JP5586571B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents
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前記熱交換器は、前記伝熱管と前記U字状配管とを一体形成したものであって、前記U字状配管が配置された側の端部に保護部材を有し、該保護部材は、上下方向に沿って前記熱交換器の前記U字状配管と対向する第1の面部を備え、前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器における最も前記U字状配管に近い前記フィンから当該熱交換器の前記U字状配管の折り曲げ部に向かう方向を反フィン側とした場合、前記第1の面部における反フィン側端部は、前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器の前記U字状配管における折り曲げ部よりも反フィン側に配置され、前記第1の面部の反フィン側端部の少なくとも一部に、前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器の前記U字状配管に向かって延設され、平面視において当該U字状配管を覆う第2の面部を有し、前記第2の面部の下端部よりも所定の長さ上方には、前記第2の面部よりも反フィン側に突設され、前記熱交換器を前記筐体の台板上に載置する際に作業者の手の上部に係止される突設部を備えたものである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機における天板を外した状態の平面図である。図2は、この室外機の熱交換器を示す斜視図である。また、図3は、この熱交換器の保護部材を示す斜視図である。
以下、これら図1〜図3を用いて、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100について説明する。
なお、この熱交換器10aの左側側部(U字状配管13aが設けられた側の側部)近傍の詳細構成は、熱交換器10bの構成を説明した後に説明する。
ここで、保護部材20が、本発明の保護部材且つ第1の面部に相当し、前端部21が本発明の反フィン側端部に相当する。
続いて、本実施の形態1に係る室外機100に熱交換器10a,10bを取り付ける工程について説明する。
予め公知の方法で固定された熱交換器10a,10bを手作業によって筐体1の台板2上に設置する場合(上記のように、保護部材20の係止穴24にサイドパネル4の係止爪を係止する場合)、作業者は、熱交換器10a,10bの設置後にモーターサポート51及び送風機50等を設置する必要があるため、室外機100の正面側から熱交換器10a,10bを台板2上に設置することとなる。そして、作業者は、熱交換器10a,10bの両側部を把持して、熱交換器10a,10bを持ち上げて保持し、熱交換器10a,10bを台板2上に設置する。詳しくは、熱交換器10a,10bの分配・集約配管16が設けられた側の側部においては、作業者は、当該分配・集約配管16を把持する。また、熱交換器10a,10bのU字状配管13a,13bが設けられた側の側部においては、保護部材20を把持する。このため、フィンつぶれが発生してしまう熱交換器10a,10bのU字状配管13a,13bが設けられた側の側部において、従来よりも、作業者の指先をフィン12a,12bから離れさせることができる。したがって、熱交換器10a,10bを手作業によって筐体1の台板2上に設置する際、従来よりもフィンつぶれの発生を抑制することができる。
従来より、1本の配管を曲げることにより、伝熱管とU字状配管を一体で形成する場合がある。このような場合、伝熱管は熱交換効率を向上させるために肉厚を薄く形成するので、U字状配管の肉厚も薄くなる。このため、熱交換器を筐体に設置する際、U字状配管が破損しやすくなる。したがって、伝熱管とU字状配管を一体形成した熱交換器を室外機100に用いる場合、保護部材20を例えば次のように形成してもよい。なお、本実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態2に係る保護部材20においては、前端部21が、最も空気流れの上流側に配置された熱交換器10aのU字状配管13aの折り曲げ部よりも前方に配置されている。また、この前端部21には、当該前端部21の中央部近傍からU字状配管13a側に折り曲げられた(延設された)内側折り曲げ部30が形成されている。この内側折り曲げ部30は、U字状配管13aと対向する位置、つまり、平面視においてU字状配管13aを覆う位置まで延設されている。また、前端部21における内側折り曲げ部30よりも上方の位置には、前方へ延設された突設部31が設けられている。
ここで、保護部材20における前端部21よりも後方の部分が、本発明における第1の面部に相当する。また、内側折り曲げ部30が、本発明における第2の面部に相当する。
上記の突設部31に次のような係止平面部を設けることにより、熱交換器10a,10bを手作業によって筐体1の台板2上に設置する際、熱交換器10a,10bの設置作業をさらに容易にすることができる。なお、以下の説明では、実施の形態2で説明した保護部材20に係止平面部を設けた空気調和機の室外機100について説明する。また、本実施の形態3で特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態3に係る保護部材20は、突設部31の下端部から内側(U字状配管13a側)に延設され、その平面部が下方向を向いた係止平面部40が設けられている。
Claims (9)
- 吹出口、及び側壁の一部に形成された吸込口を備えた筐体と、
前記吸込口と対向して前記筐体内に配置され、空気の流れ方向に沿って少なくとも1台設けられた熱交換器と、
前記筐体内に設けられ、前記吸込口から空気を吸入し、前記吹出口から当該空気を吹き出す送風機と、
を有し、
前記熱交換器は、
上下方向に並設された複数の伝熱管と、
前記伝熱管が挿入され、互いに所定の間隔を介して積層された複数のフィンと、
前記フィンの積層方向の一方の端部において2本の伝熱管の端部を接続する複数のU字状配管と、
を備えた空気調和機の室外機であって、
前記熱交換器は、前記伝熱管と前記U字状配管とを一体形成したものであって、前記U字状配管が配置された側の端部に保護部材を有し、
該保護部材は、
上下方向に沿って前記熱交換器の前記U字状配管と対向する第1の面部を備え、
前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器における最も前記U字状配管に近い前記フィンから当該熱交換器の前記U字状配管の折り曲げ部に向かう方向を反フィン側とした場合、
前記第1の面部における反フィン側端部は、前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器の前記U字状配管における折り曲げ部よりも反フィン側に配置され、
前記第1の面部の反フィン側端部の少なくとも一部に、前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器の前記U字状配管に向かって延設され、平面視において当該U字状配管を覆う第2の面部を有し、
前記第2の面部の下端部よりも所定の長さ上方には、前記第2の面部よりも反フィン側に突設され、前記熱交換器を前記筐体の台板上に載置する際に作業者の手の上部に係止される突設部を備えたことを特徴とする空気調和機の室外機。 - 前記熱交換器は、前記空気の流れ方向に沿って複数台設けられており、
前記第1の面部は、その反フィン側端部が全ての前記熱交換器の前記U字状配管よりも反フィン側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。 - 前記第2の面部は、平面視において全ての前記熱交換器の前記U字状配管を覆うことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機の室外機。
- 吹出口、及び側壁の一部に形成された吸込口を備えた筐体と、
前記吸込口と対向して前記筐体内に配置され、空気の流れ方向に沿って少なくとも1台設けられた熱交換器と、
前記筐体内に設けられ、前記吸込口から空気を吸入し、前記吹出口から当該空気を吹き出す送風機と、
を有し、
前記熱交換器は、
上下方向に並設された複数の伝熱管と、
前記伝熱管が挿入され、互いに所定の間隔を介して積層された複数のフィンと、
前記フィンの積層方向の一方の端部において2本の伝熱管の端部を接続する複数のU字状配管と、
を備えた空気調和機の室外機であって、
前記熱交換器は、前記U字状配管が配置された側の端部に保護部材を有し、
該保護部材は、
上下方向に沿って前記熱交換器の前記U字状配管と対向する第1の面部を備え、
前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器における最も前記U字状配管に近い前記フィンから当該熱交換器の前記U字状配管の折り曲げ部に向かう方向を反フィン側とした場合、
前記第1の面部における反フィン側端部は、前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器の前記U字状配管における折り曲げ部よりも反フィン側に配置され、
前記第1の面部の下端部よりも所定の長さ上方には、前記第1の面部の反フィン側端部よりも反フィン側に突設され、前記熱交換器を前記筐体の台板上に載置する際に作業者の手の上部に係止される突設部を備えたことを特徴とする空気調和機の室外機。 - 前記突設部の下端部には、平面部が下方向を向いた係止平面部を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
- 前記熱交換器は、前記空気の流れ方向に沿って複数台設けられており、
前記第1の面部は、その反フィン側端部が全ての前記熱交換器の前記U字状配管よりも反フィン側に配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の空気調和機の室外機。 - 前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器は、
最も前記U字状配管に近い前記フィンと当該熱交換器の前記U字状配管との間に、前記伝熱管が貫通する端板を備え、
前記保護部材は、前記端板と一体で形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。 - 前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器は、
最も前記U字状配管に近い前記フィンと当該熱交換器の前記U字状配管との間に、前記伝熱管が貫通する端板を備え、
前記保護部材は、前記端板に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。 - 前記空気の流れ方向の最上流部に配置された前記熱交換器は、
前記保護部材と前記筐体の側壁とが固定されることにより、前記筐体に固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の空気調和機の室外機。
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