JP5587286B2 - 燃料電池の活性化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法に関し、一層詳細には、活性化の終了タイミングを判断し得る燃料電池の活性化方法に関する。
固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池は、周知の通り、前記電解質膜をアノード電極とカソード電極で挟持した電解質膜・電極接合体を含んで構成され、固体高分子形燃料電池とも呼称される。
この種の燃料電池には、十分な発電特性を発現させるための処理が施される。一例としては、燃料電池を本運転する前に電解質膜に十分な湿分を付与する予備運転、すなわち、エージングが挙げられる。例えば、本出願人は、特許文献1において、燃料電池の出力電流を所定の上限値まで漸増させた後、該上限値を維持するエージング方法を提案している。
また、特許文献2には、アノード電極及びカソード電極を構成する電極触媒層に含まれる触媒の担体であるカーボンブラックとしてLc値が5以上の結晶度が高いものを用いるとともに、アノード電極とカソード電極の間に、1.0〜1.5Vの間で周期的に変動する電圧を繰り返し印加する活性化方法が提案されている。
特開2005−243245号公報 特開2008−204799号公報
特許文献1、2に記載されているように、燃料電池に対してエージングないし活性化処理を施す場合、時間制御が実施されるのが通例である。すなわち、所定の時間が経過したときに次なるステップへ移行したり、又はエージングや活性化処理を終了したりするようにしている。
このような場合、複数個の燃料電池に対して同一条件でエージングないし活性化処理を実施したとしても、全ての燃料電池が同一の発電特性を示すとは限らない。この理由は、燃料電池の構成要素に個体差があるからである。すなわち、例えば、過度に乾燥している電解質膜が組み込まれた燃料電池と、ある程度の湿分を保持している電解質膜が組み込まれた燃料電池とでは、エージングによって電解質膜に同等の湿分が付与されたとしても、後者の方がプロトン伝導度が大きくなるために発電特性が優れるようになる。
このことから諒解されるように、時間制御を行うエージングないし活性化処理では、複数個の燃料電池の間で発電特性にバラツキが生じる懸念があるという不具合が顕在化している。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、個々の燃料電池を十分に賦活することが可能であり、このために複数個の燃料電池の間で発電特性にバラツキが生じる懸念を払拭し得る燃料電池の活性化方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
0.1〜0.3Vの範囲内の酸化ピークの個数が1個から2個に増加するとともに、前記2個の酸化ピークの電流値をI1、I2とし、且つ前記2個の酸化ピーク間の最小電流値をI3とするとき、I1/I3≧1.2且つI2/I3≧1.2になり(以下、「第1の条件」ということもある)、
その後、0.4〜0.7Vの範囲内の酸化ピークと、該酸化ピークの始点及び終点を結ぶ直線とで囲繞される領域の面積として表される電荷量が20mC以下になり(以下、「第2の条件」ということもある)、
さらにその後、0.6〜0.7Vの範囲内の還元ピークの電流値をI4とし、且つ0.7〜0.8Vの範囲内の還元ピークの電流値をI5とするとき、I5/I4が1未満から増加して1になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする(以下、「第3の条件」ということもある)。
上記したように、従来技術に係るエージングないし活性化処理では、時間制御を行っている。すなわち、所定の時間が経過したときに、燃料電池のエージングないし活性化が終了したと判断している。
これに対し、本発明においては、上述した第1〜第3の条件が満たされたときにはじめて、活性化が終了したと判断するようにしている。従って、複数個の燃料電池を、個々の燃料電池の個体差の有無に関わらず、略同等に、且つ十二分に活性化させることができる。
このため、複数個の燃料電池の間で活性化の度合いにバラツキが生じることが回避される。これにより、複数個の燃料電池の間で発電特性が略同等となる。すなわち、本発明によれば、発電特性にバラツキが生じる懸念が払拭される。
しかも、各燃料電池を十二分に賦活することができるので、活性化処理後の各燃料電池は、優れた発電特性を示す。
第1の条件により、触媒(Pt、Au等)の比較的高活性な面が露呈すると推察される。また、第2の条件下に、触媒からカーボン官能基が離脱して活性な触媒表面が露出して該触媒表面の面積が大きくなり、第3の条件下に、触媒表面に吸着した酸素が脱離して還元される反応が進行すると考えられる。
上記した第1の条件及び第2の条件が満たされた時点で、活性化が終了したと判断するようにしてもよい。すなわち、本発明は、固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
0.1〜0.3Vの範囲内の酸化ピークの個数が1個から2個に増加するとともに、前記2個の酸化ピークの電流値をI1、I2とし、且つ前記2個の酸化ピーク間の最小電流値をI3とするとき、I1/I3≧1.2且つI2/I3≧1.2になり、
その後、0.4〜0.7Vの範囲内の酸化ピークと、該酸化ピークの始点及び終点を結ぶ直線とで囲繞される領域の面積として表される電荷量が20mC以下になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする。
又は、上記した第1の条件、第2の条件又は第3の条件のいずれかが満たされた時点で、活性化が終了したと判断するようにしてもよい。すなわち、本発明は、固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
0.1〜0.3Vの範囲内の酸化ピークの個数が1個から2個に増加するとともに、前記2個の酸化ピークの電流値をI1、I2とし、且つ前記2個の酸化ピーク間の最小電流値をI3とするとき、I1/I3≧1.2且つI2/I3≧1.2になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする。
また、本発明は、固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
0.4〜0.7Vの範囲内の酸化ピークと、該酸化ピークの始点及び終点を結ぶ直線とで囲繞される領域の面積として表される電荷量が20mC以下になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする。
さらに、本発明は、固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
0.6〜0.7Vの範囲内の還元ピークの電流値をI4とし、且つ0.7〜0.8Vの範囲内の還元ピークの電流値をI5とするとき、I5/I4が1未満から増加して1となるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする。
いずれの場合においても、複数個の燃料電池の間で活性化の度合いを揃えることができる。従って、上記と同様に、複数個の燃料電池の間で発電特性が略同等となるとともに、これら燃料電池に優れた発電特性が発現する。
なお、第1の条件における前記2個の酸化ピークは、上記と同様に、0.15〜0.2Vの範囲内に出現するピーク(第1の酸化ピーク)と、0.25〜0.3Vの範囲内に出現するピーク(第2の酸化ピーク)とを選定すればよい。
本発明によれば、燃料電池につき電位掃引を行って得られたサイクリックボルタモグラムに出現するピークが所定の条件を満たすように変化した際に、活性化が終了したと判断するようにしている。従って、複数個の燃料電池を、個々の燃料電池の個体差の有無に関わらず、略同等に、且つ十二分に活性化させることができる。
このため、複数個の燃料電池の間で活性化の度合いにバラツキが生じることが回避されるので、複数個の燃料電池の間で発電特性が略同等となる。しかも、各燃料電池を十二分に活性化することができるので、活性化処理後の各燃料電池が優れた発電特性を示す。
すなわち、複数個の燃料電池の間で発電特性にバラツキが生じる懸念が払拭されるとともに、各燃料電池として、優れた発電特性を示すものが得られる。
本実施の形態に係る燃料電池の活性化方法を実施するための活性化処理装置を固体高分子形燃料電池に取り付けた状態を模式的に示した要部概略縦断面図である。 電位掃引を開始して1サイクル目(0時間)のサイクリックボルタモグラムである。 電位掃引を開始して0.5時間(30分)を経過した時点でのサイクリックボルタモグラムである。 電位掃引を開始して1時間(60分)を経過した時点でのサイクリックボルタモグラムである。 電位掃引を開始して1.5時間(90分)を経過した時点でのサイクリックボルタモグラムである。 電位掃引を開始して2時間(120分)を経過した時点でのサイクリックボルタモグラムである。 電位掃引を開始して2.5時間(150分)を経過した時点でのサイクリックボルタモグラムである。 図2〜図7のサイクリックボルタモグラム中、0.1〜0.4Vの酸化側の範囲を拡大するとともに併せて示した要部拡大図である。 図8中のピークP2、P3及び谷Bの電流値I1、I2及びI3につき、I1/I3、及びI2/I3の経時変化を示すグラフである。 図2〜図7のサイクリックボルタモグラム中、0.4〜0.7Vの酸化側の範囲を拡大するとともに併せて示した要部拡大図である。 図10中の酸化ピークP4に基づいて求められる電荷量の経時変化を示すグラフである。 図2〜図7のサイクリックボルタモグラム中の0.5〜0.9Vの還元側の範囲を拡大するとともに併せて示した要部拡大図である。 図12中の還元ピークP5、P6の電流値I4、I5の経時変化を示すグラフである。 電流比I5/I4の経時変化を示すグラフである。
以下、本発明に係る燃料電池の活性化方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
はじめに、図1を参照し、活性化処理装置10につき説明する。この活性化処理装置10は、固体高分子形燃料電池(以下、単に燃料電池とも表記する)12に対して電気的に接続されたポテンショスタット14と、該ポテンショスタット14を制御するポテンシャルスイーパ16を有する。
図1には、燃料電池12を単位セルとして示している。この単位セルにつき説明すると、該単位セルは、電解質膜・電極接合体18と、この電解質膜・電極接合体18を挟持する第1及び第2セパレータ20、22とを備える。
電解質膜・電極接合体18は、電解質膜24がアノード電極26とカソード電極28の間に介装されることで構成される。この中の電解質膜24は、プロトン伝導性を備えるポリマーからなる固体高分子膜で形成される。なお、この種のポリマーとしては、パーフルオロスルホン酸系フッ素樹脂等が例示される。
アノード電極26は、電解質膜24の一端面に設けられる。該アノード電極26は、水素等の燃料ガスが供給されるガス拡散層30と、電解質膜24に臨む電極触媒層32とを有する。
一方、電解質膜24の他端面には、前記カソード電極28が設けられる。カソード電極28は、アノード電極26と同様に、空気や酸素等の酸化剤ガスが供給されるガス拡散層34と、電解質膜24に臨む電極触媒層36とを有する。
上記したアノード電極26及びカソード電極28の構成は周知であり、従って、ガス拡散層30、34及び電極触媒層32、36の詳細な説明は省略する。なお、本実施の形態では、電極触媒層32、36は、触媒としての白金(Pt)を含む。白金は、単独であってもよいし、カーボンブラック等の担体に担持されていてもよい。
第1及び第2セパレータ20、22は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板等の金属板からなる。また、これらの金属板の表面に防食用の表面処理が施されたものやカーボン板が用いられる場合もある。
これら第1及び第2セパレータ20、22におけるガス拡散層30、34に臨む端面には、燃料ガス流路38、酸化剤ガス流路40が形成される。
なお、燃料電池12は、一般的には、上記した単位セルの複数個が互いに積層されたスタックとして構成されるが、ここでは、理解を容易にするために単位セルとして示すものとする。ただし、単位セルであるかスタックであるかに関わらず、後述する活性化方法によって活性化することが可能である。
活性化処理装置10を構成する前記ポテンショスタット14は、制御線42、44を介して燃料電池12(単位セル)に電気的に接続される。ここで、制御線42、44は、第1及び第2セパレータ20、22に個別に隣接する集電板(図示せず)に接続されるが、電気的に等価であることから、図1では、第1及び第2セパレータ20、22に制御線42、44を接続した状態を示している。
ポテンショスタット14には、さらに、制御線46を介してポテンシャルスイーパ16が電気的に接続される。周知の通り、ポテンショスタット14は、燃料電池12に対して所定の電圧を印加する装置であり、ポテンシャルスイーパ16は、ポテンショスタット14が印加する電圧を制御する装置である。すなわち、活性化処理装置10は、例えば、燃料電池12に印加する電圧を、ある任意の値から別の任意の値まで、所定の変化速度で変化させることが可能である。換言すれば、活性化処理装置10は、サイクリックボルタンメトリにおいていう電位の掃引と同様の制御によって印加電圧を経時変化させることや、該経時変化を繰り返すことができる。
ポテンショスタット14及びポテンシャルスイーパ16の構成、及び上記した電圧の経時変化(電位の掃引)は、サイクリックボルタンメトリにおいて周知であるので、その詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態に係る燃料電池12の活性化方法について説明する。
本実施の形態では、製造直後の燃料電池12に対して活性化処理を行う。このため、先ず、組み立てられた燃料電池12を、活性化処理装置10に電気的に接続する。
そして、アノード電極26に加湿した水素を供給するとともに、カソード電極28に加湿した窒素を供給する。勿論、水素及び窒素は、それぞれ、第1セパレータ20の燃料ガス流路38、第2セパレータ22の酸化剤ガス流路40を流通する。
この状態で、ポテンショスタット14及びポテンシャルスイーパ16の制御作用下に、サイクリックボルタンメトリと同様にして、燃料電池12に対して電位を掃引する(以下、「電圧を印加する」ともいう)。この際には、アノード電極26を基準とし、アノード電極26とカソード電極28との電位差を掃引電位とする。
なお、カソード電極28の電極触媒層36の近傍には、組み立て時に進入した空気(酸素)が残留している。この空気がカソード電極28に供給される窒素によって置換されて除去されるに至るまでは、酸素と水素が反応することによって酸化還元電位が生じる。このため、燃料電池12に対する電圧の印加は、アノード電極26、カソード電極28に水素、窒素をそれぞれ供給し、さらに、カソード電極28の電位が0.1V付近で略一定値を示すようになった後に開始することが好ましい。
次に、ポテンシャルスイーパ16の制御作用下に、掃引電位を上昇及び下降させる。掃引電位は、例えば、0.1〜1.0Vの範囲内とすればよい。このような掃引電位の上昇及び下降を1サイクルとし、1サイクル毎のサイクリックボルタモグラムを得る。
なお、この上昇・下降の際の掃引電位の変化速度は、50mV/秒よりも小さいことが好ましく、5〜20mV/秒であることがより好ましい。変化速度が過度に大きいと、触媒(Pt等)に吸着した酸素を除去する反応が起こり難くなる。また、変化速度が過度に小さいと、後述するサイクルを繰り返すのに長時間を要することになるので、活性化が終了するまでに長時間が必要となる。
このようにして電位掃引を行うことにより、活性化が進行する。
本実施の形態では、電位掃引の経過時間ではなく、酸化還元ピークが所定の状態に変化したときに活性化が終了したと判断する。具体的には、以下の3通りである。
先ず、第1の判断手法につき説明する。
図2〜図7に、掃引電位の変化速度を5mV/秒として0.5時間毎に取得したサイクリックボルタモグラムをそれぞれ示す。なお、図2に示す「0時間」は、1サイクル目のものである。
サイクリックボルタモグラム中の0.1〜0.4Vの範囲を、拡大するとともに併せて図8に示す。この図8から諒解されるように、0.1〜0.3Vの範囲内の酸化ピークの個数は、電位掃引を開始してから0時間(1サイクル目)では1個であるのに対し、掃引時間が経過するに従って2個に増加する。すなわち、1サイクル目に出現する酸化ピークの参照符号をP1、2個に増加したときの各酸化ピークの参照符号をP2、P3とすると、見掛け上、酸化ピークP1の両端近傍が掃引時間の経過とともにさらに隆起し、これにより酸化ピークP2、P3が出現した形態となっている。
図7からは、掃引時間が長くなるにつれて酸化ピークP2、P3の電流値が大きくなるとともに、これら酸化ピークP2、P3同士の間の谷B(電流が最小値となる部分)の電流値が小さくなっていることが分かる。
ここで、酸化ピークP1は、2007年発行のサイエンス誌第315巻第493頁〜第497頁を参照し、電極触媒層32、36(図1参照)に含まれるPtの(111)面に帰属して出現し、一方、0.15〜0.2V付近の酸化ピークP2、0.25〜0.3V付近の酸化ピークP3は、それぞれ、Ptの(110)面、(100)面に帰属して出現すると考えられる。このことから、Ptは、当初は(111)面が主に露呈しているが、掃引サイクルを繰り返すことによりPt原子の一部が溶解して再析出し、その結果、(110)面及び(100)面が主に露呈するようになると推察される。
Ptにおける(110)面及び(100)面は、(111)面に比して触媒活性が高い(例えば、特開2003−157857号公報及び特開2010−92799号公報参照)。すなわち、掃引サイクルを繰り返すと、触媒活性が高い(110)面及び(100)面を露呈させることができる。
酸化ピークP2、P3及び谷Bの電流値のそれぞれをI1、I2及びI3とすると、図8から諒解されるように、掃引時間を長くしてもI1、I2及びI3は略一定の値で飽和する。すなわち、Ptの(110)面及び(100)面を露呈させることに基づいて触媒活性を向上させることが容易でなくなる。
そこで、本実施の形態では、下記の式(1)、(2)が同時に成立するようになったときを、活性化処理の終了タイミングであると判断する。
I1/I3≧1.2 …(1)
I2/I3≧1.2 …(2)
図9は、I1/I3、及びI2/I3の経時変化を示すグラフである。この図9に示すように、I1/I3、及びI2/I3の双方が1.2以上となるのは1時間を経過する前である。この時点で、活性化処理が終了したと判断する。
次に、第2の判断手法につき説明する。第2の判断手法は、第1の判断手法とは別の掃引電位範囲に出現するピークの変化に基づき、活性化処理が終了したと判断するものである。
図10は、図2〜図7のサイクリックボルタモグラム中の0.4〜0.7Vの範囲を、拡大するとともに併せて示したものである。この図10から明らかなように、上記の掃引電位範囲では、掃引時間が経過するに従って酸化ピークP4が低減する(電流値がマイナス側に低下する)。
酸化ピークP4は、カーボン官能基がPtに結合している場合に出現する。すなわち、酸化ピークP4が大きいほど、多くのカーボン官能基がPtの表面に結合していることを意味する。この場合、Ptの露出表面積が小さくなるので、触媒活性が小さくなる。
0時間(1サイクル目)の曲線に示したように、酸化ピークP4は、概ね0.5〜0.7Vにわたって広がるとともに、電流値のプラス側に凸となっている。この酸化ピークP4の面積に基づき、電荷量を求めることができる。具体的には、0.5〜0.7Vまで直線L1を引き、この直線L1と、酸化ピークP4の曲線とで囲繞される領域、すなわち、図10中にハッチングで示した領域の面積を求めればよい。
図10から諒解されるように、掃引時間が経過するにつれて酸化ピークP4の電流値が低下し、これに伴って、ハッチングで示した領域の面積が減少する。すなわち、前記の電荷量が低減する。このことは、カーボン官能基がPtから脱離し、これによりPtの露出表面積が大きくなっていることを意味する。すなわち、Ptの活性表面が一層露呈するようになるので、触媒活性が一層向上する。
図11に示すように、酸化ピークP4の面積、すなわち、電荷量は、電位掃引を開始して45分程度で激減し、その後は微減となる。このため、電位掃引サイクルを過度に長く繰り返しても、Ptからカーボン官能基を離脱させることに基づいて触媒活性を向上させることが容易でなくなる。
そこで、この場合、電荷量が20mC以下になったときを、活性化処理の終了タイミングであると判断する。図11に示す例では、電荷量が20mC以下となるのは、電位掃引を開始してから約1.5時間後である。この時点で、活性化処理が終了したと判断する。
第2の判断手法によって判断される活性化の終了タイミングが、第1の判断手法によって判断される活性化の終了タイミングに比して遅いことから、双方を組み合わせることもできる。すなわち、第1の判断手法によって活性化の第1段階が終了したと判断し、その後も電位掃引サイクルを継続する。そして、第2の判断手法によって、活性化の第2段階が終了したと判断する。
この場合、Ptは、高活性な(110)面及び(100)面が露呈し、且つカーボン官能基が脱離して活性表面の表面積が大きくなった状態となっている。従って、第1の判断手法に基づいて活性化を終了した場合に比して、Ptを一層活性化することができる。
次に、第3の判断手法につき説明する。第3の判断手法においては、第1の判断手法及び第2の判断手法とは別の掃引電位範囲に出現するピークの変化に基づき、活性化処理が終了したと判断する。
図12は、図2〜図7のサイクリックボルタモグラム中の0.5〜0.9Vの範囲を、拡大するとともに併せて示したものである。この図12から、上記の掃引電位範囲では、0時間(1サイクル目)にはピークが認められないのに対し、掃引時間が経過すると、先ず、0.6〜0.7V付近に還元ピークP5が出現し、その後、該還元ピークP5が0.7〜0.8V付近にシフトしていることが分かる。便宜上、シフト後の還元ピークの参照符号をP6とし、シフト前の還元ピークP5と区別する。
還元ピークP5は、Ptに吸着している酸素が脱離することに対応して出現したものと推察される。そして、この脱離反応が進行すると、還元ピークP5がマイナス側に上昇する(電流値がマイナス側へ低下する)。電位掃引を開始してから1.5時間が経過するまでの間で還元ピークP5がマイナス側に上昇しているのは、このためである。
掃引時間がさらに経過すると、酸素の脱離反応が終息する一方で、脱離した酸素が水素イオンと結合して水ないし過酸化水素が生成する還元反応が生じると推察される。還元ピークP5がシフトし、還元ピークP6が出現する理由は、このためである。
このことから、Ptが、吸着した酸素の全てを水又は過酸化水素水に還元し得る状態まで活性化されたと判断することができる。このように活性化されたPtは、酸素とプロトンとで水が生成する電極反応が起こるカソード電極28(図1参照)側で特に有効である。
還元ピークP5、P6の電流値のそれぞれをI4、I5とすると、図13に示すように、I4は、電位掃引時間が経過するにつれて還元(マイナス)側に一旦上昇した後に酸化(プラス)側に下降する。一方、I5はマイナス側に上昇を続ける。従って、プラス側に下降するI4と、マイナス側に上昇するI5は、点POで互いに交わる。すなわち、I5とI4の比I5/I4が、点POを境に1以上となる。
図14は、I5/I4の経時変化を示すグラフである。I5/I4が減少する領域では、Ptからの酸素の脱離が支配的である。これに対し、脱離した酸素の還元反応が支配的となると、I5/I4が1未満から増加する。そして、I5/I4=1となった時点、すなわち、図13及び図14における点POでは、Ptからの酸素の脱離、及び脱離した酸素の還元が十二分に進行したと判断することができる。従って、I5/I4が1未満から増加して1となったときを、活性化処理の終了タイミングであると判断する。
図12〜図14に示す例では、I5/I4が1未満から増加して1となるのは、電位掃引を開始してから約1.6時間後である。この時点で、活性化処理が終了したと判断する。
所定の時間が経過したということをもって燃料電池12の活性化が終了したと判断する場合、複数個の燃料電池12を活性化する際には、例えば、個体差に起因して、十二分に活性化がなされたものと、活性化が十分でないものとが得られる懸念がある。このように、活性化の度合いにバラツキが生じると、発電特性にバラツキが生じる一因となる。
これに対し、本実施の形態では、第1の判断手法、第2の判断手法及び第3の判断手法のいずれにおいても、所定の条件が満たされた時点で活性化が終了したと判断するようにしている。従って、燃料電池12の個体差の有無に関わらず、略同等に、且つ十二分に活性化させることができる。このため、複数個の燃料電池12の間で活性化の度合い、ひいては発電特性にバラツキが生じる懸念が払拭される。しかも、優れた発電特性を示す燃料電池12を得ることができる。
第3の判断手法によって判断される活性化の終了タイミングが、第1の判断手法及び第2の判断手法によって判断される活性化の終了タイミングに比して遅いことから、第1〜第3の判断手法の全てを組み合わせることもできる。すなわち、第1の判断手法によって活性化の第1段階が終了したと判断し、その後も電位掃引サイクルを継続する。そして、第2の判断手法によって、活性化の第2段階が終了したと判断する。さらにその後も電位掃引サイクルを継続し、第3の判断手法によって、活性化の第3段階が終了したと判断する。
この場合、Ptは、高活性な(110)面及び(100)面が露呈するとともに、カーボン官能基が脱離して活性表面の表面積が大きくなった状態となり、さらに、表面に吸着した酸素が還元された状態となっている。従って、第1の判断手法又は第2の判断手法に基づいて活性化を終了した場合、さらには、第1の判断手法及び第2の判断手法の組み合わせに基づいて活性化を終了した場合に比して、Ptを一層活性化することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能である。
例えば、上記した実施の形態では、触媒としてPtを用いた場合を例示しているが、その他の触媒、例えば、金(Au)であっても同様にして、活性化処理の終了タイミングを判断することができる。
また、この実施の形態では、製造直後の燃料電池12に対して活性化処理を行う場合について説明したが、本発明は特にこの場合に限定されるものではなく、例えば、燃料電池12の運転(発電)を一旦停止した後に再開する場合や、長時間運転を行って触媒の活性が低下した場合等に適用することもできる。
10…活性化処理装置 12…固体高分子形燃料電池
14…ポテンショスタット 16…ポテンシャルスイーパ
18…電解質膜・電極接合体 20、22…セパレータ
24…電解質膜 26…アノード電極
28…カソード電極 30、34…ガス拡散層
32、36…電極触媒層 38…燃料ガス流路
40…酸化剤ガス流路

Claims (8)

  1. 固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
    前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
    0.1〜0.3Vの範囲内の酸化ピークの個数が1個から2個に増加するとともに、前記2個の酸化ピークの電流値をI1、I2とし、且つ前記2個の酸化ピーク間の最小電流値をI3とするとき、I1/I3≧1.2且つI2/I3≧1.2になり、
    その後、0.4〜0.7Vの範囲内の酸化ピークと、該酸化ピークの始点及び終点を結ぶ直線とで囲繞される領域の面積として表される電荷量が20mC以下になり、
    さらにその後、0.6〜0.7Vの範囲内の還元ピークの電流値をI4とし、且つ0.7〜0.8Vの範囲内の還元ピークの電流値をI5とするとき、I5/I4が1未満から増加して1になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
  2. 請求項1記載の活性化方法において、前記2個の酸化ピークとして、0.15〜0.2Vの範囲内に出現する第1の酸化ピークと、0.25〜0.3Vの範囲内に出現する第2の酸化ピークとを選定することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
  3. 固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
    前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
    0.1〜0.3Vの範囲内の酸化ピークの個数が1個から2個に増加するとともに、前記2個の酸化ピークの電流値をI1、I2とし、且つ前記2個の酸化ピーク間の最小電流値をI3とするとき、I1/I3≧1.2且つI2/I3≧1.2になり、
    その後、0.4〜0.7Vの範囲内の酸化ピークと、該酸化ピークの始点及び終点を結ぶ直線とで囲繞される領域の面積として表される電荷量が20mC以下になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
  4. 請求項3記載の活性化方法において、前記2個の酸化ピークとして、0.15〜0.2Vの範囲内に出現する第1の酸化ピークと、0.25〜0.3Vの範囲内に出現する第2の酸化ピークとを選定することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
  5. 固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
    前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
    0.4〜0.7Vの範囲内の酸化ピークと、該酸化ピークの始点及び終点を結ぶ直線とで囲繞される領域の面積として表される電荷量が20mC以下になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
  6. 固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
    前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
    0.6〜0.7Vの範囲内の還元ピークの電流値をI4とし、且つ0.7〜0.8Vの範囲内の還元ピークの電流値をI5とするとき、I5/I4が1未満から増加して1となるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
  7. 固体高分子からなる電解質膜を具備する燃料電池の活性化方法であって、
    前記燃料電池の電位を掃引することでサイクリックボルタモグラムを得る工程を有し、
    0.1〜0.3Vの範囲内の酸化ピークの個数が1個から2個に増加するとともに、前記2個の酸化ピークの電流値をI1、I2とし、且つ前記2個の酸化ピーク間の最小電流値をI3とするとき、I1/I3≧1.2且つI2/I3≧1.2になるまで、電位の掃引を継続することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
  8. 請求項7記載の活性化方法において、前記2個の酸化ピークとして、0.15〜0.2Vの範囲内に出現する第1の酸化ピークと、0.25〜0.3Vの範囲内に出現する第2の酸化ピークとを選定することを特徴とする燃料電池の活性化方法。
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