JP5588689B2 - 固体酸化物形燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスを燃料として発電を行う燃料電池セルスタックを備えた固体酸化物形燃料電池に関する。
従来より、酸化物イオンを伝導する膜として固体電解質を用いた燃料電池セルスタックを備えた固体酸化物形燃料電池が知られている。この固体酸化物形燃料電池では、一般的に、固体電解質としてイットリアをドープしたジルコニアが用いられており、この固体電解質の一方側には燃料ガス(例えば、天然ガス)を酸化するための燃料極が設けられ、その他方側には酸化剤(例えば、空気中の酸素)を還元するための空気極が設けられている。燃料電池セルスタックの作動温度は約700〜1000℃と高く、このような高温下において、改質された燃料ガス中の水素、一酸化炭素、炭化水素等と酸化剤としての空気中の酸素とが電気化学反応を起こすことによって発電が行われる。
燃料ガスは改質器にて改質(例えば、水蒸気を用いた水蒸気改質)され、改質された燃料ガスが燃料電池セルスタックの燃料極側に送給される。この改質器に送られる燃料ガス、例えば都市ガス、LPガスには、ガス漏洩時に知覚できるように付臭剤が含有され、この付臭剤は硫黄成分を含んでいる。付臭剤中の硫黄成分は改質触媒に悪影響を及ぼし、改質触媒の性能劣化を引き起こす原因になり、それ故に、改質器に送給する前に燃料ガス中の付臭剤、特にその硫黄成分を除去する必要がある。
このために、改質器の上流側に脱硫器が配設され(例えば、特許文献1参照)、脱硫器内の脱硫剤によって燃料ガス中の硫黄成分が取り除かれ、硫黄成分が除去された燃料ガスが改質器に送給される。
特開2006−313687号公報
燃料ガス中に含まれる付臭剤(硫黄成分)を除去するために、一般的な脱硫剤(例えば、常温脱硫剤などの物理吸着型の脱硫剤)を使用しているが、このような一般的な脱硫剤は、吸着性能が低く、交換頻度が増えるという問題があったり、燃料ガス中の水分の影響を受け易く、露点が高い燃料ガスでは吸着性能が著しく劣化する問題がある。
このようなことから、脱硫剤として一般的なものに代えて、超高次脱硫剤を用いることが考えられる。この超高次脱硫剤は使用に際して所定条件を維持する必要があるが、吸着性能が高く、また燃料ガス中の水分の影響を受けないために、家庭用をターゲットとした燃料電池では10年間の交換不要のメリットが得やすくなる。
本発明の目的は、超高次脱硫剤を用いて燃料ガス中の硫黄成分を長期にわたって除去することができる固体酸化物形燃料電池を提供することである。
本発明の請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池は、燃料ガス供給源からの燃料ガスを燃料ガス供給流路を通して供給するための燃料ガス供給手段と、前記燃料ガス供給流路を通して供給される燃料ガス中の硫黄成分を除去するための脱硫器と、脱硫された燃料ガスを改質するための改質器と、前記改質器にて改質された改質燃料ガス及び酸化剤の酸化及び還元によって発電を行う燃料電池セルを複数個備えた燃料電池セルスタックと、該燃料電池セルスタックの前記燃料ガス排出側に配設された燃焼室と、前記改質器、前記燃料電池セルスタック及び前記燃焼室を収容するための電池収容ハウジングとを備えた固体酸化物形燃料電池であって、
前記電池収容ハウジングは、金属製の電池ハウジング本体と、前記電池ハウジング本体の内側に配設された内側断熱部材とを備えており、
前記脱硫器は、超高次脱硫剤を収容した脱硫ハウジングを備え、前記脱硫ハウジングが前記電池ハウジング本体の外面に近接乃至接触して配設され、前記脱硫器に関連して、改質燃料ガスを前記燃料ガス供給流路に戻すためのリサイクル流路が設けられており
また、前記燃料ガス供給流路には、前記脱硫器の上流側に燃料ガスを昇圧して供給するための昇圧ポンプが配設され、前記リサイクル流路は、前記燃料ガス供給流路における前記昇圧ポンプの配設部位より上流側に接続され、前記燃料ガス供給流路における前記リサイクル流路との接続部位より上流側に、更に、前記リサイクル流路との接続部位に流れる燃料ガスの圧力を調整するための圧力調整手段が設けられ、前記圧力調整手段は、前記リサイクル流路との前記接続部位を流れる燃料ガスの圧力を大気圧よりも低くなるよう調整することを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池では、前記圧力調整手段は、前記燃料ガス供給流路を流れる燃料ガスの流量を絞る絞り手段を含んでいることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池では、前記圧力調整手段は、燃料ガスの圧力を実質上大気圧に保つためのゼロガバナを含んでいることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池では、前記脱硫器の前記脱硫ハウジングは、相互に連通された第1及び第2ハウジング部を備え、前記第1及び第2ハウジング内に前記超高次脱硫剤が収容され、前記第1ハウジング部に燃料ガスが流入する流入部が設けられ、前記第2ハウジング部に、脱硫された燃料ガスが流出する流出部が設けられ、前記第1ハウジング部が前記電池ハウジング本体の片側部に近接乃至接触して配設され、前記第2ハウジング部が前記電池ハウジング本体の他側部に近接乃至接触して配設されていることを特徴とする。
更に、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池では、前記電池ハウジング本体と前記脱硫ハウジングの特定部位との間には、前記電池ハウジング本体からの熱を制御するための断熱材が介在されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池によれば、脱硫剤として超高次脱硫剤が用いられ、この超高次脱硫剤が脱硫ハウジング内に収容され、脱硫ハウジングが電池収容ハウジングの金属製の電池ハウジング本体に近接乃至接触して配設されるので、この脱硫ハウジング内の温度、換言すると超高次脱硫剤の温度を脱硫作用に適した温度状態、即ち200〜300℃の温度状態に保つことができ、これによって、超高次脱硫剤の脱硫機能を発揮させて燃料ガス(例えば、都市ガス、LPガス)中に含まれた硫黄成分を除去することができる。
また、燃料ガスを改質するための改質器が設けられ、改質された燃料ガスが燃料電池セルスタックに送給されるとともに、その一部がリサイクル流路を通して燃料ガス供給流路に戻されるので、改質燃料ガスの一部が燃料ガスに混合されて脱硫器に送給され、この改質燃料ガス中の水素ガスを脱硫ハウジング内の超高次脱硫剤に供給し続けることができ、これによって、超高次脱硫剤の脱硫機能を発揮させて燃料ガス中の硫黄成分を除去することができる。
更に、燃料ガス供給流路における昇圧ポンプの配設部位より上流側にリサイクル流路が接続されているので、リサイクル流路からの改質燃料ガスは、燃料ガス供給流路を流れる燃料ガスに混合された後に昇圧ポンプに送給される。従って、リサイクル流路からの改質燃料ガス(水素ガスを含むガス)を燃料ガスに混合して脱硫器の超高次脱硫剤に送給することができる。更にまた、燃料ガス供給流路におけるリサイクル流路との接続部位より上流側に圧力調整手段が設けられ、この圧力調整手段により燃料ガス流路におけるリサイクル流路との接続部位を流れる燃料ガスの圧力を大気圧よりも低くなるように調整するので、このリサイクル流路を通しての改質燃料ガスの逆流を防止することができる。
また、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池によれば、圧力調整手段は絞り手段を含んでいるので、この絞り手段により昇圧ポンプに送給される燃料ガスの圧力を所要の通りに調整することができる。
また、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池によれば、圧力調整手段はゼロガバナを含んでいるので、このゼロガバナにより昇圧ポンプに送給される燃料ガスの圧力を所要の通りに調整することができる。更に、このゼロガバナと絞り手段を組み合わせて用いるのが望ましく、このように組み合わせて用いることによって、燃料ガス供給流路とリサイクル流路との接続部位における圧力を大気圧よりも幾分低い状態に保つことができる。
また、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池によれば、脱硫器の脱硫ハウジングは、相互に連通された第1及び第2ハウジング部を備え、これら第1及び第2ハウジング内に超高次脱硫剤が収容され、燃料ガスは第1ハウジング部及び第2ハウジングを通して流れるので、第1及び第2ハウジング内の超高次脱硫剤により燃料ガス中の硫黄成分を所要の通りに除去することができる。また、第1ハウジング部が電池ハウジング本体の片側部に近接乃至接触して配設され、第2ハウジング部が電池ハウジング本体の他側部に近接乃至接触して配設されているので、第1及び第2ハウジング内の超高次脱硫剤を所要の温度、即ち200〜300℃の温度状態に保つことができる。
更に、本発明の請求項に記載の固体酸化物形燃料電池によれば、電池ハウジング本体と脱硫ハウジングの特定部位との間には断熱材が介在されているので、この断熱材によって、燃料電池セルスタックからの熱の伝達を抑え、脱硫ハウジング内の超高次脱硫剤をほぼ均一な所要の温度状態に保つことができる。
本発明に従う固体酸化物形燃料電池の第1の実施形態を示す概略図。 図1の固体酸化物形燃料電池を示す断面図。 本発明に従う固体酸化物形燃料電池の第2の実施形態を示す概略図。 本発明に従う固体酸化物形燃料電池の第3の実施形態を示す概略図。 図4の固体酸化物形燃料電池における脱硫器及びそれに関連する構成を示す概略図。 圧力調整手段の他の変形形態を示す概略図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う固体酸化物形燃料電池の各種実施形態について説明する。
第1の実施形態
まず、図1及び図2を参照して、固体酸化物形燃料電池の第1の実施形態について説明する。図1において、図示の固体酸化物形燃料電池2は、燃料ガス(例えば、都市ガス、LPガスなど)を消費して発電を行うものであり、燃料ガスを改質するための改質器4と、改質器4にて改質された燃料ガス及び酸化剤としての空気の酸化及び還元によって発電を行う固体酸化物形の燃料電池セルスタック6と、を備えている。
燃料電池セルスタック6は、燃料電池反応によって発電を行うための複数の固体酸化物形の燃料電池セルを集電部材を介して積層して構成されており、図示していないが、酸素イオンを伝導する固体電解質と、この固体電解質の一方側に設けられた燃料極と、固体電解質の他方側に設けられた空気極とを備え、固体電解質として例えばイットリアをドープしたジルコニアが用いられる。
この実施形態では、所定方向(図1において紙面に垂直な方向、図2において左右方向)に間隔をおいて一対の燃料電池セルスタック6が設けられ、それらの一方の上方に改質器4が配設され、それらの他方の上方に気化器12が配設されている。この燃料電池セルスタック6は、一つ又は3つ以上設けるようにしてもよい。
燃料電池セルスタック6の燃料極の導入側は、改質燃料ガス送給流路8を介して改質器4に接続され、この改質器4は、ガス・水蒸気送給流路10を介して気化器12に接続されている。気化器12は、燃料ガス供給流路14を介して燃料ガスを供給するための燃料ガス供給源16(例えば、埋設管や貯蔵タンクなど)に接続されているとともに、水供給流路18を介して改質用水供給源20(例えば、水道管、水タンクなど)に接続されている。燃料ガス供給源16及び燃料ガス供給流路14は燃料ガス供給手段を構成し、また水供給源20及び水供給流路18は水供給手段を構成する。
改質器4には改質触媒が収容され、改質触媒として例えばアルミナにルテニウムを担持させたものが用いられ、この改質触媒によって燃料ガス供給手段から供給される燃料ガスが後述するように水蒸気改質される。また、気化器12は、水供給手段から供給される水を気化して水蒸気を発生する。
尚、この実施形態では、改質器4と気化器12とを別体に構成しているが、これらを一体的に構成するようにしてもよい。また、この実施形態では、燃料ガス供給手段からの燃料ガスを気化器12に送給しているが、この気化器12に代えて、改質器4に直接的に送給するようにしてもよい。
燃料ガス供給流路14には、脱硫器22、昇圧ポンプ24、流量センサ26及び開閉弁28が配設されている。脱硫器22は、燃料ガスに含まれる硫黄成分(付臭剤中の硫黄成分)を除去する。この脱硫器22及びこれに関連する構成については、後に詳述する。昇圧ポンプ24は、燃料ガス供給流路14を流れる燃料ガスを昇圧し、燃料ガス供給源16からの燃料ガスを気化器12に送給する。また、流量センサ26は、燃料ガス供給流路14を通して送給される燃料ガスの流量を測定し、開閉弁28は、その開閉によって燃料ガス供給流路14を通しての燃料ガスの供給、供給停止を行う。
この燃料電池セルスタック6の空気極の導入側は、空気供給流路30を介して送風手段32に接続されている。送風手段32は、例えば送風ブロアから構成され、この送風ブロアの回転数を制御することによって、空気供給流路30を通して供給される空気の供給量が制御される。この空気供給流路30及び送風手段32は、発電用の空気を供給するための空気供給手段を構成し、空気中の酸素が酸化剤として作用する。
燃料電池セルスタック6の燃料極及び空気極の各排出側には燃焼室34が設けられ、燃料電池セルの一端から排出された反応燃料ガス(余剰の燃料ガスを含んでいる)と空気極側から排出された空気(酸素を含んでいる)とがこの燃焼室34に送給されて燃焼される。この燃焼室34は排気ガス排出流路(図示せず)を介して大気に開放され、燃焼室34からの排気ガスが大気に排出される。尚、この排気ガスを利用して、空気供給流路30を通して燃料電池セルスタック6に供給される空気を加温するようにしてもよい。
この実施形態では、改質器4、燃料電池セルスタック6、気化器12及び燃焼室34が電池収容ハウジング36に収容されている。図示の電池収容ハウジング36は、金属製(例えば、ステンレス鋼製)の電池ハウジング本体37を備え、箱状の電池ハウジング本体37の内面(上面を除く全域)を覆うように内側断熱部材39が配設され、内側断熱部材39の内側に高温室38が規定され、改質器4、燃料電池セルスタック6、気化器12、脱硫器22が高温室38内で高温状態に保たれ、高温室38内の熱を利用して、気化器12において改質用水の気化が行われ、また改質器4において燃料ガスの改質(この実施形態では、水蒸気改質)が行われる。
この電池収容ハウジング36は、更に、電池ハウジング本体37の外面(外面の全域)を覆うように外側断熱部材41が設けられている。この形態では、外側断熱部材41は、電池ハウジング本体37の外側面を覆う第1外断熱部材43と、この第1外断熱部材43及び電池ハウジング本体37の上面を覆う第2外断熱部材45と、電池ハウジング本体37の底面を覆う第3外断熱部材47と、第2外断熱部材45の上面を覆う第4外断熱部材49とを備えている。
この実施形態では、燃料ガス供給流路14における脱硫器22の配設部位より下流側(気化器12の配設部位より上流側)に、第1冷却用熱交換器42及び電磁弁44が配設されている。第1冷却用熱交換器42は、脱硫器22から気化器12に送給される燃料ガス(脱硫された燃料ガス)を大気との熱交換により冷却する。また、電磁弁44は、燃料ガス供給流路14を開閉するためのものであり、開状態のときに燃料ガス供給流路14を通しての燃料ガスの供給を許容し、また燃料電池セルスタック6の発電停止後などに閉状態になり、気化器12から燃料ガス供給流路14を通しての水蒸気などの逆流を防止する。尚、第1冷却用熱交換器42は、燃料ガスが高温状態で電磁弁44を通して流れるのを防止するためのものであり、高温状態の燃料ガスが流れても電磁弁44が破損するおそれがないときには、この第1冷却用熱交換器42を省略することができる。
この固体酸化物形燃料電池2では、脱硫器22にて燃料ガス中の硫黄成分を脱硫するために、超高次脱硫剤が用いられている。更に説明すると、脱硫器22は箱状の脱硫ハウジング46を備え、この脱硫ハウジング46内に超高次脱硫剤が収容されている。この超高次脱硫剤としては、例えば銅−亜鉛系脱硫剤、銅−亜鉛ーアルミニウム系脱硫剤などを用いることができ、これらの超高次脱硫剤については例えば特許第2761636号公報などを参照されたい。
このような超高次脱硫剤は、200〜300℃(例えば250〜300℃)の高温状態で優れた脱硫作用を発揮することから、脱硫ハウジング46は電池収容ハウジング36の電池ハウジング本体37の外面に近接乃至接触して配設される。この形態では、電池収容ハウジング36の第1外断熱部材43の所定部位には収容開口51が設けられ、脱硫ハウジング46はこの第1外断熱部材43の収容開口51に収容されている。固体酸化物形の燃料電池セルスタック6の作動温度は700〜1000℃と高温であり、このような高温状態の燃料電池セルスタック6を収容する電池収容ハウジング36の電池ハウジング本体37の所定部位(この形態では、その内面に内側断熱部材39が配設されている部位)に近接乃至接触して脱硫ハウジング46を配置することにより、脱硫ハウジング46に収容された超高次脱硫剤を200〜300℃の高温状態に保つことができる。尚、図1においては、燃料電池セルスタック6と脱硫器22との配置関係が明確となるように、電池収容ハウジング36の手前側の部分を省略して示している。
また、脱硫剤として超高次脱硫剤を用いることに関連して、改質器4にて改質された燃料ガスの一部が燃料ガス供給流路14に戻されるように構成されている。この実施形態では、改質燃料ガスを戻すためのリサイクル流路48が設けられ、リサイクル流路48の一端側が改質燃料ガス送給流路8に接続され、その他端側が燃料ガス供給流路14、具体的には昇圧ポンプ24の配設部位と流量センサ26の配設部位との間の部位に接続されている。従って、改質器4から改質燃料ガス送給流路8を通して流れる改質燃料ガスの一部がリサイクル流路48を通して燃料ガス供給流路14に戻される。
改質燃料ガスには水素が含まれており、このように改質燃料ガスをリサイクルすることにより、改質燃料ガス中の水素が燃料ガスに混合されて燃料ガス供給流路14を通して脱硫器22内の超高次脱硫剤に送給され、このような水素の使用条件下において超高次脱硫剤の使用が可能となる。
燃料ガスに含まれる水素は、0.7〜1.5%程度の濃度となるようにするのが好ましく、水素をこのような濃度にすることによって、優れた脱硫作用を発揮する状態で超高次圧脱硫剤を使用することができる。
このリサイクル流路48には、オリフィス部材50及びリサイクル電磁弁52が配設されている。オリフィス部材50には流路孔が設けられ、かかる流路孔によってリサイクル流路48を通して戻される改質燃料ガスの流量を制御する。また、オリフィス部材50の下流側に配設されるリサイクル電磁弁52は、リサイクル流路48を開閉し、開状態のときにはリサイクル流路48を通しての改質燃料ガスのリサイクルを許容し、また起動時に空気送給流路56を通して燃焼用空気を供給するときには閉状態となって燃料ガスのリサイクルを中止する。尚、起動時に空気送給流路56を通して空気を送給しないときには、このリサイクル電磁弁52を省略することができる。
このリサイクル流路48には、更に、第2冷却用熱交換器58及びリキッドドレイナ60が配設されている。第2冷却用熱交換器58はリサイクル流路48を流れる改質燃料ガスを大気との熱交換により冷却し、この熱交換により凝縮された改質燃料ガス中の水分はリキッドドレイナ60に溜まり、このリキッドドレイナ60からのドレイン水は排水流路(図示せず)を通して外部に排出される。尚、リサイクル流路48を流れる間に改質燃料ガスが冷却されて改質燃料ガス中の水分が凝縮して除去できるときには、この第2冷却用熱交換器58を省略することができる。
この固体酸化物形燃料電池2では、改質燃料ガスがリサイクルされることに関連して、更に、次の通りに構成されている。燃料ガス供給流路14におけるリサイクル流路48との接続部位より上流側に(具体的には、リサイクル流路48との接続部位と流量センサの配設部位との間に)、上流側に向けて圧力調整手段としてのニードル弁62及びバッファ64が配設されている。バッファ64は所定のバッファ容量を有するバッファハウジングから構成され、燃料ガス供給源16からの燃料ガスを一時的に貯える。また、ニードル弁62は、その下流側の圧力を所定圧力となるように保持し、維持する所定圧力は、大気圧よりも幾分小さい圧力となるようにするのが望ましい。
このニードル弁62により所定圧力となるように維持することによって、リサイクル流路48の下流側が所定圧力に維持され、これによって、リサイクル流路48の上流側と下流側との間に圧力差が生じ、この圧力差によって、改質燃料ガスの一部がリサイクル流路48を通して燃料ガス供給流路14に流れ、改質燃料ガスのリサイクル流路48を通しての逆流を防止することができる。
次に、この固体酸化物形燃料電池2の発電運転について説明する。発電運転のときには、は、燃料ガス供給源16からの燃料ガス(例えば、都市ガス、LPガス)が、燃料ガス供給流路16を通して供給され、供給される燃料ガスの流量が流量センサ26にて計測される。ニードル弁62の下流側においては、リサイクル流路48を通してリサイクルされる改質燃料ガスが、燃料ガス供給流路14を流れる燃料ガスに混合され、混合された燃料ガスが昇圧ポンプ24に送給され、昇圧ポンプ24により昇圧された混合燃料ガスが燃料ガス供給流路14を通して脱硫器22に送給される。
脱硫器22においては、超高次脱硫剤によって混合燃料ガス中に含まれた硫黄成分が除去される。脱硫器22の脱硫ハウジング46が電池収容ハウジング36の電池ハウジング本体37に近接乃至接触して配設されるので、脱硫ハウジング46内の超高次脱硫剤が200〜300℃の高温状態に保たれるとともに、脱硫すべき混合燃料ガス中には水素が0.7〜1.5%程度の濃度となるように含まれているので、超高次脱硫剤は優れた脱硫作用を安定して発揮し、混合燃料ガス中に含まれた硫黄成分を所望の通りに除去することができる。
脱硫器22にて脱硫された燃料ガス(混合燃料ガス)は、燃料ガス供給流路14を通して気化器12に送給される。この気化器12には、また、改質用水供給源20からの水が水供給流路18を通して供給され、かかる気化器12にて気化されて水蒸気となり、発生した水蒸気及び燃料ガス(混合燃料ガス)がガス・水蒸気送給流路10を通して改質器4に送給される。
改質器4においては、ガス・水蒸気送給流路10を通して送給された水蒸気により燃料ガス(混合燃料ガス)が水蒸気改質され、水蒸気改質された改質燃料ガスが改質燃料ガス送給流路8を通して燃料電池セルスタック6の燃料極側に送給される。また、燃料電池セルスタック6の空気極側には空気供給流路30を通して空気が送給される。
燃料電池セルスタック6においては、燃料極側を流れる改質燃料ガス及び空気極側を流れる空気(空気中の酸素)の酸化及び還元によって発電が行われ、発電により得られた電力は、例えば家庭用電力として消費される。
燃料電池セルスタック6の燃料極側から燃焼室34に反応燃料ガス(余剰の燃料ガスを含んでいる)が排出されるともに、その空気極側から燃焼室34に空気(酸素を含んでいる)が排出され、この燃焼室34にて反応燃料ガスが空気により燃焼され、燃焼室34からの排気ガスが排気ガス排出流路(図示せず)を介して大気に排出される。
一方、改質器4から改質燃料ガス送給流路8を通して流れる改質燃料ガスの一部は、リサイクル流路48を通して流れ、第2冷却用熱交換器58を通して流れる間に冷却され、かく冷却されることによって、改質燃料ガス中の水分が凝縮してリキッドドレイナ60に溜まり、このリキッドドレイナ60からから排水流路(図示せず)を通して外部に排出される。
第2の実施形態
次いで、図3を参照して、固体酸化物形燃料電池の第2の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態において、上述した第1の実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。この第2の実施形態では、燃料ガス供給流路を流れる燃料ガスの圧力を調整するための圧力調整手段に改良が施されている。
図3(電池収容ハウジング36の手前側の部分を省略して示している)において、この固体酸化物形燃料電池2Aでは、燃料ガス供給流路14にニードル弁62及びバッファ64に加えてゼロガバナ72が配設されている。ゼロガバナ72は、図3に示すように、バッファ64と開閉弁28との間に配設される。このゼロガバナ72は、それ自体公知のもであり、その上流側の燃料ガスの圧力にかかわらずその下流側の燃料ガスの圧力を実質上大気圧に保つ(換言すると、大気圧との差圧を実質上ゼロに保つ)ものであり、このようにゼロガバナ72を配設することにより、燃料ガス供給流路14の特定部位(即ち、ゼロガバナ72とニードル弁62との間の部位)を流れる燃料ガスの圧力が大気圧に保たれる。第2の実施形態の固体酸化物形燃料電池2Aのその他の構成は、上述した第1の実施形態と実質上同一である。
この固体酸化物形燃料電池2Aでは、燃料ガス供給流路14の上記特定部位を流れる燃料ガスの圧力が実質上大気圧に保たれるので、ニードル弁62による圧力損失によって、このニードル弁62の下流側(換言すると、リサイクル流路48との接続部位)を流れる燃料ガスの圧力が大気圧よりも幾分低くなり、それ故に、リサイクル流路48からの改質燃料ガスが燃料ガス供給流路14を流れる燃料ガスに混合され、この改質燃料ガスがリサイクル流路48を通して逆流することが防止される。
第3の実施形態
次に、図4及び図5を参照して、固体酸化物形燃料電池の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態では、燃料ガス供給流路を流れる燃料ガスの圧力を調整するための圧力調整手段に更に改良が施されているとともに、脱硫器にも改良が施されている。
図4(電池収容ハウジング36の手前側の部分を省略して示している)及び図5において、この固体酸化物形燃料電池2Bでは、圧力調整手段のニード弁に代えて細管82が用いられている。細管82は内径が小さく、例えば内径が0.1〜0.5cm程度で、長さが50〜100cm程度のものを用いることができる。この細管82の内径及び長さは、燃料ガス供給流路14を通して供給される燃料ガスの流量などを考慮して適宜設定される。
また、脱硫器22Bの脱硫ハウジング46Bが第1及び第2ハウジング部84,86から構成され、これら第1及び第2ハウジング部84,86が連通部材88を介して連通されている。第1及び第2ハウジング部84,86は箱状であり、それらの内部に超高次脱硫剤が収容されている。第1ハウジング部84の上流端部には流入部90が設けられ、この流入部90が燃料ガス供給流路14の上流側部に接続される。この第1ハウジング部84は電池収容ハウジング36の電池ハウジング本体37の片側(この実施形態では、図4及び図5において右部)の外面に接触乃至近接して配設される。
また、第2ハウジング部86の上流端部には流出部92が設けられ、この流出部92が燃料ガス供給流路14の下流側部に接続される。この第2ハウジング部86は電池収容ハウジング36の電池ハウジング本体37の他側(この実施形態では、図4及び図5において左部)の外面に接触乃至近接して配設される。連通部材88は脱硫ハウジング46Bの下端部に配設され、その一端部が第1ハウジング部84の下端部に接続され、その他端部が第2ハウジング部86の下端部に接続されている。
この固体酸化物形燃料電池2Bでは、更に、電池ハウジング本体37から脱硫ハウジング46Bに伝達される熱を制御するために、電池ハウジング本体37と脱硫ハウジング46Bの特定部位(他の部位よりも温度が高くなる特定部位)との間に断熱材94,96が配設されている。断熱材94,96としては薄板状、綿状などのものを用いることができ、例えばセラミックスなどから形成されたもの(商品名:マイクロサーム)を好都合に用いることができる。
第1及び第2ハウジング部84,86に収容された超高次脱硫剤は、所定の温度、例えば250℃前後の温度に保つことによって優れた脱硫機能を発揮することから、第1及び第2ハウジング部84,86の高温部位に対応して、この断熱材94,96が配設される。この実施形態では、一方の断熱材94は、第1ハウジング部84の特定部位(この形態では、その上部)と電池ハウジング本体37との間に介在され、他方の断熱材96は、第2ハウジング部86の特定部位(この形態では、その上部)と電池ハウジング本体37との間に介在されている。このように断熱材94,96を介在させることにより、電池ハウジング本体37から第1及び第2ハウジング部84,86に伝達される熱が実質上均一になり、第1及び第2ハウジング部84,86内に収容された超高次脱硫剤を実質上均一の温度状態に保つことができる。尚、このような断熱材94,96は厚さを厚くすることによって断熱効果を高める、換言すると第1及び第2ハウジング部84,86の温度状態を下げることができ、電池ハウジング本体37からの熱伝達をコントロールするために、断熱材94,96の厚さを変える、或いは断熱材94,96を重ねて用いるなどするようにしてもよい。第3の実施形態の固体酸化物形燃料電池2Bでは、燃料ガス供給流路14の第1冷却用熱交換器42及びリサイクル流路48の第2冷却用熱交換器が省略されているが、その他の構成は、上述した第2の実施形態と実質上同一である。
この固体酸化物形燃料電池2Bにおいては、ゼロガバナ72により燃料ガス供給流路14の上記特定部位を流れる燃料ガスの圧力が実質上大気圧に保たれるので、細管82による圧力損失によって、この細管82の下流側(換言すると、リサイクル流路48との接続部位)を流れる燃料ガスの圧力が大気圧よりも幾分低くなり、それ故に、リサイクル流路48からの改質燃料ガスが燃料ガス供給流路14を流れる燃料ガスに混合され、この改質燃料ガスがリサイクル流路48を通しての逆流を防止することができる。
また、燃料ガス供給流路14の上流側部を通して供給される燃料ガスは、流入部90から流入して第1ハウジング部84内を下方に流れ、更に連通部材88を通して第2ハウジング86内に流入して上方に流れ、その流出部90から燃料ガス供給流路14の下流側部に流出する。このとき、高温室38から電池収容ハウジング36の電池ハウジング本体37に伝達された熱によって、第1及び第2ハウジング部84,86内の超高次脱硫剤が所定の高温度状態に保たれるので、超高次脱硫剤の所望の脱硫効果が得られ、第1及び第2ハウジング部84,86内を流れる間に燃料ガス中に含まれた硫黄成分を除去することができる。そして、硫黄成分が除去された燃料ガスは燃料ガス供給流路14の下流側部を通して気化器12に送給される。
以上、本発明に従う固体酸化物形燃料電池の各種実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、第1の実施形態では、圧力調整手段をニードル弁62及びバッファ64から構成しているが、圧力調整手段におけるニードル弁62に代えて、図6に示すような流路切換手段102を用いるようにしてもよい。図6において、この流路切換手段102は、内径(流路断面積)が異なる3種類の細管、即ち第1〜第3細管104,106,108を備え、第1細管104を含む第1分岐流路110に第1電磁弁112が配設され、第2細管106を含む第2分岐流路114に第2電磁弁116が配設され、また第3細管108を含む第3分岐流路118に第3電磁弁120が配設されている。この変形形態では、第1細管104の内径(流路断面積)が最も大きく、その次に第2細管106が大きく、第3細管108の内径が最も小さくなっている。
このような流路切換手段102を用いた場合、燃料ガスの供給量に基づいて第1〜第3電磁弁112,116,120が切換制御され、燃料電池スタック6への燃料ガスの供給が多量であるときには、第1電磁弁112が付勢されて開状態となり、バッファ64からの燃料ガスは第1分岐流路110を通して昇圧ポンプ24に供給され、また燃料電池スタック6への燃料ガスの供給が少量(又は中量)であるときには、第3電磁弁120(又は第2電磁弁116)が付勢されて開状態となり、バッファ64からの燃料ガスは第3分岐流路120(又は第2分岐流路114)を通して昇圧ポンプ24に供給される。このように燃料ガスの供給量に基づいて第1〜第3細管104,106,108を切り換えることにより、燃料電池セルスタック6に必要量の燃料ガスを供給することができるとともに、燃料ガス供給流路14におけるリサイクル流路48との接続部位の圧力を大気圧よりも幾分低い圧力に保つことができ、リサイクル流路48を通しての改質燃料ガスの逆流を防止することができる。
2,2A,2B 固体酸化物形燃料電池
4 改質器
6 燃料電池セルスタック
10 ガス・水蒸気送給流路
12 気化器
14 燃料ガス供給流路
16 燃料ガス供給源
22,22B 脱硫器
34 燃焼室
36 電池収容ハウジング
37 電池ハウジング本体
38 高温室
39 内側断熱部材
41 外側断熱部材
46,46B 脱硫ハウジング
48 リサイクル流路
62 ニードル弁
64 バッファ
72 ゼロガバナ
82 細管
84,86 ハウジング部
94,96 断熱材

Claims (5)

  1. 燃料ガス供給源からの燃料ガスを燃料ガス供給流路を通して供給するための燃料ガス供給手段と、前記燃料ガス供給流路を通して供給される燃料ガス中の硫黄成分を除去するための脱硫器と、脱硫された燃料ガスを改質するための改質器と、前記改質器にて改質された改質燃料ガス及び酸化剤の酸化及び還元によって発電を行う燃料電池セルを複数個備えた燃料電池セルスタックと、該燃料電池セルスタックの前記燃料ガス排出側に配設された燃焼室と、前記改質器、前記燃料電池セルスタック及び前記燃焼室を収容するための電池収容ハウジングとを備えた固体酸化物形燃料電池であって、
    前記電池収容ハウジングは、金属製の電池ハウジング本体と、前記電池ハウジング本体の内側に配設された内側断熱部材とを備えており、
    前記脱硫器は、超高次脱硫剤を収容した脱硫ハウジングを備え、前記脱硫ハウジングが前記電池ハウジング本体の外面に近接乃至接触して配設され、前記脱硫器に関連して、改質燃料ガスを前記燃料ガス供給流路に戻すためのリサイクル流路が設けられており
    また、前記燃料ガス供給流路には、前記脱硫器の上流側に燃料ガスを昇圧して供給するための昇圧ポンプが配設され、前記リサイクル流路は、前記燃料ガス供給流路における前記昇圧ポンプの配設部位より上流側に接続され、前記燃料ガス供給流路における前記リサイクル流路との接続部位より上流側に、更に、前記リサイクル流路との接続部位に流れる燃料ガスの圧力を調整するための圧力調整手段が設けられ、前記圧力調整手段は、前記リサイクル流路との前記接続部位を流れる燃料ガスの圧力を大気圧よりも低くなるよう調整することを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
  2. 前記圧力調整手段は、前記燃料ガス供給流路を流れる燃料ガスの流量を絞る絞り手段を含んでいることを特徴とする請求項に記載の固体酸化物形燃料電池。
  3. 前記圧力調整手段は、燃料ガスの圧力を実質上大気圧に保つためのゼロガバナを含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体酸化物形燃料電池。
  4. 前記脱硫器の前記脱硫ハウジングは、相互に連通された第1及び第2ハウジング部を備え、前記第1及び第2ハウジング内に前記超高次脱硫剤が収容され、前記第1ハウジング部に燃料ガスが流入する流入部が設けられ、前記第2ハウジング部に、脱硫された燃料ガスが流出する流出部が設けられ、前記第1ハウジング部が前記電池ハウジング本体の片側部に近接乃至接触して配設され、前記第2ハウジング部が前記電池ハウジング本体の他側部に近接乃至接触して配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
  5. 前記電池ハウジング本体と前記脱硫ハウジングの特定部位との間には、前記電池ハウジング本体からの熱を制御するための断熱材が介在されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池。
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