面から引き離す方向に付勢し保持する上記付勢保持体は、永久磁石と、電磁石と、弾性体の、いずれかが選択される
    ことを特徴とする請求項1記載の多気筒回転式圧縮機。
  3. 上記休筒機構において、
    上記ブレード背室に吐出圧力を導入する上記吐出圧力導入通路の一端側は、上記密閉ケースの内底部に形成される潤滑油の油溜り部液面よりも下位に設けられる
    ことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の多気筒回転式圧縮機。
  4. 上記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多気筒回転式圧縮機と、凝縮器、膨張機構および蒸発器で冷凍サイクルを構成することを特徴とする冷凍サイクル装置。
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